JP7253572B2 - クイックコネクタ - Google Patents

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    • F16L2201/00Special arrangements for pipe couplings
    • F16L2201/10Indicators for correct coupling

Description

本開示は、流体路の組み立てにおいて解放可能に接続を行うためのクイックコネクタ連結器に関する。
本節の記述は、本開示に関連する背景情報を提供するにすぎず、先行技術を構成しない場合もある。クイックコネクタは、基本的に、自動車等の分野において公知の装置である。クイックコネクタ連結器は、一般に、パイプ又は管を備え、このパイプ又は管は、クイックコネクタのコネクタ本体内に収容され、封止するように保持される。クイックコネクタ連結器は、2つの部品同士又は導管同士を流体接続するために使用され、これにより、2つの部品の間に流体路が出来上がる。
特殊な且つ信頼性が高いタイプの簡素化されたクイックコネクタを、組立工程において、封止され且つ固定された流体路に、最小限の時間と費用で連結可能なことを本発明者らは発見した。このようなクイックコネクタ連結器は非常に有用であり、例えば、内燃エンジンの流体路システム、特に車両の内燃エンジンの流体路システムで有用である。さらに、信頼性があり確実なクイックコネクタ連結器は、制動ラインシステムや、燃料路システムや、その他の導管システムで使用できる。
本開示は、流体路において分離可能に接続するためのクイックコネクタ連結器に関する。クイックコネクタは、環状ビードを有する雄部材(管又はパイプ等)と連結される。クイックコネクタは、コネクタ本体を備え、このコネクタ本体は、雄部材収容端から長手方向軸に沿って管接続端まで延在する貫通孔を規定する。貫通孔は、雄部材を収容するような大きさであり、雄部材は、全体として管形状を有する。雄部材は、雄部材収容端内まで延在する大きさであり、環状ビードを有する。環状ビードは、雄部材の管状外面の直径よりも大きい直径を有する。コネクタ本体はビード確認部をさらに有し、ビード確認部が雄部材の環状ビードにより長手方向軸から横方向外方に移動されるように、当該ビード確認部の大きさと位置が決められている。クイックコネクタはロックカバーをさらに備え、ロックカバーは、コネクタ本体内部に雄部材を解放可能に固定し、且つ、検孔器を有する。ロックカバーは掛止位置と非掛止位置との間で移動する。検孔器は、ロックカバーの内面から延在する検孔器本体を有し、検孔器本体は、コネクタ本体のビード確認部に又は雄部材の環状ビードに接触しない場合にのみロックカバーが掛止位置に移動できるようにしている。
本開示の一態様によれば、ビード確認部は、コネクタ本体から雄部材収容端に向かって延在する一対の略平行のフィンガを有する。フィンガは、雄部材が取り付けられていない状態でロックカバーがコネクタ本体と連結されている場合にロックカバーの検孔器本体がロックカバーの掛止位置に移動するのを阻止するように構成される。さらに、フィンガは阻止位置に向かって付勢される。雄部材を備えた組み立て済みの構成である場合、フィンガは、ロックカバーの検孔器本体が掛止位置に移動できるように、コネクタ本体内に固定された雄部材の環状ビードにより貫通孔の長手方向軸から離れる向きに弾性的に押圧される。このようにして、ビード確認部は、外れたり紛失したりしないようにコネクタ本体に一体化される。
組み立て済みの構成である場合、コネクタ本体は、雄部材をコネクタ本体に固定するための保持部に係合する。保持部は一対の保持部タブを有し、保持部タブのそれぞれは、傾斜案内面を有する。この傾斜案内面は、組み立て済みの構成である場合において雄部材がコネクタ本体の貫通孔内へ挿入されるときに、雄部材の環状ビードと接触することにより貫通孔の長手方向軸から離れる向きに保持部タブを弾性的に押圧できるように構成される。
ロックカバーは、上側部と、対向する横方向側部と、雄部材収容端側部と、開口側部とをさらに有する。上側部及び横方向側部は、長手方向軸と平行であり、雄部材収容端側部及び開口側部は、長手方向軸に対して垂直である。ロックカバーの開口側部は、雄部材収容端側部と対向している。ロックカバーの検孔器本体は、少なくとも脚部を有し、この脚部は、上側の内面から交差方向に延在し且つ雄部材収容端側部と一体として合体して形成される。
本開示の別の態様によれば、ロックカバーの検孔器本体は、少なくとも梁部材を有し、この梁部材は、雄部材端側の内面から長手方向軸に沿って交差方向を前記貫通孔に向けて延在する。このようにして、検孔器も、クイックコネクタに取付けられたままであるように、且つ、外れたり紛失したりしないようにクイックコネクタに一体化される。
本開示の別の態様によれば、ロックカバーは、少なくとも音響検査器をさらに有する。この音響検査器は、雄部材収容端側部の内面から長手方向軸に沿って交差方向を貫通孔に向けて延在し、且つ、ロックカバーが掛止位置に移動する場合にのみクリック音を出すように構成される。コネクタ本体は、少なくとも溝穴をさらに有する。この溝穴は、ロックカバーの音響検査器を収容するように構成され、且つ、突出したダートを有する。このダートは、ロックカバーが掛止位置に移動する場合にのみロックカバーの音響検査器がクリック音を出せるようになっている。
ロックカバーが掛止位置にあるとき、ロックカバーの検孔器は、ビード確認部と雄部材の管状外面との間に配置される。ロックカバーの雄部材収容端側部は、第1略円形開口及び第2略円形開口を有する。ロックカバーが非掛止位置にあるときに雄部材の環状ビードが長手方向軸に沿ってコネクタ本体内へ軸方向に移動できるようにするために、第1円形開口の直径寸法は雄部材の環状ビードの直径よりも大きい。また、ロックカバーが掛止位置にあるときには保持された雄部材が引っ張られることを防止するために、第2円形開口の直径寸法は雄部材の環状ビードよりも小さい。ロックカバーは、プラスチック製である。
本開示の別の態様によれば、クイックコネクタは、環状ビードを有する管状の雄部材と連結されるためのものであり、且つ、流体路において分離可能に接続する。このクイックコネクタは、コネクタ本体とロックカバーとを備える。コネクタ本体は、貫通孔及び長手方向軸を規定する。コネクタ本体は、保持部をさらに有し、この保持部はコネクタ本体に係合し、保持部は、雄部材がコネクタ本体の貫通孔内へ挿入されているときに雄部材の環状ビードを固定するように構成される。コネクタ本体は一対のビード確認部をさらに有し、ビード確認部はコネクタ本体から延在する。ビード確認部は阻止位置と非阻止位置との間で動作可能であり、阻止位置から非阻止位置に移行する間、ビード確認部は雄部材の環状ビードにより長手方向軸から離れる方向に移動させられる。ビード確認部は阻止位置に向かって付勢される。雄部材の環状ビードは保持部によりコネクタ本体内へ固定される。ロックカバーは、非掛止位置にあるときコネクタ本体と解放可能に連結し、非掛止位置と掛止位置との間で移動する。検孔器はロックカバーと一体的に形成される。検孔器は、ロックカバーの内面から交差方向に延在する検孔器本体を有する。検孔器本体は、検孔器本体がコネクタ本体のビード確認部に又は雄部材の環状ビードに接触しない場合にのみロックカバーが掛止位置に移動できるようにする。
本明細書の記載から、適用が可能なさらなる領域が明らかになる。なお、本明細書の記載及び具体的な例は、説明のためのみのものであり、本開示の範囲を限定することを意図するものではない。
次に、本開示がよく理解できるようにするために、添付の図面を参照しつつ、例示されたその様々な形態を記載する。
クイックコネクタ連結器の斜視図である。 本開示にしたがってクイックコネクタを雄部材と連結させるクイックコネクタ組立工程の斜視図である。 本開示によるクイックコネクタ組立体の斜視図を示す。 本開示による、ロックカバーの雄部材収容端側部が無いクイックコネクタ連結器の、軸方向後方から見た図を示す。 本開示のある形態における保持部の斜視図を示す。 本開示の他の形態における保持部の斜視図を示す。 本開示によるクイックコネクタ組立の斜視図を示す。 本開示による、ロックカバーの雄部材収容端側部が無いクイックコネクタ連結器の、軸方向後方から見た図を示す。 図1Aのクイックコネクタ連結器の断面図を、図1Aの線6‐6に沿って切り取って示す。 雄部材が無い状態のクイックコネクタ組立体の斜視図を示す。 雄部材を備えたクイックコネクタ組立体の組立工程を示す。 雄部材を備えたクイックコネクタ組立体の組立工程を示す。 本開示によるクイックコネクタ連結器の、ロックカバーが掛止位置にある状態を示す。 本開示の他の形態におけるクイックコネクタ組立体の斜視図を示す。 本開示の他の形態におけるクイックコネクタ連結器の斜視図である。 図8のクイックコネクタ組立体の、線10-10に沿った断面図を示す。
本明細書に記載する図面は、図説ためのみのものであり、いかなる方法においても本開示の範囲を限定することを意図するものではない。
以下の記載は、もともと例示にすぎないものであり、いかなる方法においても本開示やその応用又は使用を限定することを意図するものではない。本開示のクイックコネクタ連結器を、例えば流体路組立に関連して記載する。このクイックコネクタ連結器は、剛体の管と、他の流体運搬部品との間、特に可撓性ホースとの間における、解放可能な接続部として記載する。しかしながら、クイックコネクタ連結器は、他にも堅固であるが解放可能な流体接続が所望される場合に非常に多くの用途があり、例えば、自動車内で加圧の有無を問わず、流体経路の剛体の要素を接続することなどがある。
図面をより詳細に参照すると、図1A及び図1Bは、流体路内での分離可能な接続を形成するためのクイックコネクタ連結器10を示している。クイックコネクタ連結器10は、保持部213を有するコネクタ本体200と、雄部材30とから構成される。コネクタ本体200の保持部213は、主に、雄部材30を解放可能に固定する。クイックコネクタ連結器10は、ロックカバー100をさらに備え、このロックカバーは、クイックコネクタ連結器10での引張力を増すことにより、コネクタ本体200と雄部材30との連結をさらに確実にする。雄部材30は、流体路システムの一部を形成する管形状として形成される。図1A及び図1Bに示すように、コネクタ本体200と雄部材30とは、流体路内で、永続的であるが分離可能な継目を形成するように接続可能である。
図1Bに示すように、雄部材30は、剛体の管の端部に形成される。雄部材30は、半径方向に拡張した領域として、開放管端部38から所定距離のところに、環状ビード32を有する。開放管端部38は、丸い又は先細の先端を有する。開放管端部38における丸い又は先細の先端は、雄部材30をコネクタ本体200内へ容易に挿入できるように構成されている。さらに、半径方向接触面34が環状ビード32により規定され、管状外面36が管の外側面により規定される。よって、図1Bに示すように、環状ビード32の直径D1は、管状外面36の直径D2よりも大きい。
図2A及び図2Bは、コネクタ本体200を詳細に示している。図2A及び図2Bに示すように、コネクタ本体200は、長手方向軸40を中心とする貫通孔202を有する。なお、本明細書において使用する「軸方向の」及び「軸方向に」という語は、「中心軸40に沿って長手方向に」を意味する。「横方向の」、「横方向に」、「交差方向の」、「交差方向に」という語は、「中心軸40に対して略垂直な平面内で、軸40へ向かう方向、及び軸40から離れる方向」を意味する。
コネクタ本体200の貫通孔202は、コネクタ本体200のハウジング部204からコネクタ本体200を通って軸方向前方へ延在する。なお、本明細書において、「前方」という語は、一般に、軸方向において、中心軸40に沿ってハウジング部204の雄部材収容端206から貫通孔202の管接続端207に向かう方向であることを意味するように使われる(図6参照)。「後方」という語は、一般に、軸方向において、中心軸40に沿って貫通孔202の管接続端207から雄部材収容端206に向かう方向であること意味する(図6参照)。貫通孔202は、内部収容面203を有する。この内部収容面は、コネクタ本体200に雄部材30が据付けられている間、及び、コネクタ本体200内へ雄部材30が完全に挿入されているとき、全体が雄部材30の管状外面36と接触する。
コネクタ本体200は、ハウジング部204をさらに備える。ハウジング部204はロックカバー100と連結しており、ロックカバーは、クイックコネクタ連結器10での引張力を増すことにより、コネクタ本体200内に保持されている雄部材30をさらに固定する。ハウジング部204は、雄部材収容端206を有し、全体として、正方形又は長方形の箱型形状等の矩形形状により規定される。しかしながら、他の適切な形状を本開示の他の形態において実施してもよい。
図2A及び図2Bに示すように、コネクタ本体200のハウジング部204は、ビード確認部208と、一対の第1溝穴220と、一対の第2溝穴222とを有する。ハウジング部204は、保持部213に係合することにより、一対の保持部タブ214をさらに有する。好ましくは、保持部213とコネクタ本体200とは、別々の部品であり、合体したコネクタ本体200として組み立てられる。本開示のある形態によれば、図3に示すように、予備的に組み立てられた状態において、保持部213は輪状又は楕円形状の構造体であり、ハウジング部204を取り囲むことができる。図3に示すように、保持部213は、対向する保持部タブ214を有する。
本開示の別の形態では、図4に示すように、保持部213´は、U形の又は馬蹄型の構造体をしている。保持部213´は、ハウジング部204に交差方向に連結され、1つのコネクタ本体200として形成されている。保持部213´は、保持部213´の接続部分215から延在する一対の保持部タブ214´を有し、この保持部タブ214´は、長尺で互いに略平行となっている。保持部213´がコネクタ本体200のハウジング部204に係合される際、保持部213´の接続部分215は、雄部材30の管状外面36の直径D2とほぼ等しい間隔を、保持部タブ214´間になす。
図3及び図10に示すように、保持部213の保持部タブ214はそれぞれ、軸方向で中心軸40に沿って前方を向く当接面218を有する。クイックコネクタ連結器10の組み立て済みの構成として雄部材30がコネクタ本体200内へ完全に挿入されているとき、コネクタ本体200は、この当接面218により、雄部材30の環状ビード32の半径方向接触面34に当接する(図1Aも参照)。
図2A及び図2Bに示すように、保持部タブ214はそれぞれ、湾曲している軸方向接触面212を有し、これは雄部材30の管状外面36と同じ曲率を有する。組み立て済みの構成である場合、保持部タブ214の軸方向接触面212は、雄部材30の管状外面36に寄り掛かる。さらに、保持部タブ214はそれぞれ、雄部材30をコネクタ本体200内へ容易に挿入できるようにするための傾斜案内面216を有する。傾斜案内面216は、図2A及び図2Bに示すように、傾斜案内面216の外方端部から、中心軸40の方向へ内方へ湾曲して延在している。特に、保持部タブ214の傾斜案内面216は、雄部材30の環状ビード32と互いに作用するように、且つ、雄部材30を固定するように構成される。
本開示の別の形態では、図4に示すように、保持部タブ214´は、接続部分215から遠く離れた端部に形成されているラッチ217を有し、これは、コネクタ本体200のハウジング部204に係合するためのものである。保持部タブ214´は、傾斜案内面216´を有し、これは、雄部材30がコネクタ本体200内へ挿入されているときに雄部材30の環状ビード32と互いに作用する。保持部タブ214´のこの傾斜案内面216´により、保持部タブ214´を中心軸40の横方向外方に押圧することで、雄部材30の環状ビード32が保持部タブ214´間を通ることができる。雄部材30の環状ビード32が保持部タブ214´を通ると直ちに、保持部タブ214´は、保持部タブ214´の元の変形していないときの位置に戻り、保持部タブ214´の当接面218´が環状ビード32の半径方向接触面34に当接する。よって、保持部タブ214´の傾斜案内面216´及び当接面218´は、コネクタ本体200の貫通孔202内に雄部材30を固定するように構成される。組み立て済みの構成である場合、保持部タブ214´の軸方向接触面212´は、雄部材30の管状外面36に寄り掛かる。
図2A及び図2Bを参照し直すと、これらの図はビード確認部208をも示している。ビード確認部208は、中心軸40に沿って貫通孔202から雄部材収容端206に向かって後方に延在する一対のフィンガ210を有する。コネクタ本体200のビード確認部208は、コネクタ本体200と略一体的に形成してもよく、又は、1つの合体したコネクタ本体200としてハウジング部204と共に組み立てる(例えば一体として合体して形成する)ようにしてもよい。ビード確認部208の各フィンガ210は、中心軸40と平行であり且つ互いと対向している。フィンガ210はそれぞれ矩形形状を有する。ただし、本開示の他の形態による、他の適切な形状を実施してもよい。クイックコネクタ連結器10が組み立て済みの構成である場合、雄部材30の環状ビード32は、フィンガ210を、横方向において中心軸40から離れる向きに押圧し、これにより、ビード確認部208の各フィンガ210は、中心軸40から外へ弾性的に移動される。よって、ビード確認部208は、阻止位置と非阻止位置との間で動作し、阻止位置に向かって付勢される。しがたって、雄部材30がコネクタ本体200の貫通孔202に完全に挿入された後(ビード確認部208が非阻止位置にあるとき)、ビード確認部208の2つのフィンガ210間の隙間は、雄部材30がクイックコネクタ組立体20に組み込まれる前(ビード確認部208が阻止位置にあるとき)、ビード確認部208の2つのフィンガ210間の隙間よりも大きい。コネクタ本体200をこのように構築することにより、ビード確認装置は外れなくなり、そのため紛失することがなくなるので、結果として、動作者にとって使用しやすさや信頼性が増すことも、当業者により留意されることになる。
本開示のある態様によれば、図2A及び図2Bに示すように、コネクタ本体200のハウジング部204は、ハウジング部204の上側に、第1溝穴220をさらに有する。クイックコネクタ連結器10の予備組立の構成として雄部材30がクイックコネクタ組立体20に組み込まれる前に、ロックカバー100がコネクタ本体200と最初に連結されるとき、第1溝穴220はロックカバー100の検孔器110を収容し位置決めする。第1溝穴220は、コネクタ本体200のハウジング部204に、中心軸40に対して交差方向に形成されている。
さらに、図2A及び図2Bに示すように、ハウジング部204の第2溝穴222は、雄部材収容端206の後方向きの表面224に位置する。コネクタ本体200の第2溝穴222は、ロックカバー100の一対の音響検査器112と連結する。さらに、第2溝穴222は、横方向において、ロックカバー100の対向する横方向側部に近い場所に全体として形成される。さらに、第2溝穴222はそれぞれ、第2溝穴222の内面から突出したダート226を有する。第2溝穴222それぞれのダート226は、第2溝穴222の頂部と底部との間の中央領域に、全体として位置する。コネクタ本体200全体が、繊維強化材料製、好ましくは熱可塑性合成樹脂(PPA又はPA)製としてもよい。しかしながら、本開示の他の形態では、コネクタ本体200は、他の適切な材料により形成されている。
図5A及び図5Bは、コネクタ本体200と解放可能に連結するためのロックカバー100を示す。本開示のある態様では、ロックカバー100は、ハウジング部204の外形に対応した矩形形状により規定されており、ロックカバー100がコネクタ本体200のハウジング部204を解放可能に覆える又は囲めるようにしている。しかしながら、本開示の他の形態では、ハウジング部204の他の形状に対応させて、ロックカバー100を他の適切な形状にしてもよい。
図5A及び図5Bに示すように、ロックカバー100は、上側部102と、対向する横方向側部104と、雄部材収容端側部106と、開口側部108とを有する。ロックカバー100の開口側部108は、前方に位置し、コネクタ本体200の管接続端207に近い(図6も参照)。開口側部108は、横方向側部からなる一対の掛止縁118を有する。開口側部108にある掛止縁118は、全体としてL形の縁部を規定し、ロックカバー100をコネクタ本体200のハウジング部204に解放可能に係合させる。さらに、図6に示すように、上側部102及び横方向側部104の内側軸方向長さは、ロックカバー100がコネクタ本体200のハウジング部204を収容できるようにするために、(隙間を許容するために)コネクタ本体200のハウジング部204の軸方向長さよりもわずかに大きい。コネクタ本体200及びロックカバー100をこのような係合をするように構築することにより、検孔器110を有するロックカバー100は外れなくなり、そのため紛失することがなくなるので、結果として、動作者にとって使用しやすさや信頼性が増すことも、当業者により留意されることになる。
本開示のある態様によれば、図5A及び図5Bに示すように、ロックカバー100は検孔器110を有する。検孔器110は、一対の脚部116を有する検孔器本体114を有し、この脚部116は、長尺で全体として互いに平行となっている。脚部116は、ロックカバー100の上側部102から交差方向に延在する。雄部材収容端側部106に面する脚部116の後方縁も、ロックカバー100の雄部材収容端側部106と一体的に形成される(例えば一体として合体して形成される)。脚部116は、(隙間を許容するために)コネクタ本体200の第1溝穴220の軸方向長さとほぼ等しいがそれよりもわずかに短い軸方向長さを有する。さらに、図7Aに示すように、クイックコネクタ連結器10がクイックコネクタ組立体20として予備的に組み立てられた構成であるとき、ロックカバー100がコネクタ本体200と連結するときに、脚部116の長さLは、全体として、コネクタ本体200のビード確認部208に到達する。
図5A及び図5Bにおいて、ロックカバー100は、雄部材収容端側部106から軸方向前方に延在する音響検査器112をさらに有する。ロックカバー100の音響検査器112は、コネクタ本体200の第2溝穴222に係合する。音響検査器112の軸方向長さは、(隙間を許容するために)コネクタ本体200の第2溝穴222の軸方向深さとほぼ等しいがそれよりもわずかに短い。クイックコネクタ連結器10が予備的に組み立てられた構成として、ロックカバー100が非掛止位置にあるとき、図7Aに示すように、ロックカバー100の音響検査器112は、コネクタ本体200の第2溝穴222の上部内側に設置される。
図5A及び図5Bは、ロックカバー100の雄部材収容端側部106に第1略円形開口120と第2略円形開口122とを有するロックカバー100をさらに示している。図5Aに示すように、第1円形開口120と第2円形開口122とは同一平面上にあり、これらの円形開口は、全体として共に鍵穴形状を規定する。第1円形開口120の直径寸法は、第2円形開口122の直径寸法よりも大きい。ロックカバー100が非掛止位置にあるときに雄部材30の環状ビード32がロックカバー100を通過できるようにするために、ロックカバー100の第1円形開口120の直径寸法は、雄部材30の環状ビード32の直径よりも大きい。雄部材30がコネクタ本体200内へ完全に挿入されているときには雄部材30が引っ張られることを防止するために、ロックカバー100の第2円形開口122の直径寸法は、雄部材30の環状ビード32の直径よりも小さい。このように、ロックカバー100は移動し、例えば図1Aに示すようなロックカバー100が掛止位置にあるときにクイックコネクタ連結器10をロックする。雄部材30が、コネクタ本体200の保持部213により固定され、且つ、ロックカバー100によりさらに確認されるときに、クイックコネクタ組立体20が雄部材30と確実に及び解放可能に接続されると、ロックカバー100の掛止位置が規定される。
図7A~図7Dは、雄部材30を備えたクイックコネクタ組立体20の接続ステップを示す。本開示のある態様では、軸方向に沿って、コネクタ本体200の雄部材収容端206からハウジング部204に向かってロックカバー100を押圧することにより、コネクタ本体200とロックカバー100とを予備的な組立を行う必要がある。このような予備組立は、図7Aに示すように、ロックカバー100の検孔器110と、音響検査器112とをそれぞれ、コネクタ本体200の第1溝穴220と第2溝穴222とに係合させることにより実現できる。同時に、ロックカバー100の開口側部108の掛止縁118が、コネクタ本体200のハウジング部204の前方向きの表面228に係合される(図6参照)。よって、ロックカバー100とコネクタ本体200とを備えるクイックコネクタ連結器10が予備的に組み立てられた状態は、クイックコネクタ組立体20内のロックカバー100の非掛止位置として規定される。
図7Aに示すように、ロックカバー100が非掛止位置にあるとき、コネクタ本体200のビード確認部208は、ロックカバー100が掛止位置に移動することを防止する。これは、ロックカバー100の検孔器110が、ビード確認部208のフィンガ210により、阻止されるからである。図7Bは、ロックカバー100が非掛止位置にあるとき、雄部材30が、中心軸40に対して軸方向に移動可能に案内されるように雄部材30がクイックコネクタ組立体20内へ組み込まれることを示す。このようにして、雄部材30が軸方向へ挿入されると、コネクタ本体200の保持部タブ214に係合する前に、ビード確認部208のフィンガ210が、中心軸40から離れる向きに弾性的に押圧される。図7Bに示すように、この工程の間、雄部材30の環状ビード32により、ロックカバー100の脚部116も阻止される。これは、ビード確認部208が中心軸40から離れる方へ押圧された後に、雄部材30の環状ビード32が設置されるからである。よって、このような関係により、ロックカバー100がその掛止位置に移動することが防止される。ロックカバー100がこのように制限されることから、雄部材30がクイックコネクタ組立体20内へ完全に且つ確実に挿入されていないことが認識される。したがって、このような状態のとき、ロックカバー100は非掛止位置から掛止位置に移動できない。
図7A及び図7Cに示すように、雄部材30がコネクタ本体200の貫通孔202内へさらに変位すると、雄部材30の環状ビード32は、保持部タブ214の傾斜案内面216と接触させられる。このため、各保持部タブ214は中心軸40に対して半径方向に押し分けられ、これにより、環状ビード32は保持部タブ214間で摺動可能となる。雄部材30の環状ビード32が保持部タブ214を通ると直ちに、保持部タブ214は保持部タブ214の元の変形していないときの位置に戻り、保持部タブ214の当接面218が環状ビード32の半径方向接触面34に当接する。よって、当接面218は、コネクタ本体200の貫通孔202内に雄部材30を固定する(図6参照)。よって、雄部材30は、雄部材30がクイックコネクタ組立体20に組み立てられた構成として、コネクタ本体200内へ完全に挿入される。図7Cに示すように、クイックコネクタ連結器10が組み立て済みの構成である場合、ロックカバー100は依然として非掛止位置に留まる。
図7Dは、ロックカバー100を掛止位置に移動させることにより完全に且つ確実に接続されたクイックコネクタ連結器10を示す。雄部材30の環状ビード32が一旦保持部タブ214を通ってしまうと、環状ビード32は、中心軸40から横方向外に向かって、ビード確認部208のフィンガ210を押圧し続ける。そして、挿入された雄部材30の管状外面36と、ビード確認部208の、横方向に押圧されたフィンガ210との間で、コネクタ本体200のハウジング部204内に空間230を作る(図6参照)。図6及び図7Dに示すように、空間230により、ロックカバー100の脚部116が掛止位置に移動可能になる。検孔器110が移動することにより、クイックコネクタ連結器10は、雄部材30がクイックコネクタ組立体20のコネクタ本体200内へ確実に及び完全に挿入されていることを確認する。
さらに、図7Dに示すように、ロックカバー100が非掛止位置から掛止位置に移動するときに、ロックカバー100の音響検査器112も、コネクタ本体200の係合された第2溝穴222に沿って移動し、第2溝穴222の中の突出したダート226を通り越す。第2溝穴222の中のダート226を通り越すことにより、音響検査器112はクリック音を出し、このクリック音により、ロックカバー100が非掛止位置から掛止位置に確実に移動したことを確認する。
図1A及び図1Bを参照し直すと、ロックカバー100が掛止位置にあるとき、ロックカバー100の第2円形開口122は、完全に挿入された雄部材30の管状外面36の周りに設置される。上述のように、第2円形開口122の直径寸法により、隙間がある状態で、雄部材30の管状外面36に良好に嵌合する。これは、雄部材30の管状外面36の直径D2は、第2円形開口122の直径よりもわずかに小さいからである。しかしながら、雄部材30の環状ビード32の直径D1が第2円形開口122の直径よりも大きいので、雄部材30の環状ビード32は、ロックカバー100の第2円形開口122を通過できない。よって、クイックコネクタ連結器10は、ロックカバー100の第1円形開口120及び第2円形開口122により二重にロックすることができる。
図1Aに示すように、ロックカバー100が掛止位置にあるとき、ロックカバー100の掛止縁118がコネクタ本体200のハウジング部204に係合されることは、完全に挿入された雄部材30が突然の衝撃により引っ張られることを防止するが、ロックカバー100の第1円形開口120及び第2円形開口122等の組み立て済みの構成も、雄部材30が引っ張られることを防止する。よって、ロックカバー100が掛止位置にあるとき、ロックカバー100がコネクタ本体200のハウジング部204を覆う又は囲うようにして雄部材30の引張力を増すため、突然の衝撃によりクイックコネクタ連結器10が分解するリスクは低減することができる。
本開示のその他の態様において、クイックコネクタ組立体320の形態の変形例を、図8~図10に示す。別案のクイックコネクタ組立体320は、クイックコネクタ組立体20と同様に、コネクタ本体200´及びロックカバー100´と共に予備的に組み立てられる。よって、クイックコネクタ連結器310は、この別案のクイックコネクタ組立体320と、クイックコネクタ組立体320により固定される雄部材30とからなる。
図8~図10に示すように、クイックコネクタ組立体320のコネクタ本体200´は、コネクタ本体200の第1溝穴220の代わりに一対の収容部350を有することを除いて、全体として、クイックコネクタ組立体20のコネクタ本体200と同様である。クイックコネクタ組立体20におけるのと同じ領域は同じ参照符号を用いて識別し、その説明を省略する。収容部350は、コネクタ本体200´のハウジング部204´に形成され、全体としてL字型をなす。L字型の収容部350は、ロックカバー100´の検孔器110´と連結する。
クイックコネクタ組立体320のロックカバー100´は、検孔器の形状が異なることを除いて、クイックコネクタ組立体20のロックカバー100と同様である。図8に示すように、検孔器110´は検孔器本体114´を有し、検孔器本体は、一対の梁部材360を有し、この梁部材360は長尺で全体として互いに平行となっている。梁部材360は、雄部材収容端側部106´から中心軸40に沿って交差方向に延在する。梁部材360の軸方向長さは、(隙間を許容するために)コネクタ本体200´の収容部350の軸方向長さとほぼ等しい又はこれよりもわずかに短い。よって、ロックカバー100´の梁部材360は、コネクタ本体200´の収容部350に良好に嵌合することができる。図8に示すように、クイックコネクタ連結器310が予備的に組み立てられた構成である場合、ロックカバー100´がコネクタ本体200´に係合されるときに、梁部材360は、コネクタ本体200´の収容部350内へ確実に設置される。
図9に示すように、クイックコネクタ連結器310の接続ステップは、図7A~図7Dに記載したようなクイックコネクタ連結器10の接続ステップと同様である。本開示の別の態様では、ロックカバー100´の梁部材360は、クイックコネクタ連結器10内の脚部116の代わりに、検孔器110´として使用される。よって、ロックカバー100´の梁部材360がハウジング部204´の空間230(図6参照)に移動して、これによりロックカバー100´が掛止位置に移動するときに、クイックコネクタ連結器310は、雄部材30がクイックコネクタ組立体320のコネクタ本体200´内へ確実に且つ完全に挿入されていることを確認する。
本発明の様々な形態の前述の記載を、図説及び記載の目的で提示した。この記載は、網羅的であること又は開示したとおりの形態に本発明を限定することを意図するものではない。上述の教示に照らせば、非常に多くの変形例が可能である。本発明の原則の及びその実際の適用について最良の説明を供し、これによって、本発明を、様々な形態において、及び熟考した特定の使用に適した様々な修正を用いて、当業者が活用できるようにするために、検討する形態を選択し記載した。このような全ての変形例は、公正に、合法的に、且つ、公平に権利を与えられる範囲に従って解釈される場合、添付の請求項により決定されるものとしての本発明の範囲内にある。

Claims (17)

  1. 流体路において分離可能に接続するためのクイックコネクタであって、
    コネクタ本体であって、
    該コネクタ本体は、雄部材収容端から長手方向軸に沿って管接続端まで延在する貫通孔を規定し、
    前記貫通孔は、雄部材を収容するような大きさであり、
    前記雄部材は、全体として管形状を有し、且つ、前記雄部材収容端内まで延在する大きさであり、
    前記雄部材は、環状ビードを有し、
    前記環状ビードは、前記雄部材の管状外面の直径よりも大きい直径を有し、
    該コネクタ本体は、ビード確認部を有し、
    前記ビード確認部が、前記コネクタ本体と一体的に形成され、前記コネクタ本体から単一のユニットとして前記雄部材収容端に向かって前記長手方向軸に沿って延在し、
    前記ビード確認部が前記雄部材の前記環状ビードにより前記長手方向軸から横方向外方に移動されるように、該ビード確認部の大きさと位置が決められている、コネクタ本体と、
    前記コネクタ本体内部に前記雄部材を解放可能に固定し、且つ、検孔器を有するロックカバーであって、
    掛止位置と非掛止位置との間で前記長手方向軸に対して交差方向に移動するロックカバーと
    を備え、
    前記検孔器は、前記ロックカバーの内面から前記コネクタ本体と連結するために延在する検孔器本体を有し、
    前記検孔器本体は、該検孔器本体が前記コネクタ本体の前記ビード確認部に又は前記雄部材の前記環状ビードに接触しない場合にのみ前記ロックカバーが前記掛止位置に移動できるようにしている
    ことを特徴とするクイックコネクタ。
  2. 請求項1に記載のクイックコネクタであって、
    前記ビード確認部が、前記コネクタ本体から前記雄部材収容端に向かって延在する一対の略平行のフィンガを有する
    ことを特徴とするクイックコネクタ。
  3. 請求項2に記載のクイックコネクタであって、
    前記フィンガは、前記雄部材が取り付けられていない状態で前記ロックカバーが前記コネクタ本体と連結されている場合に前記ロックカバーの前記検孔器本体が前記ロックカバーの前記掛止位置に移動するのを阻止するように構成される
    ことを特徴とするクイックコネクタ。
  4. 請求項2に記載のクイックコネクタであって、
    前記フィンガは、阻止位置に向かって付勢され、
    前記雄部材を備えた組み立て済みの構成である場合、
    前記フィンガは、前記ロックカバーの前記検孔器本体が前記掛止位置に移動できるように、前記コネクタ本体内に固定された前記雄部材の前記環状ビードにより前記貫通孔の前記長手方向軸から離れる向きに弾性的に押圧され、
    ことを特徴とするクイックコネクタ。
  5. 請求項1に記載のクイックコネクタであって、
    組み立て済みの構成である場合、前記コネクタ本体は、前記雄部材を前記コネクタ本体に固定するための保持部に係合する
    ことを特徴とするクイックコネクタ。
  6. 請求項5に記載のクイックコネクタであって、
    前記保持部は、一対の保持部タブを有し、
    前記保持部タブのそれぞれは、傾斜案内面を有し、
    前記傾斜案内面は、前記組み立て済みの構成である場合において前記雄部材が前記コネクタ本体の前記貫通孔内へ挿入されるときに、前記雄部材の前記環状ビードと接触することにより前記貫通孔の前記長手方向軸から離れる向きに前記保持部タブを弾性的に押圧できるように構成される
    ことを特徴とするクイックコネクタ。
  7. 請求項1に記載のクイックコネクタであって、
    前記ロックカバーは、上側部と、対向する横方向側部と、雄部材収容端側部と、開口側部とをさらに有し、
    前記上側部及び前記横方向側部は、前記長手方向軸と平行であり、
    前記雄部材収容端側部及び前記開口側部は、前記長手方向軸に対して垂直であり、
    前記開口側部は、前記雄部材収容端側部と対向している
    ことを特徴とするクイックコネクタ。
  8. 請求項7に記載のクイックコネクタであって、
    前記検孔器本体は、少なくとも一つの脚部を有し、
    前記脚部は、前記上側部の内面から交差方向に延在し、且つ、前記雄部材収容端側部と一体として合体して形成される
    ことを特徴とするクイックコネクタ。
  9. 請求項1に記載のクイックコネクタであって、
    前記検孔器本体は、少なくとも梁部材を有し、
    前記梁部材は、前記雄部材収容端側部の内面から前記長手方向軸に沿って交差方向を前記貫通孔に向けて延在する
    ことを特徴とするクイックコネクタ。
  10. 請求項1に記載のクイックコネクタであって、
    前記ロックカバーは、少なくとも音響検査器をさらに有し、
    前記音響検査器は、前記雄部材収容端側部の内面から前記長手方向軸に沿って交差方向を前記貫通孔に向けて延在し、
    前記音響検査器は、前記ロックカバーが前記掛止位置に移動する場合にのみクリック音を出すように構成される
    ことを特徴とするクイックコネクタ。
  11. 請求項10に記載のクイックコネクタであって、
    前記コネクタ本体が、少なくとも溝穴をさらに有し、
    前記溝穴は、前記ロックカバーの前記音響検査器を収容するように構成され、
    前記溝穴は、突出したダートを有し、
    前記ダートは、前記ロックカバーが前記掛止位置に移動する場合にのみ前記ロックカバーの前記音響検査器が前記クリック音を出せるようになっている
    ことを特徴とするクイックコネクタ。
  12. 請求項1に記載のクイックコネクタであって、
    前記ロックカバーが前記掛止位置にあるとき、前記ロックカバーの前記検孔器は、前記ビード確認部と前記雄部材の管状外側表面との間に配置される
    ことを特徴とするクイックコネクタ。
  13. 請求項1に記載のクイックコネクタであって、
    前記雄部材収容端側部は、第1略円形開口及び第2略円形開口を有し、
    前記ロックカバーが前記非掛止位置にあるときに前記雄部材の前記環状ビードが前記長手方向軸に沿って前記コネクタ本体内へ軸方向に移動できるようにするために、前記第1円形開口の直径寸法は、前記雄部材の前記環状ビードの直径よりも大きく、
    前記ロックカバーが前記掛止位置にあるときに前記保持された雄部材が引っ張られることを防止するために、前記第2円形開口の直径寸法は、前記雄部材の前記環状ビードよりも小さい
    ことを特徴とするクイックコネクタ。
  14. 請求項1に記載のクイックコネクタであって、
    前記ロックカバーは、プラスチック製である
    ことを特徴とするクイックコネクタ。
  15. 環状ビードを有する管状の雄部材と連結されるためのものであり、且つ、流体路において分離可能に接続するためのクイックコネクタであって、
    貫通孔と長手方向軸とを規定するコネクタ本体と、
    前記コネクタ本体と係合する保持部であって、前記雄部材が前記コネクタ本体の前記貫通孔内へ挿入されているときに前記雄部材の前記環状ビードを固定するように構成される保持部と、
    前記コネクタ本体と一体的に形成され、前記コネクタ本体から単一のユニットとして延在する一対のビード確認部であって、
    該ビード確認部は、阻止位置と非阻止位置との間で動作可能であり、
    該ビード確認部は、前記阻止位置から前記非阻止位置へ移行する間、前記雄部材の前記環状ビードにより前記長手方向軸から離れる方向に移動させられ、前記環状ビードが前記保持部により前記コネクタ本体内へ固定される、ビード確認部と、
    ロックカバーであって、
    該ロックカバーは、非掛止位置にあるときに前記コネクタ本体と解放可能に連結し、
    前記非掛止位置と掛止位置との間で前記長手方向軸に対して交差方向に移動するロックカバーと、
    前記ロックカバーと一体として合体して形成される検孔器であって、
    該検孔器は、前記ロックカバーの内面から前記コネクタ本体と連結するために交差方向に延在する検孔器本体を有し、
    前記検孔器本体は、該検孔器本体が前記コネクタ本体の前記ビード確認部に又は前記雄部材の前記環状ビードに接触しない場合にのみ前記ロックカバーが前記掛止位置に移動できるようにしている、検孔器と
    を備える
    ことを特徴とするクイックコネクタ。
  16. 請求項15に記載のクイックコネクタであって、
    前記ビード確認部は、前記阻止位置に向かって付勢される
    ことを特徴とするクイックコネクタ。
  17. 請求項15に記載のクイックコネクタであって、
    前記検孔器は、外れたり又は紛失したりしないように前記クイックコネクタに一体化される
    ことを特徴とするクイックコネクタ。
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