JP7253186B2 - 軌道狂い測定装置 - Google Patents

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Description

本開示は、軌道狂い測定装置に関する。
鉄道の軌道の狂いを測定する装置として、手押し式の小型の測定装置(いわゆるトロリー)が公知である。このような測定装置において、1つのレール上を走行しながら軌道の狂いを測定するものが考案されている(特許文献1参照)。
この測定装置は、レールの鉛直方向及び水平方向の不整を測定するための慣性計測装置と、測定装置の走行方向と平行な回転軸を中心とした測定装置の回転(つまりローリング)を抑制する複数の転動輪とを有する。複数の転動輪がレールの頭部に当接することで、測定装置のふらつきによる測定精度の低下が抑制される。
特開2016-150686号公報
上述の測定装置は、ふらつき防止手段として転動輪を備えるため、装置を構成する部品点数が多く、構造が複雑になる。また、転動輪を備えていても、測定装置のふらつきを完全に抑えることはできない。
本開示の一局面は、構造を簡略化しつつ、測定精度を高められる軌道狂い測定装置を提供することを目的としている。
本開示の一態様は、2つのレールを有する軌道の狂い測定装置である。軌道狂い測定装置は、2つのレールのうち、少なくとも1つのレールに沿って走行する測定部と、測定部に配置された角速度及び加速度を測定する慣性計測装置と、慣性計測装置の出力を処理する処理装置と、を備える。処理装置は、慣性計測装置の出力を用いて、少なくとも1つのレールの状態に起因しない慣性計測装置の傾きを補正しつつ、少なくとも1つのレールの状態を算出する。
このような構成によれば、測定部のローリングによる慣性計測装置の傾きが補正されるため、ふらつき防止手段を設けることなく、レールの鉛直方向及び水平方向の不整に対する測定精度を高められる。
また、本開示では、測定部の走行方向と鉛直方向との双方に垂直な回転軸を中心とした回転(つまりピッチング)による慣性計測装置の傾きも補正できる。そのため、測定部を2つのレールに跨って走行させることで、2つのレールの高低差を高い精度で測定することができる。
本開示の一態様では、測定部は、慣性計測装置が固定された棒状の本体と、本体に取り付けられると共に、少なくとも1つのレールの上面に当接する少なくとも1つの転動体と、を有してもよい。測定部は、本体が2つのレールに跨って走行する第1走行と、2つのレールのうち1つのレール上を本体の長手方向に沿って本体が走行する第2走行とが可能であってもよい。処理装置は、測定部の第1走行中に、測定部の走行方向及び鉛直方向の双方と垂直な回転軸における慣性計測装置の傾きを補正しつつ、慣性計測装置の出力から2つのレールの高低差を算出する第1モードと、測定部の第2走行中に、測定部の走行方向と平行な回転軸における慣性計測装置の傾きを補正しつつ、慣性計測装置の出力から本体が走行しているレールの鉛直方向不整及び水平方向不整を算出する第2モードと、を有してもよい。このような構成によれば、1つの軌道狂い測定装置によって、少なくとも、鉛直方向不整、水平方向不整及び2つのレールの高低差を検出することができる。そのため、軌道の狂い測定において、複数の軌道狂い測定装置を用いる必要がなくなる。
本開示の一態様では、測定部は、第1走行時に2つのレールそれぞれに当接する少なくとも2つの軌間補助ローラと、第2走行時に本体が走行しているレールに当接する少なくとも1つの通り補助ローラと、をさらに有してもよい。このような構成によれば、測定部の向きを変えることで、第1走行に適した姿勢と、第2走行に適した姿勢とを容易に切り替えることができる。
本開示の一態様では、測定部の本体は、第1走行時に軌道の敷設面と対向する第1面と、第2走行時に敷設面と対向する第2面と、を有してもよい。処理装置は、第1面と第2面との位置関係によって、第1モード及び第2モードを切り替えてもよい。このような構成によれば、測定部の向きを変えることで、自動的に処理装置の第1モード及び第2モードが切り替わるため、測定作業の効率が向上する。
図1は、実施形態における軌道狂い測定装置の第1走行時の模式的な平面図である。 図2Aは、図1の軌道狂い測定装置の模式的な正面図であり、図2Bは、図1の軌道狂い測定装置の模式的な側面図である。 図3は、図1の軌道狂い測定装置の第2走行時の模式的な平面図である。 図4Aは、図3の軌道狂い測定装置の模式的な正面図であり、図4Bは、図3の軌道狂い測定装置の模式的な側面図である。
以下、本開示が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[1.第1実施形態]
[1-1.構成]
図1に示す軌道狂い測定装置1は、2つのレールO1,O2を有する鉄道用の軌道の狂い(つまり不整量)を測定するための可搬式の装置である。
軌道狂い測定装置1は、2つのレールO1,O2上、又は1つのレールO1上を作業者の手押しによって走行可能に構成されている。
軌道狂い測定装置1は、測定部2と、慣性計測装置3と、第1ロータリエンコーダ4Aと、第2ロータリエンコーダ4Bと、ポテンショメータ5と、処理装置6と、押し棒7と、操作部8と、バッテリ9とを備えている。
<測定部>
測定部2は、棒状の本体21と、第1車輪22Aと、第2車輪22Bと、第3車輪22Cと、第4車輪22Dと、連結部23と、第1軌間補助ローラ24Aと、第2軌間補助ローラ24Bと、第1通り補助ローラ25Aと、第2通り補助ローラ25Bとを有する。
測定部2は、2つのレールO1,O2のうち、少なくとも1つのレールに沿って走行する。具体的には、測定部2は、本体21が2つのレールO1,O2に跨って走行する第1走行(図1及び図2A,2B参照)と、2つのレールO1,O2のうち1つのレール上を本体21の長手方向(つまりレールの延伸方向)に沿って本体21が走行する第2走行(図3及び図4A,4B参照)とが可能である。
(本体)
本体21は、平面視で中心軸が直線状である(つまり、直線状に延伸した)形状を有する。本体21の内部には、後述する慣性計測装置3等が配置されている。また、本体21には、各車輪、各ローラ及び押し棒7が取り付けられている。
本体21の長手方向の長さは、図1及び図2A,2Bに示す第1走行時において、第1レールO1の中心軸と第2レールO2の中心軸との距離よりも大きく、第1レールO1の幅方向の外縁から第2レールO2の幅方向の外縁までの距離よりも小さい。
つまり、本体21の長手方向の第1端部21A及び第2端部21Bは、それぞれ、第1走行時に2つのレールO1,O2のどちらかに対し上下方向に重なる。なお、第2端部21Bは、本体21の中央部分とは離間しており、連結部23によって中央部分と連結されている。
また、本体21は、図2Aに示すように、第1走行時に軌道の敷設面Sと対向する第1面21Cと、第2走行時に敷設面Sと対向する第2面21Dとを有する。本実施形態では、第1面21Cと第2面21Dとは平行である。そのため、図3及び図4A,4Bに示す第2走行時の測定部2の姿勢は、図1及び図2A,2Bに示す第1走行時の測定部2の姿勢を、本体21の長手方向と平行な軸を中心に180°回転させたものである。
(車輪)
第1車輪22Aは、第1走行時に、第1レールO1の上面に当接する転動体である。第1車輪22Aは、本体21の第1端部21Aにおいて、本体21の第1面21Cから突出している。
第2車輪22Bは、第1走行時に、第2レールO2の上面に当接する転動体である。第2車輪22Bは、本体21の第2端部21Bにおいて、本体21の第1面21Cから突出している。
第3車輪22C及び第4車輪22Dは、第2走行時に、測定部2が走行する第1レールO1又は第2レールO2の上面に当接する転動体である。第3車輪22C及び第4車輪22Dは、本体21の第1端部21A及び第2端部21Bを除いた中央部分において、本体21の第2面21Dから突出している。第3車輪22C及び第4車輪22Dは、本体21の長手方向に離間して配置されている。
第1車輪22Aの回転軸は、第2車輪22Bの回転軸と並行である。第3車輪22Cの回転軸は、第4車輪22Dの回転軸と並行である。また、第1車輪22A及び第2車輪22Bの回転軸と、第3車輪22C及び第4車輪22Dの回転軸とは直交している。
(連結部)
連結部23は、本体21の第2端部21Bに取り付けられている。連結部23は、本体21の長手方向に伸縮するバネ等の弾性体とダンパとを有する。連結部23は、測定部2の第1走行中に2つのレールO1,O2間の距離に合わせて本体21を伸縮させる。
(ローラ)
第1軌間補助ローラ24Aは、第1走行時に、第1レールO1の内側の側面に当接する。第1軌間補助ローラ24Aは、本体21の長手方向(つまり第1走行時の枕木方向)において第1車輪22Aと重なる位置に配置されている。
第2軌間補助ローラ24Bは、第1走行時に、第2レールO2の内側の側面に当接する。第2軌間補助ローラ24Bは、本体21の長手方向において第2車輪22Bと重なる位置に配置されている。
第1通り補助ローラ25A及び第2通り補助ローラ25Bは、第2走行時に、第1レールO1又は第2レールO2の内側の側面に当接する。第1通り補助ローラ25A及び第2通り補助ローラ25Bは、本体21の長手方向(つまり第2走行時の走行方向)に離間して配置されている。
第1軌間補助ローラ24A、第2軌間補助ローラ24B、第1通り補助ローラ25A及び第2通り補助ローラ25Bの回転軸は、全て平行である。また、第1通り補助ローラ25A及び第2通り補助ローラ25Bは、図2Aに示すように、本体21を挟んで、第1軌間補助ローラ24A及び第2軌間補助ローラ24Bとは反対側に配置されている。
<慣性計測装置>
慣性計測装置(IMU)3は、3軸の角速度と、3軸の加速度とを計測するセンサである。
慣性計測装置3は、レールO1,O2上を走行する測定部2の鉛直方向及び水平方向に対する傾斜角度を検出して出力する。慣性計測装置3は、測定部2の本体21において、第1車輪22Aと第2車輪22Bとの間、かつ、第3車輪22Cと第4車輪22Dとの間の位置に配置されている。慣性計測装置3は、本体21の内部に格納されている。
<ロータリエンコーダ>
第1ロータリエンコーダ4Aは、第1走行時に測定部2の位置を検出する機器である。第1ロータリエンコーダ4Aは、本体21における第1車輪22Aに近接する位置に固定されている。
第2ロータリエンコーダ4Bは、第2走行時に測定部2の位置を検出する機器である。第2ロータリエンコーダ4Bは、本体21における第3車輪22Cに近接する位置に固定されている。
<ポテンショメータ>
ポテンショメータ5は、2つのレール間の間隔(つまり軌間狂い)を検出する機器である。ポテンショメータ5は、本体21の第2端部21Bに、連結部23と並列に配置されている。
<処理装置>
処理装置6は、慣性計測装置3、第1ロータリエンコーダ4A、第2ロータリエンコーダ4B及びポテンショメータ5の出力を処理し、2つのレールO1,O2の状態(つまり不整量)を算出する。
処理装置6は、例えば入出力部を備える演算機により構成される。処理装置6は、各検出器からの出力を各種不整量へ変換するほか、各種不整量等のデータの保存、呼び出し、表示等の処理を行う。また、処理装置6は、後述する操作部8と無線通信を行う通信機能も有している。
処理装置6は、測定部2の本体21の内部に収納されている。処理装置6は、各検出器と例えばケーブルにより接続されている。なお、処理装置6は本体21の外側に配置されてもよい。
処理装置6は、第1モードと、第2モードとの2つのモードを有する。第1モード及び第2モードは、それぞれ、測定部2が走行するレールO1,O2の状態を算出するモードである。
第1モードでは、処理装置6は、測定部2の第1走行中に、慣性計測装置3の出力から2つのレールO1,O2の高低差(つまり水準狂い)を算出すると共に、ポテンショメータ5の出力から2つのレールO1,O2の間隔(つまり軌間狂い)を算出する。
第1モードにおいて、処理装置6は、測定部2の走行方向及び鉛直方向の双方と垂直な回転軸における慣性計測装置3の傾きを補正しつつ、水準狂いを算出する。つまり、処理装置6は、レールO1,O2の状態に起因しない本体21のピッチングP(図2B参照)による慣性計測装置3の傾きを補正する。
処理装置6は、慣性計測装置3の出力(具体的には、3軸の角速度)を用いて慣性計測装置3の姿勢角を補正する。補正後の慣性計測装置3の姿勢角(具体的には、本体21の走行方向と垂直な面内での水平方向に対する傾斜角)と、2つのレールO1,O2間の距離とに基づいて、水準狂いが算出される。
さらに、処理装置6は、第1モードにおいて上述の手順によって算出された水準狂いから、2つのレールO1,O2のねじれ(つまり平面性狂い)を算出する。
第2モードでは、処理装置6は、測定部2の第2走行中に、慣性計測装置3の出力から本体21が走行しているレールの鉛直方向不整(つまり高低狂い)及び水平方向不整(つまり通り狂い)を算出する。
第2モードにおいて、処理装置6は、測定部2の走行方向と平行な回転軸における慣性計測装置3の傾きを補正しつつ、高低狂い及び通り狂いを算出する。つまり、処理装置6は、レールO1,O2の状態に起因しない本体21のローリングR(図4A参照)による慣性計測装置3の傾きを補正する。
処理装置6は、第1モードと同様に、慣性計測装置3の3軸の角速度を用いて慣性計測装置3の姿勢角を補正する。補正後の慣性計測装置3の姿勢角(具体的には、枕木方向と垂直な面内での水平方向に対する傾斜角)と、測定部2の第3車輪22C及び第4車輪22Dの中心軸間距離とに基づいて、高低狂い及び通り狂いが算出される。
処理装置6は、測定部2の本体21の第1面21Cと第2面21Dとの位置関係によって、第1モード及び第2モードを切り替える。つまり、第1面21Cが水平に配置され、かつ、第1面21Cが第2面21Dよりも下方にある場合に、第1モードを実行する。また、第2面21Dが水平に配置され、かつ、第2面21Dが第1面21Cよりも下方にある場合に、第2モードを実行する。
なお、第1面21Cと第2面21Dとの位置関係は、予め慣性計測装置3の姿勢角と紐付けることで、慣性計測装置3の出力によって検知できる。このように、本体21を長手方向と平行な回転軸を中心に180°回転させることで、第1モードと第2モードとが自動的に切り替わる。
<押し棒>
押し棒7は、測定部2を作業者が走行方向に押すための棒状の部材である。押し棒7は、測定部2の本体21に取り付けられている。
<操作部>
操作部8は、処理装置6を操作するための装置である。操作部8は、例えばタブレット型のコンピュータによって構成されている。操作部8は、押し棒7に取り付けられ、処理装置6と無線通信を行う。
操作部8には、作業者が軌道狂いの測定中に、現在の測定位置をマークする際に押すイベントマークボタンが画面上に設けられている。なお、操作部8として、コンピュータの画面に代えて、物理的なイベントマークボタンを用いてもよい。
<バッテリ>
バッテリ9は、処理装置6等に電気を供給する電源である。バッテリ9は、測定部2の本体21内に収納されている。
[1-2.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)処理装置6において、測定部2のローリングによる慣性計測装置3の傾きが補正されるため、ふらつき防止手段を設けることなく、レールの鉛直方向及び水平方向の不整に対する測定精度を高められる。
また、軌道狂い測定装置1では、測定部2のピッチングによる慣性計測装置3の傾きも補正できる。そのため、測定部2を2つのレールに跨って走行させることで、2つのレールの高低差を高い精度で測定することができる。
(1b)処理装置6が第1モード及び第2モードを有することで、1つの軌道狂い測定装置1によって、鉛直方向不整、水平方向不整、2つのレールの高低差、2つのレールの間隔及び2つのレールのねじれを検出することができる。そのため、軌道の狂い測定において、複数の軌道狂い測定装置を用いる必要がなくなる。
(1c)測定部2が軌間補助ローラ24A,24Bと、通り補助ローラ25A,25Bとを有するため、測定部2の向きを変えることで、第1走行に適した姿勢と、第2走行に適した姿勢とを容易に切り替えることができる。
(1d)測定部2の向きを変えることで、自動的に処理装置6の第1モード及び第2モードが切り替わるため、測定作業の効率が向上する。
[2.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(2a)上記実施形態の軌道狂い測定装置1において、処理装置6は、少なくとも2つのレールの高低差を算出すれば、必ずしも1つのレールの鉛直方向不整及び水平方向不整を算出しなくてもよい。つまり、測定部2は、第1走行のみを行うように構成されてもよい。
逆に、処理装置6は、少なくとも1つのレールの鉛直方向不整及び水平方向不整を算出すれば、必ずしも2つのレールの高低差を算出しなくてもよい。つまり、測定部2は、第2走行のみを行うように構成されてもよい。
(2b)上記実施形態の軌道狂い測定装置1において、測定部2は、必ずしも軌間補助ローラ及び通り補助ローラを有しなくてもよい。また、測定部2は、第1走行及び第2走行の双方においてレールに当接する(つまり、第1モード及び第2モードで共通して使用される)補助ローラを有してもよい。
また、測定部2は、レールの上面に当接する転動体として、車輪の代わりにローラを有してもよい。さらに、測定部2は、第1走行及び第2走行の双方においてレールに当接する転動体を有してもよい。
(2c)上記実施形態の軌道狂い測定装置1において、処理装置6は、必ずしも第1面21Cと第2面21Dとの位置関係によって、第1モード及び第2モードを切り替えなくてもよい。処理装置6は、例えば作業者によるモード切り替えの入力操作によって、モードを切り替えてもよい。
(2d)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…軌道狂い測定装置、2…測定部、3…慣性計測装置、
4A…第1ロータリエンコーダ、4B…第2ロータリエンコーダ、
5…ポテンショメータ、6…処理装置、7…押し棒、8…操作部、9…バッテリ、
21…本体、21A…第1端部、21B…第2端部、21C…第1面、
21D…第2面、22A…第1車輪、22B…第2車輪、22C…第3車輪、
22D…第4車輪、23…連結部、24A…第1軌間補助ローラ、
24B…第2軌間補助ローラ、25A…第1通り補助ローラ、
25B…第2通り補助ローラ。

Claims (3)

  1. 2つのレールを有する軌道の狂い測定装置であって、
    前記2つのレールのうち、少なくとも1つのレールに沿って走行する測定部と、
    前記測定部に配置された角速度及び加速度を測定する慣性計測装置と、
    前記慣性計測装置の出力を処理する処理装置と、
    を備え、
    前記処理装置は、前記慣性計測装置の出力を用いて、前記少なくとも1つのレールの状態に起因しない前記慣性計測装置の傾きを補正しつつ、前記少なくとも1つのレールの状態を算出し、
    前記測定部は、
    前記慣性計測装置が固定された棒状の本体と、
    前記本体に取り付けられると共に、前記少なくとも1つのレールの上面に当接する少なくとも1つの転動体と、
    を有し、
    前記測定部は、前記本体が前記2つのレールに跨って走行する第1走行と、前記2つのレールのうち1つのレール上を前記本体の長手方向に沿って前記本体が走行する第2走行とが可能であり、
    前記処理装置は、
    前記測定部の前記第1走行中に、前記測定部の走行方向及び鉛直方向の双方と垂直な回転軸における前記慣性計測装置の傾きを補正しつつ、前記慣性計測装置の出力から前記2つのレールの高低差を算出する第1モードと、
    前記測定部の前記第2走行中に、前記測定部の走行方向と平行な回転軸における前記慣性計測装置の傾きを補正しつつ、前記慣性計測装置の出力から前記本体が走行しているレールの鉛直方向不整及び水平方向不整を算出する第2モードと、
    を有する、軌道狂い測定装置。
  2. 請求項に記載の軌道狂い測定装置であって、
    前記測定部は、
    前記第1走行時に前記2つのレールそれぞれに当接する少なくとも2つの軌間補助ローラと、
    前記第2走行時に前記本体が走行しているレールに当接する少なくとも1つの通り補助ローラと、
    をさらに有する、軌道狂い測定装置。
  3. 請求項又は請求項に記載の軌道狂い測定装置であって、
    前記測定部の前記本体は、
    前記第1走行時に前記軌道の敷設面と対向する第1面と、
    前記第2走行時に前記敷設面と対向する第2面と、
    を有し、
    前記処理装置は、前記第1面と前記第2面との位置関係によって、前記第1モード及び前記第2モードを切り替える、軌道狂い測定装置。
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