JP7253019B1 - 薬局支援装置、薬局支援システム、薬局支援方法、および薬局支援プログラム - Google Patents

薬局支援装置、薬局支援システム、薬局支援方法、および薬局支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】人手を用いずに自動的に紐付けを行うとともに、患者データベースの元情報を更新することなく、紐付け情報を登録することを目的とする。【解決手段】薬局支援装置100は、店舗薬局に来局した患者を一意に識別する患者識別子と、患者の属性情報である患者属性情報とを対応付けて蓄積した患者データベース141を備える。対象情報取得部110は、対象患者の患者識別子である対象患者識別子411と、対象患者の対象属性情報421とを店舗端末装置から取得する。紐付け設定部120は、患者データベース141から、患者識別子が異なり、かつ、対象患者と同一人物とみなすことができる患者の患者識別子を紐付け患者識別子として抽出し、紐付け患者識別子と対象患者識別子とを紐付ける紐付け情報を紐付けデータベース142に設定する。【選択図】図2

Description

本開示は、薬局支援装置、店舗端末装置、薬局支援システム、薬局支援方法、および薬局支援プログラムに関する。
複数の店舗薬局を有しているチェーン店では、同一の患者が複数の店舗薬局に跨がって来局する場合がある。店舗薬局において調剤あるいは服薬指導を行う際、他の店舗薬局に来局した際の調剤あるいは服薬指導に関する最新の情報を参照することにより、より適切な服薬指導等を行うことができる。このため、自店舗薬局に来局した患者と他の店舗薬局に来局した患者との名寄せの信頼性を確保することが重要となる。
「名寄せ」とは、複数のデータベースのなかから、氏名、住所、および電話番号といった情報を手がかりにして、同じ人物のデータを1つにまとめる作業をいう。
例えば、氏名、生年月日、および性別による完全一致で患者の紐付けを行おうとすると、「山河」が正しい姓であるにもかかわらず、誤って「山川」と入力してしまうと、紐付けができない場合がある。そのため、何等かの方法で、人手による紐付けが必要となる。
特許文献1では、管理装置で患者情報を管理する方式が開示されている。特許文献1では、患者端末装置から送信された仮ID(IDentifier)、生年月日、および保険情報といった情報の一部が患者情報と一致する場合、患者の認証を行うとともに、患者情報の名寄せを行う。また、生年月日と性別が同一のとき、本人から同一人物であると申告があれば、仮IDを会員IDに置き換え、本人から同一人物でないと申告があれば、仮IDを新たな会員IDとする、といった処理を行う。
特開2016-099810号公報
特許文献1では、患者の記憶あるいは申告に基づいて名寄せが行われるため、信頼性の確保が担保できないという課題がある。
また、患者データベースへの登録情報は、店舗薬局ごとの特質が現れる部分もあり、店舗薬局から管理装置へ登録されたレコードはむやみに更新しない方がよい場合がある。しかし、特許文献1では、会員IDそのものを書き換える構成のため、仮に名寄せが間違いだった場合、元の情報にDBを戻すことができないという課題がある。また、店舗薬局から登録されたレコードを更新してしまうという課題もある。
本開示は、人手を用いずに自動的に紐付けを行うことを目的とする。また、患者データベースの元情報を更新することなく、紐付けデータベースに紐付け情報を登録することを目的とする。
本開示に係る薬局支援装置は、複数の店舗薬局の各店舗薬局に配置された店舗端末装置とネットワークを介して通信する薬局支援装置において、
前記複数の店舗薬局の各店舗薬局に来局した患者を一意に識別する患者識別子と、前記患者の属性情報である患者属性情報とを対応付けて蓄積した患者データベースと、
前記複数の店舗薬局のいずれかの店舗薬局に来局した処理対象の患者の患者識別子である対象患者識別子と、前記処理対象の患者の属性情報である対象属性情報とを前記店舗端末装置から取得する対象情報取得部と、
前記対象属性情報と前記患者データベースに蓄積された前記患者属性情報とを比較し、前記患者データベースから、患者識別子が異なり、かつ、前記処理対象の患者と同一人物とみなすことができる患者の患者識別子を紐付け患者識別子として抽出し、前記紐付け患者識別子と前記対象患者識別子とを紐付ける紐付け情報を紐付けデータベースに設定する紐付け設定部とを備える。
前記患者の属性情報には、前記患者の名前のカナと生年月日と性別と被保険者番号とを含み、
前記紐付け設定部は、
前記患者属性情報と前記対象属性情報との間で、名前のカナと生年月日と性別と被保険者番号とが一致する場合に、前記患者属性情報に対応する患者識別子を前記紐付け患者識別子として抽出する。
前記紐付け設定部は、
前記患者属性情報と前記対象属性情報との間で、名前のカナと生年月日と性別とが一致し、かつ、被保険者番号が一致しない場合、前記患者属性情報と前記対象属性情報との各々に含まれる被保険者番号を、被保険者番号に対応する名前のカナと生年月日と性別とを参照可能な資格確認システムに送信し、前記資格確認システムから各被保険者番号に対応する名前のカナと生年月日と性別とを受信し、各被保険者番号に対応する名前のカナと生年月日と性別とが一致する場合に、前記患者属性情報に対応する患者識別子を前記紐付け患者識別子として抽出する。
前記患者識別子は、
前記店舗薬局を一意に識別する店舗識別子と、前記店舗薬局ごとに患者を識別する店舗毎患者識別子とから構成される。
前記紐付け設定部は、
前記紐付け患者識別子と前記対象患者識別子とに共通の共通患者コードを付与することにより、前記共通患者コードを付与された患者識別子のグループを前記紐付け情報として、前記紐付けデータベースに設定する。
前記紐付け設定部は、
前記紐付け患者識別子あるいは前記対象患者識別子を含む前記紐付け情報が存在するか否かを判定し、前記紐付け患者識別子あるいは前記対象患者識別子を含む前記紐付け情報が存在する場合に、前記紐付け情報を更新し、前記紐付け患者識別子あるいは前記対象患者識別子を含む前記紐付け情報が存在しない場合は、前記紐付け情報を新たに生成する。
前記患者データベースには、さらに、
前記患者に対応する調剤あるいは服薬指導に関する関連情報が設定されており、
前記薬局支援装置は、
前記紐付け情報で紐付けられた前記紐付け患者識別子により識別される患者の関連情報を前記店舗端末装置に送信する関連情報送信部とを備える。
本開示に係る店舗端末装置は、店舗薬局に配置され、ネットワークを介して薬局支援装置と通信する店舗端末装置において、
前記店舗薬局に来局した処理対象の患者の患者識別子である対象患者識別子と、前記処理対象の患者の属性情報である対象属性情報とを前記薬局支援装置に送信する患者情報送信部と、
前記処理対象の患者と同一人物とみなすことができる患者の患者識別子である紐付け患者識別子と、前記紐付け患者識別子により識別される患者に対応する調剤あるいは服薬指導に関する関連情報を前記薬局支援装置から受信し、表示機器に表示する関連情報表示部とを備える。
本開示に係る薬局支援システムは、複数の店舗薬局の各店舗薬局に配置された店舗端末装置と、前記店舗端末装置とネットワークを介して通信する薬局支援装置とを備える薬局支援システムにおいて、
前記薬局支援装置は、
前記複数の店舗薬局の各店舗薬局に来局した患者を一意に識別する患者識別子と、前記患者の属性情報である患者属性情報とを対応付けて蓄積した患者データベースを備え、
前記店舗端末装置は、
前記店舗薬局に来局した処理対象の患者の患者識別子である対象患者識別子と、前記処理対象の患者の属性情報である対象属性情報とを前記薬局支援装置に送信する患者情報送信部を備え、
前記薬局支援装置は、
前記対象患者識別子と前記対象属性情報とを前記店舗端末装置から取得する対象情報取得部と、
前記対象属性情報と前記患者データベースに蓄積された前記患者属性情報とを比較し、前記患者データベースから、患者識別子が異なり、かつ、前記処理対象の患者と同一人物とみなすことができる患者の患者識別子を紐付け患者識別子として抽出し、前記紐付け患者識別子と前記対象患者識別子とを紐付ける紐付け情報を紐付けデータベースに設定する紐付け設定部と、
前記紐付け情報で紐付けられた前記紐付け患者識別子により識別される患者に対応する調剤あるいは服薬指導に関する関連情報を前記店舗端末装置に送信する関連情報送信部とを備え、
前記店舗端末装置は、
前記関連情報を表示機器に表示する関連情報表示部を備える。
本開示に係る薬局支援方法は、複数の店舗薬局の各店舗薬局に配置された店舗端末装置とネットワークを介して通信する薬局支援装置に用いられる薬局支援方法において、
前記薬局支援装置が、前記複数の店舗薬局の各店舗薬局に来局した患者を一意に識別する患者識別子と、前記患者の属性情報である患者属性情報とを対応付けて蓄積した患者データベースを備え、
コンピュータが、前記複数の店舗薬局のいずれかの店舗薬局に来局した処理対象の患者の患者識別子である対象患者識別子と、前記処理対象の患者の属性情報である対象属性情報とを前記店舗端末装置から取得し、
コンピュータが、前記対象属性情報と前記患者データベースに蓄積された前記患者属性情報とを比較し、前記患者データベースから、患者識別子が異なり、かつ、前記処理対象の患者と同一人物とみなすことができる患者の患者識別子を紐付け患者識別子として抽出し、前記紐付け患者識別子と前記対象患者識別子とを紐付ける紐付け情報を紐付けデータベースに設定する。
本開示に係る薬局支援プログラムは、複数の店舗薬局の各店舗薬局に配置された店舗端末装置とネットワークを介して通信する薬局支援装置に用いられる薬局支援プログラムにおいて、
前記薬局支援装置が、前記複数の店舗薬局の各店舗薬局に来局した患者を一意に識別する患者識別子と、前記患者の属性情報である患者属性情報とを対応付けて蓄積した患者データベースを備え、
前記複数の店舗薬局のいずれかの店舗薬局に来局した処理対象の患者の患者識別子である対象患者識別子と、前記処理対象の患者の属性情報である対象属性情報とを前記店舗端末装置から取得する対象情報取得処理と、
前記対象属性情報と前記患者データベースに蓄積された前記患者属性情報とを比較し、前記患者データベースから、患者識別子が異なり、かつ、前記処理対象の患者と同一人物とみなすことができる患者の患者識別子を紐付け患者識別子として抽出し、前記紐付け患者識別子と前記対象患者識別子とを紐付ける紐付け情報を紐付けデータベースに設定する紐付け設定処理と
をコンピュータである前記薬局支援装置に実行させる。
本開示に係る薬局支援装置では、紐付け設定部が、対象属性情報と患者データベースに蓄積された患者属性情報とを比較する。そして、紐付け設定部が、患者データベースから、患者識別子が異なり、かつ、処理対象の患者と同一人物とみなすことができる患者の患者識別子を紐付け患者識別子として抽出する。さらに、紐付け設定部が、紐付け患者識別子と対象患者識別子とを紐付ける紐付け情報を紐付けデータベースに設定する。
よって、本開示に係る薬局支援装置によれば、人手を用いることなく高精度な紐付けを自動的に行うことができる。また、本開示に係る薬局支援装置によれば、患者データベースの元情報を更新することなく、紐付けデータベースに紐付け情報を登録することができる。
実施の形態1に係る薬局支援システムの全体構成例を示す図。 実施の形態1に係る薬局支援装置の構成例を示す図。 実施の形態1に係る店舗端末装置の構成例を示す図。 実施の形態1に係る薬局支援システムによる薬局支援処理を示すフロー図。 実施の形態1に係る店舗毎患者データベースの構成例を示す図。 実施の形態1に係る患者データベースの構成例を示す図。 実施の形態1に係る紐付け設定部による紐付け設定処理を示す詳細フロー図。 実施の形態1に係るステップS146の紐付けデータベースの更新処理を示す詳細フロー図。 実施の形態1に係る紐付けデータベースの構成例を示す図。 実施の形態1の変形例1に係る患者データベースの構成例を示す図。 実施の形態1の変形例1に係る紐付けデータベースの構成例を示す図。 実施の形態1の変形例2に係る薬局支援装置の構成例を示す図。
以下、本開示の実施の形態について、図を用いて説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には、同一符号を付している。実施の形態の説明において、同一または相当する部分については、説明を適宜省略または簡略化する。
実施の形態1.
***構成の説明***
図1は、本実施の形態に係る薬局支援システム500の全体構成例を示す図である。
本実施の形態に係る薬局支援システム500は、複数の店舗薬局10からなるチェーン店において、患者情報の名寄せを適切に実施することにより各店舗薬局における薬局業務を支援するシステムである。
薬局支援システム500は、薬局支援装置100と、複数の店舗薬局10の各店舗薬局に配置された店舗端末装置200とを備える。
店舗端末装置200は、店舗薬局10おいて薬剤師が用いるレセプトコンピュータといった装置である。
薬局支援装置100は、ネットワーク30を介して各店舗端末装置200と通信する。
また、薬局支援装置100は、ネットワーク30を介してオンライン資格確認等システム300と通信可能である。オンライン資格確認等システム300は、支払基金国保中央会といった公的なデータベースを用いて患者情報を参照可能なシステムである。オンライン資格確認等システム300は、被保険者番号に対応する名前のカナと生年月日と性別とを参照可能な資格確認システムの例である。
薬局支援装置100は、店舗薬局間の共通サーバである。
図2は、本実施の形態に係る薬局支援装置100の構成例を示す図である。
薬局支援装置100は、コンピュータである。薬局支援装置100は、プロセッサ910を備えるとともに、メモリ921、補助記憶装置922、入力インタフェース930、出力インタフェース940、および通信装置950といった他のハードウェアを備える。プロセッサ910は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
薬局支援装置100は、機能要素として、対象情報取得部110と紐付け設定部120と関連情報送信部130と記憶部140を備える。記憶部140には、患者データベース141と紐付けデータベース142が記憶される。
対象情報取得部110と紐付け設定部120と関連情報送信部130の機能は、ソフトウェアにより実現される。
記憶部140は、メモリ921に備えられる。なお、記憶部140は、補助記憶装置922に備えられていてもよいし、メモリ921と補助記憶装置922に分散して備えられていてもよい。
プロセッサ910は、対象情報取得部110と紐付け設定部120と関連情報送信部130の機能を実現するプログラムである。
プロセッサ910は、演算処理を行うIC(Integrated Circuit)である。プロセッサ910の具体例は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)である。
メモリ921は、データを一時的に記憶する記憶装置である。メモリ921の具体例は、SRAM(Static Random Access Memory)、あるいはDRAM(Dynamic Random Access Memory)である。
補助記憶装置922は、データを保管する記憶装置である。補助記憶装置922の具体例は、HDDである。また、補助記憶装置922は、SD(登録商標)メモリカード、CF、NANDフラッシュ、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVDといった可搬の記憶媒体であってもよい。なお、HDDは、Hard Disk Driveの略語である。SD(登録商標)は、Secure Digitalの略語である。CFは、CompactFlash(登録商標)の略語である。DVDは、Digital Versatile Diskの略語である。
入力インタフェース930は、マウス、キーボード、あるいはタッチパネルといった入力装置と接続されるポートである。入力インタフェース930は、具体的には、USB(Universal Serial Bus)端子である。なお、入力インタフェース930は、LAN(Local Area Network)と接続されるポートであってもよい。
出力インタフェース940は、ディスプレイといった表示機器941のケーブルが接続されるポートである。出力インタフェース940は、具体的には、USB端子またはHDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)端子である。ディスプレイは、具体的には、LCD(Liquid Crystal Display)である。
通信装置950は、ネットワークを介して他の装置と通信する。通信装置950は、レシーバとトランスミッタを有する。通信装置950は、有線または無線で、LAN、インターネット、あるいは電話回線といった通信網に接続している。通信装置950は、具体的には、通信チップまたはNIC(Network Interface Card)である。
薬局支援プログラムは、プロセッサ910に読み込まれ、プロセッサ910によって実行される。メモリ921には、薬局支援プログラムだけでなく、OS(Operating System)も記憶されている。プロセッサ910は、OSを実行しながら、薬局支援プログラムを実行する。薬局支援プログラムおよびOSは、補助記憶装置922に記憶されていてもよい。補助記憶装置922に記憶されている薬局支援プログラムおよびOSは、メモリ921にロードされ、プロセッサ910によって実行される。なお、薬局支援プログラムの一部または全部がOSに組み込まれていてもよい。
薬局支援装置100は、プロセッサ910を代替する複数のプロセッサを備えていてもよい。これら複数のプロセッサは、薬局支援プログラムの実行を分担する。それぞれのプロセッサは、プロセッサ910と同じように、薬局支援プログラムを実行する装置である。
薬局支援プログラムにより利用、処理または出力されるデータ、情報、信号値および変数値は、メモリ921、補助記憶装置922、または、プロセッサ910内のレジスタあるいはキャッシュメモリに記憶される。
対象情報取得部110と紐付け設定部120と関連情報送信部130の各部の「部」を「処理」、「手順」あるいは「工程」に読み替えてもよい。薬局支援プログラムは、対象情報取得処理と紐付け設定処理と関連情報送信処理を、コンピュータに実行させる。また、薬局支援方法は、薬局支援装置100が薬局支援プログラムを実行することにより行われる方法である。
薬局支援プログラムは、コンピュータ読取可能な記憶媒体に格納されて提供されてもよい。また、薬局支援プログラムは、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
図3は、本実施の形態に係る店舗端末装置200の構成例を示す図である。
店舗端末装置200は、コンピュータである。
店舗端末装置200は、機能要素として、患者情報送信部210と関連情報表示部220と記憶部230を備える。記憶部230には、店舗毎患者データベース231が記憶される。
店舗端末装置200は、前記の機能要素の他に、レセプトコンピュータとしての各種機能を有しているが、ここでは説明を省略する。
また、店舗端末装置200のハードウェア構成については、薬局支援装置100と同様である。
***動作の説明***
次に、本実施の形態に係る薬局支援システム500の動作について説明する。薬局支援システム500の動作手順は、薬局支援方法に相当する。また、薬局支援システム500の動作を実現するプログラムは、薬局支援プログラムに相当する。
図4は、本実施の形態に係る薬局支援システム500による薬局支援処理を示すフロー図である。
<患者情報受付処理>
ステップS110において、店舗薬局10の店舗端末装置200は、入力インタフェース930を介して、来局した患者の情報を受け付ける。
ここで受け付ける患者を、薬局支援システム500による薬局支援処理の処理対象の患者である対象患者21とする。
例えば、対象患者21が既にチェーン店の会員であり、会員カードあるいは会員用アプリケーションを有している場合がある。この場合は、店舗端末装置200は、会員カードあるいは会員用アプリケーションの情報を読み取ることにより、対象患者21の各種情報を受け付ける。また、対象患者21がチェーン店の会員でない場合には、店舗端末装置200は、対象患者21により示される会員登録時の情報に基づいて、対象患者21の各種情報を受け付ける。
図5は、本実施の形態に係る店舗毎患者データベース231の構成例を示す図である。
店舗毎患者データベース231は、店舗薬局ごとに具備される患者データベースである。店舗毎患者データベース231には、当該店舗薬局に来局した患者の情報が設定される。
チェーン店の会員である患者には、複数の店舗薬局の各店舗薬局に来局した患者を一意に識別する患者識別子41が付与されるものとする。
患者識別子41は、店舗薬局を一意に識別する店舗識別子(店舗ID)と、店舗薬局ごとに患者を識別する店舗毎患者識別子とから構成される。店舗毎患者識別子は、例えば番号である。
患者の情報には、患者識別子41と患者の属性情報を示す患者属性情報42とが含まれる。
患者属性情報42には、名前のカナ、生年月日、性別、および、被保険者番号が含まれる。また、患者属性情報42には、来局した日にち、および、氏名が含まれていてもよい。
図5は、店舗薬局Bの店舗毎患者データベース231の例である。図5では、8/10に店舗薬局Bに初来局した「山川太郎」さんの情報が示されている。
<患者情報送信処理>
ステップS120において、店舗端末装置200の患者情報送信部210は、対象患者21の患者識別子41である対象患者識別子411と、対象患者21の患者属性情報42である対象属性情報421とを薬局支援装置100に送信する。
図5の例では、対象患者21である「山川太郎」さんの患者識別子41は、「B003」である。また、患者属性情報42には、日にち「8/10」、氏名「山川太郎」、名前のカナ「タロウ」、生年月日「20010715」、性別「男」、および、被保険者番号「001-111111-01」が含まれる。
患者情報送信部210は、対象患者識別子411として「B003」を、対象属性情報421として日にち「8/10」、氏名「山川太郎」、名前のカナ「タロウ」、生年月日「20010715」、性別「男」、および、被保険者番号「001-111111-01」を、薬局支援装置100に送信する。
<対象情報取得処理>
ステップS130において、薬局支援装置100の対象情報取得部110は、対象患者21の患者識別子41である対象患者識別子411と、対象患者21の患者属性情報42である対象属性情報421とを店舗端末装置200から取得する。対象患者21は、複数の店舗薬局のいずれかの店舗薬局に来局した患者である。
対象情報取得部110は、対象患者識別子411と対象属性情報421とを取得すると、患者データベース141に設定する。
図6は、本実施の形態に係る患者データベース141の構成例を示す図である。
患者データベース141は、薬局支援装置100に備えられる。
患者データベース141には、複数の店舗薬局の各店舗薬局から送信された患者の情報が設定される。
患者データベース141には、複数の店舗薬局の各店舗薬局に来局した患者を一意に識別する患者識別子41と、患者の属性情報である患者属性情報42とが対応付けられて蓄積される。
本実施の形態では、薬局支援装置100は、複数の店舗薬局の患者データベースを1つのファイルとして備えている。しかし、薬局支援装置100は、店舗薬局毎に患者データベースを備えていてもよい。すなわち、薬局支援装置100は、各店舗薬局の店舗毎患者データベースを全て備えていてもよい。
図6の例では、以前に店舗薬局Aに来局した患者「山河太郎」さんの情報が既に設定されている。また、図6では、今回、店舗薬局Bの店舗端末装置200から送信された、対象患者21「山川太郎」さんの情報も設定された状態である。
<紐付け設定処理>
ステップS140において、薬局支援装置100の紐付け設定部120は、対象患者21と、対象患者21と同一人物とみなすことができる患者とを紐付ける処理を行う。
具体的には、紐付け設定部120は、対象患者21の対象属性情報421と、患者データベース141に蓄積された患者属性情報42とを比較する。そして、紐付け設定部120は、患者データベース141から、患者識別子が異なり、かつ、対象患者21と同一人物とみなすことができる患者の患者識別子を紐付け患者識別子412として抽出する。そして、紐付け設定部120は、紐付け患者識別子412と対象患者識別子411とを紐付ける紐付け情報52を紐付けデータベース142に設定する。
図7は、本実施の形態に係る紐付け設定部120による紐付け設定処理を示す詳細フロー図である。
紐付け設定部120は、患者データベース141に設定されている1レコードごとに、患者属性情報42と対象属性情報421とを比較し、紐付け患者識別子412を抽出する。例えば、紐付け設定部120は、患者属性情報42と対象属性情報421との間で、名前のカナと生年月日と性別と被保険者番号とが一致する場合に、患者属性情報42に対応する患者識別子41を紐付け患者識別子412として抽出する。
具体的には、以下の通りである。
ステップS141において、紐付け設定部120は、患者識別子が異なり、かつ、患者属性情報42と対象属性情報421との間で、名前のカナと生年月日と性別とが一致するかを判定する。
患者識別子が異なり、かつ、名前のカナと生年月日と性別とが一致する場合、処理はステップS142に進む。
患者識別子が同一、あるいは、名前のカナと生年月日と性別との少なくともいずれかが一致しない場合は、患者データベース141の次のレコードを取得し、ステップS141から処理を繰り返す。
ステップS142において、紐付け設定部120は、被保険者番号が一致するかを判定する。
被保険者番号が一致する場合、対象患者21と、患者データベース141の当該レコードの患者は同一人物とみなすことができる。よって、紐付け設定部120は、患者属性情報42に対応する患者識別子を紐付け患者識別子412として抽出し、ステップS146の紐付けデータベースの更新処理に進む。一致しない場合は、処理はステップS143に進む。
ステップS143は、患者属性情報42と対象属性情報421との間で、名前のカナと生年月日と性別とが一致するが、被保険者番号が一致しない場合の処理である。
ステップS143において、紐付け設定部120は、患者属性情報42と対象属性情報421との各々に含まれる被保険者番号を、オンライン資格確認等システム300に送信する。
オンライン資格確認等システム300は、被保険者番号に対応する名前のカナと生年月日と性別とを参照可能なシステムである。
ステップS144において、紐付け設定部120は、オンライン資格確認等システム300から各被保険者番号に対応する名前のカナと生年月日と性別とを受信する。具体的には、紐付け設定部120は、当該レコードの患者属性情報42に含まれる被保険者番号に対応する名前のカナと生年月日と性別と、対象属性情報421に含まれる被保険者番号に対応する名前のカナと生年月日と性別とを、オンライン資格確認等システム300から受信する。
ステップS145において、紐付け設定部120は、患者属性情報42と対象属性情報421との各被保険者番号に対応する名前のカナと生年月日と性別とが一致するかを判定する。
一致する場合は、対象患者21と、患者データベース141の当該レコードの患者は同一人物とみなすことができる。よって、紐付け設定部120は、患者属性情報42に対応する患者識別子を紐付け患者識別子412として抽出し、ステップS146の紐付けデータベースの更新処理に進む。一致しない場合は、患者データベース141の次のレコードを取得し、ステップS141から処理を繰り返す。
図6の具体例では、対象患者21「山川太郎」さんの対象属性情報には、名前のカナ「タロウ」、生年月日「20010715」、性別「男」、および、被保険者番号「001-111111-01」が含まれる。また、以前に店舗Aに来局した患者「山河太郎」さんの患者属性情報にも、名前のカナ「タロウ」、生年月日「20010715」、性別「男」、および、被保険者番号「001-111111-01」が含まれる。
よって、紐付け設定部120は、以前に店舗Aに来局した患者「山河太郎」さんの患者識別子「A001」を、対象患者21「山川太郎」さんと同一人物とみなすことができる患者の紐付け患者識別子412として抽出する。
図8は、本実施の形態に係るステップS146の紐付けデータベースの更新処理を示す詳細フロー図である。
図9は、本実施の形態に係る紐付けデータベース142の構成例を示す図である。
ステップS146の紐付けデータベースの更新処理では、紐付け設定部120は、紐付け患者識別子412と対象患者識別子411とに共通の共通患者コード422を付与することにより、共通患者コード422を付与された患者識別子のグループを紐付け情報52とする。つまり、同じ共通患者コード422が付与された患者識別子は、紐付けられていることを意味する。そして、紐付け設定部120は、紐付け情報52を紐付けデータベース142に設定する。
具体的には、以下の通りである。
ステップS461において、紐付け設定部120は、紐付け患者識別子412あるいは対象患者識別子411を含む紐付け情報52が存在するか否かを判定する。
紐付け患者識別子412あるいは対象患者識別子411を含む紐付け情報52が存在する場合、処理はステップS462に進む。
紐付け患者識別子412あるいは対象患者識別子411を含む紐付け情報52が存在しない場合、処理はステップS463に進む。
ステップS462において、紐付け設定部120は、紐付け情報52を更新する。具体的には、紐付け設定部120は、既に存在する紐付け情報52に設定されていない患者識別子を追加することにより、紐付け情報52を更新する。
なお、ステップS462において、紐付け患者識別子412と対象患者識別子411とが同一の紐付け情報52が、既に存在することを判定した場合には、処理は実施されずにそのまま終了する。
ステップS463において、紐付け設定部120は、紐付け情報52を新たに生成し、生成した紐付け情報52を紐付けデータベース142に設定する。
図6の例では、対象患者識別子411は「B003」であり、紐付け患者識別子412として「A001」が抽出される。
図9に示す紐付けデータベース142には、対象患者識別子411である「B003」、あるいは、紐付け患者識別子412である「A001」を含む紐付け情報52が設定されていなかったものとする。その場合、図9に示すように、紐付け設定部120は、対象患者識別子411である「B003」と紐付け患者識別子412である「A001」とに、共通患者コード422「10」を付与する。これにより、対象患者識別子411である「B003」と紐付け患者識別子412である「A001」とに、共通患者コード422の「10」を付与した紐付け情報52が新たに生成される。
紐付けデータベース142には、紐付け情報52の作成日423と、対象患者21を受け付けた従業員を示す受付担当424とが設定されてもよい。作成日423と受付担当424とは、例えば、データのトレース用に記録される。
例えば、患者識別子「A001」と「C007」を含む紐付け情報52が既に存在しているとする。このような場合には、紐付け設定部120は、その紐付け情報52に対象患者識別子411である「B003」を追加し、紐付け情報52を更新する。
図7に戻り説明を続ける。
ステップS146の紐付けデータベースの更新処理が終了すると、紐付け設定部120は、患者データベース141の次のレコードを取得し、ステップS141から処理を繰り返す。
患者データベース141のすべてのレコードについて処理が完了すると、処理はステップS150に進む(図4参照)。
図5および図6に示すように、店舗毎患者データベース231および患者データベース141には、患者に対応する調剤あるいは服薬指導に関する関連情報43が設定される。
店舗薬局10の薬剤師は、患者に対して調剤あるいは服薬指導が実施されると、店舗毎患者データベース231に関連情報43を設定する。
また、店舗毎患者データベース231の関連情報43が設定されたタイミングで、設定された関連情報43を薬局支援装置100に送信してもよいし、例えば1日分の関連情報43をまとめて閉店後に薬局支援装置100に送信してもよい。
<関連情報送信処理>
ステップS150において、薬局支援装置100の関連情報送信部130は、紐付け情報52で紐付けられた紐付け患者識別子412により識別される患者の関連情報43を店舗端末装置200に送信する。
具体的には、関連情報送信部130は、対象患者21の対象患者識別子411を含む紐付け情報52を、紐付けデータベース142から抽出する。関連情報送信部130は、抽出した紐付け情報52に含まれる患者識別子41を、対象患者21と同一人物とみなすことができる患者の紐付け患者識別子412として抽出する。そして、関連情報送信部130は、抽出した紐付け患者識別子412の関連情報43を患者データベース141から取得し、対象患者21に関する情報の送信元である店舗端末装置200に送信する。
<関連情報表示処理>
ステップS160において、店舗端末装置200の関連情報表示部220は、薬局支援装置100から、関連情報43を受信する。具体的には、関連情報表示部220は、対象患者21と同一人物とみなすことができる患者の紐付け患者識別子412により識別される患者に対応する関連情報43を受信する。
ステップS170において、関連情報表示部220は、薬局支援装置100から受信した、関連情報43を表示機器941に表示する。
図6および図9の具体例では、対象患者識別子411である「B003」は、紐付け情報52により紐付け患者識別子412である「A001」と紐付けられている。
そこで、関連情報送信部130は、紐付け患者識別子412である「A001」の関連情報「調剤情報XXX、服薬情報YYY」を、対象患者21と同一人物とみなすことができる患者の関連情報として取得する。そして、関連情報送信部130は、紐付け患者識別子412である「A001」の関連情報「調剤情報XXX、服薬情報YYY」を、対象患者21と同一人物とみなすことができる患者の関連情報43として、店舗薬局Bの店舗端末装置200に送信する。
店舗薬局Bでは、対象患者21である「山川太郎」さんと同一人物とみなすことができる患者「山河太郎」さんの関連情報「調剤情報XXX、服薬情報YYY」が、店舗端末装置200の表示機器941に表示される。
これにより、薬剤師は、「山川太郎」さんに関する最新の調剤情報および服薬情報を参考に、調剤および服薬指導を行うことができ、より良いサービスを提供することができる。
***他の構成***
<変形例1>
図10は、本実施の形態の変形例1に係る患者データベース141の構成例を示す図である。
図11は、本実施の形態の変形例1に係る紐付けデータベース142の構成例を示す図である。
図10および図11を用いて、図6および図9とは異なる具体例について説明する。
図10の患者データベース141では、店舗薬局Bから対象属性情報が送信された対象患者21は、「小林花子」さんであるものとする。
また、図10の例では、以前に店舗Aに来局した患者「鈴木花子」さんの情報が既に設定されている。
対象患者21「小林花子」さんの患者識別子41は、「B113」である。また、対象患者21「小林花子」さんについて、名前のカナ「ハナコ」、生年月日「19920528」、性別「女」、および、被保険者番号「001-111111-01」である。
また、患者データベース141に設定されている患者「鈴木花子」さんの患者識別子41は、「A111」である。患者「鈴木花子」さんについては、名前のカナ「ハナコ」、生年月日「19920528」、性別「女」であり、対象患者21「小林花子」さんと名前のカナと生年月日と性別は一致する。一方、患者「鈴木花子」さんの被保険者番号は「999-999999-02」であり、対象患者21「小林花子」さんの被保険者番号と一致しない。
そこで、薬局支援装置100では、対象患者21「小林花子」さんの被保険者番号「001-111111-01」と、患者「鈴木花子」さんの被保険者番号は「999-999999-02」が、オンライン資格確認等システム300に送信される。
例えば、鈴木花子さんは、7/20以降に結婚し、「小林」に姓が変わり、被保険者番号も変わったものとする。
このような場合でも、オンライン資格確認等システム300を利用することにより、同一人物であれば、異なる被保険者番号の各々に対応する名前のカナ、生年月日、および性別は一致する。各被保険者番号に対応する名前のカナ、生年月日、および性別が一致すると、薬局支援装置100は、対象患者21「小林花子」さんと患者「鈴木花子」さんを同一人物であるとみなし、紐付け患者識別子412「A111」を取得する。
図11の紐付けデータベース142に示すように、対象患者識別子411である「B113」と紐付け患者識別子412である「A111」とに、共通患者コード422の「20」を付与される。共通患者コード422の「20」を付与された紐付け情報52が生成され、紐付けデータベース142に設定される。
<変形例2>
本実施の形態では、薬局支援装置100における対象情報取得部110と紐付け設定部120と関連情報送信部130の機能がソフトウェアで実現される。しかし、変形例として、対象情報取得部110と紐付け設定部120と関連情報送信部130の機能がハードウェアで実現されてもよい。
図12は、本実施の形態の変形例2に係る薬局支援装置100の構成例を示す図である。
図12に示すように、プロセッサ910を電子回路909に置き換えてもよい。
電子回路909は、対象情報取得部110と紐付け設定部120と関連情報送信部130の機能を実現する専用の電子回路である。電子回路909は、具体的には、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA、ASIC、または、FPGAである。GAは、Gate Arrayの略語である。ASICは、Application Specific Integrated Circuitの略語である。FPGAは、Field-Programmable Gate Arrayの略語である。
別の変形例として、対象情報取得部110と紐付け設定部120と関連情報送信部130の一部の機能が専用のハードウェアで実現され、残りの機能がソフトウェアで実現されてもよい。
プロセッサ910と、メモリ921と、電子回路909とを、総称して「プロセッシングサーキットリ」という。つまり、の機能は、プロセッシングサーキットリにより実現される。
***本実施の形態の効果の説明***
本実施の形態に係る薬局支援装置100では、人手を用いずに自動で名寄せを実施することができる。また、本実施の形態に係る薬局支援装置100では、変形例1で説明したように、患者の名前のカナと生年月日と性別とが一致し被保険者番号が一致しない場合、オンライン資格確認等システム300に対象患者21の被保険者番号と患者の被保険者番号とを送信し、それぞれに対応する名前のカナと生年月日と性別とを受信する。そして受信した複数の名前のカナと生年月日と性別とが一致する場合、同一人物とみなし名寄せを実施する。このように、構成することで姓の変更および患者が加入している健康保険組合が変更した場合にも名寄せができる可能性が高くなる。また最終的な確認を公的なデータベースを用いて行うため、名寄せの確実性を担保することができる。
患者データベースへの登録情報は、店舗薬局ごとの特質が現れる部分もあり、店舗薬局ら登録されたレコードはむやみに更新しない方がよい場合がある。
本実施の形態に係る薬局支援装置100では、紐付け情報を作成あるいは更新して紐付けデータベースに設定するので、患者データベースを書き換えることなく名寄せを実施することができる。
また、本実施の形態に係る薬局支援装置100では、紐付け情報を更新することにより、名寄せ情報の精度を上げることができる。
本実施の形態に係る薬局支援装置100では、紐付け設定処理における紐付けデータベースの更新処理は、患者情報を受け付けたタイミングで実施される。それにより、チェーン店の情報を含めた最新の患者情報を店舗端末装置に提供することができる。
以上の実施の形態1では、薬局支援装置および店舗端末装置の各装置の各部を独立した機能ブロックとして説明した。しかし、各装置の構成は、上述した実施の形態のような構成でなくてもよい。各装置の機能ブロックは、上述した実施の形態で説明した機能を実現することができれば、どのような構成でもよい。また、各装置は、1つの装置でなく、複数の装置から構成されたシステムでもよい。
また、実施の形態1のうち、複数の部分を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、この実施の形態のうち、1つの部分を実施しても構わない。その他、この実施の形態を、全体としてあるいは部分的に、どのように組み合わせて実施しても構わない。
すなわち、実施の形態1では、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
なお、上述した実施の形態は、本質的に好ましい例示であって、本開示の範囲、本開示の適用物の範囲、および本開示の用途の範囲を制限することを意図するものではない。上述した実施の形態は、必要に応じて種々の変更が可能である。
10 店舗薬局、21 対象患者、30 ネットワーク、41 患者識別子、411 対象患者識別子、412 紐付け患者識別子、42 患者属性情報、421 対象属性情報、422 共通患者コード、423 作成日、424 受付担当、43 関連情報、52 紐付け情報、100 薬局支援装置、110 対象情報取得部、120 紐付け設定部、130 関連情報送信部、140,230 記憶部、231 店舗毎患者データベース、141 患者データベース、142 紐付けデータベース、200 店舗端末装置、210 患者情報送信部、220 関連情報表示部、300 オンライン資格確認等システム、500 薬局支援システム、909 電子回路、910 プロセッサ、921 メモリ、922 補助記憶装置、930 入力インタフェース、940 出力インタフェース、941 表示機器、950 通信装置。

Claims (8)

  1. 複数の店舗薬局の各店舗薬局に配置された店舗端末装置とネットワークを介して通信する薬局支援装置において、
    前記複数の店舗薬局の各店舗薬局に来局した患者を一意に識別する患者識別子と、前記患者の属性情報であって前記患者の氏名のうち名前のカナと生年月日と性別と被保険者番号とを含む属性情報である患者属性情報とを対応付けて蓄積した患者データベースと、
    前記複数の店舗薬局のいずれかの店舗薬局に来局した処理対象の患者の患者識別子である対象患者識別子と、前記処理対象の患者の属性情報である対象属性情報とを前記店舗端末装置から取得する対象情報取得部と、
    前記対象患者識別子および前記対象属性情報と前記患者データベースに蓄積された前記患者識別子および前記患者属性情報とを比較し、前記処理対象の患者と、患者識別子が異なり、かつ、名前のカナと生年月日と性別とが一致する患者が存在するか否かを判定し、存在する場合は当該患者の被保険者番号が一致するか否かを判定し、被保険者番号が一致する場合は当該患者の患者識別子を紐付け患者識別子として抽出し、前記紐付け患者識別子と前記対象患者識別子とを紐付ける紐付け情報を紐付けデータベースに設定する紐付け設定部と
    を備え、
    前記紐付け設定部は、
    前記紐付け患者識別子と前記対象患者識別子とに共通の共通患者コードを付与することにより、前記共通患者コードを付与された患者識別子のグループを前記紐付け情報として、前記紐付けデータベースに設定する薬局支援装置。
  2. 前記紐付け設定部は、
    前記患者属性情報と前記対象属性情報との間で、名前のカナと生年月日と性別とが一致し、かつ、被保険者番号が一致しない場合、前記患者属性情報と前記対象属性情報との各々に含まれる被保険者番号を、被保険者番号に対応する名前のカナと生年月日と性別とを参照可能な資格確認システムに送信し、前記資格確認システムから各被保険者番号に対応する名前のカナと生年月日と性別とを受信し、各被保険者番号に対応する名前のカナと生年月日と性別とが一致する場合に、前記患者属性情報に対応する患者識別子を前記紐付け患者識別子として抽出する請求項1に記載の薬局支援装置。
  3. 前記患者識別子は、
    前記店舗薬局を一意に識別する店舗識別子と、前記店舗薬局ごとに患者を識別する店舗毎患者識別子とから構成される請求項1または請求項に記載の薬局支援装置。
  4. 前記紐付け設定部は、
    前記紐付け患者識別子あるいは前記対象患者識別子を含む前記紐付け情報が存在するか否かを判定し、前記紐付け患者識別子あるいは前記対象患者識別子を含む前記紐付け情報が存在する場合に、前記紐付け情報を更新し、前記紐付け患者識別子あるいは前記対象患者識別子を含む前記紐付け情報が存在しない場合は、前記紐付け情報を新たに生成する請求項1から請求項のいずれか1項に記載の薬局支援装置。
  5. 前記患者データベースには、さらに、
    前記患者に対応する調剤あるいは服薬指導に関する関連情報が設定されており、
    前記薬局支援装置は、
    前記紐付け情報で紐付けられた前記紐付け患者識別子により識別される患者の関連情報を前記店舗端末装置に送信する関連情報送信部と
    を備えた請求項1から請求項のいずれか1項に記載の薬局支援装置。
  6. 複数の店舗薬局の各店舗薬局に配置された店舗端末装置と、前記店舗端末装置とネットワークを介して通信する薬局支援装置とを備える薬局支援システムにおいて、
    前記薬局支援装置は、
    前記複数の店舗薬局の各店舗薬局に来局した患者を一意に識別する患者識別子と、前記患者の属性情報であって前記患者の氏名のうち名前のカナと生年月日と性別と被保険者番号とを含む属性情報である患者属性情報とを対応付けて蓄積した患者データベースを備え、
    前記店舗端末装置は、
    前記店舗薬局に来局した処理対象の患者の患者識別子である対象患者識別子と、前記処理対象の患者の属性情報である対象属性情報とを前記薬局支援装置に送信する患者情報送信部を備え、
    前記薬局支援装置は、
    前記対象患者識別子と前記対象属性情報とを前記店舗端末装置から取得する対象情報取得部と、
    前記対象患者識別子および前記対象属性情報と、前記患者データベースに蓄積された前記患者識別子および前記患者属性情報とを比較し、前記処理対象の患者と、患者識別子が異なり、かつ、名前のカナと生年月日と性別とが一致する患者が存在するか否かを判定し、存在する場合は当該患者の被保険者番号が一致するか否かを判定し、被保険者番号が一致する場合は当該患者の患者識別子を紐付け患者識別子として抽出し、前記紐付け患者識別子と前記対象患者識別子とを紐付ける紐付け情報を紐付けデータベースに設定する紐付け設定部と、
    前記紐付け情報で紐付けられた前記紐付け患者識別子により識別される患者に対応する調剤あるいは服薬指導に関する関連情報を前記店舗端末装置に送信する関連情報送信部とを備え、
    前記紐付け設定部は、
    前記紐付け患者識別子と前記対象患者識別子とに共通の共通患者コードを付与することにより、前記共通患者コードを付与された患者識別子のグループを前記紐付け情報として、前記紐付けデータベースに設定し、
    前記店舗端末装置は、
    前記関連情報を表示機器に表示する関連情報表示部を備える薬局支援システム。
  7. 複数の店舗薬局の各店舗薬局に配置された店舗端末装置とネットワークを介して通信する薬局支援装置に用いられる薬局支援方法において、
    前記薬局支援装置が、前記複数の店舗薬局の各店舗薬局に来局した患者を一意に識別する患者識別子と、前記患者の属性情報であって前記患者の氏名のうち名前のカナと生年月日と性別と被保険者番号とを含む属性情報である患者属性情報とを対応付けて蓄積した患者データベースを備え、
    コンピュータが、前記複数の店舗薬局のいずれかの店舗薬局に来局した処理対象の患者の患者識別子である対象患者識別子と、前記処理対象の患者の属性情報である対象属性情報とを前記店舗端末装置から取得し、
    コンピュータが、前記対象患者識別子および前記対象属性情報と、前記患者データベースに蓄積された前記患者識別子および前記患者属性情報とを比較し、前記処理対象の患者と、患者識別子が異なり、かつ、名前のカナと生年月日と性別とが一致する患者が存在するか否かを判定し、存在する場合は当該患者の被保険者番号が一致するか否かを判定し、被保険者番号が一致する場合は当該患者の患者識別子を紐付け患者識別子として抽出し、前記紐付け患者識別子と前記対象患者識別子とを紐付ける紐付け情報であって前記紐付け患者識別子と前記対象患者識別子とに共通の共通患者コードを付与することにより、前記共通患者コードを付与された患者識別子のグループである紐付け情報を紐付けデータベースに設定する薬局支援方法。
  8. 複数の店舗薬局の各店舗薬局に配置された店舗端末装置とネットワークを介して通信する薬局支援装置に用いられる薬局支援プログラムにおいて、
    前記薬局支援装置が、前記複数の店舗薬局の各店舗薬局に来局した患者を一意に識別する患者識別子と、前記患者の属性情報であって前記患者の氏名のうち名前のカナと生年月日と性別と被保険者番号とを含む属性情報である患者属性情報とを対応付けて蓄積した患者データベースを備え、
    前記複数の店舗薬局のいずれかの店舗薬局に来局した処理対象の患者の患者識別子である対象患者識別子と、前記処理対象の患者の属性情報である対象属性情報とを前記店舗端末装置から取得する対象情報取得処理と、
    前記対象患者識別子および前記対象属性情報と、前記患者データベースに蓄積された前記患者識別子および前記患者属性情報とを比較し、前記処理対象の患者と、患者識別子が異なり、かつ、名前のカナと生年月日と性別とが一致する患者が存在するか否かを判定し、存在する場合は当該患者の被保険者番号が一致するか否かを判定し、被保険者番号が一致する場合は当該患者の患者識別子を紐付け患者識別子として抽出し、前記紐付け患者識別子と前記対象患者識別子とを紐付ける紐付け情報であって前記紐付け患者識別子と前記対象患者識別子とに共通の共通患者コードを付与することにより、前記共通患者コードを付与された患者識別子のグループである紐付け情報を紐付けデータベースに設定する紐付け設定処理と
    をコンピュータである前記薬局支援装置に実行させる薬局支援プログラム。
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