JP7253019B1 - 薬局支援装置、薬局支援システム、薬局支援方法、および薬局支援プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、氏名、生年月日、および性別による完全一致で患者の紐付けを行おうとすると、「山河」が正しい姓であるにもかかわらず、誤って「山川」と入力してしまうと、紐付けができない場合がある。そのため、何等かの方法で、人手による紐付けが必要となる。
また、患者データベースへの登録情報は、店舗薬局ごとの特質が現れる部分もあり、店舗薬局から管理装置へ登録されたレコードはむやみに更新しない方がよい場合がある。しかし、特許文献1では、会員IDそのものを書き換える構成のため、仮に名寄せが間違いだった場合、元の情報にDBを戻すことができないという課題がある。また、店舗薬局から登録されたレコードを更新してしまうという課題もある。
前記複数の店舗薬局の各店舗薬局に来局した患者を一意に識別する患者識別子と、前記患者の属性情報である患者属性情報とを対応付けて蓄積した患者データベースと、
前記複数の店舗薬局のいずれかの店舗薬局に来局した処理対象の患者の患者識別子である対象患者識別子と、前記処理対象の患者の属性情報である対象属性情報とを前記店舗端末装置から取得する対象情報取得部と、
前記対象属性情報と前記患者データベースに蓄積された前記患者属性情報とを比較し、前記患者データベースから、患者識別子が異なり、かつ、前記処理対象の患者と同一人物とみなすことができる患者の患者識別子を紐付け患者識別子として抽出し、前記紐付け患者識別子と前記対象患者識別子とを紐付ける紐付け情報を紐付けデータベースに設定する紐付け設定部とを備える。
前記紐付け設定部は、
前記患者属性情報と前記対象属性情報との間で、名前のカナと生年月日と性別と被保険者番号とが一致する場合に、前記患者属性情報に対応する患者識別子を前記紐付け患者識別子として抽出する。
前記患者属性情報と前記対象属性情報との間で、名前のカナと生年月日と性別とが一致し、かつ、被保険者番号が一致しない場合、前記患者属性情報と前記対象属性情報との各々に含まれる被保険者番号を、被保険者番号に対応する名前のカナと生年月日と性別とを参照可能な資格確認システムに送信し、前記資格確認システムから各被保険者番号に対応する名前のカナと生年月日と性別とを受信し、各被保険者番号に対応する名前のカナと生年月日と性別とが一致する場合に、前記患者属性情報に対応する患者識別子を前記紐付け患者識別子として抽出する。
前記店舗薬局を一意に識別する店舗識別子と、前記店舗薬局ごとに患者を識別する店舗毎患者識別子とから構成される。
前記紐付け患者識別子と前記対象患者識別子とに共通の共通患者コードを付与することにより、前記共通患者コードを付与された患者識別子のグループを前記紐付け情報として、前記紐付けデータベースに設定する。
前記紐付け患者識別子あるいは前記対象患者識別子を含む前記紐付け情報が存在するか否かを判定し、前記紐付け患者識別子あるいは前記対象患者識別子を含む前記紐付け情報が存在する場合に、前記紐付け情報を更新し、前記紐付け患者識別子あるいは前記対象患者識別子を含む前記紐付け情報が存在しない場合は、前記紐付け情報を新たに生成する。
前記患者に対応する調剤あるいは服薬指導に関する関連情報が設定されており、
前記薬局支援装置は、
前記紐付け情報で紐付けられた前記紐付け患者識別子により識別される患者の関連情報を前記店舗端末装置に送信する関連情報送信部とを備える。
前記店舗薬局に来局した処理対象の患者の患者識別子である対象患者識別子と、前記処理対象の患者の属性情報である対象属性情報とを前記薬局支援装置に送信する患者情報送信部と、
前記処理対象の患者と同一人物とみなすことができる患者の患者識別子である紐付け患者識別子と、前記紐付け患者識別子により識別される患者に対応する調剤あるいは服薬指導に関する関連情報を前記薬局支援装置から受信し、表示機器に表示する関連情報表示部とを備える。
前記薬局支援装置は、
前記複数の店舗薬局の各店舗薬局に来局した患者を一意に識別する患者識別子と、前記患者の属性情報である患者属性情報とを対応付けて蓄積した患者データベースを備え、
前記店舗端末装置は、
前記店舗薬局に来局した処理対象の患者の患者識別子である対象患者識別子と、前記処理対象の患者の属性情報である対象属性情報とを前記薬局支援装置に送信する患者情報送信部を備え、
前記薬局支援装置は、
前記対象患者識別子と前記対象属性情報とを前記店舗端末装置から取得する対象情報取得部と、
前記対象属性情報と前記患者データベースに蓄積された前記患者属性情報とを比較し、前記患者データベースから、患者識別子が異なり、かつ、前記処理対象の患者と同一人物とみなすことができる患者の患者識別子を紐付け患者識別子として抽出し、前記紐付け患者識別子と前記対象患者識別子とを紐付ける紐付け情報を紐付けデータベースに設定する紐付け設定部と、
前記紐付け情報で紐付けられた前記紐付け患者識別子により識別される患者に対応する調剤あるいは服薬指導に関する関連情報を前記店舗端末装置に送信する関連情報送信部とを備え、
前記店舗端末装置は、
前記関連情報を表示機器に表示する関連情報表示部を備える。
前記薬局支援装置が、前記複数の店舗薬局の各店舗薬局に来局した患者を一意に識別する患者識別子と、前記患者の属性情報である患者属性情報とを対応付けて蓄積した患者データベースを備え、
コンピュータが、前記複数の店舗薬局のいずれかの店舗薬局に来局した処理対象の患者の患者識別子である対象患者識別子と、前記処理対象の患者の属性情報である対象属性情報とを前記店舗端末装置から取得し、
コンピュータが、前記対象属性情報と前記患者データベースに蓄積された前記患者属性情報とを比較し、前記患者データベースから、患者識別子が異なり、かつ、前記処理対象の患者と同一人物とみなすことができる患者の患者識別子を紐付け患者識別子として抽出し、前記紐付け患者識別子と前記対象患者識別子とを紐付ける紐付け情報を紐付けデータベースに設定する。
前記薬局支援装置が、前記複数の店舗薬局の各店舗薬局に来局した患者を一意に識別する患者識別子と、前記患者の属性情報である患者属性情報とを対応付けて蓄積した患者データベースを備え、
前記複数の店舗薬局のいずれかの店舗薬局に来局した処理対象の患者の患者識別子である対象患者識別子と、前記処理対象の患者の属性情報である対象属性情報とを前記店舗端末装置から取得する対象情報取得処理と、
前記対象属性情報と前記患者データベースに蓄積された前記患者属性情報とを比較し、前記患者データベースから、患者識別子が異なり、かつ、前記処理対象の患者と同一人物とみなすことができる患者の患者識別子を紐付け患者識別子として抽出し、前記紐付け患者識別子と前記対象患者識別子とを紐付ける紐付け情報を紐付けデータベースに設定する紐付け設定処理と
をコンピュータである前記薬局支援装置に実行させる。
よって、本開示に係る薬局支援装置によれば、人手を用いることなく高精度な紐付けを自動的に行うことができる。また、本開示に係る薬局支援装置によれば、患者データベースの元情報を更新することなく、紐付けデータベースに紐付け情報を登録することができる。
***構成の説明***
図1は、本実施の形態に係る薬局支援システム500の全体構成例を示す図である。
本実施の形態に係る薬局支援システム500は、複数の店舗薬局10からなるチェーン店において、患者情報の名寄せを適切に実施することにより各店舗薬局における薬局業務を支援するシステムである。
薬局支援システム500は、薬局支援装置100と、複数の店舗薬局10の各店舗薬局に配置された店舗端末装置200とを備える。
店舗端末装置200は、店舗薬局10おいて薬剤師が用いるレセプトコンピュータといった装置である。
薬局支援装置100は、ネットワーク30を介して各店舗端末装置200と通信する。
また、薬局支援装置100は、ネットワーク30を介してオンライン資格確認等システム300と通信可能である。オンライン資格確認等システム300は、支払基金国保中央会といった公的なデータベースを用いて患者情報を参照可能なシステムである。オンライン資格確認等システム300は、被保険者番号に対応する名前のカナと生年月日と性別とを参照可能な資格確認システムの例である。
薬局支援装置100は、店舗薬局間の共通サーバである。
薬局支援装置100は、コンピュータである。薬局支援装置100は、プロセッサ910を備えるとともに、メモリ921、補助記憶装置922、入力インタフェース930、出力インタフェース940、および通信装置950といった他のハードウェアを備える。プロセッサ910は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
記憶部140は、メモリ921に備えられる。なお、記憶部140は、補助記憶装置922に備えられていてもよいし、メモリ921と補助記憶装置922に分散して備えられていてもよい。
プロセッサ910は、演算処理を行うIC(Integrated Circuit)である。プロセッサ910の具体例は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)である。
補助記憶装置922は、データを保管する記憶装置である。補助記憶装置922の具体例は、HDDである。また、補助記憶装置922は、SD(登録商標)メモリカード、CF、NANDフラッシュ、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVDといった可搬の記憶媒体であってもよい。なお、HDDは、Hard Disk Driveの略語である。SD(登録商標)は、Secure Digitalの略語である。CFは、CompactFlash(登録商標)の略語である。DVDは、Digital Versatile Diskの略語である。
出力インタフェース940は、ディスプレイといった表示機器941のケーブルが接続されるポートである。出力インタフェース940は、具体的には、USB端子またはHDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)端子である。ディスプレイは、具体的には、LCD(Liquid Crystal Display)である。
薬局支援プログラムは、コンピュータ読取可能な記憶媒体に格納されて提供されてもよい。また、薬局支援プログラムは、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
店舗端末装置200は、コンピュータである。
店舗端末装置200は、機能要素として、患者情報送信部210と関連情報表示部220と記憶部230を備える。記憶部230には、店舗毎患者データベース231が記憶される。
また、店舗端末装置200のハードウェア構成については、薬局支援装置100と同様である。
次に、本実施の形態に係る薬局支援システム500の動作について説明する。薬局支援システム500の動作手順は、薬局支援方法に相当する。また、薬局支援システム500の動作を実現するプログラムは、薬局支援プログラムに相当する。
ステップS110において、店舗薬局10の店舗端末装置200は、入力インタフェース930を介して、来局した患者の情報を受け付ける。
ここで受け付ける患者を、薬局支援システム500による薬局支援処理の処理対象の患者である対象患者21とする。
店舗毎患者データベース231は、店舗薬局ごとに具備される患者データベースである。店舗毎患者データベース231には、当該店舗薬局に来局した患者の情報が設定される。
患者識別子41は、店舗薬局を一意に識別する店舗識別子(店舗ID)と、店舗薬局ごとに患者を識別する店舗毎患者識別子とから構成される。店舗毎患者識別子は、例えば番号である。
患者属性情報42には、名前のカナ、生年月日、性別、および、被保険者番号が含まれる。また、患者属性情報42には、来局した日にち、および、氏名が含まれていてもよい。
ステップS120において、店舗端末装置200の患者情報送信部210は、対象患者21の患者識別子41である対象患者識別子411と、対象患者21の患者属性情報42である対象属性情報421とを薬局支援装置100に送信する。
患者情報送信部210は、対象患者識別子411として「B003」を、対象属性情報421として日にち「8/10」、氏名「山川太郎」、名前のカナ「タロウ」、生年月日「20010715」、性別「男」、および、被保険者番号「001-111111-01」を、薬局支援装置100に送信する。
ステップS130において、薬局支援装置100の対象情報取得部110は、対象患者21の患者識別子41である対象患者識別子411と、対象患者21の患者属性情報42である対象属性情報421とを店舗端末装置200から取得する。対象患者21は、複数の店舗薬局のいずれかの店舗薬局に来局した患者である。
対象情報取得部110は、対象患者識別子411と対象属性情報421とを取得すると、患者データベース141に設定する。
患者データベース141は、薬局支援装置100に備えられる。
患者データベース141には、複数の店舗薬局の各店舗薬局から送信された患者の情報が設定される。
患者データベース141には、複数の店舗薬局の各店舗薬局に来局した患者を一意に識別する患者識別子41と、患者の属性情報である患者属性情報42とが対応付けられて蓄積される。
ステップS140において、薬局支援装置100の紐付け設定部120は、対象患者21と、対象患者21と同一人物とみなすことができる患者とを紐付ける処理を行う。
具体的には、紐付け設定部120は、対象患者21の対象属性情報421と、患者データベース141に蓄積された患者属性情報42とを比較する。そして、紐付け設定部120は、患者データベース141から、患者識別子が異なり、かつ、対象患者21と同一人物とみなすことができる患者の患者識別子を紐付け患者識別子412として抽出する。そして、紐付け設定部120は、紐付け患者識別子412と対象患者識別子411とを紐付ける紐付け情報52を紐付けデータベース142に設定する。
紐付け設定部120は、患者データベース141に設定されている1レコードごとに、患者属性情報42と対象属性情報421とを比較し、紐付け患者識別子412を抽出する。例えば、紐付け設定部120は、患者属性情報42と対象属性情報421との間で、名前のカナと生年月日と性別と被保険者番号とが一致する場合に、患者属性情報42に対応する患者識別子41を紐付け患者識別子412として抽出する。
具体的には、以下の通りである。
患者識別子が異なり、かつ、名前のカナと生年月日と性別とが一致する場合、処理はステップS142に進む。
患者識別子が同一、あるいは、名前のカナと生年月日と性別との少なくともいずれかが一致しない場合は、患者データベース141の次のレコードを取得し、ステップS141から処理を繰り返す。
被保険者番号が一致する場合、対象患者21と、患者データベース141の当該レコードの患者は同一人物とみなすことができる。よって、紐付け設定部120は、患者属性情報42に対応する患者識別子を紐付け患者識別子412として抽出し、ステップS146の紐付けデータベースの更新処理に進む。一致しない場合は、処理はステップS143に進む。
ステップS143において、紐付け設定部120は、患者属性情報42と対象属性情報421との各々に含まれる被保険者番号を、オンライン資格確認等システム300に送信する。
オンライン資格確認等システム300は、被保険者番号に対応する名前のカナと生年月日と性別とを参照可能なシステムである。
一致する場合は、対象患者21と、患者データベース141の当該レコードの患者は同一人物とみなすことができる。よって、紐付け設定部120は、患者属性情報42に対応する患者識別子を紐付け患者識別子412として抽出し、ステップS146の紐付けデータベースの更新処理に進む。一致しない場合は、患者データベース141の次のレコードを取得し、ステップS141から処理を繰り返す。
よって、紐付け設定部120は、以前に店舗Aに来局した患者「山河太郎」さんの患者識別子「A001」を、対象患者21「山川太郎」さんと同一人物とみなすことができる患者の紐付け患者識別子412として抽出する。
図9は、本実施の形態に係る紐付けデータベース142の構成例を示す図である。
具体的には、以下の通りである。
紐付け患者識別子412あるいは対象患者識別子411を含む紐付け情報52が存在する場合、処理はステップS462に進む。
紐付け患者識別子412あるいは対象患者識別子411を含む紐付け情報52が存在しない場合、処理はステップS463に進む。
なお、ステップS462において、紐付け患者識別子412と対象患者識別子411とが同一の紐付け情報52が、既に存在することを判定した場合には、処理は実施されずにそのまま終了する。
図9に示す紐付けデータベース142には、対象患者識別子411である「B003」、あるいは、紐付け患者識別子412である「A001」を含む紐付け情報52が設定されていなかったものとする。その場合、図9に示すように、紐付け設定部120は、対象患者識別子411である「B003」と紐付け患者識別子412である「A001」とに、共通患者コード422「10」を付与する。これにより、対象患者識別子411である「B003」と紐付け患者識別子412である「A001」とに、共通患者コード422の「10」を付与した紐付け情報52が新たに生成される。
ステップS146の紐付けデータベースの更新処理が終了すると、紐付け設定部120は、患者データベース141の次のレコードを取得し、ステップS141から処理を繰り返す。
患者データベース141のすべてのレコードについて処理が完了すると、処理はステップS150に進む(図4参照)。
店舗薬局10の薬剤師は、患者に対して調剤あるいは服薬指導が実施されると、店舗毎患者データベース231に関連情報43を設定する。
また、店舗毎患者データベース231の関連情報43が設定されたタイミングで、設定された関連情報43を薬局支援装置100に送信してもよいし、例えば1日分の関連情報43をまとめて閉店後に薬局支援装置100に送信してもよい。
ステップS150において、薬局支援装置100の関連情報送信部130は、紐付け情報52で紐付けられた紐付け患者識別子412により識別される患者の関連情報43を店舗端末装置200に送信する。
具体的には、関連情報送信部130は、対象患者21の対象患者識別子411を含む紐付け情報52を、紐付けデータベース142から抽出する。関連情報送信部130は、抽出した紐付け情報52に含まれる患者識別子41を、対象患者21と同一人物とみなすことができる患者の紐付け患者識別子412として抽出する。そして、関連情報送信部130は、抽出した紐付け患者識別子412の関連情報43を患者データベース141から取得し、対象患者21に関する情報の送信元である店舗端末装置200に送信する。
ステップS160において、店舗端末装置200の関連情報表示部220は、薬局支援装置100から、関連情報43を受信する。具体的には、関連情報表示部220は、対象患者21と同一人物とみなすことができる患者の紐付け患者識別子412により識別される患者に対応する関連情報43を受信する。
そこで、関連情報送信部130は、紐付け患者識別子412である「A001」の関連情報「調剤情報XXX、服薬情報YYY」を、対象患者21と同一人物とみなすことができる患者の関連情報として取得する。そして、関連情報送信部130は、紐付け患者識別子412である「A001」の関連情報「調剤情報XXX、服薬情報YYY」を、対象患者21と同一人物とみなすことができる患者の関連情報43として、店舗薬局Bの店舗端末装置200に送信する。
店舗薬局Bでは、対象患者21である「山川太郎」さんと同一人物とみなすことができる患者「山河太郎」さんの関連情報「調剤情報XXX、服薬情報YYY」が、店舗端末装置200の表示機器941に表示される。
これにより、薬剤師は、「山川太郎」さんに関する最新の調剤情報および服薬情報を参考に、調剤および服薬指導を行うことができ、より良いサービスを提供することができる。
<変形例1>
図10は、本実施の形態の変形例1に係る患者データベース141の構成例を示す図である。
図11は、本実施の形態の変形例1に係る紐付けデータベース142の構成例を示す図である。
図10および図11を用いて、図6および図9とは異なる具体例について説明する。
また、図10の例では、以前に店舗Aに来局した患者「鈴木花子」さんの情報が既に設定されている。
また、患者データベース141に設定されている患者「鈴木花子」さんの患者識別子41は、「A111」である。患者「鈴木花子」さんについては、名前のカナ「ハナコ」、生年月日「19920528」、性別「女」であり、対象患者21「小林花子」さんと名前のカナと生年月日と性別は一致する。一方、患者「鈴木花子」さんの被保険者番号は「999-999999-02」であり、対象患者21「小林花子」さんの被保険者番号と一致しない。
例えば、鈴木花子さんは、7/20以降に結婚し、「小林」に姓が変わり、被保険者番号も変わったものとする。
このような場合でも、オンライン資格確認等システム300を利用することにより、同一人物であれば、異なる被保険者番号の各々に対応する名前のカナ、生年月日、および性別は一致する。各被保険者番号に対応する名前のカナ、生年月日、および性別が一致すると、薬局支援装置100は、対象患者21「小林花子」さんと患者「鈴木花子」さんを同一人物であるとみなし、紐付け患者識別子412「A111」を取得する。
本実施の形態では、薬局支援装置100における対象情報取得部110と紐付け設定部120と関連情報送信部130の機能がソフトウェアで実現される。しかし、変形例として、対象情報取得部110と紐付け設定部120と関連情報送信部130の機能がハードウェアで実現されてもよい。
図12に示すように、プロセッサ910を電子回路909に置き換えてもよい。
電子回路909は、対象情報取得部110と紐付け設定部120と関連情報送信部130の機能を実現する専用の電子回路である。電子回路909は、具体的には、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA、ASIC、または、FPGAである。GAは、Gate Arrayの略語である。ASICは、Application Specific Integrated Circuitの略語である。FPGAは、Field-Programmable Gate Arrayの略語である。
本実施の形態に係る薬局支援装置100では、人手を用いずに自動で名寄せを実施することができる。また、本実施の形態に係る薬局支援装置100では、変形例1で説明したように、患者の名前のカナと生年月日と性別とが一致し被保険者番号が一致しない場合、オンライン資格確認等システム300に対象患者21の被保険者番号と患者の被保険者番号とを送信し、それぞれに対応する名前のカナと生年月日と性別とを受信する。そして受信した複数の名前のカナと生年月日と性別とが一致する場合、同一人物とみなし名寄せを実施する。このように、構成することで姓の変更および患者が加入している健康保険組合が変更した場合にも名寄せができる可能性が高くなる。また最終的な確認を公的なデータベースを用いて行うため、名寄せの確実性を担保することができる。
本実施の形態に係る薬局支援装置100では、紐付け情報を作成あるいは更新して紐付けデータベースに設定するので、患者データベースを書き換えることなく名寄せを実施することができる。
また、本実施の形態に係る薬局支援装置100では、紐付け情報を更新することにより、名寄せ情報の精度を上げることができる。
また、実施の形態1のうち、複数の部分を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、この実施の形態のうち、1つの部分を実施しても構わない。その他、この実施の形態を、全体としてあるいは部分的に、どのように組み合わせて実施しても構わない。
すなわち、実施の形態1では、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
Claims (8)
- 複数の店舗薬局の各店舗薬局に配置された店舗端末装置とネットワークを介して通信する薬局支援装置において、
前記複数の店舗薬局の各店舗薬局に来局した患者を一意に識別する患者識別子と、前記患者の属性情報であって前記患者の氏名のうち名前のカナと生年月日と性別と被保険者番号とを含む属性情報である患者属性情報とを対応付けて蓄積した患者データベースと、
前記複数の店舗薬局のいずれかの店舗薬局に来局した処理対象の患者の患者識別子である対象患者識別子と、前記処理対象の患者の属性情報である対象属性情報とを前記店舗端末装置から取得する対象情報取得部と、
前記対象患者識別子および前記対象属性情報と前記患者データベースに蓄積された前記患者識別子および前記患者属性情報とを比較し、前記処理対象の患者と、患者識別子が異なり、かつ、名前のカナと生年月日と性別とが一致する患者が存在するか否かを判定し、存在する場合は当該患者の被保険者番号が一致するか否かを判定し、被保険者番号が一致する場合は当該患者の患者識別子を紐付け患者識別子として抽出し、前記紐付け患者識別子と前記対象患者識別子とを紐付ける紐付け情報を紐付けデータベースに設定する紐付け設定部と
を備え、
前記紐付け設定部は、
前記紐付け患者識別子と前記対象患者識別子とに共通の共通患者コードを付与することにより、前記共通患者コードを付与された患者識別子のグループを前記紐付け情報として、前記紐付けデータベースに設定する薬局支援装置。 - 前記紐付け設定部は、
前記患者属性情報と前記対象属性情報との間で、名前のカナと生年月日と性別とが一致し、かつ、被保険者番号が一致しない場合、前記患者属性情報と前記対象属性情報との各々に含まれる被保険者番号を、被保険者番号に対応する名前のカナと生年月日と性別とを参照可能な資格確認システムに送信し、前記資格確認システムから各被保険者番号に対応する名前のカナと生年月日と性別とを受信し、各被保険者番号に対応する名前のカナと生年月日と性別とが一致する場合に、前記患者属性情報に対応する患者識別子を前記紐付け患者識別子として抽出する請求項1に記載の薬局支援装置。 - 前記患者識別子は、
前記店舗薬局を一意に識別する店舗識別子と、前記店舗薬局ごとに患者を識別する店舗毎患者識別子とから構成される請求項1または請求項2に記載の薬局支援装置。 - 前記紐付け設定部は、
前記紐付け患者識別子あるいは前記対象患者識別子を含む前記紐付け情報が存在するか否かを判定し、前記紐付け患者識別子あるいは前記対象患者識別子を含む前記紐付け情報が存在する場合に、前記紐付け情報を更新し、前記紐付け患者識別子あるいは前記対象患者識別子を含む前記紐付け情報が存在しない場合は、前記紐付け情報を新たに生成する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の薬局支援装置。 - 前記患者データベースには、さらに、
前記患者に対応する調剤あるいは服薬指導に関する関連情報が設定されており、
前記薬局支援装置は、
前記紐付け情報で紐付けられた前記紐付け患者識別子により識別される患者の関連情報を前記店舗端末装置に送信する関連情報送信部と
を備えた請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の薬局支援装置。 - 複数の店舗薬局の各店舗薬局に配置された店舗端末装置と、前記店舗端末装置とネットワークを介して通信する薬局支援装置とを備える薬局支援システムにおいて、
前記薬局支援装置は、
前記複数の店舗薬局の各店舗薬局に来局した患者を一意に識別する患者識別子と、前記患者の属性情報であって前記患者の氏名のうち名前のカナと生年月日と性別と被保険者番号とを含む属性情報である患者属性情報とを対応付けて蓄積した患者データベースを備え、
前記店舗端末装置は、
前記店舗薬局に来局した処理対象の患者の患者識別子である対象患者識別子と、前記処理対象の患者の属性情報である対象属性情報とを前記薬局支援装置に送信する患者情報送信部を備え、
前記薬局支援装置は、
前記対象患者識別子と前記対象属性情報とを前記店舗端末装置から取得する対象情報取得部と、
前記対象患者識別子および前記対象属性情報と、前記患者データベースに蓄積された前記患者識別子および前記患者属性情報とを比較し、前記処理対象の患者と、患者識別子が異なり、かつ、名前のカナと生年月日と性別とが一致する患者が存在するか否かを判定し、存在する場合は当該患者の被保険者番号が一致するか否かを判定し、被保険者番号が一致する場合は当該患者の患者識別子を紐付け患者識別子として抽出し、前記紐付け患者識別子と前記対象患者識別子とを紐付ける紐付け情報を紐付けデータベースに設定する紐付け設定部と、
前記紐付け情報で紐付けられた前記紐付け患者識別子により識別される患者に対応する調剤あるいは服薬指導に関する関連情報を前記店舗端末装置に送信する関連情報送信部とを備え、
前記紐付け設定部は、
前記紐付け患者識別子と前記対象患者識別子とに共通の共通患者コードを付与することにより、前記共通患者コードを付与された患者識別子のグループを前記紐付け情報として、前記紐付けデータベースに設定し、
前記店舗端末装置は、
前記関連情報を表示機器に表示する関連情報表示部を備える薬局支援システム。 - 複数の店舗薬局の各店舗薬局に配置された店舗端末装置とネットワークを介して通信する薬局支援装置に用いられる薬局支援方法において、
前記薬局支援装置が、前記複数の店舗薬局の各店舗薬局に来局した患者を一意に識別する患者識別子と、前記患者の属性情報であって前記患者の氏名のうち名前のカナと生年月日と性別と被保険者番号とを含む属性情報である患者属性情報とを対応付けて蓄積した患者データベースを備え、
コンピュータが、前記複数の店舗薬局のいずれかの店舗薬局に来局した処理対象の患者の患者識別子である対象患者識別子と、前記処理対象の患者の属性情報である対象属性情報とを前記店舗端末装置から取得し、
コンピュータが、前記対象患者識別子および前記対象属性情報と、前記患者データベースに蓄積された前記患者識別子および前記患者属性情報とを比較し、前記処理対象の患者と、患者識別子が異なり、かつ、名前のカナと生年月日と性別とが一致する患者が存在するか否かを判定し、存在する場合は当該患者の被保険者番号が一致するか否かを判定し、被保険者番号が一致する場合は当該患者の患者識別子を紐付け患者識別子として抽出し、前記紐付け患者識別子と前記対象患者識別子とを紐付ける紐付け情報であって前記紐付け患者識別子と前記対象患者識別子とに共通の共通患者コードを付与することにより、前記共通患者コードを付与された患者識別子のグループである紐付け情報を紐付けデータベースに設定する薬局支援方法。 - 複数の店舗薬局の各店舗薬局に配置された店舗端末装置とネットワークを介して通信する薬局支援装置に用いられる薬局支援プログラムにおいて、
前記薬局支援装置が、前記複数の店舗薬局の各店舗薬局に来局した患者を一意に識別する患者識別子と、前記患者の属性情報であって前記患者の氏名のうち名前のカナと生年月日と性別と被保険者番号とを含む属性情報である患者属性情報とを対応付けて蓄積した患者データベースを備え、
前記複数の店舗薬局のいずれかの店舗薬局に来局した処理対象の患者の患者識別子である対象患者識別子と、前記処理対象の患者の属性情報である対象属性情報とを前記店舗端末装置から取得する対象情報取得処理と、
前記対象患者識別子および前記対象属性情報と、前記患者データベースに蓄積された前記患者識別子および前記患者属性情報とを比較し、前記処理対象の患者と、患者識別子が異なり、かつ、名前のカナと生年月日と性別とが一致する患者が存在するか否かを判定し、存在する場合は当該患者の被保険者番号が一致するか否かを判定し、被保険者番号が一致する場合は当該患者の患者識別子を紐付け患者識別子として抽出し、前記紐付け患者識別子と前記対象患者識別子とを紐付ける紐付け情報であって前記紐付け患者識別子と前記対象患者識別子とに共通の共通患者コードを付与することにより、前記共通患者コードを付与された患者識別子のグループである紐付け情報を紐付けデータベースに設定する紐付け設定処理と
をコンピュータである前記薬局支援装置に実行させる薬局支援プログラム。
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