JP2015090627A - 医療情報提供システム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】プライバシー保護を考慮しながら医療履歴情報を開示する技術を提供する。【解決手段】開示許可情報に応じて、過去の医療履歴を表示させる技術を提供する。すなわち、個人IDと治療情報とを受け付け、医療履歴を提供する医療情報提供において、個人IDに基いて当該個人の医療履歴情報を取得し治療情報に基いて開示許可情報を用いて前記取得した医療履歴情報の開示範囲及び非開示範囲を算出し、算出した開示範囲について医療履歴情報を提供する。【選択図】 図6

Description

本発明は、医療情報を提供する技術に関する。
本技術分野の背景技術として、特開2006-288473号公報がある。この公報では、薬剤師が患者の薬歴情報に基づいて適切な助言を行うためのお薬手帳システムを情報機器を用いて構成することについて記載されている。
特開2006-288473号公報
上記特許文献1では、パスワードの設定を可能とし、情報保護に配慮している。しかしながら、その情報保護レベルは、「パスワード要」と「パスワード不要」の2パターンしかない。パスワード不要の場合、情報保護の効果は小さく、パスワード要の場合、薬剤師は全く薬歴を見られず助言できないことがある。また、パスワード不要の場合、過去に重度の病気を患ってその治療薬を投与されていたことが薬歴に記載されている場合、薬局で風邪薬のように軽度な薬を投与される場合でも、過去の重度の病気への投与薬の情報が公開されてしまい、患者のプライバシー保護の観点を十分に考慮しているとはいえない可能性がある。
本発明は、開示許可情報に応じて、過去の医療履歴を表示させる技術を提供する。すなわち、個人IDと治療情報とを受け付け、医療履歴を提供する医療情報提供において、個人IDに基いて当該個人の医療履歴情報を取得し治療情報に基いて前記取得した医療履歴情報の開示範囲及び非開示範囲を算出し、算出した開示範囲について医療履歴情報を提供する。
本発明によれば、プライバシーを考慮して治療や処方薬に応じて開示範囲を変更して医療履歴を開示し、治療や処方薬を決定することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施例にかかる医療情報提供システムのシステム構成である。 本発明の一実施例にかかる薬分類情報である。 本発明の一実施例にかかる薬履歴情報である。 本発明の一実施例にかかる開示許可テーブルである。 本発明の一実施例にかかる開示許可テーブルである。 本発明の一実施例にかかる薬組合せ情報である。 本発明の一実施例にかかる医療情報提供のフローチャートである。 本発明の一実施例にかかる医療履歴の表示例である。 本発明の一実施例にかかる医療情報提供のフローチャートである。 本発明の一実施例にかかる医療情報提供システムのシステム構成である。 本発明の一実施例にかかる開示許可テーブルである。 本発明の一実施例にかかる開示許可テーブルである。 本発明の一実施例にかかる医療情報提供のフローチャートである。
以下に本発明の実施例を、図面を用いて説明する。
図1は、本実施例に係る各種装置を含んだ全体の構成例を示す図である。本実施例にかかる医療情報システムは、医療情報サーバ20を備え、互いにネットワーク11を介して接続されており、クライアント端末10や薬組合せサーバ30に接続可能になっている。
クライアント端末10は、薬剤師や顧客(患者)本人が医療情報システムを利用するために用いる端末である。入力装置、ディスプレイ装置及び記憶装置(図示せず)を有する端末であり、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯電話、薬局のレジ端末などが使用可能である。また、本医療情報システムへの接続用のクライアントソフトがインストールされていてもよい。クライアント端末10は、ネットワーク11を介して、医療情報サーバ20と接続される。
医療情報サーバ20は、クライアント端末10から各DBへのアクセスの窓口となるポータルサイトなどを稼動させるサーバである。その内部には、プロセッサ上で稼動するプログラムとしての薬履歴管理部21と、開示処理部22と、記憶装置に記憶されるデータベースとしての薬分類情報23と、薬履歴情報24と、開示許可テーブル25と、を備えている。薬分類情報は、薬についての分類などの情報を記憶し、薬履歴情報24は、個人ごとに処方等した薬の履歴を記憶しており、開示許可テーブル25は、個人ごとに薬履歴を開示してよいかを記憶している。薬履歴管理部21は、薬履歴情報24の書き換えや検索などを行い、開示処理部は、クライアント端末10に表示させる薬履歴を開示許可テーブル25を用いて開示可能なように処理する。
薬組合せDB13は、薬の組合せについての良否(副作用)を記憶したDBである。そのプロセッサ上で稼動するプログラムとしての薬組合せ判定部31と、記憶装置内には、データベースとしての薬組合せ情報32を保持している。薬組合せ情報32は、薬の組合せによる影響(副作用)を記憶しており、組合せ判定部31は、薬組合せ情報32を用いて影響の有無を判定する。
図2〜5は、記憶装置に記憶される情報のテーブル構成の例である。
図2に示す薬分類情報23は、流通している薬の情報を含んでおり、薬名称と薬IDと薬分類IDとURLとを対応付けて記憶している。薬IDは、薬を識別するためのIDであり、薬分類IDは、薬の種類や重軽度に応じて分類されている。本実施例ではA〜Zの分類番号が振り分けられているが、もっと細分化してもよい。URLは、薬について詳細な情報が掲載してあるWebサイトを示している。
図3に示す薬履歴情報24は、過去に処方などなされた薬の情報を記録したもので有り、いわゆるお薬手帳の役割をする。薬履歴情報は、対象となる個人IDに紐つけられており、個人ごとに、処方等にかかる日付(時刻等を含んでもよい)、薬ID、薬の量、状態フラグ、医療機関ID,薬局ID等を有する。状態フラグは、薬が顧客に対してどのような状態であるかを示し、例えば、病院で投与された「投与済」、処方箋が発行された「処方済」、処方箋に対して薬局で薬が販売された「販売済」がある。処方された薬と同様の効能のある異なる薬が販売されたことを状態フラグとしてもよい。医療機関IDは、薬を処方または投与した医療機関を識別し、薬局IDは薬を販売した薬局を識別する。担当医師IDや担当薬剤師のIDを含めてもよい。
図4(a)及び図4(b)に示す開示許可情報25は、薬の販売時に、薬剤師が閲覧することができる薬処方履歴を示している。
図4(a)に示す開示許可テーブルは、症状の重軽度を示す症状区分ごとに、過去の投与履歴を公開する薬分類の情報を有する。例えば、症状区分が「軽2」と判断された場合、薬剤師に開示される情報は、患者の過去の投与履歴のうち、薬分類が「A」「B」「D」のものとなる。また、公開範囲拡張要求に伴い、範囲拡張を行う場合、症状区分を1ランク重度を重くし、その状態の薬分類の許可情報を開示する。
図4(b)に示す開示許可テーブルは、処方しようとしている薬の区分ごとに、過去の投与履歴を開示する薬分類の情報を有する。例えば、薬分類が「B」と判断された場合、患者の過去の投与履歴の薬分類が「A」「B」のものが開示される。
なお、開示許可テーブルは、履歴にかかる項目軸(横軸)と、現在治療中の項目軸(縦軸)とを少なくとも有し、さらに時間軸(履歴から現在までの期間)などの条件を追加してもよい。履歴にかかる項目軸、現在治療中の項目軸として、実施例記載の薬分類や症状区分の他、閲覧する施設分類(病院、薬局など)等の他の項目を用いたり、複数組み合わせてもよい。また、時間軸として、症状区分が「軽」の場合3年以上、「中」の場合には10年以上前の履歴については非開示にするということも可能である。
図5に示す薬組合せ情報32は、薬の組み合わせごとの副作用情報を有する。副作用情報は、医療機関、研究機関、製薬会社などのデータを蓄積して構成され、過去に報告や予測された薬の組合せによる副作用などの情報が蓄積されている。図5では、薬IDで示しているが、量なども含んでもよい。また、副作用が無いことを情報として含んでもよい。
本システムを利用する場合の実施例を説明する。
〈薬履歴確認〉本医療情報システムは、いわゆるお薬手帳の電子版として利用可能である。ここでのユーザである顧客(患者)は、クライアント端末10としてのPCから医療情報サーバ20にアクセスし、自己の認証情報(個人ID及びパスワード)を用いてログインすることにより、自己の薬の履歴である薬履歴情報24を閲覧することができる。医療情報サーバ20の薬履歴管理部21は、ユーザがログインすると、当該ユーザの個人IDに対応する薬履歴情報24を取得し、さらに薬IDに基いて薬分類情報23から薬名称を取得し、ユーザ端末に日付、薬名称、量などを出力する。さらにユーザが要求すれば、薬分類情報のURLに基いてWebサイトから薬の詳細情報を取得し、ユーザ端末に出力する。このようにして、顧客は自己の薬の履歴を閲覧することができる。
〈薬販売〉 本医療情報システムは、薬局においてもお薬手帳の電子版として利用可能である。ここでは薬剤師がユーザとなり、クライアント端末として本システムに対応したレジ端末を用いて操作を行う。本ケースでのシーケンスを図6に示す。本実施例では、薬履歴情報24中で医師から処方された薬ID「AA222」の薬を、薬局で薬剤師が販売するケースについて説明する。
ユーザーである薬剤師は、顧客(患者)から処方箋と、個人IDを記録した媒体であるICカード(例えば、本システム用のカードや共通番号制度の個人番号カードなど)を受け取り、クライアント端末10の入力装置を用いて、顧客の個人IDと処方箋記載の症状区分と処方箋に記載された薬ID(または薬名称、ここでは薬ID「AA222」)等を入力する。クライアント端末10は、入力を受付け、それらの情報をネットワークを介して医療情報サーバ20に送信する(S601)。
医療情報サーバ12は、患者の個人IDと薬IDを受け付け、まず、薬履歴管理部21が、個人IDをキーとして顧客の薬履歴情報24を取得する(S602)。そして、処方箋に記載された薬IDと薬履歴情報とを薬組合せサーバ30に送信する(S603)。
薬組合せサーバDB13では、薬IDと薬履歴情報を受け付け、薬組合せ判定部31が、薬組合せ情報を用いて副作用の有無を検索する(S604)。検索は、処方箋の薬IDと薬履歴情報内の薬IDの組合せをキーとして、薬組合せ情報32に同じ組合せのレコードがあるかを検索することにより行う。すなわち、販売を行うAA222に対して、薬履歴情報24中の他の薬と副作用があるか検索する。そして、検索結果を医療情報サーバ20に送信する(S605)。検索結果には、副作用の有無、副作用がある場合には原因になる薬と症状などが含まれている。ここで、薬組合せサーバ30は、後に開示処理をされる前の薬履歴情報を用いて検索を行っている。そのため、薬剤師に開示される薬履歴に加えて非開示となる薬履歴についても副作用について検索を行い、問題はある場合には通知することができる。
医療情報サーバ20は、薬組合せサーバ30への依頼と並行して、薬履歴情報の開示処理を行う(S606)。すなわち、薬履歴情報24を、顧客の開示許可テーブル25に基いて、開示可能な状態にする。具体的には、医療情報サーバの開示処理部22は、顧客の個人IDに基いて顧客の開示許可テーブル25を記憶装置から取得する。そして、処方箋に記載の症状区分により、各薬分類にかかる開示可否を判定する。そして、薬履歴情報24の各薬の薬分類に応じて、薬履歴中の各薬の開示分類に応じて、各薬履歴の開示可否を判定し、開示可能な履歴のみを集めて、開示不可能な履歴は削除し、開示用の薬履歴情報を作成する。本実施例では、図4(a)記載の開示許可テーブルを用い、症状「軽2」で照合すると、薬分類がA,B及びDのものが開示可能となる。ここで、薬履歴情報24内の薬II333(薬分類I)については開示可能ではなく、表示用薬履歴からは削除されることになる。
医療情報サーバ20は、薬組合せサーバ30から受信した副作用検索結果と、開示用薬履歴情報を、クライアント端末10に送信する(S607)。クライアント端末10は、受信した薬履歴情報と副作用検索結果を表示する(S608)。このときの薬履歴の表示例を図7に示す。まず、薬履歴情報24(日付、量、状態等)と、薬分類情報23(薬名称等)と、組合せ判定結果(薬組合せ等)に基いて、一つの表にて表示用情報としている。また、本実施例では、薬ID「AA222」に対して開示可能ではなかった薬II333については、表示されていない。
そして、ユーザである薬剤師と顧客は、販売する薬を決定する。ここでは、薬AA222の薬組合せに問題が無かったので薬AA222を選択することが望ましいが、同様の効能を有し廉価なジェネリック薬に変更してもよい。変更があった場合には、組合せについて再検索を行ってもよい。クライアント端末10は販売する薬と数量の入力を受付けて販売処理を行うとともに、その情報を医療情報サーバ20に送付する(S609)。
医療情報サーバの薬履歴管理部21は、受信した薬ID,量、日付等を、顧客の薬履歴情報24に履歴を追加し(S610)、処理を終了する。
以上により、薬を販売するときに、必要な開示度で薬履歴を参照するとともに、薬の組合せについてチェックし、薬の処方、販売履歴を記録することができる。
実施例1では、副作用検索結果で問題が無かった場合を説明したが、本実施例では、副作用検索結果で薬の組み合わせに問題がある場合を説明する。実施例1と同様なものについては説明を省略する。
まず、公開用薬履歴情報の薬との組合せで問題がある場合には、薬剤師は、どの薬に問題があるか知ることができるので、販売する薬を組合せの副作用の無いものに変更することで対応可能である。
本実施例では、図8のシーケンスを用いて、非開示の薬履歴が関わる組合せに副作用がある場合について説明する。S601〜S608は、実施例1と同じであるので、説明を省略する。S608の薬履歴情報と副作用検索結果を表示にて、クライアント端末10は非開示の薬履歴の薬と間で副作用が有る旨を表示し、開示範囲の拡大の入力を要求する。ユーザである薬剤師は、顧客の同意を取り、開示範囲の拡大の入力をする(ここで暗証番号など顧客同意が取れたことの証拠となるものの入力を要求してもよい。また、開示範囲拡大入力を薬剤師IDとともにログをとってもよい。)。クライアント端末10は、入力された開示範囲拡大要求を医療情報サーバ20に送信する(S801)。医療情報サーバ20は、開示範囲拡大要求を受信すると、開示処理部22は開示範囲を拡大させた拡大開示用薬履歴情報を作成し、クライアント端末に送信する(S802,S803)。拡大開示により新たに開示される薬履歴としては、例えば、検索で副作用の対象となった薬の履歴、当該薬と同じ薬分類の薬履歴、非開示も含めた全部の薬履歴などが考えられる。
クライアント端末10は、医療情報サーバ20から受信した拡大開示用薬履歴情報を表示する(S804)。また、「有り」としか表示しなかった副作用情報を、対象薬や症状を加えて具体的に表示する用にしてもよい(この処理は、医療情報サーバ、クライアント端末のいずれで行ってもよい)。そして、薬剤師は、販売する薬を変更してクライアント端末10に入力する。
クライアント端末10を介して変更後の薬IDの入力を受付けた医療情報サーバ20は、それを薬組合せサーバ30に転送し(S805)、薬組合せサーバ30は変更後の薬IDで組合せ判定を行い(S806)、その結果を医療情報サーバ20を介してクライアント端末10に送信する(S807)。そして、クライアント端末10が結果を表示する。
また、顧客の開示範囲拡大の同意が取れなかった場合、薬剤師は新たな情報無しで自らの知識や経験に基いて薬を変更してクライアント端末10に入力し、S805〜S807を行い、変更後の薬について組合せの結果を表示する。
変更後の薬について問題がなければ、実施例1と同様にクライアント端末10を用いて販売し、その情報を医療サーバ20に送って記録を行う(S808,S809)。
このようにして、はじめに入力した薬が、過去の薬との組合せに問題があった場合(特に非開示の薬との組合せに問題があった場合)でも、組合せに問題が無いように薬を選びなおすことができる。
実施例1,2では、薬について説明したが、医療カルテにも適用可能である。図9に本実施例の医療情報システムをしめす。本実施例では、クライアント端末は、医師が用いるPC端末となり、医療情報サーバは、当該医師の所属する医療機関のサーバ40と、複数の他の医療機関のサーバ50があり、それらのサーバに分散して患者の医療情報が記憶されている。これらのサーバは、医療情報連携または共通番号制度の情報連携によって、互いに情報を参照することができるようになっている。医療情報には、病名、治療情報、処方薬の情報が含まれ、いわゆるカルテの役目を果たすものである。医療情報サーバ40,50の治療履歴管理部41,51、開示処理部42,52、治療分類情報43,53、治療履歴情報44,54、開示許可テーブル45,55は、それぞれ、実施例1,2の医療情報サーバ20の各構成21〜25に相当する機能を有する。また、開示許可テーブル45,55は、各々の医療情報サーバ40、50に共通のものが記憶されているが、他のところに保管してもよい。
図10(a)(b)に、本実施例で用いる本実施例の開示許可テーブル45,55を示す。横軸には、履歴として治療分類IDが、縦軸には入力として(a)では症状区分が表示され、(b)では診療科IDが表示され、それぞれの組合せについて公開可否が記載されている。縦軸や横軸として、症状IDと診療科区分の他、治療分類、医師IDなど他の項目を用いたり組み合わせたりしてもよい。
なお、本実施例では、開示許可テーブル45,46は患者により編集は許可しないものとしている。編集により必要以上に治療履歴を非開示にしてしまうと、開示していれば防ぐことができた医療事故を回避できない恐れがあるからであり、一般に医療の知識が十分ではないことが多い患者の意図は介入できないようにしている。また、各人に共通であるので、開示許可テーブルの保存場所の自由度は大きく、各医療情報サーバに全患者に共通のものを一つずつ格納していれば足りる。本実施例と異なり各人に固有の開示許可テーブルを編集可能に設けるようにしてもよい。
また、本実施例では、治療歴に所定の重い病気(または所定の体質)を患った患者は、開示許可テーブルにかかわらず、全治療履歴を開示する。これは、所定の重病の経験者は、軽い病気でも注意が必要な場合があるからである。
図11を用いて、本実施例のシーケンスを説明する。ユーザーである医師は、自分の個人IDを用いてクライアント端末10としてのPCから自医療機関のサーバ40にログインする。そして、患者の個人IDを用いて患者の電子カルテの要求を入力する。また、症状区分も入力する(S1101)。
自医療機関のサーバ40は、クライアント端末10を介してこの要求及び情報を受信し、治療履歴管理部41は、自サーバの記憶装置から患者の電子カルテである治療履歴情報44を読み出す(S1102)。ここで、治療履歴情報に、所定の重病や体質があるかチェックする。該当した場合には、後の開示処理を省略して全治療履歴情報を開示することになる。また、医師IDから診療科区分を特定し、他の医療機関のサーバに患者の個人IDと症状区分とともに電子カルテの要求を送る(S1103)。このとき、所定の重病等に該当していれば、その旨も送信する。
その後、自医療機関のサーバ40の開示処理部42は、治療履歴情報44の開示処理を行う(S1104)。すなわち、診療科区分及び症状区分と開示許可テーブル45に基いて、治療履歴情報44に含まれている各情報から開示できない情報を除き開示可能な情報を抽出し、開示用の治療履歴情報を作成する。
他のサーバ50は、治療履歴管理部51と開示処理部52とが、自己の治療履歴情報54を検索し、患者の個人IDに紐ついた電子カルテとしての治療履歴情報54があれば、当該情報に開示処理を行い、サーバ40に返信する(S1105〜1107)。また、所定の重病等に該当していれば、その旨も送信する。この場合、サーバ40は他のサーバに重病該当を送信し、他のサーバ50は、開示処理にて非開示にせず全医療情報をサーバ40に送信する。
医療情報サーバ40は、他のサーバ50からの治療履歴情報54と自身に保存された治療情報44を合わせてクライアント端末10に送信し、表示させる(S1108,S1109)。
医師は、表示された治療履歴情報に基いて診察を行い、診察結果をカルテとしてクライアント端末10に入力して医療情報サーバ40に送信し(S1110)、医療情報サーバ40は、受信した診察結果をその患者の治療履歴情報に追加して処理を完了する(S1111)。
なお、自医療情報サーバ40が情報を要求する先として、実施例1,2にかかる医療情報サーバ10を含め、薬についての医療履歴情報を取得してもよい。
以上、本実施例によって、医療機関においても、必要な開示度で医療履歴を参照し、医療履歴を記録することができる。
10・・・クライアント端末、11・・・ネットワーク、20・・・医療情報サーバ、21・・・薬履歴管理部、22・・・開示処理部、23・・・薬分類情報、24・・・薬履歴情報、25・・・開示許可テーブル、30・・・薬組合せサーバ、31・・・薬組合せ判定部、32・・・薬組合せ情報。

Claims (7)

  1. 個人IDと、治療情報とを受け付け、医療履歴を提供する医療情報提供システムにおいて、
    前記個人IDに基いて、当該個人の医療履歴情報を取得する履歴管理部と、
    前記治療情報に基いて、前記取得した医療履歴情報の開示範囲及び非開示範囲を算出する開示処理部と、
    を備え、
    前記算出した開示範囲について前記医療履歴情報を提供することを特徴とする医療情報提供システム。
  2. 請求項1において、
    前記治療情報と前記医療履歴情報の種類との組合せに対して開示可否を記憶した開示許可情報を備え、
    前記治療履歴の開示範囲及び非開示範囲の算出は、前記受け付けた治療情報と前記開示許可情報とに基いて、前記医療履歴情報の種類ごとに算出することを特徴とする医療情報提供システム。
  3. 請求項1または2において、
    前記治療及び前記医療履歴情報との組み合わせにおける影響を記憶した組合せ情報と、
    当該組合せ情報と、前記治療情報と、前記医療履歴情報とに基いて、組合せ影響の判定を行う組合せ判定部と、
    を備えて前記組合せ影響の判定結果を提供し、
    前記組合せ判定に用いる治療履歴情報は、開示範囲及び非開示範囲の両方を含むことを特徴とする医療情報提供システム。
  4. 請求項3において、
    前記非開示範囲の医療履歴情報によって前記判定結果が影響有りになった場合に、前記開示処理部は、前記非公開範囲の医療履歴情報を公開範囲に変更することを備えることを特徴とする医療情報提供システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記医療履歴情報は、薬履歴情報であることを特徴とする医療情報システム。
  6. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記医療履歴情報は、医療機関による診察記録である電子カルテであることを特徴とする医療情報システム。
  7. 個人IDと、治療情報とを受け付け、医療履歴を提供する医療情報提供方法において、
    履歴管理部が、前記個人IDに基いて、当該個人の医療履歴情報を取得する医療履歴取得工程と、
    開示処理部が、前記治療情報に基いて、前記取得した医療履歴情報の開示範囲及び非開示範囲を算出する開示処理工程と、
    を含み、
    前記算出した開示範囲について前記医療履歴情報を提供することを特徴とする医療情報提供方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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