JP7250326B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は加熱調理器に関する。
通常時には商用電源から電源が供給される加熱調理器において、停電時において電池から電源を供給する為の技術が提案されている。特許文献1に記載のガスコンロは、延長コードの一端側が接続されるコネクタを有する。延長コードの他端側には、電池が収容された補助電源が接続される。停電時、補助電源から延びる延長コードの一端側は、ガスコンロのコネクタに接続される。これにより、補助電源の電池から延長コードを介してガスコンロに電源が供給され、ガスコンロは暫定的に使用可能となる。
特開2008-8536号公報
施工や配線の取り回しの不便さ等を考慮した場合、上記のように外部配線を介して電池から電源が供給されるのではなく、加熱調理器本体に電池収容部を設け、この電池収容部に収容された電池から電源が直接供給されることが好ましい。例えば、手前側に引き出すことが可能な電池収容部を加熱調理器のフロントパネルに設けた場合、ユーザは、電池収容部の電池を容易に交換することが可能となる。しかし、本構成の場合、電池収容部に収容される電池の数が多くなる程、電池収容部を手前に引きだしたときにフロントパネルに形成される開口部も大きくなる。この場合、開口部を介して加熱調理器の内部に煮汁が進入し易くなり、好ましくない。
本発明の目的は、停電時に電池駆動が可能であり、且つ、内部への煮汁の進入を抑制できる加熱調理器を提供することである。
請求項1に記載の加熱調理器は、筐体と、前記筐体の前面に固定されたフロントパネルとを備えた加熱調理器において、前記フロントパネルの前壁部に設けられた開口部に対して進退可能に設けられ、電池を収容可能な電池収容部と、前記前壁部のうち、前記開口部の上方に設けられ、前方に突出し、前記筐体の左右方向中央に近接する側から、左右方向の外側に向けて下方に傾斜した庇部とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の加熱調理器の前記電池収容部は、前記電池を収容する有底箱状の本体部と、前記本体部の上部開口に装着される蓋部と、を有し、前記蓋部は、前端部から下方に延び、前記本体部の前方上端部に重なる重合部を有するとよい。
請求項3に記載の加熱調理器の前記蓋部の上面に、左右方向に延びる少なくとも1つの第1突条が形成されるとよい。
請求項4に記載の加熱調理器の前記蓋部の周端部の少なくとも一部に、上方に向けて突出した第2突条が形成されるとよい。
請求項1に記載の加熱調理器において、庇部は、電池収容部が引き出された時にフロントパネルに形成される開口部に対して上側から内部に煮汁が進入することを抑制できる。又、庇部に傾斜が設けられることにより、煮汁を外側に導いて排出できる。
請求項2に記載の加熱調理器は、本体部の前方上端部から内部に煮汁が進入することを、重合部により抑制できる。
請求項3に記載の加熱調理器において、フロントパネルの開口上端部と蓋部との間の距離を、電池収容部が引きさる過程で第1突条により断続的に変動させることができる。この場合、フロントパネルの開口上端部と蓋部との間に形成された煮汁のブリッジを、開口上端部と蓋部との間の距離を断続的に変動させることにより解消できる。従って、加熱調理器は、煮汁のブリッジがフロントパネルの開口部を介して内部に進入することを抑制できる。
請求項4に記載の加熱調理器は、第1突条によって解消されたブリッジの煮汁を、蓋部の上面のうち第2突条で囲まれた部位で保持できる。このため、加熱調理器は、蓋部の上面に溜まった煮汁が、フロントパネルの開口部を介して内部に進入することを抑制できる。更に、加熱調理器は、蓋部の上面に溜まった煮汁を掬い取って排出することが容易に可能となる。
コンロ1の斜視図である。 コンロ1の平面図である。 天板3の下面に固定したセンサケース40に対して、左ダクト部71と右ダクト部72を介して、左フロントパネル80と右フロントパネル90が接続した状態の斜視図である。 図3とは違う角度から視た斜視図である。 電池収容部61が収容された左フロントパネル80の斜視図である。 電池収容部61が引き出された左フロントパネル80の斜視図である。 電池収容部61の分解斜視図である。
以下、本発明の実施形態を説明する。以下に記載される装置の構造などは、特定的な記載がない限り、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明する為に用いられるものである。
<コンロ1の概要>
図1~図4を参照し、コンロ1の構造を説明する。図1に示すコンロ1は、ビルトインコンロである。コンロ1は筐体2と天板3を備える。筐体2の上側に天板3が載置される。筐体2は、上部に開口部(図示略)を有する。天板3は、筐体2の開口部を上側から閉塞する。天板3は、ガラス製の本体板3A、及び、本体板3Aの下面に固定された固定部3B(図4参照)を有する。本体板3Aの上面左側には左バーナ4、上面右側には右バーナ5、上面後側にはグリル用の排気口7が夫々設けられる。本体板3Aの下面には、一部透過性を有する非透過性の印刷が施される。筐体2の前面の中央部には、グリル扉8が手前側に引き出し可能に設けられる。グリル扉8は、筐体2内部に設けられるグリル庫の前側のグリル開口(図示略)を開閉する。グリル扉8の前面の上部には、取手8Aが前方に突出して設けられる。筐体2の前面において、グリル扉8の左側の上下には、化粧板6A、6Bが取り付けられ、右側の上下には、化粧板6C、6Dが取り付けられる。
図3、図4に示す左フロントパネル80及び右フロントパネル90は、それぞれ、筐体2の前面に固定される。図1に示すように、右フロントパネル90の前面上部に設けられた電源スイッチ19は、化粧板6Cの前面上部の開口60から前方に突出する。筐体2の前面から化粧板6A~6Dを取り外すと、図3、図4に示す左フロントパネル80及び右フロントパネル90の前面が露出する。図3に示すように、左フロントパネル80の前面下部には、空気入口851が設けられる。右フロントパネル90の前面下部には、空気入口951が設けられる。空気入口851、951は、外部の空気を内側に取り入れる。
図2に示すように、天板3の本体板3Aの上面の前側部において、左バーナ4の前側には、左バーナ4を操作する為の左操作部11が設けられ、右バーナ5の前側には、右バーナ5を操作する為の右操作部12が設けられる。左操作部11には、左バーナ4の点火、消火、及び火力の増減等の操作を、指先のタッチで受け付ける複数の受付部と、タイマ時間、使用状態等に応じて点灯又は点滅する表示部等が設けられる。右操作部12にも、左操作部11と同様に、右バーナ5の操作に対応する複数の受付部、表示部等が設けられる。左バーナ4と右バーナ5に挟まれる中央部の前側には、グリル用発光表示部13が設けられる。グリル用発光表示部13には、グリル使用中に点灯する表示部が設けられる。左操作部11、右操作部12、及びグリル用発光表示部13において、受付部は、ユーザによるタッチ操作の位置を示すために天板3に印刷されたボタン、マーク、又は記号等である。表示部は、天板3の本体板3Aの非印刷領域であって透過性を有する。以下、左操作部11、右操作部12、及びグリル用発光表示部13を総称して「入出力部14」という。
天板3の本体板3Aの下面の前側部には、上面に設けられた入出力部14に対応するように、非図示の電装基板が接着剤、又は両面テープ等で貼着される。電装基板には、複数のLED、近接センサ等が実装される。複数のLEDから発光された光は、入出力部14の表示部を介して上方に出射する。近接センサは、入出力部14の受付部に対するユーザのタッチ操作を検出可能である。電装基板を下方から内包するように、センサケース40が固定部3B(図4参照)を介して固定される。固定部3Bは、天板3の本体板3Aの下面に、本体板3Aの下側の少なくとも一部を覆うように固定される。
図2に示すように、左操作部11の後側には、平面視略円弧状のセンサ用窓部15が設けられ、右操作部12の後側には、平面視略円弧状のセンサ用窓部16が設けられ、グリル用発光表示部13の後側には、平面視略矩形状のセンサ用窓部17が設けられる。センサ用窓部15~17は、天板3の本体板3Aの非印刷領域であって、透過性を有する。
センサ用窓部15の下方に、左から右にセンサ31~34が夫々配置される。センサ用窓部16の下方には、左から右にセンサ35~38が夫々配置される。センサ用窓部17の下方には、センサ39が配置される。センサ31~39は、上方に位置する異物までの距離を測定可能な一般的な測距センサであり、例えば赤外線センサである。センサ31~39は、天板3の下面に固定されたセンサケース40に収容されると共に、天板3の下面側に支持される。
図4に示すように、センサケース40は、左右方向に延びる樹脂製の構造物である。センサケース40は、本体部41を備える。本体部41は、平面視左右方向に延びるケース体である。センサケース40の左端部の左筒部42には、左フロントパネル80の空気入口851(図3参照)との間に亘って上下方向に延びる略筒状の左ダクト部71が接続される。左ダクト部71の内側には、冷却ファン(図示略)が取り付けられる。冷却ファンによって左フロントパネル80の空気入口851に取り込まれた冷却空気は、左ダクト部71を介してセンサケース40に供給される。センサケース40の右端部の右筒部43には、右フロントパネル90の空気入口951(図3参照)との間に亘って上下方向に延びる略筒状の右ダクト部72が接続される。右ダクト部72の内側には、冷却ファン(図示略)が取り付けられる。冷却ファンによって右フロントパネル90の空気入口951に取り込まれた冷却空気は、右ダクト部72を介してセンサケース40に供給される。供給された冷却空気は、センサケース40内の電装基板及びセンサ31~39(図2参照)を冷却する。
<左フロントパネル80、右フロントパネル90>
図3に示すように、右フロントパネル90は、正面視縦長略矩形状に形成され、前壁部91と後方筒部92を備える。前壁部91は正面視上下方向に長い略矩形状に形成される。前壁部91の上端部近傍且つ左右方向中央よりも右側に、電源スイッチ19が設けられる。前壁部91の上下方向中央よりも上側には、化粧板6C(図1参照)が取り付けられる。前壁部91の上下方向中央よりも下側に、操作部9が回動可能に軸支される。操作部9の前面には、矩形状の開口部9Bが設けられる。操作部9の前面には、化粧板6D(図1参照)が取り付けられる。化粧板6Dの上部を指で後方に押し込むと、非図示のロック機構によるロックが外れ、下部を基点に前方に回動する。その結果、操作部9の背面側に設けられたグリル用の操作パネルが前方に引き出される。
後方筒部92は、前壁部91の上下方向中央よりも下側の部分から後方に突出して設けられる。後方筒部92の底面には、吸気通路部95が設けられる。吸気通路部95の前端部には、その開口を塞ぐようにして、板状の閉塞部955が設けられ、その下側に空気入口951が設けられる。空気入口951は下向きに開口する。
図4に示すように、後方筒部92の後方に右ダクト部72の下端部が接続される。右ダクト部72は上下方向に延びる。右ダクト部72の下端部は、空気入口951(図3参照)に連通する。右ダクト部72の上端部は、右筒部43の下端開口部431に連通する。右ダクト部72内に設けられた冷却ファンが回転した場合、空気入口951に取り込まれた冷却空気は、右ダクト部72を介して左筒部42に向けて流れ、センサケース40に供給される。
なお、詳述しないが、図3に示すように、左フロントパネル80も、右フロントパネル90と同様に、前壁部81と後方筒部82を備える。後方筒部82の底面には、吸気通路部85が設けられる。吸気通路部85の前端部に閉塞部855が設けられ、その下側に、空気入口851が設けられる。図4に示すように、後方筒部82の後方に左ダクト部71の下端部が接続される。左ダクト部71の下端部は空気入口851(図3参照)に連通する。左ダクト部71の上端部は、左筒部42の下端開口部421に連通する。左ダクト部71内に設けられた冷却ファンが回転した場合、空気入口851に取り込まれた冷却空気は、左ダクト部71を介して左筒部42に向けて流れ、センサケース40に供給される。
図5に示すように、左フロントパネル80の前壁部81の上下方向略中央且つ吸気通路部85よりも上方に、矩形状の開口部86が設けられる。開口部86には、後述の電池収容部61が進退可能に設けられる。電池収容部61の詳細は後述する。前壁部81のうち電池収容部61の上方に庇部88が設けられる。庇部88は、前壁部81の前面から前方に突出し、左右方向に対して傾斜しながら延びる。より詳細には、庇部88は、左フロントパネル80の前壁部81の右端部から左端部に向けて、下方に傾斜しながら延びる。なお、左フロントパネル80の前壁部81の右端部は、コンロ1(図1参照)の筐体2(図1参照)の左右方向中央に近接する側に対応する。従って庇部88は、言い換えれば、筐体2の左右方向中央に近接する側から、筐体2の左外方に向けて、下方に傾斜する。
<電池収容部61>
図3に示すように、左フロントパネル80のうち吸気通路部85の上方に、電池収容部61が設けられる。電池収容部61には、停電時において電装基板やセンサ31~39等の電源を確保する為の電池が収容される。図5は、前壁部81の開口部86に電池収容部61が収容された状態を示す。図6は、開口部86から電池収容部61が前方に引き出された状態を示す。電池収容部61に収容される電池は、電池収容部61が開口部86から引き出された状態で交換可能となる。電池収容部61は、本体部62及び蓋部63を有する。蓋部63は本体部62に対して着脱可能である。蓋部63は、電池を交換する時に本体部62から取り外される。
図7に示すように、本体部62は有底箱状を有し、上部に開口部620を有する。本体部62には、6本の単三乾電池が左右方向に並べられた状態で収容可能である。本体部62の内部に、収容された6本の単三乾電池を仕切る複数の仕切壁69A、及び、複数の電極69Bが配置される。本体部62の前側の壁部62Aのうち左右方向中央に、ユーザが電池収容部61を左フロントパネル80から引き出す時に把持される取っ手621が設けられる。
本体部62の左右両側の壁部62Bの下端部に、外方向に突出して前後方向に延びる一対の突出部622が設けられる。一対の突出部622は、左フロントパネル80の開口部86に設けられた一対のガイドレール87により、前後方向に移動可能に支持される。一対のガイドレール87は、開口部86の左右両端部且つ下端部に設けられ、前後方向に延びる。一対のガイドレール87は、それぞれ、左右外方向に凹んだ凹部を有する。電池収容部61の一対の突出部622は、一対のガイドレール87の凹部に摺動可能に嵌合する。
蓋部63は、平面視にて、本体部62の開口部620よりも僅かに大きい略矩形状を有する。蓋部63は本体部62の開口部620に対して着脱可能である。蓋部63は、本体部62の開口部620に装着された場合、図6に示すように開口部620を上側から覆う。蓋部63の右端部に設けられたロック機構631は、本体部62に蓋部63が装着された状態で開口部620の近傍に嵌合し、本体部62から蓋部63が脱離することを抑制する。一方、ロック機構631は、ユーザによる操作に応じ、本体部62から蓋部63が脱離可能な状態に切り替わる。
図7に示すように、蓋部63は、前端部、及び、左右両端部の前端近傍から下方に向けて延びる重合部64を有する。重合部64は、前端部から下方に延びる重合部64A、及び、左右両端部から下方に延びる一対の重合部64Bを有する。図5~図6に示すように、蓋部63が本体部62に装着された状態で、重合部64Aは、本体部62の前方上端部、即ち、本体部62の開口部620の前端部近傍に対して前方に配置される。重合部64Aは、本体部62の開口部620の前端部を覆う。重合部64は、本体部62の前方上端部と前後方向に重なる。一対の重合部64Bは、本体部62の左右両端部の前方上端部に対して左右外側に配置される。一対の重合部64Bは、本体部62の開口部620の左右両端部の前端近傍を覆う。
図7に示すように、蓋部63は更に、複数の第1突条65及び第2突条66を上面630に有する。複数の第1突条65は、左右方向にそれぞれ平行に延びる2つの第1突条65A、65Bを備える。第1突条65A、65Bは、それぞれ、蓋部63の上面から上方に突出し、蓋部63の左端部と右端部との間に亘って延びる。第1突条65A、65Bは、蓋部63を前後方向に3等分するための2つの等分位置のそれぞれに配置される。第1突条65Aは、第1突条65Bに対して前側に配置される。
第2突条66は、蓋部63の上面630の前後左右の周端部のうち、左端部、右端部、及び後端部に設けられ、上方に突出する。第2突条66のうち、上面630の左端部から突出する部分は、第1突条65A、65Bのそれぞれの左端部と連結する。第2突条66のうち、蓋部63の上面630の右端部から突出する部分は、第1突条65A、65Bのそれぞれの右端部と連結する。
<本実施形態の作用、効果>
コンロ1の使用中において、左フロントパネル80の上端部から煮汁が前壁部81を伝って下方に進入する場合がある。これに対し、コンロ1では、前壁部81に設けられた庇部88が煮汁を受け、筐体2の左右方向外側に向けて誘導し、煮汁を排出する。このため、電池収容部61が引き出された時に露出する左フロントパネル80の開口部86に対して上側から内部に煮汁が進入することを、庇部88により抑制できる。又、庇部88に設けられた傾斜により煮汁を筐体2の外側に導いて排出できる。
電池収容部61の蓋部63に設けられた重合部64Aは、電池収容部61が左フロントパネル80に収容された状態(図5参照)において、本体部62の開口部620の前端部から内部に煮汁が進入することを抑制できる。
左フロントパネル80の開口部86の上端部と蓋部63との間に煮汁のブリッジが形成された場合、電池収容部61が引き出された状態で該ブリッジが破断すると、開口部86内に煮汁が進入する可能性がある。これに対し、蓋部63の上面630に設けられた第1突条65A、65Bは、左フロントパネル80の開口部86の上端部と蓋部63との間の隙間の間隔を、電池収容部61が引き出される過程で断続的に変動させる。煮汁のブリッジは、該隙間の間隔の断続的な変動により、電池収容部61が引き出される前に破断される。従ってコンロ1は、ブリッジの形成により煮汁が左フロントパネル80の開口部86を介して内部に進入することを抑制できる。
コンロ1は、第1突条65によりブリッジが破断されることに応じて蓋部63の上面630に残留する煮汁を、第2突条66で囲まれた部位で保持できる。このため、コンロ1は、蓋部63の上面630に残留した煮汁が、左フロントパネル80の開口部86を介して内部に進入することを、第2突条66により抑制できる。更に、コンロ1は、蓋部63の上面630に溜まった煮汁を掬い取って排出することが容易に可能となる。
<変形例>
本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。蓋部63の周端部にゴムパッキン等が設けられていてもよい。電池収容部61の本体部62の開口部620は、ゴムパッキンを介して蓋部63に密着してもよい。この場合、蓋部63に重合部64A及び一対の重合部64Bは設けられなくてもよい。蓋部63は重合部64Aのみ有し、一対の重合部64Bを有さなくてもよい。第1突条65の数は上記実施形態に限定されず、1つ、又は、3つ以上であってもよい。蓋部63の上面630に第1突条65は設けられなくてもよい。第2突条66は、蓋部63の上面630の周端部のすべての部位に設けられていてもよい。即ち、第2突条66は環状に形成されていてもよい。第2突条66の前端部に、第2突条66により囲まれた部位に残留した煮汁を排出するための溝等が設けられていてもよい。蓋部63に第2突条66は設けられなくてもよい。
上記実施形態のコンロ1は、ビルトインコンロであるが、テーブルコンロであってもよい。また、コンロバーナの数は、上記実施形態では二つであるが、一つ、又は三つ以上であってもよい。
1 :コンロ
2 :筐体
61 :電池収容部
62 :本体部
63 :蓋部
64、64A、64B :重合部
65、65A、65B :第1突条
66 :第2突条
80 :左フロントパネル
90 :右フロントパネル
620 :開口部

Claims (4)

  1. 筐体と、
    前記筐体の前面に固定されたフロントパネルと
    を備えた加熱調理器において、
    前記フロントパネルの前壁部に設けられた開口部に対して進退可能に設けられ、電池を収容可能な電池収容部と、
    前記前壁部のうち、前記開口部の上方に設けられ、前方に突出し、前記筐体の左右方向中央に近接する側から、左右方向の外側に向けて下方に傾斜した庇部と
    を備えたことを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記電池収容部は、
    前記電池を収容する有底箱状の本体部と、
    前記本体部の上部開口に装着される蓋部と、
    を有し、
    前記蓋部は、
    前端部から下方に延び、前記本体部の前方上端部に重なる重合部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記蓋部の上面に、左右方向に延びる少なくとも1つの第1突条が形成されたことを特徴とする請求項2に記載の加熱調理器。
  4. 前記蓋部の周端部の少なくとも一部に、上方に向けて突出した第2突条が形成されたことを特徴とする請求項3に記載の加熱調理器。
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