JP7250248B2 - ブロック共重合体、それを含む表面処理剤及び膜、並びに、それを用いた細胞培養用器材及び細胞培養方法 - Google Patents
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Description
<1> 下記(A)、(B)及び(C)のブロックから構成されるブロック共重合体であり、数平均分子量(Mn)が100,000以上であり、かつ、分散比(Mw/Mn)が1.5未満であるブロック共重合体。
(A)水に対する下限臨界溶解温度(LCST)が0~45℃の範囲にある温度応答性重合体ブロック。
(B)0~45℃の範囲にLCSTを持たず、かつ、HLB値(グリフィン法)が0以上9未満の範囲にある疎水性重合体ブロック。
(C)0~45℃の範囲にLCSTを持たず、かつ、HLB値(グリフィン法)が9以上20未満の範囲にある親水性重合体ブロック。
<2> 前記ブロックの配列が(A)-(B)-(C)の順である<1>に記載のブロック共重合体。
<3> 前記数平均分子量(Mn)が100,000~1,000,000である<1>又は<2>に記載のブロック共重合体。
<4> <1>~<3>のうちのいずれか一項に記載のブロック共重合体を含む表面処理剤。
<5> <1>~<3>のうちのいずれか一項に記載のブロック共重合体を含む膜。
<6> ブロック(A)分が5.0μg/cm2以下となる厚さである<5>に記載の膜。
<7> 基材と、前記基材表面を被覆する<5>又は<6>に記載の膜と、を備える細胞培養用器材。
<8> <5>若しくは<6>に記載の膜又は<7>に記載の細胞培養用器材の前記膜表面上で、前記ブロック(A)のLCSTよりも高い温度で細胞を培養し、細胞増殖後に前記膜表面を前記ブロック(A)のLCSTよりも低い温度で冷却して増殖細胞を前記膜表面から剥離する細胞培養方法。
<9> 振盪により前記増殖細胞を前記膜表面から剥離する<8>に記載の細胞培養方法。
<10> 前記振盪における振盪速度が1~500rpmである<9>に記載の細胞培養方法。
<11> 前記細胞が骨髄由来間葉系幹細胞である<8>~<10>のうちのいずれか一項に記載の細胞培養方法。
本発明のブロック共重合体は、特定のブロック(A)及び特定のブロック(B)及び特定のブロック(C)から構成されるブロック共重合体であり、数平均分子量(Mn)が100,000以上であり、かつ、分散比(Mw/Mn)が1.5未満であるブロック共重合体である。
本発明に係るブロック(A)は、下限臨界溶解温度(LCST)が0~45℃の範囲にある温度応答性の重合体ブロックである。
重合体ブロックのLCST=LCST1×比率1+LCST2×比率2+・・・+LCSTn×比率n
により、前記重合体ブロックのLCSTを求めることができる。
本発明に係るブロック(B)は、0~45℃の範囲にLCSTを持たず、かつ、HLB値(グリフィン法)が0以上9未満の範囲にある疎水性重合体ブロックであり、本発明に係るブロック(C)は、0~45℃の範囲にLCSTを持たず、かつ、HLB値(グリフィン法)が9以上20未満の範囲にある親水性重合体ブロックである。
モノマーのHLB値=20×(親水部の式量の合計)÷(総式量)
で求めたモノマーのHLB値を、当該重合体ブロックのHLB値とする。
重合体ブロックのHLB値=HLB値1×比率1+HLB値2×比率2+・・・+HLB値n×比率n
により、前記重合体ブロックのHLB値を求めることができる。
本発明の表面処理剤は、基材の表面を処理するための基材用表面処理剤であり、上記本発明のブロック共重合体を含むものである。好ましくは、シャーレ、マルチウェルプレート、フラスコ、マイクロキャリアなどの細胞培養用器材の細胞培養用表面を処理するための表面処理剤である。
本発明の膜は、上記本発明のブロック共重合体を含むものであり、上記本発明の表面処理剤を、溶液状である場合にはそのまま又は必要に応じて適宜前記溶媒で希釈して、固体状である場合には前記溶媒で溶解した溶液を調製して、前記基材に塗布した後、乾燥することによって形成できる膜である。前記塗布方法としては上述のとおりである。
本発明の細胞培養用器材は、前記基材と、前記基材表面を被覆する上記本発明の膜と、を備えるものである。本発明の細胞培養用器材は、前記基材として上記のシャーレ、マルチウェルプレート、フラスコ、マイクロキャリアなどの細胞培養用器材を用い、本発明の表面処理剤で処理することによって、これら器材の細胞培養用表面が本発明の膜で被覆された細胞培養用器材として得られる。前記膜の好ましい厚さ及び形成方法としては上述のとおりである。
本発明の細胞培養方法は、上記本発明の膜又は上記本発明の細胞培養用器材の前記膜表面上で、前記ブロック(A)のLCSTよりも高い温度で細胞を培養し、細胞増殖後に前記膜表面を前記ブロック(A)のLCSTよりも低い温度で冷却して増殖細胞を前記膜表面から剥離する工程を含む方法である。
核磁気共鳴測定装置(日本電子(株)製、商品名:JNM-ECZ400S/L1)を用いたプロトン核磁気共鳴分光(1H-NMR)スペクトル分析より求めた。
重量平均分子量(Mw)、数平均分子量(Mn)及び分散比(Mw/Mn)は、ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)によって測定した。GPC装置は東ソー(株)製 HLC-8320GPCを用い、カラムは東ソー(株)製 TSKgel Super AWM-Hを2本用い、カラム温度を40℃に設定し、溶離液には10mMトリフルオロ酢酸ナトリウムを含む10mMトリフルオロ酢酸ナトリウムを用いて測定した。測定試料は1.0mg/mLで調製して測定した。分子量の検量線は、分子量既知のポリメタクリル酸メチル(ポリマーラボラトリーズ製)を用いた。
各実施例及び比較例において、細胞剥離処理工程後に回収した培養液を、160rcf、25℃、5分の条件で遠心後、上清を除き、培養液を500μL加え懸濁した。得られた細胞懸濁液中から10μLを細胞数測定用スライド(Thermo Fisher Scientific(株)製、商品名:Countess Cell Counting Chamber Slid)に添加し、自動セルカウンター(Thermo Fisher Scientific(株)製、商品名:Countess(R) II)を用いて、細胞数を測定した。これを冷却後回収細胞数とした。また、各実施例及び比較例において、培養液を回収後の培養器材に残った細胞は、15mLチューブに回収し、160rcf、25℃、5分の条件で遠心後、上清を除き、培養液を100μL加え懸濁し、上記と同様の方法で細胞数を測定し、これを前記冷却後回収細胞数と足し合わせたものを全細胞数とした。細胞数は対数表記で測定され、小数点以下第2位までを結果として用いた。
細胞数の計測結果を用いて、冷却処理による細胞回収率(%)は、冷却後回収細胞数を全細胞数で割って算出した。細胞回収率は小数点以下第2位を四捨五入して表示した。
200mL2口フラスコにブロック(C)のモノマーとして2-メトキシエチルアクリレート(MEA、HLB値=13.5)0.650g(5mmol)を加え、さらにシアノメチルドデシルトリチオカルボナトを31.8mg(100μmol)とアゾビスイソブチロニトリル1.6mg(10μmol)とtert-ブチルアルコール10mLとを加え、アルゴンガス置換後、62℃で24時間加熱撹拌(1回目の加熱撹拌)した。
ブロック共重合体1を80mgに2-メトキシエタノールを19.920g添加し、撹拌で全て溶解させ、ブロック共重合体1が0.40wt%である表面処理剤1を調製した。
IWAKI組織培養用ディッシュ(φ6cm)の中央に表面処理剤1を100μL加え、スピンコータ―(ミカサ製、商品名:MS-B200)を用いて、回転数2,000rpm、回転時間60秒の条件でスピンコートすることでブロック共重合体1をコートした細胞培養用器材(培養器材1)を調製した。この培養器材1表面のブロック共重合体1の被覆量を全反射型フーリエ変換型赤外分光(ATR/FT-IR)法により測定したところ、ブロック(A)分として0.55μg/cm2であった。
100mL2口フラスコにブロック(C)のモノマーとして2-メトキシエチルアクリレート(MEA、HLB値=13.5)0.650g(5mmol)を加え、さらにシアノメチルドデシルトリチオカルボナトを31.8mg(100μmol)とアゾビスイソブチロニトリル1.6mg(10μmol)と1,4-ジオキサン10mLとを加え、アルゴンガス置換後、62℃で24時間加熱撹拌(1回目の加熱撹拌)した。
ブロック共重合体2を70mgに2-メトキシエタノールを19.930g添加し、撹拌で全て溶解させ、ブロック共重合体2が0.35wt%である表面処理剤2を調製した。
IWAKI組織培養用ディッシュ(φ6cm)の中央に表面処理剤2を100μL加え、スピンコータ―(ミカサ製、商品名:MS-B200)を用いて、回転数2,000rpm、回転時間60秒の条件でスピンコートすることでブロック共重合体2をコートした細胞培養用器材(培養器材2)を調製した。この培養器材2表面のブロック共重合体2の被覆量を全反射型フーリエ変換型赤外分光(ATR/FT-IR)法により測定したところ、ブロック(A)分として0.55μg/cm2であった。
100mL2口フラスコにブロック(B)のモノマーとしてn-ブチルメタクリレート(BMA、HLB値=6.2)7.110g(50mmol)を加え、さらに4-シアノ-4-[(ドデシルスルフォニルチオカルボニル)スルフォニル]ペンタノイックアシッドを40.4mg(100μmol)とアゾビスイソブチロニトリル1.6mg(10μmol)と1,4-ジオキサン20mLとを加え、アルゴンガス置換後、62℃で24時間加熱撹拌(1回目の加熱撹拌)した。
ブロック共重合体3を120mgに2-メトキシエタノールを19.880g添加し、撹拌で全て溶解させ、ブロック共重合体3が0.60wt%である表面処理剤3を調製した。
IWAKI組織培養用ディッシュ(φ6cm)の中央に表面処理剤3を100μL加え、スピンコータ―(ミカサ製、商品名:MS-B200)を用いて、回転数2,000rpm、回転時間60秒の条件でスピンコートすることでブロック共重合体3をコートした細胞培養用器材(培養器材3)を調製した。この培養器材3表面のブロック共重合体3の被覆量を全反射型フーリエ変換型赤外分光(ATR/FT-IR)法により測定したところ、ブロック(A)分として0.63μg/cm2であった。
上記で得られた培養器材1に、骨髄由来ヒト間葉系幹細胞(ロンザジャパン(株)製、Product Code:PT-2501、Lot Number:0000603525)を1.5×105cells/dish播種し、37℃、CO2濃度5%で培養した[培養工程]。培養液にはウシ胎児血清(コロンビア産)を10vol%含むダルベッコ・フォークト変法イーグル最小必須培地(10vol%FBS/DMEM)を用いた。7日間培養後、ピペッティングをしないようにしながら、培養液を抜き、新たに4℃に冷却した培養液を加え、室温で20分間冷却した[冷却処理工程]。20分後、振盪器((株)日伸理化製、商品名:超小型レシプロンシェーカーNA-M201)を用いて、振幅34mm、振盪速度100rpm、振盪時間2分の条件で培養基材を振盪した[細胞剥離処理工程]。振盪後、ピペッティングをしないようにしながら細胞ごと培養液を回収し、上記細胞数の計測により細胞数を測定したところ、冷却処理によって回収できた細胞数(冷却後回収細胞数)は5.17×105cellsであった。また、培養液を回収後の培養器材1に残った細胞をトリプシンを用いて回収し、上記細胞数の計測により細胞数を計測し、前記冷却後回収細胞数と足し合わせて全細胞数を求めたところ、5.65×105cellsであった。以上より、冷却処理による細胞回収率は91.4%であった。
培養器材1に代えて上記で得られた培養器材2を用いたこと以外は実施例1と同様の方法で細胞回収率を評価した。冷却後回収細胞数は3.22×105cellsであり、全細胞数は5.20×105cellsであった。その結果、冷却処理による細胞回収率は62.1%であり、実施例1よりも低くなった。
培養器材1に代えて上記で得られた培養器材3を用いたこと以外は実施例1と同様の方法で細胞回収率を評価した。冷却後回収細胞数は0.56×105cellsであり、全細胞数は5.09×105cellsであった。その結果、冷却処理による細胞回収率は11.0%であり、実施例1よりも低くなった。
Claims (10)
- 下記(A)、(B)、(C)のブロックから構成されるブロック共重合体であり、数平均分子量(Mn)が100,000~1,000,000であり、かつ、分散比(Mw/Mn)が1.00以上1.5未満であることを特徴とするブロック共重合体。
(A)N-イソプロピルアクリルアミドからなる重合体ブロックであり、水に対する下限臨界溶解温度(LCST)が0~45℃の範囲にある温度応答性重合体ブロック。
(B)n-ブチルアクリレートからなる重合体ブロックであり、0~45℃の範囲にLCSTを持たず、かつ、HLB値(グリフィン法)が0以上9未満の範囲にある疎水性重合体ブロック。
(C)2-メトキシエチルアクリレートからなる重合体ブロックであり、0~45℃の範囲にLCSTを持たず、かつ、HLB値(グリフィン法)が9以上20未満の範囲にある親水性重合体ブロック。 - 前記ブロックの配列が(A)-(B)-(C)の順であることを特徴とする請求項1に記載のブロック共重合体。
- 請求項1又は2に記載のブロック共重合体を含むことを特徴とする表面処理剤。
- 請求項1又は2に記載のブロック共重合体を含むことを特徴とする膜。
- ブロック(A)分が5.0μg/cm2以下となる厚さであることを特徴とする請求項4に記載の膜。
- 基材と、前記基材表面を被覆する請求項4又は5に記載の膜と、を備えることを特徴とする細胞培養用器材。
- 請求項4若しくは5に記載の膜又は請求項6に記載の細胞培養用器材の前記膜表面上で、前記ブロック(A)のLCSTよりも高い温度で細胞を培養し、細胞増殖後に前記膜表面を前記ブロック(A)のLCSTよりも低い温度で冷却して増殖細胞を前記膜表面から剥離することを特徴とする細胞培養方法。
- 振盪により前記増殖細胞を前記膜表面から剥離することを特徴とする請求項7に記載の細胞培養方法。
- 前記振盪における振盪速度が1~500rpmであることを特徴とする請求項8に記載の細胞培養方法。
- 前記細胞が骨髄由来間葉系幹細胞であることを特徴とする請求項7~9のうちのいずれか一項に記載の細胞培養方法。
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