JP7250149B2 - 両面金属張積層板、プリント配線板、プリント配線装置 - Google Patents

両面金属張積層板、プリント配線板、プリント配線装置 Download PDF

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Description

本開示は、両面金属張積層板、プリント配線板及びプリント配線装置に関する。
特開2003-347729号公報(特許文献1)は、多層プリント配線板に供する金属張積層板を開示している。
特開2003-347729号公報
0603以下のサイズを有するセラミックコンデンサが搭載された金属張積層板について曲げ試験を行うと、金属張積層板に対するセラミックコンデンサの配置方向によっては、セラミックコンデンサにクラックが発生することがあった。本開示は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、金属張積層板に対するセラミックコンデンサの配置方向にかかわらず、セラミックコンデンサにクラックが発生することを抑制することができる両面金属張積層板、プリント配線板及びプリント配線装置を提供することである。
本開示の両面金属張積層板は、複数の中央絶縁層と、複数の中央絶縁層の両側に配置された外側絶縁層とが互いに積層されている積層体と、積層体の両側に設けられている金属層とを備えている。外側絶縁層は、各々、第1ガラスクロスと、第1ガラスクロスに含浸されておりかつ第1ガラスクロスを覆っている第1絶縁樹脂部材とを含む。複数の中央絶縁層は、各々、第2ガラスクロスと、第2ガラスクロスに含浸されておりかつ第2ガラスクロスを覆っている第2絶縁樹脂部材とを含む。外側絶縁層の各々の第1縦方向ガラス占有率は、20%以下である。外側絶縁層の各々の第1横方向ガラス占有率は、20%以下である。第1縦方向ガラス占有率及び第1横方向ガラス占有率は、ともに、複数の中央絶縁層の各々の第2縦方向ガラス占有率及び第2横方向ガラス占有率のうち大きい方よりも小さい。第1縦方向ガラス占有率は、第1ガラスクロスの縦糸の延在方向に垂直な断面における、第1ガラスクロスの縦糸の面積割合である。第1横方向ガラス占有率は、第1ガラスクロスの横糸の延在方向に垂直な断面における、第1ガラスクロスの横糸の面積割合である。第2縦方向ガラス占有率は、第2ガラスクロスの縦糸の延在方向に垂直な断面における、第2ガラスクロスの縦糸の面積割合である。第2横方向ガラス占有率は、第2ガラスクロスの横糸の延在方向に垂直な断面における、第2ガラスクロスの横糸の面積割合である。
本開示のプリント配線板は、本開示の両面金属張積層板を備える。金属層は、第1パッドと、第1パッドから離間された第2パッドと、第1パッドに接続されている第1引出配線と、第2パッドに接続されている第2引出配線とを含む。第1パッドの幅は、0.4mm以下である。第2パッドの幅は、0.4mm以下である。
本開示のプリント配線装置は、本開示のプリント配線板と、第1パッド及び第2パッドに接合されているセラミックコンデンサとを備える。セラミックコンデンサは、0.6mm以下の長さと、0.3mm以下の幅とを有している。
本開示のプリント配線板は、複数の中央絶縁層と、複数の中央絶縁層の両側に配置された外側絶縁層とが互いに積層されている積層体と、積層体の両側に設けられている金属層と、積層体の内部に設けられている内部金属層とを備える。外側絶縁層は、各々、第1ガラスクロスと、第1ガラスクロスに含浸されておりかつ第1ガラスクロスを覆っている第1絶縁樹脂部材とを含む。複数の中央絶縁層は、各々、第2ガラスクロスと、第2ガラスクロスに含浸されておりかつ第2ガラスクロスを覆っている第2絶縁樹脂部材とを含む。外側絶縁層の各々の第1縦方向ガラス占有率は、20%以下である。外側絶縁層の各々の第1横方向ガラス占有率は、20%以下である。第1縦方向ガラス占有率及び第1横方向ガラス占有率は、ともに、複数の中央絶縁層の各々の第2縦方向ガラス占有率及び第2横方向ガラス占有率のうち大きい方よりも小さい。第1縦方向ガラス占有率は、第1ガラスクロスの縦糸の延在方向に垂直な断面における、第1ガラスクロスの縦糸の面積割合である。第1横方向ガラス占有率は、第1ガラスクロスの横糸の延在方向に垂直な断面における、第1ガラスクロスの横糸の面積割合である。第2縦方向ガラス占有率は、第2ガラスクロスの縦糸の延在方向に垂直な断面における、第2ガラスクロスの縦糸の面積割合である。第2横方向ガラス占有率は、第2ガラスクロスの横糸の延在方向に垂直な断面における、第2ガラスクロスの横糸の面積割合である。積層体の厚さは、1.0mm以上である。金属層は、第1パッドと、第1パッドから離間された第2パッドと、第1パッドに接続されている第1引出配線と、第2パッドに接続されている第2引出配線とを含む。第1パッドの幅は、0.4mm以下である。第2パッドの幅は、0.4mm以下である。
金属層に接触する外側絶縁層の第1縦方向ガラス占有率及び第1横方向ガラス占有率を20%以下に減少させることによって、両面金属張積層板を曲げたときに、セラミックコンデンサに印加される応力を減少させることができる。そのため、両面金属張積層板に対するセラミックコンデンサの配置方向にかかわらず、セラミックコンデンサにクラックが発生することが抑制され得る。
実施の形態1の両面金属張積層板の概略部分拡大断面図である。 実施の形態1の両面金属張積層板に含まれる第1ガラスクロス及び第2ガラスクロスの概略部分拡大平面図である。 実施の形態1の両面金属張積層板の製造方法の一工程を示す概略部分拡大断面図である。 実施の形態1及び実施の形態2のプリント配線板及びプリント配線装置の一例を示す概略部分拡大平面図である。 実施の形態1及び実施の形態2のプリント配線板及びプリント配線装置の別の例を示す概略部分拡大平面図である。 実施例及び比較例の結果を示す図である。 実施の形態2の多層金属張積層板の概略部分拡大断面図である。
以下、本開示の実施の形態を説明する。なお、同一の構成には同一の参照番号を付し、その説明は繰り返さない。
実施の形態1.
図1及び図2を参照して、実施の形態1の両面金属張積層板1を説明する。両面金属張積層板1は、積層体10と、金属層21,28とを備えている。本明細書において、両面金属張積層板1は、二層の金属層21,28を有する金属張積層板を意味する。三層以上の金属層を含む金属張積層板は、両面金属張積層板1ではない。
積層体10は、複数の中央絶縁層11と、複数の中央絶縁層11の両側に配置された外側絶縁層12とを含む。複数の中央絶縁層11と外側絶縁層12とは互いに積層されている。
外側絶縁層12の層数は、二以上である。具体的には、積層体10の頂面14側に、少なくとも一つの外側絶縁層12が配置されている。積層体10の底面15側に、少なくとも一つの外側絶縁層12が配置されている。積層体10の頂面14側に配置されている外側絶縁層12の層数は、積層体10の底面15側に配置されている外側絶縁層12の層数に等しくてもよい。積層体10は、積層体10の厚さ方向(z方向)において線対称な層構造を有してもよい。
外側絶縁層12は、各々、第1ガラスクロス6と、第1ガラスクロス6に含浸されておりかつ第1ガラスクロス6を覆っている第1絶縁樹脂部材7とを含む。図2に示されるように、第1ガラスクロス6は、x方向とy方向とに延在している。第1ガラスクロス6の第1厚さは、第2ガラスクロス8の第2厚さよりも小さい。第1ガラスクロス6は、縦糸6aと横糸6bとを互いに織ることによって形成されている。例えば、縦糸6aはy方向に延在しており、横糸6bはx方向に延在している。第1ガラスクロス6の織り方は、特に限定されないが、例えば、平織である。
第1ガラスクロス6の縦糸6a及び横糸6bは、各々、第1ガラスフィラメントを束ねることによって形成されている。第1ガラスクロス6の縦糸6a及び横糸6bに含まれる第1ガラスフィラメントの第1径は、第2ガラスクロス8の縦糸8a及び横糸8bに含まれる第2ガラスフィラメントの第2径よりも小さい。第1ガラスクロス6は、例えば、IPCスタイル番号2116のガラスクロス、IPCスタイル番号3313のガラスクロス、IPCスタイル番号1080のガラスクロスまたはIPCスタイル番号1501のガラスクロスである。
第1ガラスクロス6(縦糸6a及び横糸6b)は、アルカリ成分の含有率が1%以下であるEガラスで形成されてもよいし、Sガラス、TガラスまたはNEガラスで形成されてもよい。Eガラスは、電気絶縁性、対候性及びコストパフォーマンスに優れている。Sガラスは、Eガラスより高い引張強度及び高い引張弾性率を有している。Tガラスは、Eガラスより低い熱膨張係数及び高い引張り弾性率を有している。NEガラスは、Eガラスより低い誘電率及び低い誘電正接を有しており、Eガラスより低い伝送損失を有している。
第1絶縁樹脂部材7は、例えば、エポキシ樹脂のような熱硬化性樹脂で主に形成されている。第1絶縁樹脂部材7は、硬化促進剤、充填材または難燃剤などをさらに含んでもよい。
外側絶縁層12の各々の第1縦方向ガラス占有率は、20%以下である。第1縦方向ガラス占有率は、第1ガラスクロス6の縦糸6aの延在方向(縦方向、y方向)に垂直な断面(xz面)における、第1ガラスクロス6の縦糸6aの面積割合である。第1ガラスクロス6の縦糸6aの面積割合は、この断面(xz面)における第1ガラスクロス6の縦糸6aの面積を、この断面(xz面)における外側絶縁層12の各々の面積で割った値として定義される。
外側絶縁層12の各々の第1横方向ガラス占有率は、20%以下である。第1横方向ガラス占有率は、第1ガラスクロス6の横糸6bの延在方向(横方向、x方向)に垂直な断面(yz面)における、第1ガラスクロス6の横糸6bの面積割合である。第1ガラスクロス6の横糸6bの面積割合は、この断面(xz面)における第1ガラスクロス6の横糸6bの面積を、この断面(yz面)における外側絶縁層12の各々の面積で割った値として定義される。
第1ガラスクロス6のヤーン(縦糸6aまたは横糸6b)の面積割合は、第1ガラスクロス6の仕様から算出されるヤーン(縦糸6aまたは横糸6b)の面積を、第1プリプレグ42の断面積で割ることによって得られる。なお、外側絶縁層12の各々の厚さは、第1ガラスクロス6に応じて規格化されている第1プリプレグ42の公称厚さによって与えられる。ヤーン(縦糸6aまたは横糸6b)の面積は、例えば、以下の式(1)によって、第1ガラスクロス6の仕様から求められる。第1ガラスクロス6の仕様は、フィラメント径、ヤーン一本当たりのフィラメントの本数及びヤーン密度(ヤーンの配列方向(例えば、縦糸6aの配列方向はx方向であり、横糸6bの配列方向はy方向)におけるガラスクロスの単位長さ(例えば、1インチ(2.54cm))当たりのヤーンの本数)を含む。
ヤーンの面積=(フィラメント径/2)2×π×(ヤーン一本当たりのフィラメントの本数)×ヤーン密度 (1)
複数の中央絶縁層11の層数は、例えば、三以上である。中央絶縁層11の層数は、例えば、四以上であってもよく、五以上であってもよく、六以上であってもよい。中央絶縁層11の層数は、偶数であってもよいし、奇数であってもよい。
複数の中央絶縁層11は、各々、第2ガラスクロス8と、第2ガラスクロス8に含浸されておりかつ第2ガラスクロス8を覆っている第2絶縁樹脂部材9とを含む。図2に示されるように、第2ガラスクロス8は、x方向とy方向とに延在している。第2ガラスクロス8は、縦糸8aと横糸8bとを互いに織ることによって形成されている。例えば、縦糸8aはy方向に延在しており、横糸8bはx方向に延在している。第2ガラスクロス8の織り方は、特に限定されないが、例えば、平織である。第2ガラスクロス8の縦糸8a及び横糸8bは、各々、第2ガラスフィラメントを束ねることによって形成されている。第2ガラスクロス8は、例えば、IPCスタイル番号7628のガラスクロスまたはIPCスタイル番号7629のガラスクロスである。
第2ガラスクロス8(縦糸8a及び横糸8b)は、アルカリ成分の含有率が1%以下であるEガラスで形成されてもよいし、Sガラス、TガラスまたはNEガラスで形成されてもよい。第2ガラスクロス8の縦糸8a及び横糸8bは、第1ガラスクロス6の縦糸6a及び横糸6bと同じ組成を有する材料で形成されてもよい。すなわち、第2ガラスクロス8の縦糸8a及び横糸8bは、ガラス繊維の種類において、第1ガラスクロス6の縦糸6a及び横糸6bと同じであってもよい。第2ガラスクロス8の縦糸8a及び横糸8bは、第1ガラスクロス6の縦糸6a及び横糸6bとは異なる組成を有する材料で形成されてもよい。すなわち、第2ガラスクロス8の縦糸8a及び横糸8bは、ガラス繊維の種類において、第1ガラスクロス6の縦糸6a及び横糸6bと異なってもよい。
第2絶縁樹脂部材9は、例えば、エポキシ樹脂のような熱硬化性樹脂で主に形成されている。第2絶縁樹脂部材9は、硬化促進剤、充填材または難燃剤などをさらに含んでもよい。第2絶縁樹脂部材9は、第1絶縁樹脂部材7と同じ組成を有してもよいし、第1絶縁樹脂部材7とは異なる組成を有してもよい。
外側絶縁層12の各々の第1縦方向ガラス占有率及び第1横方向ガラス占有率は、ともに、複数の中央絶縁層11の各々の第2縦方向ガラス占有率及び第2横方向ガラス占有率のうち大きい方より小さい。第2縦方向ガラス占有率は、第2ガラスクロス8の縦糸8aの延在方向(縦方向、y方向)に垂直な断面(xz面)における、第2ガラスクロス8の縦糸8aの面積割合である。第2ガラスクロス8の縦糸8aの面積割合は、この断面(xz面)における第2ガラスクロス8の縦糸8aの面積を、この断面(xz面)における中央絶縁層11の各々の面積で割った値として定義される。第2横方向ガラス占有率は、第2ガラスクロス8の横糸8bの延在方向(横方向、x方向)に垂直な断面(yz面)における、第2ガラスクロス8の横糸8bの面積割合である。第2ガラスクロス8の横糸8bの面積割合は、この断面(yz面)における第2ガラスクロス8の横糸8bの面積を、この断面(yz面)における中央絶縁層11の各々の面積で割った値として定義される。
第2ガラスクロス8のヤーン(縦糸8aまたは横糸8b)の面積割合は、第2ガラスクロス8の仕様から算出されるヤーン(縦糸8aまたは横糸8b)の面積を、第2プリプレグ41の断面積で割ることによって得られる。なお、中央絶縁層11の各々の厚さは、第2ガラスクロス8に応じて規格化されている第2プリプレグ41の公称厚さによって与えられる。ヤーン(縦糸8aまたは横糸8b)の面積は、例えば、既に記載した式(1)によって、第2ガラスクロス8の仕様から求められる。第2ガラスクロス8の仕様は、フィラメント径、ヤーン一本当たりのフィラメントの本数及びヤーン密度(ヤーンの配列方向(例えば、縦糸8aの配列方向はx方向であり、横糸8bの配列方向はy方向)におけるガラスクロスの単位長さ(例えば、1インチ(2,54cm))当たりのヤーンの本数)を含む。
外側絶縁層12の一層の厚さt1は、中央絶縁層11の一層の厚さt2よりも小さい。複数の中央絶縁層11の一方側(頂面14側)に配置されている外側絶縁層12の層数は、複数の中央絶縁層11の層数よりも少なくてもよい。複数の中央絶縁層11の他方側(底面15側)に配置されている外側絶縁層12の層数は、複数の中央絶縁層11の層数よりも少なくてもよい。複数の中央絶縁層11の一方側(頂面14側)に配置されている外側絶縁層12の層数は、複数の中央絶縁層11の他方側(底面15側)に配置されている外側絶縁層12の層数に等しくてもよい。
積層体10の厚さtは、1.0mm以上である。積層体10の厚さtは、1.2mm以上であってもよく、1.4mm以上であってもよい。両面金属張積層板1は、例えば、列車用機器、映像システム、変電システムもしくは昇降機のような重電システム、FA機器もしくは自動車機器のような産業メカトロニクス、または、空調機器、冷熱機器、液晶テレビもしくは太陽光発電システムのような家電機器(ただし、スマートフォンのような携帯端末を除く)に適用される。
金属層21,28は、積層体10の両側に設けられている。金属層21は、積層体10の頂面14に設けられている。金属層28は、積層体10の底面15に設けられている。金属層21,28は、例えば、銅箔のような金属箔で形成されている。
図3を参照して、本実施の形態の両面金属張積層板1の製造方法を説明する。
熱硬化性樹脂を第1ガラスクロス6に含浸させるとともに、第1ガラスクロス6を熱硬化性樹脂で覆う。熱硬化性樹脂を加熱して乾燥させて、半硬化状態とする。こうして、第1プリプレグ42を得る。熱硬化性樹脂を第2ガラスクロス8に含浸させるとともに、第2ガラスクロス8を熱硬化性樹脂で覆う。熱硬化性樹脂を加熱して乾燥させて、半硬化状態とする。こうして、第2プリプレグ41を得る。
第2プリプレグ41の両側に第1プリプレグ42を重ね、さらに、第1プリプレグ42の外側に金属箔のような金属層21,28を重ねる。第1プリプレグ42、第2プリプレグ41及び金属層21,28を、熱及び圧力を印加しながら成形する。第1プリプレグ42の熱硬化性樹脂及び第2プリプレグ41の熱硬化性樹脂は硬化する。第1プリプレグ42、第2プリプレグ41及び金属層21,28は一体化される。こうして、両面金属張積層板1が得られる。外側絶縁層12の一層の厚さt1は、実質的に、第1プリプレグ42の公称厚さに等しい。中央絶縁層11の一層の厚さt2は、実質的に、第2プリプレグ41の公称厚さに等しい。両面金属張積層板1は、プリント配線板2(図4及び図5を参照)の製造に供される。
第2絶縁樹脂部材9は第1絶縁樹脂部材7と同じ組成を有する材料で形成されており、かつ、第2ガラスクロス8は第1ガラスクロス6と同じ組成を有する材料で形成されてもよい。すなわち、第2絶縁樹脂部材9は、樹脂の種類において、第1絶縁樹脂部材7と同じであり、かつ、第2ガラスクロス8の縦糸8a及び横糸8bは、ガラス繊維の種類において、第1ガラスクロス6の縦糸6a及び横糸6bと同じであってもよい。この場合、第1プリプレグ42と第2プリプレグ41とを同時に成形及び硬化することが容易になる。
図4及び図5を参照して、プリント配線板2及びプリント配線装置3を説明する。
プリント配線板2は、両面金属張積層板1を備える。プリント配線板2は、両面プリント配線板である。本明細書において、両面プリント配線板は、二層の金属層21,28を有するプリント配線板2を意味する。三層以上の金属層を含むプリント配線板は、両面プリント配線板ではない。
金属層21,28の少なくとも一つは、第1パッド22と、第1パッド22から離間された第2パッド24と、第1引出配線23と、第2引出配線25とを含む。本実施の形態では、金属層21が、第1パッド22と、第2パッド24と、第1引出配線23と、第2引出配線25とを含んでいる。
図4に示されるように、第2パッド24は、第1ガラスクロス6及び第2ガラスクロス8の縦糸6a,8aが延在する方向(縦方向、y方向)に、第1パッド22から離間してもよい。図5に示されるように、第2パッド24は、第1ガラスクロス6及び第2ガラスクロス8の横糸6b,8bが延在する方向(横方向、x方向)に、第1パッド22から離間してもよい。
第1パッド22及び第2パッド24は、0603以下のサイズを有するセラミックコンデンサ30に適したサイズを有している。なお、0603以下のサイズを有するセラミックコンデンサ30は、0.6mm以下の長さL1と0.3mm以下の幅W1とを有している。セラミックコンデンサ30の長さL1は、セラミックコンデンサ30の一対の電極32,33が互いに離間している方向におけるセラミックコンデンサ30の長さである。セラミックコンデンサ30の幅W1は、セラミックコンデンサ30の一対の電極32,33が互いに離間している方向に垂直な方向におけるセラミックコンデンサ30の長さである。本明細書において、セラミックコンデンサ30の長さL1及び幅W1は、両方とも、TYP値として表されている。
第1パッド22の幅W2は、例えば、0.4mm以下である。第2パッド24の幅W3は、例えば、0.4mm以下である。パッド(第1パッド22、第2パッド24)の幅は、セラミックコンデンサ30の一対の電極32,33が互いに離間している方向に垂直な方向におけるパッド(第1パッド22、第2パッド24)の長さである。第1パッド22の長さL2は、例えば、0.3mm以下である。第2パッド24の長さL3は、例えば、0.3mm以下である。パッド(第1パッド22、第2パッド24)の長さは、セラミックコンデンサ30の一対の電極32,33が互いに離間している方向におけるパッド(第1パッド22、第2パッド24)の長さである。第1パッド22と第2パッド24との間の間隔Gは、例えば、0.3mm以下である。
第1引出配線23は、第1パッド22に接続されている。第1引出配線23は、例えば、第2パッド24から遠位する第1パッド22の第1縁から引き出されている。第2引出配線25は、第2パッド24に接続されている。第2引出配線25は、例えば、第1パッド22から遠位する第2パッド24の第2縁から引き出されている。プリント配線板2は、両面金属張積層板1に含まれる金属層21をエッチングしてパターニングすることによって得られる。
図4及び図5に示されるように、プリント配線板2は、絶縁保護膜26をさらに備えている。絶縁保護膜26は、積層体10の頂面14及び金属層21上に設けられている。絶縁保護膜26には、第1開口26aと第2開口26bとが設けられている。第1パッド22は、第1開口26aにおいて、絶縁保護膜26から露出している。第2パッド24は、第2開口26bにおいて、絶縁保護膜26から露出している。絶縁保護膜26は、特に限定されないが、ソルダーレジストのような樹脂材料で形成されている。
プリント配線装置3は、プリント配線板2と、第1パッド22及び第2パッド24に接合されているセラミックコンデンサ30とを備える。セラミックコンデンサ30は、0603以下のサイズを有している。プリント配線装置3は、セラミックコンデンサ30の一対の電極32,33を、はんだのような導電接合部材(図示せず)を用いて、プリント配線板2の第1パッド22及び第2パッド24に接合することによって得られる。導電接合部材(図示せず)は、絶縁保護膜26の第1開口26a及び第2開口26b内に設けられている。
実施例.
表1に示される実施例の両面金属張積層板1を作成した。なお、ガラスクロスの仕様を表2に示す。実施例の両面金属張積層板1に含まれる金属層21,28をパターニングして、図4に示される第1パッド22と、第2パッド24と、第1引出配線23と、第2引出配線25とを形成する。0603のサイズを有するセラミックコンデンサ30を、第1パッド22及び第2パッド24にはんだ付けする。こうして、サンプル1が得られた。サンプル1では、セラミックコンデンサ30は、縦糸6aの延在方向(縦方向、y方向)に配置されている。
実施例の両面金属張積層板1に含まれる金属層21,28をパターニングして、図5に示される第1パッド22と、第2パッド24と、第1引出配線23と、第2引出配線25とを形成する。0603のサイズを有するセラミックコンデンサ30を、第1パッド22及び第2パッド24にはんだ付けする。こうして、サンプル2が得られた。サンプル2では、セラミックコンデンサ30は、横糸6bの延在方向(横方向、x方向)に配置されている。
Figure 0007250149000001
Figure 0007250149000002
表1に示される比較例の両面金属張積層板を作成した。なお、ガラスクロスの仕様を表2に示す。比較例の両面金属張積層板に含まれる金属層21,28をパターニングして、図4に示される第1パッド22と、第2パッド24と、第1引出配線23と、第2引出配線25とを形成する。0603のサイズを有するセラミックコンデンサ30を、第1パッド22及び第2パッド24にはんだ付けする。こうして、サンプル3が得られた。サンプル3では、セラミックコンデンサ30は、縦糸6aの延在方向(縦方向、y方向)に配置されている。
比較例の両面金属張積層板に含まれる金属層21,28をパターニングして、図5に示される第1パッド22と、第2パッド24と、第1引出配線23と、第2引出配線25とを形成する。0603のサイズを有するセラミックコンデンサ30を、第1パッド22及び第2パッド24にはんだ付けする。こうして、サンプル4が得られた。サンプル4では、セラミックコンデンサ30は、横糸6bの延在方向(横方向、x方向)に配置されている。
サンプル1からサンプル4について、JIS C 5101-1の4.35に規定されている曲げ試験を行った。サンプル1及びサンプル2では、セラミックコンデンサ30にクラックは発生しなかった。また、サンプル4では、セラミックコンデンサ30にクラックは発生しなかったが、サンプル3では、セラミックコンデンサ30にクラックが発生した。
図6から、フィラメントの径の公差(0.25μm)を考慮しても、外側絶縁層12の各々の第1縦方向ガラス占有率が、20%以下であり、かつ、外側絶縁層12の各々の第1横方向ガラス占有率が、20%以下である場合には、両面金属張積層板1(プリント配線板2)に対するセラミックコンデンサ30の配置方向にかかわらず、セラミックコンデンサ30にクラックが発生することが抑制されることが分かる。
両面金属張積層板1(プリント配線板2)を曲げたときにセラミックコンデンサ30にクラックが発生し難くなる理由は、以下のように推測される。セラミックコンデンサ30が接合される金属層21に接触する外側絶縁層12は、第1ガラスクロス6と第1絶縁樹脂部材7とを含んでいる。第1ガラスクロス6は、第1絶縁樹脂部材7よりも固い材料で形成されている。そのため、両面金属張積層板1(プリント配線板2)を曲げたときに、第1ガラスクロス6は、0603以下のサイズを有するセラミックコンデンサ30に印加される応力に大きな影響を及ぼす。セラミックコンデンサ30が接合される金属層21に接触する外側絶縁層12の第1縦方向ガラス占有率及び第1横方向ガラス占有率を20%以下に減少させることによって、両面金属張積層板1(プリント配線板2)を曲げたときに、セラミックコンデンサ30に印加される応力を減少させることができる。こうして、両面金属張積層板1に対するセラミックコンデンサ30の配置方向にかかわらず、セラミックコンデンサ30にクラックが発生することが抑制される。
変形例.
表3及び表4に、外側絶縁層12の各々の第1縦方向ガラス占有率が、20%以下であり、かつ、外側絶縁層12の各々の第1横方向ガラス占有率が、20%以下である両面金属張積層板1の変形例を示す。変形例で用いられているガラスクロスの仕様を表2に示す。
Figure 0007250149000003
Figure 0007250149000004
本実施の形態の両面金属張積層板1、プリント配線板2及びプリント配線装置3の効果を説明する。
本実施の形態の両面金属張積層板1は、複数の中央絶縁層11と、複数の中央絶縁層11の両側に配置された外側絶縁層12とが互いに積層されている積層体10と、積層体10の両側に設けられている金属層21,28とを備えている。外側絶縁層12は、各々、第1ガラスクロス6と、第1ガラスクロス6に含浸されておりかつ第1ガラスクロス6を覆っている第1絶縁樹脂部材7とを含む。複数の中央絶縁層11は、各々、第2ガラスクロス8と、第2ガラスクロス8に含浸されておりかつ第2ガラスクロス8を覆っている第2絶縁樹脂部材9とを含む。外側絶縁層12の各々の第1縦方向ガラス占有率は、20%以下である。外側絶縁層12の各々の第1横方向ガラス占有率は、20%以下である。第1縦方向ガラス占有率及び第1横方向ガラス占有率は、ともに、複数の中央絶縁層11の各々の第2縦方向ガラス占有率及び第2横方向ガラス占有率のうち大きい方よりも小さい。第1縦方向ガラス占有率は、第1ガラスクロス6の縦糸6aの延在方向(縦方向、y方向)に垂直な断面(xz面)における、第1ガラスクロス6の縦糸6aの面積割合である。第1横方向ガラス占有率は、第1ガラスクロス6の横糸6bの延在方向(横方向、x方向)に垂直な断面(yz面)における、第1ガラスクロス6の横糸6bの面積割合である。第2縦方向ガラス占有率は、第2ガラスクロス8の縦糸8aの延在方向(縦方向、y方向)に垂直な断面(xz面)における、第2ガラスクロス8の縦糸8aの面積割合である。第2横方向ガラス占有率は、第2ガラスクロス8の横糸8bの延在方向(横方向、x方向)に垂直な断面(yz面)における、第2ガラスクロス8の横糸8bの面積割合である。
金属層21に接触する外側絶縁層12の第1縦方向ガラス占有率及び第1横方向ガラス占有率を20%以下に減少させることによって、両面金属張積層板1を曲げたときに、セラミックコンデンサ30に印加される応力を減少させることができる。こうして、両面金属張積層板1に対するセラミックコンデンサ30の配置方向にかかわらず、セラミックコンデンサ30にクラックが発生することが抑制され得る。
また、第1縦方向ガラス占有率及び第1横方向ガラス占有率は、ともに、複数の中央絶縁層11の各々の第2縦方向ガラス占有率及び第2横方向ガラス占有率のうち大きい方よりも小さい。すなわち、複数の中央絶縁層11の各々の第2縦方向ガラス占有率及び第2横方向ガラス占有率のうち大きい方が、外側絶縁層12の各々の第1縦方向ガラス占有率及び第1横方向ガラス占有率並びに複数の中央絶縁層11の各々の第2縦方向ガラス占有率及び第2横方向ガラス占有率のうちで最も大きい。そのため、両面金属張積層板1は、向上された寸法安定性を有している。また、複数の中央絶縁層11として、プリント配線板2に広く用いられているガラスクロスを含む絶縁層を利用できるため、両面金属張積層板1のコストの増加が少なくすむ。
本実施の形態の両面金属張積層板1では、積層体10の厚さtは、1.0mm以上である。積層体10の厚さtが増加するにつれて、両面金属張積層板1を曲げたときに、セラミックコンデンサ30に印加される応力は増加する。金属層21に接触する外側絶縁層12の第1縦方向ガラス占有率及び第1横方向ガラス占有率が20%以下であるため、積層体10の厚さtが1.0mm以上であっても、両面金属張積層板1に対するセラミックコンデンサ30の配置方向にかかわらず、セラミックコンデンサ30にクラックが発生することが抑制され得る。
本実施の形態の両面金属張積層板1では、第1ガラスクロス6の縦糸6a及び横糸6bに含まれる第1ガラスフィラメントの第1径は、第2ガラスクロス8の縦糸8a及び横糸8bに含まれる第2ガラスフィラメントの第2径よりも小さい。そのため、外側絶縁層12の各々の第1縦方向ガラス占有率を、複数の中央絶縁層11の各々の第2縦方向ガラス占有率より小さくすることができ、かつ、外側絶縁層12の各々の第1横方向ガラス占有率を、複数の中央絶縁層11の各々の第2横方向ガラス占有率より小さくすることができる。両面金属張積層板1に対するセラミックコンデンサ30の配置方向にかかわらず、セラミックコンデンサ30にクラックが発生することが抑制され得る。
本実施の形態の両面金属張積層板1では、第1ガラスクロス6の第1厚さは、第2ガラスクロス8の第2厚さよりも小さい。そのため、外側絶縁層12の各々の第1縦方向ガラス占有率を、複数の中央絶縁層11の各々の第2縦方向ガラス占有率より小さくすることができ、かつ、外側絶縁層12の各々の第1横方向ガラス占有率を、複数の中央絶縁層11の各々の第2横方向ガラス占有率より小さくすることができる。両面金属張積層板1に対するセラミックコンデンサ30の配置方向にかかわらず、セラミックコンデンサ30にクラックが発生することが抑制され得る。
第2ガラスクロス8の第2厚さは第1ガラスクロス6の第1厚さよりも大きいため、両面金属張積層板1は、向上された寸法安定性を有している。複数の中央絶縁層11として、プリント配線板2に広く用いられているガラスクロスを含む絶縁層を利用できるため、両面金属張積層板1のコストの増加が少なくすむ。
本実施の形態の両面金属張積層板1では、第2ガラスクロス8は、IPCスタイル番号7628のガラスクロスまたはIPCスタイル番号7629のガラスクロスである。第1ガラスクロス6は、IPCスタイル番号2116のガラスクロス、IPCスタイル番号3313のガラスクロス、IPCスタイル番号1080のガラスクロスまたはIPCスタイル番号1501のガラスクロスである。そのため、両面金属張積層板1に対するセラミックコンデンサ30の配置方向にかかわらず、セラミックコンデンサ30にクラックが発生することが抑制され得る。
本実施の形態の両面金属張積層板1では、第1ガラスクロス6の縦糸6a及び横糸6bは、アルカリ成分の含有率が1%以下であるEガラス、Sガラス、TガラスまたはNEガラスで形成されている。第2ガラスクロス8の縦糸8a及び横糸8bは、アルカリ成分の含有率が1%以下であるEガラス、Sガラス、TガラスまたはNEガラスで形成されている。そのため、両面金属張積層板1に対するセラミックコンデンサ30の配置方向にかかわらず、セラミックコンデンサ30にクラックが発生することが抑制され得る。
本実施の形態の両面金属張積層板1では、第2ガラスクロス8の縦糸8a及び横糸8bは、ガラス繊維の種類において、第1ガラスクロス6の縦糸6a及び横糸6bと同じである。第2絶縁樹脂部材9は、樹脂の種類において、第1絶縁樹脂部材7と同じである。そのため、両面金属張積層板1は、より容易にかつより低コストで製造され得る構造を備えている。
本実施の形態のプリント配線板2は、両面金属張積層板1を備える。金属層21,28は、第1パッド22と、第1パッド22から離間された第2パッド24と、第1パッド22に接続されている第1引出配線23と、第2パッド24に接続されている第2引出配線25とを含む。第1パッド22の幅W2は、0.4mm以下である。第2パッド24の幅W3は、0.4mm以下である。そのため、プリント配線板2(両面金属張積層板1)に対する0603以下のサイズを有するセラミックコンデンサ30の配置方向にかかわらず、0603以下のサイズを有するセラミックコンデンサ30にクラックが発生することが抑制され得る。
本実施の形態のプリント配線板2では、第1引出配線23は、第2パッド24から遠位する第1パッド22の第1縁から引き出されている。第2引出配線25は、第1パッド22から遠位する第2パッド24の第2縁から引き出されている。そのため、第1パッド22及び第2パッド24からの配線(第1引出配線23、第2引出配線25)の引出構造が単純化されつつ、プリント配線板2(両面金属張積層板1)に対する0603以下のサイズを有するセラミックコンデンサ30の配置方向にかかわらず、0603以下のサイズを有するセラミックコンデンサ30にクラックが発生することが抑制され得る。
本実施の形態のプリント配線装置3は、プリント配線板2と、第1パッド22及び第2パッド24に接合されているセラミックコンデンサ30とを備える。セラミックコンデンサ30は、0.6mm以下の長さL1と、0.3mm以下の幅W1とを有している。そのため、プリント配線板2(両面金属張積層板1)に対する0603以下のサイズを有するセラミックコンデンサ30の配置方向にかかわらず、0603以下のサイズを有するセラミックコンデンサ30にクラックが発生することが抑制され得る。
実施の形態2.
図7を参照して、実施の形態2の多層金属張積層板1bを説明する。本実施の形態の多層金属張積層板1bは、実施の形態1の両面金属張積層板1と同様の構成を備えるが、主に以下の点で異なる。
多層金属張積層板1bは、積層体10の内部に設けられている内部金属層51,52をさらに備える。本明細書において、多層金属張積層板1bは、三層以上の金属層(金属層21,28及び内部金属層51,52)を有する金属張積層板を意味する。二層の金属層を有する金属張積層板は、多層金属張積層板1bではない。
内部金属層51,52の層数は、一以上である。内部金属層51,52の層数は、偶数であってもよい。内部金属層51,52は、例えば、銅箔のような金属箔で形成されている。内部金属層51,52を含む積層体10は、積層体10の厚さ方向において線対称な層構造を有してもよい。
図4及び図5を参照して、実施の形態2のプリント配線板2及びプリント配線装置3を説明する。本実施の形態のプリント配線板2及びプリント配線装置3は、実施の形態1のプリント配線板2及びプリント配線装置3と同様の構成を備えているが、両面金属張積層板1に代えて、多層金属張積層板1bを備えている点で異なっている。プリント配線板2は、多層プリント配線板である。本明細書において、多層プリント配線板は、三層以上の金属層(金属層21,28及び内部金属層51,52)を有するプリント配線板を意味する。言い換えると、二層以下の金属層を有するプリント配線板は、本明細書の多層プリント配線板ではない。
本実施の形態の多層金属張積層板1b、プリント配線板2及びプリント配線装置3は、実施の形態1の両面金属張積層板1、プリント配線板2及びプリント配線装置3と同様の効果を有する。
例えば、本実施の形態のプリント配線板2は、複数の中央絶縁層11と、複数の中央絶縁層11の両側に配置された外側絶縁層12とが互いに積層されている積層体10と、積層体10の両側に設けられている金属層21,28と、積層体10の内部に設けられている内部金属層51,52とを備える。外側絶縁層12は、各々、第1ガラスクロス6と、第1ガラスクロス6に含浸されておりかつ第1ガラスクロス6を覆っている第1絶縁樹脂部材7とを含む。複数の中央絶縁層11は、各々、第2ガラスクロス8と、第2ガラスクロス8に含浸されておりかつ第2ガラスクロス8を覆っている第2絶縁樹脂部材9とを含む。外側絶縁層12の各々の第1縦方向ガラス占有率は、20%以下である。外側絶縁層12の各々の第1横方向ガラス占有率は、20%以下である。第1縦方向ガラス占有率及び第1横方向ガラス占有率は、ともに、複数の中央絶縁層11の各々の第2縦方向ガラス占有率及び第2横方向ガラス占有率のうち大きい方よりも小さい。第1縦方向ガラス占有率は、第1ガラスクロス6の縦糸6aの延在方向(縦方向、y方向)に垂直な断面(xz面)における、第1ガラスクロス6の縦糸6aの面積割合である。第1横方向ガラス占有率は、第1ガラスクロス6の横糸6bの延在方向(横方向、x方向)に垂直な断面(yz面)における、第1ガラスクロス6の横糸6bの面積割合である。第2縦方向ガラス占有率は、第2ガラスクロス8の縦糸8aの延在方向(縦方向、y方向)に垂直な断面(xz面)における、第2ガラスクロス8の縦糸8aの面積割合である。第2横方向ガラス占有率は、第2ガラスクロス8の横糸8bの延在方向(横方向、x方向)に垂直な断面(xz面)における、第2ガラスクロス8の横糸8bの面積割合である。積層体10の厚さは、1.0mm以上である。金属層21,28は、第1パッド22と、第1パッド22から離間された第2パッド24と、第1パッド22に接続されている第1引出配線23と、第2パッド24に接続されている第2引出配線25とを含む。第1パッド22の幅W2は、0.4mm以下である。第2パッド24の幅W3は、0.4mm以下である。
金属層21に接触する外側絶縁層12の第1縦方向ガラス占有率及び第1横方向ガラス占有率を20%以下に減少させることによって、プリント配線板2を曲げたときに、セラミックコンデンサ30に印加される応力を減少させることができる。こうして、プリント配線板2に対するセラミックコンデンサ30の配置方向にかかわらず、セラミックコンデンサ30にクラックが発生することが抑制され得る。
本実施の形態のプリント配線板2では、第1ガラスクロス6の縦糸6a及び横糸6bは、アルカリ成分の含有率が1%以下であるEガラス、Sガラス、TガラスまたはNEガラスで形成されている。第2ガラスクロス8の縦糸8a及び横糸8bは、アルカリ成分の含有率が1%以下であるEガラス、Sガラス、TガラスまたはNEガラスで形成されている。そのため、プリント配線板2に対するセラミックコンデンサ30の配置方向にかかわらず、セラミックコンデンサ30にクラックが発生することが抑制され得る。
本実施の形態のプリント配線板2では、第2ガラスクロス8の縦糸8a及び横糸8bは、ガラス繊維の種類において、第1ガラスクロス6の縦糸6a及び横糸6bと同じである。第2絶縁樹脂部材9は、樹脂の種類において、第1絶縁樹脂部材7と同じである。そのため、プリント配線板2は、より容易にかつより低コストで製造され得る構造を備えている。
今回開示された実施の形態1及び実施の形態2はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した説明ではなく請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることを意図される。
1 両面金属張積層板、1b 多層金属張積層板、2 プリント配線板、3 プリント配線装置、6 第1ガラスクロス、6a,8a 縦糸、6b,8b 横糸、7 第1絶縁樹脂部材、8 第2ガラスクロス、9 第2絶縁樹脂部材、10 積層体、11 中央絶縁層、12 外側絶縁層、14 頂面、15 底面、21,28 金属層、22 第1パッド、23 第1引出配線、24 第2パッド、25 第2引出配線、26 絶縁保護膜、26a 第1開口、26b 第2開口、30 セラミックコンデンサ、32,33 電極、41 第2プリプレグ、42 第1プリプレグ、51,52 内部金属層。

Claims (11)

  1. 複数の中央絶縁層と、前記複数の中央絶縁層の両側に配置された外側絶縁層とが互いに積層されている積層体と、
    前記積層体の両側に設けられている金属層とを備え、
    前記外側絶縁層は、各々、第1ガラスクロスと、前記第1ガラスクロスに含浸されておりかつ前記第1ガラスクロスを覆っている第1絶縁樹脂部材とを含み、
    前記複数の中央絶縁層は、各々、第2ガラスクロスと、前記第2ガラスクロスに含浸されておりかつ前記第2ガラスクロスを覆っている第2絶縁樹脂部材とを含み、
    前記外側絶縁層の各々の第1縦方向ガラス占有率は、20%以下であり、かつ、13.35%以上であり、
    前記外側絶縁層の各々の第1横方向ガラス占有率は、20%以下であり、かつ、12.10%以上であり、
    前記第1縦方向ガラス占有率及び前記第1横方向ガラス占有率は、ともに、前記複数の中央絶縁層の各々の第2縦方向ガラス占有率及び第2横方向ガラス占有率のうち大きい方よりも小さく、
    前記第1縦方向ガラス占有率は、前記第1ガラスクロスの縦糸の延在方向に垂直な断面における、前記第1ガラスクロスの前記縦糸の面積割合であり、
    前記第1横方向ガラス占有率は、前記第1ガラスクロスの横糸の延在方向に垂直な断面における、前記第1ガラスクロスの前記横糸の面積割合であり、
    前記第2縦方向ガラス占有率は、前記第2ガラスクロスの縦糸の延在方向に垂直な断面における、前記第2ガラスクロスの前記縦糸の面積割合であり、
    前記第2横方向ガラス占有率は、前記第2ガラスクロスの横糸の延在方向に垂直な断面における、前記第2ガラスクロスの前記横糸の面積割合である、両面金属張積層板。
  2. 前記積層体の厚さは、1.0mm以上である、請求項1に記載の両面金属張積層板。
  3. 前記第1ガラスクロスの前記縦糸及び前記横糸に含まれる第1ガラスフィラメントの第1径は、前記第2ガラスクロスの前記縦糸及び前記横糸に含まれる第2ガラスフィラメントの第2径よりも小さい、請求項1または請求項2に記載の両面金属張積層板。
  4. 前記第1ガラスクロスの第1厚さは、前記第2ガラスクロスの第2厚さよりも小さい、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の両面金属張積層板。
  5. 前記第2ガラスクロスは、IPCスタイル番号7628のガラスクロスまたはIPCスタイル番号7629のガラスクロスであり、
    前記第1ガラスクロスは、IPCスタイル番号2116のガラスクロス、IPCスタイル番号3313のガラスクロス、IPCスタイル番号1080のガラスクロスまたはIPCスタイル番号1501のガラスクロスである、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の両面金属張積層板。
  6. 前記第1ガラスクロスの前記縦糸及び前記横糸は、アルカリ成分の含有率が1%以下であるEガラス、Sガラス、TガラスまたはNEガラスで形成されており、
    前記第2ガラスクロスの前記縦糸及び前記横糸は、アルカリ成分の含有率が1%以下であるEガラス、Sガラス、TガラスまたはNEガラスで形成されている、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の両面金属張積層板。
  7. 前記第2ガラスクロスの前記縦糸及び前記横糸は、ガラス繊維の種類において、前記第1ガラスクロスの前記縦糸及び前記横糸と同じであり、
    前記第2絶縁樹脂部材は、樹脂の種類において、前記第1絶縁樹脂部材と同じである、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の両面金属張積層板。
  8. 前記外側絶縁層は、前記複数の中央絶縁層の一方側に配置されている複数の第1外側絶縁層と、前記複数の中央絶縁層の他方側に配置されている複数の第2外側絶縁層とを含む、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の両面金属張積層板。
  9. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の前記両面金属張積層板を備え、
    前記金属層は、第1パッドと、前記第1パッドから離間された第2パッドと、前記第1パッドに接続されている第1引出配線と、前記第2パッドに接続されている第2引出配線とを含み、
    前記第1パッドの幅は、0.4mm以下であり、
    前記第2パッドの幅は、0.4mm以下である、プリント配線板。
  10. 前記第1引出配線は、前記第2パッドから遠位する前記第1パッドの第1縁から引き出されており、
    前記第2引出配線は、前記第1パッドから遠位する前記第2パッドの第2縁から引き出されている、請求項に記載のプリント配線板。
  11. 請求項または請求項10に記載の前記プリント配線板と、
    前記第1パッド及び前記第2パッドに接合されているセラミックコンデンサとを備え、
    前記セラミックコンデンサは、0.6mm以下の長さと、0.3mm以下の幅を有している、プリント配線装置。
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