JP7249990B2 - 電極の製造方法、非水電解質二次電池の製造方法、および非水電解質二次電池 - Google Patents
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Description
(a1)電極基材を準備する。
(a2)電極基材の表面に活物質層を配置することにより、電極を製造する。
活物質層は第1層と第2層とを含む。第1層は、電極基材と第2層との間に配置されている。第1層は第1活物質と第1溶解性成分とを含む。第2層は第2活物質と第2溶解性成分とを含む。第2溶解性成分は第1溶解性成分と異なる。第1溶解性成分および第2溶解性成分の各々は、電解液に対する溶解性を有する。
(A)上記〔1〕から〔4〕のいずれか1つに記載の電極の製造方法により、電極を製造する。
(B)電極を含む電極体を形成する。
(C)電極体と電解液とを含む非水電解質二次電池を製造する。
電解液は、溶媒と支持電解質と第1溶解性成分と第2溶解性成分とを含む。
電極は電極基材と活物質層とを含む。活物質層は電極基材の表面に配置されている。活物質層は第1層と第2層とを含む。第1層は、電極基材と第2層との間に配置されている。第1層は第1活物質と第1皮膜とを含む。第2層は第2活物質と第2皮膜とを含む。
第1皮膜は第1活物質の表面に付着している。第1皮膜は、電解液に由来する成分を含む。第1皮膜において、第1溶解性成分に由来する成分は、第2溶解性成分に由来する成分に比して多い。
第2皮膜は第2活物質の表面に付着している。第2皮膜は、電解液に由来する成分を含む。第2皮膜において、第2溶解性成分に由来する成分は、第1溶解性成分に由来する成分に比して多い。
図1は、本実施形態における非水電解質二次電池の製造方法の概略フローチャートである。本実施形態において、電池の製造方法は「(A)電極の製造」、「(B)電極体の形成」および「(C)電解液の注入」を含む。
本実施形態において、電極の製造方法は「(a1)電極基材の準備」および「(a2)活物質層の配置」を含む。本実施形態においては、負極が製造されてもよいし、正極が製造されてもよいし、負極および正極の両方が製造されてもよい。すなわち本実施形態においては、負極および正極の少なくとも一方が製造され得る。
図2は、本実施形態における電極を示す概略断面図である。
本実施形態において、電極の製造方法は電極基材11を準備することを含む。電極基材11は、例えば導電性シートであってもよい。電極基材11は、例えば5μmから50μmの厚さを有していてもよい。電極基材11は、例えば金属箔を含んでいてもよい。電極10が負極である場合、電極基材11は、例えば銅(Cu)箔、Cu合金箔等を含んでいてもよい。電極10が正極である場合、電極基材11は、例えばアルミニウム(Al)箔、Al合金箔等を含んでいてもよい。金属箔は、例えば炭素材料等により被覆されていてもよい。
本実施形態において、電極の製造方法は、電極基材11の表面に活物質層12を配置することにより、電極10を製造することを含む。活物質層12は、電極基材11の片面のみに配置されてもよいし、表裏両面に配置されてもよい。活物質層12の配置後、活物質層12が圧縮されてもよい。例えば、圧延機等により、活物質層12が圧縮されてもよい。圧縮後の活物質層12は、例えば10μmから200μmの厚さを有していてもよい。
本実施形態の活物質は、例えば粒子群であってもよい。活物質は、例えば1μmから30μmのD50を有していてもよい。本明細書における「D50」は、体積基準の粒度分布において、小粒径側からの累積体積が全体の50%になる粒径を示す。体積基準の粒度分布は、レーザ回折式粒度分布測定装置により測定され得る。
本実施形態において溶解性成分は、電解液に対する溶解性を有する。本明細書において、溶解性の有無は次の手順で確認される。電解液が準備される。電解液に代えて、例えば有機溶媒が準備されてもよい。有機溶媒は、エチレンカーボネート(EC)とエチルメチルカーボネート(EMC)との混合溶媒である。混合比は「EC/EMC=3/7(体積比)」である。電解液(または有機溶媒)中における対象成分の質量分率が5%となるように、電解液に対象成分が投入される。対象成分の投入後、電解液が良く攪拌される。攪拌後の電解液が25℃において24時間静置される。24時間静置後、電解液が目視で観察される。目視観察において、電解液中に白濁または固形物が実質的にみられない場合、対象成分は、電解液に対する溶解性を有するとみなされる。なお、活物質、導電材およびバインダ等は、通常、電解液に対する溶解性を有しない。溶解性成分は、スラリーの分散媒に対して、溶解性を有していてもよいし、溶解性を有していなくてもよい。
例えば、第1活物質および第2活物質の各々が負極活物質を含む場合、第1溶解性成分および第2溶解性成分は、それぞれ独立に、ボレート系化合物、スルホン酸系化合物、リン酸系化合物、およびカーボネート系化合物からなる群より選択される少なくとも1種を含んでいてもよい。
ボレート系化合物に由来する皮膜は、例えば、高温保存時に活物質の表面における電解液の分解反応を阻害し得る。例えばボレート系化合物が第1層1(下層)に偏在していることにより、高温保存時の容量維持率が改善しやすい傾向がある。ボレート系化合物は、例えば、下記式(I)により表されてもよい。
R12は、アルキレン基、ハロゲン化アルキレン基、アリーレン基またはハロゲン化アリーレン基を示す。
Y11およびY12は、それぞれ独立に、-O-(酸素原子)または-S-(硫黄原子)を示す。Xはアルカリ金属原子(Li、Na等)を示す。aは1から4の整数である。bは0から8の整数である。cおよびdは1から3の整数である。
スルホン酸系化合物に由来する皮膜は、例えばLiイオンの脱溶媒和を促進し得る。これにより、例えば、入出力特性の改善が期待される。例えばスルホン酸系化合物が第2層2(上層)に偏在していることにより、入出力特性が改善しやすい傾向がある。スルホン酸系化合物は、例えば、下記式(II)から(V)のいずれかにより表されてもよい。
リン酸系化合物に由来する皮膜は、例えば、高温保存時に活物質の表面における電解液の分解反応を阻害し得る。例えばリン酸系化合物が第1層1(下層)に偏在していることにより、高温保存時の容量維持率が改善しやすい傾向がある。リン酸系化合物は、例えば、下記式(VI)から(VIII)のいずれかにより表されてもよい。
R13は、アルキレン基、ハロゲン化アルキレン基、アリーレン基またはハロゲン化アリーレン基を示す。
Y11およびY12は、それぞれ独立に、-O-、または-S-を示す。Xは、アルカリ金属原子を示す。aは1から4の整数である。bは1から2の整数である。cは0から8の整数である。dおよびeは1から3の整数である。
カーボネート系化合物に由来する皮膜は、例えば、高温保存時に活物質の表面における電解液の分解反応を阻害し得る。例えばカーボネート系化合物が第1層1(下層)に偏在していることにより、高温保存時の容量維持率が改善しやすい傾向がある。カーボネート系化合物は、例えば、下記式(IX)または(X)により表されてもよい。
例えば、第1活物質および第2活物質の各々が正極活物質を含む場合、第1溶解性成分および第2溶解性成分は、それぞれ独立に、ボレート系化合物、ニトリル系化合物、リン酸系化合物、およびホウ酸エステル系化合物からなる群より選択される少なくとも1種を含んでいてもよい。ボレート系化合物およびリン酸系化合物の詳細は前述のとおりである。
ニトリル系化合物に由来する皮膜は、例えば、正極活物質における金属元素の溶出反応を阻害することが期待される。ニトリル化合物は、例えば、アジポニトリル(AdpCN)、スクシノニトリル(ScCN)およびベンゾニトリルからなる群より選択される少なくとも1種を含んでいてもよい。
ホウ酸エステル系化合物に由来する皮膜は、例えば、高温保存時の正極活物質の劣化を軽減することが期待される。ホウ酸エステル系化合物は、例えば、ホウ酸トリメチル等を含んでいてもよい。
溶解性成分は、活物質の種類に応じて選択されてもよい。例えば、黒鉛とLiBOBとが組み合わされてもよい。例えば、黒鉛とVCとが組み合わされてもよい。例えば、SiOとFECとが組み合わされてもよい。例えば、SiとFECとが組み合わされてもよい。各組み合わせは、第1層1(下層)および第2層2(上層)のいずれに適用されてもよい。
第1層1および第2層2の各々は、活物質および溶解性成分に加えて、例えば導電材およびバインダ等をさらに含んでいてもよい。導電材は任意の成分を含み得る。導電材は、例えばアセチレンブラック、カーボンナノチューブおよびグラフェンフレークからなる群より選択される少なくとも1種を含んでいてもよい。導電材の配合量は、100質量部の活物質に対して、例えば0.1質量部から10質量部であってもよい。
図3は、本実施形態における電極体の一例を示す概略図である。
本実施形態において、電池の製造方法は、電極10を含む電極体50を形成することを含む。上記で製造された電極10は、所定の平面形状に切断される。電極10は、例えば帯状に切断されてもよい。対極20が準備される。対極20は、電極10と異なる極性を有する。電極10が負極である場合、対極20は正極である。電極10が正極である時、対極20は負極である。対極20も本実施形態の電極の製造方法により製造されてもよい。
セパレータ30は多孔質シートである。セパレータ30は電解液を透過する。セパレータ30は、例えば200s/100mLから400s/100mLの透気度を有していてもよい。本明細書における「透気度」は、「JIS P8117:2009」に規定される「透気抵抗度(air resistance)」を示す。透気度はガーレー試験法により測定される。
図4は、本実施形態における非水電解質二次電池の一例を示す概略図である。
本実施形態において、電池の製造方法は、電極体50と電解液(不図示)とを含む電池100を製造することを含む。
電解液は液体電解質である。電解液は、溶媒と支持電解質と第1溶解性成分と第2溶解性成分とを含む。溶媒は非プロトン性である。溶媒は任意の成分を含み得る。溶媒は、例えば、EC、プロピレンカーボネート(PC)、ブチレンカーボネート(BC)、ジメチルカーボネート(DMC)、EMC、ジエチルカーボネート(DEC)、1,2-ジメトキシエタン(DME)、メチルホルメート(MF)、メチルアセテート(MA)、メチルプロピオネート(MP)、およびγ-ブチロラクトン(GBL)からなる群より選択される少なくとも1種を含んでいてもよい。
電池100は、任意の用途で使用され得る。電池100は、例えば電動車両において、主電源または動力アシスト用電源として使用されてもよい。複数個の電池100が連結されることにより、電池モジュールまたは組電池が形成されてもよい。
下記手順により、No.1からNo.18に係る評価電池(非水電解質二次電池)が製造された。
《(a1)電極基材の準備、(a2)活物質層の配置》
下記材料が準備された。
第1活物質:天然黒鉛(D50 20μm)
第2活物質:天然黒鉛(D50 20μm)
第1溶解性成分:下記表1参照
第2溶解性成分:下記表1参照
導電材:アセチレンブラック
バインダ:CMC、SBR
分散媒:水
電極基材:Cu箔
活物質:LiNi1/3Co1/3Mn1/3O2
導電材:アセチレンブラック
バインダ:PVdF
分散媒:NMP
電極基材:Al箔
セパレータが準備された。セパレータは三層構造を有していた。三層構造はPP層とPE層とPP層とからなっていた。セパレータは300s/100mLの透気度を有していた。セパレータを挟んで電極と対極とが対向するように、電極とセパレータと対極とが積層された。これにより電極体が形成された。
外装体が準備された。外装体はAlラミネートフィルム製のパウチであった。外装体に電極体が収納された。電解液が準備された。電解液組成は下記のとおりであった。外装体に電解液が注入された。外装体が密封された。以上より評価電池が製造された。
溶媒:「EC/EMC=3/7(体積比)」
支持電解質:LiPF6(モル濃度=1.0mоl/L)
第1溶解性成分:下記表1参照
第2溶解性成分:下記表1参照
25℃に設定された恒温槽内において、0.3Itの定電流方式(CC)充電により、評価電池が4.1Vまで充電された。次いで、0.3ItのCC放電により、評価電池が3Vまで放電された。該充電と該放電との一巡が3回繰り返された。なお「It」は電流の時間率を表す記号である。1Itの電流は、評価電池の設計容量が1時間で放電されるように定義される。
活性化処理後、定電流-定電圧方式(CC-CV)充電により評価電池が充電された。CC充電時の電流は0.2Itであった。CV充電時の電圧は4.1Vであった。CV充電は、電流が0.02Itまで減衰した時点で終了された。次いで、0.2ItのCC放電により、評価電池が3.0Vまで放電されることにより、初期容量(放電容量)が測定された。以下、本実施例の「SOC(state of charge)」は、初期容量に対する、その時点の充電容量の百分率を示す。
《IV抵抗》
評価電池のSOCが50%に調整された。-10℃に設定された恒温槽内で評価電池が4時間保存された。4時間保存後、同環境下で0.3Itの電流により、10秒間の充放電が実施された。同様に、0.5It、1.0Itの電流についても、10秒間の充放電が実施された。各電流における電圧変化の傾きから、IV抵抗が算出された。IV抵抗が低い程、入出力特性が良好であると考えられる。
CC-CV充電により評価電池のSOCが100%に調整された。60℃に設定された恒温槽内で評価電池が60日間保存された。60日保存後、初期容量と同条件で保存後容量が測定された。保存後容量が初期容量で除されることにより、容量維持率が算出された。容量維持率が高い程、高温保存特性が良好であると考えられる。
例えばLiBOBに由来する皮膜には、高温保存特性の改善効果が期待される。例えばBTMSに由来する皮膜には、入出力特性の改善効果が期待される。
Claims (7)
- 電解液を含む非水電解質二次電池に使用される、電極の製造方法であって、
電極基材を準備すること、
および、
前記電極基材の表面に活物質層を配置することにより、負極を製造すること、
を含み、
前記活物質層は、第1層と第2層とを含み、
前記第1層は、前記電極基材と前記第2層との間に配置されており、
前記第1層は、第1活物質と第1溶解性成分とを含み、
前記第2層は、第2活物質と第2溶解性成分とを含み、
前記第1溶解性成分は、前記第1層から前記第1活物質を除いた残部のうち、前記電解液に対する溶解性を有する成分を示し、
前記第2溶解性成分は、前記第2層から前記第2活物質を除いた残部のうち、前記電解液に対する溶解性を有する成分を示し、
前記第1溶解性成分および前記第2溶解性成分は、互いに異なるように、それぞれ、ボレート系化合物、スルホン酸系化合物、リン酸系化合物、およびカーボネート系化合物からなる群より選択される少なくとも1種を含む、
電極の製造方法。 - 電解液を含む非水電解質二次電池に使用される、電極の製造方法であって、
電極基材を準備すること、
および、
前記電極基材の表面に活物質層を配置することにより、正極を製造すること、
を含み、
前記活物質層は、第1層と第2層とを含み、
前記第1層は、前記電極基材と前記第2層との間に配置されており、
前記第1層は、第1活物質と第1溶解性成分とを含み、
前記第2層は、第2活物質と第2溶解性成分とを含み、
前記第1溶解性成分は、前記第1層から前記第1活物質を除いた残部のうち、前記電解液に対する溶解性を有する成分を示し、
前記第2溶解性成分は、前記第2層から前記第2活物質を除いた残部のうち、前記電解液に対する溶解性を有する成分を示し、
前記第1溶解性成分および前記第2溶解性成分は、互い異なるように、それぞれ、ボレート系化合物、ニトリル系化合物、リン酸系化合物、およびホウ酸エステル系化合物からなる群より選択される少なくとも1種を含む、
電極の製造方法。 - 前記第1層は、第1スラリーの塗布により形成され、
前記第2層は、第2スラリーの塗布により形成され、
前記第1スラリーにおける前記第1溶解性成分の質量分率は、0.02%から5%であり、
前記第2スラリーにおける前記第2溶解性成分の質量分率は、0.02%から5%である、
請求項1または請求項2に記載の電極の製造方法。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電極の製造方法により、電極を製造すること、
前記電極を含む電極体を形成すること、
および、
前記電極体と前記電解液とを含む前記非水電解質二次電池を製造すること、
を含み、
前記電解液は、溶媒と支持電解質と前記第1溶解性成分と前記第2溶解性成分とを含む、
非水電解質二次電池の製造方法。 - 前記電解液における前記第1溶解性成分の質量分率は、0.02%から5%であり、
前記電解液における前記第2溶解性成分の質量分率は、0.02%から5%である、
請求項4に記載の非水電解質二次電池の製造方法。 - 正極と負極と電解液とを含み、
前記電解液は、溶媒と支持電解質とを含み、
前記負極は、電極基材と活物質層とを含み、
前記活物質層は、前記電極基材の表面に配置されており、
前記活物質層は、第1層と第2層とを含み、
前記第1層は、前記電極基材と前記第2層との間に配置されており、
前記第1層は、第1活物質と第1皮膜とを含み、
前記第2層は、第2活物質と第2皮膜とを含み、
前記第1皮膜は、前記第1活物質の表面に付着しており、
前記第1皮膜は、第1溶解性成分に由来する第1成分を含み、
前記第2皮膜は、前記第2活物質の表面に付着しており、
前記第2皮膜は、第2溶解性成分に由来する第2成分を含み、
前記第1皮膜において、前記第1成分は、前記第2成分に比して多く、
前記第2皮膜において、前記第2成分は、前記第1成分に比して多く、
前記第1溶解性成分および前記第2溶解性成分の各々は、前記電解液に対する溶解性を有し、
前記第1溶解性成分および前記第2溶解性成分は、互いに異なるように、それぞれ、ボレート系化合物、スルホン酸系化合物、リン酸系化合物、およびカーボネート系化合物からなる群より選択される少なくとも1種を含む、
非水電解質二次電池。 - 正極と負極と電解液とを含み、
前記電解液は、溶媒と支持電解質とを含み、
前記正極は、電極基材と活物質層とを含み、
前記活物質層は、前記電極基材の表面に配置されており、
前記活物質層は、第1層と第2層とを含み、
前記第1層は、前記電極基材と前記第2層との間に配置されており、
前記第1層は、第1活物質と第1皮膜とを含み、
前記第2層は、第2活物質と第2皮膜とを含み、
前記第1皮膜は、前記第1活物質の表面に付着しており、
前記第1皮膜は、第1溶解性成分に由来する第1成分を含み、
前記第2皮膜は、前記第2活物質の表面に付着しており、
前記第2皮膜は、第2溶解性成分に由来する第2成分を含み、
前記第1皮膜において、前記第1成分は、前記第2成分に比して多く、
前記第2皮膜において、前記第2成分は、前記第1成分に比して多く、
前記第1溶解性成分および前記第2溶解性成分は、互い異なるように、それぞれ、ボレート系化合物、ニトリル系化合物、リン酸系化合物、およびホウ酸エステル系化合物からなる群より選択される少なくとも1種を含む、
非水電解質二次電池。
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