JP7249849B2 - 建物 - Google Patents
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Description
また、床下空間は、換気が必要であり、土間天端から玄関土間の床の下面までの距離を所定距離確保する必要があった。
また、本発明の他の目的は、建物の玄関土間や勝手口の床下において換気のための通気経路を確保しつつ、断熱性能が高い建物を提供することである。
また、玄関土間や勝手口の床が備える断熱材(第1断熱材)が、室内側に配置された一階床(第2の床)の断熱材(第2断熱材)よりも薄く形成されているため、床下空間の換気性能や点検の観点から要求される土間天端から玄関土間用の床パネルの下面までの距離を所定距離確保できる。
上記の構成では、建物の出入口側に配置された玄関土間や勝手口の床(第1の床)を一階床(第2の床)と同様の構成とすることで、断熱性能を向上させると共に、仕上層における意匠の自由度が高くなる。
上記の構成では、玄関土間や勝手口の床をタイル地とすることが可能となる。
上記の構成では、耐水性が付与されることで、玄関土間や勝手口の床が水濡れに強くなる。
上記の構成では、玄関土間や勝手口の床を安定かつ適切に支持することが可能となるとともに、床パネルの施工が簡易なものとなる。
上記の構成では、玄関土間や勝手口の床を簡易な方法で支持することが可能となる。
また、本発明によれば、建物の玄関土間や勝手口の床下において換気のための通気経路を確保しつつ、断熱性能が高い建物を提供することができる。
本実施形態に係る建物(以下、建物H)は、例えば複数階建ての住宅や建屋であり、一階部分の玄関土間1周囲の床構造として、図2乃至4に示す床構造3を採用している。図2は、図1のA-A断面図であり、玄関土間1と一階フロアー2の床構造3を示す図である。図3は、図1のB-B断面図であり、基礎Kの立ち上がり部K1付近の玄関土間1の床構造3を示す図である。図4は、図1のA-A断面における部分拡大図であって、通気経路を説明するための模式図である。
床構造3は、図2及び図3に示すように、立ち上がり部K1を有し、地盤Gから上方に立設されて建物Hを支持する基礎Kと、基礎Kの立ち上がり部K1で囲まれる部分において地盤Gの上面に敷設された土間コンクリートDと、建物Hの出入口に隣接する玄関床10(第1の床)と、玄関床10に隣接する一階床20(第2の床)と、を備えている。床構造3は、玄関床10及び一階床20の下方に床下空間4を備えている。
玄関床10を構成する玄関床パネル11(第1床パネル)は、図2に示すように、第1断熱材12と、第1断熱材12の上に配置された第1床板13と、第1床板13の上に配置された第1仕上層14と、を備えている。
一階床20を構成する一階床パネル21(第2床パネル)は、図2に示すように、第2断熱材22と、第2断熱材22の上に配置された第2床板23と、第2床板23の上に配置された第2仕上層24と、を備えている。第2仕上層24として、例えば、木製のフローリング材を用いることが可能である。
建物Hは、図3に示すように、玄関床10の玄関床パネル11の下面11aが基礎Kの天端K3よりも低い位置に配置されているが、基礎Kの立ち上がり部K1と玄関床10の境界において床下空間4における換気性能を向上させるために床下空間4から外部へと連通する通気経路Sを備えている。以下、通気経路Sについて、図3及び図4を参照して詳細に説明する。
以上までに、本発明の一実施形態に係る建物について説明してきたが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
1 玄関土間
2 一階フロアー
3 床構造
4 床下空間
5 外壁
5a 下端
G 地盤
K 基礎
K1 立ち上がり部
K2 切り欠き
K3 基礎天端
D 土間コンクリート
D1 天端
10 玄関床(第1の床)
11 玄関床パネル(第1床パネル)
11a 下面
12 第1断熱材
13 第1床板
13a 下面
14 第1仕上層
14a 下地(接着層)
14b 接着剤(接着層)
14c タイル
20 一階床(第2の床)
21 一階床パネル(第2床パネル)
21a 下面
22 第2断熱材
23 第2床板
24 第2仕上層
30 床支持部材
31 束
32 大引
33 床支持金物(床支持部材)
40 換気スリット
41 換気スペーサー
41a 通気孔
42 基礎上金物
50 下地金物(通気部材)
51 下地部
52 段差部
S 通気経路
S1 隙間
Claims (6)
- 床構造を備えた建物であって、
立ち上がり部を有し、前記建物を支持する基礎と、
前記立ち上がり部で囲まれる部分に敷設された土間コンクリートと、
前記建物の出入口に隣接する第1の床と、
前記第1の床に隣接する第2の床と、を備え、
前記第1の床及び前記第2の床の下方に床下空間を備え、
前記第1の床は、前記第2の床よりも前記土間コンクリートの天端からの高さが低く、
前記第1の床が備える第1断熱材の厚みは、前記第2の床が備える第2断熱材の厚みよりも薄く形成されていることを特徴とする建物。 - 前記第1の床を構成する第1床パネルは、前記第1断熱材と、前記第1断熱材の上に配置された第1床板と、前記第1床板の上に配置された第1仕上層と、を備え、
前記第2の床を構成する第2床パネルは、前記第2断熱材と、前記第2断熱材の上に配置された第2床板と、前記第2床板の上に配置された第2仕上層と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の建物。 - 前記第1仕上層は、
前記第1床板の上に配置された接着層と、
前記接着層の上に配置されたタイルと、を備えることを特徴とする請求項2に記載の建物。 - 前記第1床板が耐水性であることを特徴とする請求項2又は3に記載の建物。
- 前記土間コンクリートに立設された束及び前記束の上に配置された大引を有する床支持部材を備え、
前記第1床パネルが前記床支持部材によって支持されていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の建物。 - 前記基礎の基礎天端に取り付けられる支持部材を備え、
前記第1床パネルが前記支持部材を介して前記基礎天端で支持されていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の建物。
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