JP7248569B2 - 交差画素相互接続型cmosイメージセンサの動的画素管理のためのシステム及び方法 - Google Patents

交差画素相互接続型cmosイメージセンサの動的画素管理のためのシステム及び方法 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本願は、2016年9月8日出願の米国仮特許出願第62/385,027号明細書の優先権を主張する2016年11月28日出願の米国特許出願第15/362,023号明細書の一部継続出願である2017年9月6日出願の米国特許出願第15/697,349号明細書の優先権を主張するものである。本願は、また、2016年9月8日出願の米国仮特許出願第62/385,204号明細書の優先権も主張する。これらの出願のそれぞれの内容の全てをここで全体で引用して本明細書中に組み込む。
本明細書中の開示は、一般に、デジタルカメラに関し、特に、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)イメージセンサを用いるカメラに関する。
相補型金属酸化膜半導体(「CMOS」)イメージセンサは、光信号を電気信号に変換することによってデジタル画像を生成するデジタルカメラにおいて広く用いられている。作動中、CMOSイメージセンサは、それぞれがフォトダイオード及び読み出し回路を含む多数の画素を用いて光信号を電気信号に変換してもよい。フォトダイオードは、吸収光を用いて電荷を生成し、生成した電荷をアナログ電流に変換し、アナログ電流を読み出し回路へ出力する。読み出し回路は、アナログ信号をデジタル信号に変換してもよく、デジタル信号を出力する。
ある特定のCMOSイメージセンサ画素回路は、4つのトランジスタを用いて形成され、4Tイメージセンサ画素又は「4T画素」と称される。図1は、ビット線120に接続される4T画素110の例示的な設計を示している。図示するように、4T CMOSイメージセンサ画素110は光子から電子への変換を提供するフォトダイオード(「PD」)を含む一方で、フローティングディフュージョン(「FD」)点は電子から電圧への変換を提供する。FDの電子当たりの電圧変換は変換利得(「CG」)として公知であり、CMOSイメージセンサにとって重要なパラメータである。変換利得はアナログノイズに対する画素信号を増強し、それによってノイズフロアを低減し、それによって低光レベルにおける性能を可能にしている。
かかるCMOSイメージセンサに対し、アナログデジタル変換プロセス中、比較器はアナログ電圧を受け取り、アナログ電圧をランプ電圧と比較する。CMOSイメージセンサの一実装において、比較器は、アナログ電圧をランプ電圧と比較し、カウンタを用いて、ランプ電圧がアナログ電圧より大きくなるまでカウントする。カウンタがカウントを停止すれば、カウント値はアナログ電圧に対応するデジタルデータであり、すなわち、カウント値はアナログ電圧が変換されたデジタルデータである。
図1を参照すると、画素はリセットトランジスタ(「RST」)及び転送ゲート(「TG」)が同時にオンされる場合にリセットされ、フローティングディフュージョンFD及びフォトダイオードPDの両方をVDD電圧レベルに設定する。次いで、転送ゲートTGはオフにされ(フォトダイオードPD及びフローティングディフュージョンFDを切断し)、フォトダイオードPDは光を集めたまま残る。
集光後、信号測定が行われる。最初に、リセットトランジスタRSTがオン及びオフされてフローティングディフュージョンFDをリセットする。この直後、リセットレベルがフローティングディフュージョンFDからサンプリングされ、カラム回路、すなわち、ビット線120上に蓄積される。次いで、転送ゲートTGがオン及びオフされ、フォトダイオードPD上の電荷がフローティングディフュージョン(FD)へ移動することを可能にする。電荷移動が完了すると、この電荷(フォトダイオード信号レベルに加えてフローティングディフュージョンリセットレベル)は測定され、ビット線120上に同様に蓄積される。
これら2つの蓄積された電圧は、次いで、フォトダイオード信号レベルを特定するよう相違が計算される。4T画素設計110は、他のCMOSイメージセンサの性能を大きく向上させ、読み出しノイズ及び残像の両方を低減する。加えて、設計は画素ソースフォロワオフセット等を低減する。
例示的な一態様において、イメージセンシングシステムが、高精細度(HD)と超高精細度との間で動作モードを切り替えるよう動的画素管理を提供するために開示される。この態様において、イメージセンサは、それぞれが少なくとも2つのフォトダイオード及び共有フローティングディフュージョンを備える複数の共有画素ユニットを有する共有画素配列を含む相補型金属酸化膜半導体(CMOS)イメージセンサと、CMOSイメージセンサに結合され、イメージセンサの動作モードに基づいて画像取り込み中に複数の共有画素ユニットを作動させるよう構成される複数の垂直及び水平充電回路と、イメージセンサによって取り込まれた画像のための画像解像度のユーザ選択に応じてUHDモードとHDモードとの間でCMOSイメージセンサの動作モードを切り替えるよう構成される動的画素マネージャと、を含む。その上、イメージセンシングシステムは、動的画素マネージャがCMOSイメージセンサの動作モードをUHDモードに設定してイメージセンサによる画像取り込み中に少なくとも2つのフォトダイオードのそれぞれの出力値を個々にサンプリングする場合、複数の垂直及び水平充電回路を制御して各共有画素ユニットの少なくとも2つのフォトダイオードと共有フローティングディフュージョンとの間で電荷を順次伝送するよう構成されるUHDモードコントローラと、動的画素マネージャがCMOSイメージセンサの動作モードをHDモードに設定してイメージセンサによる画像取り込み中に少なくとも2つのフォトダイオードの出力値を組み合わせる各共有画素ユニットの出力値を一括でサンプリングする場合、複数の垂直及び水平充電回路を制御して各共有画素ユニットの少なくとも2つのフォトダイオードと共有フローティングディフュージョンとの間で同時に電荷をビニングするよう構成されるHDモードコントローラと、UHDモードにおいて画像取り込み中に各共有画素ユニットの少なくとも2つのフォトダイオードのサンプリングされた出力値を格納し、HDモードにおいて画像取り込み中に各共有画素ユニットのサンプリングされた出力値を格納するようそれぞれ構成される共有画素配列に選択的に結合される複数の蓄積キャパシタを有するカラム読み出し回路と、複数の蓄積キャパシタ内の格納されたサンプリングされた出力値に基づいて画像データを生成するよう構成される画像生成ユニットであって、生成された画像はディスプレイ装置上に表示されるよう構成される、画像生成ユニットと、を含む。
別の例示的な実施形態において、カメラが、高精細度(HD)と超高精細度との間で動作モードを切り替えるよう動的画素管理を提供するために開示される。この態様において、カメラは、それぞれが少なくとも2つのフォトダイオード及び共有フローティングディフュージョンを備える複数の共有画素を有する共有画素配列を含むイメージセンサと、イメージセンサによる画像取り込みのための選択される画像解像度に基づいてUHDモードとHDモードとの間でイメージセンサの動作モードを切り替えるよう構成される動的画素マネージャと、動的画素マネージャがイメージセンサの動作モードをUHDモードに設定してイメージセンサによる画像取り込み中に少なくとも2つのフォトダイオードのそれぞれのフォトダイオード出力値を個々にサンプリングする場合、イメージセンサを制御して各共有画素の少なくとも2つのフォトダイオードと共有フローティングディフュージョンとの間で電荷を順次伝送するよう構成されるUHDモードコントローラと、動的画素マネージャがイメージセンサの動作モードをHDモードに設定してイメージセンサによる画像取り込み中に少なくとも2つのフォトダイオードの出力値を組み合わせる各共有画素ユニットの画素出力値を一括でサンプリングする場合、イメージセンサを制御して各共有画素の少なくとも2つのフォトダイオードと共有フローティングディフュージョンとの間で同時に電荷をビニングするよう構成されるHDモードコントローラと、UHDモードの間の個々にサンプリングされたフォトダイオード出力値及びHDモードの間の一括でサンプリングされた画素出力値のうちの少なくとも1つに基づいて画像データを生成するよう構成される画像生成ユニットと、を含む。
別の態様において、カメラが、高精細度(HD)と超高精細度との間で動作モードを切り替えるよう動的画素管理を提供するために開示される。この態様において、カメラは、画像取り込みのための選択された画像解像度に基づいてUHDモードとHDモードとの間でカメラを切り替えるよう構成されるカメラモードコントローラと、カメラモードコントローラが画像取り込みのためにカメラをUHDモードに設定する場合にイメージセンサ内の各画素の副画素を個々にサンプリングし、カメラモードコントローラが画像取り込みのためにカメラをHDモードに設定する場合にイメージセンサ内の各画素の副画素を一括でサンプリングするよう構成されるイメージセンサと、を含む。
本明細書中に説明する装置の他の態様は、以下の詳細な説明に基づいて当業者に容易に明らかとなり、ここで、メモリの様々な態様を実例によって示し、説明する。これらの態様は多くの異なる形態で実施されてもよく、その詳細は、本発明の適用範囲から逸脱することなく様々な方法で修正されてもよい。従って、本明細書中で提供される図面及び詳細な説明は、本質において例示的なものとして見なされるべきであり、特許請求の範囲の適用範囲を制限するものとして見なされるべきではない。
この明細書に組み込まれ、その一部を構成する添付図面は、本開示の1つ以上の態様例を示し、詳細な説明と共に、それらの原理及び実施を説明する役割を果たす。
図1は、カラム回路に接続されるCMOSイメージセンサの4T画素構成の従来の設計を示す。 図2は、例示的な実施形態に関連して実装されてもよい例示的な4T共有画素CMOSイメージセンサの略図を示す。 図3は、例示的な一実施形態による画素配列の一部の上面図を示す。 図4は、図3に示す画素配列の一部の概念視点のブロック図を示す。 図5は、例示的な実施形態によるイメージセンサの画素配列内の複数の4T共有画素の略図を示す。 図6は、例示的な実施形態によるイメージセンサの画素配列内の複数の4T共有画素の略図を示す。 図7は、CMOSイメージセンサの画素値のデジタルサンプリングを実行する方法のフロー図である。 図8は、例示的な一実施形態によるCMOSイメージセンサのブロック図を示す。 図9は、一実施形態によるCMOSイメージセンサの動的画素管理のためのカメラシステム図を示す。 図10は、一実施形態によるCMOSイメージセンサのシステムアーキテクチャを示す。 図11Aは、一実施形態による共有画素ユニットの略図を示す。図11Bは、図11Aの実施形態による共有画素ユニットの部分断面装置図を示す。図11Cは、図11Aの実施形態による共有画素ユニットの記号図を示す。 図12は、一実施形態による共有画素ユニットを有するカラム回路の特徴を示す。 図13Aは、一実施形態による雑音を取り去るための制御図を示す。図13Bは、別の実施形態による雑音を取り去るための制御図を示す。 図14A~Bは、動的画素管理(DPM)実施形態による超高精細度(UHD)解像度モードを用いる画素配列と高精細度(HD)解像度モードを用いる画素配列との比較を示す。 図15Aは、一実施形態による差分デジタル二重サンプリング(dDDS)による超高精細度(UHD)モードに対応する信号の画素タイミング読み出しスキームを示す。 図15Bは、図15Aの実施形態に対応する追加信号の画素タイミング読み出しスキームを示す。 図16Aは、一実施形態によるデジタル二重サンプリング(DDS)による超高精細度(UHD)モードに対応する信号の部分画素タイミング読み出しスキームを示す。 図16Bは、図16Aの実施形態に対応する信号の部分画素タイミング読み出しスキームを示す。 図17は、一実施形態によるデジタル二重サンプリングDDSによる高精細度(HD)モードに対応する信号の画素タイミング読み出しスキームを示す。 図18Aは、一実施形態によるグローバルシャッタシーケンスを用いるHDモードに対応する信号の部分画素タイミング読み出しスキームを示す。 図18Bは、図18Aの実施形態に対応する信号の部分画素タイミング読み出しスキームを示す。 図19は、一実施形態による動的画素管理のフロー図を示す。
開示するシステム及び方法の様々な態様をここで図面を参照して説明し、図面において同様の参照番号は、全体を通して同様の構成要素を参照するために用いられる。以下の説明において、説明する目的で、多数の具体的な詳細を開示の1つ以上の態様の完全な理解を促進するために説明する。しかし、幾つかの又は全ての例において、以下で説明する任意の態様を、以下で説明する具体的な設計詳細を採用することなく実施することができることは明白である可能性がある。別の例において、1つ以上の態様の説明を容易にするために、周知の構造および装置をブロック図の形で示す。以下は、その基本的な理解を提供するために、発明の1つ以上の態様の簡略化した要約を表している。
一構成において、CMOSイメージセンサの画素配列におけるフォトダイオードの行及び列の数は、両方とも2倍にされてもよい。結果として、画像領域が4T画素で満たされている場合のフォトダイオードの数と比較して、一画像領域内に4倍のフォトダイオードが存在していてもよい。かかる構成において、1つの4T画素によって最初は占有されてもよい各画素領域は4つのフォトダイオードを含んでいてもよい。4つのフォトダイオードを含むかかる画素は4T共有画素、共有画素、及び/又は共有画素単位と称されてもよい。
図2は、例示的な実施形態に関連して実装されてもよい例示的な4T共有画素CMOSイメージセンサの略図を示している。共有画素200は、それが4つの副画素、例えば、それぞれの転送ゲート(TG0~TG3として示す)によってそれぞれ駆動されるフォトダイオード210A、210B、210C、及び210D(PD0~PD3としても示す)を含むことを除いて、上で説明した4T画素と同様の構成を含んでいる。CMOSトランジスタである転送ゲートは、符号212A、212B、212C、及び212Dによって識別される。図示するように、転送ゲート212A~112Dのそれぞれは、共通の読み出し回路を共有し、フローティングディフュージョン点、214、すなわち、キャパシタCfdに接続される。更に図示するように、トランジスタ216(リセットトランジスタ)及びトランジスタ217の両方は画素の電圧源(例えば、VDD PIX)に接続されるドレインを有している。リセットトランジスタ216のソースはフローティングディフュージョン点214に接続され、トランジスタ217のソースは選択トランジスタ218のドレインに接続される。選択トランジスタ218のソースはカラム回路219に接続される。
以下でより詳細に検討するように、各副画素(すなわち、フォトダイオードPD0~PD3のそれぞれ)は、その対応する転送ゲートを作動させることによって別々に読み出されてもよい。従って、フォトダイオード210Aを読み出すには、転送ゲート212Aがオンにされる/作動される。同様に、フォトダイオード210Bは転送ゲート212Bを作動させることによって読み出される等である。幾つかの例において、多数の副画素は、それぞれの転送ゲートを同時に作動させることによって、単一の読み出し操作と同時に読み出される。
共有画素によって提供されるより高い解像度を活用するために、共有画素の各フォトダイオードは個々に読み出されることを必要としてもよい。共有画素の各フォトダイオードを個々に読み出すには、4本のワイヤが各フォトダイオードを個々にアドレス指定するために必要とされてもよい。4本のワイヤを1つの共有画素に接続させることは、例えば、共有画素の光路を遮断することによって、及び/又は、イメージセンサの変換利得、フィルファクタ、感度に悪影響を及ぼすことによって、共有画素の性能を劣化させる可能性がある。従って、共有画素に関連する相互接続/配線を低減する一方で、共有画素の各フォトダイオードを個々に読み出す能力を維持することが望ましくてもよい。
図3は、例示的な一実施形態による画素配列300の一部の上面図を示している。画素配列300は上で説明した多数の共有画素を含んでいる。例えば、例示的な画素配列300の中央に示すように、共有画素302は中実の黒っぽい方形として示されており、フォトダイオード310A~310Dとして識別される副画素(すなわち、フォトダイオードPD0~PD3)を含んでいる。更に示すように、フォトダイオード320A、320B、320C、及び320Dを含む共有画素が共有画素302の行の上の配列行内に示され、フォトダイオード330A、330B、330C、及び330Dを含む別の共有画素が共有画素302の行の下の配列行内に示されている。一構成において、共有画素302のそれぞれ並びに共有画素302の上及び下の共有画素は図2において上で説明した共有画素200であってもよい。
例示的な実施形態によれば、画素配列300は4T共有画素の3×3配列を示している。画素配列300は1125行を有する配列の一部であってもよく、各行は2つの副画素(すなわち、フォトダイオードPD0及びPD2)を備えることができる。従って、各行は2×1125ライン、すなわち、2250ライン深さの垂直シフトレジスタを備えてもよい。加えて、合計4つの副画素(すなわちフォトダイオードPD0~PD3)が存在するため、1125行を有する配列は合計で4500の副画素信号又は電圧を提供することができ、そのそれぞれは画素配列300を用いるプラットフォーム及び/又はカメラシステムによって読み出される。デジタル二重サンプリング(DDS)を用いるカメラシステム又はプラットフォームは画像につき暗信号及び明信号の両方を読み出すことを必要とされてもよく、従って、プラットフォームは画像につき合計で2×4500の副画素信号(9000副画素信号)を読み出すことを必要とされてもよい。本明細書中の教示によれば、別の読み出し方法、差分DDS(dDDS)が、必要とされる読み出し回数を9000から6750に更に低減するために有利に用いられてもよい。
更に示すように、画素302のフォトダイオードのそれぞれは、上で説明したように、そのそれぞれの転送ゲートに接続される。従って、フォトダイオード310Aはトランジスタ312Aに接続され、フォトダイオード310Bはトランジスタ312Bに接続され、フォトダイオード310Cはトランジスタ312Cに接続され、フォトダイオード310Dはトランジスタ312Dに接続される。画素302は実線の方形で示されているが、画素配列300は、隣接する画素の副画素が帯域幅を最小にするよう同時に読み出されるように、画素同士の交差接続を提供する。各読み出しを破線及び四角で示す。従って、以下の開示に基づいて容易に明らかとなるように、副画素306の群を形成する副画素が最初に読み出され、続いて副画素304の群が読み出されてもよい。
従って、共有画素302のフォトダイオード310C(PD2)は、上の行内の共有画素のフォトダイオード320B(PD1)が読み出される場合、同時に読み出されてもよい。一構成において、フォトダイオード310C(PD2)は第1のクロックサイクル中に読み出されてもよく、フォトダイオード320B(PD1)は第2のクロックサイクル中に読み出されてもよい。第1のクロックサイクル及び第2のサイクルは連続するクロックサイクルであってもよい。同様に、共有画素302のフォトダイオード310D(PD3)は、上の行内の共有画素のフォトダイオード320A(PD0)が読み出される場合、同時に読み出されてもよい。一構成において、フォトダイオード310D(PD3)は第1のクロックサイクル中に読み出されてもよく、フォトダイオード320A(PD0)は第2のクロックサイクル中に読み出されてもよい。第1のクロックサイクル及び第2のサイクルは連続するクロックサイクルであってもよい。
その上、画素302のフォトダイオード310A(PD0)が読み出される場合、下の行内の共有画素のフォトダイオード330D(PD3)もまた読み出されてもよい。一構成において、フォトダイオード310A(PD0)は第1のクロックサイクル中に読み出されてもよく、フォトダイオード330D(PD3)は第2のクロックサイクル中に読み出されてもよい。第1のクロックサイクル及び第2のサイクルは連続するクロックサイクルであってもよい。同様に、画素302のフォトダイオード310B(PD1)が読み出される場合、下の行内の共有画素のフォトダイオード330C(PD2)もまた読み出されてもよい。一構成において、フォトダイオード310B(PD1)は第1のクロックサイクル中に読み出されてもよく、フォトダイオード330C(PD2)は第2のクロックサイクル中に読み出されてもよい。第1のクロックサイクル及び第2のサイクルは連続するクロックサイクルであってもよい。
図2を参照して上で説明したように、特定のフォトダイオードの値を読み出すには、それぞれの転送ゲートを作動させなければならない。この例において、転送ゲート信号は隣接する行同士の副画素に印加されて、2つの値を同時に読み出す。例えば、示すように、転送ゲート信号TG0/3(すなわち、信号340A)は、副画素310Aを上で示したように読み出すことができるように、トランジスタ312Aに印加される。更に示すように、この転送ゲート信号340Aは、また、共有画素302の行の下の隣接する行上のフォトダイオード330Dのための転送ゲートにも印加される。転送ゲート信号340Aが起動されるのと同じ読み出し期間中、制御回路は、また、共有画素302のフォトダイオード310B及び共有画素302の真下の共有画素のフォトダイオード330C(すなわち、PD2)のための転送ゲートを作動させる転送ゲート信号340Bを作動させる。示すように、転送ゲート信号340A及び転送ゲート信号340Bはシフトレジスタの同じ行内にある。
更に、次の読み出し期間中に、転送ゲート信号342A及び342Bが同様の方法で印加される。転送ゲート信号342Aは、共有画素302のフォトダイオード310C及び画素配列300内で共有画素302の真上の共有画素のフォトダイオード320Bのための転送ゲートを作動させる。同様に、転送ゲート信号342Bは、共有画素302のフォトダイオード310D及び画素配列300内で共有画素302の真上の共有画素のフォトダイオード320Aのための転送ゲートを作動させる。
一構成において、2つの異なる共有画素の転送ゲートを交差結合する相互接続(例えば、350及び352)は、図4に示すように、画像領域の縁部に位置してもよい。一構成において、2つの異なる共有画素の転送ゲートを交差結合する相互接続(例えば、350及び352)は画素格子内(例えば、共有画素302及び共有画素302上下の共有画素内)に位置してもよく、従って、画像領域の縁部上のシフトレジスタの数を低減している。
図4は、図3に示す画素配列の一部の概念視点のブロック図を示している。特に、この図に示す列は副画素A、B、C、及びDを含む共有画素400を含んでいる。一構成において、共有画素400は上で検討した共有画素200又は302であってもよく、副画素A、B、C、及びDは上で検討した副画素210A~210D又は310A~310Dに対応してもよい。その上、上で説明したように、各4T共有画素は、FDとして図示し、410で示すフローティングディフュージョン点を含んでいる。更に示すように、直前の行内の共有画素402は副画素An-1、Bn-1、Cn-1、及びDn-1(フローティングディフュージョン点FDn-1を含む)によって形成され、2つの副画素Cn-2及びDn-2が共有画素402の上に形成されている。同様に、共有画素400の後の行は副画素An+1、Bn+1、Cn+1、及びDn+1(フローティングディフュージョン点FDn+1を含む)によって形成され、2つの副画素An+2及びBn+2が共有画素406の下に形成されている。この開示の目的のため、各共有画素のための行は行n-2、n-1、n、n+1、及びn+2と見なされてもよい。例えば、共有画素400は行n上にあり、共有画素402は行n-1上にあり、共有画素406は行n+1上にある。
上で説明したように、各転送ゲートは(配列に対して)垂直方向の異なる隣接する画素行内(例えば、行n-1及びn内又は行n及びn+1内)にある2つの隣接する副画素のために作動される。従って、副画素Cn-1及びBのための転送ゲートは転送ゲート信号430Bによって最初に作動されてもよい。副画素Cn-1及びBは異なる行、すなわち、異なる共有画素内にあるため、副画素Cn-1及びBの値は同じ読み出し期間中に読み出されてもよい。次いで、転送ゲート信号430Aが副画素A及びDn-1を作動させるために印加されてもよい。一対の転送ゲート信号430A及び430Bによる起動後、CMOSイメージセンサは副画素A、B、Cn-1、及びDn-1の読み出しを行っている。この読み出しは図3に示す破線四角306に対応してもよく、それにおいて副画素310A(例えば、A)、副画素310B(例えば、B)、副画素330C(例えば、Cn-1)、及び副画素330D(例えば、Dn-1)は全て、1読み出し期間中に読み出されることは、正しく認識するべきである。
図4に戻って参照すると、読み出しの次のサイクル中、転送ゲート信号432B及び432Aは対応する副画素を作動させるために印加されてもよい。上で説明したものと類似の方法において、副画素C及びBn+1のための転送ゲートは転送ゲート信号432Bによって最初に作動されてもよい。次いで、転送ゲート信号432Aが副画素An+1及びDを作動させるために印加されてもよい。従って、一対の転送ゲート信号432A及び432Bによる起動後、CMOSイメージセンサは副画素C、D、An+1、及びBn+1の読み出しを行っている。
図5及び6は、例示的な実施形態によるイメージセンサの画素配列内の複数の4T共有画素の略図を示している。図5に示すように、画素配列は画素配列の垂直方向において一対の隣接する行、すなわち、第1の画素行n-1及び第2の画素行nを含む。行n及びn-1内のそれぞれ別々の共有画素は、図2を参照して上で検討した同じ4T共有トランジスタ回路構成を含み、本明細書中では繰り返されないことは、正しく認識するべきである。示すように、1つの転送ゲート信号530Aは副画素Cn-1の転送ゲート(TG0)及び副画素Bの転送ゲート(TG3)に印加されてもよい。同様に、別の転送ゲート信号530Bは副画素Aの転送ゲート(TG2)及び副画素Dn-1の転送ゲート(TG1)に印加されてもよい。一構成において、転送ゲート信号530A及び530Bは、上で説明した転送ゲート信号340A及び340B、342A及び342B、430A及び430B、又は432A及び432Bであってもよい。
図6は、図5におけるものと同じ画素配列回路図を示し、また、上で説明した同じ転送ゲート信号である追加の転送ゲート信号632A及び632Bの印加も示している。図5及び6の両方において、各副画素の出力はカラム回路に接続されて読み出しを提供する。
図7は、CMOSイメージセンサの画素値のデジタルサンプリングを実行する方法のフロー図700である。方法はCMOSイメージセンサを含む装置によって実行されてもよい。CMOSイメージセンサは、上で説明したような多数の共有画素を含んでいてもよい画素配列を含んでいてもよい。702において、装置は、第1の信号(例えば、転送ゲート信号430A)を第1の画素に印加することによって第1の画素行上の第1の画素(例えば、共有画素400)から第1の画素値を読み出してもよい。第1の画素は第1の複数のフォトダイオードを含んでいてもよい。第1の画素からの第1の画素値は第1の複数のフォトダイオードのフォトダイオードのうちの第1のもの(例えば、A)から読み出されてもよい。
704において、装置は、第1の信号(例えば、転送ゲート信号430A)を第2の画素に同時に印加することによって第2の画素行上の第2の画素(例えば、共有画素402)から第1の画素値を読み出してもよい。第2の画素は第2の複数のフォトダイオードを含んでいてもよい。第2の画素からの第1の画素値は第2の複数のフォトダイオードのフォトダイオードのうちの第1のもの(例えば、Dn-1)から読み出されてもよい。
一構成において、第1の画素行は第2の画素行に隣接していてもよく、第1の画素は第2の画素に隣接していてもよい。一構成において、第1の複数のフォトダイオードのフォトダイオードのうちの第1のもの(例えば、A)及び第2の複数のフォトダイオードのフォトダイオードのうちの第1のもの(例えば、Dn-1)は異なる列上にあってもよい。一構成において、第1の画素からの第1の画素値は第1のクロックサイクル中に読み出されてもよく、第2の画素からの第1の画素値は第2のクロックサイクル中に読み出されてもよい。第1のクロックサイクル及び第2のクロックサイクルは連続するクロックサイクルであってもよい。
706において、装置は、第2の信号(例えば、転送ゲート信号430B)を第1の画素に印加することによって第1の画素(例えば、共有画素400)から第2の画素値を任意に読み出してもよい。第1の画素からの第2の画素値は第1の複数のフォトダイオードのフォトダイオードのうちの第2のもの(例えば、B)から読み出されてもよい。
708において、装置は、第2の信号(例えば、転送ゲート信号430B)を第2の画素に同時に印加することによって第2の画素(例えば、共有画素402)から第2の画素値を任意に読み出してもよい。第2の画素からの第2の画素値は第2の複数のフォトダイオードのフォトダイオードのうちの第2のもの(例えば、Cn-1)から読み出されてもよい。
一構成において、第1の複数のフォトダイオードのフォトダイオードのうちの第2のもの(例えば、B)及び第2の複数のフォトダイオードのフォトダイオードのうちの第2のもの(例えば、Cn-1)は異なる列上にあってもよい。一構成において、第1の画素からの第2の画素値は第1のクロックサイクル中に読み出されてもよく、第2の画素からの第2の画素値は第2のクロックサイクル中に読み出されてもよい。第1のクロックサイクル及び第2のクロックサイクルは連続するクロックサイクルであってもよい。
一構成において、装置は第1の画素(例えば、共有画素402)を含む第1の画素行を含んでいてもよい。第1の画素は第1の複数のフォトダイオード及び第1の複数の転送ゲートを含んでいてもよい。第1の複数のフォトダイオードのそれぞれは第1の複数の転送ゲートの対応する1つと関連していてもよい。装置は第2の画素(例えば、共有画素400)を含む第2の画素行を含んでいてもよい。第2の画素は第2の複数のフォトダイオード及び第2の複数の転送ゲートを含んでいてもよい。第2の複数のフォトダイオードのそれぞれは第2の複数の転送ゲートの対応する1つと関連していてもよい。第1の複数の転送ゲートの転送ゲートのうちの第1のもの(例えば、Dn-1と関連する転送ゲート)は第2の複数の転送ゲートの転送ゲートのうちの第1のもの(例えば、Aと関連する転送ゲート)に結合されてもよい。
一構成において、第1の複数の転送ゲートの転送ゲートのうちの第1のもの(例えば、Dn-1と関連する転送ゲート)及び第2の複数の転送ゲートの転送ゲートのうちの第1のもの(例えば、Aと関連する転送ゲート)を結合するための接続は画像領域の縁部にあってもよい。画像領域は第1の画素行及び第2の画素行を含んでいてもよい。一構成において、第1の複数の転送ゲートの転送ゲートのうちの第1のもの(例えば、Dn-1と関連する転送ゲート)及び第2の複数の転送ゲートの転送ゲートのうちの第1のもの(例えば、Aと関連する転送ゲート)を結合するための接続は第1の画素(例えば、共有画素402)及び第2の画素(例えば、共有画素400)にあってもよい。
一構成において、第1の複数のフォトダイオードのフォトダイオードのうちの第1のもの(例えば、Dn-1)は第1の複数の転送ゲートの転送ゲートのうちの第1のものと関連していてもよく、第2の複数のフォトダイオードのフォトダイオードのうちの第1のものは第2の複数の転送ゲートの転送ゲートのうちの第1のものと関連していてもよい(例えば、A)。一構成において、第1の複数のフォトダイオードのフォトダイオードのうちの第1のもの(例えば、Dn-1)及び第2の複数のフォトダイオードのフォトダイオードのうちの第1のもの(例えば、A)は異なる列上にあってもよい。一構成において、第1の画素行は第2の画素行に隣接していてもよい。第1の画素は第2の画素に隣接していてもよい。
一構成において、第1の複数の転送ゲートの転送ゲートのうちの第2のもの(例えば、Cn-1と関連する転送ゲート)は第2の複数の転送ゲートの転送ゲートのうちの第2のもの(例えば、Bと関連する転送ゲート)に結合されてもよい。一構成において、第1の複数の転送ゲートの転送ゲートのうちの第2のもの(例えば、Cn-1と関連する転送ゲート)及び第2の複数の転送ゲートの転送ゲートのうちの第2のもの(例えば、Bと関連する転送ゲート)を結合するための接続は画像領域の縁部にあってもよい。画像領域は第1の画素行及び第2の画素行を含んでいてもよい。一構成において、第1の複数の転送ゲートの転送ゲートのうちの第2のもの(例えば、Cn-1と関連する転送ゲート)及び第2の複数の転送ゲートの転送ゲートのうちの第2のもの(例えば、Bと関連する転送ゲート)を結合するための接続は第1の画素(例えば、共有画素402)及び第2の画素(例えば、共有画素400)にあってもよい。
一構成において、装置は更に、第3の画素(例えば、共有画素406)を備える第3の画素行を含んでいてもよい。第3の画素は第3の複数のフォトダイオード及び第3の複数の転送ゲートを含んでいてもよい。第3の複数のフォトダイオードのそれぞれは第3の複数の転送ゲートの転送ゲートのうちの対応する1つと関連していてもよい。
一構成において、第2の画素行は第3の画素行に隣接していてもよく、第2の画素行は第1の画素行と第3の画素行との間に位置してもよい。一構成において、第2の画素(例えば、共有画素400)は第3の画素(例えば、共有画素406)に隣接していてもよい。一構成において、第2の画素(例えば、共有画素400)は第1の画素(例えば、共有画素402)と第3の画素(例えば、共有画素406)との間に位置してもよい。
一構成において、第2の複数の転送ゲートの転送ゲートのうちの第3のもの(例えば、Cと関連する転送ゲート)は第3の複数の転送ゲートの転送ゲートのうちの第1のもの(例えば、Bn+1と関連する転送ゲート)に結合されてもよい。一構成において、第2の複数の転送ゲートの転送ゲートのうちの第4のもの(例えば、Dと関連する転送ゲート)は第3の複数の転送ゲートの転送ゲートのうちの第2のもの(例えば、An+1と関連する転送ゲート)に結合されてもよい。一構成において、転送ゲート同士を交差結合するための接続は画像領域の縁部にあってもよい。画像領域は第2の画素行及び第3の画素行を含んでいてもよい。一構成において、転送ゲート同士を交差結合するための接続は第2の画素(例えば、共有画素400)及び第3の画素(例えば、共有画素406)にあってもよい。
図8は、例示的な一実施形態によるCMOSイメージセンサのブロック図を示している。示すように、CMOSイメージセンサ800は、例えば、多数の4T共有画素構成を含む上で説明した画素配列300であってもよい画素配列810を含む。更に、画素配列810の出力は、アナログ画素信号をデジタル信号へ変換するよう画素配列810からのアナログ出力電圧を処理するために設けられるアナログ読み出し経路及びA/D変換器820に供給されてもよい。アナログ読み出し経路及びA/D変換器820は当業者にとって公知であることは理解すべきである。
更に示すように、ラッチ配列ユニット(又はラインバッファ)830がアナログ読み出し経路及びA/D変換器820から出力されたデジタル信号を格納するために設けられている。ラインバッファ830は画素配列810の画素の読み出し順序に応じて多数の線を含むことができる。その上、制御ユニット850が、前述のユニットを制御し、インターフェースを介して外部(例えば、ディスプレイユニット)にデータを出力することに用いられる制御信号を提供するために設けられている。例えば、制御ユニット850は行デコーダ840と共に、起動信号を生成することができる。その上、一実施形態において、制御ユニット850は、また、キャパシタ読み出しのスイッチを開閉させる制御信号を生成することもできる。
制御ユニット850は本明細書中に説明する制御アルゴリズムを実行するための1つ以上のプロセッサ及び1つ以上のモジュールを含んでいてもよい。モジュールはプロセッサ内で実行されるか若しくはメモリ内に常駐/格納されるソフトウェアモジュール、プロセッサに結合される1つ以上のハードウェアモジュール、又はそれらの幾つかの組み合わせであってもよい。プロセッサの例はマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、状態機械、ゲーテッドロジック、ディスクリートハードウェア回路、及びこの開示の全体を通して説明される様々な機能を実行するよう構成される他の適切なハードウェアを含む。処理システム内の1つ以上のプロセッサはソフトウェアを実行してもよい。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、又はその他と称されるかどうかに関わらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行ファイルのスレッド、プロシージャ、関数、等を意味するよう広く解釈されるべきである。
更に、制御ユニット850は、制御ユニット850から送信された制御信号に基づいて画素配列810内の行を選択するための信号を出力するよう構成される行デコーダ840に結合されてもよい。その上、制御ユニットは、複数の格納キャパシタ内に格納されたサンプリングした出力値、すなわち、受信した「データ信号」に基づいて画像データを生成(すなわち、「データ出力」)するよう構成される画像生成ユニットを含むことができ、その生成された画像は当業者にとって正しく認識されるべきであるようなディスプレイ装置上に表示されるよう構成されてもよい。
好ましくは、アナログ読み出し経路及びA/D変換器820は、上で説明したような画素配列810の列数と同じ数の比較器を含んでいてもよい。比較器のそれぞれは、画素が位置する列のアナログ画素値をデジタル信号に変換する役割を果たす。デジタル信号は、画素配列810の列数と同じ数のラッチを含むラッチ配列ユニット830内に格納される。ラッチ配列ユニット830内に格納されたデジタル信号は、制御ユニット850による画像処理を受け、次いで、イメージセンサの出力ピンを介して画像処理順序で順次出力される。
本明細書中の開示によれば、例示的な方法及びセンサは、必要とされる出力帯域幅を低減し、画素配列のアナログチェーン全体を介するデジタル二重サンプリングを可能にする画素配列からの画素値の効率的な読み出しを提供する。その上、開示する技法を用いると、ブラックサン及び変動アナログ外乱のような効果が回避され、抑制される。
一構成において、画素又は画素配列内の相互接続を低減するには、2つの異なる共有画素(例えば、2つの隣接する行上の2つの共有画素)に属する2つの転送ゲートが接続されてもよい。結果として、2つの共有画素の2つのフローティングディフュージョンが同時に(例えば、同じ読み出し期間中に)読み出される。2つの異なる行上の2つの転送ゲートを交差結合することによって、2つの共有画素が並列に操作されてもよい。この構成は、画素又は副画素をアドレス指定するための垂直シフトレジスタに必要とされる配線の数を削減してもよい。例えば、4つのフォトダイオードを有する共有画素のために、共有画素をアドレス指定する相互接続の数は4本のワイヤから2本のワイヤに削減されてもよい。共有画素における削減された配線により、画素性能(例えば、共有画素の変換利得、フィルファクタ、感度)は配線の低い複雑度により向上する可能性がある。
上の実施例において、全ての切替信号は正の論理信号であると考えられ、すなわち、高レベル又は「1」は結果としてスイッチを閉じることを正しく認識するべきである。しかし、逆ロジック又は混合した方法で正及び負両方のロジックを用いることも可能である。その上、開示するCMOSイメージセンサ及び方法は読み出し回路全体の向上した速度を提供する。一態様において、読み出し回路の速度の増加は、高精細度撮像に対する重要な特徴である行列内の画素数の増加を可能にする。
CMOSイメージセンサの動的画素管理
カメラ解像度及びシャッタ動作はカメラの品質を部分的に決定する。カメラ解像度は画像を取り込むために用いられる画素数と関係していてもよい一方で、シャッタ動作は、露光済情報が処理されるか又はメモリに読み込まれる方法に関係してもよい。カメラ解像度は、更に、規格毎に分類されてもよい。例えば、高精細度(HD)規格は、4,096×2160の画素領域カウントに基づく超高精細度(UHD)規格と比較して1,920×1080の画素領域カウントに基づいてもよい。とりわけ、UHD規格は4K-UHDとも称され、HD規格の4倍である。加えて、UHD用のカメラを操作することは、HD用のカメラを操作することと比べて、カメラがCMOSイメージセンサを用いる場合に、より高い読み取り速度を要求する可能性がある。
シャッタ動作は、ローリングラインシャッタシーケンス又はグローバルシャッタシーケンスのどちらか一方によって分類されてもよい。CMOSイメージセンサにおけるローリングシャッタ動作中、画素配列の行は順次露光され、読み取られてもよく、従って、連続する行同士の間に遅延が存在する。遅延は、ひいては、ローリングシャッタ露光及び/又は取り込みシーケンスの速度が移動する物体の速度よりも低い場合に画像の歪みの原因となる可能性がある。グローバルシャッタは全ての画素データを同時に(一括で)露光し、格納することによって歪み問題を軽減することができる。しかし、露光した画素はCMOS画素配列から行毎に読み取らなければならないため、高い信号対雑音比を有するグローバルシャッタを成功して実現することは、システム全体の帯域幅に高い要求を出す可能性がある。
システム帯域幅と動画を取り込むこととの間の技術的なトレードオフにより、カメラ、ビデオ装置、及びカメラシステムは、1つの解像度から別のものへ変換する機能を有するUHD、HD、ローリングシャッタ、及びグローバルシャッタの全ての特徴を提供して開示される。従って、以下で詳細に説明するように、交差画素相互接続型CMOSイメージセンサの動的画素管理(DPM)のための装置及び方法を開示する。例示的な態様において、交差画素相互接続型CMOSイメージセンサは、HD、UHD、ローリングシャッタ、及びグローバルシャッタを組み合わせるための高度なDPMスキームを提供するカメラシステムを提供するために図2~6において上で説明したように用いられてもよい。
図9は、一実施形態によるCMOSイメージセンサ902の動的画素管理のためのカメラシステム図900を示している。カメラシステム図900は、インターフェース906、動的画素管理(DPM)モジュール904、及びCMOSイメージセンサ902を含んでいる。DPMモジュール904は解像サブブロック908及びシャッタモードサブブロック910を含む。ユーザはインターフェース906を介してカメラ機能及び/又はオプションを選択することができる。インターフェース906は、ユーザが外部制御パネルを介して又は組み込まれたカメラメニューを介して機能選択に入ることを可能にすることができる。ユーザによって提供された情報に基づいて、DPMモジュール904及びサブブロック908、910はCMOSイメージセンサ902を制御してHD又はUHD解像度モードに従って及びローリングシャッタ又はグローバルシャッタ露光シーケンスに従って画素を転送し、読み取ることができる。実際には、インターフェース906及び/又は動的画素マネージャ904が、画像取り込みのために選択された画像解像度に基づいて選択されたUHDモードとHDモードとの間でカメラを切り替えるよう構成されるカメラモードコントローラとして一括して操作することができる。ひいては、以下で詳細に説明するように、イメージセンサは、カメラモードコントローラが画像取り込みのためにカメラをUHDモードに設定する場合にイメージセンサ内の各画素の副画素を個々にサンプリングし、カメラモードコントローラが画像取り込みのためにカメラをHDモードに設定する場合にイメージセンサ内の各画素の副画素を一括でサンプリングする。
カメラユーザは、アクティブライン及びビデオモードに少なくとも部分的に基づいてビデオフォーマットを追加して選択することができる。DPMを用いる例示的なカメラは、1080P50、1080P59、1080P150、1080P179、1080i300、1080i359、4K50、及び4K50を含む複数のビデオフォーマットに対する選択を含むことができる。ここで、1080、4K、「P」、及び「i」は、HD画素(1080)、4K-UHD画素(4096)、「プログレッシブ」、及び「インターレース」を表すことができる一方で、50、59を含む数字はフレームレートに関連することができる。
図10は、一実施形態によるCMOSイメージセンサ902のシステムアーキテクチャを示している。CMOSイメージセンサ902は、動的画素マネージャ又はDPMモジュール1004、垂直回路1006、CMOSイメージセンサ配列1008、及び水平回路を含んでいる。CMOSイメージセンサ配列1008は本明細書中に説明するような交差画素相互接続型センサ配列であってもよく、共有画素センサ配列とも称されてもよい。DPMモジュール1004はユーザが選択した「モード」を示す1つ以上の信号を受信することができる。例えば、ユーザは、上で説明したような複数のビデオフォーマット1080P50、1080P59、1080P150、1080P179、1080i300、1080i359、4K50、及び/又は4K50からカメラ機能「モード」を選択してもよい。
DPMモジュール1004は、CMOSイメージセンサ配列1008の副画素を制御するようCMOSイメージセンサ内部の1つ以上の素子により実現されてもよい。例えば、ユーザが4K50を選択する場合、DPMモジュール1004は、CMOSイメージセンサ配列1008の副画素(フォトダイオード)が順次、ローリングシャッタモードで読み取られるように、制御信号を垂直回路1006及び水平回路1010へ提供する動作モード(すなわち、例えば、取り込んだ画像の好ましい解像度のために選択されるようなHD対UHD)を特定することができる。代替として、HD「モード」を示すビデオフォーマットが選択された場合、DPMモジュール1004は、CMOSイメージセンサ配列1008の副画素(フォトダイオード)が共にビニングされ、ローリングシャッタ又は水平シャッタモードのどちらか一方で読み取られるように、信号を垂直回路1006及び水平回路1010に提供することができる。
例示的な態様によれば、動的画素マネージャは、本明細書中に説明するような画素(副画素又はフォトダイオード)サンプリングを実行するよう構成されるUHDモードコントローラ及びHDモードコントローラを含む多数のコントローラを実装することができる。例えば、UHDモードコントローラは、動的画素マネージャがCMOSイメージセンサの動作モードをUHDモードに設定してイメージセンサによる画像取り込み中に少なくとも2つのフォトダイオードのそれぞれの出力値を個々にサンプリングする場合、複数の垂直及び水平充電回路を制御して各共有画素ユニットの少なくとも2つのフォトダイオードと共有フローティングディフュージョンとの間で電荷を順次伝送するよう構成されてもよい。その上、HDモードコントローラは、動的画素マネージャがCMOSイメージセンサの動作モードをHDモードに設定してイメージセンサによる画像取り込み中に少なくとも2つのフォトダイオードの出力値を組み合わせる各共有画素ユニットの出力値を一括でサンプリングする場合、複数の垂直及び水平充電回路を制御して各共有画素ユニットの少なくとも2つのフォトダイオードと共有フローティングディフュージョンとの間で同時に電荷をビニングするよう構成される。例示的な一態様において、これらのコントローラは上で説明した制御ユニット850の一部として実装されてもよい。
CMOSイメージセンサ902のシステムアーキテクチャは4つのシステムブロック(DPMモジュール1004、垂直回路1006、水平回路1010、CMOSイメージセンサ配列1008)を有するアーキテクチャを示しているが、他の構成が可能である。当業者は正しく認識することができるように、垂直回路1006はCMOSイメージセンサ配列1008の行を制御するための回路ブロックを備えることができ、水平回路1010はCMOSイメージセンサ配列1008の列を読み取り、処理するための回路ブロックを備えることができる。例えば、垂直及び水平回路1006、1010はシフトレジスタを含むことができる。また、水平回路1010は、デジタル二重サンプリングとの使用のための雑音消去回路を含むことができ、アナログデジタル(A/D)変換器、デジタル信号プロセッサ(DSP)、メモリ、等も含むことができる。水平回路はデジタル及びアナログフォーマットでの読み取りに適したフォーマットで出力データ「OUT」を提供することができる。
DPMモジュール1004は、フェイズロックループ(PLL)及びシリアル/パラレルインターフェースコンポーネントを含むがこれらに限定されないタイミング回路ブロックを含むことができる。他の構成において、PLLを含むタイミング回路ブロックはDPMモジュール1004の外部にあってもよい。当業者は正しく認識することができるように、DPMモジュール1004によって表されるようなDPM機能は、ソフトウェア及びハードウェアの両方により実装されてもよく、マイクロプロセッサ及び/又はコントローラを含む1つ以上の回路コンポーネントにより実現されてもよい。
図11Aは、一実施形態による共有画素ユニット1100の略図を示している。4T共有画素センサは、また、共有画素ユニット1100とも称されてもよく、共有画素ユニット1100は図2の例示的な4T共有画素CMOSイメージセンサと同等であってもよい。しかし、コンポーネント及び信号入力はタイミング図の検討を容易にするよう整列されている。共有画素ユニット1100は副画素An、Bn、Cn、及びDnを含み、それぞれはグラウンドとフローティングディフュージョンFDnの蓄積ノードとの間で共有画素配列内部のN番目の行(n行)のために電気的に結合されている。図11Aに示すように、フローティングディフュージョンFDnはキャパシタCfdとしてモデル化されている。また、蓄積ノードは、リセットトランジスタMN5のソース及びソースフォロワトランジスタMN6のゲートに電気的に結合されている。選択トランジスタMN7はトランジスタMN6のソースとカラムバス「列」との間に結合される。
副画素An、Bn、Cn、及びDnは共有画素ユニットであり、それぞれはフォトダイオード(PD0~PD3)及びゲートトランジスタ(MN0~MN3)を含んでいる。図2を参照して上で検討し、図11Aに示すように、トランジスタ(MN0~MN3)のゲートノード(ゲート)はそれぞれ転送ゲート信号TG0(N)~TG3(N)を受信する。また、リセットトランジスタMN5のゲートはリセット信号RST(N)を受信し、読み取り選択トランジスタMN7のゲートは選択信号SEL(N)を受信する。添字「N」は、信号が行N(行n)の画素配列ユニットのゲートに印加されることを示している。図11Bに詳述するように、各副画素An、Bn、Cn、及びDnはフローティングディフュージョンFDnとフォトダイオード(PD0~PD3)のディフュージョンとの間のゲートの複合レイアウトによって実現されてもよい。
図11Bは、図11Aの実施形態による共有画素ユニットの部分断面装置図1103を示している。部分断面装置図1103は、ディフュージョン1105、1106、1107の簡略化した断面表現を含み、副画素Cn、Dn及びフローティングディフュージョンFDnに関して相互接続して示している。図11Bにおいて、ディフュージョン1105及び1107はフォトダイオードPD0及びPD1のN型ディフュージョンを表すことができ、それぞれはPエピタキシャル層1108において接合部を形成しており、ディフュージョン1106はフローティングディフュージョンFDnにおける蓄積空乏層キャパシタCfdを形成するN型ディフュージョンを表すことができる。図11Bに示すように、トランジスタMN0はディフュージョン1105及び1106間のゲート1114によって形成されてもよく、トランジスタMN1はディフュージョン1107及び1106間のゲート1112によって形成されてもよい。
当業者は正しく認識することができるように、ゲートTG0(N)がディフュージョン1105及び1106間の反転領域の原因となる信号又は電圧を受信する場合、電荷はディフュージョン1105及び1106間で伝送されてもよい。同様に、ゲート1114がディフュージョン1107及び1106間の反転領域の原因となる信号又は電圧TG1(N)を受信する場合、電荷はディフュージョン1107及び1106間で伝送されてもよい。図11Aを参照すると、転送ゲートが論理「高」を及ぼす場合、電荷はフォトダイオードPD0、1及びフローティングディフュージョンFDn間で伝送されると言うことができる。
図11Cは、図11Aの実施形態による共有画素ユニットの記号図1120を示している。記号図1120は、図11Aの略図の階層的概略記号表現を示している。当業者は正しく認識することができるように、記号図は、副画素並びにゲート信号TG0(N)~TG3(N)、行選択信号SEL(N)、及び行リセット信号RST(N)とのそれらの接続を示す便利な方法であってもよい。
図12は、一実施形態による共有画素ユニットを有するカラム回路1200の特徴を示している。図12のカラム回路1200は、信号の更なる詳細がタイミング図の検討を容易にするよう含まれており、また、図4は雑音消去回路を紹介していることを除いて、図4の画素配列部の概念図と同等であってもよい。図12のカラム回路1200は行N-1、N、及びN+1(また、小文字で行n-1、n、及びn+1とも称する)のための3つの画素配列ユニットを示している。行N-1画素配列ユニットは副画素An-1、Bn-1、Cn-1、及びDn-1を含む。行N画素配列ユニットは副画素A、B、C、及びDを含み、行N+1画素配列ユニットは副画素An+1、Bn+1、Cn+1、及びDn+1を含んでいる。
図4のカラム回路と同様に、N-1、N、及びN+1行のための画素配列ユニットは、ゲート信号が組み合わされることを有利に可能にする十字相互接続パターンを有する。図12に示すように、転送ゲート信号は組み合わされている。例えば、副画素An+1及び副画素Dは信号TG1/2(TG1(N+1)をTG2(N)と組み合わせる)を受信するよう示されており、副画素Bn+1及び副画素Cは信号TG0/3(TG0(N)をTG3(N+1)と組み合わせる)を受信するよう示されている。タイミング図から理解できるように、行に対する下付文字はラベル表示において外されている。例えば、タイミング図に関して説明するように、副画素An+1及びDに対応する信号TG1/2は副画素A及びDn-1に対応する信号TG1/2とは関係なく順序付けられてもよい。同様に、副画素Bn+1及びCに対応する信号TG0/3は副画素B及びCn-1に対応する信号TG0/3とは関係なく順序付けられてもよい。
図12は、また、差分デジタル二重サンプリング(dDDS)及びデジタル二重サンプリング(DDS)を提供するためのスイッチドキャパシタアプローチも示している。示すように、回路は、デジタル二重サンプリングのためのビデオレベル及び暗レベルを蓄積するよう設けられる4つのキャパシタCD1、CD2、CB1及びCB2を含んでいる。特に、2つの「明」キャパシタ(すなわち、キャパシタCB1及びCB2)はビデオレベルをサンプリングするよう設けられ、2つの「暗」キャパシタ(すなわち、キャパシタCD1及びCD2)は基準レベルをサンプリングするよう設けられている。従って、示すように、キャパシタCD1及びCD2は、基準電圧から固定値を読み出すようキャパシタ基準電圧に結合されている一方で、キャパシタCB1及びCB2は、各画素出力の暗、明、及び二倍明の値の画素電圧(すなわち、ビデオレベル)をサンプリングするよう画素配列のビット線(列m)に結合されている。読み出し経路は完全差分であり、各キャパシタの接続は以下で詳細に説明するように動作モードによって決まる。
列線(列m)の端部において、画素配列から暗、明、及び二倍明の値をそれぞれサンプリングするよう画素配列の出力を蓄積キャパシタCB1及びCB2に選択的に接続するための2つのスイッチ621A及び621Bが存在している。その上、読み出し回路は、蓄積キャパシタCD1及びCD2をキャパシタのための基準電圧に選択的に接続するための更に2つのスイッチ611A及び611Bを含んでいる。キャパシタCB1、CB2、CD1、及びCD2のそれぞれは、キャパシタをGND(グラウンド)に対する以前の値にリセットするために、リセットスイッチ631A、631B、631C、及び631Dに並列にそれぞれ接続される。その上、列選択スイッチ641A~641Dが、蓄積キャパシタと、測定された差動電圧をA/D変換器(図示せず)へ、次いで、バッファへ最終的に出力する母線(また図示せず)との間にそれぞれ設けられる。従って、列選択スイッチ641A~641Dは、蓄積した信号を蓄積キャパシタCD1、CD2、CB1、及びCB2から列の1つと同時に母線へ出力するよう制御される。画素のそれぞれは行デコーダによって所定の時間に作動される。
有利に、この設計を用いると、画素配列からの画素出力電圧のサンプリングがA/D変換から切り離される。切り離しは、これら2つの行動を直列操作の代わりに並列に行うことによって、画素出力電圧の高速読み出しを可能にする。
図13Aは、一実施形態による雑音を取り去るための制御図1300を示している。制御図1300は、メモリ及びDDSスキームを用いるための加算ブロック1304を含んでいる。メモリ1302は暗(DARK)及び/又は明(BRIGHT)信号のデジタル表現を受信する。暗信号は、画素のリセット後であり、副画素フォトダイオードの露光前に読み取られる列データのデジタル記号表現であってもよい。明信号は、露光及び共有画素ユニット内部のフォトダイオードとフローティングディフュージョンとの間の電荷の伝送後に読み取られる列データのデジタル記号表現を表すことができる。フローティングディフュージョンがリセットされた後、値(DARK)は、図11Aの列m等の列上でサンプリングされ、カラムキャパシタ上に蓄積される。アナログデジタル変換器は信号を変換することができ、デジタル記号は、次いで、メモリ1302内に格納される。TG0/3又はTG1/2等の転送パルス(TG)が作用された後、フローティングディフュージョンからの明信号は、再度、読み出され(BRIGHT)、2つの値が、低減された雑音ビデオ信号(ビデオPD)を提供するよう加算ブロック1304において減算される。これは、電子システムに固有の雑音並びにランダム及びシステマティックオフセットの追加成分を有利に除去することができる。制御図1300は、DSP及び/又はアナログ画素データのA/D変換からのデジタル記号を用いるコントローラにおいて実装されてもよい。画素データは、図12の列m等の列から読み取られる画素データであってもよい。
図13Bは、別の実施形態による雑音を取り去るための制御図1350を示している。図13Bの実施形態は、制御図1350が差分DDSを実装するよう追加の加算接合部を含むことを除いて、図13Aのものと同様である。制御図1350は、メモリ1352、加算ブロック1354、及び加算ブロック1356を含んで差分DDS(dDDS)スキームを実装している。メモリ1352は、暗(DARK)、明(BRIGHT)、及び二倍明(DOUBLEBRIGHT)信号のデジタル表現を受信するよう示されている。明信号は、露光及び共有画素ユニット内部のフォトダイオードとフローティングディフュージョンとの間の電荷の伝送後に読み取られる列データのデジタル記号表現を表すことができる。フローティングディフュージョンがリセットされた後、値(DARK)は、図11Aの列m等の列上でサンプリングされ、カラムキャパシタ上に蓄積される。アナログデジタル変換器は、その後メモリ1352内に格納される信号を変換することができる。
TG0/3又はTG1/2等の転送パルス(TG)が作用された後、フローティングディフュージョンからの明信号は、再度、読み出され(BRIGHT)、2つの値が、低減された雑音ビデオ信号(ビデオPD0)を提供するよう加算ブロック1354において減算される。明信号の読み取り後、別の読み取り操作が、前の明(BRIGHT)信号に重畳させられる別の副画素を読み出して二倍明(DOUBLEBRIGHT)信号を提供するよう行われてもよい。明信号は、次いで、加算ブロック1356において二倍明信号から減算されて第2の低減された雑音ビデオ信号(ビデオPD1)を提供する。これは2つの低減された雑音信号を有利に提供し、差分DDS(dDDS)のためのタイミングシーケンスは出力生データレートを有利に低減することができる。アナログ二重サンプリング読み出しスキームと比較してデータレートを2倍にすることを必要とする代わりに、dDDSスキームは、それぞれにリセット雑音抑圧によって2つの画素ビデオPD0及びビデオPD1を再構築するために暗、明、及び二倍明の値を用いることによって、出力生データレートを低減することができる。
図14A~Bは、動的画素管理(DPM)実施形態による超高精細度(UHD)解像度モードを用いる画素配列1400と高精細度(HD)解像度モードを用いる画素配列1420との比較を示している。画素配列ユニット1402によって示すように、UHDモードにおいて、副画素An-1、Bn-1、Cn-1、及びDn-1は、列ビット線(列)に沿って個々に読み出すためのそれらのフローティングディフュージョン点FDn-1に伝送されてもよい。図示するように、これは画素配列1420のHD読み出しモードと比較して4倍高い空間解像度を可能にする。UHDモードにおいて、読み出しはDDS又はdDDSのどちらか一方を用いることができる。
画素配列1420は画素ビニングを示している。画素配列ユニット1422によって示すように、HDモードにおいて、副画素An-1、Bn-1、Cn-1、及びDn-1は、列ビット線(列)に沿った組み合わされた副画素読み出しのためのそれらのフローティングディフュージョン点FDn-1へ同時に伝送(ビニング)されてもよい。副画素は、実質上4倍の副画像の領域を有するより大きな画素を生成するよう並列でビニングされる。これは、より低い全体的な画素解像度の費用でより多くの露光表面積を有する良好な画素を有利に提供することができる。画素ビニングにおいて、4つのフォトダイオードが一度に読み出される。4つのフォトダイオードからの電荷はフローティングディフュージョンノードFDn-1においてビニング(収集)される。
電荷領域ビニングはビニングされる画素数に比例して感度を向上させることができる。HD読み出しのために構成される画素配列1420において、画素読み取り雑音は画素配列1400における読み取り雑音と同じであってもよい。従って、4倍の性能向上があってもよい。加えて、4つの画素の代わりに1つが読み取られるため、読み出し速度も4倍向上することができる。有利に、HDモードにおいて、グローバルシャッタ及びローリングシャッタ両方の順序付けを実施することができる。
図15Aは、一実施形態による差分デジタル二重サンプリング(dDDS)による超高精細度(UHD)モードに対応する信号の画素タイミング読み出しスキーム1500を示している。図15Bは、図15Aの実施形態に対応する追加信号の画素タイミング読み出しスキーム1570を示している。
読み出しスキーム1500、1570は、差分デジタル二重サンプリングを提供するための十字相互接続パターンを有する画素配列の水平タイミングを示すことができる。示すように、水平読み出しスキーム1500、1570は、信号「4K SubCnt」によって示すような6つのサブカウントのサイクルを提供するカウンタに基づいてもよい。タイミング図の時間軸は、従って、1520~1542とラベル表示されるカウンタベースのサイクルに分割されるよう示される。この点に関し、カウンタは固定周期を有するクロックと同期したカウント動作を実行し、例えば、シフトレジスタクロック信号「ShiftRegClk」が6サイクル毎にクロックパルスを提供するよう示されている。また、カウンタベースのサイクルに関し、各サイクル1520~1542中に、カラムキャパシタは信号「RST_CCAP」を介してリセットされる。
一実施形態において、読み出しは、各読み出し(すなわち、各クロックサイクル)がVC信号指標によって示されるような14.81μsで実行されながら、1080p規格に従って実行することができる。各読み出しサイクル後、取得された6つの値、2つの暗値、2つの明値、及び2つの二倍明値があってもよい。差分デジタル二重サンプリング技術がこれらの値を用いて適用された後、4つの画素の修正されたデジタル出力が取得されてもよく、それは4k/UHD規格を生じる。
図示する目的のため、タイミング図は上で検討した図12に示す副画素に従って注釈が付けられている。示すように、第1のカウント値1520の間、リセット信号Rst1は行n-1に、特に、フローティングディフュージョンfdn-1(FDn-1)をリセットするために印加されてもよい。リセット信号は、222MHz又は99ナノ秒で22のクロックの幅を有しているのが好ましい。この同じカウントの間、選択信号Sel1が行n-1、すなわち、Dn-1に印加される。選択信号は、222MHz又は943ナノ秒で210のクロックの幅を有しているのが好ましい。同様に、第2のカウント値1522の間、リセット信号Rst2は行n、すなわち、フローティングディフュージョン点fd(FD)へ印加され、選択信号Sel2は行n、すなわち、Dへ印加される。従って、dDDSフィルタリング技術によれば、行n-1及びnのそれぞれは、各画素のためのデジタルデータを取得できるようにリセットされていることを正しく認識するべきである。これを、暗値Rn-1及びRがクロックサイクルのカウント2及び3の間に画素配列から読み出される読み出し行(すなわち、「READ」)において示す。
一般に、タイミング図は、キャパシタが各カウントの上部におけるRST_CCAP値によってリセットされ、キャパシタCB1及びCB2のための制御信号SW_B並びにキャパシタCD1及びCD2のための制御信号SW_Dが当業者にとって理解すべきであるようなビット線(列)上で日付をサンプリングするよう連続して印加されることを示している。これらのキャパシタのリセット及びサンプリングは、サイクルにおけるそれぞれ別々のカウントに対して説明しない。
暗値Rn-1及びRがカウント1及び2(カウント期間1520及び1522)においてサンプリングされ、カウント2及び3(1522及び1523)において読み出されると、タイミングはサイクルのカウント3(1523)に続く。示すように、転送ゲートTG0/3は、行n-1及びn内の対応する副画素を作動させるよう印加される。例えば、この転送ゲート信号TG0/3は副画素Cn-1及びBを作動させることができる。従って、選択信号Sel1が再度行n-1に印加される場合、副画素Cn-1は、カウント4(1526)の間に更に示すように読み出されてもよい。同様に、選択信号Sel2が再度行nに印加される場合、副画素Bは、カウント5(1528)の間に更に示すように読み出されてもよい。転送ゲート信号は、222MHz又は1437ナノ秒で320のクロックの幅を有しているのが好ましい。
更に、カウント5(1528)の間、転送ゲートTG1/2は、行n及びn-1内の対応する副画素を作動させるよう印加される。この転送ゲート信号TG1/2は副画素Dn-1及びAを作動させることができる。従って、選択信号Sel1が再度行n-1に印加される場合、副画素Cn-1及びDn-1両方の二倍明値は、カウント6(1530)の間に更に示すように読み出されてもよい。同様に、選択信号Sel2が再度行nに印加される場合、副画素B及び副画素Aの二倍明値は、次のクロックサイクル(1532)のカウント1の間に更に示すように読み出されてもよい。従って、このカウンタサイクルの間、読み出し回路は副画素Cn-1及びBからのサンプリング値、並びに、副画素Cn-1及びDn-1からの並びに副画素A及びBからの二倍明値を有する。図13A及び13Bを参照して上で説明したように、副画素Dn-1のための値はCn-1の値を二倍明値から除去することによって特定されてもよい。同様に、副画素Aのための値はBの値を二倍明値から除去することによって特定されてもよい。
図16Aは、一実施形態によるデジタル二重サンプリング(DDS)による超高精細度(UHD)モードに対応する信号の部分画素タイミング読み出しスキーム1600を示している。図16Bは、図16Aの実施形態に対応する信号の部分画素タイミング読み出しスキーム1670を示している。読み出しスキーム1500、1570とは異なり、読み出しスキーム1600、1670は、6つの代わりに8サイクルにわたって分割されるDDSのためのタイミング図を示している。16とラベル表示されたカウンタベースサイクルにわたって分割されるタイミング図の時間軸は、従って、1620~1650とラベル表示されるカウンタベースサイクルに分割されるよう示される。この点に関し、カウンタは固定周期を有するクロックと同期したカウント動作を実行し、例えば、シフトレジスタクロック信号「ShiftRegClk」が8サイクル毎にクロックパルスを提供するよう示されている。
読み出しスキーム1600及び1670に示すように、1.85usの持続時間の8サイクル(1620~1634)の期間にわたって、DDSはUHDモードで実施されてもよい。「読み取り」データを参照すると、DDSサイクルは、サイクル2(1622)の間に暗値Rn-1を、サイクル3(1624)の間に暗値Rを、サイクル4(1626)の間に明値Cn-1を、そして、サイクル5(1628)の間に明値Bを読み取るように実施されてもよい。暗値Rn-1は明値Cn-1から減算されてもよく、暗値Rは図13Aに示すようなDDSを用いて明値Bから減算されてもよい。示すように、次々と暗、暗、明、及び明信号を読み取るこのプロセスは、合計7つの副画素Cn-1、B、Dn-1、A、C、Bn+1、D、及びBが読み取られるまで継続する。このように、DDSは7つの副画素Cn-1、B、Dn-1、A、C、Bn+1、D、及びB値のそれぞれに適用されてもよい。
図17は、一実施形態によるデジタル二重サンプリングDDSによる高精細度(HD)モードに対応する信号の画素タイミング読み出しスキーム1700を示している。画素タイミング読み出しスキーム1700は、副画素が同時にビニングされ、DDSが読み取り値に適用される場合のタイミングスキームを示している。示すように、読み出しスキーム1700は、6又は8の代わりに2サイクルにわたって操作を実行するカウンタ(2K SubCnt)により達成されてもよい。DDSを達成するために、合計4サイクルが必要とされてもよい。例えば、「読み取り」データを参照すると、行n-1のための暗信号Rn-1はクロック期間1722の間に読み取られてもよく、次いで、全ての副画素An-1、Bn-1、Cn-1、Dn-1がクロック期間1726の間にフローティングディフュージョンFDn-1へ伝送されてもよく、明値An-1、Bn-1、Cn-1、Dn-1がクロック期間1728の間に読み取られてもよい。再度、DDSは、クロック期間1722の間に取得された暗値をクロック期間1728の間に読み取られた明値から減算することによって適用されてもよい。
図18Aは、一実施形態によるグローバルシャッタシーケンスを用いるHDモードに対応する信号の部分画素タイミング読み出しスキーム1800を示し、図18Bは、図18Aの実施形態に対応する信号の部分画素タイミング読み出しスキーム1850を示している。タイミング読み出しスキーム1700とは異なり、読み出しスキーム1800及び1850はグローバルシャッタ読み出しのためのタイミングを示している。
再度、2サイクルを有するカウンタ(2K SubCnt)がサイクル1818~1840を分割するために用いられるが、しかし、ビニングされる副画素の行を順次読み取る代わりに、全ての暗値が読み取られ、次いで、全ての明値が一括で読み取られる。例えば、サイクル1818~1826の間、全ての暗値はメモリ内に読み込まれる。次いで、サイクル1828~1832の間、全ての副画素がビニングされて各副画素フォトダイオードからそのそれぞれの共有フローティングディフュージョンに電荷を伝送する。次に、サイクル1828~1832の間にフローティングディフュージョンへ伝送された全ての明値は、サイクル1834~1840の間で読み取られる。
図19は、一実施形態による動的画素管理のフロー図1900を示している。フロー図1900は、初期操作ステップ1902、決定ステップ1904、1906、1912、及びモード操作ステップ1908、1910、1914、1916、1918を含んでいる。初期操作ステップ1902は、カメラユーザから所望のカメラフォーマットを読み取ることを含むことができる。このステップは、メニュー又は外部制御パネルからの入力を受信することを含むことができる。初期操作ステップ1902の後、カメラ内部のDPMモジュール又は別の処理要素が決定ステップ1904を実行することができる。
決定ステップ1904は、HD又はUHDモードが選択されたかどうかを特定する。HDモードが決定ステップ1904において選択された場合、DPM及び/又はDPMモジュールは、操作ステップ1910によって示されるような画素ビニングによるHDモードで動作するようCMOSイメージセンサを制御することができる。ステップ1910の後、決定ステップ1912は、グローバルシャッタ又はローリングシャッタが用いられるかどうかを特定する。グローバルシャッタモードが決定ステップ1912において選択された場合、DPM及び/又はDPMモジュールは、グローバルシャッタモード及びDDS雑音低減を有する画素ビニングによって画素を読み取るようCMOSイメージセンサを制御することができる。ローリングシャッタモードが決定ステップ1912において選択された場合、DPM及び/又はDPMモジュールは、ローリングシャッタモード及びDDS雑音低減を有する画素ビニングによって画素を読み取るようCMOSイメージセンサを制御することができる。
UHDモードが決定ステップ1904において選択された場合、以下の決定ステップ1906は、CMOSイメージセンサがdDDS又はDDS雑音消去のために制御されるかどうかを特定することができる。決定ステップ1906がdDDSを選択する場合、DPM及び/又はDPMモジュールはdDDS雑音消去を有するUHDモード及びローリングシャッタで動作するようCMOSイメージセンサを制御することができる。決定ステップ1906がDDSを選択する場合、DPM及び/又はDPMモジュールはDDS雑音消去を有するUHDモード及びローリングシャッタで動作するようCMOSイメージセンサを制御することができる。
DPMは、HD、UHD、ローリングシャッタ、及びグローバルシャッタのためのモードを含む上で説明したカメラ特徴を管理するが、他の構成は可能である。カメラ特徴は、被写界深度、動的及び静的解像度、動的及び静的範囲、感度及びFストップを含むが、これらに限定されない。例えば、DPMは、また、少なくとも15Fストップを有するカメラFストップ特徴を実装するために用いられてもよい。
態様を上で概説した実施例と共に説明してきたが、公知であるか、現在は予想されていない又はその可能性があるかに関わらない様々な代替例、修正、変形例、改良、及び/又は実質的な均等物は、当該技術に少なくとも精通する者にとって明らかになる可能性がある。従って、上で述べたような発明の実施例は、説明のためのものを意図し、限定する意図はない。様々な変更は態様の精神及び適用範囲から逸脱することなく行われてもよい。従って、態様は、全ての公知又は後に開発される代替例、修正、変形例、改良、及び/又は実質的な均等物を含むことを意図している。
先の説明は、いずれかの当業者が開示の全範囲を完全に理解することができるよう提供されている。本明細書中に開示した様々な例示的な実施形態に対する修正は当業者に容易に明らかとなるであろう。従って、特許請求の範囲は本明細書中に説明した開示の様々な態様に限定されるべきではないが、特許請求の範囲の言葉と一致する完全な適用範囲を与えられるべきである。当業者にとって公知であるか、後に公知となる本開示の全体を通して説明した様々な態様の構成要素に対するすべての構造的及び機能的均等物は、引用によって本明細書中に明示的に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されることを意図している。更に、本明細書中に開示したいずれのものも、かかる開示が特許請求の範囲において明示的に説明されているかどうかに関わらず、公用に供する意図はない。いずれの特許請求項の構成要素も、構成要素が「~するための手段」といった語句を用いて明示的に説明されていない限り、又は、方法クレームの場合、構成要素が「~するためのステップ」といった語句を用いて説明されていない限り、米国特許法第112条(f)項の規定又は米国以外の司法権における類似の法律の下で解釈すべきではない。

Claims (29)

  1. 高精細度(HD)と超高精細度(UHD)との間で動作モードを切り替えるよう動的画素管理を提供するためのイメージセンシングシステムであって、
    それぞれが少なくとも2つのフォトダイオードと、共有フローティングディフュージョンと、それぞれ、前記少なくとも2つのフォトダイオードを制御するように構成された転送ゲートと、を備える複数の行の共有画素ユニットを有する共有画素配列を含み、前記共有画素配列は、前記共有画素ユニットの各行の真上の行の共有画素ユニットに対応する転送ゲートに結合された第1の転送ゲートと、前記共有画素ユニットの各行の真下の行の共有画素ユニットに対応する転送ゲートに結合された第2の転送ゲートと、を含む各共有画素ユニットの前記少なくとも2つの転送ゲートとの交差画素相互接続を備える、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)イメージセンサと、
    前記CMOSイメージセンサに結合され、前記CMOSイメージセンサの動作モードに基づいて画像取り込み中に前記複数の共有画素ユニットを作動させるよう構成された複数の垂直及び水平充電回路と、
    前記イメージセンサによって取り込まれた前記画像のための画像解像度のユーザ選択に応じてUHDモードとHDモードとの間で前記CMOSイメージセンサの前記動作モードを切り替えるよう構成された動的画素マネージャと、
    前記動的画素マネージャが前記CMOSイメージセンサの前記動作モードを前記UHDモードに設定して前記イメージセンサによる前記画像取り込み中に前記少なくとも2つのフォトダイオードのそれぞれの出力値を個々にサンプリングする場合、各共有画素ユニットの前記少なくとも2つのフォトダイオードと前記共有フローティングディフュージョンとの間で電荷を順次伝送するために前記複数の垂直及び水平充電回路を制御するように構成されるUHDモードコントローラであって、前記UHDモードコントローラは、第1の共通転送ゲート制御信号を、前記第1の転送ゲート及び前記共有画素ユニットの各行の真上の行の共有画素ユニットの対応する転送ゲートへ、そして、第2の共通転送ゲート制御信号を、前記第2の転送ゲート及び前記共有画素ユニットの各行の真下の行の共有画素ユニットの対応する転送ゲートへ印可することによって、互いに上下の共有画素ユニットの隣接行の各フォトダイオードの出力値を同時にサンプリングするために前記複数の垂直及び水平充電回路を制御するUHDモードコントローラと、
    前記動的画素マネージャが前記CMOSイメージセンサの前記動作モードを前記HDモードに設定して前記イメージセンサによる前記画像取り込み中に前記少なくとも2つのフォトダイオードの出力値を組み合わせる各共有画素ユニットの出力値を一括でサンプリングする場合、各共有画素ユニットの前記少なくとも2つのフォトダイオードと前記共有フローティングディフュージョンとの間で同時に電荷をビニングするために前記複数の垂直及び水平充電回路を制御するように構成されたHDモードコントローラと、
    前記UHDモードにおいて前記画像取り込み中に各共有画素ユニットの前記少なくとも2つのフォトダイオードのサンプリングされた出力値を格納し、前記HDモードにおいて前記画像取り込み中に各共有画素ユニットの前記サンプリングされた出力値を格納するようそれぞれ構成されている前記共有画素配列に選択的に結合される複数の蓄積キャパシタを有するカラム読み出し回路と、
    前記複数の蓄積キャパシタ内の前記格納されたサンプリングされた出力値に基づいて画像データを生成するよう構成される画像生成ユニットであって、前記生成された画像データはディスプレイ装置上に表示されるよう構成される、画像生成ユニットと、を備えるイメージセンシングシステム。
  2. 前記共有画素配列は、少なくとも1つの第1の共有画素ユニットを備える共有画素ユニットの第1の行と、少なくとも1つの第2の共有画素ユニットを備える共有画素ユニットの第2の行とを備える、請求項1に記載のイメージセンシングシステム。
  3. 前記カラム読み出し回路は、更に、前記少なくとも1つの第1の共有画素ユニットの前記共有フローティングディフュージョン及び前記少なくとも1つの第2の共有画素ユニットの前記共有フローティングディフュージョンから前記格納されたサンプリングされた出力値を読み取るよう構成される、請求項2に記載のイメージセンシングシステム。
  4. 前記動的画素マネージャは、更に、前記動的画素マネージャが前記CMOSイメージセンサの前記動作モードを前記HDモードに設定する場合、前記少なくとも1つの第1の共有画素ユニットの少なくとも1つのフォトダイオードと前記共有フローティングディフュージョンとの間及び前記少なくとも1つの第2の共有画素ユニットの少なくとも1つのフォトダイオードと前記共有フローティングディフュージョンとの間で電荷を同時に伝送するために、前記複数の垂直及び水平充電回路を制御するように構成されている、請求項2に記載のイメージセンシングシステム。
  5. 前記画像生成ユニットは、前記UHDモードでの前記画像取り込み中に雑音を低減するよう各共有画素ユニットの前記少なくとも2つのフォトダイオードをデジタル的に二重サンプリングするよう構成される画素出力計算器を備える、請求項2に記載のイメージセンシングシステム。
  6. 前記画素出力計算器は、前記少なくとも2つのフォトダイオードのそれぞれの明サンプリング出力から暗サンプリング出力を減算することによって各共有画素ユニットの前記少なくとも2つのフォトダイオードをデジタル的に二重サンプリングし、前記暗及び前記明サンプリング出力は前記第1の行の前記共有フローティングディフュージョンから前記カラム読み出し回路によって順次読み取られる、請求項5に記載のイメージセンシングシステム。
  7. 前記UHDモードコントローラは、更に、前記動的画素マネージャが前記CMOSイメージセンサの前記動作モードを前記UHDモードに設定する場合、ローリングシャッタ露光シーケンスに従って前記共有画素配列の画素出力をサンプリングするために、前記複数の垂直及び水平充電回路を制御するように、そして前記CMOSイメージセンサを制御するように構成されている、請求項2に記載のイメージセンシングシステム。
  8. 前記共有画素配列は、更に、少なくとも1つの第3の共有画素ユニットを備える共有画素ユニットの第3の行を備え、前記ローリングシャッタ露光シーケンスは、電荷が前記少なくとも1つの第1の共有画素ユニットの前記少なくとも1つのフォトダイオードと前記共有フローティングディフュージョンとの間で伝送された後、前記少なくとも1つの第3の共有画素ユニットの少なくとも1つのフォトダイオードと共有フローティングディフュージョンとの間で電荷を伝送する、請求項7に記載のイメージセンシングシステム。
  9. 高精細度(HD)と超高精細度(UHD)との間で動作モードを切り替えるよう動的画素管理を提供するためのカメラであって、前記カメラは、
    それぞれが少なくとも2つのフォトダイオード及び共有フローティングディフュージョンを備える複数の共有画素を有する共有画素配列を含み、前記共有画素配列は、共有画素ユニットの各行の真上の行の共有画素ユニットに対応する転送ゲートに結合された第1の転送ゲートと、前記共有画素ユニットの各行の真下の行の共有画素ユニットに対応する転送ゲートに結合された第2の転送ゲートと、を含む各共有画素との交差画素相互接続を備え、各転送ゲートは、各前記共有画素ユニットのそれに結合された各フォトダイオードの読み出しを制御するように構成されている、イメージセンサと、
    前記イメージセンサによる画像取り込みのための選択される画像解像度に基づいてUHDモードとHDモードとの間で前記イメージセンサの動作モードを切り替えるよう構成される動的画素マネージャと、
    前記動的画素マネージャが前記イメージセンサの前記動作モードを前記UHDモードに設定して前記イメージセンサによる前記画像取り込み中に前記少なくとも2つのフォトダイオードのそれぞれのフォトダイオード出力値を個々にサンプリングする場合、前記イメージセンサを制御して各共有画素の前記少なくとも2つのフォトダイオードと前記共有フローティングディフュージョンとの間で電荷を順次伝送するよう構成されるUHDモードコントローラと、
    前記動的画素マネージャが前記イメージセンサの前記動作モードを前記HDモードに設定して前記イメージセンサによる前記画像取り込み中に前記少なくとも2つのフォトダイオードの出力値を組み合わせる各共有画素の画素出力値を一括でサンプリングする場合、各共有画素の前記少なくとも2つのフォトダイオードと前記共有フローティングディフュージョンとの間で同時に電荷をビニングするために、前記イメージセンサを制御するように構成されたHDモードコントローラと、
    前記UHDモードの間の前記個々にサンプリングされたフォトダイオード出力値及び前記HDモードの間の前記一括でサンプリングされた画素出力値のうちの少なくとも1つに基づいて画像データを生成するよう構成される画像生成ユニットと、を備えるカメラ。
  10. 更に、前記UHDモードにおいて前記画像取り込み中に各共有画素ユニットの前記少なくとも2つのフォトダイオードのサンプリングされた出力値を格納し、前記HDモードにおいて前記画像取り込み中に各共有画素ユニットのサンプリングされた出力値を格納するようそれぞれ構成される前記共有画素配列に選択的に結合される複数の蓄積キャパシタを有するカラム読み出し回路を備え、
    前記UHDモードコントローラは、第1の共通転送ゲート制御信号を、前記第1の転送ゲート及び前記共有画素ユニットの各行の真上の行の共有画素ユニットの対応する転送ゲートへ、そして、第2の共通転送ゲート制御信号を、前記第2の転送ゲート及び前記共有画素ユニットの各行の真下の行の共有画素ユニットの対応する転送ゲートへ印可することによって、互いに上下の共有画素ユニットの隣接行の各フォトダイオードの出力値を同時にサンプリングするために複数の垂直及び水平充電回路を制御するように構成されている、請求項9に記載のカメラ。
  11. 前記共有画素配列の共有画素ユニットの前記複数の行は、少なくとも1つの第1の共有画素ユニットを備える共有画素ユニットの第1の行と、少なくとも1つの第2の共有画素ユニットを備える共有画素ユニットの第2の行とを備える、請求項9に記載のカメラ。
  12. 更に、前記少なくとも1つの第1の共有画素ユニットの前記共有フローティングディフュージョン及び前記少なくとも1つの第2の共有画素ユニットの前記共有フローティングディフュージョンから前記サンプリングされた出力値を読み取るよう構成されるカラム読み出し回路を備える、請求項11に記載のカメラ。
  13. 前記動的画素マネージャは、前記動的画素マネージャが前記イメージセンサの前記動作モードを前記HDモードに設定する場合、前記少なくとも1つの第1の共有画素ユニットの少なくとも1つのフォトダイオードと前記共有フローティングディフュージョンとの間及び前記少なくとも1つの第2の共有画素ユニットの少なくとも1つのフォトダイオードと前記共有フローティングディフュージョンとの間で電荷を同時に伝送するために、前記イメージセンサを制御するようにさらに構成されている、請求項11に記載のカメラ。
  14. 前記画像生成ユニットは、前記UHDモードでの前記画像取り込み中に雑音を低減するよう各共有画素ユニットの前記少なくとも2つのフォトダイオードをデジタル的に二重サンプリングするよう構成される画素出力計算器を備える、請求項12に記載のカメラ。
  15. 前記画素出力計算器は、前記少なくとも2つのフォトダイオードのそれぞれの明サンプリング出力から暗サンプリング出力を減算することによって各共有画素ユニットの前記少なくとも2つのフォトダイオードをデジタル的に二重サンプリングし、前記暗及び前記明サンプリング出力は前記第1の行の前記共有フローティングディフュージョンから前記カラム読み出し回路によって順次読み取られる、請求項14に記載のカメラ。
  16. 前記UHDモードコントローラは、前記動的画素マネージャが前記イメージセンサの前記動作モードを前記UHDモードに設定する場合、前記イメージセンサを制御して、ローリングシャッタ露光シーケンスに従って前記共有画素配列の画素出力をサンプリングするために、前記イメージセンサを制御するようにさらに構成されているよう構成される、請求項11に記載のカメラ。
  17. 前記共有画素配列は、更に、少なくとも1つの第3の共有画素ユニットを備える共有画素ユニットの第3の行を備え、前記ローリングシャッタ露光シーケンスは、電荷が前記少なくとも1つの第1の共有画素ユニットの前記少なくとも1つのフォトダイオードと前記共有フローティングディフュージョンとの間で伝送された後、前記少なくとも1つの第3の共有画素ユニットの少なくとも1つのフォトダイオードと共有フローティングディフュージョンとの間で電荷を伝送する、請求項16に記載のカメラ。
  18. 画像取り込みのための画像解像度を変更するよう動作モード間を切り替える動的画素管理を提供するためのカメラであって、
    前記カメラのための選択された画像解像度に基づいて第1の動作モードと第2の動作モードとの間で前記カメラを切り替えるよう構成されるカメラモードコントローラと、
    前記カメラモードコントローラが画像取り込みのために前記カメラを前記第1の動作モードに設定する場合にイメージセンサ内の各画素の副画素を個々にサンプリングするよう構成され、前記カメラモードコントローラが前記画像取り込みのために前記カメラを前記第2の動作モードに設定する場合に前記イメージセンサ内の各画素の前記副画素を一括でサンプリングするよう構成されるイメージセンサであって、前記イメージセンサは、少なくとも1つの画素が、前記少なくとも1つの画素の上の行の第1の画素に結合され、前記少なくとも1つの画素の下の行の第2の画素にさらに結合されている交差画素相互接続構成を備える、と、
    前記少なくとも1つの画素と、前記少なくとも1つの画素の上の行の第1の画素又は前記少なくとも1つの画素の下の行の第2の画素の各副画素の出力値を同時にサンプリングするために第1の動作モードの前記イメージセンサを制御するように構成されている、第1の動作モードコントローラと、を備えるカメラ。
  19. 前記第1の動作モードは超高精細度(UHD)モードであり、前記第2の動作モードは高精細度(HD)モードである、請求項18に記載のカメラ。
  20. 更に、前記カメラモードコントローラが前記カメラを前記UHDモードに設定して前記画像取り込み中に少なくとも2つの副画素のそれぞれの副画素出力値を個々にサンプリングする場合、前記イメージセンサ内の各画素の前記少なくとも2つの副画素と共有フローティングディフュージョンとの間で電荷を順次伝送するために、前記イメージセンサを制御するように構成されたUHDモードコントローラを備える、請求項19に記載のカメラ。
  21. 更に、前記カメラモードコントローラが前記カメラを前記HDモードに設定して前記画像取り込み中に前記少なくとも2つの副画素の出力値を組み合わせる各共有画素の画素出力値を一括でサンプリングする場合、各画素の前記少なくとも2つの副画素と前記共有フローティングディフュージョンとの間で同時に電荷をビニングするために、前記イメージセンサを制御するように構成されたHDモードコントローラを備える、請求項20に記載のカメラ。
  22. 更に、前記UHDモードの間の前記個々にサンプリングされた副画素出力値及び前記HDモードの間の前記一括でサンプリングされた画素出力値のうちの少なくとも1つに基づいて画像データを生成するよう構成される画像生成ユニットを備える、請求項20に記載のカメラ。
  23. 更に、前記UHDモードにおいて前記画像取り込み中に各画素の前記少なくとも2つの副画素のサンプリングされた出力値を格納し、前記HDモードにおいて前記画像取り込み中に各画素のサンプリングされた出力値を格納するようそれぞれ構成される前記イメージセンサに選択的に結合される複数の蓄積キャパシタを有するカラム読み出し回路を備える、請求項22に記載のカメラ。
  24. 前記イメージセンサは、少なくとも1つの第1の画素を備える画素の第1の行と、少なくとも1つの第2の画素を備える画素の第2の行とを有する共有画素配列を備える、請求項23に記載のカメラ。
  25. 前記HDモードコントローラは、更に、前記カメラモードコントローラが前記カメラの前記動作モードを前記HDモードに設定する場合、前記少なくとも1つの第1の画素の少なくとも1つの副画素と前記共有フローティングディフュージョンとの間及び前記少なくとも1つの第2の画素の少なくとも1つの副画素と前記共有フローティングディフュージョンとの間で電荷を同時に伝送するために、前記イメージセンサを制御するようにさらに構成されている、請求項21に記載のカメラ。
  26. 前記画像生成ユニットは、前記UHDモードでの前記画像取り込み中に雑音を低減するよう各画素の前記少なくとも2つの副画素をデジタル的に二重サンプリングするよう構成される画素出力計算器を備える、請求項24に記載のカメラ。
  27. 前記画素出力計算器は、前記少なくとも2つの副画素のそれぞれの明サンプリング出力から暗サンプリング出力を減算することによって各画素の前記少なくとも2つの副画素をデジタル的に二重サンプリングし、前記暗及び前記明サンプリング出力は前記第1の行の前記共有フローティングディフュージョンから前記カラム読み出し回路によって順次読み取られる、請求項26に記載のカメラ。
  28. 前記UHDモードコントローラは、更に、前記カメラモードコントローラが前記カメラの前記動作モードを前記UHDモードに設定する場合、ローリングシャッタ露光シーケンスに従って、画素出力をサンプリングするために前記イメージセンサを制御するようにさらに構成されている、請求項20に記載のカメラ。
  29. 共有画素配列は、少なくとも1つの第3の画素を備える共有画素ユニットの第3の画素の行を備え、前記ローリングシャッタ露光シーケンスは、電荷が少なくとも1つの第1の画素の前記少なくとも1つの副画素と前記共有フローティングディフュージョンとの間で伝送された後、前記少なくとも1つの第3の画素の少なくとも1つの副画素と共有フローティングディフュージョンとの間で電荷を伝送する、請求項28に記載のカメラ。
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