JP7248161B2 - 配置方法、配置プログラムおよび情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、配置方法等に関する。
従来、開発プロジェクトでは、標準プロセス体系において定義された複数の作業プロセスを基にプロジェクトの進行を行う。標準プロセス体系では、作業プロセスに入力される標準ドキュメントと、作業プロセス(プロジェクト)の成果物として出力される標準ドキュメントが設定される。
図22は、従来の開発プロセス体系の一例を示す図である。図22に示すように、標準プロセス体系1では、作業プロセス10aに、標準ドキュメント5aが入力されると、作業プロセス10aの成果物として、標準ドキュメント5b,5dが出力される。作業プロセス10bに、標準ドキュメント5bが入力されると、作業プロセス10bの成果物として、標準ドキュメント5cが出力される。
標準ドキュメント5a~5cは、ドキュメントのテンプレートである。たとえば、第1開発者は、標準ドキュメント5aを利用して、PJドキュメント6aを作成する。第2開発者は、PJドキュメント6aを参照し、作業プロセス10aを行い、標準ドキュメント5bを利用して、PJドキュメント6bを作成する。第3開発者は、PJドキュメント6bの報告を受け、作業プロセス10bを行い、標準ドキュメント5cを利用して、PJドキュメント6cを作成する。図示を省略するが、他の開発者は、PJドキュメント6aの報告を受け、作業プロセス10aを行い、標準ドキュメント5dを利用して、PJドキュメントが作成される。
特開2001-306627号公報 特開2015-90689号公報 特表2008-515029号公報 特開2005-285130号公報
しかしながら、上述した従来技術では、標準プロセス体系において、開発者とは別の開発者が過去に作成したドキュメントを参照しようとしても、適切に調査が行えないという問題がある。
開発者が作成したPJドキュメントを改修すると、過去に別の開発者が作成したPJドキュメントに影響がおよぶ場合がある。たとえば、図22に示したPJドキュメント6cを改修すると、PJドキュメント6a,6bに影響が及ぶ場合があるが、PJドキュメント6a~6cは、異なる開発部で個別に生成、保存される。このため、作業プロセスの成果物として出力されるPJドキュメント6a~6cを対応付けることが難しく、改修による影響波及を特定できない。
1つの側面では、本発明は、標準プロセス体系において、開発者とは別の開発者が過去に作成したドキュメントを適切に調査することができる配置方法、配置プログラムおよび情報処理装置を提供することを目的とする。
第1の案では、コンピュータは次の処理を実行する。コンピュータは、それぞれが複数のグループのいずれかに属する複数のノードを、他のノードとの斥力、および、ノード間に存在するエッジに対応した引力に基づく力学モデルにより配置先空間に配置する。コンピュータは、複数のグループそれぞれの配置先空間における位置に基づき、複数のグループにより配置先空間を複数の領域に分割する。コンピュータは、複数のノード間に存在するエッジのうち、配置先空間の複数のグループによる分割境界と交差するエッジを抽出する。コンピュータは、抽出されたエッジそれぞれの両端のノード各々について、当該ノードの配置先空間における位置が、当該ノードの属するグループとは異なるグループの領域に存在する場合に、当該異なるグループの領域への浸食量に基づき、当該ノードに接続されたエッジに対応した引力を調整する。
開発者とは別の開発者が過去に作成したドキュメントを適切に調査することができる。
図1は、本実施例1に係る情報処理装置の処理を説明するための図である。 図2は、本実施例1に係る影響波及範囲情報の一例を示す図である。 図3は、本実施例1に係る情報処理装置の構成を示す機能ブロック図である。 図4は、本実施例1に係る標準プロセス体系データのデータ構造の一例を示す図である。 図5は、本実施例1に係るPJドキュメントテーブルのデータ構造の一例を示す図である。 図6は、本実施例1に係る影響波及範囲情報のデータ構造の一例を示す図である。 図7は、本実施例1に係る特定部の処理の一例を説明するための図である。 図8は、特定部の分類結果の一例を示す図である。 図9は、本実施例1に係る情報処理装置の処理手順を示すフローチャートである。 図10は、標準プロセス体系データを可視化した情報の一例を示す図である。 図11は、ノードの配置が適切でない例を示す図である。 図12は、ノードの配置の一例をまとめた図である。 図13は、本実施例2に係る情報処理装置の処理を説明するための図である。 図14は、本実施例2に係る情報処理装置が標準プロセス体系データを可視化した情報の一例を示す図である。 図15は、本実施例2に係る情報処理装置の構成を示す機能ブロック図である。 図16は、本実施例2に係るボロノイ図情報のデータ構造の一例を示す図である。 図17は、本実施例2に係るネットワーク情報のデータ構造の一例を示す図である。 図18は、本実施例2に係る抽出部の処理を説明するための図である。 図19は、本実施例2に係る情報処理装置の処理手順を示すフローチャートである。 図20は、実施例1に係る情報処理装置と同様の機能を実現するコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。 図21は、実施例2に係る情報処理装置と同様の機能を実現するコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。 図22は、従来の開発プロセス体系の一例を示す図である。
以下に、本願の開示する配置方法、配置プログラムおよび情報処理装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本実施例1に係る情報処理装置の処理を説明するための図である。図1に示すように、情報処理装置は、標準プロセス体系データ140aと、PJドキュメントテーブル140bとを記憶部に有する。標準プロセス体系データ140aは、作業プロセスに入力される標準ドキュメントと、作業プロセスの成果物として出力される標準ドキュメントとを定義する情報である。作業プロセスに入力される標準ドキュメントを、適宜、「入力ドキュメント」と表記する。作業プロセスの成果物として出力される標準ドキュメントを、適宜、「出力ドキュメント」と表記する。標準ドキュメントは、ドキュメントのテンプレートである。
図1に示す例では、作業プロセス20aに、入力ドキュメント30aが入力される。作業プロセス20aから、成果物として、出力ドキュメント30b,30cが出力される。
PJドキュメントテーブル140bは、入力ドキュメント30a、出力ドキュメント30b,30c、または、他の標準ドキュメントを基にして作成された複数のPJドキュメント40a~40dを保持するテーブルである。ここでは一例として、PJドキュメント40a~40dを示すが、PJドキュメントテーブル140bは、他のPJドキュメントを保持していてもよい。
情報処理装置は、入力ドキュメント30aと、PJドキュメント40a~40dとの類似度を算出し、類似度が閾値以上となるPJドキュメントを特定する。たとえば、入力ドキュメント30aと、PJドキュメント40aとの類似度が閾値以上になるものとする。
情報処理装置は、出力ドキュメント30bと、PJドキュメント40a~40dとの類似度を算出し、類似度が閾値以上となるPJドキュメントを特定する。出力ドキュメント30bとの類似度が閾値以上となるPJドキュメントが存在しないものとする。
情報処理装置は、出力ドキュメント30cと、PJドキュメント40a~40dとの類似度を算出し、類似度が閾値以上となるPJドキュメントを特定する。たとえば、出力ドキュメント30cと、PJドキュメント40cとの類似度が閾値以上になるものとする。
情報処理装置は、上記の処理を行うことで、類似度が閾値以上となる標準ドキュメントとPJドキュメントとの紐付ける。たとえば、情報処理装置は、入力ドキュメント30aとPJドキュメント40aとの紐付けを行う。情報処理装置は、出力ドキュメント30cとPJドキュメントとの紐付けを行う。情報処理装置は、紐付けを行った後に、作業プロセス20aの入出力の関係を辿ることで、影響波及を推定する。
図1に示す例では、入力ドキュメント30aと出力ドキュメント30cとは、作業プロセス20aで関連している。このため、情報処理装置は、入力ドキュメント30aに結びつくPJドキュメント40aと、出力ドキュメント30cに結びつくPJドキュメン40cとは、「暗黙的な作業プロセス」で、影響し合っていると判定し、PJドキュメント40a,40cを同一のグループに分類する。
情報処理装置は、あるPJドキュメントの指定を受け付けると、受け付けたPJドキュメントが属するグループを特定する。以下の説明では、指定されたPJドキュメントを「指定ドキュメント」と表記する。情報処理装置は、特定したグループに含まれる各PJドキュメントを、指定ドキュメントを改修した場合に影響を与える範囲に含まれるPJドキュメントとして特定する。情報処理装置は、影響を与える範囲に含まれるPJドキュメントの情報を可視化し、表示部に表示させる。以下の説明では、PJドキュメントを改修した場合に、影響を与える範囲の情報を「影響波及範囲情報」と表記する。
図2は、本実施例1に係る影響波及範囲情報の一例を示す図である。図2に示す影響波及範囲情報140cには、指定ドキュメント50を改修した場合に、影響を与える他のPJドキュメント50a~50nの情報が含まれている。また、情報処理装置は、各PJドキュメントを対応付ける作業プロセス60a~60mを合わせて影響波及範囲情報140cに含めてもよい。
PJドキュメントの改修を行う開発者は、情報処理装置100に改修の対象となる指定ドキュメントを入力して、影響波及範囲情報を参照することで、開発者とは別の開発者が過去に作成したドキュメントを適切に調査することができる。
図3は、本実施例1に係る情報処理装置の構成を示す機能ブロック図である。図3に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、入力部120と、表示部130と、記憶部140と、制御部150とを有する。
通信部110は、ネットワークを介して外部装置(図示略)や開発者の端末装置(図示略)とデータを送受信する処理部である。通信部110は、通信装置の一例である。たとえば、情報処理装置100は、通信部110を用いて、外部装置または端末装置から、後述する標準プロセス体系データ140a、PJドキュメントの情報を受信してもよい。
入力部120は、各種の情報を情報処理装置100に入力するための入力装置である。入力部120は、キーボードやマウス、タッチパネル等に対応する。開発者は、入力部120を操作して、PJドキュメントの設定を行ってもよいし、PJドキュメントを改修する場合に、改修の対象となるPJドキュメントの指定を行ってもよい。
表示部130は、各種の情報を表示する表示装置である。表示部130は、制御部150から出力される情報を表示する。表示部130は、液晶ディスプレイやタッチパネル等の表示装置に対応する。たとえば、表示部130は、影響波及範囲情報140c等を表示する。
記憶部140は、標準プロセス体系データ140a、PJドキュメントテーブル140b、影響波及範囲情報140cを有する。記憶部140は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子や、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置に対応する。
標準プロセス体系データ140aは、図1で説明したように、作業プロセスに入力される標準ドキュメントと、作業プロセスの成果物として出力される標準ドキュメントとを定義する情報である。
図4は、本実施例1に係る標準プロセス体系データのデータ構造の一例を示す図である。図4に示すように、標準プロセス体系データ140aは、テーブル141a,142b,142cを有する。
テーブル141aは、作業プロセスに入力される入力ドキュメントと、作業プロセスの成果物として出力される出力ドキュメントとの関係を定義する。テーブル141aは、作業プロセスID、入力ドキュメントID、出力ドキュメントIDを対応付ける。作業プロセスIDは、標準プロセス体系の作業プロセスを一意に識別する情報である。入力ドキュメントIDは、作業プロセスに入力される標準ドキュメントを一意に識別する情報である。出力ドキュメントIDは、作業プロセスの成果物として出力される標準ドキュメントを一意に識別する情報である。
テーブル141bは、標準ドキュメントのテンプレートを保持する。たとえば、テーブル141bは、ドキュメントIDと、テンプレートとを対応付ける。ドキュメントIDは、標準テンプレートを一意に識別する情報である。
テーブル141cは、標準プロセス体系における工程と、この工程に含まれる作業プロセス、標準ドキュメントを定義する。たとえば、テーブル141cは、工程種別と、関連IDとを対応付ける。関連IDは、該当する工程に含まれる作業プロセスID、ドキュメントIDを示す。たとえば、工程種別「VP」の工程には、作業プロセスID「P001」の作業プロセスが含まれる。工程種別「RD」の工程には、作業プロセスID「P003,P004,P005」の作業プロセスと、ドキュメントID「D001,D002,D003」の標準ドキュメントが含まれる。ここでは説明を省略するが、工程種別には「UI、SS、PS、PG」等の工程も含まれる。
PJドキュメントテーブル140bは、標準テンプレートを用いて開発者によって作成された複数のPJドキュメントを保持するテーブルである。図5は、本実施例1に係るPJドキュメントテーブルのデータ構造の一例を示す図である。図5に示すように、PJドキュメントテーブル140bは、PJドキュメントIDと、PJドキュメントとを対応付ける。PJドキュメントIDは、PJドキュメントを一意に識別する情報である。PJドキュメントは、PJドキュメントIDに対応するPJドキュメントのデータ(テキストデータ)である。
影響波及範囲情報140cは、指定ドキュメントを改修した場合に影響を与えるドキュメントを示す情報である。図6は、本実施例1に係る影響波及範囲情報のデータ構造の一例を示す図である。図6に示すように、影響波及範囲情報140cは、指定ドキュメントIDと、影響ドキュメントIDとを対応付ける。指定ドキュメントIDは、指定ドキュメントとなるPJドキュメントを一意に識別する情報である。影響ドキュメントIDは、指定ドキュメントが改修された場合に、影響を与えるPJドキュメントを一意に識別する情報である。
図3の説明に戻る。制御部150は、受付部150a、特定部150b、表示制御部150cを有する。制御部150は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などによって実現できる。また、制御部150は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードワイヤードロジックによっても実現できる。
受付部150aは、ネットワークに接続された外部装置、開発者の端末装置または入力部120から各種のデータの入力を受け付ける処理部である。たとえば、受付部150aは、標準プロセス体系データ140aを受け付けた場合には、標準プロセス体系データ140aを、記憶部140に格納する。
開発者は、PJドキュメントを作成する場合に、端末装置または入力部120を操作して、情報処理装置100にアクセスし、所望する標準ドキュメントのテンプレートを取得する。開発者は、取得したテンプレートを用いて編集作業を行うことで、PJドキュメントを作成する。受付部150aは、開発者により作成されたPJドキュメントの情報を受け付けると、受け付けたPJドキュメントの情報を、PJドキュメントテーブル140bに登録する。受付部150aは、他の開発者が作成したPJドキュメントの情報も受け付ける。受付部150aは、他の開発者が作成したPJドキュメントの情報を、PJドキュメントテーブル140bに登録する。
ここで、開発者は、PJドキュメントの改修に伴い、影響波及範囲情報を閲覧する場合には、端末装置または入力部120を操作して、改修を行う対象となるPJドキュメントの情報(指定ドキュメントID)を、情報処理装置100に出力する。受付部150aは、指定ドキュメントIDを受け付けると、受け付けた指定ドキュメントIDを、特定部150bに出力する。
特定部150bは、指定ドキュメントIDを基にして、影響波及範囲情報を生成する処理部である。たとえば、特定部150bは、特定部150bは、標準プロセス体系データ140aの標準ドキュメントのテンプレートと、PJドキュメントテーブル140bに格納された各PJドキュメントとの類似度を算出する。
特定部150bは、テンプレートと、PJドキュメントとの類似度をどのように算出してもよい。たとえば、特定部150bは、表層表現(ファイル名、ファイルパス)が一致している場合に、類似度の値をより大きな値とする。特定部150bは、テンプレートおよびPJドキュメントで用いられる形式、テキスト、キーワードの一致率が高いほど、類似度の値をより大きな値とする。
特定部150bは、テンプレートとの類似度が閾値以上となるPJドキュメントを特定し、特定したPJドキュメントと、テンプレート(標準ドキュメント)とを紐付ける。特定部150bは、テンプレート毎に上記紐付ける処理を実行する。特定部150bは、入力ドキュメントと、出力ドキュメントとの関係から、暗黙的な作業プロセスで影響しあっているPJドキュメントを辿り、「暗黙的な作業プロセス」で、影響し合っている各PJドキュメントを、同一のグループに分類する処理を行う。
図7は、本実施例1に係る特定部の処理の一例を説明するための図である。たとえば、標準プロセス体系データ140aは、作業プロセス20aに、入力ドキュメント30aが入力される。作業プロセス20aから、成果物として、出力ドキュメント30b,30cが出力される。入力ドキュメント(出力ドキュメント)30cが、作業プロセス20bに入力される。作業プロセス20bから、成果物として、出力ドキュメント30dが出力される。
説明の便宜上、入力ドキュメント30aと、PJドキュメント40aとの類似度が閾値以上となり、相互に紐付けられる。入力ドキュメント30cと、PJドキュメント40cとの類似度が閾値以上となり、相互に紐付けられる。出力ドキュメント30dと、PJドキュメント40dとの類似度が閾値以上となり、相互に紐付けられる。
特定部150bは、図7の対応関係に基づいて、PJドキュメント40aとPJドキュメント40cとが暗黙的な作業プロセスで影響しあっており、PJドキュメント40cとPJドキュメント40dとが暗黙的な作業プロセスで影響しあっていると判定する。特定部150bは、暗黙的な作業プロセスで影響しあっているPJドキュメントを辿り、暗黙的な作業プロセスで影響しあっているPJドキュメントを同一のグループに分類する。図7に示す例では、PJドキュメント40a,40c,40dは、同一のグループに分類される。
図8は、特定部の分類結果の一例を示す図である。図8に示すように、分類結果は、識別番号と、影響ドキュメントIDとを対応付ける。識別番号は、各グループを識別する番号である。影響ドキュメントIDは、同一のグループに含まれる各PJドキュメントを一意に識別する情報である。同一のグループに含まれるPJドキュメントは、暗黙的な作業プロセスで影響しあっている。図8に示す例では、識別番号「1」のグループに含まれるドキュメントID「d140,d141,d142,・・・」のPJドキュメントはそれぞれ、暗黙的な作業プロセスで影響しあっている。
特定部150bは、受付部150aから指定ドキュメントIDを取得すると、指定ドキュメントIDと、分類結果とを比較し、指定ドキュメントIDと同一のドキュメントIDを含むグループを特定する。
特定部150bは、特定したグループの影響ドキュメントIDに含まれるPJドキュメントを相互に接続し、各PJドキュメントを識別可能にした影響波及範囲情報140cを生成する。特定部150bは、上記の類似度の計算において紐付けられた、入力ドキュメントまたは出力ドキュメントと、標準プロセス体系データ140aとを比較することで、PJドキュメントに関連する作業プロセスを特定し、影響波及範囲情報140cに設定してもよい。
たとえば、図7で説明した例を用いると、特定部150bは、PJドキュメント40a,40c,40dをそれぞれ線で接続した影響波及範囲情報140cを生成してもよい。または、特定部150bは、PJドキュメント40a、作業プロセス20a、PJドキュメント40c、作業プロセス20b、PJドキュメント40dを接続した影響波及範囲情報140cを生成してもよい。
表示制御部150cは、特定部150bに生成された影響波及範囲情報140cを、表示部130に出力して表示させる処理部である。
次に、本実施例1に係る情報処理装置100の処理手順の一例について説明する。図9は、本実施例1に係る情報処理装置の処理手順を示すフローチャートである。図9に示すように、情報処理装置100の受付部150aは、指定ドキュメントを受け付ける(ステップS101)。
情報処理装置100の特定部150bは、標準プロセス体系データ140aを参照して、作業プロセス毎の入力ドキュメントおよび出力ドキュメントを特定する(ステップS102)。特定部150bは、PJドキュメントテーブル140bに含まれる未選択のPJドキュメントを選択する(ステップS103)。
特定部150bは、PJドキュメントと、各標準ドキュメント(入力ドキュメント、出力ドキュメント)との類似度を算出する(ステップS104)。特定部150bは、全てのPJドキュメントを選択していない場合には(ステップS105,No)、ステップS103に移行する。特定部150bは、全てのPJドキュメントを選択した場合には(ステップS105,Yes)、ステップS106に移行する。
特定部150bは、類似度を基にして、入力ドキュメントおよび出力ドキュメントと、PJドキュメントを紐付ける(ステップS106)。特定部150bは、各作業プロセスの入出力を辿ることで、影響波及を推定する(ステップS107)。
特定部150bは、影響波及範囲を可視化した影響波及範囲情報140cを生成する(ステップS108)。表示制御部150cは、影響波及範囲情報140cを、表示部130に出力して表示させる(ステップS109)。
次に、本実施例1に係る情報処理装置100の効果について説明する。情報処理装置100は、標準ドキュメントとPJドキュメントとの類似度を算出して紐付けを行う。情報処理装置100は、PJドキュメントに紐付けされた標準ドキュメントと作業プロセスとの関係から、暗黙的に作業プロセスで影響し合っているPJドキュメントの入出力関係を辿ることで、影響波及を推定して影響波及範囲情報140cを生成し、表示する。これによって、開発者とは別の開発者が過去に作成したドキュメントを適切に調査することができる。
本実施例2に係る情報処理装置の説明を行う前に、実施例1で説明した情報処理装置100が、標準プロセス体系データ140aを可視化して、表示する処理の一例について説明する。情報処理装置100は、標準プロセス体系データ140aのようなネットワーク表現を自動で可視化する場合には、ノードの位置を自動で決定する力学モデルを用いる。たとえば、情報処理装置100は、標準プロセス体系データ140aを可視化する場合に、標準ドキュメントや、作業プロセスを「ノード」として表示する。
図10は、標準プロセス体系データを可視化した情報の一例を示す図である。図10に示すように、複数のノードが配置され、関連するノード同士にはエッジが張られる。たとえば、図1等で説明した作業プロセスを介する入力ドキュメントのノードと、出力ドキュメントのノードとは、相互に関連のあるノードとなり、エッジが張られる。
各ノードは、工程毎に相対的な位置関係が決まっている。たとえば、標準プロセス体系データ140aで定義される各工程を時系列に並べると「VP、SP、RD、UI、SS、PS、PG」となる。工程「VP」に対応するノードをノード51とする。工程「SP」に対応するノードをノード52とする。工程「RD」に対応するノードをノード53a~53fとする。工程「UI」に対応するノードをノード54a~54jとする。工程「SS」に対応するノードをノード55a~55dとする。工程「PS」に対応するノードをノード56とする。工程「PG」に対応するノードをノード57とする。
情報処理装置100が、標準プロセス体系データ140aを可視化しする場合には、相対的な位置関係が、時系列順となるように各ノードを表示する。たとえば、図1に示すように、情報処理装置100は、ノード51、ノード52、ノード53a~53f、ノード54a~54j、ノード55a~55c、ノード56、ノード57の順に配置することで、可視化する。また、各ノードが相互に離れている場合でも、相互のノードが関連していると、エッジが張られる。たとえば、ノード52とノード56とは相互に関連しており、エッジで接続されている。
情報処理装置100が、標準プロセス体系データ140aをネットワーク表現で可視化する場合には、複数の可視化要件に従う。可視化要件は、ノードが重ならないこと、ネットワーク全体をなるべくコンパクトに収めることが含まれる。可視化要件は、ノードの最低限のサイズが設定されること、エッジが張られているノード間を近くに寄せることが含まれる。
また、可視化要件は、同一のグループ間のノードを近くに寄せること、ノードが属するグループ毎に相対的な位置関係があり、視覚的な位置関係に基づき、境界の区別がつくようにすることが含まれる。実施例2では、「同一の工程に対応付けられる各ノードが、同一のグループに属する」ものとする。また、可視化要件には、エッジが張られている各ノードを近くに寄せるが、各グループ内におけるノードの配置位置は、相対的な位置関係の要件を満たした上で、他グループのノードとのつながりに依存したものとすることが含まれる。
情報処理装置100は、Force-direct法等の力学モデルを用いて、連結するノード間に働く力を引力として与え、他のノード間に働く力を斥力として与え、ノードに働く引力および斥力が閾値未満となるノードの位置を探索し、探索した位置にノードを配置する。Force-direct法は、文献(T.M.J.Fruchterman,and E.M.Reingold:GraphDrawing by Force-directed Placement,Software-Practice and Experience,Vol.21(11),p.1129-1164(1991))に記載されている。
情報処理装置100が、従来の力学モデルを用いて、各ノードを配置すると、異なるグループに属するノード間でエッジが存在することにより、ノードの配置が必ずしも、グループの境界とは整合しない場合がある。図11は、ノードの配置が適切でない例を示す図である。たとえば、図11に示すノード61a~61fが工程「RD」のグループに属し、ノード62a~62jが工程「UI」のグループに属し、ノード63a~63dが工程「SS」のグループに属している。
上述した可視化要件において、ノードが属するグループ毎に相対的な位置関係があり、視覚的な位置関係に基づき、境界の区別がつくようにすることが求められている。しかし、工程「SS」のグループに属するノード63aが、引力によって、工程「UI」側に必要以上に引っ張られて配置されてしまい、可視化要件を満たさない。図11に示す例では、工程「UI」のグループに属するノード62jよりも、工程「SS」のグループに属するノード63aが左側に配置されている。標準プロセス体系データ140aでは、工程「UI」の次に、工程「SS」が実施されるため、ノード63aが、ノード52jよりも時系列の前に配置されることは、適切な配置ではない。
図12は、ノードの配置の一例をまとめた図である。たとえば、図12において、ノード61a~61fは、工程「RD」のグループに属する。ノード62a~62gは、工程「UI」のグループに属する。ノード63a~63fは、工程「SS」のグループに属する。図12において、配置例1A,1Bは、ノードの配置が適切でない配置例を示し、配置例1Cは、ノードの配置が適切な配置例を示す。
配置例1Aは、図11と同様にして、単純に従来の力学モデルを適用し、各ノードを配置したものである。配置例1Aでは、ノード61fが、工程「UI」側に必要以上に引っ張られて配置され、可視化要件を満たしていない。また、ノード63cが、工程「UI」側に必要以上に引っ張られ、可視化要件を満たしていない。
配置例1Bは、グループの境界とは整合しないエッジに関連したノード間の引力を極端に弱めて、各ノードを配置したものである。たとえば、グループの境界とは整合しないエッジは、ノード61fと、ノード63cとを結ぶエッジである。このように、エッジに関連したノード間の引力を極端に弱めると、「エッジが張られているノード間を近くに寄せる」という可視化要件を満たさなくなる。
配置例1Cは、可視化要件を満たす各ノードの理想的な配置例である。配置例1Cは、ノードが属するグループ毎に相対的な位置関係があり、視覚的な位置関係に基づき、境界の区別がつく。また、「エッジが張られているノード間を近くに寄せる」という可視化要件も満たしている。図12に示す例では、ノード61a~61fのノード群、ノード62a~62gのノード群、ノード63a~63fのノード群が順に配置され、かつ、エッジが張られたノード61fとノード63cとが視覚的に近くに寄せられている。
続いて、本実施例2に係る情報処理装置の処理の一例について説明する。情報処理装置は、Force-direct法等の力学モデルを用いて、各グループに属する複数のノードを配置先空間に配置し、配置した結果を基にして、配置先空間を複数の領域に分割する。情報処理装置は、複数のノード間に存在するエッジのうち、配置先空間の分割領域に交差するエッジを抽出し、エッジの浸食量を基にして、ノード間の引力を調整する処理を行う。
図13は、本実施例2に係る情報処理装置の処理を説明するための図である。たとえば、情報処理装置は、Force-direct法等の力学モデルを用いて、各グループに属する複数のノードを配置先空間に配置し、グループ毎に、各ノードの母点G1~G4を算出する。母点は、グループに含まれる各ノードの位置の重心等に対応する。
情報処理装置は、グループ毎の母点G1~G4を基にして、ボロノイ分割を行うことで、配置先空間を複数の領域に分割し、複数の境界R12,R13,R23,R34を設定する。境界R12は、母点G1に対応する領域と、母点G2に対応する領域との境界である。境界R13は、母点G1に対応する領域と、母点G3に対応する領域との境界である。境界R34は、母点G3に対応する領域と、母点G4に対応する領域との境界である。
情報処理装置は、エッジで結ばれた各ノードが、異なるグループの領域に存在する場合に、浸食量を特定し、浸食量に応じて、エッジで接続されたノード間の引力を調整する処理を行う。図13に示す例では、ノード61fとノード61cとがエッジe1で接続されており、各ノードが属するグループが異なる。たとえば、ノード61fは、母点G1に対応する領域に属し、ノード63cは、母点G4に対応する領域に属する。エッジe1の浸食量は、エッジe1の距離Le1のうち、母点G3に対応する領域と重なる部分le1となる。
情報処理装置は、ノード間のエッジの距離Le1から、浸食量を除いた距離によって、ノード61fとノード63cとの引力を再計算し、引力が閾値未満となる位置に、ノード61fとノード63cとを再配置する。Force-direct法等の力学モデルでは、エッジで接続されたノード間の引力の大きさは、エッジの距離が大きいほど、大きくなる。図13で説明したように、情報処理装置が、浸食量の距離の引力だけ、ノード間の引力を下げることで、ノード間の引力を小さく調整する。これによって、各ノードが、可視化要件を満たさなくなるまで、近くに配置されることを防止しつつ、可視化要件を満たす範囲で、エッジで接続された各ノードを、視覚的に近くに配置することができる。
図14は、本実施例2に係る情報処理装置が標準プロセス体系データを可視化した情報の一例を示す図である。図14に示すように、工程「SS」のグループに属するノード63aは、引力によって、工程「UI」側に必要以上に引っ張られているものの、上記の浸食量に応じた調整により、ノード62jよりも右側に配置されており、可視化要件を満たしている。すなわち、図12の配置例1Cで説明したような、可視化要件を満たす各ノードの理想的な配置となる。
次に、本実施例2に係る情報処理装置の構成について説明する。図15は、本実施例2に係る情報処理装置の構成を示す機能ブロック図である。図15に示すように、情報処理装置200は、通信部210と、入力部220と、表示部230と、記憶部240と、制御部250とを有する。
通信部210は、ネットワークを介して外部装置(図示略)や開発者の端末装置(図示略)とデータを送受信する処理部である。通信部210は、通信装置の一例である。たとえば、情報処理装置200は、通信部210を用いて、外部装置または端末装置から、後述する標準プロセス体系データ240a等の情報を受信してもよい。
入力部220は、各種の情報を情報処理装置200に入力するための入力装置である。入力部220は、キーボードやマウス、タッチパネル等に対応する。開発者は、入力部220を操作して、標準プロセス体系データ240aの可視化要求を行う。
表示部230は、各種の情報を表示する表示装置である。表示部230は、制御部250から出力される情報を表示する。表示部230は、液晶ディスプレイやタッチパネル等の表示装置に対応する。たとえば、表示部230は、ネットワーク情報240c等を表示する。
記憶部240は、標準プロセス体系データ240a、ボロノイ図情報240b、ネットワーク情報240cを有する。記憶部240は、RAM、ROM、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子や、HDDなどの記憶装置に対応する。
標準プロセス体系データ240aは、実施例1の図1で説明したように、作業プロセスに入力される標準ドキュメントと、作業プロセスの成果物として出力される標準ドキュメントとを定義する情報である。たとえば、標準プロセス体系データ240aのデータ構造は、図4で説明した標準プロセス体系データ140aのデータ構造に対応する。なお、実施例1では説明を省略したが、作業プロセス同士が直接関連付けられていてもよい。
ボロノイ図情報240bは、標準プロセス体系データ240aのノードの情報を基にして生成されるボロノイ図の情報である。図16は、本実施例2に係るボロノイ図情報のデータ構造の一例を示す図である。図16に示すように、このボロノイ図情報240bは、工程種別と、母点座標と、境界情報とを対応付ける。工程種別は、標準プロセス体系の工程を示すものである。たとえば、図4で説明した工程種別に対応する関連IDにより識別される作業プロセスのノードおよび標準プロセス(入力ドキュメント、出力ドキュメント)のノードが、同一のグループに属するものとする。
母点座標は、ある工程種別に対応するグループに属する各ノードから求められる母点の座標を示すものである。たとえば、工程種別「VP」に関連する各ノードから求められる母点の座標は「X,Y」となる。
境界情報は、各母点座標を基にして生成されるボロノイ境界の情報を示すものである。たとえば、工程種別「VP」の境界情報は、母点座標「X,Y」を有するボロノイ領域の境界を示す。
ネットワーク情報240cは、標準プロセス体系データ240aをネットワーク表現で表示するための情報である。図17は、本実施例2に係るネットワーク情報のデータ構造の一例を示す図である。図17に示すように、この標準プロセス体系データ240aは、工程種別と、ノードIDと、座標と、エッジ接続先とを対応付ける。
工程種別は、標準プロセス体系の工程を示すものである。ノードIDは、標準プロセス体系データ240aのノードを一意に識別する情報である。標準プロセス体系データ240aのノードは、作業プロセス、標準ドキュメントに対応するものである。座標は、ノードが配置される配置先空間の座標を示すものである。エッジ接続先は、該当するノードの接続先のノードを示すものである。たとえば、1行目のレコードでは、工程種別「VP」のグループに属するノードID「P001」のノードは、ノードID「P002」のノードに接続されることが示される。
図15の説明に戻る。制御部250は、受付部250aと、配置部250bと、分割部250cと、抽出部250dと、調整部250eとを有する。制御部250は、CPUやMPUなどによって実現できる。また、制御部250は、ASICやFPGAなどのハードワイヤードロジックによっても実現できる。
受付部250aは、ネットワークに接続された外部装置、開発者の端末装置または入力部220から各種のデータの入力を受け付ける処理部である。たとえば、受付部250aは、標準プロセス体系データ140aを受け付けた場合には、標準プロセス体系データ240aを、記憶部240に格納する。
受付部250aは、開発者の端末装置または入力部220から、ネットワーク表現の描画指示を受け付けた場合には、描画指示を受け付けた旨の情報を、配置部250bに出力する。
配置部250bは、描画指示を取得した場合に、標準プロセス体系データ240aを参照して、各ノードを配置先空間に配置する処理部である。配置部250bは、配置結果の情報を分割部250c、抽出部250d、調整部250eに出力する。
配置部250bは、標準プロセス体系データ240aのノードを選択し、選択したノードと連結するノードと、連結するノードを含む他のノードとを特定する。ノードと連結するノードは、エッジにより接続されるノードである。配置部250bは、Force-direct法等の力学モデルを用いて、連結するノード間に働く力を引力として与え、他のノード間に働く力を斥力として与える。
ノード間に働く引力は、ノード間の距離が大きくなるほど、大きくなる値とする。たとえば、任意のノードiに働く引力aaiは、式(1)によって定義される。式(1)において、Eは、隣接関係を有するエッジの総数を示す。kは、所定の係数である。「|x|x」は、接続されたノード間の距離に依存する値を示すものであり、ノード間の距離が大きくなるほど、値が大きくなる。
Figure 0007248161000001
ノード間に働く斥力は、ノード間の距離が小さくなるほど、大きな値となる。たとえば、任意のノードiに働く斥力aaiは、式(2)によって定義される。式(2)において、Nは、標準プロセス体系データ240aのノードの総数を示す。kは所定の係数である。「x/|x|」は、ノード間の距離に依存する値を示すものであり、ノード間の距離が小さいほど、値が大きくなる。
Figure 0007248161000002
配置部250bは、配置対象のノードに働く引力が所定の引力未満となり、かつ、配置対象のノードに働く斥力が所定の閾値未満となるノードの位置を探索し、探索した位置にノードを配置する。配置部250bは、標準プロセス体系データ240aの各ノードに対して、上記処理を繰り返し実行することで、配置先空間上における各ノードの座標を配置結果として生成する。また、配置部250bは、標準プロセス体系データ240aで定義されたノードの接続関係の情報を、配置結果の情報に含める。配置部250bは、配置結果の情報を、分割部250c、抽出部250d、調整部250eに出力する。
分割部250cは、配置部250bから取得した配置先空間上の各ノードの座標を基にして、ボロノイ図情報240bを生成する処理部である。分割部250cは、同一のグループに属するノードの座標を基にして母点座標を算出する処理をグループ毎に算出する。たとえば、分割部250cは、同一のグループに属する各ノードの座標の重心位置を、母点座標として算出する。
分割部250cは、各グループの各母点座標を基にしてボロノイ図を作成することで、ボロノイ領域およびボロノイ境界(境界情報)を特定する。ボロノイ図の各ボロノイ境界が、配置先空間の分割された各領域に対応する。
抽出部250dは、配置部250bから取得する配置結果の情報と、ボロノイ図情報240bの境界情報とを比較して、ノード間に存在するエッジのうち、配置先空間におけるボロノイ境界と交差するエッジを抽出する処理部である。抽出部250dは、抽出したエッジの情報を、調整部250eに出力する。
図18は、本実施例2に係る抽出部の処理を説明するための図である。図18に示す例では、ボロノイ領域B1~B5が含まれる。ボロノイ領域B1には、ノード71が配置されている。ボロノイ領域B2には、ノード72が配置されている。ボロノイ領域B3には、ノード73が配置されている。ボロノイ領域B4には、ノード74a,74bが配置されている。ボロノイ領域B5には、ノード75bが配置されている。
たとえば、ノード71とノード74aとは、エッジe14で接続される。ノード72とノード74bとは、エッジe24で接続される。ノード73とノード74aとは、エッジe34で接続される。ノード74aとノード74bとは、エッジe44で接続される。ノード74bとノード75とは、エッジe45で接続される。
エッジe14、e24、e34、e44、e45のうち、配置先空間におけるボロノイ境界と交差するエッジは、エッジe14、e24、e34、e45となる。更に、抽出部250dは、配置先空間におけるボロノイ境界と交差するエッジのうち、2つ以上のボロノイ境界と交差するエッジエッジe14、e24を抽出する。抽出部250dは、上記の処理を行うことで、抽出するエッジの絞り込みを行う。以下の説明では、抽出部250dが絞り込みを行って特定したエッジを「対象エッジ」と表記する。
調整部250eは、配置部250bから取得した配置結果の情報と、抽出部250dから取得した対象エッジとを基にして、対象エッジにより接続されたノードの座標を調整し、調整した結果を、ネットワーク情報240cとして生成する。調整部250eは、生成したネットワーク情報240cを、記憶部240に格納する。調整部250eは、ネットワーク情報240cを、表示部230に出力して表示させる。
調整部250eは、配置結果の情報に含まれるノードのうち、対象エッジに接続されるノードの組を特定する。調整部250eは、特定したノードの組を接続する対象エッジの浸食量を特定し、対象エッジの距離から算出されるノード間の引力を、浸食量の距離による引力だけ下げる調整を行った上で、ノードの組の引力が所定の引力未満となる位置に、各ノードを移動させる。浸食量は、対象エッジのうち、対象エッジに接続されるノードが配置されたボロノイ領域とは異なるボロノイ領域と重複する部分である。
たとえば、浸食量について、図13を用いて説明する。ノード61fとノード63cとを接続する対象エッジの浸食量はle1である。調整部250eにより引力が調整される前のノード61fとノード63cと引力は、距離Le1に応じた引力となる。これに対して、調整部250eにより調整されるノード61fとノード63cと引力は、「距離Le1に応じた引力」から「浸食量le1に応じた引力」だけ下げた引力となる。
調整部250eは、対象エッジに接続されるノードの組に対して、上記処理を繰り返し実行することで、ネットワーク情報240cを生成する。
次に、本実施例2に係る情報処理装置200の処理手順の一例について説明する。図19は、本実施例2に係る情報処理装置の処理手順を示すフローチャートである。図19に示すように、情報処理装置200の受付部250aは、ネットワーク表現の描画指示を受け付ける(ステップS201)。
情報処理装置200の配置部250bは、標準プロセス体系データ240aを参照し、引力および斥力を基にして、各ノードを配置する(ステップS202)。情報処理装置200の分割部250cは、配置部250bの配置結果を基にして、ボロノイ境界を計算する(ステップS203)。
情報処理装置200の抽出部250dは、ボロノイ境界と交差する対象エッジを抽出する(ステップS204)。情報処理装置200の調整部250eは、対象エッジと接続するノードの組を選択する(ステップS205)。調整部250eは、浸食量に応じた引力だけ下げた、ノード間の引力が閾値未満となる位置にノードを調整する(ステップS206)。
調整部250eは、ネットワーク情報240cを生成する(ステップS207)。調整部250eは、ネットワーク情報240cを表示部230に出力して表示させる(ステップS208)。
次に、本実施例2に係る情報処理装置200の効果について説明する。情報処理装置200は、情報処理装置は、Force-direct法等の力学モデルを用いて、各グループに属する複数のノードを配置先空間に配置し、配置した結果を基にして、配置先空間を複数の領域に分割する。情報処理装置200は、複数のノード間に存在するエッジのうち、配置先空間の分割領域に交差するエッジを抽出し、エッジの浸食量を基にして、ノード間の引力を調整する処理を行う。これにより、浸食量の距離の引力だけ、ノード間の引力を下げることで、エッジで接続されるノード間の引力を適度に小さく調整できる。これによって、各ノードが、可視化要件を満たさなくなるまで、近くに配置されることを防止しつつ、可視化要件を満たす範囲で、エッジで接続された各ノードを、視覚的に近くに配置することができる。
情報処理装置200は、配置先空間に配置された各ノードの母点を基にしたボロノイ図を作成し、ボロノイ図のボロノイ境界によって、配置先空間を複数の領域に分割する。これによって、情報処理装置は、配置先空間を容易に分割し、浸食量を適切に特定することができる。
次に、上記実施例1に示した情報処理装置100と同様の機能を実現するコンピュータのハードウェア構成の一例について説明する。図20は、実施例1に係る情報処理装置と同様の機能を実現するコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
図20に示すように、コンピュータ300は、各種演算処理を実行するCPU301と、ユーザからのデータの入力を受け付ける入力装置302と、ディスプレイ303とを有する。また、コンピュータ300は、記憶媒体からプログラム等を読み取る読み取り装置304と、有線または無線ネットワークを介して他装置との間でデータの授受を行うインターフェース装置305とを有する。また、コンピュータ300は、各種情報を一時記憶するRAM306と、ハードディスク装置307とを有する。そして、各装置301~307は、バス308に接続される。
ハードディスク装置307は、受付プログラム307a、特定プログラム307b、表示プログラム307cを有する。CPU301は、各プログラム307a~307cを読み出してRAM306に展開する。
受付プログラム307aは、受付プロセス306aとして機能する。特定プログラム307bは、特定プロセス306bとして機能する。表示プログラム307cは、表示プロセス306cとして機能する。
受付プロセス306aの処理は、受付部150aの処理に対応する。特定プロセス306bの処理は、特定部150bの処理に対応する。表示プロセス306cの処理は、表示制御部150cの処理に対応する。
なお、各プログラム307a~307cについては、必ずしも最初からハードディスク装置307に記憶させておかなくても良い。例えば、コンピュータ300に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD-ROM、DVD、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」に各プログラムを記憶させておく。そして、コンピュータ300が各プログラム307a~307cを読み出して実行するようにしてもよい。
次に、上記実施例2に示した情報処理装置200と同様の機能を実現するコンピュータのハードウェア構成の一例について説明する。図21は、実施例2に係る情報処理装置と同様の機能を実現するコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
図21に示すように、コンピュータ400は、各種演算処理を実行するCPU401と、ユーザからのデータの入力を受け付ける入力装置402と、ディスプレイ403とを有する。また、コンピュータ400は、記憶媒体からプログラム等を読み取る読み取り装置404と、有線または無線ネットワークを介して他装置との間でデータの授受を行うインターフェース装置405とを有する。また、コンピュータ400は、各種情報を一時記憶するRAM406と、ハードディスク装置407とを有する。そして、各装置401~407は、バス408に接続される。
ハードディスク装置407は、受付プログラム407a、配置プログラム407b、分割プログラム407c、抽出プログラム407d、調整プログラム407eを有する。CPU401は、各プログラム407a~407eを読み出してRAM306に展開する。
受付プログラム407aは、受付プロセス406aとして機能する。配置プログラム407bは、配置プロセス406bとして機能する。分割プログラム407cは、分割プロセス406cとして機能する。抽出プログラム407dは、抽出プロセス406dとして機能する。調整プログラム407eは、調整プロセス407eとして機能する。
なお、各プログラム407a~407eについては、必ずしも最初からハードディスク装置407に記憶させておかなくても良い。例えば、コンピュータ400に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD-ROM、DVD、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」に各プログラムを記憶させておく。そして、コンピュータ400が各プログラム407a~407eを読み出して実行するようにしてもよい。
以上の各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)コンピュータが実行する表示方法であって、
作業項目を示す作業プロセスと、文章の第1テンプレートに基づき、前記作業プロセスの成果物として作成される文章の第2テンプレートとが対応づけられた標準プロセス体系に関する情報を有し、
前記第1テンプレートまたは前記第2テンプレートに基づいて生成される複数のドキュメントを受け付け、
前記複数のドキュメントと、前記第1テンプレートおよび前記第2テンプレートとの類似度に基づいて、前記複数のドキュメントのうち、第1テンプレートに対応する第1ドキュメントと前記第2テンプレートに対応する第2ドキュメントとを特定し、
前記第1ドキュメントと前記第2ドキュメントとを関連付けた情報を表示する
処理を実行することを特徴とする表示方法。
(付記2)前記特定する処理は、前記複数のドキュメントのうち、前記第1テンプレートとの類似度が閾値以上となるドキュメントを第1ドキュメントとして特定し、前記第2テンプレートとの類似度が閾値以上となるドキュメントを第2ドキュメントとして特定することを特徴とする付記1に記載の表示方法。
(付記3)コンピュータに、
作業項目を示す作業プロセスと、文章の第1テンプレートに基づき、前記作業プロセスの成果物として作成される文章の第2テンプレートとが対応づけられた標準プロセス体系に関する情報を有し、
前記第1テンプレートまたは前記第2テンプレートに基づいて生成される複数のドキュメントを受け付け、
前記複数のドキュメントと、前記第1テンプレートおよび前記第2テンプレートとの類似度に基づいて、前記複数のドキュメントのうち、第1テンプレートに対応する第1ドキュメントと前記第2テンプレートに対応する第2ドキュメントとを特定し、
前記第1ドキュメントと前記第2ドキュメントとを関連付けた情報を表示する
処理を実行させることを特徴とする表示プログラム。
(付記4)前記特定する処理は、前記複数のドキュメントのうち、前記第1テンプレートとの類似度が閾値以上となるドキュメントを第1ドキュメントとして特定し、前記第2テンプレートとの類似度が閾値以上となるドキュメントを第2ドキュメントとして特定することを特徴とする付記3に記載の表示プログラム。
(付記5)作業項目を示す作業プロセスと、文章の第1テンプレートに基づき、前記作業プロセスの成果物として作成される文章の第2テンプレートとが対応づけられた標準プロセス体系に関する情報を記憶する記憶部と、
前記第1テンプレートまたは前記第2テンプレートに基づいて生成される複数のドキュメントを受け付ける受付部と、
前記複数のドキュメントと、前記第1テンプレートおよび前記第2テンプレートとの類似度に基づいて、前記複数のドキュメントのうち、第1テンプレートに対応する第1ドキュメントと前記第2テンプレートに対応する第2ドキュメントとを特定する特定部と、
前記第1ドキュメントと前記第2ドキュメントとを関連付けた情報を表示する表示制御部と
を有することを特徴とする情報処理装置。
(付記6)コンピュータが実行する配置方法であって、
それぞれが複数のグループのいずれかに属する複数のノードを、他のノードとの斥力、および、ノード間に存在するエッジに対応した引力に基づく力学モデルにより配置先空間に配置し、
前記複数のグループそれぞれの前記配置先空間における位置に基づき、前記複数のグループにより前記配置先空間を複数の領域に分割し、
前記複数のノード間に存在するエッジのうち、前記配置先空間の前記複数のグループによる分割境界と交差するエッジを抽出し、
抽出されたエッジそれぞれの両端のノード各々について、当該ノードの前記配置先空間における位置が、当該ノードの属するグループとは異なるグループの領域に存在する場合に、当該異なるグループの領域への浸食量に基づき、当該ノードに接続されたエッジに対応した引力を調整する
処理を実行することを特徴とする配置方法。
(付記7)前記分割する処理は、前記配置先空間に配置された各ノードの母点を基にしたボロノイ図を作成し、前記ボロノイ図のボロノイ境界によって、前記配置先空間を複数の領域に分割することを特徴とする付記6に記載の配置方法。
(付記8)前記配置先空間は複数のボロノイ領域を有し、前記引力を調整する処理は、第1ノードと第2ノードとが前記分割境界と交差するエッジに接続され、前記第1ノードの前記配置先空間の位置が第1ボロノイ領域に含まれ、前記第2ノードの前記配置先空間の位置が第2ボロノイ領域に含まれ、前記第1ボロノイ領域および前記第2ボロノイ領域と異なる第3ボロノイ領域に、前記エッジが含まれる場合に、前記第3ボロノイ領域と重なる前記エッジの部分を、前記浸食量として特定することを特徴とする付記7に記載の配置方法。
(付記9)コンピュータに、
それぞれが複数のグループのいずれかに属する複数のノードを、他のノードとの斥力、および、ノード間に存在するエッジに対応した引力に基づく力学モデルにより配置先空間に配置し、
前記複数のグループそれぞれの前記配置先空間における位置に基づき、前記複数のグループにより前記配置先空間を複数の領域に分割し、
前記複数のノード間に存在するエッジのうち、前記配置先空間の前記複数のグループによる分割境界と交差するエッジを抽出し、
抽出されたエッジそれぞれの両端のノード各々について、当該ノードの前記配置先空間における位置が、当該ノードの属するグループとは異なるグループの領域に存在する場合に、当該異なるグループの領域への浸食量に基づき、当該ノードに接続されたエッジに対応した引力を調整する
処理を実行させることを特徴とする配置プログラム。
(付記10)前記分割する処理は、前記配置先空間に配置された各ノードの母点を基にしたボロノイ図を作成し、前記ボロノイ図のボロノイ境界によって、前記配置先空間を複数の領域に分割することを特徴とする付記9に記載の配置プログラム。
(付記11)前記配置先空間は複数のボロノイ領域を有し、前記引力を調整する処理は、第1ノードと第2ノードとが前記分割境界と交差するエッジに接続され、前記第1ノードの前記配置先空間の位置が第1ボロノイ領域に含まれ、前記第2ノードの前記配置先空間の位置が第2ボロノイ領域に含まれ、前記第1ボロノイ領域および前記第2ボロノイ領域と異なる第3ボロノイ領域に、前記エッジが含まれる場合に、前記第3ボロノイ領域と重なる前記エッジの部分を、前記浸食量として特定することを特徴とする付記10に記載の配置プログラム。
(付記12)それぞれが複数のグループのいずれかに属する複数のノードを、他のノードとの斥力、および、ノード間に存在するエッジに対応した引力に基づく力学モデルにより配置先空間に配置する配置部と、
前記複数のグループそれぞれの前記配置先空間における位置に基づき、前記複数のグループにより前記配置先空間を複数の領域に分割する分割部と、
前記複数のノード間に存在するエッジのうち、前記配置先空間の前記複数のグループによる分割境界に交差するエッジを抽出する抽出部と、
抽出されたエッジそれぞれの両端のノード各々について、当該ノードの前記配置先空間における位置が、当該ノードの属するグループとは異なるグループの領域に存在する場合に、当該異なるグループの領域への浸食量に基づき、当該ノードに接続されたエッジに対応した引力を調整する調整部と
を有することを特徴とする情報処理装置。
(付記13)前記分割部は、前記配置先空間に配置された各ノードの母点を基にしたボロノイ図を作成し、前記ボロノイ図のボロノイ境界によって、前記配置先空間を複数の領域に分割することを特徴とする付記12に記載の情報処理装置。
(付記14)前記配置先空間は複数のボロノイ領域を有し、前記調整部は、第1ノードと第2ノードとが前記分割境界と交差するエッジに接続され、前記第1ノードの前記配置先空間の位置が第1ボロノイ領域に含まれ、前記第2ノードの前記配置先空間の位置が第2ボロノイ領域に含まれ、前記第1ボロノイ領域および前記第2ボロノイ領域と異なる第3ボロノイ領域に、前記エッジが含まれる場合に、前記第3ボロノイ領域と重なる前記エッジの部分を、前記浸食量として特定することを特徴とする付記13に記載の情報処理装置。
100,200 情報処理装置
110,210 通信部
120,220 入力部
130,230 表示部
140,240 記憶部
140a,240a 標準プロセス体系データ
140b PJドキュメントテーブル
140c 影響波及範囲情報
150,250 制御部
150a,250a 受付部
150b 特定部
150c 表示制御部
240b ボロノイ図情報
250b 配置部
250c 分割部
250d 抽出部
250e 調整部

Claims (5)

  1. コンピュータが実行する配置方法であって、
    それぞれが複数のグループのいずれかに属する複数のノードを、他のノードとの斥力、および、ノード間に存在するエッジに対応した引力に基づく力学モデルにより配置先空間に配置し、
    前記複数のグループそれぞれの前記配置先空間における位置に基づき、前記複数のグループにより前記配置先空間を複数の領域に分割し、
    前記複数のノード間に存在するエッジのうち、前記配置先空間の前記複数のグループによる分割境界と交差するエッジを抽出し、
    抽出されたエッジそれぞれの両端のノード各々について、当該ノードの前記配置先空間における位置が、当該ノードの属するグループとは異なるグループの領域に存在する場合に、当該異なるグループの領域への浸食量に基づき、当該ノードに接続されたエッジに対応した引力を調整する
    処理を実行することを特徴とする配置方法。
  2. 前記分割する処理は、前記配置先空間に配置された各ノードの母点を基にしたボロノイ図を作成し、前記ボロノイ図のボロノイ境界によって、前記配置先空間を複数の領域に分割することを特徴とする請求項1に記載の配置方法。
  3. 前記配置先空間は複数のボロノイ領域を有し、前記引力を調整する処理は、第1ノードと第2ノードとが前記分割境界と交差するエッジに接続され、前記第1ノードの前記配置先空間の位置が第1ボロノイ領域に含まれ、前記第2ノードの前記配置先空間の位置が第2ボロノイ領域に含まれ、前記第1ボロノイ領域および前記第2ボロノイ領域と異なる第3ボロノイ領域に、前記エッジが含まれる場合に、前記第3ボロノイ領域と重なる前記エッジの部分を、前記浸食量として特定することを特徴とする請求項2に記載の配置方法。
  4. コンピュータに、
    それぞれが複数のグループのいずれかに属する複数のノードを、他のノードとの斥力、および、ノード間に存在するエッジに対応した引力に基づく力学モデルにより配置先空間に配置し、
    前記複数のグループそれぞれの前記配置先空間における位置に基づき、前記複数のグループにより前記配置先空間を複数の領域に分割し、
    前記複数のノード間に存在するエッジのうち、前記配置先空間の前記複数のグループによる分割境界と交差するエッジを抽出し、
    抽出されたエッジそれぞれの両端のノード各々について、当該ノードの前記配置先空間における位置が、当該ノードの属するグループとは異なるグループの領域に存在する場合に、当該異なるグループの領域への浸食量に基づき、当該ノードに接続されたエッジに対応した引力を調整する
    処理を実行させることを特徴とする配置プログラム。
  5. それぞれが複数のグループのいずれかに属する複数のノードを、他のノードとの斥力、および、ノード間に存在するエッジに対応した引力に基づく力学モデルにより配置先空間に配置する配置部と、
    前記複数のグループそれぞれの前記配置先空間における位置に基づき、前記複数のグループにより前記配置先空間を複数の領域に分割する分割部と、
    前記複数のノード間に存在するエッジのうち、前記配置先空間の前記複数のグループによる分割境界に交差するエッジを抽出する抽出部と、
    抽出されたエッジそれぞれの両端のノード各々について、当該ノードの前記配置先空間における位置が、当該ノードの属するグループとは異なるグループの領域に存在する場合に、当該異なるグループの領域への浸食量に基づき、当該ノードに接続されたエッジに対応した引力を調整する調整部と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
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