JP7247354B2 - 自動車用のホイールスペーサディスク - Google Patents

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Description

本発明は、中心開口部、複数のホイールボルト開口部及び、ホイールスペーサディスクをホイールハブに対してセンタリングするための、少なくとも2つのホイールハブセンタリング部材を有する、自動車用のホイールスペーサディスクに関する。本発明は、さらに、ホイールハブ、ホイールスペーサディスク及び自動車用のリムを有する配置に関する。
本発明の課題は、自動車用の比較的薄いホイールスペーサディスクをホイールハブ上でセンタリングすることを、改良することである。
課題を解決するために、本発明によれば、請求項1の特徴を有する自動車用のホイールスペーサディスク及び請求項14に記載のホイールハブ、自動車用のホイールスペーサディスク及びリムを有する配置が設けられている。下位請求項2から13及び15から17には、展開が記載されている。
本発明によれば、中心開口部、複数のホイールボルト開口部及びホイールハブに対してホイールスペーサディスクをセンタリングするための少なくとも2つのホイールハブセンタリング部材を有する、自動車用のホイールスペーサディスクが提供される。本発明に係る自動車用のホイールスペーサディスクにおいて、中心開口部の直径が、ホイールハブのセンタリング部材の直径よりも大きく、リムに対してホイールスペーサディスクをセンタリングするために少なくとも2つのリムセンタリングピンが設けられており、少なくとも2つのホイールハブセンタリング部材が、中心開口部の一周する壁に配置されており、少なくとも2つのホイールハブセンタリング部材が、少なくとも部分的に、ホイールスペーサディスクの中心開口部内へ張り出している。
スペーサディスクとも称される、トラック拡張ディスクは、本発明の主旨において、自動車におけるトラック拡張、及びそれに伴って自動車の車輪の間隔の拡大を達成する、ディスクである。ホイールスペーサディスクは、様々な形態を有することができる。特にリング形状のホイールスペーサディスクの形態が効果的であって、その場合にホイールスペーサディスクの部材は、ホイールスペーサディスクの中心長手軸を中心にできる限り対称に配置されている。ホイールスペーサディスクの対称の形態は、理想的にはホイールスペーサディスクの中心長手軸に相当する、回転軸を中心とする質量分配に関して、ホイールスペーサディスクが回転する際に可能な不釣り合いを回避するために、特に効果的である。
中心開口部というのは、切り欠きであって、その切り欠きはホイールスペーサディスクの中心長手軸に沿ってホイールスペーサディスクを通って延びており、かつ、ホイールハブのセンタリング部材が中心開口部内へ張り出し、あるいは中心開口部を通って張り出すことによって、ホイールハブのセンタリング部材を少なくとも部分的に収容することができる。好ましい形態において、中心開口部はホイールスペーサディスクの中央に配置されている。中心開口部は、一周する壁を有し、その壁はホイールスペーサディスクの中心長手軸に沿って、ホイールスペーサディスクの厚みに相当する高さを有している。
ホイールスペーサディスクは、さらに、複数のホイールボルト開口部、特に5つのホイールボルト開口部を有している。ホイールボルト開口部は、透孔として形成されている。ホイールボルト開口部は、中心開口部の直径よりも大きい直径上に位置している。さらに、ホイールボルト開口部が位置する直径は、ホイールスペーサディスク自体の直径よりも小さい。複数のホイールボルト開口部、たとえば3つのホイールボルト開口部が設けられている。好ましくは4つ又はそれより多いホイールボルト開口部が設けられている。好ましい形態において、5つのホイールボルト開口部が設けられている。
ホイールスペーサディスクは、さらに、ホイールハブに対してホイールスペーサディスクをセンタリングするための少なくとも2つのホイールハブセンタリング部材を有している。ホイールハブに対してホイールスペーサディスクをセンタリングするための必要条件は、中心開口部の直径が、ホイールハブのセンタリング部材の直径よりも大きいことである。そうでないとホイールスペーサディスクはホイールハブのセンタリング突出部を越えて移動させることができないからである。少なくとも2つのホイールハブセンタリング部材は、好ましい実施形態において、中心開口部の一周する壁に配置されており、かつ、少なくとも部分的に、ホイールスペーサディスクの中心開口部内へ張り出している。したがってホイールスペーサディスクをホイールハブ上へ、かつそれに伴ってホイールハブのセンタリング部材上へ、移動させる場合に、少なくとも2つのホイールハブセンタリング部材によって、ホイールハブに対してホイールスペーサディスクをセンタリングすることができる。そのためには特に、少なくとも2つのホイールハブセンタリング部材が実質的に対向し、かつ/又は互いに対して均一に離隔して、中心開口部の一周する壁に配置されていることが、特に効果的であって、それによってホイールスペーサディスクをホイールハブに対してできる限り簡単、確実かつあそびなしにセンタリングすることが、保証される。たとえば1つのホイールハブセンタリング部材のみを設けることもできる。その場合には、中心開口部の一周する壁の一方の側においては、ホイールハブセンタリング部材が、そして実質的に対向する側においては、中心開口部の一周する壁自体が、ホイールスペーサディスクをホイールハブに対してセンタリングするために用いられる。しかし好ましくは、ホイールハブに対するホイールスペーサディスクのセンタリングは、少なくとも2つのホイールハブセンタリング部材を介して行われ、それらは中心開口部の一周する壁に、実質的に対向し、かつ/又は均一に離隔して、配置されている。
ホイールスペーサディスクは、少なくとも2つのリムセンタリングピンを有している。少なくとも2つのリムセンタリングピンは、リムをホイールスペーサディスクに対してセンタリングするのに適している。その場合に少なくとも2つのリムセンタリングピンは、リムのセンタリング直径に相当するか、あるいはセンタリング直径よりもわずかに小さい外径を有する仮想の円ライン上に位置するように、これらリムセンタリングピンは配置されている。そのためにリムは、リムのセンタリング直径を有するセンタリング部材を有し、少なくとも2つのリムセンタリング部材上に移動できることが好ましい。それによってリムは、ホイールスペーサディスクに対してセンタリング可能である。実際に、リムのセンタリング部材は、真円筒状の中心孔として形成することができる。
本発明の展開において、少なくとも2つのリムセンタリングピンは、中心開口部の一周する壁に配置することができ、かつ少なくとも2つのリムセンタリングピンは、少なくとも部分的に、ホイールスペーサディスクの中心開口部内へ張り出すことができ、かつホイールスペーサディスクの中心長手軸に沿ってホイールスペーサディスクから離れるように延びることができる。
特に好ましくは、少なくとも2つのリムセンタリングピンが、中心開口部の一周する壁上で、実質的に対向し、かつ/又は互いに均一に離隔して、配置されており、それによってリムに対するホイールスペーサディスクの確実かつ簡単なセンタリングが得られる。少なくとも2つのリムセンタリングピンを充分に安定的に形成することができるようにするために、それら少なくとも2つのリムセンタリングピンは、好ましくはホイールスペーサディスクの中心開口部内へ張り出す。この種の配置を成すには、中心開口部がホイールハブのセンタリング部材よりも大きい直径をもたなければならないが、少なくとも2つのリムセンタリングピンは、ホイールスペーサディスクの中心開口部の直径よりも小さいか、あるいは少なくとも等しい大きさの外径を有する、リムのセンタリング直径に相当する、仮想の円上に位置しなければならない。それによって少なくとも2つのリムセンタリングピンは、少なくとも部分的に、ホイールスペーサディスクの中心長手軸に対して径方向に、中心開口部内へ、もしくは中心開口部の投影内へ、延びる。
2つのリムセンタリングピンは、ホイールスペーサディスクの中心長手軸に沿ってホイールスペーサディスクから離れるように延びている。特に好ましくは、少なくとも2つのリムセンタリングピンの長い形態によって、ホイールスペーサディスクに対するリムのセンタリング部材のより良好な案内と、それに伴ってホイールスペーサディスクに対するリムのより良好、より簡単かつより確実なセンタリングが得られる。リムセンタリング部材は、ホイールスペーサディスクの厚みの少なくとも2倍の長さとすることができる。
本発明の展開において、それぞれリムセンタリングピンとホイールハブセンタリング部材は、ホイールスペーサディスクの中心長手軸の方向に見て、実質的に相前後して配置することができる。
実質的に相前後して配置される、というのは、中心長手軸の方向に見て、リムセンタリングピンがホイールハブセンタリング部材に続いていることを意味する。言い換えると、リムセンタリングピンとホイールハブセンタリング部材は、互いに対して完全にはオフセットしていない。しかし、リムセンタリングピンは、ホイールスペーサディスクの中心長手軸を中心とする周方向において、ホイールハブセンタリング部材よりも幅広に、あるいいは幅狭に、形成することができる。しかし、好ましい実施形態において、リムセンタリングピンは、ホイールスペーサディスクの中心長手軸を中心とする周方向に見て、ホイールハブセンタリング部材と実質的に等しい幅で形成されている。
特に好ましくは、リムセンタリングピンとホイールハブセンタリング部材は、中心長手軸を中心とする周方向において、できる限り幅広に形成されており、それによってリムセンタリング部材を用いてホイールスペーサディスクに対してリムのセンタリングが、かつホイールハブセンタリング部材を用いてホイールハブに対してホイールスペーサディスクのセンタリングが、確実かつ簡単に行われる。そのために少なくとも2つのリムセンタリングピンは、できるだけ大きい、特に凸状に湾曲されたリムセンタリング面を、そしてホイールハブセンタリング部材は、できるだけ大きい、特に凹状に湾曲されたホイールハブセンタリング面を有している。
本発明の展開において、少なくとも2つのホイールハブセンタリング部材と少なくとも2つのリムセンタリングピンは、ホイールスペーサディスクと一体的に形成することができる。
好ましい実施形態において、少なくとも2つのホイールハブセンタリング部材と少なくとも2つのリムセンタリングピンは、一体的に形成され、また、ホイールスペーサディスクと同じ材料から形成されている。ホイールスペーサディスクは、たとえばアルミニウム、あるいはその他の比較的軽いが丈夫な材料からなる。
本発明の展開において、少なくとも2つのホイールハブセンタリング部材と少なくとも2つのリムセンタリングピンは、別体の構成部分として形成することができる。
他の実施形態において、少なくとも2つのリムセンタリングピンと少なくとも2つのホイールハブセンタリング部材とを有する、ホイールスペーサディスクとは別の構成部分が設けられており、その構成部分をホイールスペーサディスクの中心開口部内へ挿入することができる。その場合に中心開口部は、センタリング部材の外径よりも大きい直径を有する。たとえば、別体の構成部分は、プラスチックから形成されたリングであって、そのリングが係止装置によってホイールスペーサディスクの中心開口部の一周する壁に固定可能である。このリングが、ホイールハブセンタリング部材を有しており、それが、取り付けられた状態においてホイールスペーサディスクの中心長手軸へ向かって延びており、かつホイールハブに対するホイールスペーサディスクのセンタリングを保証する。このリングが、さらに、リムセンタリングピンを有しており、そのリムセンタリングピンが、取り付けられた状態においてそれぞれホイールスペーサディスクの中心長手軸に沿って、少なくとも2つのホイールハブセンタリング部材の前又は後ろに配置されており、ホイールスペーサディスクの中心長手軸に沿ってこのホイールスペーサディスクから離れるように延びており、かつリムに対するホイールスペーサディスクのセンタリングを保証する。少なくとも2つのリムセンタリングピンと少なくとも2つのホイールハブセンタリング部材とを有するこの別体の構成部分は、たとえばプラスチックに類似した材料から、あるいはその他の適切な材料から形成することができる。
本発明の展開において、少なくとも3つのリムセンタリングピンを設けることができる。
本発明の展開において、少なくとも3つのリムセンタリングピンは、中心開口部の周まわりに沿って等間隔で分配して配置することができ、かつ特に3つのリムセンタリングピンは互いに対して120°オフセットして配置することができる。
特に好ましくは、3つのリムセンタリングピンは、少なくとも3つのリムセンタリングピンによってホイールスペーサディスク上にリムを確実かつ簡単にセンタリングすることが可能であるように、配置されている。そのために、リムセンタリングピンは、リムセンタリング面において湾曲して形成することができる。
本発明の展開において、ホイールスペーサディスクは、少なくとも3つのホイールハブセンタリング部材を有することができる。
少なくとも3つのホイールハブセンタリング部材が互いに対して同じような、かつ/又はできるだけ大きい間隔で、中心開口部の一周する壁に配置されている限りにおいて、少なくとも3つのホイールハブセンタリング部材によって、ホイールハブのセンタリング部材上にホイールスペーサディスクをより良好かつより簡単にセンタリングすることが保証されている。好ましい実施形態において、少なくとも3つのホイールハブセンタリング部材は中心長手軸に沿って少なくとも3つのリムセンタリングピンの後方に配置されており、少なくとも3つのリムセンタリングピンは、中心開口部の周まわりに沿って互いに対して120°オフセットして、等間隔で分配して配置されている。
本発明の展開において、一周する壁は、ホイールスペーサディスクの中心長手軸に対して平行に方向づけすることができる。
一周する壁は、ホイールスペーサディスクの中心長手軸に対して少なくとも実質的に平行に方向づけされているが、一周する壁上に配置されている少なくとも2つ、あるいは少なくとも3つのホイールハブセンタリング部材は、中心長手軸へ向かって、かつ、少なくとも2つあるいは少なくとも3つのリムセンタリングピンが延びるのと同じ方向において、やや円錐状に延びることができ、それによってホイールスペーサディスクをホイールハブのセンタリング部材上へ移動させる際の誤差を補償することができる。したがって少なくとも2つ又は少なくとも3つのホイールハブセンタリング部材は、少なくとも2つ又は少なくとも3つのリムセンタリングピンが延びるのと同じ方向に細くなっているので、ホイールスペーサディスクがホイールハブのセンタリング部材上へ大きい距離でセンタリングされるほど、ホイールスペーサディスクがホイールハブのセンタリング部材上へセンタリングされる。
このような実施形態は、リムセンタリングピンへも移し替えられるので、リムセンタリングピンのリムセンタリング面はホイールスペーサディスクから離れる方向に、かつホイールスペーサディスクの中心長手軸に対して平行に、中心長手軸の方向へ円錐状に延びることができ、それによってホイールスペーサディスクに対してリムをできる限りあそびなし、かつ確実にセンタリングすることができる。その場合にそれぞれリムが、ホイールスペーサディスクの少なくとも2つ、あるいは少なくとも3つのリムセンタリングピン上へ大きい距離で移動されるほど、それだけ良好にリムがホイールスペーサディスク上でセンタリングされる。
したがって、リムをホイールスペーサディスク上に、そしてホイールスペーサディスクをホイールハブ上に取り付ける場合の誤差、特に製造誤差を補償することができ、かつリムは常にあそびなしでホイールスペーサディスク上に、そしてホイールスペーサディスクは常にあそびなしでホイールハブのセンタリング部材上に取り付けることができる。
本発明の展開において、複数のホイールボルト開口部は長孔として、特に湾曲した長孔として、形成することができる。
複数のホイールボルト開口部を長孔として形成することによって、ホイールスペーサディスクのホイールボルト開口部の長孔によって、ホイールハブの複数のホイールボルト開口部の、そしてリムの複数のホイールボルト開口部の孔形状の誤差を補償することができるだけでなく、ホイールスペーサディスクは、異なる孔形状又はボルト形状を有する様々な車両のためにも、使用することができる。長孔を湾曲して形成することによって、ホイールボルトを挿入する際に、ホイールボルトの中心長手軸に対するホイールスペーサディスクの中心長手軸の間隔が、湾曲した長孔内のホイールボルトの各位置において等しくなることが、保証される。
本発明の展開において、ホイールスペーサディスクはホイールスペーサディスクの中心長手軸に沿って、15mmより小さい、特に3mm、5mm、8mmあるいは10mm、特に2mmと15mmの間の、厚みを有することができる。
特に好ましくは、ホイールスペーサディスクは薄いホイールスペーサディスクとして形成されており、それは、ホイールスペーサディスクが中心長手軸に沿って2mmから15mmの厚みを有する点で、厚いホイールスペーサディスクから区別される。特に、ホイールスペーサディスクの中心長手軸に沿って3mm、5mm、8mm又は10mmの厚みを有する、薄いホイールスペーサディスクが効果的である。
本発明の展開において、リムセンタリングピンの径方向外側の外側面とホイールスペーサディスクのディスク面との間の移行部に、それぞれ面取りが設けられている。
リムセンタリングピンの径方向外側の外側面とホイールスペーサディスクのディスク面との間の面取り又は斜角面によって、リムセンタリングピンを安定させることができる。ホイールスペーサディスクを取り付けた状態において、ディスク面にリムが添接し、かつリムセンタリングピンの径方向外側の外側面が、リムの中心孔に添接する。リムの中心孔とリムの添接面との間の移行部に、通常、面取りも設けられている。したがって取り付けた状態において、リムセンタリングピンとディスク面との間に面取り又は斜角面を設けるために、充分なスペースが存在する。
本発明の展開において、中心開口部を包囲し、かつ中心開口部に隣接するリング突出部が設けられており、そのリング突出部がリムセンタリングピンの面取りへ移行している。
このようにして、中心開口部全体の回りをまわって、リムセンタリングピンの径方向外側の外側面に面取り又は斜角面が連続することができる。中心開口部全体を取り巻く、この種のリング突出部によって、全体としてホイールスペーサディスクを補強することができる。これは特に、数ミリメートルの厚みしかもたない、非常に薄いホイールスペーサディスクが使用される場合に、効果的である。
本発明によれば、ホイールハブ、本発明に係るホイールスペーサディスク及び自動車用のリムを有する配置が提供される。前記配置において、ホイールハブがセンタリング部材を有し、センタリング部材がホイールハブからホイールハブの中心長手軸に沿って延びており、センタリング部材がセンタリングリングと少なくとも2つのセンタリング突出部を有し、センタリングリングがホイールスペーサディスク用のホイールハブの添接面と同じ高さで始まって、添接面から中心長手軸に沿って離れるように延びており、かつホイールハブの中心長手軸に対してセンタリングされており、少なくとも2つのセンタリング突出部がセンタリングリングからホイールハブの中心長手軸に対して実質的に平行に延びており、センタリング部材が少なくとも2つのセンタリング突出部において、センタリングリングにおけるよりも大きい直径を有し、ホイールスペーサディスクがホイールハブに対してセンタリングされており、リムがホイールスペーサディスクに対してセンタリングされており、ホイールスペーサディスクの複数のホイールボルト開口部がリムの複数のホイールボルト開口部及びホイールハブの複数のホイールボルト開口部又はスタッドボルトに対して整合して方向づけされており、少なくとも2つのリムセンタリングピンが少なくとも2つのセンタリング突出部の間に配置されており、かつホイールスペーサディスクが少なくとも2つのホイールハブセンタリング部材によってセンタリングリングに添接する。
ホイールハブのセンタリング部材は、少なくとも2つのセンタリング突出部において、センタリングリングよりも大きい直径を有し、そのセンタリングリングはホイールスペーサディスク用のホイールハブの添接面と同じ高さで始まって、ホイールハブの中心長手軸に沿ってホイールハブの添接面から離れるように延びている。ホイールハブのセンタリング部材のセンタリングリングとホイールスペーサディスクの少なくとも2つのホイールハブセンタリング部材とを用いて、ホイールハブに対してホイールスペーサディスクをセンタリングするために、ホイールスペーサディスクのホイールハブセンタリング部材が、ホイールハブのセンタリング部材のセンタリングリングの外径に相当し、あるいはそれよりわずかに大きい、内径を有する仮想の円の一部分を定める。取り付けプロセスの間にホイールスペーサディスクのホイールハブ添接面が、ホイールハブのセンタリング部材を介してホイールハブの添接面と添接し始めることができるようにするために、ホイールスペーサディスクの中心開口部の直径は、少なくとも2つのセンタリング突出部におけるホイールハブのセンタリング部材の外径よりも大きくなるように形成されている。したがってホイールハブ上にホイールスペーサディスクを取り付ける間、ホイールハブセンタリング部材とそれに伴ってホイールスペーサディスクの中心長手軸に沿って実質的にホイールハブセンタリング部材の後方に配置されているリムセンタリングピンが、ホイールハブのセンタリング部材の少なくとも2つのセンタリング突出部の間で、ホイールハブと添接し始めるように、注意しなければならない。したがってホイールスペーサディスクがホイールハブ上に取り付けられた状態において、ホイールスペーサディスクは少なくとも2つのホイールハブセンタリング部材によってホイールハブのセンタリング部材に対してセンタリングされる。ホイールハブ上でホイールスペーサディスクをセンタリングすることは、ホイールハブセンタリング部材のホイールハブセンタリング面によって行われ、それが、特徴のセンタリングリングに添接する。さらに、ホイールハブの添接面とホイールスペーサディスクのホイールハブ添接面が、互いに添接する。
本発明の展開において、センタリング部材は少なくとも3つのセンタリング突出部を有することができ、それらがホイールハブの中心開口部の周まわりにわたって、特に120°オフセットして、等間隔で分配されて、センタリングリングから延びている。
3つのセンタリング突出部は次のように、すなわちリムをホイールハブ上にホイールスペーサディスクなしで取り付ける場合に、少なくとも3つのセンタリング突出部によってホイールハブ上にリムを簡単にセンタリングすることが可能であるように、配置されている。もともとリム用に定められたセンタリング突出部の上を覆う、薄いホイールスペーサディスクを、ホイールハブ上でセンタリングすることができるようにするために、ホイールスペーサディスクのホイールハブセンタリング部材が設けられており、それが、ホイールハブのセンタリングリングに添接する。
本発明の展開において、複数のリムセンタリングピン、特に3つのリムセンタリングピンを、複数のセンタリング突出部の間に配置することができる。
好ましい実施形態においては、複数のリムセンタリングピンが複数のセンタリング突出部の間に配置されている。複数のリムセンタリングピンは、それらがホイールスペーサディスクの中心開口部の一周する壁から中心開口部内へ張り出して、それに伴って複数のセンタリング突出部におけるセンタリング部材の外径よりも小さい、ホイールスペーサディスクの中心開口部の内径を形成することにより、複数のセンタリング突出部の間に配置されている。したがってホイールスペーサディスクのホイールハブ添接面がホイールハブの添接面と互いに添接することは、複数のリムセンタリングピンが複数のセンタリング突出部の間に配置されるような方向づけにおいてのみ、可能である。同じことが、複数のホイールハブセンタリング部材についても当てはまり、それらはホイールスペーサディスクの中心長手軸への方向に見て、複数のリムセンタリングピンの実質的に後方に配置されている。また、複数のホイールハブセンタリング部材がホイールスペーサディスクの中心開口部の直径を減少させて、それによってホイールスペーサディスクのホイールハブ添接面がホイールハブの添接面と互いに添接するのは、複数のホイールハブセンタリング部材とそれに伴って複数のリムセンタリングピンも、複数のセンタリング突出部の間に配置されるような方向づけにおいてのみ、可能になる。その場合に複数のハブセンタリング部材がホイールハブのセンタリング部材のセンタリングリングに添接して、ホイールハブに対してホイールスペーサディスクをセンタリングする。
特に好ましくはこの配置によって、特に薄いホイールスペーサディスクを取り付けることが可能になる。この薄いホイールスペーサディスクは、ホイールハブの中心長手軸に沿ってホイールハブの添接面の高さにおいて、もともとリム用に設けられている、ホイールハブのセンタリング突出部を越えて張り出すことはない。したがって、もともとリム用に設けられている、ホイールハブのセンタリング突出部において、この薄いホイールスペーサディスクをセンタリングすることができない。
本発明の展開において、ホイールスペーサディスクの少なくとも2つのリムセンタリングピンは、ホイールハブの中心長手軸に沿ってホイールハブのセンタリング部材の少なくとも2つのセンタリング突出部を越えて張り出すことができる。
取り付けた状態において、ホイールスペーサディスクのリムセンタリングピンが、ホイールハブのセンタリング部材のセンタリング突出部を越えて張り出しているので、もともとリムにとって重要な、ホイールハブのセンタリング部材のセンタリング突出部上にリムが少なくとも部分的に添接することなく、リムの確実な収容と、ホイールスペーサディスクに対するリムの確実なセンタリングが保証されている。
本発明の他の利点及び視点は、請求項から、かつ本発明の好ましい実施形態について以下で図を用いて説明する、以下の記述から明らかにされ、その場合に図示され、かつ記述される様々な実施形態の個別特徴は、本発明の枠を逸脱することなしに、任意のやり方で互いに組み合わせられる。これは、関連して説明され、かつ/又は図示される他の個別特徴なしの、個別特徴の組合せについても言えることである。
本発明の第1の実施形態に基づくホイールスペーサディスクを斜め上から示す斜視図である。 図1のホイールスペーサディスクを斜め下から示す斜視図である。 図1のホイールスペーサディスクを示す側面図である。 図1のホイールスペーサディスクを示す上面図である。 図1のホイールスペーサディスクを示す下面図である。 ホイールハブ、リム及び図1のホイールスペーサディスクを有する配置を斜め上から示す部分的な斜視図である。 図6の配置を斜め上から拡大して示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に基づくホイールスペーサディスクを示す正面図である。 図8のホイールスペーサディスクを示す側面図である。 図8のホイールスペーサディスクを斜め上から、2つの付加的な詳細拡大表示と共に示す斜視図である。
図1は、本発明の第1の実施形態に基づくホイールスペーサディスク10を斜め上から斜視図で示している。ホイールスペーサディスク10は、1つの中心開口部102と5つのホイールボルト開口部104を有している。ホイールボルト開口部104は、湾曲した長孔かつ透孔としてホイールスペーサディスク10上に配置されている。さらに、5つのホイールボルト開口部104は、ホイールスペーサディスク10の外径と中心開口部102の直径との間に位置する直径上にある。さらに、3つのホイールハブセンタリング部材106が設けられており、それらは図3に示すホイールスペーサディスク10の中心長手軸Aに沿ってそれぞれ、図1に示すリムセンタリングピン108の後方に配置されている。3つのホイールハブセンタリング部材106も、3つのリムセンタリングピン108も、中心開口部102の一周する壁1020に配置されている。もっと正確に言うと、3つのホイールハブセンタリング部材106と3つのリムセンタリングピン108は、中心開口部102の一周する壁1020から出るように延びて、したがって中心開口部102の直径を少なくとも部分的に縮小する。図1はさらに、リム添接面100を示しており、そのリム添接面は取り付けられた状態において、リム(図示されていない)に対して添接している。この点については図6と7を参照。図1は、さらに、リムセンタリングピン108がそれぞれ、中心開口部102とは反対側に凸状に湾曲したリムセンタリング面1080を有することを示している。
図2は、図1のホイールスペーサディスク10を斜め下から斜視図で示している。図2はさらに、図1にすでに示され、かつ説明されている特徴を、大体において示している。図1に比較して、図2は、取り付けられた状態においてホイールハブ(図示されない)に添接する、ホイールハブ添接面101を示している。これについては図6と7を参照。さらに図2には、一周する壁1020を有する中心開口部102、5つのホイールボルト開口部104、ホイールハブセンタリング部材106及びリムセンタリングピン108が示されている。さらに、ホイールハブセンタリング部材106が、それぞれホイールハブセンタリング面1060を有しており、このホイールハブセンタリング面1060は、ホイールスペーサディスク10の中心長手軸に対して方向づけされた、凹状に湾曲していることが、見られる。
図3は、図1に示すホイールスペーサディスク10を側面図で示している。図3はさらに、図1と2において示され、かつ説明された特徴を大体において示している。3つのリムセンタリングピン108と平坦なリム添接面100、平坦なホイールハブ添接面101と中心長手軸Aが示されている。3つのリムセンタリングピン108の少なくとも2つにおいて、リムセンタリング面1080が見られる。
図4は、図1に示すホイールスペーサディスク10の上面図を示している。図4はさらに、図1から3においてすでに示され、かつ説明された特徴を、大体において示している。リム添接面100、中心開口部102と一周する壁1020、そして5つの長孔の形式のホイールボルト開口部104も示されている。上面で示す3つのリムセンタリングピン108は、それぞれ凸状に湾曲したリムセンタリング面1080も示している。
図5は、本発明の第1の実施形態に基づくホイールスペーサディスク10の下面図を示している。図5はさらに、図1から4にすでに示され、かつ説明されている特徴を、大体において示している。ホイールハブ添接面101、中心開口部102と一周する壁1020及び、長孔として形成された5つのホイールボルト開口部104が示されている。さらに、それぞれ凹状に湾曲されたホイールハブセンタリング面1060を有するホイールハブセンタリング部材が示されている。さらに、リムセンタリングピン108が下側から見られ、かつ、リムセンタリングピン108が、ホイールハブセンタリング部材106よりも中心開口部102内へさらに張り出していることが、認識される。
図6は、ホイールハブ20、リム30及び図1に示す本発明に基づくホイールスペーサディスク10を有する配置を、斜め上から斜視図で示している。ホイールスペーサディスク10は、ホイールハブ20とリム30の間に位置し、かつホイールハブ20にもリム30にも添接している。リム30は、複数のホイールボルト40によってホイールハブ20に固定されており、ホイールスペーサディスク10はリム30とホイールハブ20の間に挟持されている。部分表示であることにより、本来は5つのホイールボルト40のうち、3つのホイールボルト40のみが示されている。さらに、ホイールスペーサディスク10は、ホイールハブ20のセンタリング部材202に対してセンタリングされている。リム30は、さらに、ホイールスペーサディスク10のリムセンタリングピン108によって、ホイールスペーサディスク10に対してセンタリングされている。
図7は、図6に示す配置の一部を斜め上から斜視図で示している。図7はさらに、図6においてすでに説明し、かつ図示された特徴を大体において示している。図7はさらに、センタリング部材202とホイールハブ20の添接面204を有するホイールハブ20を示している。センタリング部材202は、センタリングリング2020とセンタリング突出部2022とを有している。センタリング部材202は、ほぼ円筒状のパイプとして形成されており、パイプの壁に切り欠きが形成されており、その切り欠きがセンタリング部材202の、図7において上方のエッジから下方へ向かって、一周するセンタリングリング2020まで延びている。したがってセンタリング突出部2022は、3つの等しい長さのセクションとして形成されており、それらが周方向において互いに均一に離隔している。センタリングリング2020は、ホイールハブ20の添接面204の高さで始まって、添接面204からホイールハブ20の中心長手軸の方向へ向かって上方へ延びている。センタリングリング2020の領域内で、センタリング部材202は、センタリング突出部2022の領域内におけるよりも小さい直径を有している。したがってセンタリング突出部2022は、センタリングリング2020に対して径方向に張り出している。ホイールスペーサディスク10は、ホイールハブ添接面101によってホイールハブの添接面204に添接する。さらに、リムセンタリングピン108が、周方向に見て、ホイールハブ20のセンタリング部材202のセンタリング突出部2022の間に配置されている。図示された配置において、中心長手軸A(図示されない)に沿ってリムセンタリングピン108の下方に、ホイールハブセンタリング部材106が配置されている。ホイールハブセンタリング部材106は、ホイールハブセンタリング面1060によって、ホイールハブ20のセンタリング部材202のセンタリングリング2020において方向付けされ、かつセンタリングされており、そのホイールハブセンタリング面1060にホイールハブセンタリング部材106が配置されている。すなわち、ホイールハブセンタリング面1060が、ホイールハブ20のセンタリング部材202のセンタリングリング2020に添接する。さらに、リム30が、リム30の中心孔308によってリムセンタリングピン108上にセンタリングされている。その場合に凸状に湾曲されたリムセンタリング面1080が、リムの中心孔308の壁3080に添接する。さらに、リムセンタリングピン108が中心長手軸Aに沿ってセンタリング突出部2022を越えて約2倍だけ張り出していることが、見られる。ホイールボルト40がリム30をホイールハブ20に固定し、かつホイールスペーサディスク10をリム30とホイールハブ20の間に挟持している。その場合にホイールハブ20の添接面204がホイールスペーサディスク10のホイールハブ添接面101に添接し、かつホイールスペーサディスク10のリム添接面100がリムの添接面304に添接する。
ホイールスペーサディスク10をホイールハブ20上に取り付ける場合に、ホイールスペーサディスク10は次のように、すなわちホイールスペーサディスク10の3つのリムセンタリングピン108が、ホイールハブ20のセンタリング部材202のセンタリング突出部2022の間に配置されるように、方向づけされている。その後、ホイールスペーサディスク10は、ホイールハブ20のセンタリング部材202上へ載せることができる。その場合にホイールスペーサディスク10のホイールハブセンタリング部材106は、ホイールハブセンタリング面1060がセンタリング部材202のセンタリングリング2020に添接されることにより、ホイールスペーサディスク10がホイールハブ20に対してセンタリングされることを、可能にする。
リム30をホイールスペーサディスク10上に取り付ける場合に、リム30はホイールスペーサディスク10に対して次のように、すなわちホイールスペーサディスク10の3つのリムセンタリングピン108がリム30の中心孔308の延長上にくるように、方向付けされる。その後、リム30は中心孔308によって、ホイールスペーサディスク10のリムセンタリングピン108上へ載せることができる。ホイールスペーサディスク10の3つのリムセンタリングピン108が、リム30の中心孔308の内壁添接する、3つの凸状に湾曲したリムセンタリング面1080によって、ホイールスペーサディスク10上でリム30をセンタリングすることを可能にする。場合によってはその際にリム30は、リム30のホイールボルト開口部がホイールスペーサディスク10とホイールハブ20のホイールボルト開口部と整合するまで、中心長手軸を中心にさらに回動させなければならない。ホイールハブにスタッドボルトが設けられている場合には、このステップは省くことができる。最後に、ホイールボルト40が螺合される。
図8は、本発明の第2の実施形態に基づくホイールスペーサディスク50を上面図で示している。ホイールスペーサディスク50は、図1から5のホイールスペーサディスク10とはわずかしか異ならないので、以下においてはホイールスペーサディスク10とホイールスペーサディスク50の間の差異のみを説明する。ホイールスペーサディスク50の、ホイールスペーサディスク10に対して機能の等しい、かつ/又は同一の構成部分は、同一の参照符号で示されている。
ホイールスペーサディスク50は、リム添接面100とリムセンタリングピン108のそれぞれ径方向外側の外側面との間の移行部に、それぞれ面取り52を有している。この面取り52が斜角面を形成し、かつ、たとえばリムセンタリングピン108の径方向外側に位置する外側面とリム添接面100に対して45°の角度で形成されている。面取り52が、それぞれ付属のリムセンタリングピン108を安定させる。
さらに図8において、ホイールスペーサディスク50の中心開口部102に直接隣接し、かつ中心開口部102の回りを一周するリング突出部54が設けられていることが、見て取れる。リムセンタリングピン108の領域内で、一周するリング突出部54が面取り52へ移行している。リング突出部54は、ホイールスペーサディスク50のリム添接面100上にわずかに(図9を参照)、たとえば1mmから2mm程度、張り出している。それにもかかわらず、リング突出部54がホイールスペーサディスク50を著しく安定させる。これは特に、ホイールスペーサディスク50の厚みが数ミリメートルしかない場合に、効果的である。
図9においては、図9の上に位置するリムセンタリングピン108において、面取り52がリム添接面100に対しても、リムセンタリングピン108の径方向外側の外側面に対しても、45°の角度を有することが、見て取れる。面取り52は、一周するリング突出部54よりも少し高く形成されている。
図10は、図8のホイールスペーサディスク50を斜め上から斜視図で示している。リム添接面100とリムセンタリングピン108のそれぞれ径方向外側に位置する外側面との間に面取り52を形成することは、図10から読み取ることができる。図10における詳細拡大表示を参照。さらに、一周するリング突出部54が良好に認識される。

Claims (15)

  1. 自動車用のホイールスペーサディスク(10)であって、
    -中心開口部(102)を有し、
    -複数のホイールボルト開口部(104)を有し、かつ
    -ホイールハブ(20)に対してホイールスペーサディスク(10)をセンタリングするための少なくとも2つのホイールハブセンタリング部材(106)を有する、
    ものにおいて、
    前記中心開口部(102)の直径が、前記ホイールハブ(20)のセンタリング部材(202)の直径よりも大きく、
    リム(30)に対して前記ホイールスペーサディスク(10)をセンタリングするための少なくとも2つのリムセンタリングピン(108)が設けられており、
    前記少なくとも2つのホイールハブセンタリング部材(106)が前記中心開口部(102)の一周する壁(1020)に配置されており、
    前記少なくとも2つのホイールハブセンタリング部材(106)が、少なくとも部分的に、ホイールスペーサディスク(10)の中心開口部(102)内へ張り出しており、
    前記リムセンタリングピン(108)の径方向外側の外側面とホイールスペーサディスク(50)のリム添接面(100)との間の移行部に、それぞれ面取り(52)が設けられており、
    前記中心開口部(102)を包囲し、かつ前記中心開口部(102)に隣接するリング突出部(54)が設けられており、前記リング突出部が前記リムセンタリングピン(108)の前記面取り(52)へ移行している、ことを特徴とする、自動車用のホイールスペーサディスク(10)。
  2. 前記少なくとも2つのリムセンタリングピン(108)が、前記中心開口部(102)の一周する壁(1020)に配置されており、かつ
    前記少なくとも2つのリムセンタリングピン(108)が、少なくとも部分的に、前記ホイールスペーサディスク(10)の中心開口部(102)内へ張り出し、かつホイールスペーサディスクの中心長手軸(A)に沿って前記ホイールスペーサディスク(10)から離れるように延びている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のホイールスペーサディスク(10)。
  3. それぞれリムセンタリングピン(108)とホイールハブセンタリング部材(106)が、前記ホイールスペーサディスク(10)の中心長手軸(A)の方向に見て、実質的に相前後して配置されている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のホイールスペーサディスク(10)。
  4. 前記少なくとも2つのホイールハブセンタリング部材(106)と少なくとも2つのリムセンタリングピン(108)が、前記ホイールスペーサディスク(10)と一体的に形成されている、ことを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項に記載のホイールスペーサディスク(10)。
  5. 前記少なくとも2つのホイールハブセンタリング部材(106)と前記少なくとも2つのリムセンタリングピン(108)が、別体の構成部分として形成されている、ことを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項に記載のホイールスペーサディスク(10)。
  6. 少なくとも3つのリムセンタリングピン(108)が設けられている、ことを特徴とする請求項1から5のうちのいずれか1項に記載のホイールスペーサディスク(10)。
  7. 前記少なくとも3つのリムセンタリングピン(108)が、前記中心開口部(102)の周まわりに沿って等しい間隔で分配されて、置されている、ことを特徴とする請求項6に記載のホイールスペーサディスク(10)。
  8. 前記ホイールスペーサディスク(10)が、少なくとも3つのホイールハブセンタリング部材(106)を有している、ことを特徴とする請求項1から7のうちのいずれか1項に記載のホイールスペーサディスク(10)。
  9. 前記中心開口部(102)の一周する壁(1020)が、前記ホイールスペーサディスク(10)の中心長手軸(A)に対して平行に方向づけされている、ことを特徴とする請求項1から8のうちのいずれか1項に記載のホイールスペーサディスク(10)。
  10. 前記複数のホイールボルト開口部(104)が、長孔として、成されている、ことを特徴とする請求項1から9のうちのいずれか1項に記載のホイールスペーサディスク(10)。
  11. 前記ホイールスペーサディスク(10)が、前記ホイールスペーサディスクの中心長手軸(A)に沿って、15mmより小さいみを有している、ことを特徴とする請求項1から10のうちのいずれか1項に記載のホイールスペーサディスク(10)。
  12. ホイールハブ(20)、請求項1から10のうちのいずれか1項に記載のホイールスペーサディスク(10)、及び自動車用のリム(30)を有する配置であって、
    -前記ホイールハブ(20)がセンタリング部材(202)を有し、前記センタリング部材がホイールハブ(20)からホイールハブの中心長手軸に沿って延びており、
    -センタリング部材(202)が、センタリングリング(2020)と少なくとも2つのセンタリング突出部(2022)とを有し、
    -前記センタリングリング(2020)が、前記ホイールスペーサディスク(10)用の前記ホイールハブ(20)の添接面(204)と同じ高さで始まって、中心長手軸に沿って前記添接面(204)から離れるように延びており、かつ前記ホイールハブ(20)の中心長手軸に対してセンタリングされており、
    -前記センタリングリング(2020)から前記少なくとも2つのセンタリング突出部(2022)が、前記ホイールハブ(20)の中心長手軸に対して実質的に平行に延びており、
    -前記センタリング部材(202)が、前記少なくとも2つのセンタリング突出部(2022)において、前記センタリングリング(2020)におけるよりも大きい直径を有しており、
    -前記ホイールスペーサディスク(10)が、前記ホイールハブ(20)に対してセンタリングされており、
    -前記リム(30)が、前記ホイールスペーサディスク(10)に対してセンタリングされており、かつ
    -前記ホイールスペーサディスクの複数のホイールボルト開口部(104)が、リムの複数のホイールボルト開口部及びホイールハブの複数のホイールボルト開口部又はスタッドボルトに対して整合して方向づけされている、
    ものにおいて、
    前記ホイールスペーサディスク(10)の少なくとも2つのリムセンタリングピン(108)が、ホイールハブ(20)の少なくとも2つのセンタリング突出部(2022)の間に配置されており、かつ前記ホイールスペーサディスク(10)が前記少なくとも2つのホイールハブセンタリング部材(106)によって前記センタリングリング(2020)に添接している、ことを特徴とする配置。
  13. ホイールハブ(20)の前記センタリング部材(202)が、少なくとも3つのセンタリング突出部(2022)を有し、前記センタリング突出部がホイールハブ(20)の中心開口部の周まわりにわたってセンタリングリング(2020)から等間隔で分配されて延びている、ことを特徴とする請求項1に記載の配置。
  14. 前記ホイールスペーサディスク(10)の複数のリムセンタリングピン(108)、前記ホイールハブ(20)の複数のセンタリング突出部(2022)の間に配置されている、ことを特徴とする請求項1又は1に記載の配置。
  15. 前記ホイールスペーサディスク(10)の少なくとも2つのリムセンタリングピン(108)が、前記ホイールハブ(20)のセンタリング部材(202)の少なくとも2つのセンタリング突出部(2022)を越えてホイールハブの中心長手軸に沿って張り出している、ことを特徴とする請求項1から1のうちのいずれか1項に記載の配置。
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