JP7247002B2 - 充電ステーション、及び充電ステーションの制御方法 - Google Patents
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Description
自律型無人潜水機は、ケーブルに繋がれておらず、自動で航行するため、広範囲の調査が可能である。しかし、自律型無人潜水機は、バッテリで駆動されるため、活動時間が制限される。また、水中から自律型無人潜水機を引き上げて、バッテリを交換する作業は、非常に煩雑である。
このため、充電ステーションの実際の座標及び向きが目標座標及び所定の向きから大きくずれてしまう可能性があった。
また、待機モードにおいて、ずれ量が第1の誤差閾値内に収まっている期間は、アクチュエータを停止させることが可能となるため、アクチュエータの駆動に必要な電力を低減することができる。
また、待機モード時において、充電ステーションの実際の座標及び向きが目標座標及び所定の向きから大きくずれることを抑制することで、充電準備信号を受信した際、短時間で充電ステーションの実際の座標及び向きを目標座標及び所定の向きにすることができる。
また、安定ひれの内側に給電部を配置させることで、自律型無人潜水機のバッテリを非接触で充電することができる。
また、待機モードにおいて、ずれ量が第2の誤差閾値内から第1の誤差閾値内に収まっている期間は、アクチュエータを停止させることが可能となるため、アクチュエータの駆動に必要な電力を低減することができる。
また、上述したステップを有することで、待機モード時において、充電ステーションの実際の座標及び向きが目標座標及び所定の向きから大きくずれることを抑制することが可能となる。これにより、充電ステーションが充電準備信号を受信した際、短時間で充電ステーションの実際の座標及び向きを目標座標及び所定の向きにすることができる。
図1~図3を参照して、本発明の実施形態に係る充電ステーション10について説明する。図1において、X方向は充電ステーション10を構成する浮体11の長さ方向、Y方向は充電ステーション10を構成する浮体11の幅方向をそれぞれ示している。
図2において、Z方向は図1に示すX方向及びY方向に対して直交する水1の深さ方向を示している。図1~図3において、同一構成部分には、同一符号を付す。
安定ひれ23,24(複数の安定ひれ)と、トランスポンダ28と、ソーラパネル31と、蓄電池32と、ジャイロセンサ33と、位置情報受信部35と、制御装置37と、を有する。
上面11aは、水1から露出されている。下面11bは、水1に覆われている。
側面11A,11Bは、X方向に配置されている。側面11C,11Dは、Y方向に配置されている。
アクチュエータ13,14としては、例えば、スラスタやプロペラ等を用いることが可能である。
アクチュエータ15,16としては、例えば、スラスタやプロペラ等を用いることが可能である。
上述したアクチュエータ13~16は、浮体11を前後左右に移動させる。
安定ひれ本体23Aは、支持棒21に固定されており、水1中に配置されている。
安定ひれ本体24Aは、支持棒21に固定されており、水1中に配置されている。
また、安定ひれ23,24の内側に給電部23B,24Bを配置させることで、自律型無人潜水機5のバッテリ5Bを非接触で充電することができる。
蓄電池32は、浮体11の上面11a側に設けられている。
位置情報受信部35は、人工衛星(外部機器)から送信される浮体11の現在位置に関する情報(以下、「GPS情報」という)を受信するとともに、制御装置37に受信したGPS情報を送信する。
記憶部41は、座標ずれ量取得部43と、座標誤差判定部44と、及び方位差取得部45と電気的に接続されている。
モード選択部42は、記憶部41及び座標誤差判定部44と電気的に接続されている。モード選択部42は、選択したモードに対応したモード信号をアクチュエータ制御部に送信する。
例えば、現在のモードがS1に示す待機モードである場合、S2では、自律型無人潜水機5から充電準備信号を受信したか否かの判定が行われる。S2において、Yesと判定(充電準備信号を受信したと判定)されると、S4に示すように、給電モードが選択される。一方、S2において、Noと判定(充電準備信号を受信していないと判定)されると、処理は、S1へと戻る。
一方、S3において、Noと判定されると、(一定時間が経過していないと判定)されると、処理は、S1へと戻る。
座標誤差判定部44は、待機モード時において、座標ずれ量取得部43が取得したずれ量が記憶部41に格納された第1の誤差閾値を超えたか否かを判定するとともに、判定結果を判定信号としてアクチュエータ制御部46に送信する。
また、座標誤差判定部44は、待機モード時において、座標ずれ量取得部43が取得したずれ量が記憶部41に格納された第2の誤差閾値を超えたか否かを判定するとともに、判定結果を判定信号としてアクチュエータ制御部46に送信する。
方位差取得部45は、ジャイロセンサ33から送信される浮体11の回転角速度から浮体11の実際の向きを求めるとともに、記憶部41に格納された所定の向きと浮体11の実際の向きとの差(誤差)を取得し、浮体11の向きの差(誤差)に関する情報をアクチュエータ制御部46に送信する。
アクチュエータ制御部46は、待機モード時において、自律型無人潜水機5から充電準備信号を受信した際、または待機モード時において一定時間経過した際に、座標ずれ量取得部43が取得したずれ量が第1の誤差閾値を超えた際にずれ量を第1の誤差閾値内に収めるように、アクチュエータ13~16の動作を制御する。
さらに、アクチュエータ制御部46は、待機モード時において、浮体11の実際の向きが所定の向きとなった後、ずれ量が第1の誤差閾値よりも小さい誤差範囲である第2の誤差閾値に収まるように、アクチュエータの動作を制御する。
また、アクチュエータ制御部46は、給電モード時において、浮体11の実際の座標が目標座標になるとともに、浮体11の実際の向きが所定の向きとなるように、アクチュエータ13~16をフィードバック制御する。
また、待機モードにおいて、ずれ量が第1の誤差閾値内に収まっている期間は、アクチュエータ13~16を停止させることが可能となる。これにより、アクチュエータ13~16の駆動に必要な電力を低減することができる。
また、待機モード時において、充電ステーション10の実際の座標及び向きが目標座標及び所定の向きから大きくずれることを抑制することで、充電準備信号を受信した際、短時間で充電ステーション10の実際の座標及び向きを目標座標及び所定の向きにすることができる。
図5に示す処理が開始されると、S5では、自律型無人潜水機5から充電準備信号、または待機モード時において一定時間経過したことを知らせる信号がアクチュエータ制御部46に入力された際、アクチュエータ13~16の動作を停止させる。
S9において、ずれ量が第1の誤差閾値を超えていないと判定(Noと判定)されると、処理はS8へと戻る。
S9において、ずれ量が第1の誤差範囲を超えたと判定(Yesと判定)されると、処理はS10へと進む。
S12では、ジャイロセンサ33から浮体11の実際の向きに関する方位情報が方位差取得部45に送信される。そして、方位差取得部45により、給電モード時の浮体11の向きである所定の向きと浮体11の実際の向きとの差である方位差が取得されるとともに、取得した方位差に関する情報がアクチュエータ制御部に46に送信される。
次いで、S14では、修正後の浮体11の方位が方位誤差閾値内に収まっているか否かの判定が行われる。S14において、修正後の浮体11の方位が方位誤差閾値内に収まっていないと判定(Noと判定)されると、処理はS12へと戻る。
S14において、修正後の浮体11の方位が方位誤差閾値内に収まっていると判定(Yesと判定)されると、処理はS11へと進む。
S15では、位置情報受信部35が人工衛星2からのGPS信号(浮体11の実際の座標に関する信号)を受信する。S15の処理が完了すると、処理は、S16及びS17へと進む。
なお、図5に示す開始から終了までの処理は、繰り返し行われる。
また、待機モードにおいて、ずれ量が第2の誤差閾値内から第1の誤差閾値内に収まっている期間は、アクチュエータ13~16を停止させることが可能となるため、アクチュエータ13~16の駆動に必要な電力を低減することができる。
また、上記S1~S21の処理を行うことで、待機モード時において、充電ステーション10の実際の座標及び向きが目標座標及び所定の向きから大きくずれることを抑制することが可能となるので、充電ステーション10が充電準備信号を受信した際、短時間で充電ステーション10の実際の座標及び向きを目標座標及び所定の向きにすることができる。
制御装置37は、コンピュータ50に実装されている。そして、上述した充電ステーション10の動作は、プログラムの形式でストレージ53に記憶されている。
プロセッサ51は、プログラムをストレージ53から読み出してメインメモリ52に展
開し、当該プログラムに従って図5~図7に示す処理を実行する。
また、プロセッサ51は、プログラムに従って、上述した記憶部41に対応する記憶領域をメインメモリ52に確保する。
例えば、プログラムは、ストレージに既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせ、または他の装置に実装された他のプログラムとの組み合わせによって機能を発揮させるものであってもよい。
PLDの例としては、例えば、PAL(Programmable Array Logic)、GAL(Generic Array Logic)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)を挙げることが可能である。
この場合、プロセッサによって実現される機能の一部または全部が当該集積回路によって実現されてよい。
ストレージ53は、コンピュータ50のバスに直接接続された内部メディアであってもよいし、インタフェース54または通信回線を介してコンピュータ50に接続される外部メディアであってもよい。
1a…水面
2…人工衛星
5…自律型無人潜水機
5A…受電部
5B…バッテリ
10…充電ステーション
11…浮体
11a…上面
11A~11D…側面
11b…下面
13~16…アクチュエータ
21…支持棒
23,24…安定ひれ
23A,24A…安定ひれ本体
23B,24B…給電部
23C,24C…連結部
28…トランスポンダ
31…ソーラパネル
32…蓄電池
33…ジャイロセンサ
35…位置情報受信部
37…制御装置
41…記憶部
42…モード選択部
43…座標ずれ量取得部
44…座標誤差判定部
45…方位差取得部
46…アクチュエータ制御部
50…コンピュータ
51…プロセッサ
52…メインメモリ
53…ストレージ
54…インタフェース
Claims (8)
- 水上に浮く浮体と、
前記浮体に設けられ、前記浮体を前後左右に移動させるアクチュエータと、
前記浮体に対する位置が規制された状態で水中に配置され、自律型無人潜水機のバッテリを非接触で充電する給電部と、
前記浮体に設けられ、外部機器から送信される前記浮体の現在位置に関する情報を受信する位置情報受信部と、
前記アクチュエータを制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、アクチュエータを制御するアクチュエータ制御部と、
前記自律型無人潜水機から充電準備信号を受信した際、給電モードを選択し、前記充電準備信号を受信していない間、待機モードを選択するモード選択部と、
前記給電モード時に前記浮体がいるべき座標であって予め定められた目標緯度および目標経度を示す目標座標と前記外部機器から送信される前記浮体の実際の座標との間におけるずれ量を取得する座標ずれ量取得部と、
前記ずれ量が第1の誤差閾値を超えたか否かを判定するとともに、前記ずれ量が前記第1の誤差閾値よりも小さい第2の誤差閾値を超えたか否かを判定し、判定結果を判定信号として前記アクチュエータ制御部に送信する座標誤差判定部と、
前記給電モード時の前記浮体の向きであって予め定められた所定の向きと前記浮体の実際の向きとの差を取得するとともに、前記浮体の向きの差に関する情報を前記アクチュエータ制御部に送信する方位差取得部と、
を有し、
前記アクチュエータ制御部は、前記待機モード時において、前記ずれ量が前記第1の誤差閾値を超えた際に前記ずれ量を前記第1の誤差閾値内に収め、前記浮体の実際の向きを前記所定の向きにするとともに、前記ずれ量が前記第1の誤差閾値よりも小さい第2の誤差閾値内に収まるように、前記アクチュエータの動作を制御するとともに、前記給電モード時において、前記浮体の実際の座標が前記目標座標になるとともに、前記浮体の実際の向きが前記所定の向きとなるように、前記アクチュエータをフィードバック制御する充電ステーション。 - 前記浮体に設けられ、前記浮体の回転角速度を検出するジャイロセンサを備える請求項1記載の充電ステーション。
- 前記アクチュエータ制御部は、前記待機モード時において、前記ずれ量が前記第1の誤差閾値に収まった後、前記浮体の実際の向きを所定の向きとし、その後、前記ずれ量が前記第1の誤差閾値よりも小さい誤差範囲である第2の誤差閾値に収まるように、前記アクチュエータの動作を制御する請求項1または2記載の充電ステーション。
- 前記浮体の下面側に、上端が固定され、前記浮体の下方に延びる支持棒と、
前記支持棒に固定された安定ひれと、
を備え、
前記給電部は、前記安定ひれの内側に配置されている請求項1から3のうち、いずれか一項記載の充電ステーション。 - 前記モード選択部は、前記待機モード時において一定時間経過した際に、前記給電モードを選択する請求項1から4のうち、いずれか一項記載の充電ステーション。
- 水上に浮く浮体と、前記浮体に設けられ、前記浮体を前後左右に移動させるアクチュエータと、前記浮体に対する位置が規制された状態で水中に配置され、自律型無人潜水機のバッテリを非接触で充電する給電部と、前記浮体に設けられ、外部機器から送信される前記浮体の現在位置に関する情報を受信する位置情報受信部と、前記アクチュエータを制御する制御装置と、を備える充電ステーションの制御方法であって、
前記自律型無人潜水機から充電準備信号を受信した際、給電モードを選択し、前記充電準備信号を受信していない間、待機モードを選択する第1のステップと、
待機モード時において、給電モード時に前記浮体がいるべき座標であって予め定められた目標緯度および目標経度を示す目標座標と前記外部機器から送信される前記浮体の実際の座標との間におけるずれ量が第1の誤差閾値を超えたか否かを判定する第2のステップと、
前記待機モード時において、前記ずれ量が前記第1の誤差閾値を超えたと判定された際、前記ずれ量が前記第1の誤差閾値に収まるように、前記アクチュエータを駆動させる第3のステップと、
前記待機モード時において、前記ずれ量が前記第1の誤差閾値に収まった後に、前記浮体の実際の向きが前記給電モード時の前記浮体の向きであって予め定められた所定の向きとなるように、前記アクチュエータを駆動させる第4のステップと、
前記待機モード時において、前記第4のステップ後に、前記ずれ量が前記第1の誤差閾値よりも小さい誤差範囲である第2の誤差閾値に収まるように、前記アクチュエータの動作を制御する第5のステップと、
を備え、
前記給電モード時において、前記浮体の実際の座標が前記目標座標になるとともに、前記浮体の実際の向きが前記所定の向きとなるように、前記アクチュエータをフィードバック制御する充電ステーションの制御方法。 - 前記浮体の実際の向きは、ジャイロセンサが検出する前記浮体の回転角速度に基づいて取得する請求項6記載の充電ステーションの制御方法。
- 前記待機モード時において一定時間経過した際に、前記給電モードを選択する請求項6または7記載の充電ステーションの制御方法。
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JP2017225272A (ja) | 2016-06-16 | 2017-12-21 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 | 水中充電システム及び水中充電方法 |
CN109178260A (zh) | 2018-08-23 | 2019-01-11 | 杭州电子科技大学 | 一种无人船与auv的对接系统及对接方法 |
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- 2019-04-09 JP JP2019074165A patent/JP7247002B2/ja active Active
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