JP7246873B2 - 電力増幅器 - Google Patents

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Description

本発明は、電力増幅器に関する。
電力増幅器(Power Amplifier、以下PAと略する)は、無線通信やレーダー(Radar)等の無線システム(System)において、電力を送信アンテナに送り出す回路であり、最も電力を使う回路の1つである。そのため、PAには常にその電力効率の改善が求められている。同時に送信信号を歪ませないよう高い線形性も求められる。また、そのPAはFET(Field Effect Transistor;電界効果トランジスタ)、特に安価で無線システム内の他回路との集積化が可能なCMOS(Complementary MOS;相補型MOS)の実現が常に望まれている。
従来のFETを用いたPAのバイアス回路は、例えば、特許文献1にあるようなカレントミラー回路を利用したものがある。
図9は、特許文献1に記載されたバイアス回路を示す図である。
図9において、PAの増幅を担うトランジスタN10に対し、バイアス回路2でバイアス電圧VGを供給している。バイアス回路2においては、定電流IrefがトランジスタP2に流れ、トランジスタP1とトランジスタP2とで構成されるカレントミラー回路にIref(もしくはその定数倍)の電流がトランジスタP1とトランジスタN1とに流れ、さらにトランジスタN1とトランジスタN10もカレントミラー回路構成になっているため、トランジスタN1に流れる電流(もしくはその定数倍の電流)がトランジスタN10に流れる。
この動作によりトランジスタN10にはバイアス電流(電圧)がかかり、PAとして増幅動作が可能となる。
特開2016-105582号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方式によれば、トランジスタN10のゲートにかかる電圧(VG)の平均値は、端子T1から入力される電力に依存せず固定電圧となり、電力効率や線形性の点で入力電力に対して最適化されない。
そこで、本発明は、特にFETを使用したPAに関して、入力信号電力に適応して動作する新しいBias(バイアス)回路により、PAの電力効率と線形性を改善するものである。すなわち、本発明は、電力効率と線形性の向上が確保されたPA(電力増幅器)を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、同極性の第1トランジスタおよび第3トランジスタと、第1のサブバイアス回路と、ローパスフィルタとで構成される第1のバイアス回路と、前記第1トランジスタおよび前記第3トランジスタと同極性の第4トランジスタで構成される増幅回路と、を備える電力増幅器であって、前記第1のバイアス回路は、前記第1トランジスタの第2端子と前記第1のサブバイアス回路の第2端子とを接地し、前記第1トランジスタの制御端子と前記第1のサブバイアス回路の制御端子とを接続し、前記第1のサブバイアス回路の第1端子は定電圧端子に接続し、前記第1トランジスタの第1端子と前記第3トランジスタの第2端子とを接続し、前記第3トランジスタの第1端子と前記ローパスフィルタの入力端子とを接続し、前記ローパスフィルタの出力端子と前記第3トランジスタの制御端子とを接続し、前記第3トランジスタの第1端子は前記定電圧端子に接続し、前記第1トランジスタの第1端子からバイアス信号を出力し、増幅回路は、前記第1トランジスタの第1端子が前記第4トランジスタの制御端子に接続する構成を有し、前記第4トランジスタの制御端子に前記バイアス信号が供給され、所定の信号周波数における入力電力を電力増幅する電力増幅器である。
また、本発明の一態様は、上記電力増幅器であって、前記第1のサブバイアス回路は、第2トランジスタと第1抵抗素子とを含んで構成され、前記第1抵抗素子の他端子を前記第1のサブバイアス回路の第1端子とし、前記第2トランジスタの第2端子を前記第1のサブバイアス回路の第2端子とし、前記第2トランジスタの制御端子と第1端子とを接続し、前記第2トランジスタの第1端子を前記第1抵抗素子の一端子に接続し、前記第1抵抗素子の他端子は前記定電圧端子に接続する構成であることを特徴とする電力増幅器である。
また、本発明の一態様は、上記電力増幅器であって、前記ローパスフィルタは、第2抵抗素子と容量とを含んで構成され、前記第3トランジスタの第1端子を前記ローパスフィルタの入力端子とし、前記第3トランジスタの制御端子を前記ローパスフィルタの出力端子とし、前記容量の一端が前記ローパスフィルタの出力端子に接続され、前記容量の他端が接地されている構成であることを特徴とする電力増幅器である。
また、本発明の一態様は、上記電力増幅器であって、前記第3トランジスタの第1端子および前記ローパスフィルタの入力端子を前記定電圧端子に接続している第3抵抗素子を有することを特徴とする電力増幅器である。
また、本発明の一態様は、上記電力増幅器であって、前記第1トランジスタの第1端子を前記第4トランジスタの制御端子に接続する第4抵抗素子を有することを特徴とする電力増幅器である。
また、本発明の一態様は、上記電力増幅器であって、前記第1トランジスタおよび前記第3トランジスタとは異極性の第5トランジスタおよび第6トランジスタと、第2のサブバイアス回路とで構成される第2のバイアス回路とを備え、前記増幅回路は、前記第4トランジスタと同極性のトランジスタであって、第2端子が前記第4トランジスタの第1端子と直列接続された第8トランジスタを含んで構成され、前記第2のバイアス回路は、前記第2のサブバイアス回路の第1端子と前記第6トランジスタの第1端子とを第2の定電圧端子に接続し、前記第6トランジスタの制御端子と前記第2のサブバイアス回路の制御端子とを接続し、前記第2のサブバイアス回路の第2端子を接地し、前記第5トランジスタの第2端子を接地し、前記第1トランジスタの第1端子を前記第5トランジスタの制御端子に接続し、前記第6トランジスタの第2端子と前記第5トランジスタの第1端子を接続し、前記第5トランジスタの第2端子を接地する構成を有し、前記第5トランジスタの第1端子から第2のバイアス信号を前記第8トランジスタの制御端子に出力することを特徴とする電力増幅器である。
また、本発明の一態様は、上記電力増幅器であって、前記第2のサブバイアス回路は、第7トランジスタと第6抵抗素子とを含んで構成され、前記第7トランジスタの第1端子を前記第2のサブバイアス回路の第1端子とし、前記第6抵抗素子の他端子を前記第2のサブバイアス回路の第2端子とし、前記第7トランジスタの制御端子と第2端子を接続し、前記第7トランジスタの第2端子を前記第6抵抗素子の一端子に接続する構成であることを特徴とする電力増幅器である。
また、本発明の一態様は、上記電力増幅器であって、前記第1トランジスタの第1端子を前記第5トランジスタの制御端子に接続する第5抵抗素子を有することを特徴とする電力増幅器である。
また、本発明の一態様は、上記電力増幅器であって、前記第2のバイアス回路は、さらに前記第5トランジスタおよび前記第6トランジスタとは同極性の第9トランジスタを含んで構成され、前記増幅回路は、さらに前記第8トランジスタと同極性のトランジスタであって、第2端子が前記第8トランジスタの第1端子と直列接続された第10トランジスタを含んで構成され、前記第2のバイアス回路は、前記第6トランジスタの第2端子と前記第9トランジスタの第1端子を接続し、前記第9トランジスタの制御端子と第2端子を接続し、前記第9トランジスタの第2端子と前記第5トランジスタの第1端子を接続する構成を有し、前記第9トランジスタのソースから第3のバイアス信号を前記第10トランジスタの制御端子に出力することを特徴とする電力増幅器である。
本発明によれば、バイアス回路(第1のバイアス回路等)によって、電力効率と線形性の向上を確保することができる。
本発明の一実施形態に係るPAの回路図である。 図1に示すPAの入力電力(横軸)とVG_FET4の平均電圧(縦軸)の関係を示す図である。 従来技術におけるPAの回路図である。 図1、図3に示すPAの入力電力(横軸)とFET4の消費電流(縦軸)の関係を示す図である。 図1、図3に示すPAの入力電力Pin(横軸)と出力電力Pout(左縦軸)および電力付加効率PAE(右縦軸)の関係を示す図である。 図1、図3に示すPAの入力電力Pin(横軸)とPAのGain(縦軸)の関係を示す図である。 本発明の一実施形態に係るPAの回路図である。 本発明の一実施形態に係るPAの回路図である。 特許文献1に記載されたバイアス回路を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態に係るPAの構成例について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の一実施形態に係るPAの回路図である。図1に示すPA1(電力増幅器)は、バイアス回路11(第1のバイアス回路)、入力整合回路13、図1においてはFET4(第4電界効果トランジスタ)から構成される増幅回路、出力整合回路14を備える。
入力整合回路13は、一端が入力端子RF_inと接続されて、他端がFET4のゲート端子と接続されており、入力端子RF_inのインピーダンスとFET4の入力インピーダンスとの整合を図る回路である。
出力整合回路14は、一端がFET4のドレイン端子と接続されて、他端が出力端子RF_outと接続されており、FET4から構成される増幅回路の出力インピーダンスと出力端子RF_outに接続される外部負荷のインピーダンスとの整合を図る回路である。
FET4は、PA1の増幅回路を構成するトランジスタであり、例えば集積回路上に作製される。FET4は、ゲート端子が入力整合回路13の他端とバイアス回路11の抵抗R14(第4の抵抗素子)の他端とに接続され、ドレイン端子が出力整合回路14の一端と接続され、ソース端子が接地されている。
バイアス回路11は、FET4にバイアスを配給する回路であり、以下に説明する接続により構成される。バイアス回路11は、同極性のFET1(第1電界効果トランジスタ)、FET2(第2電界効果トランジスタ)およびFET3(第3電界効果トランジスタ)と、抵抗R11(第1抵抗素子)、抵抗R12(第2抵抗素子)および抵抗R13(第3抵抗素子)、抵抗R14(第4抵抗素子)とで構成される。
バイアス回路11は、FET1とFET2とのソースを接地し、FET1とFET2とのゲートを接続し、FET2のゲートとドレインを接続し、FET2のドレインを抵抗R11の一端子に接続し、抵抗R11の他端子は定電圧端子(V_bias)に接続している。また、FET1のドレインとFET3のソースとを接続し、FET3のドレインとFET3のゲートとを抵抗R12を介して接続している。また、FET3のドレインは抵抗R13を介して定電圧端子V_biasに接続している。また、FET1のドレインを抵抗R14の一端子に接続する構成を有している。
以上の構成により、バイアス回路11は、FET1のドレインからバイアス信号VS_FET3を出力する。
なお、本実施形態において、FET1~FET4は、nMOS(n-Channel Metal-Oxide Semiconductor;nチャネル金属酸化膜半導体)である。つまり、FET1~FET4は、本実施形態において同極性の、すなわちn型のFETである。
FET4から構成される増幅回路は、抵抗R14の他端子がFET4のゲートに接続する構成を有し、FET4のゲートに抵抗R14を介してバイアス信号VG_FET4が供給され、所定の信号周波数における入力電力Pinを電力増幅する。
ここで、以上の構成を有するPA1の動作について、入力信号電力の大小に応じて説明する。
(1)入力信号電力Pinが入力端子RF_inから入力されていない状態
入力信号電力Pinが入力端子RF_inから入力されていない状態では、バイアス回路11内では、電圧V_biasの電圧値、抵抗R11の抵抗値およびFET2の閾値、サイズ等によって、電流Iref1が決定される。また、FET2とFET1はカレントミラー回路を構成しているため、FET1のドレイン電圧が飽和領域にあれば、FET1に流れる電流はIref1(またはその定数倍)となる。FET3に流れる電流はFET1と同じであり、FET3のソース電圧VS_FET3(=FET1のドレイン電圧)は、FET3に流れる電流とFET3のゲート-ソース間電圧から決定される。FET4のゲート電圧VG_FET4は抵抗R14を介してVS_FET3と同電圧となる。
(2)入力信号電力Pinが小さい状態
入力信号電力が小さい状態について考えると、FET4とバイアス回路11内の平均電圧は、入力信号電力が入力されていない時と同じである。
(3)入力信号電力Pinが大きくなった状態
入力信号電力Pinが大きくなった状態について考えると、VG_FET4の電圧振幅が大きくなり、抵抗R14を介してVS_FET3の電圧振幅が大きくなる。その場合にVS_FET3の振幅下限電圧がFET1の3極管領域(非飽和領域とも言う)に入ると、入力信号電力Pinが上述のなし、あるいは小さい場合と比較して、FET1の平均電流は小さくなる。FET1の電流はFET3の電流と同じであり、その電流が小さくなった場合にはFET3のゲート-ソース間平均電圧は小さくならざるをえないため、VS_FET3の平均電圧は上昇する。つまり、PAの入力信号電力Pinが大きくなるに従い、FET4の平均ゲート電圧VG_FET4は大きくなる。
以上の(1)~(3)の動作を回路シミュレーションしたものを図2に挙げる。
図2は、連続波の入力信号周波数28GHz(所定の信号周波数)を図1の回路に入力したときの入力電力(横軸)とVG_FET4の平均電圧(縦軸)の関係である。図2を見ると、入力電力が-2dBm辺りから電圧が上昇し、上記説明の通りとなっていることがわかる。
さらに、本発明のバイアス回路11と従来のバイアス回路を比較するために、回路シミュレーションを実施した。従来のバイアス回路として図3の示される回路を用意した。
図3は、従来技術におけるPAの回路図である。図3に示すPA9は、バイアス回路2は抵抗R2とFET2のみで構成されており、先行技術文献に記載されているように、FET2とパワーアンプのトランジスタであるFET4はカレントミラー回路を構成している。
次に説明する比較において、バイアス回路11とバイアス回路2とでは、トランジスタ(各FET)としては、ゲート長=56nmのCMOS FETのモデルを用いている。
図4は、図1と図3の回路に対して連続波の入力信号周波数28GHzを入力したときの入力電力(横軸)とFET4の消費電流(縦軸)の関係である。これを見ると、本発明では、入力電力Pinの増加に従い消費電流が増加しているのに対して、従来方式では入力電力Pinに関わらず消費電流はほぼ一定である。
また、図5も同様に、図1と図3の回路に対して連続波の入力信号周波数28GHzを入力したときの入力電力Pin(横軸)と出力電力Pout(左縦軸)および電力付加効率PAE(右縦軸)の関係である。これを見ると、出力電力Poutがおおよそ飽和するまで(Pin~5dBm)、電力付加効率PAEは、本発明のほうが高い。これは、図4で見たように本発明では入力電力Pinに応じて消費電流が変化するためである。
また、図6も同様に、図1と図3の回路に対して連続波の入力信号周波数28GHzを入力したときの入力電力Pin(横軸)とPAのGain(縦軸)の関係である。これを見ると出力電力がおおよそ飽和するまで(Pin~5dBm)、本発明はゲイン(Gain)がほぼ一定であるのに対して、従来方式ではゲインが大きく変動している。これは、本発明では入力電力Pinに応じてVG_FET4が変動し(図2に示すように高いレベルに移動し)、歪みが生じにくく高い線形性が実現できていると考えられる。
以上の、図2、図4~図6に示したシミュレーション結果から、本発明の回路方式を用いれば、高い電力効率と高い線形性が実現できることがわかる。
(第2の実施形態)
図7は、本発明の一実施形態に係るPAの回路図である。
図7に示すPA1a(電力増幅器)は、バイアス回路11、バイアス回路12(第2のバイアス回路)、入力整合回路13、図7においてはFET4およびFET8(第8電界効果トランジスタ)から構成される増幅回路、出力整合回路14を備える。
図7において、図1に示すPA1と同じ部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。
無線応用において、距離的により遠くへ無線信号・電力を飛ばしたいという要求があり、それに従いPAの出力電力をより大きくすることが求められる。
PAの出力電力を大きくする方法の1つとして電源電圧を大きくすることが考えられるが、その場合、トランジスタの耐圧能力以上に上げてしまうことはできない。その対策として、図7に示すようにFET4に対してFET8を縦積みに設けて、動作的にPAの1つのトランジスタにかかるバイアスおよび振幅電圧を半分にする方法が用いられる。
このFET8に対するバイアス回路として、バイアス回路12を新たに設ける。バイアス回路12は、FET5(第5電界効果トランジスタ)、FET6(第6電界効果トランジスタ)およびFET7(第7電界効果トランジスタ)と、R15(第5抵抗素子)およびR16(第6抵抗素子)とから構成される。
すなわち、バイアス回路12は、FET1、FET2およびFET3とは異極性のFET5、FET6およびFET7と、R15およびR16とで構成される。
また、増幅回路は、FET4と同極性の電界効果トランジスタであって、ソースがFET4のドレインと直列接続されたFET8を含んで構成される。
バイアス回路12は、FET6のソースとFET7のソースとを第2の定電圧端子(Vbias2)に接続し、FET6とFET7とのゲートを接続し、FET7のゲートとドレインを接続し、FET7のドレインをR16の一端子に接続し、R16の他端子は接地される。また、バイアス回路12は、FET5のドレインを接地し、FET1のドレインをR15の一端子に接続し、R15の他端子はFET5のゲートに接続し、FET6のドレインとFET5のソースを接続し、FET5のドレインを接地する構成を有する。
以上の構成により、バイアス回路12は、FET5のソースからVG_FET8(第2のバイアス信号)をFET8のゲートに出力する。
なお、本実施形態において、FET5~FET7は、pMOS(p-Channel Metal-Oxide Semiconductor;pチャネル金属酸化膜半導体)である。つまり、FET5~FET7は、本実施形態においてFET1~FET4とは異極性の、すなわちp型のFETである。
ここで、以上の構成を有するPA1aの動作について、入力信号電力の大小に応じて説明する。
(1)入力信号電力Pinが入力端子RF_inから入力されていない状態
入力信号電力Pinが入力端子RF_inから入力されていない状態では、FET4にかかるバイアス電圧は第1の実施形態と同じである。バイアス回路12では、FET7と抵抗R16、V_bias2の電圧値によって電流値Iref2と電圧値VG_FET6が決定される。FET7とFET6はカレントミラー回路のため、FET6とFET5にはIref2(またはその定数倍)の電流が流れるが、FET5のゲート電圧はバイアス回路11からVS_FET3で与えられる。FET8のバイアス電圧であるVG_FET8(第2のバイアス信号)はPMOSであるFET5のゲート(VS_FET3)-ソース(VG_FET8)間電圧とFET5に流れる電流から決定される。
(2)入力信号電力Pinが小さい状態
入力信号電力が小さい状態について考えると、FET4とバイアス回路11内の平均電圧およびFET8とは、入力信号電力が入力されていない時と同じである。
(3)入力信号電力Pinが大きくなった状態
入力信号電力Pinが大きくなった状態について考えると、第1の実施形態の場合と同様に、VG_FET4の電圧振幅が大きくなり、抵抗R14を介してVS_FET3の電圧振幅が大きくなる。その場合にVS_FET3の振幅下限電圧がFET1の3極管領域 (非飽和領域とも言う)に入ると、入力信号電力がなし、あるいは小さい場合と比較して、FET1の平均電流は小さくなる。FET1の電流はFET3の電流と同じであり、その電流が小さくなった場合にはFET3のゲート-ソース間平均電圧は小さくなるため、VS_FET3の平均電圧は上昇する。そして、バイアス回路12においてFET5のゲート電圧でもあるVS_FET3は上昇するが、FET5に流れる電流は一定のため、FET5のソース電圧であるVG_FET8は上昇する。つまり、PAの入力電力Pinの増加によってFET4のゲート電圧VG_FET4(バイアス信号)とFET8のゲート電圧VG_FET8(第2のバイアス信号)は上昇する。
以上述べたように、第2の実施形態では、第1の実施形態と同様にPA1aの入力電力Pinの増加によって、ソースが接地しているトランジスタのバイアス電圧(バイアス信号)のみならず縦積みのトランジスタのゲート電圧(第2のバイアス信号)も増加させることができる。そのため、縦積み構造のPA1aに対して電力効率と線形性の向上が確保される。
(第3の実施形態)
図8は、本発明の一実施形態に係るPAの回路図である。
図8に示すPA1b(電力増幅器)は、バイアス回路11(第1のバイアス回路)、バイアス回路12a(第2のバイアス回路)、入力整合回路13、図8においてはFET4、FET8およびFET10から構成される増幅回路、出力整合回路14を備える。
図8において、図1に示すPA1、図3に示すPA1aと同じ部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。
第3の実施形態は、第2の実施形態よりさらに縦積みのトランジスタを増やした場合についての発明となるが、縦積みのトランジスタとしてFET10が追加されており、バイアス回路12aにおいてダイオード接続されたFET9も追加されている。
すなわち、バイアス回路12a(第2のバイアス回路)は、バイアス回路12に対して、さらにFET5、FET6およびFET7とは同極性のFET9(第9電界効果トランジスタ)を含んで構成される。
また、増幅回路は、第2の実施形態の増幅回路に対して、さらにFET8と同極性の電界効果トランジスタであって、ソースがFET8のドレインと直列接続されたFET10(第10電界効果トランジスタ)を含んで構成される。
バイアス回路12aは、FET6のドレインとFET9のソースを接続し、FET9のゲートとドレインを接続し、FET9のドレインとFET5のソースを接続する構成を有する。
以上の構成により、バイアス回路12aは、FET9のソースからVG_FET10(第3)のバイアス信号をFET10のゲートに出力する。
なお、本実施形態において、FET9は、pMOSである。つまり、FET9は、本実施形態においてFET1~FET4とは異極性の、FET5~FET7とは同極性の、すなわちp型のFETである。
以上の構成を有するPA1bの動作としては、追加部分以外は第2の実施形態と同じであり、入力電圧が増加した際に電圧VG_FET8が増加するため、ダイオード接続されたFET9の動作によりFET10のゲート電圧であるVG_FET10が上昇する。
以上述べたように、第3の実施形態では、第1、第2の実施形態と同様にPA1bの入力電力Pinの増加によって、ソースが接地しているトランジスタのバイアス電圧(バイアス信号)のみならず複数の縦積みのトランジスタのゲート電圧(第2、第3のバイアス信号)も同時に増加させることができる。そのため、複数の縦積み構造のPA1bに対して電力効率と線形性の向上が確保される。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
例えば、第3の実施形態で説明したPA1bは、ダイオード接続されたFET9をn(n≧2)台有するバイアス回路と、ダイオード接続されたFET9のn台の出力がそれぞれゲートへと入力されるn台のFET10に対応するFETを縦積構造で有する増幅回路とにより構成されてもよい。すなわち、一例としてn=2の場合、バイアス回路においては、ゲートとドレインが接続されたFET9aがFET6のドレインとFET9のソースとの間に接続される。そして、増幅回路においては、FET10のドレインと出力整合回路14との間にFET10aが接続され、FET10aのゲートにはFET9aのソースが接続される構成であってもよい。
また、第1の実施形態で説明した電力増幅器PA1は、同極性のFET1(第1電界効果トランジスタ)、FET2(第2電界効果トランジスタ)およびFET3(第3電界効果トランジスタ)と、抵抗R11(第1抵抗素子)、抵抗R12(第2抵抗素子)および抵抗R13(第3抵抗素子)、抵抗R14(第4抵抗素子)とで構成されるバイアス回路11(第1のバイアス回路)と、
FET1、FET2およびFET3と同極性のFET4(第4電界効果トランジスタ)で構成される増幅回路と、を備える電力増幅器であって、
バイアス回路11は、FET1とFET2とのソースを接地し、FET1とFET2とのゲートを接続し、FET2のゲートとドレインを接続し、FET2のドレインを抵抗R11の一端子に接続し、抵抗R11の他端子は定電圧端子(V_bias)に接続し、FET1のドレインとFET3のソースとを接続し、FET3のドレインとFET3のゲートとを抵抗R12を介して接続し、FET3のドレインは抵抗R13を介して定電圧端子V_biasに接続し、FET1のドレインを抵抗R14の一端子に接続する構成を有し、FET1のドレインからバイアス信号VS_FET3を出力し、
増幅回路は、抵抗R14の他端子がFET4のゲートに接続する構成を有し、FET4のゲートに抵抗R14を介してバイアス信号VG_FET4が供給され、所定の信号周波数における入力電力Pinを電力増幅することを特徴とする電力増幅器という構成要素を持つ発明である。
この構成要素を持つ発明を、下記(11)~(15)に記載の内容に置き換えることにより、より上位概念で記載された構成要素を持つ発明とすることができる。
(11)第1の実施形態で説明したPA1において、バイアス回路の抵抗(R11,R12,R13,R14)は、その中のいくつか又は全部がなくても動作するので、対応できるような記載とする。
(12)第1の実施形態で説明したPA1において、容量(R12に接続している容量)が記載されていないが、ある場合とない場合のどちらでも動作するので、対応できるような記載とする。
(13)第1の実施形態で説明したPA1において、容量と抵抗(R12とそれに接続している容量)を、信号周波数を除去できる一般的なローパスフィルタに置き換えた形であっても動作するので、対応できるような記載とする。
(14)第1の実施形態で説明したPA1において、FET1、2、3、4は、MOSFETでなくて3端子以上のトランジスタであっても動作するので、対応できるような記載とする。
(15)第1の実施形態で説明したPA1において、FET2とR11に置き換えて、FET1のゲート電圧を配給する一般的なバイアス回路に置き換えた形であっても動作するので、対応できるような記載とする。
すなわち、第1の実施形態で説明したPA1は、同極性のTr1(第1トランジスタ)およびTr3(第3トランジスタ)と、第1のサブバイアス回路と、ローパスフィルタとで構成されるバイアス回路11(第1のバイアス回路)と、
Tr1およびTr3と同極性のTr4(第4トランジスタ)で構成される増幅回路と、を備える電力増幅器であって、
バイアス回路11は、Tr1の第2端子と第1のサブバイアス回路の第2端子とを接地し、Tr1の制御端子と第1のサブバイアス回路の制御端子とを接続し、第1のサブバイアス回路の第1端子は定電圧端子(V_bias)に接続し、Tr1の第1端子とTr3の第2端子とを接続し、Tr3の第1端子とローパスフィルタの入力端子とを接続し、ローパスフィルタの出力端子とTr3の制御端子とを接続し、Tr3の第1端子は定電圧端子V_biasに接続し、Tr1の第1端子からバイアス信号VS_FET3を出力し、
増幅回路は、Tr1の第1端子がTr4の制御端子に接続する構成を有し、Tr4の制御端子にバイアス信号VG_FET3が供給され、所定の信号周波数における入力電力Pinを電力増幅する電力増幅器である。
ここで、第1のサブバイアス回路は、Tr2(第2トランジスタ)と抵抗R11(第1抵抗素子)とを含んで構成され、抵抗R11の他端子を第1のサブバイアス回路の第1端子とし、Tr2の第2端子を第1のサブバイアス回路の第2端子とし、Tr2の制御端子と第1端子とを接続し、Tr2の第1端子を抵抗R11の一端子に接続し、抵抗R11の他端子は定電圧端子(V_bias)に接続する構成であってよい。
また、ローパスフィルタは、抵抗R12(第2抵抗素子)と容量とを含んで構成され、Tr3の第1端子をローパスフィルタの入力端子とし、Tr3の制御端子をローパスフィルタの出力端子とし、容量の一端がローパスフィルタの出力端子に接続され、容量の他端が接地されている構成であってよい。
また、Tr3の第1端子およびローパスフィルタの入力端子を定電圧端子V_biasに接続している抵抗R13(第3抵抗素子)があってもよい。
また、Tr1の第1端子をTr4の制御端子に接続する抵抗R14(第4抵抗素子)があってもよい。
なお、上記(14)に記載の内容に対応するため、Tr1~4(第1トランジスタ~第4トランジスタ)がNFETである場合、ドレインを第1端子、ゲートを制御端子、ソースを第2端子としている。これは、Tr1~4がNPNバイポーラトランジスタである場合、コレクタを第1端子、ベースを制御端子、エミッタを第2端子とするためである。
また、第2の実施形態で説明した電力増幅器PA1aは、第1の実施形態で説明した電力増幅器PA1において、
FET1、FET2およびFET3とは異極性のFET5(第5電界効果トランジスタ)、FET6(第6電界効果トランジスタ)およびFET7(第7電界効果トランジスタ)と、R15(第5抵抗素子)およびR16(第6抵抗素子)とで構成されるバイアス回路12(第2のバイアス回路)とを備え、
増幅回路は、FET4と同極性の電界効果トランジスタであって、ソースがFET4のドレインと直列接続されたFET8を含んで構成され、
バイアス回路12は、FET6のソースとFET7のソースとを第2の定電圧端子(Vbias2)に接続し、FET6とFET7とのゲートを接続し、FET7のゲートとドレインを接続し、FET7のドレインをR16の一端子に接続し、R16の他端子は接地し、FET5のドレインを接地し、FET1のドレインをR15の一端子に接続し、R15の他端子はFET5のゲートに接続し、FET6のドレインとFET5のソースを接続し、FET5のドレインを接地する構成を有し、FET5のソースからVG_FET8(第2のバイアス信号)をFET8のゲートに出力することを特徴とする電力増幅器という構成要素を持つ発明である。
この構成要素を持つ発明を、下記(21)~(23)に記載の内容に置き換えることにより、より上位概念で記載された構成要素を持つ発明とすることができる。
(21)第2の実施形態で説明したPA1aにおいて、バイアス回路の抵抗(R15、R16)は、その中のいくつか又は全部がなくても動作するので、対応できるような記載とする。
(22)第2の実施形態で説明したPA1aにおいて、FET5、6、7、8は、MOSFETでなくて3端子以上のトランジスタであっても動作するので、対応できるような記載とする。
(23)第2の実施形態で説明したPA1aにおいて、FET7とR16に置き換えて、FET6のゲート電圧を配給する一般的なバイアス回路に置き換えた形であっても動作するので、対応できるような記載とする。
すなわち、第2の実施形態で説明した電力増幅器PA1aは、第1の実施形態で説明した電力増幅器PA1において、
Tr1およびTr3とは異極性のTr5(第5トランジスタ)およびTr6(第6トランジスタ)と、第2のサブバイアス回路とで構成されるバイアス回路12(第2のバイアス回路)とを備え、
増幅回路は、Tr4と同極性のトランジスタであって、第2端子がTr4の第1端子と直列接続されたTr8(第8トランジスタ)を含んで構成され、
バイアス回路12は、第2のサブバイアス回路の第1端子とTr6の第1端子とを第2の定電圧端子(Vbias2)に接続し、Tr6の制御端子と第2のサブバイアス回路の制御端子とを接続し、第2のサブバイアス回路の第2端子を接地し、Tr5の第2端子を接地し、Tr1の第1端子をTr5の制御端子に接続し、Tr6の第2端子とTr5の第1端子を接続し、Tr5の第2端子を接地する構成を有し、Tr5の第1端子からVG_FET8(第2のバイアス信号)をTr8の制御端子に出力する電力増幅器である。
ここで、第2のサブバイアス回路は、Tr7(第7トランジスタ)と抵抗R16(第6抵抗素子)とを含んで構成され、Tr7の第1端子を第2のサブバイアス回路の第1端子とし、R16の他端子を第2のサブバイアス回路の第2端子とし、Tr7の制御端子と第2端子を接続し、Tr7の第2端子をR16の一端子に接続する構成であってよい。
また、Tr1の第1端子をTr5の制御端子に接続するR15(第5抵抗素子)があってもよい。
なお、上記(22)に記載の内容に対応するため、Tr5~7(第5トランジスタ~第7トランジスタ)がPFETである場合、ソースを第1端子、ゲートを制御端子、ドレインを第2端子としている。これは、Tr5~7がPNPバイポーラトランジスタである場合、エミッタを第1端子、ベースを制御端子、コレクタを第2端子とするためである。
また、Tr8がNFETである場合、ドレインを第1端子、ゲートを制御端子、ソースを第2端子としている。これは、Tr8がNPNバイポーラトランジスタである場合、コレクタを第1端子、ベースを制御端子、エミッタを第2端子とするためである。
また、第3の実施形態で説明した電力増幅器PA1bは、第2の実施形態で説明した電力増幅器PA1aにおいて、
バイアス回路12a(第2のバイアス回路)は、さらにFET5、FET6およびFET7とは同極性のFET9(第9電界効果トランジスタ)を含んで構成され、
増幅回路は、さらにFET8と同極性の電界効果トランジスタであって、ソースがFET8のドレインと直列接続されたFET10(第10電界効果トランジスタ)を含んで構成され、
バイアス回路12aは、FET6のドレインとFET9のソースを接続し、FET9のゲートとドレインを接続し、FET9のドレインとFET5のソースを接続する構成を有し、
FET9のソースからVG_FET10(第3)のバイアス信号をFET10のゲートに出力することを特徴とする電力増幅器という構成要素を持つ発明である。
この構成要素を持つ発明を、下記(31)に記載の内容に置き換えることにより、より上位概念で記載された構成要素を持つ発明とすることができる。
(31)第2の実施形態で説明したPA1aにおいて、FET9、10は、MOSFETでなくて3端子以上のトランジスタであっても動作するので、対応できるような記載とする。
すなわち、第3の実施形態で説明した電力増幅器PA1bは、第2の実施形態で説明した電力増幅器PA1aにおいて、
バイアス回路12a(第2のバイアス回路)は、さらにTr5およびTr6とは同極性のTr9(第9トランジスタ)を含んで構成され、
増幅回路は、さらにTr8と同極性のトランジスタであって、第2端子がTr8の第1端子と直列接続されたTr10(第10トランジスタ)を含んで構成され、
バイアス回路12aは、Tr6の第2端子とTr9の第1端子を接続し、Tr9の制御端子と第2端子を接続し、Tr9の第2端子とTr5の第1端子を接続する構成を有し、
Tr9のソースからVG_FET10(第3)のバイアス信号をTr10の制御端子に出力することを特徴とするという構成要素を持つ発明である。
なお、上記(31)に記載の内容に対応するため、Tr9(第9トランジスタ)がPFETである場合、ソースを第1端子、ゲートを制御端子、ドレインを第2端子としている。これは、Tr8がPNPバイポーラトランジスタである場合、エミッタを第1端子、ベースを制御端子、コレクタを第2端子とするためである。
また、Tr10がNFETである場合、ドレインを第1端子、ゲートを制御端子、ソースを第2端子としている。これは、Tr10がNPNバイポーラトランジスタである場合、コレクタを第1端子、ベースを制御端子、エミッタを第2端子とするためである。
1,1a,1b,9…PA(電力増幅器)、2,11,11a,11b…バイアス回路、4…FET(増幅回路)、13…入力整合回路、14…出力整合回路

Claims (8)

  1. 同極性の第1トランジスタおよび第3トランジスタと、第1のサブバイアス回路と、ローパスフィルタとで構成される第1のバイアス回路と、
    前記第1トランジスタおよび前記第3トランジスタと同極性の第4トランジスタで構成される増幅回路と、を備える電力増幅器であって、
    前記第1のバイアス回路は、前記第1トランジスタの第2端子と前記第1のサブバイアス回路の第2端子とを接地し、前記第1トランジスタの制御端子と前記第1のサブバイアス回路の制御端子とを接続し、前記第1のサブバイアス回路の第1端子は定電圧端子に接続し、前記第1トランジスタの第1端子と前記第3トランジスタの第2端子とを接続し、前記第3トランジスタの第1端子と前記ローパスフィルタの入力端子とを接続し、前記ローパスフィルタの出力端子と前記第3トランジスタの制御端子とを接続し、前記第3トランジスタの第1端子は前記定電圧端子に接続し、前記第1トランジスタの第1端子からバイアス信号を出力し、
    増幅回路は、前記第1トランジスタの第1端子が前記第4トランジスタの制御端子に接続する構成を有し、前記第4トランジスタの制御端子に前記バイアス信号が供給され、所定の信号周波数における入力電力を電力増幅し、
    前記第1トランジスタおよび前記第3トランジスタとは異極性の第5トランジスタおよび第6トランジスタと、第2のサブバイアス回路とで構成される第2のバイアス回路とを備え、
    前記増幅回路は、前記第4トランジスタと同極性のトランジスタであって、第2端子が前記第4トランジスタの第1端子と直列接続された第8トランジスタを含んで構成され、
    前記第2のバイアス回路は、前記第2のサブバイアス回路の第1端子と前記第6トランジスタの第1端子とを第2の定電圧端子に接続し、前記第6トランジスタの制御端子と前記第2のサブバイアス回路の制御端子とを接続し、前記第2のサブバイアス回路の第2端子を接地し、前記第5トランジスタの第2端子を接地し、前記第1トランジスタの第1端子を前記第5トランジスタの制御端子に接続し、前記第6トランジスタの第2端子と前記第5トランジスタの第1端子を接続し、前記第5トランジスタの第2端子を接地する構成を有し、前記第5トランジスタの第1端子から第2のバイアス信号を前記第8トランジスタの制御端子に出力する電力増幅器。
  2. 前記第1のサブバイアス回路は、第2トランジスタと第1抵抗素子とを含んで構成され、前記第1抵抗素子の他端子を前記第1のサブバイアス回路の第1端子とし、前記第2トランジスタの第2端子を前記第1のサブバイアス回路の第2端子とし、前記第2トランジスタの制御端子と第1端子とを接続し、前記第2トランジスタの第1端子を前記第1抵抗素子の一端子に接続し、前記第1抵抗素子の他端子は前記定電圧端子に接続する構成であることを特徴とする請求項1に記載の電力増幅器。
  3. 前記ローパスフィルタは、第2抵抗素子と容量とを含んで構成され、前記第3トランジスタの第1端子を前記ローパスフィルタの入力端子とし、前記第3トランジスタの制御端子を前記ローパスフィルタの出力端子とし、前記容量の一端が前記ローパスフィルタの出力端子に接続され、前記容量の他端が接地されている構成であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電力増幅器。
  4. 前記第3トランジスタの第1端子および前記ローパスフィルタの入力端子を前記定電圧端子に接続している第3抵抗素子を有することを特徴とする請求項1から請求項3いずれか1項に記載の電力増幅器。
  5. 前記第1トランジスタの第1端子を前記第4トランジスタの制御端子に接続する第4抵抗素子を有することを特徴とする請求項1から請求項4いずれか1項に記載の電力増幅器。
  6. 前記第2のサブバイアス回路は、第7トランジスタと第6抵抗素子とを含んで構成され、前記第7トランジスタの第1端子を前記第2のサブバイアス回路の第1端子とし、前記第6抵抗素子の他端子を前記第2のサブバイアス回路の第2端子とし、前記第7トランジスタの制御端子と第2端子を接続し、前記第7トランジスタの第2端子を前記第6抵抗素子の一端子に接続する構成であることを特徴とする請求項に記載の電力増幅器。
  7. 前記第1トランジスタの第1端子を前記第5トランジスタの制御端子に接続する第5抵抗素子を有することを特徴とする請求項または請求項に記載の電力増幅器。
  8. 前記第2のバイアス回路は、さらに前記第5トランジスタおよび前記第6トランジスタとは同極性の第9トランジスタを含んで構成され、
    前記増幅回路は、さらに前記第8トランジスタと同極性のトランジスタであって、第2端子が前記第8トランジスタの第1端子と直列接続された第10トランジスタを含んで構成され、
    前記第2のバイアス回路は、前記第6トランジスタの第2端子と前記第9トランジスタの第1端子を接続し、前記第9トランジスタの制御端子と第2端子を接続し、前記第9トランジスタの第2端子と前記第5トランジスタの第1端子を接続する構成を有し、
    前記第9トランジスタのソースから第3のバイアス信号を前記第10トランジスタの制御端子に出力することを特徴とする請求項6又は請求項に記載の電力増幅器。
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