JP7246302B2 - ネットワーク制御端末及びネットワークノードに用いられる電子装置及び方法 - Google Patents

ネットワーク制御端末及びネットワークノードに用いられる電子装置及び方法 Download PDF

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Description

本出願は、2016年8月11日に中国特許庁に提出された、出願番号が201610657623.5であって、発明の名称が「ネットワーク制御端末及びネットワークノードに用いられる電子装置及び方法」である中国特許出願の優先権を主張するものであり、その全内容を本出願に参照により援用する。
本発明の実施例は、一般的に、無線通信の分野に関し、具体的には、中継無線通信に関し、より詳細には、ネットワーク制御端末に用いられる電子装置及び当該電子装置に用いられる方法、ネットワークノードに用いられる電子装置及び当該電子装置に用いられる方法に関する。
近年、LTE技術を使用してMTC(Machine Type Communication)装置接続と通信を実現することが業界の注目を集めている。多くのシナリオでは、これらの低エネルギー消費の装置はウェアラブル装置であり、且つ、人々の周囲のスマートフォンとの距離が小さい。この時、スマートフォンをウェアラブル装置の中継装置として使用する、即ち、UE-to-Network通信方式は、ウェアラブル装置のエネルギー消費を低減することができる。
図1及び2に示すように、Release14では、2つの中継シナリオが主に検討され、その中、Uuは、eNBと中継ユーザー装置(UE)との間の通信リンクを表し、PC5は、中継UEとリモートUEとの間の通信リンクを表し、ULはアップリンクを表し、DLはダウンリンクを表す。図1は、リモートUEが中継UEを介してアップ・ダウンリンクデータを伝送する、即ち、リモートUEがeNBと直接的に通信せず、アップ・ダウンリンク伝送の両方が中継UEを介して完了される双方向中継シナリオを示す。図2は、リモートUEが中継UEを介してアップリンクデータのみを伝送し、ダウンリンクデータが依然としてUuリンクを介してeNBから直接的に受信される一方向中継シナリオを示す。
本発明に関するある態様の基本的理解を提供するように、本発明に関する簡単な概説を以下に示す。この概説が本発明に関する網羅的な概説ではないと理解すべきである。それは、本発明の肝心又は重要部分を確定することを意図するものではなく、本発明の範囲を限定することを意図するものでもない。その目的は、後述するより詳細な説明の前置きとして、簡略化された形でいくつかの概念を提示することである。
本出願の一態様によれば、ネットワーク制御端末に用いられる電子装置を提供し、中継ネットワークノードとリモートネットワークノードとの間の中継リンクに対して、中継ネットワークノード及び/又はリモートネットワークノードのための間欠受信SL-DRXを配置し、中継ネットワークノード及び/又はリモートネットワークノードに指示するために、SL-DRXの配置が含まれた制御シグナリングを生成するように配置される処理回路を含む。
本出願の別の態様によれば、ネットワークノードに用いられる電子装置を提供し、当該ネットワークノードと1つ又は複数の他のネットワークノードとの間の中継リンクに対して、ネットワークノード及び/又は1つ又は複数の他のネットワークノードのための間欠受信SL-DRXを配置し、SL-DRXの配置に基づいてネットワークノードと1つ又は複数の他のネットワークノードとの間の中継伝送を行うように配置される処理回路を含む。
本出願の一態様によれば、ネットワーク制御端末に用いられる電子装置の方法を提供し、中継ネットワークノードとリモートネットワークノードとの間の中継リンクに対して、中継ネットワークノード及び/又はリモートネットワークノードのための間欠受信SL-DRXを配置することと、中継ネットワークノード及び/又はリモートネットワークノードに指示するために、SL-DRXの配置が含まれた制御シグナリングを生成することとを含む。
本出願の別の態様によれば、ネットワークノードに用いられる電子装置の方法を提供し、当該ネットワークノードと1つ又は複数の他のネットワークノードとの間の中継リンクに対して、ネットワークノード及び/又は1つ又は複数の他のネットワークノードのための間欠受信SL-DRXを配置することと、SL-DRXの配置に基づいてネットワークノードと1つ又は複数の他のネットワークノードとの間の中継伝送を行うこととを含む。
本発明の他の態様によれば、電子装置の方法に用いられるコンピュータプログラムコードと、コンピュータプログラム製品と、当該これらの方法を実現するためのコンピュータプログラムコードが記録されたコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。
本出願の実施例による電子装置及び方法は、中継リンクで間欠受信(DRX)を使用することによって、中継通信を行うネットワークノードのエネルギー消費を低減することができる。
本発明の上記及びその他の利点は、添付の図面を参照して本発明の好ましい実施例の以下の詳細な説明からより明らかになる。
本発明の上記及びその他の利点及び特徴についてさらに記述するために、以下、本発明の具体的な実施形態について添付の図面を参照してさらに詳細に説明する。添付の図面は、以下の詳細な説明と共に本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を形成する。同じ機能及び構造を有する構成要素は同じ参照符号によって示されている。これらの図面が本発明の典型的な例のみを示しており、本発明の範囲を限定するものとみなされるべきではないことは理解すべきである。図面において、
双方向中継シナリオを示す概略図である。 一方向中継シナリオを示す概略図である。 本出願の一実施例によるネットワーク制御端末に用いられる電子装置を示す機能モジュールブロック図である。 SL-DRX配置の各タイマーの関係の一例を示す図である。 SL-DRX配置方式を示す概略図である。 本出願の一実施例によるネットワークノードに用いられる電子装置を示す機能モジュールブロック図である。 ネットワーク制御端末の集中型スケジューリングの場合の情報の流れを示す概略図である。 ネットワーク制御端末がDRXとSL-DRXを調整する情報の流れを示す概略図である。 SL-DRXスリープインジケータに基づく調整の情報の流れを示す概略図である。 中継ネットワークノードが「先着順」原則に基づいて受信する情報の流れを示す概略図である。 SL-DRXがDRXの前にウェイクアップする場合に、ユニバーサルリンクと中継リンクにおけるサブフレーム配置を示す概略図である。 DRXとSL-DRXを使用する場合に、中継ネットワークノードが「先着順」原則に基づいて受信する情報の流れを示す概略図である。 リモートネットワークノードが中継ネットワークノードの助けを利用して競合を解決する一例の情報の流れを示す概略図である。 SLDRX-onDurationTimerの分割と割り当ての例を示す図である。 一対多の中継シナリオにおける情報の流れを示す概略図である。 本出願の一実施例によるネットワーク制御端末に用いられる電子装置の方法を示すフローチャートである。 本出願の一実施例によるネットワークノードに用いられる電子装置の方法を示すフローチャートである。 本開示の技術を適用できるeNBの概要構成の第1の例を示すブロック図である。 本開示の技術を適用できるeNBの概要構成の第2の例を示すブロック図である。 本開示の技術を適用できるスマートフォンの概要構成の例を示すブロック図である。 本開示の技術を適用できるカーナビゲーションの概要構成の例を示すブロック図である。 本発明の実施例による方法及び/又は装置及び/又はシステムを実現できる汎用コンピュータの例示的構成を示すブロック図である。
以下、本発明の例示的な実施例について添付図面を参照して説明する。明確化と簡潔さのために、実際の実施形態の全ての特徴が明細書に記述されているわけではない。しかしながら、こういう実際の実施例の開発において多くの実施形態特有の決定が行われなければならなく、開発者の具体的な目標を達成するようにし、例えば、システムや業務に関連する制約条件を満たし、これらの制約条件は実施形態によって変更する可能性があることを理解すべきである。加えて、開発作業は非常に複雑で時間がかかるが、そのような開発作業は本開示の利益を有する当業者にとって日常的なものであることも理解されるべきである。
ここで、不必要な詳細によって本発明を不明瞭にすることを避けるために、本発明による方案に密接に関連する装置構造及び/又は処理ステップのみが図面に示され、本発明とはほとんど関係のない他の詳細は省略される。
<第1の実施例>
前述のように、スマートフォンは、ウェアラブル装置の中継装置として機能し、ウェアラブル装置のエネルギー消費を低減することができる。伝送データストリームは通常、バースト性であり、即ち、一定時間のみデータ伝送が行われるため、受信側の装置は、データ伝送がない時に検出を停止して省電力化を達成することができ、間欠受信(DRX)と呼ばれる。特に、ウェアラブル装置が低い送受信のデータ量の要求を有する場合に、DRXの適用は、装置のエネルギー消費の低減、ビジネスコストの低減にはより重要である。本出願では、DRXは中継リンク用であり、そのため、LTEにおけるDRX(UEがeNBからのデータに対して間欠受信を行う)と区別するために、Sidelink-DRX(SL-DRX)と呼ばれる。
図3は、本出願の一実施例によるネットワーク制御端末に用いられる電子装置100の機能モジュールブロック図を示し、電子装置100は、中継ネットワークノードとリモートネットワークノードとの間の中継リンクに対して、中継ネットワークノード及び/又はリモートネットワークノードのための間欠受信SL-DRXを配置するように配置される確定ユニット101と、中継ネットワークノード及び/又はリモートネットワークノードに指示するために、SL-DRXの配置が含まれた制御シグナリングを生成するように配置される生成ユニット102とを含む。
その中、確定ユニット101と生成ユニット102は例えば、1つ以上の処理回路によって実現することができ、当該処理回路は例えばチップとして実現してもよい。
ネットワーク制御端末とは、通信活動に関する設置、制御、通信リソース割り当てなどの機能を実現するための通信システムにおけるエンティティであり、例えば、セルラー通信システムにおける基地局、C-RAN(Cloud-RAN/Centralized-RAN)構造(セルの概念が存在しない場合がある)のベースバンドクラウドデバイスであり、例えば、C-RANアーキテクチャでの互いに高速で接続されるBBUプールのうちいずれかのBBU等である。ネットワークノードとは、通信リソースを使用してその通信目的を実現する通信システムにおけるエンティティであり、例えば、様々なユーザー装置(例えば、セルラー通信能力を有するモバイル端末、インテリジェント車両、インテリジェント車両、スマートウェアラブル装置等)又は小セル基地局などのネットワークインフラである。
本出願の技術方案は様々な中継シナリオに適用でき、図1及び図2に示すような中継シナリオを含むがこれらに限定されなく、その中、図1及び図2におけるeNBはネットワーク制御端末の一例であり、中継UE及びリモートUEはそれぞれ、中継ネットワークノード及びリモートネットワークノードの例である。また、リモートネットワークノードの位置について、異なる設置が存在してもよく、例えば、リモートネットワークノードはネットワーク制御端末のカバレッジ内に位置してもよいし、カバレッジ外に位置してもよい。
中継ネットワークノードとリモートネットワークノードとの間に中継リンク(Sidelink)を構築した場合に、両方が中継通信を行う時に、PSCCH(physical sidelink control channel)を相手に送信するか又は相手からのPSCCHを受信する。ただし、中継ネットワークノードとリモートネットワークノードとは常に中継リンクにおけるPSCCHを検出すれば、過度の電力を消費することがある。そのため、本実施例では、中継リンクに対して中継ネットワークノード及びリモートネットワークノードのためのDRXを配置し、SL-DRXと呼ばれる。このように、PSCCHの検出を間欠的に停止することによって、省電力化の目的が達成される。例えば、確定ユニット101は、前記中継ネットワークノード及び/又は前記リモートネットワークノードがPSCCHを検出するアクティブ時間及びPSCCHを検出しないスリープ時間を確定することができる。
注意すべきことは、SL-DRXが、伝統的なDRX、即ち、ネットワークノードとネットワーク制御端末とのダウンリンクにおいてPDCCH(physical downlink control channel)の受信を間欠的に停止することと互いに独立することである。
当該実施例では、ネットワーク制御端末の電子装置100がSL-DRXの配置を行う。例えば、電子装置100、具体的には、確定ユニット101は、中継ネットワークノードとリモートネットワークノードの両方のSL-DRXを配置することができる。又は、電子装置100は、中継ネットワークノードのSL-DRXのみを配置し、中継ネットワークノードはリモートネットワークノードのSL-DRXを配置することができる。また、一実施例では、電子装置100はリモートネットワークノードのSL-DRXのみを配置してもよい。
一例では、SL-DRXの配置は、以下のタイマーを含むことができる。即ち、ネットワークノードがスリープ状態からウェイクアップした後にPSCCHを検出する連続するPSCCHサブフレームの数を指示するためのSLDRX-onDurationTimerと、ネットワークノードがPSCCHの復号に成功するのを待つPSCCHサブフレームの最大数を指示するためのSLDRX-InactivityTimerと、1つのSL-DRXサイクルに含まれたサブフレームの数を指示するためのSLDRX-Cycleと、各SL-DRXサイクルの開始時のサブフレーム位置を指示するためのSLDRX-StartOffsetとである。
図4は上記各タイマーの関係の一例を示す図である。その中、灰色で塗りつぶされたボックスがSLDRX-onDurationTimerに対応し、ネットワークノードがスリープ状態からウェイクアップした後、灰色部分によって表される連続するPSCCHサブフレーム内のPSCCHを検出し、SLDRX-onDurationTimerが(図4の例では2つのサブフレーム)タイムアウトする場合に1つのPSCCHが正常に復号されなかった場合、ネットワークノードがスリープ状態に移行する。
逆に、1つのPSCCHが正常に復号されば、ネットワークノードは検出状態を維持しながら、タイマーSLDRX-InactivityTimerを起動して計時を開始し、SLDRX-InactivityTimerは図中のドットで塗りつぶされたボックスによって表わされ、ネットワークノードが1つのPSCCHの復号に成功するのを待つPSCCHサブフレームの最大数を表す。そのため、ネットワークノードが1つの最初のPSCCHを成功に復号する時に、当該タイマーをリセットする必要がある。SLDRX-InactivityTimerがタイムアウトする時に、ネットワークノードは、1つのSL-DRXサイクルを再開し、即ち、SLDRX-onDurationTimerを開始する。図4の空白のボックスはSL-DRXのスリープ時間を表す。SLDRX-Cycleは、SLDRX-onDurationTimer及びSL-DRXのスリープ時間の2つの部分を含む1つのSL-DRXサイクルに含まれたサブフレームの数である。
図4は、ネットワークノードがウェイクアップする全時間SLDRX-ActiveTimeを示し、SLDRX-onDurationTimerとSLDRX-InactivityTimerと連続受信時間が含まれたことが分かる。その中、スラッシュボックスはSL-DRXの連続受信時間を表し、SLDRX-InactivityTimerを超えてPSCCHサブフレームが正常に復号されなかった時に、SLDRX-InactivityTimerはタイムアウトする。PSCCHが検出されなかった場合に、SLDRX-onDurationTimerはウェイクアップのアクティブ時間に対応し、SLDRX-CycleからSLDRX-onDurationTimerを差し引いた時間はスリープ時間である。ネットワークノードはSLDRX-Cycleをサイクルとして循環する。
また、SLDRX-onDurationTimerを起動できるように、現在のサブフレームがSLDRX-StartOffsetを満たすかどうかという判断は下記の式(1)によって決定される。
[(SFN*10)+現在のサブフレームの数] modulo (SLDRX-Cycle) = SLDRX-StartOffset ……(1)
その中、SFNはシステムフレーム番号、サイクルは1024である。1つのフレームには10つのサブフレームが含まれる。SLDRXの開始サブフレーム位置がここで算出されたので、SFNに10を掛ける。
そのため、SLDRX-StartOffsetは、各SL-DRXサイクルの開始時のサブフレーム位置を確定するためのものである。
生成ユニット102は上記SL-DRX配置が含まれた制御シグナリングを生成して、対応する中継ネットワークノード及び/又はリモートネットワークノードにSL-DRX配置を行うことを指示する。当該制御シグナリングは例えば、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)シグナリングであってもよい。
また、電子装置100は、図3の点線のボックスに示すように、制御シグナリングを中継ネットワークノード及び/又はリモートネットワークノードに送信するように配置される送受信ユニット103をさらに含むことができる。例えば、送受信ユニット103はRRCシグナリングによって送信を行うことができる。
一例では、例えば、双方向中継シナリオにおいて、確定ユニット101は中継ネットワークノードとリモートネットワークノードの両方のSL-DRX配置を確定する場合、送受信ユニット103は、中継ネットワークノードとリモートネットワークノードのSL-DRX配置が含まれた制御シグナリングを中継ネットワークノードに送信するように配置され、その中、リモートネットワークノードのSL-DRX配置は中継ネットワークノードによって転送される。当該転送は、例えば、RRCシグナリング又はブロードキャストシグナリングによって実現することができる。
別の例では、例えば、一方向中継シナリオにおいて、確定ユニット101は中継ネットワークノードとリモートネットワークノードの両方のSL-DRX配置を確定する場合、送受信ユニット103は、それぞれのSL-DRX配置が含まれた制御シグナリングを中継ネットワークノードとリモートネットワークノードにそれぞれ送信するように配置されてもよい。
SL-DRXの配置方式はこれに限定されず、例えば、中継ネットワークノードはリモートネットワークノードに対してSL-DRX配置を行うか中継ネットワークノードとリモートネットワークノードがSL-DRXを相互に配置することは理解すべきである。理解を容易にするために、図5は、SL-DRX配置方式の概略図を示し、その中、方式1は、ネットワーク制御端末が中継ネットワークノードとリモートネットワークノードにそれぞれSL-DRX配置を送信する方式であり、方式2は中継ネットワークノードがリモートネットワークノードにSL-DRX配置を送信する方式(SL-DRX配置はネットワーク制御端末から受信することも、中継ネットワークノード自体によって確定することもできる)であり、方式3は中継ネットワークノードとリモートネットワークノードがSL-DRXを相互に配置する方式である。これらの方式は単なる例示であり、これに限定されないことに注意されたい。
当該実施例による電子装置100は中継リンクのSL-DRXを配置することによって、中継ネットワークノード及び/又はリモートネットワークノードのエネルギー消費を低減することができる。
<第2の実施例>
図6は、本出願の一実施例によるネットワークノードに用いられる電子装置200の構成ブロック図を示し、当該電子装置200は、当該ネットワークノードと1つ又は複数の他のネットワークノードとの間の中継リンクに対して、ネットワークノード及び/又は1つ又は複数の他のネットワークノードのための間欠受信SL-DRXを配置するように配置される確定ユニット201と、SL-DRXの配置に基づいてネットワークノードと1つ又は複数の他のネットワークノードとの間の中継伝送を行うユニットとを含む。
本実施例におけるネットワークノードは中継ネットワークノードであってもよいし、リモートネットワークノードであってもよい。中継ネットワークノードの場合に、当該中継ネットワークノードと複数のリモートネットワークノードとの間に中継リンクが存在する場合、即ち、1対多の中継の場合がある。
例えば、確定ユニット201は、ネットワーク制御端末からの制御シグナリングに基づいてSL-DRXの配置を確定することができる。例えば、確定ユニット201は前記ネットワークノード及び/又は1つ又は複数の他のネットワークノードがPSCCHを検出するアクティブ時間及びPSCCHを検出しないスリープ時間を確定することができる。その中、SL-DRXの配置は、例えば、ネットワークノードがスリープ状態からウェイクアップした後にPSCCHを検出する連続するPSCCHサブフレームの数を指示するためのSLDRX-onDurationTimerと、ネットワークノードがPSCCHの復号に成功するのを待つPSCCHサブフレームの最大数を指示するためのSLDRX-InactivityTimerと。1つのSL-DRXサイクルに含まれたサブフレームの数を指示するためのSLDRX-Cycleと、各SL-DRXサイクルの開始時のサブフレーム位置を指示するためのSLDRX-StartOffsetとを含むことができる。SL-DRXの配置は、第1の実施例では詳細に説明され、ここでは繰り返さない。
一例では、当該ネットワークノードは中継ネットワークノードであり、ネットワーク制御端末からの制御シグナリングは。当該ネットワークノードと1つ又は複数の他のネットワークノード(即ち、当該ネットワークノードのリモートネットワークノード)のSL-DRXの配置を含む。この場合、確定ユニット201は当該ネットワークノードとそのリモートネットワークノードのSL-DRXの配置を確定することができる。
逆に、制御シグナリングはリモートネットワークノードのSL-DRXの配置を含まなければ、確定ユニット201は当該制御シグナリングによって、当該ネットワークノードのSL-DRXの配置のみを確定する。
また、確定ユニット201は、他の方式でそのリモートネットワークノードのSL-DRXの配置を確定することもできる。例えば、確定ユニット201はネットワークノードが送信するデータによって、1つ又は複数の他のネットワークノードのSL-DRXの配置を確定する。これは、受信側のSL-DRX配置が送信側によって送信されるデータの量に依存するためである。もちろん、確定ユニット201は他の要因によってリモートネットワークノードのSL-DRXの配置を確定してもよく、これに限定されるものではない。
一方向中継シナリオのような別の例では、当該ネットワークノードはリモートネットワークノードである。この場合、確定ユニット201はネットワークノードが送信するデータによって中継ネットワークノードのSL-DRXの配置を確定することもできる。
電子装置200は、図6の点線のボックスに示すように、他のネットワークノードのSL-DRXの配置が含まれた制御シグナリングを、対応するネットワークノードに送信するように配置される送受信ユニット203をさらに含んでもよい。例えば、中継ネットワークノードは、ネットワーク制御端末から受信したSL-DRXの配置をリモートネットワークノードに転送するか、又は、中継ネットワークノード自体によって確定されたSL-DRXの配置を送信する(例えば、図5の方式2に対応する)。或いは、リモートネットワークノードは、その確定したSL-DRX的配置を中継ネットワークノードに送信する(例えば、図5の方式3に対応する)。
送受信ユニット203は、RRCシグナリング又はブロードキャストシグナリングによって送信を行うことができる。1対多の中継のシナリオでは、ブロードキャストシグナリングを使用することは、シグナリングオーバーヘッドを低減するのに役立つ。
また、送受信ユニット203は、SL-DRXスリープ状態に入ることを他のネットワークノードに指示する制御情報を他のネットワークノードに送信するか又は他のネットワークノードから当該制御情報を受信するように配置されてもよい。例えば、ネットワークノードが送信するデータの量が小さい場合、又は送信がまもなく完了する場合、当該制御情報によってSL-DRXスリープ状態に入ることを他のネットワークノードに指示することができる。例えば、当該制御情報を受信した後、他のネットワークノードは新しいSL-DRX Cycleに入り、SLDRX-onDurationTimerがタイムアウトした後スリープ状態に入る。そのため、第1の実施例で説明したSLDRX-InactivityTimerがタイムアウトしてスリープ状態に入る場合に加えて、これはネットワークノードがスリープ状態に入る別の方法を提供する。
例えば、当該制御情報は、LCIDを携帯するMAC PDUサブヘッダによって表されてもよい。具体的に、1つのコマンド要素SLDRX Command MAC CEを追加することができ、SLDRX Command MAC CEに対応するLCIDは、以下の表1に示すように、SL-SCH上に表され、SLDRX Command MAC CEは5ビットの固定長を有することが分かる。
Figure 0007246302000001
そのため、図4に示すように、ネットワークノードは、値が「11011」であるSLDRX Command MAC CEを受信した時に、SL-DRXスリープ状態に入ることができる。
当該実施例による電子装置200は中継リンクのSL-DRXを実行することによって、ネットワークノードのエネルギー消費を低減することができる。
<第3の実施例>
中継リンク上にSL-DRXが導入された後、中継ネットワークノードがデータを受信するSLDRX-ActiveTimeの長さは、スケジューリング決定及び復号の成否に伴って変化し、且つ、リモートネットワークノードがデータを中継ネットワークノードに送信する時に、中継ネットワークノードとネットワーク制御端末とのダウンリンク通信状態を知らない。そのため、FDDなどの一部の通信システムにおいて、中継ネットワークノードはSLDRX-ActiveTime内で、ネットワーク制御端末からのデータを同時に受信した場合がある。このようにして、データの競合が発生し、中継ネットワークノードはそのうち1つのリンクのデータを失う。ネットワーク制御端末と中継ネットワークノードからのデータを受信可能なリモートネットワークノードについても、同様の問題が存在する。そのため、データ受信中に発生する競合を避け、高いエネルギー効率とサービス品質(QoS)のバランスを保証するために、本実施例は、調整のための方案を提案する。
これらの方案について、図3の電子装置100及び図6の電子装置200を参照して以下に説明する。
(方案一)
一例では、ネットワーク制御端末による集中型スケジューリングによって調整を行う。例えば、確定ユニット101は、競合を避けるために、互いに直交するリソースを、前記ネットワーク制御端末から前記中継ネットワークノードへのユニバーサルリンクダウンリンク伝送と、前記リモートネットワークノードから前記中継ネットワークノードへの中継リンク伝送の2つの伝送に割り当てるように配置されることができる。或いは、確定ユニット101は、競合を避けるために、互いに直交するリソースを、前記ネットワーク制御端末から前記リモートネットワークノードへのユニバーサルリンクダウンリンク伝送と、前記中継ネットワークノードから前記リモートネットワークノードへの中継リンク伝送の2つの伝送に割り当てるように配置されることができる。
例えば、確定ユニット101は、当該中継ネットワークノードにデータを送信するために、直交する無線リソースをネットワーク制御端末とリモートネットワークノードに割り当てることができる。直交するリソースは例えば、時間的に分離された、互いに重ならないリソースである。このようにして、中継ネットワークノードが受信したネットワーク制御端末とリモートネットワークノードからのデータは、元々時間領域で独立して、データの競合を避けることができる。
また、ある実施例では、中継リンクとユニバーサルリンク上の伝送要求が同時に発生する時に、確定ユニット101はユニバーサルリンクと中継リンクの優先度に従ってその伝送順序を設置し、当該伝送順序に従って中継ネットワークノード又はリモートネットワークノードのSL-DRX配置を更新することができる。
例えば、中継ネットワークノードは、まず、他のリンクの状態にかかわらず、優先度の高い1つリンク上のデータを受信する。一実施例では、ユニバーサルリンク上の送信及び受信の優先度はいずれも中継リンク上の送信又は受信よりも高い。中継リンクとユニバーサルリンクダウンリンクの両方にデータ伝送要求が同時にある時に、中継ネットワークノードは、まず、ユニバーサルリンクからの情報を受信する。その後、確定ユニット101は当該中継ネットワークノードのSL-DRX配置を更新し、少し遅くデータを中継ネットワークノードに送信するように、リモートネットワークノードをスケジューリングすることができる。
リモートネットワークノードに競合が発生する場合に、同様に処理することができ、この場合、確定ユニットは、当該リモートネットワークノードのSL-DRX配置を更新して、少し遅くデータをリモートネットワークノードに送信するように中継ネットワークノードをスケジューリングする。
一方、中継リンク上の送信又は受信の優先度が高い時に、中継ネットワークノードはまず中継リンクからの情報を受信し、ネットワーク制御端末は、少し遅くデータを中継ネットワークノードに送信するようにスケジューリングされる。
図7は、ネットワーク制御端末の集中型スケジューリングの場合の情報の流れを示す概略図であり、その中、中継ネットワークノードでの競合を避けることを例として、2つのSL-DRX ActiveTimeでは、ユニバーサルリンクの優先度が高い場合と、中継リンクの優先度が高い場合をそれぞれ示し、その中、SLは中継リンクを表し、Uuはユニバーサルリンクを表し、ULはアップリンクを表し、DLはダウンリンクを表し、SL-DRXのスリープ時間は灰色で塗りつぶされたボックスによって表され、SL-DRX ActiveTimeは空白のボックスによって表される。その中、図7に示すように、ネットワーク制御端末が、直交するリソースをリモートネットワークノード直接的に割り当て、これは、図2に示す一方向中継シナリオである。図1に示す双方向中継シナリオでは、ネットワーク制御端末は中継ネットワークノードを介して直交するリソースをリモートネットワークノードに割り当てる。これから分かるように、ネットワーク制御端末によるリソースの集中型スケジューリングによって、アップリンク中継リンクとダウンリンクユニバーサルリンクの送信リソースを直交にすることで、避免或減少競合の発生を効果的に回避又は低減し、エネルギー効率とサービス品質を向上させることができる。
前記のように、中継リンクにSL-DRXを適用すると同時に、ネットワーク制御端末とネットワークノードとの間のユニバーサルダウンリンクにDRXを適用することもできる。ここで、ネットワークノードは中継ネットワークノードであってもよいし、リモートネットワークノードであってもよい。この場合、ネットワーク制御端末からネットワークノードへのダウンリンクデータ伝送は。DRX ActiveTimeのみに発生し、DRX ActiveTimeは多くの要因によって影響されるため、SL-DRX ActiveTimeとDRX ActiveTimeが重なって、データの競合が発生する可能性がある。
ネットワーク制御端末の集中型スケジューリングの場合に、確定ユニット101は、互いに直交する受信リソースをDRXとSL-DRXに割り当てるように配置されることができ、このようにして、競合の発生を避けることができる。
図8は、依然として中継ネットワークノードを例として、ネットワーク制御端末がDRXとSL-DRXを調整する情報の流れを示す概略図である。リモートネットワークノードの情報の流れと同様であることを理解されたい。例えば、確定ユニット101は、時間領域で互いに独立する受信時間窓をDRXとSL-DRXに割り当て、図8の上部に示すように、SL-DRX ActiveTimeとDRX ActiveTimeは時間領域で分離され、競合を完全に避けることができる。
その中、DRXとSL-DRXは、両方の受信時間窓が直交するように再配置されることによって、競合を避けることができる。また、両方の受信時間窓が重なる場合であっても、ネットワーク制御端末によるリソースのスケジューリング方法によって、図8の下部に示すように、2つのリンクにおけるネットワークノードの受信リソースを時間領域で直交し、つまり、同時に受信しないようにする。その中、ネットワーク制御端末によるリソースのスケジューリング方法のシグナリングオーバーヘッドが小さいので、時間窓が重なる場合に、リソーススケジューリング方式を優先的に利用して競合を解決することができる。
当該方案では、ネットワーク制御端末が集中的にスケジューリングしてネットワークノードに対するユニバーサルリンク及び中継リンクの伝送を調整することによって、競合を効果的に避け、サービス品質とエネルギー効率を向上させることができる。
(方案二)
当該示例では、中継ネットワークノードによって、中継ネットワークノードに対するユニバーサルリンクダウンリンク伝送と、中継ネットワークノードに対する中継リンク伝送を調整することができる。例えば、中継ネットワークノードはリモートネットワークノードが使用するリソースをスケジューリングして競合を避けることができる。
例示的に、ネットワークノードに用いられる電子装置200における確定ユニット201は、競合を避けるために、ネットワーク制御端末から中継ネットワークノードへのユニバーサルリンクダウンリンク伝送に使用されるリソースと直交するリソースを、リモートネットワークノードから中継ネットワークノードへの中継リンク伝送に割り当てるように配置されることができる。当該方案では、方案一におけるネットワーク制御端末の集中型スケジューリングの場合と同様に、図7の点線矢印に示すように、実行主体がネットワーク制御端末ではなく中継ネットワークノードであることを除いて、同様のリソーススケジューリングを実行する。
以上のように、中継リンクにSL-DRXを適用すると同時に、ネットワーク制御端末とネットワークノードとの間のユニバーサルダウンリンクにDRXを適用することができる。この場合、確定ユニット201はDRXと互いに直交する受信リソースをSL-DRXに割り当てるように配置されてもよい。
例えば、確定ユニット201は、時間領域でDRXと互いに独立する受信時間窓をSL-DRXに割り当てることができる。また、両方の受信時間窓が重なる場合であっても、確定ユニット201は、図8の下部の点線矢印に示すように、リソースをスケジューリングすることによって、2つのリンクにおける中継ネットワークノードの受信リソースを時間領域で直交させる、即ち、同時に受信しない。
(方案三)
リモートネットワークノードが自主的にリソースを選択するシナリオでは、中継ネットワークノードはネットワーク制御端末とリモートネットワークノードとの間の「仲介者」として機能し、ユニバーサルリンクと中継リンクの伝送を調整して競合を避けることができる。
当該シナリオは、以下の2つのケースを含む。即ち、第1に、リモートネットワークノードがネットワーク制御端末のカバレッジ内にあり、リモートネットワークノードによって選択された送信リソースはユニバーサルリンクダウンリンク伝送リソースと重なる可能性があり、これは、送信リソースのリソースプールにおけるリソースがセルラーリソースに対して直交又は非直交するためである。第二に、リモートネットワークノードがネットワーク制御端末のカバレッジ外にあって、予め配置された送信リソースを使用し、この時、ネットワーク制御端末は、リモートネットワークノードがどのリソースを選択して送信するかを知らなかったため、送信リソースはユニバーサルリンクダウンリンク伝送リソースと重なる可能性もある。
当該シナリオでは、中継ネットワークノードは、そのSLDRX配置とSLDRX ActiveTimeを知っている。しかし、ネットワーク制御端末が送信するデータは予測できないので、中継ネットワークノードは、それが中継リンク上でいつスリープ状態になるかをネットワーク制御端末に通知し、中継ネットワークノードが中継リンク上でスリープ状態になるたびに、ネットワーク制御端末はデータ又は制御情報を中継ネットワークノードに送信することができる。
具体的に、確定ユニット201は、中継ネットワークノードの中継リンクがスリープ状態に入ることをネットワーク制御端末に指示するための指示を生成して、例えば、送受信ユニット203によってネットワーク制御端末に送信するように配置されてもよい。当該指示は、例えば、中継ネットワークノードによって、SLDRX-onDuration Timerの後の1つのサブフレームで、MAC層を介して1つのSLDRX-SLeep Indicatorをネットワーク制御端末に送信して、当該中継ネットワークノードが中継リンク上でスリープ状態に入ることを通知することができる。ネットワーク制御端末は、当該指示を受信した後、確定中継ネットワークノードがユニバーサルリンクダウンリンク伝送の情報を受信することができることを確定する。
相応的に、ネットワーク制御端末に用いられる電子装置100の確定ユニット101は中継ネットワークノードからのSL-DRXスリープインジケータに従って、ネットワーク制御端末から中継ネットワークノードへのユニバーサルリンクダウンリンク伝送をスケジューリングするように配置されてもよく、その中、SL-DRXスリープインジケータは中継ネットワークノードの中継リンクがスリープ状態に入ることを指示する。
例えば、ネットワーク制御端末は、SLDRX-cycleとSLDRX-StartoffSetのような中継ネットワークノードのSL-DRXの配置を知っているので、中継ネットワークノードのウェイクアップ時間を算出することができる。ネットワーク制御端末はウェイクアップ前の期間にダウンリンクデータを中継ネットワークノードに送信することができる。期間が満了する時に、ネットワーク制御端末はダウンリンクデータの送信を停止し、次のSLDRX-SLeep Indicatorを待つ必要がある。ネットワーク制御端末と中継ネットワークノードとの間にDRXを使用する場合、ネットワーク制御端末は、当該SL-DRXスリープインジケータに従って、SLDRXスリープであって且つDRX ActiveTime時間内にデータを送信するようにデータの送信時間を調整することができる。
図9は、SL-DRXスリープインジケータに基づいて調整する情報の流れの概略図を示し、その中、ネットワーク制御端末はSLDRX-SLeep Indicatorを受信した後、SL-DRXのスリープ時間ではデータ中継ネットワークノードに送信する。図から分かるように、当該方式は、新たに追加されたシグナリングによって中継ネットワークノードでのデータ競合を避けて、ネットワークエネルギー効率を向上させる。
また、上記したSL-DRXスリープインジケータに基づく調整は方案一と組み合わせて使用することもでき、このようにして、ネットワーク制御端末が各サブフレームごとにリソースをスケジューリングするのを避けることができることで、消費電力を低減した上でサービス効率を向上させることができる。
(方案四)
依然として方案三のシナリオでは、追加のシグナリングを追加しないために、本方案四では、中継ネットワークノードは「先着順」原則に基づいてランダム受信を行い、特定の設置によって競合を解決する。
また、当該方案は、中継ネットワークノードだけではなく、ユニバーサルリンクダウンリンク伝送と中継リンク伝送との競合が発生する可能性があるリモートネットワークノードにも適用可能である。そのため、本方案では、中継リンクを介してデータを検討されたネットワークノードに送信するネットワークノードを他のネットワークノードと呼ぶ。
例えば、ネットワークノードは、時間優先の原則に従って、ネットワーク制御端末からのデータと他のネットワークノードからのデータの一方を受信し、確定ユニット201は受信の開始時にタイマーを起動し、当該タイマーの持続時間が所定の時間を超えた時に受信を停止するように配置される。
具体的に、ネットワークノードは時間順序に従って中継リンク又はユニバーサルリンクからのデータを受信する。例えば、ネットワークノードはユニバーサルリンク上で検出するか、又はSLDRX ActiveTime上で検出し、ネットワークノードが最初に1つのリンク上でデータを受信すると仮定すると、図10の(1)から(3)に示すように、ネットワークノードは、当該リンク上での情報が受信されるまで、その上での受信を維持する。ネットワークノードは最初にユニバーサルリンクダウンリンク上でデータを受信するが、受信過程ではSLDRX-onDurationTimerが起動される場合、図10の(4)から(7)に示すように、ネットワークノードは、中継リンク上のデータ伝送に関係なくユニバーサルリンクでの受信を維持する。
中継リンクを介してデータを送信する他のネットワークノードは再送信することができる。しかしながら、図10の(8)、(9)に示すように、次のSLDRX-cycle内で、ネットワーク制御端末はSLDRX-onDurationTimerが起動される前にデータをネットワークノードに再度送信することによって、ネットワークノードは、他のネットワークノードに対する受信時間窓を再び逃す場合がある。勿論、中継リンクのデータが常に優先される場合もある。
そのため、ネットワーク制御端末及び他のネットワークノードの公平性及びQoSを考慮し、タイマーSLConflict-Timerをネットワークノード側で維持することができる。SLConflict-Timerの持続時間が所定の時間を超える場合、ネットワークノードはあまり多くの別のリンクの伝送データを逃した可能性がある。この場合、図10における(10)から(12)に示すように、ネットワークノードは現在の受信を停止して、別のリンクを検出することができる。
図10は、中継ノードが先着順の原則に従って受信する情報の流れの概略図を示す。図10に示すように、ネットワークノードが、SLを元々受信するSLDRX-onDurationTimer期間内に先にネットワーク制御端末からのデータ(6)を受信することを例として、ネットワークノードは、中継リンク上にデータ伝送があるかどうかにかかわらず、ユニバーサルリンク上での受信を維持しながらSLConflict-Timerを起動して計時が開始される。そのため、この時、SLConflict-Timerの意味は中継リンク上の累積スリープ時間に相当する。次のSLDRX-onDurationTimer内に、ネットワークノードが中継リンク上からのデータを正常に受信する、即ち、ネットワーク制御端末がSLDRX-onDurationTimerがタイムアウトする前にデータ伝送を終了すると、SLDRX-onDurationTimerは、何もしなく、計時状態から直接的にジャンプする。次回のSLDRX-onDurationTimer期間に先にユニバーサルリンクからのデータが受信されるまで、計時が再開される。例えば、当該タイマーの長さはSL-DRX cycleの整数倍とすることができる。
図10に示すように、SLConflict-Timerがタイムアウトすれば、ネットワークノードはネットワーク制御端末からのデータの受信を停止し、中継リンク上でのデータを優先的に処理することができる。SLConflict-Timerがタイムアウトする場合に、ネットワークノードは、他のネットワークノードからのデータを優先的に受信し、ネットワーク制御端末に送信するデータがあっても、ネットワークノードは当該データを逃すことが分かる。
上記では、ネットワーク制御端末とネットワークノードとの間のユニバーサルリンクにDRXを使用しなく、以下、当該ユニバーサルリンクにDRXを使用する方案について説明する。
例えば、確定ユニット201は、DRXとSL-DRXとの受信時間窓が重なる場合に、DRX又はSL-DRXの配置を調整するための調整指示を生成して、DRX又はSL-DRXの配置を調整するようにネットワーク制御端末又は他のネットワークノードに指示するように配置される。
ネットワークノードは、DRXとSL-DRXの配置及びウェイクアップ時間(即ち、受信時間窓)を既に知って、受信時間窓が重なれば、ネットワークノードは、2つのリンク上の状態を他のネットワークノード及びネットワーク制御端末に通知し、遅延受信の一方を選択し、例えばネットワーク制御端末又は他のネットワークノードに当該側の間欠受信の配置を調整するように通知する。
1つのケースとして、SL-DRXはDRXの前にウェイクアップし、ネットワークノードは、SLDRX-onDurationTimer又は SLDRX-InactivityTimerがタイムアウトするまで、中継リンク上での受信を維持する。この期間にDRX-onDurationTimerが起動されれば、ネットワークノードは、次のDRXサイクルで再び重なることを避けるように、自身用のDRX配置を調整することをネットワーク制御端末に通知する必要があり、これは、確定ユニット201がDRX配置を調整する指示を生成し、送信ユニット203がそれをネットワーク制御端末に送信することによって実現することができる。
例えば、送信ユニット203は、SLDRX-onDuartionTimerが終了した後のサブフレームで、調整指示DRX-Adjust IndicatorをMAC層を介してネットワーク制御端末に送信することができる。
相応的に、ネットワーク制御端末に用いられる電子装置100の確定ユニット101は当該調整指示に応じてネットワークノードのDRX配置を調整することができる。例えば、ネットワーク制御端末は、当該ネットワークノードのDRX-startoffsetを更新し、即ち、次回のDRXとSL-DRXの時間窓が重ならないことを確保するために、DRX cycleの開始時間を後ろにある時間だけシフトする。図11は、当該ケースにおけるユニバーサルリンクと中継リンク上におけるサブフレーム配置の概略図を示し、その中、上部は、中間リンクのサブフレーム配置を示し、下部は、ユニバーサルリンクのサブフレーム配置を示す。図11では、DRX cycleの開始時間は、後ろに3つのサブフレームだけシフトされている。
また、確定ユニット201は、調整量を計算して、当該調整量に応じてDRXの配置を調整することをネットワーク制御端末に指示するように配置される。当該示例では、当該調整量は後ろにシフトされた時間の長さである。勿論、当該調整量は予め設定された値であってもよい。相応的に、図12の上部は当該ケースの情報の流れの例を示し、その中、斜線で囲まれたボックスは調整されたDRXのActiveTimeを表し、当該DRXのActiveTimeがSLDRXのスリープ時間内に収まることで、競合の発生を避けることができることが分かる。
別のケースとして、DRXは、SL-DRXの前にウェイクアップする可能性があり、ネットワークノードは、DRX-onDurationTimer又はDRX-InactivityTimerがタイムアウトするまで、ユニバーサルリンク上での受信を維持する。この期間にSL-DRX onDurationTimerが起動されれば、ネットワークノードは、ネットワーク制御端末に対してネットワークノードSL-DRX配置を調整するように、ネットワーク制御端末に通知する必要があり、これは、確定ユニット201がSL-DRX配置を調整する指示を生成し、送信ユニット203がそれをネットワーク制御端末に送信することによって実現することができる。
例えば、送信ユニット203は、DRX-onDuartionTimerが終了した後のサブフレームで、調整指示SLDRX-Adjust Indicatorを、MAC層を介してネットワーク制御端末に送信することができる。
相応的に、ネットワーク制御端末に用いられる電子装置100の確定ユニット101は当該調整指示に応じてネットワークノードのSL-DRX配置を調整することができる。例えば、ネットワーク制御端末はネットワークノードに対してSLDRX-startoffsetを更新し、即ち、次回のDRXとSL-DRXの時間窓が重ならないことを確保するように、SL-DRX cycleの開始時間を後ろにある時間だけシフトする。同様に、後ろにシフトされた時間の長さは確定ユニット201によって確定されて、ネットワーク制御端末に提供されてもよいし、予め設定された値であってもよい。図12の下部は、当該ケースの情報の流れの例を示し、同様に、斜線で囲まれたボックスは調整されたSL-DRXのActiveTimeを表し、当該SL-DRXのActiveTimeがDRXのスリープ時間内に収まることで、競合の発生を避けることができることが分かる。
また、ネットワークノードのSL-DRXは他のネットワークノードによって配置される場合、送信ユニット203は調整指示を他のネットワークノードに送信することで、当該ネットワークノードのSL-DRX配置の調整は他のネットワークノードによって行割れる。同様に、調整量は、確定ユニット201によって確定され、他のネットワークノードに提供されてもよいし、予め設定された値であってもよい。
(方案五)
当該方案では、リモートネットワークノードではユニバーサルリンクダウンリンク伝送と中継ネットワークノードからリモートネットワークノードへの中継伝送との間の競合が発生するシナリオを考慮し、リモートネットワークノードが中継ネットワークノードの助けを利用して競合を解決する。そのため、当該方案は実際的に、中継ネットワークノードが2つの伝送を調整する範囲に属する。
例えば、中継ネットワークノードに用いられる電子装置200の確定ユニット201は、中継ネットワークノードがリモートネットワークノードへのデータ伝送を完了した後、リモートネットワークノードの中継リンクがスリープ状態に入ることをネットワーク制御端末に指示するための指示を生成するように配置されることができる。このようにして、ネットワーク制御端末はこの後の時間内にデータをリモートネットワークノードに送信することができる。さらに、ネットワーク制御端末又は中継ネットワークノードは、例えば、SLDRX-StartOffsetであるリモートネットワークノードのSL-DRX配置を更新してもよい。
相応的に、ネットワーク制御端末的電子装置100に用いられる確定ユニット101は、中継ネットワークノードからのSL-DRXリモートスリープインジケータ(例えばSLDRX-remoteSleepIndicatorによって表される)によって、ネットワーク制御端末からリモートネットワークノードへのユニバーサルリンクダウンリンク伝送をスケジューリングするように配置されることができ、その中、SL-DRXリモートスリープインジケータはリモートネットワークノードの中継リンクがスリープ状態に入ることを表す。
また、ネットワーク制御端末とリモートネットワークノードとの間にDRXを使用する場合に、確定ユニット101は、リモートネットワークノードのDRXがスリープ時間に入ることを中継ネットワークノードに指示する、ネットワーク制御端末がリモートネットワークノードへのデータ伝送を完了した後、UuDRXリモートスリープインジケータ(例えば、UuDRX-remoteSleepIndicatorによって表される)を生成するように配置されてもよい。このようにして、中継ネットワークノードは、この後の時間内にデータをリモートネットワークノードに送信することができる。
相応的に、確定ユニット201は、ネットワーク制御端末からのUuDRXリモートスリープインジケータに従ってリモートネットワークノードのSL-DRX配置を更新するように配置されてもよく、その中、UuDRXリモートスリープインジケータは、リモートネットワークノードのDRXがスリープ時間に入ることを指示する。一方、リモートネットワークノードのSL-DRXはネットワーク制御端末によって制御されれば、確定ユニット101によって、リモートネットワークノードのSL-DRX配置を更新する。
図13は、当該方案の情報の流れの概略図を示す。その中、リモートネットワークノードにはDRXとSL-DRXが配置され、中継ネットワークノードがデータを送信した後、SLDRX-remoteSleepIndicatorをネットワーク制御端末に送信し、その後、ネットワーク制御端末はリモートネットワークノードのSL-DRX配置を更新すると共にデータをリモートネットワークノードに送信する。DRXの新しいActiveTimeがSL-DRXのスリープ時間内に収まることで、競合を避けることができる。また、ネットワーク制御端末がデータをリモートネットワークノードに送信した後、UuDRX-remoteSleepIndicatorを中継ネットワークノードに送信し、中継ネットワークノードは当該インジケータによってリモートネットワークノードのSL-DRX配置を更新すると共に、その後のSL-DRX ActiveTime内にデータをリモートネットワークノードに送信し、同様に、更新されたSL-DRX ActiveTimeがDRXのスリープ時間内に収まることで、競合を避けることができる。
以上、ユニバーサルリンクダウンリンク伝送と中継リンク伝送に用いられる様々な調整方案について説明したが、これらは単なる例であり、調整方法はこれに限定されないことを理解されたい。これらの2つの伝送を調整することによって、ネットワークノードでのデータ競合を効果的に避けて、ネットワークエネルギー効率とQoSを向上させることができる。
<第4の実施例>
当該実施例では、1つの中継ネットワークノードが複数のリモートネットワークノードに接続するシナリオを考える。中継リンクのダウンリンクについて、中継ネットワークノードは、スケジューリング方法によって複数のリモートネットワークノードへのデータの送信を容易に行うことができる。中継リンクのアップリンクについて、中継ネットワークノードは複数のリモートネットワークノードからのデータを同時に受信することができない。そのため、発生する可能性のあるデータ競合の問題の解決を考慮する必要がある。
ネットワーク制御端末又は中継ネットワークノードがリモートネットワークノードが使用するリソースを集中的にスケジューリングする時に、上記の問題を容易に解決することができることは理解される。そのため、本実施例では、主として、リモートネットワークノードが自主的にリソースを選択するケースについて説明する。
一例では、ネットワークノードに用いられる電子装置200の確定ユニット201は各リモートネットワークノードに受信順序をそれぞれ割り当て、当該受信順序に従って確定したサブフレーム位置で、対応するリモートネットワークノードのPSCCHを検出するように配置される。
前述のように、中継ネットワークノードは、SLDRX-onDurationTimer内でPSCCHの検出を行う。SLDRX-onDurationTimerを、各リモートネットワークノードにそれぞれ割り当ててPSCCHの検出に用いられるX個の部分に分割することができる。図14は、SLDRX-onDurationTimerを2つの部分に分割してリモートネットワークノード1とリモートネットワークノード2にそれぞれ割り当てる例を示し、即ち、SL-DRXがウェイクアップする最初のサブフレームでリモートネットワークノード1のPSCCH検出を行い、2番目のサブフレームでリモートネットワークノード2のPSCCH検出を行う。
その中、中継ネットワークノードは、各リモートネットワークノードの優先度と遅延許容度に従ってそれらをソートし、各リモートネットワークノードに1つのRemoteUEOrderを与えることができる。各リモートネットワークノードは自身のRemoteUEOrderに従って、自身に属するSL-DRX onDurationTimerとSL-DRX startoffsetを算出することができる。また、確定ユニット201はさらに、各リモートネットワークノードに対して連続受信用のPSCCHサブフレームを確保するように配置される。このように、ウェアラブル装置などのいくつかのリモートネットワークノードの送信データが比較的安定している場合に、ウェイクアップ状態とスリープ状態の両方において中継ネットワークノードが頻繁に切り替えることを効果的に避けることができる。
各リモートネットワークノードに割り当てられた連続受信PSCCHサブフレームの長さは、対応するリモートネットワークノードの業務特性によって異なる値に設定されてもよく、勿論、同じ値に設置されてもよい。いくつかのウェアラブル装置のような送信データ量がサイクル、安定して予測可能なリモートネットワークノードに対して、固定の連続受信PSCCHサブフレーム長を割り当てることができる。図14に示すように、中継ネットワークノードはSLDRX-onDurationTimer内でリモートネットワークノード1とリモートネットワークノード2からのPSCCHを順次受信する。リモートネットワークノード1とリモートネットワークノード2はそのRemoteUEOrder和連続受信PSCCHサブフレーム長によってそれら自身の伝送時間窓を知ることができる。リモートネットワークノード1の優先度がより高いと仮定すると、中継ネットワークノードは、まず、6つの連続受信PSCCHサブフレームにおいてリモートネットワークノード1からのPSCCHを検出する(ただし、必ずしもPSCCHサブフレームが受信されなく、例えば、図14では、リモートネットワークノード1は、3つのサブフレームしか送信しないするので、中継ネットワークノードは、3つのサブフレームしか受信しない。)。中継ネットワークノードのリモートネットワークノード1に対する受信が終了し、且つリモートネットワークノード2に対する連続受信PSCCHサブフレームが起動する時に、中継ネットワークノードは、リモートネットワークノード2からのPSCCHの検出を開始する。
さらに、リモートネットワークノードの一部に固定の連続受信PSCCHサブフレーム長を割り当て、他のリモートネットワークノードに動的に変化する連続受信PSCCHサブフレーム長を割り当てることができる。又は、全てのリモートネットワークノードに動的に変化する連続受信PSCCHサブフレーム長を割り当てることもできる。
例えば、連続受信PSCCHサブフレーム長が固定されるリモートネットワークノードのRemoteUEOrderを前面に設置することができ、図14を例として、リモートネットワークノード1の連続受信PSCCHサブフレーム長が6であり、リモートネットワークノード2の連続受信PSCCHサブフレーム長は動的に変化するものとする。リモートネットワークノード3がさらに存在する場合、確定ユニット201は、リモートネットワークノード2の実際の連続受信PSCCHサブフレーム長に従ってリモートネットワークノード3の受信サブフレーム開始位置を確定する必要がある。より多くのリモートネットワークノードが存在する場合、前のリモートネットワークノードの実際の連続受信PSCCHサブフレーム長に従ってその受信サブフレーム開始位置を順次取得する。
そのため、確定ユニット201は、前のリモートネットワークノードの連続受信PSCCHサブフレームの数が動的に変化する場合に、次のリモートネットワークノードに対する受信サブフレームの開始位置の情報を生成して、当該次のリモートネットワークノードに指示するように配置される。送信ユニット203は当該受信サブフレームの開始位置の情報を、対応するリモートネットワークノードに送信する。
また、確定ユニット201はさらに、中継ネットワークノードのSL-DRXの配置を周期的に更新するように配置される。例えば、送信ユニット203は更新されたSL-DRX配置を当該中継ネットワークノードのリモートネットワークノードに送信することができる。
例示的には、送信ユニット203は、ブロードキャストによって送信することができる。例えば、送信ユニット203は、TimerAdjuStment Indicatorを各リモートネットワークノードにブロードキャストすることによって次のSLDRX-onDurationTimerのSLDRX-startoffsetを通知する。このようにして、各リモートネットワークノードは、それぞれのRemoteUEOrderを使用して次のSLDRX-Cycleで中継ネットワークノードが自身のために配置したSLDRX-onDurationTimerサブフレーム位置を算出することができる。図15は、当該示例の情報の流れを示す概略図であり、空白のボックス、スラッシュフィルボックス、縦線で囲まれたボックス、ドットで塗りつぶされたボックスによって、SLDRX-onDurationTime、リモートネットワークノード1-3の連続受信PSCCHサブフレームをそれぞれ表す。リモートネットワークノード2の連続受信PSCCHサブフレームの数が動的に変化するため、リモートネットワークノード3にその受信サブフレームの開始位置の情報SLDRX-ReceptionIndicatorを送信する必要がある。各リモートネットワークノードは、自身に割り当てられた連続受信PSCCHサブフレーム内でデータを送信し、SLDRX-Cycleの送信が終了した後、中継ネットワークノードは更新されたSL-DRX配置を各リモートネットワークノードにブロードキャストする。
SL-DRXの正確性とランタイム性を保証するために、中継ネットワークノードは、複数のリモートネットワークノードと共にSL-DRXのタイマーを周期的に更新する必要がある。更新周期は例えば、ネットワーク制御端末によって配置されるか中継ネットワークノード自身によって確定されることができる。当該周期を合理的に設置することによって、サービスの連続性とエネルギー効率のバランスを達成することができる。
別の例では、確定ユニット201は、中継ネットワークノードが複数のリモートネットワークノードからのPSCCHを同時に検出した場合に、複数のリモートネットワークノードのうち1つをランダムに選択するか又は最も優先度の高い1つのリモートネットワークノードを選択してそのデータを受信するように配置されてもよい。当該例では、中継ネットワークノードは何らかの調整作用を果たすことがない。中継ネットワークノードのSLDRX-onDurationTimerでは、まずあるリモートネットワークノードからのPSCCHを検出した時に、SLDRX-InactivityTimerを起動しながら当該リモートネットワークノードに対する持続受信を保証する。中継ネットワークノードが複数のリモートネットワークノードからのPSCCHを同時に受信する場合、中継ネットワークノードは、ランダムに選択するか又は最も高い優先度を有するものを選択して受信し応答する。それらの中継ネットワークノードからの応答を受信しなかったリモートネットワークノードは、次の中継ネットワークノードのウェイクアップ時間までしか待機できない。同様に、SLDRX-Cycleが終了した後、中継ネットワークノードは更新されたSL-DRX配置、即ち、SL-DRXのタイマーを各リモートネットワークノードにブロードキャストする必要がある。
当該実施例では、中継ネットワークノードは、調整又はランダム受信によって、複数の中継リンクにおけるデータを受信する時に発生する競合を避けることができる。
<第5の実施例>
上記実施態様では電子装置について説明した過程では、いくつかの処理又は方法が明らかに開示されている。以下、これらの方法の概要については既に説明した事項の一部を繰り返すことなく説明するが、注意すべきことは、これらの方法は電子装置の説明に開示されるが、必ずしもこれらの構成要素を使用するか、又はこれらの構成要素によって実行するものではない。例えば、電子装置の実施態様は、ハードウェア及び/又はファームウェアによって部分的又は完全に実現されてもよく、以下に説明する方法は、電子装置のハードウェア及び/又はファームウェアを使用することができるが、コンピュータ実行可能プログラムによって完全的に実現することもできる。
図16は、本出願の一実施例によるネットワーク制御端末に用いられる電子装置の方法のフローチャートを示し、当該方法は、中継ネットワークノードとリモートネットワークノードとの間の中継リンクに対して、中継ネットワークノード及び/又はリモートネットワークノードのための間欠受信SL-DRXを配置することと(S11)、中継ネットワークノード及び/又はリモートネットワークノードに指示するために、SL-DRXの配置が含まれた制御シグナリングを生成することと(S12)を含む。
例えば、前記中継ネットワークノード及び/又は前記リモートネットワークノードがPSCCHを検出するアクティブ時間及びPSCCHを検出しないスリープ時間を確定することによって、中継ネットワークノード及び/又はリモートネットワークノードに対して間欠受信SL-DRXを配置することができる。
例えば、SL-DRXの配置は、ネットワークノードがスリープ状態からウェイクアップした後にPSCCHを検出する連続するPSCCHサブフレームの数を指示するためのSLDRX-onDurationTimerと、ネットワークノードがPSCCHの復号に成功するのを待つPSCCHサブフレームの最大数を指示するためのSLDRX-InactivityTimerと、1つのSL-DRXサイクルに含まれたサブフレームの数を指示するためのSLDRX-Cycleと、各SL-DRXサイクルの開始のサブフレーム位置を指示するためのSLDRX-StartOffsetとを含む。
また、図16の点線のボックスに示すように、前記方法は、制御シグナリングを中継ネットワークノード及び/又はリモートネットワークノードに送信するステップS13をさらに含んでもよい。例えば、RRCシグナリングによって前記送信を行うことができる。
例えば、ステップS13では、中継ネットワークノードとリモートネットワークノードのSL-DRX配置が含まれた制御シグナリングを中継ネットワークノードに送信することができ、その中、リモートネットワークノードのSL-DRX配置は中継ネットワークノードによって転送される。
また、図16に示されていないが、前記方法はさらに、競合を避けるために、互いに直交するリソースを以下の2つの伝送に割り当てるステップを含むことができる。即ち、前記ネットワーク制御端末から前記中継ネットワークノードへのユニバーサルリンクダウンリンク伝送と、前記リモートネットワークノードから前記中継ネットワークノードへの中継リンク伝送と、ネットワークノードに対するユニバーサルリンクダウンリンク伝送と、ネットワークノードに対する中継リンク伝送である。或いは、競合を避けるために、互いに直交するリソースを、前記ネットワーク制御端末から前記リモートネットワークノードへのユニバーサルリンクダウンリンク伝送と、前記中継ネットワークノードから前記リモートネットワークノードへの中継リンク伝送との2つの伝送に割り当てる。例えば、ユニバーサルリンクと中継リンクの優先度に従ってその伝送順序を設置し、当該伝送順序に従って中継ネットワークノードやリモートネットワークノードのSL-DRX配置を更新してもよい。
一例では、中継ネットワークノードからのSL-DRXスリープインジケータによって、ネットワーク制御端末から中継ネットワークノードへのユニバーサルリンクダウンリンク伝送をスケジューリングすることができ、その中、SL-DRXスリープインジケータは、中継ネットワークノードの中継リンクがスリープ状態に入ることを表す。
別の例では、中継ネットワークノードからのSL-DRXリモートスリープインジケータによって、ネットワーク制御端末からリモートネットワークノードへのユニバーサルリンクダウンリンク伝送をスケジューリングすることができ、その中、SL-DRXリモートスリープインジケータは、リモートネットワークノードの中継リンクがスリープ状態に入ることを表す。
ネットワーク制御端末とネットワークノードとの間にDRXを使用する場合に、互いに直交する受信リソースをDRXとSL-DRXに割り当ててもよい。例えば、時間領域で互いに独立した受信時間窓をDRXとSL-DRXに割り当ててもよい。
ネットワーク制御端末とネットワークノードとの間にDRXを使用する場合に、ネットワークノードからの調整指示に従ってネットワークノードのDRXやSL-DRXの配置を調整することができる。
ネットワーク制御端末とリモートネットワークノードとの間にDRXを使用する場合に、ネットワーク制御端末がリモートネットワークノードへのデータ伝送を完了した後、リモートネットワークノードのDRXがスリープ時間に入ることを中継ネットワークノードに指示するためのUuDRXリモートスリープインジケータを生成することができる。なお、リモートネットワークノードのSL-DRXの配置を更新することができる。
図17は、本出願の一実施例によるネットワークノードに用いられる電子装置の方法のフローチャートを示し、当該方法は、当該ネットワークノードと1つ又は複数の他のネットワークノードとの間の中継リンクに対して、ネットワークノード及び/又は1つ又は複数の他のネットワークノード用の間欠受信SL-DRXを配置することと(S21)、SL-DRXの配置に基づいて、ネットワークノードと1つ又は複数の他のネットワークノードとの間の中継伝送を行うことと(S22)を含む。
例えば、前記ネットワークノード及び/又は1つ又は複数の他のネットワークノードがPSCCHを検出するアクティブ時間及びPSCCHを検出しないスリープ時間を確定することによって、ネットワークノード及び/又は1つ又は複数の他のネットワークノードに対して間欠受信SL-DRXを配置することができる。例えば、SL-DRXの配置は、ネットワークノードがスリープ状態からウェイクアップした後にPSCCHを検出する連続するPSCCHサブフレームの数を指示するためのSLDRX-onDurationTimerと、ネットワークノードがPSCCHの復号に成功するのを待つPSCCHサブフレームの最大数を指示するためのSLDRX-InactivityTimerと、1つのSL-DRXサイクルに含まれたサブフレームの数を指示するためのSLDRX-Cycleと、各SL-DRXサイクルの開始のサブフレーム位置を指示するためのSLDRX-StartOffsetとを含む。
また、図17の点線のボックスに示すように、上記方法は他のネットワークノードのSL-DRXの配置が含まれた制御シグナリングを対応するネットワークノードに送信するステップS13をさらに含む。例えば、無線リソース制御RRCシグナリングやブロードキャストシグナリングによって前記送信を行うことができる。
また、SL-DRXスリープ状態に入ることを他のネットワークノードに指示する制御情報を他のネットワークノードに送信するか又は他のネットワークノードから当該制御情報を受信する。当該制御情報は例えばLCIDを携帯するMAC PDUサブヘッダによって表される。
一例では、ステップS21においてネットワーク制御端末からの制御シグナリングによってSL-DRXの配置を確定する。
別の例では、ステップS21においてネットワークノードが送信するデータによって1つ又は複数の他のネットワークノードのSL-DRXの配置を確定する。
ネットワーク制御端末とネットワークノードとの間に間欠受信DRXを使用する場合に、DRXとSL-DRXとの受信時間窓が重さなる場合に、DRXやSL-DRXの配置を調整する調整指示を生成して、DRXやSL-DRXの配置の調整をネットワーク制御端末や他のネットワークノードに指示してもよい。調整量を計算して、当該調整量に応じてDRXやSL-DRXの配置を調整することをネットワーク制御端末や他のネットワークノードに指示してもよい。
ネットワークノードは時間優先原則に従ってネットワーク制御端末からのデータと他のネットワークノードからのデータのいずれかを受信してもよく、例えば、受信の開始時にタイマーを起動し、且つ、当該タイマーの持続時間が所定の時間を超えた時に受信を停止して、公平性を保証することができる。
ネットワークノードが中継ネットワークノードであり、他のネットワークノードがリモートネットワークノードである場合に、ネットワーク制御端末から中継ネットワークノードへのユニバーサルリンクダウンリンク伝送に使用されるリソースと直交するリソースをリモートネットワークノードから中継ネットワークノードへの中継リンク伝送に割り当てて、競合を避けることができる。ネットワーク制御端末と中継ネットワークノードとの間にDRXを使用する場合に、DRXと互いに直交する受信リソースをSL-DRXに割り当て、例えば、時間領域でDRXと互いに独立した受信時間窓をSL-DRXに割り当てる。中継ネットワークノードの中継リンクがスリープ状態に入ることをネットワーク制御端末に指示する指示を生成することで、ネットワーク制御端末はデータを中継ネットワークノードに送信することができると確定するようにする。ネットワーク制御端末とリモートネットワークノードとの間にDRXを使用する場合に、ネットワーク制御端末からのUuDRXリモートスリープインジケータによってリモートネットワークノードのSL-DRX配置を更新することができ、その中、UuDRXリモートスリープインジケータはリモートネットワークノードのDRXがスリープ時間に入ることを指示する。中継ネットワークノードがリモートネットワークノードへのデータ伝送を完了した後、リモートネットワークノードの中継リンクがスリープ状態に入ることをネットワーク制御端末に指示する指示を生成する。
1対多の中継のケースでは、各リモートネットワークノードに受信順序をそれぞれ割り当て、当該受信順序によって確定したサブフレーム位置では対応するリモートネットワークノードのPSCCHを検出することができる。また、各リモートネットワークノードに対して連続受信用のPSCCHサブフレームを確保してもよい。
前のリモートネットワークノードの連続受信PSCCHサブフレームの数が動的に変化する場合に、次のリモートネットワークノードに対する受信サブフレームの開始位置の情報を生成して、次のリモートネットワークノードに指示してもよい。
また、正確性及びランタイム性を保証するために、中継ネットワークノードのSL-DRXの配置も周期的に更新することができる。
別の例では、中継ネットワークノードが複数のリモートネットワークノードからのPSCCHを同時に検出した場合に、複数のリモートネットワークノードのうちの1つをランダムに選択するか、又は最も優先度の高い1つのリモートネットワークノードを選択して、そのデータを受信する。
なお、上記の各方法は、組み合わせて用いてもよいし、単独で用いてもよく、その詳細については第1から第4の実施例で詳細に説明したので、ここでは繰り返さない。
要約すると、本出願による電子装置及び方法は、中継リンクにおいて間欠受信を適用し、且つ、様々な調整方法を使用することによって、中継通信を行う装置のエネルギー消費を効果的に低減し、データ伝送効率を向上させることができる。
<適用例>
本開示の技術は各種の製品に適用することができる。以上で言及された基地局は、例えばマクロeNBや小eNBなどの任意のタイプの進化ノードB(eNB)として実現されることができる。小eNBは、例えばピコeNB、マイクロeNB、及び家庭(フェムト)eNBなどのマクロセルより小さいセルをカバーできるeNBであってもよい。その代わりに、基地局は、例えばNodeBと基地局トランシーバ(BTS)のような任意の他のタイプの基地局として実現されることができる。基地局は、無線通信を制御するように配置される主体(基地局装置とも呼ばれる)と、主体と異なるところに設けられる1つ又は複数のリモート無線ヘッド(RRH)とを含むことができる。また、後述する様々なタイプのユーザー装置はいずれも、基地局機能を一時的又は半永久的に実行することによって、基地局として機能することができる。
[基地局についての適用例]
(第1の適用例)
図18は本開示の技術を適用できるeNBの概略構成の第1の例を示すブロック図である。eNB800は1つ又は複数のアンテナ810及び基地局装置820を含む。基地局装置820と各アンテナ810はRFケーブルを介して接続されてもよい。
アンテナ810のそれぞれは単一又は複数のアンテナ素子(例えば多入力多出力(MIMO)アンテナに含まれる複数アンテナ素子)を含み、基地局装置820の無線信号の送受信に使用される。17に示すように、eNB800は複数のアンテナ810を含んでもよい。 例えば、複数アンテナ810はeNB800に使用される複数の周波数領域と互換性があり得る。図18に、eNB800が複数アンテナ810を含む例を示したが、eNB800が単一のアンテナ810を含んでもよい。
基地局装置820は、コントローラ821、メモリ822、ネットワークインターフェース823及び無線通信インターフェース825を含む。
コントローラ821は例えばCPU又はDSPであり、且つ、基地局装置820の上位層の各種機能を動作させる。例えば、コントローラ821は無線通信インターフェース825によって処理された信号におけるデータに基づいてデータパケットを生成し、ネットワークインターフェース823を介して、生成されたパケットを伝送する。コントローラ821は複数のベースバンドプロセッサからのデータをバンドルして、バンドルパケットを生成し、生成されたバンドルパケットを伝送することができる。コントローラ821は以下のような制御を実行する論理機能を有してもよく、当該制御は例えば、無線リソース制御、無線ベアラ制御、移動管理、受付制御、スケジューリングなどである。当該制御は近くのeNB又はコアネットワークノードと結合して実行することができる。メモリ822はRAMとROMを含み、コントローラ821が実行するプログラム及び各種制御データ(例えば、端末リスト、送信パワーデータ及びスケジューリングデータ)が記憶される。
ネットワークインターフェース823は基地局装置820をコアネットワーク824の通信インターフェースに接続するためのものである。コントローラ821はネットワークインターフェース823を介してコアネットワークノード又は別のeNBと通信することができる。この場合、eNB800とコアネットワークノード又は他のeNBとは論理インターフェース(例えばS1インターフェースとX2インターフェース)によって互いに接続される。ネットワークインターフェース823は有線通信インターフェース又は無線バックホール回線用の無線通信インターフェースであってもよい。ネットワークインターフェース823が無線通信インターフェースであれば、無線通信インターフェース825によって使用される周波数領域と比べると、ネットワークインターフェース823はより高い周波数領域を無線通信に使用することができる。
無線通信インターフェース825は任意のセルラー通信方式(例えば、Long Term Evolution(LTE)とLTE-Advanced)をサポートし、アンテナ810を介してeNB800に位置するセルのうち端末の無線接続を提供する。無線通信インターフェース825は通常、例えばベースバンド(BB)プロセッサ826とRF回路827を含むことができる。BBプロセッサ826は例えば、符号化/復号化、変調/復調、多重化/多重化解除を実行すると共に、レイヤー(例えばL1、メディアアクセス制御(MAC)、無線リンク制御(RLC)、パケットデータアグリゲーションプロトコル(PDCP))の様々なタイプの信号処理を実行することができる。コントローラ821の代わりに、BBプロセッサ826は上記した論理機能の一部又は全部を有してもよい。BBプロセッサ826は通信制御プログラムが記憶されるメモリであってもよく、或いは、プログラムを実行するように配置されるプロセッサと関連する回路を含むモジュールであってもよい。プログラムの更新はBBプロセッサ826の機能を変更させることができる。当該モジュールは基地局装置820のスロットに挿入されるカード又はブレッドであってもよい。その代わりに、当該モジュールはカード又はブレッドに搭載されるチップであってもよい。同時に、RF回路827は、例えばミキサ、フィルタ、増幅器を含んで、アンテナ810を介して無線信号を送受信してもよい。
図18に示すように、無線通信インターフェース825は複数のBBプロセッサ826を含んでもよい。例えば、複数のBBプロセッサ826はeNB800に使用される複数の周波数領域と互換性があり得る。図18に示すように、無線通信インターフェース825は複数のRF回路827を含んでもよい。例えば、複数のRF回路827は複数のアンテナ素子と互換性があり得る。図18には、無線通信インターフェース825が複数のBBプロセッサ826と複数のRF回路827を含む例を示したが、無線通信インターフェース825は単一のBBプロセッサ826又は単一のRF回路827を含んでもよい。
図18に示すeNB800において、図3により説明された送受信ユニット103は無線通信インターフェース825によって実現することができる。機能の少なくとも一部はコントローラ821によって実現することもできる。例えば、コントローラ821は確定ユニット101、生成ユニット102の機能を実行することによって、SL-DRXの配置及び対応する制御シグナリングの生成を実行することができる。
(第2の適用例)
図19は本開示の技術を適用できるeNBの概略構成の第2の例を示すブロック図である。eNB830は1つ又は複数のアンテナ840と、基地局装置850と、RRH860とを含む。RRH860と各アンテナ840はRFケーブルを介して互いに接続することができる。基地局装置850とRRH860は光ファイバケーブルのような高速回線を介して互いに接続することができる。
アンテナ840のそれぞれは単一又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナに含まれた複数のアンテナ素子)を含み、RRH860の無線信号の送受信に使用される。図19に示すように、eNB830は複数のアンテナ840を含んでもよい。例えば、複数のアンテナ840はeNB830によって使用される複数の周波数領域と互換性があり得る。図19に、eNB830に複数のアンテナ840が含まれる例を示したが、eNB830は単一のアンテナ840を含んでもよい。
基地局装置850は、コントローラ851と、メモリ852と、ネットワークインターフェース853と、無線通信インターフェース855と、接続インターフェース857とを含む。コントローラ851、メモリ852、及びネットワークインターフェース853は図24を参照して説明したコントローラ821、メモリ822、ネットワークインターフェース823と同様である。
無線通信インターフェース855は任意のセルラー通信方式(例えばLTEとLTE-Advanced)をサポートし、RRH860とアンテナ840を介してRRH860に対応するセクタに位置する端末の無線通信を提供する。無線通信インターフェース855は通常、例えばBBプロセッサ856を含んでもよい。BBプロセッサ856が接続インターフェース857を介してRRH860のRF回路864に接続する以外、BBプロセッサ856は図19を参照して説明したBBプロセッサ826と同様である。図19に示すように、無線通信インターフェース855は複数のBBプロセッサ856を含んでもよい。例えば、複数のBBプロセッサ856はeNB830に使用される複数の周波数領域と互換性があり得る。図19に、無線通信インターフェース855に複数のBBプロセッサ856が含まれる例を示したが、無線通信インターフェース855は単一のBBプロセッサ856を含んでもよい。
接続インターフェース857は基地局装置850(無線通信インターフェース855)をRRH860に接続するためのインターフェースである。接続インターフェース857は基地局装置850(無線通信インターフェース855)をRRH860に接続する上記した高速回線における通信のための通信モジュールであってもよい。
RRH860は接続インターフェース861と無線通信インターフェース863を含む。
接続インターフェース861はRRH860(無線通信インターフェース863)を基地局装置850に接続するためのインターフェースであってもよい。接続インターフェース861は上記した高速回線における通信のための通信モジュールであってもよい。
無線通信インターフェース863はアンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インターフェース863は通常、例えばRF回路864を含んでもよい。RF回路864は例えばミキサ、フィルタ、増幅器を含んで、アンテナ840を介して無線信号を送受信してもよい。図19に示すように、無線通信インターフェース863は複数のRF回路864を含んでもよい。例えば、複数のRF回路864は複数のアンテナ素子をサポートすることができる。図19に、無線通信インターフェース863に複数のRF回路864が含まれる例を示したが、無線通信インターフェース863は単一のRF回路864を含んでもよい。
図19に示すeNB830において、図3により説明された送受信ユニット103は無線通信インターフェース855及び/又は無線通信インターフェース863によって実現することができる。機能の少なくとも一部はコントローラ851によって実現することもできる。例えば、コントローラ851は確定ユニット101、生成ユニット102の機能を実行することによって、SL-DRXの配置及び対応する制御シグナリングの生成を実行することができる。
[ユーザー装置についての適用例]
(第1の適用例)
図20は本開示の技術を適用できるスマートフォン900の概略構成の例を示すブロック図である。スマートフォン900はプロセッサ901、メモリ902、記憶装置903、外部接続インターフェース904、撮像装置906、センサ907、マイク908、入力装置909、表示装置910、スピーカ911、無線通信インターフェース912、1つ又は複数のアンテナスイッチ915、1つ又は複数のアンテナ916、バス917、バッテリー918及び補助制御装置919を含む。
プロセッサ901は例えばCPU又はシステムオンチップ(SoC)であり、スマートフォン900のアプリケーション層と他の層の機能を制御することができる。メモリ902はRAMとROMを含み、データとプロセッサ901によって実行されるプログラムが記憶される。記憶装置903は例えば半導体メモリとハードディスクのような記憶媒体を含むことができる。外部接続インターフェース904は外部装置(例えばメモリカードとユニバーサルシリアルバス(USB)装置)をスマートフォン900に接続するためのインターフェースである。
撮像装置906はイメージセンサ(例えば電荷結合デバイス(CCD)と相補型金属酸化物半導体(CMOS))を含み、撮影した画像を生成する。センサ907は例えば測定センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び加速度センサのような1組のセンサを含んでもよい。マイク908はスマートフォン900に入力された音をオーディオ信号に変換する。入力装置909は例えば表示装置910のスクリーンでのタッチを検出するように配置されるタッチセンサ、キーパッド、キーボード、ボタン又はスイッチを含み、ユーザーから入力された動作又は情報を受信する。表示装置910はスクリーン(例えば液晶ディスプレイ(LCD)と有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイ)を含み、スマートフォン900の出力画像を表示する。スピーカ911はスマートフォン900から出力したオーディオ信号を音に変換する。
無線通信インターフェース912は任意のセルラー通信方式(例えば、LTEとLTE-Advanced)をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インターフェース912は通常、例えばBBプロセッサ913とRF回路914を含むことができる。BBプロセッサ913は例えば、符号化/復号化、変調/復調、多重化/多重化解除を実行すると共に、無線通信のための様々なタイプの信号処理を実行することができる。同時に、RF回路914は例えばミキサ、フィルタ、増幅器を含んで、アンテナ916を介して無線信号を送受信することができる。無線通信インターフェース912はその上にBBプロセッサ913とRF回路914が集積化される1つのチップモジュールであってもよい。図20に示すように、無線通信インターフェース912は複数のBBプロセッサ913と複数のRF回路914を含んでもよい。図20に、無線通信インターフェース912に複数のBBプロセッサ913と複数のRF回路914が含まれる例を示したが、無線通信インターフェース912は単一のBBプロセッサ913又は単一のRF回路914を含んでもよい。
なお、セルラー通信方式の以外、無線通信インターフェース912は、例えば短距離無線通信方式、近接通信方式や無線ローカルネットワーク(LAN)方式などの別のタイプの無線通信方式をサポートすることができる。この場合、無線通信インターフェース912は各種の無線通信方式に対するBBプロセッサ913とRF回路914を含んでもよい。
アンテナスイッチ915のそれぞれは無線通信インターフェース912に含まれる複数の回路(例えば異なる無線通信方式に使用される回路)間でアンテナ916の接続先を切り替える。
アンテナ916のそれぞれは単一又は複数のアンテナ素子(例えばMIMOアンテナに含まれた複数のアンテナ素子)を含み、無線通信インターフェース912の無線信号の送受信に使用される。図20に示すように、スマートフォン900は複数のアンテナ916を含んでもよい。図20に、スマートフォン900に複数のアンテナ916が含まれる例を示したが、スマートフォン900は単一のアンテナ916を含んでもよい。
なお、スマートフォン900は各種の無線通信方式に対するアンテナ916を含んでもよい。この場合に、アンテナスイッチ915はスマートフォン900の配置から省略されてもよい。
バス917はプロセッサ901、メモリ902、記憶装置903、外部接続インターフェース904、撮像装置906、センサ907、マイク908、入力装置909、表示装置910、スピーカ911、無線通信インターフェース912及び補助制御装置919を互いに接続する。バッテリー918は給電線によって図20に示すスマートフォン900の各ブロックに電力を提供し、給電線は図面において部分的に点線によって表される。補助制御装置919は例えばスリープモードでスマートフォン900の最少の必要な機能を操作する。
図20に示すスマートフォン900では、図6により説明された送受信ユニット203は無線通信インターフェース912によって実現することができる。機能の少なくとも一部は、プロセッサ901又は補助制御装置919によって実現することもできる。例えば、プロセッサ901又は補助制御装置919は、確定ユニット201、中継伝送ユニット202の機能を実行することによって、中継リンクの上で間欠受信を実現することができる。
(第2の適用例)
図21は本開示の技術を適用できるカーナビゲーション装置920の概略構成の例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置920はプロセッサ921、メモリ922、全球位置決めシステム(GPS)モジュール924、センサ925、データインターフェース926、コンテンツプレーヤー927、記憶媒体インターフェース928、入力装置929、表示装置930、スピーカ931、無線通信インターフェース933、1つ又は複数のアンテナスイッチ936、1つ又は複数のアンテナ937及びバッテリー938を含む。
プロセッサ921は例えばCPU又はSoCであり、且つ、カーナビゲーション装置920のナビゲーション機能と他の機能を制御することができる。メモリ922はRAMとROMを含み、データとプロセッサ921によって実行されるプログラムが記憶される。
GPSモジュール924はGPS衛星から受信したGPS信号を使用してカーナビゲーション装置920の位置(例えば、緯度、経度、高度)を測定する。センサ925は例えばジャイロセンサ、地磁気センサ及び気圧センサのような1組のセンサを含んでもよい。データインターフェース926は図示しない端末を介して例えば車のネットワーク941に接続し、車両が生成したデータ(例えば、車速データ)を取得する。
コンテンツプレーヤー927は記憶媒体(例えば、CDとDVD)に記憶されたコンテンツを再生して、当該記憶媒体は記憶媒体インターフェース928に挿入される。入力装置929は例えば表示装置930のスクリーンでのタッチを検出するように配置されるタッチセンサ、ボタン又はスイッチを含み、ユーザーから入力された動作又は情報を受信する。表示装置930は例えばLCDやOLEDディスプレイのスクリーンを含み、ナビゲーション機能の画像又は再生されたコンテンツを表示する。スピーカ931はナビゲーション機能の音又は再生されたコンテンツを出力する。
無線通信インターフェース933は任意のセルラー通信方式(例えば、LTEとLTE-Advanced)をサポートし、無線通信を実行することができる。無線通信インターフェース933は通常、例えばBBプロセッサ934とRF回路935を含むことができる。BBプロセッサ934は、例えば符号化/復号化、変調/復調、及び多重化/多重化解除を実行すると共に、無線通信に使用される様々なタイプの信号処理を実行することができる。同時に、RF回路935は例えばミキサ、フィルタ、増幅器を含んで、アンテナ937を介して無線信号を送受信することができる。無線通信インターフェース933はその上にBBプロセッサ934とRF回路935が集積化される1つのチップモジュールであってもよい。図21に示すように、無線通信インターフェース933は複数のBBプロセッサ934と複数のRF回路935を含んでもよい。図21に、無線通信インターフェース933に複数のBBプロセッサ934と複数のRF回路935が含まれる例を示したが、無線通信インターフェース933は単一のBBプロセッサ934又は単一のRF回路935を含んでもよい。
なお、セルラー通信方式の以外、無線通信インターフェース933は、例えば短距離無線通信方式、近接通信方式、及び無線LAN方式のような別のタイプの無線通信方式をサポートすることができる。この場合、各種の無線通信方式に対して、無線通信インターフェース933はBBプロセッサ934とRF回路935を含んでもよい。
アンテナスイッチ936のそれぞれは無線通信インターフェース933に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式に使用される回路)間でアンテナ937の接続先を切り替える。
アンテナ937のそれぞれは単一又は複数のアンテナ素子(例えばMIMOアンテナに含まれる複数のアンテナ素子)を含み、無線通信インターフェース933の無線信号の送受信に使用される。図21に示すように、カーナビゲーション装置920は複数のアンテナ937を含んでもよい。図20に、カーナビゲーション装置920に複数のアンテナ937が含まれる例を示したが、カーナビゲーション装置920は単一のアンテナ937を含んでもよい。
なお、カーナビゲーション装置920は各種の無線通信方式に対するアンテナ937を含んでもよい。この場合、アンテナスイッチ936はカーナビゲーション装置920の配置から省略されてもよい。
バッテリー938は給電線によって図21に示すカーナビゲーション装置920の各ブロックに電力を提供し、給電線は図面において部分的に点線によって表される。バッテリー938は車両から提供した電力を蓄積する。
図21に示すカーナビゲーション装置920では、図6を参照して説明した送受信ユニット203は、無線通信インターフェース933によって実現することができる。機能の少なくとも一部は、プロセッサ921によって実現され得る。例えば、プロセッサ921は、確定ユニット201、中継伝送ユニット202の機能を実行することによって基準信号の測定を実現することができる。
本開示の技術はカーナビゲーション装置920、車のネットワーク941及び車両モジュール942のうち1つ又は複数のブロックが含まれた車載システム(又は車両)940として実現されることができる。車両モジュール942は車両データ(例えば車速、エンジン速度、故障情報)を生成し、生成したデータを車のネットワーク941に出力する。
以上、本発明の基本的な原理について、具体的な実施例を結合して説明した。しかしながら、当業者であれば、本発明の方法及び装置の全て又は任意のステップや部材は、任意のコンピューティングデバイス(プロセッサ、メモリ媒体などを含む)又はコンピューティングデバイスにおいて、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又はそれらの組み合わせの形態で実現できることを理解することができる。これは、当業者が本発明の説明を読む場合に、その基本的な回路設計知識又は基本的なプログラミング技能を使用して実現され得るものである。
そして、本発明は機械可読命令コードが記憶されたプログラム製品をさらに提供する。前記命令コードが機械によって読み取って実行される時に、上記した本発明実施例による方法を実行することができる。
相応的に、上記した機械可読命令コードが記憶されたプログラム製品を担う記憶媒体も本発明の開示に含まれた。上記した記憶媒体は、フロッピーディスク、光ディスク、光磁気ディスク、メモリカード、メモリスティックなどを含むが、これらに限定されない。
ソフトウェア又はファームウェアによって本発明を実現する場合に、記憶媒体又はネットワークから専用のハードウェア構成を有するコンピュータ(例えば、図22に示す汎用コンピュータ2200)へ当該ソフトウェアを構成するプログラムをインストールして、当該コンピュータは各プログラムがインストールされる場合に、各種の機能などを実行することができる。
図22において、中央処理装置(CPU)2201は、読み取り専用メモリ(ROM)2202に記憶されたプログラム又は記憶部分2208からランダムアクセスメモリ(RAM)2203にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM2203において、必要に応じても、CPUが各種の処理などを実行する時に必要なデータが記憶される。CPU2201、ROM2202、及びRAM2203はバス2204を介して互いに接続される。入力/出力インターフェース2205もバス2204に接続される。
入力部分2206(キーボード、マウスなどを含む)、出力部分2207(例えば陰極線管(CRT)、液晶ディスプレイ(LCD)などのディスプレイとスピーカなどを含む)、記憶部分2208(ハードウェアなどを含む)、通信部分2209(例えばLANカードやモデムなどのネットワークインターフェースカードを含む)が入力/出力インターフェース2205に接続された。通信部分2209は例えばインターネットなどのネットワークを介して通信処理を実行する。必要に応じて、ドライバー2210は入力/出力インターフェース2205に接続されてもよい。例えば磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブルメディア2211は、必要に応じてドライバー2210に装着されて、その中から読み出したコンピュータプログラムが必要に応じて記憶部分2208にインストールされるようにする。
ソフトウェアによって上記した一連の処理を実現する場合に、例えばインターネットであるネットワーク又は例えばリムーバブルメディア2211である記憶媒体から、ソフトウェアを構成するプログラムをインストールする。
当業者が理解すべきことは、このような記憶媒体が図22に示すような、その中にプログラムが記憶され、装置とは別途配布してユーザーにプログラムを提供するリムーバブルメディア2211に限定されない。リムーバブルメディア2211の例は、磁気ディスク(フロッピーディスク(登録商標)を含む)、光ディスク(光ディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)とデジタル多用途ディスク(DVD)を含む)、光磁気ディスク(ミニディスク(MD)(登録商標)を含む)、及び半導体メモリを含む。或いは、記憶媒体は、ROM2202、記憶部分2208に含まれたハードウェアなどであってもよく、その中にプログラムが記憶され、且つこれらが含まれた装置と一緒にユーザーに配布する。
なお、本発明の装置、方法、及びシステムでは、各構成要素又は各ステップが分解及び/又は再結合することができるものであってもよい。これらの分解及び/又は再結合は本発明の均等の方案とみなすべきである。さらに、上記した一連の処理を実行するステップは当然、説明の順序に沿って時系列に実行することができるが、必ずしも時系列に実行される必要はない。いくつかのステップは並行的又は互いに独立して実行されてもよい。
最後、説明する必要なことは、用語「包括」、「含む」又はそのいかなる他の変形は、非排他的な包含を含むことを意味することで、一連の要素を含むプロセス、方法、物品、又はデバイスは、それらの要素を含むだけではなく、明確に記載されていない他の要素をさらに含み、或いは、このようなプロセス、方法、物品、又はデバイスに固有する要素をさらに含む。また、より多い制限が存在しない場合、「...を一つ含む」という文によって限定される要素は、前記要素を含むプロセス、方法、物品又はデバイスに他の同じ要素がさらに含まれることを排除しない。
以上、図面を結合して本開示の実施例について詳細に説明したが、上記した実施形態は本発明を説明するためのものであり、本発明を限定するものではないと理解すべきである。当業者にとって、本発明の精神及び範囲から逸脱することがなく、上記した実施形態に対して、様々な修正及び変更が可能である。そのため、本発明の範囲は添付した特許請求の範囲及びその等価物のみによって限定される。

Claims (9)

  1. ネットワーク制御端末に用いられる電子装置であって、
    中継ネットワークノードとリモートネットワークノードとの間の中継リンクに対して、前記中継ネットワークノード及び前記リモートネットワークノードのための間欠受信SL-DRXを配置し、
    前記中継ネットワークノード及び前記リモートネットワークノードに指示するために、前記SL-DRXの配置が含まれた制御シグナリングを生成するように配置される処理回路を含み、
    前記処理回路は、
    前記中継ネットワークノードからのSL-DRXスリープインジケータに従って、前記ネットワーク制御端末から前記中継ネットワークノードへのユニバーサルリンクダウンリンク伝送をスケジューリングするように配置され、前記SL-DRXスリープインジケータは、前記中継ネットワークノードの前記中継リンクがスリープ状態に入ることを表す電子装置。
  2. 前記処理回路は、前記中継ネットワークノード及び/又は前記リモートネットワークノードがPSCCHを検出するアクティブ時間及びPSCCHを検出しないスリープ時間を確定することによって、前記間欠受信SL-DRXを配置するように配置される請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記制御シグナリングを前記中継ネットワークノードに送信するように配置される送受信ユニットをさらに含む請求項1に記載の電子装置。
  4. 前記送受信ユニットは、無線リソース制御RRCシグナリングによって前記送信を行うように配置される請求項3に記載の電子装置。
  5. 前記送受信ユニットは、前記中継ネットワークノード及び前記リモートネットワークノードの前記SL-DRX配置が含まれた前記制御シグナリングを前記中継ネットワークノードに送信するように配置され、前記リモートネットワークノードの前記SL-DRX配置は、前記中継ネットワークノードによって転送される請求項3に記載の電子装置。
  6. 前記処理回路はさらに、前記ネットワーク制御端末から前記中継ネットワークノードへのユニバーサルリンクダウンリンク伝送と、前記リモートネットワークノードから前記中継ネットワークノードへの中継リンク伝送に、所定のリソースを割り当てるように配置される請求項1に記載の電子装置。
  7. 前記処理回路はさらに、ユニバーサルリンクと中継リンクの優先度に従ってそれらの伝送順序を設定し、当該伝送順序に従って、当該ユニバーサルリンクの優先度が当該中継リンクの優先度よりも高い場合に、前記中継ネットワークノードの前記SL-DRX配置を更新し、少し遅くデータを中継ネットワークノードに送信するように、リモートネットワークノードをスケジューリングし、又は、当該伝送順序に従って、当該中継リンクの優先度が当該ユニバーサルリンクの優先度よりも高い場合に、少し遅くデータを中継ネットワークノードに送信するようにスケジューリングされるように配置される請求項6に記載の電子装置。
  8. 前記SL-DRXの配置は、前記中継ネットワークノード及び前記リモートネットワークノードがスリープ状態からウェイクアップした後に前記PSCCHを検出するための連続するPSCCHサブフレームの数を指示するためのSLDRX-onDurationTimerと、前記中継ネットワークノード及び前記リモートネットワークノードが前記PSCCHの復号に成功するのを待つPSCCHサブフレームの最大数を指示するためのSLDRX-InactivityTimerと、1つのSL-DRXサイクルに含まれたサブフレームの数を指示するためのSLDRX-Cycleと、各SL-DRXサイクルの開始時のサブフレームの位置を指示するためのSLDRX-StartOffsetと、を含む請求項2に記載の電子装置。
  9. ネットワーク制御端末に用いられる電子装置の方法であって、
    中継ネットワークノードとリモートネットワークノードとの間の中継リンクに対して、前記中継ネットワークノード及び前記リモートネットワークノードのための間欠受信SL-DRXを配置することと、
    前記中継ネットワークノード及び前記リモートネットワークノードに指示するために、前記SL-DRXの配置が含まれた制御シグナリングを生成することと、を含み、
    前記中継ネットワークノードからのSL-DRXスリープインジケータに従って、前記ネットワーク制御端末から前記中継ネットワークノードへのユニバーサルリンクダウンリンク伝送をスケジューリングするように配置され、前記SL-DRXスリープインジケータは、前記中継ネットワークノードの前記中継リンクがスリープ状態に入ることを表す方法。
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