JP7246279B2 - トリガー式液体噴出器 - Google Patents

トリガー式液体噴出器 Download PDF

Info

Publication number
JP7246279B2
JP7246279B2 JP2019141374A JP2019141374A JP7246279B2 JP 7246279 B2 JP7246279 B2 JP 7246279B2 JP 2019141374 A JP2019141374 A JP 2019141374A JP 2019141374 A JP2019141374 A JP 2019141374A JP 7246279 B2 JP7246279 B2 JP 7246279B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ejector
trigger
cover
container body
supply mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019141374A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021024588A (ja
Inventor
宏太郎 藤原
孝之 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP2019141374A priority Critical patent/JP7246279B2/ja
Publication of JP2021024588A publication Critical patent/JP2021024588A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7246279B2 publication Critical patent/JP7246279B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

本発明は、トリガー式液体噴出器に関する。
従来から、液体を収容する容器体と、容器体に装着されるトリガー式液体噴出器と、を備えた噴出容器が用いられている。特許文献1に示されるトリガー式液体噴出器では、製造時に使用する樹脂量を低減するため、カバーの小型化や構造の単純化等を図っている。
特許第4990671号公報
容器体の容量が大きい場合においてカバーを小型化すると、使用者がトリガー部を操作するために噴出容器を把持した際に、噴出容器の姿勢が不安定となる可能性がある。
本発明はこのような事情を考慮してなされ、使用者がトリガー部を操作する際の噴出容器の姿勢を安定させることができるトリガー式液体噴出器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係るトリガー式液体噴出器は、容器体に装着される噴出器本体と、前記噴出器本体の前方に設けられ、前記容器体内の液体を噴出する噴出孔が形成されたノズル部材と、を備え、前記噴出器本体は、前方付勢状態で後方に移動可能に配設されたトリガー部材と、前記トリガー部材の後方への移動によって、前記容器体内の液体を前記噴出孔から噴出させる供給機構と、前記トリガー部材および前記供給機構の一部を覆うカバーと、を有し、前記カバーは、前記供給機構を間に挟むように配設された一対の側壁と、前記一対の側壁と一体に形成され、前記一対の側壁の下部から後方に向けて突出する突出部と、を有している。
上記態様によれば、使用者がトリガー部材を操作するために噴出容器を把持した際に、使用者の手の一部(例えば親指の付け根の近傍)によって突出部を下方から支持することができる。これにより、噴出容器の姿勢を安定させることができる。さらに、突出部が一対の側壁と一体に形成されていることで、突出部の剛性が確保され、容器体が大容量である場合であっても、噴出容器の把持姿勢を安定させることができる。
ここで、前記突出部の下面は、前後方向に沿った断面において、上方に向けて凸となるように湾曲していてもよい。
この場合、使用者の手の一部によって突出部を下方から支持する際の感触を良好にすることができる。
また、前記カバーのうち前記突出部より上方に位置する背面に設けられた開口と、前記突出部の上面に設けられた開口と、が連続して形成されていてもよい。
この場合、トリガー式液体噴出器を製造する際の樹脂量が低減されて、環境への寄与および製造コストの低減を図ることができる。
また、上記態様のトリガー式液体噴出器は、前記突出部から後方に向けて延び、かつ前記突出部に対して着脱可能な延長部材を備えていてもよい。
この場合、延長部材を突出部に取り付けると、使用者がトリガー部材を操作するために噴出容器を把持した際に、使用者の手によって支持される領域が拡張される。したがって、噴出容器の姿勢をより確実に安定させることができる。また、延長部材が着脱可能であるため、使用者の好みや容器体の容量に応じて、延長部材を用いるか否かを適宜選択することが可能となる。
また、前記カバーは、少なくとも1つのヒンジが形成されたフォールド部を有し、前記フォールド部は、前記ヒンジ回りに折りたたまれることで、前記突出部の後端部よりも前方に位置する第1姿勢から、前記後端部から後方に突出した第2姿勢へと変位可能であってもよい。
この場合、フォールド部を第2姿勢にすると、使用者がトリガー部材を操作するために噴出容器を把持した際に、使用者の手によって支持される領域が拡張される。したがって、噴出容器の姿勢をより確実に安定させることができる。また、使用者の好みや容器体の容量に応じて、フォールド部を第1姿勢として用いるか第2姿勢として用いるかを適宜選択することが可能となる。
本発明の上記態様によれば、使用者がトリガー部を操作する際の噴出容器の姿勢を安定させることができるトリガー式液体噴出器を提供することができる。
第1実施形態に係るトリガー式液体噴出器の側面図である。 図1のカバーのII方向矢視図である。 図1のカバーのIII-III断面矢視図である。 第2実施形態に係るトリガー式液体噴出器の側面図である。 第3実施形態に係るトリガー式液体噴出器の側面図である。 図5のカバーのVI方向矢視図である。 図5のフォールド部を折りたたんだ状態を示す図である。 第4実施形態に係るトリガー式液体噴出器の側面図である。 図8のフォールド部を折りたたんだ状態を示す図である。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態のトリガー式液体噴出器、および当該トリガー式液体噴出器を備えた噴出容器について、図面に基づいて説明する。なお、以下で説明する噴出容器の各構成部品は、特に記載がなければ合成樹脂を用いた成形品である。
図1に示すように、噴出容器1は、液体が収容される有底筒状の容器体2と、容器体2の口部に着脱可能に取り付けられたトリガー式液体噴出器(以下、単に噴出器3という)と、を備えている。
噴出器3は、容器体2に装着される噴出器本体3aと、容器体2内の液体を噴出する噴出孔(不図示)が形成されたノズル部材3bと、を備えている。
噴出器本体3aは、装着キャップ4と、供給機構5と、トリガー部材6と、付勢部材7と、吸上げ筒8と、カバー10と、を有している。容器体2に収容される液体としては、例えば洗剤などを採用できる。ただし、容器体2に収容される液体の種類は適宜変更してもよい。
(方向定義)
本実施形態では、吸上げ筒8が延びる方向を上下方向という。また、上下方向における容器体2側を下方といい、噴出器3側を上方という。上下方向に直交する一方向を前後方向といい、上下方向および前後方向の双方に直交する方向を左右方向という。前後方向のうち、ノズル部材3bの噴出孔から液体が噴出される側を前方といい、その反対側を後方という。図1は、噴出容器1を左右方向から見た側面図であって、一部を破断して内部の構造を表示した図である。
装着キャップ4は、容器体2の口部に螺着されている。これにより、噴出器本体3aは、容器体2に対して着脱可能となっている。なお、噴出器本体3aを容器体2に対して着脱可能とする構成は、適宜変更してもよい。
供給機構5は、シリンダ5aと、ピストン5bと、を有している。供給機構5は、トリガー部材6の前後方向の往復移動によって、容器体2内の液体を、吸上げ筒8からノズル部材3bの噴出孔に供給するように構成されている。シリンダ5aおよびピストン5bの後方には、上下方向に延びる筒状部5cが配設されている。筒状部5cの内側に、吸上げ筒8からシリンダ5aに向かう流路、およびシリンダ5aからノズル部材3bの噴出孔に向かう流路が形成されている。供給機構5は、吸上げ筒8からノズル部材3bに向けた液体の流動を許容するとともに、逆方向の流動を規制する弁体(不図示)を備えている。
トリガー部材6は、供給機構5の前方に位置しており、カバー10から下方に向けて延在している。トリガー部材6は、付勢部材7によって前方付勢力を受けており、後方に移動可能に配設されている。トリガー部材6とピストン5bとは互いに連結されている。このため、トリガー部材6が前後方向に移動すると、ピストン5bはトリガー部材6に連動して、シリンダ5aに対して前後方向に移動する。
トリガー部材6には上方に向けて開口するポケット部6aが形成されている。ポケット部6aには、付勢部材7から下方に突出した突起7aが差し込まれている。付勢部材7は弾性変形可能に形成されている。突起7aがポケット部6aに係止されていることで、付勢部材7は、トリガー部材6に対して前方付勢力を与える。
吸上げ筒8は、装着キャップ4から下方に向けて延びており、容器体2の底部近傍において開口している。吸上げ筒8は、噴出器本体3a内に設けられた不図示の流路に連通しており、当該流路はノズル部材3bの噴出孔に連通している。
トリガー部材6が操作されて後方に移動すると、ピストン5bがシリンダ5a内に押し込まれることで、シリンダ5a内の液体がノズル部材3bの噴出孔に供給される。これにより、液体が噴出孔から噴射される。
トリガー部材6の操作を解除すると、付勢部材7の前方付勢力により、トリガー部材6およびピストン5bが前方に向けて復元変位する。これに伴い、シリンダ5a内が負圧となり、吸上げ筒8を通して容器体2の液体がシリンダ5aに供給される。したがって、次のトリガー部材6の操作に備えることができる。
カバー10は、供給機構5の一部、トリガー部材6の一部、および付勢部材7の一部、を覆っている。図1および図2に示すように、カバー10は、一対の側壁11、12と、上壁13と、突出部14と、を有しており、各部が一体に形成されている。一対の側壁11、12は、前後方向および上下方向に延びる板状に形成されており、左右方向に間隔を空けて配置されている。一対の側壁11、12は、供給機構5の一部、トリガー部材6の一部、および付勢部材7の一部を、左右方向において間に挟むように配置されている。なお、カバー10が覆う範囲は適宜変更可能であり、例えば供給機構5および付勢部材7の全体を覆っていてもよい。一対の側壁11、12の上下方向における寸法は、前方に向かうに従って小さくなっている。
上壁13は、前後方向および左右方向に延びる板状に形成されており、一対の側壁11、12の上端部同士を接続している。上壁13は、供給機構5、トリガー部材6、および付勢部材7の上方に位置している。突出部14は、一対の側壁11、12と一体に形成され、一対の側壁11、12の下部から後方に向けて突出している。突出部14の下面14aは、前後方向に沿う断面(図1)において、上方に向けて凸となるように湾曲している。図3に示すように、前後方向に直交する断面では、下面14aは下方に向けて凸となる曲面状に形成されている。なお、下面14aの形状は適宜変更可能であり、例えば平坦面であってもよい。
図1に示すように、下面14aには、係合孔15が形成されている。係合孔15の内側には、筒状部5cから後方に突出した係止片5dが係止されている。これにより、カバー10が噴出器本体3aから外れることが抑制される。突出部14の後端部14bは、下面14aから上方に向けて突出している。
カバー10のうち、突出部14より上方に位置する背面(後方を向く面)には、開口16aが設けられている。また、突出部14の上面には、開口16bが設けられている。これらの開口16a、16bは、連続して形成されることで、1つの略L字型の開口16を構成している。
以上説明したように、本実施形態の噴出器3は、容器体2に装着される噴出器本体3aと、噴出器本体3aの前方に設けられ、容器体2内の液体を噴出する噴出孔が形成されたノズル部材3bと、を備えている。噴出器本体3aは、前方付勢状態で後方に移動可能に配設されたトリガー部材6と、トリガー部材6の後方への移動によって、容器体2内の液体を噴出孔から噴出させる供給機構5と、トリガー部材6および供給機構5の一部を覆うカバー10と、を有している。そしてカバー10は、供給機構5を間に挟むように配設された一対の側壁11、12と、側壁11、12と一体に形成され、側壁11、12の下部から後方に向けて突出する突出部14と、を有している。
このような噴出器3によれば、使用者がトリガー部材6を操作するために噴出容器1を把持した際に、使用者の手の一部(例えば親指の付け根の近傍)によって突出部14を下方から支持することができる。これにより、噴出容器1の姿勢を安定させることができる。さらに、突出部14が側壁11、12と一体に形成されていることで、突出部14の剛性が確保され、噴出容器1の姿勢を安定させることができる。
また、カバー10のうち突出部14より上方に位置する背面に設けられた開口16aと、突出部14の上面に設けられた開口16bと、が連続して形成されている。これにより、噴出器3を製造する際の樹脂量が低減されて、環境への寄与および製造コストの低減を図ることができる。
また、突出部14の下面14aは、前後方向に沿う断面において、上方に向けて凸となるように湾曲している。これにより、使用者の手の一部によって突出部14を下方から支持する際の感触を良好にすることができる。さらに、下面14aは、前後方向に直交する断面では下方に向けて凸となる曲面状に形成されている。これにより、突出部14を下方から手で支持したとき、例えば親指の付け根と人差し指の付け根との間に生じる窪みに下面14aをフィットさせて、保持感をより良好にすることも可能となる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態について説明するが、第1実施形態と基本的な構成は同様である。このため、同様の構成には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態では、図4に示すように、延長部材20を備えている点が第1実施形態と異なる。
延長部材20は、突出部14に取り付けられている。延長部材20は、上板部21と、後板部22と、下板部23と、湾曲部24と、を有している。上板部21は、前後方向および左右方向に延びる板状に形成されている。後板部22は、上板部21の後端部から下方に延びており、上下方向および左右方向に延びる板状に形成されている。下板部23は、後板部22の下端部から前方に向けて延びており、前後方向および左右方向に延びる板状に形成されている。図示は省略するが、延長部材20は一対の側板部を有しており、一対の側板部によって、上板部21、後板部22、および下板部23の左端部同士並びに右端部同士が接続されている。
湾曲部24は、下板部23の前端部から下方に向けて延びている。湾曲部24は、突出部14の下面14aに沿って形成され、上方に向けて凸となるように湾曲している。このため、湾曲部24の下面24aも、上方に向けて凸となるように湾曲している。
上板部21と、下板部23および湾曲部24と、により、突出部14の少なくとも一部が上下方向において挟まれている。また、延長部材20の一対の側板部により、突出部14の少なくとも一部が左右方向において挟まれている。このように、延長部材20は、突出部14を覆うように形成されている。
延長部材20には、上板部21を上下方向に貫通する第1貫通孔21aと、湾曲部24を前後方向に貫通する第2貫通孔25と、が形成されている。上板部21の下面には、下方に向けて突出する第1規制部27および縦リブ21bが形成されている。湾曲部24の上面には、上方に向けて突出する第2規制部26が形成されている。
第1規制部27は、第1貫通孔21aに隣接しており、第1貫通孔21aよりも前方に位置している。第1規制部27は第1傾斜面27aを有している。第1傾斜面27aは、前方を向いており、後方に向かうに従って下方に向かうように傾斜している。縦リブ21bは、第1貫通孔21aの後方に形成されており、前後方向に沿って延びている。
第2規制部26は、第2貫通孔25に隣接しており、第2貫通孔25よりも前方に位置している。第2規制部26は第2傾斜面26aを有している。第2傾斜面26aは、前方を向いており、後方に向かうに従って上方に向かうように傾斜している。
カバー10の突出部14の後端部14bは、第1規制部27と縦リブ21bとにより前後方向に挟まれており、第1規制部27に対して前後方向において対向している。後端部14bは第1規制部27に当接若しくは近接している。第2規制部26は、突出部14の係合孔15に入り込んでおり、係合孔15の内面に当接若しくは近接している。このように、第1規制部27および第2規制部26によって、延長部材20の突出部14に対する前後方向の移動が規制されている。
延長部材20を突出部14に取り付ける際には、延長部材20を突出部14に対して後方から近づける。このとき、第1傾斜面27aが突出部14の後端部14bに対して摺動し、第2傾斜面26aが突出部14の下面14aに対して摺動する。これにより、第1規制部27が後端部14bを前方に乗り越える動作、および第2規制部26が係合孔15の内部に入り込む動作がスムーズに行われる。
以上説明したように、本実施形態の噴出器3は、突出部14から後方に向けて延び、かつ突出部14に対して着脱可能な延長部材20を備えている。延長部材20を突出部14に取り付けた場合には、使用者がトリガー部材6を操作するために噴出容器1を把持した際に、下板部23および湾曲部24が使用者の手によって支持される。このように、延長部材20を取り付ける前の状態と比較して、使用者の手によって支持される領域が拡張される。したがって、例えば容器体2が1リットル以上の大容量である場合であっても、噴出容器1の姿勢をより確実に安定させることができる。また、本実施形態によれば、延長部材20が着脱可能であるため、使用者の好みや容器体2の容量に応じて、延長部材20を用いるか否かを適宜選択することが可能となる。
(第3実施形態)
次に、本発明に係る第3実施形態について説明するが、第1実施形態と基本的な構成は同様である。このため、同様の構成には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態のカバー10は、図5に示すように、折りたたみ可能なフォールド部17を有している。フォールド部17は、図5に示す第1姿勢と、図7に示す第2姿勢と、の間で変位可能(変形可能)となっている。以下では、特段の言及が無い限り、第1姿勢における各部位の位置関係について説明する。
図5に示すように、フォールド部17は、第1板部17aと、第2板部17bと、第3板部17cと、係止部17eと、第1ヒンジH1と、第2ヒンジH2と、を有している。第1板部17aは、突出部14の後端部14bの上端から、前方に向けて延びている。第1ヒンジH1は、第1板部17aの前端部と、第2板部17bの後端部と、を連結している。第2板部17bは、第1板部17aに対して、第1ヒンジH1回りに回動可能となっている。
第2板部17bは、第1ヒンジH1から前方に向けて延びている。第1板部17aおよび第2板部17bにより、突出部14の開口16bの一部が、上方から覆われている。第2ヒンジH2は、第2板部17bの前端部と、第3板部17cの下端部と、を連結している。第3板部17cは、第2板部17bに対して、第2ヒンジH2回りに回動可能となっている。
第3板部17cには、弾性帯部17dが形成されている。弾性帯部17dは、後方に向けて凸となるように湾曲している。弾性帯部17dは、図6に示すように、第3板部17cの左右方向における中央部に位置している。また、図6に示すように、後方から見て、弾性帯部17dは上下方向に延びている。弾性帯部17dは、湾曲した帯状に形成されており、弾性変形可能となっている。
図5に示すように、係止部17eは、第3板部17cの上端部から後方に向けて突出している。係止部17eの後端部(先端部)には、下方に向けて突出する係止突起が形成されている。すなわち、係止部17eの基端部は第3板部17cに接続され、係止部17eの先端部には係止突起が形成されている。
フォールド部17が第1姿勢(図5)にあるとき、フォールド部17は、突出部14の後端部14bよりも前方に位置している。
図7に示すように、第1ヒンジH1回りに第2板部17bを回動させ、第2ヒンジH2回りに第3板部17cを回動させることで、フォールド部17を折りたたんで第2姿勢とすることができる。第2姿勢では、弾性帯部17dが第2板部17bに当接して弾性変形させられており、第3板部17cには下方に向けた付勢力が作用する。一方、第2姿勢では、係止部17eが、突出部14の下面14aに形成された貫通孔14c内に挿入されている。そして、係止部17eの先端部に形成された係止突起が、貫通孔14cの上端開口部に係止されている。
このように、係止部17eが突出部14に係止されていることで、第3板部17cに作用する下方付勢力が受け止められるとともに、フォールド部17が不意に開いてしまうことが抑制される。したがって、フォールド部17が折りたたまれた第2姿勢が維持される。そして本実施形態では、フォールド部17が第2姿勢(図7)となると、第2板部17bおよび第3板部17cが、突出部14の後端部14bよりも後方に突出した状態となる。
以上説明したように、本実施形態のカバー10は、ヒンジH1、H2が形成されたフォールド部17を有している。そしてフォールド部17は、ヒンジH1、H2回りに折りたたまれることで、突出部14の後端部14bよりも前方に位置する第1姿勢(図5)から、後端部14bから後方に突出した第2姿勢(図7)へと変位可能となっている。
フォールド部17を第2姿勢とした場合には、使用者がトリガー部材6を操作するために噴出容器1を把持した際に、突出部14および第3板部17cが使用者の手によって支持される。このように、フォールド部17を折りたたむ前の状態と比較して、使用者の手によって支持される領域が拡張される。したがって、噴出容器1の姿勢をより確実に安定させることができる。また、本実施形態によれば、使用者の好みや容器体2の容量に応じて、フォールド部17を第1姿勢として用いるか第2姿勢として用いるか否かを適宜選択することが可能となる。
(第4実施形態)
次に、本発明に係る第4実施形態について説明するが、第1実施形態と基本的な構成は同様である。このため、同様の構成には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態のカバー10は、図8に示すように、折りたたみ可能なフォールド部18を有している。フォールド部18は、図8に示す第1姿勢と、図9に示す第2姿勢と、の間で変位可能(変形可能)となっている。以下では、特段の言及が無い限り、第1姿勢における各部位の位置関係について説明する。
図8に示すように、フォールド部18は、第1板部18aと、第2板部18bと、第3板部18cと、ヒンジHと、接続部18dと、を有している。第1板部18aは、突出部14の後端部14bの上端から、前方に向けて延びている。ヒンジHは、第1板部18aの前端部と、第2板部18bの後端部と、を連結している。第2板部18bは、第1板部18aに対して、ヒンジH回りに回動可能となっている。
第2板部18bは、ヒンジHから前方に向けて延びている。第1板部18aおよび第2板部18bにより、突出部14の開口16bの一部が、上方から覆われている。接続部18dは、第2板部18bの前端部と、第3板部18cの後端部と、を連結している。第3板部18cは、接続部18dによって、第2板部18bに固定されている。接続部18dには、係止孔18eが形成されている。係止孔18eは、接続部18dの左右方向における中央部に位置している。
フォールド部18が第1姿勢(図8)にある時、フォールド部18は、突出部14の後端部14bよりも前方に位置している。
図9に示すように、ヒンジH回りに第2板部18bを回動させることで、フォールド部18を折りたたんで第2姿勢とすることができる。第2姿勢では、突出部14の後端部14bから後方に突出した係止突部14dが、接続部18dの係止孔18e内に入り込む。これにより、フォールド部18が折りたたまれた第2姿勢が維持される。
以上説明したように、本実施形態のカバー10は、ヒンジHが形成されたフォールド部18を有している。そしてフォールド部18は、ヒンジH回りに折りたたまれることで、突出部14の後端部14bよりも前方に位置する第1姿勢(図8)から、後端部14bから後方に突出した第2姿勢(図9)へと変位可能となっている。
フォールド部18を第2姿勢とした場合には、使用者がトリガー部材6を操作するために噴出容器1を把持した際に、突出部14および第3板部18cが使用者の手によって支持される。このように、フォールド部18を折りたたむ前の状態と比較して、使用者の手によって支持される領域が拡張される。したがって、噴出容器1の姿勢をより確実に安定させることができる。また、本実施形態によれば、使用者の好みや容器体2の容量に応じて、フォールド部18を第1姿勢として用いるか第2姿勢として用いるかを適宜選択することが可能となる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、トリガー部材6の前後方向の往復移動に伴って、容器体2の液体をノズル部材3bの噴出孔に供給できる構成であれば、供給機構5の構成を適宜変更してもよい。例えば、供給機構5は、シリンダ5aおよびピストン5bに代えて、蛇腹状に収縮変形するポンプを備えていてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した実施形態や変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…噴出容器 2…容器体 3…噴出器(トリガー式液体噴出器) 3a…噴出器本体 3b…ノズル部材 5…供給機構 6…トリガー部材 10…カバー 11、12…側壁 14…突出部 14a…下面 14b…後端部 16a、16b…開口 17、18…フォールド部 H、H1、H2…ヒンジ 20…延長部材

Claims (4)

  1. 容器体に装着される噴出器本体と、
    前記噴出器本体の前方に設けられ、前記容器体内の液体を噴出する噴出孔が形成されたノズル部材と、を備え、
    前記噴出器本体は、
    前方付勢状態で後方に移動可能に配設されたトリガー部材と、
    前記トリガー部材の後方への移動によって、前記容器体内の液体を前記噴出孔から噴出させる供給機構と、
    前記トリガー部材および前記供給機構の一部を覆うカバーと、を有し、
    前記カバーは、
    前記供給機構を間に挟むように配設された一対の側壁と、
    前記一対の側壁と一体に形成され、前記一対の側壁の下部から後方に向けて突出する突出部と、を有し
    前記カバーのうち前記突出部より上方に位置する背面に設けられた開口と、前記突出部の上面に設けられた開口と、が連続して形成されている、トリガー式液体噴出器。
  2. 前記突出部の下面は、前後方向に沿った断面において、上方に向けて凸となるように湾曲している、請求項1に記載のトリガー式液体噴出器。
  3. 前記突出部から後方に向けて延び、かつ前記突出部に対して着脱可能な延長部材を備える、請求項1または2に記載のトリガー式液体噴出器。
  4. 容器体に装着される噴出器本体と、
    前記噴出器本体の前方に設けられ、前記容器体内の液体を噴出する噴出孔が形成されたノズル部材と、を備え、
    前記噴出器本体は、
    前方付勢状態で後方に移動可能に配設されたトリガー部材と、
    前記トリガー部材の後方への移動によって、前記容器体内の液体を前記噴出孔から噴出させる供給機構と、
    前記トリガー部材および前記供給機構の一部を覆うカバーと、を有し、
    前記カバーは、
    前記供給機構を間に挟むように配設された一対の側壁と、
    前記一対の側壁と一体に形成され、前記一対の側壁の下部から後方に向けて突出する突出部と、を有し、
    前記カバーは、少なくとも1つのヒンジが形成されたフォールド部を有し、
    前記フォールド部は、前記ヒンジ回りに折りたたまれることで、前記突出部の後端部よりも前方に位置する第1姿勢から、前記後端部から後方に突出した第2姿勢へと変位可能である、トリガー式液体噴出器。
JP2019141374A 2019-07-31 2019-07-31 トリガー式液体噴出器 Active JP7246279B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019141374A JP7246279B2 (ja) 2019-07-31 2019-07-31 トリガー式液体噴出器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019141374A JP7246279B2 (ja) 2019-07-31 2019-07-31 トリガー式液体噴出器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021024588A JP2021024588A (ja) 2021-02-22
JP7246279B2 true JP7246279B2 (ja) 2023-03-27

Family

ID=74664289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019141374A Active JP7246279B2 (ja) 2019-07-31 2019-07-31 トリガー式液体噴出器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7246279B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002264980A (ja) 2001-01-05 2002-09-18 Calmar Inc トリガー式噴霧装置用シュラウド・カバー
JP2010051925A (ja) 2008-08-29 2010-03-11 Yoshino Kogyosho Co Ltd トリガー式噴出器
JP4990671B2 (ja) 2007-04-26 2012-08-01 株式会社吉野工業所 トリガー式液体噴出器
JP2014087762A (ja) 2012-10-31 2014-05-15 Yoshino Kogyosho Co Ltd トリガー式液体噴出器
JP2018043778A (ja) 2016-09-15 2018-03-22 ライオン株式会社 噴出器

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4434917A (en) * 1981-05-26 1984-03-06 Yoshino Kogyosho Co., Ltd. Trigger-actuated atomizer
US5172836A (en) * 1991-06-07 1992-12-22 The Drackett Company Ergonomic trigger sprayer and hand positioner therefor

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002264980A (ja) 2001-01-05 2002-09-18 Calmar Inc トリガー式噴霧装置用シュラウド・カバー
JP4990671B2 (ja) 2007-04-26 2012-08-01 株式会社吉野工業所 トリガー式液体噴出器
JP2010051925A (ja) 2008-08-29 2010-03-11 Yoshino Kogyosho Co Ltd トリガー式噴出器
JP2014087762A (ja) 2012-10-31 2014-05-15 Yoshino Kogyosho Co Ltd トリガー式液体噴出器
JP2018043778A (ja) 2016-09-15 2018-03-22 ライオン株式会社 噴出器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021024588A (ja) 2021-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5380829B2 (ja) インクカートリッジ、及びインク供給装置
JP2008055333A (ja) 押下げヘッド
JP7246279B2 (ja) トリガー式液体噴出器
JP7291540B2 (ja) 点鼻薬噴出器
JP6117057B2 (ja) トリガー式液体噴出器
JP4756549B2 (ja) 押下ヘッド
JP6726606B2 (ja) 噴出器
JP6460886B2 (ja) トリガー式液体噴出器
JP6956655B2 (ja) トリガー式液体噴出器
JP6157996B2 (ja) トリガー式液体噴出器
JP2003038989A (ja) 液体噴出容器
JP7504552B2 (ja) トリガー式噴出器
JP2019171338A (ja) トリガー式液体噴出器
JP7241624B2 (ja) トリガー式液体噴出器
JP7268224B1 (ja) 液体噴出器
JP7345996B2 (ja) 噴出容器
JP7101734B2 (ja) トリガー式液体噴出器
JP2024018738A (ja) 液体噴出器及び液体噴出容器
JP6968639B2 (ja) エアゾール容器
JP5366451B2 (ja) 噴射キャップ
JP2022183988A (ja) トリガー式液体噴出器
JP2023006523A (ja) トリガー式液体噴出器
JP2010234293A (ja) 開閉式噴出ヘッド
JP2018103162A (ja) トリガー式液体噴出器
JP2021154710A (ja) 液体吐出装置、梱包システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230314

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7246279

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150