JP7246205B2 - デッキプレート - Google Patents

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Description

本発明は、建築構造物の床スラブのような鉄筋コンクリートの構造物を形成するために用いられるデッキプレートに関するものである。
建築構造物の上階と下階(下階が無い場合は基礎部)の間に設けられる板状の床構造であって、それ自体が垂直方向の荷重を支えて建築構造物の梁や柱に伝達するものを床スラブと呼び、S造やSRC造等の建築構造物においては、鉄筋コンクリート構造の床スラブを形成するために、コンクリートの打設時にはコンクリートの型枠として機能し、コンクリートの硬化後はそのまま床スラブの一部となるような、床スラブ用のデッキプレートが用いられていた(例えば特許文献1の図1参照)。
図10及び図11は、床スラブ用の従来のデッキプレート2について説明するために参照する図である。
従来のデッキプレート2は、図10に示すように、底板4と、底板4の上面に設けられた複数(2つ)の配筋構造5を備えていた。
デッキプレート2の底板4は、図10(a)に示すように、図中上下方向に所定の厚さを有する略長方形の板状に形成され、その幅方向(図中左右方向)の一方の端部には連結雄部4aが、他方の端部には連結雌部4bが、それぞれ底板4の長さ方向(図の紙面に垂直方向)に沿って設けられていた。
デッキプレート2の配筋構造5は、図10(a)に示すように、底板4の長さ方向(図の紙面に垂直方向)と略平行に伸びる丸棒状の上弦材6と、上弦材6と略平行に伸びる丸棒状の部材であって、上弦材6より下方に、上弦材6を挟んで底板4の幅方向(図中左右方向)に略左右対称に設けられた2つの下弦材7と、これらの上弦材6と2つの下弦材7の間を繋ぐように略ハの字状に設けられた2つのラチス材8を備えていた。
それぞれのラチス材8は、図10(b)に示すように、細長い丸棒状の部材をその長さ途中の複数の位置で曲げて、山部8aと谷部8bが傾斜部8cを介して交互に連続するようなジグザグ状に形成されていた。
そして、2つのラチス材8は、図10(a)に示すように、それぞれの山部8bが上弦材6の外周面を図中左右両側から挟み込むように配置されると共に、それぞれの傾斜部3cの長さ途中部に、2つの下弦材7の外周面がそれぞれ接触するように配置され、それぞれの接触部が溶接等により固定されていた。そして、2つのラチス材8のそれぞれの谷部8bは、底板4の上面に沿うように曲げられていた。
このような配筋構造5が、底板4の上面に複数(2つ)設けられ、それぞれの配筋構造5の2つのラチス材8のそれぞれの谷部8bと、底板4の上面の接触部が、溶接等により固定されていた。
これにより、配筋構造5の上弦材6及び2つの下弦材7が、底板4の上面より上方に所定の間隔をおいて配置されるようになっていた。
このような従来のデッキプレート2は、十分な強度や耐食性を有する鋼材を用いて形成され、鋼板により形成された底板4の上面に、棒鋼により形成された上弦材6及び下弦材7、ラチス材8からなる配筋構造5が、溶接等により固定されることにより形成されていた。
このような従来のデッキプレート2を用いて、コンクリートの床スラブを形成するには、図11に示すように、まず、形成する床スラブの大きさに合わせて、複数のデッキプレート2をその幅方向(図中左右方向)に並べて配置する。
このとき、それぞれのデッキプレート2の底板4の連結雄部4aが、これと隣り合って配置された別のデッキプレート2の底板4の連結雌部4bに連結され、それにより、全体で一枚の大きなデッキプレートが形成される。
そして、図11に示すように、この一枚の大きなデッキプレートの外周部を囲むように型枠9を設け、コンクリート3を、型枠9とデッキプレート2の底板4に囲まれたその内側部に、デッキプレート2の配筋構造5がコンクリート3の内部に配置されるような厚さで打設する。
そして、コンクリートが乾燥して硬化した後に型枠9を取り外すことにより、デッキプレート2の底板4が底部となり、配筋構造5の上弦材6及び下弦材7がコンクリート3の内部に配置された板状の床スラブ1が形成され、デッキプレート2は床スラブ1と一体化して、そのまま床スラブ1の一部として使用される。
このように、従来のデッキプレート2は、コンクリート3が打設されてから硬化するまでの間はコンクリートの型枠として機能し、コンクリート3が硬化した後は、そのまま床スラブ1の一部として使用されるようになっていた。
特開2013-163914号公報
しかしながら、上述したような従来のデッキプレート2では、一度に多数のデッキプレート2を運搬することができないため、運搬作業の効率が低下し、作業コストが増大するというという問題があった。
すなわち、従来のデッキプレート2は、それ自体は比較的重量の軽い部材であったが、その配筋構造5が丸棒状の部材(上弦材6、下弦材7、ラチス材8)を組み合わせて形成されているため、その高さ方向(図10(a)中上下方向)に占める寸法が大きく、非常に嵩張る部材となっていた。
そして、このような従来のデッキプレート2は、一般的な建築現場で使用される場合、予め工場等で必要な数のデッキプレート2を生産し、それらをトラック等によって運搬して建築現場に搬入していた。
そのため、高さ方向に嵩張るデッキプレート2をトラック等に積み込む際に、トラックの荷台等に積載可能な高さ寸法の限界までデッキプレート2を積み重ねたとしても、積み込んだデッキプレート2の総重量が、トラック等の最大積載重量に対してはるかに小さくなってしまい、トラック等の積載重量に無駄が生じていた。
それにより、大規模な建築現場で使用するための多数のデッキプレート2を建築現場に搬入する際には、上記のような積載重量に無駄が生じた状態のトラック等を用いて、デッキプレート2の運搬作業を繰り返し行うことになり、その分、運送費がかかるだけでなく、トラック等への積み込みや、建築現場での積み下ろしの作業もその度に行う必要があるため、運搬作業の効率が低下し、作業全体のコストの増大を招いていた。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、運搬作業の効率を向上させると共に、作業コストの低減を図ることができるデッキプレートを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、本発明のデッキプレートは、底板と、前記底板の上面に設けられ、前記底板の長さ方向に伸びる複数の弦材と、前記弦材の軸線回りに回動可能に設けられた複数のラチス材を有する配筋構造と、前記配筋構造の前記弦材の上下方向の位置を固定する固定部材と、を備え、前記配筋構造は、前記底板の上面より上方に所定の間隔をおいて配置された上弦材と、前記上弦材より下方に、前記上弦材を挟んで前記底板の幅方向に略左右対称に配置された2つの下弦材と、前記上弦材と前記2つの下弦材のそれぞれの間を繋ぐように設けられた2つの上ラチス材と、前記2つの下弦材のそれぞれと前記底板の上面の間を繋ぐように設けられた2つの下ラチス材と、を備え、前記2つの下ラチス材のそれぞれが、前記底板の上面に対して回動可能に設けられたことを特徴とするものである。
また、本発明のデッキプレートは、底板と、前記底板の上面に設けられ、前記底板の長さ方向に伸びる複数の弦材と、前記弦材の軸線回りに回動可能に設けられた複数のラチス材を有する配筋構造と、前記配筋構造の前記弦材の上下方向の位置を固定する固定部材と、を備え、前記配筋構造は、前記底板の上面より上方に所定の間隔をおいて配置された上弦材と、前記上弦材より下方に、前記上弦材と略平行に伸びる軸部材と、前記上弦材と前記軸部材の間に、前記上弦材と前記軸部材の中心を通る中央線を挟んで前記底板の幅方向に略左右対称に配置された2つの下弦材と、前記上弦材と前記2つの下弦材のそれぞれの間を繋ぐように設けられた2つの上ラチス材と、前記2つの下弦材のそれぞれと前記軸部材の間を繋ぐように設けられた2つの下ラチス材と、を備え、前記軸部材が、前記底板の上面に対して回動可能に設けられたことを特徴とするものである。
また、本発明のデッキプレートは、
前記底板の上面にスペーサー部材が設けられ、
前記配筋構造は、前記スペーサー部材を介して、前記底板の上面より上方に所定の間隔をおいて設けられた
ことを特徴とするものである。
また、本発明のデッキプレートは、
前記固定部材は、前記底板の上面に対して回動可能に設けられ、
前記固定部材の支持部が前記配筋構造の前記弦材に接触して支持することにより、前記配筋構造の前記弦材の上下方向の位置が固定されるよう構成された
ことを特徴とするものである。
このような本発明のデッキプレートによれば、
底板と、
前記底板の上面に設けられ、前記底板の長さ方向に伸びる複数の弦材と、前記弦材の軸線回りに回動可能に設けられた複数のラチス材を有する配筋構造と、
前記配筋構造の前記弦材の上下方向の位置を固定する固定部材と、を備えたことにより、
運搬作業の効率を向上させると共に、作業コストの低減を図ることができる。
本発明の第1の実施の形態に係るデッキプレート12の正面図である。 図1に示すデッキプレート12の側面図である。 デッキプレート12の配筋構造15を折り畳む手順を説明するための図であって、図3(a)はデッキプレート12の側面図であり、図3(b)は固定部材26を省略したデッキプレート12の正面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るデッキプレート32の正面図である。 図4に示すデッキプレート32の側面図である。 デッキプレート32の配筋構造35を折り畳む手順を説明するための図であって、図6(a)はデッキプレート32の側面図であり、図6(b)は固定部材26を省略したデッキプレート32の正面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るデッキプレート42を示す図であって、図7(a)はその正面図であり、図7(b)はその側面図である。 図7に示すデッキプレート42の軸受部材48の周辺を拡大して示す図であって、図8(a)はその拡大正面図であり、図8(b)はその拡大側面図である。 本発明の第4の実施の形態に係るデッキプレート52を示す図であって、図9(a)はその正面図であり、図9(b)はその側面図である。 床スラブ用の従来のデッキプレート2を示す図であって、図10(a)はその正面図であり、図10(b)はその側面図である。 従来のデッキプレート2を用いて床スラブ1を形成するための手順を説明するための、その一部が省略された概略正面図である。
以下、本発明に係るデッキプレートを実施するための形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1ないし図3は、本発明の第1の実施の形態に係るデッキプレート12について説明するために参照する図である。なお、図10及び図11に示した従来るデッキプレート2と同様の部分には、一部を除き同じ符号を付して説明するものとする。
本実施の形態に係るデッキプレート12は、図1及び図2に示すように、底板14と、底板14の上面に設けられた複数の配筋構造15と、それぞれの配筋構造15の、底板14の長さ方向(図2中左右方向)の両端部に設けられた固定部材26を備えている。
デッキプレート12の底板14は、図1に示すように、図中上下方向に所定の厚さを有し、図の紙面に垂直方向に所定の長さを有する略長方形の板状に形成され、その長さ方向に対して直角な幅方向(図中左右方向)の一方(図中左側)の端部には、連結雄部14aが底板14の長さ方向に沿って設けられ、幅方向の他方(図中右側)の端部には、連結雌部14bが底板14の長さ方向に沿って設けられている。
これらの連結雄部14a及び連結雌部14bは、それぞれの断面形状が互いに係合するようなフック状に形成されており、従来のデッキプレート2の底板4に設けられた連結雄部4a及び連結雌部4b(図10(a)参照)と同様の形状に形成されている。
これにより、複数のデッキプレート12をその幅方向に並べて配置した際に、それぞれのデッキプレート12の底板14の連結雄部14aを、これと隣り合って配置された別のデッキプレート12の底板14の連結雌部14bに係合させて、複数のデッキプレート12をその幅方向に連結することができるようになっている。
デッキプレート12の配筋構造15は、図1に示すように、底板14の長さ方向(図の紙面に垂直方向)と略平行に伸びる丸棒状の上弦材16(弦材)及び下弦材18(弦材)と、上弦材16と下弦材18の間を繋ぐように設けられた上ラチス材20(ラチス材)と、下弦材18と底板14の間を繋ぐように設けられた下ラチス材22(ラチス材)と、を備えている。
これらの上弦材16及び2つの下弦材18は、底板14の長さ方向と略平行に伸びる上弦材16が、底板14の上面より上方に所定の間隔をおいて配置され、この上弦材16と略平行に伸びる2つの下弦材18が、上弦材16より下方に、上弦材16を挟んで底板14の幅方向に略左右対称に配置されている。
そして、上弦材16と2つの下弦材18は、図1に示すように、上弦材16と2つの下弦材18のそれぞれの間を繋ぐように略ハの字状に設けられた2つの上ラチス材20によって、互いに連結されている。
それぞれの上ラチス材20は、図2に示すように、細長い丸棒状の部材をその長さ途中の複数の位置で曲げて、山部20aと谷部20bが傾斜部20cを介して交互に連続するようなジグザグ状に形成されている。
そして、上ラチス材20は、その山部20aにおいては、上記丸棒状の部材が、上弦材16の外周面に沿って、少なくとも一周以上緩く巻き付くように形成されると共に、その谷部20bにおいては、上記丸棒状の部材が、下弦材18の外周面に沿って、少なくとも一周以上緩く巻き付くように形成されている。
これにより、上ラチス材20は、上弦材16とそれぞれの下弦材18の間隔を略一定に保ったまま、上弦材16と下弦材18のそれぞれの軸線回りに回動することができるようになっており、それにより、2つの上ラチス材20は、上弦材16の軸線を中心とした、2つの上ラチス材20の開き角度を変更することができるようになっている。
また、2つの下弦材18は、図1に示すように、2つの下弦材18のそれぞれと底板14の上面の間を繋ぐように略ハの字状に設けられた2つの下ラチス材20によって、底板14の上面に連結されている。
それぞれの下ラチス材22は、図2に示すように、細長い丸棒状の部材をその長さ途中の複数の位置で曲げて、山部22aと谷部22bが傾斜部22cを介して交互に連続するようなジグザグ状に形成されている。
そして、下ラチス材22は、その山部22aにおいては、上記丸棒状の部材が、下弦材18の外周面に沿って、少なくとも一周以上緩く巻き付くように形成されると共に、その谷部22bにおいては、上記丸棒状の部材が、底板14の上面に沿って、底板14の長さ方向と略平行に伸びるように形成されると共に、それぞれの谷部22bは、その軸線が同一の直線上に位置するように形成されている。
これにより、下ラチス材22は、下弦材18の軸線回りに回動することができるようになっており、それにより、上ラチス材20と下ラチス材22は、下弦材18の軸線を中心とした、上ラチス材20と下ラチス材22の開き角度を変更することができるようになっている。
このような配筋構造15が、図1に示すように、底板14の上面に複数設けられており、これら複数の配筋構造15は、底板14の幅方向(図中左右方向)に互いに所定の間隔をおいて略平行に並んで配置されている。
そして、それぞれの配筋構造15は、図2に示すように、底板14の上面に沿って形成された下ラチス材22のそれぞれの谷部22bの長さ方向(図中左右方向)の途中部に設けられた軸受部材24によって、2つの下ラチス材22のそれぞれが、底板14の上面に対して、谷部22bの軸線回りに回動可能に設けられている。
軸受部材24は、図1に示すように、所定の厚さを有する細長い板状の部材の長さ方向(図中左右方向)の両端部が底板14の上面に固定されると共に、その長さ中央部が、下ラチス材22の谷部22bの外周面に沿うように、谷部22bの直径よりわずかに大きな円筒状に曲げられることにより形成され、その円筒形状の内部に下ラチス材22の谷部22bが緩く挿通されている。
これにより、下ラチス材22は、谷部22bの軸線を中心とした、下ラチス材22と底板14の上面の開き角度を変更することができるようになっている。
デッキプレート12の固定部材26は、図1に示すように、所定の長さを有する丸棒状の部材を、図中下側に開口する略C字形に曲げたような形状に形成され、略C字形の開口部と反対側(図中上側)の長さ部分には、水平方向(図中左右方向)に伸びる支持部26aが形成され、固定部材26の略C字形の開口部を挟んで配置される固定部材26の両端部には、水平方向に伸びる軸部26bがそれぞれ形成されている。
そして、固定部材26は、図1に示すように、その支持部26aが、デッキプレート12の底板14の上面に設けられた配筋構造15の上弦材16の図中下方の外周面に接触して支持すると共に、それぞれの軸部26bが、底板14の上面に沿って、底板14の幅方向(図中左右方向)に略平行に配置されている。
そして、固定部材26は、それぞれの軸部26bに設けられた軸受部材28によって、底板14の上面に対して、軸部26bの軸線回りに回動可能に設けられている。
軸受部材28は、図2に示すように、所定の厚さを有する細長い板状の部材の長さ方向(図中左右方向)の両端部が底板14の上面に固定されると共に、その長さ中央部が、固定部材26の軸部26bの外周面に沿うように、軸部26bの直径よりわずかに大きな円筒状に曲げられることにより形成され、その円筒形状の内部に固定部材26の軸部26bが緩く挿通されている。
このような固定部材26が、図2に示すように、底板14の上面に設けられた配筋構造15の長さ方向(図中左右方向)の両端部に設けられている。
これにより、デッキプレート12は、固定部材26の支持部26aによって、配筋構造15の上弦材16の長さ両端部が支持されて、上弦材16の下方向への移動が制限されるため、上弦材16の高さ位置が固定され、それに伴い、上ラチス材20や下ラチス材22によって上弦材16や底板14と連結される下弦材18の位置も固定されるため、配筋構造15の上弦材16と2つの下弦材18が底板14の上面より上方に所定の間隔をおいて配置されるようになっている。
このような本実施の形態に係るデッキプレート12は、十分な強度や耐食性を有する鋼材を用いて形成され、鋼板により形成された底板14の上面に、棒鋼により形成された上弦材16、下弦材18、上ラチス材20、下ラチス材22からなる配筋構造15と、棒鋼により形成された固定部材26が、鋼板により形成された軸受部材24、28を用いて回動可能に取り付けられることにより、形成することができる。
そして、このような本実施の形態に係るデッキプレート12は、配筋構造15を底板14の上面に折り畳むことにより、デッキプレート12の高さ方向に占める寸法を小さくすることができる。
すなわち、図3(a)に示すように、固定部材26を、その支持部26aが配筋構造15の上弦材16から離れるように回動させることにより、配筋構造15の上ラチス材20と下ラチス材22が、上弦材16、下弦材18、及び下ラチス材22の軸部22bのそれぞれの軸線回りに回動可能となるため、図3(b)に示すように、底板14の上面に設けられた複数の配筋構造15のそれぞれについて、2つの下弦材18を、互いの間隔が大きくなるように水平方向(図中左右方向)の外側に向けてそれぞれ移動させ、上弦材16を底板14に接近するように移動させることにより、配筋構造15を底板14の上面に折り畳むことができる。
そして、底板14の上面に設けられた全ての配筋構造15を折り畳むことにより、デッキプレート12の高さ方向に占める寸法を小さくすることができる。
これにより、デッキプレート12をトラック等に積み込む際に、より多くのデッキプレート12を積み重ねることができ、それにより、運搬作業の回数を減らして、その分の運送費を削減することができると共に、その分のトラック等への積み込みや建築現場での積み下ろしの作業の回数も減らすことができる。
また、折り畳まれた状態(図3(a)参照)の配筋構造15は、上弦材16を鉛直上方向に持ち上げる操作を行うだけで、元の状態(図1参照)に戻すことができるため、デッキプレート12を建築現場へ搬入して設置した後の作業も非常に単純なものとなっており、そのような作業で作業全体の効率が低下することを防止できる。
このように、本発明の実施の形態に係るデッキプレート12によれば、運搬作業の効率を向上させると共に、作業コストの低減を図ることができる。
図4ないし図6は、本発明の第2の実施の形態に係るデッキプレート32について説明するために参照する図である。なお、前記第1の実施の形態に係るデッキプレート12と同様の部分には、一部を除き同じ符号を付して説明するものとする。
本実施の形態に係るデッキプレート32は、前記第1の実施の形態に係るデッキプレート12における配筋構造15(図1参照)の代わりに、図4及び図5に示すような配筋構造35を備えている点において、前記第1の実施の形態に係るデッキプレート12とはその構成が異なるものである。
デッキプレート32の配筋構造35は、図4に示すように、前記第1の実施の形態に係るデッキプレート12の配筋構造15と同様に、底板14の長さ方向(図の紙面に垂直方向)と略平行に伸びる丸棒状の上弦材16及び2つの下弦材18と、これらの上弦材16と2つの下弦材18のそれぞれの間を繋ぐように略ハの字状に設けられた2つの上ラチス材20を備えている。
そしてこれらに加えて、配筋構造35は、上弦材16と略平行に伸びる丸棒状の軸部材36(弦材)と、この軸部材36と2つの下弦材18のそれぞれの間を繋ぐように設けられた2つの下ラチス材38(ラチス材)を備えている。
これらの上弦材16及び2つの下弦材18と及び軸部材36は、図4に示すように、底板14の長さ方向と略平行に伸びる上弦材16が、底板14の上面より上方に所定の間隔をおいて配置され、この上弦材16と略平行に伸びる軸部材36が、上弦材16の下方に底板14の上面に沿って配置され、これらの上弦材16や軸部材36と略平行に伸びる2つの下弦材18が、上弦材16と軸部材36の略中間の高さ位置に、上弦材16と軸部材36の中心を通る中央線を挟んで底板14の幅方向(図中左右方向)に略左右対称に配置されている。
そして、2つの下弦材18と軸部材36は、図4に示すように、2つの下弦材18のそれぞれと軸部材36の間を繋ぐように略逆ハの字状に設けられた2つの下ラチス材38によって、互いに連結されている。
それぞれの下ラチス材38は、図5に示すように、細長い丸棒状の部材をその長さ途中の複数の位置で曲げて、山部38aと谷部38bが傾斜部38cを介して交互に連続するようなジグザグ状に形成されている。
そして、下ラチス材38は、その山部38aにおいては、上記丸棒状の部材が、下弦材18の外周面に、少なくとも一周以上緩く巻き付くように形成されると共に、その谷部38bにおいては、上記丸棒状の部材が、軸部材36の外周面に、少なくとも一周以上緩く巻き付くように形成されている。
これにより、下ラチス材38は、それぞれの下弦材18と軸部材36の間隔を略一定に保ったまま、それぞれの下弦材18と軸部材36の軸線回りに回動することができるようになっている。
そして、それにより、2つの下ラチス材38は、軸部材36の軸線を中心とした、2つの下ラチス材38の開き角度を変更することができると共に、上ラチス材20と下ラチス材38は、下弦材18の軸線を中心とした、上ラチス材20と下ラチス材38の開き角度を変更することができるようになっている。
このような配筋構造35が、図4に示すように、底板14の上面に複数設けられており、これら複数の配筋構造35は、底板14の幅方向(図中左右方向)に互いに所定の間隔をおいて略平行に並んで配置されている。
そして、それぞれの配筋構造35は、図5に示すように、底板14の上面に沿って形成された軸部材36の長さ方向(図中左右方向)の途中部に設けられた複数の軸受部材40によって、軸部材36が、底板14の上面に対して、軸部材36の軸線回りに回動可能に設けられている。
軸受部材40は、図4に示すように、所定の厚さを有する細長い板状の部材の長さ方向(図中左右方向)の両端部が底板14の上面に固定されると共に、その長さ中央部が、軸部材36の外周面に沿うように、軸部材36の直径よりわずかに大きな円筒状に曲げられることにより形成され、その円筒形状の内部に軸部材36が緩く挿通されている。
これにより、下ラチス材38は、軸部材36の軸線を中心とした、下ラチス材38と底板14の上面の角度を変更することができるようになっている。
その他の構成は、前記第1の実施の形態に係るデッキプレート12と同様であるため、このような本発明の第2の実施の形態に係るデッキプレート32を用いることによっても、運搬作業の効率を向上させると共に、作業コストの低減を図ることができる。
そして、このような配筋構造35を備えた、本実施の形態に係るデッキプレート32においては、図6(a)に示すように、固定部材26を、その支持部26aが配筋構造35の上弦材16から離れるように回動させることにより、配筋構造35の上ラチス材20と下ラチス材38が、上弦材16、下弦材18、及び軸部材36のそれぞれの軸線回りに回動可能となるため、図6(b)に示すように、上弦材16を底板14に接近するように移動させることにより、配筋構造35を底板14の上面に折り畳むことができる。
図7及び図8は、本発明の第3の実施の形態に係るデッキプレート42について説明するために参照する図である。なお、前記第1の実施の形態に係るデッキプレート12と同様の部分には、一部を除き同じ符号を付して説明するものとする。
本実施の形態に係るデッキプレート42は、前記第1の実施の形態に係るデッキプレート12における底板14(図1参照)の代わりに、図7(a)に示すような底板44を備えている点において、前記第1の実施の形態に係るデッキプレート12とはその構成が異なるものである。
デッキプレート42の底板44は、図7(a)に示すように、その上面に、底板44の上面が下方向へ向けて凹んでその高さ位置が低くなるような谷底面44aが複数形成されており、それぞれの谷底面44aが、底板44の長さ方向に沿って形成されると共に、複数の谷底面44aが、底板44の幅方向に互いに所定の間隔をおいて略平行に並ぶような、波板状に形成されている。
そして、底板44の上面には、細長い丸棒状の部材をその長さ途中の複数の位置で曲げて形成されたスペーサー部材46が、底板44の幅方向に沿って伸びるように配置されており、スペーサー部材46の長さ途中部には、底板44の上面より上方に所定の間隔をおいて、底板44の幅方向に伸びる取付部46aが複数形成されている。
そして、図7(b)に示すように、そのようなスペーサー部材46が、底板44の長さ方向(図中左右方向)に互いに所定の間隔をおいて略平行に並ぶように複数配置され、溶接等によって底板44の上面に固定されている。
そして、前記第1の実施の形態に係るデッキプレート12(図1参照)と同様の配筋構造15が、底板44の上面に設けられたスペーサー部材46を介して、底板44の上面より上方に所定の間隔をおいて取り付けられている。
すなわち、配筋構造15は、図8(a)に示すように、そのラチス材22の谷部22bが、スペーサー部材46の取付部46aの長さ途中部に形成された凹部46bに係合するように、スペーサー部材46の上に配置されると共に、図7(b)に示すように、ラチス材22のそれぞれの谷部22bの長さ方向(図中左右方向)の途中部に設けられた軸受部材48によって、下ラチス材22が、スペーサー部材46の取付部46aに対して、谷部22bの軸線回りに回動可能に設けられている。
軸受部材48は、所定の長さを有する丸棒状の部材の長さ中央部48aが、図8(a)に示すように、下ラチス材22の谷部22bの外周面に沿うように、谷部22bの直径よりわずかに大きな略逆U字状に曲げられると共に、図8(b)に示すように、この中央部48aの長さ両端部から伸びる軸受部材48のそれぞれの端部48bが、スペーサー部材46の取付部46aの外周面に沿うように略U字状に曲げられて形成されている。
そして、軸受部材48の中央部48aの略逆U字形状の内側部に下ラチス材22の谷部22bが緩く挿通されると共に、軸受部材48の略U字形状の端部48bがスペーサー部材46の取付部46aに係止することにより、下ラチス材22の谷部22bがその軸線回りに回動可能に設けられている。
その他の構成は、前記第1の実施の形態に係るデッキプレート12と同様であるため、このような本発明の第3の実施の形態に係るデッキプレート42を用いることによっても、運搬作業の効率を向上させると共に、作業コストの低減を図ることができる。
そして、このような底板44を備えた、本実施の形態に係るデッキプレート42においては、図7(a)に示すように、底板44の上面にスペーサー部材26を設け、そのスペーサー部材26に配筋構造15を取り付けることにより、配筋構造15の上弦材16や下弦材18と底板44の上面の間に、コンクリートを充填するためのより大きな空間(かぶり厚さ)を確保することができるため、上弦材16や下弦材18とコンクリートをより有効に付着させると共に、上弦材16や下弦材18の腐食を防止し、鉄筋コンクリート構造の強度を向上することができる。
図9は、本発明の第4の実施の形態に係るデッキプレート52について説明するために参照する図である。なお、前記第2及び第3の実施の形態に係るデッキプレート32,42と同様の部分には、一部を除き同じ符号を付して説明するものとする。
本実施の形態に係るデッキプレート52は、前記第2の実施の形態に係るデッキプレート32における底板14(図4参照)の代わりに、前記第3の実施の形態に係るデッキプレート42における底板44(図7(a)参照)を備えている点において、前記第2の実施の形態に係るデッキプレート32とはその構成が異なるものである。
すなわち、デッキプレート52においては、図9(a)に示すように、前記第3の実施の形態に係るデッキプレート42(図7(a)参照)と同様の底板44の上面に設けられたスペーサー部材46の取付部46aに、前記第2の実施の形態に係るデッキプレート32(図4参照)と同様の配筋構造35が取り付けられている。
そして、配筋構造35は、図9(b)に示すように、その軸部材36の長さ方向(図中左右方向)の途中部に設けられた複数の軸受部材54によって、下ラチス材38が、スペーサー部材46の取付部46aに対して、軸部材36の軸線回りに回動可能に設けられている。
軸受部材54は、前記第3の実施の形態に係るデッキプレート42の軸受部材48(図8参照)と同様の形状に形成されており、所定の長さを有する丸棒状の部材の長さ中央部が、軸部材36の外周面に沿うように、軸部材36の直径よりわずかに大きな略逆U字状に曲げられると共に、この中央部の長さ両端部から伸びる軸受部材54のそれぞれの端部が、スペーサー部材46の取付部46aの外周面に沿うように略U字状に曲げられて形成されている。
そして、軸受部材54の中央部の略逆U字形状の内側部に軸部材36が緩く挿通されると共に、軸受部材54の略U字形状の端部がスペーサー部材46の取付部46aに係止することにより、軸部材36がその軸線回りに回動可能に設けられている。
その他の構成は、前記第2の実施の形態に係るデッキプレート32と同様であるため、このような本発明の第4の実施の形態に係るデッキプレート52を用いることによっても、運搬作業の効率を向上させると共に、作業コストの低減を図ることができる。
そして、このような本実施の形態に係るデッキプレート52においては、図7に示すデッキプレート42と同様に、配筋構造35の上弦材16、下弦材18、及び軸部材36と底板44の上面の間に、コンクリートを充填するためのより大きな空間(かぶり厚さ)を確保できるため、上弦材16、下弦材18、及び軸部材36とコンクリートをより有効に付着させると共に、上弦材16、下弦材18、及び軸部材36の腐食を防止し、鉄筋コンクリート構造の強度を向上することができる。
なお、本発明は、前記実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の目的を達成することができる範囲内であれば、種々の変更が可能である。
例えば、前記第1の実施の形態に係るデッキプレート12においては、配筋構造15のラチス材(上ラチス材20、下ラチス材22)は、一つの細長い丸棒状の部材をジグザグ状に曲げて形成されていたが、ラチス材は、上弦材16と下弦材17の間を繋ぐような形状であれば他のどのような形状であってもよく、また、ラチス材が複数の部材で構成されていてもよい。
また、前記実施の形態に係るデッキプレート12においては、配筋構造15のラチス材(上ラチス材20、下ラチス材22)は、その丸棒状の部材を、弦材(上弦材16、下弦材18)の外周面に巻付けることにより、これらの弦材の軸線回りに回動可能に設けられていたが、ラチス材はこれらの弦材の軸線回りに回動可能であれば他のどのような形態で取り付けられていてもよく、例えば、ラチス材の上下両端部に円筒状やリング状の部材を固定して、そこに弦材が緩く挿通されるようになっていてもよい。
また、前記実施の形態に係るデッキプレート12においては、細長い板状の部材を曲げて形成された軸受部材24によって、配筋構造15が底板14の上面に取り付けられていたが、配筋構造15は、底板14の上面に対して、下ラチス材22が回動可能であればどのような形態で取り付けられていてもよく、例えば、円筒状やリング状の軸受部材を用いてもよく、また、そのような軸受形状が底板14の上面に予め一体的に形成されていてもよい。
また、前記実施の形態に係るデッキプレート12においては、略C字形に形成された固定部材26が、底板14の上面に回動可能に設けられていたが、固定部材によって、配筋構造15の上弦材16の下方向への移動が制限されて、上弦材16の高さ位置が固定することができれば、他のどのような形態であってもよい。
例えば、デッキプレート12においては、図1に示すように、1つの固定部材26が1つの配筋構造15の上弦材16を支持するようになっているが、固定部材26の支持部26aの長さ寸法を大きくして、1つの固定部材26が2つ以上の配筋構造15の上弦材16をまとめて支持するようにしてもよい。
また、デッキプレート12においては、図1に示すように、固定部材26が配筋構造15の上弦材16を下側から支持することにより、その高さ位置が固定されるようになっているが、固定部材に形成された嵌合部に、上弦材16が嵌合することにより、その高さ位置が固定されるようにしてもよく、また、針金等を用いて固定部材に上弦材16を結束することにより、その高さ位置が固定されるようにしてもよいし、
また、デッキプレート12においては、図1に示すように、固定部材26は、軸受部材28によって底板14の上面に予め取り付けられているが、固定部材を別部材として、後から配筋構造15に取り付けるようにしてもよい。
また、前記第1ないし第4の実施の形態に係るデッキプレート12,32,42,52は、図11に示すような床スラブ1を形成するために用いられるだけでなく、例えば壁材、柱材、屋根材等、他の鉄筋コンクリートの構造物を形成するために用いてもよい。
1 床スラブ
2 デッキプレート
3 コンクリート
4 底板
4a 連結雄部
4b 連結雌部
5 配筋構造
6 上弦材
7 下弦材
8 ラチス材
8a 山部
8b 谷部
8c 傾斜部
9 型枠
12 デッキプレート
14 底板
14a 連結雄部
14b 連結雌部
15 配筋構造
16 上弦材
18 下弦材
20 上ラチス材
20a 山部
20b 谷部
20c 傾斜部
22 下ラチス材
22a 山部
22b 谷部
22c 傾斜部
24 軸受部材
26 固定部材
26a 支持部
26b 軸部
28 軸受部材
32 デッキプレート
35 配筋構造
36 軸部材
38 下ラチス材
38a 山部
38b 谷部
38c 傾斜部
40 軸受部材
42 デッキプレート
44 底板
44a 谷底面
46 スペーサー部材
46a 取付部
46b 凹部
48 軸受部材
48a 中央部
48b 端部
52 デッキプレート
54 軸受部材

Claims (4)

  1. 底板と、
    前記底板の上面に設けられ、前記底板の長さ方向に伸びる複数の弦材と、前記弦材の軸線回りに回動可能に設けられた複数のラチス材を有する配筋構造と、
    前記配筋構造の前記弦材の上下方向の位置を固定する固定部材と、を備え
    前記配筋構造は、
    前記底板の上面より上方に所定の間隔をおいて配置された上弦材と、
    前記上弦材より下方に、前記上弦材を挟んで前記底板の幅方向に略左右対称に配置された2つの下弦材と、
    前記上弦材と前記2つの下弦材のそれぞれの間を繋ぐように設けられた2つの上ラチス材と、
    前記2つの下弦材のそれぞれと前記底板の上面の間を繋ぐように設けられた2つの下ラチス材と、を備え、
    前記2つの下ラチス材のそれぞれが、前記底板の上面に対して回動可能に設けられた
    ことを特徴とするデッキプレート。
  2. 底板と、
    前記底板の上面に設けられ、前記底板の長さ方向に伸びる複数の弦材と、前記弦材の軸線回りに回動可能に設けられた複数のラチス材を有する配筋構造と、
    前記配筋構造の前記弦材の上下方向の位置を固定する固定部材と、を備え
    前記配筋構造は、
    前記底板の上面より上方に所定の間隔をおいて配置された上弦材と、
    前記上弦材より下方に、前記上弦材と略平行に伸びる軸部材と、
    前記上弦材と前記軸部材の間に、前記上弦材と前記軸部材の中心を通る中央線を挟んで前記底板の幅方向に略左右対称に配置された2つの下弦材と、
    前記上弦材と前記2つの下弦材のそれぞれの間を繋ぐように設けられた2つの上ラチス材と、
    前記2つの下弦材のそれぞれと前記軸部材の間を繋ぐように設けられた2つの下ラチス材と、を備え、
    前記軸部材が、前記底板の上面に対して回動可能に設けられた
    ことを特徴とするデッキプレート。
  3. 前記底板の上面にスペーサー部材が設けられ、
    前記配筋構造は、前記スペーサー部材を介して、前記底板の上面より上方に所定の間隔をおいて設けられた
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のデッキプレート。
  4. 前記固定部材は、前記底板の上面に対して回動可能に設けられ、
    前記固定部材の支持部が前記配筋構造の前記弦材に接触して支持することにより、前記配筋構造の前記弦材の上下方向の位置が固定されるよう構成された
    ことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のデッキプレート。
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