JP7245916B2 - 磁性体濃度計測装置 - Google Patents

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Description

本発明は、磁性体濃度計測装置に関するものである。
一般に、ピストンのような往復動部品を備えた舶用大型ディーゼルエンジン等の機器においては、シリンダライナに対するピストンリングの摺動に伴い、該ピストンリング及びシリンダライナ間に摩耗が生じる。
前記摩耗が進行すると、機器の円滑な運転が阻害されるため、機器の運転中に、前記シリンダライナに対するピストンリングの摺動状態を把握することは極めて重要となる。
前記機器の運転継続に伴い、前記機器の潤滑油には、鉄粉等の磁性体を含む摩耗粉が混入することから、回収される潤滑油に含まれる磁性体の濃度を計測することにより、前記シリンダライナに対するピストンリングの摺動状態を把握し、潤滑油の供給量を調節して最適化することが行われている。
本発明者等が発明して既に特許となっている磁性体濃度計測装置としては、例えば、特許文献1がある。
前記磁性体濃度計測装置は、潤滑油等の磁性体を含む流体が流れる流路の外周に配設され且つ交流電圧が印加される励磁用コイルと、該励磁用コイルに近接して配設され且つ交流電圧信号が出力される出力用コイルと、該出力用コイルから出力される交流電圧信号の変化に基づき磁性体の濃度を求める信号処理器とを備えている。
又、前記磁性体濃度計測装置においては、駆動装置の回転運動をピストンの往復運動に変換する機構を用いることにより、前記流路に流体を導入・導出させるようになっている。
特許第5165269号公報
しかしながら、前述のように、回転運動をピストンの往復運動に変換する機構を用いるのでは、磁性体濃度計測装置の設置に関して制約が多くなるという不具合を有していた。
又、前記ピストンの往復運動によって流路に流体を導入・導出させるのでは、流体が入れ替わりにくくなり、計測値の精度に影響を及ぼす可能性があり、改善の余地が残されていた。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなしたもので、設置に関する自由度を増すことができ且つ計測値の精度向上を図り得る磁性体濃度計測装置を提供しようとするものである。
本発明は、磁性体を含む流体が流れる流路の外周に配設され且つ交流電圧が印加される励磁用コイルと、該励磁用コイルに近接して配設され且つ交流電圧信号が出力される出力用コイルと、該出力用コイルから出力される交流電圧信号の変化に基づき磁性体の濃度を求める信号処理器とを備えた磁性体濃度計測装置において、
外周に励磁用コイルと出力用コイルと励磁用コイルとが巻き付けられるボビンと、
該ボビンの軸線方向へ貫通するよう偏心して穿設される偏心孔と、
該偏心孔に偏心軸線を中心として回転自在に嵌入されるロータと、
前記ロータの偏心軸線方向一端側に第一流路を形成する第一切欠部と、
該第一切欠部に対しロータ回転方向へ角度をずらして第二流路を前記ロータの偏心軸線方向他端側に形成する第二切欠部と、
前記第一流路と第二流路とをつなぐよう前記ロータに形成される連通路と
を備えた磁性体濃度計測装置に係るものである。
前記磁性体濃度計測装置において、前記ロータを回転させつつ前記流体を第一流路と連通路と第二流路とに流通させる移送駆動機構を備えることができる。
前記磁性体濃度計測装置において、前記移送駆動機構は、
駆動装置によって回転駆動され、前記偏心軸線方向へ延びるよう前記ロータに接続される駆動軸と、
該駆動軸の外周に設けられる螺旋羽根と
を備えることができる。
又、前記磁性体濃度計測装置において、前記移送駆動機構は、
駆動装置によって回転駆動され、前記偏心軸線方向へ延びるよう前記ロータに接続される駆動軸と、
該駆動軸と平行に設けられる移送軸と、
前記駆動軸の回転を移送軸に伝える伝達機構と、
前記移送軸の外周に設けられる螺旋羽根と
を備えることができる。
一方、本発明は、磁性体を含む流体が流れる流路の外周に配設され且つ交流電圧が印加される励磁用コイルと、該励磁用コイルに近接して配設され且つ交流電圧信号が出力される出力用コイルと、該出力用コイルから出力される交流電圧信号の変化に基づき磁性体の濃度を求める信号処理器とを備えた磁性体濃度計測装置において、
外周に励磁用コイルと出力用コイルと励磁用コイルとが巻き付けられるボビンと、
該ボビンの軸線方向へ貫通するよう偏心して穿設される偏心孔と、
該偏心孔に嵌入され且つ前記流体を流通させる一軸偏心ネジポンプと
を備えた磁性体濃度計測装置に係るものである。
前記磁性体濃度計測装置において、前記一軸偏心ネジポンプは、
内部に螺旋流路が形成されるステータと、
該ステータに回転自在に嵌入され且つ前記螺旋流路に独立した一連のキャビティを形成するロータと
を備え、
前記出力用コイルを挟んで配設される励磁用コイルは、前記キャビティがロータ回転方向へ90°ずれて形成される位置と対応する前記ボビン外周位置に巻き付けられるようにすることができる。
又、前記磁性体濃度計測装置において、前記一軸偏心ネジポンプは、
内部に螺旋流路が形成されるステータと、
該ステータに回転自在に嵌入され且つ前記螺旋流路に独立した一連のキャビティを形成するロータと
を備え、
前記出力用コイルを挟んで配設される励磁用コイルは、前記キャビティがロータ回転方向へ180°ずれて形成される位置と対応する前記ボビン外周位置に、少なくとも前記キャビティに対する距離に差が生じるよう巻き付けられていても良い。
本発明の磁性体濃度計測装置によれば、設置に関する自由度を増すことができ且つ計測値の精度向上を図り得るという優れた効果を奏し得る。
本発明の磁性体濃度計測装置の第一実施例を示す断面図である。 本発明の磁性体濃度計測装置の第一実施例におけるボビンとロータとを示す斜視図である。 本発明の磁性体濃度計測装置の第一実施例におけるロータの変形例を示す断面図である。 本発明の磁性体濃度計測装置の第一実施例におけるロータの変形例を示す斜視図である。 本発明の磁性体濃度計測装置の第一実施例における回転角度検出器の円板を示す斜視図である。 本発明の磁性体濃度計測装置の第一実施例におけるロータの回転角度と交流電圧信号の強度との関係を示す線図である。 本発明の磁性体濃度計測装置の第一実施例の変形例を示す断面図である。 本発明の磁性体濃度計測装置の第二実施例を示す断面図である。 本発明の磁性体濃度計測装置の第三実施例を示す断面図である。 本発明の磁性体濃度計測装置の第三実施例における一軸偏心ネジポンプのキャビティを示す断面図であって、図8のIXa-IXa断面図である。 本発明の磁性体濃度計測装置の第三実施例における一軸偏心ネジポンプのキャビティを示す断面図であって、図8のIXb-IXb断面図である。 本発明の磁性体濃度計測装置の第三実施例における一軸偏心ネジポンプのキャビティを示す断面図であって、図8のIXc-IXc断面図である。 本発明の磁性体濃度計測装置の第三実施例の変形例を示す断面図である。 本発明の磁性体濃度計測装置の第三実施例の変形例における一軸偏心ネジポンプのキャビティを示す断面図であって、図10のXIa-XIa断面図である。 本発明の磁性体濃度計測装置の第三実施例の変形例における一軸偏心ネジポンプのキャビティを示す断面図であって、図10のXIb-XIb断面図である。 本発明の磁性体濃度計測装置の第三実施例の変形例における一軸偏心ネジポンプのキャビティを示す断面図であって、図10のXIc-XIc断面図である。 本発明の磁性体濃度計測装置の第三実施例の変形例におけるボビンを示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1~図5は本発明の磁性体濃度計測装置の第一実施例である。
第一実施例の磁性体濃度計測装置は、図1に示す如く、磁性体を含む流体が流れる流路100を形成する導入管110と導出管120との間に計測装置本体200を設けて構成されている。
前記計測装置本体200は、導入管110のフランジ111に対しフランジ211が締結部材212にて接続される導入ケーシング210と、該導入ケーシング210と一体の導出ケーシング220と、該導出ケーシング220から屈曲して延出されるノズル部221とを備えている。尚、前記ノズル部221のフランジ222は、導出管120のフランジ121に対し締結部材223にて接続されるようになっている。
前記導入ケーシング210には、外周に励磁用コイル300と出力用コイル301と励磁用コイル302とが巻き付けられるボビン400が嵌入されている。前記ボビン400の材質は、磁性のないもの(比透磁率が概ね1のもの)であれば良い。
前記励磁用コイル300,302は、図1及び図2の例では、互いに逆方向に巻かれて直列に接続され、交流電圧が印加されるようになっている。
前記出力用コイル301は、二個の励磁用コイル300,302の間に近接して配設され、交流電圧信号が一次出力信号として出力されるようになっている。但し、前記出力用コイル301は、温度変化や振動によりロータ600と出力用コイル301との相対位置がロータ600の軸線O方向へずれた場合の計測精度に対する影響を軽減するために、前記出力用コイル301を二つに分けてロータ600の軸線O方向へずらして配設するようにしても良い。
前記励磁用コイル300,302と出力用コイル301は、信号処理器500に接続され、該信号処理器500において、出力用コイル301から出力される交流電圧信号(一次出力信号)の変化に基づき磁性体の濃度を求めるようになっている。
前記ボビン400には、その軸線方向へ貫通するよう偏心して延びる偏心孔410が穿設されている。
前記偏心孔410には、偏心軸線Oを中心としてロータ600が回転自在に嵌入されている。前記ロータ600の材質は、磁性のないもの(比透磁率が概ね1のもの)であれば良い。
前記ロータ600には、第一切欠部610と第二切欠部620とが形成されている。
前記第一切欠部610は、前記ロータ600の偏心軸線O方向一端側に断面半円形状の第一流路411を形成している。
前記第二切欠部620は、前記第一切欠部610に対しロータ600回転方向へ180°ずらして断面半円形状の第二流路412を前記ロータ600の偏心軸線O方向他端側に形成している。
又、前記ロータ600には、前記第一流路411と第二流路412とをつなぐよう連通路413が形成されている。
尚、前記第一流路411及び第二流路412は、必ずしも断面半円形状に限定されるものではなく、図3A及び図3Bに示す如く、ロータ600の肉厚を厚くし、直径よりも短い弦と該弦の両端をつなぐ円弧で囲まれる、半円より面積の小さい断面形状とすることも可能である。
前記ロータ600は、前記流体を第一流路411と連通路413と第二流路412とに流通させる移送駆動機構700によって回転駆動されるようになっている。
前記移送駆動機構700は、駆動装置710と、駆動軸720と、螺旋羽根730とを備えている。
前記駆動軸720は、モータ等の駆動装置710によって回転駆動され、前記偏心軸線O方向へ延びるよう前記ロータ600の一端側と他端側に接続されている。
前記螺旋羽根730は、駆動軸720の外周に設けられている。
前記駆動軸720には、図1及び図4に示す如く、円板800が設けられ、該円板800の周縁部における円周方向所要箇所には、半径方向へ延びるスリット810が形成され、駆動軸720の回転時に前記円板800のスリット810を回転角度検出器820によって検出することにより、前記ロータ600の回転角度が信号処理器500で把握されるようになっている。
尚、前記ロータ600及び螺旋羽根730は、円筒体900の内部に配設されている。前記円筒体900の材質は、磁性のないもの(比透磁率が概ね1のもの)であれば良い。但し、前記円筒体900は省略することも可能である。
次に、上記第一実施例の作用を説明する。
移送駆動機構700の駆動装置710により駆動軸720を回転駆動すると、ロータ600が偏心軸線Oを中心として回転しつつ、螺旋羽根730により、磁性体を含む流体が、流路100を形成する導入管110から導入ケーシング210の内部に導入される。但し、前記磁性体を含む流体が図示していないポンプ等により昇圧されて流通する流路100の途中にボビン400及びロータ600が設けられている場合、必ずしも移送駆動機構700を設ける必要がないことは言うまでもない。
前記駆動軸720の回転時には、前記円板800のスリット810が回転角度検出器820によって検出され、前記ロータ600の回転角度が信号処理器500で把握される。
前記導入ケーシング210の内部に導入された磁性体を含む流体は、第一流路411、連通路413、第二流路412を流通し、導出ケーシング220からノズル部221を経て導出管120へ導出される。
ここで、図5には、偏心軸線Oとボビン400の中心軸Cとを含む横断面及び縦断面において、ロータ600の回転に伴って変化する第一流路411と第二流路412の状態を示している。
図5(a)に示す状態を、ロータ600の回転角度が0°の位置であると設定した場合、前記偏心軸線Oとボビン400の中心軸Cとを含む縦断面において、流体(第一流路411)と励磁用コイル300とのボビン400のみを介した距離はD1となり、流体(第二流路412)と励磁用コイル302との距離はD2となる。
又、図5(b)に示す状態を、ロータ600の回転角度が90°の位置であると設定した場合、前記偏心軸線Oとボビン400の中心軸Cとを含む縦断面に、流体の第一流路411及び第二流路412は存在しない形となる。
又、図5(c)に示す状態を、ロータ600の回転角度が180°の位置であると設定した場合、前記偏心軸線Oとボビン400の中心軸Cとを含む縦断面において、流体(第一流路411)と励磁用コイル300とのボビン400のみを介した距離はD1´(<D1)となり、流体(第二流路412)と励磁用コイル302との距離はD2´(>D2)となる。
又、図5(d)に示す状態を、ロータ600の回転角度が270°の位置であると設定した場合、90°の位置と同様、前記偏心軸線Oとボビン400の中心軸Cとを含む縦断面に、流体の第一流路411及び第二流路412は存在しない形となる。
更に又、図5(e)に示す状態を、ロータ600の回転角度が360°の位置であると設定した場合、0°の位置と同様、前記偏心軸線Oとボビン400の中心軸Cとを含む縦断面において、流体(第一流路411)と励磁用コイル300とのボビン400のみを介した距離はD1となり、流体(第二流路412)と励磁用コイル302との距離はD2となる。
一般に、直線導線にI[A]の電流を流したときの該直線導線からr[m]だけ離れた点における磁界強度H[A/m]は、
H=I/2πr
となる。即ち、前記磁界強度Hは、前記流体(第一流路411)と励磁用コイル300との距離、並びに流体(第二流路412)と励磁用コイル302との距離に反比例する。
この関係を応用して、前記ロータ600を回転させ、流体(第一流路411)と励磁用コイル300との距離、並びに流体(第二流路412)と励磁用コイル302との距離をそれぞれ変化させれば、前記ロータ600の回転角度によって出力用コイル301の交流電圧信号(一次出力信号)の強弱及び位相が変わることとなる。
そして、前記交流電圧信号(一次出力信号)の強弱及び位相の変化は、流体に含まれる磁性体の濃度に相関する。
つまり、例えば、図5(a)(又は図5(e))に示す如く、ロータ600の回転角度が0°(又は360°)の位置で、交流電圧信号(一次出力信号)の変化の大きさがプラス側で最大となり、図5(b)(又は図5(d))に示す如く、ロータ600の回転角度が90°(又は270°)の位置で、交流電圧信号(一次出力信号)の変化の大きさがプラスマイナス0となり、図5(c)に示す如く、ロータ600の回転角度が180°の位置で、交流電圧信号(一次出力信号)の変化の大きさがマイナス側で最大となることが、信号処理器500で計測されれば、該信号処理器500において、出力用コイル301から出力される交流電圧信号(一次出力信号)の変化に基づき磁性体の濃度が求められる。
但し、必ずしも前記ロータ600の回転角度を信号処理器500で把握する必要はなく、前記円板800及び回転角度検出器820を省略しても、交流電圧信号(一次出力信号)の振幅の大きさから磁性体の濃度を検出することは可能となる。又、前記第二切欠部620は、前記第一切欠部610に対しロータ600回転方向へ必ずしも180°ずらして形成する必要はなく、180°以外の角度をずらして形成することも可能となる。このことは、本発明者等の実験により確認されている。
第一実施例の場合、従来のように、回転運動をピストンの往復運動に変換する機構を用いなくて済み、磁性体濃度計測装置の設置に関して制約が少なくなる。
又、従来のようにピストンの往復運動によって流路に流体を導入・導出させるのとは異なり、流体が一方向へ流通して入れ替わり易く、計測値の精度を高めることが可能となる。
こうして、設置に関する自由度を増すことができ且つ計測値の精度向上を図り得る。
図6は本発明の磁性体濃度計測装置の第一実施例の変形例であって、図中、図1~図5と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
図6に示す変形例の場合、流体が貯留される容器130に磁性体濃度計測装置が取り付けられている。前記容器130の側面には、導入ケーシング210のフランジ211が締結部材212にて接続されている。前記導出ケーシング220と導入ケーシング210には、前記容器130から導入された流体を該容器130に戻す循環流路230,240が形成されている。
尚、前記磁性体濃度計測装置は、容器130の側面ではなく、容器130の底面に取り付けるようにしても良い。又、容器130の側面又は底面からノズル(図示せず)を突設し、該ノズルに前記フランジ211を接続するようにしても良い。
次に、図6に示す変形例の作用を説明する。
移送駆動機構700の駆動装置710により駆動軸720を回転駆動すると、ロータ600が偏心軸線Oを中心として回転しつつ、螺旋羽根730により、磁性体を含む流体が、容器130から導入ケーシング210の内部に導入される。
前記駆動軸720の回転時には、第一実施例と同様、前記円板800のスリット810が回転角度検出器820によって検出され、前記ロータ600の回転角度が信号処理器500で把握される。但し、必ずしも前記ロータ600の回転角度を信号処理器500で把握する必要がないことは言うまでもない。
前記導入ケーシング210の内部に導入された磁性体を含む流体は、第一流路411、連通路413、第二流路412を流通し、導出ケーシング220から循環流路230,240を経て容器130へ戻される。
ここで、前記ロータ600の回転に伴う第一流路411と第二流路412の状態に関しては、図5(a)~図5(e)に示すように変化し、磁界強度Hが前記流体(第一流路411)と励磁用コイル300との距離、並びに流体(第二流路412)と励磁用コイル302との距離に反比例することを応用して、前記信号処理器500において、出力用コイル301から出力される交流電圧信号の変化に基づき磁性体の濃度が求められる。
第一実施例と同様、図6に示す変形例の場合も、従来のように、回転運動をピストンの往復運動に変換する機構を用いなくて済み、磁性体濃度計測装置の設置に関して制約が少なくなる。
又、従来のようにピストンの往復運動によって流路に流体を導入・導出させるのとは異なり、容器130から抜き出された流体が一方向へ流通して円滑に入れ替わりつつ容器130へ戻されるため、計測値の精度を高めることが可能となる。
こうして、図6に示す変形例においても、設置に関する自由度を増すことができ且つ計測値の精度向上を図り得る。
図7は本発明の磁性体濃度計測装置の第二実施例であって、図中、図6と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
図7に示す第二実施例の場合、前記移送駆動機構700を、駆動装置710と、駆動軸720と、移送軸740と、伝達機構750と、螺旋羽根730とから構成した点を特徴としている。
前記駆動軸720は、駆動装置710によって回転駆動され、前記偏心軸線O方向へ延びるよう前記ロータ600に接続されている。
前記移送軸740は、循環流路230,240の内部に駆動軸720と平行に設けられている。尚、前記移送軸740は、図示していない軸受により、その軸線を中心として回転自在に支持されている。
前記伝達機構750は、前記駆動軸720に嵌着された駆動歯車751と、前記移送軸740に嵌着された従動歯車752と、前記駆動軸720及び移送軸740の間に回転自在に配設される中間軸753と、該中間軸753に嵌着され且つ前記駆動歯車751及び従動歯車752に噛合する中間歯車754とを備え、前記駆動軸720の回転を移送軸740に伝えるようになっている。
前記螺旋羽根730は、第二実施例では、前記駆動軸720の代わりに移送軸740の外周に設けられている。
次に、上記第二実施例の作用を説明する。
移送駆動機構700の駆動装置710により駆動軸720を回転駆動すると、ロータ600が偏心軸線Oを中心として回転しつつ、伝達機構750の駆動歯車751と中間歯車754と従動歯車752とを介して、循環流路230,240の内部に配設された移送軸740が回転駆動される。
前記移送軸740が回転駆動されると、螺旋羽根730により、磁性体を含む流体が、容器130から導入ケーシング210の内部に導入される。
前記駆動軸720の回転時には、第一実施例及びその変形例と同様、前記円板800のスリット810が回転角度検出器820によって検出され、前記ロータ600の回転角度が信号処理器500で把握される。但し、必ずしも前記ロータ600の回転角度を信号処理器500で把握する必要がないことは言うまでもない。
前記導入ケーシング210の内部に導入された磁性体を含む流体は、第一流路411、連通路413、第二流路412を流通し、導出ケーシング220から循環流路230,240を経て容器130へ戻される。
ここで、前記ロータ600の回転に伴う第一流路411と第二流路412の状態に関しては、図5(a)~図5(e)に示すように変化し、磁界強度Hが前記流体(第一流路411)と励磁用コイル300との距離、並びに流体(第二流路412)と励磁用コイル302との距離に反比例することを応用して、前記信号処理器500において、出力用コイル301から出力される交流電圧信号の変化に基づき磁性体の濃度が求められる。
第一実施例及びその変形例と同様、図7に示す第二実施例の場合も、従来のように、回転運動をピストンの往復運動に変換する機構を用いなくて済み、磁性体濃度計測装置の設置に関して制約が少なくなる。
又、従来のようにピストンの往復運動によって流路に流体を導入・導出させるのとは異なり、容器130から抜き出された流体が一方向へ流通して円滑に入れ替わりつつ容器130へ戻されるため、計測値の精度を高めることが可能となる。
こうして、図7に示す第二実施例においても、設置に関する自由度を増すことができ且つ計測値の精度向上を図り得る。
図8~図9Cは本発明の磁性体濃度計測装置の第三実施例であって、図中、図1と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
図8~図9Cに示す第三実施例の場合、前記移送駆動機構700として、一軸偏心ネジポンプ760を用いるようにした点を特徴としている。
前記一軸偏心ネジポンプ760は、ボビン400の偏心孔410に嵌入され、前記流体を流通させるようになっており、ステータ761と、ロータ762とを備えている。
前記ステータ761は、内部に螺旋流路763が形成されている。
前記ロータ762は、ステータ761に回転自在に嵌入され、前記螺旋流路763に独立した一連のキャビティ764を形成している。
前記出力用コイル301を挟んで配設される励磁用コイル300,302は、図9A及び図9Cに示す如く、前記キャビティ764がロータ762の回転方向へ90°ずれて形成される位置と対応する前記ボビン400の外周位置に巻き付けられている。前記出力用コイル301は、前記励磁用コイル300,302の中間、即ち、図9Bに示す如く、前記キャビティ764がロータ762の回転方向へ45°ずれて形成される位置と対応する前記ボビン400の外周位置に巻き付けられている。
尚、前記ロータ762は、モータ等の駆動装置710によって回転駆動される駆動軸720に対しユニバーサルジョイント765を介して連結されている。
次に、上記第三実施例の作用を説明する。
移送駆動機構700の駆動装置710により駆動軸720を回転駆動すると、ユニバーサルジョイントを介してロータ762が偏心軸線Oを中心として回転し、該ロータ762により、磁性体を含む流体が、流路100を形成する導入管110から導入ケーシング210の内部におけるステータ761の螺旋流路763に導入される。
前記導入ケーシング210の内部におけるステータ761の螺旋流路763に導入された磁性体を含む流体は、前記ロータ762の回転に伴って、前記螺旋流路763に形成される独立した一連のキャビティ764を流通し、導出ケーシング220からノズル部221を経て導出管120へ導出される。
前記駆動軸720の回転時には、第一実施例及びその変形例、並びに第二実施例と同様、前記円板800のスリット810が回転角度検出器820によって検出され、前記ロータ600の回転角度が信号処理器500で把握される。但し、必ずしも前記ロータ600の回転角度を信号処理器500で把握する必要がないことは言うまでもない。
ここで、励磁用コイル300が巻き付けられた位置におけるステータ761の断面は図9Aに示され、出力用コイル301が巻き付けられた位置におけるステータ761の断面は図9Bに示され、励磁用コイル302が巻き付けられた位置におけるステータ761の断面は図9Cに示される。即ち、ロータ762の回転に伴って磁性体を含む流体が一連のキャビティ764を流通する際、前記流体と励磁用コイル300との距離、並びに流体と励磁用コイル302との距離が変化するため、出力用コイル301から出力される交流電圧信号が変化し、該出力用コイル301から出力される交流電圧信号の変化に基づき磁性体の濃度が求められる。
第一実施例及びその変形例、並びに第二実施例と同様、図8~図9Cに示す第三実施例の場合も、従来のように、回転運動をピストンの往復運動に変換する機構を用いなくて済み、磁性体濃度計測装置の設置に関して制約が少なくなる。
又、従来のようにピストンの往復運動によって流路に流体を導入・導出させるのとは異なり、容器130から抜き出された流体が一方向へ流通して円滑に入れ替わりつつ容器130へ戻されるため、計測値の精度を高めることが可能となる。
こうして、図8~図9Cに示す第三実施例においても、設置に関する自由度を増すことができ且つ計測値の精度向上を図り得る。
尚、図8~図9Cに示す第三実施例は、図1に示す第一実施例と同様、図6に示す変形例のように、流体が貯留される容器130に取り付けるようにすることも可能である。
図10~図12は本発明の磁性体濃度計測装置の第三実施例の変形例であって、図中、図8~図9Cと同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
図10~図12に示す第三実施例の変形例の場合、前記出力用コイル301を挟んで配設される励磁用コイル300,302を、図11A及び図11Cに示す如く、前記キャビティ764がロータ762の回転方向へ180°ずれて形成される位置と対応する前記ボビン400の外周位置に、少なくとも前記キャビティ764に対する距離D3,D4に差が生じるよう巻き付けた点を特徴としている。
前記出力用コイル301は、前記励磁用コイル300,302の中間、即ち、図11Bに示す如く、前記キャビティ764がロータ762の回転方向へ90°ずれて形成される位置と対応する前記ボビン400の外周位置に巻き付けられている。
尚、前記励磁用コイル300,302のキャビティ764に対する距離D3,D4に差を生じさせるために、ボビン400は、図10及び図12に示す如く、偏心孔410が貫通する円柱体を、該偏心孔410の位置はずらさずに、励磁用コイル300と出力用コイル301と励磁用コイル302とが巻き付けられる箇所を段階的に偏心させた形状を有している。
次に、上記第三実施例の変形例の作用を説明する。
移送駆動機構700の駆動装置710により駆動軸720を回転駆動すると、ユニバーサルジョイントを介してロータ762が偏心軸線Oを中心として回転し、該ロータ762により、磁性体を含む流体が、流路100を形成する導入管110から導入ケーシング210の内部におけるステータ761の螺旋流路763に導入される。
前記導入ケーシング210の内部におけるステータ761の螺旋流路763に導入された磁性体を含む流体は、前記ロータ762の回転に伴って、前記螺旋流路763に形成される独立した一連のキャビティ764を流通し、導出ケーシング220からノズル部221を経て導出管120へ導出される。
前記駆動軸720の回転時には、前記円板800のスリット810が回転角度検出器820によって検出され、前記ロータ600の回転角度が信号処理器500で把握される。但し、必ずしも前記ロータ600の回転角度を信号処理器500で把握する必要がないことは言うまでもない。
上記の作動に関しては、第三実施例と同様となる。
しかし、第三実施例の変形例の場合、励磁用コイル300が巻き付けられた位置におけるステータ761の断面は図11Aに示され、出力用コイル301が巻き付けられた位置におけるステータ761の断面は図11Bに示され、励磁用コイル302が巻き付けられた位置におけるステータ761の断面は図11Cに示されるようになる。
ここで、図11Aに示されるキャビティ764の断面形状と、図11Cに示されるキャビティ764の断面形状は、同一となるが、ボビン400は、図10及び図12に示す如く、励磁用コイル300と出力用コイル301と励磁用コイル302とが巻き付けられる箇所を段階的に偏心させている。
このため、ロータ762の回転に伴って磁性体を含む流体が一連のキャビティ764を流通する際、前記流体と励磁用コイル300との距離がD3となるのに対し、流体と励磁用コイル302との距離がD4となって変化する。これにより、出力用コイル301から出力される交流電圧信号が変化し、該出力用コイル301から出力される交流電圧信号の変化に基づき磁性体の濃度が求められる。
図10~図12に示す第三実施例の変形例の場合も、第三実施例と同様、従来のように、回転運動をピストンの往復運動に変換する機構を用いなくて済み、磁性体濃度計測装置の設置に関して制約が少なくなる。
又、従来のようにピストンの往復運動によって流路に流体を導入・導出させるのとは異なり、容器130から抜き出された流体が一方向へ流通して円滑に入れ替わりつつ容器130へ戻されるため、計測値の精度を高めることが可能となる。
こうして、図10~図12に示す第三実施例の変形例においても、設置に関する自由度を増すことができ且つ計測値の精度向上を図り得る。
尚、図10~図12に示す第三実施例の変形例は、図1に示す第一実施例と同様、図6に示す変形例のように、流体が貯留される容器130に取り付けるようにすることも可能である。
そして、全ての実施例において、前記ロータ600を回転させつつ前記流体を第一流路411と連通路413と第二流路412とに流通させる移送駆動機構700を備えている。このように構成すると、ポンプ等により昇圧されず流通していない磁性体を含む流体をボビン400の内部に導入する上で有効となる。
図1に示す第一実施例及び図6に示す第一実施例の変形例の場合、前記移送駆動機構700は、駆動装置710によって回転駆動され、前記偏心軸線O方向へ延びるよう前記ロータ600に接続される駆動軸720と、該駆動軸720の外周に設けられる螺旋羽根730とを備えている。このように構成すると、一つの駆動軸720によりロータ600を回転させつつ螺旋羽根730を回転させて、磁性体を含む流体を円滑に流通させることができる。
又、図7に示す第二実施例の場合、前記移送駆動機構700は、駆動装置710によって回転駆動され、前記偏心軸線O方向へ延びるよう前記ロータ600に接続される駆動軸720と、該駆動軸720と平行に設けられる移送軸740と、前記駆動軸720の回転を移送軸740に伝える伝達機構750と、前記移送軸740の外周に設けられる螺旋羽根730とを備えている。このように構成すると、流体が貯留された容器130に磁性体濃度計測装置を取り付けて、流体を容器130から導入して戻すような場合に、磁性体濃度計測装置の全長を短くして設置に関する自由度を更に増す上で有効となる。
又、図8に示す第三実施例及び図10に示す第三実施例の変形例の場合、磁性体を含む流体が流れる流路の外周に配設され且つ交流電圧が印加される励磁用コイル300,302と、該励磁用コイル300,302に近接して配設され且つ交流電圧信号が出力される出力用コイル301と、該出力用コイル301から出力される交流電圧信号の変化に基づき磁性体の濃度を求める信号処理器500とを備えた磁性体濃度計測装置において、外周に励磁用コイル300と出力用コイル301と励磁用コイル302とが巻き付けられるボビン400と、該ボビン400の軸線方向へ貫通するよう偏心して穿設される偏心孔410と、該偏心孔410に嵌入され且つ前記流体を流通させる一軸偏心ネジポンプ760とを備えている。このように構成すると、磁性体を含む流体を無脈動で定量移送可能となり、計測値の精度をより高める上で有効となる。
又、図8~図9Cに示す第三実施例の場合、前記一軸偏心ネジポンプ760は、内部に螺旋流路763が形成されるステータ761と、該ステータ761に回転自在に嵌入され且つ前記螺旋流路763に独立した一連のキャビティ764を形成するロータ762とを備え、前記出力用コイル301を挟んで配設される励磁用コイル300,302は、前記キャビティ764がロータ762の回転方向へ90°ずれて形成される位置と対応する前記ボビン400の外周位置に巻き付けられる。このように構成すると、ロータ762の回転に伴う磁性体を含む流体の一連のキャビティ764における流通時、前記流体と励磁用コイル300との距離、並びに流体と励磁用コイル302との距離を変化させることができ、出力用コイル301から出力される交流電圧信号の変化に基づいて磁性体の濃度を求めることができる。
又、図10~図12に示す第三実施例の変形例の場合、前記一軸偏心ネジポンプ760は、内部に螺旋流路763が形成されるステータ761と、該ステータ761に回転自在に嵌入され且つ前記螺旋流路763に独立した一連のキャビティ764を形成するロータ762とを備え、前記出力用コイル301を挟んで配設される励磁用コイル300,302は、前記キャビティ764がロータ762の回転方向へ180°ずれて形成される位置と対応する前記ボビン400の外周位置に、少なくとも前記キャビティ764に対する距離D3,D4に差が生じるよう巻き付けられる。このように構成すると、ロータ762の回転に伴う磁性体を含む流体の一連のキャビティ764における流通時、前記流体と励磁用コイル300,302との距離D3,D4の差により、出力用コイル301から出力される交流電圧信号を変化させることができ、該出力用コイル301から出力される交流電圧信号の変化に基づき磁性体の濃度を求めることができる。
尚、本発明の磁性体濃度計測装置は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
100 流路
110 導入管
111 フランジ
120 導出管
121 フランジ
130 容器
200 計測装置本体
210 導入ケーシング
211 フランジ
212 締結部材
220 導出ケーシング
221 ノズル部
222 フランジ
223 締結部材
230 循環流路
240 循環流路
300 励磁用コイル
301 出力用コイル
302 励磁用コイル
400 ボビン
410 偏心孔
411 第一流路
412 第二流路
413 連通路
500 信号処理器
600 ロータ
610 第一切欠部
620 第二切欠部
700 移送駆動機構
710 駆動装置
720 駆動軸
730 螺旋羽根
740 移送軸
750 伝達機構
751 駆動歯車
752 従動歯車
753 中間軸
754 中間歯車
760 一軸偏心ネジポンプ
761 ステータ
762 ロータ
763 螺旋流路
764 キャビティ
765 ユニバーサルジョイント
800 円板
810 スリット
820 回転角度検出器
900 円筒体
C 中心軸
O 偏心軸線
D3 距離
D4 距離

Claims (7)

  1. 磁性体を含む流体が流れる流路の外周に配設され且つ交流電圧が印加される励磁用コイルと、該励磁用コイルに近接して配設され且つ交流電圧信号が出力される出力用コイルと、該出力用コイルから出力される交流電圧信号の変化に基づき磁性体の濃度を求める信号処理器とを備えた磁性体濃度計測装置において、
    外周に励磁用コイルと出力用コイルと励磁用コイルとが巻き付けられるボビンと、
    該ボビンの軸線方向へ貫通するよう偏心して穿設される偏心孔と、
    該偏心孔に偏心軸線を中心として回転自在に嵌入されるロータと、
    前記ロータの偏心軸線方向一端側に第一流路を形成する第一切欠部と、
    該第一切欠部に対しロータ回転方向へ角度をずらして第二流路を前記ロータの偏心軸線方向他端側に形成する第二切欠部と、
    前記第一流路と第二流路とをつなぐよう前記ロータに形成される連通路と
    を備えた磁性体濃度計測装置。
  2. 前記ロータを回転させつつ前記流体を第一流路と連通路と第二流路とに流通させる移送駆動機構を備えた請求項1記載の磁性体濃度計測装置。
  3. 前記移送駆動機構は、
    駆動装置によって回転駆動され、前記偏心軸線方向へ延びるよう前記ロータに接続される駆動軸と、
    該駆動軸の外周に設けられる螺旋羽根と
    を備えた請求項2記載の磁性体濃度計測装置。
  4. 前記移送駆動機構は、
    駆動装置によって回転駆動され、前記偏心軸線方向へ延びるよう前記ロータに接続される駆動軸と、
    該駆動軸と平行に設けられる移送軸と、
    前記駆動軸の回転を移送軸に伝える伝達機構と、
    前記移送軸の外周に設けられる螺旋羽根と
    を備えた請求項2記載の磁性体濃度計測装置。
  5. 磁性体を含む流体が流れる流路の外周に配設され且つ交流電圧が印加される励磁用コイルと、該励磁用コイルに近接して配設され且つ交流電圧信号が出力される出力用コイルと、該出力用コイルから出力される交流電圧信号の変化に基づき磁性体の濃度を求める信号処理器とを備えた磁性体濃度計測装置において、
    外周に励磁用コイルと出力用コイルと励磁用コイルとが巻き付けられるボビンと、
    該ボビンの軸線方向へ貫通するよう偏心して穿設される偏心孔と、
    該偏心孔に嵌入され且つ前記流体を流通させる一軸偏心ネジポンプと
    を備えた磁性体濃度計測装置。
  6. 前記一軸偏心ネジポンプは、
    内部に螺旋流路が形成されるステータと、
    該ステータに回転自在に嵌入され且つ前記螺旋流路に独立した一連のキャビティを形成するロータと
    を備え、
    前記出力用コイルを挟んで配設される励磁用コイルは、前記キャビティがロータ回転方向へ90°ずれて形成される位置と対応する前記ボビン外周位置に巻き付けられる請求項5記載の磁性体濃度計測装置。
  7. 前記一軸偏心ネジポンプは、
    内部に螺旋流路が形成されるステータと、
    該ステータに回転自在に嵌入され且つ前記螺旋流路に独立した一連のキャビティを形成するロータと
    を備え、
    前記出力用コイルを挟んで配設される励磁用コイルは、前記キャビティがロータ回転方向へ180°ずれて形成される位置と対応する前記ボビン外周位置に、少なくとも前記キャビティに対する距離に差が生じるよう巻き付けられる請求項5記載の磁性体濃度計測装置。
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