JP7245731B2 - 風呂システム - Google Patents
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Description
(風呂システム2の構成)
図1~図3を参照して、風呂システム2について説明する。風呂システム2は、熱源ユニット10と、微細気泡発生ユニット50と、浴槽130と、制御装置150と、を備える。熱源ユニット10は、給水源200、及び、微細気泡発生ユニット50に接続されている。微細気泡発生ユニット50は、熱源ユニット10及び浴槽130に接続されている。浴槽130は、微細気泡発生ユニット50(詳細には、後述する加圧ポンプ88)よりも下方に設置されている。なお、以下では、図1に示す矢印の方向に水が流れる場合を例に説明する。
熱源ユニット10は、給水源200から供給される水を加熱して、浴槽130に加熱された水を供給するためのユニットである。熱源ユニット10は、熱源機12と、給水路20と、第1戻り水路22と、第1往き水路24と、を備える。
微細気泡発生ユニット50は、タンク52と、第2戻り水路60と、第2往き水路68と、水供給水路74と、連通水路66と、噴出水路64と、空気導入路100と、を備える。
続いて、図4(a)、(b)を参照して、浴槽130の壁部130aに接続される循環接続具132について説明する。循環接続具132は、浴槽130内の水の追い焚きと、浴槽130内に微細気泡を発生させることの両方を実現させるために利用される接続具である。図4(a)、(b)は、循環接続具132の断面を模式的に表した図である。図4(a)、(b)の矢印は、水の流れを示している。図4(a)は、第1切替弁80が第1連通状態であり、かつ、第2切替弁82が第4連通状態(即ち、図1の状態)である場合の水の流れを示し、図4(b)は、第1切替弁80が第3連通状態であり、かつ、第2切替弁82が第5連通状態(即ち、図3の状態)である場合の水の流れを示す。なお、以下では、図4の上下方向を上下方向と呼び、図4の左右方向を前後方向と呼ぶ。
図1~図3に示す制御装置150は、熱源ユニット10、微細気泡発生ユニット50の各構成要素の動作を制御する。制御装置150は、ユーザによって操作可能なリモコン(図示省略)と通信可能に構成されている。制御装置150は、メモリ152を備える。制御装置150は、ユーザによるリモコンへの操作に応じて、追い焚き運転、微細気泡供給運転等を実行することができる。
続いて、風呂システム2の動作について説明する。以下では、風呂システム2が実施する追い焚き運転、及び、微細気泡供給運転について順に説明する。追い焚き運転、及び、微細気泡供給運転が開始される時点において、第1切替弁80、第2切替弁82は、それぞれ、第3連通状態、第5連通状態である(図3参照)。また、循環ポンプ30、加圧ポンプ88の駆動は停止されており、湯張り弁26、給水制御弁86、空気制御弁102は閉状態である。なお、追い焚き運転では、第1切替弁80、第2切替弁82は、それぞれ、第3連通状態、第5連通状態に維持される。
追い焚き運転は、第1切替弁80が第3連通状態であり、かつ、第2切替弁82が第5連通状態である場合(図3の追い焚き状態)において、浴槽水を、熱源機12によって加熱する運転である。ユーザによって追い焚き運転の実行を指示するための操作がリモコンに実行されると、追い焚き運転が開始される。制御装置150は、循環ポンプ30及び熱源機12を駆動させる。これにより、浴槽水が、循環接続具132(詳細には、第1吸込口134b、第1吸込路136b、及び、上部水路136)、第3戻り水路62、連通水路66、第2戻り水路60、第1戻り水路22を通って熱源機12に供給される。そして、熱源機12によって加熱された水は、第1往き水路24、第2往き水路68、第3往き水路70、循環接続具132(詳細には、下部水路138、第2吐出路138a、及び、第2吐出口134d)を通って、浴槽130に供給される。制御装置150は、浴槽130内の温度が設定温度に達するか、又は、追い焚き運転時間を実行する時間として予め設定されている追い焚き運転時間が経過すると、熱源機12及び循環ポンプ30の駆動を停止させる。これによって、追い焚き運転は終了する。
微細気泡供給運転は、タンク52内で空気溶解加圧水を生成し、生成された空気溶解加圧水を浴槽130に供給する運転である。微細気泡供給運転は、空気導入運転と、給水運転と、で構成される。
空気導入運転は、タンク52内の水位が、高水位電極52bがONである第1水位以上である場合に開始される運転である。制御装置150は、加圧ポンプ88を停止状態にさせ、空気制御弁102を開状態に切替え、循環ポンプ30を駆動させる。また、図2に示すように、制御装置150は、第1切替弁80を第2連通状態に切替え、第2切替弁82を第5連通状態に切替え、給水制御弁86を閉状態に切替える。これにより、タンク52内に空気が導入されるとともに、タンク52内の水が、噴出水路64、連通水路66、第2戻り水路60、第1戻り水路22を通って、熱源機12に到達する。そして、熱源機12を通過した水は、第1往き水路24、第2往き水路68、第3往き水路70、及び、循環接続具132(詳細には、下部水路138、第2吐出路138a、及び、第2吐出口134d)を通って、浴槽130に排水される。この結果、タンク52内の水位が低下する。制御装置150は、タンク52内の水位が第1水位以上であると判定してから、タンク52内の水位が、低水位電極52aがOFFである第2水位未満であると判定するまでの間、空気導入運転を実行する。なお、空気導入運転では、空気溶解加圧水は生成されない。
給水運転は、タンク52内の水位が、低水位電極52aがOFFである第2水位未満である場合に開始される運転である。まず、制御装置150は、空気制御弁102を閉状態に切替え、循環ポンプ30、及び、加圧ポンプ88を駆動させる。また、図1に示すように、制御装置150は、第1切替弁80を第1連通状態に切替え、第2切替弁82を第4連通状態に切替え、給水制御弁86を開状態に切替える。これにより、浴槽水が、循環接続具132(詳細には、第2吸込口134c、第2吸込路138b、及び、下部水路138)、第3往き水路70、連通水路66、第2戻り水路60、第1戻り水路22、第1往き水路24、第2往き水路68、及び、水供給水路74を通って、タンク52に供給される(図1、図4(a)参照)。そして、タンク52内において、空気溶解加圧水が生成される。そして、生成された空気溶解加圧水は、噴出水路64、第3戻り水路62、循環接続具132(詳細には、上部水路136、第1吐出路136a、及び、第1吐出口134a)を通って、浴槽130内に噴出される(図1、図4(a)参照)。空気溶解加圧水は、循環接続具132の第1吐出路136aの微細気泡吐出ノズル142を通過する際に、大気圧以下まで減圧される。そして、空気溶解加圧水が浴槽130内に噴出されると、空気溶解加圧水は大気圧まで増圧され、浴槽130内に微細気泡が発生する。制御装置150は、タンク52内の水位が第2水位未満であると判定してから、タンク52内の水位が第1水位以上であると判定するまでの間、給水運転を実行する。
図5、図6を参照して、給水運転から空気導入運転に切替えられる際の加圧ポンプ88、第2切替弁82、及び、給水制御弁86の動作について説明する。図6は、給水運転から空気導入運転に切替わる際の第2切替弁82の動作を概略的に示す図である。図5(a)のタイムチャートは、加圧ポンプ88の動作を示し、図5(b)のタイムチャートは、第2切替弁82の動作を示し、図5(c)のタイムチャートは、給水制御弁86の動作を示している。第2切替弁82に関するタイムチャートにおいて、「非連通」は、図1、図6(a)に示すように、第3往き水路70と連通水路66が連通しており、かつ、第2往き水路68と第3往き水路70が連通していない状態(即ち第4連通状態)を示す。また、「連通」は、図2、図6(c)に示すように、第2往き水路68と第3往き水路70が連通しており、かつ、第3往き水路70と連通水路66が連通していない状態(即ち第5連通状態)を示す。また、「中間状態」は、図6(b)に示すように、第2往き水路68と第3往き水路70が連通しており、かつ、第3往き水路70と連通水路66が連通している状態を示す。
本実施例の効果を説明する前に、比較例の風呂システムの動作について説明する。比較例の風呂システムは、給水制御弁86を有さない点を除いて、本実施例の風呂システム2と同様である。比較例の風呂システムにおいても、給水運転から空気導入運転に切替わる場合、加圧ポンプ88、及び、第2切替弁82は図5の(a)、(b)のタイムチャートと同様に動作する。即ち、加圧ポンプ88が停止する時点(時刻T2)において、第2切替弁82は中間状態である。タンク52には、空気が存在している。また、給水制御弁86が水供給水路74に設けられていない。このため、第2切替弁82が中間状態である状況において、加圧ポンプ88の駆動が停止すると、水供給水路74内にタンク52内の空気が入り込み、水供給水路74内の水(詳細には、加圧ポンプ88内の水)が第3往き水路70を介して、加圧ポンプ88より下方に設けられている浴槽130に押し出され、加圧ポンプ88内を水が充填していない状態になる。このため、次の給水運転において、加圧ポンプ88を駆動させると、加圧ポンプ88内を水が充填するまでの間、加圧ポンプ88が空回りして騒音が発生してしまう。
空気が、「気体」の一例である。空気導入路100が、「気体導入路」の一例である。空気制御弁102が、「気体導入部」の一例である。第1戻り水路22のうち循環ポンプ30よりも下流側の水路、第1往き水路24、第2往き水路68、第3往き水路70が、「第1ポンプ吐出路」の一例である。水供給水路74が、「第2ポンプ吐出路」の一例である。噴出水路64及び第3戻り水路62が「第1タンク吐出路」の一例である。噴出水路64、連通水路66、及び、第1戻り水路22のうち循環ポンプ30よりも上流側の水路が、「第2タンク吐出路」の一例である。第1連通状態、第2連通状態が、それぞれ、「第1接続状態」、「第2接続状態」の一例である。第4連通状態、第5連通状態が、それぞれ、「第3接続状態」、「第4接続状態」の一例である。空気導入運転が、「気体導入運転」の一例である。
10 :熱源ユニット
12 :熱源機
20 :給水路
22 :第1戻り水路
24 :第1往き水路
26 :湯張り弁
30 :循環ポンプ
32 :水流スイッチ
50 :微細気泡発生ユニット
52 :タンク
52a :低水位電極
52b :高水位電極
60 :第2戻り水路
62 :第3戻り水路
64 :噴出水路
66 :連通水路
68 :第2往き水路
70 :第3往き水路
74 :水供給水路
80 :第1切替弁
82 :第2切替弁
84 :逆止弁
86 :給水制御弁
88 :加圧ポンプ
100 :空気導入路
102 :空気制御弁
130 :浴槽
130a :壁部
132 :循環接続具
132a :前面
132b :下面
134a :第1吐出口
134b :第1吸込口
134c :第2吸込口
134d :第2吐出口
136 :上部水路
136a :第1吐出路
136b :第1吸込路
138 :下部水路
138a :第2吐出路
138b :第2吸込路
140a~140d:逆止部
142 :微細気泡吐出ノズル
150 :制御装置
152 :メモリ
200 :給水源
Claims (2)
- 浴槽と、
前記浴槽に取付けられる微細気泡吐出ノズルと、
循環ポンプと、
水に気体を溶解させるタンクと、
前記タンクに接続される気体導入路と、
前記タンクへの気体の導入を調整可能な気体導入部と、
前記循環ポンプと前記浴槽を接続する第1ポンプ吐出路と、
一端が前記第1ポンプ吐出路に接続されており、他端が前記タンクに接続されている第2ポンプ吐出路と、
前記第2ポンプ吐出路に設けられている加圧ポンプと、
前記第2ポンプ吐出路において、前記加圧ポンプよりも上流側に設けられている給水制御弁と、
前記タンクからの水を前記浴槽に送る第1タンク吐出路と、
前記タンクからの水を前記循環ポンプに送る第2タンク吐出路と、
前記タンクと前記浴槽が、前記第1タンク吐出路を介して、連通している第1接続状態と、前記タンクと前記循環ポンプが、前記第2タンク吐出路を介して、連通している第2接続状態と、のいずれかの状態で動作可能な第1切替弁と、
前記循環ポンプと前記タンクが、前記第1ポンプ吐出路及び前記第2ポンプ吐出路を介して、連通している第3接続状態と、前記循環ポンプと前記浴槽が、前記第1ポンプ吐出路を介して、連通している第4接続状態と、のいずれかの状態で動作可能な第2切替弁と、
制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記第1切替弁が前記第1接続状態であり、前記第2切替弁が前記第3接続状態であり、かつ、前記給水制御弁が開状態である状況において、前記循環ポンプ及び前記加圧ポンプを駆動させ、前記タンクからの水を、前記微細気泡吐出ノズルを介して、前記浴槽に噴出する給水運転と、
前記第1切替弁が前記第2接続状態であり、前記第2切替弁が前記第4接続状態であり、前記加圧ポンプが停止状態であり、かつ、前記給水制御弁が閉状態である状況において、前記循環ポンプを駆動させるとともに、前記気体導入部から前記タンクに気体を導入させる気体導入運転と、
を繰り返し実行可能に構成されている、風呂システム。 - 前記制御装置は、
前記給水運転から前記気体導入運転に切替える際に、前記加圧ポンプの駆動が完全に停止している状態に切替わる時点において、前記給水制御弁が略閉状態となるように前記給水制御弁の動作を制御する、請求項1に記載の風呂システム。
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JP5485086B2 (ja) * | 2010-09-08 | 2014-05-07 | 株式会社コロナ | 貯湯式給湯装置 |
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2019
- 2019-06-25 JP JP2019117845A patent/JP7245731B2/ja active Active
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