JP7245709B2 - 潤滑油タンク及び回転機械システム - Google Patents

潤滑油タンク及び回転機械システム Download PDF

Info

Publication number
JP7245709B2
JP7245709B2 JP2019086585A JP2019086585A JP7245709B2 JP 7245709 B2 JP7245709 B2 JP 7245709B2 JP 2019086585 A JP2019086585 A JP 2019086585A JP 2019086585 A JP2019086585 A JP 2019086585A JP 7245709 B2 JP7245709 B2 JP 7245709B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lubricating oil
oil
receiving
tray
vertical direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019086585A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020183765A (ja
Inventor
拓也 渡部
潤 永嶋
雅博 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Compressor Corp
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Compressor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Compressor Corp filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Compressor Corp
Priority to JP2019086585A priority Critical patent/JP7245709B2/ja
Priority to US16/855,295 priority patent/US11614201B2/en
Publication of JP2020183765A publication Critical patent/JP2020183765A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7245709B2 publication Critical patent/JP7245709B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D19/00Degasification of liquids
    • B01D19/0042Degasification of liquids modifying the liquid flow
    • B01D19/0047Atomizing, spraying, trickling
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16NLUBRICATING
    • F16N39/00Arrangements for conditioning of lubricants in the lubricating system
    • F16N39/002Arrangements for conditioning of lubricants in the lubricating system by deaeration
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16NLUBRICATING
    • F16N19/00Lubricant containers for use in lubricators or lubrication systems
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16NLUBRICATING
    • F16N2210/00Applications
    • F16N2210/02Turbines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16NLUBRICATING
    • F16N2210/00Applications
    • F16N2210/14Bearings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Compressor (AREA)

Description

本発明は、潤滑油タンク及び回転機械システムに関する。
圧縮機、タービン、及びモータ等の回転機械のロータは、軸受を介して回転自在に支持されている。軸受には、潤滑油タンクからポンプ等で送り込まれた潤滑油が供給されている。軸受を潤滑した潤滑油は軸受から排出され、潤滑油タンクに回収された後、ポンプ等で軸受に再度供給される。
ところで、軸受から潤滑油タンク内に還流した潤滑油には、気泡が含まれている。気泡が含まれたままの潤滑油を軸受に再び供給すると、潤滑性能が損なわれる可能性がある。このため、潤滑油タンク内で潤滑油を滞留させ、潤滑油に含まれる気泡を重力により分離させて脱気することが行われている。しかし、気泡が分離するまでの十分な時間を確保するには、潤滑油タンク内での潤滑油の滞留時間を長くする必要がある。潤滑油を長時間に渡って滞留させるには、潤滑油タンクの容量を増大させることが有効だが、潤滑油タンクの大型化に繋がってしまう。
これに対し、特許文献1には、潤滑油タンク内に還流される潤滑油に含まれる気泡の通過を阻止するため、メッシュ状のフィルタ部材やバッフル板等の気泡通過阻止手段を備える構成が開示されている。
特開2012-177341号公報
しかしながら、上記したような気泡通過阻止手段を備えたとしても、短時間かつ高い精度で気泡を除去することは難しい。そこで、潤滑油に含まれる気泡を、短時間かつ高い精度で除去することが望まれている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、潤滑油に含まれる気泡を、短時間かつ高い精度で除去することが可能な潤滑油タンク及び回転機械システムを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
本発明の第一態様に係る潤滑油タンクは、潤滑油が導入される一の導入部及び前記潤滑油が導出される導出部が形成されたタンクケーシングと、前記タンクケーシング内で前記導入部と前記導出部との間に配置され、前記導入部から導入された潤滑油を受ける複数の受け部と、複数の前記受け部同士の間で、一の前記受け部から他の前記受け部に前記潤滑油を受け渡す潤滑油受け渡し部と、を備え、前記受け部は、水平方向に並んで配置された複数の小受け部と、前記水平方向に互いに隣り合う前記小受け部を接続する接続管とを有する。
このような構成とすることで、導入部からタンクケーシング内に導入された潤滑油は、複数の受け部を順次経た後、導出部から送り出される。受け部を潤滑油が流れていく過程で、気泡が徐々に抜けていくために、気泡の含有量は徐々に少なくなる。さらに、複数の受け部を経ることで、潤滑油から気泡が抜けるまでの時間を十分に確保することができる。したがって、潤滑油に含まれる気泡を、より確実に除去することができる。また、受け部を複数備えることによって、複数の受け部を備えずタンクケーシングに潤滑油をまとめて貯留する場合と比較すると、一つの受け部で脱気される潤滑油の量が少なくなる。したがって、各受け部では潤滑油から気泡が抜ける速度(脱気速度)が早くなる。
また、一つの受け部とした場合に比べて、それぞれの小受け部で処理される潤滑油の量が少なくなる。これにより、外部からの振動等によって小受け部内で処理される潤滑油が揺れることをより抑えることができる。
また、本発明の第二態様に係る潤滑油タンクでは、第一態様において、複数の前記受け部は、前記潤滑油を貯留可能なオイルトレイであり、鉛直方向に互いに間隔を空けて配置されていてもよい。
受け部をオイルトレイとすることで、気泡は、重力(潤滑油と気泡との比重の違い)により、貯留された状態の潤滑油の液面から大気中に順次抜ける。したがって、潤滑油から気泡が抜けるまでの時間を簡易な構成で十分に確保することができる。また、鉛直方向に複数配置することで、潤滑油タンクの水平方向における大きさを小さく抑えることができる。そのため、脱気速度を早めつつ、潤滑油タンクの大型化を抑えることができる。
また、本発明の第三態様に係る潤滑油タンクでは、第二態様において、前記受け部は、前記受け部内における前記潤滑油の液面よりも前記鉛直方向の上方から下方に向かって延び、前記受け部の底面との間に前記鉛直方向に隙間を隔てて配置された仕切板をさらに有していてもよい。
受け部に仕切板を設けることで、外部からの振動等によって受け部内で潤滑油が揺れることを抑えることができる。また、受け部内においては、気泡は、重力により、貯留された状態の潤滑油の上層部に多く存在し、下層部における気泡の含有量は少なくなる。潤滑油は、仕切板と受け部の底面との隙間を通して、仕切板に対して潤滑油の流れ方向の上流側から下流側に流れ込む。したがって、受け部内における潤滑油の流れ方向の下流側に、気泡の含有量が少ない潤滑油を効率良く送ることができる。
また、本発明の第四態様に係る潤滑油タンクでは、第二態様又は第三態様において、前記潤滑油受け渡し部は、一の前記受け部に設けられ、一の前記受け部内における前記潤滑油の液面が定められたレベルとなったときに前記潤滑油が流れ出る越流部と、一の前記受け部に対して前記鉛直方向の下方に配置された他の前記受け部に設けられ、前記越流部から流れ出た前記潤滑油を受ける受油部と、を有していてもよい。
このような構成とすることで、一の受け部から越流部を乗り越えた潤滑油は、他の受け部の受油部に流れ落ちる。一の受け部においては、一の受け部に流れ込んだ潤滑油の流量に応じて、潤滑油が越流部を乗り越える。したがって、一の受け部から他の受け部へと、安定した流量の潤滑油を順次受け渡すことができる。
本発明の第態様に係る回転機械システムは、回転機械本体と、前記回転機械本体に供給される潤滑油を貯留する第一態様から第態様のいずれか一つの潤滑油タンクと、を備える。
本発明によれば、潤滑油に含まれる気泡を、短時間かつ高い精度で除去することが可能となる。
本発明の実施形態に係る圧縮機システムの概略構成を示す模式図である。 本発明の第一実施形態に係る潤滑油タンクの構成を示す断面図である。 第一実施形態に係るオイルトレイの第一変形例を示す断面図である。 第一実施形態に係るオイルトレイの第二変形例を示す断面図である。 本発明の第二実施形態に係る潤滑油タンクの構成を示す断面図である。 本発明の第三実施形態に係る潤滑油タンクの構成を示す断面図である。
以下、図面を参照して、本発明による潤滑油タンク及び回転機械システムを実施するための形態を説明する。しかし、本発明はこれらの実施形態のみに限定されるものではない。
(第一実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係る圧縮機システムの概略構成を示す模式図である。図1に示すように、本実施形態の圧縮機システム(回転機械システム)1は、圧縮機本体(回転機械本体)2と、圧縮機本体2に潤滑油を供給する潤滑油供給装置5と、を備えている。
圧縮機本体2は、ロータ2aを有する。圧縮機本体2には、ロータ2aの中心軸O回りにロータ2aを回転可能に支持する軸受3及び4が設けられている。
潤滑油供給装置5は、潤滑油タンク10と、ポンプ6と、送り管7と、戻り管8とを備えている。潤滑油タンク10は、圧縮機本体2に供給される潤滑油を貯留する。ポンプ6は、潤滑油タンク10に貯留された潤滑油を、送り管7に供給する。送り管7には、オイルクーラ71と、オイルフィルタ72とが配置されている。オイルクーラ71は、ポンプ6から送給された潤滑油を冷却する。オイルフィルタ72は、オイルクーラ71から導出された潤滑油に紛れたゴミ等の異物を除去する。ポンプ6から送り管7に供給されて、オイルクーラ71及びオイルフィルタ72を経た潤滑油は軸受3及び4に供給される。軸受3及び4で潤滑に使用された潤滑油は、戻り管8を通して潤滑油タンク10に戻される。
図2は、本発明の第一実施形態に係る潤滑油タンクの構成を示す断面図である。図2に示すように、潤滑油タンク10は、タンクケーシング11と、複数のオイルトレイ(受け部)20と、潤滑油受け渡し部Fと、を備える。
タンクケーシング11は、中空箱状をなしている。タンクケーシング11は、戻り管8から潤滑油が導入される導入部12と、ポンプ6に潤滑油を導出する導出部13と、が形成されている。
複数のオイルトレイ20は、タンクケーシング11内で導入部12と導出部13との間に配置されている。複数のオイルトレイ20は、鉛直方向Dvにおいて、互いに間隔をあけて積層するように配置されている。本実施形態では、オイルトレイ20は、例えば4個が設けられている。具体的には、タンクケーシング11内には、鉛直方向Dvの上方から順に、第一オイルトレイ20A、第二オイルトレイ20B、第三オイルトレイ20C、及び第四オイルトレイ20Dが配置されている。第一オイルトレイ20Aは、複数のオイルトレイ20の中で鉛直方向Dvにおいて最も上方に配置されている。
第二オイルトレイ20Bは、鉛直方向Dvにおいて、第一オイルトレイ20Aの一段下に配置されている。第二オイルトレイ20Bは、第一オイルトレイ20Aに対して水平方向Dhにずれて配置されている。
第三オイルトレイ20Cは、鉛直方向Dvにおいて、第二オイルトレイ20Bの一段下に配置されている。第三オイルトレイ20Cは、第二オイルトレイ20Bに対して水平方向Dhにずれて配置されている。第三オイルトレイ20Cは、鉛直方向Dvの上方から見た際に、第一オイルトレイ20Aと同じ位置に配置されている。
第四オイルトレイ20Dは、複数のオイルトレイ20の中で鉛直方向Dvにおいて最も下方に配置されている。第四オイルトレイ20Dは、タンクケーシング11の底部11bに対して鉛直方向Dvに離れて配置されている。第四オイルトレイ20Dは、第三オイルトレイ20Cに対して水平方向Dhにずれて配置されている。第四オイルトレイ20Dは、鉛直方向Dvの上方から見た際に、第二オイルトレイ20Bと同じ位置に配置されている。
オイルトレイ20は、鉛直方向Dvの上方から供給される潤滑油を貯留可能とされている。具体的には、オイルトレイ20は、矩形板状をなす底面21と、底面21の外周部から鉛直方向Dvの上方に矩形板状をなして延びる周壁部22とを有している。つまり、オイルトレイ20は、有底箱状をなしている。オイルトレイ20は、底面21及び周壁部22によって、潤滑油が貯留可能なオイル貯留空間部23を形成している。
オイルトレイ20には、越流部25を有している。越流部25は、周壁部22の一部を上面から鉛直方向Dvの下方に窪ませて形成されている。換言すると、越流部25は周壁部22に形成された切り欠きである。越流部25は、底面21から延びる周壁部22の一つに形成されている。つまり、越流部25が形成された周壁部22では、鉛直方向Dvにおける底面21からの高さが、越流部25が形成されていない他の三つの周壁部22よりも低い。オイル貯留空間部23に貯留された潤滑油は、その液面が定められたレベル、すなわち越流部25が形成された周壁部22の高さ以上になると、越流部25が形成された周壁部22を乗り越える。これにより、潤滑油は、そのオイルトレイ20から流れ出て鉛直方向Dvの下方に流れ落ちる。
オイルトレイ20は、受油部24を有している。受油部24は、供給された潤滑油を受けてオイル貯留空間部23に導く。各オイルトレイ20において、受油部24は、越流部25に対し、水平方向Dhの反対側に配置されている。つまり、受油部24は、越流部25が形成された周壁部22と対向する周壁部22に面する領域である。
第一オイルトレイ20Aの受油部(第一受油部)24Aは、導入部12からタンクケーシング11内に導入される潤滑油を直接受ける。第二オイルトレイ20Bの受油部(第二受油部)24Bは、上方に位置する第一オイルトレイ20Aの越流部(第一越流部)25Aの鉛直方向Dvの下方であって、水平方向Dhにずれた位置に配置されている。第二受油部24Bは、第一越流部25Aを越えて流れ落ちてきた潤滑油を直接受ける。
第三オイルトレイ20Cの受油部(第三受油部)24Cは、上方に位置する第二オイルトレイ20Bの越流部(第二越流部)25Bの鉛直方向Dvの下方であって、水平方向Dhにずれた位置に配置されている。第三受油部24Cは、第二越流部25Bを越えて流れ落ちてきた潤滑油を直接受ける。第四オイルトレイ20Dの受油部(第四受油部)24Dは、第三オイルトレイ20Cの越流部(第三越流部)25Cの鉛直方向Dvの下方であって、水平方向Dhにずれた位置に配置されている。第四受油部24Dは、第三越流部25Cを越えて流れ落ちてきた潤滑油を直接受ける。第四越流部25Dを越えて流れ落ちた潤滑油は、タンクケーシング11の底部11bに貯留される。
これら越流部25及び受油部24により、上下に並んで配置されたオイルトレイ20同士の間で、潤滑油を受け渡す潤滑油受け渡し部Fが構成される。潤滑油受け渡し部Fは、潤滑油の流れ方向の上流側に位置するように上段に配置された一のオイルトレイ20から潤滑油の流れ方向の下流側に位置するように下段に配置された他のオイルトレイ20に潤滑油を受け渡す。すなわち、潤滑油受け渡し部Fは、上段のオイルトレイ20に設けられた越流部25と、下段のオイルトレイ20に設けられた受油部24とによって構成されている。
オイルトレイ20では、受油部24で受けた潤滑油の流量に応じて、越流部25から潤滑油が流れ出る。オイルトレイ20内では、潤滑油は、受油部24から越流部25に向かって流れる。
オイルトレイ20は、受油部24と越流部25との間に、仕切板26を有している。仕切板26は、オイルトレイ20内に貯留可能な潤滑油の液面Lvよりも鉛直方向Dvの上方から、液面Lvよりも鉛直方向Dvの下方に向かって延びている。仕切板26は、オイルトレイ20の底面21との間に、鉛直方向Dvに隙間Sを隔てて配置されている。仕切板26は、越流部25が形成された周壁部22の端部と繋がる一対の周壁部22に固定されている。仕切板26は、オイル貯留空間部23を流れる潤滑油の流れ方向において、受油部24よりも越流部25に近い位置に配置されている。
上述したような潤滑油タンク10及び圧縮機システム1によれば、導入部12からタンクケーシング11内に導入された潤滑油は、複数のオイルトレイ20を順次経た後、タンクケーシング11の底部11bに貯留され、導出部13から送り出される。各オイルトレイ20においては、潤滑油が受油部24から越流部25に徐々に流れる間に、気泡が徐々に抜ける。具体的には、オイルトレイ20内において、気泡は、重力(潤滑油と気泡との比重の違い)により、貯留されている潤滑油の液面Lvから大気中に順次抜ける。これにより、気泡は、オイルトレイ20内の潤滑油の上層部に多く存在し、下層部における気泡の含有量が少なくなる。さらに、オイルトレイ20内を受油部24から越流部25に向かって潤滑油が流れていく過程で、気泡が徐々に抜けていくために、気泡の含有量は徐々に少なくなる。潤滑油は、仕切板26と底面21との隙間Sを通して、仕切板26の受油部24側から越流部25側に流れ込む。つまり、仕切板26よりも下流の越流部25付近には、気泡の含有量が少ない潤滑油が送られ、越流部25から下段側のオイルトレイ20に受け渡される。
また、オイルトレイ20を複数備えることによって、複数のオイルトレイ20を備えずタンクケーシング11に潤滑油をまとめて貯留する場合と比較すると、一つのオイルトレイ20内で脱気される潤滑油の容量が少なくなる。また、各オイルトレイ20における底面21から潤滑油の液面Lvまでの深さが浅くなる。したがって、気泡が液面Lvに到達するまでに時間が短くなり、各オイルトレイ20内では潤滑油から気泡が抜ける速度(脱気速度)が早くなる。
また、潤滑油は、導入部12から導出部13に向かって、複数のオイルトレイ20を経る。オイルトレイ20では、潤滑油を貯留するだけで脱気できる。したがって、潤滑油から気泡が抜けるまでの時間を簡易な構成で十分に確保することができる。したがって、潤滑油に含まれる気泡を、より確実に除去することができる。
また、上段のオイルトレイ20から越流部25を乗り越えた潤滑油は、下段のオイルトレイ20の受油部24に流れ落ちる。上段のオイルトレイ20においては、上段のオイルトレイ20に流れ込んだ潤滑油の流量に応じて、潤滑油が越流部25を乗り越える。したがって、上段のオイルトレイ20から下段のオイルトレイ20へと、安定した流量の潤滑油を順次受け渡すことができる。
また、オイルトレイ20に仕切板26を設けることで、外部からの振動等によってオイルトレイ20内に貯留された潤滑油が揺れることを抑えることができる。また、気泡の含有量が少ない下層部の潤滑油が、仕切板26と底面21との隙間Sを通して、仕切板26に対して上流側から下流側に流れる。したがって、オイルトレイ20内における潤滑油の流れ方向の下流側に、気泡の含有量が少ない潤滑油を効率良く送ることができる。
また、複数のオイルトレイ20は、鉛直方向Dvに積層されている。これにより、潤滑油タンク10の水平方向Dhにおける大きさを小さく抑えることができる。そのため、脱気速度を早めつつ、潤滑油タンク10の大型化を抑えることができる。
(第一実施形態の第一変形例)
なお、上記第一実施形態において、受油部24と越流部25との間に1枚の仕切板26のみを設けたが、仕切板26の設置枚数は、1枚に限られるものではない。例えば、図3に示すように、オイルトレイ(受け部)20Eは、受油部24と越流部25との間に、複数枚(図中は5枚)の仕切板26を設けるようにしてもよい。
複数枚の仕切板26を設けることで、オイルトレイ20Eでのオイル貯留空間部23が水平方向Dhにおいて複数に分割される。これにより、外部からの振動等によって潤滑油タンクが揺れても、貯留されている潤滑油の揺れを抑えることができる。また、複数の仕切板26と底面21との隙間Sを何度も潤滑油が通過することとなる。そのため、気泡の含有量が少ない下層部の潤滑油の多くをオイルトレイ20内における潤滑油の流れ方向の下流側に送ることができる。
(第一実施形態の第二変形例)
なお、上記第一実施形態において、越流部25は、周壁部22の一部を窪ませて形成されたが、このような構造に限定されるものではない。越流部は、潤滑油の液面が定められたレベルとなったときに下方のオイルタンクに潤滑油が流れ出るように構成されていればよい。例えば、図4に示すように、第二変形例の越流部251は、筒状の部材であるパイプによって形成されていてもよい。第二変形例では、越流部251の上端の開口の位置は、オイルトレイ201内に貯留可能な潤滑油の液面Lvと同じ位置となるように配置されている。越流部251の下端の開口の位置は、オイルトレイ20の底面21を貫通して、下方に配置された別のオイルタンク201上に配置されている。したがって、第二変形例では、全ての周壁部22の高さ(底面21からの距離)は一定である。
このような越流部251を設けることで、第一実施形態と異なり、第二変形例の複数のオイルトレイ201は、水平方向Dhの位置をずらすことなく配置することができる。つまり、鉛直方向Dvの最も上方に配置された第一オイルトレイ201Aから下方に向かって順に、第二オイルトレイ201B、第三オイルトレイ201C、及び第四オイルトレイ201Dまで水平方向Dhの位置を一致させた状態で配置することができる。その結果、潤滑油タンク10Aの水平方向Dhの大きさを、第一実施形態のように、複数のオイルトレイ20を水平方向Dhにずらして配置した場合に比べて小さくすることができる。したがって、潤滑油タンク10Aのコンパクト化を図ることができる。
(第二実施形態)
次に、本発明に係る潤滑油タンク及び回転機械システムの第二実施形態について説明する。なお、以下に説明する第二実施形態においては、上記第一実施形態と共通する構成については図中に同符号を付してその説明を省略する。第二実施形態では、小トレイ41を有する点で第一実施形態と異なっている。
図5は、本発明の第二実施形態に係る潤滑油タンクの構成を示す断面図である。図5に示すように、本実施形態における圧縮機システム(回転機械システム)1Bの潤滑油タンク10Bは、タンクケーシング11と、複数のオイルトレイ(受け部)40と、潤滑油受け渡し部Fと、を備える。
複数のオイルトレイ40は、タンクケーシング11内で導入部12と導出部13との間に配置されている。複数のオイルトレイ40は、鉛直方向Dvにおいて、互いに間隔をあけて積層するように配置されている。本実施形態では、オイルトレイ40は、例えば4個が設けられている。具体的には、第一実施形態と同様に、タンクケーシング11内には、鉛直方向Dvの上方から順に、第一オイルトレイ40A、第二オイルトレイ40B、第三オイルトレイ40C、及び第四オイルトレイ40Dが配置されている。
オイルトレイ40は、水平方向Dhに並んで配置された複数の小トレイ(小受け部)41を有する。つまり、小トレイ41は、水平方向Dhにおいてオイルトレイ40を複数に分割するように設けられている。小トレイ41は、矩形板状をなす小トレイ底面42と、小トレイ底面42の外周部から鉛直方向Dvの上方に延びる小トレイ周壁部43とを有している。各小トレイ41は、小トレイ底面42及び小トレイ周壁部43によって潤滑油が貯留可能な小オイル貯留空間部44を有する。
オイルトレイ40において、水平方向Dhに互いに隣り合う小トレイ41同士は、接続管45により接続されている。接続管45の第一端部45aは、水平方向Dhにおける一方(第一)の小トレイ41に接続されている。接続管45の第二端部45bは、水平方向Dhにおける他方(第二)の小トレイ41に接続されている。接続管45は、第一端部45a及び第二端部45bに対し、中間部45cが鉛直方向Dvの上方に位置している。つまり、接続管45は、鉛直方向Dvの上方に向かった後に下方に向かうように湾曲したU字状に形成された配管である。
一つのオイルトレイ40において水平方向Dhに並ぶ複数の小トレイ41の中で、潤滑油の流れ方向の下流側の端部に位置する最下流小トレイ41Aには、越流部46が形成されている。越流部46は、最下流小トレイ41Aの小トレイ周壁部43の一部を上面から鉛直方向Dvの下方に窪ませて形成されている。換言すると、越流部46は最下流小トレイ41Aの小トレイ周壁部43に形成された切り欠きである。小オイル貯留空間部44に貯留された潤滑油は、その液面Lvが定められたレベル、すなわち越流部46の高さ以上になると、越流部46を乗り越える。これにより、潤滑油は、最下流小トレイ41Aから流れ出て鉛直方向Dvの下方に流れ落ちる。
一つのオイルトレイ40において水平方向Dhに並ぶ複数の小トレイ41の中で、潤滑油の流れ方向の上流側の端部に位置する最上流小トレイ41Bには、受油部47が形成されている。各オイルトレイ40において、受油部47は、越流部46に対し、水平方向の反対側に配置されている。
これら越流部46及び受油部47により、鉛直方向Dvにおいて上段に配置された最下流小トレイ41Aから下段に配置された最上流小トレイ41Bに潤滑油を受け渡す潤滑油受け渡し部Fが構成される。すなわち、潤滑油受け渡し部Fは、上段のオイルトレイ40に設けられた越流部46と、下段のオイルトレイ40に設けられた受油部47とによって構成されている。
オイルトレイ40において、越流部46が設けられた最下流小トレイ41Aのみに、小トレイ仕切板48が設けられている。小トレイ仕切板48は、最下流小トレイ41A内における潤滑油の液面Lvよりも鉛直方向Dvの上方から、液面Lvよりも鉛直方向Dvの下方に向かって延びている。小トレイ仕切板48は、最下流小トレイ41Aの小トレイ底面42との間に、鉛直方向Dvに隙間Sを隔てて配置されている。
このような潤滑油タンク10Bでは、導入部12からタンクケーシング11内に導入された潤滑油は、複数のオイルトレイ40を順次経た後、タンクケーシング11の底部11bに貯留され、導出部13から送り出される。その際、各オイルトレイ40では、潤滑油は、受油部47が形成された最上流小トレイ41Bから越流部46が形成された最下流小トレイ41Aに向かって、複数の小トレイ41を通過する。水平方向Dhに隣り合う小トレイ41同士の間では、潤滑油は、接続管45を通る。各オイルトレイ40では、受油部47で受けた潤滑油の流量に応じて、越流部46から潤滑油が流れ出る。
上述したような潤滑油タンク10B及び圧縮機システム1Bによれば、上述した第一実施形態と同様の作用効果に加えて、オイルトレイ40が実質的に複数の小トレイ41に分割される。そのため、第一実施形態のように一つのオイルトレイ20とした場合に比べて、それぞれの小トレイ41に収容される潤滑油の量が少なくなる。これにより、外部からの振動等によって小トレイ41内に貯留された潤滑油が揺れることをより抑えることができる。
また、水平方向Dhに並んだ小トレイ41は、U字状の接続管45を介して接続されている。そのため、接続管45を超えて隣りの小トレイ41に潤滑油が流れこむには、接続管45に対して上流側に繋がった小トレイ41に一定量(ヘッドを確保可能な量)の潤滑油が貯留されている必要がある。そのため、上流側に配置された小トレイ41から順に潤滑油を溜めていくことができる。
(第三実施形態)
次に、本発明に係る潤滑油タンク及び回転機械システムの第三実施形態について説明する。なお、以下に説明する第三実施形態においては、上記第一実施形態及び第二実施形態と共通する構成については図中に同符号を付してその説明を省略する。
図6は、本発明の第三実施形態に係る潤滑油タンクの構成を示す断面図である。図6に示すように、本実施形態における圧縮機システム(回転機械システム)1Cの潤滑油タンク10Cは、タンクケーシング11Cと、複数のオイル受け部材(受け部)50と、潤滑油受け渡し部Fc及びFdと、を備える。
タンクケーシング11Cは、中空箱状をなしている。タンクケーシング11Cは、戻り管8(図1参照)から潤滑油が導入される導入部12Cと、ポンプ6(図1参照)に潤滑油を導出する導出部13Cと、が形成されている。導入部12Cは、タンクケーシング11Cの上面の中央部に形成されている。
複数のオイル受け部材50は、タンクケーシング11C内で導入部12Cと導出部13Cとの間に配置されている。複数のオイル受け部材50は、鉛直方向Dvにおいて、互いに間隔をあけて積層するように配置されている。本実施形態のオイル受け部材50は、凸型受け部材51と、凹型受け部材52と、を有している。凸型受け部材51と凹型受け部材52とは、鉛直方向Dvで互いに上下に位置している。本実施形態では、凸型受け部材51と凹型受け部材52とは、2組が設けられている。
凸型受け部材51は、鉛直方向Dvの上方から下方に向かって、その外径寸法が漸次拡大する円錐状(または角錐状)をなしている。つまり、凸型受け部材51は、鉛直方向Dvの上方に向かって凸状をなす部材である。凸型受け部材51の中央部には、鉛直方向Dv上方に向かって突出する中央突起部56が形成されている。凸型受け部材51は、鉛直方向Dvの上方から下方に向かって、中央突起部56から径方向Dr(水平方向Dh)の外側に向かうように傾斜した第一傾斜面53を有している。
凹型受け部材52は、鉛直方向Dvの上方から下方に向かって、その外径寸法が漸次縮小する逆円錐状(または逆角錐状)をなしている。つまり、凹型受け部材52は、鉛直方向Dvの下方に向かって凹状をなす部材である。凹型受け部材52の中央部には、上下方向に貫通する貫通孔55が形成されている。つまり、凹型受け部材52は、鉛直方向Dvの下端で開口している。凹型受け部材52は、鉛直方向Dvの上方から下方に向かって、径方向Dr(水平方向Dh)の外側から貫通孔55向かうように傾斜した第二傾斜面54を有している。凹型受け部材52の直径は、凸型受け部材51の直径よりも大きく形成されている。これにより、第二傾斜面54の上端部54aは、凹型受け部材52に対して上段側に位置する凸型受け部材51の下端部53bよりも鉛直方向Dvの下方かつ径方向Drの外側に配置されている。
このような潤滑油タンク10Cでは、導入部12Cからタンクケーシング11C内に導入された潤滑油は、複数のオイル受け部材50を順次経た後、タンクケーシング11Cの底部11dに貯留され、導出部13Cから送り出される。
具体的には、導入部12Cからタンクケーシング11C内に導入された潤滑油は、導入部12Cの下方に位置する1段目の第一凸型受け部材51Aの中央突起部56から、鉛直方向Dvの下方に向かうにしたがって径方向Drの外側に広がるように、第一傾斜面53上を流れていく。潤滑油は、第一傾斜面53の下端部53bから、下方に位置する2段目の第一凹型受け部材52Bの第二傾斜面54の上端部54aに流れ落ちる。第一凹型受け部材52Bでは、潤滑油は、第二傾斜面54の上端部54aから径方向Drの内側に集まるように第二傾斜面54上を流れていく。潤滑油は、第二傾斜面54の下端部54bに形成された貫通孔55から、3段目の第二凸型受け部材51Cに流れ落ちる。
潤滑油は、第二凸型受け部材51Cの中央突起部56から、第一傾斜面53を流れていく。潤滑油は、第一傾斜面53の下端部53bから、下方に位置する4段目の第二凹型受け部材52Dの第二傾斜面54の上端部54aに流れ落ちる。第二凹型受け部材52Dでは、潤滑油は、第二傾斜面54を流れ、第二凹型受け部材52Dの下端部54bに形成された貫通孔55から、タンクケーシング11Cの底部11dに流れ落ちる。
これら第一傾斜面53の下端部53b及び第二傾斜面54の上端部54aによって、潤滑油受け渡し部Fcが構成されている。潤滑油受け渡し部Fcは、上段に配置された凸型受け部材51から下段に配置された凹型受け部材52に潤滑油を受け渡す。また、貫通孔55と中央突起部56によって、潤滑油受け渡し部Fdが構成されている。潤滑油受け渡し部Fdは、上段に配置された凹型受け部材52から下段に配置された凸型受け部材51に潤滑油を受け渡す。
上述したような潤滑油タンク10C及び圧縮機システム1Cによれば、導入部12Cからタンクケーシング11C内に導入された潤滑油は、複数のオイル受け部材50を順次経た後、タンクケーシング11Cの底部11dに貯留され、導出部13から送り出される。複数のオイル受け部材50を経る過程で、潤滑油は第一傾斜面53や第二傾斜面54を最小膜厚で流れていく。潤滑油が第一傾斜面53や第二傾斜面54を流れていく過程で、気泡が徐々に抜けていく。第一傾斜面53や第二傾斜面54上を流れる潤滑油の膜厚(最小膜厚)は、第一実施形態や第二実施形態のようにオイルトレイ20及び40に潤滑油を貯留した場合の液面Lvまでの高さよりも大幅に小さく、気泡が効率良く抜ける。したがって、脱気速度を大幅に早めることができる。
また、第一実施形態や第二実施形態と同様に、オイル受け部材50を複数備えることによって、一つのオイル受け部材50における潤滑油の流通量が少なくなる。したがって、気泡が抜けるまでの時間が短くなり、脱気速度をより早めることができる。
なお、第三実施形態において、第一傾斜面53は凸型受け部材51に形成され、第二傾斜面54は凹型受け部材52に形成されている。しかしながら、第一傾斜面53や第二傾斜面54は、第三実施形態のような形状に限定されるものではない。第一傾斜面53は、鉛直方向Dvの上方から下方に向かって傾斜していればよい。また、第二傾斜面54は、鉛直方向Dvの上方から下方に向かって、その上段に位置する第一傾斜面53と異なる方向に傾斜していればよい。したがって、例えば、第一傾斜面は、鉛直方向Dvの上方から下方に向かって、水平方向Dhの一方から他方に向かって傾斜していてもよい。その際、第二傾斜面は、鉛直方向Dvの上方から下方に向かって、水平方向Dhの他方から一方に向かって傾斜していることが好ましい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはなく、特許請求の範囲によってのみ限定される。
例えば、上記実施形態では、圧縮機本体2を回転機械本体として備える圧縮機システム1を例示したが、回転機械システムはこれに限られるものではない。例えば、回転機械システムは、回転機械本体としてタービンやモータを備えていてもよい。
また、オイルトレイ20及び40やオイル受け部材50の数については、本実施形態のように四つに限定されるものではなく、必要に応じて適宜設定されればよい。
1、1B、1C 圧縮機システム(回転機械システム)
2 圧縮機本体(回転機械本体)
2a ロータ
3、4 軸受
5 潤滑油供給装置
6 ポンプ
7 送り管
8 戻り管
10、10B、10C 潤滑油タンク
11、11C タンクケーシング
11b、11d 底部
12、12C 導入部
13、13C 導出部
20、20E、40 オイルトレイ(受け部)
20A、40A 第一オイルトレイ
20B、40B 第二オイルトレイ
20C、40C 第三オイルトレイ
20D、40D 第四オイルトレイ
21 底面
22 周壁部
23 オイル貯留空間部
24、47 受油部
24A 第一受油部
24B 第二受油部
24C 第三受油部
24D 第四受油部
25、46 越流部
25A 第一越流部
25B 第二越流部
25C 第三越流部
25D 第四越流部
26 仕切板
41 小トレイ(小受け部)
41A 最下流小トレイ
41B 最上流小トレイ
42 小トレイ底面
43 小トレイ周壁部
44 小オイル貯留空間部
45 接続管
45a 第一端部
45b 第二端部
45c 中間部
50 オイル受け部材(受け部)
51 凸型受け部材
51A 第一凸型受け部材
51C 第二凸型受け部材
52 凹型受け部材
52B 第一凹型受け部材
52D 第二凹型受け部材
53 第一傾斜面
53a 上端部
53b 下端部
54 第二傾斜面
54a 上端部
54b 下端部
55 貫通孔
56 中央突起部
Dh 水平方向
Dr 径方向
Dv 鉛直方向
F、Fc、Fd 潤滑油受け渡し部
Lv 液面
S 隙間

Claims (5)

  1. 潤滑油が導入される一の導入部及び前記潤滑油が導出される導出部が形成されたタンクケーシングと、
    前記タンクケーシング内で前記導入部と前記導出部との間に配置され、前記導入部から導入された潤滑油を受ける複数の受け部と、
    複数の前記受け部同士の間で、一の前記受け部から他の前記受け部に前記潤滑油を受け渡す潤滑油受け渡し部と、を備え
    前記受け部は、水平方向に並んで配置された複数の小受け部と、前記水平方向に互いに隣り合う前記小受け部を接続する接続管とを有する潤滑油タンク。
  2. 複数の前記受け部は、前記潤滑油を貯留可能なオイルトレイであり、鉛直方向に互いに間隔を空けて配置されている請求項1に記載の潤滑油タンク。
  3. 前記受け部は、前記受け部内における前記潤滑油の液面よりも前記鉛直方向の上方から下方に向かって延び、前記受け部の底面との間に前記鉛直方向に隙間を隔てて配置された仕切板をさらに有する請求項2に記載の潤滑油タンク。
  4. 前記潤滑油受け渡し部は、
    一の前記受け部に設けられ、一の前記受け部内における前記潤滑油の液面が定められたレベルとなったときに前記潤滑油が流れ出る越流部と、
    一の前記受け部に対して前記鉛直方向の下方に配置された他の前記受け部に設けられ、前記越流部から流れ出た前記潤滑油を受ける受油部と、を有する請求項2又は3に記載の潤滑油タンク。
  5. 回転機械本体と、
    前記回転機械本体に供給される潤滑油を貯留する請求項1からの何れか一項に記載の潤滑油タンクと、を備える回転機械システム。
JP2019086585A 2019-04-26 2019-04-26 潤滑油タンク及び回転機械システム Active JP7245709B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019086585A JP7245709B2 (ja) 2019-04-26 2019-04-26 潤滑油タンク及び回転機械システム
US16/855,295 US11614201B2 (en) 2019-04-26 2020-04-22 Lubricating oil tank and rotating machine system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019086585A JP7245709B2 (ja) 2019-04-26 2019-04-26 潤滑油タンク及び回転機械システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020183765A JP2020183765A (ja) 2020-11-12
JP7245709B2 true JP7245709B2 (ja) 2023-03-24

Family

ID=72921336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019086585A Active JP7245709B2 (ja) 2019-04-26 2019-04-26 潤滑油タンク及び回転機械システム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US11614201B2 (ja)
JP (1) JP7245709B2 (ja)

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1752215A (en) * 1928-04-09 1930-03-25 Smith Separator Company Oil and gas separator
US2695679A (en) * 1945-04-30 1954-11-30 United Aircraft Prod Oil deaeration
US2535689A (en) * 1948-05-27 1950-12-26 Gen Electric Lubricating arrangement for highspeed shafts
US2944966A (en) * 1954-02-19 1960-07-12 Allen G Eickmeyer Method for separation of fluid mixtures
US3555819A (en) * 1968-05-17 1971-01-19 Gerald E Burnham Sr Baffle structure and flow distributor for a degassing apparatus
US3669879A (en) * 1969-12-15 1972-06-13 Dresser Ind Fluid separation apparatus and method
US3789579A (en) * 1972-01-10 1974-02-05 Filter Tech Inc Removal of air and water from oil
JPS49102571A (ja) * 1973-02-05 1974-09-27
JPS5580010U (ja) * 1978-11-27 1980-06-02
JPS6053304U (ja) * 1983-08-31 1985-04-15 三菱重工業株式会社 脱気用トレイ
US4512783A (en) * 1984-01-23 1985-04-23 Midland Gas Extractors, Inc. Gas extractor
JPS6344446A (ja) * 1986-08-13 1988-02-25 株式会社日立製作所 オイルタンクの泡取り装置
JPH0257107U (ja) * 1988-10-17 1990-04-25
FI104851B (fi) * 1997-02-18 2000-04-14 Safematic Oy Sovitelma kiertovoitelujärjestelmän yhteydessä
JP5638420B2 (ja) 2011-02-25 2014-12-10 三菱重工コンプレッサ株式会社 オイルコンソール設備
EP2772290A1 (en) * 2013-02-28 2014-09-03 Sulzer Chemtech AG A devolatilisation apparatus and a process for use thereof
JP6433035B2 (ja) * 2015-02-18 2018-12-05 三菱重工コンプレッサ株式会社 オイルコンソール装置、回転機械の潤滑システム
US11077390B2 (en) * 2015-07-31 2021-08-03 Iron Horse Tools, Inc. Separating drilling cuttings and gas using a liquid seal
DE102018206313A1 (de) * 2018-04-24 2019-10-24 Krones Ag Entgasungsanlage und Verfahren zum Durchführen eines Entgasungsprozesses einer Flüssigkeit und Getränkebehandlungsmaschine

Also Published As

Publication number Publication date
US20200340621A1 (en) 2020-10-29
JP2020183765A (ja) 2020-11-12
US11614201B2 (en) 2023-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101222964B (zh) 用于分离混合物的系统及入口装置
JP5739589B2 (ja) 液中気泡の分離除去循環システム
RU2663748C1 (ru) Центробежный сепаратор для очистки газа
BRPI0917965B1 (pt) dispositivo de filtro
US7288138B2 (en) Three-phase cyclonic fluid separator
CN111107923B (zh) 涡轮机离心式除气器构件和用于制造所述构件的方法
CN110418879B (zh) 用于涡轮机的离心脱气器
JP7245709B2 (ja) 潤滑油タンク及び回転機械システム
JP2014046281A (ja) オイルセパレータ
US4287913A (en) Tank suitable for holding liquids
JP7203559B2 (ja) 沈殿池
EP1166841A2 (en) Deaerator
JP2018086635A (ja) 気液接触装置
CN112469889B (zh) 用于涡轮机离心式通气器的具有过滤网的部件
JP6726615B2 (ja) 散気装置、散気設備、膜ろ過設備および散気設備の運転方法
JP2013192990A (ja) 液中気泡の分離除去循環システム
JP2006522681A (ja) 物質移動カラムのための複合型液体コレクタ及びミキサ
CN112177758A (zh) 储液容器
JP4480616B2 (ja) オイルタンク
JP2000024407A (ja) 戻り油泡消し装置
JP2007100679A (ja) 気液分離器及びオイルタンク構造
JP2021011866A (ja) リザーバタンク
JP2006207389A (ja) ブリーザ装置
CN220551172U (zh) 发动机储油结构及车辆
JP7256464B2 (ja) 冷却装置

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20211125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220822

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220830

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221028

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230313

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7245709

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150