JP7241991B1 - 行動変容装置、行動変容方法及び行動変容システム - Google Patents

行動変容装置、行動変容方法及び行動変容システム Download PDF

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Abstract

監視エリアを観測するセンサ(1)のセンシング情報を取得するセンシング情報取得部(11)と、センシング情報取得部(11)により取得されたセンシング情報に基づいて、監視エリア内に存在している威嚇対象の生物の行動を特定する行動特定部(12)とを備えるように、行動変容装置(2)を構成した。また、行動変容装置(2)は、行動特定部(12)により特定された行動に応じて、生物に与える刺激のパラメータを決定する刺激パラメータ決定部(13)と、刺激パラメータ決定部(13)により決定されたパラメータに従って、刺激を生成するための刺激データを生成し、刺激データを刺激生成用のアクチュエータ(3)に出力する刺激データ生成部(14)とを備えている。

Description

本開示は、行動変容装置、行動変容方法及び行動変容システムに関するものである。
魚介類等の養殖物を育てる養殖場、又は、野菜等の農産物を育てる農場等では、例えば、野生の生物によって、養殖物等が食べられてしまうという食害が発生することがある。食害の発生を防止する一般的な対策として、養殖物等が存在する領域(以下「保護領域」という)を網で囲む対策がある。しかしながら、例えば、潮流によって網が流されてしまう状況、又は、網の隙間から野生の生物が保護領域に侵入してしまう状況を生じることがある。このため、保護領域を網で囲む対策では、食害の発生が抑えられないことがある。
網を用いないで、食害の発生を抑えるシステムとして、食害をもたらす生物(以下「害獣」という)に刺激を与えることで、害獣を追い払う忌避システムがある(例えば、特許文献1を参照)。
当該忌避システムは、刺激選択装置と刺激発生装置とを備えている。当該刺激選択装置は、害獣の種類を識別する識別部と、害獣の種類毎に、当該害獣に与える刺激を生成するための刺激データを記憶している刺激データ記憶部と、刺激データ記憶部に記憶されている複数の刺激データの中から、識別部により識別された種類に対応する刺激データを選択する選択部とを備えている。当該刺激発生装置は、当該刺激選択装置により選択された刺激データに従って刺激を生成し、生成した刺激を害獣に与える。
特開2021-90355号公報
特許文献1に開示されている忌避システムは、刺激データ記憶部に記憶されている複数の刺激データの中に、害獣の種類に対応する刺激データがなければ、害獣を追い払うことができないことがあるという課題があった。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたもので、威嚇対象の生物である害獣の種類に対応する刺激データを記憶することなく、害獣を追い払うことができる行動変容装置を得ることを目的とする。
本開示に係る行動変容装置は、監視エリアを観測するセンサのセンシング情報を取得するセンシング情報取得部と、センシング情報取得部により取得されたセンシング情報に基づいて、監視エリア内に存在している威嚇対象の生物の行動を特定する行動特定部とを備えている。また、行動変容装置は、行動特定部により特定された行動に応じて、生物に与える刺激のパラメータを決定する刺激パラメータ決定部と、刺激パラメータ決定部により決定されたパラメータに従って、刺激を生成するための刺激データを生成し、刺激データを刺激生成用のアクチュエータに出力する刺激データ生成部とを備え、刺激は音波であり、パラメータは、音の周波数の変化量及び有音間隔の変化量のうちの少なくとも一方であり、刺激パラメータ決定部は、行動特定部により特定された生物の行動が、監視エリア内の保護領域に近づく行動であるか、又は止まっている行動であれば、音の周波数の変化量及び有音間隔の変化量のうちの少なくとも一方が大きくなるようにパラメータを決定し、行動特定部により特定された生物の行動が、保護領域から遠ざかる行動であれば、音の周波数の変化量及び有音間隔の変化量のうちの少なくとも一方が小さくなるようにパラメータを決定することを特徴とするものである。
本開示によれば、威嚇対象の生物である害獣の種類に対応する刺激データを記憶することなく、害獣を追い払うことができる。
実施の形態1に係る行動変容装置2を含む行動変容システムを示す構成図である。 実施の形態1に係る行動変容装置2のハードウェアを示すハードウェア構成図である。 行動変容装置2が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合のコンピュータのハードウェア構成図である。 行動変容装置2の処理手順である行動変容方法を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る行動変容装置2を含む行動変容システムを示す構成図である。 実施の形態2に係る行動変容装置2のハードウェアを示すハードウェア構成図である。 実施の形態3に係る行動変容装置2を含む行動変容システムを示す構成図である。 実施の形態3に係る行動変容装置2のハードウェアを示すハードウェア構成図である。
以下、本開示をより詳細に説明するために、本開示を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る行動変容装置2を含む行動変容システムを示す構成図である。
図2は、実施の形態1に係る行動変容装置2のハードウェアを示すハードウェア構成図である。
図1において、センサ1は、監視エリアを観測し、監視エリア内に存在している威嚇対象の生物(以下「威嚇対象生物」という)を検出する。
センサ1は、監視エリアの観測結果として、例えば、威嚇対象生物の有無を示すセンシング情報を行動変容装置2に出力する。威嚇対象生物は、食害をもたらす可能性がある、あらゆる生物が含まれる。したがって、威嚇対象生物は、海、又は、川に生息している野生の魚類のほか、陸上に生息している野生の動物等も含まれる。
センサ1は、監視エリア内に存在している威嚇対象生物を検出できるセンシングデバイスであればよく、センサ1は、例えば、マイク、超音波センサ、カメラ、レーザー速度計、又は、衛星用受信機を含んでいる。
センサ1の設置位置は、監視エリア内に存在している威嚇対象生物を検出できる位置であればよい。このため、センサ1の設置位置は、監視エリアの内側であってもよいし、監視エリアの外側であってもよい。
図1に示す行動変容システムでは、センサ1が行動変容装置2の外部に設けられている。しかし、これは一例に過ぎず、センサ1が行動変容装置2の内部に設けられていてもよい。
行動変容装置2は、センシング情報取得部11、行動特定部12、刺激パラメータ決定部13及び刺激データ生成部14を備えている。
行動変容装置2は、センサ1から出力されたセンシング情報を取得し、センシング情報に基づいて、威嚇対象生物に与える刺激を生成するための刺激データを生成し、刺激データを刺激生成用のアクチュエータ3に出力する。
刺激生成用のアクチュエータ3は、例えば、スピーカ、光発生装置、におい発生装置、又は、振動発生装置によって実現される。
アクチュエータ3は、行動変容装置2から出力された刺激データに従って、威嚇対象生物に与える刺激を生成する。
アクチュエータ3は、威嚇対象生物に与える刺激として、例えば、音波の刺激、光の刺激、においの刺激、又は、電波の刺激を生成する。
図1に示す行動変容システムでは、アクチュエータ3が行動変容装置2の外部に設けられている。しかし、これは一例に過ぎず、アクチュエータ3が行動変容装置2の内部に設けられていてもよい。
保護領域4は、監視エリア内に存在している領域である。保護領域4には、例えば、威嚇対象生物によって食べられる可能性のある養殖物、又は、威嚇対象生物によって食べられる可能性のある農産物が存在している。
保護領域4に存在している保護対象が、養殖物等の生物である場合、保護対象の生物が保護領域4の外側に出ないようにする目的で、保護領域4の周囲が網で囲われるのが一般的である。
センシング情報取得部11は、例えば、図2に示すセンシング情報取得回路21によって実現される。
センシング情報取得部11は、センサ1のセンシング情報を取得し、センシング情報を行動特定部12に出力する。
行動特定部12は、例えば、図2に示す行動特定回路22によって実現される。
行動特定部12は、センシング情報取得部11から、センシング情報を取得する。
行動特定部12は、センシング情報に基づいて、監視エリア内に存在している威嚇対象生物の行動を特定する。
具体的には、行動特定部12は、威嚇対象生物の行動が、監視エリア内の保護領域4に近づく行動であるのか、保護領域4から遠ざかる行動であるのか等を判定する。
行動特定部12は、行動の特定結果を刺激パラメータ決定部13に出力する。
刺激パラメータ決定部13は、例えば、図2に示す刺激パラメータ決定回路23によって実現される。
刺激パラメータ決定部13は、行動特定部12により特定された行動に応じて、威嚇対象生物に与える刺激のパラメータを決定する。
具体的には、刺激パラメータ決定部13は、行動特定部12により特定された行動が、監視エリア内の保護領域4に近づく行動であれば、保護領域4に近づく距離の変化量が大きい程、刺激が大きくなるように刺激のパラメータを調整する。
また、刺激パラメータ決定部13は、行動特定部12により特定された行動が、保護領域4から遠ざかる行動であれば、保護領域4から遠ざかる距離の変化量が大きい程、刺激が小さくなるように刺激のパラメータを調整する。
刺激のパラメータの初期値としては、例えば、保護領域4に近づく可能性が最も高いことが想定される威嚇対象生物を、保護領域4から遠ざけるのに有効なパラメータが用いられる。
刺激パラメータ決定部13は、刺激のパラメータを刺激データ生成部14に出力する。
刺激データ生成部14は、例えば、図2に示す刺激データ生成回路24によって実現される。
刺激データ生成部14は、刺激パラメータ決定部13から、刺激のパラメータを取得する。
刺激データ生成部14は、刺激のパラメータに従って刺激データを生成する。刺激データ生成部14は、威嚇対象生物に与える刺激として、例えば、音波の刺激、光の刺激、においの刺激、又は、電波の刺激を生成するための刺激データを生成する。
刺激データ生成部14は、刺激データをアクチュエータ3に出力する。
図1では、行動変容装置2の構成要素であるセンシング情報取得部11、行動特定部12、刺激パラメータ決定部13及び刺激データ生成部14のそれぞれが、図2に示すような専用のハードウェアによって実現されるものを想定している。即ち、行動変容装置2が、センシング情報取得回路21、行動特定回路22、刺激パラメータ決定回路23及び刺激データ生成回路24によって実現されるものを想定している。
センシング情報取得回路21、行動特定回路22、刺激パラメータ決定回路23及び刺激データ生成回路24のそれぞれは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又は、これらを組み合わせたものが該当する。
行動変容装置2の構成要素は、専用のハードウェアによって実現されるものに限るものではなく、行動変容装置2が、ソフトウェア、ファームウェア、又は、ソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現されるものであってもよい。
ソフトウェア又はファームウェアは、プログラムとして、コンピュータのメモリに格納される。コンピュータは、プログラムを実行するハードウェアを意味し、例えば、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、又は、DSP(Digital Signal Processor)が該当する。
図3は、行動変容装置2が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合のコンピュータのハードウェア構成図である。
行動変容装置2が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合、センシング情報取得部11、行動特定部12、刺激パラメータ決定部13及び刺激データ生成部14におけるそれぞれの処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムがメモリ31に格納される。そして、コンピュータのプロセッサ32がメモリ31に格納されているプログラムを実行する。
また、図2では、行動変容装置2の構成要素のそれぞれが専用のハードウェアによって実現される例を示し、図3では、行動変容装置2がソフトウェア又はファームウェア等によって実現される例を示している。しかし、これは一例に過ぎず、行動変容装置2における一部の構成要素が専用のハードウェアによって実現され、残りの構成要素がソフトウェア又はファームウェア等によって実現されるものであってもよい。
次に、図1に示す行動変容装置2の動作について説明する。
図4は、行動変容装置2の処理手順である行動変容方法を示すフローチャートである。
センサ1は、監視エリアを観測し、監視エリア内に存在している威嚇対象生物を検出する。
センサ1は、監視エリア内に威嚇対象生物が存在していれば、監視エリアの観測結果として、例えば、威嚇対象生物を検出した時刻tを示す時刻情報と、威嚇対象生物の存在位置Pを示す位置情報とを含むセンシング情報を行動変容装置2に出力する。位置情報は、例えば、監視エリアの3次元座標系で表される存在位置Pの座標情報である。
センサ1は、例えば、マイクを実装している場合、マイクにより集音された音の特徴量を分析することで、集音された音に、環境音とは異なる、威嚇対象生物に係る音が含まれているか否かを判定する。そして、センサ1は、威嚇対象生物に係る音が含まれていれば、威嚇対象生物が監視エリア内に存在していると判定する。音の特徴量の分析方法としては、例えば、音の周波数分析方法、又は、音のケプストラム分析方法がある。
環境音としては、例えば、潮流に伴って生じる水の音がある。威嚇対象生物に係る音としては、例えば、泳ぎに伴って生じる音、又は、口から出る音がある。
センサ1は、監視エリア内に威嚇対象生物が存在していれば、集音された音の発信源の位置を特定することで、威嚇対象生物の存在位置を検出することができる。音の発信源の位置は、例えば、MUSIC(Multiple Signal Classification)法を実行することで、推定することができる。
ここでは、センサ1が、マイクを実装している例を示している。しかし、これは一例に過ぎず、例えば、センサ1が、カメラを実装しているものであってもよい。センサ1が、カメラを実装している場合、センサ1は、カメラにより撮影された画像を分析することで、監視エリア内に存在している威嚇対象生物を検出することができる。
行動変容装置2のセンシング情報取得部11は、センサ1から、センシング情報を取得する(図4のステップST1)。
センシング情報取得部11は、センシング情報を行動特定部12に出力する。
行動特定部12は、センシング情報取得部11から、センシング情報を取得する。
行動特定部12は、センシング情報から、時刻情報と位置情報とを取り出し、時刻tにおける威嚇対象生物の存在位置P(t)を特定する。
例えば、時刻tの存在位置がP(t)であり、時刻tの存在位置がP(t)であれば、行動特定部12は、以下の式(1)に示すように、時刻tの存在位置P(t)と、監視エリア内の保護領域4の中心位置Pとの間の距離R1-0を算出する。保護領域4の中心位置Pは、行動特定部12の内部メモリに格納されていてもよいし、行動変容装置2の外部から与えられるものであってもよい。

Figure 0007241991000001

式(1)において、xは、時刻tの存在位置P(t)におけるx座標の位置、yは、時刻tの存在位置P(t)におけるy座標の位置、zは、時刻tの存在位置P(t)におけるz座標の位置である。
は、保護領域4の中心位置Pにおけるx座標の位置、yは、保護領域4の中心位置Pにおけるy座標の位置、zは、保護領域4の中心位置Pにおけるz座標の位置である。
ここでは、(x,y,z)が、保護領域4の中心位置Pの座標である例を示している。しかし、これは一例に過ぎず、(x,y,z)が、例えば、保護領域4の外周上の位置の座標であってもよい。
また、行動特定部12は、以下の式(2)に示すように、時刻tの存在位置P(t)と、保護領域4の中心位置Pとの間の距離R2-0を算出する。

Figure 0007241991000002

式(2)において、xは、時刻tの存在位置P(t)におけるx座標の位置、yは、時刻tの存在位置P(t)におけるy座標の位置、zは、時刻tの存在位置P(t)におけるz座標の位置である。
行動特定部12は、以下の式(3)に示すように、距離R2-0から距離R1-0を減算することで、距離の変化量ΔMを算出する。
ΔM=R2-0-R1-0 (3)
行動特定部12は、距離の変化量ΔMに基づいて、威嚇対象生物の行動を特定する(図4のステップST2)。
具体的には、行動特定部12は、距離の変化量ΔMがマイナスの値であれば、威嚇対象生物の行動が、「保護領域4に近づく行動」であると判定する。
行動特定部12は、距離の変化量ΔMが0であれば、威嚇対象生物の行動が、「動かずに止まっている行動」であると判定する。
行動特定部12は、距離の変化量ΔMがプラスの値であれば、威嚇対象生物の行動が、「保護領域4から遠ざかる行動」であると判定する。
行動特定部12は、行動の特定結果を刺激パラメータ決定部13に出力する。
刺激パラメータ決定部13は、行動特定部12から、行動の特定結果を取得する。
刺激パラメータ決定部13は、威嚇対象生物の行動が、「保護領域4に近づく行動」、又は、「動かずに止まっている行動」であれば(図4のステップST3:YESの場合)、威嚇対象生物に与える刺激が大きくなるように、刺激のパラメータを決定する(図4のステップST4)。
刺激パラメータ決定部13は、威嚇対象生物の行動が、「保護領域4から遠ざかる行動」であれば(図4のステップST3:NOの場合)、威嚇対象生物に与える刺激が小さくなるように、刺激のパラメータを決定する(図4のステップST5)。
以下、刺激パラメータ決定部13によるパラメータの決定処理を具体的に説明する。
刺激パラメータ決定部13は、威嚇対象生物に与える刺激として、例えば、アクチュエータ3から音を出力させる場合、刺激のパラメータとして、音の周波数fの変化量Δfと、有音間隔Tの変化量ΔTとを決定する。
即ち、刺激パラメータ決定部13は、以下の式(4)~(7)に示すように、距離の変化量ΔMを用いて、周波数fの変化量Δfと、有音間隔Tの変化量ΔTとを決定する。

Figure 0007241991000003
式(4)~(7)において、α、β、γのそれぞれは、周波数fの変化量Δfを算出するために設定された正の実数パラメータである。
α、β、γのそれぞれは、有音間隔Tの変化量ΔTを算出するために設定された正の実数パラメータである。
Δf’は、周波数fの変化量Δfの一時算出値、ΔT’は、有音間隔Tの変化量ΔTの一時算出値である。λは、移動平均パラメータであり、0から1の実数値である。
式(4)は、周波数fの変化量Δfの平滑化を図るためのものである。変化量Δfの平滑化を図る必要がなければ、式(6)の左辺をΔfとして、刺激パラメータ決定部13が、式(6)によって、周波数fの変化量Δfを算出するようにしてもよい。
式(5)は、有音間隔Tの変化量ΔTの平滑化を図るためのものである。変化量ΔTの平滑化を図る必要がなければ、式(7)の左辺をΔTとして、刺激パラメータ決定部13が、式(7)によって、有音間隔Tの変化量ΔTを算出するようにしてもよい。
式(6)及び式(7)から明らかなように、威嚇対象生物の行動が、「保護領域4に近づく行動」であって、距離の変化量ΔMがマイナスの値であれば、周波数fの変化量Δf及び有音間隔Tの変化量ΔTのそれぞれが大きくなる。
周波数fの変化量Δf及び有音間隔Tの変化量ΔTのそれぞれが大きくなることで、威嚇対象生物に与える刺激が大きくなる。その結果として、威嚇対象生物の行動が、保護領域4から遠ざかる行動に変容することが期待される。
また、威嚇対象生物の行動が、「保護領域4から遠ざかる行動」であって、距離の変化量ΔMがプラスの値であれば、周波数fの変化量Δf及び有音間隔Tの変化量ΔTのそれぞれが小さくなる。
周波数fの変化量Δf及び有音間隔Tの変化量ΔTのそれぞれが小さくなることで、威嚇対象生物に与える刺激が小さくなる。その結果として、威嚇対象生物の行動として、保護領域4から遠ざかる行動が維持されることが期待される。
刺激データ生成部14は、刺激パラメータ決定部13から、刺激のパラメータを取得する。
刺激データ生成部14は、刺激のパラメータに従って刺激データを生成する(図4のステップST6)。刺激のパラメータに従って刺激データを生成する処理自体は、公知の技術であるため詳細な説明を省略する。
刺激データ生成部14は、刺激データをアクチュエータ3に出力する。
アクチュエータ3は、行動変容装置2の刺激データ生成部14から、刺激データを取得する。
アクチュエータ3は、刺激データに従って、威嚇対象生物に与える刺激を生成する。
アクチュエータ3は、威嚇対象生物に与える刺激として、例えば、音波の刺激、光の刺激、においの刺激、又は、電波の刺激を生成する。
図1に示す行動変容装置2は、監視エリア内に存在している威嚇対象生物の行動が、「保護領域4から遠ざかる行動」になって、威嚇対象生物が、監視エリアの外側に出ていくまで、ステップST1~ST6の処理を繰り返し実行する。
以上の実施の形態1では、監視エリアを観測するセンサ1のセンシング情報を取得するセンシング情報取得部11と、センシング情報取得部11により取得されたセンシング情報に基づいて、監視エリア内に存在している威嚇対象の生物の行動を特定する行動特定部12とを備えるように、行動変容装置2を構成した。また、行動変容装置2は、行動特定部12により特定された行動に応じて、生物に与える刺激のパラメータを決定する刺激パラメータ決定部13と、刺激パラメータ決定部13により決定されたパラメータに従って、刺激を生成するための刺激データを生成し、刺激データを刺激生成用のアクチュエータ3に出力する刺激データ生成部14とを備えている。したがって、行動変容装置2は、威嚇対象の生物である害獣の種類に対応する刺激データを記憶することなく、害獣を追い払うことができる。
図1に示す行動変容装置2では、行動特定部12が、威嚇対象生物の行動を、「保護領域4に近づく行動」、「動かずに止まっている行動」、又は、「保護領域4から遠ざかる行動」のいずかに判定している。しかし、これは一例に過ぎず、行動特定部12は、例えば、威嚇対象生物の行動が、保護領域4との距離を変えずに、保護領域4と平行に移動している行動であると判定するようにしてもよい。
図1に示す行動変容装置2では、行動特定部12が、時刻tでの距離R2-0から時刻tでの距離R1-0を減算することで、距離の変化量ΔMを算出している。しかし、2つの距離の時間間隔は、時刻tと時刻tとの間隔に限るものではない。したがって、行動特定部12は、例えば、時刻tでの距離R3-0から時刻tでの距離R1-0を減算することで、距離の変化量ΔMを算出するようにしてもよいし、時刻tでの距離R5-0から時刻tでの距離R2-0を減算することで、距離の変化量ΔMを算出するようにしてもよい。
図1に示す行動変容装置2では、刺激パラメータ決定部13が、距離の変化量ΔMを用いて、刺激のパラメータとして、周波数fの変化量Δfと、有音間隔Tの変化量ΔTとを決定している。しかし、これは一例に過ぎず、刺激パラメータ決定部13は、威嚇対象生物の行動が、「保護領域4に近づく行動」であるとき、距離の変化量ΔMの絶対値が第1の閾値Th以下であれば、刺激のパラメータを維持し、距離の変化量ΔMの絶対値が第1の閾値Thよりも大きければ、距離の変化量ΔMを用いて、周波数fの変化量Δfと、有音間隔Tの変化量ΔTとを決定するようにしてもよい。距離の変化量ΔMの絶対値が第1の閾値Thよりも大きい場合、距離の変化量ΔMが大きい程、刺激が大きくなるように、刺激のパラメータが調整される。
刺激パラメータ決定部13は、威嚇対象生物の行動が、「保護領域4から遠ざかる行動」であるとき、距離の変化量ΔMの絶対値が第2の閾値Th以下であれば、刺激のパラメータを維持し、距離の変化量ΔMの絶対値が第2の閾値Thよりも大きければ、距離の変化量ΔMを用いて、周波数fの変化量Δfと、有音間隔Tの変化量ΔTとを決定するようにしてもよい。距離の変化量ΔMの絶対値が第2の閾値Thよりも大きい場合、距離の変化量ΔMが大きい程、刺激が小さくなるように、刺激のパラメータが調整される。
第1の閾値Th及び第2の閾値Thのそれぞれは、刺激パラメータ決定部13の内部メモリに格納されていてもよいし、行動変容装置2の外部から与えられるものであってもよい。
図1に示す行動変容装置2では、刺激パラメータ決定部13が、距離の変化量ΔMを用いて、刺激のパラメータとして、周波数fの変化量Δfと、有音間隔Tの変化量ΔTとを決定している。しかし、これは一例に過ぎず、刺激パラメータ決定部13は、距離の変化量ΔMの絶対値が第3の閾値Thよりも大きい場合、音の種類を変えるようにしてもよい。例えば、生物に与える刺激がトーンバーストであるとき、距離の変化量ΔMの絶対値が第3の閾値Thよりも大きくなれば、刺激パラメータ決定部13は、トーンバーストの刺激から、例えば、サイン波の刺激、三角波の刺激、スイープ音の刺激、TSP(Time Stretched Pulse)信号の刺激、ホワイトノイズの刺激、ピンクノイズの刺激、又は、ブラウンノイズの刺激に変更するようにしてもよい。
第3の閾値Thは、刺激パラメータ決定部13の内部メモリに格納されていてもよいし、行動変容装置2の外部から与えられるものであってもよい。
図1に示す行動変容装置2では、行動特定部12が、距離の変化量ΔMに基づいて、威嚇対象生物の行動を特定している。しかし、これは一例に過ぎず、センサ1が、例えば、威嚇対象生物の速度を測定するレーザー速度計であれば、行動特定部12が、センサ1により測定された速度に基づいて、威嚇対象生物の行動を特定するようにしてもよい。
行動特定部12は、例えば、威嚇対象生物の速度が、増加傾向であれば、威嚇対象生物の行動が、「保護領域4から遠ざかる行動」であると判定する。行動特定部12は、例えば、威嚇対象生物の速度が、減少傾向であれば、威嚇対象生物の行動が、「保護領域4に近づく行動」であると判定する。行動特定部12は、例えば、威嚇対象生物の速度に変化が無ければ、「動かずに止まっている行動」であると判定する。
図1に示す行動変容システムでは、センサ1が、監視エリア内に存在している威嚇対象生物を検出している。保護領域4に存在している保護対象が生物である場合、センサ1が、例えば、カメラを備えていれば、カメラによる撮像画像を解析することで、威嚇対象生物と保護対象の生物とを区別することが可能である。したがって、保護対象の生物が、保護領域4の周囲の網をすり抜けて、保護領域4の外側の監視領域に出てしまっても、威嚇対象生物に対する有効な刺激を生成することができる。
実施の形態2.
実施の形態2では、刺激データを格納している刺激データ記憶部15を備える行動変容装置2について説明する。
図5は、実施の形態2に係る行動変容装置2を含む行動変容システムを示す構成図である。図5において、図1と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
図6は、実施の形態2に係る行動変容装置2のハードウェアを示すハードウェア構成図である。図6において、図2と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
行動変容装置2は、センシング情報取得部11、行動特定部12、刺激パラメータ決定部13、刺激データ記憶部15及び刺激データ生成部16を備えている。
刺激データ記憶部15は、例えば、図6に示す刺激データ記憶回路25によって実現される。
刺激データ記憶部15には、威嚇対象生物に与える刺激を生成するための刺激データが記憶されている。
刺激データ生成部16は、例えば、図6に示す刺激データ生成回路26によって実現される。
刺激データ生成部16は、刺激パラメータ決定部13から、刺激のパラメータを取得する。
刺激データ生成部16は、刺激を生成するための刺激データを生成する代わりに、刺激データ記憶部15から、刺激データを取得する。
刺激データ生成部16は、刺激のパラメータに従って刺激データを調整する。
刺激データ生成部16は、パラメータ調整後の刺激データをアクチュエータ3に出力する。
図5では、行動変容装置2の構成要素であるセンシング情報取得部11、行動特定部12、刺激パラメータ決定部13、刺激データ記憶部15及び刺激データ生成部16のそれぞれが、図6に示すような専用のハードウェアによって実現されるものを想定している。即ち、行動変容装置2が、センシング情報取得回路21、行動特定回路22、刺激パラメータ決定回路23、刺激データ記憶回路25及び刺激データ生成回路26によって実現されるものを想定している。
刺激データ記憶回路25は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の不揮発性又は揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、又は、DVD(Digital Versatile Disc)が該当する。
センシング情報取得回路21、行動特定回路22、刺激パラメータ決定回路23及び刺激データ生成回路26のそれぞれは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又は、これらを組み合わせたものが該当する。
行動変容装置2の構成要素は、専用のハードウェアによって実現されるものに限るものではなく、行動変容装置2が、ソフトウェア、ファームウェア、又は、ソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現されるものであってもよい。
行動変容装置2が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合、刺激データ記憶部15がコンピュータのメモリ31上に構成される。センシング情報取得部11、行動特定部12、刺激パラメータ決定部13及び刺激データ生成部16におけるそれぞれの処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムが図3に示すメモリ31に格納される。そして、図3に示すプロセッサ32がメモリ31に格納されているプログラムを実行する。
また、図6では、行動変容装置2の構成要素のそれぞれが専用のハードウェアによって実現される例を示し、図3では、行動変容装置2がソフトウェア又はファームウェア等によって実現される例を示している。しかし、これは一例に過ぎず、行動変容装置2における一部の構成要素が専用のハードウェアによって実現され、残りの構成要素がソフトウェア又はファームウェア等によって実現されるものであってもよい。
次に、図5に示す行動変容装置2の動作について説明する。刺激データ記憶部15及び刺激データ生成部16以外は、図1に示す行動変容装置2と同様である。このため、ここでは、刺激データ記憶部15及び刺激データ生成部16の動作のみを説明する。
図1に示す行動変容装置2では、刺激データ生成部14が、パラメトリックの刺激データを生成している。威嚇対象生物が嗜好する刺激、又は、威嚇対象生物が忌避する刺激は、パラメトリックの刺激ではなく、自然界に存在する刺激であることがある。自然界に存在する刺激としては、例えば、水流音、風音、又は、生物が生じさせる音がある。
刺激データ生成部16は、刺激パラメータ決定部13から、刺激のパラメータを取得し、刺激データ記憶部15から、刺激データを取得する。刺激データ記憶部15から取得する刺激データは、パラメトリックの刺激に係る刺激データではなく、例えば、自然界に存在する刺激に係る刺激データである。
刺激データ生成部16は、刺激のパラメータに従って刺激データを調整する。
刺激データの調整としては、例えば、刺激データから生成される刺激が音であれば、変化量Δfによる音の周波数fの調整と、変化量ΔTによる有音間隔Tの調整とがある。
刺激データ生成部16は、パラメータ調整後の刺激データをアクチュエータ3に出力する。
以上の実施の形態2では、刺激データを記憶している刺激データ記憶部15を備え、刺激データ生成部16が、刺激を生成するための刺激データを生成する代わりに、刺激データ記憶部15から刺激データを取得し、刺激パラメータ決定部13により決定されたパラメータに従って刺激データを調整するように、図5に示す行動変容装置2を構成した。したがって、図1に示す行動変容装置2と同様に、威嚇対象の生物である害獣の種類に対応する刺激データを記憶することなく、害獣を追い払うことができる。
実施の形態3.
実施の形態3では、距離の変化量等を記録する行動記録部17を備える行動変容装置2について説明する。
図7は、実施の形態3に係る行動変容装置2を含む行動変容システムを示す構成図である。図7において、図1及び図5と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
図8は、実施の形態3に係る行動変容装置2のハードウェアを示すハードウェア構成図である。図8において、図2及び図6と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
行動変容装置2は、センシング情報取得部11、行動特定部12、刺激パラメータ決定部13、行動記録部17及び刺激データ生成部18を備えている。
行動記録部17は、例えば、図8に示す行動記録回路27によって実現される。
行動記録部17は、刺激データ生成部18から刺激データがアクチュエータ3に出力されて、アクチュエータ3によって刺激が生成された前に、行動特定部12により特定された行動を示す第1の行動情報を取得する。また、行動記録部17は、アクチュエータ3によって刺激が生成された後に、行動特定部12により特定された行動を示す第2の行動情報を取得する。
行動記録部17は、第1の行動情報と、第2の行動情報と、当該刺激データとの組を記録する。
刺激データ生成部18は、例えば、図8に示す刺激データ生成回路28によって実現される。
刺激データ生成部18は、第1の行動情報と第2の行動情報と刺激データとの組が行動記録部17に記録された後に、行動特定部12により特定された行動の特定結果を取得し、刺激パラメータ決定部13から、刺激のパラメータを取得する。
刺激データ生成部18は、行動特定部12により特定された行動が、行動記録部17に記録されている第1の行動情報が示す行動と同じ行動であって、第1の行動情報と同じ組に属している第2の行動情報が示す行動が、監視エリア内の保護領域4から遠ざかる行動であるか否かを判定する。
刺激データ生成部18は、行動特定部12により特定された行動が、第1の行動情報が示す行動と同じ行動ではない場合、又は、第1の行動情報が示す行動と同じ行動であっても、第2の行動情報が示す行動が、監視エリア内の保護領域4から遠ざかる行動ではない場合、図1に示す刺激データ生成部14と同様に、刺激パラメータ決定部13により決定されたパラメータに従って刺激データを生成する。
刺激データ生成部18は、第1の行動情報が示す行動と同じ行動であって、第2の行動情報が示す行動が、監視エリア内の保護領域4から遠ざかる行動であれば、行動記録部17から、第1の行動情報と同じ組に属している刺激データを取得し、当該刺激データをアクチュエータ3に出力する。
図7に示す行動変容装置2は、行動記録部17及び刺激データ生成部18が、図1に示す行動変容装置2に適用されたものである。しかし、これは一例に過ぎず、行動記録部17及び刺激データ生成部18が、図5に示す行動変容装置2に適用されたものであってもよい。
図7では、行動変容装置2の構成要素であるセンシング情報取得部11、行動特定部12、刺激パラメータ決定部13、行動記録部17及び刺激データ生成部18のそれぞれが、図8に示すような専用のハードウェアによって実現されるものを想定している。即ち、行動変容装置2が、センシング情報取得回路21、行動特定回路22、刺激パラメータ決定回路23、行動記録回路27及び刺激データ生成回路28によって実現されるものを想定している。
行動記録回路27は、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、EEPROM等の不揮発性又は揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、又は、DVDが該当する。
センシング情報取得回路21、行動特定回路22、刺激パラメータ決定回路23及び刺激データ生成回路28のそれぞれは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又は、これらを組み合わせたものが該当する。
行動変容装置2の構成要素は、専用のハードウェアによって実現されるものに限るものではなく、行動変容装置2が、ソフトウェア、ファームウェア、又は、ソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現されるものであってもよい。
行動変容装置2が、ソフトウェア又はファームウェア等によって実現される場合、行動記録部17がコンピュータのメモリ31上に構成される。センシング情報取得部11、行動特定部12、刺激パラメータ決定部13及び刺激データ生成部18におけるそれぞれの処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムがメモリ31に格納される。そして、コンピュータのプロセッサ32がメモリ31に格納されているプログラムを実行する。
また、図8では、行動変容装置2の構成要素のそれぞれが専用のハードウェアによって実現される例を示し、図3では、行動変容装置2がソフトウェア又はファームウェア等によって実現される例を示している。しかし、これは一例に過ぎず、行動変容装置2における一部の構成要素が専用のハードウェアによって実現され、残りの構成要素がソフトウェア又はファームウェア等によって実現されるものであってもよい。
次に、図7に示す行動変容装置2の動作について説明する。行動記録部17及び刺激データ生成部18以外は、図1に示す行動変容装置2と同様である。このため、ここでは、行動記録部17及び刺激データ生成部18の動作のみを説明する。
行動記録部17は、刺激データ生成部18から、刺激データを取得する。
また、行動記録部17は、刺激データ生成部18から刺激データがアクチュエータ3に出力されて、アクチュエータ3によって刺激が生成された前に、行動特定部12により特定された行動を示す第1の行動情報を取得する。第1の行動情報は、保護領域4に近づく距離の変化量ΔM、又は、保護領域4から遠ざかる距離の変化量ΔMを示す変化量情報を含んでいる。ここでは、説明の便宜上、第1の行動情報が示す行動は、時刻tでの行動であるとする。刺激データ生成部18により生成された刺激データは、時刻tでの行動に基づいて生成されたものである。
また、行動記録部17は、アクチュエータ3によって刺激が生成された後に、行動特定部12により特定された行動を示す第2の行動情報を取得する。第2の行動情報は、保護領域4に近づく距離の変化量ΔM、又は、保護領域4から遠ざかる距離の変化量ΔMを示す変化量情報を含んでいる。ここでは、説明の便宜上、第2の行動情報が示す行動は、時刻tでの行動であるとする。時刻tは、時刻tよりも未来の時刻である。
行動記録部17は、第1の行動情報と、第2の行動情報と、当該刺激データとの組を記録する。
なお、行動記録部17には、上記の組が1つ以上記録される。複数の組に含まれているそれぞれの第1の行動情報が示す行動の時刻tは、互いに異なっている。また、複数の組に含まれているそれぞれの第2の行動情報が示す行動の時刻tは、互いに異なっている。また、複数の組に含まれているそれぞれの刺激データに係る時刻は、互いに異なっている。
刺激データ生成部18は、行動特定部12から、時刻tでの行動の特定結果を取得し、刺激パラメータ決定部13から、刺激のパラメータを取得する。時刻tは、時刻tよりも未来の時刻である。
刺激データ生成部18は、時刻tでの行動が、行動記録部17に記録されている第1の行動情報が示す行動と同じ行動であるか否かを判定する。
具体的には、刺激データ生成部18は、時刻tでの行動に基づいて、行動特定部12により算出された距離の変化量ΔMを変化量ΔM’として取得する。
また、刺激データ生成部18は、行動記録部17に記録されている1つ以上の第1の行動情報を取得する。
刺激データ生成部18は、1つ以上の第1の行動情報に含まれている変化量情報が示す距離の変化量ΔMの中に、変化量ΔM’との差分の絶対値が第3の閾値Thよりも小さい距離の変化量ΔMがあれば、行動記録部17の中に、行動特定部12により特定された行動と同じ行動を示す第1の行動情報が含まれていると判定する。
刺激データ生成部18は、変化量ΔM’との差分の絶対値が第3の閾値Thよりも小さい距離の変化量ΔMが1つ以上あれば、差分の絶対値が最小の変化量ΔMを特定する。
刺激データ生成部18は、行動記録部17から、差分の絶対値が最小の変化量ΔMを示す変化量情報を含んでいる第1の行動情報と同じ組に属している第2の行動情報を取得する。
刺激データ生成部18は、第1の行動情報と同じ組に属している第2の行動情報が示す行動が、監視エリア内の保護領域4から遠ざかる行動であるか否かを判定する。
即ち、刺激データ生成部18は、第2の行動情報に含まれている変化量情報が示す距離の変化量ΔMがプラスの値であれば、監視エリア内の保護領域4から遠ざかる行動であると判定する。
刺激データ生成部18は、時刻tでの行動が、第1の行動情報が示す行動と同じ行動ではない場合、図1に示す刺激データ生成部14と同様に、刺激パラメータ決定部13により決定されたパラメータに従って刺激データを生成する。刺激データ生成部18は、生成した刺激データをアクチュエータ3に出力する。
また、刺激データ生成部18は、時刻tでの行動が、第1の行動情報が示す行動と同じ行動であっても、第2の行動情報が示す行動が、保護領域4から遠ざかる行動ではない場合、図1に示す刺激データ生成部14と同様に、刺激パラメータ決定部13により決定されたパラメータに従って刺激データを生成する。刺激データ生成部18は、生成した刺激データをアクチュエータ3に出力する。
刺激データ生成部18は、時刻tでの行動が、第1の行動情報が示す行動と同じ行動であって、第2の行動情報が示す行動が、監視エリア内の保護領域4から遠ざかる行動であれば、行動記録部17から、第1の行動情報と同じ組に属している刺激データを取得する。刺激データ生成部18は、取得した刺激データをアクチュエータ3に出力する。
以上の実施の形態3では、刺激データ生成部18から刺激データがアクチュエータ3に出力されて、アクチュエータ3によって刺激が生成される前に、行動特定部12により特定された行動を示す第1の行動情報と、アクチュエータ3によって刺激が生成された後に、行動特定部12により特定された行動を示す第2の行動情報と、当該刺激データとの組を記録する行動記録部17を備えるように、図7に示す行動変容装置2を構成した。また、図7に示す行動変容装置2は、刺激データ生成部18が、第1の行動情報と第2の行動情報と刺激データとの組が行動記録部17に記録された後に、行動特定部12により特定された行動が、行動記録部17に記録されている第1の行動情報が示す行動と同じ行動であり、第1の行動情報と同じ組に属している第2の行動情報が示す行動が、監視エリア内の保護領域4から遠ざかる行動であれば、刺激パラメータ決定部13により決定されたパラメータに従って刺激データを生成する代わりに、第1の行動情報と同じ組に属している刺激データをアクチュエータ3に出力するように構成した。したがって、図7に示す行動変容装置2は、図1に示す行動変容装置2と同様に、威嚇対象の生物である害獣の種類に対応する刺激データを記憶することなく、害獣を追い払うことができる。また、図7に示す行動変容装置2は、図1に示す行動変容装置2よりも素早く、害獣を追い払うことができる。
なお、本開示は、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
本開示は、行動変容装置、行動変容方法及び行動変容システムに適している。
1 センサ、2 行動変容装置、3 アクチュエータ、4 保護領域、11 センシング情報取得部、12 行動特定部、13 刺激パラメータ決定部、14 刺激データ生成部、15 刺激データ記憶部、16 刺激データ生成部、17 行動記録部、18 刺激データ生成部、21 センシング情報取得回路、22 行動特定回路、23 刺激パラメータ決定回路、24 刺激データ生成回路、25 刺激データ記憶回路、26 刺激データ生成回路、27 行動記録回路、28 刺激データ生成回路、31 メモリ、32 プロセッサ。

Claims (6)

  1. 監視エリアを観測するセンサのセンシング情報を取得するセンシング情報取得部と、
    前記センシング情報取得部により取得されたセンシング情報に基づいて、前記監視エリア内に存在している威嚇対象の生物の行動を特定する行動特定部と、
    前記行動特定部により特定された行動に応じて、前記生物に与える刺激のパラメータを決定する刺激パラメータ決定部と、
    前記刺激パラメータ決定部により決定されたパラメータに従って、前記刺激を生成するための刺激データを生成し、前記刺激データを刺激生成用のアクチュエータに出力する刺激データ生成部と、を備え、
    前記刺激は音波であり、
    前記刺激のパラメータは、音の周波数の変化量及び有音間隔の変化量のうちの少なくとも一方であり、
    前記刺激パラメータ決定部は、前記行動特定部により特定された前記生物の行動が、前記監視エリア内の保護領域に近づく行動であるか、又は止まっている行動であれば、前記音の周波数の変化量及び前記有音間隔の変化量のうちの少なくとも一方が大きくなるように前記刺激のパラメータを決定し、
    前記行動特定部により特定された前記生物の行動が、前記保護領域から遠ざかる行動であれば、前記音の周波数の変化量及び前記有音間隔の変化量のうちの少なくとも一方が小さくなるように前記刺激のパラメータを決定することを特徴とする行動変容装置。
  2. 前記刺激パラメータ決定部は、
    前記行動特定部により特定された前記生物の行動が、前記監視エリア内の保護領域に近づく行動であるとき、
    前記保護領域に近づく距離の変化量の絶対値が第1の閾値以下であれば、前記刺激のパラメータを維持し、
    前記保護領域に近づく距離の変化量の絶対値が前記第1の閾値よりも大きければ、前記保護領域に近づく距離の変化量が大きいほど、前記音の周波数の変化量又は前記有音間隔の変化量のうちの少なくとも一方が大きくなるように前記刺激のパラメータを調整し、
    前記行動特定部により特定された前記生物の行動が、前記保護領域から遠ざかる行動であるとき、
    前記保護領域から遠ざかる距離の変化量の絶対値が第2の閾値以下であれば、前記刺激のパラメータを維持し、
    前記保護領域から遠ざかる距離の変化量の絶対値が前記第2の閾値よりも大きければ、前記保護領域から遠ざかる距離の変化量が大きいほど、前記音の周波数の変化量又は前記有音間隔の変化量のうちの少なくとも一方が小さくなるように前記刺激のパラメータを調整することを特徴とする請求項1記載の行動変容装置。
  3. 刺激データを記憶している刺激データ記憶部を備え、
    前記刺激データ生成部は、
    前記刺激を生成するための刺激データを生成する代わりに、前記刺激データ記憶部から刺激データを取得し、前記刺激パラメータ決定部により決定されたパラメータに従って当該刺激データを調整することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の行動変容装置。
  4. 前記刺激データ生成部から前記刺激データが前記アクチュエータに出力されて、前記アクチュエータによって前記刺激が生成される前に、前記行動特定部により特定された行動を示す第1の行動情報と、前記アクチュエータによって前記刺激が生成された後に、前記行動特定部により特定された行動を示す第2の行動情報と、前記刺激データとの組を記録する行動記録部を備え、
    前記刺激データ生成部は、
    前記第1の行動情報と前記第2の行動情報と前記刺激データとの組が前記行動記録部に記録された後に、前記行動特定部により特定された行動が、前記行動記録部に記録されている第1の行動情報が示す行動と同じ行動であり、前記第1の行動情報と同じ組に属している第2の行動情報が示す行動が、前記監視エリア内の保護領域から遠ざかる行動であれば、前記刺激パラメータ決定部により決定されたパラメータに従って刺激データを生成する代わりに、前記第1の行動情報と同じ組に属している刺激データを前記アクチュエータに出力することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の行動変容装置。
  5. センシング情報取得部が、監視エリアを観測するセンサのセンシング情報を取得し、
    行動特定部が、前記センシング情報取得部により取得されたセンシング情報に基づいて、前記監視エリア内に存在している威嚇対象の生物の行動を特定し、
    刺激パラメータ決定部が、前記行動特定部により特定された行動に応じて、前記生物に与える刺激のパラメータを決定し、
    刺激データ生成部が、前記刺激パラメータ決定部により決定されたパラメータに従って、前記刺激を生成するための刺激データを生成し、前記刺激データを刺激生成用のアクチュエータに出力し、
    前記刺激は音波であり、
    前記刺激のパラメータは、音の周波数の変化量及び有音間隔の変化量のうちの少なくとも一方であり、
    前記刺激パラメータ決定部は、前記行動特定部により特定された前記生物の行動が、前記監視エリア内の保護領域に近づく行動であるか、又は止まっている行動であれば、前記音の周波数の変化量及び前記有音間隔の変化量のうちの少なくとも一方が大きくなるように前記刺激のパラメータを決定し、
    前記行動特定部により特定された前記生物の行動が、前記保護領域から遠ざかる行動であれば、前記音の周波数の変化量及び前記有音間隔の変化量のうちの少なくとも一方が小さくなるように前記刺激のパラメータを決定することを特徴とする行動変容方法。
  6. 監視エリアを観測するセンサと、
    前記センサのセンシング情報を取得するセンシング情報取得部と、
    前記センシング情報取得部により取得されたセンシング情報に基づいて、前記監視エリア内に存在している威嚇対象の生物の行動を特定する行動特定部と、
    前記行動特定部により特定された行動に応じて、前記生物に与える刺激のパラメータを決定する刺激パラメータ決定部と、
    前記刺激パラメータ決定部により決定されたパラメータに従って、前記刺激を生成するための刺激データを生成する刺激データ生成部と、
    前記刺激データ生成部により生成された刺激データに従って、威嚇対象生物に与える刺激を生成するアクチュエータと
    を備え
    前記刺激は音波であり、
    前記刺激のパラメータは、音の周波数の変化量及び有音間隔の変化量のうちの少なくとも一方であり、
    前記刺激パラメータ決定部は、前記行動特定部により特定された前記生物の行動が、前記監視エリア内の保護領域に近づく行動であるか、又は止まっている行動であれば、前記音の周波数の変化量及び前記有音間隔の変化量のうちの少なくとも一方が大きくなるように前記刺激のパラメータを決定し、
    前記行動特定部により特定された前記生物の行動が、前記保護領域から遠ざかる行動であれば、前記音の周波数の変化量及び前記有音間隔の変化量のうちの少なくとも一方が小さくなるように前記刺激のパラメータを決定することを特徴とする行動変容システム。
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