JP7241502B2 - 感光性樹脂組成物、硬化レリーフパターンの製造方法 - Google Patents
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Description
[1]
以下の成分:
(A)下記一般式(A1)で表されるポリイミド前駆体;
(B)スルホニル基含有化合物;及び
(C)光重合開始剤;
を含む、ネガ型感光性樹脂組成物。
[2]
前記Xが、下記一般式(1)で表される構造を含む、[1]に記載の感光性樹脂組成物。
前記Yが、下記一般式(2)で表される構造を含む、[2]に記載の感光性樹脂組成物。
前記Xが、下記一般式(3)で表される構造を含む、[1]に記載の感光性樹脂組成物。
前記Yが、下記一般式(2)で表される構造を含む、[4]に記載の感光性樹脂組成物。
前記Yが、下記一般式(2)または一般式(4)で表される構造のうち少なくとも1つを含む、[1]~[5]のいずれかに記載のネガ型感光性樹脂組成物。
[7]
前記(A)ポリイミド前駆体において、前記Xが下記一般式(1)である第1のポリイミド前駆体と、前記Xが下記一般式(3)である第2のポリイミド前駆体とを含む、[1]~[6]のいずれかに記載のネガ型感光性樹脂組成物。
前記第1のポリイミド前駆体における前記Yと、前記第2のポリイミド前駆体における前記Yが、下記一般式(2)で表される構造:
[9]
前記(A)ポリイミド前駆体の重量平均分子量が、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によるポリスチレン換算において、8000~22000である、
[1]~[8]のいずれかに記載のネガ型感光性樹脂組成物。
[10]
前記(B)スルホニル基含有化合物が、p-トルエンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸無水物、及びメタンスルホン酸からなる群から選択される少なくとも1種である、[1]~[9]のいずれかに記載のネガ型感光性樹脂組成物。
[11]
前記(B)スルホニル基含有化合物が、p-トルエンスルホン酸である、[10]に記載のネガ型感光性樹脂組成物。
[12]
前記(B)スルホニル基含有化合物が、p-トルエンスルホン酸無水物である、[10]に記載のネガ型感光性樹脂組成物。
[13]
前記(B)スルホニル基含有化合物が、メタンスルホン酸である、[10]に記載のネガ型感光性樹脂組成物。
[14]
100質量部の前記(A)ポリイミド前駆体と、
前記(A)ポリイミド前駆体100質量部を基準として0.1~30質量部の前記(B)スルホニル基含有化合物と、
前記(A)ポリイミド前駆体100質量部を基準として0.1~20質量部の前記(C)光重合開始剤と、
を含む、[1]~[13]のいずれかに記載のネガ型感光性樹脂組成物。
[15]
[1]~[14]のいずれかに記載のネガ型感光性樹脂組成物を硬化するポリイミドの製造方法。
[16]
(1)[1]~[14]のいずれかに記載のネガ型感光性樹脂組成物を基板上に塗布して、感光性樹脂層を前記基板上に形成する工程と、
(2)前記感光性樹脂層を露光する工程と、
(3)露光後の前記感光性樹脂層を現像して、レリーフパターンを形成する工程と、
(4)前記レリーフパターンを加熱処理して、硬化レリーフパターンを形成する工程と、
を含む、硬化レリーフパターンの製造方法。
本発明の感光性樹脂組成物は、(A)ポリイミド前駆体と、(B)スルホニル基含有化合物と、(C)光重合開始剤と、を含有する。
このような感光性樹脂組成物によれば、良好な感度を示し、モールド樹脂であるエポキシ樹脂との密着性の低下を抑えることができる硬化レリーフパターンを得ることができる。
本実施の形態にかかる(A)ポリイミド前駆体について説明する。
本実施の形態にかかる(A)ポリイミド前駆体は、下記一般式(A1)で表されるポリイミド前駆体である。
上記(A)ポリイミド前駆体の構造であると、(C)光重合開始剤の作用のより硬化レリーフパターンを得ることができる。
Xで表される4価の有機基として、更に好ましくは、下記式:
上記エステル結合型のポリイミド前駆体は、例えば、先ず、所望の4価の有機基Xを有するテトラカルボン酸二無水物と、光重合性基(例えば不飽和二重結合)を有するアルコール類とを反応させて、部分的にエステル化したテトラカルボン酸(以下、アシッド/エステル体ともいう)を調製する。その後、このアシッド/エステル体と、2価の有機基Yを有するジアミン類とをアミド重縮合させることにより得られる。上記光重合性基を有するアルコール類とともに、任意に飽和脂肪族アルコール類を併用してもよい。
本発明において、エステル結合型のポリイミド前駆体を調製するために好適に用いられる、4価の有機基Xを有するテトラカルボン酸二無水物としては、例えば、無水ピロメリット酸、ジフェニルエーテル-3,3’,4,4’-テトラカルボン酸二無水物、ベンゾフェノン-3,3’,4,4’-テトラカルボン酸二無水物、ビフェニル-3,3’,4,4’-テトラカルボン酸二無水物、ジフェニルスルホン-3,3’,4,4’-テトラカルボン酸二無水物、ジフェニルメタン-3,3’,4,4’-テトラカルボン酸二無水物、2,2-ビス(3,4-無水フタル酸)プロパン、2,2-ビス(3,4-無水フタル酸)-1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン等を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。また、これらは単独で用いることができるのは勿論のこと、2種以上を混合して用いてもよい。
ケトン類として、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等を;
エステル類として、例えば、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、シュウ酸ジエチル等を;
エーテル類として、例えば、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、テトラヒドロフラン等を;
ハロゲン化炭化水素類として、例えば、ジクロロメタン、1,2-ジクロロエタン、1,4-ジクロロブタン、クロロベンゼン、o-ジクロロベンゼン等を;
炭化水素類として、例えば、ヘキサン、ヘプタン、ベンゼン、トルエン、キシレン等を、
それぞれ挙げることができる。これらは必要に応じて、単独で用いても2種以上混合して用いてもよい。
上記アシッド/エステル体(典型的には上記反応溶媒中に溶解された溶液状態にある)に、好ましくは氷冷下、適当な脱水縮合剤を投入混合してアシッド/エステル体をポリ酸無水物とする。次いでこれに、本発明で好適に用いられる2価の有機基Yを有するジアミン類を別途溶媒に溶解又は分散させたものを滴下投入し、両者をアミド重縮合させることにより、目的のポリイミド前駆体を得ることができる。上記2価の有機基Yを有するジアミン類とともに、ジアミノシロキサン類を併用してもよい。
上記脱水縮合剤としては、例えば、ジシクロヘキシルカルボジイミド、1-エトキシカルボニル-2-エトキシ-1,2-ジヒドロキノリン、1,1-カルボニルジオキシ-ジ-1,2,3-ベンゾトリアゾール、N,N’-ジスクシンイミジルカーボネート等が挙げられる。
以上のようにして、中間体であるポリ酸無水化物が得られる。
及びこれらのベンゼン環上の水素原子の一部が、メチル基、エチル基、ヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル基、ハロゲン原子等で置換されたもの;
並びにその混合物等が挙げられる。
ゲルパーミエーションクロマトグラフィーの展開溶媒としては、テトラヒドロフラン又はN-メチル-2-ピロリドンが推奨される。分子量は標準単分散ポリスチレンを用いて作成した検量線から求める。標準単分散ポリスチレンとしては、昭和電工社製 有機溶媒系標準試料 STANDARD SM-105から選ぶことが推奨される。
本実施の形態にかかる(B)スルホニル基含有化合物は、スルホニル基を含有していれば限定されない。そのような化合物として、スルホン酸、スルホン酸塩、スルホンアミド、スルホン酸無水物、などが挙げられる。これらの中で、感度の観点からスルホン酸、スルホン酸塩、スルホン酸無水物が好ましく、銅ボイド抑制の観点からスルホン酸、スルホン酸無水物がより好ましい。
スルホン酸としては、メタンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸、4-アセチルベンゼンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、N-(2-アセトアミド)-2-アミノエタンスルホン酸、などが挙げられる。
スルホン酸塩としては、4-アセチルベンゼンスルホン酸ナトリウム、p-トルエンスルホン酸ナトリウム、p-トルエンスルホン酸ピリジン、などが挙げられる。
スルホンアミドとしては、4-アセチルベンゼンスルホンアミドなどが挙げられる。
本実施の形態においてスルホニル化合物を添加すると密着性が良好となる理由は明らかではないが、エポキシ樹脂等で構成されるモールド樹脂の水酸基等と水素結合を形成するために密着性が向上すると推定している。
本実施の形態においてスルホニル化合物を添加すると銅ボイドが抑制できる理由は明らかではないが、基板の銅原子とスルホニル基が錯形成をすることにより銅原子のマイグレーションを抑制し、銅ボイドの形成が抑えられると推定している。
本実施の形態にかかる(C)光重合開始剤について説明する。
本実施の形態にかかる光重合開始剤は、特定の波長を吸収、分解する事でラジカルを発生する光重合開始剤が好適に用いられる。
(C)光重合開始剤は、ベンゾフェノン、o-ベンゾイル安息香酸メチル、4-ベンゾイル-4’-メチルジフェニルケトン、ジベンジルケトン、フルオレノン等のベンゾフェノン誘導体、2,2’-ジエトキシアセトフェノン、2-ヒドロキシ-2-メチルプロピオフェノン、1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン等のアセトフェノン誘導体、チオキサントン、2-メチルチオキサントン、2-イソプロピルチオキサントン、ジエチルチオキサントン等のチオキサントン誘導体、ベンジル、ベンジルジメチルケタール、ベンジル-β-メトキシエチルアセタール等のベンジル誘導体、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル等のベンゾイン誘導体、1-フェニル-1,2-ブタンジオン-2-(o-メトキシカルボニル)オキシム、1-フェニル-1,2-プロパンジオン-2-(o-メトキシカルボニル)オキシム、1-フェニル-1,2-プロパンジオン-2-(o-エトキシカルボニル)オキシム、1-フェニル-1,2-プロパンジオン-2-(o-ベンゾイル)オキシム、1,3-ジフェニルプロパントリオン-2-(o-エトキシカルボニル)オキシム、1-フェニル-3-エトキシプロパントリオン-2-(o-ベンゾイル)オキシム等のオキシム類、N-フェニルグリシン等のN-アリールグリシン類、ベンゾイルパークロライド等の過酸化物類、芳香族ビイミダゾール類、チタノセン類、α-(n-オクタンスルフォニルオキシイミノ)-4-メトキシベンジルシアニド等の光酸発生剤類等が好ましく挙げられるが、これらに限定されるものではない。上記の光重合開始剤の中では、特に光感度の点で、オキシム類がより好ましい。
本発明において任意的に用いられる(D)架橋剤としては、分子内に複数の官能基を有する任意の化合物を挙げることができる。ここで官能基としては、例えばアクリル基、メタクリル基、エポキシ基、メチロール基、アリル基、ビニル基、マレイミド基等を挙げることができる。
本発明の感光性樹脂組成物は、上記(A)~(D)成分以外の成分を更に含有してもよい。
本発明の感光性樹脂組成物は、典型的には、上記各成分及び必要に応じて更に使用される任意成分を溶剤に溶解してワニス状にした液状の感光性樹脂組成物として使用される。そのため、(D)その他成分としては、溶剤を挙げることができる他、例えば上記(A)感光性ポリイミド前駆体以外の樹脂、増感剤、光重合性の不飽和結合を有するモノマー、接着助剤、熱重合禁止剤、アゾール化合物、ヒンダードフェノール化合物等を挙げることができる。
溶剤としては、(A)感光性ポリイミド前駆体に対する溶解性の点から、極性の有機溶剤を用いることが好ましい。具体的には、例えばN,N-ジメチルホルムアミド、N-メチル-2-ピロリドン、N-エチル-2-ピロリドン、N,N-ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、ジエチレングリコールジメチルエーテル、シクロペンタノン、γ-ブチロラクトン、α-アセチル-γ-ブチロラクトン、テトラメチル尿素、1,3-ジメチル-2-イミダゾリノン、N-シクロヘキシル-2-ピロリドン等が挙げられ、これらは単独又は2種以上の組合せで用いることができる。
乳酸エチル等の乳酸エステル類;
エチレングリコールメチルエーテル、エチレングリコールエチルエーテル、エチレングリコール-n-プロピルエーテル等のモノアルコール類;
2-ヒドロキシイソ酪酸エステル類;
エチレングリコール、プロピレングリコール等のジアルコール類
等を挙げることができる。これらの中では、乳酸エステル類、プロピレングリコールモノアルキルエーテル類、2-ヒドロキシイソ酪酸エステル類、及びエチルアルコールが好ましく、特に乳酸エチル、プロピレングリコール-1-メチルエーテル、プロピレングリコール-1-エチルエーテル、及びプロピレングリコール-1-(n-プロピル)エーテルがより好ましい。
プロピレングリコール又はポリプロピレングリコールのモノ又はジ(メタ)アクリレート;
グリセロールのモノ、ジ又はトリ(メタ)アクリレート;
シクロヘキサンジ(メタ)アクリレート;
1,4-ブタンジオールのジアクリレート及びジメタクリレート、1,6-ヘキサンジオールのジ(メタ)アクリレート;
ビスフェノールAのモノ又はジ(メタ)アクリレート;
ベンゼントリメタクリレート;
イソボルニル(メタ)アクリレート;
アクリルアミド及びその誘導体;
メタクリルアミド及びその誘導体;
トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート;
グリセロールのジ又はトリ(メタ)アクリレート;
ペンタエリスリトールのジ、トリ、又はテトラ(メタ)アクリレート;
並びにこれら化合物のエチレンオキサイド又はプロピレンオキサイド付加物等の化合物を挙げることができる。
本発明はまた、硬化レリーフパターンの製造方法も提供するものである。
本発明における効果レリーフパターンの製造方法は、例えば以下の工程:
(1)上述した本発明のネガ型感光性樹脂組成物を基板上に塗布し、該基板上に感光性樹脂層を形成する塗布工程と、
(2)該感光性樹脂層を露光する露光工程と、
(3)該露光後の感光性樹脂層を現像してレリーフパターンを形成する現像工程と、
(4)該レリーフパターンを加熱処理することによって硬化レリーフパターンを形成する加熱工程と
を上記に記載の順で経由することを特徴とする。
以下、各工程の典型的な態様について説明する。
本工程では、本発明の感光性樹脂組成物を基材上に塗布し、必要に応じてその後乾燥させて感光性樹脂層を形成する。
基板としては、例えばシリコン、アルミニウム、銅、銅合金等から成る金属基板;
エポキシ、ポリイミド、ポリベンゾオキサゾール等の樹脂基板;
前記樹脂基板に金属回路が形成された基板;
複数の金属、又は金属と樹脂とが多層に積層された基板
等を使用することができる。
塗布方法としては、従来から感光性樹脂組成物の塗布に用いられていた方法、例えば、スピンコーター、バーコーター、ブレードコーター、カーテンコーター、スクリーン印刷機等で塗布する方法、スプレーコーターで噴霧塗布する方法等を用いることができる。
本工程では、上記で形成した感光性樹脂層を露光する。露光装置としては、例えばコンタクトアライナー、ミラープロジェクション、ステッパー等の露光装置が用いられる。露光は、パターンを有するフォトマスク又はレチクルを介して、又は直接に行うことができる。露光に使用する光線は、例えば、紫外線光源等である。
本工程では、露光後の感光性樹脂層のうち未露光部を現像除去する。露光(照射)後の感光性樹脂層を現像する現像方法としては、従来知られているフォトレジストの現像方法を選択して使用することができる。例えば回転スプレー法、パドル法、超音波処理を伴う浸漬法等である。また、現像の後、レリーフパターンの形状を調整する等の目的で、必要に応じて任意の温度及び時間の組合せによる現像後ベークを施してもよい。現像後ベークの温度は、例えば80~130℃とすることができ、時間は例えば0.5~10分とすることができる。
本工程では、上記現像により得られたレリーフパターンを加熱して感光成分を希散させるとともに、(A)ポリイミド前駆体をイミド化させて、ポリイミドからなる硬化レリーフパターンに変換する。
加熱硬化の方法としては、ホットプレートによるもの、オーブンを用いるもの、温度プログラムを設定できる昇温式オーブンを用いるもの等種々の方法を選ぶことができる。加熱は、例えば200℃~400℃で30分~5時間の条件で行うことができる。加熱硬化の際の雰囲気気体としては空気を用いてもよいし、窒素、アルゴン等の不活性ガスを用いてもよい。
以上のようにして、硬化レリーフパターンを製造することができる。特に、本発明の硬化レリーフパターンは、感度が高く、モールド樹脂との密着性の低下がより効果的に抑えられたものとなる。
本発明はまた、上述した本発明の硬化レリーフパターンの製造方法により得られる硬化レリーフパターンを有して成る、半導体装置を提供する。
上記の半導体装置は、例えば、半導体素子である基材と、該基材上に、上述した硬化レリーフパターン製造方法により形成された硬化レリーフパターンとを有する半導体装置であることができる。
上記半導体装置は、例えば、基材として半導体素子を用い、上述した硬化レリーフパターンの製造方法を工程の一部として含む方法によって製造することができる。本発明の半導体装置は、上記硬化レリーフパターン製造方法で形成される硬化レリーフパターンを、例えば表面保護膜、層間絶縁膜、再配線用絶縁膜、フリップチップ装置用保護膜、又はバンプ構造を有する半導体装置の保護膜等として形成し、公知の半導体装置の製造方法と組合せることにより、製造することができる。
ない。実施例、比較例、及び製造例における感光性樹脂組成物の物性は、以下の方法に従って測定及び評価した。
各感光性樹脂の重量平均分子量(Mw)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー法(標準ポリスチレン換算)により測定した。測定に用いたカラムは昭和電工社製 商標名 Shodex 805M/806M直列であり、標準単分散ポリスチレンは、昭和電工(株)製Shodex STANDARD SM-105を選び、展開溶媒はN-メチル-2-ピロリドンであり、検出器は昭和電工製 商標名 Shodex RI-930を使用した。
6インチシリコンウエハ(フジミ電子工業株式会社製、厚み625±25μm)上に、スパッタ装置(L-440S-FHL型、キヤノンアネルバ社製)を用いて200nm厚のTi、400nm厚のCuをこの順にスパッタし、スパッタCuウエハ基板を準備した。
感光性樹脂組成物をスピンコート装置(D-spin60A型、SOKUDO社製)を使用して上記スパッタCuウエハ基板にスピンコートし、110℃で180秒間加熱乾燥して、膜厚10μm±0.2μmのスピンコート膜を作製した。
次いで、スパッタCuウエハ上に形成した塗膜を、シクロペンタノンを用いて現像機(D-SPIN636型、大日本スクリーン社製)でスプレー現像し、プロピレングリコールメチルエーテルアセテートでリンスしてポリアミド酸エステルの丸抜き凹型レリーフパターンを得た。なお、スプレー現像の現像時間は、上記10μmのスピンコート膜において、未露光部の樹脂組成物が現像する最小時間の1.4倍の時間と定義した。
(I)パターン開口部の面積が、対応するパターンマスク開口面積の1/2以上である。
(II)パターン断面がすそびきしておらず、アンダーカットや膨潤、ブリッジングが起こっていない。
エポキシ系封止材として長瀬ケムテックス社製のR4000シリーズを用意した。
次いで、アルミスパッタしたシリコーンウエハー上に封止材を厚みが約150ミクロンになるようにスピンコートし、130℃で熱硬化させてエポキシ系封止材を硬化させた。
上記エポキシ系硬化膜上に実施例、比較例で作製した感光性樹脂組成物を最終膜厚が10ミクロンになるように塗布した。上記(2)で算出した露光量で露光し、(2)と同様の方法で現像し、200℃で2時間熱硬化させた。
10ミクロンの残しパターンについてSEM観察(チルト角30度)で観察した時に、エポキシ樹脂とポリイミド膜が密着しているものを○、少し浮きが見られるものを△、明らかに浮きが見られるものを×とした。
Cu上に該硬化レリーフパターンを形成したウェハーを、昇温プログラム式キュア炉(VF-2000型、光洋リンドバーグ社製)を用いて、空気中、150℃で168時間加熱した。続いて、プラズマ表面処理装置(EXAM型、神港精機社製)を用いて、Cu上の樹脂層を全てプラズマエッチングにより除去した。プラズマエッチング条件は下記の通りである。
出力:133W
ガス種・流量:O2:40mL/分 + CF4:1mL/分
ガス圧:50Pa
モード:ハードモード
エッチング時間:1800秒
樹脂層を全て除去したCu表面を、FE-SEM(S-4800型、日立ハイテクノロジーズ社製)によって観察し、画像解析ソフト(A像くん、旭化成社製)を用いて、Cu層の表面に占めるボイドの面積を算出した。
比較例1に記載の感光性樹脂組成物を評価した際のボイドの総面積を100%とした際に、ボイドの総面積比率が50%未満のものを「◎」、50%以上75%未満のものを「○」、75%以上100%未満のものを「△」100%以上のものを「×」と判定した。
4,4’-オキシジフタル酸二無水物(ODPA)155.1gを2リットル容量のセパラブルフラスコに入れ、2-ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)134.0g及びγ―ブチロラクトン400mlを加えて室温下で攪拌しながらピリジン79.1gを加えて、反応混合物を得た。反応による発熱の終了後、室温まで放冷し、更に16時間静置した。
このポリマーA-1の重量平均分子量(Mw)を測定したところ、20,000であった。
上記製造例1において、4,4’-オキシジフタル酸二無水物155.1gに代えて、3,3’4,4’-ビフェニルテトラカルボン酸二無水物147.1gを用いた以外は、製造例1に記載の方法と同様にして反応を行うことにより、ポリマーA-2)を得た。
このポリマーA-2の重量平均分子量(Mw)を測定したところ、22,000であった。
上記製造例1において、4,4’-ジアミノジフェニルエーテル(DADPE)を1,4-フェニレンジアミン(50.2g)に代えた以外は製造例1に記載の方法と同様にして反応を行うことにより、ポリマーA-3)を得た。
このポリマーA-3の重量平均分子量(Mw)を測定したところ、21,000であった。
上記製造例1において、4,4’-オキシジフタル酸二無水物155.1gに代えて、3,3’4,4’-ビフェニルテトラカルボン酸二無水物73.6gおよび4,4’-オキシジフタル酸二無水物77.6を用いた以外は、製造例1に記載の方法と同様にして反応を行うことにより、ポリマーA-4)を得た。
このポリマーA-4の重量平均分子量(Mw)を測定したところ、20,000であった。
スルホニル基含有化合物B2:p-トルエンスルホン酸無水物
スルホニル基含有化合物B3:p-トルエンスルホン酸ピリジン塩
開始剤C1:O-ベンゾイル-N-(1-メチル-2-オキソ-2-フェニルエチリデン)ヒドロキシルアミン
(A)成分として、ポリマーA-1(100g)(B)成分としてB1(0.1g)、光重合開始剤C1(4g)その他成分としてテトラエチレングリコールジメタクリレート(M4Gと略称、8g)、N-フェニルジエタノールアミン(DEAと略称、4g)、ガンマブチロラクトン及びDMSOからなる混合溶媒(重量比75:25)に溶解し、粘度が約35ポイズになるように溶媒の量を調整することにより、感光性樹脂組成物溶液とした。
この組成物について、上述の方法により評価した。評価結果は表1に示した。
表1に記載の割合で樹脂組成物溶液とした以外は、実施例1と同様の方法で評価を行った。評価結果は表1に示した。
Claims (17)
- 以下の成分:
(A)下記一般式(A1)で表されるポリイミド前駆体;
(B)スルホニル基含有化合物;及び
(C)光重合開始剤;
を含み、
Xは下記一般式(1):
Yは下記一般式(4):
若しくは下記一般式:
で表される構造を含む2価の有機基であり、
R1及びR2は、それぞれ独立に、水素原子、下記一般式(R1):
前記(B)スルホニル基含有化合物が、スルホン酸、スルホン酸塩及びスルホン酸無水物からなる群から選択される少なくとも1種である、ネガ型感光性樹脂組成物。 - 以下の成分:
(A)下記一般式(A1)で表されるポリイミド前駆体;
(B)スルホニル基含有化合物;及び
(C)光重合開始剤;
を含み、
Xは下記一般式(1):
Yは下記一般式(4):
で表される構造を含む2価の有機基であり、
R1及びR2は、それぞれ独立に、水素原子、下記一般式(R1):
前記(B)スルホニル基含有化合物が、スルホン酸、スルホン酸塩及びスルホン酸無水物からなる群から選択される少なくとも1種である、ネガ型感光性樹脂組成物。 - 前記(B)スルホニル基含有化合物が、スルホン酸及びスルホン酸無水物からなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1または2に記載のネガ型感光性樹脂組成物。
- 前記(A)ポリイミド前駆体の重量平均分子量が、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によるポリスチレン換算において、8000~22000である、請求項1~9のいずれか1項に記載のネガ型感光性樹脂組成物。
- 前記(B)スルホニル基含有化合物が、p-トルエンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸無水物、及びメタンスルホン酸からなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1~10のいずれか1項に記載のネガ型感光性樹脂組成物。
- 前記(B)スルホニル基含有化合物が、p-トルエンスルホン酸である、請求項11に記載のネガ型感光性樹脂組成物。
- 前記(B)スルホニル基含有化合物が、p-トルエンスルホン酸無水物である、請求項11に記載のネガ型感光性樹脂組成物。
- 前記(B)スルホニル基含有化合物が、メタンスルホン酸である、請求項11に記載のネガ型感光性樹脂組成物。
- 100質量部の前記(A)ポリイミド前駆体と、
前記(A)ポリイミド前駆体100質量部を基準として0.1~30質量部の前記(B)スルホニル基含有化合物と、
前記(A)ポリイミド前駆体100質量部を基準として0.1~20質量部の前記(C)光重合開始剤と、
を含む、請求項1~14のいずれか1項に記載のネガ型感光性樹脂組成物。 - 請求項1~15のいずれか1項に記載のネガ型感光性樹脂組成物を硬化するポリイミドの製造方法。
- (1)請求項1~15のいずれか1項に記載のネガ型感光性樹脂組成物を基板上に塗布して、感光性樹脂層を前記基板上に形成する工程と、
(2)前記感光性樹脂層を露光する工程と、
(3)露光後の前記感光性樹脂層を現像して、レリーフパターンを形成する工程と、
(4)前記レリーフパターンを加熱処理して、硬化レリーフパターンを形成する工程と、
を含む、硬化レリーフパターンの製造方法。
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