JP7240966B2 - 充電容量調節制御装置および充電容量調節制御方法 - Google Patents

充電容量調節制御装置および充電容量調節制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、組電池に含まれる電池セルの充電容量調節制御装置および充電容量調節制御方法に関する。
従来、複数の電池セルで構成される組電池を監視する装置において、各電池セルの充電容量を算出し、各電池セルの充電容量にばらつきが発生している場合、各電池セルに対応して設けられた半導体スイッチング素子を制御することにより、各電池セルの充電容量のばらつきを抑える充電容量調整制御装置が知られている。
特許文献1には、充電容量調整制御として、奇数番目の電池セルと偶数番目の電池セルのバランシングを交互に実施する手法が開示されている。
特開2010-228523号公報
従来の充電容量調整制御装置では、半導体スイッチング素子が故障し、ON固着状態になった場合は充電容量調整制御を停止させることがある。しかしながら、半導体スイッチング素子のON固着時に充電容量調整制御を停止させると、ON固着した半導体スイッチング素子に接続される電池セルのみが放電し続ける。その結果、ON固着した半導体スイッチング素子に接続される電池セルと、その他の電池セルとの充電容量の差が大きくなり、組電池の使用範囲が狭くなる。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、その目的は、組電池に含まれる電池セルの充電容量のばらつきを抑制することが可能な充電容量調節制御装置および充電容量調節制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、第1の観点に係る充電容量調節制御装置は、組電池に含まれるn(nは、2以上の整数)個の電池セルを、互いに隣接する電池セルが同一グループに属さないようにk(kは、n以下の整数)個のグループに分け、前記グループごとに前記電池セルの充電容量調節制御を実施する充電容量調節制御装置であって、前記電池セルを放電させるスイッチング素子のON固着を判定する固着判定部と、前記スイッチング素子のON固着の判定結果に基づいて、前記充電容量調節制御における前記電池セルの放電量を調整する充電容量調節制御部とを備える。
本発明によれば、組電池に含まれる電池セルの充電容量のばらつきを抑制することができる。
図1は、実施形態に係る組電池に適用された充電容量調節制御装置の構成を示すブロック図である。 図2は、図1の奇数番目の電池セルに接続された半導体スイッチング素子をONした際の放電経路を示すブロック図である。 図3は、図1の偶数番目の電池セルに接続された半導体スイッチング素子をONした際の放電経路を示すブロック図である。 図4は、ON固着状態の半導体スイッチング素子に隣接する半導体スイッチング素子をONした際の放電経路を示すブロック図である。 図5は、図1の充電容量調節制御装置の充電容量調整制御処理を示すフローチャートである。 図6は、図5のステップ204の処理の具体例を示すフローチャートである。 図7は、図1の半導体スイッチング素子のON固着時に、充電容量調整制御を停止した際の各電池セルの充電容量を示す図である。 図8は、図1の半導体スイッチング素子のON固着時に、充電容量調整制御を実施した際の各電池セルの充電容量を示す図である。
実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている諸要素およびその組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、実施形態に係る組電池に適用された充電容量調節制御装置の構成を示すブロック図である。
図1において、組電池101は、n(nは、2以上の整数)個の電池セルS1~Snを含む。電池セルS1~Snは、直列接続されている。各電池セルS1~Snは、例えば、リチウム電池セルである。
セルコントローラ102は、各電池セルS1~Snの放電を制御する。セルコントローラ102は、n個の半導体スイッチング素子SW1~SWnおよびスイッチング制御部102Aを備える。各半導体スイッチング素子SW1~SWnは、電池セルS1~Snを放電させる。スイッチング制御部102Aは、各半導体スイッチング素子SW1~SWnをスイッチング制御する。また、セルコントローラ102は、各電池セルS1~Snのそれぞれの電圧および半導体スイッチング素子SW1~SWnのそれぞれの電圧を測定する。
各電池セルS1~Snには、抵抗器R1~Rnが直列に接続され、半導体スイッチング素子SW1~SWnが並列に接続されている。各抵抗器R1~Rnは、電池セルS1~Snを放電するための抵抗器である。また、各電池セルS1~Snには、コンデンサC1~Cnが並列に接続されている。さらに、各電池セルS1~Snは、抵抗器RA1~RAnを介してセルコントローラ102に接続されている。
プロセッサ103は、セルコントローラ102と通信し、セルコントローラ102を制御することで、各電池セルS1~Snの充電容量調整制御を実施する。この充電容量調整制御では、プロセッサ103は、各電池セルS1~Snの充電容量が均一化されるように各半導体スイッチング素子SW1~SWnの制御指令をセルコントローラ102に送信する。
このとき、プロセッサ103は、電池セルS1~Snを奇数番目のグループと偶数番目のグループに分けて交互に充電容量調整制御を実施する。ここで、プロセッサ103は、各半導体スイッチング素子SW1~SWnのON固着状態に基づいて、充電容量調整制御における電池セルS1~Snの放電量を調整する。
プロセッサ103は、固着判定部103Aおよび充電容量調節制御部103Bとを備える。固着判定部103Aは、各半導体スイッチング素子SW1~SWnのON固着を判定する。固着判定部103Aは、各半導体スイッチング素子SW1~SWnのOFF時の各電池セルS1~Snの電圧に基づいて、各半導体スイッチング素子SW1~SWnのON固着を判定することができる。
すなわち、半導体スイッチング素子SW1~SWnがOFFの時は、その半導体スイッチング素子SW1~SWnに対応する電池セルS1~Snの電圧が測定でき、半導体スイッチング素子SW1~SWnがONの時は、その半導体スイッチング素子SW1~SWnに対応する電池セルS1~Snの電圧が測定できない。このため、固着判定部103Aは、半導体スイッチング素子SW1~SWnのOFF指令をセルコントローラ102に送信したときに、OFFされた半導体スイッチング素子SW1~SWnに対応する電池セルS1~Snの電圧の測定値を参照する。そして、固着判定部103Aは、その電池セルS1~Snの電圧値を測定できなければ、その電池セルS1~Snの半導体スイッチング素子SW1~SWnは、ON固着状態であると判定することができる。
充電容量調節制御部103Bは、各半導体スイッチング素子SW1~SWnのON固着の判定結果に基づいて、各電池セルS1~Snの放電量を調整する。このとき、充電容量調節制御部103Bは、半導体スイッチング素子SW1~SWnがON固着状態でないときに比べて、ON固着状態の半導体スイッチング素子SW1~SWnに接続されている電池セルS1~Snに隣接する電池セル1~Snの半導体スイッチング素子SW1~SWnで実施する放電量を減少させる。半導体スイッチング素子SW1~SWnで実施する放電量を減少させる場合、充電容量調節制御部103Bは、その半導体スイッチング素子SW1~SWnの所定の制御周期ごとのON回数またはON時間を、ON固着状態でないときと比べて短く設定することができる。
なお、プロセッサ103は、固着判定部103Aおよび充電容量調節制御部103Bの機能を実現するプログラムをRAM(Random Access Memory)に読み出し、そのプログラムを実行することで、固着判定部103Aおよび充電容量調節制御部103Bの機能を実現することができる。
プロセッサ103は、CPU(Central Processing Unit)であってもよいし、GPU(Graphics Processing Unit)であってもよい。プロセッサ103は、シングルコアロセッサであってもよいし、マルチコアロセッサであってもよい。プロセッサ103は、処理の一部または全部を行うハードウェア回路(例えば、FPGA(Field-Programmable Gate Array)またはASIC(Application Specific Integrated Circuit))を備えていてもよい。プロセッサ103は、ニューラルネットワークを備えていてもよい。
セルコントローラ102は、プロセッサ103からの指令に従って半導体スイッチング素子SW1~SWnをON/OFFする。ここで、例えば、電池セルS1を放電させる場合、プロセッサ103は、半導体スイッチング素子SW1のON指令をセルコントローラ102に送信する。セルコントローラ102は、プロセッサ103からの半導体スイッチング素子SW1のON指令に従って、半導体スイッチング素子SW1をONする。半導体スイッチング素子SW1がONされると、半導体スイッチング素子SW1と直列に接続されている抵抗器R1、R2を介して電池セルS1が放電される。
図2は、図1の奇数番目の電池セルに接続された半導体スイッチング素子をONした際の放電経路を示すブロック図である。
図2において、電池セルS1~Snの奇数番目のグループは、電池セルS1、S3、S5・・を含む。
電池セルS1に接続されている半導体スイッチング素子SW1がONされると、電池セルS1は、抵抗器R1、R2を介して放電される(電流経路400)。電池セルS3に接続されている半導体スイッチング素子SW3がONされると、電池セルS3は、抵抗器R3、R4を介して放電される(電流経路401)。他の奇数番目の電池セルの放電についても同様に、電池セルS(2m-1)(mは、1以上(n+1)/2以下の整数)に接続されている半導体スイッチング素子SW(2m-1)がONされると、電池セルS(2m-1)は、抵抗器R(2m-1)、R(2m)を介して放電される。
図3は、図1の偶数番目の電池セルに接続された半導体スイッチング素子をONした際の放電経路を示すブロック図である。
図3において、電池セルS1~Snの偶数番目のグループは、電池セルS2、S4、S6・・を含む。
電池セルS2に接続されている半導体スイッチング素子SW2がONされると、電池セルS2は、抵抗器R2、R3を介して放電される(電流経路500)。電池セルS4に接続されている半導体スイッチング素子SW4がONされると、電池セルS4は、抵抗器R4、R5を介して放電される(電流経路501)。他の偶数番目の電池セルについても同様に、電池セルS(2m)に接続されている半導体スイッチング素子SW(2m)がONされると、電池セルS(2m)は、抵抗器R(2m)、R(2m+1)を介して放電される。
図4は、ON固着状態の半導体スイッチング素子に隣接する半導体スイッチング素子をONした際の放電経路を示すブロック図である。
図4において、3番目(奇数番目)の半導体スイッチング素子SW3がON固着状態にあるものとする。そして、プロセッサ103は、偶数番目の電池セルS2、S4・・に接続される半導体スイッチング素子SW2、SW4・・のON指令をセルコントローラ102に送信したものとする。
電池セルS2、S4に接続されている半導体スイッチング素子SW2、SW4がONされると、半導体スイッチング素子SW3はON固着されているため、電池セルS2、S3、S4は、抵抗器R2、R5を介して放電される(電流経路600)。このため、ON固着状態の半導体スイッチング素子SW3に接続されている電池セルS3に隣接する電池セルS2、S4の放電量は、図2の奇数番目の電池セルと図3の偶数番目の電池セルを交互に放電させたときの放電量よりも多くなる。
ここで、プロセッサ103は、3番目(奇数番目)の半導体スイッチング素子SW3のON固着状態を検出したものとする。このとき、プロセッサ103は、半導体スイッチング素子SW3がON固着状態のときの半導体スイッチング素子S2、S4で実施する放電量を抑えるため、半導体スイッチング素子SW3がON固着してないときと比較して、半導体スイッチング素子SW2、SW4の制御周期ごとのON回数またはON時間を短く設定する。
この場合、プロセッサ103は、放電経路600に含まれる電池セルS2、S3、S4の電圧と抵抗器R2、R5の抵抗値から流れる電流を算出し、半導体スイッチング素子S3がON固着してないときの電流値と比較して、どの程度電流が増えるかによって半導体スイッチング素子SW2、SW4のON回数またはON時間を予め設定されている値より小さく設定する。
また、偶数番目の半導体スイッチング素子がON固着した際も同様に、奇数番目の電池セルに接続される半導体スイッチング素子をONすると、放電回路に複数の電池セルが含まれることにより、放電量が大きくなる。このため、プロセッサ103は、ON固着状態の偶数番目の半導体スイッチング素子に接続されている電池セルに隣接する電池セルに接続される奇数番目の半導体スイッチング素子のON回数またはON時間を短く設定する。
これにより、半導体スイッチング素子がON固着した場合においても、ON固着状態の半導体スイッチング素子に接続されている電池セルに隣接する電池セルの放電量を抑えることができ、各電池セルS1~Snの充電容量のばらつきを抑えることができる。このため、組電池102の使用範囲を広くすることができ、組電池102が搭載された車両の走行距離を長くすることができる。
図5は、図1の充電容量調節制御装置の充電容量調整制御処理を示すフローチャートである。
図5において、図1の充電容量調節制御装置は、例えば、車両用回転電機の駆動に使用される車両用電池システムに搭載することができる。このとき、車両のイグニッションキーがONされると、プロセッサ103は、充電容量調整制御を開始する。
ステップ200では、プロセッサ103は、セルコントローラ102によって測定された各電池セルS1~Snの電圧を基に各電池セルS1~Snの充電容量を算出する。このとき、プロセッサ103は、各電池セルS1~Snの電圧と、各電池セルS1~Snの充電容量との関係を示したテーブルを参照することにより、各電池セルS1~Snの充電容量を算出するようにしてもよい。
次に、ステップ201では、プロセッサ103は、ステップ200で算出した各電池セルS1~Snの充電容量を解析し、充電容量にばらつきがあるか確認する。充電容量を確認した結果、ばらつきがない場合はステップ202に進み、ばらつきがある場合はステップ203に進む。
ステップ202では、プロセッサ103は、全ての電池セルS1~Snの半導体スイッチング素子SW1~SWnをOFFする指令を作成し、ステップ206に進む。このとき、プロセッサ103は、各電池セルS1~Snの充電容量にばらつきがないため、セルバランシングは実施しない。
一方、ステップ203では、プロセッサ103は、各電池セルS1~Snの充電容量のばらつきを抑えるため、各電池セルS1~Snの充電容量に基づいてセルバランシングを行う際の放電量を設定する。
プロセッサ103は、ステップ203で各電池セルS1~Snの放電量を設定した後、ステップ204に進む。ステップ204では、半導体スイッチング素子SW1~SWnのON回数またはON時間を設定する。
次に、ステップ205では、プロセッサ103は、ステップ204で設定した半導体スイッチング素子SW1~SWnのON回数またはON時間を基にセルコントローラ102に送信する指令を作成する。
次に、ステップ206では、プロセッサ103は、ステップ202またはステップ205で作成した指令を、奇数番目の電池セルと偶数番目の電池セルに分けて交互にセルコントローラ102に送信する。
次に、ステップ207では、セルコントローラ102は、プロセッサ103から送信された指令に従って、半導体スイッチング素子SW1~SWnをON/OFF動作させることで、各電池セルS1~Snを放電させる。
次に、ステップ208では、プロセッサ103は、ステップ203で設定した放電量だけ各電池セルS1~Snが放電されたかを確認する。各電池セルS1~Snの放電が完了している場合、プロセッサ103は、充電容量調整制御を終了する。一方、各電池セルS1~Snの放電が完了していない場合、プロセッサ103は、ステップ203に戻り、充電容量調整制御を継続する。
図6は、図5のステップ204の処理の具体例を示すフローチャートである。
図6において、ステップ301では、プロセッサ103は、ON固着状態の半導体スイッチング素子SW1~SWnがあるか確認する。半導体スイッチング素子SW1~SWnがON固着状態であるかの診断は、半導体スイッチング素子SW1~SWnがOFF状態の時に測定された半導体スイッチング素子SW1~SWnの電圧を基に実施する。プロセッサ103は、ON固着状態の半導体スイッチング素子SW1~SWnがないと判定した場合、ステップ302に進み、ON固着状態の半導体スイッチング素子SW1~SWnがあると判定した場合、ステップ303に進む。
ステップ302では、プロセッサ103は、ON固着状態の半導体スイッチング素子SW1~SWnがないため、半導体スイッチング素子SW1~SWnのON回数またはON時間を予め設定されている値とする。
このとき、セルコントローラ102は、予め設定されているON回数またはON時間に従って、奇数番目の電池セルと偶数番目の電池セルの半導体スイッチング素子SW1~SWnを交互にONすることによって各電池セルS1~Snを放電させる。
一方、ステップ303では、プロセッサ103は、1番目の半導体スイッチング素子SW1からn番目の半導体スイッチング素子SWnまで順番にON固着診断結果を確認し、ON固着している半導体スイッチング素子SW1~SWnの番号を取得する。
次に、ステップ304では、プロセッサ103は、ステップ303で取得した番号のON固着状態の半導体スイッチング素子に接続されている電池セルに隣接する電池セルの半導体スイッチング素子のON回数またはON時間を予め設定されている値より小さく設定する。
次に、ステップ305では、プロセッサ103は、ON固着状態の半導体スイッチング素子に隣接しない半導体スイッチング素子のON回数またはON時間を設定する。これらの半導体スイッチング素子は、ON固着状態の半導体スイッチング素子による放電量の増大の影響を受けず、図2および図3に示すように、奇数番目の電池セルと偶数番目の電池セルを交互に放電することでセルバランシングできるため、プロセッサ103は、半導体スイッチング素子のON回数またはON時間を予め設定されている値とする。
図7は、図1の半導体スイッチング素子のON固着時に、充電容量調整制御を停止した際の各電池セルの充電容量を示す図である。
図7において、図1の各電池セルS1~S5のセル電圧をV1~V5とする。ここで、図4に示すように、電池セルS3がON固着状態にあるものとする。
このとき、プロセッサ103が充電容量調整制御を停止すると、ON固着状態の半導体スイッチング素子SW3に接続される電池セルS3のみが放電し続けるため、セル電圧V1~V5のばらつきが大きくなる。この結果、各電池セルS1~S5の使用可能最大電圧および使用可能最小電圧までの幅が狭くなり、組電池101の使用範囲が小さくなる。
図8は、図1の半導体スイッチング素子のON固着時に、充電容量調整制御を実施した際の各電池セルの充電容量を示す図である。
図8において、半導体スイッチング素子S3がON固着状態であっても、プロセッサ103は、充電容量調整制御を実施することによって、電池セルS1~S5の充電容量のばらつきを抑えることができる。この結果、各電池セルS1~S5の使用可能最大電圧および使用可能最小電圧までの幅を広くすることができ、組電池101の使用範囲を大きくすることができる。
なお、上述した実施形態では、、組電池101に含まれる電池セルS1~Snの奇数番目のグループと偶数番目のグループに分けて交互に充電容量調整制御を実施する方法について説明したが、組電池101に含まれるn(nは、2以上の整数)個の電池セルを、互いに隣接する電池セルが同一グループに属さないようにk(kは、n以下の整数)個のグループに分け、そのグループごとに電池セルの充電容量調節制御を実施するようにしてもよい。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。
101 組電池、102 セルコントローラ、103 プロセッサ、S1~Sn 電池セル、R1~Rn+1 放電抵抗器、C1~Cn コンデンサ、SW1~SWn 半導体スイッチング素子

Claims (4)

  1. 組電池に含まれるn(nは、2以上の整数)個の電池セルを、互いに隣接する電池セルが同一グループに属さないようにk(kは、n以下の整数)個のグループに分け、前記グループごとに前記電池セルの充電容量調節制御を実施する充電容量調節制御装置であって、
    前記電池セルを放電させるスイッチング素子のON固着を判定する固着判定部と、
    前記スイッチング素子のON固着の判定結果に基づいて、前記充電容量調節制御における前記電池セルの放電量を調整する充電容量調節制御部とを備え、
    前記充電容量調節制御部は、ON固着状態の第1スイッチング素子に接続されている第1電池セルに隣接する第2電池セルの第2スイッチング素子のON回数またはON時間を、前記第1スイッチング素子がON固着状態でないときと比べて短く設定して充電容量調整制御を行う充電容量調整制御装置。
  2. 前記充電容量調節制御部は、ON固着状態のスイッチング素子がない場合と、ON固着状態のスイッチング素子がある場合について、放電経路に含まれる電池セルの電圧と抵抗器の抵抗値に基づいて算出した電流値の比較結果に基づいて、前記ON回数または前記ON時間を設定する請求項に記載の充電容量調整制御装置。
  3. プロセッサを備える充電容量調節制御方法であって、
    前記プロセッサは、
    組電池に含まれるn(nは、2以上の整数)個の電池セルを、互いに隣接する電池セルが同一グループに属さないようにk(kは、n以下の整数)個のグループに分け、前記グループごとに前記電池セルの充電容量調節制御を実施する際に、前記電池セルを放電させるスイッチング素子のON固着を判定し、
    前記スイッチング素子のON固着の判定結果に基づいて、前記充電容量調節制御における前記電池セルの放電量を調整し、さらに、
    前記プロセッサは、ON固着状態の第1スイッチング素子に接続されている第1電池セルに隣接する第2電池セルの第2スイッチング素子のON回数またはON時間を、前記第1スイッチング素子がON固着状態でないときと比べて短く設定して充電容量調整制御を行う充電容量調整制御方法。
  4. 前記プロセッサは、ON固着状態のスイッチング素子がない場合と、ON固着状態のスイッチング素子がある場合について、放電経路に含まれる電池セルの電圧と抵抗器の抵抗値に基づいて算出した電流値の比較結果に基づいて、前記ON回数または前記ON時間を
    設定する請求項に記載の充電容量調整制御方法。
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