JP7240816B2 - 回動ユニット及び便器装置 - Google Patents

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Description

本発明は、便器装置に用いられる回動ユニットに関する。
従来より、便器本体にケーシングを設置し、そのケーシングにヒンジ機構を介して便座を取り付けたうえで、その便座内に局部洗浄装置等の機能部品を組み込むことがある(たとえば、特許文献1参照)。このように便座内に機能部品を組み込むうえでは、通常、便座内の機能部品とケーシング内の電気部品を配線用のケーブルを介して接続する必要がある。
特開2015-54090号公報
ところで、特許文献1の構造のもとでは、便座が倒伏位置から起立位置に回動するとき、ケーブルの一部が外部空間に露出してしまう。ケーブルの露出箇所は変形が拘束されていないため、便座が倒伏位置に回動するときに大きく変形してしまい、便座とケーシングの間にケーブルが挟み込まれる恐れがある。これは、便座、便蓋等の回動部材とケーシングの内部を通るように、ケーブル、ホース等の索状部材を引き回す場合に共通する問題であり、その改善が望まれる。
本発明のある態様は、このような課題に鑑みてなされ、その目的の1つは、回動部材とケーシングの内部を通るように索状部材を引き回す場合に、索状部材の保護を図れる技術を提供することにある。
前述の課題を解決するための本発明の第1態様は、便器本体に設置されるケーシングと、前記ケーシングにヒンジ機構を介して回動可能に取り付けられ、倒伏位置と起立位置の間を回動可能な中空構造の回動部材と、前記ケーシング及び前記回動部材のそれぞれの内部を通るように引き回される索状部材と、を備え、前記ケーシング及び前記回動部材の一方は、前記ヒンジ機構のヒンジ軸部とは異なる箇所に設けられ、前記索状部材が挿通される挿通部を有し、前記挿通部は、前記ケーシング及び前記回動部材の他方の内部空間に前記索状部材を引き出すための引出口を有し、前記回動部材の回動可能範囲のなかで前記倒伏位置から前記起立位置側に向かう少なくとも一部の範囲を特定回動範囲というとき、前記引出口は、前記特定回動範囲のいずれに前記回動部材があるときも、前記内部空間に露出する位置にあるように設けられる。
第1態様によれば、回動部材が回動するときでも特定回動範囲では、ケーシング及び回動部材の他方と挿通部との間から索状部材が外部空間にはみ出る事態を避けられる。これに伴い、回動部材が倒伏位置と起立位置の間を回動する前後で、回動部材とケーシングの間から外部空間に索状部材がはみ出る事態を避け易くなる。よって、索状部材の外部空間へのはみ出しに起因して、回動部材が倒伏位置に回動するときに索状部材が大きく変形してしまい、回動部材とケーシングの間に挟み込まれる事態を避け易くなる。
本実施形態の便器装置の斜視図である。 本実施形態の便器装置の側面図である。 本実施形態の回動ユニットの一部の機能を示す構成図である。 図3のA-A線断面図である。 本実施形態の回動ユニットの一部を示す上面断面図である。 図5の左側のヒンジ機構の一部を下側から見た斜視図である。 本実施形態の第1挿通部を右上側から見た斜視図である。 本実施形態の回動ユニットの一部を示す他の上面断面図である。 図4と同じ視点から回動ユニットを見た他の図である。 図9の矢視Bからケーシングの挿通部を周辺構造とともに見た図である。
以下、実施形態、変形例では、同一の構成要素に同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、各図面では、説明の便宜のため、構成要素の一部を適宜省略したり、構成要素の寸法を適宜拡大、縮小して示す。
図1は、本実施形態の便器装置10の斜視図である。図2は、便器装置10の側面図である。図2では、便器本体14の一部の内部構造を示す。便器装置10は、前部に便鉢部12を有する便器本体14と、便器本体14に取り付けられる回動ユニット16とを備える。便器本体14は、便鉢部12の他に、便鉢部12の上端開口の周縁部を形成するリム部18を有する。
図3は、回動ユニット16の一部の機能を示す構成図である。回動ユニット16は、主に、ケーシング20と、便座22と、索状部材24、26と、を備える。以下、互いに直交する三つの方向を用いて説明する。これらの方向とは、便器本体14の前後方向X、左右方向Y及び上下方向Zである。前後方向X、左右方向Yは水平方向であり、便座22に通常の姿勢で座る人の前後左右と対応する。上下方向Zは鉛直方向である。
図1~図3に示すように、ケーシング20は、便器本体14の後部に設置される。ケーシング20には、複数の第1機能部品28が収容される。ケーシング20には、ヒンジ機構を介して回動可能に便蓋30が取り付けられる。
図4は、図3のA-A線断面図である。本図では便座22が倒伏位置Paにある。ケーシング20は、便器本体14の後部に取り付けられるとともに第1機能部品28を支持するベース部材32と、第1機能部品28を覆うようにベース部材32に組み付けられるケースカバー34とを有する。
図2に示すように、便座22は、ケーシング20に後述するヒンジ機構を介して回動可能に取り付けられる。便座22は、便器本体14のリム部18上に倒伏した倒伏位置Paと、便器本体14に対して起立した起立位置Pbの間を回動可能である。本実施形態では、便座22の回動可能範囲の一端位置が倒伏位置Paとなり、その回動可能範囲の他端位置が起立位置Pbとなる。
図3、図4に示すように、便座22は、全体として環状をなす中空構造である。便座22の内部には周方向に連続する空洞部が設けられ、その後部の内部には複数の第2機能部品36が収容される。
ここでの機能部品28、36とは、便器装置10に付随する所定の機能を発揮するためのものである。機能部品28、36には、たとえば、便座22に着座する着座者の局部を洗浄するための局部洗浄装置38、着座者に乾燥風を吹き付けて乾燥させるための乾燥装置40、便鉢部12内で発生する臭気を吸引して脱臭するための脱臭装置42が含まれる。また、この他にも、便座22や便蓋30を回動するための駆動装置(不図示)、各機能部品に電力を供給したり各機能部品を制御するための回路基板44、局部洗浄装置38等に洗浄水を供給するための給水装置46、が含まれる。ケーシング20には、前述の駆動装置、回路基板44、給水装置46が第1機能部品28として収容される。便座22には、局部洗浄装置38と、乾燥装置40と、脱臭装置42とが第2機能部品36として収容される。
索状部材24、26は可とう性を持つ。索状部材24、26は、ケーシング20及び便座22のそれぞれの内部を通るように引き回される。詳しくは、索状部材24、26は、ケーシング20の内部に一端側部分が配置され、かつ、便座22の内部に他端側部分が配置されるように引き回される。索状部材24、26は、このように引き回されるうえで、後述する挿通部52、54内を通るように設けられる。
本実施形態の索状部材24、26には、配線用の複数の第1索状部材24と、導水用の第2索状部材26と、が含まれる。本実施形態において、第1索状部材24はケーブルが構成し、第2索状部材26はホースが構成する。本実施形態においては三つの第1索状部材24が用いられる。三つの第1索状部材24は長手方向に間を空けた箇所Pcで束ねられている。
索状部材24、26の一端部はケーシング20内の第1機能部品28に接続され、その他端部は便座22内の第2機能部品36に接続される。詳しくは、本実施形態において、三つの第1索状部材24の一端部はケーシング20内の回路基板44に接続される。複数の第1索状部材24の他端部は、便座22内の局部洗浄装置38、乾燥装置40、脱臭装置42のそれぞれに個別に接続される。局部洗浄装置38等には回路基板44から第1索状部材24を通して電力、制御信号等が伝送される。第2索状部材26の一端部はケーシング20内の給水装置46に接続される。第2索状部材26の他端部は便座22内の局部洗浄装置38に接続される。局部洗浄装置38には給水装置46から第2索状部材26を通して洗浄水が供給される。
図5は、回動ユニット16の一部を示す上面断面図である。本図では便座22が倒伏位置Paにある。本実施形態の便座22は一対のヒンジ機構48を介してケーシング20に回動可能に取り付けられる。一対のヒンジ機構48は左右方向Yに間を置いて設けられる。
ヒンジ機構48は、ケーシング20に設けられる第1ヒンジベース部48aと、便座22に設けられる第2ヒンジベース部48bとを有する。本実施形態の第1ヒンジベース部48aと第2ヒンジベース部48bは左右方向Yに対向して設けられる板状をなす。第1ヒンジベース部48aは、ケーシング20の前面部から前方に突き出るように設けられる。第2ヒンジベース部48bは、便座22の後面部から後方に突き出るように設けられる。
ヒンジ機構48は、第1ヒンジベース部48a及び第2ヒンジベース部48bの一方に設けられるヒンジ軸部48cと、それらの他方に設けられるとともにヒンジ軸部48cを回動自在に支持する軸支持部48dとを有する。本実施形態において、ヒンジ軸部48cは第2ヒンジベース部48b、軸支持部48dは第1ヒンジベース部48aに設けられる。ヒンジ軸部48cは第2ヒンジベース部48bから第1ヒンジベース部48aに突き出るように設けられ、軸支持部48dは第1ヒンジベース部48aから第2ヒンジベース部48bに突き出るように設けられる。
図6は、図5の左側(紙面右側)のヒンジ機構48の一部を下側から見た斜視図である。図5、図6に示すように、便座22のケーシング20と前後方向Xに対向する箇所には便座22の外内を通じさせる開口部50が設けられる。便座22の開口部50は、左右方向Yにずれた位置に設けられる一対の側壁部50a、50bが形成している。一対の側壁部50aには、左右方向X外側の第1側壁部50aと、左右方向X内側の第2側壁部50bとが含まれる。第1側壁部50aは、便座22の後面部から後方に突き出るように設けられ、第2ヒンジベース部48bを構成している。第2側壁部50bは、便座22の後面部から前方に延びるように設けられる。第1側壁部50aの左右方向Y内側を向く内壁面には第1平坦面50cが設けられ、第2側壁部50bの左右横行Y外側を向く外壁面には第2平坦面50dが設けられる。
図5に示すように、ケーシング20は、ヒンジ機構48のヒンジ軸部48cと異なる箇所に設けられ、索状部材24、26が挿通される挿通部52、54を有する。本実施形態の挿通部52、54は、ヒンジ機構48の構成要素となるヒンジベース部48a、48b、ヒンジ軸部48c、軸支持部48dとは異なる箇所、つまり、ヒンジ機構48とは異なる箇所に設けられる。
挿通部52、54には、第1索状部材24が挿通される第1挿通部52と、第2索状部材26が挿通される第2挿通部54とが含まれる。第1挿通部52と第2挿通部54は左右方向Yに間を置いて設けられる。第1挿通部52と第2挿通部54は、大半の構成が共通するため、その共通する構成に関しては、第1挿通部52を示す図面を参照しながら説明する。
挿通部52、54は、ヒンジ機構48より左右方向Yの内側に設けられる。詳しくは、挿通部52、54は、一対のヒンジ機構48に対して左右方向Yの内側にずれて位置するように設けられる。第1挿通部52と第2挿通部54は、一対のヒンジ機構48に対して挟まれた箇所に位置するように設けられるとも捉えられる。
図7は、第1挿通部52を右上側から見た斜視図である。図4、図5、図7に示すように、挿通部52、54は、ケーシング20の便座22と前後方向Xに対向する箇所から、前後方向Xで便座22側に近づく方向(前方向)に突き出るように設けられる。挿通部52、54の基端側部分は前方向に延びるように設けられ、それらの先端側部分は上方向に延びるように設けられる。
挿通部52、54の内側にはケーシング20の内部空間の一部となる配索空間56が設けられる。配索空間56は、ケーシング20に設けられる第1機能部品28を収容する収容空間58から前方向に広がるように設けられる。索状部材24、26は配索空間56を通るように配される。
挿通部52、54は、便座22の内部空間22aに索状部材24、26を引き出すための引出口60を有する。ケーシング20の内部空間は、便座22が倒伏位置Paにあるとき、挿通部52、54の引出口60を介して外部空間62を経由することなく便座22の内部空間22aに通じている。挿通部52、54の引出口60は、挿通部52、54の左右方向Y内側の内側面64に開口している。詳しくは、一対の挿通部52、54それぞれの引出口60は、一対の挿通部52、54それぞれの内側面64に開口している。本実施形態の引出口60は挿通部52、54の先端部から基端側に向けて窪む切り欠きである。本実施形態の引出口60は、ヒンジ機構48のヒンジ軸部48cの中心軸線Laに沿った軸方向(左右方向Y)から見て、その中心軸線Laと重なる位置に設けられる。
本実施形態の挿通部52、54の先端部には先端開口66が設けられる。引出口60の縁面は、先端開口66の縁面と連続するように設けられる。本実施形態の挿通部52、54の先端部は、便座22が倒伏位置Paにあるとき、便座22の上面部から隙間68を空けて設けられる。隙間68の最小幅は、たとえば、索状部材24、26の外径より小さくなるように設定される。
便座22の開口部50を構成する第1側壁部50aは、挿通部52、54を左右方向Yの外側から覆うように設けられる。便座22の開口部50を構成する第2側壁部50bは、挿通部52、54の引出口60以外の他の箇所と左右方向Yに重なるように設けられる。一対の側壁部50a、50bは、便座22が回動するとき、ケーシング20の挿通部52、54と接触することで、便座22の動きをガイド可能である。
図8は、回動ユニット16の一部を示す他の上面断面図である。本図では便座22が起立位置Pbにある。図3、図4、図8に示すように、索状部材24、26は、ケーシング20の収容空間58を画定する箇所と、便座22の内部空間22aを画定する箇所に固定具70を用いて固定されている。本実施形態の固定具70は、索状部材24、26を挟み込んだ状態でケーシング20や便座22に固定するクリップである。索状部材24、26は、ケーシング20に対する固定具70による固定箇所と、便座22に対する固定具70による固定箇所の間に設けられる弛み部分72を有する。索状部材24、26の弛み部分72は挿通部52、54に挿通される。なお、複数の第1索状部材24は、複数の第1索状部材24を束ねた一対の束ね箇所Pcの間で固定具70を用いて固定される。
図9は、図4と同じ視点から回動ユニット16を見た他の図である。本図では便座22が起立位置Pbにある。便座22の回動可能範囲のなかで倒伏位置Paから起立位置Pb側に向かう少なくとも一部の範囲を特定回動範囲という。図4、図5、図8、図9に示すように、引出口60は、便座22が特定回動範囲のいずれにあるときも、便座22の内部空間22aに露出する位置にあるように設けられる。本実施形態での特定回動範囲は、倒伏位置Paから起立位置Pbまでの全範囲、つまり、便座22の回動可能範囲そのものである。引出口60は、便座22が倒伏位置Paと起立位置Pbのいずれにあるときも、便座22の内部空間22aに露出する位置にあるように設けられるとも捉えられる。引出口60は、便座22が特定回動範囲のいずれにあるときも、便座22やケーシング20の外部空間62に露出しない位置に設けられるとも捉えられる。
索状部材24、26は、便座22やケーシング20の外部空間62を経由することなく、挿通部52、54の内部のみを経由して、ケーシング20の内部空間から便座22の内部空間22aに引き出される。この条件は、便座22が特定回動範囲のいずれにあるときも満たされる。なお、挿通部52、54は、便座22が特定回動範囲のいずれにあるときも、便座22の開口部50を通るように設けられる。
回動ユニット16の作用とともに効果を説明する。
(A)便座22の内部空間22aに索状部材24、26を引き出すための挿通部52、54の引出口60は、便座22が特定回動範囲のいずれにあるときも、便座22の内部空間22aに露出する位置にあるように設けられる。よって、便座22が回動するときでも特定回動範囲では、便座22とケーシング20の挿通部52、54との間から索状部材24、26が外部空間62にはみ出る事態を避けられる。これに伴い、便座22が倒伏位置Paと起立位置Pbの間を回動する前後で、便座22とケーシング20の間から外部空間62に索状部材24、26を避け易くなる。よって、索状部材24、26の外部空間へのはみ出しに起因して、便座22が倒伏位置Paに回動するときに索状部材24、26が大きく変形してしまい、便座22とケーシング20の間に挟み込まれる事態を避け易くなる。これにより、便座22とケーシング20の内部を通るように索状部材24、26を引き回す場合に、索状部材24、26の保護を図れる。
特に、本実施形態の挿通部52、54の引出口60は、便座22が倒伏位置Paと起立位置Pbのいずれにあるときも、便座22の内部空間22aに露出する位置にあるように設けられる。よって、便座22が倒伏位置Paと起立位置Pbの間を回動するとき、前述のように索状部材24、26が外部空間62にはみ出る事態を安定して避けられ、前述の効果を有効に得られる。
倒伏位置Paと起立位置Pbの間を便座22が回動したとき、索状部材24、26の一端側部分と他端側部分の相対的な位置関係が変化する。これに追従して、索状部材24、26の挿通部52、54内に挿通される弛み部分72にねじれ荷重や曲げ荷重が付与され、その弛み部分72が変形しようとする。
ここで、かりに、ヒンジ機構48のヒンジ軸部48cに索状部材24、26を挿通する場合、ヒンジ軸部48cを中空構造としたうえで索状部材24、26を挿通することになる。しかしながら、意匠性への要求から、ヒンジ軸部48cを含むヒンジ機構48を大型化するにも限界がある。このため、ヒンジ軸部48cに索状部材24、26を挿通する場合、索状部材24、26の弛み量を大きくするためのスペースをヒンジ軸部48c内に確保し難くなる。このようなスペースを確保できないと、索状部材24、26の弛み部分72が変形しようとしたとき、索状部材24、26とヒンジ軸部48cの内壁面との間での摩擦により索状部材24、26の変形が容易に拘束され、索状部材24、26の弛み部分72に局所的にねじれ荷重や曲げ荷重が付与され易くなる。
この点、本実施形態ではヒンジ軸部48cとは異なる箇所に索状部材24、26の挿通部52、54が設けられている。よって、ヒンジ機構48の大型化を伴うことなく挿通部52、54を容易に大型化でき、索状部材24、26の弛み量を大きくするためのスペースを挿通部52、54内に確保し易くなる。これに伴い、十分な弛みを持たせた状態で索状部材24、26の弛み部分72を挿通部52、54に挿通できる。このため、索状部材24、26の弛み部分72が変形しようとしたとき、その弛み部分72に局所的にねじれ荷重や曲げ荷重が付与される事態を避け易くなる。この結果、便座22の回動に伴う索状部材24、26の負担を軽減でき、索状部材24、26の保護を図れる。
挿通部52、54は、ケーシング20に回動可能に取り付けられる便座22ではなくケーシング20に設けられる。よって、便座22の回動に追従して挿通部52、54が回動しないため、挿通部52、54の回動を許容するための余分なスペースを便座22の内部空間に確保せずともよくなり、便座22の小型化を図れる。
挿通部52、54には、配線用の第1索状部材24が挿通される第1挿通部52と、導水用の第2索状部材26が挿通される第2挿通部54とが含まれる。よって、導電経路となる第1索状部材24と導水経路となる第2索状部材26が同じ挿通部52、54を通る場合より安全性を高められる。
回動ユニット16の他の工夫点を説明する。図4、図9を参照する。便座22には第1ストッパ部73が設けられ、ケーシング20には第1ストッパ受け部74が設けられる。本実施形態の第1ストッパ部73は、便座22の後面部、詳しくは、便座22の上面部の後端から垂れ下がる便座22の後面部の下縁部に設けられる。本実施形態の第1ストッパ受け部74は、ケーシング20の挿通部52、54の後面部に設けられる。便座22は、便座22が倒伏位置Paから起立位置Pbに向かう起立方向Pdに回動したとき、第1ストッパ部73が第1ストッパ受け部74に当たることにより、その起立方向Pdでの回動範囲が規制される。本実施形態の便座22は、第1ストッパ部73が第1ストッパ受け部74に当たるとき、前述の起立位置Pbに配置される。
便座22には第2ストッパ部76が設けられ、ケーシング20には第2ストッパ受け部78が設けられる。第2ストッパ部76は、便座22の後面部、詳しくは、本実施形態の便座22の下面部の後端から立ち上がる便座22の後面部の上縁部に設けられる。本実施形態の第2ストッパ受け部78は、ケーシング20の挿通部52、54の前面部に設けられる。便座22は、便座22が起立位置Pbから倒伏位置Paに向かう倒伏方向Peに回動したとき、第2ストッパ部76が第2ストッパ受け部78に当たることにより、その倒伏方向Peでの回動範囲が規制される。本実施形態の便座22は、第2ストッパ部76が第1ストッパ受け部78に当たるとき、前述の倒伏位置Paに配置される。
このように、ケーシング20の挿通部52、54は、便座22と当たることにより、便座22の回動範囲を規制可能である。よって、便座22の回動範囲を規制するための箇所を挿通部52、54とは別の箇所に設けずともよくなり、回動ユニット16の構造の簡素化を図れる。
図10は、図9の矢視Bからケーシング20の挿通部52を周辺構造とともに見た図である。図4、図9、図10等に示すように、便座22は、便座22の回動可能範囲での位置によらず、挿通部52、54の先端部80を覆い隠すように設けられる。これは、便座22の回動可能範囲での位置によらず、挿通部52、54の先端部80を前後左右から便座22が覆うように設けられ、挿通部52、54の先端部80を前後左右から視認不能であることを意味する。これにより、便座22の回動可能範囲の位置によって挿通部52、54の先端部80が外部空間62に露出する場合と比べ、挿通部52、54の先端部80と便座22の間に指先が入り難くなり、安全性を向上を図れる。
このような観点から、ケーシング20の挿通部52、54と便座22の間の継ぎ目は、ユーザの指先を差し込み不能な大きさに設定されるとよい。この継ぎ目には、便座22と挿通部52、54の先端部80の間の隙間が含まれる。
以上、実施形態をもとに本発明を説明した。次に、各構成要素の変形例を説明する。
便座22は、便器本体14に回動可能に取り付けられる回動部材の例として説明した。索状部材24、26の引き回しの対象となる回動部材は、便座22に限定されるものではなく、たとえば、便蓋30でもよい。
挿通部52、54は、ケーシング20及び回動部材の一方となるケーシング20に設けられる例を説明したが、回動部材に設けられてもよい。この場合、挿通部52、54の引出口60からは、ケーシング20及び回動部材の他方となるケーシング20の内部空間に索状部材24、26を引き出せればよい。また、この場合、回動部材の挿通部52、54の引出口60が、回動部材が倒伏位置Paと起立位置Pbのいずれにあるときも、ケーシング20の内部空間に露出する位置にあるように設けられていればよい。
ケーシング20の挿通部52、54は、回動部材と当たることにより、回動部材の回動範囲を規制可能である例を説明した。回動部材に挿通部52、54が設けられる場合、挿通部52、54は、ケーシング20に当たることにより、回動部材の回動範囲を規制可能であればよい。
ケーシング20の挿通部52、54は、ケーシング20から突き出るように設けられ、回動部材は、回動部材の回動範囲での位置によらず、挿通部52、54の先端部を覆い隠すように設けられる例を説明した。回動部材に挿通部52、54が設けられる場合、挿通部52、54は、回動部材から突き出るように設けられ、ケーシング20は、回動部材の回動範囲での位置によらず、挿通部52、54の先端部を覆い隠すように設けられていればよい。
回動部材の特定回動範囲は回動部材(便座22)の回動可能範囲そのものである例を説明した。特定回動範囲はこれに限定されるものではない。回動部材が起立位置にあるとき、索状部材24、26の一部が外部空間62に露出していてよいとも捉えられる。前述の効果(A)を安定して得る観点から、特定回動範囲は、たとえば、倒伏位置Paから起立位置Pbまでの範囲のなかの半分以上の範囲で、かつ、倒伏位置Paから起立位置Pb側に向かう範囲に設定されると好ましい。
挿通部52、54は、第1索状部材24用の第1挿通部52と第2索状部材26用の第2挿通部54が含まれる例を説明したが、いずれか一方のみが用いられてもよい。挿通部52、54は、左右方向Yに間を置いて複数設けられる例を説明したが、単数の挿通部52、54のみが設けられてもよいし、その左右方向Yでの位置は特に限定されない。
挿通部52、54は、ヒンジ機構48のヒンジ軸部48cと異なる箇所に設けられていればよい。たとえば、挿通部52、54は、その一部がヒンジベース部48a、48bにより構成されていてもよい。
索状部材24、26には配線用の第1索状部材24と導水用の第2索状部材26が含まれる例を説明したが、いずれか一方のみが用いられてもよい。
固定具70は、ケーシング20や回動部材に索状部材24、26を固定できれば、その具体例は特に限定されない。たとえば、固定具70は、索状部材24、26を巻き付けることで索状部材24、26を固定可能でもよい。また、固定具70は、ケーシング20や回動部材と別体でもよいし、これらと同じ部材の一部として構成されてもよい。
以上、本発明の実施形態や変形例について詳細に説明した。前述した実施形態や変形例は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体例を示したものにすぎない。実施形態や変形例の内容は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、請求の範囲に規定された発明の思想を逸脱しない範囲において、構成要素の変更、追加、削除等の多くの設計変更が可能である。前述の実施形態では、このような設計変更が可能な内容に関して、「実施形態の」「実施形態では」等との表記を付して強調しているが、そのような表記のない内容でも設計変更が許容される。以上の構成要素の任意の組み合わせも、本発明の態様として有効である。図面の断面に付したハッチングは、ハッチングを付した対象の材質を限定するものではない。
以上の実施形態、変形例により具体化される発明を一般化すると、以下の技術的思想が導かれる。以下、発明が解決しようとする課題に記載の態様を用いて説明する。
第2態様の回動ユニットは、第1態様において、前記挿通部は、前記ケーシングに設けられてもよい。
この態様によれば、回動部材の回動に追従して挿通部が回動しないため、挿通部の回動を許容するための余分なスペースを回動部材の内部空間に確保せずともよくなる。
第3態様の回動ユニットは、第1または第2態様において、前記索状部材には、配線用の第1索状部材と、導水用の第2索状部材とが含まれ、前記挿通部には、前記第1索状部材が挿通される第1挿通部と、前記第2索状部材が挿通される第2挿通部とが含まれてもよい。
この態様によれば、導電経路となる第1索状部材と導水経路となる第2索状部材が同じ挿通部を通る場合より安全性を高められる。
第4態様の回動ユニットは、第1から第3態様のいずれかにおいて、前記挿通部は、前記ケーシング及び前記回動部材の他方と当たることにより、前記回動部材の回動範囲を規制可能であってもよい。
この態様によれば、回動部材の回動範囲を規制するための箇所を挿通部とは別の箇所に設けずともよくなり、回動ユニットの構造の簡素化を図れる。
第5態様の回動ユニットは、第1から第4態様のいずれかにおいて、前記挿通部は、前記ケーシング及び前記回動部材の一方から突き出るように設けられ、前記ケーシング及び前記回動部材の他方は、前記回動部材の回動範囲での位置によらず、前記挿通部の先端部を覆い隠すように設けられてもよい。
この態様によれば、回動部材の位置によって挿通部の先端部が外部空間に露出する場合と比べ、ケーシング及び回動部材の他方と挿通部の先端部との間に指先を入り難くなり、安全性の向上を図れる。
第6態様の回動ユニットは、第1から第5態様のいずれかにおいて、前記引出口は、前記回動部材が前記倒伏位置と前記起立位置のいずれにあるときも、前記内部空間に露出する位置にあるように設けられてもよい。
この態様によれば、ケーシング及び回動部材の他方と挿通部との間から索状部材が外部空間にはみ出る事態を安定して避けられる。
第7態様は便器装置であり、便器本体と、前記便器本体に取り付けられる第1から第6態様のいずれかに記載の回動ユニットと、を備える。
10…便器装置、14…便器本体、16…回動ユニット、20…ケーシング、22…便座(回動部材)、22a…内部空間、24…第1索状部材、26…第2索状部材、48…ヒンジ機構、48c…ヒンジ軸部、52…第1挿通部、54…第2挿通部、60…引出口、80…先端部。

Claims (6)

  1. 便器本体に設置されるケーシングと、
    前記ケーシングにヒンジ機構を介して回動可能に取り付けられ、倒伏位置と起立位置の間を回動可能な中空構造の回動部材と、
    前記ケーシング及び前記回動部材のそれぞれの内部を通るように引き回される索状部材と、を備え、
    前記ケーシングは、前記ヒンジ機構のヒンジ軸部とは異なる箇所に設けられ、前記索状部材が挿通される挿通部を有し、
    前記挿通部は、前記回動部材の内部空間に前記索状部材を引き出すための引出口を有し、
    前記回動部材の回動可能範囲のなかで前記倒伏位置から前記起立位置側に向かう少なくとも一部の範囲を特定回動範囲というとき、前記引出口は、前記特定回動範囲のいずれに前記回動部材があるときも、前記内部空間に露出する位置にあるように設けられ、
    前記回動部材には、前記ケーシングと前後方向に対向する箇所に前記挿通部が通る開口部が設けられ、
    前記挿通部は、前記ヒンジ機構よりも左右方向の内側に設けられ、
    前記挿通部の先端側部分は、前記倒伏位置及び前記起立位置のいずれにあるときも、上向きに開いている回動ユニット。
  2. 前記索状部材には、配線用の第1索状部材と、導水用の第2索状部材とが含まれ、
    前記挿通部には、前記第1索状部材が挿通される第1挿通部と、前記第2索状部材が挿通される第2挿通部とが含まれる請求項1に記載の回動ユニット。
  3. 前記挿通部は、前記回動部材と当たることにより、前記回動部材の回動範囲を規制可能である請求項1または2に記載の回動ユニット。
  4. 前記挿通部は、前記ケーシングから突き出るように設けられ、
    記回動部材は、前記回動部材の回動範囲での位置によらず、前記挿通部の先端部を覆い隠すように設けられる請求項1から3のいずれかに記載の回動ユニット。
  5. 前記引出口は、前記回動部材が前記倒伏位置と前記起立位置のいずれにあるときも、前記内部空間に露出する位置にあるように設けられる請求項1から4のいずれかに記載の回動ユニット。
  6. 便器本体と、
    前記便器本体に取り付けられる請求項1から5のいずれかに記載の回動ユニットと、を備える便器装置。
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