JP7239240B2 - シール構造 - Google Patents
シール構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7239240B2 JP7239240B2 JP2018214543A JP2018214543A JP7239240B2 JP 7239240 B2 JP7239240 B2 JP 7239240B2 JP 2018214543 A JP2018214543 A JP 2018214543A JP 2018214543 A JP2018214543 A JP 2018214543A JP 7239240 B2 JP7239240 B2 JP 7239240B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- annular portion
- waterproof pan
- support groove
- rib
- lid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
- Gasket Seals (AREA)
Description
特許文献1には、上記配管を浴室用防水パンの開口部から上方に導出する構造が開示されている。簡単に説明すると、浴室用防水パンの開口部には、この開口部を覆うようにしてゴムパッキンがビスにより水密に装着されている。このゴムパッキンには筒形状の挿通部が形成されており、この挿通部に配管が水密をなして挿通されている。
環状のシール部材を備え、上記シール部材が、主環状部と、この主環状部と径方向に隣接して連なるとともに主環状部より径方向寸法が小さい副環状部とを有し、上記シール部材が上記対象と上記装着部品の間で圧縮された状態で、上記副環状部の圧縮率が上記主環状部の圧縮率より高いことを特徴とする。
上記構成によれば、副環状部の圧縮率を高くすることにより高いシール性能を得ることができる。
副環状部は径方向寸法が小さいため、高圧縮率であっても弾性反発力を低く抑えることができ、主環状部は圧縮率が低いので弾性反発力を低く抑えることができる。その結果、装着部品の装着作業の負担を軽くすることができる。
主環状部の径方向寸法が大きいので、シール部材を対象と装着部品との間で安定して保持することができる。
上記構成によれば、シール部材をより一層安定して保持することができる。
上記構成によれば、装着部品を対象に装着する際に、シール部材の支持溝と反対側の面が面一をなしているので、歪むことなく安定して圧縮され、高いシール性能を確実に発揮することができる。
上記構成によれば、シール部材の主環状部が支持溝に収容された状態で、副環状部を第2リブにより圧縮することができ、安定した圧縮状態を得ることができる。
上記構成によれば、高圧縮率となる副環状部を内周側に配置したので、装着部品の周縁の歪みをより一層抑制することができる。
図1に示すように、浴室ユニットが納められる建物内の空間の床スラブもしくは浴室ユニット用基礎には、平面長方形をなす浴槽側防水パン1(浴室用防水パン;対象)と洗い場側防水パン2(浴室用防水パン)が設置され、両者の隣接する長辺同士が接続されている。
浴槽側防水パン1には浴槽(図示しない)が設置されている。浴槽側防水パン1は、支持脚を有する架台(図示しない)に支持されており、洗い場側防水パン2も支持脚に支持されている。
洗い場側防水パン2も発泡体層を備えているが、本実施形態では浴槽側防水パン1と異なる層構造を有している。
浴槽側防水パン1の他方の長辺に対応する立ち上がり部13に2枚の壁パネル(図示しない)が設置され、2つの短辺の立ち上がり部14にそれぞれ1枚の壁パネルが設置されている。洗い場側防水パン2の周縁には、浴槽側防水パン1から離れた長辺に2枚の壁パネルが設置され、一方の短辺に1枚の壁パネルが設置され、他方の短辺にドアが設置されている。これら壁パネルとドアにより浴室が囲われている。
ビス受け部材18は発泡体層10aの上面に埋め込まれ、表皮層10bに覆われている。ビス受け部材18は、長円形状をなし開口部16より大きく、径方向外方向に突出する複数例えば4つのビス受け予定部18aを有している。
最初に熱可塑性樹脂としてポリスチレン(PS)、HIPS、ABS等のスチレン系樹脂シートを真空成形することにより、上述した浴槽側防水パン1の上面形状に対応する表皮層10bを得る。
図8(A)に示すように、支持蓋30の支持溝33は、開口部16を囲むようにして形成されており、その外周は環状の第1リブ34により画成され、その内周は環状の第2リブ35により画成されている。
ブ34の支持溝33の底面からの突出高さはΔT1である。例えばΔT1=2.0mmである。第2リブ35の突出高さは、第1リブ34よりΔT2だけ低い。例えばΔT2--=0.5mmである。
シール部材70の圧縮前の状態、すなわち自然状態において、主環状部71の厚さをT1とし、副環状部72の厚さをT2とすると、T2<T1である。例えばT1=4.5mm、T2=2.5mmである。
なお、支持溝33の平坦な底面には両面接着テープが貼り付けられており、この両面接着テープにより、主環状部71の平坦な面が支持溝33の底面に固定されている。主環状部71は幅広かつ厚肉をなしているので、シール部材70の取扱いが容易であり、シール部材70を支持溝33へ円滑にセットすることができるとともに、シール部材70を安定して支持溝33に保持することができる。
シール部材70の下面が主環状部71と副環状部72にわたって面一をなしており、浴槽側防水パン1に最初から全面にわたって接するので、シール部材70は支持蓋30の装着の際に歪むことなく、圧縮することができる。
シール部材70の主環状部71と副環状部72は、圧縮率が異なる。詳述すると、主環状部71は、自然厚さT1=45mmからΔT1=20mmまで圧縮され、圧縮率は55%である。これに対して副環状部72は、自然厚さT2=2.5mmからΔT2=0.5mmまで圧縮され、圧縮率は80%である。
なお、副環状部72が内周側に配置されているので、副環状部72の弾性反発力による支持蓋30の周縁部の歪みをより一層低く抑えることができる。
上記実施形態とは逆に、第1リブ34を内側に第2リブ35を外側に配置し、上記シール部材70の主環状部71を内側に、副環状部72を外側に配置してもよい。
支持溝を装着部品ではなく開口部を有する対象に形成してもよい。
シール部材70においてT1<T2とし、支持溝33の底面からの突出高さΔT1を小さくしたりマイナスにしてもよい。
上記実施形態では、開口部およびシール構造を浴槽側防水パンに設けたが、洗い場側防水パンに設けてもよい。
本願における浴室は、シャワーのみが可能な浴室(シャワー室)を含む。
本発明は、浴室用防水パンに限らず、開口部を有する対象と装着部品との間をシールするあらゆるシール構造に適用することができる。
2 洗い場側防水パン(浴室用防水パン;対象)
18 開口部
30 支持蓋(装着部品)
30A 閉塞蓋(装着部品)
33 支持溝
34 第1リブ
35 第2リブ
39 ビス(固定手段)
70 シール部材
71 主環状部
72 副環状部
P1 給水管(配管)
P2 給湯管(配管)
Claims (3)
- 配管を通すための開口部を有する浴室用防水パンと、上記開口部周縁部に装着されるとともに上記配管を水密に挿通させる支持蓋との間をシールするシール構造において、
環状のシール部材を備え、
上記シール部材が、主環状部と、この主環状部と径方向に隣接して連なる副環状部とを有し、
上記シール部材の下面が上記主環状部と上記副環状部にわたって面一をなしており、上記副環状部の径方向寸法および厚さ方向寸法が上記主環状部の径方向寸法および厚さ方向寸法より小さく、
上記支持蓋の下面には、上記開口部を囲むようにして環状の支持溝が形成されるとともに、上記支持溝の内周と外周の一方を画成する第1リブと、他方を画成する第2リブが形成され、上記第2リブの突出量が上記第1リブより小さく、
上記主環状部だけが上記支持溝に収容され、上記副環状部が上記第2リブに対向して配置されており、
上記シール部材は、非圧縮状態で上記第1リブから下方に突出しており、
上記支持蓋は垂直にねじ込まれるビスにより浴室用防水パンに固定され、上記第1リブの下端が上記浴室用防水パンの上面に当たり、上記シール部材の主環状部が上記支持溝の底面により圧縮されるとともに上記副環状部が上記第2リブの下端面により圧縮され、この圧縮状態で、上記副環状部の圧縮面積が上記主環状部の圧縮面積より小さく、上記副環状部の圧縮率が上記主環状部の圧縮率より高いことを特徴とするシール構造。 - 上記第1リブが上記支持溝の外周を画成し、上記第2リブが上記支持溝の内周を画成し、上記副環状部が上記主環状部の径方向内側に隣接していることを特徴とする請求項1に記載のシール構造。
- 上記浴室用防水パンに上記開口部が複数形成され、上記複数の開口部のうちの選択された開口部に上記配管が通るとともに上記支持蓋が装着されており、選択されない開口部には、上記開口部を閉塞する閉塞蓋が装着され、
上記閉塞蓋は、上記支持蓋の上記支持溝と同一形状の他の支持溝を有し、当該他の支持溝に収容され上記シール部材と同形状の他のシール部材により、上記浴室用防水パンとの間をシールされることを特徴とする請求項1に記載のシール構造。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017222211 | 2017-11-17 | ||
JP2017222211 | 2017-11-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019095061A JP2019095061A (ja) | 2019-06-20 |
JP7239240B2 true JP7239240B2 (ja) | 2023-03-14 |
Family
ID=66972871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018214543A Active JP7239240B2 (ja) | 2017-11-17 | 2018-11-15 | シール構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7239240B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004190371A (ja) | 2002-12-12 | 2004-07-08 | Yamaha Livingtec Corp | 浴室の防水パン構造 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3704182B2 (ja) * | 1995-08-01 | 2005-10-05 | 株式会社東海理化電機製作所 | ドアミラー電動格納ユニットのシール構造 |
-
2018
- 2018-11-15 JP JP2018214543A patent/JP7239240B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004190371A (ja) | 2002-12-12 | 2004-07-08 | Yamaha Livingtec Corp | 浴室の防水パン構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019095061A (ja) | 2019-06-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2020051174A (ja) | 浴室床構造 | |
JP7239240B2 (ja) | シール構造 | |
JP2007092346A (ja) | 浴室ユニット | |
JP7140383B2 (ja) | ビス受け構造およびその製造方法 | |
JP7215714B2 (ja) | 浴室用配管導出構造 | |
JP2007146430A (ja) | 衛生設備室の床構造 | |
JP2007247147A (ja) | 壁パネルの接続構造 | |
JP7197122B2 (ja) | 浴室用防水パンの排水構造 | |
JP6981647B2 (ja) | 浴室の洗い場床パネル | |
JP4479405B2 (ja) | 浴室床点検口の取付構造 | |
JP5427251B2 (ja) | 配管固定構造 | |
JP5492478B2 (ja) | 浴室ユニット | |
JP2014129674A (ja) | 配水管取付構造 | |
JP6366125B2 (ja) | 浴室ユニット | |
JP7336068B2 (ja) | 水まわりユニット | |
JP2896858B2 (ja) | 昇降式キャビネットにおける排水装置 | |
JP2019094753A (ja) | 浴室の洗い場床パネル | |
JP2006045796A (ja) | 浴槽床の接続構造 | |
JP7336069B2 (ja) | 水まわりユニット | |
JP4548032B2 (ja) | 床排水口の取付構造 | |
JP7184428B2 (ja) | 浴室の洗い場床パネル及びリフォーム方法 | |
JP7081810B2 (ja) | 浴室の洗い場床パネル | |
JP7197121B2 (ja) | 浴室床構造 | |
JP2020051173A (ja) | 浴室床構造 | |
JP2020020138A (ja) | 浴槽パン防水部材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20210824 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220627 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220705 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220728 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221101 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221107 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230131 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230224 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7239240 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |