JP7238759B2 - 状態改善装置 - Google Patents
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<第1実施形態>
1.状態改善装置1の構成
状態改善装置1の構成を、図1及び図2に基づき説明する。図1に示すように、状態改善装置1は車両3に搭載されている。車両3は、手動運転と、自動運転との両方が可能である。自動運転レベルは、Lv1~5の中で変更可能である。自動運転レベルとは、平成30年9月に国土交通省自動車局が公開した「自動運転車の安全技術ガイドライン」で定義するものである。具体的な自動運転レベルの定義は以下のとおりである。
Lv0:運転者が全ての動的運転タスクを実行。
Lv1:システムが縦方向又は横方向のいずれかの車両運動制御のサブタスクを限定領域において実行。
Lv2:システムが縦方向及び横方向両方の車両運動制御のサブタスクを限定領域において実行。
Lv3:システムが全ての動的運転タスクを限定領域において実行。作動継続が困難な場合は、システムの介入要求に適切に応答。
Lv4:システムが全ての動的運転タスク及び作動継続が困難な場合への応答を限定領域において実行。
Lv5:システムが全ての動的運転タスク及び作動継続が困難な場合への応答を無制限に(すなわち、限定領域内ではない)実行。
状態改善装置1が所定時間ごとに繰り返し実行する第1処理を、図3、図4に基づき説明する。図3のステップ1では、状態レベル測定ユニット9が、ドライバの眠気レベルを測定する。眠気レベルは状態レベルに対応する。眠気レベルとして、Lv0~Lv5の6段階がある。Lv0は、眠気が最低のレベルである。Lv1、Lv2、Lv3、Lv4、Lv5の順に、眠気の程度が高くなる。Lv0~Lv5の内容は、例えば、以下のとおりである。
Lv1:やや眠そう。
Lv2:眠そう。
Lv4:非常に眠そう。
Lv5:眠っている。
眠気レベルの測定方法として、公知の方法を用いることができる。例えば、状態レベル測定ユニット9は、DSM21を用いて、ドライバの顔を表す画像を取得する。状態レベル測定ユニット9は、ドライバの顔を表す画像から、眠気に関連する特徴を抽出する。特徴として、例えば、ドライバの眼の開眼量等が挙げられる。開眼量が小さいほど、ドライバの眠気レベルは高い。状態レベル測定ユニット9は、抽出した特徴に基づき、眠気レベルを決定する。
Lv0:視線の移動が早く、頻繁である。
Lv1:視線の移動が遅い。唇が開いている。
Lv3:意識的な瞬きがある。
Lv4:瞬き以外でも瞼を閉じる。頭が前後に傾く。
また、例えば、状態レベル測定ユニット9は、車載ネットワーク23から、車両3に搭載されたセンサの検出結果を継続的に取得する。状態レベル測定ユニット9は、センサの検出結果から、車両3の過去の走行状態を推定する。状態レベル測定ユニット9は、推定した走行状態に基づき、眠気レベルを決定する。例えば、車両3の速度変化や操舵角の変化が少ないほど、眠気レベルは高くなる。
Lv0:Lv1~3の状態が生じていない。
Lv1:弱い緊張やイライラが生じている状態。
Lv3:長時間持続するパニック状態。
状態レベル測定ユニット9は、ドライバのストレスレベルが、Lv0~Lv3のうちのどれであるかを決定する。
図4に示すように、強度設定ユニット11は、眠気レベル及びストレスレベルに基づき、アクチュエーションの種類と強度とを設定する。図4において「眠気」は、眠気用のアクチュエーションを意味する。また、「ストレス」は、ストレス用のアクチュエーションを意味する。また、図4において、「眠気」又は「ストレス」の下に記載された数値は、設定するアクチュエーションの強度を示す。数値が大きいほど、アクチュエーションの強度は高い。アクチュエーションの強度として、0、1、2、3がある。アクチュエーションの強度が0の場合は、アクチュエーションが発生しない場合である。
図4に示すように、強度設定ユニット11は、眠気レベルがlv1以上である場合、基本的には、眠気用のアクチュエーションを設定する。ただし、強度設定ユニット11は、眠気レベルがLv1又はLv2であり、ストレスレベルがLv3である場合は、ストレス用のアクチュエーションを設定する。
ステップ5では、前記ステップ4で取得した自動運転レベルの状態が、Lv2以下からLv3以上に変更中である状態であるか否かをアクチュエーション発生ユニット13が判断する。Lv2以下からLv3以上に変更中である状態である場合、本処理はステップ6に進む。Lv2以下からLv3以上に変更中である状態ではない場合、本処理はステップ9に進む。
状態改善装置1が所定時間ごとに繰り返し実行する第2処理を、図5に基づき説明する。ステップ21では、イベントを検出したか否かをイベント検出ユニット15が判断する。イベントは、自動運転レベルを変更するきっかけとなるイベントである。イベントは、変更後の自動運転レベルを規定している。
ステップ25では、指示ユニット17が、自動運転レベルの変更を自動運転制御装置33にすぐに指示する。なお、自動運転制御装置33は指示に応じて、自動運転レベルを変更する。自動運転制御装置33は、変更中の状態を経て、変更後の自動運転レベルの状態となる。
状態改善装置1及び自動運転制御装置33の動作例を、図6~図9のシーケンス図に示す。図6に示す例では、時刻t0において自動運転レベルはLv2以下であった。イベント検出ユニット15が時刻t0にイベントEを検出した。イベントEは、自動運転レベルをLv2以下からLv3に変更するイベントであった。時刻t0において強度が1のアクチュエーションが発生していた。
アクチュエーション発生ユニット13が発生させたアクチュエーションの強度は、時刻t1からt2までの期間では0であった。時刻t1からt2までの期間では、自動運転レベルがLv2以下からLv3へ変更中の状態であった。アクチュエーション発生ユニット13が発生させたアクチュエーションの強度は、その他の期間では、強度設定ユニット11が設定した強度と同じであった。
アクチュエーション発生ユニット13が発生させたアクチュエーションの強度は、時刻t1からt2までの期間では0であった。時刻t1からt2までの期間では、自動運転レベルがLv2以下からLv3へ変更中の状態であった。アクチュエーション発生ユニット13が発生させたアクチュエーションの強度は、その他の期間では、強度設定ユニット11が設定した強度と同じであった。
アクチュエーション発生ユニット13が発生させたアクチュエーションの強度は、時刻t0からt5までの期間では0であった。時刻t0からt5までの期間では、自動運転レベルがLv2以下からLv3へ変更中の状態であった。アクチュエーション発生ユニット13が発生させたアクチュエーションの強度は、その他の期間では、強度設定ユニット11が設定した強度と同じであった。
(1A)状態改善装置1は、図6、図7、図9に示す例のように、自動運転レベルをLv2以下からLv3以上へ変更するイベントを検出したとき、強度が1であるアクチュエーションが発生中である場合、イベントを検出したときに発生中であるパターンの終了タイミングが経過した後、自動運転レベルの変更を指示する。
<第2実施形態>
1.第1実施形態との相違点
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
図10に示す例では、時刻t0において自動運転レベルはLv2以下であった。イベント検出ユニット15が時刻t0にイベントEを検出した。イベントEは、自動運転レベルをLv2以下からLv3に変更するイベントであった。時刻t0において強度が1のアクチュエーションが発生していた。
以上詳述した第2実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1A)~(1C)を奏し、さらに、以下の効果を奏する。
<他の実施形態>
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
Claims (5)
- ドライバの状態を改善する状態改善装置であって、
前記ドライバの眠気又はストレスのレベルである状態レベルを測定するように構成された状態レベル測定ユニットと、
前記状態レベル測定ユニットが測定した前記状態レベルに基づき、アクチュエーションの強度を設定するように構成された強度設定ユニットと、
前記強度設定ユニットが設定した前記強度を有し、パターンを繰り返す前記アクチュエーションを発生させるように構成されたアクチュエーション発生ユニットと、
自動運転レベルを変更するイベントを検出するように構成されたイベント検出ユニットと、
前記イベント検出ユニットが検出した前記イベントに応じて、前記自動運転レベルを変更する自動運転制御装置に対し、前記自動運転レベルの変更を指示するように構成された指示ユニットと、
を備え、
前記自動運転レベルをLv2以下からLv3以上へ変更する前記イベントを前記イベント検出ユニットが検出したとき、前記強度が予め設定された特定範囲内である前記アクチュエーションが発生中である場合、前記指示ユニットは、前記イベントを検出したときに発生中である前記パターンの終了タイミングが経過した後、前記自動運転レベルの変更を指示する、
状態改善装置。 - 請求項1に記載の状態改善装置であって、
前記自動運転制御装置から、前記自動運転レベルの状態を取得するように構成された自動運転レベル取得ユニットをさらに備え、
前記自動運転レベル取得ユニットが取得した前記自動運転レベルの状態が、Lv2以下からLv3以上へ変更中の状態である場合、前記アクチュエーション発生ユニットは、前記アクチュエーションを発生させない、
状態改善装置。 - 請求項2に記載の状態改善装置であって、
前記自動運転レベル取得ユニットが取得した前記自動運転レベルの状態が、Lv2以下からLv3以上へ変更中の状態であり、予め設定された閾値以上の前記強度を前記強度設定ユニットが設定した場合、前記指示ユニットは、前記自動運転制御装置に対し、前記自動運転レベルの変更の中止を指示する、
状態改善装置。 - 請求項1~3のいずれか1項に記載の状態改善装置であって、
前記自動運転レベルをLv2以下からLv3以上へ変更する前記イベントを前記イベント検出ユニットが検出したとき、前記強度が前記特定範囲内である前記アクチュエーションが発生中であり、前記終了タイミングが経過する前に、前記特定範囲よりも高い前記強度を前記強度設定ユニットが設定した場合、前記アクチュエーション発生ユニットは、前記終了タイミングが経過するまで、前記特定範囲よりも高い前記強度を有する前記アクチュエーションを発生させる、
状態改善装置。 - 請求項1~3のいずれか1項に記載の状態改善装置であって、
前記自動運転レベルをLv2以下からLv3以上へ変更する前記イベントを前記イベント検出ユニットが検出したとき、前記強度が前記特定範囲内である前記アクチュエーションが発生中であり、前記終了タイミングが経過する前に、前記特定範囲よりも高い前記強度を前記強度設定ユニットが設定した場合、前記指示ユニットは、前記終了タイミングが経過する前に、前記自動運転レベルの変更を指示する、
状態改善装置。
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