JP2020013554A - 覚醒度判定装置 - Google Patents
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Abstract
Description
下記特許文献1には、手の動作、首の動作、ため息、深呼吸、及びあくびなどの居眠りに至るまでの副次的動作の経時変化から、覚醒度の低下を検出することが記載されている。これは、覚醒度の低下に伴い運転者ができる限り覚醒しようと努力するためこうした副次的動作の頻度が高くなる一方、睡魔に勝てずに更に覚醒度が低下すると副次的動作の頻度が低くなるという知見に基づくものである。
[1.第1実施形態]
[1−1.構成]
図1に示す覚醒度判定装置1は、自動車などの車両に搭載され、車両を運転する運転者の覚醒度を判定する装置である。
撮像部21は、車両の室内の前方に、運転席と対向する位置に設けられ、運転席に着座した状態の運転者を正面から撮像するように構成されている。撮像部21は、運転者を時系列に沿って撮像することが可能である。すなわち、撮像部21は、運転者を所定時間ごとに撮像することが可能である。撮像部21としてはカメラが挙げられる。
次いで、図2に示すように、検出部12は、得られた画像51上で運転者とその周辺部分を検出範囲52として切り出す。このとき、運転者の少なくとも腕及び頭の動きを検出できるように、運転者の上半身が検出範囲52に含まれることが好ましい。また、運転者の動きが検出範囲52内で検出されるように、運転席にきちんと着座した状態の運転者が検出可能な最小範囲よりも広く、その運転者の周辺領域も検出範囲52として切り出すことが好ましい。検出範囲52は、運転者の動きが検出できるように実験的に求められた範囲をあらかじめ設定したものであってもよいし、運転者ごとに検出範囲52を変えられるようにその場で適宜設定される範囲であってもよい。一方、背景内でその検出範囲52内に含まれうる運転者以外の動体が入り込む領域、例えば、運転席横の窓の枠内の領域や後部座席の窓の枠内の領域などは、後述する差分処理の対象とならないように、除外範囲53として検出範囲52から除外される。
覚醒度判定装置1が実行する処理について、図3及び図4のフローチャートを用いて説明する。
まず、S101で、覚醒度判定装置1は、体動量を検出する。なお、S101は検出部12としての処理に相当する。
まず、S102で、覚醒度判定装置1は、車両が走行状態にあるか否かを判定する。覚醒度判定装置1は、S102で車両が走行状態にあると判定した場合には、S103へ移行する。一方、覚醒度判定装置1は、S102で車両が走行状態にないと判定した場合には、S105に移行し、検出部12が検出した体動量について判定部14における覚醒度の判定に使用しないと決定した後、図3の処理を終了する。
まず、S201で、覚醒度判定装置1は、過去の所定期間t2内の体動量が減少傾向にあるか、一定傾向にあるか、又は増加傾向にあるかを判定する。減少傾向とは、長期的に見て減少の方向に向かっている状態をいう。一時的な減少は必ずしも減少傾向に当たらず、逆に、一時的な増加があっても減少傾向に当たり得る。例えば、時系列的に連続する平均体動量の差分をとり、所定期間における、減少を示す平均体動量の割合、連続数、減少の度合いなどの条件に基づき、減少傾向にあるか否かを判定してもよい。増加傾向についても同様である。いずれにも該当しない場合、一定傾向にあると判定してもよい。
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)運転者の体動量が減少傾向にあることを検出するため、運転者の覚醒度低下を、副次的動作の頻度が高くなる段階よりも早い段階で検出することができる。
(1e)操舵角がしきい値よりも大きい場合に覚醒度の判定をしないことで、覚醒度の判定の精度を高めることができる。
[2−1.構成]
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。共通する構成については同一の符号を付す。
第1ノイズ算出部32は、車両の周辺状況に応じた運転者の適正な動作に起因する動きの大きさとして推測される第1基礎体動量を算出する。
次いで、第1ノイズ算出部32は、得られた画像上で車両の外部の状況を特定可能な領域を検出範囲として切り出す。図8Bに示す例では、画像61における左右の窓の枠内の領域が検出範囲62として切り出される。
例えば、カーブした道路を走行している状況においては、図9Aに示すように、運転者の身体が遠心力のかかる方向に傾く。また例えば、減速中又は加速中には、図9Bに示すように、運転者の身体が前後方向に傾く。特に、減速後の停止時には、運転者の身体が前方につんのめるように振動することがある。このような運転者の意図しない動きに起因する体動量も、眠気に起因する体動量を算出する上ではノイズとなる。
なお、上記式(1)中、Aは実測体動量、B1は第1基礎体動量、B2は第2基礎体動量、Cは眠気に起因する体動量、α1,α2は重みパラメータである。
第2実施形態の覚醒度判定装置2が実行する処理は、第1実施形態の覚醒度判定装置1が実行する処理、すなわち図3及び図4に示す処理と比較すると、図3のS101の処理に代えて図10のフローチャートに示す処理が実行される点で相違する。
続いて、S302で、覚醒度判定装置2は、取得部11から車両情報を入力する。
続いて、S304で、覚醒度判定装置2は、第1基礎体動量B1を算出する。S304は第1ノイズ算出部32としての処理に相当する。
続いて、S306で、覚醒度判定装置2は、眠気に起因する体動量Cを算出し、図10の処理を終了する。S306は差分算出部34としての処理に相当する。
以上詳述した第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果に加え、以下の効果が得られる。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(3i)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。
Claims (8)
- 車両を運転する運転者の覚醒度を判定する覚醒度判定装置(1,2)であって、
前記運転者について、人体の動きの大きさを示す体動量を検出するように構成された検出部(12,30)と、
前記運転者の覚醒度を判定するように構成された判定部(14)と、
を備え、
前記判定部は、前記体動量が減少傾向にある場合に前記運転者が覚醒度低下の初期段階にあると判定する、覚醒度判定装置。 - 前記検出部は、前記運転者を時系列に沿って撮像することにより得られる画像を差分処理することにより、前記画像上の前記運転者の動きの量を前記体動量として検出する、請求項1に記載の覚醒度判定装置。
- 前記車両の走行状態に関する情報及び前記車両に対する操作の情報のうち少なくとも一方に基づき、前記判定部が前記体動量に基づいて前記運転者の覚醒度を判定するか否かを決定するように構成された決定部(13)を更に備える、請求項1又は請求項2に記載の覚醒度判定装置。
- 前記決定部は、前記車両の車速が所定のしきい値以下である場合に前記運転者の覚醒度を判定しないと決定する請求項3に記載の覚醒度判定装置。
- 前記決定部は、前記車両の操舵角が所定のしきい値よりも大きい場合に前記運転者の覚醒度を判定しないと決定する請求項3又は請求項4に記載の覚醒度判定装置。
- 前記判定部は、前記体動量が減少傾向から増加傾向へ転じた場合に前記運転者が覚醒度低下の進行段階にあると判定する、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の覚醒度判定装置。
- 前記検出部は、前記運転者の実際の動きの大きさに基づき検出される前記体動量から、前記車両の周辺状況に応じた前記運転者の適正な動作に起因する動きの大きさとして推測される値を差し引くことにより、前記体動量を補正する、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の覚醒度判定装置。
- 前記検出部は、前記運転者の実際の動きの大きさに基づき検出される前記体動量から、前記車両の挙動に起因する前記運転者の動きの大きさとして推測される値を差し引くことにより、前記体動量を補正する、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の覚醒度判定装置。
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