JP7237300B2 - ボード照明装置 - Google Patents
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Description
しかし、従来の照明装置は、ボード表面の照度ムラ、照度差が大きかった。
ボード(5)を照明するボード照明装置(1)は、長手方向に細長い形状を有するボード照明装置であって、ボードに平行に配列された複数の点光源と、各点光源に対応して設けられ、各点光源からの光を集光する第1光学部と、前記第1光学部によって集光された光の光束を、長手方向の大きさの方が長手方向に直交する方向である奥行方向の大きさよりも大きい帯状の光束に変化させる第2光学部と、を備え、前記第1光学部から前記第2光学部に直接入光し、前記第2光学部から出光する光の光軸の向きは、ボードから離れる方向である。
以下、図面等を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、実施形態の照明装置1がボード5に装着された状態を下側Z1から見た斜視図である。
図1(A)は、実施形態の照明装置1及びボード5の全体を示す図である。
図1(B)は、右側部50R近傍を拡大した図である。
図1(C)は、左側部50L近傍を拡大した図である。
なお、図面及び実施形態では、図1の状態を基準に、左右方向X(長手方向)、奥行方向Y(短手方向)、鉛直方向Zと図示及び説明し、また、左側X1、右側X2、手前側Y1、奥側Y2、下側Z1、上側Z2として図示及び説明する。左右方向X、奥行方向Y、鉛直方向Zは、互いに直交する。
照明装置1は、左右方向Xに細長く、奥行方向Yに短く、鉛直方向Zに小さい箱状の形状である。照明装置1の大きさは、例えば、左右1200mm程度であり、奥行50~200mm程度である。
照明装置1を単体の構成を説明する。
図2は、実施形態の照明装置1単体を上側Z2から見た図である。
図2(A)は、上蓋19を固定した状態である。
図2(B)は、上蓋19を取り外した状態である。
図3は、実施形態の照明装置1の一部拡大図である。
図3(A)は、上蓋19を取り外した状態の右端近傍の拡大図である。
図3(B)は、図3(A)のB-B断面図である。
基部10は、アルミニウムにより形成されている。基部10は、押し出し成型によって一体的に形成されており、左右方向X(連結方向)に細長く形成されている。基部10は、押し出し成型品を切断して形成される。このため、基部10を左右方向Xから見た断面は、孔開け加工された部分(ケーブル挿通穴15a等)を除き一定の形状である。
上蓋19も、基部10と同様に形成される。基部10の左右方向Xの長さと、上蓋19の左右方向Xの長さとは、等しい。
図2、図3に示すように、基部10は、配電収容部12、溝部12a、照明収容部13、隔壁15、設置部16を備える。
図2(B)に示すように、配電収容部12、照明収容部13は、それぞれ開口を有する箱状に形成された部分である。配電部20は、上側Z2及び左右両側に開口しており、照明収容部13は、下側Z1及び左右両側に開口している。
配電収容部12、照明収容部13は、配電部20が奥側Y2、照明収容部13が手前側Y1になるように隔壁15によって連結されることにより、断面がZ字状になるように連結される。
溝部12aは、配電部20内に設けられている。溝部12aは、左右方向Xに細長く、左右方向Xに延在している。溝部12aは、隔壁15に沿って設けられている。溝部12aは、左右方向Xに沿って設けられた2つのリブ12bによって形成される。
隔壁15は、配電収容部12及び照明収容部13間を仕切る壁部である。隔壁15は、上側Z2に至る程、手前側Y1に至るように傾斜している。
隔壁15は、ケーブル挿通穴15aを備える。
ケーブル挿通穴15aは、ケーブル31a(後述する)を通すための貫通穴である。ケーブル挿通穴15aは、隔壁15を切削加工等によって穴開け加工することにより形成されている。ケーブル挿通穴15aは、配電収容部12及び照明収容部13の間を連通する。
設置部16は、連結穴部16c、ボード取り付け部16aを備える。
ボード取り付け部16aは、奥側Y2に突出するように設けられたつば状の部分である。
ボード取り付け部16aは、鉛直方向Zに貫通した複数の設置穴16bを備える。
照明装置1は、設置穴16bを利用して、ボード5の天面にネジ止め等されることにより、ボード5に固定される。これにより、照明装置1は、ボード5の上側Z2にスペースを要することなく、ボード5に取り付けできる。
連結穴部16cは、左右方向Xに貫通するように設けられた細長い穴である。なお、連結穴部16cは、奥側Y2にも開口している。後述するように、連結穴部16cは、複数の照明装置1を連結するために利用される。
図4は、実施形態の配電部20及び基板31の構成を模式的に説明する図である。
図4(A)は、配電部20の各コネクタ22a,24にACケーブル27を接続していない状態である。
図4(B)は、右入線の状態である。図4(C)は、左入線の状態である。
配電部20は、ACケーブル27から供給された電力を、各基板31に供給するための部分である。
図2(B)、図4に示すように、配電部20は、ケーブル21,22,23、分配器兼用コネクタ24、変換器25を備える。
ケーブル21,22は、AC電力用のケーブルであり、ケーブル23は、DC電力用のケーブルである。
なお、ケーブル21,22は、GND(グランド)線を含む3線構成であるが、これを含まず2線構成でもよい。
ケーブル21は、配電収容部12内の右側X2に配置される。ケーブル21の一端は、分配器兼用コネクタ24に接続される。ケーブル21の他端は、変換器25に接続されている。ケーブル21の長さ、つまり、分配器兼用コネクタ24から変換器25までの長さは、ケーブル21を延ばした状態で、基部10内に収まる長さである。
ケーブル23は、変換器25で変換後のDC電力を、基板31に供給する。ケーブル23の一端は、変換器25に接続される。ケーブル23の他端には、接続端子が設けられている。接続端子は、基板31に接続されたケーブル31aに接続される。
前述したように、分配器兼用コネクタ24には、ケーブル21,22が接続されている。ケーブル21,22の端部には圧着端子等が設けられており、これら圧着端子等が分配器兼用コネクタ24に圧入されている。このため、ケーブル21,22及び分配器兼用コネクタ24を分離、分解する場合には、破壊等が必要になる。実施形態では、このような接続態様を、適宜、固定した接続等という。
分配器兼用コネクタ24は、他のケーブル20aを着脱可能に接続可能である。分配器兼用コネクタ24の回路は、分配器兼用コネクタ24に固定して接続されたケーブル21,22、着脱可能に接続された他のケーブル20aを、三つ又状に接続する。このため、これら3つのケーブル21,22,20a間は、電気的に相互に接続される。なお、分配器兼用コネクタ24に他のケーブル20aが接続されず、固定されたケーブル21,22のみが接続された状態は、ケーブル21,22間のみが、電気的に接続された状態である。
ACケーブル27の一端には、差込プラグ(図示せず)が設けられている。差込プラグは、差し込み口に差し込まれる。差し込み口は、ボード5の設置施設の壁面等に設けられている。ACケーブル27の他端には、オスのコネクタ27aが設けられている。
図4(B)に示すように右入線では、ACケーブル27、ケーブル21は、分配器兼用コネクタ24によって、接続することができる。この場合には、AC電力は、分配器兼用コネクタ24、ケーブル21を介して、変換器25に供給される。
図4(C)に示すように左入線では、ACケーブル27、ケーブル22は、コネクタ22aによって、接続することができる。この場合には、AC電力は、ケーブル22、分配器兼用コネクタ24、ケーブル21を介して、変換器25に供給される。
(照明部30の構成)
図5は、実施形態の照明装置1単体を下側Z1から見た図である。
図5(A)は、アクリル板36、レンチキュラレンズ板35を取り付けた状態である。
図5(B)は、アクリル板36、レンチキュラレンズ板35を取り外した状態である。
図5(C)は、基板31及び光吸収部34を拡大した図である。
図6は、アクリル板36、レンチキュラレンズ板35、基板31の各単体を下側Z1から見た図である。
図7は、実施形態の照明装置1を下側Z1から見た断面図である。
図8は、実施形態の照明装置1の一部拡大図である。
図8(A)は、集光レンズ33の中心を通る部分の縦断面図(図8(C)のA-A断面図)である。
図8(B)は、集光レンズ33の中心を通らない部分の縦断面図(図8(C)のB-B断面図)である。
図8(C)は、1つの集光レンズ33の近傍の構成を、下側Z1から見た図である。
図9は、実施形態の集光レンズ33、レンチキュラレンズ板35の光学的な作用を説明する図ある。
図10は、実施形態の照明装置1がボード前面を照光する形態を説明する縦断面である。
基板31は、LED32を実装するための電気基板である。基板31の形状は、左右方向Xに細長い板状である。1つの照明装置1当たり、4つの基板31が左右方向Xに1列に配列されている(図5(B)、図6参照)。左右方向Xにおいて、1つの基板31の長さは、例えば、300mm程度である。
基板31を照明収容部13内に固定した状態において、基板31の法線方向は、下側Z1に至る程、手前側Y1に至るように傾斜している(図8(A)参照)。このため、LED32が発する光の光軸も、同様に傾斜している。
集光レンズ33は、各LED32に対応して1つ設けられている。このため、1つの基板31当たり3つの集光レンズ33が設けられ、また、照明装置1全体では、12個の集光レンズ33を備える。
なお、照明部30は、集光レンズ33の代わりに、集光レンズ33と同様な集光の機能を有する光学部材(例えば、フード状の反射鏡を有する光学部材等)を備えていてもよい。
図7、図8に示すように、集光レンズ33の外形は、円錐形状である。円錐の底面は、集光の機能に適する凸状、凹状等に形成されている。集光レンズ33は、頂点側がLED32側になるように配置されており、頂点部がLED32の直下に位置する。円錐の中心軸とは、LED32の光軸(LED32からの光の光束の中心軸)とは、一致している。
集光レンズ33は、基板31に取り付けられる。この取り付け方法は、限定されず、例えば、集光レンズ33に爪等を設けて基板31に引っ掛けるようにしてもよく、また、両面テープ等を用いてもよい。
光吸収部34は、LED32が発した光の一部を吸収するための部材である。このため、光吸収部34の色彩は、黒色である。光吸収部34は、例えば、樹脂を射出成型することにより製作できる。なお、光吸収部34の表面粗さは、光吸収の程度が適度になるように、調整されていてもよい。
図7、図8(B)に示すように、光吸収部34の断面形状は、緩かに湾曲した湾曲部34aと、直線状の板状部34bとが接続されたL字形状である。
湾曲部34aは、照明収容部13の手前側Y1の内壁面13a(図8(B)参照)に、ほぼ沿うように配置されている。このため、湾曲部34aは、手前側Y1に至る程、下側Z1に至るように傾斜している。板状部34bは、基板31の下側Z1に重なるように配置され、基板31の下面のほぼ全面を覆う。
レンチキュラレンズ35aは、レンチキュラレンズ板35の上面に形成されている。また、レンチキュラレンズ板35の下面は、梨地状に加工された拡散面35bである。
レンチキュラレンズ板35は、各基板31に1つ設けられ、また、照明装置1全体では、4つのレンチキュラレンズ板35を備える(図6参照)。つまり、照明装置1は、3つのLED32に対応して1つのレンチキュラレンズ板35を備える。レンチキュラレンズ板35の形状は、左右方向Xに細長い板状である。
レンチキュラレンズ板35は、基板31と同様に傾斜して配置されている。このため、集光レンズ33からの光の光軸と、レンチキュラレンズ板35の上面とは、直交する。
このため、反射壁37は、レンチキュラレンズ板35よりも下側Z1の範囲のうちボード5側とは反対側の部分に配置される。反射壁37は、ボード5に向かい合うように配置される。反射壁37の大きさは、十分に大きく(例えば、鉛直方向Zの長さが15mm程度)、十分な面積を有する。
照明部30の光学的作用について、詳細に説明する。
(集光レンズ33、レンチキュラレンズ板35、反射壁37の光学的作用)
図9を参照して、集光レンズ33、レンチキュラレンズ板35のレンチキュラレンズ35aの光学的作用について説明する。
図9は、集光レンズ33、レンチキュラレンズ板35のレンチキュラレンズ35aの作用を明確に説明するために、便宜上、これら以外の光学的要素(レンチキュラレンズ板35の拡散面35b、光吸収部34、反射壁37、各種乱反射等)がない状態を示す。また、図9の光束の図示は、極端なものであり、例えば、集光レンズ33からの光の光束は、ある程度の広がりを持っていてもよい。
以下説明するように、集光レンズ33、レンチキュラレンズ板35のレンチキュラレンズ35aは、主に、LED32の光をボード5の下方に照光させる作用、効果を奏する。
図9(C)、図9(D)に示すように、レンチキュラレンズ35aは、入射角0度で入射した光を、左右方向Xに広がるよう光束を有するように、下面から出光させる。
左右方向Xにおける光の広がりの角度θ35は、例えば、「20度≦θ35≦30度」程度である。奥行方向Yにおいて、光は、直進するか、又は広がりの角度が、角度θ35よりも十分に小さい。
なお、レンチキュラレンズ35aのレンズ形状は、均一である。このため、光は、レンチキュラレンズ35aのいずれの部分に入射しても、上記態様で出光する。
また、複数のLED32、複数の集光レンズ33が左右方向Xに配列されている。レンチキュラレンズ板35は、これらの各集光レンズ33に対応して設けられており、集光レンズ33からの光を変化させる複数の領域を備える。
これにより、照明装置1は、LED32の光が前後方向に過剰に広がることを抑制できるので、より多くの光をボード下部に到達させることができる。また、照明装置1は、左右方向Xにおける光の強度差を少なくできるので、ボード前面の左右方向Xにおける光ムラを少なくできる。
拡散面35bは、レンチキュラレンズ板35から出光する光を拡散する。このため、レンチキュラレンズ板35から出光する光は、前述した光束よりも、外側に広がる。
なお、光束が外側に広がったとしても、前述した帯状の光束を形成する光の成分は、多く存在するので、照明装置1は、上記作用、効果を十分に奏することができる。また、レンチキュラレンズ板35の拡散面35bの作用によって、ボード前面の左右方向Xにおける光ムラは、より少なくなる。
アクリル板36の主な機能は、レンチキュラレンズ板35の保護である。アクリル板36の光学的作用は、小さいので、その詳細な説明を省略する。
図8(C)に示すように、LED32が発した一部の光は、集光レンズ33の側面(円錐面)から出光する。つまり、LED32が発した光は、その全てが集光レンズ33の底面から発光されるのではなく、その一部が側面から出光する。
照明収容部13内の乱反射の成分は、主にこの光である。但し、照明収容部13内における乱反射の現象は、非常に複雑であり、その成分は、他種である。照明収容部13内の乱反射の成分は、光の他に、例えば、レンチキュラレンズ板35の拡散面35bによって拡散する成分が存在する。
また、照明収容部13内で上側Z2に進む一部の光L34bも、基板31の下面に到達すると、ボード5に向けて反射する。光吸収部34の板状部34bは、このような光L34bがボード5に到達することを、湾曲部34aと同様に抑制できる。
反射壁37は、鉛直面(ZX平面)に平行であり、また、ボード5に向かい合っているので、アクリル板36を通過した光を、ボード5に向けて反射する作用を奏する。
図8(A)に示すように、反射壁37によって反射される光の成分のうち大きなものは、以下の2つである。
これらの光のうち反射壁37への入射角が大きい光L37aは、ボード5の下部に向けて進む。また、反射壁37への入射角が小さい光L37bは、ボード5の上部に向けて進む。
・照明収容部13内の奥側Y2の内壁面13bで乱反射した光L37c
この光L37cは、反射壁37への入射角が小さいため、ボード5の上部に向けて進む。
照明装置1は、前述した各部材の作用によって、以下のように、ボード前面を均一な輝度で照光できる。
(1)ボード上部(ボード前面の上端から100~200mm程度の領域)の照光
図10(A)に示すように、ボード上部は、主に、反射壁37で反射した光L35b,35c(図8(A)参照)によって照光される。また、ボード上部は、レンチキュラレンズ板35の拡散面35bによる拡散光によって照光される。
また、LED32の光軸は、ボード5から離れる方向に傾いており、さらに、LED32の光は、レンチキュラレンズ板35及びアクリル板36の保持レール41(後述する)によって遮られる。このため、LED32の光は、ボード上部に対して、直接的には到達しない。また、光の強度は、光源からの距離の二乗に反比例するという性質を有する。そのため、光源であるLED32から距離が近いボード前面の上部は、十分な強度で照光される。
図10(B)に示すように、ボード下部には、LED32から光が集光レンズ33及びレンチキュラレンズ板35の作用によって帯状の光束L35に変化することにより、より多くの光が到達する。また、ボード下部には、帯状の光束に変化した一部の光L37a(図8(a)参照)が、拡散面35bで拡散後、反射壁37で反射することにより到達する。
上記(1)で説明したように、照明装置1は、ボード上部を、輝度が過剰にならないように照光できる。また、上記(2)で説明したように、照明装置1は、LED32の光を帯状の光束にすることにより、より多くの光をボード下部に到達させることができる。
これによって、照明装置1は、鉛直方向Zにおけるボード前面の輝度差を少なくできるので、ボード前面を均一に照光することができ、また、輝度ムラを小さくできる。
実際に試作品で確認したところ、「ボード上部の輝度:ボード下部の輝度」は、従来の照明装置では「10:1」程度であったのに対して、試作品では「1.4:1」程度であり、大幅に改善された。これにより、実施形態の照明部30の上記作用、効果を確認できた。
また、左右方向Xにおいては、LED32、集光レンズ33が、複数配列されているので、左右方向Xにおいても、ボード前面を均一に照光することができ、また、輝度ムラを小さくできた。
図10(A)に示すように、このため、ボード5がホワイトボードのような筆記ボードであり、ボード5の手前側Y1に筆記者が位置し、筆記者が光源であるLED32を視認可能な状態であっても、筆記者は、眩しさを感じにくい。
また、照明収容部13の反射壁37(つまり、基部10の手前側Y1の壁部)は、LED32から手前側Y1に直接的に進む光を遮る。反射壁37が遮る光は、鉛直軸と、LED32から延びる線とのなす角θ37が例えば30度以上で、手前側Y1に進む光である。このため、ボード前面から近距離(例えば、2m程度)に、着座した観察者が位置する状態であっても、観察者は、光源であるLED32を視認することがなく、眩しさを感じにくい。
なお、照明部30の構成は、以下のように変形してもよい。
(1)上記説明では、レンチキュラレンズ板35からの光の光軸は、ボード5から離れる方向である例を示したが、これに限定されない。レンチキュラレンズ板35からの光の光軸は、例えば、LED32自体の輝度、レンチキュラレンズ板35の光学特性、ボード5の輝度差の製品仕様等に応じて、ボード5に近づく方向にしてもよい。
(2)上記説明では、LED32の光の拡散効果は、レンチキュラレンズ板35の拡散面35bが奏する例を示したが、これに限定されない。LED32の光の拡散効果は、例えば、拡散シートを設けたり、アクリル板36に拡散面35bを設けることにより、奏してもよい。
光学部材保持部40の構成について説明する。
光学部材保持部40は、レンチキュラレンズ板35及びアクリル板36を支持し、また、これらを左右方向Xに移動しないように規制するための部分である。
図11は、実施形態の照明装置1の右端部であって、右キャップ60Rを取り外した状態を拡大した示す図である。
図11(A)は、ストッパ45を取り外した状態を右側X2から見た図である。
図11(B)は、ストッパ45を取り外した状態を下側Z1から見た図であり、図11(A)のB-B断面図である。
図11(C)は、ストッパ45を取り付けた状態を右側X2から見た図である。
図11(D)は、ストッパ45を取り付けた状態を下側Z1から見た図であり、図11(C)のD-D断面図である。
図12は、実施形態の照明装置1の右端部を拡大して示す斜視図である。
図12(A)は、ストッパ45の取り付け方法を説明する図である。
図12(B)は、ストッパ45を取り付けた状態を示す図である。
図13は、実施形態のストッパ45の単体を説明する図である。
図13(A)は、ストッパ45を上側C2から見た図である。
図13(B)は、ストッパ45を後側B2から見た図である。
図13(C)は、ストッパ45を右側X2から見た図である。
図13(D)は、ストッパ45が解除状態にされる態様を説明する図である。
図13(E)は、ストッパ45の斜視図である。
図13は、ストッパ45の各方向は、ストッパ45を基部10に取り付けた状態における方向を示した。
レール41は、光学部材35,36、ストッパ45を左右方向Xにスライド可能に支持するものである。レール41は、基部10に設けられている。レール41は、左右方向Xに細長い形状を有する溝である。
図11(A)に示すように、レール41は、基部10の照明収容部13の手前側Y1の内壁面13a、奥側Y2の内壁面13bにそれぞれ設けられている。右側X2から見た状態において、2つのレール41は、前後方向Bにおいてほぼ対称の構成である。このため、レール41は、光学部材35,36をBX平面上に支持できる。
レール41は、内壁面13a,13bから、それぞれ前後方向Bの内側に向けて突出するように設けられた2つのリブ41a,41bによって形成される。なお、奥側Y2かつ下側Z1のリブ41aは、前述したように、LED32の光を遮光するために、他のリブよりも若干大きい。
図13(C)に示すように、左右方向Xから見た状態で、ストッパ45は、前後方向Bにおいて対称の構成である。
図13に示すように、ストッパ45は、枠部46、レール挿入部47、ロック部48、目隠し部49を備える。
枠部46は、ストッパ45の本体となる部分である。枠部46は、枠状に形成されている。つまり、枠部46は、4つの板状の部分(底板部46a、2つの立壁部46b、上板部46c)を、四角形に連結したような形状である。
後述するように、上板部46cの中央部分は、ロック部48のロック及び解除をするために押圧操作される押圧部46d(操作部)である。
左右方向Xから見た状態で、レール挿入部47は、枠部46の下側C1の2つのコーナ部から、それぞれ前後方向Bの外側に突出するように設けられている。レール挿入部47の外形は、レール41に対応した形状である。つまり、上下方向Cにおいて、レール挿入部47の大きさと、レール41の幅とは、同等である。また、前後方向Bにおいて、2つのレール41の外寸と、2つのレール41の底部間の長さとは、同等である。
左右方向Xから見た状態で、ロック部48は、枠部46の上側C2の2つのコーナ部から前後方向Bの外側に突出するように設けられている。また、ロック部48の断面形状は、先端が下側C1に折れ曲がるようなL字状である。
図13(D)に示すように、このため、押圧部46dは、下側C1に押圧されると下側C1に弾性変形する。これにともない、2つのロック部48は、枠部46の立壁部46bの先端を支点48eとして、上側C2に回転するように弾性変形する。これによって、ロック部48の先端及びレール挿入部47間の長さが、大きくなる。
弾性変形する前の状態(図13(D)の点線参照)がロック状態であり、弾性変形した状態(図13(D)の実線参照)が解除状態である。
ロック部48の先端及びレール挿入部47間の長さは、ロック状態ではリブ41bの厚さよりも小さく、解除状態ではリブ41bの厚さよりも大きい。
位置決め突起48aは、後述するように、ストッパ45の取り付け時の作業性を向上するための突起である。位置決め突起48aは、ストッパ45の先端から左右内側に突出するように設けられている。
作業者は、右側X2の光学部材保持部40において、以下の手順に従って光学部材35,36、ストッパ45を基部10に取り付けることができる。
(1)図11(A)に示すように、光学部材35,36をレール41に挿入する。
(2)図12(A)に示すように、ストッパ45を基部10に取り付けるために、ストッパ45を基部10に対して、大まかな位置合わせをする。この作業は、ストッパ45の位置決め突起48aを、基部10のリブ41bの上側Z2に乗せればよいので、作業性がよい。
(4)図12(B)ストッパ45のレール挿入部47をレール41に挿入し、ストッパ45を左右内側にスライドする。
この場合、ロック部48が解除状態にされているので、ロック部48の先端及びレール挿入部47間の長さは、リブ41bの厚さよりも大きい。このため、ストッパ45は、レール41によって左右方向Xによってガイドされて、左右内側にスライドできる。
ロック状態では、ロック部48の先端及びレール挿入部47間の長さは、リブ41bの厚さよりも小さい。このため、ストッパ45は、リブ41bに対して圧着した状態となり、左右方向Xに移動しないようにロックされる。
作業者は、左側X1の光学部材保持部40においても、同様に、ストッパ45を基部10に取り付けることができる。
なお、前後方向Bにおいて、ストッパ45及びレール41は、それぞれ対称の形状である。このため、左側X1の光学部材保持部40においては、右側X2の光学部材保持部40と同一形状のストッパ45を、左右方向Xにおいて反転させることにより、取り付けできる。これにより、照明装置1は、左右のストッパ45を、共通の部品にすることができる。
取り外したストッパ45は、再利用できる。また、ストッパ45は、ロック部48でロック及びその解除をできるので、圧入する形態とは異なり、擦れ粉が発生しない。このため、照明装置1の保守時における作業性を向上できる。
図11(D)に示すように、ストッパ45が基部10に取けられた状態では、つまり、枠部46が光学部材35,36の端部に当接した状態で、目隠し部49は、光学部材35,36の底面の端部に配置される。前述したように、前後方向Bにおいて、目隠し部49の長さL49(図13(A)参照)、2つのリブ41aの先端間の長さL41a(図11(A)参照)とは、同等である。これにより、目隠し部49は、枠部46及び光学部材35,36間の隙間d35,d36を覆うことができる。このため、目隠し部49は、照明装置1の内部を外部から視認できないように目隠しできる。さらに、目隠し部49の下面は、アクリル板36と同様な程度に、鏡面加工されている。
これにより、照明装置1は、外観の品質を向上できる。
この状態であっても、左右方向Xにおいて、ストッパ45の目隠し部49は、光学部材35,36を覆う程度の長さを有しており、上記作用、効果を奏する。
また、左右方向Xにおいて、ストッパ45及び光学部材35,36の間には、隙間d35,d36が形成されるが、この隙間d35,d36は、十分に小さい。このため、光学部材35,36の遊びは、十分に小さい。つまり、光学部材35,36は、左右両端部を2つのストッパ45に挟まれた状態であるので、左右方向Xに移動した場合にはストッパ45に当接することにより、これ以上移動しないように規制される。
これにより、ストッパ45は、光学部材35,36を左右方向Xに移動しないように規制できる。
なお、このような隙間d35,d36を設ける理由は、LED32の発熱にともなう光学部材35,36の膨張、収縮、製造誤差等を考慮したためである。
(1)上記説明では、レール41は、光学部材35,36の支持、ストッパ45の支持を兼用する例を示したが、これに限定されない。光学部材保持部40は、光学部材35,36の支持、ストッパ45の支持のために、別々のレール41を備えていてもよい。
(2)上記説明では、光学部材保持部40は、2つのストッパ45を備える例を示したが、これに限定されない。光学部材保持部40は、1つのストッパ45を備えていてもよい。この場合には、光学部材35,36は、ストッパ45が設けられていない側の端部を、例えば、右キャップ60R等に当接させればよい。
図1(B)、図1(C)に示すように、右側部50R、左側部50Lは、それぞれ照明装置1の右側X2の側部、左側X1の側部を形成する部分である。
図14は、実施形態の右端部の構成部品の分解斜視図である。
図14(A)は、右側X2から見た斜視図である。
図14(B)は、左側X1から見た斜視図である。図14(B)は、右キャップ60R、カバー部70のみを図示した。
図15は、実施形態の右キャップ60R単体を示す図である。
図15(A)は、右キャップ60R単体を左側X1から見た図である。
図15(B)、図15(C)は、右キャップ60R単体の横断面図(図15(A)、図15(E)のB-B断面図、C-C断面図)である。
図15(D)は、右キャップ60R単体を上側Z2から見た図である。
図15(E)は、右キャップ60R単体を右側X2から見た図である。
図16は、実施形態の内カバー71単体を示すである。
図16(A)は、内カバー71単体を左側X1から見た図である。
なお、図16(A)の2点鎖線内は、内カバー71の後部71c、分離片71bを分離した状態を示す。
図16(B)は、内カバー71単体を上側Z2から見た図である。
図16(C)は、内カバー71単体を右側X2から見た図である。
図16(D)は、内カバー71単体を手前側Y1から見た図である。
図16(E)は、内カバー71単体を奥側Y2から見た図である。
図17は、実施形態の右側部50RにおいてACケーブル27を配置する構造を説明する模式図である。
図17(A)は、切り欠き69を通る横断面図(図17(C)、図17(D)のA-A断面図に相当する図)である。
図17(B)は、内突起71h等を通る横断面図(図17(C)、図17(D)のB-B断面図に相当する図)である。
図17(C)は、右側X2から見た状態における基部10の開口縁部10a、上蓋19の開口縁部19a、右キャップ60Rの傾斜部65e、内カバー71のリブ71d等の配置を説明する図である。
図17(D)は、右側X2から見た状態における連結部65、内突起71h等の配置を説明する図である。
右側部50Rの構成を説明する。
図14に示すように、右側部50Rは、右キャップ60R(側板部)、カバー部70(ケーブルカバー)を備える。
(右キャップ60R)
図14、図15に示すように、右キャップ60Rは、照明装置1の右側部50Rを構成する主要な部品である。右キャップ60Rの形状は、鉛直面(YZ平面)に平行なほぼ平板状である。また、右キャップ60Rの構成のうち、ACケーブル27及びカバー部70に関連する部分は、鉛直方向Zにおいて対称である(つまり、鉛直方向Zに直交するXY平面を対称面として面対称である)。
右キャップ60Rは、例えば、樹脂を射出成型することにより製作できる。
右側X2から見た状態で、右キャップ60Rは、基部10及び上蓋19によって形成された右側X2の開口部に対応した形状である(図14参照)。つまり、右キャップ60Rは、奥行方向Yに細長い板状の部材である。
前半板61、後半板62は、それぞれ右キャップ60Rの手前側Y1、奥側Y2を構成する板状の部材である。
分離溝50bは、後半板62の裏面(左右内側の面)に設けられている。分離溝50bは、後半板62の肉厚を部分的に薄くして形成される。このため、作業者は、後部62cを、工具等を用いずに、手で容易に分離できる。なお、他の分離溝50bも、同様に、各部材の肉厚を部分的に薄く形成されており、各部材を分離溝50bで容易に分離できる。
分離片62bは、後半板62の奥側辺部の一部を、分離溝50bで囲うことにより、分離可能にした部分である。分離片62bは、ほぼ四角形の形状である。後半板62のうち分離片62bを分離した部分は、切り欠きが形成される。後述するように、設置環境に応じて、ACケーブル27は、この切り欠きを通すことにより、照明装置1の内外を通すことができる(図22参照)。
連結部65は、前半板61の裏面側及び後半板62の裏面側で、両者を接続する。鉛直方向Zにおいて、連結部65は、対称の形状である。
連結部65は、中央部65a、傾斜部65eを備える。
中央部65aは、連結部65の中央部分を形成する。
図15(B)に示すように、中央部65aの断面形状は、前半板61の裏面から左右内側に突出する突出部65bと、突出部65bの先端から奥側Y2に延びる延設部65cとが接続されたL字状である。
図15(B)に示すように、傾斜部65eは、手前側Y1に至る程、左側X1(つまり、照明装置1の内側)に至るように傾斜している。
図15(A)、図15(E)に示すように、左右方向Xから見た状態で、鉛直方向Zにおいて、傾斜部65eの長さは、中央部65aよりも大きく、かつ、右キャップ60Rの外形よりも小さい。
傾斜部65eの右側X2の面は、傾斜部65eの形状に対応して傾斜しており、つまり、手前側Y1に至る程、左側X1に至るように傾斜した傾斜面65fである。
傾斜部65eは、押圧突起65g(押圧部)を備える。
押圧突起65gは、ACケーブル27を押圧するために設けられた高さが低い突起である。
押圧突起65gは、傾斜面65fのうち奥側Y2の範囲に設けられている。
図15(E)に示すように、係合溝66は、左右方向Xから見た状態で、鉛直方向Zの位置関係において、2つの切り欠き69の間に配置されている。係合溝66の形状は、奥行方向Yに細長い。係合溝66の手前側Y1は、傾斜面65fに連続している。
取り付け穴67は、右キャップ60Rを基部10に固定するための穴である。取り付け穴67は、5つ設けられている。取り付け穴67の1つは、係合溝66の底部に設けられている(図15(B)参照)。
すなわち、鉛直方向Zにおいて、連結部65の中央部65aは、前半板61、後半板62よりも小さい。また、連結部65の傾斜部65eは、傾斜している。前半板61、後半板62の間に、連結部65の中央部65a、傾斜部65eが位置することにより、前半板61及び後半板62を備える右キャップ60Rの上辺部及び下辺部(側板部の向かい合う辺部)は、それぞれ内側(左右方向Xの内側、鉛直方向Zの内側)に切り欠いた穴部が形成される。
なお、鉛直方向Zに関係において、2つの切り欠き69は、それぞれ右キャップ60Rの上下辺から内側に切り欠くように形成される。このため、鉛直方向Zは、切り欠き69の切り欠き方向である。
図14に示すように、カバー部70は、右キャップ60Rの右側面に装着される。
これにより、カバー部70は、2つの切り欠き69を覆うように、右キャップ60Rに装着される。
カバー部70は、内カバー71、外カバー75備える。
内カバー71、外カバー75は、それぞれ、例えば、樹脂を射出成型することにより製作できる。内カバー71、外カバー75の形状は、左側X1に開口した箱状である。内カバー71、外カバー75の形状は、それぞれ鉛直方向Zにおいて対称である。
内カバー71は、右キャップ60Rの右側X2に直接装着される。外カバー75は、内カバー71を左右外側から覆うように装着される。
内カバー71の手前側Y1の壁部は、傾斜面65fに平行な傾斜壁72である。内カバー71は、右キャップ60Rと同様な分離溝50bで分離することによって、後部71cを分離できる。
分離片71bは、内カバー71の上下及び奥側Y2の3つの壁部を複数に分割したものである。つまり、複数の分離片71bは、内カバー71の上側Z2、下側Z1、奥側Y2の壁部を形成する。上側Z2及び下側Z1の壁部には、それぞれ、4つの分離片71bが配置されている。奥側Y2の壁部には、2つの分離片71bが配置されている。
各分離片71bの形状は、四角形の板状である。分離片71bの根元には、分離溝50bが設けられている。このため、各分離片71bは、分離溝50bで、内カバー71から分離できる。
右キャップ60Rの分離片62bと同様に、内カバー71のうち各分離片71bを分離した部分には、切り欠きが形成され(図14参照)、ACケーブル27をこの切り欠きに通すことができる。
図17(A)に示すように、内カバー71が右キャップ60Rに装着された状態を鉛直方向Zから見た状態で、押圧穴71gは、押圧突起65gの右側X2に位置する。
リブ71dは、傾斜壁72の内面から左側X1(左右内側)に突出するように設けられている。リブ71dの形状は、水平面(XY平面)に平行な平板状である。リブ71dは、傾斜壁72の上側Z2、下側Z1にそれぞれ設けられている。
図17(C)に示すように、内カバー71が右キャップ60Rに装着された状態において、リブ71dは、右キャップ60Rの切り欠き69内であって、鉛直方向Zの外側(下側Z1、上側Z2)の範囲に挿入される。鉛直方向Zにおいて、リブ71dの内面と傾斜部65eの外面との隙間は、ほとんどなく、また、両者は、当接する程度に近接している。
図17(B)に示すように、左右方向Xにおいて、リブ71dの高さは、連結部65の内側面よりも、さらに左右内側に位置する程度に高い。
図16(A)に示すように、左右方向Xから見た状態で、内突起71hは、内カバー71の中央に位置する。内突起71hは、奥行方向Yに平行である。
図17(B)に示すように、内カバー71が右キャップ60Rに装着された状態において、内突起71hの先端は、右キャップ60Rの係合溝66に挿入される。これにより、内突起71h及び係合溝66間が、係合する。
外カバー75は、ケーブル穴75b、取り付け穴71jを備える。
ケーブル穴75bは、切り欠き状の穴である。
ケーブル穴75bは、複数設けられており、内カバー71の分離片71bに対応した位置に配置されている。外カバー75が内カバー71に重ねて取り付けられた状態において、ケーブル穴75bの内側部は、内カバー71の分離片71bの半円状の突起の周囲を囲う(図1(B)参照)。これにより、照明装置1が設置された状態において、外力等が分離片71bに加わっても、分離片71bは、分離してしまうことを抑制できる。
取り付け穴75jは、外カバー75を固定するための穴である。
右側部50Rを照明装置1(つまり基部10及び上蓋19)に取り付ける手順を説明する。
作業者は、以下の手順に従って、右側部50Rを照明装置1に取り付けることができる。
なお、以下の手順は、照明装置1に対して、右側X2からACケーブル27を接続する例、つまり図4(B)に示す右入線の例である。
(1)図14に示すように、ACケーブル27を右キャップ60Rの切り欠き69に通す。
この場合、作業者は、2つの切り欠き69のうち1つに対して、ACケーブル27を通せばよい。図14の例は、ACケーブル27を上側Z2の切り欠き69に通した例であるが、ACケーブル27を下側Z1の切り欠き69に通した場合にも、同様に作業をすればよい。
なお、ACケーブル27を2つ接続したい場合等は、2つの切り欠き69の両方に、ACケーブル27を通すことができる。
この場合、基部10の固定穴10jと、前述した溝部12a,16dとを、下穴として用いて、タッピングネジを用いることができる。
(3)内カバー71の分離片71bを分離する。
この場合、作業者は、設置環境に応じて、ACケーブル27を導出したい部分に対応した分離片71bを分離すればよい。設置環境とは、設置施設におけるAC差し込み口の位置等である。例えば、AC差し込み口が、ボード5よりも上側Z2に位置する場合には、上側Z2の4つの分離片71bのうち1つを分離すればよい。
この場合、作業者は、以下を満たすように作業する。
・内カバー71の2つのリブ71dを、右キャップ60Rの2つの切り欠き69にそれぞれ挿入する。かつ、内カバー71の2つのリブ71dを、基部10の開口縁部10a及び上蓋19の開口縁部19a(図14(A)参照)の内側に挿入する。
・また、内カバー71の内突起71hを右キャップ60Rの係合溝66に挿入する。
・ACケーブル27を、内カバー71のリブ71d及び内突起71hの内側に配置する。
・ACケーブル27を、内カバー71の分離片71bを分離することにより形成された切り欠き69に通す。
以上により、右側部50Rを照明装置1に取り付けることができる。
右側部50Rを照明装置1に取り付けた状態において、右側部50RがACケーブル27を押さえる構成について、詳細に説明する。
(ACケーブル27の長さ方向の押さえ)
図17(A)に示すように、上側Z2から見た状態で、ACケーブル27は、右キャップ60Rの傾斜面65fの押圧突起65gによって、内カバー71の押圧穴71gの方向に押圧される。このため、押圧突起65g及び押圧穴71gの縁部は、ACケーブル27の被覆に食い込む。これにより、ACケーブル27は、ACケーブル27の長さ方向に移動しないように規制され、つまり、抜け止めされる。
図17(B)、図17(D)に示すように、鉛直方向Zにおいて、2つの切り欠き69の間には、右キャップ60Rの中央部65a及び内カバー71の内突起71hが位置する。また、内カバー71の内突起71hは、右キャップ60Rの係合溝66に挿入されているので、鉛直方向Zに倒れにくく、十分な強度を有する。
図17(C)に示すように、右側X2から見た状態で、内カバー71の上側Z2のリブ71dは、上蓋19の開口縁部19aと、右キャップ60Rの傾斜部65eとの間に挟まれる。また、下側Z1のリブ71dは、基部10の開口縁部10aと、右キャップ60Rの傾斜部65eとの間に挟まれる。このため、2つのリブ71dは、高さ(左右方向Xの長さ)が大きくても、鉛直方向Zに倒れにくく、十分な強度を有する。
なお、内カバー71を右キャップ60Rに装着する場合の作業時(上記(3)、(4)参照)においても、同様な作用、効果を奏する。これにより、内カバー71、外カバー75を取り付け時に、押圧突起65g、押圧穴71gの縁部は、切り欠き69内に配置されたACケーブル27を、押圧することができる。
なお、右側部50RのうちACケーブル27及びカバー部70に関連する構成は、鉛直方向Zにおいて対称であるので、下側Z1のACケーブル27を通した場合にも、同様に、ACケーブル27を押さえることができる。
図17(A)に示すように、ACケーブル27は、右キャップ60Rの傾斜部65e及び内カバー71の傾斜壁72の間に配置されるので、これらの部材の傾斜に対応して、手前側Y1に至る程、左右内側に至るように傾斜している。このため、ACケーブル27のうち、切り欠き69から導出された直後の部分は、緩やかに湾曲する。これにより、ACケーブル27は、大きなストレスがかからないので、損傷、断線等を抑制できる。
すなわち、左右方向Xに平行に配置されたACケーブル27を、ケーブル出口で、実施形態とは異なりほぼ直角に折り曲げる形態では、ACケーブル27に大きなストレスがかかるので、損傷、断線等をする場合がある。
図18は、実施形態の左端部の構成部品の分解斜視図である。
図18(A)は、左側X1から見た斜視図である。
図18(B)は、右側X2から見た斜視図である。図18(B)は、左キャップ60Lのみを図示した。
図18に示すように、左側部50Lは、左キャップ60L(側板部)、切り欠きキャップ78を備える。
左キャップ60Lは、右キャップ60Rと同様に、前半板61、後半板62、連結部65、係合溝66、取り付け穴67、切り欠き69等を備える。
図14、図18に示すように、右キャップ60R、左キャップ60Lは、左右方向Xにおいて対称の構成である(つまり、左右方向Xに直交するYZ平面を対称面として面対称である)。左キャップ60Lの詳細な説明は、省略する。
このため、右キャップ60RのACケーブル27及びカバー部70に関連する部分と、左キャップ60LのACケーブル27及びカバー部70に関連する部分とは、左右方向Xにおいて対称の構成である。また、奥行方向Yから見た状態で、奥行方向Yの軸を対称点として点対称である。
これにより、両者は、右側部50Rのカバー部70(内カバー71、外カバー75)は、左キャップ60Lにも取り付けることができる。また、カバー部70を左キャップ60Lに取り付けた場合には、左側部50Lは、右側部50Rと同様に、ACケーブル27を押さえることができる。
左右方向Xから見た状態で、切り欠きキャップ78の形状は、鉛直方向Zにおいて対称である。
切り欠きキャップ78は、本体78a、リブ78d、凸部78h、爪78iを備える。
本体78aは、切り欠き69の開口部にちょうど嵌まるような、四角形の板状の部材である。
リブ78dは、内カバー71のリブ71dと同様な形状であり、2つ設けられている。
凸部78hは、本体78aから奥側Y2に突出している。凸部78hの形状は、左キャップ60Lの係合溝66にちょうど嵌まるような板状の部分である。凸部78hの厚さと、係合溝66の深さとは、同等である。
前述したように、右キャップ60R、左キャップ60Lは、対称の構成であるため、切り欠きキャップ78は、右キャップ60Rの切り欠き69の開口部にも取り付けることができる。
左キャップ60Lは、右キャップ60Rと同様に、基部10にネジ固定すればよい(上記(2)参照)。
そして、切り欠きキャップ78を、左キャップ60Lの切り欠き69の開口部に取り付ければよい。
切り欠きキャップ78の本体78aは、切り欠き69の開口部にちょうど嵌まる形状であり、また、凸部78hは、左キャップ60Lの係合溝66にちょうど嵌まるような形状である。そのため、左キャップ60Lの切り欠き69及び係合溝66は、切り欠きキャップ78によって蓋をされた形態になる。
図1(C)に示すように、このため、切り欠きキャップ78を左キャップ60Lに取り付けた状態では、左側部50Lの表面は、フラットになる。これにより、照明装置1の右側面を、すっきりとしたデザインにすることができるので、見た目がよい。
図19は、実施形態の右側部50Rの後部62c,71c,75c、左側部50Lの後部62cを分離した照明装置1を、ボード5に取り付けた状態の斜視図である。
図19(A)は、右側部50R近傍を拡大した図である。
図19(B)は、左側部50L近傍を拡大した図である。
右側部50Rの後部62c,71c,75cを分離する場合には、上記工程において、右キャップ60R、内カバー71、外カバー75の後部62c,71c,75cを分離溝50bで分離すればよい。
同様に、左側部50Lの後部を分離する場合には、上記工程において、左キャップ60Lの後部62cを分離溝50bで分離すればよい。
図19に示すように、そして、右側部50R及び左側部50Lを、照明装置1をボード5に取り付ければよい。なお、図19は、右側部50Rの後部及び左側部50Lの後部の両方を分離した例を示すが、これらのうち少なくとも1つを分離してもよい。
これにより、照明装置1は、ボード5の左右方向Xの長さに関わらず、ボード5に取り付けできる。
カバー部70、切り欠きキャップ78は、右キャップ60R、左キャップ60Lの両方に取り付け可能である。このため、照明装置1は、右入線、左入線の専用の部品を用意することなく、左右の両入線に対応することができる。
前述した照明装置1は、左右方向Xに複数連結することにより、照明ユニット100として利用することができる。
以下、3つの照明装置1A,1B,1Cを連結した例を説明する。
図20は、実施形態の照明ユニット100を示す図である。
図20(A)は、右入線の例である。
図20(B)は、左入線の例である。
前述したように、配電部20のケーブル22は、延ばした状態で、コネクタ22a側が基部10の外側にはみ出る程度の長さを有する。
図20(A)に示すように、ケーブル22の長さは、隣りに配置された照明装置1の分配器兼用コネクタ24に接続可能な長さである。
このため、照明装置1Aのケーブル22は、照明装置1Bの分配器兼用コネクタ24に接続できる。また、照明装置1Bのケーブル22は、照明装置1Cの分配器兼用コネクタ24に接続できる。これにより、照明ユニット100は、右端に配置された照明装置1Aに接続されたACケーブル27からの電力を、照明装置1A,1B,1Cの全てに供給できる。
図20(B)に示すように、左入線の場合も同様に、照明ユニット100は、左端に配置された照明装置1Cに接続されたACケーブル27からの電力を、照明装置1A,1B,1Cの全てに供給できる。なお、この場合、照明装置1Cのケーブル22と、ACケーブル27とは、両側がメスのアダプタ29を介して接続すればよい。
図21(A)は、上側Z2から見た図である。
図21(B)は、右側X2から見た断面図である。
以下、照明装置1A,1B間の連結部分を説明するが、照明装置1B,1C間の連結部分も同様な構成である。
照明ユニット100は、接続子81(奥側連結部)、L字金具85(手前側連結部)を備える。
接続子81の形状は、左右方向Xに細長い直方体である。
接続子81は、照明装置1A,1Bの各基部10の連結穴部16c(奥側穴部)に、左右方向Xから挿入され、嵌め込まれる。これにより、接続子81は、奥側Y2において照明装置1A,1Bを位置決めする。
このように、接続子81は、連結穴部16cに挿入可能な大きさである。左右方向Xから見た断面形状は、例えば、1辺が10mm以上の長方形である。このため、接続子81は、十分な強度を有する。
L字金具85は、前板部85a(第1板部)及び上板部85b(第2板部)が、断面がL字状になるように連結されたような形状である。このため、L字金具85は、十分な強度を有する。
L字金具85は、上板部85bの取り付け穴を用いて、基部10の溝部12aにネジ止めされて固定される。溝部12aへのネジ止めの方向は、溝部12aの深さ方向(つまり鉛直方向Z)である。また、L字金具85が基部10に固定された状態において、前板部85aの先端は、隔壁15に当接するように配置される。これにより、L字金具85は、手前側Y1において照明装置1A,1Bを位置決めする。
これにより、隣合う照明装置1A,1B,1Cは、十分な精度で位置決めされて連結され、かつ、連結された状態で十分な強度を有する。
また、L字金具85は、右キャップ60R、左キャップ60Lを取り付け用の溝部12aを、ネジ止めする方向を変えることにより、兼用して固定できる。すなわち、右キャップ60R、左キャップ60Lは、溝部12aの左右開口に対して、溝部12aの長手方向(つまり左右方向X)にネジ止めされている(図14(A)、図18(A)参照)。これにより、基部10は、L字金具85を取り付けるための個別の構成が不要である。
図22は、実施形態の照明ユニット100の右端に配置された照明装置1Aのボード105への取り付け部分を拡大して示す斜視図である。
以下、照明ユニット100のボード105への取り付け部分を説明するが、照明装置1単体でも同様に、ボード105に取り付けることができる。
照明装置1Aは、特開2015-97158号公報の照明装置210と同様に、基部取り付け補助部126、アーム部130(アーム本体131、アーム装着部132)、接続金具135、ケーブルカバー140等を用いて、曲面黒板等のボード105に取り付けることができる。
Claims (3)
- 長手方向に細長い形状を有するボード照明装置であって、
ボードに平行に配列された複数の点光源と、
各点光源に対応して設けられ、各点光源からの光を集光する第1光学部と、
前記第1光学部によって集光された光の光束を、長手方向の大きさの方が長手方向に直交する方向である奥行方向の大きさよりも大きい帯状の光束に変化させる第2光学部と、を備え、
前記第1光学部から前記第2光学部に直接入光し、前記第2光学部から出光する光の光軸の向きは、ボードから離れる方向である
ことを特徴とするボード照明装置。 - 前記点光源及び前記第1光学部を収容する照明収容部と、
前記第2光学部よりも前記照明収容部の内側に設けられ、前記照明収容部の手前側の内壁に沿って配置され、前記第1光学部から出光し前記照明収容部の内壁に到達しようとする前記光を吸収する光吸収部と、
前記第2光学部よりも下側の範囲に配置され、前記第2光学部からの光の一部をボード側に反射する反射面とを備える
ことを特徴とする請求項1に記載のボード照明装置。 - 複数の点光源に対応した複数の前記第1光学部を備え、
前記第2光学部は、
長手方向に細長い板状の部材であり、
複数の前記第1光学部のうち2以上に対応して1つ設けられている
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のボード照明装置。
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