JP7236931B2 - ドローンシステム - Google Patents

ドローンシステム Download PDF

Info

Publication number
JP7236931B2
JP7236931B2 JP2019097482A JP2019097482A JP7236931B2 JP 7236931 B2 JP7236931 B2 JP 7236931B2 JP 2019097482 A JP2019097482 A JP 2019097482A JP 2019097482 A JP2019097482 A JP 2019097482A JP 7236931 B2 JP7236931 B2 JP 7236931B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
supply device
drone
drone system
track
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019097482A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020189614A (ja
Inventor
基彦 能見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Corp filed Critical Ebara Corp
Priority to JP2019097482A priority Critical patent/JP7236931B2/ja
Publication of JP2020189614A publication Critical patent/JP2020189614A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7236931B2 publication Critical patent/JP7236931B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T50/00Aeronautics or air transport
    • Y02T50/60Efficient propulsion technologies, e.g. for aircraft

Landscapes

  • Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)
  • Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)
  • Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)

Description

本発明は、建築物のメンテナンスなどに使用することができるドローンシステムに関する。
空中または水中あるいはその両方の領域を移動する無人移動体として定義されるドローンは、撮影、サンプルリターン、インパクトハンマリング、計測などの様々な用途に用いられている。このようなドローンは、建物、橋梁、ダム等の構造物のメンテナンスにも利用される。
ドローンは、あらかじめ設定された目的によって自律的に運動するか、無線(電波、可視光、あらゆる波長帯のレーザー光、音波、超音波のいずれか、あるいはこれらの複合)を用いて人間である操縦者によって操縦されるか、無線を通じた外部の制御装置(コンピュータを含む)によって制御される。
特開2018-75869号公報
空中を移動するドローンを使用して建築物の撮影を行う場合、ドローンに搭載された電池容量等によって飛行時間が制限されるため、一度の飛行で大きな建築物の全体の撮影を行うことは難しい。
そこで、従来から、ドローンを長時間飛行させるために、有線ケーブルでドローンに電力を供給することが提案されている。しかしながら、ケーブルが建築物の一部に絡まることでドローンの正常な動作が妨げられることや、ケーブルの重量によってドローンの飛行範囲が制限される等の問題があり、大きな建築物の周囲全体を飛行できるようケーブルを引き回すことは現実的ではない。
そこで、本発明は、広大な範囲を自由に移動することができるドローンシステムを提供することを目的とする。
一態様では、複数の給電ケーブルによって直列に連結された複数のドローンと、可動式の給電装置とを備え、前記複数のドローンのそれぞれは、ジンバル機構を備え、前記ジンバル機構は、ドローン本体に接続された第1軸を中心に回転可能に構成された内側回転体と、前記内側回転体に接続された第2軸を中心に回転可能に構成された外側回転体とを備え、前記第1軸と、前記第2軸とは互いに直交しており、前記複数の給電ケーブルのそれぞれは、前記外側回転体に接続されており、前記複数の給電ケーブルは、前記給電装置に連結されており、前記給電装置は、電動機と、前記電動機に連結された滑車と、前記滑車に掛けられた搬送ケーブルと、前記搬送ケーブルに固定された可動本体とを備え、前記可動本体は、前記搬送ケーブルを介して前記滑車の回転に従って移動可能に構成されている、ドローンシステムが提供される。
一態様では、前記給電装置は、前記給電装置の外側に設置された線路に接触し、かつ前記線路に沿って移動可能に構成されている。
一態様では、前記給電装置は、前記給電装置を移動可能とする車輪を備え、前記車輪は、前記線路に転がり接触するように構成されている。
一態様では、前記給電装置は、前記線路に電気的に接続されており、かつ前記線路から電力が供給されるように構成されている。
一態様では、前記給電装置は、前記給電装置の外側に設置された架線に接触し、かつ前記架線に沿って移動可能な集電装置をさらに備えている
態様では、前記ドローンシステムは、前記複数の給電ケーブルがそれぞれ挿入された複数の保護管をさらに備えている。
一態様では、前記ドローンシステムは、前記複数の給電ケーブルのそれぞれの端部に取り付けられた複数の角度検出器をさらに備えている。
本発明によれば、複数のドローンのそれぞれは、ジンバル機構を介して給電ケーブルに接続されているため、各ドローンは、給電ケーブルの接続位置によって飛行範囲が制限されることなく、広範囲を飛行することができる。さらに、給電ケーブルは可動式の給電装置に接続されているため、各ドローンは、給電ケーブルの長さにかかわらず広大な範囲を飛行することができる。
ドローンシステムの一実施形態を示す模式図である。 複数のドローンの一実施形態を示す模式図である。 ドローンシステムの適用例を示す模式図である。 ドローンシステムの適用例を示す模式図である。 ドローンシステムの他の実施形態を示す模式図である。 ドローンシステムのさらに他の実施形態を示す模式図である。 図5および図6を参照して説明したドローンシステムの適用例を示す模式図である。 ドローンシステムのさらに他の実施形態を示す模式図である。 ドローンシステムのさらに他の実施形態を示す模式図である。 集電装置の他の実施形態を示す模式図である。 ドローンシステムのさらに他の実施形態を示す模式図である。 ドローンシステムのさらに他の実施形態を示す模式図である。 ドローンシステムのさらに他の実施形態を示す模式図である。 ドローンシステムのさらに他の実施形態を示す模式図である。 ドローンシステムのさらに他の実施形態を示す模式図である。 角度検出器の一実施形態を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、ドローンシステムの一実施形態を示す模式図である。図1に示すように、ドローンシステム1は、建築物の撮影や計測などを行う複数のドローン10と、複数のドローン10に電力を供給する複数の給電ケーブル3と、可動式の給電装置30とを備えている。本実施形態のドローン10は、空中を移動するドローンであり、複数のドローン10は、複数の給電ケーブル3によって直列に接続されている。
複数の給電ケーブル3は、給電装置30に連結されている。より具体的には、複数の給電ケーブル3のうちの1つが給電装置30に接続されており、その他の給電ケーブル3は、複数のドローン10のうちの少なくとも1つおよび複数の給電ケーブル3のうちの少なくとも1つを介して給電装置30に連結されている。これにより、給電装置30は、複数の給電ケーブル3を介して複数のドローン10に電力を供給することができる。複数の給電ケーブル3のうちの1つは可動式の給電装置30に接続されているため、各ドローン10は、給電ケーブル3の長さにかかわらず広大な範囲を飛行することができる。
給電装置30は、給電装置30の外側に設置された線路5に接触し、かつ線路5に沿って移動可能に構成されている。より具体的には、給電装置30は、可動本体31と、可動本体31に取り付けられた複数の車輪32とを備えている。複数の車輪32は、線路5上に置かれ、線路5に転がり接触するように構成されている。給電装置30が線路5に沿って移動するとき、複数の車輪32は線路5に転がり接触する。線路5は、真っ直ぐに延びていてもよく、曲がっていてもよい。
線路5は、2つの導電性のレール5aを備えており、レール5aは、商用電源などの図示しない電力供給源に接続されている。本実施形態の車輪32および可動本体31は、導電性材料を含んでおり、互いに電気的に接続されている。複数の給電ケーブル3のうちの1つは、可動本体31に接続されている。車輪32がレール5aに接触しているとき、給電装置30は、線路5に電気的に接続され、図1の矢印の方向に電流が流れる。このようにして、線路5から給電装置30に電力が供給され、可動本体31から複数の給電ケーブル3を通じて複数のドローン10に電力が供給される。
一実施形態では、給電装置30は、複数の給電ケーブル3を通じて複数のドローン10に電力を供給するバッテリー等の電池を備えていてもよい。この場合、線路5から給電装置30に電力を供給する必要はないため、レール5aおよび車輪32は導電性材料を含んでいなくてもよい。さらに一実施形態では、給電装置30は、発電機を備えていてもよい。
本実施形態の給電装置30は、車輪32に連結された原動機(図示せず)を備えている。この原動機が車輪32を回転させると、給電装置30は線路5上を移動する。給電装置30は、給電装置30に搭乗している操作者によって直接操作されてもよく、操作者が給電装置30の外部から無線通信または有線通信によって給電装置30を操作してもよい。一実施形態では、給電装置30は、自動走行車であってもよい。さらに一実施形態では、給電装置30は、原動機を備えておらず、複数のドローン10が牽引することにより給電装置30を移動させてもよい。さらに一実施形態では、給電装置30は、車輪32の回転を停止するブレーキを備えていてもよい。ブレーキは、ドローン10に引っ張られて給電装置30が動くことを防止し、ドローン10の飛行範囲を制限することができる。
図2は、複数のドローン10の一実施形態を示す模式図である。図2に示すように、各ドローン10は、ジンバル機構20を備えている。ジンバル機構20は、ドローン本体12に接続された一対の第1軸21,21と、第1軸21,21を中心に回転可能に構成された内側回転体22と、内側回転体22に接続された一対の第2軸25,25と、第2軸25,25を中心に回転可能に構成された外側回転体26とを備えている。
一対の第1軸21,21は同一直線上にあり、ドローン本体12を挟むように配置されている。同様に、一対の第2軸25,25は同一直線上にあり、内側回転体22を挟むように配置されている。第1軸21,21と、第2軸25,25とは互いに直交している。このような構成により、ドローン10は、ドローン本体12の姿勢を維持したまま外側回転体26をいずれの方向にも360°回転させることができる。
図2に示すように、複数の給電ケーブル3のそれぞれは、複数のドローン10の外側回転体26のそれぞれに接続されており、各外側回転体26および各内側回転体22を介して各ドローン本体12に電力が供給される。外側回転体26は、いずれの方向にも360°回転可能であるため、ドローン10は、給電ケーブル3の接続位置によって飛行範囲が制限されることなく、広範囲を飛行することができる。
図3は、ドローンシステム1の適用例を示す模式図である。図3に示す実施形態では、各ドローン10は、図示しないカメラを有しており、ドローンシステム1を用いて、建築物7を撮影する例を示す。本実施形態では、線路5は、建築物7の一部に設置されており、給電装置30は、この線路5に沿って移動する。一実施形態では、図4に示すように、線路5を建築物7の屋上に設置してもよい。ドローンシステム1は、給電装置30の移動範囲と、給電ケーブル3の長さによって制限される各ドローン10の飛行範囲を考慮して、建築物7の全体を撮影するために必要な数の複数のドローン10を備えている。
図3に示すように、操作者8は、各ドローン10をドローン操作器4で操作することによって、各ドローン10を、撮影のための適切な位置に移動させる。ドローン操作器4と、各ドローン10との間の通信は無線通信または有線通信によって行われる。操作者8は、各ドローン10をそれぞれ独立して操作することができる。操作者8は、各ドローン10間の間隔が所定の間隔を維持し、かつ各ドローン10と建築物7との間隔がそれぞれ撮影に適した間隔を維持するように各ドローン10を制御する。
給電装置30は、各ドローン10の動きに従って、各ドローン10との適切な距離を保つように移動する。給電装置30は、各ドローン10の動きに従って自動的に走行する自動走行車であってもよく、複数のドローン10に牽引されることによって移動してもよい。一実施形態では、給電装置30は、無線通信または有線通信によって操作されてもよい。
給電装置30は、線路5に沿って予め定められた軌道上を移動するため、操作者8は、給電装置30の位置を容易に把握することができる。操縦者8は、給電装置30の位置に基づいて各ドローン10の位置決めを行うことができる。また、給電装置30の移動範囲内であれば、操作者8が追跡できない場所にも各ドローン10を配置することができるため、本実施形態の構成によれば、各ドローン10は、より広範囲の飛行が可能となる。
操作者8は、ドローン操作器4から各ドローン10に対して指令を出すことによって、各ドローン10に建築物7の撮影を実施させる。操作者8は、各ドローン10の位置を、各ドローン10が撮影した画像または映像によって、把握することができる。
一実施形態では、ドローンシステム1は、各ドローン10が互いの位置を相互に監視するように構成されていてもよい。このような構成によれば、障害物等に遮られて操作者8が目視できない位置にドローン10が配置されている場合でも、操作者8は、目視可能なドローン10の位置に基づいて、目視できないドローン10の位置を把握することができる。
上述した構成によれば、ドローンシステム1は、建築物が巨大な場合であっても、建築物の全体の周囲を飛行することができる。図1を参照して説明したドローンシステム1は、図3および図4に示すように、線路5を設置可能な建築物の撮影、計測、サンプルリターン、インパクトハンマリングなどの様々な用途に好適に利用できる。線路5は、建築物の一部に設置してもよく、一実施形態では、線路5を建築物の近傍に設置してもよい。
図5は、ドローンシステム1の他の実施形態を示す模式図である。特に説明しない本実施形態の詳細は、図1乃至図4を参照して説明した実施形態と同じであるので、その重複する説明を省略する。本実施形態の線路5は、2本の導電性のケーブル5bから構成されており、2本のケーブル5bは、商用電源などの図示しない電力供給源に接続されている。複数の車輪32は、2本のケーブル5b上に転がり接触するように構成されている。
複数の車輪32は、複数の導電性の連結軸34の一端にそれぞれ回転可能に支持されており、連結軸34の他端は、可動本体31に固定されている。可動本体31は、複数の連結軸34によって空中に吊り下げられている。可動本体31は、複数の連結軸34を介して複数の車輪32に電気的に接続されている。複数の車輪32が2本のケーブル5bに接触しているとき、給電装置30は、線路5に電気的に接続され、図5の矢印の方向に電流が流れる。このようにして、線路5から給電装置30に電力が供給され、可動本体31から複数の給電ケーブル3を通じて複数のドローン10に電力が供給される。一実施形態では、図6に示すように、可動本体31は、線路5の上方に配置され、連結軸34を介して車輪32に接続されていてもよい。
図7に示すように、図5および図6を参照して説明したドローンシステム1は、橋梁9の撮影などに好適に利用できる。図7に示すように、線路5のそれぞれの端部を2つの橋脚9aのそれぞれに接続してもよい。図8に示すように、ドローン10が給電装置30の下方のみを飛行する場合は、ドローン10は1つでもよい。この場合、ドローン10は、ジンバル機構20を備えていなくてもよい。
図9は、ドローンシステム1のさらに他の実施形態を示す模式図である。特に説明しない本実施形態の詳細は、図1乃至図4を参照して説明した実施形態と同じであるので、その重複する説明を省略する。本実施形態の給電装置30は、給電装置30の外側に設置された複数の架線50に接触可能な集電装置36をさらに備えている。具体的には、架線50は、給電装置30の上方に張り渡されており、集電装置36は、可動本体31の上面に固定されている。給電装置30が線路5に沿って移動することに伴って、集電装置36は、架線50に接触しながら架線50に沿って移動する。
架線50は、商用電源などの図示しない電力供給源に接続されている。複数の給電ケーブル3のうちの1つは、集電装置36に接続されている。集電装置36が架線50に接触しているとき、給電装置30は、架線50に電気的に接続され、図9の矢印の方向に電流が流れる。このようにして、架線50から集電装置36に電力が供給され、集電装置36から複数の給電ケーブル3を通じて複数のドローン10に電力が供給される。
一実施形態では、集電装置36と、可動本体31とは電気的に接続されており、かつ複数の給電ケーブル3のうちの1つは、可動本体31に接続されていてもよい。さらに一実施形態では、架線50、集電装置36、可動本体31、車輪32、および線路5によって電流の経路を構成してもよい。さらに一実施形態では、図10に示すように、集電装置36は、2つの電極板36aによって、複数の架線50を挟むように構成されていてもよい。
図11は、ドローンシステム1のさらに他の実施形態を示す模式図である。特に説明しない本実施形態の詳細は、図1乃至図4を参照して説明した実施形態と同じであるので、その重複する説明を省略する。本実施形態の給電装置30は、電動機52と、電動機52に連結された第1の滑車54と、第2の滑車55と、滑車54,55に掛けられた搬送ケーブル61と、搬送ケーブル61に固定された可動本体31とを備えている。本実施形態の可動本体31は、複数の給電ケーブル3を通じて複数のドローン10に電力を供給するバッテリー等の電池(図示せず)を備えている。
第1の滑車54は、電動機52によって回転されるように構成されている。搬送ケーブル61には、所定のテンションが掛けられている。第1の滑車54の回転に伴って搬送ケーブル61が移動し、搬送ケーブル61の移動に伴って第2の滑車55が回転する。可動本体31は、搬送ケーブル61を介して、滑車54,55の回転に従って移動する。ドローンシステム1は、給電装置制御部63をさらに備え、電動機52は、給電装置制御部63に連結されている。電動機52の動作は、給電装置制御部63によって制御される。一実施形態では、操作者が給電装置30の外部から無線通信または有線通信によって電動機52の動作を制御してもよい。
図12は、ドローンシステム1のさらに他の実施形態を示す模式図である。特に説明しない本実施形態の詳細は、図11を参照して説明した実施形態と同じであるので、その重複する説明を省略する。本実施形態の給電装置30は、搬送ケーブル61に接続された重り65をさらに備えている。本実施形態の搬送ケーブル61の一部は、第1の滑車54に巻き付けられて固定されており、滑車54,55に掛けられている。搬送ケーブル61の一端は、第1の滑車54に接続されており、搬送ケーブル61の他端は重り65に接続されている。第1の滑車54の回転に伴って搬送ケーブル61が移動し、重り65が上下動する。可動本体31は、搬送ケーブル61を介して、滑車54,55の回転に従って移動する。第2の滑車55は省略してもよい。
図13は、ドローンシステム1のさらに他の実施形態を示す模式図である。特に説明しない本実施形態の詳細は、図1乃至図4を参照して説明した実施形態と同じであるので、その重複する説明を省略する。本実施形態のドローンシステム1は、複数の保護管70をさらに備えている。本実施形態の複数の給電ケーブル3のそれぞれは、複数の保護管70のそれぞれに挿入されている。本実施形態では、保護管70は、給電ケーブル3の動きを制限し、給電装置30とドローン10との距離、および各ドローン10間の距離を一定に保つことができる。保護管70は軽量であることが望ましい。
本実施形態は、図5乃至図12を参照して説明した各実施形態にも適用することができる。一実施形態では、図14に示すように、ばね71を介してジンバル機構20と保護管70を接続し、各ジンバル機構20と各保護管70との間に遊びを与えてもよい。
図15は、ドローンシステム1のさらに他の実施形態を示す模式図である。特に説明しない本実施形態の詳細は、図13を参照して説明した実施形態と同じであるので、その重複する説明を省略する。本実施形態のドローンシステム1は、複数の給電ケーブル3のそれぞれの端部に取り付けられた複数の角度検出器80をさらに備えている。
角度検出器80は、給電ケーブル3の全ての方向における角度情報を取得し、かつ取得した角度情報を図示しない制御装置(一例として図3に示すドローン操作器4)に送信可能に構成されている。送信方法の一例として無線通信が挙げられる。本実施形態では、保護管70によって各ドローン10間の距離が一定に保たれるため、角度検出器80が取得した給電ケーブル3の角度情報と保護管70の長さから各ドローン10の位置を算出することができる。これにより、操作者8(図3参照)は、算出された位置情報に基づきドローン10を操作することが可能となり、ドローン10の位置決めをより容易に行うことができる。
図16は、角度検出器80の一実施形態を示す模式図である。角度検出器80は、第1検出器82と、第2検出器83と、接続部材85,86とを備えている。検出器82,83は、それぞれ回転軸82a,83aを備えており、回転軸82a,83aは、それぞれ360°回転可能に構成されている。回転軸82aと、回転軸83aは互いに直交している。
第1検出器82と第2検出器83は、接続部材85によって接続されている。具体的には、接続部材85の一端は、回転軸82aに接続されており、他端は第2検出器本体83bに接続されている。回転軸83aには給電ケーブル3が接続されており、第1検出器本体82bは、接続部材86を介して外側回転体26に接続されている。図示はしないが、複数の角度検出器80のうちの1つの接続部材86は、給電装置30に接続されている。このような構成により、角度検出器80は、給電ケーブル3の全ての方向における角度情報を取得可能となる。
図15および図16を参照して説明した実施形態は、図1乃至図12および図14を参照して説明した各実施形態に適用してもよい。
上述した実施形態は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明を実施できることを目的として記載されたものである。上記実施形態の種々の変形例は、当業者であれば当然になしうることであり、本発明の技術的思想は他の実施形態にも適用しうる。したがって、本発明は、記載された実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲によって定義される技術的思想に従った最も広い範囲とすべきである。
1 ドローンシステム
3 給電ケーブル
4 ドローン操作器
5 線路
5a レール
5b ケーブル
7 建築物
8 操作者
9 橋梁
9a 橋脚
10 ドローン
12 ドローン本体
20 ジンバル機構
21 第1軸
22 内側回転体
25 第2軸
26 外側回転体
30 給電装置
31 可動本体
32 車輪
34 連結軸
36 集電装置
36a 電極板
50 架線
52 電動機
54,55 滑車
61 搬送ケーブル
63 給電装置制御部
65 重り
70 保護管
71 ばね
80 角度検出器
82 第1検出器
82a 回転軸
83 第2検出器
83a 回転軸
85,86 接続部材

Claims (7)

  1. 複数の給電ケーブルによって直列に連結された複数のドローンと、
    可動式の給電装置とを備え、
    前記複数のドローンのそれぞれは、ジンバル機構を備え、
    前記ジンバル機構は、
    ドローン本体に接続された第1軸を中心に回転可能に構成された内側回転体と、
    前記内側回転体に接続された第2軸を中心に回転可能に構成された外側回転体とを備え、
    前記第1軸と、前記第2軸とは互いに直交しており、
    前記複数の給電ケーブルのそれぞれは、前記外側回転体に接続されており、
    前記複数の給電ケーブルは、前記給電装置に連結されており、
    前記給電装置は、
    電動機と、
    前記電動機に連結された滑車と、
    前記滑車に掛けられた搬送ケーブルと、
    前記搬送ケーブルに固定された可動本体とを備え、
    前記可動本体は、前記搬送ケーブルを介して前記滑車の回転に従って移動可能に構成されている、ドローンシステム。
  2. 前記給電装置は、前記給電装置の外側に設置された線路に接触し、かつ前記線路に沿って移動可能に構成されている、請求項1に記載のドローンシステム。
  3. 前記給電装置は、前記給電装置を移動可能とする車輪を備え、
    前記車輪は、前記線路に転がり接触するように構成されている、請求項2に記載のドローンシステム。
  4. 前記給電装置は、前記線路に電気的に接続されており、かつ前記線路から電力が供給されるように構成されている、請求項2または3に記載のドローンシステム。
  5. 前記給電装置は、前記給電装置の外側に設置された架線に接触し、かつ前記架線に沿って移動可能な集電装置をさらに備えている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のドローンシステム。
  6. 前記複数の給電ケーブルがそれぞれ挿入された複数の保護管をさらに備えている、請求項1乃至のいずれか一項に記載のドローンシステム。
  7. 前記複数の給電ケーブルのそれぞれの端部に取り付けられた複数の角度検出器をさらに備えている、請求項1乃至のいずれか一項に記載のドローンシステム。
JP2019097482A 2019-05-24 2019-05-24 ドローンシステム Active JP7236931B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019097482A JP7236931B2 (ja) 2019-05-24 2019-05-24 ドローンシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019097482A JP7236931B2 (ja) 2019-05-24 2019-05-24 ドローンシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020189614A JP2020189614A (ja) 2020-11-26
JP7236931B2 true JP7236931B2 (ja) 2023-03-10

Family

ID=73453320

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019097482A Active JP7236931B2 (ja) 2019-05-24 2019-05-24 ドローンシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7236931B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2021412656A1 (en) * 2020-12-29 2023-07-06 Kubota Corporation Agricultural machine
CN117208259B (zh) * 2023-05-18 2024-04-16 河北建筑工程学院 一种混合动力无人机

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017052389A (ja) 2015-09-09 2017-03-16 公立大学法人会津大学 ドローンおよびドローン群
JP2018075869A (ja) 2016-11-07 2018-05-17 株式会社荏原製作所 有線式ドローン群
US10029803B1 (en) 2016-06-13 2018-07-24 Amazon Technologies, Inc. Replaceable power modules on aerial vehicles
JP2019064544A (ja) 2017-10-05 2019-04-25 本田技研工業株式会社 空中散布装置、無人飛行体システム及び無人飛行体

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4036147A (en) * 1975-03-28 1977-07-19 Westling Wayne A Rapid transit system
DE10002741B4 (de) * 2000-01-22 2014-07-24 Sram Deutschland Gmbh Triggerschalter für Fahrradgetriebe
KR20070026749A (ko) * 2007-02-14 2007-03-08 옥은호 전기레일과 급전차를 갖는 운송시스템

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017052389A (ja) 2015-09-09 2017-03-16 公立大学法人会津大学 ドローンおよびドローン群
US10029803B1 (en) 2016-06-13 2018-07-24 Amazon Technologies, Inc. Replaceable power modules on aerial vehicles
JP2018075869A (ja) 2016-11-07 2018-05-17 株式会社荏原製作所 有線式ドローン群
JP2019064544A (ja) 2017-10-05 2019-04-25 本田技研工業株式会社 空中散布装置、無人飛行体システム及び無人飛行体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020189614A (ja) 2020-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11001395B2 (en) Payload mounting platform
Kiribayashi et al. Design and development of tether-powered multirotor micro unmanned aerial vehicle system for remote-controlled construction machine
JP2015223995A (ja) 撮影用無人飛行体
JP7236931B2 (ja) ドローンシステム
US4904996A (en) Line-mounted, movable, power line monitoring system
EP1634353B1 (en) Power line inspection vehicle
JP6448071B2 (ja) ドローン
JP6710372B2 (ja) 制限範囲内飛行装置
EP3312418B1 (en) A method and system for performing maintenance such as de-icing of a rotor blade of a wind turbine rotor
JP2017217942A (ja) 無人機システム、無人機、係留装置
JP2016135046A (ja) 検査装置及び検査方法
JP2015189321A (ja) 無人飛行撮影装置
KR102117111B1 (ko) 테더 드론을 지원하는 지상 스테이션 및 이를 포함하는 테더 드론 시스템
EP2882575A2 (en) An apparatus for use on a cable; and a system for and method of inspecting a cable
CN102468621A (zh) 一种适用于大档距输电线路巡检的移动机器人
CN108750045B (zh) 一种模块化的水下机器人
KR102607927B1 (ko) 드론 전원공급장치
JP7222692B2 (ja) 無人飛行装置
JPH01141185A (ja) 鉄骨構造物用走行装置
SI24932A (sl) Sistem za premikanje platforme in uporabnega tovora po prostoru z uporabo vrvi in bobnov nameščenih na sami plattformi
JP2019142245A (ja) 昇降機点検装置
JP2019123025A (ja) マニピュレータ
KR102478413B1 (ko) 재난 지휘 차량용 유선 드론 시스템
CN218343727U (zh) 融合无人机的配网带电作业机器人的多视角实时监控系统
JP2021088232A (ja) 無人検査システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7236931

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150