JP7235335B2 - 電子機器および電子機器用筐体 - Google Patents

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Description

本発明は電子機器および電子機器用筐体に関する。
電気回路を収容する電子機器は、高機能化および高集積化により発熱量が上昇する一方、機器の小型化が期待される。またこのような電子機器は、内部の発熱体から生じる熱を外部へ排出する際に、電子機器の表面温度が高くなり過ぎないように安全性にも配慮する必要がある。
例えば特許文献1には、筐体の上部において、発熱源の直上近傍から離れるにしたがって段階的に下面部が高くなる複数の凹形状を有する放熱構造について記載されている。
また特許文献2には、複数の発熱素子が実装された基板を備える電子機器において、筐体内を、二重構造の仕切板で下部空間と上部空間に仕切る技術が記載されている。
特開2020-174221号公報 特開2018-116982号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は筐体の外側が複雑な凹形状となるため、電子機器の意匠性に制約が発生する。また特許文献2は、冷却ファンによる冷却風通路を工夫した技術であり、冷却ファンを設けない電子機器には適用できない。
本開示は、このような課題を鑑みてなされたものであり、簡単な構成により熱の集中を抑制する電子機器および電子機器用筐体を提供することを目的とする。
本開示の1実施形態にかかる電子機器は、発熱体、収容部、複数の第1通気孔、複数の空間部および複数の第2通気孔を有する。発熱体は、電気回路を含む。収容部は、発熱体を収容する。第1通気孔は、収容部の上部において水平方向に離間して設けられる。複数の空間部は、第1通気孔の上方において第1通気孔ごとに設けられる。複数の第2通気孔は、空間部の上方において空間部ごとに設けられる。
本開示の1実施形態にかかる電子機器用筐体は、収容部、複数の第1通気孔、複数の空間部および複数の第2通気孔を有する。収容部は、電気回路を含む発熱体を収容する。第1通気孔は、収容部の上部において水平方向に離間して設けられる。複数の空間部は、第1通気孔の上方において第1通気孔ごとに設けられる。複数の第2通気孔は、空間部の上方において空間部ごとに設けられる。
本開示によれば、簡単な構成により熱の集中を抑制する電子機器および電子機器用筐体を提供することができる。
実施の形態1にかかる電子機器の立体斜視図である。 実施の形態1にかかる電子機器用筐体の断面図である。 実施の形態1にかかる電子機器の断面図である。 実施の形態1にかかる電子機器用筐体の構成例を示す断面図である。 実施の形態2にかかる電子機器の断面図である。
<実施の形態1>
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形態1にかかる電子機器1の立体斜視図である。図1に示されている電子機器1は、説明の都合上、一部が透過した状態となっている。電子機器1は、据え置き型の電子機器であって、例えばコンピュータ、ルータ、ターミナルアダプタ、計算機、通信装置、電話交換機、オーディオ機器などである。
なお、構成要素の位置関係を説明するための便宜的なものとして、図1は、右手系の直交座標系が付されている。また、図2以降において、直交座標系が付されている場合、図1のX軸、Y軸、およびZ軸方向と、これらの直交座標系のX軸、Y軸、およびZ軸方向はそれぞれ一致している。
図1に示す電子機器1は、縦長の直方体形状をしており、使用時には床面などに静置される。電子機器1は主な構成として、発熱体91を含む基板90と、電子機器用筐体10と、を有している。電子機器用筐体10は、収容部100において基板90を収容する。基板90は収容部100においてネジ92により固定されている。
基板90は例えば、ガラスやエポキシを主成分とする板の表面に銅などの電気伝導体により形成された配線と、この配線上に実装された電子部品とを含むプリント基板である。基板90の表面には、発熱体91が固定されている。発熱体91は例えばCPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)などの集積回路を含む半導体である。発熱体91は、半導体に添付されたシリコンや金属などのヒートシンクと称される放熱体を含んでもよい。発熱体91は、電子機器1が動作する際に、周辺の構成と比較して相対的に高い温度となる。そのため、電子機器1は、発熱体91の温度が上昇した場合であっても、その熱によって電子機器1の機能や性能が規格外に劣化しないように熱を排出するように設計される。
基板90を収容する収容部100の上方には、第1空間部110、第2空間部120および第3空間部130が水平方向に隣接するように設けられている。第1空間部110、第2空間部120および第3空間部130は、垂直方向は隔壁により覆われ、且つ、上下方向にそれぞれ通気孔を有している。例えば第1空間部110は、下方に第1通気孔111を有し、上方に第2通気孔112を有している。第1通気孔111は、収容部100と第1空間部110との間を空気が通過できるように設けられた孔である。第2通気孔112は、第1空間部110と外部との間を空気が通過できるように設けられた孔である。
図2を参照して、電子機器用筐体10についてさらに説明する。図2は、実施の形態1にかかる電子機器用筐体10の断面図である。図2に示す電子機器用筐体10は、XZ面に平行な面における電子機器用筐体10の断面をY軸マイナス側からY軸プラス側に向かって観察した状態を示している。電子機器用筐体10は、例えばABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン)やPC(ポリカーボネート)を主成分とする樹脂により形成される。電子機器用筐体10は主な構成として、収容部100、複数の第1通気孔(111、121、131)、複数の空間部(110、120、130)および複数の第2通気孔(112、122、132)を有する。
収容部100は、電気回路を含む発熱体91を収容する。なお、本実施の形態における発熱体91は上述のように基板90上に固定されている。収容部100は、基板90を固定するための支柱102を有している。基板90は、ネジを挿通させる孔を有している。支柱102は、基板90を支持したうえで、基板90の孔に挿通されたネジと螺合して基板90を固定する。なお、基板90を支持するための手段は、上述のものに限られない。例えば収容部100は、基板90の位置を規制するための位置決め部材または固定部材を有し、かかる部材により基板90を支持しても良い。
また収容部100は、下面に吸気孔101を有している。吸気孔101は、収容部100と外部との間を空気が通過できるように設けられた孔である。なお、電子機器用筐体10の下面には筐体支持部103が突出し、接地面に接している。これにより電子機器用筐体10の下面と接地面との間に隙間ができる。そのため、収容部100は吸気孔101を通じて外気を取り込むことができる。
なお、吸気孔101は電子機器用筐体10の下部に設けられていることが好ましいが、吸気孔101が設けられる場所は、電子機器用筐体10の下面に限られない。吸気孔101は発熱体91が固定される場所より下方であれば、電子機器用筐体10の側面に設けられていてもよい。
収容部100は、上面に複数の第1通気孔を有している。複数の第1通気孔とは、第1通気孔111、第1通気孔121および第1通気孔131である。複数の第1通気孔は、収容部100の上部において水平方向に離間して設けられている。より具体的には、本開示における第1通気孔111、第1通気孔121および第1通気孔131は、収容部100の上面に設けられた収容部上面板140において、X軸方向に離間して設けられている。
収容部100の上方には、複数の空間部が設けられている。複数の空間部は、収容部上面板140の上側において、電子機器用筐体10の筐体、第1隔壁141および第2隔壁142により区切られた空間である。複数の空間部は、第1通気孔の上方において第1通気孔ごとに設けられる。
より具体的には、複数の空間部は、第1空間部110、第2空間部120および第3空間部130である。第1空間部110は、第1通気孔111の上方に設けられた空間である。第1通気孔111は、収容部100と第1空間部110との間を空気が通過できるように設けられる。同様に、第2空間部120は、第1通気孔121の上方に設けられた空間である。第1通気孔121は、収容部100と第2空間部120との間を空気が通過できるように設けられる。第3空間部130は、第1通気孔131の上方に設けられた空間である。第1通気孔131は、収容部100と第3空間部130との間を空気が通過できるように設けられる。
また第1空間部110と第2空間部120とは互いに隣接し、第1隔壁141により区切られている。第2空間部120と第3空間部130とは互いに隣接し、第2隔壁142により区切られている。
それぞれの複数の空間部の上部には、複数の第2通気孔が設けられている。複数の第2通気孔は、空間部の上方において空間部ごとに設けられる。本実施の形態における複数の第2通気孔とは、第2通気孔112、第2通気孔122および第2通気孔132である。第2通気孔112は、第1空間部110の上面に設けられた3つの孔である。第2通気孔112は、第1空間部110と外部との間を空気が通過できるように設けられている。第2通気孔122は、第2空間部120の上面に設けられた3つの孔である。第2通気孔122は、第2空間部120と外部との間を空気が通過できるように設けられている。第2通気孔132は、第3空間部130の上面に設けられた3つの孔である。第2通気孔132は、第3空間部130と外部との間を空気が通過できるように設けられている。
上述の様に、本実施の形態において、それぞれの空間部における第1通気孔の数は1つであり、それぞれの空間部における第2通気孔の数は、3つである。しかし、第1通気孔の数および第2通気孔の数は、上述のものに限られない。例えば、1つの空間部に対応する第2通気孔は、2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。また、それぞれの空間部に対応する第2通気孔の数は異なっていてもよい。例えば、第1空間部110における第2通気孔が3つであって、第2空間部120における第2通気孔122の数が4つであってもよい。
なお、電子機器用筐体10の外観として設けられる第2通気孔は、異物混入防止等の観点を加味すると、所定のサイズより小さいことが好ましい。そのため、第2通気孔は、所定のサイズより小さいサイズの複数の孔により構成され得る。そのため、空間部における第1通気孔の数は、対応する第2通気孔の数より少ないことが好ましい。
次に、図3を参照して、電子機器1における空気の流れについて説明する。図3は、実施の形態1にかかる電子機器1の断面図である。図3に示す断面図は、図2に示す電子機器用筐体10において基板90がネジ92により固定された状態を示している。また図3に示す電子機器1において表示されている矢印は、それぞれが空気の流れを模式的に表したものである。
電子機器1が動作を開始すると、発熱体91は発熱する。発熱体91の発熱に伴い、発熱体91の周辺の雰囲気温度が上昇する。そのため発熱体91の周辺の温められた空気は比重が軽くなり上昇する(矢印A10)。
発熱体91の周辺の空気が温められて上昇すると、この空気は発熱体91の上方に存在する第1通気孔121の手前の領域に到達する。この空気の一部は、第1通気孔121を通過して第2空間部120へとさらに上昇する(矢印A22)。一方、第1通気孔121を通過することができない空気の下方からは、温められた空気がさらに上昇してくる。そのため、第1通気孔121の下方の領域は空気圧が高まる。そのため、第1通気孔121の下方の空気は、相対的に圧力の低い水平方向へ移動し、第1通気孔111または第1通気孔131の手前の領域に到達する。そしてこのようにして水平方向に移動した空気は、第1通気孔111または第1通気孔131を通過して上昇する(矢印A21および矢印A23)。
第1空間部110、第2空間部120および第3空間部130にそれぞれ到達した空気は、上述のような原理によりそれぞれの空間内を上昇し、複数の第2通気孔のいずれかを通過して電子機器用筐体10の外部へ排出される(矢印A31、矢印A32および矢印A33)。
発熱体91により温められた空気が上述のように上昇して電子機器用筐体10の外部へ排出される一方、吸気孔101からは外気が収容部100に入り込む(矢印A40)。吸気孔101から入り込んだ空気は、複数の第2通気孔から空気が排出されるのに伴い収容部100の上方へ移動する。そして、発熱体91の周辺の空気は温められてさらに上昇する。
以上、電子機器1における空気の流れについて説明した。上述のように、電子機器1は、発熱体91により温められた空気を、複数の空間部に分散させたうえで電子機器1の外部に排出する。電子機器1の内部で温められた空気が複数の第2通気孔をそれぞれ通過する際には、空気が有する熱エネルギの一部と第2通気孔が有する熱エネルギの一部とをそれぞれ交換する。すなわち第2通気孔における筐体の温度よりも第2通気孔を通過する空気が温かい場合には、第2通気孔における筐体は、空気により温められる。本開示における電子機器用筐体10は、発熱体91により温められた空気を複数の空間部に分散し、さらにこれを複数の第2通気孔から排出する。そのため、本開示にかかる電子機器1は、第2通気孔における筐体の温度が過度に上昇することを抑制できる。
次に、複数の第1通気孔の大きさについて説明する。電子機器1において、複数の第1通気孔の大きさは、第1通気孔の下方から上昇してくる空気の圧力の大きさに応じて設定される。以下に具体例とともに説明する。図3において、第1通気孔111および第1通気孔131はそれぞれ幅W1を有する。第1通気孔121は幅W1より狭い幅W2を有する。ここでは理解を容易にするため、孔の大きさを、上述したX軸方向の幅W1および幅W2により説明する。換言すると、図3に示した第1通気孔111、第1通気孔121および第1通気孔131はY軸方向の孔の幅は一定であり得る。
収容部100の内部において、発熱体91の直上の領域は、発熱体91により温められた空気が次々に上昇してくる。そのため、第1通気孔121の手前の領域の温度は周囲と比較して高くなる。また、第1通気孔121の手前の領域は、温められた空気が次々に上昇してくることにより空気圧が比較的に高くなる。一方、第1通気孔111および第1通気孔131の手前の領域は、発熱体91の直上ではない。そのため、第1通気孔111および第1通気孔131の手前の領域は、発熱体91により温められた空気ではない空気も上昇してくる。そのため、第1通気孔111および第1通気孔131の手前の領域における温度は発熱体91の直上に位置する第1通気孔121の手前の領域の温度と比べて低い。さらに、電子機器1は、第1通気孔121の幅W2が、第1通気孔111および第1通気孔131の幅W1より小さく設定されている。これにより、発熱体91により温められた空気の一部は第1通気孔111または第1通気孔131に流れることになる。
つまり、電子機器1における複数の第1通気孔の大きさは、第1通気孔の下方から上昇してくる空気により受ける圧力の大きさが大きい程に相対的に小さくなるように設定される。または、電子機器1における複数の第1通気孔の大きさは、第1通気孔の下方から上昇してくる空気の温度が高い程に相対的に小さくなるように設定される。これにより、電子機器1は、発熱体91により温められた空気を分散して排出できる。
なお、複数の第1通気孔の大きさは、発熱体91に対して相対的に近い程に小さい設定であるということもできる。すなわち発熱体91に対して相対的に近い第1通気孔121の幅W2は、発熱体91に対して相対的に遠い第1通気孔111および第1通気孔131の幅W1より狭く設定されている。これにより、電子機器1は、発熱体91により温められた空気を分散して排出できる。
次に、図4を参照して、電子機器用筐体10の構造の例について説明する。図4は、実施の形態1にかかる電子機器用筐体の構成例を示す断面図である。図4に示す電子機器用筐体10は、第1筐体11と第2筐体12とにより構成されている。第1筐体11は、収容部100および収容部上面板140などを含む。
図4に示す収容部上面板140は、第1通気孔に加えて、第1嵌合孔143および第2嵌合孔144を含む。第1嵌合孔143は、第1隔壁141の先端を受け入れる位置決め孔であって、第1隔壁141と嵌合する。第2嵌合孔144は第2隔壁142の先端を受け入れる位置決め孔であって、第2隔壁142と嵌合する。
一方、第2筐体12は第1隔壁141、第2隔壁142および第2通気孔を構成する板状部材を含む。第1隔壁141および第2隔壁142は、第2通気孔を構成する板状部材から突出している。第1隔壁141の先端部が第1嵌合孔143と嵌合し、第2隔壁142の先端部が第2嵌合孔144と嵌合することにより、電子機器用筐体10は、簡単な構成により空間部を所望の大きさおよび形状に精度よく形成できる。
以上、実施の形態1について説明したが、実施の形態1にかかる電子機器1および電子機器用筐体10は上述の構成に限られない。例えば、電子機器1における基板の向きは縦方向ではなく、水平方向に平行であってもよい。また本実施の形態においては理解を容易にするためにXZ断面を用いてX方向に空間部が存在する例を説明したが、第1通気孔、空間部および第2通気孔は、Y方向に複数存在していてもよい。また図4を参照して説明した構造は一例であって、嵌合構造は、図4に示した例に限られない。以上、本実施の形態によれば、簡単な構成により熱の集中を抑制する電子機器および電子機器用筐体を提供することができる。
<実施の形態2>
次に、図5を参照して実施の形態2について説明する。図5は、実施の形態2にかかる電子機器2の断面図である。実施の形態2にかかる電子機器2は、空間部が上下方向に2段に構成されている点が、実施の形態1と異なる。
図5に示す電子機器2は、基板90と電子機器用筐体20を有している。電子機器用筐体20は、収容部100の上方に、3つの空間部が存在している。また電子機器用筐体20は、3つの空間部が有する第2通気孔のそれぞれの上方において第2通気孔から排出された空気を受け入れる複数の二次空間部と、二次空間部の上方に設けられた複数の第3通気孔と、をさらに備える。より具体的には、例えば収容部100の上方におけるX軸プラス側には空間部210が設けられている。空間部210は、下部に1つの第1通気孔211を有し、上部に3つの第2通気孔212を有している。
3つの第2通気孔212の上方には、二次空間部240がそれぞれの第2通気孔212に対応して設けられている。また二次空間部240の上方には、1つの二次空間部240につきそれぞれ2つの第3通気孔213が設けられている。
上述のように、二次空間部の数は、空間部の数より多い。このような構成により、発熱体91により温められた空気はまず3つの空間部へ分散して移動し、さらにそこから9つの二次空間部にぶんさんして移動する。このような構成により、電子機器2は、空気をより効果的に分散できる。なお、当然ながら、それぞれの空間部の孔の大きさは適宜設定される。これにより、電子機器2は内部で温められた空気を効率良く排出するとともに、筐体表面における温度情報を好適に抑制できる。なお、電子機器2は、二次空間部の上方にさらに空間を分割する構成を有していてもよい。以上、本実施の形態によれば、簡単な構成により熱の集中を抑制する電子機器および電子機器用筐体を提供することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1 電子機器
2 電子機器
10 電子機器用筐体
11 第1筐体
12 第2筐体
20 電子機器用筐体
90 基板
91 発熱体
92 ネジ
100 収容部
101 吸気孔
102 支柱
103 筐体支持部
110 第1空間部
111 第1通気孔
112 第2通気孔
120 第2空間部
121 第1通気孔
122 第2通気孔
130 第3空間部
131 第1通気孔
132 第2通気孔
140 収容部上面板
141 第1隔壁
142 第2隔壁
143 第1嵌合孔
144 第2嵌合孔
210 空間部
211 第1通気孔
212 第2通気孔
213 第3通気孔
240 二次空間部

Claims (9)

  1. 電気回路を含む発熱体と、
    前記発熱体を収容する収容部と、
    前記収容部の上部において水平方向に離間して設けられた複数の第1通気孔と、
    前記第1通気孔の上方において前記第1通気孔ごとに設けられた複数の空間部と、
    前記空間部の上方において前記空間部ごとに設けられた複数の第2通気孔と、を備え、
    複数の前記第1通気孔の大きさは、前記第1通気孔の下方から上昇してくる空気の温度の高さに応じて設定されている、
    電子機器。
  2. 前記空間部における前記第1通気孔の数は、対応する前記第2通気孔の数より少ない、
    請求項1に記載の電子機器
  3. 1つの前記空間部における前記第1通気孔の数は1つであり、対応する前記第2通気孔の数は2以上である、
    請求項2に記載の電子機器。
  4. 複数の前記第1通気孔の大きさは、前記第1通気孔の下方から上昇してくる空気の温度が高い程に相対的に小さい、
    請求項3に記載の電子機器。
  5. 複数の前記第1通気孔の大きさは、前記発熱体に対して相対的に近い程に小さい、
    請求項3に記載の電子機器。
  6. 隣接する前記空間部を互いに隔てるために突出した壁部と、
    前記壁部の先端を受け入れる位置決め孔と、をさらに備える、
    請求項1~5のいずれか一項に記載の電子機器。
  7. 前記第2通気孔の上方において前記第2通気孔から排出された空気を受け入れる複数の二次空間部と、
    前記二次空間部の上方に設けられた複数の第3通気孔と、をさらに備える、
    請求項1~6のいずれか一項に記載の電子機器。
  8. 前記二次空間部の数は、前記空間部の数より多い、
    請求項7に記載の電子機器。
  9. 電気回路を含む発熱体を収容する収容部と、
    前記収容部の上部において水平方向に離間して設けられた複数の第1通気孔と、
    前記第1通気孔の上方において前記第1通気孔ごとに設けられた複数の空間部と、
    前記空間部の上方において前記空間部ごとに設けられた複数の第2通気孔と、を備え、
    複数の前記第1通気孔の大きさは、前記第1通気孔の下方から上昇してくる空気の温度の高さに応じて設定されている、
    電子機器用筐体。
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