JP7234984B2 - めっき装置及びめっき方法 - Google Patents
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本発明のめっき装置の一例について、以下に説明する。図1は、本発明のめっき装置の一例を示す断面模式図である。図2は、図1で示すめっき装置を示す斜視模式図である。厳密に言うと、図2では、図1中のめっき装置のうち、後述する容器以外の部分が示されている。
本発明のめっき装置による作用効果を説明するため、本発明のめっき方法の一例として、めっき装置1aを用いるめっき方法を以下に説明する。
めっき液槽10に、被めっき物2及びめっき液3を入れる。より具体的には、めっき液槽10の開口13から内部に、被めっき物2及びめっき液3を入れる。ここで、陰極40は、めっき液槽10の側壁部12の少なくとも内面を構成するように設けられているため、めっき液3に浸漬されることになる。
まず、陽極30を、めっき液槽10の開口13に挿入することにより、めっき液槽10の回転軸R上に設ける。その結果、陽極30は、陰極40とともにめっき液3に浸漬される。
2 被めっき物
3 めっき液
10 めっき液槽
11 底部
12 側壁部
13 開口
14 蓋部
20 駆動部
30 陽極
40 陰極
50 整流部材
51 貫通孔
60 液抜き部
70 容器
80 循環路
R 回転軸
Claims (18)
- 底部と、前記底部に接合され、前記底部の上方に向かって延在した側壁部とを有し、前記底部に対向する位置に開口が設けられた筒状のめっき液槽と、
前記めっき液槽の前記底部に接続され、前記めっき液槽を回転させる駆動部と、
前記めっき液槽の前記開口に挿入され、前記めっき液槽の回転軸の軸線の延長線上に設けられる棒状の陽極と、
前記めっき液槽の前記側壁部の少なくとも内面を構成するように設けられた略環状の陰極と、
前記陽極と前記陰極との間に設けられ、前記陽極の周りを回転する整流部材と、を備え、
前記底部から前記開口に向かう前記回転軸に平行な高さ方向において、前記整流部材の上端の位置は前記陰極の上端の位置よりも上方にあり、かつ、前記整流部材の下端の位置は前記陽極の下端の位置と同等又は下方にあり、
前記高さ方向において、前記整流部材の上端の位置は、前記陽極として機能する陽極部材の上端の位置と同等又は上方にある、めっき装置。 - 第1主面を有する底部と、開口が設けられるように、前記底部に接合され、前記底部から前記第1主面の法線方向に突出するように延在した略環状の側壁部とを有するめっき液槽と、
前記めっき液槽の前記底部の中央が回転軸の軸線の延長線上に位置するように前記めっき液槽を回転させる駆動部と、
前記めっき液槽の前記開口に挿入され、前記第1主面を平面視したときに前記めっき液槽の前記底部の中央に位置する棒状の陽極と、
前記めっき液槽の前記側壁部の少なくとも内面を構成するように設けられた略環状の陰極と、
前記陽極と前記陰極との間に設けられ、前記陽極の周りを回転する整流部材と、を備え、
前記底部から前記開口に向かう前記回転軸に平行な高さ方向において、前記整流部材の上端の位置は前記陰極の上端の位置よりも上方にあり、かつ、前記整流部材の下端の位置は前記陽極の下端の位置と同等又は下方にあり、
前記高さ方向において、前記整流部材の上端の位置は、前記陽極として機能する陽極部材の上端の位置と同等又は上方にある、めっき装置。 - 前記整流部材は、前記陽極の少なくとも側面を囲む壁面形状である、請求項1又は2に記載のめっき装置。
- 前記整流部材の少なくとも一部には、複数の貫通孔が設けられている、請求項3に記載のめっき装置。
- 前記整流部材に設けられた前記貫通孔の径は、100μm以下である、請求項4に記載のめっき装置。
- 前記整流部材に設けられた前記貫通孔の径は、500μm以上である、請求項4に記載のめっき装置。
- 前記整流部材における、前記めっき液槽の前記底部側に位置する部分には、複数の前記貫通孔が設けられている、請求項6に記載のめっき装置。
- 前記整流部材の少なくとも一部は、複数の前記貫通孔が網目状に設けられた網目部材で構成されている、請求項4~7のいずれかに記載のめっき装置。
- 前記整流部材は、前記めっき液槽に固定されている、請求項1~8のいずれかに記載のめっき装置。
- 底部と、前記底部に接合され、前記底部の上方に向かって延在した側壁部とを有し、前記底部に対向する位置に開口が設けられた筒状のめっき液槽に、被めっき物及びめっき液を入れる、収容工程と、
前記めっき液槽の前記開口に挿入され、前記めっき液槽の回転軸の軸線の延長線上に設けられた棒状の陽極と、前記めっき液槽の前記側壁部の少なくとも内面を構成するように設けられた略環状の陰極とを、前記めっき液に浸漬した状態で、前記回転軸で前記めっき液槽を回転させつつ、前記陽極と前記陰極との間に存在する前記めっき液に通電することにより、前記被めっき物にめっき処理を行う、めっき処理工程と、を備え、
前記めっき処理工程では、前記底部から前記開口に向かう前記回転軸に平行な高さ方向において、上端の位置が前記陰極の上端の位置よりも上方かつ前記陽極として機能する陽極部材の上端の位置と同等又は上方にあり、更には、下端の位置が前記陽極の下端の位置と同等又は下方にある整流部材が、前記陽極と前記陰極との間に設けられた状態で、前記陽極の周りを回転する、めっき方法。 - 前記整流部材は、前記陽極の少なくとも側面を囲む壁面形状である、請求項10に記載のめっき方法。
- 前記整流部材の少なくとも一部は、前記被めっき物を通さないが前記めっき液を通すように構成されている、請求項11に記載のめっき方法。
- 前記整流部材の少なくとも一部には、前記被めっき物が通らない複数の貫通孔が設けられている、請求項12に記載のめっき方法。
- 前記整流部材の少なくとも一部は、前記被めっき物及び前記めっき液を通すように構成されている、請求項11に記載のめっき方法。
- 前記整流部材の少なくとも一部には、前記被めっき物が通る複数の貫通孔が設けられている、請求項14に記載のめっき方法。
- 前記整流部材における、前記めっき液槽の前記底部側に位置する部分には、複数の前記貫通孔が設けられている、請求項15に記載のめっき方法。
- 前記整流部材の少なくとも一部は、複数の前記貫通孔が網目状に設けられた網目部材で構成されている、請求項13、15、又は、16に記載のめっき方法。
- 前記整流部材は、前記めっき液槽に固定されている、請求項10~17のいずれかに記載のめっき方法。
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JP2020049607A JP7234984B2 (ja) | 2020-03-19 | 2020-03-19 | めっき装置及びめっき方法 |
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2020
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