JP7234984B2 - めっき装置及びめっき方法 - Google Patents

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本発明は、めっき装置及びめっき方法に関する。
積層セラミックコンデンサ等のチップ型電子部品にめっき処理を行う装置として、様々なめっき装置が提案されている。
例えば、特許文献1には、めっき液が貯留されているめっき槽と、めっき槽内においてめっき液に埋没されるように配置されており、かつ、めっき槽内底面に固定された陽極と、陽極が挿通される貫通孔を有し、かつ、陽極を中心として回転されるように陽極に軸支されたバスケットとを備え、バスケットが、リング状底部と、底部の外周縁から上方に延ばされた外周壁と、貫通孔の内周面を構成するために底部の内周縁から上方に延ばされた内周壁とを有し、内周壁及び外周壁の少なくとも一部がめっき液を流通させるように多孔性部材もしくはメッシュにより構成されており、バスケットの外周壁の少なくとも内周面に配置された陰極リングと、バスケットを陽極の周りに回転するために、バスケットに連結された回転駆動手段とを備える、めっき装置が開示されている。
特開平11-350199号公報
特許文献1に記載のめっき装置を用いると、チップ型電子部品素子がバスケットの内周壁の外側に配置され、回転による遠心力を受けてバスケットの外周壁側に移動するため、投入されたすべてのチップ型電子部品素子に対して確実にめっき膜を形成できる、とされている。しかしながら、本発明者らが検討したところ、特許文献1に記載のめっき装置では、以下の問題が生じることが分かった。
特許文献1の図1に示された状態のめっき装置においてバスケットを回転させると、めっき槽内底面に固定された陽極の周りでめっき液が回転することになる。これにより、めっき液の回転速度が、陽極の近傍領域とその外側の領域とで大きく異なることになるため、陽極の周りでめっき液の流れが乱れ、結果的に、陽極の周りにめっき液の渦が生じる。このように陽極の周りにめっき液の渦が生じると、チップ型電子部品素子がその渦に引き込まれることにより、陽極に貼り付いてしまう。その結果、陽極に貼り付いたチップ型電子部品素子に対しては、めっき膜が形成されなくなってしまう。このような問題は、陽極がめっき槽内底面に固定された場合に限らず、めっき液の回転速度が陽極の近傍領域とその外側の領域とで大きく異なる場合に共通する問題である。
本発明の課題は、被めっき物の陽極への貼り付きを抑制しつつ、めっき層を被めっき物に形成可能なめっき装置及びめっき方法を提供することである。
本発明のめっき装置は、第1の態様において、底部と、上記底部に接合され、上記底部の上方に向かって延在した側壁部とを有し、上記底部に対向する位置に開口が設けられた筒状のめっき液槽と、上記めっき液槽の上記底部を貫通する軸を回転軸として、上記めっき液槽を回転させる駆動部と、上記めっき液槽の上記開口に挿入され、上記めっき液槽の上記回転軸上に設けられる棒状の陽極と、上記めっき液槽の上記側壁部の少なくとも内面を構成するように設けられた略環状の陰極と、上記陽極と上記陰極との間に設けられ、上記陽極の周りを回転する整流部材と、を備え、上記底部から上記開口に向かう上記回転軸に平行な高さ方向において、上記整流部材の上端の位置は上記陰極の上端の位置よりも上方にあり、かつ、上記整流部材の下端の位置は上記陽極の下端の位置と同等又は下方にある、ことを特徴とする。
本発明のめっき装置は、第2の態様において、第1主面を有する底部と、開口が設けられるように、上記底部に接合され、上記底部から上記第1主面の法線方向に突出するように延在した略環状の側壁部とを有するめっき液槽と、上記めっき液槽の上記底部の中央を貫通する軸を回転軸として、上記めっき液槽を回転させる駆動部と、上記めっき液槽の上記開口に挿入され、上記第1主面を平面視したときに上記めっき液槽の上記底部の中央に位置する棒状の陽極と、上記めっき液槽の上記側壁部の少なくとも内面を構成するように設けられた略環状の陰極と、上記陽極と上記陰極との間に設けられ、上記陽極の周りを回転する整流部材と、を備え、上記底部から上記開口に向かう上記回転軸に平行な高さ方向において、上記整流部材の上端の位置は上記陰極の上端の位置よりも上方にあり、かつ、上記整流部材の下端の位置は上記陽極の下端の位置と同等又は下方にある、ことを特徴とする。
本発明のめっき方法は、底部と、上記底部に接合され、上記底部の上方に向かって延在した側壁部とを有し、上記底部に対向する位置に開口が設けられた筒状のめっき液槽に、被めっき物及びめっき液を入れる、収容工程と、上記めっき液槽の上記開口に挿入され、上記めっき液槽の上記底部を貫通する軸である回転軸上に設けられた棒状の陽極と、上記めっき液槽の上記側壁部の少なくとも内面を構成するように設けられた略環状の陰極とを、上記めっき液に浸漬した状態で、上記めっき液槽の上記底部を貫通する軸を回転軸として上記めっき液槽を回転させつつ、上記陽極と上記陰極との間に存在する上記めっき液に通電することにより、上記被めっき物にめっき処理を行う、めっき処理工程と、を備え、上記めっき処理工程では、上記底部から上記開口に向かう上記回転軸に平行な高さ方向において、上端の位置が上記陰極の上端の位置よりも上方にあり、かつ、下端の位置が上記陽極の下端の位置と同等又は下方にある整流部材が、上記陽極と上記陰極との間に設けられた状態で、上記陽極の周りを回転する、ことを特徴とする。
本発明によれば、被めっき物の陽極への貼り付きを抑制しつつ、めっき層を被めっき物に形成可能なめっき装置及びめっき方法を提供できる。
図1は、本発明のめっき装置の一例を示す断面模式図である。 図2は、図1で示すめっき装置を示す斜視模式図である。 図3は、本発明のめっき装置の一例において、整流部材がめっき液槽に固定されていない態様を示す断面模式図である。 図4は、本発明のめっき装置の一例において、整流部材が棒状である態様を示す断面模式図である。 図5は、図4で示すめっき装置を示す斜視模式図である。
以下、本発明のめっき装置と本発明のめっき方法とについて説明する。なお、本発明は、以下の構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更されてもよい。また、以下において記載する個々の好ましい構成を複数組み合わせたものもまた本発明である。
[めっき装置]
本発明のめっき装置の一例について、以下に説明する。図1は、本発明のめっき装置の一例を示す断面模式図である。図2は、図1で示すめっき装置を示す斜視模式図である。厳密に言うと、図2では、図1中のめっき装置のうち、後述する容器以外の部分が示されている。
図1及び図2に示すように、めっき装置1aは、めっき液槽10と、駆動部20と、陽極30と、陰極40と、整流部材50と、を有している。なお、図1及び図2は、めっき装置1aの使用状態を示しており、より具体的には、めっき液槽10に被めっき物2及びめっき液3が収容された状態を示している。
めっき液槽10は、被めっき物2及びめっき液3を収容するためのものである。めっき液槽10は、底部11と側壁部12とを有している。めっき液槽10の側面を構成する側壁部12は、底部11、ここでは、底部11の第1主面(上面)の外周端に接合され、底部11の上方に向かって突出するように延在している。なお、図1中の上下方向は、めっき液槽10の底部11の第1主面の法線方向に対応している。めっき液槽10、ここでは、めっき液槽10の上部を構成する蓋部14には、底部11に対向する位置に開口13が設けられている。また、めっき液槽10の側壁部12は、開口13が設けられるように、底部11に接合され、底部11から第1主面の法線方向に突出するように延在している、とも言える。めっき液槽10は、このような構成を有する筒状であるが、円筒状であってもよいし、楕円筒状であってもよいし、多角筒状であってもよい。なお、めっき液槽10は、後述する回転軸Rから略均一の距離を離して設けられた側壁部12を有する円筒状であることが好ましい。ここで、めっき液槽10が筒状であることから、開口13は略環状であるが、円環状であってもよいし、楕円環状であってもよいし、多角環状であってもよい。
駆動部20は、めっき液槽10の底部11、ここでは、底部11の中央を貫通する軸を回転軸Rとして、めっき液槽10を回転させるように構成されている。
めっき液槽10の回転軸Rは、めっき液槽10における、底部11の第1主面に平行な断面の中心を通ることが好ましい。例えば、めっき液槽10が円筒状である場合、めっき液槽10の回転軸Rは、底部11の第1主面を平面視したとき、第1主面の中心、ここでは、円の中心を通ることが好ましい。
めっき液槽10の回転軸Rは、めっき液槽10の底部11の第1主面に直交することが好ましいが、底部11の第1主面の法線方向に対して傾斜していてもよい。
駆動部20は、めっき液槽10を様々な態様で回転させることができる。例えば、駆動部20は、めっき液槽10を、回転速度を変えながら一方向に回転させてもよい。あるいは、駆動部20は、めっき液槽10を、回転方向を変えながら回転させてもよい。すなわち、駆動部20は、めっき液槽10を、回転方向を反転させながら回転させてもよい。また、駆動部20は、めっき液槽10を、回転動作状態と回転停止状態とが繰り返されるように間欠的に回転させてもよい。このように、回転速度、回転方向、回転動作状態、回転停止状態等を制御することにより、めっき液槽10内の被めっき物2がめっき液3中で撹拌される。
陽極30は、棒状であり、めっき液槽10の開口13に挿入され、めっき液槽10の回転軸R上に設けられている。また、陽極30は、めっき液槽10の底部11の第1主面を平面視したときに底部11の中央に位置している。陽極30の下端は、めっき液3の液面よりもめっき液槽10の底部11側に位置するため、めっき処理を行う際に、陽極30の少なくとも一部がめっき液3に浸漬されることになる。一方、陽極30の上端は、陰極40の上端よりもめっき液槽10の開口13側に位置している。なお、めっき装置1aでは、めっき処理を行う際に、陽極30が回転していないことが好ましい。
陽極30は、めっき液槽10に抜き挿し可能となるように、駆動装置で保持されていてもよい。あるいは、陽極30は、めっき液槽10との相対回転が可能であって、相対位置が固定されていてもよい。
陰極40は、めっき液槽10の側壁部12の少なくとも内面を構成するように設けられている。ここで、めっき液槽10が筒状であることから、陰極40は略環状であるが、円環状であってもよいし、楕円環状であってもよいし、多角環状であってもよい。陰極40は、このように設けられているため、めっき処理を行う際にめっき液3に浸漬されることになる。
めっき装置1aは、図示しないが、陽極30及び陰極40に電力を供給する電源を有している。この電源により、めっき処理を行う際に陽極30と陰極40との間に存在するめっき液3に通電することができる。
図1及び図2に示すように、めっき液槽10の側壁部12は、陰極40に加えて、被めっき物2を通さないがめっき液3を通す略環状の液抜き部60で構成されていてもよい。この場合、図1に示すように、めっき液槽10を内包する容器70が設けられていると、図1中の矢印で示すように、液抜き部60からめっき液槽10の外部に抜き出されためっき液3は、容器70により受けられた後、循環路80を経て、めっき液槽10の開口13からめっき液槽10内に循環される。
液抜き部60は、例えば、複数の貫通孔が設けられた部材で構成され、具体的には、網目部材で構成されていてもよく、あるいは多孔質部材で構成されていてもよい。
整流部材50は、陽極30と陰極40との間に設けられ、陽極30の周り、ここでは、陽極30の側面の周りを回転するように構成されている。
底部11から開口13に向かう回転軸Rに平行な高さ方向において、整流部材50の上端の位置は陰極40の上端の位置よりも上方にあり、かつ、整流部材50の下端の位置は陽極30の下端の位置と同等又は下方にある。図1では、高さ方向において、整流部材50の上端の位置が陰極40の上端の位置よりも上方にあり、かつ、整流部材50の下端の位置が陽極30の下端の位置よりも下方にある状態が示されている。高さ方向において、整流部材50の下端の位置は、陽極30の下端の位置と同等であってもよい。ここで、整流部材50、陽極30、及び、陰極40の各々において、上端の位置は高さが最大となる位置であり、下端の位置は高さが最小となる位置である。
高さ方向において、整流部材50の上端の位置は、陽極30の上端の位置と同等又は上方にあることが好ましい。つまり、高さ方向において、整流部材50の上端の位置は陽極30の上端の位置と同等又は上方にあり、かつ、整流部材50の下端の位置は陽極30の下端の位置と同等又は下方にあることが好ましい。図1では、高さ方向において、整流部材50の上端の位置が陽極30の上端の位置よりも上方にあり、かつ、整流部材50の下端の位置が陽極30の下端の位置よりも下方にある状態が示されている。高さ方向において、整流部材50の上端の位置は、陽極30の上端の位置と同等であってもよい。また、上述したが、高さ方向において、整流部材50の下端の位置は、陽極30の下端の位置と同等であってもよい。整流部材50及び陽極30が上述した位置関係にあることにより、整流部材50は、めっき液3中に存在する陽極30の側面全体の周りを回転することになる。
図1及び図2に示すように、整流部材50は、陽極30の少なくとも側面を囲む壁面形状であってもよい。この場合、整流部材50の少なくとも一部には、複数の貫通孔51が設けられていることが好ましい。整流部材50が壁面形状であっても、その少なくとも一部に複数の貫通孔51が設けられていると、陽極30と陰極40との間のめっき液3の流通経路が確保されやすい。
整流部材50が壁面形状である場合、図1及び図2に示すように、整流部材50の少なくとも一部は、複数の貫通孔51が網目状に設けられた網目部材で構成されていることが好ましい。このような網目部材としては、例えば、複数の貫通孔が設けられるように線材が編み込まれた部材、板状部材に複数の貫通孔が設けられた部材(例えば、パンチングメタル)等が挙げられる。また、整流部材50の少なくとも一部は、多孔質部材で構成されていてもよい。整流部材50が網目部材又は多孔質部材で構成される場合、整流部材50は、例えば、樹脂、セラミック、金属等で構成される。なお、整流部材50に設けられる貫通孔51は、1つのみであってもよい。
図1及び図2に示すように、整流部材50は、めっき液槽10に固定されていてもよい。この場合、整流部材50は、めっき液槽10に固定された状態で、駆動部20によりめっき液槽10の回転軸Rで回転することになる。つまり、整流部材50は、めっき液槽10と同期して、すなわち、めっき液槽10と回転速度及び回転方向が同じ態様で回転することになる。めっき装置1aでは、整流部材50は、めっき液槽10の底部11に固定されているが、側壁部12に固定されていてもよいし、蓋部14に固定されていてもよい。
整流部材50は、めっき液槽10に固定されていなくてもよい。図3は、本発明のめっき装置の一例において、整流部材がめっき液槽に固定されていない態様を示す断面模式図である。図3に示すように、めっき装置1bでは、整流部材50は、めっき液槽10に固定されず、めっき液槽10から離隔して設けられている。めっき装置1bは、整流部材50がめっき液槽10に固定されていないこと以外、めっき装置1aと同様である。
整流部材50がめっき液槽10に固定されていない場合、整流部材50は、駆動部20とは別の駆動部により陽極30の周りを回転してもよい。この場合、整流部材50は、駆動部20とは別の駆動部により、回転速度を変えながら一方向に回転してもよい。あるいは、整流部材50は、駆動部20とは別の駆動部により、回転方向を変えながら回転してもよい。すなわち、整流部材50は、駆動部20とは別の駆動部により、回転方向を反転しながら回転してもよい。
整流部材50が駆動部20とは別の駆動部により回転する場合、整流部材50の回転方向は、めっき液槽10の回転方向と異なっていてもよいが、同じであることが好ましい。また、整流部材50の回転速度は、めっき液槽10の回転速度と異なっていてもよいが、同じであることが好ましい。また、整流部材50の回転軸は、めっき液槽10の回転軸Rと異なっていてもよいが、同じであることが好ましい。また、整流部材50は、めっき液槽10が回転動作状態であるときに回転してもよいし、めっき液槽10が回転動作状態及び回転停止状態であるときに回転してもよい。
めっき装置1bでは、整流部材50が陽極30の側面及び下面を囲むように設けられているが、本明細書ではこのような態様も壁面形状の一種とする。
以上では、整流部材50が壁面形状である場合を示したが、整流部材50は棒状であってもよい。図4は、本発明のめっき装置の一例において、整流部材が棒状である態様を示す断面模式図である。図5は、図4で示すめっき装置を示す斜視模式図である。厳密に言うと、図5では、図4中のめっき装置のうち、容器以外の部分が示されている。
図4及び図5に示すように、めっき装置1cでは、整流部材50が棒状である。めっき装置1cは、整流部材50が棒状であること以外、めっき装置1a又はめっき装置1bと同様である。
整流部材50が棒状である場合、整流部材50は、例えば、樹脂、セラミック、金属等で構成される。
めっき装置1cでは、棒状の整流部材50が2本設けられているが、1本のみ設けられていてもよいし、3本以上設けられていてもよい。
整流部材50は、壁面形状の部分と棒状の部分とが組み合わされた構成であってもよい。例えば、整流部材50において、めっき液槽10の底部11側に位置する部分は、めっき装置1a又はめっき装置1bで示したような壁面形状であり、めっき液槽10の底部11側に位置する部分以外は、めっき装置1cで示したような棒状であってもよい。
[めっき方法]
本発明のめっき装置による作用効果を説明するため、本発明のめっき方法の一例として、めっき装置1aを用いるめっき方法を以下に説明する。
<収容工程>
めっき液槽10に、被めっき物2及びめっき液3を入れる。より具体的には、めっき液槽10の開口13から内部に、被めっき物2及びめっき液3を入れる。ここで、陰極40は、めっき液槽10の側壁部12の少なくとも内面を構成するように設けられているため、めっき液3に浸漬されることになる。
被めっき物2としては、特に限定されないが、例えば、積層セラミックコンデンサ等のチップ型電子部品が挙げられる。被めっき物2が積層セラミックコンデンサである場合、その外部電極の表面にめっき処理を行う際にめっき装置1aが用いられる。
めっき液3としては、被めっき物2に形成したいめっき層の種類に応じて、公知のめっき液を使用できる。
<めっき処理工程>
まず、陽極30を、めっき液槽10の開口13に挿入することにより、めっき液槽10の回転軸R上に設ける。その結果、陽極30は、陰極40とともにめっき液3に浸漬される。
陽極30をめっき液槽10の開口13に挿入する際、一部をめっき液3に浸漬してもよいが、全体をめっき液3に浸漬することが好ましい。陽極30の全体をめっき液3に浸漬することにより、陽極30とめっき液3との接触面積、すなわち、陽極30の有効面積が最大となるため、一定以上の品質のめっき層を被めっき物2に確実に形成できる。
上記の説明では、陽極30をめっき液槽10の開口13に挿入する前に、被めっき物2及びめっき液3をめっき液槽10に入れたが、陽極30をめっき液槽10の開口13に挿入した後で、被めっき物2及びめっき液3をめっき液槽10に入れてもよい。
そして、陽極30及び陰極40をめっき液3に浸漬した状態で、駆動部20によりめっき液槽10を回転軸Rで回転させつつ、より具体的には、陰極40を陽極30の周りに回転させつつ、陽極30と陰極40との間に存在するめっき液3に通電することにより、被めっき物2にめっき処理を行う。この際、めっき液槽10の回転で生じる遠心力により、被めっき物2は、めっき液槽10の側壁部12側に移動し、結果的に、陰極40に接触する。このように被めっき物2が陰極40に接触した状態で、陽極30と陰極40との間に存在するめっき液3に通電すると、陰極40を介して被めっき物2への通電が行われるため、被めっき物2にめっき処理が行われ、めっき層が形成される。
めっき処理を行う際、めっき液槽10を様々な態様で回転させることにより、被めっき物2を撹拌することが好ましい。例えば、回転動作状態と回転停止状態とが繰り返されるようにめっき液槽10を間欠的に回転させることにより、被めっき物2の撹拌と、被めっき物2の陰極40への接触、すなわち、被めっき物2への通電とが繰り返し行われる。その結果、一部の被めっき物2に偏ることなく、すべての被めっき物2に一様にめっき処理が行われる。
上記の説明では、めっき液槽10を回転させ始める前に、陽極30をめっき液槽10の開口13に挿入したが、めっき液槽10を回転させ始めた後に、陽極30をめっき液槽10の開口13に挿入してもよい。
めっき処理工程では、陽極30と陰極40との間に設けられた整流部材50が、陽極30の周りを回転する。ここでは、めっき装置1aを用いるため、整流部材50が、めっき液槽10に固定された状態で、駆動部20によりめっき液槽10の回転軸Rで回転することになる。この場合、整流部材50は、めっき液槽10と同期して、すなわち、めっき液槽10と回転速度及び回転方向が同じ態様で回転することになる。
めっき処理工程では、上述したように、駆動部20によりめっき液槽10を回転軸Rで回転させているが、陽極30がめっき液槽10の回転軸R上に設けられて回転していないため、めっき液3の回転速度が、陽極30の近傍領域とその外側の領域とで大きく異なることになる。そのため、従来であれば、陽極30の周りでめっき液3の流れが乱れ、結果的に、陽極30の周りにめっき液3の渦が生じるはずであった。
一方、めっき装置1aを用いるめっき方法では、めっき処理工程において整流部材50が陽極30の周りを回転することにより、陽極30の周りのめっき液3が撹拌される。ここで、底部11から開口13に向かう回転軸Rに平行な高さ方向において、整流部材50の上端の位置は陰極40の上端の位置よりも上方にあり、かつ、整流部材50の下端の位置は陽極30の下端の位置と同等又は下方にある。そのため、整流部材50により、陽極30の側面全体の周りのめっき液3を撹拌できる。なお、めっき処理工程でめっき液槽10を回転させると、図1に示すように、陽極30の上端がめっき液3の液面から出ることがあるが、このような場合であっても、あるいは、陽極30の全体がめっき液3中に存在する場合であっても、整流部材50により、陽極30の側面全体の周りのめっき液3を撹拌できる。ただし、陽極30の全体がめっき液3中に存在する場合、陽極30の側面全体の周りのめっき液3を撹拌しやすくする観点から、高さ方向において、整流部材50の上端の位置は、陽極30の上端の位置と同等又は上方にあることが好ましい。つまり、高さ方向において、整流部材50の上端の位置は陽極30の上端の位置と同等又は上方にあり、かつ、整流部材50の下端の位置は陽極30の下端の位置と同等又は下方にあることが好ましい。
したがって、上述した構成を有する整流部材50が陽極30の周りを回転することにより、陽極30の周りでめっき液3の流れが乱れにくくなるため、陽極30の周りにめっき液3の渦が生じにくくなる。仮に、めっき液槽10の回転により陽極30の周りにめっき液3の渦が生じていても、整流部材50が陽極30の周りを回転することにより、めっき液3の渦を撹拌して消失させることができる。よって、被めっき物2がめっき液3の渦に引き込まれることで陽極30に貼り付いてしまう、という事態が生じにくくなるため、すべての被めっき物2が、遠心力によりめっき液槽10の側壁部12側に移動し、結果的に、陰極40に接触しやすくなる。以上により、被めっき物2の陽極30への貼り付きを抑制しつつ、めっき層を被めっき物2に形成できる。
めっき装置1aを用いるめっき方法では、整流部材50は、陽極30の少なくとも側面を囲む壁面形状である。
整流部材50が壁面形状である場合、整流部材50の少なくとも一部は、被めっき物2を通さないがめっき液3を通すように構成されていてもよい。この場合、整流部材50が壁面形状であっても、陽極30と陰極40との間のめっき液3の流通経路が確保されやすい。また、めっき処理工程で、被めっき物2が整流部材50に近づくことがあっても、被めっき物2は整流部材50を通れない。よって、このような整流部材50を用いると、陽極30の周りにめっき液3の渦が生じにくくなる作用効果と相まって、被めっき物2が陽極30に近づきにくくなるため、被めっき物2の陽極30への貼り付きが充分に抑制される。
整流部材50の少なくとも一部が、被めっき物2を通さないがめっき液3を通すように構成されている場合、整流部材50の少なくとも一部には、被めっき物2が通らない複数の貫通孔が設けられていることが好ましい。整流部材50を、被めっき物2を通さないがめっき液3を通す状態とする観点から、整流部材50に設けられた貫通孔の径は、100μm以下であることが好ましい。この場合、めっき液3の流通性を確保する観点も加味すると、整流部材50に設けられた貫通孔の径は、30μm以上、100μm以下であることが好ましい。
あるいは、整流部材50の少なくとも一部は、被めっき物2及びめっき液3を通すように構成されていてもよい。この場合、整流部材50が壁面形状であっても、陽極30と陰極40との間のめっき液3の流通経路が確保されやすい。また、収容工程で、被めっき物2が陽極30と整流部材50との間に入ってしまうことがあっても、めっき処理工程で、被めっき物2は、遠心力により整流部材50を通ってめっき液槽10の側壁部12側に移動し、結果的に、陰極40に接触できる。
整流部材50の少なくとも一部が、被めっき物2及びめっき液3を通すように構成されている場合、整流部材50の少なくとも一部には、被めっき物2が通る複数の貫通孔が設けられていることが好ましい。整流部材50を、被めっき物2及びめっき液3を通す状態とする観点から、整流部材50に設けられた貫通孔の径は、500μm以上であることが好ましい。この場合、整流部材50の耐久性を確保する観点も加味すると、整流部材50に設けられた貫通孔の径は、500μm以上、10000μm以下であることが好ましい。
整流部材50に設けられた貫通孔の径とは、図1及び図2に示すような各貫通孔51の径のうちの最小値を意味する。各貫通孔51が円形状以外の形状である場合、各貫通孔51の径は等価円相当径で表される。
収容工程で陽極30と整流部材50との間に入ってしまった被めっき物2が、めっき処理工程で、遠心力により整流部材50を通ってめっき液槽10の側壁部12側に移動する場合、自重によりめっき液槽10の底部11近傍まで予め沈んでいた被めっき物2が、整流部材50における、めっき液槽10の底部11側に位置する部分を通ることが想定される。そのため、被めっき物2が通る複数の貫通孔が、整流部材50の少なくとも一部に設けられている場合は、整流部材50における、めっき液槽10の底部11側に位置する部分、より具体的には、下端を含む部分に設けられていることが好ましい。
整流部材50において、めっき液槽10の底部11側に位置する部分に、被めっき物2が通る複数の貫通孔が設けられている場合、それらの貫通孔が設けられている領域の高さは、整流部材50の全体高さの20%以上であることが好ましい。
整流部材50において、めっき液槽10の底部11側に位置する部分に、被めっき物2が通る複数の貫通孔が設けられている場合、めっき液槽10の底部11側に位置する部分以外には、被めっき物2が通らない複数の貫通孔が設けられていてもよい。
整流部材50の少なくとも一部に、上述したような複数の貫通孔が設けられている場合、図1及び図2に示すように、整流部材50の少なくとも一部は、複数の貫通孔51が網目状に設けられた網目部材で構成されていることが好ましい。
以上では、めっき装置1aを用いるめっき方法について説明したが、めっき装置1bを用いるめっき方法と、めっき装置1cを用いるめっき方法とについても同様である。
1a、1b、1c めっき装置
2 被めっき物
3 めっき液
10 めっき液槽
11 底部
12 側壁部
13 開口
14 蓋部
20 駆動部
30 陽極
40 陰極
50 整流部材
51 貫通孔
60 液抜き部
70 容器
80 循環路
R 回転軸

Claims (18)

  1. 底部と、前記底部に接合され、前記底部の上方に向かって延在した側壁部とを有し、前記底部に対向する位置に開口が設けられた筒状のめっき液槽と、
    前記めっき液槽の前記底部に接続され、前記めっき液槽を回転させる駆動部と、
    前記めっき液槽の前記開口に挿入され、前記めっき液槽の回転軸の軸線の延長線上に設けられる棒状の陽極と、
    前記めっき液槽の前記側壁部の少なくとも内面を構成するように設けられた略環状の陰極と、
    前記陽極と前記陰極との間に設けられ、前記陽極の周りを回転する整流部材と、を備え、
    前記底部から前記開口に向かう前記回転軸に平行な高さ方向において、前記整流部材の上端の位置は前記陰極の上端の位置よりも上方にあり、かつ、前記整流部材の下端の位置は前記陽極の下端の位置と同等又は下方にあり、
    前記高さ方向において、前記整流部材の上端の位置は、前記陽極として機能する陽極部材の上端の位置と同等又は上方にある、めっき装置。
  2. 第1主面を有する底部と、開口が設けられるように、前記底部に接合され、前記底部から前記第1主面の法線方向に突出するように延在した略環状の側壁部とを有するめっき液槽と、
    前記めっき液槽の前記底部の中央が回転軸の軸線の延長線上に位置するように前記めっき液槽を回転させる駆動部と、
    前記めっき液槽の前記開口に挿入され、前記第1主面を平面視したときに前記めっき液槽の前記底部の中央に位置する棒状の陽極と、
    前記めっき液槽の前記側壁部の少なくとも内面を構成するように設けられた略環状の陰極と、
    前記陽極と前記陰極との間に設けられ、前記陽極の周りを回転する整流部材と、を備え、
    前記底部から前記開口に向かう前記回転軸に平行な高さ方向において、前記整流部材の上端の位置は前記陰極の上端の位置よりも上方にあり、かつ、前記整流部材の下端の位置は前記陽極の下端の位置と同等又は下方にあり、
    前記高さ方向において、前記整流部材の上端の位置は、前記陽極として機能する陽極部材の上端の位置と同等又は上方にある、めっき装置。
  3. 前記整流部材は、前記陽極の少なくとも側面を囲む壁面形状である、請求項1又は2に記載のめっき装置。
  4. 前記整流部材の少なくとも一部には、複数の貫通孔が設けられている、請求項に記載のめっき装置。
  5. 前記整流部材に設けられた前記貫通孔の径は、100μm以下である、請求項に記載のめっき装置。
  6. 前記整流部材に設けられた前記貫通孔の径は、500μm以上である、請求項に記載のめっき装置。
  7. 前記整流部材における、前記めっき液槽の前記底部側に位置する部分には、複数の前記貫通孔が設けられている、請求項に記載のめっき装置。
  8. 前記整流部材の少なくとも一部は、複数の前記貫通孔が網目状に設けられた網目部材で構成されている、請求項のいずれかに記載のめっき装置。
  9. 前記整流部材は、前記めっき液槽に固定されている、請求項1~のいずれかに記載のめっき装置。
  10. 底部と、前記底部に接合され、前記底部の上方に向かって延在した側壁部とを有し、前記底部に対向する位置に開口が設けられた筒状のめっき液槽に、被めっき物及びめっき液を入れる、収容工程と、
    前記めっき液槽の前記開口に挿入され、前記めっき液槽の回転軸の軸線の延長線上に設けられた棒状の陽極と、前記めっき液槽の前記側壁部の少なくとも内面を構成するように設けられた略環状の陰極とを、前記めっき液に浸漬した状態で、前記回転軸で前記めっき液槽を回転させつつ、前記陽極と前記陰極との間に存在する前記めっき液に通電することにより、前記被めっき物にめっき処理を行う、めっき処理工程と、を備え、
    前記めっき処理工程では、前記底部から前記開口に向かう前記回転軸に平行な高さ方向において、上端の位置が前記陰極の上端の位置よりも上方かつ前記陽極として機能する陽極部材の上端の位置と同等又は上方にあり、更には、下端の位置が前記陽極の下端の位置と同等又は下方にある整流部材が、前記陽極と前記陰極との間に設けられた状態で、前記陽極の周りを回転する、めっき方法。
  11. 前記整流部材は、前記陽極の少なくとも側面を囲む壁面形状である、請求項10に記載のめっき方法。
  12. 前記整流部材の少なくとも一部は、前記被めっき物を通さないが前記めっき液を通すように構成されている、請求項11に記載のめっき方法。
  13. 前記整流部材の少なくとも一部には、前記被めっき物が通らない複数の貫通孔が設けられている、請求項12に記載のめっき方法。
  14. 前記整流部材の少なくとも一部は、前記被めっき物及び前記めっき液を通すように構成されている、請求項11に記載のめっき方法。
  15. 前記整流部材の少なくとも一部には、前記被めっき物が通る複数の貫通孔が設けられている、請求項14に記載のめっき方法。
  16. 前記整流部材における、前記めっき液槽の前記底部側に位置する部分には、複数の前記貫通孔が設けられている、請求項15に記載のめっき方法。
  17. 前記整流部材の少なくとも一部は、複数の前記貫通孔が網目状に設けられた網目部材で構成されている、請求項1315、又は、16に記載のめっき方法。
  18. 前記整流部材は、前記めっき液槽に固定されている、請求項1017のいずれかに記載のめっき方法。
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