JP7233865B2 - X線ct装置及び補正方法 - Google Patents

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Description

本発明はX線CT装置に係り、特にX線CT装置で取得される投影データを補正する技術に関する。
X線CT(Computed Tomography)装置は、被写体の投影データを様々な投影角度で取得し、複数の投影データを用いて断層画像を再構成する装置であり、工業用およびセキュリティ用の検査装置や医学用の画像診断装置等の分野で広く使用されている。医学用の画像診断装置では、断層画像の空間分解能の向上に対するニーズが高い。例えば狭窄した血管に挿入されたステントの内部において、再狭窄発生の有無やプラーク性状を経過観察できるような空間分解能が求められる。
空間分解能を向上させるためにはX線を検出する検出素子の微細化が必要であり、検出素子の微細化にともなってコリメータ板が増設される傾向にある。コリメータ板は検出素子に入射する散乱線を低減させるために、検出素子の前段に設けられるスリット板である。コリメータ板は有限の厚さを有するので、コリメータ板の過剰な増設は検出素子に入射するX線の量を減少させ、S/Nを悪化させる。S/Nの悪化を抑制するためにコリメータ板の間に複数の検出素子を配置する技術があるが、隣接する検出素子にX線が入射するので検出データの精度が劣化する。
特許文献1には、検出データの精度劣化を抑制するとともに生産性の向上を図るために、コリメータ板の間に複数の検出素子が配置される領域と、コリメータ板の間に一つの検出素子が配置される領域とを有する放射線検出器が開示されている。
特開2010-220880号公報
しかしながら特許文献1では、コリメータ板の間に複数の検出素子が配置される領域において、コリメータ板によって除去されなかった散乱線が各検出素子に入射するときの入射方向の違いに対する配慮されていない。検出素子からコリメータ板の間を見込む方向は、コリメータ板の間に配置される検出素子の位置によって異なるので、コリメータ板の間の位置によって検出素子に入射する散乱線量に差異が生じる。散乱線量の差異を含む投影データを用いて再構成される断層画像には診断の妨げとなるアーチファクトが発生する。
そこで本発明は、コリメータ板の間に複数の検出素子が配置される場合であっても、投影データに含まれる散乱線量の差異を補正可能なX線CT装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、コリメータ板の間に配置される検出素子の位置に応じて、異なる補正関数を用いて投影データを補正することを特徴とする。
より具体的には、本発明は、X線を照射するX線照射部と、前記X線を検出する検出素子を有するX線検出器と、前記X線照射部と前記X線検出器との間に配置され、散乱線を低減する複数のコリメータ板と、前記X線検出器の出力に基づいて生成される投影データを用いて断層画像を再構成する再構成部を備えるX線CT装置であって、前記コリメータ板の間に配置される複数の前記検出素子の位置に応じて、異なる補正関数を用いて前記投影データを補正する補正部をさらに備えることを特徴とする。
また本発明は、複数のコリメータ板の間に配置される複数の検出素子を備えるX線CT装置が生成する投影データを補正する補正方法であって、前記投影データを取得するステップと、前記コリメータ板の間に配置される前記検出素子の位置に応じて、異なる補正関数を用いて前記投影データを補正するステップと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、コリメータ板の間に複数の検出素子が配置される場合であっても、投影データに含まれる散乱線量の差異を補正可能なX線CT装置を提供することができる。
本発明の実施例1のX線CT装置の概略構成図である。 実施例1のX線検出器と、コリメータ板の間における検出素子の見込み角および見込む方向を説明する図である。 モンテカルロシミュレーションにより求めた各検出素子の直接線量と散乱線量の一例を示す図である。 検出素子からコリメータ板の間を見込む方向の違いにより生じる散乱線量の差異を説明する図である。 実施例1の補正関数を作成する処理の流れを示す図である。 実施例1の補正関数の書式の一例を示す図である。 実施例1の補正処理を含む撮影の流れを示す図である。 コリメータ板の間に三つの検出素子が配置される例を示す図である。 実施例2の補正処理をコリメータ板の間に三つの検出素子が配置される場合について説明する図である。 実施例2の補正処理の流れを示す図である。 実施例2の補正処理をコリメータ板の間に四つの検出素子が配置される場合について説明する図である。 実施例2の補正処理をコリメータ板の間に五つの検出素子が配置される場合について説明する図である。
以下、図面を参照して、本発明のX線CT装置の実施例について説明する。なお、各図の向きを示すために、必要に応じてxyz座標系を付記する。
図1を用いて本実施例のX線CT装置100の概略構成について説明する。X線CT装置100は、入出力部200と撮影部300と画像生成部400を備える。
入出力部200は、マウス211とキーボード212とモニタ213を有する。マウス211とキーボード212は操作者が撮影条件等を入力するときに用いられる入力装置である。モニタ213は入力された撮影条件等が出力される表示装置であり、タッチパネル機能を有する場合は入力装置としても用いられる。
撮影部300は、被写体110の投影データを様々な投影角度で取得するために、X線発生部310、X線検出器320、ガントリー330、テーブル350、および撮影制御部340を備える。
X線発生部310は、X線管311とX線幅調節部312を有する。X線管311はX線を被写体110に照射する装置である。X線幅調節部312は、被写体110に照射されるX線の幅であるz方向の長さを調節する装置である。
X線検出器320は被写体110で散乱せずに透過したX線である直接線を検出する装置であり、複数の検出素子322を有する。検出素子322は、X線管311のX線発生点から等距離、例えば1000mmの距離に2000個配置される。X線検出器320の詳細は図2を用いて後述する。
ガントリー330の中央には、被写体110が搭載されるテーブル350を配置するための円形の開口部331が設けられる。開口部331の直径は例えば700mmである。ガントリー330内には、X線発生部310とX線検出器320を搭載する回転板332と、回転板332を回転させる回転駆動部333が備えられる。また、ガントリー330に対する被写体110の位置を調整するためにテーブル350はz方向に移動する。
撮影制御部340は、X線制御器341、ガントリー制御器342、検出器制御器343、テーブル制御器345、および統括制御器346を有する。X線制御器341はX線管311に印加される電圧等を制御する。ガントリー制御器342は、回転板332の回転駆動を制御する。検出器制御器343は、X線検出器320によるX線の検出を制御する。テーブル制御器345は、テーブル350の移動を制御する。統括制御器346は、X線制御器341、ガントリー制御器342、検出器制御器343、テーブル制御器345の動作の流れを、入出力部200から入力された撮影条件に基づいて制御し、例えば1.0s/回で回転板332を回転させ、0.4度/回でX線が検出される。
画像生成部400は、データ収集部410とデータ処理部420を有する。データ収集部410はX線検出器320に検出結果をデジタル信号に変換する。データ処理部420は中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)421、メモリ422およびHDD(Hard disk drive)装置423を有する。中央処理装置421およびメモリ422において、所定のプログラムを展開・起動することで補正処理や、断層画像の再構成処理などが実行される。すなわちデータ処理部420は補正処理をする補正部および再構成処理をする再構成部として機能する。HDD装置423は、データの保存や入出力を行う。生成された断層画像等は入出力部200のモニタ213に表示しても良いし、ネットワークを介して接続される表示装置に表示しても良い。また入出力部200および画像生成部400は、X線CT装置100に備えられなくてもよく、例えばネットワークを介して接続された別の装置によって、その動作が実現されても良い。
図2を用いて本実施例のX線検出器320について説明する。図2はX線検出器320の一部を示す図であり、図2(a)はxy断面、図2(b)はxz断面である。本実施例のX線検出器320は、複数の検出素子322と複数のコリメータ板323から構成される。
検出素子322はX線を検出する素子であり、一つの素子に入射するX線の量に応じた電気信号を出力する。検出素子322はxy面に配列され、例えば0.5mm角のサイズを有する。検出素子322は、シンチレータ素子とフォトダイオード素子を組み合わせた間接型検出素子でも良いし、CdTeに代表される半導体検出素子であっても良い。間接型検出素子では、入射するX線によってシンチレータ素子が蛍光を発し、その蛍光がフォトダイオード素子で電気信号に変換される。
コリメータ板323は、被写体110等で生じた散乱線を低減するために、検出素子322の前段に設けられるスリット板であり、例えばモリブデンやタングステン等の重金属製の板材である。コリメータ板323が、被写体110を透過した直接線と平行に検出素子322の境界に配置されることにより、直接線のほとんどは検出素子322に入射し、多くの散乱線はコリメータ板323に吸収される。ただし、コリメータ板323は有限な厚さを有するので、検出素子322の微細化にともなってコリメータ板323が増設されると、検出素子322に入射する直接線の量が減少する。そこで直接線の減少を抑制するため、コリメータ板323の枚数を減らし、コリメータ板323の間に複数の検出素子322を配置する。
本実施例ではコリメータ板323の間に二つの検出素子322Lと検出素子322Rが配置され、図2(a)には検出素子322Lと検出素子322Rからなる三つの検出素子群322-1、322-2、322-3が示される。また、検出素子322Lの中心とコリメータ板323の上端部を結んだ二本の点線がなす角θLを、コリメータ板323の間における検出素子322Lの見込み角とする。さらに検出素子322Rの中心とコリメータ板323の上端部を結んだ二本の実線がなす角θRを、コリメータ板323の間における検出素子322Rの見込み角とする。
検出素子322Lの見込み角θLと検出素子322Rの見込み角θRは同じ値であるものの、各検出素子322からコリメータ板323の間を見込む方向は異なる。すなわち見込み角θLとθRの二等分線である各一点鎖線と検出素子322の上面とがなす角φLとφRは異なる値となる。発明者らが行ったモンテカルロシミュレーションによれば、各検出素子322からコリメータ板323の間を見込む方向φLとφRの違いは、検出素子322Lと検出素子322Rに入射する散乱線量に差異をもたらすことがわかった。
図3を用いて、コリメータ板323の間に二つの検出素子322L、323Rが配置された構成において、直径150cmの水ファントムにX線を照射したときのモンテカルロシミュレーションの結果の一例を説明する。図3(a)は水ファントムで散乱することなく各検出素子322へ入射した直接線量のx方向の分布であり、図3(b)は水ファントムで散乱したのちコリメータ板323に吸収されることなく各検出素子322へ入射した散乱線量のx方向の分布である。なお図3では、検出素子322Lに入射したX線量を点線で、検出素子322Rに入射したX線量を実線で示す。
図3(a)では点線と実線がほぼ重なっていることから、検出素子322Lと検出素子322Rに入射する直接線にほとんど差異はなく、被写体110である水ファントムが配置された範囲でX線が減衰している。これに対し図3(b)では直接線の分布の二つのピークの位置周辺である水ファントムの辺縁部において点線と実線に差異が生じており、検出素子322Lと検出素子322Rに入射する散乱線量が異なる。X線CT装置100のX線検出器320で検出されるX線は図3(a)の直接線と図3(b)の散乱線との和であり、図3(b)に示す散乱線量の差異は断層画像中のアーチファクトの原因となる。よって、図3(b)に示す散乱線の差異は断層画像の再構成に先立ち補正する必要がある。
図4を用いて各検出素子322からコリメータ板323の間を見込む方向φLとφRの違いにより生じる散乱線量の差異について説明する。図4(a)は検出素子322Lに見込む方向φLで入射する散乱線の経路を示す図であり、図4(b)は検出素子322Rに見込む方向φRで入射する散乱線の経路を示す図である。図4(a)と図4(b)の比較から、同じコリメータ板323の間に配置される検出素子322Lと検出素子322Rであっても、一方の経路上には被写体110があり他方の経路上には被写体110がない場合があることがわかる。例えば、コリメータ板323-1とコリメータ板323-2との間の検出素子322Rへの経路上には被写体110があるのに対し、検出素子322Lへの経路上には被写体110がない。すなわち同じコリメータ板323の間に配置される検出素子322であっても、コリメータ板323の間を見込む方向φLとφRの違いにより、散乱線の経路が異なり散乱線量に差異が生じる。そして見込む方向φLとφRの違いは、検出素子322がコリメータ板323の間の左側にあるか右側にあるかに基づく。
そこで本実施例では、コリメータ板323の間に二つの検出素子322L、323Rが配置される場合に、検出素子322L用の補正関数と検出素子322R用の補正関数とを予め作成しておく。そして、X線CT装置100によって取得された投影データを、予め作成した補正関数を用いて補正し、補正された投影データから断層画像を再構成する。
図5を用いて検出素子322L用の補正関数と検出素子322R用の補正関数とを作成する処理の流れについて説明する。
(S501)
データ処理部420は補正関数を作成するためのモンテカルロシミュレーションを実施する。シミュレーションに用いる仮想の被写体110には直径の異なる円筒形状の水ファントムやポリエチレンファントムが用いられる。X線検出器320やX線管311を含むX線CT装置100の幾何学的な構造は実際の装置の値が使用される。
本ステップのモンテカルロシミュレーションでは、被写体110の大きさやX線管311の管電圧を変えながら、各検出素子322Lと各検出素子322Rに入射する直接線と散乱線が図3のように計算される。なお本ステップはデータ処理部420での実施に限らず、X線CT装置100外の演算装置を用いて実施されてもよい。
(S502)
データ処理部420はS501の結果を用いて、各検出素子322Lと各検出素子322Rにおける直接線量と散乱線量との比率を算出する。直接線量が増減する際、散乱線量は直接線量に比例するので、直接線量と散乱線量との比率を算出しておくことにより、例えばX線管311の管電流が増減した場合でも対応が容易になる。
なおモンテカルロシミュレーションでは発生させるX線のフォトン数によって計算結果に揺らぎが生じるので、直接線量と散乱線量との比率を例えば2次関数でフィッティングして補正関数の扱いを容易にしても良い。フィッティング後の2次関数を特性カーブと呼ぶ。特性カーブは被写体110の大きさやX線管311の管電圧を変えるごとに求められ、HDD装置423やX線CT装置100外の記憶装置に補正関数として保管される。
図6に、記憶装置に保管される補正関数の書式の一例を示す。補正関数は検出素子群Noと検出素子322L及び322Rの補正関数の値とを含むテーブルとして保管され、被写体サイズと管電圧が変わるごとにテーブルが作成される。なお検出素子群Noとは、検出素子322Lと322Rを合わせたものに付与される番号であり、検出素子群Noの一つに対して検出素子322Lと322Rが対応付けられる。
以上の処理の流れにより検出素子322L用の補正関数と検出素子322R用の補正関数が作成される。なお、図5の処理の流れは、X線CT装置100の製造時や、X線管311やX線検出器320の交換時に実施される。
図7を用いて検出素子322L用の補正関数と検出素子322R用の補正関数による補正処理を含む撮影の流れについて説明する。
(S701)
X線CT装置100での撮影条件が、入出力部200を介して操作者により設定される。具体的には、操作者は、モニタ213等に表示された入力画面を見ながらマウス211やキーボード212等を操作し、X線管311の管電流と管電圧、X線幅調節部312の開き幅、被写体110の撮影範囲、回転板332の回転速度等を設定する。また、撮影の都度、操作者が設定せずとも済むように、事前に登録された撮影条件が必要に応じて読みだされて設定されても良い。
(S702)
統括制御器346は、操作者による撮影開始の指示を受け付けると、S701で設定された撮影条件に基づいて撮影を実施する。具体的な手順を説明する。
まず被写体110がテーブル350上に配置されたのち、統括制御器346がテーブル制御器345にテーブル350の移動を指示し、被写体110をガントリー330の撮影位置に配置させる。被写体110の配置が完了すると、統括制御器346がガントリー制御器342に回転駆動部333の駆動を指示し、回転板332の回転を開始させる。
回転板332が定速回転に達すると、統括制御器346がX線制御器341にX線管311からのX線照射を指示するとともに、検出器制御器343にX線検出器320によるX線検出とデータ収集部410への検出データの送信を指示する。データ収集部410へ送信された検出データはHDD装置423に保存される。さらに、統括制御器346はテーブル制御器345にテーブル350の移動を指示し、S701で設定された被写体110の撮影範囲を撮影する。
撮影範囲の撮影が終了すると、統括制御器346はX線管311からのX線照射と、X線検出器320によるX線検出と、データ収集部への検出データの送信とを停止させるとともに、テーブル350を所定の位置に戻す。
(S703)
データ処理部420は、S702で取得された検出データに対して、対数変換処理やAir補正処理とともに、S502で作成された補正関数を用いた補正処理を実施し、補正後の投影データを取得する。対数変換処理やAir補正処理は従来と同じ処理であるので説明を省略する。補正関数を用いた補正処理の具体的な手順を説明する。
まずデータ処理部420は検出データを検出素子322Lで取得されたデータと、検出素子322Rで取得されたデータとに分離する。各々のデータには直接線量だけでなく散乱線量が含まれているので、以降の処理により散乱線量を除去する。
次にデータ処理部420は撮影条件に対応する補正関数をHDD装置423等の記憶装置から読み出す。すなわち、図6に示されるような複数のテーブルの中から、撮影条件に対応するテーブルが読み出される。なお、撮影条件に適合する補正関数がHDD装置423等の記憶装置に保管されていない場合は、最も近い撮影条件の補正関数や、複数の補正関数を重み付け補間して求めた関数を用いても良い。例えば、直径100mm、200mm、300mm、400mmの仮想の被写体110で補正関数が保管されているときに、サイズが220mmの被写体110を撮影した場合、直径200mmのときの補正関数を用いても良いし、直径200mmと300mmとの補正関数を重み付け補間して求めた関数を用いても良い。撮影条件に適合する補正関数が用いられることにより、補正処理の精度が向上する。
最後にデータ処理部420は、補正関数を用いて、検出素子322Lで取得されたデータと、検出素子322Rで取得されたデータとから散乱線量を除去する。検出素子322で取得されたデータDmは(直接線量+散乱線量)であり、補正関数Fcは(散乱線量/直接線量)であるので、散乱線量を除去して直接線量を求めるには、Dm/(1+Fc)を計算すれば良い。
以上説明した補正関数を用いた補正処理と、対数変換処理やAir補正処理が実施されることにより、補正後の投影データが生成される。
(S704)
データ処理部420は、S703で求められた補正後の投影データを用いて断層画像を再構成する。断層画像の再構成には、FeldKamp法や逐次近似再構成法が用いられる。再構成された断層画像は、モニタ213等に表示され、被写体110の診断等に用いられる。
以上の処理の流れにより、本実施例で作成された補正関数を用いて補正された投影データから断層画像が再構成されるので、コリメータ板323の間に二つの検出素子322Lと322Rが配置される場合であっても、アーチファクトの発生を抑制できる。また、コリメータ板323の枚数が減り、コリメータ板323による直接線の減少を抑制することができ、従来に比べて無効被ばくを低減できる。
なおコリメータ板323の間に配置される検出素子322の数は二つに限らず、三つ以上であっても良い。図8にコリメータ板323の間に三つの検出素子322が配置された例を示す。図8中の左側を検出素子322L、中央を検出素子322M、右側を検出素子322Rとする。またコリメータ板323の間における検出素子322Lの見込み角をθL、検出素子322Mの見込み角をθM、検出素子322Rの見込み角をθRとする。
見込み角θLと見込み角θRは図2の場合と同様に同じ値であるが、見込み角θMは見込み角θLとθRよりも大きい。また検出素子322Lと322Mと322Rからコリメータ板323の間を見込む方向は異なる。見込み角および見込む方向の違いにより、コリメータ板323に吸収されることなく各検出素子322へ入射する散乱線量には差異が生じるので、検出素子322Lと322Mと322Rごとに予め作成した補正関数を用いて、補正処理を実施する。
補正関数の作成は図5の処理の流れで実行され、検出素子322L用の補正関数と検出素子322R用の補正関数とともに、検出素子322M用の補正関数が作成される。また補正処理は図7の処理の流れに従って実施され、検出素子322L及び検出素子322Rで取得されたデータとともに、検出素子322Mで取得されたデータが補正される。
実施例1では、コリメータ板323の間に配置される複数の検出素子322の位置ごとに求められる直接線量と散乱線量とを用いて、当該検出素子の補正関数を作成することについて説明した。本実施例では各検出素子322の位置ごとに取得される検出データとともに、当該位置に対し相補的な位置で取得される検出データを用いて補正関数を作成することについて説明する。なお、X線CT装置の概略構成は実施例1と同じであるので、説明を省略する。
図9はX線検出器320の一部を示すxy断面図であり、コリメータ板323の間に三つの検出素子322Lと322Mと322Rが配置される三つの群322-1、322-2、322-3が示される。実施例1で説明したように、検出素子322Lからコリメータ板323の間を見込む方向φLと検出素子322Rからコリメータ板323の間を見込む方向φRは異なるので、検出素子322Lと検出素子322Rに入射する散乱線量には差異が生じる。また検出素子322Mからコリメータ板323の間を見込む方向φMは90度であって、φL及びφRと異なるので、検出素子322Mに入射する散乱線量は検出素子322Lや検出素子322Rに入射する散乱線量と異なる。
そこで本実施例では各検出素子322がコリメータ板323の間を見込む方向を90度であるφMに擬似的に揃えることにより、散乱線量の差異を補正する。具体的には、検出素子322Lと322Rの見込む方向φLとφRとが左右対称であることを利用し、検出素子322Lで取得される検出データを、検出素子322Rで取得される検出データを用いて補正する。
言い換えると、コリメータ板323の間のある位置に配置される検出素子322Lで取得される検出データを、当該位置に対し相補的な位置に配置される検出素子322Rで取得される検出データを用いて補正する。なお相補的な位置とは、ある検出素子322からコリメータ板323の間を見込む方向が左右対称となる検出素子322の位置である。例えば検出素子322Lと検出素子322Rとは相補的な位置の関係にあり、コリメータ板323の間の中央に配置される検出素子322Mには相補的な位置がない。
また検出素子322Mの見込み角θMは、図8に示したように、検出素子322L及び検出素子322Rの見込み角θL及びθRよりも大きいので、検出素子322Mに入射する散乱線量は検出素子322Lや検出素子322Rに入射する散乱線量よりも大きい。そこで見込み角の比率を乗ずる補正をさらに行うことが望ましい。
図10に示す本実施例の処理の流れを、図8及び図9を参照しながら説明する。なお、図10の処理の流れは、図7のS703において実行される。
(S1001)
データ処理部420は、コリメータ板323の間のある位置Pに配置される検出素子322の検出データDを取得する。例えば、検出素子群322-2の中の検出素子322Lの検出データ901が取得される。
(S1002)
データ処理部420は、位置Pに対して相補的な位置Pcに配置される検出素子322の検出データDPcを取得する。例えば、検出素子群322-2の中の検出素子322Lに対し相補的な位置にある検出素子群322-2の中の検出素子322Rの検出データ902と、検出素子群322-1の中の検出素子322Rの検出データ903が取得される。なお、位置Pに対して相補的な位置Pcに配置される検出素子322は複数あるが、以降のステップの演算量を低減するため、位置Pに近接する二つの検出素子322を選択し、選択された二つの検出素子の検出データを取得するのに留めることが好ましい。
(S1003)
データ処理部420は、検出データDPcを用いて、検出データDを補正する。例えば、検出データ902と検出データ903から補間データ904が算出され、補間データ904と検出データ901の平均値が、検出素子群322-2の中の検出素子322Lの補正データ905として算出される。なお補間データ904は、検出素子322間の距離に基づく加重加算により{ (検出データ902)+2×(検出データ903)}/3にて算出され、検出素子群322-2の中の検出素子322Lが見込む方向φRで仮想的に取得する検出データに相当する。
このように算出された補正データ905は、検出素子群322-2の中の検出素子322Lにおいて、見込む方向φLとφRで取得される検出データの平均値であるので、見込む方向が擬似的にφMに揃えられる。見込む方向が擬似的に揃えられることにより、見込む方向の違いによって生じる散乱線量の差異が補正される。なお、図9では検出データを実線で、補間データを点線で、補正データを一点鎖線で示す。
同様の処理により、検出素子群322-2の中の検出素子322Rの検出データ902を補正し、補正データ908を算出することもできる。すなわち、{ (検出データ901)+2×(検出データ906)}/3により補間データ907を算出し、補間データ907と検出データ902の平均値を補正データ908として算出することができる。すなわち本ステップでの補正処理は補正関数Dcorとして以下のように表せる。
cor=(D+DPcint)/2
ここで、Dは当該位置での検出データ、DPcint={(n-m-1)×DPc1+(m+1)×DPc2}/n、nはコリメータ板323の間の検出素子322の数、mは最近接の相補的な位置と当該位置との間の検出素子322の数、DPc1は最近接の相補的な位置での検出データ、DPc2は最近接から2番目の相補的な位置での検出データである。最近接の相補的な位置と当該位置が隣接する場合は、m=0となる。
なおコリメータ板323の間の中央に配置される検出素子322Mは見込む方向がφMであるので、例えば検出素子群322-2の中の検出素子322Mで取得される検出データ909には本ステップによる補正は不要であり、DPcint=0となる。
(S1004)
データ処理部420は、S1003の算出結果に対し見込み角による補正を行う。例えば、で算出された補正データ905に見込み角の比率θM/θLが乗じられることにより、見込み角の違いによって生じる散乱線量の差異が補正される。
以上の処理の流れによりコリメータ板323の間に配置される複数の検出素子322の各位置で取得される検出データが、当該位置に対し相補的な位置で取得される検出データを用いて補正され、各検出素子322の見込む方向の違いによる散乱線量の差異が補正される。また、各検出素子322の見込み角の違いによる散乱線量の差異も補正される。このような補正処理により、コリメータ板の間に複数の検出素子が配置される場合であっても、投影データに含まれる散乱線量の差異を補正でき、断層画像上のアーチファクトを低減できる。
なお、コリメータ板323の間に配置される検出素子322の数は三つのような奇数に限らず偶数であっても良い。検出素子322の数が偶数の場合も、コリメータ板323の間のある位置Pに配置される検出素子322で取得される検出データを、当該位置Pに対し相補的な位置Pcに配置される検出素子322で取得される検出データを用いて補正できる。
図11を用いて、コリメータ板323の間に配置される検出素子322の数が四つの場合について説明する。図11には、コリメータ板323の間に四つの検出素子322が配置される三つの群322-1、322-2、322-3を示し、各群では左側から順に検出素子322L2、検出素子322L1、検出素子322R1、検出素子322R2とする。
検出素子群322-2の検出素子322L2の検出データ1101を補正する手順を説明する。まず、検出素子群322-2の検出素子322L2に対し相補的な位置にある検出素子群322-2の検出素子322R2の検出データ1102と、検出素子群322-1の検出素子322R2の検出データ1103を取得する。検出素子群322-2の検出素子322L2がコリメータ板323の間を見込む方向は、検出素子群322-2及び検出素子群322-1の検出素子322R2の見込む方向と左右対称である。次に、検出データ1102と検出データ1103を用いて、検出素子322間の距離に基づく加重加算により、補間データ1104を算出する。検出素子群322-2の検出素子322L2に対し、相補的な位置であって最近接であるのは検出素子群322-1の検出素子322R2であり、両者は隣接するのでm=0である。よって、(補間データ1104)={(4-0-1)×(検出データ1103)+(0+1)×(検出データ1102)}/4が算出される。そして、補間データ1104と検出データ1101の平均値が補正データ1105として算出される。
同様に、検出素子群322-2の検出素子322R1の検出データ1106を補正する手順を説明する。まず、検出素子群322-2の検出素子322R1に対し相補的な位置にある検出素子群322-2の検出素子322L1の検出データ1107と、検出素子群322-3の検出素子322L1の検出データ1108を取得する。次に、検出データ1107と検出データ1108から{(4-0-1)×(検出データ1107)+(0+1)×(検出データ1108)}/4を算出し、補間データ1109とする。そして、補間データ1109と検出データ1106の平均値を補正データ1110として算出する。
なおコリメータ板323の間における検出素子322L1及び検出素子322R1の見込み角は、検出素子322L2及び検出素子322R2の見込み角よりも大きいので、例えば検出素子322R1の補正データ1110に見込み角による補正を行うことが好ましい。
図12を用いて、コリメータ板323の間に配置される検出素子322の数が五つの場合について説明する。図12には、コリメータ板323の間に五つの検出素子322が配置される三つの群322-1、322-2、322-3を示し、各群では左側から順に検出素子322L2、検出素子322L1、検出素子322M、検出素子322R1、検出素子322R2とする。なお、検出素子群322-1では検出素子322L2と検出素子322L1の図示を省略し、検出素子群322-3では検出素子322R1と検出素子322R2の図示を省略した。
検出素子群322-2の検出素子322L1の検出データ1201を補正する手順を説明する。まず、検出素子群322-2の検出素子322L1に対し相補的な位置にある検出素子群322-2の検出素子322R1の検出データ1202と、検出素子群322-1の検出素子322R1の検出データ1203を取得する。検出素子群322-2の検出素子322L1がコリメータ板323の間を見込む方向は、検出素子群322-2及び検出素子群322-1の検出素子322R1の見込む方向と左右対称である。次に、検出データ1202と検出データ1203を用いて、検出素子322間の距離に基づく加重加算により、補間データ1204を算出する。検出素子群322-2の検出素子322L1に対し、相補的な位置であって最近接であるのは検出素子群322-2の検出素子322R1であるので、m=1である。よって、(補間データ1204)={(5-1-1)×(検出データ1202)+(1+1)×(検出データ1203)}/5が算出される。そして、補間データ1204と検出データ1201の平均値が補正データ1205として算出される。他の検出素子322についても同様に補正データが算出される。
以上、本発明の複数の実施例について説明した。本発明は上記実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形しても良い。また、上記実施例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせても良い。さらに、上記実施例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除しても良い。
100:X線CT装置、110:被写体、200:入出力部、211:マウス、212:キーボード、213:モニタ、300:撮影部、310:X線発生部、311:X線管、312:X線幅調節部、320:X線検出器、322:検出素子、323:コリメータ板、330:ガントリー、331:開口部、332:回転板、333:回転駆動部、340:撮影制御部、341:X線制御器、342:ガントリー制御器、343:検出器制御器、345:テーブル制御器、346:統括制御器、350:テーブル、400:画像生成部、410:データ収集部、420:データ処理部、421:中央処理装置、422:メモリ、423:HDD装置、901:検出データ、902:検出データ、903:検出データ、904:補間データ、905:補正データ、906:検出データ、907:補間データ、908:補正データ、909:検出データ、1101:検出データ、1102:検出データ、1103:検出データ、1104:補間データ、1105:補正データ、1106:検出データ、1107:検出データ、1108:検出データ、1109:補間データ、1110:補正データ、1201:検出データ、1202:検出データ、1203:検出データ、1204:補間データ、1205:補正データ

Claims (9)

  1. X線を照射するX線照射部と、
    前記X線を検出する複数の検出素子を有するX線検出器と、
    前記X線照射部と前記X線検出器との間に配置され、散乱線を低減する複数のコリメータ板と、
    前記X線検出器の出力に基づいて生成される投影データを用いて断層画像を再構成する再構成部を備えるX線CT装置であって、
    隣り合う2枚のコリメータ板の間に配置される複数の検出素子の、前記2枚のコリメータ板の間における位置に応じて、異なる補正関数を用いて前記投影データを補正する補正部をさらに備え、
    前記補正関数は、前記検出素子に入射する直接線量と、前記コリメータ板に吸収されることなく前記検出素子に入射する散乱線量を含み、前記直接線量と前記散乱線量はモンテカルロシミュレーションによって求められることを特徴とするX線CT装置。
  2. 請求項に記載のX線CT装置であって、
    前記補正関数は、前記直接線量と前記散乱線量との比率を2次関数でフィッティングした関数であることを特徴とするX線CT装置。
  3. 請求項に記載のX線CT装置であって、
    前記補正関数は、被写体サイズと管電圧ごとに作成される複数のテーブルとして保管され、
    前記補正部は前記複数のテーブルの中から撮影条件に応じて所定のテーブルを読み出して前記投影データの補正に用いることを特徴とするX線CT装置。
  4. 請求項1に記載のX線CT装置であって、
    前記補正関数は、前記コリメータ板の間のある位置の検出素子で取得される検出データを、当該位置に対して相補的な位置の検出素子で取得される検出データを用いて補正することを特徴とするX線CT装置。
  5. 請求項に記載のX線CT装置であって、
    前記補正関数は、複数の相補的な位置の中から選択される当該位置に近接する二つの位置の検出素子で取得される検出データを用いて、当該位置の検出データを補正することを特徴とするX線CT装置。
  6. 請求項に記載のX線CT装置であって、
    前記補正関数は、選択された二つの位置で取得される検出データを、選択された二つの位置の各々から当該位置までの距離に基づき加重加算することを特徴とするX線CT装置。
  7. 請求項に記載のX線CT装置であって、
    前記補正関数は、前記コリメータ板の間における前記検出素子の見込み角により前記検出素子で取得される検出データを補正することを特徴とするX線CT装置。
  8. 請求項1に記載のX線CT装置であって、
    前記補正関数は、前記検出素子から前記コリメータ板の間を見込む方向に応じて前記投影データを補正することを特徴とするX線CT装置。
  9. 複数のコリメータ板の間に配置される複数の検出素子を備えるX線CT装置が生成する投影データを補正する補正方法であって、
    前記投影データを取得するステップと、
    隣り合う2枚のコリメータ板の間に配置される複数の検出素子の、前記2枚のコリメータ板の間における位置に応じて、異なる補正関数を用いて前記投影データを補正するステップと、を備え
    前記補正関数は、前記検出素子に入射する直接線量と、前記コリメータ板に吸収されることなく前記検出素子に入射する散乱線量を含み、前記直接線量と前記散乱線量はモンテカルロシミュレーションによって求められることを特徴とする補正方法。
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