JP7233362B2 - 植物の生育を改変し、且つ植物による水消費を低減するための方法及び組成物 - Google Patents
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Description
本出願は、2016年9月29日に出願された米国出願第62/401,642号の優先権を主張する。この先行出願の開示は、本出願の開示の一部とみなされ、その全体が本出願に組み込まれる。
本発明はここで、添付の図面に関して本明細書中以降にさらに十分に説明され、この中で、本発明の全てではないが一部の実施形態が示される。実際、これらの発明は多くの異なる形態で具体化することが可能であり、本明細書中に示される実施形態に限定されるものと解釈すべきではなく;むしろこれらの実施形態は、この開示が適用可能な法的要件を満たすように提供される。本明細書全体を通して言及される数、要素も同様である。
本発明の態様は、部分的には、特定の水溶性油又は水混和性油、特に1分子当たり16エトキシル化を有するエトキシル化マカダミアナッツ油などのエトキシル化マカダミアナッツ油が、この水溶性油又は水混和性油を水と混合して生理活性溶液を作製し(例えば生理活性溶液を作製するエマルション又は混合物中で混合する)、これらの生理活性溶液を植物の周囲の土壌に施用するか又は植物(例えば茎、葉又は花)に直接施用する場合、植物の水消費を低減し及び/又は植物の生育を改変するという、本発明者らによる発見に基づく。一部の例において、エトキシル化油は、1分子当たり10~19の平均エトキシル化数を有し得る。
本開示の文脈において、多数の用語が使用される。本明細書中直下に、以下の定義が提供される。本開示全体を通して他の定義を見出すことができる。本明細書中に示される定義は、本明細書中に別段に記載されるか又は用法の文脈から明らかでない限り、本発明を説明する目的のために好ましい定義であることが理解される。
植物の生育を改変し及び/又は植物による水消費を低減するための組成物
本明細書には、植物の生育を改変し及び/又は植物による水消費を低減するための組成物及び方法が開示される。本方法は、植物に、水溶性油(例えば、1分子当たり16エトキシル化を有するエトキシル化マカダミアナッツ油などのエトキシル化油)及び水を含むか又はこれらからなる生理活性溶液を接触させることを含み;場合により、本明細書中に開示される方法あるいは当技術分野で公知の方法による生理活性溶液の投与後に、植物により消費される水を決定又は測定し、植物に施用される水を決定又は測定し及び/又は植物における目視による脱水を決定又は測定することを含む。一部の例において、エトキシル化油は、1分子当たり約10~19の平均エトキシル化数を有し得る。一部の例において、生理活性溶液中のエトキシル化油の量は、重量又は体積で0.1%、0.25%、0.5%、0.75%、1%、1.5%、2%、2.5%、3%、4%、5%、6%、7%、8%、9%、10%、11%、12%、13%、14%、15%、16%、17%、18%、19%、20%、21%、22%、23%、24%又は25%、又は前述のパーセントのいずれか2つにより定義される範囲内のパーセントであり得る。例えば、本明細書中に提供される生理活性溶液中のエトキシル化油の量は、重量又は体積で約0.1%~約25%(例えば約0.1%~約1%、又は約0.1%~約2%、又は約0.1%~約4%)であり得る。
本発明はまた、植物による水消費を低減し且つ植物、特に農業植物の生育に影響を与える方法も提供する。作物生産のため、及び美的目的のための植物を生育させるための淡水の利用可能性は減少していることが知られている。さらに、植物の生育を管理することは、農業者、ブドウ栽培業者、又は栽培業者にとって有益であり得る。本明細書中に記載される方法及び組成物は、植物による水消費を低減し及び/又は所望の方法で植物、特に農業植物及び美的目的のために生育される植物(例えば芝草及び観賞植物など(例えば、花、一年生植物、キク、及び多年生植物など))の生育に影響を与えるために使用し得る。植物は、最適な生育及び発達に利用可能な十分なレベルの水を必要とするため、乾燥ストレス(又は十分な水の欠如)は、植物の生育及び発達並びに植物の生育及び発達のために必要とされる様々な根底にある生理学的プロセスのあらゆる態様にマイナスの影響を与えるかあるいは悪影響を与え得る。乾燥ストレスのマイナス作用としては、限定するものではないが、凋萎、黄化、倒伏、膨張の変化、バイオマスの変化、農学的収量の変化、光合成の変化、生育速度の変化、根重量又は根長の変化、苗条重量又は苗条長の変化、葉重量又は葉長の変化、耐塩性の変化、植物体又は葉の緑色の変化、クロロフィル含有量の変化、呼吸の変化、花粉生成の変化、タンパク質含有量の変化、デオキシリボ核酸(DNA)及び/又はリボ核酸(RNA)合成の変化、細胞分裂の変化、花生成又は花弁生成の変化(例えば1植物体当たりの花若しくは花弁の数及び/又は花若しくは花弁の大きさの減少)、種子生成の変化(例えば1植物体当たりの種子数及び/又は種子の大きさ若しくは重量の減少)、球根生成の変化(例えば球根の大きさ又は重量の減少)、果実生成の変化(例えば1植物体当たりの果実数及び/又は果実の大きさ若しくは重量の減少)、植物の品質及び/又は外観の変化、果実の品質の変化、及び花の品質及び/又は外観の変化が挙げられる。
本明細書中に開示される幾つかの形態は、植物の水消費を低減し及び/又は植物の生育を改変しあるいは植物の生育に影響を与えるための記載される方法において使用するための水のリザーバーの調製法に関する。水のリザーバーの調製法は、リザーバーの水に水溶性油若しくは水混和性油又はマイクロエマルション若しくはナノエマルションを添加して、生理活性溶液を形成することを含む(図1)。任意の適切に構成される水のリザーバーは、本明細書中に記載される方法を実施するために十分であろう。これに関して、本明細書中で用いられる「リザーバー」という用語は、植物の水消費を低減し及び/又は植物の生育を改変する方法と組み合わせて使用し得る任意の適切な水塊又は水源を指す。かかるリザーバ―は、例えば、限定するものではないが、表面水源、積雪、小川、川、湖、貯水池、井戸、池、運河又は自治体の水源において見出だされる適切な水塊又は水源であってもよく、又は植物又は植物の近傍の土壌に施用されるための適切な構成を有するタンク又は容器中に保持される水であってもよい。
一態様において、本開示の幾つかの形態は、非水溶性油及び水を含むマイクロエマルション又はナノエマルションの作製方法に関する(図1)。本明細書中で用いられる「マイクロエマルション又はナノエマルション」という用語は」、一方の液相が「分散相」であり他方の液相が「連続相」である2つの非混和性液体の分散液を指す。一般的に、マイクロエマルション又はナノエマルション中のミクロンサイズ又はナノサイズのミセルは、農薬の極めて望ましい品質、すなわち、より大きな溶解性及び安定性、より高いバイオアベイラビリティ及びより高い溶解速度、及びより小さな粒径を提供する。本明細書中に開示される方法により調製されるマイクロエマルション又はナノエマルションは、水中油又は油中水のいずれの形態であってもよく、これは、施用及び目的に応じて適宜選択することができる。
エトキシル化油と水の混合物による植物の前処理が、乾燥ストレス又は水ストレスが植物に与え得るマイナス作用のいずれかを低減あるいは改善し得るか否かを決定するために実験を行った。
上記の処理は、灌漑水に添加され、EMNOと水の組み合わせが均一になるまで撹拌ロッドを用いて手動で混合された4種類の用量(0%(v/v)、1%(v/v)、2%(v/v)、及び4%(v/v))のエトキシル化マカダミアナッツ油(EMNO)(供給元:The HallStar Company、シカゴ、イリノイ州、米国)を含んでいた。上記の4種類の処理をそれぞれ5回反復した。3種類の植物を試験した:スーダングラス(ソルガム・ビコロル(Sorghum bicolor)亜種ドルモンディ(drummondii))、ササゲ(ヴィグナ・ウングイクラタ(Vigna unguiculata))、及びアルファルファ(メディカゴ・サティバ(Medicago sativa))。このような植物の種子のそれぞれを、標準的なポッティングミックス(調製土壌及び有機物)を含む1ガロンポットに植えた。出芽後、各ポットを、1ポット当たり10植物体に間引いた。
根、茎+葉の生重量;
根、茎+葉の乾燥重量;及び
分析した器官の生重量と乾燥重量間の差により得られる、茎+葉における水分含有量。
実験の結果は、表1~4に示される。表1における目視による葉の脱水評点により証明されるとおり、1%用量のエトキシル化マカダミアナッツ油及び水は、試験した3つの植物種について、乾燥ストレスのマイナス作用を低減するのに十分であった。1%用量のエトキシル化マカダミアナッツ油及び水で処理された植物と同様に、2%用量及び4%用量のエトキシル化マカダミアナッツ油及び水で処理された3種のそれぞれの植物もまた、未処理対照植物より有意に高い目視による葉の脱水評点を有していた。しかしながら、2%用量及び4%用量で処理された3つの植物種のそれぞれについて、根の生重量及び乾燥重量、茎及び葉の生重量及び乾燥重量、並びに水分含有量は、未処理対照植物と比較して低かった。
3種の植物:パンジー、ペチュニア、及びトールフェスクについて、エトキシル化マカダミアナッツ油(EMNO)及び水の混合物の施用後の、水節約及び植物の生育に与える効果を測定するために実験を行った。パンジー及びペチュニアはいずれも、北米及び欧州において、住居、公共施設及び商業施設の景観における観賞植物として広く用いられる花壇用植物である。トールフェスクは、米国の温暖な地域、並びにケンタッキーブルーグラスがよく育たない他の地域において一般的な寒地型芝草である。
実験は、環境制御された(加温及び冷却された)温室中で行われた。
処理平均を、5%確率のTukey検定及び平均比較検定を用いて比較した。グリーンターフ被覆率%及びダークグリーンカラーインデックスデータを分割プロットとして分析した。
パンジー、ペチュニア、及びトールフェスクについて、特に水節約に関してEMNO用量による効果が観察された(表5)。
パンジー、ペチュニア、及びトールフェスクについて、水消費は、一般的にはEMNOのレベルが増加すると減少し、各種について、最も高いレベルのEMNO(1.00%)で最も低い水消費が観察された(表5)。3種全てについて、対照処理(0.00%EMNO)は最も高い水消費を有し(表5)、全ての種について、水消費は、全レベル(0.10%、0.25%、0.50%、1.00%)のEMNOで対照より低かった。
パンジー、ペチュニア、及びトールフェスクについて、水節約は、一般的にはEMNOのレベルが増加すると増加し、3種のそれぞれについて、最も高いレベルのEMNO(1.00%)で水節約が最も高かった(表5)。
パンジー、ペチュニア、及びトールフェスクについて、水節約パーセント(PWS)は、一般的にはEMNOのレベルが増加すると増加し、3種のそれぞれについて、最も高いレベルのEMNO(1.00%)でPWSが最も高かった(表5)。
パンジーについて、処理5(1.00%EMNO)は、処理2(0.1%EMNO)及び対照より優れていた。ペチュニアについて、処理5(1.00%EMNO)は、他の処理全て及び対照より優れていた。トールフェスクについて、処理5及び4(それぞれ1.00%EMNO及び0.50%EMNO)は、他の処理全て及び対照より優れていた(表5)。
パンジー及びトールフェスクについて、EMNO用量は、根乾物重に有意な影響を与えた(表6)。処理5(1.00%EMNO)は、パンジー及びトールフェスクの両方について、他の処理全て及び対照より優れていた(すなわち、より高い根乾物重)。ペチュニアについて、0.1%EMNO、0.25%EMNO、0.50%EMNO又は1.00%EMNOで処理された植物の平均根乾物重は、対照植物と又は相互に、有意に異なるものではなかった。
パンジー及びペチュニアについて、EMNO用量は、茎乾物重に有意な影響を与えた(表6)。パンジーについて、対照(0.00%EMNO)植物は、処理された植物より高い茎乾物重を有していた。ペチュニアについて、対照(0.00%EMNO)は、1.00%EMNOで処理された植物より有意に高い茎乾物重を有していた。
パンジー、ペチュニア、及びトールフェスクについて、EMNO用量は、葉乾物重に有意な影響を与えた(表6)。パンジー及びトールフェスクについて、1.00%EMNOで処理された植物のみが、それらのそれぞれの対照植物より有意に低い葉乾物重を有していた。ペチュニアについて、0.50%EMNO及び1.00%EMNOで処理された植物は、対照植物並びに0.10%EMNO及び0.25%EMNOで処理された植物より有意に低い葉乾物重を有していた。
パンジーについて、EMNO用量は、花乾物重に有意な影響を与えた(表6)。対照パンジー植物(0.00%EMNO)は、処理されたパンジー植物のいずれかより有意に高い花乾物重を有していた。ペチュニアについて、0.1%EMNO、0.25%EMNO、0.50%EMNO又は1.00%EMNOで処理された植物の平均花乾物重は、対照植物と又は互いに、有意に異なるものではなかった。
ペチュニアについて、EMNO用量は、総乾物重に有意な影響を与えた(表6)。対照ペチュニア植物(0.00%EMNO)は、0.50%EMNO又は1.00%EMNOで処理されたペチュニア植物より有意に高い平均総乾物重を有していた。パンジー及びトールフェスクの両方について、0.1%EMNO、0.25%EMNO、0.50%EMNO又は1.00%EMNOで処理された植物の平均総乾物重は、対照植物と又は互いに、有意に異なるものではなかった。
灌漑水を介したEMNOの施用を、3つの種における水節約について評価した。これは本明細書中の実施例2に記載される実験の反復であった。実験は、環境制御された(加温及び冷却された)温室中で行われた。この処理は、灌漑水に添加された5種類の用量のEMNO(0、0.1%(v/v)、0.25%(v/v)、0.5%(v/v)及び1%(v/v))を含み、それぞれ4回反復した。以下の特性を測定した:水消費、節約された水の量、節約された水のパーセント、及び目視による品質。1%EMNO用量を用いた場合に、相当な水節約が観察された。水ストレス(全ての水が欠乏した後を意味する)に対して印象的な目視による応答を示した種は、パンジーであった。1%EMNO用量で、パンジー、ペチュニア、及びトールフェスクは、平均で、それらのそれぞれの未処理対照より63%少ない水を必要とした。EMNOの添加により、パンジー種及びペチュニア種は花の生成を休止しなかった。図5~8を参照のこと。
5つのレベルのEMNOを用いた3つの実験(各種について1実験、ランダム化完全ブロック設計でそれぞれ4回反復した)を実施した。この処理は、灌漑水に添加された5種類の用量のEMNO(0%(v/v)、0.1%(v/v)、0.25%(v/v)、0.5%(v/v)及び1%(v/v))を含み、それぞれ4回反復した。試験した3つの種は、パンジー、ペチュニア、及びトールフェスクであった。パンジー及びペチュニアについては1ポット当たり2植物体を使用した。これらは、1ポット当たり平均8個の種子(バフ研磨(buffing)を実施した後に発芽させた)が播種され、1ポット当たり2植物体を残した。トールフェスクは、1ポット当たり1グラムの種子の割合で播種された。3つの種全てに使用したポット(1ガロン)は全て、以下の寸法:16cm(上面直径)×13cm(底面直径)×17cm(高さ)を有していた。
データを、分散分析及び回帰分析に供した。生物学的ロジック及び適合度に基づいてモデルを選択した。処理平均は、5%確率のTukey検定を用いて比較した。
パンジー、ペチュニア及びトールフェスクの全ての評価特性について、有効EMNO用量が同定された(表8)。
パンジー及びペチュニアについては、対照処理(0.00%EMNO)が最も高い値を示した。トールフェスクについては、対照処理(0.00%EMNO)は、処理3、4、及び5(0.25%EMNO、0.50%EMNO、及び1.00%EMNO)より高い値を示した(表8)。
パンジーについて、処理5(1.00%EMNO)は、対照より優れていた。ペチュニアについて、処理5は、その他全てより優れていた。トールフェスクについて、処理5及び4(1.00%EMNO及び0.50%EMNO)は、対照より優れていた(表8)。
パンジー、ペチュニア及びトールフェスクについて、処理5(1.00%EMNO)は、それらのそれぞれの対照より優れていた(表8)。
パンジー、ペチュニア及びトールフェスクについて、処理5(1.00%EMNO)は、それらのそれぞれの対照より優れていた(表8)。
灌漑水を介したエトキシル化マカダミアナッツ油(EMNO)又はエトキシル化ヒマシ油(ECO)の施用を、2つの種(トールフェスク及びバミューダグラス)における水節約について評価した。実験は、環境制御された(加温及び冷却された)温室中で行われた。
トールフェスク及びバミューダグラスのEMNO実験について8種類の処理を使用し、それぞれ4回反復した:
a) 1、未処理対照、水のみ;
b) 2 (トールフェスク及びバミューダグラス)、0.5%EMNOを水と混合し、必要なときに施用した;
c) 3 (トールフェスク及びバミューダグラス)、0.5%EMNOを水と混合し、14日毎に施用した;
d) 4 (トールフェスク及びバミューダグラス)、0.5%EMNOを水と混合し、28日毎に施用した;
e) 5 (トールフェスク及びバミューダグラス)、1.0%EMNOを水と混合し、必要なときに施用した;
f) 6 (トールフェスク及びバミューダグラス)、1.0%EMNOを水と混合し、14日毎に施用した;
g) 7 (トールフェスク及びバミューダグラス)、1.0%EMNOを水と混合し、28日毎に施用した;及び
h) 8 (トールフェスク及びバミューダグラス)、25.0%EMNOを水と混合し、1回施用した。
a) 1、未処理対照、水のみ;
b) 2、0.25%ECOを水と混合し、必要なときに施用した
c) 3、0.5%ECOを水と混合し、必要なときに施用した
d) 4、0.75%ECOを水と混合し、必要なときに施用した
e) 5、1.00%ECOを水と混合し、必要なときに施用した、及び
f) 6、25.0%ECOを水と混合し、必要なときに施用した。
データを分散分析に供した。処理平均は、5%確率のフィッシャーのLSD検定を用いて比較した。
トールフェスクについては、1%EMNOによる処理において、水消費がより低かった(表9)。バミューダグラスについては、1%EMNO及び25%EMNOによる処理において、水消費がより低かった(表9)。
トールフェスク(EMNO実験)及びバミューダグラス(EMNO実験及びECO実験)については、1.00%処理がより低い水消費をもたらした。バミューダグラス(EMNO実験)については、25%処理がより低い水消費をもたらした(表10及び11)。
トールフェスク(EMNO実験)及びバミューダグラス(EMNO実験及びECO実験)については、1.00%処理が、相当の水節約をもたらした。バミューダグラス(EMNO実験)については、25%処理が、相当の水節約をもたらした(表10及び11)。
トールフェスク(EMNO実験)及びバミューダグラス(EMNO実験及びECO実験)については、1.00%処理が、有意な水節約パーセントをもたらした。バミューダグラス(EMNO実験)については、25%処理が、有意な水節約パーセントをもたらした(表10及び11)。
(付記)
(付記1)
植物による水消費を低減する方法であって、該方法が、植物に、水溶性油又は水混和性油及び水を含むか、本質的にこれらからなるか、又はこれらからなる生理活性溶液を接触させることを含み、該水溶性油又は水混和性油は、エトキシル化法、エステル交換法、鹸化法、又はマイクロ混合法の生成物であり、該植物による水消費が、該生理活性溶液を接触させていない対照植物と比較して低減される、前記方法。
(付記2)
水消費の低減が、所望のレベル又は量の少なくとも1つの生育パラメータ又は特性を維持するために必要とされる対照植物に施用される対照体積の水と比較して、所望のレベル又は量の少なくとも1つの生育パラメータ又は特性を維持するために生理活性溶液を接触させた植物へのより少ない体積の水の施用を含む、付記1に記載の方法。
(付記3)
より少ない体積の水が、対照体積の水より少なくとも5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、又は95%少ない水である、付記2に記載の方法。
(付記4)
生育パラメータ又は特性が、凋萎、黄化、倒伏、膨張、バイオマス、農学的収量、光合成、生育速度、根重量、根長、苗条重量、苗条長、葉重量、葉長、花生成、花弁生成、種子生成、球根生成、果実生成、野菜生成、耐塩性、植物体の緑色、葉の緑色、クロロフィル含有量、呼吸、花粉生成、タンパク質含有量、デオキシリボ核酸(DNA)合成、リボ核酸(RNA)合成、及び細胞分裂からなる群から選択される、付記1~3のいずれか1項に記載の方法。
(付記5)
生理活性溶液を植物の近傍の土壌又は生育培地に施用することにより植物に生理活性溶液を接触させる、付記1~4のいずれか1項に記載の方法。
(付記6)
生理活性溶液が生育培地に施用され、該生育培地が、水耕栽培用生育培地又は無土壌生育培地である、付記5に記載の方法。
(付記7)
噴霧灌漑、灌注灌漑、湛水灌漑、又は点滴灌漑により植物に生理活性溶液を接触させる、付記1~6のいずれか1項に記載の方法。
(付記8)
水溶性油又は水混和性油がエトキシル化油である、付記1~7のいずれか1項に記載の方法
(付記9)
エトキシル化油が1分子当たり16エトキシル化を有するマカダミアナッツ油であるか、又はエトキシル化油がヒマシ油である、付記8に記載の方法。
(付記10)
生理活性溶液中の水溶性油又は水混和性油の量が、重量又は体積で約0.01%~約5%である、付記1~9のいずれか1項に記載の方法。
(付記11)
生理活性溶液が、水溶性油又は水混和性油を水のリザーバーに添加することにより調製される、付記1~10のいずれか1項に記載の方法。
(付記12)
前記リザーバーが、容器、混合容器、混合タンク、混合ケトル、水軟化システム、水精製システム、水濾過システム、灌漑システム、貯蔵タンク、又は積雪、井戸、池、小川、川、湖、貯水池、運河若しくは自治体の水源から供給される水である、付記11に記載の方法。
(付記13)
生理活性溶液が、水溶性油又は水混和性油をインラインでリアルタイムに流水又は噴霧水へ計量することにより調製される、付記11に記載の方法。
(付記14)
生理活性溶液が少なくとも1種の農薬を含む、付記1~13のいずれか1項に記載の方法。
(付記15)
農薬が、肥料、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺真菌剤、殺細菌剤、除草剤、植物生育調節剤、生物刺激剤、生物農薬、栄養剤、ドリフト低減剤、多目的アジュバント、水調整剤、浸透剤、pH緩衝剤、活性化剤、界面活性剤、安定剤、保存剤、接着剤、展着剤、湿潤剤、アジュバント、希釈剤、洗浄剤、粘着剤、抗ケーキ化剤、染料、分散剤、乳化剤、消泡剤、抗菌剤、抗凍結剤、顔料、着色剤、担体、若しくは任意の成分、又はそれらの組み合わせからなる群から選択される、付記14に記載の方法。
(付記16)
植物が、作物、食用作物、飼料植物、果樹、堅果樹、芝草、観賞用植物、多年生植物、一年生植物、室内用植物、花壇用植物及び景観植物からなる群から選択される、付記1~15のいずれか1項に記載の方法。
(付記17)
植物が、トウモロコシ、コムギ、イネ、オートムギ、オオムギ、ソルガム、ササゲ、サトウキビ、ダイズ、カノーラ、ヒマワリ、ベニバナ、ワタ、ホップ、アルファルファ、リンゴ、セイヨウナシ、モモ、プラム、サクランボ、オレンジ、グレープフルーツ、レモン、ライム、アボカド、アーモンド、カシュー、ペルシャグルミ、ピーカン、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ、イチゴ、ラズべリー、ブルーベリー、クランベリー、ブドウ、レタス、ジャガイモ、トマト、ペッパー、ナス、サツマイモ、キャッサバ、カボチャ、パンプキン、タマネギ、ニンジン、セロリ、キャベツ、カリフラワー、ブロッコリー、タバコ、ビート、バナナ、パンジー、ペチュニア、ベゴニア、及びトールフェスクからなる群から選択される、付記1~16のいずれか1項に記載の方法。
(付記18)
植物の生育を改変する方法であって、該方法が、植物に、水溶性油又は水混和性油及び水を含むか、本質的にこれらからなるか、又はこれらからなる生理活性溶液を接触させることを含み、該水溶性油又は水混和性油は、エトキシル化法、エステル交換法、鹸化法、又はマイクロ混合法の生成物であり、該植物を乾燥ストレスに曝露すると、生理活性溶液を接触させていない対照植物と比較して少なくとも1つの生育パラメータ又は特性が改変される、前記方法。
(付記19)
生理活性溶液を植物の近傍の土壌又は生育培地に施用することにより植物に生理活性溶液を接触させる、付記18に記載の方法。
(付記20)
生育培地が、水耕栽培用生育培地又は無土壌生育培地である、付記19に記載の方法。
(付記21)
噴霧灌漑、灌注灌漑、湛水灌漑、又は点滴灌漑により植物に生理活性溶液を接触させる、付記18~20のいずれか1項に記載の方法。
(付記22)
水溶性油又は水混和性油がエトキシル化油である、付記18~21のいずれか1項に記載の方法。
(付記23)
エトキシル化油が1分子当たり16エトキシル化を有するマカダミアナッツ油であるか、又はエトキシル化油がヒマシ油である、付記22に記載の方法。
(付記24)
生育パラメータ又は特性が、凋萎、黄化、倒伏、膨張、バイオマス、農学的収量、光合成、生育速度、根重量、根長、苗条重量、苗条長、葉重量、葉長、花生成、花弁生成、種子生成、球根生成、果実生成、野菜生成、耐塩性、植物体の緑色、葉の緑色、クロロフィル含有量、呼吸、花粉生成、タンパク質含有量、デオキシリボ核酸(DNA)合成、リボ核酸(RNA)合成、及び細胞分裂からなる群から選択される、付記18~23のいずれか1項に記載の方法。
(付記25)
生育パラメータ又は特性の改変が、根長の増加、根重量の増加、土壌表面被覆率の増加、又はダークグリーンカラーインデックスの増加を含む、付記18~24のいずれか1項に記載の方法。
(付記26)
生理活性溶液中の水溶性油又は水混和性油の量が、重量又は体積で約0.01%~約5%である、付記18~25のいずれか1項に記載の方法。
(付記27)
生理活性溶液が、水溶性油又は水混和性油を水のリザーバーに添加することにより調製される、付記18~26のいずれか1項に記載の方法。
(付記28)
前記リザーバーが、容器、混合容器、混合タンク、混合ケトル、水軟化システム、水精製システム、水濾過システム、灌漑システム、貯蔵タンクであるか、又は積雪、井戸、池、小川、川、湖、貯水池、運河若しくは自治体の水源から供給される水である、付記27に記載の方法。
(付記29)
生理活性溶液が、水溶性油又は水混和性油をインラインでリアルタイムに流水又は噴霧水へ計量することにより調製される、付記27に記載の方法。
(付記30)
生理活性溶液が少なくとも1種の農薬を含む、付記18~29のいずれか1項に記載の方法。
(付記31)
農薬が、肥料、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺真菌剤、殺細菌剤、除草剤、植物生育調節剤、生物刺激剤、生物農薬、栄養剤、ドリフト低減剤、多目的アジュバント、水調整剤、浸透剤、pH緩衝剤、活性化剤、界面活性剤、安定剤、保存剤、接着剤、展着剤、湿潤剤、アジュバント、希釈剤、洗浄剤、粘着剤、抗ケーキ化剤、染料、分散剤、乳化剤、消泡剤、抗菌剤、抗凍結剤、顔料、着色剤、担体、若しくは任意の成分、又はそれらの組み合わせからなる群から選択される、付記30に記載の方法。
(付記32)
植物が、作物、食用作物、飼料植物、果樹、堅果樹、芝草、観賞用植物、多年生植物、一年生植物、室内用植物、花壇用植物及び景観植物からなる群から選択される、付記18~31のいずれか1項に記載の方法。
(付記33)
植物が、トウモロコシ、コムギ、イネ、オートムギ、オオムギ、ソルガム、ササゲ、サトウキビ、ダイズ、カノーラ、ヒマワリ、ベニバナ、ワタ、ホップ、アルファルファ、リンゴ、セイヨウナシ、モモ、プラム、サクランボ、オレンジ、グレープフルーツ、レモン、ライム、アボカド、アーモンド、カシュー、ペルシャグルミ、ピーカン、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ、イチゴ、ラズべリー、ブルーベリー、クランベリー、ブドウ、レタス、ジャガイモ、トマト、ペッパー、ナス、サツマイモ、キャッサバ、カボチャ、パンプキン、タマネギ、ニンジン、セロリ、キャベツ、カリフラワー、ブロッコリー、タバコ、ビート、及びバナナ、パンジー、ペチュニア、ベゴニア、及びトールフェスクからなる群から選択される、付記18~32のいずれか1項に記載の方法。
(付記34)
植物の生育を改変するため又は植物による水消費を低減するため、容器、混合容器、混合タンク、混合ケトル、水軟化システム、水精製システム、水濾過システム、灌漑システム又は貯蔵タンクを調製する方法であって、該方法が、
(a) 水を含む容器、混合容器、混合タンク、混合ケトル、水軟化システム、水精製システム、水濾過システム、灌漑システム又は貯蔵タンクを提供すること;及び
(b) 前記水に水溶性油又は水混和性油を添加して生理活性溶液を形成すること
を含む、前記方法。
(付記35)
水溶性油又は水混和性油がエトキシル化油である、付記34に記載の方法。
(付記36)
エトキシル化油が1分子当たり16エトキシル化を有するマカダミアナッツ油であるか、又はエトキシル化油がエトキシル化ヒマシ油である、付記35に記載の方法。
(付記37)
水中の水溶性油又は水混和性油の量が、重量又は体積で約0.01%~約25%である、付記34~36のいずれか1項に記載の方法。
(付記38)
ステップ(b)において、少なくとも1種の農薬が水に添加される、付記34~37のいずれか1項に記載の方法。
(付記39)
農薬が、肥料、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺真菌剤、殺細菌剤、除草剤、植物生育調節剤、生物刺激剤、生物農薬、栄養剤、ドリフト低減剤、多目的アジュバント、水調整剤、浸透剤、pH緩衝剤、活性化剤、界面活性剤、安定剤、保存剤、接着剤、展着剤、湿潤剤、アジュバント、希釈剤、洗浄剤、粘着剤、抗ケーキ化剤、染料、分散剤、乳化剤、消泡剤、抗菌剤、抗凍結剤、顔料、着色剤、担体、若しくは任意の成分、又はそれらの組み合わせからなる群から選択される、付記38に記載の方法。
(付記40)
油及び水を含むマイクロエマルション又はナノエマルションを植物に施用する方法であって、該方法が、油を含む第1流体ジェット流及び水を含む第2流体ジェット流を超音波処理し、前記超音波処理は、超音波処理プローブの先端を、前記第1流体ジェット流を噴射する第1流体噴射口と前記第2流体ジェット流を噴射する第2流体噴射口との間に規定される間隙中に配置することにより実施され(前記第1流体噴射口と前記第2流体噴射口は、該第1流体噴射口及び該第2流体噴射口に由来する流体ジェット流が前記間隙中で衝突して前記流体ジェット流の衝撃点において高乱流点を作り出すように位置し、前記流体ジェット流のそれぞれは該油と水の高強度混合を達成するために十分な線速度を有する)、前記超音波処理プローブが、前記衝突している流体ジェット流の直ぐ近傍に超音波エネルギーを与え、これにより油及び水を含む前記マイクロエマルション又はナノエマルションを生成すること;前記マイクロエマルション又はナノエマルションを水と混合して生理活性溶液を形成すること;及び前記生理活性溶液を植物又は植物の近傍に施用することを含む、前記方法。
(付記41)
前記油が、脂肪アルコール、オレイン酸、パルミトレイン酸、アンズ核油、アボカド油、月見草油、ブドウ種子油、ヘーゼルナッツ油、パンプキン種子油、ローズヒップ油、ベニバナ油、ヒマワリ油、クルミ油、コムギ胚芽油、ニーム油、ミンク油、ラノリン、アルガン油、アビシニアン油、サルビアヒスパニカ油(チア種子油)、カロフィルムタカマハカ種子油(タマヌ油)、スクアラン、シーバックソーン油、ヒマシ油、オリーブ油、トウモロコシ油、ゴマ油、エミュー油、マカダミアナッツ油、ホホバ油、メドウフォーム油、又はそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される、付記40に記載の方法。
(付記42)
油が非エトキシル化油である、付記40~41のいずれか1項に記載の方法。
(付記43)
油がエトキシル化油である、付記40~41のいずれか1項に記載の方法。
(付記44)
エトキシル化油がエトキシル化マカダミアナッツ油であるか、又はエトキシル化油がエトキシル化ヒマシ油である、付記43に記載の方法。
(付記45)
エトキシル化マカダミアナッツ油が、1分子当たり10~19エトキシル化、好ましくは1分子当たり16エトキシル化を有する、付記44に記載の方法。
(付記46)
前記マイクロエマルション又はナノエマルション中の油の量が、重量又は体積で約0.01%~約25%である、付記40~45のいずれか1項に記載の方法。
(付記47)
前記超音波処理が、水の凝固点を上回るが周囲温度以下で行われる、付記40~46のいずれか1項に記載の方法。
(付記48)
前記超音波処理が、摂氏約1度~摂氏約25度で行われる、付記47に記載の方法。
(付記49)
前記第1流体ジェット流又は前記第2流体ジェット流の温度が、水の凝固点を上回るが周囲温度以下である、付記40~48のいずれか1項に記載の方法。
(付記50)
前記第1流体ジェット流又は前記第2流体ジェット流が、摂氏約1度~摂氏約25度である、付記49に記載の方法。
(付記51)
前記マイクロエマルション又はナノエマルションを水のリザーバーに添加すること、又は前記マイクロエマルション又はナノエマルションをインラインでリアルタイムに流水又は噴霧水へ計量すること、
マイクロエマルション又はナノエマルションを水と混合して生理活性溶液を作製すること、及び
植物又は植物の近傍に前記生理活性溶液を接触させること
をさらに含む、付記40~50のいずれか1項に記載の方法。
(付記52)
前記水のリザーバーが、容器、混合容器、混合タンク、混合ケトル、水軟化システム、水精製システム、水濾過システム、灌漑システム、貯蔵タンクであるか、又は積雪、井戸、池、小川、川、湖、貯水池、運河若しくは自治体の水源から供給される水である、付記51に記載の方法。
(付記53)
生理活性溶液が少なくとも1種の農薬を含む、付記40~52のいずれか1項に記載の方法。
(付記54)
農薬が、肥料、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺真菌剤、殺細菌剤、除草剤、植物生育調節剤、生物刺激剤、生物農薬、栄養剤、ドリフト低減剤、多目的アジュバント、水調整剤、浸透剤、pH緩衝剤、活性化剤、界面活性剤、安定剤、保存剤、接着剤、展着剤、湿潤剤、アジュバント、希釈剤、洗浄剤、粘着剤、抗ケーキ化剤、染料、分散剤、乳化剤、消泡剤、抗菌剤、抗凍結剤、顔料、着色剤、担体、若しくは任意の成分、又はそれらの組み合わせからなる群から選択される、付記53に記載の方法。
(付記55)
植物が、作物、食用作物、飼料植物、果樹、堅果樹、芝草、観賞用植物、多年生植物、一年生植物、室内用植物、花壇用植物及び景観植物からなる群から選択される、付記40~54のいずれか1項に記載の方法。
(付記56)
植物が、トウモロコシ、コムギ、イネ、オートムギ、オオムギ、ソルガム、ササゲ、サトウキビ、ダイズ、カノーラ、ヒマワリ、ベニバナ、ワタ、ホップ、アルファルファ、リンゴ、セイヨウナシ、モモ、プラム、サクランボ、オレンジ、グレープフルーツ、レモン、ライム、アボカド、アーモンド、カシュー、ペルシャグルミ、ピーカン、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ、イチゴ、ラズべリー、ブルーベリー、クランベリー、ブドウ、レタス、ジャガイモ、トマト、ペッパー、ナス、サツマイモ、キャッサバ、カボチャ、パンプキン、タマネギ、ニンジン、セロリ、キャベツ、カリフラワー、ブロッコリー、タバコ、ビート、及びバナナ、パンジー、ペチュニア、ベゴニア、及びトールフェスクから選択される、付記40~55のいずれか1項に記載の方法。
(付記57)
油及び水を含む生理活性溶液を作製する方法であって、該方法が、
(a) 水の存在下で油をエステル交換又は鹸化してエトキシル化油を生成すること;
(b) 前記エトキシル化油を水と混合して生理活性溶液を得ること;及び
(c) 植物に前記生理活性溶液を接触させること
を含む、前記方法。
(付記58)
前記油が、脂肪アルコール、オレイン酸、パルミトレイン酸、アンズ核油、アボカド油、月見草油、ブドウ種子油、ヘーゼルナッツ油、パンプキン種子油、ローズヒップ油、ベニバナ油、ヒマワリ油、クルミ油、コムギ胚芽油、ニーム油、ミンク油、ラノリン、アルガン油、アビシニアン油、サルビアヒスパニカ油(チア種子油)、カロフィルムタカマハカ種子油(タマヌ油)、スクアラン、シーバックソーン油、ヒマシ油、オリーブ油、トウモロコシ油、ゴマ油、エミュー油、マカダミアナッツ油、ホホバ油、メドウフォーム油、又はそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される、付記57に記載の方法。
(付記59)
油が非エトキシル化油である、付記57~58のいずれか1項に記載の方法。
(付記60)
油がエトキシル化油である、付記57~58のいずれか1項に記載の方法。
(付記61)
エトキシル化油がエトキシル化マカダミアナッツ油であるか、又はエトキシル化油がエトキシル化ヒマシ油である、付記60に記載の方法。
(付記62)
エトキシル化マカダミアナッツ油が、1分子当たり10~19エトキシル化、好ましくは1分子当たり16エトキシル化を有する、付記61に記載の方法。
(付記63)
前記生理活性溶液中の油の量が、重量又は体積で約0.01%~約25%である、付記57~62のいずれか1項に記載の方法。
(付記64)
前記エトキシル化油を水のリザーバーに添加することをさらに含む、付記57~63のいずれか1項に記載の方法。
(付記65)
前記リザーバーが、容器、混合容器、混合タンク、混合ケトル、水軟化システム、水精製システム、水濾過システム、灌漑システム、貯蔵タンクであるか、又は積雪、井戸、池、小川、川、湖、貯水池、運河若しくは自治体の水源から供給される水である、付記64に記載の方法。
(付記66)
前記エトキシル化油が、該エトキシル化油をインラインでリアルタイムに流水又は噴霧水へ計量することにより添加される、付記64に記載の方法。
(付記67)
前記エトキシル化油を水と混合して生理活性溶液を作製し、前記生理活性溶液を、植物、植物部分又は種子トリートメントに接触させるか、又は植物、植物部分又は種子トリートメントの近傍の土壌に接触させる、付記64に記載の方法。
(付記68)
生理活性溶液が少なくとも1種の農薬を含む、付記57~67のいずれか1項に記載の方法。
(付記69)
農薬が、肥料、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺真菌剤、殺細菌剤、除草剤、植物生育調節剤、生物刺激剤、生物農薬、栄養剤、ドリフト低減剤、多目的アジュバント、水調整剤、浸透剤、pH緩衝剤、活性化剤、界面活性剤、安定剤、保存剤、接着剤、展着剤、湿潤剤、アジュバント、希釈剤、洗浄剤、粘着剤、抗ケーキ化剤、染料、分散剤、乳化剤、消泡剤、抗菌剤、抗凍結剤、顔料、着色剤、担体、若しくは任意の成分、又はそれらの組み合わせからなる群から選択される、付記68に記載の方法。
(付記70)
植物が、作物、食用作物、飼料植物、果樹、堅果樹、芝草、観賞用植物、多年生植物、一年生植物、室内用植物、花壇用植物及び景観植物からなる群から選択される、付記57~69のいずれか1項に記載の方法。
(付記71)
植物が、トウモロコシ、コムギ、イネ、オートムギ、オオムギ、ソルガム、ササゲ、サトウキビ、ダイズ、カノーラ、ヒマワリ、ベニバナ、ワタ、ホップ、アルファルファ、リンゴ、セイヨウナシ、モモ、プラム、サクランボ、オレンジ、グレープフルーツ、レモン、ライム、アボカド、アーモンド、カシュー、ペルシャグルミ、ピーカン、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ、イチゴ、ラズべリー、ブルーベリー、クランベリー、ブドウ、レタス、ジャガイモ、トマト、ペッパー、ナス、サツマイモ、キャッサバ、カボチャ、パンプキン、タマネギ、ニンジン、セロリ、キャベツ、カリフラワー、ブロッコリー、タバコ、ビート、及びバナナ、パンジー、ペチュニア、ベゴニア、及びトールフェスクからなる群から選択される、付記57~70のいずれか1項に記載の方法。
(付記72)
油及び水を含むマイクロエマルション又はナノエマルションを植物に施用する方法であって、該方法が、油を含む第1流体ジェット流及び水を含む第2流体ジェット流を提供し、前記流体ジェット流は、前記第1流体ジェット流を噴射する第1流体噴射口及び前記第2流体ジェット流を噴射する第2流体噴射口により提供され(前記第1流体噴射口と前記第2流体噴射口は、該第1流体噴射口及び該第2流体噴射口に由来する流体ジェット流が衝突して前記流体ジェット流の衝撃点において高乱流点を作り出すように位置し、前記流体ジェット流のそれぞれは、該油と水の高強度マイクロ混合を達成するために十分な線速度を有する)、前記第1流体ジェット流と第2流体ジェット流を圧力下で接触させ、前記第1流体ジェット流と第2流体ジェット流を前記圧力下で接触させた後、得られた油及び水を含むマイクロエマルション又はナノエマルションを大気圧とすること;前記マイクロエマルション又はナノエマルションを水と混合して生理活性溶液を形成すること;及び前記生理活性溶液を植物又は植物の近傍に施用することを含む、前記方法。
(付記73)
前記流体ジェット流のそれぞれが、1秒当たり約100メートル(m/s)~約900m/sの十分な線速度を有する、付記72に記載の方法。
(付記74)
前記第1流体ジェット流と第2流体ジェット流を、1平方インチ当たり約25,000ポンド(psi)~約50,000psiの圧力下で接触させる、付記72に記載の方法。
(付記75)
前記油が、脂肪アルコール、オレイン酸、パルミトレイン酸、アンズ核油、アボカド油、月見草油、ブドウ種子油、ヘーゼルナッツ油、パンプキン種子油、ローズヒップ油、ベニバナ油、ヒマワリ油、クルミ油、コムギ胚芽油、ニーム油、ミンク油、ラノリン、アルガン油、アビシニアン油、サルビアヒスパニカ油(チア種子油)、カロフィルムタカマハカ種子油(タマヌ油)、スクアラン、シーバックソーン油、ヒマシ油、オリーブ油、トウモロコシ油、ゴマ油、エミュー油、マカダミアナッツ油、ホホバ油、メドウフォーム油、又はそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される、付記72に記載の方法。
(付記76)
油が非エトキシル化油である、付記72~75のいずれか1項に記載の方法。
(付記77)
油がエトキシル化油である、付記72~75のいずれか1項に記載の方法。
(付記78)
エトキシル化油がエトキシル化マカダミアナッツ油であるか、又はエトキシル化油がエトキシル化ヒマシ油である、付記77に記載の方法。
(付記79)
エトキシル化マカダミアナッツ油が、1分子当たり10~19エトキシル化、好ましくは1分子当たり16エトキシル化を有する、付記78に記載の方法。
(付記80)
前記マイクロエマルション又はナノエマルション中の油の量が、重量又は体積で約0.01%~約25%である、付記72~79のいずれか1項に記載の方法。
(付記81)
第1流体ジェット流と第2流体ジェット流との接触が、水の凝固点を上回るが周囲温度以下で行われる、付記72~80のいずれか1項に記載の方法。
(付記82)
前記第1流体ジェット流と第2流体ジェット流との接触が、摂氏約1度~摂氏約25度で行われる、付記81に記載の方法。
(付記83)
前記第1流体ジェット流及び/又は前記第2流体ジェット流の温度が、水の凝固点を上回るが周囲温度以下である、付記72~82のいずれか1項に記載の方法。
(付記84)
前記第1流体ジェット流及び/又は前記第2流体ジェット流の温度が、摂氏約1度~摂氏約25度で行われる、付記83に記載の方法。
(付記85)
前記マイクロエマルション又はナノエマルションを水のリザーバーに添加することをさらに含む、付記72~84のいずれか1項に記載の方法。
(付記86)
前記水のリザーバーが、容器、混合容器、混合タンク、混合ケトル、水軟化システム、水精製システム、水濾過システム、灌漑システム、貯蔵タンクであるか、又は積雪、井戸、池、小川、川、湖、貯水池、運河若しくは自治体の水源から供給される水である、付記85に記載の方法。
(付記87)
前記マイクロエマルション又はナノエマルションが、前記マイクロエマルション又はナノエマルションをインラインでリアルタイムに流水又は噴霧水へ計量することにより添加される、付記85に記載の方法。
(付記88)
前記マイクロエマルション又はナノエマルションを水と混合して生理活性溶液を作製し、前記生理活性溶液を、植物、植物部分、又は種子トリートメントに接触させるか、又は植物、植物部分、又は種子トリートメントの近傍に接触させる、付記85に記載の方法。
(付記89)
生理活性溶液が少なくとも1種の農薬を含む、付記72~88のいずれか1項に記載の方法。
(付記90)
農薬が、肥料、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺真菌剤、殺細菌剤、除草剤、植物生育調節剤、生物刺激剤、生物農薬、栄養剤、ドリフト低減剤、多目的アジュバント、水調整剤、浸透剤、pH緩衝剤、活性化剤、界面活性剤、安定剤、保存剤、接着剤、展着剤、湿潤剤、アジュバント、希釈剤、洗浄剤、粘着剤、抗ケーキ化剤、染料、分散剤、乳化剤、消泡剤、抗菌剤、抗凍結剤、顔料、着色剤、担体、若しくは任意の成分、又はそれらの組み合わせからなる群から選択される、付記89に記載の方法。
(付記91)
植物が、作物、食用作物、飼料植物、果樹、堅果樹、芝草、観賞用植物、多年生植物、一年生植物、室内用植物、花壇用植物及び景観植物からなる群から選択される、付記72~90のいずれか1項に記載の方法。
(付記92)
植物が、トウモロコシ、コムギ、イネ、オートムギ、オオムギ、ソルガム、ササゲ、サトウキビ、ダイズ、カノーラ、ヒマワリ、ベニバナ、ワタ、ホップ、アルファルファ、リンゴ、セイヨウナシ、モモ、プラム、サクランボ、オレンジ、グレープフルーツ、レモン、ライム、アボカド、アーモンド、カシュー、ペルシャグルミ、ピーカン、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ、イチゴ、ラズべリー、ブルーベリー、クランベリー、ブドウ、レタス、ジャガイモ、トマト、ペッパー、ナス、サツマイモ、キャッサバ、カボチャ、パンプキン、タマネギ、ニンジン、セロリ、キャベツ、カリフラワー、ブロッコリー、タバコ、ビート、及びバナナ、パンジー、ペチュニア、ベゴニア、及びトールフェスクからなる群から選択される、付記72~91のいずれか1項に記載の方法。
(付記93)
より少ない水の施用で少なくとも1つの生育パラメータ又は特性を有するように植物の生育を改変する方法であって、前記方法が、水溶性油又は水混和性油及び水を含むか、本質的にこれらからなるか、又はこれらからなる生理活性溶液を含み、ある体積の前記生理活性溶液を植物に接触させ、前記体積は、該生理活性溶液を接触させていない対照植物における前記生育パラメータ又は特性を得るために必要とされる水の対照体積より少ない、前記方法。
(付記94)
生理活性溶液を含むより少ない水の施用が、対照体積の水より少なくとも5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、又は95%少ない水である、付記93に記載の方法。
(付記95)
生育パラメータ又は特性が、凋萎、黄化、倒伏、膨張、バイオマス、農学的収量、光合成、生育速度、根重量、根長、苗条重量、苗条長、葉重量、葉長、花生成、花弁生成、種子生成、球根生成、果実生成、野菜生成、耐塩性、植物体の緑色、葉の緑色、クロロフィル含有量、呼吸、花粉生成、タンパク質含有量、デオキシリボ核酸(DNA)合成、リボ核酸(RNA)合成、及び細胞分裂からなる群から選択される、付記93又は94に記載の方法。
(付記96)
生理活性溶液を植物の近傍の土壌又は生育培地に施用することにより植物に生理活性溶液を接触させる、付記93~95のいずれか1項に記載の方法。
(付記97)
前記生理活性溶液が前記生育培地に施用され、該生育培地が、水耕栽培用生育培地又は無土壌生育培地である、付記96に記載の方法。
(付記98)
噴霧灌漑、灌注灌漑、湛水灌漑、又は点滴灌漑により植物に生理活性溶液を接触させる、付記93~97のいずれか1項に記載の方法。
(付記99)
水溶性油又は水混和性油がエトキシル化油である、付記93~98のいずれか1項に記載の方法。
(付記100)
エトキシル化油が1分子当たり16エトキシル化を有するマカダミアナッツ油であるか、又はエトキシル化油がエトキシル化ヒマシ油である、付記99に記載の方法。
(付記101)
生理活性溶液中の水溶性油又は水混和性油の量が、重量又は体積で約0.01%~約5%である、付記93~100のいずれか1項に記載の方法。
(付記102)
生理活性溶液が、水溶性油又は水混和性油を水のリザーバーに添加することにより調製される、付記93~101のいずれか1項に記載の方法。
(付記103)
前記リザーバーが、容器、混合容器、混合タンク、混合ケトル、水軟化システム、水精製システム、水濾過システム、灌漑システム、貯蔵タンク、又は積雪、井戸、池、小川、川、湖、貯水池、運河若しくは自治体の水源から供給される水である、付記102に記載の方法。
(付記104)
生理活性溶液が、水溶性油又は水混和性油をインラインでリアルタイムに流水又は噴霧水へ計量することにより調製される、付記102に記載の方法。
(付記105)
生理活性溶液が少なくとも1種の農薬を含む、付記93~104のいずれか1項に記載の方法。
(付記106)
農薬が、肥料、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺真菌剤、殺細菌剤、除草剤、植物生育調節剤、生物刺激剤、生物農薬、栄養剤、ドリフト低減剤、多目的アジュバント、水調整剤、浸透剤、pH緩衝剤、活性化剤、界面活性剤、安定剤、保存剤、接着剤、展着剤、湿潤剤、アジュバント、希釈剤、洗浄剤、粘着剤、抗ケーキ化剤、染料、分散剤、乳化剤、消泡剤、抗菌剤、抗凍結剤、顔料、着色剤、担体、若しくは任意の成分、又はそれらの組み合わせからなる群から選択される、付記105に記載の方法。
(付記107)
植物が、作物、食用作物、飼料植物、果樹、堅果樹、芝草、観賞用植物、多年生植物、一年生植物、室内用植物、花壇用植物及び景観植物からなる群から選択される、付記93~106のいずれか1項に記載の方法。
(付記108)
植物が、トウモロコシ、コムギ、イネ、オートムギ、オオムギ、ソルガム、ササゲ、サトウキビ、ダイズ、カノーラ、ヒマワリ、ベニバナ、ワタ、ホップ、アルファルファ、リンゴ、セイヨウナシ、モモ、プラム、サクランボ、オレンジ、グレープフルーツ、レモン、ライム、アボカド、アーモンド、カシュー、ペルシャグルミ、ピーカン、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ、イチゴ、ラズべリー、ブルーベリー、クランベリー、ブドウ、レタス、ジャガイモ、トマト、ペッパー、ナス、サツマイモ、キャッサバ、カボチャ、パンプキン、タマネギ、ニンジン、セロリ、キャベツ、カリフラワー、ブロッコリー、タバコ、ビート、バナナ、パンジー、ペチュニア、ベゴニア、及びトールフェスクからなる群から選択される、付記93~107のいずれか1項に記載の方法。
(付記109)
水溶性油又は水混和性油及び水を含む生理活性溶液であって、該水溶性油又は水混和性油が、エトキシル化法、エステル交換法、鹸化法、又はマイクロ混合法の生成物であり、かかる生理活性溶液が、植物、植物部分又は種子トリートメントへの送達用に製剤化されるか、又は植物、植物部分又は種子トリートメントの近傍への送達用に製剤化される、前記生理活性溶液。
(付記110)
水溶性油又は水混和性油がエトキシル化油である、付記109に記載の生理活性溶液。
(付記111)
水溶性油又は水混和性油が、PEG-16マカダミアグリセリド(市販名:Florasolvs(登録商標)Macadamia-16)及びPEG-16マカダミアグリセリド(バイオベース、100%再生可能源、サトウキビを原料とする)、又は2種の前述の水溶性油又は水混和性油のいずれかの混合物からなる群から選択される、付記109又は110に記載の生理活性溶液。
(付記112)
エトキシル化油が1分子当たり16エトキシル化を有するマカダミアナッツ油であるか、又はエトキシル化油がエトキシル化ヒマシ油である、付記109~111のいずれか1項に記載の生理活性溶液。
(付記113)
生理活性溶液中の水溶性油又は水混和性油の量が、重量又は体積で約0.01%~約25%である、付記109~112のいずれか1項に記載の生理活性溶液。
(付記114)
生理活性溶液が少なくとも1種の農薬を含む、付記109~113のいずれか1項に記載の生理活性溶液。
(付記115)
農薬が、肥料、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺真菌剤、殺細菌剤、除草剤、植物生育調節剤、生物刺激剤、生物農薬、栄養剤、ドリフト低減剤、多目的アジュバント、水調整剤、浸透剤、pH緩衝剤、活性化剤、界面活性剤、安定剤、保存剤、接着剤、展着剤、湿潤剤、アジュバント、希釈剤、洗浄剤、粘着剤、抗ケーキ化剤、染料、分散剤、乳化剤、消泡剤、抗菌剤、抗凍結剤、顔料、着色剤、担体、それらの成分、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される、付記114に記載の組成物。
(付記116)
マイクロエマルション又はナノエマルション及び水を含む生理活性溶液であって、該マイクロエマルション又はナノエマルションが非水溶性油及び水を含み、かかる生理活性溶液が、植物、植物部分又は種子トリートメントへの送達用に製剤化されるか、又は、植物、植物部分又は種子トリートメントの近傍への送達用に製剤化される、前記生理活性溶液。
(付記117)
非水溶性油が、脂肪アルコール、オレイン酸、パルミトレイン酸、アンズ核油、アボカド油、月見草油、ブドウ種子油、ヘーゼルナッツ油、パンプキン種子油、ローズヒップ油、ベニバナ油、ヒマワリ油、クルミ油、コムギ胚芽油、ニーム油、ミンク油、ラノリン、アルガン油、アビシニアン油、サルビアヒスパニカ油(チア種子油)、カロフィルムタカマハカ種子油(タマヌ油)、スクアラン、シーバックソーン油、ヒマシ油、オリーブ油、トウモロコシ油、ゴマ油、エミュー油、マカダミアナッツ油、ホホバ油及びメドウフォーム油、並びに前述の非水溶性油のいずれか2種以上の混合物からなる群から選択される、付記116に記載の生理活性溶液。
(付記118)
マイクロエマルション又はナノエマルション中の非水溶性油の量が、重量又は体積で約0.01%~約25%である、付記116~117のいずれか1項に記載の生理活性溶液。
(付記119)
生理活性溶液が少なくとも1種の農薬を含む、付記116~118のいずれか1項に記載の生理活性溶液。
(付記120)
農薬が、肥料、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺真菌剤、殺細菌剤、除草剤、植物生育調節剤、生物刺激剤、生物農薬、栄養剤、ドリフト低減剤、多目的アジュバント、水調整剤、浸透剤、pH緩衝剤、活性化剤、界面活性剤、安定剤、保存剤、接着剤、展着剤、湿潤剤、アジュバント、希釈剤、洗浄剤、粘着剤、抗ケーキ化剤、染料、分散剤、乳化剤、消泡剤、抗菌剤、抗凍結剤、顔料、着色剤、担体、若しくは任意の成分、又はそれらの組み合わせからなる群から選択される、付記119に記載の組成物。
Claims (16)
- 植物による水消費を低減する方法であって、該方法が、植物に、水溶性油又は水混和性油及び水を含むか、又はこれらからなる生理活性溶液を接触させることを含み、該水溶性油又は水混和性油は、エトキシル化法、エステル交換法、鹸化法、又はマイクロ混合法の生成物であり、該水溶性油又は水混和性油が、エトキシル化マカダミアナッツ油、エトキシル化ヒマシ油、エトキシル化オレイン酸油、エトキシル化パルミトレイン酸油、又はそれらの任意の組み合わせであり、
該生理活性溶液中の該水溶性油又は水混和性油の量が、重量又は体積で0.01%~5%であり、
該植物による水消費が、該生理活性溶液を接触させていない対照植物と比較して低減される、前記方法。 - 水消費の低減が、所望のレベル又は量の少なくとも1つの生育パラメータ又は特性を維持するために必要とされる対照植物に施用される対照体積の水と比較して、所望のレベル又は量の少なくとも1つの生育パラメータ又は特性を維持するために生理活性溶液を接触させた植物へのより少ない体積の水の施用を含み、より少ない体積の水が、対照体積の水より少なくとも5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、又は95%少ない水であり、生育パラメータ又は特性が、凋萎、黄化、倒伏、膨張、バイオマス、農学的収量、光合成、生育速度、根重量、根長、苗条重量、苗条長、葉重量、葉長、花生成、花弁生成、種子生成、球根生成、果実生成、野菜生成、耐塩性、植物体の緑色、葉の緑色、クロロフィル含有量、呼吸、花粉生成、タンパク質含有量、デオキシリボ核酸(DNA)合成、リボ核酸(RNA)合成、及び細胞分裂からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
- 生理活性溶液を植物の近傍の土壌又は生育培地に施用することにより植物に生理活性溶液を接触させる請求項1に記載の方法であって、生理活性溶液が生育培地に施用され、該生育培地が、水耕栽培用生育培地又は無土壌生育培地であり、及び/又は、噴霧灌漑、灌注灌漑、湛水灌漑、又は点滴灌漑により植物に生理活性溶液を接触させる、方法。
- 生理活性溶液が、水溶性油又は水混和性油を水のリザーバーに添加することにより調製され、前記リザーバーが、容器、混合容器、混合タンク、混合ケトル、水軟化システム、水精製システム、水濾過システム、灌漑システム、貯蔵タンク、又は積雪、井戸、池、小川、川、湖、貯水池、運河若しくは自治体の水源から供給される水であり、及び/又は、生理活性溶液が、水溶性油又は水混和性油をインラインでリアルタイムに流水又は噴霧水へ計量することにより調製され、生理活性溶液が少なくとも1種の農薬を含む、請求項1に記載の方法。
- 植物の生育を改変する方法であって、該方法が、植物に、水溶性油又は水混和性油及び水を含むか、又はこれらからなる生理活性溶液を接触させることを含み、該水溶性油又は水混和性油は、エトキシル化法、エステル交換法、鹸化法、又はマイクロ混合法の生成物であり、該水溶性油又は水混和性油が、エトキシル化マカダミアナッツ油、エトキシル化ヒマシ油、エトキシル化オレイン酸油、エトキシル化パルミトレイン酸油、又はそれらの任意の組み合わせであり、
生理活性溶液中の該水溶性油又は水混和性油の量が、重量又は体積で0.01%~5%であり、
該植物を乾燥ストレスに曝露すると、生理活性溶液を接触させていない対照植物と比較して少なくとも1つの生育パラメータ又は特性が改変され、
生育パラメータ又は特性が、凋萎、黄化、倒伏、膨張、バイオマス、農学的収量、光合成、生育速度、根重量、根長、苗条重量、苗条長、葉重量、葉長、花生成、花弁生成、種子生成、球根生成、果実生成、野菜生成、耐塩性、植物体の緑色、葉の緑色、クロロフィル含有量、呼吸、花粉生成、タンパク質含有量、デオキシリボ核酸(DNA)合成、リボ核酸(RNA)合成、及び細胞分裂からなる群から選択され、及び/又は生育パラメータ又は特性における改変が、根長の増加、根重量の増加、土壌表面被覆率の増加、又はダークグリーンカラーインデックスの増加を含む、前記方法。 - 生理活性溶液を植物の近傍の土壌又は生育培地に施用することにより植物に生理活性溶液を接触させる請求項5に記載の方法であって、生育培地が、水耕栽培用生育培地又は無土壌生育培地であり、及び/又は、噴霧灌漑、灌注灌漑、湛水灌漑、又は点滴灌漑により植物に生理活性溶液を接触させる、方法。
- 生理活性溶液が、水溶性油又は水混和性油を水のリザーバーに添加することにより調製され、前記リザーバーが、容器、混合容器、混合タンク、混合ケトル、水軟化システム、水精製システム、水濾過システム、灌漑システム、貯蔵タンクであるか、又は積雪、井戸、池、小川、川、湖、貯水池、運河若しくは自治体の水源から供給される水であり、及び/又は、生理活性溶液が、水溶性油又は水混和性油をインラインでリアルタイムに流水又は噴霧水へ計量することにより調製され、生理活性溶液が少なくとも1種の農薬を含む、請求項5に記載の方法。
- 油及び水を含む生理活性溶液を作製する方法であって、該方法が、
(a) 水の存在下で油をエステル交換、マイクロ混合又は鹸化してエトキシル化油を生成すること、ここで、前記油が、オレイン酸、パルミトレイン酸、ヒマシ油、マカダミアナッツ油、又はそれらの任意の組み合わせであり;
(b) 前記エトキシル化油を水と混合して生理活性溶液を得ること;ここで、生理活性溶液中のエトキシル化油の量が、重量又は体積で0.01%~5%であり、及び
(c) 植物に前記生理活性溶液を接触させること
を含む、前記方法。 - 前記エトキシル化油を水のリザーバーに添加することをさらに含み、前記リザーバーが、容器、混合容器、混合タンク、混合ケトル、水軟化システム、水精製システム、水濾過システム、灌漑システム、貯蔵タンクであるか、又は積雪、井戸、池、小川、川、湖、貯水池、運河若しくは自治体の水源から供給される水である、請求項8に記載の方法。
- 前記エトキシル化油を水と混合して生理活性溶液を作製し、前記生理活性溶液を、植物、植物部分又は種子トリートメントに接触させるか、又は植物、植物部分又は種子トリートメントの近傍の土壌に接触させる、請求項9に記載の方法。
- 生理活性溶液が少なくとも1種の農薬を含み、農薬が、肥料、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺真菌剤、殺細菌剤、除草剤、植物生育調節剤、生物刺激剤、生物農薬、栄養剤、ドリフト低減剤、多目的アジュバント、水調整剤、浸透剤、pH緩衝剤、活性化剤、界面活性剤、安定剤、保存剤、接着剤、展着剤、湿潤剤、アジュバント、希釈剤、洗浄剤、粘着剤、抗ケーキ化剤、染料、分散剤、乳化剤、消泡剤、抗菌剤、抗凍結剤、顔料、着色剤、担体、若しくは任意の成分、又はそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項8に記載の方法。
- 水溶性油又は水混和性油及び水を含む生理活性溶液であって、該水溶性油又は水混和性油が、エトキシル化法、エステル交換法、鹸化法、又はマイクロ混合法の生成物であり、該水溶性油又は水混和性油が、エトキシル化マカダミアナッツ油、エトキシル化ヒマシ油、エトキシル化オレイン酸油、エトキシル化パルミトレイン酸油、又はそれらの任意の組み合わせであり、
生理活性溶液中の該水溶性油又は水混和性油の量が、重量又は体積で0.01%~5%であり、
かかる生理活性溶液が、植物、植物部分又は種子トリートメントへの送達用に製剤化されるか、又は植物、植物部分又は種子トリートメントの近傍への送達用に製剤化される、前記生理活性溶液。 - 水溶性油又は水混和性油が、PEG-16マカダミアグリセリドからなる群から選択される、請求項12に記載の生理活性溶液。
- 生理活性溶液が少なくとも1種の農薬を含み、農薬が、肥料、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺真菌剤、殺細菌剤、除草剤、植物生育調節剤、生物刺激剤、生物農薬、栄養剤、ドリフト低減剤、多目的アジュバント、水調整剤、浸透剤、pH緩衝剤、活性化剤、界面活性剤、安定剤、保存剤、接着剤、展着剤、湿潤剤、アジュバント、希釈剤、洗浄剤、粘着剤、抗ケーキ化剤、染料、分散剤、乳化剤、消泡剤、抗菌剤、抗凍結剤、顔料、着色剤、担体、それらの成分、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項12に記載の生理活性溶液。
- マイクロエマルション又はナノエマルション及び水を含む生理活性溶液であって、該マイクロエマルション又はナノエマルションが非水溶性油及び水を含み、非水溶性油が、オレイン酸、パルミトレイン酸、ヒマシ油、マカダミアナッツ油、又は前述の非水溶性油のいずれか2種以上の混合物であり、
マイクロエマルション又はナノエマルション中の非水溶性油の量が、重量又は体積で0.01%~25%であり、
かかる生理活性溶液が、植物、植物部分又は種子トリートメントへの送達用に製剤化されるか、又は、植物、植物部分又は種子トリートメントの近傍への送達用に製剤化される、前記生理活性溶液。 - 生理活性溶液が少なくとも1種の農薬を含み、農薬が、肥料、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺真菌剤、殺細菌剤、除草剤、植物生育調節剤、生物刺激剤、生物農薬、栄養剤、ドリフト低減剤、多目的アジュバント、水調整剤、浸透剤、pH緩衝剤、活性化剤、界面活性剤、安定剤、保存剤、接着剤、展着剤、湿潤剤、アジュバント、希釈剤、洗浄剤、粘着剤、抗ケーキ化剤、染料、分散剤、乳化剤、消泡剤、抗菌剤、抗凍結剤、顔料、着色剤、担体、若しくは任意の成分、又はそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項15に記載の生理活性溶液。
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