JP7232899B2 - 埋込型スピーカー - Google Patents

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Description

本発明は埋込型スピーカーに関する。
音楽を含む音声信号の再生装置として、建物の天井に埋設される埋込型スピーカーが用いられる。近年では、設置作業を専ら天井板の下面側(室内側)から行えるようにしたものが開発されている(特許文献1参照)。
特許文献1の埋込型スピーカーは、スピーカーユニットが収容された有底筒状のエンクロージャを有する。エンクロージャは、スピーカーユニットが設置された前面側の周囲に外向きのフランジを有し、側面には複数の取付脚を有する。取付脚は、エンクロージャの前面側からのねじ操作により、フランジに向けて移動可能かつ径方向外向きに進出可能であり、逆向きの操作によりフランジから離隔しつつ再びエンクロージャ内に収容可能である。
設置作業では、先ず、天井板の孔から室内側に引き出したケーブルをエンクロージャの端子に接続した後、フランジがある側を下にしてエンクロージャを天井板の孔に挿入し、フランジが天井板に当接された状態とする。次に、エンクロージャの前面側からのねじ操作により、天井裏にある取付脚を進出させつつフランジに接近させ、取付脚とフランジとの間に天井板を挟持する。これにより、エンクロージャは天井板に固定され、スピーカーユニットが孔を通して室内に向けて配置される。
従来の埋込型スピーカーでは、スピーカーユニットを含むエンクロージャの前面側および天井板の孔が室内側に露出されることを避けるため、前面グリルが設置される。
前面グリルは、音響透過性を有するパンチングメタルの成形品やパンチングメタルを模した樹脂成形品で形成され、エンクロージャのフランジに着脱自在に装着される。
前面グリルとエンクロージャとの接続機構としては、前面グリルには外観性が重視されることから、例えばピン嵌め込み式の接続構造、あるいはカメラのレンズマウントに多用されるバヨネット構造に類する接続構造が利用されている(特許文献2参照)。
特開2007-97003号公報 特開2005-020115号公報
ところで、前述した埋込型スピーカーでは、前面グリルにメーカー名やブランドロゴなどが表示される。
これらのロゴなどは、設置される室内の壁面に対して平行あるいは直角になっていればよいが、エンクロージャの装着状態によっては斜めになり、外観上好ましくない。
しかし、従来の前面グリルの接続構造では、エンクロージャに対する周方向の角度位置の調整ができなかった。例えば、ピン嵌合では孔位置が限定されるほか、接続にバヨネット構造を用いた場合でも一定の角度位置に規制される。そのため、前面グリルの角度を調整するには、前面グリルを取り外し、エンクロージャを固定している取付脚を緩め、エンクロージャを天井板に対して回転させ、再び取付脚を締め付ける、などの煩雑な操作が必要になっていた。
従って、埋込型スピーカーにおいて、前面グリルの角度を容易に調整できるようにすることが求められていた。
また、天井パネルの接続構造に対しては、誤った装着作業による破壊限界に近い瞬間的な応力がかかる、あるいは油煙のある環境下での長期使用でソルベントクラックが発生するなど、接続構造が破壊した場合に、脱落する可能性があり、このような脱落を防止することも求められていた。
本発明の目的は、前面グリルの角度を容易に調整できる埋込型スピーカーを提供することにある。
本発明の埋込型スピーカーは、前面にスピーカーユニットが設置されたスピーカー本体部と、前記スピーカー本体部の前記前面を覆うカバーパネルと、前記カバーパネルを前記スピーカー本体部に着脱可能に接続する接続機構と、を有し、前記接続機構は、前記カバーパネルまたは前記スピーカー本体部のいずれか一方に形成された第1係合部と、前記カバーパネルまたは前記スピーカー本体部のいずれか他方に形成された第2係合部と、を有し、前記第1係合部は、前記カバーパネルを前記スピーカー本体部に接続する接続方向と交差する係合面と、前記係合面に隣接して前記接続方向と交差する開口面を有する挿通部と、を有し、前記第2係合部は、前記挿通部を前記接続方向へ挿通可能かつ前記挿通部に挿通された状態で前記係合面側へ移動可能な係合片と、前記係合片が前記係合面側に移動した状態で前記係合面に摺動可能な摺動部と、を有し、前記係合面には、前記摺動部の移動方向に沿って所定長さにわたり、前記摺動部の移動を抑制する制動形状が形成されていることを特徴とする。
本発明の埋込型スピーカーの一実施形態を示す上面側の分解斜視図。 前記実施形態を示す下面側の分解斜視図。 前記実施形態の接続機構の挿入操作を示す模式図。 前記実施形態の接続機構の係合操作を示す模式図。 前記実施形態の接続機構の調整操作を示す模式図。 前記実施形態の接続機構の脱落防止状態を示す模式図。 前記実施形態の接続機構を示す未ロック状態の斜視図。 前記実施形態の接続機構を示すロック状態の斜視図。 前記実施形態の接続機構を示すロック状態の別方向の斜視図。 前記実施形態の接続機構の脱落防止状態を示す平面図。 本発明の他の実施形態の脱落防止部を示す模式図。 本発明の他の実施形態の補助フックを示す模式図。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2には、本発明の実施形態である埋込型スピーカー1が示されている。
埋込型スピーカー1は、前面バッフル11にスピーカーユニット12が設置されたスピーカー本体部10と、スピーカー本体部10の前面バッフル11を覆うカバーパネル20と、カバーパネル20をスピーカー本体部10に着脱可能に接続する接続機構30と、を有する。
スピーカー本体部10は、略8角形の有底筒状のエンクロージャ14を有し、外周にフランジ15を備える前面バッフル11と接着固定されている。エンクロージャ14は板金成形品、フランジ15を備える前面バッフル11は合成樹脂成形品である。
フランジ15には、外向きに突出する取付脚16が4箇所に設置されている。
取付脚16は、前面バッフル11の取付ねじ161を操作することでフランジ15に対して近接可能である。また、取付脚16は、フランジ15から最も離れた位置まで移動した際には、図示しないガイド機構により向きを変えられ、フランジ15の外周より内側の領域に退避可能である。
スピーカー本体部10は、次のような操作で、天井板の取付孔2に装着される。取付脚16を退避させた状態で、前面バッフル11を下向きにして、エンクロージャ14を室内側から取付孔2に挿入する。そして、取付孔2の周囲にフランジ15を当接させ、前面バッフル11の取付ねじ161を締め込む。これにより、取付脚16が外向きに突出しつつフランジ15に向かって接近し、フランジ15と取付脚16との間に取付孔2の周囲の天井板が挟持される。
スピーカー本体部10が天井板の取付孔2に装着された状態では、天井板の室内側には、前面バッフル11およびフランジ15のみが露出する。
カバーパネル20は、円形の外枠部21と、その内側のネット部22と、を有する。
外枠部21は、スピーカー本体部10のフランジ15の外周まで覆う大きさとされ、その内側に形成される接続機構30によりフランジ15と接続される。
ネット部22は、スピーカー本体部10の前面バッフル11を覆う薄板状の部材であり、スピーカーユニット12からの音響を透過させるのに十分な透過性を有する。
外枠部21とネット部22は合成樹脂の一体成形品とすることができるほか、合成樹脂成形品の外枠部21の内側に、繊維製のネット、金属製のメッシュ、パンチングメタルなどを張ったものとすることができる。
ネット部22の表面には、メーカー名やブランドロゴなどを表示するバッジ23が装着されている。
接続機構30は、カバーパネル20をスピーカー本体部10に着脱可能に接続するものであり、カバーパネル20およびスピーカー本体部10の周方向の4箇所に等間隔で設置され、それぞれ互いに係合可能な第1係合部40および第2係合部50を有する。
本実施形態では、第1係合部40がスピーカー本体部10に形成され、第2係合部50がカバーパネル20に形成されている。
以下の接続機構30の説明においては、カバーパネル20をスピーカー本体部10に接続する方向を接続方向A、カバーパネル20の周方向C、カバーパネル20の径方向Rとする(図1および図2参照)。本実施形態において、接続方向Aは、スピーカーユニット12の軸線方向であり、接続されたカバーパネル20およびスピーカー本体部10の中心軸線でもある。
第1係合部40は、フランジ15の外周縁に沿って設置された係合面41および挿通部42を備えている。
フランジ15には凹部43が形成され、その底面により、接続方向Aと交差する係合面41が形成されている。
係合面41は、表面に制動形状である波板状の凹凸形状44が、周方向Cへ所定長さにわたって形成されている。凹凸形状44は、径方向Rに連続した断面三角形の溝条を多数配列して形成されている。係合面41の挿通部42側の端部には、ガイド用の傾斜面45が形成されている。係合面41の挿通部42と反対側の端部は、凹部43の壁面に接続されており、この壁面により移動規制部46が形成されている。
挿通部42は、凹部43に隣接して、フランジ15の外周から径方向Rの内向きに、フランジ15の表裏を貫通する切欠きを形成し、接続方向Aに交差する開口面を形成したものである。挿通部42と係合面41が形成される凹部43とは、周方向Cに隣接しかつ互いに連通されている。
挿通部42には、径方向Rの内側の側壁の凹部43との境界部分に、接続方向Aに延びる凸条が形成され、この凸条により脱落防止部であるストッパ47が形成されている。
第2係合部50は、外枠部21の内周縁に沿って設置された係合片51および摺動部52を備えている。
係合片51は、外枠部21から径方向Rの内側へ持ち出された基部53で支持され、周方向Cに延びるレバー状に形成されている。
係合片51は、カバーパネル20をフランジ15に接続するべく当接させた際に、挿通部42を接続方向Aへ挿通可能である(図3参照)。
そして、カバーパネル20をフランジ15に当接させた状態で、カバーパネル20を周方向Cに沿って回転させることで、挿通部42に挿通された状態の係合片51が、周方向Cに沿って係合面41側へ移動可能である(図4参照)。
摺動部52は、係合片51の先端を係合面41側へ折り曲げて形成されている。
摺動部52は、係合片51を周方向Cに沿って係合面41側に移動させた際に、傾斜面45にガイドされて係合面41に乗り上げ、係合片51の弾性により係合面41に押圧されつつ係合面41に摺動可能である(図5および図6参照)。この状態で、第1係合部40および第2係合部50が互いに係合され、カバーパネル20がフランジ15に接続された状態(ロック状態)に維持される。
摺動部52は、係合面41の凹凸形状44の三角溝に嵌まり込んだ状態で拘束されるが、係合片51を移動させる力、つまりカバーパネル20を回転させる力が大きくなると、摺動部52が凹凸形状44の凸部を乗り越え、係合面41に沿って周方向Cへ移動可能である。従って、フランジ15に接続されたカバーパネル20は、ロック状態のまま回転させて向きの調整が可能である。
ロック状態での摺動部52の移動範囲は、前述した移動規制部46および脱落防止部であるストッパ47により所定範囲内に限定されている。
図7ないし図10には、第1係合部40および第2係合部50がより詳細に示されている。
前述のように、挿通部42と凹部43との境界部分には凸条からなるストッパ47が形成されている。一方、係合片51には、摺動部52とされた先端近傍に、ストッパ47と係合可能な突起状のストッパ受け54が形成されている。
ストッパ47は、凹部43側が、凹部43の壁面から急角度で立ち上がる段差状であるのに対し、挿通部42側は、挿通部42の壁面から滑らかに隆起する傾斜面とされている。一方、ストッパ受け54も、基部53側が段差状であるのに対し、摺動部52側が滑らかな傾斜面とされている。
カバーパネル20とフランジ15とをロック状態とする際に、カバーパネル20をフランジ15に対して回転させ、係合片51を挿通部42から凹部43に向けて移動させると、ストッパ受け54がストッパ47に当接する(図7および前述した図4も参照)。
このとき、ストッパ47とストッパ受け54とは各々の傾斜面で当接するため、係合片51の弾性変形によりストッパ受け54はストッパ47を乗り越えることができる(図5および図8、図9参照)。
一方、ロック状態でのカバーパネル20の角度調整の際に、カバーパネル20をフランジ15に対して回転させ、係合片51を凹部43から挿通部42に向けて移動させると、再びストッパ受け54がストッパ47に当接する(図9および前述した図6も参照)。
このとき、ストッパ47とストッパ受け54とは各々の段差で当接するため、ストッパ受け54はストッパ47を容易に乗り越えることができない。
従って、係合片51は挿通部42に達することができず、第1係合部40および第2係合部50の係合が解除されず、フランジ15に装着されているカバーパネル20の脱落が防止される。
第2係合部50は、係合片51とは別に、補助フック55を備えている。
補助フック55は、外枠部21から径方向Rの内向きに突出する断面S字状の突起であり、係合片51の摺動部52より先に間隔をあけて配置されている。
補助フック55は、カバーパネル20とフランジ15とがロック状態であるとき、先端側が係合面41と所定間隔で対向配置され、カバーパネル20の角度調整の際には、係合面41に沿って移動可能である。
カバーパネル20をフランジ15に接続するための第1係合部40と第2係合部50との係合は、基本的に係合片51と係合面41との係合による。係合片51の変形などでカバーパネル20がフランジ15から離れた際には、補助フック55が係合面41に係合し、カバーパネル20をフランジ15に対して支えることができる。
以上に説明した実施形態によれば、以下に述べる効果が得られる。
本実施形態において、埋込型スピーカー1を以下の構成とした。
前面バッフル11にスピーカーユニット12が設置されたスピーカー本体部10と、スピーカー本体部10の前面バッフル11を覆うカバーパネル20と、カバーパネル20をスピーカー本体部10に着脱可能に接続する接続機構30と、を有する。
接続機構30は、スピーカー本体部10のフランジ15に形成された第1係合部40と、カバーパネル20の外枠部21に形成された第2係合部50と、を有する。
第1係合部40は、カバーパネル20をスピーカー本体部10に接続する接続方向Aと交差する係合面41と、係合面41に隣接して接続方向Aと交差する開口面を有する挿通部42と、を有する。
第2係合部50は、挿通部42を接続方向Aへ挿通可能かつ挿通部42に挿通された状態で係合面41側へ移動可能な係合片51と、係合片51が係合面41側に移動した状態で係合面41に摺動可能な摺動部52と、を有する。
係合面41には、摺動部52の移動方向に沿って所定長さにわたり、摺動部52の移動を抑制する制動形状(凹凸形状44)が形成されている。
このような本実施形態では、天井板の取付孔2にスピーカー本体部10を設置し、その前面バッフル11にカバーパネル20を配置し、フランジ15および外枠部21の周方向に配置された4つの接続機構30により、カバーパネル20をスピーカー本体部10に接続することができる。
接続機構30においては、フランジ15に形成された第1係合部40と、カバーパネル20に形成された第2係合部50とを向かい合わせ、接続方向Aに近接させることで、係合片51が挿通部42に導入され、カバーパネル20がフランジ15に接触した状態となる。そして、カバーパネル20を周方向Cへ回転させ、挿通部42に挿通された係合片51を係合面41に乗り上げさせる。これにより、カバーパネル20は、係合片51および係合面41を介してフランジ15に吊り下げられ、スピーカー本体部10に接続されたロック状態とされる。
ロック状態で、係合片51は摺動部52で係合面41に摺動可能であるため、カバーパネル20を周方向へ回転させることで、スピーカー本体部10に対するカバーパネル20の角度を容易に調整できる。
本実施形態では、係合面41に、制動形状として凹凸形状44を形成したので、摺動部52が不用意に移動することを防止でき、調整したカバーパネル20の角度を維持することができる。
また、凹凸形状44は、形成が容易であり、かつ係合片51を移動させる際に適度なクリック感が得られ、カバーパネル20の角度調整の作業効率を向上できる。
本実施形態では、第1係合部40に、係合面41に摺動する摺動部52の挿通部42側から係合面41側への移動を規制する移動規制部46を形成した。
また、第1係合部40に、係合面41に摺動する摺動部52の係合面41側から挿通部42側に向かう移動を規制する脱落防止部(ストッパ47)を形成した。
このため、角度調整の際にカバーパネル20を過剰に回転させても、移動規制部46により過剰な移動を規制し、摺動部52を係合面41の範囲内に維持してロック状態を保つことができる。
とくに、係合片51が係合面41側から挿通部42側へ戻るように移動した場合でも、ストッパ47により係合片51の移動を規制し、ロック状態からの脱落を防止できる。
本実施形態では、係合面41は、フランジ15に形成された凹部43の底面とされ、移動規制部46は、凹部43の挿通部42と反対側の壁面である、とした。
このため、フランジ15に凹部43を形成するという簡単な加工で、第1係合部40を形成することができる。
本実施形態では、脱落防止部として挿通部42の側面から突出するストッパ47を形成し、係合片51の一部であるストッパ受け54を係止可能とした。
このため、摺動部52の係合面41からの離脱ないしカバーパネル20のスピーカー本体部10からの脱落を防止できるとともに、係合面41および摺動部52とは分離して設置できるため、摺動部52と係合面41との摺動部分周辺の構造を簡素化できる。
本実施形態では、ストッパ47は、挿通部42側では傾斜が緩く、係合面41側の傾斜が大きな段差状とした。また、ストッパ受け54は、摺動部52側では傾斜が緩く、基部53側の傾斜が大きな段差状とした。
このため、係合片51が係合面41に導入される際には通過が容易で、逆に離脱する際には通過が困難とすることができ、カバーパネル20の脱落防止を図りつつ、ロック状態とする操作を効率よく行うことができる。
本実施形態では、第2係合部50に、摺動部52が係合面41に摺動している状態で係合面41に対向配置される補助フック55を設置した。
このため、係合片51の変形などでカバーパネル20がフランジ15から離れる方向へ移動した際に、補助フック55が係合面41に係合し、カバーパネル20をフランジ15に対して支えることができる。
なお、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形などは本発明に含まれる。
前記実施形態では、係合面41に形成される制動形状として凹凸形状44を用い、さらに凹凸形状44として径方向Rに連続した断面三角形の溝条を多数配列した。ここで、凹凸形状は、連続した溝条に限らず、凹部の列であってもよく、あるいは凸部が連続して並んだものとすることもできる。
さらに、係合面41に形成される制動形状としては、摺動部52の一部が係合する凹凸形状に限らず、粘着などにより移動を抑制するものであってもよい。要するに、制動形状は、摺動部の周方向Cへの移動を抑制しつつ、摺動部に対する周方向Cの所定の力で移動可能な形状であればよい。
前記実施形態では、脱落防止部として挿通部42の側面から突出するストッパ47を形成し、係合片51の一部であるストッパ受け54を係止する構造とした。
これに対し、図11のように、例えば傾斜面45の背面など、係合面41の挿通部42側の端部にストッパ47Aを設け、摺動部52に形成されたストッパ受け54Aを係止する構造としてもよい。
前記実施形態では、第2係合部50に、摺動部52が係合面41に摺動している状態で係合面41に対向配置される補助フック55を設置した。これに対し、図12のように、第1係合部40に、摺動部52が係合面41に摺動している状態で係合片51の係合面41側に対向配置される補助フック48を設けてもよい。
前記実施形態では、接続機構30として、スピーカー本体部10に第1係合部40を形成し、カバーパネル20に第2係合部50を形成した。これに対し、第1係合部40をカバーパネル20に、第2係合部50をスピーカー本体部10に形成してもよい。
前記実施形態では、第1係合部40をスピーカー本体部10のフランジ15に形成した。これに対し、スピーカー本体部10はフランジ15がないものでもよく、その場合にはエンクロージャ14の側面に第1係合部40または第2係合部50を形成することができる。さらに、外枠部21とネット部22が合成樹脂の一体成形品の場合は、前面バッフル11の任意の場所に、第1係合部40または第2係合部50を容易に形成することができる。
前記実施形態では、スピーカー本体部10とカバーパネル20との接続機構30を、周方向Cに沿って4箇所に均等配置した。これに対し、接続機構30の間隔は不均等であってもよく、スピーカー本体部10に対してカバーパネル20を特定の向きに限定したい場合などに利用できる。また、接続機構30は4箇所に限らず、3箇所以下あるいは5箇所以上であってもよい。
前記実施形態では、4つの接続機構30を周方向に配列し、スピーカー本体部10に対してカバーパネル20を周方向Cへ回転させることで第1係合部40と第2係合部50との係合および解除を操作した。
これに対し、周方向Cの互いに反対側つまり径方向Rに対向する位置に、一対の接続機構30を設け、各々において第1係合部40と第2係合部50との係合および解除の方向(係合面41と挿通部42とが並ぶ方向)を互いに逆向きとすることができる。
このような逆向き一対の接続機構30を用いれば、カバーパネル20をスピーカー本体部10の前面バッフル11に沿って平行移動させる操作により、第1係合部40と第2係合部50とを係合または解除することができる。
1…埋込型スピーカー、10…スピーカー本体部、11…前面バッフル、12…スピーカーユニット、14…エンクロージャ、15…フランジ、16…取付脚、161…取付ねじ、2…取付孔、20…カバーパネル、21…外枠部、22…ネット部、23…バッジ、30…接続機構、40…第1係合部、41…係合面、42…挿通部、43…凹部、44…制動形状である凹凸形状、45…傾斜面、46…移動規制部、47,47A…脱落防止部であるストッパ、48…補助フック、50…第2係合部、51…係合片、52…摺動部、53…基部、54…ストッパ受け、55…補助フック、A…接続方向、C…周方向、R…径方向。

Claims (6)

  1. 前面にスピーカーユニットが設置されたスピーカー本体部と、前記スピーカー本体部の前記前面を覆うカバーパネルと、前記カバーパネルを前記スピーカー本体部に着脱可能に接続する接続機構と、を有し、
    前記接続機構は、前記カバーパネルまたは前記スピーカー本体部のいずれか一方に形成された第1係合部と、前記カバーパネルまたは前記スピーカー本体部のいずれか他方に形成された第2係合部と、を有し、
    前記第1係合部は、前記カバーパネルを前記スピーカー本体部に接続する接続方向と交差する係合面と、前記係合面に隣接して前記接続方向と交差する開口面を有する挿通部と、を有し、
    前記第2係合部は、前記挿通部を前記接続方向へ挿通可能かつ前記挿通部に挿通された状態で前記係合面側へ移動可能な係合片と、前記係合片が前記係合面側に移動した状態で前記係合面に摺動可能な摺動部と、
    前記第1係合部または前記第2係合部に形成されて前記係合面に摺動する前記摺動部の前記挿通部側から前記係合面側への移動を規制する移動規制部と、
    前記第1係合部または前記第2係合部に形成されて前記係合面に摺動する前記摺動部の前記係合面側から前記挿通部側に向かう移動を規制する脱落防止部と、を有し、
    前記係合面には、前記摺動部の移動方向に沿って所定長さにわたり、前記移動方向に配列された複数の凹凸形状であり、前記摺動部の移動を抑制する制動形状が形成されているとともに、前記係合面は、前記第1係合部に形成された凹部の底面とされ、
    前記移動規制部は、前記凹部の前記挿通部と反対側の壁面であることを特徴とする埋込型スピーカー。
  2. 請求項に記載された埋込型スピーカーにおいて、
    前記脱落防止部は、前記挿通部の側面から突出して前記係合片の一部を係止可能なストッパであることを特徴とする埋込型スピーカー。
  3. 請求項に記載された埋込型スピーカーにおいて、
    前記脱落防止部は、前記係合面の前記挿通部側の端部から突出して前記係合片の一部を係止可能なストッパであることを特徴とする埋込型スピーカー。
  4. 請求項または請求項に記載された埋込型スピーカーにおいて、
    前記ストッパは、前記挿通部側の前記移動方向に対する傾斜が緩く、前記係合面側の前記移動方向に対する傾斜が大きく形成されていることを特徴とする埋込型スピーカー。
  5. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載された埋込型スピーカーにおいて、
    前記第2係合部に形成され、前記摺動部が前記係合面に摺動している状態で前記係合面に対向配置される補助フックを有することを特徴とする埋込型スピーカー。
  6. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載された埋込型スピーカーにおいて、
    前記第1係合部に形成され、前記摺動部が前記係合面に摺動している状態で前記係合片の前記係合面側に対向配置される補助フックを有することを特徴とする埋込型スピーカー。
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