JP7232884B1 - 給水設備滅菌システム、給水設備滅菌方法 - Google Patents

給水設備滅菌システム、給水設備滅菌方法 Download PDF

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Abstract

Figure 0007232884000001
【課題】安全にユースポイントの蒸気滅菌を行うことが可能な給水設備滅菌システム、及び給水設備滅菌方法を提供する。
【解決手段】注射用水をユースポイントへ供給する注射用水供給路12と、圧縮空気をユースポイントへ供給する圧縮空気供給路14と、滅菌用蒸気をユースポイントへ供給する蒸気供給路16と、ユースポイントの配管内圧を検知する圧力センサ30と、ユースポイントでの注射用水の使用終了後に、圧縮空気供給路12からユースポイントへ圧縮空気を供給し圧力センサ30により検知された配管内圧に基づいてユースポイントの気密状態を判断する気密状態判断処理と、気密状態判断処理により気密状態であると判断された場合に前記蒸気供給部から前記ユースポイントへ滅菌用蒸気を供給して前記ユースポイントを滅菌する滅菌処理と、を実行する使用後滅菌制御部と、を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、給水設備滅菌システム、及び給水設備滅菌方法に関する。
注射剤や無菌原薬などに使用される滅菌された注射用水は、注射剤や無菌原薬用だけでなく、精製水で洗浄した製造装置や器具類、注射剤に使用する容器の表面をすすぐ洗浄水としても使用される。例えば、利用者が注射用水をユースポイントで器具などの洗浄に使用した後は、ユースポイントを蒸気滅菌する必要がある。
特許文献1では、注射用水を供給する供給出口を閉鎖することなく滅菌用蒸気をユースポイントへ供給し、滅菌処理を行っている。しかしながら、高温高圧の滅菌用蒸気が供給出口から噴出することを避けるため、供給出口を閉鎖して滅菌用蒸気での滅菌処理を行うことが必要な場合もある。
実開昭和56-90252号公報
ユースポイントの供給出口を閉鎖して滅菌用蒸気での滅菌処理を行う場合、供給出口の閉鎖し忘れや、不完全な閉鎖による、滅菌用蒸気の噴出を防止する必要がある。
本発明は、上記事実を考慮し、安全にユースポイントの蒸気滅菌を行うことが可能な給水設備滅菌システム、及び給水設備滅菌方法を提供することを目的とする。
第1の態様の給水設備滅菌システムは、ユース路と前記ユース路の上流側から順に分岐され外部と連通する複数の供給路、及び、最下流から分岐された前記供給路よりも前記ユース路の下流側に設けられ外部と連通する排出路と、前記供給路および前記排出路に各々設けられた開閉バルブと、有するユースポイントと、注射用水を前記ユースポイントへ供給する注射用水供給部と、圧縮気体を前記ユースポイントへ供給する圧縮気体供給部と、滅菌用蒸気を前記ユースポイントへ供給する蒸気供給部と、前記ユースポイントの配管内圧を検知する圧力センサと、前記ユースポイントでの注射用水の使用終了後に、前記圧縮気体供給部から前記ユースポイントへ圧縮気体を供給し前記圧力センサにより検知された前記配管内圧に基づいて前記ユースポイントの気密状態を判断する気密状態判断処理と、前記気密状態判断処理により気密状態であると判断された場合に、前記排出路の前記開閉バルブを開放して前記蒸気供給部から前記ユースポイントへ滅菌用蒸気を供給して前記ユースポイントを滅菌する滅菌処理と、を実行する使用後滅菌制御部と、を備えている。
第1の他の態様の給水設備滅菌システムは、ユース路と前記ユース路から分岐され外部と連通する供給路及び排出路と、前記供給路および前記排出路に各々設けられた開閉バルブとを有し、前記供給路の下流側から前記排出路へ合流するループ路を形成可能に構成されたユースポイントと、注射用水を前記ユースポイントへ供給する注射用水供給部と、圧縮気体を前記ユースポイントへ供給する圧縮気体供給部と、滅菌用蒸気を前記ユースポイントへ供給する蒸気供給部と、前記ユースポイントの配管内圧を検知する圧力センサと、前記ユースポイントでの注射用水の使用終了後に前記ループ路を形成した状態で、前記圧縮気体供給部から前記ユースポイントへ圧縮気体を供給し前記圧力センサにより検知された前記配管内圧に基づいて前記ユースポイントの気密状態を判断する気密状態判断処理と、前記気密状態判断処理により気密状態であると判断された場合に、前記供給路及び排出路の前記開閉バルブを開放して前記蒸気供給部から前記ユースポイントへ滅菌用蒸気を供給して前記ユースポイントを滅菌する滅菌処理と、を実行する使用後滅菌制御部と、を備えている。
第1の態様の給水設備滅菌システムでは、ユースポイントでの注射用水の使用終了後に、使用後滅菌制御部により、圧縮気体供給部からユースポイントへ圧縮気体を供給し圧力センサにより検知された配管内圧に基づいてユースポイントの気密状態を判断する気密状態判断処理が行われる。そして、気密状態判断処理により気密状態であると判断された場合に、蒸気供給部からユースポイントへ滅菌用蒸気を供給してユースポイントを滅菌する滅菌処理が行われる。したがって、ユースポイントの供給出口の閉鎖し忘れや、不完全な閉鎖による滅菌用蒸気の噴出が防止され、安全にユースポイントの蒸気滅菌を行うことができる。
第2の態様の給水設備滅菌システムは、前記使用後滅菌制御部は、前記気密状態判断処理により気密状態であると判断されなかった場合に、非気密状態である旨を報知する。
第2の態様の給水設備滅菌システムでは、気密状態判断処理により気密状態であると判断されなかった場合に、使用後滅菌制御部により非気密状態である旨が報知されるので、ユーザーへ、非気密状態である旨を認識させることができ、適切な対応を促すことができる。
第3の態様の給水設備滅菌システムは、前記ユースポイントは、前記供給出口路と異なる排出路を有し、前記供給出口路は、前記排出路へ合流するループ路を形成可能に構成されている。
第3の態様の給水設備滅菌システムでは、排出路へ合流するループ路を形成することにより、供給出口を閉鎖しつつループ路を経て排出路から滅菌蒸気を排出させることにより、ユースポイントの滅菌を行うことができる。
第4の態様の給水設備滅菌システムは、前記ユースポイントは、前記供給出口路を複数有し、各々の前記供給出口路と分岐された排出路を備えている。
第4の態様の給水設備滅菌システムでは、前記供給出口路毎に排出路を備えているので、個別の排出路で注射用水を排出させつつ供給出口路毎に注射用水を供給できる。したがって、未使用の供給出口路を陽圧保持として、注射用水の排水量を減らすことができる。
第5の態様の給水設備滅菌方法は、ユース路と前記ユース路の上流側から順に分岐され外部と連通する複数の供給路、及び、最下流から分岐された前記供給路よりも前記ユース路の下流側に設けられ外部と連通する排出路と、前記供給路および前記排出路に各々設けられた開閉バルブと、を有するユースポイントでの注射用水の使用終了後に、前記ユースポイントへ圧縮気体を供給して、前記ユースポイントの気密状態を判断し、前記ユースポイントが気密状態であると判断した場合に、前記ユースポイントへ滅菌用蒸気を供給して前記ユースポイントを滅菌する。
第5の態様の給水設備滅菌方法では、ユースポイントでの注射用水の使用終了後、ユースポイントへ滅菌用蒸気を供給して滅菌する前に、ユースポイントが気密状態であると判断した場合に、滅菌用蒸気を供給してユースポイントを滅菌する。したがって、ユースポイントの供給出口の閉鎖し忘れや、不完全な閉鎖による滅菌用蒸気の噴出が防止され、安全にユースポイントの蒸気滅菌を行うことができる。
第5の他の態様の給水設備滅菌方法は、ユース路と前記ユース路から分岐され外部と連通する供給路及び排出路と、前記供給路および前記排出路に各々設けられた開閉バルブとを有するユースポイントを有するユースポイントでの注射用水の使用終了後に前記供給路の下流側から前記排出路へ合流するループ路を形成し、前記ユースポイントへ圧縮気体を供給して、前記ユースポイントの気密状態を判断し、前記ユースポイントが気密状態であると判断した場合に、前記供給路及び前記排出路の前記開閉バルブを開放して前記ユースポイントへ滅菌用蒸気を供給して前記ユースポイントを滅菌する。
第6の態様の給水設備滅菌方法は、前記ユースポイントが気密状態であると判断しなかった場合に、非気密状態である旨を報知する。
第6の態様の給水設備滅菌方法では、気密状態であると判断されなかった場合に、非気密状態である旨を報知されるので、ユーザーへ、非気密状態である旨を認識させることができ、適切な対応を促すことができる。
本願では、安全にユースポイントの蒸気滅菌を行うことができる。
第1実施形態の注射用水供給設備の全体を示す概略構成図である。 第1実施形態の給水設備滅菌システムの概略構成図である。 第1実施形態の給水設備滅菌システムの制御系のブロック図である。 第1実施形態の使用後滅菌処理のフローチャートである。 第1実施形態の気密状態判断処理のフローチャートである。 第1実施形態の滅菌処理のフローチャートである。 第1実施形態の陽圧処理のフローチャートである。 第2実施形態の給水設備滅菌システムの概略構成図である。 第2実施形態の給水設備滅菌システムの制御系のブロック図である。 第2実施形態の使用後滅菌処理のフローチャートである。 第3実施形態の給水設備滅菌システムの概略構成図である。 第3実施形態の給水設備滅菌システムの制御系のブロック図である。 第3実施形態の使用後滅菌処理のフローチャートである。
[第1実施形態]
以下、図面を参照して本発明に係る給水設備滅菌システム、給水設備滅菌方法の第1実施形態について説明する。本実施形態では、滅菌された注射用水を供給するための設備が対象となる。
本実施形態の給水設備滅菌システム10Aは、注射用水供給設備Sに組み込まれている。図1に示すように、注射用水供給設備Sは、注水用水貯留タンクT、循環路Cを備えている。注水用水貯留タンクTには、不図示の注射用水製造装置から高温の注射用水が供給され貯留される。注水用水貯留タンクTに貯留された注射用水は、ポンプPの駆動により循環路Cを循環し、循環路Cの途中に設けられたユースポイントPにて、ユーザーの需要に応じて供給される。ユースポイントUにおいて注射用水が使用された後は、ユースポイントUが、後述する使用後滅菌処理で滅菌処理される。
図2に示されるように、給水設備滅菌システム10Aは、注射用水供給路12、圧縮空気供給路14、蒸気供給路16を備えている。注射用水供給路12、圧縮空気供給路14、及び蒸気供給路16は、ユース合流路18に合流されている。ユース合流路18は、熱交換器20と接続されている。
注射用水供給路12には、ユース合流路18との合流部よりも上流側に注射用水バルブ12Aが設けられている。圧縮空気供給路14には、ユース合流路18との合流部よりも上流側に圧縮空気バルブ14Aが設けられている。蒸気供給路16には、ユース合流路18との合流部よりも上流側に蒸気バルブ16Aが設けられている。
注射用水供給路12は、循環路Cから分岐されてユースポイントUへ注射用水を供給する流路である。圧縮空気供給路14は、不図示のコンプレッサと接続されており、低湿度圧縮空気をユースポイントUへ供給する流路である。なお、本実施形態では、圧縮空気を使用しているが、他の圧縮気体を用いてもよい。圧縮気体としては、空気の他に、窒素などの不活性ガスが好ましい。なお、圧縮空気(圧縮気体)の供給圧は、例えば、100kPa~300kPa程度とすることが好ましい。蒸気供給路16は、不図示のボイラと接続されており、滅菌されたピュア蒸気をユースポイントUへ供給する流路である。供給されるピュア蒸気の温度は、121℃以上に設定されることが好ましい。
熱交換器20は、入口側にユース合流路18が接続され、出口側にユース路22が接続されている。熱交換器20において、注射用水が冷却され、ユース路22へ送出される。注射用水は、一例として、60℃~80℃程度から、用途に応じて25℃~40℃程度に冷却される。
ユース路22は、中間路23と分岐路24に分岐されている。中間路23には、圧力センサ30が設けられている。圧力センサ30では、中間路23内の圧力が検知される。中間路23の下流端には、合流路26と排出路28が接続されている。分岐路24の下流端には第1接続部24Bが設けられ、合流路26の上流端には第2接続部26Bが設けられている。また、分岐路24には分岐バルブ24Aが設けられ、合流路26には合流バルブ26Aが設けられている。
第1接続部24Bには供給管25の一端が接続され、第2接続部26Bには、供給出口路としての供給管25の他端が接続されている。供給管25の他端側は、第2接続部26Bとの間で着脱可能とされている。注射用水の非使用時には、供給管25の他端側は第2接続部26Bと接続されて、分岐路24、供給管25、合流路26、及び中間路23により、ループ路が形成される。注射用水を使用する際には、第2接続部26Bから供給管25の他端が取り外され、供給管25の他端から注射用水が外部に供給される。
排出路28は、中間路23から延出され、供給管25とは異なる経路で外部へ注射用水を排出する。排出路28には、排出バルブ28Aが設けられている。また、排出路28の排出バルブ28Aよりも下流側には、温度センサ31が設けられている。温度センサ31により、排出路28内を流れる水の温度が検知され、当該検知された温度情報が、後述する制御部40へ送信される。
給水設備滅菌システム10Aは、図3に示される制御部40を備えている。制御部40は、CPU40A、ROM40B、RAM40C、ストレージ40D、I/F40E、及びこれらを接続するデータバスやコントロールバス等のバス40Fを備えている。ストレージ40Dには、後述する使用後滅菌処理プログラムや、注射用水供給設備Sを制御するための各種プログラム、データが記憶されている。
I/F40Eには、注射用水バルブ12A、圧縮空気バルブ14A、蒸気バルブ16A、分岐バルブ24A、合流バルブ26A、排出バルブ28A、圧力センサ30、温度センサ31が接続されている。制御部40は、信号出力により、注射用水バルブ12A、圧縮空気バルブ14A、蒸気バルブ16A、分岐バルブ24A、合流バルブ26A、及び排出バルブ28Aの開閉を制御する。圧力センサ30で検知された圧力情報、温度センサ31で検知された温度情報は、制御部40へ送られる。
注射用水バルブ12A、圧縮空気バルブ14A、蒸気バルブ16A、分岐バルブ24A、合流バルブ26A、及び排出バルブ28Aとしては、一例として、エアー作動式のダイヤフラムバルブが好ましい。
次に、本実施形態の給水設備滅菌システム10Aにおける、使用後滅菌処理について説明する。
注射用水の使用前には、注射用水バルブ12A、圧縮空気バルブ14A、蒸気バルブ16A、分岐バルブ24A、合流バルブ26A、排出バルブ28Aは閉鎖され注射用水バルブ12A、圧縮空気バルブ14A、蒸気バルブ16Aよりも下流側の流路内部が、水抜きされた状態で、所定の陽圧に保持されている。
注射用水を使用する時には、ユーザーは、供給管25の他端側を第2接続部26Bから取り外し、注射用水バルブ12A、分岐バルブ24A、排出バルブ28Aを開放状態とする。これにより、注射用水はユース合流路18から熱交換器20へ送出されて冷却され、ユース路22へ供給される。ユース路22から分岐路24へ分岐された注射用水は、供給管25からユーザーへ供給される。ユース路22から中間路23を経て排出路28へ流れた注射用水は、排出路28から外部へ排出される。注射用水を排出路28から外部へ排出しつつ供給管25からユーザーへ供給することにより、注射用水への異物の混入を抑制することができる。
注射用水の使用終了後に、ユーザーは、供給管25の他端側を第2接続部26Bへ接続し、不図示の入力部から使用後滅菌処理の実行を指示する。これにより、制御部40では、図4に示す使用後滅菌処理プログラムが実行される。
ステップS12で、注射用水バルブ12Aを閉鎖し、ステップS14で、水抜き処理を実行する。水抜き処理は、注射用水バルブ12A、圧縮空気バルブ14A、蒸気バルブ16Aより下流側の配管内の水を抜く処理であり、分岐バルブ24A、合流バルブ26A、排出バルブ28Aを開放すると共に、圧縮空気バルブ14Aを開放して圧縮空気を配管へ供給し、所定時間後に圧縮空気バルブ14Aを閉鎖することにより実行される。これにより、ユース合流路18、熱交換器20、ユース路22、中間路23、分岐路24、供給管25、排出路28が連通された状態で、これらの配管内の水が排出路28から排出される。
次に、ステップS20で、気密状態判断処理を実行する。気密状態判断処理は、図5に示すように、ステップS21で、排出バルブ28Aを閉鎖する。これにより、ユース合流路18、熱交換器20、ユース路22、中間路23、分岐路24、供給管25、排出路28が連通された状態で、これらの配管内が外部から密閉される。
ステップS22で、圧縮空気バルブ14Aを開放する。これにより、圧縮空気供給路14から低湿度圧縮空気が送出され、ユース合流路18、熱交換器20、ユース路22、中間路23、分岐路24、供給管25、排出路28が昇圧される。
ステップS23で、ステップS22の圧縮空気バルブ14A開放から規程時間経過した後に、圧力センサ30で検出された圧力が規定検知圧P1以上に昇圧したかどうかを判断する。ここでの規定検知圧P1は、配管内の気密性を判断可能な圧力であり、大気圧よりも高く、一例として、120kPa程度に設定することができる。規定検知圧P1としては、例えば、50~300kPaが好ましい。100~200kPaがより好ましい。例えば、系内のいずれかのバルブが閉鎖し忘れや、不完全な閉鎖となっている場合には、規定検知圧P1に達しないので、当該バルブが閉鎖し忘れや不完全な閉鎖を検知可能である。なお、圧縮空気バルブ14Aを開放した後の圧力上昇の傾向は、系によって、例えば、配管の長さやバルブの形状等によって異なるので、事前に実験して規程時間や規定検知圧を設定することも可能である。
なお、バルブ閉鎖し忘れや、不完全な閉鎖の有無の判断方法としては、次の方法を用いることも可能である。圧力センサ30の検出圧力が、規定検知圧P1に到達した後、圧縮空気バルブ14Aを閉じ、その後規定時間を経過した時の圧力センサ30の検出圧力に基づいて判断する。規程時間としては、例えば、30秒~10分程度、好ましくは、1~5分程度でよい。ここでは、全てのバルブが完全に閉じられているかどうかを判断できれば良いので、この時間で十分に判断可能である。この際の規定検知圧P1は、圧縮空気以下で、かつ大気圧よりも高く、一例として、120kPa程度以上の任意の値に設定すればよい。
ステップS23での判断が否定された場合には、ステップS26へ進み、警告を出力する。警告は、警告音、音声であってもよいし、警告表示であってもよいし、これらの組み合わせであってもよい。警告の出力により、ユーザーは、気密性がないことを認識でき、供給管25の第2接続部26Bとの接続を確認するなどの対応をすることができる。
ステップS23での判断が肯定された場合には、ステップS24へ進み、規定時間維持されたかどうかを判断する。ステップS24の判断が否定された場合には、ステップS26へ進む。ステップS24での判断が肯定された場合には、ステップS25へ進み、圧縮空気バルブ14Aを閉鎖し、排出バルブ28Aを開放する。
ステップS25またはステップS26の実行により、気密状態判断処理が終了し、次に、図4のステップS15へ進み、気密状態判断処理において警告があったかどうかを判断する。警告があった場合には、使用後滅菌処理を終了する。警告がなかった場合には、ステップS30へ進み、滅菌処理を実行する。
滅菌処理は、図6に示すように、蒸気バルブ16Aを開放する。これにより、蒸気供給路16から滅菌用のピュア蒸気が供給され、滅菌用のピュア蒸気は、ユース合流路18、熱交換器20、ユース路22、中間路23、を経て、排出路28から排出される。また、ピュア蒸気は、ユース路22から分岐路24へも分流され、供給管25、合流路26、を経て、排出路28から排出される。次に、ステップS33で、温度センサ31により検知される温度が滅菌温度TE以上になるまで待機する。滅菌温度TEは、配管内の滅菌に必要な温度であり、本実施形態では一例として121℃以上で設定されている。
ステップS33で肯定となった後、ステップS34へ進み、滅菌時間Tが経過するまで待機する。滅菌時間Tは、ピュア蒸気による滅菌に充分な時間が設定されており、一例として、3分、20分程度が設定される。好ましい滅菌時間Tとしては、3~120分、より好ましくは、10~30分である。なお、中間路23に流量調整バルブを設けておいて、滅菌処理の際に、この流量調整バルブを半開にすることにより、ピュア蒸気が分岐路24へ分流される量を調整することも可能である。
滅菌時間Tが経過した後、ステップS36で、蒸気バルブ16Aを閉鎖する。これにより、滅菌処理が終了する。
次に、図4のステップS16へ進み、水抜き処理を実行する。ステップS16では、必要なバルブとして、圧縮空気バルブ14Aを開放し、(分岐バルブ24A、合流バルブ26A、排出バルブ28Aは、既に開放されている)、必要な所定時間待機することにより水抜きを実行する。なお、水抜き処理における圧縮空気バルブ14Aの開放については、重力の利用のみで配管内の水を抜くことができる場合には、省略することができる。
次に、ステップS18へ進み、排出バルブ28A、合流バルブ26Aを閉鎖する。そして、ステップS40へ進み、陽圧処理を実行する。
陽圧処理は、図7に示すように、ステップS42で、圧縮空気バルブ14Aを開放し、低湿度圧縮空気を、ユース合流路18、熱交換器20、ユース路22、中間路23、分岐路24、供給管25、合流路26、排出路28へ送出し、ステップS44で、圧力センサ30で検出される圧力が、規定陽圧P2に昇圧されるまで待機する。規定陽圧P2は、配管内への外気流入を防ぐための圧力であり、大気圧よりも高く、一例としてし、120kPa程度に設定することができる。規定陽圧P2は、20~300kPaが好ましく、50~200kPaがより好ましい。
ステップS44で、規定陽圧P2に昇圧されたことが確認できた後、ステップS46へ進み、圧縮空気バルブ14Aを閉鎖し、陽圧処理を終了すると共に、使用後滅菌処理を終了する。
本実施形態では、ユースポイントでの注射用水の使用終了後に、使用後滅菌処理により、気密状態を確認した後にピュア蒸気を供給して滅菌する滅菌処理が行われる。したがって、ユースポイントの供給出口の閉鎖し忘れや、不完全な閉鎖によるピュア蒸気の意図しない場所からの噴出が防止され、安全にユースポイントの滅菌を行うことができる。
また、本実施形態では、気密状態判断処理により気密状態であると判断されなかった場合に、非気密状態である旨が報知されるので、ユーザーへ、非気密状態である旨を認識させることができ、適切な対応を促すことができる。
また、本実施形態では、ユーザーが注射用水を使用する供給管25の出口側を、注射用水を使用する際に常時注射用水を排出させておくための排出路28へ合流させ、ループ路を形成することができるので、ピュア蒸気を排出路28から排出させつつ、供給管25の滅菌を行うことができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付して図示し、その詳細な説明を省略する。
本実施形態の給水設備滅菌システム10Bは、ユース路22から上流については、第1実施形態の給水設備滅菌システム10Aと同様の構成とされている。
図8に示すように、ユース路22には、上流側から順に、供給管25A、25B、25C、25Dが分岐接続され、供給管25A、25B、25C、25Dには、開閉バルブ50A、50B、50C、50Dが、各々設けられている。開閉バルブ50A、50B、50C、50Dの開放により、開閉バルブの対応する、供給管25A、25B、25C、25Dの供給出口から注射用水がユーザーへ供給される。
図9に示すように、給水設備滅菌システム10Bは、制御部40を備えている。開閉バルブ50A、50B、50C、50Dは、制御部40のI/F40Eと接続されている。
ユース路22の供給管25Aとの分岐部よりも上流側には、圧力センサ30が設けられている。ユース路22の供給管25Dとの分岐部よりも下流側には、排出路28が接続され、排出路28に排出バルブ28Aが設けられている。
次に、本実施形態の給水設備滅菌システム10Bにおける、使用後滅菌処理について説明する。
注射用水の使用前には、注射用水バルブ12A、圧縮空気バルブ14A、蒸気バルブ16A、開閉バルブ50A、50B、50C、50D、排出バルブ28Aは閉鎖され、注射用水バルブ12A、圧縮空気バルブ14A、蒸気バルブ16Aよりも下流側の流路内部が、水抜きされた状態で、所定の陽圧に保持されている。
注射用水を使用する時には、ユーザーは、使用する供給管25A~25Dに対応する開閉バルブ50A~50Dを開放すると共に、注射用水バルブ12A、排出バルブ28Aを開放状態とする。これにより、注射用水はユース合流路18から熱交換器20へ送出されて冷却され、ユース路22へ供給される。ユース路22から各供給管25A~25Dへ流れた注射用水は、開放された開閉バルブ50A~50Dの供給管25A~25Dからユーザーへ供給される。ユース路22から排出路28へ流れた注射用水は、排出路28から外部へ排出される。注射用水を排出路28から外部へ排出しつつ供給管25からユーザーへ供給することにより、注射用水への異物の混入を抑制することができる。
注射用水の使用終了後に、ユーザーは、不図示の入力部から使用後滅菌処理の実行を指示する。これにより、制御部40では、図10に示す使用後滅菌処理プログラムが実行される。
まず、ステップS50で、開閉バルブ50A~50Dを閉鎖し、ステップS12で、注射用水バルブ12Aを閉鎖し、ステップS14で、水抜き処理を実行する。水抜き処理は、注射用水バルブ12A、圧縮空気バルブ14A、蒸気バルブ16Aより下流側の配管内の水を抜く処理であり、圧縮空気バルブ14A、排出バルブ28Aを開放する。これにより、ユース合流路18、熱交換器20、ユース路22、供給管25A~25D、排出路28が連通された状態で、これらの配管内の水が排出路28から排出される。
次に、ステップS20で、気密状態判断処理を実行する。気密状態判断処理は、第1実施形態と同様に実行される(図5参照)。
気密状態判断処理が終了した後、図10のステップS15へ進み、気密状態判断処理において警告があったかどうかを判断する。警告があった場合には、使用後滅菌処理を終了する。警告がなかった場合には、ステップS30へ進み、滅菌処理を実行する。滅菌処理は、第1実施形態と同様に実行される(図6参照)。
次に、図10のステップS16へ進み、水抜き処理を実行する。水抜き処理では、必要なバルブ(圧縮空気バルブ14A、排出バルブ28A)が開放され、必要な所定時間待機することにより水抜きを実行する。
次に、ステップS18-2へ進み、圧縮空気バルブ14A、排出バルブ28Aを閉鎖する。そして、ステップS40へ進み、陽圧処理を実行する。陽圧処理は、第1実施形態と同様に実行される(図7参照)。陽圧処理の終了と共に、使用後滅菌処理が終了する。
本実施形態でも、ユースポイントでの注射用水の使用終了後に、使用後滅菌処理により、気密状態を確認した後にピュア蒸気を供給して滅菌する滅菌処理が行われる。したがって、ユースポイントの供給出口の閉鎖し忘れや、不完全な閉鎖によるピュア蒸気の意図しない場所からの噴出が防止され、安全にユースポイントの滅菌を行うことができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態では、第1、2実施形態と同様の部分には同一の符号を付して図示し、その詳細な説明を省略する。
本実施形態の給水設備滅菌システム10Cは、図11に示すように、第1実施形態の給水設備滅菌システム10Aと同様の、注射用水供給路12、圧縮空気供給路14、蒸気供給路16、ユース合流路18、注射用水バルブ12A、圧縮空気バルブ14A、蒸気バルブ16A、熱交換器20、ユース路22、を有している。
圧縮空気供給路14は、第1空気路54Aと第2空気路54Bに分岐され、第1空気路54Aは、ユース合流路18と合流されている。第1空気路54Aには第1空気バルブ14Bが設けられ、第2空気路54Bには第2空気バルブ14Cが設けられている。第1空気路54Aと第2空気路54Bの分岐よりも上流側の圧縮空気供給路14に、圧力センサ30が設けられている。
第2空気路54Bは、第2空気バルブ14Cよりも下流側で、第1空気分岐路56A、第2空気分岐路56B、第3空気分岐路56C、に3分岐されている。第1空気分岐路56Aには第1空気分岐バルブ52Aが設けられ、第2空気分岐路56Bには第2空気分岐バルブ52Bが設けられ、第3空気分岐路56Cには第3空気分岐バルブ52Cが設けられている。
ユース路22は、第1ユース路22A、第2ユース路22B、第3ユース路22C、に3分岐されている。第1ユース路22Aには第1分岐バルブ53Aが設けられ、第2ユース分岐路22Bには第2分岐バルブ53Bが設けられ、第3ユース路22Cには第3分岐バルブ53Cが設けられている。
第1ユース路22Aは下流端で第1空気分岐路56Aの下流端と合流され、合流部に第1供給路58Aが接続されている。第2ユース路22Bは下流端で第2空気分岐路56Bの下流端と合流され、合流部に第2供給路58Bが接続されている。第3ユース路22Cは下流端で第3空気分岐路56Cの下流端と合流され、合流部に第3供給路58Cが接続されている。
第1供給路58Aには、第1排出バルブ62Aが設けられている。第1供給路58Aの第1排出バルブ62Aよりも下流側には、第1温度センサ31Aが設けられている。第1温度センサ31Aで検知された温度情報は、制御部40へ送られる。第1供給路58Aには、第1供給出口路68Aが分岐して設けられ、第1供給出口路68Aには、第1供給バルブ66Aが設けられている。
第2供給路58Bには、第2排出バルブ62Bが設けられている。第2供給路58Bの第2排出バルブ62Bよりも下流側には、第2温度センサ31Bが設けられている。第2温度センサ31Bで検知された温度情報は、制御部40へ送られる。第2供給路58Bには、第2供給出口路68Bが分岐して設けられ、第2供給出口路68Bには、第2供給バルブ66Bが設けられている。
第3供給路58Cには、第3排出バルブ62Cが設けられている。第3供給路58Cの第3排出バルブ62Cよりも下流側には、第3温度センサ31Cが設けられている。第2温度センサ31Cで検知された温度情報は、制御部40へ送られる。第3供給路58Cには、第3供給出口路68Cが分岐して設けられ、第3供給出口路68Cには、第3供給バルブ66Cが設けられている。
図12に示すように、給水設備滅菌システム10Cは、制御部40を備えている。第1空気バルブ14B、第2空気バルブ14C、第1空気分岐バルブ52A、第2空気分岐バルブ52B、第3空気分岐バルブ52C、第1分岐バルブ53A、第2分岐バルブ53B、第3分岐バルブ53C、第1供給バルブ66A、第2供給バルブ66B、第3供給バルブ66C、第1排出バルブ62A、第2排出バルブ62B、第3排出バルブ62C、第1温度センサ31A、第2温度センサ31B、第3温度センサ31Cは、制御部40のI/F40Eと接続されている。
次に、本実施形態の給水設備滅菌システム10Cにおける、使用後滅菌処理について説明する。
注射用水の使用前には、注射用水バルブ12A、圧縮空気バルブ14A、蒸気バルブ16A、第1~第3供給バルブ66A、66B、66C、第1~第3排出バルブ62A、62B、62Cは閉鎖され、注射用水バルブ12A、圧縮空気バルブ14A、蒸気バルブ16Aよりも下流側の流路内部が、水抜きされた状態で、所定の陽圧に保持されている。
注射用水を使用する時には、使用する第1~第3供給路58A、58B、58C、これに対応する流路の第1~第3排出バルブ62A、62B、62C、第1~第3分岐バルブ53A、53B、53C、第1~第3供給バルブ66A、66B、66C、を開放すると共に、注射用水バルブ12Aを開放する。これにより、注射用水はユース合流路18から熱交換器20へ送出されて冷却され、ユース路22、第1~第3ユース路22A、22B、22C(開放されたバルブに対応する流路)を通り、第1~第3供給路58A、58B、58Cを経て、対応する第1~第3供給出口路68A、68B、68Cからユーザーへ供給される。また、対応する第1~第3排出路62A、62B、62Cから外部へ排出される。
注射用水の使用終了後に、ユーザーは、不図示の入力部から使用後滅菌処理の実行を指示する。これにより、制御部40では、図13に示す使用後滅菌処理プログラムが実行される。
まず、ステップS51で、第1~第3供給バルブ66A、66B、66Cを閉鎖し、ステップS12で、注射用水バルブ12Aを閉鎖し、ステップS14で、水抜き処理を実行する。水抜き処理は、注射用水バルブ12A、圧縮空気バルブ14A、蒸気バルブ16Aより下流側の配管内の水を抜く処理であり、圧縮空気バルブ14A、第1空気バルブ14B、第2空気バルブ14C、第1空気分岐バルブ52A、第2空気分岐バルブ52B、第3空気分岐バルブ52C、第1~第3分岐バルブ53A、53B、53C、第1~第3排出バルブ62A、62B、62C、を開放する。これにより、ユース合流路18、熱交換器20、ユース路22、第1~第3ユース路22A、22B、22C、第1~第3供給路58A、58B、58C、第1~第3供給出口路68A、68B、68Cから水が排出される。
次に、ステップS20で、気密状態判断処理を実行する。気密状態判断処理は、第1実施形態と同様に実行される(図5参照)。但し、ステップS21、S25では、排出バルブとして、第1~第3排出バルブ62A、62B、62Cが閉鎖/開放される。
気密状態判断処理が終了した後、図13のステップS15へ進み、気密状態判断処理において警告があったかどうかを判断する。警告があった場合には、使用後滅菌処理を終了する。警告がなかった場合には、ステップS30へ進み、滅菌処理を実行する。滅菌処理は、第1実施形態と同様に実行される(図6参照)。但し、ステップS33の滅菌温度の判定については、第1温度センサ31A、第2温度センサ31B、第3温度センサ31Cのすべての温度情報が滅菌温度TE以上かどうかを判断する。
次に、図13のステップS16へ進み、水抜き処理を実行する。水抜き処理では、必要なバルブが開放され、必要な所定時間待機することにより水抜きを実行する。
次に、ステップS18-3へ進み、第1~第3排出バルブ62A、62B、62Cを閉鎖する。そして、ステップS40へ進み、陽圧処理を実行する。陽圧処理は、第1実施形態と同様に実行される(図7参照)。陽圧処理の終了と共に、使用後滅菌処理が終了する。
本実施形態でも、ユースポイントでの注射用水の使用終了後に、使用後滅菌処理により、気密状態を確認した後にピュア蒸気を供給して滅菌する滅菌処理が行われる。したがって、ユースポイントの供給出口の閉鎖し忘れや、不完全な閉鎖によるピュア蒸気の意図しない場所からの噴出が防止され、安全にユースポイントの滅菌を行うことができる。
また、本実施形態では、第1~第3供給路58A、58B、58Cに対応する、A系統、B系統、C系統を同時に滅菌処理して、陽圧保持の状態をした後、系統ごとに注射用水を供給することが可能である。たとえば、注射用水バルブ12A、第1分岐バルブ53A、第1供給バルブ66A、第1排出バルブ62Aを開いて、注射用水を供給した場合、B系統、C系統はそのまま陽圧保持としたままにしておくことが可能である。このような方法をとることにより、注射用水の排水量を減らすことができる。
なお、上述の第1~第3実施形態では、使用後滅菌処理を自動で実行したが、手動にて各バルブを開閉することにより実行してもよい。
10A 給水設備滅菌システム
10B 給水設備滅菌システム
10C 給水設備滅菌システム
12 注射用水供給路(注射用水供給部)
14 圧縮空気供給路(圧縮気体供給部)
16 蒸気供給路(蒸気供給部)
30 圧力センサ
40 制御部(使用後滅菌制御部)
U ユースポイント
S20 気密状態判断処理
S30 滅菌処理
24 分岐路、25 供給管、26 合流路、23 中間路 (ループ路)

Claims (6)

  1. ユース路と前記ユース路の上流側から順に分岐され外部と連通する複数の供給路、及び、最下流から分岐された前記供給路よりも前記ユース路の下流側に設けられ外部と連通する排出路と、前記供給路および前記排出路に各々設けられた開閉バルブと、を有するユースポイントと、
    注射用水を前記ユースポイントへ供給する注射用水供給部と、
    圧縮気体を前記ユースポイントへ供給する圧縮気体供給部と、
    滅菌用蒸気を前記ユースポイントへ供給する蒸気供給部と、
    前記ユースポイントの配管内圧を検知する圧力センサと、
    前記ユースポイントでの注射用水の使用終了後に、前記圧縮気体供給部から前記ユースポイントへ圧縮気体を供給し前記圧力センサにより検知された前記配管内圧に基づいて前記ユースポイントの気密状態を判断する気密状態判断処理と、前記気密状態判断処理により気密状態であると判断された場合に、前記排出路の前記開閉バルブを開放して前記蒸気供給部から前記ユースポイントへ滅菌用蒸気を供給して前記ユースポイントを滅菌する滅菌処理と、を実行する使用後滅菌制御部と、
    を備えた給水設備滅菌システム。
  2. ユース路と前記ユース路から分岐され外部と連通する供給路及び排出路と、前記供給路および前記排出路に各々設けられた開閉バルブとを有し、前記供給路の下流側から前記排出路へ合流するループ路を形成可能に構成されたユースポイントと、
    注射用水を前記ユースポイントへ供給する注射用水供給部と、
    圧縮気体を前記ユースポイントへ供給する圧縮気体供給部と、
    滅菌用蒸気を前記ユースポイントへ供給する蒸気供給部と、
    前記ユースポイントの配管内圧を検知する圧力センサと、
    前記ユースポイントでの注射用水の使用終了後に前記ループ路を形成した状態で、前記圧縮気体供給部から前記ユースポイントへ圧縮気体を供給し前記圧力センサにより検知された前記配管内圧に基づいて前記ユースポイントの気密状態を判断する気密状態判断処理と、前記気密状態判断処理により気密状態であると判断された場合に、前記供給路及び排出路の前記開閉バルブを開放して前記蒸気供給部から前記ユースポイントへ滅菌用蒸気を供給して前記ユースポイントを滅菌する滅菌処理と、を実行する使用後滅菌制御部と、
    を備えた給水設備滅菌システム。
  3. 前記使用後滅菌制御部は、前記気密状態判断処理により気密状態であると判断されなかった場合に、非気密状態である旨を報知する、
    請求項1または請求項2に記載の給水設備滅菌システム。
  4. ユース路と前記ユース路の上流側から順に分岐され外部と連通する複数の供給路、及び、最下流から分岐された前記供給路よりも前記ユース路の下流側に設けられ外部と連通する排出路と、前記供給路および前記排出路に各々設けられた開閉バルブと、を有するユースポイントでの注射用水の使用終了後に、前記ユースポイントへ圧縮気体を供給して、前記ユースポイントの気密状態を判断し、
    前記ユースポイントが気密状態であると判断した場合に、前記排出路の前記開閉バルブを開放して前記ユースポイントへ滅菌用蒸気を供給して前記ユースポイントを滅菌する、
    給水設備滅菌方法。
  5. ユース路と前記ユース路から分岐され外部と連通する供給路及び排出路と、前記供給路および前記排出路に各々設けられた開閉バルブとを有するユースポイントを有するユースポイントでの注射用水の使用終了後に前記供給路の下流側から前記排出路へ合流するループ路を形成し、前記ユースポイントへ圧縮気体を供給して、前記ユースポイントの気密状態を判断し、
    前記ユースポイントが気密状態であると判断した場合に、前記供給路及び前記排出路の前記開閉バルブを開放して前記ユースポイントへ滅菌用蒸気を供給して前記ユースポイントを滅菌する、
    給水設備滅菌方法。
  6. 前記ユースポイントが気密状態であると判断しなかった場合に、非気密状態である旨を報知する、
    請求項4または請求項5に記載の給水設備滅菌方法。
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