JP7232790B2 - 防犯カメラ装置 - Google Patents

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この発明は、エレベーターのカゴ内に設置され、当該カゴ内を撮影する防犯カメラ装置に関する。
従来から、一部のエレベーターのカゴ内において、エレベーターの乗員に対して画像を撮影する防犯カメラ装置を備えたエレベーターは存在していた。
関連する技術として、具体的には、エレベーターの乗りカゴ内を撮影する監視カメラである防犯カメラと、撮影された映像を録画映像として記録する記録装置と、を備え、防犯カメラは乗りカゴ内に設置され、記録装置は乗りカゴの上に設置されているエレベーターの録画映像再生システムがある(たとえば、下記特許文献1を参照。)。
特開2018-2402号公報
しかしながら、防犯カメラ装置は、エレベーターを新規で設置する際にあらかじめカゴ内に備え付けられたものが多く、それらのエレベーターは、一般的に、高価なエレベーターに限られる。そして、大多数のエレベーターは、大がかりな取り付け工事をおこなうことで、後付けされることによって、防犯カメラ装置が装着されることになる。
すなわち、防犯カメラ装置を後付けするにあたって問題となるのは、映像データの記録に関する問題である。従来は、エレベーターの設置時において防犯カメラも設置していたため、カメラだけがカゴ内に設けられ、データ線を用いて、エレベーターのカゴの外に映像データを記録できる記録装置を設置していたが、これでは、取り付け工事に多くの時間と費用がかかる。したがって、防犯カメラ装置の普及率は、それほど高くない、という問題があった。
昨今、エレベーターのカゴ内での犯罪やトラブルが増加しており、その状況を画像として記録しておく防犯カメラ装置の設置の必要性が高まっている。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、後付けにより、防犯カメラ装置を容易に設置することができ、その防犯カメラで撮影した撮影データを効率よく記録することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる防犯カメラ装置は、エレベーターのカゴ内に後付けされ、当該カゴ内を撮影する防犯カメラ装置であって、前記防犯カメラ装置に内蔵される内部メモリと、前記防犯カメラ装置に外付けされる外部メモリを接続する接続端子と、前記カゴ内を撮影した撮影データを記録する記録制御部と、前記接続端子に前記外部メモリが接続されているか否かを判断する判断部と、を備え、前記記録制御部は、前記判断部による判断結果に基づいて、前記接続端子に前記外部メモリが接続されている場合に、前記カゴ内を撮影した撮影データを前記外部メモリに記録することを特徴とする。
また、この発明にかかる防犯カメラ装置は、上記の発明において、前記記録制御部が、前記判断部による判断結果に基づいて、前記接続端子に前記外部メモリが接続されていない場合に、前記撮影データを前記内部メモリに記録することを特徴とする。
また、この発明にかかる防犯カメラ装置は、上記の発明において、前記判断部が、前記接続端子に接続されている前記外部メモリに空き領域があるか否かを判断し、前記記録制御部が、前記判断部による判断結果に基づいて、前記接続端子に接続されている前記外部メモリに空き領域がない場合に、前記撮影データを前記内部メモリに記録することを特徴とする。
また、この発明にかかる防犯カメラ装置は、上記の発明において、前記判断部が、前記接続端子に接続されている前記外部メモリに空き領域があるか否かを判断し、前記記録制御部が、前記判断部による判断結果に基づいて、前記接続端子に接続されている前記外部メモリに空き領域がない場合に、前記外部メモリに記録されている撮影データの全部または一部を前記内部メモリへ転送することを特徴とする。
また、この発明にかかる防犯カメラ装置は、上記の発明において、前記記録制御部が、前記外部メモリに記録されている撮影データの全部または一部を前記内部メモリへ転送する際に、転送する撮影データの全部または一部をデータ圧縮して、前記内部メモリに記録することを特徴とする。
また、この発明にかかる防犯カメラ装置は、上記の発明において、前記判断部が、前記内部メモリに空き領域があるか否かを判断し、前記記録制御部が、前記判断部による判断結果に基づいて、前記接続端子に接続されている前記外部メモリおよび前記内部メモリともに空き領域がない場合に、前記外部メモリまたは前記内部メモリに記録されている撮影データのうち、最も古い撮影データを削除することを特徴とする。
また、この発明にかかる防犯カメラ装置は、上記の発明において、前記外部メモリが前記接続端子に接続された際および前記接続端子に接続されていた前記外部メモリが当該接続を解除された際の少なくともいずれかの際に、その旨を通知する通知部を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる防犯カメラ装置は、上記の発明において、前記通知部が、前記その旨を無線通信または有線通信によってあらかじめ設定した外部装置へ送信することを特徴とする。
また、この発明にかかる防犯カメラ装置は、エレベーターのカゴ内に後付けされ、当該カゴ内を撮影する防犯カメラ装置であって、前記防犯カメラ装置に内蔵される内部メモリと、前記防犯カメラ装置に外付けされる外部メモリを接続する接続端子と、前記カゴ内を撮影した撮影データを記録する記録制御部と、前記内部メモリまたは前記外部メモリのいずれかを選択する選択部と、を備え、前記記録制御部が、前記選択部による選択結果に基づいて、前記カゴ内を撮影した撮影データを、前記内部メモリまたは前記外部メモリに記録することを特徴とする。
また、この発明にかかる防犯カメラ装置は、上記の発明において、前記外部メモリが、前記防犯カメラ装置に対して着脱可能なメモリカードであり、前記接続端子が、当該メモリカードのスロット装置であることを特徴とする。
また、この発明にかかる防犯カメラ装置は、エレベーターのカゴ内に後付けされ、当該カゴ内を撮影する防犯カメラ装置であって、前記防犯カメラ装置に内蔵される内部メモリと、前記防犯カメラ装置に対して着脱可能なメモリカードを装着するカードスロットと、前記カゴ内を撮影した撮影データを記録する記録制御部と、前記カードスロットを経由して前記メモリカードに記憶されているデータの読み出しができ、かつ、前記カードスロットを経由して前記メモリカードへの書込ができる状態か否かを判断する判断部と、を備え、前記記録制御部は、前記判断部による判断結果に基づいて、前記メモリカードに記憶されているデータの読み出しができ、かつ、前記メモリカードへの書込ができる状態である場合に、前記カゴ内を撮影した撮影データを前記メモリカードに記録し、前記メモリカードに記憶されているデータの読み出しができない、または、前記メモリカードへの書込ができない状態である場合に、前記撮影データを前記内部メモリに記録することを特徴とする。
また、この発明にかかる防犯カメラ装置は、エレベーターのカゴ内に後付けされ、当該カゴ内を撮影する防犯カメラ装置であって、前記防犯カメラ装置に内蔵される内部メモリと、前記防犯カメラ装置に対して着脱可能なメモリカードを装着するカードスロットと、前記カゴ内を撮影した撮影データを記録する記録制御部と、前記カードスロットを経由して前記メモリカードに記憶されているデータの読み出しができ、かつ、前記カードスロットを経由して前記メモリカードへの書込ができる状態か否かを判断する判断部と、を備え、前記記録制御部は、前記判断部による判断結果に基づいて、前記メモリカードに記憶されているデータの読み出しができ、かつ、前記メモリカードへの書込ができる状態である場合に、前記カゴ内を撮影した撮影データを前記メモリカードに記録し、前記メモリカードに記憶されているデータの読み出しができない、または、前記メモリカードへの書込ができない状態である場合に、前記撮影データを前記内部メモリに記録することなく、破棄することを特徴とする。
この発明にかかる防犯カメラ装置によれば、後付けにより、防犯カメラ装置を容易に設置することができ、その防犯カメラ装置で撮影した撮影データを効率よく記録することにより、エレベーター内の犯罪を抑止することができるという効果を奏する。
図1は、この発明にかかる実施の形態の防犯カメラ装置の設置の一例を示す説明図である。 図2Aは、この発明にかかる実施の形態の防犯カメラ装置の外観の一例(その1)を示す説明図である。 図2Bは、この発明にかかる実施の形態の防犯カメラ装置の外観の一例(その2)を示す説明図である。 図3は、この発明にかかる実施の形態の防犯カメラ装置のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。 図4は、この発明にかかる実施の形態の防犯カメラ装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。 図5は、この発明にかかる実施の形態の防犯カメラ装置の切替スイッチ一覧の内容の一例を示す説明図である。 図6は、この発明にかかる実施の形態の防犯カメラ装置が実行する処理の手順の一例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる防犯カメラ装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(防犯カメラ装置の設置例)
図1は、この発明にかかる実施の形態の防犯カメラ装置の設置の一例を示す説明図である。図1は、エレベーターのカゴ100内の様子を示しており、図1において、エレベーターのカゴ100内には、乗員が出入りする出入り口部分の扉101と、カゴに搭乗した乗員が操作する操作盤102と、が備えられている。
さらに、カゴ100には、図2A、図2Bに示す、コンセントプラグ205の挿入を受け付けるプラグソケット104が設けられている。プラグソケット104は、コンセントプラグ205が挿入されることによって当該コンセントプラグ205とともに配線用差込接続器を構成する。具体的には、たとえば、日本において汎用的に用いられているAタイプのプラグソケット104を用いることができる。
プラグソケット104は、Aタイプに限るものではない。具体的には、たとえば、インドやインドネシアなどにおいて広く用いられているB3タイプやCタイプのプラグソケット104を用いてもよく、香港などにおいて広く用いられているBFタイプのプラグソケット105を用いてもよい。
あるいは、韓国などにおいて広く用いられているSEタイプのプラグソケット104を用いてもよく、台湾などにおいて広く用いられているOタイプのプラグソケット104を用いてもよい。中国など、複数タイプのプラグソケット104が普及している国や地域においては、Aタイプ、Bタイプ、Cタイプ、B3タイプ、BFタイプ、SEタイプ、Oタイプなど様々なタイプの中から、エレベーターを設置する地域に応じた任意のタイプのプラグソケット104を用いることが好ましい。
プラグソケット104は、カゴ上ボックスが収容する基板の電気回路に電気的に接続されている。すなわち、プラグソケット104は、カゴ上ボックスが収容する基板の電気回路の端子に直接結線されているものに限らず、当該端子に接続された電力線に接続されていてもよい。このような電力線にプラグソケット104を接続する場合、当該電力線に分岐用のコネクタを設け、当該コネクタにプラグソケット104を接続することができる。
図1に示すように、プラグソケット104がカゴ100内に露出している場合、当該プラグソケット104は、カゴ100内の高い位置に配置することが好ましい。このように、カゴ100内に露出したプラグソケット104をカゴ100内の高い位置に配置することにより、雨天時に傘や衣服から飛んだ水滴が付着することを防止でき、また、子供などによる悪戯をしにくくすることができる。
プラグソケット104は、1つのカゴ100に1つ設けられていてもよく、1つのカゴ100に複数設けられていてもよい。1つのカゴ100に複数のプラグソケット104を設ける場合、当該複数のプラグソケット104を並べて配置してもよく、複数箇所に分散して配置してもよい。プラグソケット104は、たとえば、当該プラグソケット104がカゴ100の内壁面と同一面内に位置するように配置する。
また、カゴ100には、プラグソケット104に代えて、図示を省略する、接栓座を設けるようにしてもよい。接栓座104は、図示を省略するカゴ上ボックスが収容する電気回路から供給される電源を、当該接栓座に接続された防犯カメラ装置103に対して供給する機能を備えることが好ましい。具体的には、たとえば、電源供給用の配線を備えたレセクタブルを用いることによって、接栓座に接続された電気機器に対して電源を供給する機能を実現することができる。また、電源供給用の配線に加えて、信号伝送用の配線を備えていてもよい。
接栓座を実現するレセクタブルは、当該レセクタブルに接続されている防犯カメラ装置103の動作中に抜き差しすることができるホットプラグによって実現することが好ましい。また、接栓座を実現するレセクタブルは、さらに、図示を省略する制御回路を介して防犯カメラ装置103への給電をおこなうことができる。
接栓座104を実現するレセクタブルとしてのUSBコネクタは、たとえば、USB Type-Aコネクタ、Micro USBコネクタ、Micro USB Type-Bコネクタ、USB Type-Cコネクタなど公知の各種のUSBコネクタのレセクタブルによって実現することができる。
また、接栓座を実現するレセクタブルは、USBインタフェースのコネクタ(レセクタブル)に限るものではなく、たとえば、IEEE 1394コネクタ、PS/2コネクタ、D-Subコネクタ、DINコネクタ、同軸コネクタ、その他公知の各種の通信用のコネクタによって実現されるものであってもよい。
接栓座を実現するレセクタブルは、1つのカゴ100に1つ設けられていてもよく、1つのカゴ100に複数設けられていてもよい。1つのカゴ100に複数の接栓座を実現するレセクタブルを設ける場合、通信I/Fのコネクタは1種類であってもよく、複数種類であってもよい。
接栓座を実現するレセクタブルは、たとえば、当該接栓座を実現するレセクタブルの端部がカゴ100の内壁面と同一面内に位置するように配置する。
また、プラグソケット104を用いることなく、カゴ100の壁面または天井に孔を開けて、その孔にプラグソケット104および電源ケーブルをを通して、かご上に設けられたメンテナンス用プラグソケット(図示を省略)に直接接続するようにしてもよい。
防犯カメラ装置103は、図1に示すように、扉101および操作盤102が設けられている壁面に近い天井に設けられている。これは、カゴ内の乗員が、扉101側の面を向いて立つことが一般的であることを想定している。すなわち、通常、乗員は、カゴ100内に入った後、扉101側を向いて立つことが多く、防犯カメラ装置103をこのような位置に設けることによって、カゴ100内に乗っている際の乗員の表情を容易に撮影することができる。また、降りる際の乗員の表情を撮影することができる。
さらに、防犯カメラ装置103は、天井に設置しているので、乗員が防犯カメラ装置103を容易に触れることができない。したがって、乗員により、不用意に後付けされた防犯カメラ装置103が取り外されたり、不正操作されたり、壊されたりすることを防止することができる。
また、図示は省略するが、扉101および操作盤102が設けられている壁面に対向する壁面(カゴ100の奥側の壁面)に近い天井に設けるようにしてもよい。このように、カゴ100の奥側の壁面に設けることによって、防犯カメラ装置103は、乗員がカゴ100内に入ってくる際の表情を撮影することができる。
したがって、扉101および操作盤102が設けられている壁面に近い天井と、その壁面に対向する壁面(カゴ100の奥側の壁面)に近い天井とに、それぞれ、防犯カメラ装置103を設けることによって、乗客が入ってくる際の表情および乗客が降りる際の表情の両方を撮影することができる。
また、防犯カメラ装置103は、天井に設けることに代えて、扉101および操作盤102が設けられている壁面と同一の壁面の上側に設けてもよく、あるいは、側壁面に設けるようにしてもよい。その際にも、天井に近い上側の位置に設けるようにするとよい。これにより、天井に設けた場合と同様に、取り外しや不正操作などを防止することができる。
このように、防犯カメラ装置103は、カゴ100内の扉101の上端よりも上側の位置のどの位置に設置してもよい。後付けすることができるので、カゴ100の広さ(定員数)やカゴ100の高さ、カゴの形状(床が正方形あるいは長方形など)、エレベーターの種類(シースルー型、壁面に鏡のあるなし、外扉の種類(窓の有り無し)などを勘案して、防犯カメラ装置103を最適な位置に設置することができる。また、設置後に、自由にその設置位置を変更することもできる。
また、天井または壁面への取り付けは、たとえば、ネジ止めによりおこなうことができる。これにより、落下を確実に防止することができる。また、ネジ止め以外の方法(たとえばマグネットなどを使用するなど)によって、取り付けるようにしてもよい。
(防犯カメラ装置103の外観)
つぎに、防犯カメラ装置103の外観について説明する。図2Aおよび図2Bは、この発明にかかる実施の形態の防犯カメラ装置の外観の一例を示す説明図である。図2Aは、撮像部201を覆うドーム型のカバー203を外した状態を示しており、図2Bは、カバー203を装着した状態を示している。
図2A、図2Bに示すように、防犯カメラ装置103は、撮像部(カメラ)201と、撮像部201を支持する筐体202と、カバー203と、メモリカード210を装着するカードスロット204と、電源の供給を受けるコンセントプラグ205と、を備えている。
撮像部201は、レンズの向きを可変にできるような調整(回動)機構を備え、カゴ100全体を撮影できるように調整することができる。撮像部201には、レンズのほか、撮像素子や、各種データを記録する内蔵メモリなどを備えている。
筐体202は、撮像部201およびカバー203を支持する。筐体202の材質は、具体的には、たとえば、プラスチックなどの非金属であってもよく、また、アルミニウムなどの金属であってもよい。
カバー203は、透明または着色されたアクリルなどの素材でできており、カバー203を装着した状態でも、撮像部201による撮影が可能である。カバー203は、撮像部201をほこりなどから保護することができるとともに、撮像部201のレンズなどがむき出しになることによって、乗員に不快感を与えないようにすることができる。
カードスロット204は、筐体202の所定の位置に設けられている。メモリカード210が容易に取り外されて盗難の被害を受けないように、目立たない位置に設けるのが望ましい。また、筐体202を取り外すことで露出する撮像部201の所定の位置にカードスロット204を設けるようにしてもよい。
コンセントプラグ205は、上述のように、プラグソケット104に接続して、電源の供給を受ける。
防犯カメラ装置の形状は、図2A、図2Bに示した、いわゆるドーム型のカメラ装置には限定されない。カゴ100内を撮影できる機能を備えた装置であれば、他の装置であってもよい。
メモリカード210は、防犯カメラ装置103に対して着脱可能なメモリカードであり、たとえば、SD(Secure Digital)メモリカードなどのICカードによってその機能を実現することができる。メモリカード210は、外付けハードディスク、USBメモリ、SSDなどによって、その機能を実現するようにしてもよい。
(防犯カメラ装置103のハードウエア構成)
図3は、この発明にかかる実施の形態の防犯カメラ装置のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。図3において、防犯カメラ装置103は、撮像部201のほか、CPU301と、メモリ302と、通信インタフェース(I/F)303と、メモリカードインタフェース(I/F)304と、センサ305と、入出力デバイス306と、電源制御部307と、を備えている。撮像部201と、各構成部301~307は、バス300によって接続されている。
撮像部201は、撮像素子を備え、撮像素子がレンズを通して受光した光を電気信号に変換することによって、画像情報(撮影データ)を取得する。撮像部201は、静止画を撮影するものであってもよく、動画を撮影するものであってもよい。動画は、静止画を所定時間間隔で撮影したものを連続して再生するものであってもよい。また、動画は、所定の動画・音声データの圧縮方式の標準規格(たとえば、MPEG(Moving Picture Experts Group))などであってもよい。
撮像部201によるカゴ100内の撮影は、24時間連続しておこなうようにしてもよく、所定の条件に基づいて、断続的におこなうようにしてもよい。所定の条件は、たとえば、曜日や時刻などによって撮影を停止したり、エレベーターの稼働状況を、センサ305によって検知し、その検知結果に基づいて、撮影を停止したりしてもよい。具体的には、たとえば、センサ305のマイクによってカゴ100内における音を集音し、集音した音の種類や大きさなどに基づいて、エレベーターの稼働音や人の声に反応して、撮影を開始したり、停止したりするようにしてもよい。
CPU301は、メモリ302に記憶されたプログラムを実行することによって、防犯カメラ装置103の装置全体の制御をつかさどる。メモリ302は、CPU301が実行するプログラムを記憶するととともに、取得した撮影データを含む各種情報を記録(記憶)することができる。メモリ302は、ハードディスクメモリのほか、ICメモリ、SSD(Solid State Drive)などであってもよい。
通信I/F303は、通信回線を通じて防犯カメラ装置103と接続されるインタフェースである。通信I/F303には、たとえば、Wi-Fi(登録商標)による無線インタフェースであり、インターネットなどのネットワーク310に接続される。また、通信I/F303は、携帯電話回線(たとえばLTE(Long Term Evolution)、PHS(Personal Handy-phone System)など)、Bluetooth(登録商標)などの無線通信のインタフェースであってもよく、また、モデムやLANアダプタなどの有線通信のインタフェースを採用することができる。そして、通信I/F303は、ネットワークと内部のインタフェースをつかさどり、外部装置からのデータの入力および外部装置へのデータの出力を制御する。
メモリカードインタフェース(I/F)304は、カードスロット204を介して防犯カメラ装置103と接続されるインタフェースである。メモリカードI/F304は、メモリカード210と内部のインタフェースをつかさどり、メモリカード210からのデータの入力およびメモリカード210へのデータの出力を制御する。
センサ305は、フォトトランジスタや、フォトダイオードなどの照度センサ、音の大きさや周波数を測定することができる音センサのほか、加速度センサ、振動センサ、傾きセンサ、温度センサ、人感センサ(人の動きなどによって、人がいることを検知するセンサ)などの各種センサを含む。
また、センサ305は、GPS受信機を含む。GPS受信機は、3つ乃至5つのGPS衛星からの電波を受信し、GPS衛星との幾何学的位置を求めるために、GPS衛星からの電波を受信してGPS測位データを出力する。GPS受信機により、防犯カメラ装置103の現在位置を把握することができる。
入出力デバイス306は、後述する切替スイッチのほか、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーまたはボタンを含む。また、入出力デバイス306は、マイク、スピーカ、ディスプレイ(タッチパネル)、他の情報処理装置を接続可能な接続端子などを含む。
ディスプレイは、液晶表示器(LCD:Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ、7セグメントディスプレイなどによって実現される。スピーカは、音声信号である電気信号によって振動板を振動させて音を発生させる。また、スピーカは、音声信号を出力する出力端子であってもよく、当該出力端子に外部スピーカを接続して、音を発生させるようにしてもよい。
電源制御部307は、外部からの電源の供給を受けるコンセントプラグ205およびケーブルと、供給を受けた電源の電圧を調整する、防犯カメラ装置103の内部に備えられた電圧調整部とを含む。また、リチウム電池などのバッテリーなどを備えていてもよい。
(防犯カメラ装置103の機能的構成)
図4は、この発明にかかる実施の形態の防犯カメラ装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。図4において、防犯カメラ装置103は、内部メモリ401と、接続端子402と、記録制御部403と、判断部404と、通知部405とを、含む構成となっている。さらに、防犯カメラ装置103は、選択部406を含んでいる。
内部メモリ401は、防犯カメラ装置に内蔵される。内部メモリ401は、具体的には、たとえば、図3に示したメモリ302などによって、その機能を実現することができる。
接続端子402は、防犯カメラ装置に外付けされる外部メモリ400を接続する。接続端子402は、具体的には、たとえば、図2A、図2Bに示したカードスロット204(図3に示したメモリカードI/F304)などによって、その機能を実現することができる。
また、外部メモリ400は、図2A、図2B、図3に示したメモリカード210によって、その機能を実現することができる。また、外部メモリ400は、メモリカード210のほか、外付けハードディスク、USBメモリ、SSDなどによって、その機能を実現するようにしてもよい。
記録制御部403は、カゴ内を撮影した撮影データを記録する。記録制御部403は、具体的には、たとえば、図3に示したCPU301が、メモリ302などに記憶されたプログラムを実行することによって、その機能を実現することができる。記録制御部403は、たとえばCPU301が備えている時計が計時する日時情報を撮影データに含めて記録することができる。
判断部404は、第1の判断として、接続端子402に外部メモリ400が接続されているか否かを判断する。また、判断部404は、第2の判断として、(第1の判断の結果、接続端子402に外部メモリ400が接続されていることを前提として、)接続端子402に接続されている外部メモリ400に空き領域があるか否かを判断するようにしてもよい。また、判断部404は、第3の判断として、内部メモリ401に空き領域があるか否かを判断するようにしてもよい。
判断部404は、具体的には、たとえば、図3に示したCPU301が、メモリ302などに記憶されたプログラムを実行することによって、その機能を実現することができる。
たとえば、判断部404は、接続端子402を介して外部メモリ400にアクセス可能か否かによって、接続端子402に外部メモリ400が接続されているか否かの判断(第1の判断)をすることができる。より具体的には、接続端子402を経由して外部メモリ400に記憶されているデータの読み出しができる状態にある場合に、接続端子402に外部メモリ400が接続されていると判断することができる。
また、判断部404は、接続端子402を経由して外部メモリ400へのデータの書き込みができる状態にある場合に、接続端子402に外部メモリ400が接続されていると判断することができる。
また、判断部404は、接続端子402を経由して外部メモリ400に記憶されているデータの読み出しができ、かつ、接続端子402を経由して外部メモリ400へのデータの書き込みができる状態にある場合に、接続端子402に外部メモリ400が接続されていると判断することができる。
そして、記録制御部403は、判断部404による、接続端子402に外部メモリ400が接続されているか否か(第1の判断)の判断結果に基づいて、接続端子402に外部メモリ400が接続されている場合には、カゴ内を撮影した撮影データを外部メモリ400に記録する。
また、記録制御部403は、判断部404による、接続端子402に外部メモリ400が接続されているか否か(第1の判断)の判断結果に基づいて、接続端子402に外部メモリ400が接続されていない場合には、カゴ内を撮影した撮影データを内部メモリ401に記録するようにしてもよい。
また、記録制御部403は、判断部404による、接続端子402に外部メモリ400が接続されているか否か(第1の判断)の判断結果に基づいて、接続端子402に外部メモリ400が接続されていない場合には、カゴ内を撮影した撮影データを内部メモリ401に記録せずに、当該撮影データを破棄するようにしてもよい。その場合に、エラーメッセージを出力し、当該撮影データを破棄する旨の通知をおこなうようにしてもよい。
そして、記録制御部403は、判断部404による、接続端子402に接続されている外部メモリ400に空き領域があるか否か(第2の判断)の判断結果に基づいて、接続端子402に接続されている外部メモリ400に空き領域がない場合に、撮影データを内部メモリ401に記録する。
また、記録制御部403は、判断部404による、接続端子402に接続されている外部メモリ400に空き領域があるか否か(第2の判断)の判断結果に基づいて、接続端子402に接続されている外部メモリ400に空き領域がない場合に、外部メモリ400に記憶されている撮影データの全部または一部を、内部メモリ401へ転送するようにしてもよい。
さらに、記録制御部403は、外部メモリ400に記憶されている撮影データの全部または一部を内部メモリ401へ転送する際に、転送する撮影データの全部または一部をデータ圧縮して、内部メモリ401に記録するようにしてもよい。
記録制御部403は、判断部404による、接続端子402に接続されている外部メモリ400に空き領域があるか否か(第2の判断)、および、内部メモリ401に空き領域があるか否か(第3の判断)の判断結果に基づいて、接続端子402に接続されている外部メモリ400および内部メモリ401ともに空き領域がない場合に、外部メモリ400または内部メモリ401に記憶されている撮影データのうちの所定の撮影データを削除するようにしてもよい。
通知部405は、外部メモリ400が接続端子402に接続された際に、外部メモリ400が接続端子402に接続された旨を通知する。また、通知部405は、接続端子402に接続されていた外部メモリ400が当該接続を解除された際に、当該接続が解除された旨を通知する。通知部405は、その旨を無線通信または有線通信によってあらかじめ設定した、図示を省略する外部装置へ送信するようにしてもよい。
通知部405は、図3に示した入出力デバイス306(たとえばディスプレイ、スピーカなど)や、通信I/F303などによってその機能を実現することができる。
また、防犯カメラ装置103は、内部メモリ401または外部メモリ400のいずれかを選択する選択部406を備えるようにしてもよい。そして、記録制御部403は、選択部406による選択結果に基づいて、カゴ100内を撮影した撮影データを、内部メモリ401または外部メモリ400のいずれか一方に記録するようにしてもよい。
選択部406は、たとえば、後述する図5に示した切替スイッチSW2による切り替えの選択指示に基づいて、内部メモリ401または外部メモリ400のいずれかを選択する。そして、記録制御部403は、選択部406による選択結果に基づいて、カゴ100内を撮影した撮影データを、内部メモリ401または外部メモリ400に記録する。
また、記録制御部403は、外部装置(たとえば、クラウドサーバなど)との通信機能を備え、内部メモリ401または外部メモリ400に記録された撮影データを外部装置へ送信することもできる。外部装置への送信は、具体的には、たとえば、無線送信あるいはコンセントプラグを介した有線送信などである。その際、記録制御部403は、所定のパスワードを用いて、撮影データを暗号化する機能も備えていてもよい。この場合、記録制御部403は、図3に示した入出力デバイス306(たとえばディスプレイ、スピーカなど)や、通信I/F303などによってその機能を実現することができる。
図5は、この発明にかかる実施の形態の防犯カメラ装置の切替スイッチ一覧の内容の一例を示す説明図である。
図5において、防犯カメラ装置103は、12個(SW1~SW12)の切替スイッチを備えている。切替スイッチは、オン(『1』)またはオフ(『0』)の切り替えをおこなう。切替スイッチは、図示は省略するが、メカスイッチでもよく、ソフトスイッチでもよい。ソフトスイッチの場合は、図示は省略するが、ディスプレイを設けて、そのディスプレイに切替スイッチの切り替え設定の状態を示すようにしてもよい。
また、図3に示した入出力デバイス306(マイクなど)を用いた音声認識機能により、切替スイッチの切り替え設定をおこなうこともできる。また、外部装置から通信I/F303などを用いて切替スイッチの切り替え設定をおこなうこともできる。
第1の切替スイッチ(SW1)は、外部メモリ400が接続端子402に接続されていない場合における映像データの取扱いについて規定している。第1の切替スイッチにおいて、SW1=『1』の場合に、撮影データを内部メモリ401に記録することとする。SW1を『1』にすることによって、外部メモリ400の装着忘れや、装着不良などの状況においても、確実に撮影データを記録しておくことができる。また、外部メモリ400の取り外し作業をおこなっている際も、連続して撮影データを記録することができる。
一方、SW1=『0』の場合に、撮影データを破棄する。すなわち、内部メモリ401に記録しないこととする。SW1を『0』にするのは、たとえば、内部メモリ401の容量が小さい場合や、内部メモリ401を別のデータの記録などに用いる場合などが考えられる。
第2の切替スイッチ(SW2)は、外部メモリ400が接続端子402に接続されている場合における映像データの取扱いについて規定している。第2の切替スイッチにおいて、SW2=『1』の場合に、外部メモリ400を優先して、撮影データを記録する。一方、SW2=『0』の場合に、内部メモリ401を優先して、撮影データを記録する。
SW2を『1』とすることによって、内部メモリ401を他のデータの記録などに有効に利用することができる。また、外部メモリ400の記憶容量に応じて、長時間に渡る撮影データを記録することができる。また、外部メモリ400の記憶容量に応じて、高画質な映像データを記録することができる。また、外部メモリ400を取り出すことによって、容易に記録データを他の機器において再生することができる。また、外部メモリ400に記憶し、外部メモリ400を管理することによって、撮影データの管理を容易にかつ確実におこなうことができる。
以下、第3の切替スイッチ(SW3)から第7の切替スイッチ(SW7)は、第2の切替スイッチ(SW2)=『1』の場合に有効となるスイッチであって、第2の切替スイッチ(SW2)=『0』の場合には無効となる。一方、第8の切替スイッチ(SW8)から第12の切替スイッチ(SW12)は、第2の切替スイッチ(SW2)=『0』の場合に有効となるスイッチであって、第2の切替スイッチ(SW2)=『1』の場合には無効となる。
第3の切替スイッチ(SW3)は、第2の切替スイッチ(SW2)=『1』において、外部メモリ400に空き領域がない場合における映像データの取扱いについて規定している。第3の切替スイッチ(SW3)において、SW3=『1』の場合に、内部メモリ401を利用して、撮影データを記録する。SW3を『1』にすることによって、撮影データが連続的に記録されることになるだけでなく、さらに、外部メモリ400に記録された撮影データが消去されずに保存されることになる。
一方、SW3=『0』の場合に、撮影データは、外部メモリ400に上書きする。SW3を『0』にすることによって、内部メモリ401を他のデータの記録などに有効に利用することができ、撮影データを記録することによって、内部メモリ401の記憶領域を圧迫してしまうことがない。
第4の切替スイッチ(SW4)は、第3の切替スイッチ(SW3)=『1』における撮影データの取扱いについて規定している。したがって、第3の切替スイッチ(SW3)=『0』の場合は、第4の切替スイッチ(SW4)は無効である。
第4の切替スイッチ(SW4)において、SW4=『1』の場合に、新たな撮影データを内部メモリ401に記録する。SW4を『1』にすることによって、最新の撮影データは、内部メモリ401に記録されることになる。一方、SW4=『0』の場合に、外部メモリ400に記録された撮影データを内部メモリ401へ転送する。SW4を『0』にすることによって、最新の撮影データは、外部メモリ400に記録されることになる。
第5の切替スイッチ(SW5)は、第4の切替スイッチ(SW4)=『0』における撮影データの取扱いについて規定している。したがって、第4の切替スイッチ(SW4)=『1』の場合は、第5の切替スイッチ(SW5)は無効である。
第5の切替スイッチ(SW5)において、SW5=『1』の場合に、外部メモリ400に記録された撮影データを内部メモリ401へ転送する際、転送データを圧縮する。一方、SW5=『0』の場合に、転送データを圧縮しない。SW5を『1』にすることによって、撮影データの容量を小さくすることができ、内部メモリ401の記憶領域をより有効に利用することができる。一方、SW5を『0』にすることによって、内部メモリ401に記録した撮影データの画質を担保することができる。
第6の切替スイッチ(SW6)は、第4の切替スイッチ(SW4)=『1』において、新たな撮影データを内部メモリ401に記録するにあたり、内部メモリ401に空き領域がない場合の撮影データの取扱いについて規定している。したがって、第4の切替スイッチ(SW4)=『0』の場合は、第6の切替スイッチ(SW6)は無効である。
第6の切替スイッチ(SW6)において、SW6=『1』の場合に、撮影データは、外部メモリ400に上書きする。SW6を『1』にすることによって、最新の撮影データは、外部メモリ400に記録されることになる。一方、SW6=『0』の場合に、撮影データは、内部メモリ401に上書きする。SW6を『0』にすることによって、最新の撮影データは、内部メモリ401に記録されることになる。
第7の切替スイッチ(SW7)は、第4の切替スイッチ(SW4)=『0』において、外部メモリ400に記録された撮影データを内部メモリ401へ転送するにあたり、内部メモリ401に空き領域がない場合の撮影データの取扱いについて規定している。したがって、第4の切替スイッチ(SW4)=『1』の場合は、第7の切替スイッチ(SW7)は無効である。
第7の切替スイッチ(SW7)において、SW7=『1』の場合に、撮影データは、内部メモリ401に上書きする。SW7を『1』にすることによって、最新の撮影データは、内部メモリ401に記録されることになる。一方、SW7=『0』の場合に、撮影データを破棄する。SW7を『0』にすることによって、最新の撮影データは、記録されないことになる。
第8の切替スイッチ(SW8)は、第2の切替スイッチ(SW2)=『0』において、内部メモリ401に空き領域がない場合における映像データの取扱いについて規定している。第8の切替スイッチ(SW8)において、SW8=『1』の場合に、外部メモリ400を利用して、撮影データを記録する。SW8を『1』にすることによって、撮影データが連続的に記録されることになるだけでなく、さらに、内部メモリ401に記録された撮影データが消去されずに保存されることになる。
一方、SW8=『0』の場合に、撮影データは、内部メモリ401に上書きする。SW8を『0』にすることによって、外部メモリ400を他のデータの記録などに有効に利用することができ、撮影データを記録することによって、外部メモリ400の記憶領域を圧迫してしまうことがない。
第9の切替スイッチ(SW9)は、第8の切替スイッチ(SW8)=『1』における撮影データの取扱いについて規定している。したがって、第8の切替スイッチ(SW8)=『0』の場合は、第9の切替スイッチ(SW9)は無効である。
第9の切替スイッチ(SW9)において、SW9=『1』の場合に、新たな撮影データを外部メモリ400に記録する。SW9を『1』にすることによって、最新の撮影データは、外部メモリ400に記録されることになる。一方、SW9=『0』の場合に、内部メモリ401に記録された撮影データを外部メモリ400へ転送する。SW9を『0』にすることによって、最新の撮影データは、内部メモリ401に記録されることになる。
第10の切替スイッチ(SW10)は、第9の切替スイッチ(SW9)=『0』における撮影データの取扱いについて規定している。したがって、第9の切替スイッチ(SW9)=『1』の場合は、第10の切替スイッチ(SW10)は無効である。
第10の切替スイッチ(SW10)において、SW10=『1』の場合に、内部メモリ401に記録された撮影データを外部メモリ400へ転送する際、転送データを圧縮する。一方、SW10=『0』の場合に、転送データを圧縮しない。SW10を『1』にすることによって、撮影データの容量を小さくすることができ、外部メモリ400の記憶領域をより有効に利用することができる。一方、SW10を『0』にすることによって、外部メモリ400に記録した撮影データの画質を担保することができる。
第11の切替スイッチ(SW11)は、第9の切替スイッチ(SW9)=『1』において、新たな撮影データを外部メモリ400に記録するにあたり、外部メモリ400に空き領域がない場合の撮影データの取扱いについて規定している。したがって、第9の切替スイッチ(SW9)=『0』の場合は、第11の切替スイッチ(SW11)は無効である。
第11の切替スイッチ(SW11)において、SW11=『1』の場合に、撮影データは、内部メモリ401に上書きする。SW11を『1』にすることによって、最新の撮影データは、内部メモリ401に記録されることになる。一方、SW11=『0』の場合に、撮影データは、外部メモリ400に上書きする。SW11を『0』にすることによって、最新の撮影データは、外部メモリ400に記録されることになる。
第12の切替スイッチ(SW12)は、第9の切替スイッチ(SW9)=『0』において、内部メモリ401に記録された撮影データを外部メモリ400へ転送するにあたり、外部メモリ400に空き領域がない場合の撮影データの取扱いについて規定している。したがって、第9の切替スイッチ(SW9)=『1』の場合は、第12の切替スイッチ(SW12)は無効である。
第12の切替スイッチ(SW12)において、SW12=『1』の場合に、撮影データは、外部メモリ400に上書きする。SW12を『1』にすることによって、外部メモリ400に記録されることになる。一方、SW12=『0』の場合に、撮影データは、撮影データを破棄する。SW12を『0』にすることによって、最新の撮影データは、記録されないことになる。
このように、切替スイッチによって、撮影データを、内部メモリ401または外部メモリ400に記録することができる。切替スイッチは、上記12個に限定されるものではなく、その他、使用の状況に応じて、他の種類の切替スイッチを追加することができる。
(防犯カメラ装置103が実行する処理手順)
図6は、この発明にかかる実施の形態の防犯カメラ装置が実行する処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図6のフローチャートにおいて、防犯カメラ装置103は、外部メモリ400が接続されているか否かを判断する(ステップS601)。ここで、外部メモリ400が接続されていない場合(ステップS601:No)は、ステップS605へ移行する。一方、外部メモリ400が接続されている場合(ステップS601:Yes)は、つぎに、外部メモリ400が選択されているか否かを判断する(ステップS602)。この判断は、たとえば、図5に示した第2の切替スイッチ(SW2)によっておこなうことができる。
ステップS602において、外部メモリ400が選択されていない場合(ステップS602:No)は、ステップS605へ移行する。一方、外部メモリ400が選択されている場合(ステップS602:Yes)は、つぎに、外部メモリ400に空き領域があるか否かを判断する(ステップS603)。
ステップS603において、外部メモリ400に空き領域がない場合(ステップS603:No)は、ステップS605へ移行する。一方、外部メモリ400に空き領域がある場合(ステップS603:Yes)は、撮影データを外部メモリ400に記録する(ステップS604)。その後、ステップS601へ戻る。
外部メモリ400が接続されていない場合(ステップS601:No)、外部メモリ400が選択されていない場合(ステップS602:No)、外部メモリ400に空き領域がない場合(ステップS603:No)に移行したステップS605において、内部メモリ401に空き領域があるか否かを判断する(ステップS605)。ここで、内部メモリ605に空き領域がない場合(ステップS605:No)は、ステップS611へ移行する。
一方、ステップS605において、内部メモリ401に空き領域がある場合(ステップS605:Yes)は、転送指示があるか否かを判断する(ステップS605)。この判断は、たとえば、図5に示した第4の切替スイッチ(SW4)によっておこなうことができる。ここで、転送指示がない場合(ステップS606:No)は、撮影データを内部メモリ401に記録する(ステップS607)。その後、ステップS601へ戻る。
ステップS606において、転送指示がある場合(ステップS606:Yes)は、転送データの圧縮指示があるか否かを判断する(ステップS608)。この判断は、たとえば、図5に示した第5の切替スイッチ(SW5)によっておこなうことができる。ここで、圧縮指示がある場合(ステップS608:Yes)は、転送データを圧縮処理し(ステップS609)、ステップS610へ移行する。
一方、ステップS608において、圧縮指示がない場合(ステップS608:No)は、何もせずに、ステップS610へ移行する。ステップS610において、転送データの転送処理(転送対象となっている、外部メモリ400に記憶されている撮影データを、内部メモリ401へ転送する処理)をおこない(ステップS610)、その後、ステップS601へ戻る。
ステップS605において、内部メモリ401に空き領域がない場合(ステップS605:No)に移行したステップS611において、記録済みの撮影データのうち所定のデータを削除する(ステップS611)。ここで、削除する所定のデータは、外部メモリ400に記憶されているデータであってもよく、また、内部メモリ401に記憶されているデータであってもよい。
削除する撮影データは、たとえば、撮影した日時が最も古い撮影データであってもよい。これにより、常により新しい撮影データを記憶しておくことができる。削除する撮影データは、これ以外のルールによって決定するようにしてもよい。そして、複数のルールが存在する場合に、各ルールを適用する際における優先順位についても、任意に設定することができる。
その後、ステップS601へ戻る。そして、ステップS604において、外部メモリ400に記録されるか、あるいは、ステップS607において、内部メモリ401に記録されることによって、上書き処理がおこなわれることになる。
以上説明したように、この発明にかかる実施の形態の防犯カメラ装置103は、電源工事のみで、簡単に取付(後付け)することができる。これにより、今まで防犯カメラ装置を備えていないエレベーターにおいて、その普及を促進することができ、エレベーター内の事故や犯罪を未然に防ぐ抑止力になる。また、防犯カメラ装置103において、撮影データを効率的に記録することができるため、撮影データを記録するための新たな装置を、エレベーター(たとえばカゴ上)に設置する必要がない。
なお、本実施の形態で説明した防犯カメラ装置103において実行される各種プログラムは、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。防犯支援プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)-ROM、MO(Magneto-Optical Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)メモリなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、これらのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布してもよい。
以上のように、この発明にかかる防犯カメラ装置は、エレベーターのカゴ内に設置され、当該カゴ内を撮影する防犯カメラ装置に有用であり、特に、その防犯カメラ装置で撮影した撮影データを効率よく記録することにより、エレベーター内の犯罪を抑止する防犯カメラ装置に適している。
100 カゴ
101 扉
102 操作盤
103 防犯カメラ装置
104 プラグソケット
201 撮像部
202 筐体
203 カバー
204 カードスロット
205 コンセントプラグ
210 メモリカード
400 外部メモリ
401 内部メモリ
402 接続端子
403 記録制御部
404 判断部
405 通知部
406 選択部

Claims (2)

  1. エレベーターのカゴ内に後付けされ、当該カゴ内を撮影する防犯カメラ装置であって、
    前記防犯カメラ装置に内蔵される内部メモリと、
    前記防犯カメラ装置に対して着脱可能なメモリカードを装着するカードスロットと、
    前記カゴ内を撮影した撮影データを記録する記録制御部と、
    前記カードスロットに装着された前記メモリカードへの前記撮影データの書込が新たにできる状態か否かを判断し、前記内部メモリへの前記撮影データの書込が新たにできる状態か否かを判断する判断部と、
    を備え、
    前記記録制御部は、前記判断部による判断結果に基づいて、
    前記カードスロットに装着された前記メモリカードへの前記撮影データの書込が新たにできる状態である場合に、前記撮影データを前記メモリカードに記録し、
    前記カードスロットに装着された前記メモリカードへの前記撮影データの書込が新たにできない状態であって、前記内部メモリへの前記撮影データの書込が新たにできる状態である場合に、前記撮影データを前記内部メモリに記録し、
    前記カードスロットに装着された前記メモリカードへの前記撮影データの書込が新たにできない状態であって、前記内部メモリへの前記撮影データの書込が新たにできない状態である場合に、前記撮影データを、前記メモリカードまたは前記内部メモリに記録されている撮影データに上書きして記録することを特徴とする防犯カメラ装置。
  2. エレベーターのカゴ内に後付けされ、当該カゴ内を撮影する防犯カメラ装置であって、
    前記防犯カメラ装置に内蔵される内部メモリと、
    前記防犯カメラ装置に対して着脱可能なメモリカードを装着するカードスロットと、
    前記カゴ内を撮影した撮影データを記録する記録制御部と、
    前記内部メモリへの前記撮影データの書込が新たにできる状態か否かを判断し、前記カードスロットに装着された前記メモリカードへの前記撮影データの書込が新たにできる状態か否かを判断する判断部と、
    を備え、
    前記記録制御部は、前記判断部による判断結果に基づいて、
    前記内部メモリへの前記撮影データの書込が新たにできる状態である場合に、前記撮影データを前記内部メモリに記録し、
    前記内部メモリへの前記撮影データの書込が新たにできない状態であって、前記カードスロットに装着された前記メモリカードへの前記撮影データの書込が新たにできる状態である場合に、前記撮影データを前記メモリカードに記録し、
    前記内部メモリへの前記撮影データの書込が新たにできない状態であって、前記カードスロットに装着された前記メモリカードへの前記撮影データの書込が新たにできない状態である場合に、前記撮影データを、前記内部メモリまたは前記メモリカードに記録されている撮影データに上書きして記録することを特徴とする防犯カメラ装置。
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