JP7232550B2 - 物品製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コンパクト等の物品を製造する物品製造装置に関する。
従来、コンパクト等の容器を保持したパレットを所定方向に沿って搬送することによって、内容物を自動的に装填し、最終製品を製造する装填装置が知られている。例えば、特許文献1に記載された自動組立装置は、コンパクトの蓋を自動的に開蓋する容器開蓋装置や、化粧料を充填した中皿をコンパクトに組み込む中皿組込装置や、中皿に充填された化粧料の上にフィルムを載置するフィルム載置装置や、コンパクトを梱包するカートニング装置などを備えている。そして、これらの装置に対してコンパクトを保持したパレットを搬送することによって、最終製品を製造している。
ここで、特許文献1に記載された自動組立装置では、パレットは、容器の周囲に当接して容器を位置決めする4つの容器位置決めチップを備え、各容器位置決めチップを基板上に取り付けているネジを回転させることによって、各容器位置決めチップの間隔を設定してパレットにて保持できる容器の大きさを調整することができるようになっている。
特開平6-729号公報
しかしながら、特許文献1に記載された自動組立装置では、パレットにて保持できる容器の大きさを設定するために、自動組立装置からパレットを取り外さなければならないという問題がある。
本発明の目的は、パレットを取り外すことなく、パレットにて保持する対象物の大きさを調整することができる物品製造装置を提供することである。
本発明の物品製造装置は、対象物を保持したパレットを所定方向に沿って搬送する搬送手段を備え、搬送手段にてパレットを搬送することによって、物品を製造する物品製造装置であって、パレットは、対象物を保持する保持機構と、対象物の大きさに応じて保持機構の大きさを調整する調整機構とを備え、物品製造装置は、パレットに対して着脱自在に構成されるとともに、搬送手段にて搬送されたパレットの調整機構を介して保持機構の大きさを調整するパレット調整装置を備え、パレット調整装置は、搬送手段における所定の位置にパレットが搬入された場合に、搬送手段にて搬送されたパレットの調整機構に接続して調整機構を駆動することによって、保持機構の大きさを調整することを特徴とする。
このような構成によれば、物品製造装置は、搬送手段にて搬送されたパレットの調整機構を介して保持機構の大きさを調整するパレット調整装置を備えているので、パレットを取り外すことなく、パレットにて保持する対象物の大きさを調整することができる。
本発明では、保持機構は、対象物を載置する平面状の載置面と、載置面に載置された対象物の一端に当接する第1の当接部材と、載置面に載置された対象物の他端に当接し、第1の当接部材と協働して対象物を挟持する第2の当接部材とを備え、調整機構は、第1の当接部材を第2の当接部材に対して載置面に沿って進退させることによって、第1の当接部材および第2の当接部材の距離を調整する距離調整手段を備え、パレット調整装置は、距離調整手段を駆動することによって、搬送手段にて搬送されたパレットの保持機構の大きさを調整する調整駆動手段を備えることが好ましい。
このような構成によれば、パレット調整装置は、調整駆動手段を備え、調整駆動手段は、距離調整手段を駆動することによって、第1の当接部材を第2の当接部材に対して載置面に沿って進退させて第1の当接部材および第2の当接部材の距離を調整することができる。したがって、パレット調整装置は、搬送手段にて搬送されたパレットの保持機構の大きさを自動的に調整することができる。
本発明では、パレット調整装置は、第1の当接部材の位置を検知する検知手段と、調整駆動手段および検知手段を制御する制御手段とを備え、制御手段は、検知手段にて検知された第1の当接部材の位置に基づいて、第1の当接部材および第2の当接部材の距離を算出する距離算出部と、距離算出部にて算出された距離に基づいて、保持機構の大きさを調整するか否かを判定する調整判定部と、調整判定部にて保持機構の大きさを調整すると判定した場合に、調整駆動手段に保持機構の大きさを調整させる調整実行部とを備えることが好ましい。
このような構成によれば、パレット調整装置は、調整駆動手段と、検知手段と、制御手段とを備え、制御手段は、距離算出部と、調整判定部と、調整実行部とを備えている。そして、調整実行部は、距離算出部にて算出された第1の当接部材および第2の当接部材の距離に基づいて、調整判定部にて保持機構の大きさを調整すると判定した場合に、調整駆動手段に保持機構の大きさを調整させるので、搬送手段にて搬送されたパレットの保持機構の大きさを確実に調整することができる。なお、本発明によれば、第2の当接部材は、進退していないので、距離算出部は、検知手段にて第1の当接部材の位置を検知することによって、第1の当接部材および第2の当接部材の距離を算出することができる。
本発明では、保持機構は、載置面、第1の当接部材、および第2の当接部材を一組の保持部とし、搬送手段の搬送方向に沿って所定の距離を隔てて設けられた複数組の保持部を備え、距離調整手段は、第1の当接部材のそれぞれを固定して支持する固定部材と、固定部材を支持するとともに、第1の当接部材の進退方向を軸方向とするネジ軸とを備え、調整駆動手段は、ネジ軸を回転させて固定部材をネジ軸の軸方向に沿って進退させることによって、第1の当接部材を第2の当接部材に対して進退させて保持機構の大きさを調整することが好ましい。
このような構成によれば、調整駆動手段は、ネジ軸を回転させて固定部材をネジ軸の軸方向に沿って進退させることによって、全ての第1の当接部材を第2の当接部材に対して同時に進退させて保持機構の大きさを調整するので、保持機構の大きさの調整を1回の工程にて実行することができる。
本発明では、パレットは、第1の当接部材の進退方向と直交し、載置面に平行な軸まわりに第2の当接部材を回転自在に支持する支持部と、第2の当接部材を対象物の他端に向かって付勢する付勢部材とを備えることが好ましい。
このような構成によれば、パレットの支持部は、第1の当接部材の進退方向と直交し、載置面に平行な軸まわりに第2の当接部材を回転自在に支持し、付勢部材は、第2の当接部材を対象物の他端に向かって付勢するので、付勢部材の付勢力に抗して第2の当接部材を回転させることによって、第1の当接部材および第2の当接部材の距離を大きくすることができる。したがって、パレットは、付勢部材の付勢力にて対象物を挟持することができ、付勢部材の付勢力に抗して第2の当接部材を回転させることによって、第1の当接部材および第2の当接部材の距離を大きくして保持機構に対象物を保持させやすくすることができる。
閉蓋状態としたコンパクトを示す上面図および側面図 開蓋状態としたコンパクトを示す上面図および側面図 コンパクトの装填装置を示す上面図 パレットの上面図 カバーを取り外した状態のパレットの上面図 パレットの断面図 第1の当接部材をX軸方向に向かって進出させた状態のパレットの上面図 保持機構の断面図 パレットの側面図 パレットおよびパレット調整装置の外観を示す斜視図 パレットおよびパレット調整装置の関係を示す図 パレット調整装置の概略構成を示すブロック図 パレット調整装置の制御方法を示すフローチャート ステッピングモータをパレットに接続した状態を示す図 ステッピングモータをパレットに接続した状態のパレットの側面図
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
本実施形態のコンパクトの装填装置は、化粧料を充填した中皿と、ブラシとを容器に装填することによって、最終製品としてのコンパクトを製造する物品製造装置である。まず、このコンパクトについて説明する。
図1は、閉蓋状態としたコンパクトを示す上面図および側面図である。図2は、開蓋状態としたコンパクトを示す上面図および側面図である。具体的には、図1(A)および図2(A)は、コンパクトの上面図であり、図1(B)および図2(B)は、コンパクトの側面図である。
コンパクト100は、図1および図2に示すように、容器20と、この容器20に装填された中皿DおよびブラシBとを備えている(図2(A)参照)。
容器20は、容器本体201と、容器本体201を蓋する蓋部材202とを備えている。
容器本体201は、化粧料C1を充填した中皿Dを収容する収容部201Aと、ブラシBを収容する収容部201Bとを備えている。
蓋部材202は、矩形板状のミラーMと、このミラーMを収容する収容部202Aとを備えている。
また、容器20は、容器本体201の一端および蓋部材202の一端を回動自在に接続するヒンジ部203と、容器本体201の他端および蓋部材202の他端を開閉自在に係合するフック部204とを有している。この容器20は、ヒンジ部203を回動させてフック部204を係合して閉蓋状態とすることによって、全体略直方体状となる。
図3は、コンパクトの装填装置を示す上面図である。具体的には、図3は、コンパクトの装填装置1を鉛直上方側から見た模式図である。なお、図3では、鉛直上方向を+Z軸方向とし、このZ軸と直交する2軸をX,Y軸として説明する。以下の図面においても同様である。
コンパクトの装填装置1は、図3に示すように、複数の容器20を収容したパレット2を所定方向(X軸方向)に沿って搬送することによって、複数の容器20を搬送するコンベアVを備えている。
また、コンパクトの装填装置1は、容器供給装置3と、ラベル貼付装置4と、容器移載装置5と、容器開蓋装置6と、中皿清掃装置7と、中皿装填装置8と、ブラシ装填装置9と、パレット調整装置10と、容器排出装置11とを備え、これらの装置3~11は、コンベアVの上流側から下流側に向かって配設されている。
なお、コンベアVおよび装置3~11は、ガラス板を嵌め込まれたフレームにて密閉された領域の内部に収納されている(図示略)。作業者は、コンベアVおよび装置3~11の近傍にそれぞれ配設された扉を開くことによって、コンベアVおよび装置3~11のメンテナンス等を実施できる。
コンベアVは、6個の容器20を供給したパレット2を所定方向(X軸方向)に沿って搬送することによって、容器20を搬送する。
コンベアVは、パレット2を+X軸方向に搬送することによって、容器20を搬送する往路用コンベアV1と、往路用コンベアV1と平行に配設されるとともに、パレット2を-X軸方向に搬送することによって、パレット2を往路用コンベアV1の上流側に搬送する復路用コンベアV2とを備えている。
また、コンベアVは、復路用コンベアV2にて往路用コンベアV1の上流側に搬送されてきたパレット2を往路用コンベアV1に送り出す往路用送出機構(図示略)と、往路用コンベアV1にて復路用コンベアV2の上流側に搬送されてきたパレット2を復路用コンベアV2に送り出す復路用送出機構(図示略)とを備えている。
したがって、コンベアVは、パレット2を往路用コンベアV1にて+X軸方向に搬送した後、復路用送出機構にて復路用コンベアV2に送り出し、復路用コンベアV2にて-X軸方向に搬送した後、往路用送出機構にて往路用コンベアV1に再び送り出すので、パレット2をZ軸まわりに回転させるように巡回させて搬送する。
容器供給装置3は、作業者によってメインコンベア33に載置された容器20をラベル貼付装置4に搬送する。ここで、作業者は、閉蓋状態の容器本体201を鉛直上方側とし、蓋部材202を鉛直下方側とし、表裏反転させた容器20を容器供給装置3に載置する。
ラベル貼付装置4は、-Y軸方向に向かって容器20を搬送する搬送路41と、搬送路41にて搬送されている容器20に対して鉛直上方側からラベルを貼り付ける貼付機構42とを備えている。ここで、容器20は、表裏反転しているので、ラベル貼付装置4は、容器本体201にラベルを貼り付けている。
容器移載装置5は、搬送路41を介して+X軸方向に向かって搬送されている容器20をパレット2に移載する。具体的には、容器移載装置5は、6個の容器20をパレット2に移載する。
なお、容器20は、ラベル貼付装置4にてラベルを貼り付けられた後、容器移載装置5にてパレット2に移載される前、換言すれば搬送路41を介して+X軸方向に向かって搬送されているときに、閉蓋状態の容器本体201を鉛直下方側とし、蓋部材202を鉛直上方側とするように反転させている。
容器開蓋装置6は、パレット2に供給された容器20のフック部204の係合を解除した後、ヒンジ部203を回動させることによって、容器20を開蓋する。
中皿清掃装置7は、中皿Dを鉛直上方側から把持するインデックス71と、中皿Dを鉛直下方側から把持するインデックス72とを備え、インデックス71およびインデックス72に把持された中皿Dの底面、各側面、および上面の周縁部の6面を清掃する。
中皿装填装置8は、中皿清掃装置7にて清掃された中皿Dを容器開蓋装置6にて開蓋状態とした容器20のそれぞれに装填する。具体的には、中皿装填装置8は、容器20の収容部201Aにホットメルト接着剤を塗布した後、化粧料C1を充填した中皿Dを装填する。
ブラシ装填装置9は、ブラシBを載置する載置台91と、載置台91に載置されたブラシBを容器20に装填する装填機構92を備えている。この装填機構92は、中皿装填装置8にて中皿Dを装填した容器20のそれぞれにブラシBを装填する。具体的には、ブラシ装填装置9は、容器20の収容部201BにブラシBを装填する。
パレット調整装置10は、容器20の大きさに合わせてパレット2の調整を実施する。ここで、パレット2は、6個の容器20を収容できるとともに、その収容幅を調整できるようになっている。パレット調整装置10は、このパレット2の収容幅の調整を実施する。パレット2およびパレット調整装置10については後に詳細に説明する。
容器排出装置11は、容器20を排出する排出路111と、容器20をパレット2から排出路111に移載する移載機構112とを備え、この移載機構112にて容器20をパレット2から排出路111に移載して排出する。
<パレット>
図4は、パレットの上面図である。
パレット2は、対象物としての容器20を保持し、搬送手段としてのコンベアVにて所定方向に沿って搬送される(図3参照)。
このパレット2は、図4に示すように、X軸方向を長手方向とする全体略直方体状に形成されるとともに、+Z軸方向側に開口部21Aを有する箱体21と、箱体21の開口部21Aを覆うカバー22とを備えている。
図5は、カバーを取り外した状態のパレットの上面図である。図6は、パレットの断面図である。
パレット2は、図4~図6に示すように、容器20を保持する6個の保持機構23と、容器20の大きさに応じて保持機構23の大きさを調整する調整機構24とを備えている。
保持機構23は、容器20の一端(+X軸方向側の側面)に当接する6個の第1の当接部材231と、容器20の他端(-X軸方向側の側面)に当接し、第1の当接部材231と協働して容器20を挟持する6個の第2の当接部材232と(図8(C)参照)、容器20を開蓋状態とした際に蓋部材202を支持するピン233とを備えている。
第1の当接部材231は、容器20の一端に当接する当接面231Aと、当接面231Aと直交し、容器20を載置する平面状の台座231Bとを有し、XZ平面の断面を略L字状とするように形成されている。当接面231Aは、その表面に貼り付けられたウレタンを有し、カバー22の窓部22Aを介して+Z軸方向側に突出している。台座231Bは、カバー22の上面と面一となるようにパレット2に取り付けられている。
このように、本実施形態では、台座231Bおよびカバー22の上面は、容器20を載置する平面状の載置面として機能している。
調整機構24は、箱体21の内部にX軸方向に沿って延在するように取り付けられたネジ軸241と、ネジ軸241に螺合された2個のナット242と、各ナット242に固定して取り付けられた固定部材243とを備えている。
固定部材243は、箱体21の-Y軸方向側に設けられるとともに、X軸方向に沿って延在し、第1の当接部材231のそれぞれを固定して支持している。
図7は、第1の当接部材をX軸方向に向かって進出させた状態のパレットの上面図である。
調整機構24は、図7に示すように、ネジ軸241を回転させることによって、ナット242をX軸方向に沿って進退させることができ、ナット242を進退させることによって、固定部材243を介して第1の当接部材231をX軸方向に沿って進退させることができる。換言すれば、ネジ軸241は、固定部材243を支持するとともに、第1の当接部材231の進退方向を軸方向としている。
なお、図7は、第1の当接部材231を-X軸方向に向かって進出させることによって(図中矢印参照)、第1の当接部材231および第2の当接部材232の距離を容器20の収容幅に調整した状態を示す図である。また、保持機構23の大きさの調整は、後に詳述するパレット調整装置10にて実施する。
このように、本実施形態では、ネジ軸241、各ナット242、および固定部材243は、第1の当接部材231を第2の当接部材232に対して載置面に沿って進退させることによって、第1の当接部材231および第2の当接部材232の距離を調整する距離調整手段として機能している。
なお、本実施形態では、距離調整手段は、ネジ軸241、各ナット242、および固定部材243を備えているが、これ以外の構成を採用してもよい。要するに、距離調整手段は、第1の当接部材231を第2の当接部材232に対して載置面に沿って進退させることによって、第1の当接部材231および第2の当接部材232の距離を調整することができればよい。
また、本実施形態では、調整機構24は、距離調整手段を備え、第1の当接部材231を第2の当接部材232に対して載置面に沿って進退させることによって、第1の当接部材231および第2の当接部材232の距離を調整しているが、例えば、第1の当接部材231および第2の当接部材232の双方、または第2の当接部材232のみを載置面に沿って進退させることによって、第1の当接部材231および第2の当接部材232の距離を調整してもよい。要するに、調整機構は、対象物の大きさに応じて保持機構の大きさを調整することができればよい。
また、本実施形態では、保持機構23は、載置面、第1の当接部材231、および第2の当接部材232を一組の保持部とし、コンベアVの搬送方向に沿って所定の距離を隔てて設けられた6組の保持部を備えている。
なお、本実施形態では、保持機構23は、6組の保持部を備えているが、1組の保持部を備えていてもよく、6個以外の複数組の保持部を備えていてもよい。
また、本実施形態では、保持機構23は、載置面、第1の当接部材231、および第2の当接部材232を備えているが、これ以外の構成を採用してもよい。要するに、保持機構は、対象物を保持することができればよい。
第2の当接部材232は、図4~図7に示すように、容器20の他端に当接する当接面232Aと、+Y軸方向に突出する円柱状の軸体232Bと、軸体232Bの+Y軸方向側の端部に固定されたレバー232Cとを有し、全体として略平板状に形成されている。当接面232Aは、その表面に貼り付けられたウレタンを有し、カバー22の窓部22Aを介して+Z軸方向側に突出している。軸体232Bは、箱体21に形成された貫通孔21Bに挿入されることによって、Y軸まわりに回転自在に支持されている。
このように、本実施形態では、貫通孔21Bは、第1の当接部材231の進退方向と直交し、載置面に平行な軸まわりに第2の当接部材232を回転自在に支持する支持部として機能している。
また、第2の当接部材232は、箱体21の底面に固定されたL字金具232Dと、L字金具232Dに一端を固定されるとともに、第2の当接部材232の-Z軸方向側の部位に他端を固定された付勢部材232Eとを備えている。この付勢部材232Eは、第2の当接部材232の-Z軸方向側の部位を-X軸方向側に向かって付勢している。
ここで、前述したように、第2の当接部材232は、貫通孔21BにてY軸まわりに回転自在に支持されているので、付勢部材232Eは、第2の当接部材232の-Z軸方向側の部位を-X軸方向側に向かって付勢することによって、第2の当接部材232の+Z軸方向側の部位、すなわち当接面232Aを容器20の他端に向かって付勢している。
図8は、保持機構の断面図である。具体的には、図8は、容器20を保持機構23に保持させる流れを示す図である。
容器20を保持機構23に保持させる場合には、容器移載装置5(図3参照)は、図8(A)に示すように、シリンダ(図示略)を上昇させてレバー232Cを突き上げて上昇させることによって、軸体232Bを介して当接面232Aを図中時計回りに回転させる(図中矢印参照)。ここで、付勢部材232Eは、第2の当接部材232を容器20の他端に向かって付勢するので、付勢部材232Eの付勢力に抗して第2の当接部材232を回転させることによって、第1の当接部材231および第2の当接部材232の距離を大きくすることができる。
次に、容器移載装置5は、図8(B)に示すように、容器20をパレット2の保持機構23に移載する(図中矢印参照)。
そして、容器移載装置5は、図8(C)に示すように、シリンダ(図示略)を下降させることによって、付勢部材232Eの付勢力にて軸体232Bおよびレバー232Cを図中反時計回りに回転させるとともに、当接面232Aを図中反時計回りに回転させる(図中矢印参照)。ここで、付勢部材232Eは、第2の当接部材232を容器20の他端に向かって付勢するので、パレット2は、付勢部材232Eの付勢力にて容器20を挟持することができる。
なお、本実施形態では、付勢部材232Eは、第2の当接部材232の-Z軸方向側の部位を-X軸方向側に向かって付勢することによって、当接面232Aを容器20の他端に向かって付勢しているが、例えば、第2の当接部材232を直接的に付勢するようにしてもよい。要するに、付勢部材は、第2の当接部材を対象物の他端に向かって付勢することができればよい。
また、本実施形態では、第2の当接部材232は、支持部にて第1の当接部材231の進退方向と直交し、載置面に平行な軸まわりに回転自在に支持されているが、例えば、回転自在に支持されていなくてもよく、箱体21に固定されていてもよい。この場合には、付勢部材232Eは、省略することができる。
図9は、パレットの側面図である。具体的には、図9は、パレット2を+X軸方向側から見た側面図である。
調整機構24は、前述したネジ軸241、各ナット242、および固定部材243を備えている他、図9に示すように、ネジ軸241のネジ頭241Aの周面に貼り付けられたウレタン244と、ウレタン244の+Y軸方向側に当接するストッパ245とを備えている。
ストッパ245は、ネジ軸241のネジ頭241Aと対応する断面円弧状に形成された凹部245A1を有する本体245Aと、本体245Aの凹部245A1に貼り付けられたウレタン245Bと、箱体21の側面に固定されたL字金具245Cと、L字金具245Cに一端を固定されるとともに、本体245Aに他端を固定されたバネ245Dとを備えている。
このストッパ245は、バネ245Dにて本体245Aを-Y軸方向側に向かって付勢することによって、ネジ軸241のウレタン244と、ストッパ245のウレタン245Bとの摩擦力を大きくしてネジ軸241の回転を規制している。
<パレット調整装置>
図10は、パレットおよびパレット調整装置の外観を示す斜視図である。
パレット調整装置10は、コンベアVにて搬送されたパレット2の調整機構24を介して保持機構23の大きさを調整する。具体的には、パレット調整装置10は、容器20の大きさに合わせてパレット2の収容幅(第1の当接部材231および第2の当接部材232の距離)の調整を実施する。
このパレット調整装置10は、図10に示すように、ネジ軸241を回転させて固定部材243を進退させることによって、第1の当接部材231を第2の当接部材232に対して進退させて保持機構23の大きさを調整するステッピングモータ101と、第1の当接部材231の位置を検知する検知手段としての距離センサ102と、ステッピングモータ101および距離センサ102を支持するとともに、スライドレール103AをY軸方向に沿って移動するスライダ103とを備えている。
図11は、パレットおよびパレット調整装置の関係を示す図である。具体的には、図11は、パレット2の一部およびパレット調整装置10の一部を+X軸方向側から見た図である。
ステッピングモータ101は、図11に示すように、出力軸101Aと、出力軸101Aの周面に貼り付けられたウレタン101Bとを備えている。
スライダ103は、-X軸方向側の面に取り付けられた押圧板103Bを備えている。この押圧板103Bは、スライダ103を+Y軸方向側に移動させることによって、パレット2の本体245Aに当接して押圧する位置に取り付けられている。
図12は、パレット調整装置の概略構成を示すブロック図である。
パレット調整装置10は、前述したように、ステッピングモータ101、距離センサ102、およびスライダ103を備えている他、図12に示すように、パレット調整装置10の全体を制御する制御手段104を備えている。
制御手段104は、CPU(Central Processing Unit)や、メモリなどによって構成され、このメモリに記憶された所定のプログラムに従って情報処理を実行する。この制御手段104は、距離算出部104Aと、調整判定部104Bと、調整実行部104Cとを備えている。
距離算出部104Aは、距離センサ102にて検知された第1の当接部材231の位置に基づいて、第1の当接部材231および第2の当接部材232の距離を算出する。
調整判定部104Bは、距離算出部104Aにて算出された距離に基づいて、保持機構23の大きさを調整するか否かを判定する。
調整実行部104Cは、調整判定部104Bにて保持機構23の大きさを調整すると判定した場合に、ステッピングモータ101に保持機構23の大きさを調整させる。
図13は、パレット調整装置の制御方法を示すフローチャートである。
パレット調整装置10にて保持機構23の大きさを調整する場合には、制御手段104は、メモリに記憶された所定のプログラムに従って、図13に示すように、ステップST1~ST6を実行する。
以下、ステップST1~ST6の詳細について、図面を参照して説明する。
パレット調整装置10にて保持機構23の大きさの調整を開始した場合には、制御手段104は、所定の位置にパレット2を搬入したか否かを判定する(ステップST1:パレット搬入ステップ)。
なお、保持機構23の大きさの調整は、コンパクトの装填装置1の運転前(コンパクトを製造する前)にパレット調整装置10にて実施する。
制御手段104は、ステップST1にて所定の位置にパレット2を搬入していないと判定した場合には、再びステップST1のパレット搬入ステップを実行する。
これに対して、制御手段104は、ステップST1にて所定の位置にパレット2を搬入したと判定した場合には、スライダ103を+Y軸方向側に移動させることによって、ステッピングモータ101をパレット2に接続する(ステップST2:モータ接続ステップ)。
図14は、ステッピングモータをパレットに接続した状態を示す図である。具体的には、図14は、パレット2の一部およびパレット調整装置10の一部を+X軸方向側から見た図である。
スライダ103を+Y軸方向側に移動させると、図14に示すように、スライダ103の押圧板103Bは、スライダ103の移動に伴って+Y軸方向側に移動し、パレット2の本体245Aに当接して本体245Aを+Y軸方向側に押圧する(図中矢印参照)。
図15は、ステッピングモータをパレットに接続した状態のパレットの側面図である。具体的には、図15は、パレット2を+X軸方向側から見た側面図である。
押圧板103Bにて押圧されることによって、本体245Aは、図14および図15に示すように、バネ245Dの付勢力に抗して+Y軸方向側に移動する(図15矢印参照)。
ここで、ストッパ245は、バネ245Dにて本体245Aを-Y軸方向側に向かって付勢することによって、ネジ軸241のウレタン244と、ストッパ245のウレタン245Bとの摩擦力を大きくしてネジ軸241の回転を規制しているので、ネジ軸241は、自由に回転できるようになる。
また、スライダ103を+Y軸方向側に移動させると、図14に示すように、ステッピングモータ101の出力軸101Aの周面に貼り付けられたウレタン101Bと、ネジ軸241のウレタン244とを当接させることができ、摩擦力を大きくすることができる。
したがって、ステッピングモータ101の出力軸101Aを回転させることによって、ネジ軸241を回転させて保持機構23の大きさを調整することができる。
ステッピングモータ101をパレット2に接続した後、距離算出部104Aは、距離センサ102にて検知された第1の当接部材231の位置に基づいて、第1の当接部材231および第2の当接部材232の距離を算出する(ステップST3:距離算出ステップ)。本実施形態では、第2の当接部材232は、進退していないので、距離算出部104Aは、距離センサ102にて第1の当接部材231の位置を検知することによって、第1の当接部材231および第2の当接部材232の距離を算出することができる。
その後、調整判定部104Bは、距離算出部104Aにて算出された距離に基づいて、保持機構23の大きさを調整するか否かを判定する(ステップST4:調整判定ステップ)。
具体的には、調整判定部104Bは、距離算出部104Aにて算出された距離と、容器20の大きさに応じて設定された距離とを比較し、距離算出部104Aにて算出された距離が所定の範囲内であれば、保持機構23の大きさを調整しないと判定し、所定の範囲外であれば、保持機構23の大きさを調整すると判定する。
調整判定部104Bにて保持機構23の大きさを調整すると判定した場合には、調整実行部104Cは、ステッピングモータ101に保持機構23の大きさを調整させる(ステップST5:調整実行ステップ)。その後、制御手段104は、再びステップST3の距離算出ステップを実行する。
具体的には、調整実行部104Cは、距離算出部104Aにて算出された距離と、容器20の大きさに応じて設定された距離とを比較し、距離算出部104Aにて算出された距離が所定の範囲内よりも大きい場合には、容器20の収容幅を小さくするようにステッピングモータ101に保持機構23の大きさを調整させる。また、調整実行部104Cは、距離算出部104Aにて算出された距離が所定の範囲内よりも小さい場合には、容器20の収容幅を大きくするようにステッピングモータ101に保持機構23の大きさを調整させる。
このように、本実施形態では、ステッピングモータ101は、距離調整手段を駆動することによって、コンベアVにて搬送されたパレット2の保持機構23の大きさを調整する調整駆動手段として機能している。
なお、本実施形態では、パレット調整装置10は、距離調整手段と、調整駆動手段とを備え、調整駆動手段は、距離調整手段を駆動することによって、搬送手段にて搬送されたパレットの保持機構の大きさを調整しているが、これ以外の構成を採用してもよい。例えば、パレットの内部にモータを実装し、パレット調整装置は、無線通信などを利用することによって、このモータに指令を送信してパレットの保持機構の大きさを調整してもよい。要するに、パレット調整装置は、搬送手段にて搬送されたパレットの調整機構を介して保持機構の大きさを調整することができればよい。
これに対して、調整判定部104Bにて保持機構23の大きさを調整しないと判定した場合には、制御手段104は、スライダ103を-Y軸方向側に移動させることによって、ステッピングモータ101をパレット2から離間させてパレット2との接続を解除する(ステップST6:モータ接続解除ステップ)。その後、制御手段104は、再びステップST1のパレット搬入ステップを実行する。
ここで、パレット2は、その内部にIC(Integrated Circuit)チップを備えている(図示略)。このICチップは、保持機構23の大きさを調整したか否かを示す情報を記録することができ、パレット調整装置10は、このICチップの情報に基づいて、保持機構23の大きさの調整を実施している。したがって、パレット調整装置10は、全てのパレット2の保持機構23の大きさの調整を終了した後、保持機構23の大きさの調整を終了する(図示略)。
なお、本実施形態では、保持機構23の大きさの調整は、コンパクトの装填装置1の運転前(コンパクトを製造する前)にパレット調整装置10にて実施しているが、コンパクトの装填装置1の運転中にパレット調整装置10にて実施するようにしてもよい。この場合には、制御手段104は、コンパクトの装填装置1の運転中に第1の当接部材231の位置を距離センサ102にて検知するようにしてもよい。
また、本実施形態では、パレット調整装置10は、ステッピングモータ101と、距離センサ102と、制御手段104とを備え、距離算出部104Aにて算出された距離を所定の範囲内とするようにステッピングモータ101に保持機構23の大きさを調整させているが、例えば、距離センサ102を利用することなく、ステッピングモータ101のみに保持機構23の大きさを調整させてもよい。要するに、パレット調整装置は、搬送手段にて搬送されたパレットの調整機構を介して保持機構の大きさを調整することができればよい。
このような本実施形態によれば、以下の作用・効果を奏することができる。
(1)コンパクトの装填装置1は、コンベアVにて搬送されたパレット2の調整機構24を介して保持機構23の大きさを調整するパレット調整装置10を備えているので、パレット2を取り外すことなく、パレット2にて保持する容器20の大きさを調整することができる。
(2)パレット調整装置10は、ステッピングモータ101を備え、ステッピングモータ101は、距離調整手段を駆動することによって、第1の当接部材231を第2の当接部材232に対して載置面に沿って進退させて第1の当接部材231および第2の当接部材232の距離を調整することができる。したがって、パレット調整装置10は、コンベアVにて搬送されたパレット2の保持機構23の大きさを自動的に調整することができる。
(3)パレット調整装置10は、ステッピングモータ101と、距離センサ102と、制御手段104とを備え、制御手段104は、距離算出部104Aと、調整判定部104Bと、調整実行部104Cとを備えている。そして、調整実行部104Cは、距離算出部104Aにて算出された第1の当接部材231および第2の当接部材232の距離に基づいて、調整判定部104Bにて保持機構23の大きさを調整すると判定した場合に、ステッピングモータ101に保持機構23の大きさを調整させるので、コンベアVにて搬送されたパレット2の保持機構23の大きさを確実に調整することができる。
(4)ステッピングモータ101は、ネジ軸241を回転させて固定部材243をネジ軸241の軸方向に沿って進退させることによって、全ての第1の当接部材231を第2の当接部材232に対して同時に進退させて保持機構23の大きさを調整するので、保持機構23の大きさの調整を1回の工程にて実行することができる。
(5)パレット2の支持部は、第1の当接部材231の進退方向と直交し、載置面に平行な軸まわりに第2の当接部材232を回転自在に支持し、付勢部材232Eは、第2の当接部材232を容器20の他端に向かって付勢するので、付勢部材232Eの付勢力に抗して第2の当接部材232を回転させることによって、第1の当接部材231および第2の当接部材232の距離を大きくすることができる。したがって、パレット2は、付勢部材232Eの付勢力にて容器20を挟持することができ、付勢部材232Eの付勢力に抗して第2の当接部材232を回転させることによって、第1の当接部材231および第2の当接部材232の距離を大きくして保持機構23に容器20を保持させやすくすることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、コンパクトの装填装置1にパレット調整装置10を採用していたが、これ以外の装置に本発明のパレット調整装置を採用してもよい。換言すれば、物品製造装置は、対象物を保持したパレットを所定方向に沿って搬送する搬送手段を備え、搬送手段にてパレットを搬送することによって、物品を製造する装置であれば、どのような装置であってもよい。
以上のように、本発明は、コンパクト等の物品を製造する物品製造装置に好適に利用できる。
1 コンパクトの装填装置(物品製造装置)
2 パレット
5 容器移載装置
10 パレット調整装置
20 容器(対象物)
21 箱体
21A 開口部
21B 貫通孔(支持部)
22 カバー(載置面,保持部)
23 保持機構
24 調整機構
101 ステッピングモータ(調整駆動手段)
102 距離センサ(検知手段)
104 制御手段
104A 距離算出部
104B 調整判定部
104C 調整実行部
231 第1の当接部材(保持部)
231B 台座(載置面,保持部)
232 第2の当接部材(保持部)
232E 付勢部材
241 ネジ軸(距離調整手段)
242 ナット(距離調整手段)
243 固定部材(距離調整手段)
V コンベア(搬送手段)

Claims (5)

  1. 対象物を保持したパレットを所定方向に沿って搬送する搬送手段を備え、前記搬送手段にて前記パレットを搬送することによって、物品を製造する物品製造装置であって、
    前記パレットは、
    前記対象物を保持する保持機構と、
    前記対象物の大きさに応じて前記保持機構の大きさを調整する調整機構とを備え、
    前記物品製造装置は、
    前記パレットに対して着脱自在に構成されるとともに、前記搬送手段にて搬送された前記パレットの前記調整機構を介して前記保持機構の大きさを調整するパレット調整装置を備え、
    前記パレット調整装置は、
    前記搬送手段における所定の位置に前記パレットが搬入された場合に、前記搬送手段にて搬送された前記パレットの前記調整機構に接続して前記調整機構を駆動することによって、前記保持機構の大きさを調整することを特徴とする物品製造装置。
  2. 請求項1に記載された物品製造装置において、
    前記保持機構は、
    前記対象物を載置する平面状の載置面と、
    前記載置面に載置された前記対象物の一端に当接する第1の当接部材と、
    前記載置面に載置された前記対象物の他端に当接し、前記第1の当接部材と協働して前記対象物を挟持する第2の当接部材とを備え、
    前記調整機構は、
    前記第1の当接部材を前記第2の当接部材に対して前記載置面に沿って進退させることによって、前記第1の当接部材および前記第2の当接部材の距離を調整する距離調整手段を備え、
    前記パレット調整装置は、
    前記距離調整手段を駆動することによって、前記搬送手段にて搬送された前記パレットの前記保持機構の大きさを調整する調整駆動手段を備えることを特徴とする物品製造装置。
  3. 請求項2に記載された物品製造装置において、
    前記パレット調整装置は、
    前記第1の当接部材の位置を検知する検知手段と、
    前記調整駆動手段および前記検知手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記検知手段にて検知された前記第1の当接部材の位置に基づいて、前記第1の当接部材および前記第2の当接部材の距離を算出する距離算出部と、
    前記距離算出部にて算出された距離に基づいて、前記保持機構の大きさを調整するか否かを判定する調整判定部と、
    前記調整判定部にて前記保持機構の大きさを調整すると判定した場合に、前記調整駆動手段に前記保持機構の大きさを調整させる調整実行部とを備えることを特徴とする物品製造装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載された物品製造装置において、
    前記保持機構は、
    前記載置面、前記第1の当接部材、および前記第2の当接部材を一組の保持部とし、前記搬送手段の搬送方向に沿って所定の距離を隔てて設けられた複数組の前記保持部を備え、
    前記距離調整手段は、
    前記第1の当接部材のそれぞれを固定して支持する固定部材と、
    前記固定部材を支持するとともに、前記第1の当接部材の進退方向を軸方向とするネジ軸とを備え、
    前記調整駆動手段は、
    前記ネジ軸を回転させて前記固定部材を前記ネジ軸の軸方向に沿って進退させることによって、前記第1の当接部材を前記第2の当接部材に対して進退させて前記保持機構の大きさを調整することを特徴とする物品製造装置。
  5. 請求項2から請求項4のいずれかに記載された物品製造装置において、
    前記パレットは、
    前記第1の当接部材の進退方向と直交し、前記載置面に平行な軸まわりに前記第2の当接部材を回転自在に支持する支持部と、
    前記第2の当接部材を前記対象物の他端に向かって付勢する付勢部材とを備えることを特徴とする物品製造装置。
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