JP7232211B2 - 信号発生装置及び信号発生方法 - Google Patents
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Description
複数のセルに対応するデジタルベースバンド信号を発生させるベースバンドモジュール(11)と、前記デジタルベースバンド信号を前記複数のセルに対応する変調信号に変換させるDAコンバータと、前記複数のセルに対応する前記変調信号が入力して前記変調信号が周波数変換されたRF信号を出力するRFコンバータ(20)と、RFコンバータ制御部(31)と、を有する信号発生装置において、
前記RFコンバータは、パワーアンプ(21)と、前記パワーアンプを経由する経路と前記パワーアンプをバイパスする経路とを切り替えるスイッチ(24、25)と、を備え、
前記変調信号は、各々のセルに対応して、複数のリソースブロックを有し、
前記RFコンバータ制御部は、前記RFコンバータに入力される前記変調信号の入力レベルが前記RFコンバータの有する入力限界値を超えた場合には、前記RFコンバータに入力される前記変調信号の入力レベルが前記RFコンバータの有する入力限界値以下になるように、前記ベースバンドモジュールにおける前記複数のセルに対応するデジタルベースバンド信号のうちの所定のセルに対応するデジタルベースバンド信号の電力値を低減させ、前記ベースバンドモジュールに備わる前記スイッチを、前記パワーアンプをバイパスする経路に切り替えることを特徴とする。
複数のセルに対応するデジタルベースバンド信号を発生させるベースバンドモジュール(11)と、前記デジタルベースバンド信号を前記複数のセルに対応する変調信号に変換させるDAコンバータと、前記複数のセルに対応する前記変調信号が入力して前記変調信号が周波数変換されたRF信号を出力するRFコンバータ(20)と、RFコンバータ制御部(31)と、を有する信号発生装置を用いた信号発生方法であって、
前記RFコンバータは、パワーアンプ(21)と、前記パワーアンプを経由する経路と前記パワーアンプをバイパスする経路とを切り替えるスイッチ(24、25)と、を備え、
前記変調信号は、各々のセルに対応して、複数のリソースブロックを有し、
前記RFコンバータ制御部は、前記RFコンバータに入力される前記変調信号の入力レベルが前記RFコンバータの有する入力限界値を超えた場合には、前記RFコンバータに入力される前記変調信号の入力レベルが前記RFコンバータの有する入力限界値以下になるように、前記ベースバンドモジュールにおける前記複数のセルに対応するデジタルベースバンド信号のうちの所定のセルに対応するデジタルベースバンド信号の電力値を低減させ、前記ベースバンドモジュールに備わる前記スイッチを、前記パワーアンプをバイパスする経路に切り替えることを特徴とする。
図1に、本実施形態に係るシステム構成の一例を示す。本実施形態に係るシステムは、試験用のアナログRF信号を生成するための構成を備える。具体的には、本実施形態に係るシステムは、中間周波数帯のアナログ信号を生成する信号源10、中間周波数帯のアナログ信号を変調してアナログRF(Radio Frequency)信号を生成するRFコンバータ20、RFコンバータ20において生成するアナログRF信号の設定を行う試験インタフェース40を備える。
(数1)
Y=X+W+Γ+Δ+ε (1)
(数2)
M=Ymax (2)
(数3)
M=Xmax+W+Γ+Δ+ε (3)
が成立する。ここで、Xmaxは設定可能なSG出力信号の最大値であり、例えばXmax=+52である。
(数4)
27≦5+10+Γ+Δ+ε (4)
すなわち、
(数5)
Γ+Δ+ε≧12 (5)
が成立するとき、PASW25に過大な負荷がかかる過大入力状態となる。そこで、本開示は、式(5)に含まれるパラメータ「ε」を調整し、RFコンバータ20の有する入力限界値以下になるようにすることで、過大入力状態を防ぐ。
(数6)
Δ=T・ΔT+ΔC (6)
(数7)
ε=g-r (7)
で表される。
(数8)
ε=g+10 (8)
となる。g=rの条件下では(8)式はε=0となる。そこで、本実施形態は、ε≦0に制限する。
(数10)
P≧+10 (10)
が成立する場合に、デジタルベースバンド信号の出力レベルを制限する。これにより、RFコンバータ20に入力されるアナログ信号の出力レベルが制限されるため、RFコンバータ20における過大入力状態を防ぐことができる。
(数11)
P>Pth (11)
Pthは(7)式におけるrの値に応じた閾値である。例えば、アナログRF信号が5G NR信号の場合はPth=16、それ以外のアナログRF信号の場合はPth=10を用いる。
CBWは、各チャネルの帯域幅であり、例えば、5MHz、10MHz、15MHz、20MHz、25MHz、40MHz、50MHz、60MHz、80MHz、100MHz、200MHz、400MHz、である。
MAX RBは、リソースブロック数の最大値であり、例えば、270である。
各セルのSCS、CBW、MAX RBが試験インタフェース40に入力されると、試験インタフェース40は、本プリミティブをCTM18に出力する。CTM18は、パラメータ設定テーブルで定義されたパラメータのうち、試験インタフェース(Unit)40で指定されたセルのSCS、CBW、MAX RBを更新する。
試験インタフェース40においてセル設定フラグが「有効」に設定されると、試験インタフェース40は、本プリミティブをCTM18に出力する。CTM18は、試験インタフェース40で指定されたセルのセル設定フラグを有効に設定する。
CTM18は、更新後のパラメータ設定テーブルの値を(9)式に適用し、セル#1~#8のデジタルベースバンド信号の出力レベルPを算出する。出力レベルPが閾値Pthを超え、(11)式が成立する場合、CTM18は、セル設定フラグが「有効」に設定されているセルのデジタルベースバンド信号の出力レベルを低減させる。これにより、本実施形態は、BBM11から出力されるデジタルベースバンド信号の出力レベルを閾値Pth以下に制限する。
試験インタフェース40においてセル設定フラグが「無効」に設定されると、試験インタフェース40は、本プリミティブをCTM18に出力する。CTM18は、パラメータ設定テーブルで定義されたパラメータのうち、試験インタフェース40で指定されたセルのセル設定フラグを無効に設定する。
各セルのEPREが試験インタフェース40に入力されると、試験インタフェース40は、本プリミティブをCTM18に出力する。CTM18は、パラメータ設定テーブルで定義されたパラメータのうち、試験インタフェース40で指定されたセルのEPREを更新する。
試験インタフェース40において物理チャネル設定フラグが「有効」に設定されると、試験インタフェース40は、本プリミティブをCTM18に出力する。CTM18は、試験インタフェース40で指定されたセルの物理チャネル設定フラグを有効に設定する。
CTM18は、更新後のパラメータ設定テーブルの値を(9)式に適用し、セル#1~#8のデジタルベースバンド信号の出力レベルPを算出する。出力レベルPが閾値Pthを超え、(11)式が成立する場合、CTM18は、物理チャネル設定フラグが「有効」に設定されているセルのデジタルベースバンド信号の出力レベルを物理チャネルのチャネル単位で低減させる。これにより、本実施形態は、BBM11から出力されるデジタルベースバンド信号の出力レベルを閾値Pth以下に制限する。
試験インタフェース40において物理チャネル設定フラグが「無効」に設定されると、試験インタフェース40は、本プリミティブをCTM18に出力する。CTM18は、パラメータ設定テーブルで定義されたパラメータのうち、試験インタフェース40で指定されたセルの物理チャネル設定フラグを無効に設定する。
CTM18は、SCS、CBW、MAX RB、EPREの各値が更新された場合、デジタルベースバンド信号の出力レベルPを算出する。出力レベルPが閾値Pthを超え、(11)式が成立する場合、CTM18は、セル設定フラグが「有効」に設定されているセルのデジタルベースバンド信号の出力レベルを低減させる。TRX_ROUTINGこれにより、本実施形態は、BBM11から出力されるデジタルベースバンド信号の出力レベルを閾値Pth以下に制限する。
CTM18は、試験インタフェース40で指定されているTarget Channelに応じてセルのEPREを更新する。
ここで、CTM18は、試験インタフェース40で指定されたセルのセル設定フラグが有効に設定されている場合、パラメータ設定テーブルで定義されたパラメータのうち、試験インタフェース40で指定されたセルのEPREを更新する。
CTM18は、更新後のパラメータ設定テーブルの値を(9)式に適用し、セル#1~#8のデジタルベースバンド信号の出力レベルPを算出する。出力レベルPが閾値Pthを超え、(11)式が成立する場合、CTM18は、セル設定フラグが「有効」に設定されているセルのデジタルベースバンド信号の出力レベルを低減させる。これにより、本実施形態は、BBM11から出力されるデジタルベースバンド信号の出力レベルを閾値Pth以下に制限する。
(i)パラメータ設定テーブルにおいて、セル#1のセル設定フラグが「無効」であり、
(ii)パラメータ設定テーブルにおいて、セル#2~#8のセル設定フラグが「有効」であり、
(iii)(9)式を用いて算出されるセル#1~#8の出力レベルPが閾値Pthを超える場合、
BBM11は、セル#1の出力レベルをパラメータ設定テーブルのEPREで定められた出力レベルで出力し、セル#2~#8の出力レベルを予め定められたシステム設定値で出力する。
図3では、セル設定フラグが「有効」に設定されている全てのセル#2~#8の出力レベルをシステム設定値にまで低減させる例を示したが、本開示はこれに限定されない。
例えば、セル設定フラグが「有効」に設定されているセル#2~#8のうちの一部のセル#7及び#8のみをシステム設定値にまで低減させることで、(9)式を用いて算出されるセル#1~#8の出力レベルPが閾値Pth以下になる場合、CTM18は、図4に示すように、セル設定フラグが「有効」に設定されているセル#2~#8のうちの一部のセル#7及び#8のみをシステム設定値にまで低減させてもよい。
図3では、セル設定フラグが「有効」に設定されているセル#2~#8の出力レベルをシステム設定値にまで低減させる例を示したが、低減させる出力レベルはシステム設定値に限定されない。
例えば、CTM18は、(9)式を用いて算出されるセル#1~#8の出力レベルPが閾値Pth以下にすることの可能なセル#2~#8の出力レベルの許容最大値を求め、セル#2~#8の出力レベルを許容最大値に低減させてもよい。
(数13)
PSetCell=Pth-POtherCell (13)
ここで、「PSetCell」は追加するセルの出力レベルであり、「POtherCell」はその他のセルの出力レベルである。セル#1にセル#2を加える場合、PSetCellはPCell2であり、POtherCellはPCell1である。
(数14)
PEPRE=Pth/NRETotal (14)
ここでNRETotalはセル数であり、本実施形態ではNRETotal=2、とする。
図6に、本実施形態に係るシステム構成の一例を示す。本実施形態の信号源10は、信号源10の電源のON/OFFを検出する起動センサ17を備える。本実施形態のRFコンバータ20は、RFコンバータ20内の温度を測定する温度センサ27、RFケーブル30の接続/接続断を検出するケーブルセンサ28を備える。
(数15)
Δ≧9 (15)
が成立するとき、RFコンバータ20への過大入力状態S102となる。
(数16)
Y=X+W+Γ+Δ+ε
=+10+10+3+(3+1+α)+0
=+27+α (16)
であったことが判る。ただし、α[dB]は個体差による誤差である。結果として、最大入力レベルを超える信号がPASW25に入力されたと考えられる。
・高温で周波数キャリブレーションを実行後、低温で周波数キャリブレーションを実行しない場合、
・信号源10とRFコンバータ20を損失が大きいRFケーブル30で接続して周波数キャリブレーションを実行し、その後に損失の少ないRFケーブル30に交換して周波数キャリブレーションを実行しない場合、
の少なくともいずれかの場合に過大入力状態S102となりうる。
11:BBM
12:RFベース
17:起動センサ
18:CTM
20:RFコンバータ
21:PA
22、23:経路
24:SW
25:PASW
26:ATT
27:温度センサ
28:ケーブルセンサ
30:RFケーブル
31:RFコンバータ制御部
32:温度記憶部
33:周波数キャリブレーション実行部
40:試験インタフェース
Claims (2)
- 複数のセルに対応するデジタルベースバンド信号を発生させるベースバンドモジュール(11)と、前記デジタルベースバンド信号を前記複数のセルに対応する変調信号に変換させるDAコンバータと、前記複数のセルに対応する前記変調信号が入力して前記変調信号が周波数変換されたRF信号を出力するRFコンバータ(20)と、RFコンバータ制御部(31)と、を有する信号発生装置において、
前記RFコンバータは、パワーアンプ(21)と、前記パワーアンプを経由する経路と前記パワーアンプをバイパスする経路とを切り替えるスイッチ(24、25)と、を備え、
前記RFコンバータ制御部は、
各々のセルが送信するリソースブロックの数、前記リソースブロックあたりのサブキャ リアの数、前記サブキャリアあたりのパワーを用いて、前記複数のセルに対応する前記変 調信号の入力レベルを算出し、
前記算出によって得られた入力レベルが前記RFコンバータの有する入力限界値を超えた場合には、
前記RFコンバータに入力される前記変調信号の入力レベルが前記RFコンバータの有する入力限界値以下になるように、前記ベースバンドモジュールにおける前記複数のセルに対応するデジタルベースバンド信号のうちの所定のセルに対応するデジタルベースバンド信号の電力値を低減させ、
前記ベースバンドモジュールに備わる前記スイッチを、前記パワーアンプをバイパスする経路に切り替えることを特徴とする、
信号発生装置。 - 複数のセルに対応するデジタルベースバンド信号を発生させるベースバンドモジュール(11)と、前記デジタルベースバンド信号を前記複数のセルに対応する変調信号に変換させるDAコンバータと、前記複数のセルに対応する前記変調信号が入力して前記変調信号が周波数変換されたRF信号を出力するRFコンバータ(20)と、RFコンバータ制御部(31)と、を有する信号発生装置を用いた信号発生方法であって、
前記RFコンバータは、パワーアンプ(21)と、前記パワーアンプを経由する経路と前記パワーアンプをバイパスする経路とを切り替えるスイッチ(24、25)と、を備え、
前記RFコンバータ制御部は、
各々のセルが送信するリソースブロックの数、前記リソースブロックあたりのサブキャ リアの数、前記サブキャリアあたりのパワーを用いて、前記複数のセルに対応する前記変 調信号の入力レベルを算出し、
前記算出によって得られた入力レベルが前記RFコンバータの有する入力限界値を超えた場合には、
前記RFコンバータに入力される前記変調信号の入力レベルが前記RFコンバータの有する入力限界値以下になるように、前記ベースバンドモジュールにおける前記複数のセルに対応するデジタルベースバンド信号のうちの所定のセルに対応するデジタルベースバンド信号の電力値を低減させ、
前記ベースバンドモジュールに備わる前記スイッチを、前記パワーアンプをバイパスする経路に切り替えることを特徴とする、
信号発生方法。
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