JP7231896B2 - 装身具用連結具 - Google Patents

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Description

本発明は、ネックレス、チェーン、ブレスレット、アンクレット等の装身具用の連結具及びこの連結具を用いた装身具に関するものである。
装身具用の連結具として、先細部を有する雄部材が、差込口を有する雌部材に挿入された状態で、雄部材の内部の弾性部材が係止部を付勢することで雄部材と雌部材とを係合させて、装身具の一端と他端が連結具を介して結合された状態にする構成が知られている。(特許文献1参照)
特開2014-23803号公報
特許文献1の雄部材において、係合部と、当該係合部を付勢する為の弾性部材が、別々の部材になっている故に、雄部材の部品点数が多くなっている。その結果、雄部材の構造が複雑化して、その組立工程が増大する課題が残されていると考えられる。
そこで、本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、雄部材を構成する部品点数を減らすことで、雄部材の構造を簡素化してその組立工程を低減することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、雌部材150と雄部材100からなる装身具用連結具において、前記雄部材100は、係合部112と操作部113を有する弾性部材110と、前記弾性部材110を組み込む為の空隙121が形成されたボディ部材120とを具備しており、前記雌部材150は、前記雄部材100が挿抜される差込口153に前記雄部材100の前記係合部112と係合する被係合部151が形成されている装身具用連結具を提供する。
また、前記装身具用連結具を用いた装身具を提供する。
本発明の装身具用連結具及びこれを用いた装身具によれば、雄部材の部品数を減らせる。その結果、雄部材の構造を簡素化して、その組立工程を低減することが可能となる。
雄部材100と雌部材150が連結した状態を表す断面図 雄部材100の分解斜視図 雄部材100の組立斜視図 弾性部材110の平面図 ボディ部材120のAA断面図 ボディ部材120のBB断面図 ボディ部材120 ' のAA断面図 ボディ部材120 ' のBB断面図 雄部材100Aの分解斜視図 雄部材100Aの組立斜視図 弾性部材110Aの平面図 ボディ部材120AのAA断面図 ボディ部材120AのBB断面図 雄部材100A ' の分解斜視図 雄部材100A ' の組立斜視図 雄部材100Bの分解斜視図 雄部材100Bの組立斜視図 弾性部材110Bの平面図 ボディ部材120BのAA断面図 ボディ部材120BのBB断面図 雄部材100Cの分解斜視図 雄部材100Cの組立斜視図 弾性部材110Cの平面図 ボディ部材120CのAA断面図 ボディ部材120CのBB断面図 雄部材100Dの分解斜視図 雄部材100Dの組立斜視図 雄部材100Eの分解斜視図 雄部材100Fの分解斜視図 雄部材100Gの分解斜視図 雄部材100Gの組立斜視図 雄部材100Hおよび雌部材150Hの分解斜視図 雄部材100Hおよび雌部材150Hの組立斜視図 雄部材100Iの平面図 弾性部材110Jの平面図 弾性部材110Kの平面図 雌部材150Aの断面図 取付部材130Aの斜視図
本発明の装身具用連結具(以下、「連結具」と略記する)は、雌部材と雄部材とを含んで構成される。雄部材は、係合部と操作部を有する弾性部材と、弾性部材を組み込む為の空隙が形成されたボディ部材とを含んで構成され、雌部材には雄部材と係合する為の差込口が形成されている。なお、空隙はボディ部材の先端部側と後端部側の少なくとも一方に形成されていればよい。そして、本発明の装身具は上記本発明の連結具を用いた装身具である。以下において、本発明の連結具とこれを用いた装身具の各実施形態について添付図面を用いて詳細に説明する。なお、本発明の連結具とこれを用いた装身具は、ここで説明する各実施形態に限定されるものではない。
<実施形態-1>
本発明の連結具及びこれを用いた装身具の実施形態-1を説明する。本実施形態-1の連結具及びこれを用いた装身具は、弾性部材がボディ部材の先端部側から組み込まれて構成される雄部材の形態である。
図1は雄部材100と雌部材150が連結した状態の連結具10を表す断面図である。図示しているように、雄部材100は、弾性部材110とボディ部材120と取付部材130とを組み合わせて構成される。
<雌部材>
図1に示す雌部材150は、一端が開口で他端が閉口であって両端の間が略筒状の形状であり、雄部材100が挿入される方向(長手方向)に細長い形状を有している。開口の先端側には雄部材100が挿入又は抜去される差込口153が設けられている。この差込口153の裏側(雌部材150の後端側)に被係合部151が形成されている。この被係合部151は、後述する弾性部材110の係合部112と係合する状態になる部位である。
なお、雌部材150の長手方向に垂直な断面の形状は、略円、略楕円、L字形を含む多角形、一部線分も可能な閉曲線等の形状が可能であり、当該断面が略円の場合の雌部材150の両端間は略円筒状となる。また、雌部材150の外形は、略筒状の形状以外にも、中空部の中央がくびれた形状、略球形状、薄板形状でも、本発明における同様の機能を有することが出来る。
<雄部材>
図2は連結具100の分解斜視図であり、図3は連結具100の組立斜視図である。図1の説明でも記載した通り、雄部材100は、弾性部材110とボディ部材120と取付部材130とを備えて、雌部材150への挿入方向(長手方向)に細長い形状を有している。ボディ部材120の先端部側に、弾性部材110を組み込ませることが出来る空隙121が形成されている。取付部材130は棒状で略円柱形であり、後述する取付孔115や取付孔124の内部に挿通させることの出来る外径を有する。取付部材130の形状・大きさは、図38の取付部材130Aを除いて、他の実施形態においてもほぼ同様である。
ボディ部材120等の断面位置を示す目的で、図3・図10等において、雄部材100の中央線を示している。図1で示す連結具10の雄部材100はAA断面図になっている。
雄部材100は、弾性部材110をボディ部材120に組み込んだ後に取付部材130を取り付けることで組み立てられる。組立後は、弾性部材110の先端部111とボディ部材120の先端部122とがほぼ重なるようになり、雄部材100の先端部101は先細の形状となる。雄部材100の長手方向に垂直な断面の形状は、雌部材150と同様に、略円、略楕円、L字形を含む多角形、一部線分も可能な閉曲線等の形状が可能であり、当該断面が略円の場合の雄部材100は略円柱状となる。
<弾性部材>
図4は弾性部材110の平面図である。図示しているように、弾性部材110は先端部111を有し、先端部111から後端部118へ向けて複数(例えば二股)の腕部114が延びており、先端部111と対向する2本の腕部114とで略U字形状となる。弾性部材110は、弾性(バネ性)を有する素材から出来ており、薄板(平板)形状であり、厚さ方向の大きさ(つまり、薄板の厚さ)は後述するボディ部材120に形成された空隙121の幅方向の大きさ(つまり、空隙121の短手方向の幅)よりも小さい。また、略U字曲がり角の内側にはスリット端部116が設けられている。
弾性部材110の少なくとも一つの腕部114には係合部112と操作部113が形成されており、操作部113は係合部112よりも後端部118側に形成されている。弾性部材110は各々の操作部113を押圧して相互に接近させると復元力が働く弾性を有している。
また、少なくとも一つの腕部114の先端部111と係合部112の間には後端部118側に行くにつれ徐々に幅(つまり、弾性部材110の面(元の薄板の面)に沿う方向であって、その先端部111から略中央部を結ぶ方向(長手方向)に対して垂直な方向(短手方向、図23に示すV方向)の大きさ)が広がるテーパー部117が設けられている。各々の操作部を押圧して互いに接近させると、各々の傾斜部115間および係合部112間の距離が縮まり、雄部材100と雌部材150の係合を解除させることが出来る。
<ボディ部材と空隙部>
図5はボディ部材120のAA断面図であり、図6はボディ部材120のBB断面図である。
先端部111は先細形状であり、後端部123側に膨らみ部129が設けられている。この膨らみ部129は、ボディ部材120の長手方向に行くにつれて、短手方向に緩やかに膨らんだ後に元に戻る略楕円弧形状になっている。
この膨らみ部129は、弾性部材110の操作部113が可動できる範囲を一定の範囲内(つまり、弾性変形できる範囲内)に収めて、弾性部材110が塑性変形することを防ぐ役割をする。
ボディ部材120の略中央部に空隙121が形成されており、先端部122にも空隙121が設けられている。ボディ部材120の内部に固定部126が設けられている。
この固定部126は、空隙121によって分かれたボディ部材120の一方と他方とを空隙121を隔てて結合して固定する役割を持ち、弾性部材110のスリット端部116と当接することも可能である。
一般的に弾性を有する部材を押圧させた際にゆがみが生じることがあるが、ボディ部材120に弾性部材110を組み込む為の空隙121を設けることで弾性部材110の意図しない変形劣化を抑制して耐久性を高めることが出来る。
図6で示すように、ボディ部材120の先端部122は2つに分かれて、一方の先端部122aと他方の先端部122bが形成されている。弾性部材110とボディ部材120が組み合わさると、先端部122aと先端部122bとの間に、弾性部材110の先端部111が入り込み、この三層により、雄部材100の先端部101が形成される。
図7はボディ部材120 ' (変形例)のAA断面図であり、図8はボディ部材120 ' のBB断面図である。これらの図はボディ部材120 ' を鋳造製法で作る場合を想定している。図示しているように、ボディ部材120 ' はその固定部126以外は肉厚の薄い形状になっている。ボディ部材120 ' を金やプラチナ等の貴金属で作る場合に、出来るだけ重量を軽くして、使用する貴金属を少なくすることが好ましく、図7と図8に示すボディ部材120 ' は、軽量化とコスト削減に繋げることが出来る。
<雄部材の挿入と抜去>
以上説明した雄部材100と雌部材150において、弾性部材110の操作部113を押圧させ、係合部112の位置を雄部材100の内部側へ引き下げた(つまり、対向する操作部間の距離を縮めた)状態において、差込口153より雄部材100を雌部材150の内部へ挿入させることが出来る。そして、雄部材100の係合部112が雌部材150の被係合部151を通過した後に、操作部113の押圧を解除すると、弾性部材110の復元力により、操作部113を雄部材100の外側に付勢する弾性力が働く。これにより、係合部112と被係合部151が組み合うことで、雄部材100と雌部材150とが係合された状態になる。なお、操作部113を押圧操作しなくとも、雄部材100を雌部材150の内部方向へ押し込み移動させることで、雄部材100と雌部材150とを同様に係合させることも可能である。
<装飾体の接続>
雌部材150の閉口の後端側には接続環152が形成されている。この接続環152にネックレス等の線状装飾体の一端を接続させることが出来る。また、ボディ部材120の後端部123側には、接続孔123が形成されており、この接続孔123にネックレス等の線状装飾体の他端を接続させることが出来る。そして、雄部材100を雌部材150に挿入して雄部材100と雌部材150とを係合させることで、装身具の一端と他端とが連結具を介して結合された状態になる。その後、雄部材100と雌部材150とを係合を解除して雌部材150から雄部材100を抜去することで装身具の両端の結合が解除される。
<実施形態1の変形例(1)>
図9は雄部材100Aの分解斜視図であり、図10は雄部材100Aの組立斜視図である。
図示しているように、ボディ部材120が2分割されており、その間に1つ以上のスペーサー140を挟み込んで組み立てることが出来る。スペーサー140の個数は実用的には1つ~4つの範囲で十分である。
図11は弾性部材110Aの平面図である。図4で示した弾性部材110の形状のみならず、操作部113を弾性部材110Aの長手方向に短くしてもよく、操作部113の長さをボディ部材120Aの形状に応じて設計することが出来る。
図12はボディ部材120AのAA断面図であり、図13はボディ部材120AのBB断面図である。ボディ部材120Aは2つの薄板を組み合わせて構成される。
図14は雄部材100A ' の分解斜視図であり、図15は雄部材100A ' の組立斜視図である。これらの図はボディ部材120をプレス加工製法で作る場合を想定している。図示しているように、ボディ部材120A ' は一枚の板から出来ている。ボディ部材120A 'の略中央に折曲部173が設けられている。対向してボディー部材本体となる両側部を連結するための連結部の略中央(折曲部173)で折り曲げることで、ボディ部材120と同様の機能を有することが出来る。プレス加工でボディ部材120A ' を製造することが出来るので、軽量化とコスト削減に繋げることが可能である。なお、このように折り曲げられて形成されてボディ部材120A 'は、その先端部側が2分割された構造とみなすこともできる。
図示しているものは、ボディ部材120A 'がフラット形状であるが、ボディ部材120A 'の外壁に膨らみがあっても良く、ボディ部材120A 'の内壁にへこみがあっても良い。すなわち、ボディ部材120A 'に凸凹があっても良い。
<実施形態1の変形例(2)>
図30は雄部材100Gの分解斜視図であり、図31は雄部材100Gの組立斜視図である。
弾性部材110Eの先端部111が先鋭化されており、雌部材150へ挿入しやすくなっている。
また、ボディ部材120Gの先端部122近傍であって空隙121に対抗する面に突出部172が形成されている。図30で示すボディ部材120Gの先端部122は外側に反れており、弾性部材110Gをボディ部材120Gの内部に組み合わせた後に、ボディ部材120Gの各々の先端部122を内側に押圧して塑性変形させると先端部122が閉じる為、取付部材130の代替の役割をする。この突出部172は取付孔115に入り込める大きさである。
<実施形態-1の効果>
以上説明したように、実施形態-1の連結具及びこれを用いた装身具によれば、ボディ部材120の先端部側から弾性部材110を挿入できる為、ボディ部材120と弾性部材110の組立を容易化させることが出来る。
<実施形態-2>
本発明の連結具及びこれを用いた装身具の実施形態-2を説明する。本実施形態-2の連結具及びこれを用いた装身具は、弾性部材がボディ部材の後端部側から組み込まれて、ボディ部材の先端部側で弾性部材とボディ部材との結合が安定化される雄部材の形態である。
図16は雄部材100Bの分解斜視図であり、図17は雄部材100Bの組立斜視図である。ここでは雄部材100Bは、さらに具設部材160を備えている。この具設部材160は、ネジ溝を有して(螺刻されて)いても良い。そして、雄部材100Bの先端部101側から、具設部材160を介して、弾性部材110Bとボディ部材120Bを結合させる。
図18は弾性部材110Bの平面図である。弾性部材110Bの先端側に凹溝部119が設けられている。この凹溝部119と具設部材160の先端部とが嵌合することで、弾性部材110Bとボディ部材120Bとの結合状態を安定化させることが出来る。
図19はボディ部材120BのAA断面図であり、図20はボディ部材120BのBB断面図である。図示しているように、ボディ部材120Bの先端部には具設孔125が形成されている。この具設孔125の内部に、具設部材160とかみ合うネジ溝が設けられて(螺設されて)いれば、弾性部材110Bと取付部材130とをより強固に結合させることが出来る。
ボディ部材120Bの後端部123側に弾性部材110Bを組み込むことが出来る空隙121が形成されている。ボディ部材120Bの内部に固定部126は形成されている。この固定部126は図20で示すボディ部材120Bの上下部分(つまり一対の対向する部分)を繋げる役割を有する。
<実施形態-2の効果>
以上説明したように、実施形態-2の連結具及びこれを用いた装身具によれば、具設部材160によってボディ部材120と弾性部材110を強固に固定することが出来る。また、ボディ部材120と弾性部材110を固定させることで雄部材100の先端部101が補強される。雄部材100と雌部材150の脱着による摩耗は、主に雄部材100の先端部101近傍で生じるが、その摩耗を抑えることが出来、連結具10の耐久性を高めることが出来る。
<実施形態-3>
本発明の連結具及びこれを用いた装身具の実施形態-3を説明する。本実施形態-3の連結具及びこれを用いた装身具は、弾性部材がボディ部材の後端部側から組み込まれて、弾性部材がボディ部材の先端部側の一部と当接及び/又は嵌合することで弾性部材とボディ部材との結合が安定化される雄部材の形態である。
図21は雄部材100Cの分解斜視図であり、図22は雄部材100Cの組立斜視図である。
弾性部材110Cの凹溝部119が、ボディ部材120Cの内壁部127と当接した状態において、ボディ部材120Cの先端部側の一部が凹溝部119に挟み込まれている(つまり、ボディ部材120Cの先端部側の一部と凹溝部119とが嵌合している)。
図23は弾性部材110Cの平面図である。弾性部材110の先端側に凹溝部119が形成されている。図示しているV方向は、ボディ部材120Cの長手方向に対して垂直方向かつ弾性部材110Cの面に沿う方向(つまり、ボディ部材120Cの短手方向)を示している。この凹溝部119のV方向の大きさは、図24等で示すボディ部材120Cの先端部側(ハッチ線で示された領域)のV方向の大きさよりも大きい。
図24はボディ部材120CのAA断面図であり、図25はボディ部材120CのBB断面図である。ボディ部材120Cの先端部側に内壁部127が形成されており、後端部123側に弾性部材110Cを組み込むことが出来る空隙121が形成されている。
<実施形態-3の変形例>
図26は雄部材100Dの分解斜視図であり、図27は雄部材100Dの組立斜視図である。ボディ部材120Dの先端部122側に内壁部127が形成されている。この内壁部127と弾性部材110Dの先端部111の一部が当接することで、弾性部材110Dがボディ部材120Dに対して回動してしまうことを抑制することが出来る。図示されている内壁部127は略フラットであるが、この形状に制限されない。
図28は雄部材100Eの分解斜視図である。図示しているように、複数の取付部材130で弾性部材110Eとボディ部材120Eを組み合わせることで、弾性部材110Eとボディ部材120Eとの結び付きが強固になる。
図29は雄部材100Fの分解斜視図である。これは、図26で示した雄部材100Dの変形型である。図示している例では、ボディ部材120Fの内壁部127に山形の凸端部171が形成されており、弾性部材110Fの先端部122に凸端部171と当接するための谷形の凹溝部119が形成されている。この凸端部171と凹溝部119が当接することで、弾性部材110Fが回動してしまうことを防ぐことが可能である。
図30は雄部材100Gの分解斜視図であり、図31は雄部材100Gの組立斜視図である。
弾性部材110Eの先端部111が先鋭化されており、雌部材150へ挿入しやすくなっている。
また、ボディ部材120の先端部122近傍に突出部172が形成されている。図30で示すボディ部材120の先端部122は外側に反れており、弾性部材110をボディ部材120の内部に組み合わせた後に、ボディ部材120の各々の先端部122を内側に押圧すると先端部122が閉じる為、取付部材130の代替の役割をする。この突出部172は取付孔115に入り込める大きさである。
図32は雄部材100Hおよび雌部材150Hの分解斜視図であり、図33は雄部材100Hおよび雌部材150Hの組立斜視図である。雄部材100Hは短手方向の一方の側面が曲面となっている略直方体の形状を有し、その長手方向に垂直な断面はレーストラックを半分にした形状を有している。雄部材100Hが挿入される雌部材150Hの中空部と外形も同様の形状を有している。
<実施形態-3の効果>
実施形態-2よりも簡素な構造でありながら、弾性部材110の先端部111をボディ部材120に対して強固に固定することが出来る。
<共通に適用可能な変形例>
図34~図38に記載されている内容は、全実施例において適用することが出来る。図34は雄部材100Iの平面図である。図示しているように、雄部材100Iの先端部101から略中央部にかけて、弾性部材110Iの先端部101から略中央部を結ぶ方向に対して垂直方向(図中のV方向)の大きさは、ボディ部材120Iの垂直方向の大きさよりも大きい。そして、弾性部材110Iをボディ部材120Iより高い剛性を有する素材(例えばステンレス鋼)で製作すれば、ボディ部材120Iが剛性の低い金属(例えば黄銅)であった場合でも、弾性部材110Iが雌部材150に接触することで、ボディ部材120Iと雌部材150が直接的に擦れてボディ部材120Iの表面に傷が生じることを抑制することが出来る。
図34で示す例とは反対のケースもある。弾性部材110の外周面に刻印を入れたり、装飾を施したりする場合には、雄部材100Iの先端部101から略中央部にかけて、弾性部材110Iの先端部101から略中央部を結ぶ方向に対して垂直方向(図中のV方向)の大きさを、ボディ部材120Iの垂直方向の大きさよりも小さいすることも出来る。そうすれば、弾性部材110に施した刻印や装飾を保護することが出来る。その一例として、図31のように、弾性部材110の外周の意匠性を高めることが出来る。
図35は弾性部材110Jの平面図である。図示しているように、複数の係合部112と係合部112’とが形成されている。このように弾性部材に係合部を複数個(または複数組)設けることで、使用者の好みに合わせて装身具の長さ調整をすることが可能である。
仮に係合部112’での係合が外れてしまった場合に、係合部112が設けられていることで、雄部材100と雌部材150との係合を保持させることが出来る。換言すれば、係合部112と係合部112’を用いることで2重のロック機構を有することになる。
当然ながら係合部112と係合部112’の間隔を狭くさせることで、より多くの係合部112を形成されることが可能である。
図36は弾性部材110Kの平面図である。図示しているように、複数個の取付孔115が形成されている。取付孔115が複数個あることで、弾性部材110とボディ部材120の組み合わせ状態を安定化させることが出来る。
図37は雌部材150Aの平面断面図である。図示しているように、雌部材150Aは中空部を有する略球形状とすることもできる。差込口153から雌部材150の内部へ向かって内径が漸次的に狭まっている部位に被係合部151が形成されている。この被係合部151によって、弾性部材110と雌部材150Aの係合力を高めることが出来る。
図示している例では、差込口153から接続環152へ向かって雄部材100をガイドするガイド部156が構成されている。ガイド部156の上下において、別部材を設けて装飾性を高めることが出来る。
図38は取付部材130Aの斜視図である。図2等で示した取付部材130はピン状(略円柱形)のものであったが、ここで図示している取付部材130Aには、ネジ溝が設けられている(螺刻されている)。このネジ溝と係合可能なネジ溝を取付孔124に設ける(螺設されている)ことで、より強固に弾性部材110とボディ部材120を連結(螺合)させることが可能である。
図示していないが、弾性部材110とボディ部材120を連結させる方法として、取付部材130を取付孔124にボンド等の接着剤で接着させることや、圧力を用いて接合させることも可能である。
接続環152の個数は複数でもよい。例えば、図32に示しているように、雌部材150に接続環152が複数(図は3個の例)あり、ボディ部材120にも同数の接続環(図は3個の例)が設けられていてもよい。これにより複数のネックレスにも対応することが出来るようになる。この接続環の数を増減させることで、様々な多連タイプに対応することが出来る。
弾性部材110、ボディ部材120、取付部材130、スペーサー140、雌部材150、具設部材160の素材は、合金、ステンレス鋼、金、銀、銅、アルミ、真鍮、チタン等の各種金属や、セラミック、合成樹脂、プラスチック、合成ゴムなどを利用することが可能である。特にボディ部材120はそれに形成された空隙部121以外は中実(内部に隙間が無く、密な状態であること)物体であることが好ましい。
全体的に図示している弾性部材110は板状の素材であるが、板状に限定されず、線状の素材でも適用させることが出来る。
10…連結具
100…雄部材
101…先端部
110…弾性部材
111…先端部
112…係合部
113…操作部
114…腕部
115…取付孔
116…スリット端部
117…テーパー部
118…後端部
119…凹溝部
120…ボディ部材
121…空隙
122…先端部
123…後端部
124…取付孔
125…具設孔
126…固定部
127…内壁部
128…接続孔
129…膨らみ部
130…取付部材
140…スペーサー
141…貫通孔
150…雌部材
151…被係合部
152…接続環
153…差込口
154 …接続孔
155…折曲部
156…ガイド部
160…具設部材
164…ネジ溝
171…凸端部
172…突出部
173…折曲部
180…丸環
V…垂直方向

Claims (11)

  1. 雌部材150と雄部材100からなる連結具において、
    前記雄部材100は、
    先端部111から後端部118へ向けて延びた2本の腕部114に形成された係合部112と操作部113を
    備えた薄板形状である弾性部材110と、
    前記弾性部材110を組み込む為の空隙121が形成されたボディ部材120とを具備しており、
    前記雌部材150は、前記雄部材100が挿抜される差込口153に前記弾性部材110の前記係合部112と係合する被係合部151が形成されており、
    前記雄部材100の先端部101から長手方向にある略中央部にかけて延びる前記雄部材100の中央線において
    前記弾性部材110の薄板の面に沿う方向であって、
    前記弾性部材110の先端部111から長手方向にある略中央部を結ぶ方向に対する垂直方向であり、

    かつ前記薄板の厚さ方向に対する垂直方向の大きさは、
    前記ボディ部材120の前記垂直方向の大きさよりも大きく、
    前記ボディ部材120と前記雌部材150が直接的に擦れて前記ボディ部材120の表面に傷が生じることを抑制することが出来る装身具用連結具。

  2. 前記弾性部材110には複数の腕部114が設けられており、
    複数の前記腕部114の少なくとも1つには前記係合部112と前記操作部113が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の装身具用連結具。
  3. 前記雄部材100は柱状であり、
    前記ボディ部材120の先端部122側および後端部123側の少なくとも一方に
    前記空隙121が形成されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の装身具用連結具。
  4. 前記ボディ部材120の前記後端部123側に、前記先端部122側よりも当該ボディ部材120の短手方向に膨らんだ膨らみ部129が形成されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の装身具用連結具。
  5. 前記ボディ部材120の前記空隙121が前記先端部122側に設けられ、当該先端部122が当該空隙121を間に挟む一対の先端部122aと先端部122bとで形成され、
    前記雄部材100の先端部101が、
    前記ボディ部材120の一方の前記先端部122a及び他方の前記先端部122bとの間に
    前記弾性部材110の先端部111が配置されて構成されている
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の装身具用連結具。
  6. 前記ボディ部材120の少なくとも一部が2分割されて、
    その間に1つ以上のスペーサー140を挟み込んで組み立てられている
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の装身具用連結具。
  7. 前記雄部材100はさらに具設部材160を備え、
    前記ボディ部材120の先端近傍に具設孔125が設けられており、
    前記弾性部材110の前記先端部111に凹溝部119が形成されおり、
    前記ボディ部材120と前記具設部材160を具設させた状態において、
    前記具設部材160の先端部161側の少なくとも一部が、
    前記弾性部材110の前記凹溝部119に挟み込まれている
    ことを特徴とする請求項5に記載の装身具用連結具。
  8. 前記弾性部材110の前記先端部111の少なくとも一部が、
    前記ボディ部材120の内壁部127に当接していることを特徴とする
    請求項5又は7に記載の装身具用連結具。
  9. 前記弾性部材110の前記先端部111に凹溝部119が形成されおり、
    前記弾性部材110の前記凹溝部119の少なくとも一部が、
    前記ボディ部材120前記内壁部127と当接した状態において、
    前記ボディ部材120の先端部側の一部が前記凹溝部119に挟み込まれている
    ことを特徴とする請求項8に記載の装身具用連結具。
  10. 前記ボディ部材120は前記空隙121以外が中実である
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の装身具用連結具。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の装身具用連結具を備えた装身具。
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