JP7230760B2 - 中継装置および外部装置 - Google Patents

中継装置および外部装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7230760B2
JP7230760B2 JP2019179780A JP2019179780A JP7230760B2 JP 7230760 B2 JP7230760 B2 JP 7230760B2 JP 2019179780 A JP2019179780 A JP 2019179780A JP 2019179780 A JP2019179780 A JP 2019179780A JP 7230760 B2 JP7230760 B2 JP 7230760B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
data
communication
external
communication bus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019179780A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021056804A (ja
Inventor
淳 岩田
昭輝 高江
信之 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2019179780A priority Critical patent/JP7230760B2/ja
Priority to CN202010982676.0A priority patent/CN112583691B/zh
Priority to US17/023,873 priority patent/US11340888B2/en
Publication of JP2021056804A publication Critical patent/JP2021056804A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7230760B2 publication Critical patent/JP7230760B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/46Interconnection of networks
    • H04L12/4604LAN interconnection over a backbone network, e.g. Internet, Frame Relay
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R16/00Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
    • B60R16/023Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R16/00Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
    • B60R16/023Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems
    • B60R16/0231Circuits relating to the driving or the functioning of the vehicle
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/38Information transfer, e.g. on bus
    • G06F13/40Bus structure
    • G06F13/4004Coupling between buses
    • G06F13/4027Coupling between buses using bus bridges
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F8/00Arrangements for software engineering
    • G06F8/60Software deployment
    • G06F8/61Installation
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F8/00Arrangements for software engineering
    • G06F8/60Software deployment
    • G06F8/65Updates
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/13Flow control; Congestion control in a LAN segment, e.g. ring or bus

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Bus Control (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)

Description

本発明は、車両等に搭載されるネットワークシステムに含まれる中継装置および外部装置に関する。
車両には、複数のECU(Electronic Control Unit)と呼ばれる車載機器がバスを介して互いに接続されたネットワークシステムが搭載されている。各車載機器は、互いにバスを介してメッセージを送受信して、車両の各機能を分担して実行する。ネットワークシステムは、典型的には複数のバスを備え、ゲートウェイと呼ばれる中継装置が異なるバス間の通信を中継する。
車載機器は、典型的にはプロセッサと、RAMのような一時的な記憶部やフラッシュROMのような不揮発性の記憶部とを備えている。プロセッサが実行するプログラムは、不揮発性の記憶部に記憶される。このようなプログラムは、例えば、工場での車両の製造時に記憶部に新規に書き込まれたり、車両の出荷後の点検時等にサービスステーションで、記憶部にすでに書き込まれているものより新しいバージョンに書き変えられて更新されたりする。
特許文献1は、中継装置が無線通信によって、複数の車載機器の更新プログラムを受信し、各車載機器に送信することを開示している。特許文献1の中継装置は、相異なるバスに接続された車載機器の更新プログラムをそれぞれのバスに同時並行的に送信することで、各更新プログラムを1つずつ送信する場合に比べ、効率化を図り更新の所要時間を短くする。
特開2018-181377号公報
特許文献1の中継装置は各車載機器用の更新プログラムをいったん内部の記憶装置に記憶するので、記憶装置が多くの記憶領域を備える必要があり、コストがかかる。また、中継装置は、更新プログラムを受信して記憶する処理の後、各車載機器に送信する処理を実行するので、総所要時間は、各処理時間の合計以上となり、効率化に限界がある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、車載機器のプログラム書き込みや更新を効率的に行う中継装置および外部装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一局面は、車外通信バス、および、それぞれ1つ以上の車載機器が接続可能な複数の車内通信バスに接続された中継装置であって、外部装置と、車外通信バスを介して通信する車外通信部と、各車内通信バスに接続された車載機器と、車内通信バスを介して通信する車内通信部と、車外通信部および車内通信部の制御を行う制御部とを備え、車外通信部は、外部装置から、1つの車載機器のプログラムを、新規に書き込むための情報、または、更新するための情報を、所定単位で分割されたデータの列として順次受信し、または、複数の車載機器のプログラムを、それぞれ新規に書き込むための情報、または、それぞれ更新するための情報を、それぞれ所定単位で分割され時分割多重化されたデータの列として、順次受信し、制御部は、車外通信部によるデータの受信順に、データの転送先の車内通信バスを特定するとともに、転送先の車内通信バスに対応したプロトコルに応じてデータを変換し、変換した順に、変換後のデータを転送先の車内通信バスに順次送信するよう、車内通信部を制御する、中継装置である。
上記課題を解決するために、本発明の他の局面は、車外通信バス、および、それぞれ1つ以上の車載機器が接続されている複数の車内通信バスに接続される中継装置に、車載機器のプログラムを、新規に書き込むための情報、または、更新するための情報を、車外通信バスを介して送信する外部装置であって、中継装置と通信する通信部と、通信部の制御を行う制御部とを備え、制御部は、車載機器のプログラムを新規に書き込むための情報、または、更新するための情報を、所定単位で分割したデータの列として、中継装置宛てに順次送信するよう、通信部を制御するデータ送信処理を、互いに異なる車内通信バスに接続された複数の車載機器について並列実行することにより、複数のデータの列を時分割多重化して送信する、第1送信制御と、データ送信処理を、1つの車載機器について実行する、第2送信制御とを実行可能な、外部装置である。
本発明によれば、車載機器のプログラム書き込みや更新を効率的に行う中継装置および外部装置を提供することができる。
本発明の第1~第3実施形態に係るネットワークシステムの構成図 本発明の第1実施形態に係る処理を示すシーケンス図 本発明の第1実施形態に係る処理を示すフローチャート 本発明の第1実施形態に係る処理を示すフローチャート 本発明の第2実施形態に係る処理を示すシーケンス図 本発明の第2実施形態に係る処理を示すフローチャート 本発明の第2実施形態に係る処理を示すフローチャート 本発明の第3実施形態に係る処理を示すシーケンス図 本発明の第3実施形態に係る処理を示すフローチャート 本発明の第3実施形態に係る処理を示すフローチャート 本発明の第3実施形態に係る処理を示すフローチャート
本発明に係る中継装置は、車外通信バスから受信したプログラムの書き込みまたは更新用の情報を分割したデータを、受信した順に転送先の車内通信バスに送信する。これにより、車載機器ごとにデータがすべて揃うまで記憶する場合に比べて、一時記憶用の記憶領域を小さくすることができコストを低減することができる。また、車載機器ごとにデータをすべて受信してから、車載機器に送信する場合に比べて、所要時間を短縮することができる。また、本発明に係る外部装置は、複数の車載機器宛ての情報を時分割多重化して混在させたデータ列として並行的に中継装置に送信することができる。中継装置は、このデータ列を車外通信バスから受信し、複数の車内通信バスのうち、宛先の車載機器が接続された車内通信バスごとに分配して転送する。そのため、車外通信バスのデータ通信速度を、各車内通信のデータ通信速度より速くすることができ、所要時間をより短縮することができる。以下に本発明の各実施形態を説明する。
(第1実施形態)
<構成>
図1に、本実施形態に係るネットワークシステム1の構成を示す。ネットワークシステム1は、一例として車両に搭載される。ネットワークシステム1は、中継装置50を含む。中継装置50には、複数の車内通信バス10、20、…と、車外通信バス60とが接続されている。また、複数の車載機器11、12、21、22、…が、それぞれ車内通信バス10、20、…のいずれかに接続されている。図1および以降の説明においては、車内通信バスとして、第1車内通信バス10、第2車内通信バス20を例示し、車載機器として、第1車内通信バス10に接続された車載機器11、12と、第2車内通信バス20に接続された車載機器21、22とを例示する。車外通信バス60は、コネクタ61を介して、外部装置100と接続することが可能である。
中継装置50は、各バスを介して、外部装置100と各車載機器11、12、21、22との間の通信や、各車載機器間の通信を中継する機能を有する。中継装置50は、車外通信バス60を介した通信を行う車外通信部51と、車内通信バス10、20を介した通信を行う車内通信部52と、これらを制御する制御部53とを含む。
各車載機器11、12、21、22は、互いに通信を行い、車両の制御のための各種処理を行う。これらの車載機器は、フラッシュROMのような不揮発性の記憶部と、不揮発性の記憶部からプログラムを読み出して実行することで各種処理を行う制御部と、プログラムの一部やデータを記憶するRAMのような一時的な記憶部とを含む。なお、中継装置50も同様にプログラムを記憶した不揮発性の記憶部を備え、制御部53がプログラムを読み出して実行することで、処理を行うことができる。
外部装置100は、例えば、所定の権限を持った作業員が使用する端末装置である。外部装置100は、コネクタ61に接続することで、中継装置50に、各車載機器11、12、21、22の記憶部に記憶させるプログラムを有線通信によって提供することができる。外部装置100は、中継装置50と通信を行う通信部101と、通信部101を制御する制御部102とを含む。また、外部装置100は他の装置から各車載機器に提供するプログラムを受け取って一時的に記憶する記憶部を含んでもよい。
外部装置100は、例えば、工場での車両の製造時に、記憶部に新規にプログラムを書き込んだり、車両の出荷後の点検時等にサービスステーションで、すでに記憶部に書き込まれているプログラムを、更新されたバージョンのプログラムに書き変えたりするのに用いることができる。なお、外部装置100は、端末装置の代わりに車外の所定のサービスセンターに設置されたサーバーでもよい。この場合、中継装置50は、車外通信バス60を介して車両が備える無線通信機に接続し、外部装置100は、プログラムを、無線通信機を介した無線通信によって、中継装置50に提供することができる。
<シーケンス>
以下に、本実施形態に係る、プログラムの新規書き込み、あるいは、更新書き込みの処理を説明する。ここでは、いずれの処理もまとめてプログラミングと呼ぶことにする。図2に、本処理のシーケンス図を示す。
(ステップS101):外部装置100と中継装置50とが通信可能な状態となると、認証処理が行われる。本ステップにおいて、中継装置50が、例えばチャレンジレスポンス方式によって、外部装置100を正規の機器であることを認証する。認証に失敗した場合は、以降の処理を行わない。
(ステップS102):外部装置100と中継装置50とは、車載機器のプログラミングを、複数の車載機器について並行的に実行したり、1つの車載機器について単一的実行したりすることが可能な動作状態であるプログラミングモードに遷移する。
(ステップS103):本実施形態では、相異なる車内通信バスに接続された複数の車載機器のプログラミングを並行的に実行することができる(並行プログラミング)。本ステップでは、一例として、第1車内通信バス10に接続された1つの車載機器のプログラミング(ループL1)と第2車内通信バス20に接続された1つの車載機器のプログラミング(ループL2)とを並行的に行う。車内通信バスの数が3以上あれば、これに合わせて、このようなループを3以上並行的に実行し、3以上の車内通信バスにそれぞれ接続された車載機器のプログラミングを並行的に実行してもよい。
ループL1について説明する。外部装置100は、第1車内通信バス10に接続された1つの車載機器のプログラミングのための情報を送信する。この情報は、プログラムまたはプログラムを圧縮したものである。あるいは更新書き込みの場合は、更新前のプログラムと更新後のプログラムとの差分を表す情報またはこれを圧縮したものであってもよい。この情報は、車外通信バス60の通信プロトコルに従って分割され適宜ヘッダ等の付加情報が付与されたフレーム単位のデータの列として、順次送信される。中継装置50は、車外通信バス60経由でデータを受信し、第1車内通信バス10にデータを順次送信することで、データを転送する。中継装置50はデータの転送の際、必要であれば、第1車内通信バス10の通信プロトコルに従って、データの形式を変換する。
ループL2について説明する。外部装置100は、第1車内通信バス10とは異なる第2車内通信バス20に接続された1つの車載機器のプログラミングのための情報を送信する。この情報は、ループL1と同様、プログラムや差分情報あるいはこれらを圧縮したものである。この情報は、ループL1と同様、車外通信バス60の通信プロトコルに従って分割され適宜ヘッダが付与されたフレーム単位のデータの列として、順次送信される。中継装置50は、車外通信バス60経由でデータを受信し、第2車内通信バス20にデータを順次送信することで、データを転送する。中継装置50はデータの転送の際、必要であれば、第2車内通信バス20の通信プロトコルに従って、データの形式を変換する。
本ステップにおいては、中継装置50は、車外通信バス60から受信したデータを受信した順に車内通信バス10、20のいずれかに送信するので、車載機器ごとにデータがすべて揃うまで記憶する場合に比べて、一時記憶用の記憶領域を小さくすることができコストを低減することができる。また、車載機器ごとにデータをすべて受信してから、車載機器に送信する場合に比べて、所要時間を短縮することができる。
外部装置100が送信するデータの列には、上述のループL1、L2が並行的に実行される結果、各ループで送信されたデータが混在する。そのため、中継装置50は、車外通信バス60から、複数の車載機器宛てのデータがほぼ均等に混在した形でデータ列を受け取る。このデータ列に含まれる各データは、中継装置50によって、宛先に応じて複数の車内通信バス10、20のいずれかに分配されて転送される。すなわち、各車内通信バス10、20に送信されるデータ列は、車外通信バス60から受信されるデータ列からそれぞれ間欠的に取り出された一部である。そのため、車外通信バス60のデータ通信速度を各車内通信バス10、20のそれぞれのデータ通信速度より一定程度速くしても、中継装置50は、各車内通信バス10、20のデータ通信速度が遅いことを理由とする送信待ちをすることなく、受信したデータを転送することができる。このように本ステップにおいて、車外通信バス60のデータ通信速度を各車内通信バス10、20のそれぞれのデータ通信速度より速くすれば、所要時間をより短くすることができ好ましい。車外通信バス60のデータ通信速度は、並行的にプログラミングする車載機器の数、データの混在比、各車内通信バスの通信速度、各車載機器のデータ処理速度、中継装置50のデータ転送処理速度等に基づいて、適宜設定することができる。
本実施形態では、プログラミング対象の車載機器のうち、かつ、相異なる車内通信バスにそれぞれ接続された複数の車載機器の組があれば、その組のプログラミングを本ステップのように優先的に並行的に実行する。これにより、所要時間をより短縮することができ好ましい。
(ステップS104):本ステップでは、1つの車載機器のプログラミングを行う。図示する例では、一例として、第2車内通信バス20に接続された1つの車載機器のプログラミングを行う。この処理(ループL3)は、上述のループL2の処理と同様である。本実施形態では、例えば、同一の車内通信バスに接続された複数の車載機器のプログラミングについては、並行的に実行しない。同一の車内通信バスに接続された複数の車載機器については、プログラミングを並行的に実行しても、1つの車載機器ずつプログラミングを行う場合と同じく、車内通信バスの通信速度がボトルネックとなる(車内通信バスの通信速度に依存した所要時間がかかる)と想定され、所要時間短縮の効果は得られにくいからである。更に、同一の車内通信バスに並行してプログラミングが通信されると、車内通信バスの通信量が多くなった結果、通信が滞留してしまい、車載機器のプログラミングが正常に完了しない可能性があるからである。また、車載機器がいずれの車内通信バスに接続されているか不明である場合も本ステップでプログラミングを行う。この場合、中継装置50は、データを全ての車内通信バス10、20に送信する。
本実施形態では、プログラミング対象の車載機器のうちプログラミング未実施の車載機器があるが、その中から相異なる車内通信バスにそれぞれ接続された複数の車載機器の組を作ることができる間は、ステップS103を繰り返し、その後、ステップS104を繰り返す。
(ステップS105):外部装置100と中継装置50とは、プログラミング対象の車載機器のすべてのプログラミングが終了すると、プログラミングモードを終了する。
<外部装置の処理>
上述のシーケンスにおける、外部装置100の処理を以下に説明する。図3に、本処理のフローチャートを示す。
(ステップS201):外部装置100の制御部102は、通信部101を制御して、中継装置50と通信を行い、中継装置50による外部装置100の認証を要求し、その後、中継装置50から認証を受ける。
(ステップS202):制御部102は、通信部101を制御して、中継装置50と通信を行い、プログラミングモードへの遷移要求を行い、外部装置100もプログラミングモードに遷移する。
プログラミングモードへの遷移後、以降のステップS211~ステップ213の処理と、ステップS221~ステップ223の処理とが、並行的に実行される(第1送信制御)。処理の並行化は、例えば、制御部102が、「プロセス」と呼ばれる処理の実行単位を新たに生成するfork処理によって行うことができる。
(ステップS211):制御部102は、並行プログラミング可能な車載機器があるか否かを判定する。判定の方法は後述する。並行プログラミング可能な車載機器がある場合ステップS212に進み、並行プログラミング可能な車載機器がない場合、後述のステップS221~S223のような他の「プロセス」が終了するのを待って、ステップS251に進む。
(ステップS212):制御部102は、並行プログラミング可能な車載機器を1つ選択する。
(ステップS213):制御部102は、ステップS212で選択した車載機器のプログラミングに必要な情報を、通信部101に、データ列として順次送信させる。制御部102は、データに、付加情報として、宛先の車載装置を特定できるID(識別子)を付加する。制御部102は、この処理を、情報をすべて送信するまで繰り返す。その後、ステップS211に進む。
(ステップS221~S223):制御部102は、新たに「プロセス」を生成し、この「プロセス」において上述のステップS211~S213と同様の処理を行う。ただし、ステップS221において、並行プログラミング可能な車載機器がない場合は、制御部102は本「プロセス」を終了し、上述のステップS211から継続する「プロセス」によって、次のステップS251以降のステップが実行される。
ステップS211、S212あるいはステップS221、S222において、並行プログラミング可能な車載機器があるか否かの判定と、車載機器の選択とは、例えば、予め定められた情報に基づいて行うことができる。この場合、情報には、例えば、並行プログラミング可能となるように好適に定められた、車載機器やその組み合わせごとのプログラミングの順序を特定する更新手順を表す情報が含まれる。上述の各プロセスにおいて、制御部102は、この情報に従って、判定および選択を行うことができる。
あるいは、予め定められた情報には、プログラミング対象の車載機器とその車載機器が接続された車内通信バスを特定する情報が含まれてもよい。このような情報がある場合、外部装置100と中継装置50とによって共有される。この場合、制御部102は、例えば、プログラミング対象の車載機器のうち、プログラミング未開始の車載機器があり、かつ、その車載機器が接続された車内通信バスに現在プログラミング中の他の車載機器がない場合、そのプログラミング未開始の車載機器を、並行プログラミング可能であると判定して選択することができる。
なお、ステップS213、S223が並行的に実行されても、通信部101は、それぞれのステップで送信されるデータ列が混信しないよう、適宜、通信期間をそれぞれのステップで送信されるデータ用に時分割して、各データ列を適切に多重化する。
また、互いに並行的に実行される「プロセス」は3つ以上でもよい。「プロセス」の数は、例えば外部装置100の制御部102や通信部101の処理能力や、ネットワークシステム1の車内通信バスの数に応じて定めることができる。また、並行的に実行できれば処理単位の実装態様は「プロセス」に限定されない。
(ステップS251):制御部102は、プログラミング対象の車載機器があるか否かを判定する。プログラミング対象の車載機器のうち、上述の並行処理でプログラミングしなかった車載機器がある場合ステップS252に進み、ない場合ステップS254に進む。
(ステップS252):制御部102は、プログラミング可能な車載機器を1つ選択する。ステップS251の判定および本ステップの選択も、上述したように予め定めた情報に基づいて行うことができる。なお、本ステップで選択される車載機器は、並行的にプログラミングすることができなかった車載機器であるが、その中には、いずれの車内通信バスに接続されているか不明であるため、並行的にプログラミングすることができるか否かの判定自体ができなかった車載機器が含まれうる。
(ステップS253):制御部102は、ステップS212で選択した車載機器のプログラミングに必要な情報を、通信部101に、上述と同様、IDを付加したデータの列として順次送信させる(第2送信制御)。このデータ列は、いずれかの車内通信バスに全て転送される。車外通信バス60のデータ通信速度が、各車内通信バスのデータ通信速度より速い場合は、データ送信を遅らせるため、一方法として、所定数のデータを送信した後、送信を中断し、宛先の車載機器からの応答を中継装置50経由で受信すると、データの送信を再開するようにしてもよい。この場合、車載機器には、所定数のデータを受信したのち、新たなデータの受信が可能になるとそのことを表す応答を送信するようにさせる。あるいは、他の方法として、本ステップの第2送信制御においては、上述の第1送信制御の場合に比べて、車外通信バス60のデータ通信速度を遅くし各車内通信バスのデータ通信速度と同程度としてもよい。制御部102は、この処理を、情報をすべて送信するまで繰り返す。
(ステップS254):制御部102は、通信部101を制御して、中継装置50と通信を行い、プログラミングモードの終了を要求し、外部装置100もプログラミングモードを終了する。
<中継装置の処理>
上述のシーケンスにおける、中継装置50の処理を以下に説明する。図4に、本処理のフローチャートを示す。
(ステップS301):中継装置50の制御部53は、車外通信部51を制御して、外部装置100と通信を行い、外部装置100からの認証要求に応じて外部装置100の認証を行う。
(ステップS302):制御部53は、外部装置100からのプログラミングモードへの遷移要求に応じてプログラミングモードに遷移する。
(ステップS303):車外通信部51が、外部装置100から車載機器のプログラミング用のデータを受信する。または、車内通信部52が、複数の車載機器11、12、21、22、…からプログラミングの応答通信を受信する。
(ステップS304):制御部53は、ステップS303で受信したデータに付加されたIDに基づいて、データの宛先が車載機器である場合は、その車載機器が接続されている車内通信バスを、転送先のバスとして特定し、データの宛先が外部装置100である場合は、転送先のバスとして、車外通信バスを特定する。特定できた場合ステップS305に進み、そうでない場合ステップS307に進む。
(ステップS305):制御部53は、ステップS303で受信したデータを、転送先の車内通信バス、または、車外通信バスの通信プロトコルに応じて、形式変換し送信用のデータとする。データの変換には付加情報を付け替えたり、形式を変更したり、複数フレームの受信データを1つのフレームのデータにまとめたり、1つのフレームの受信データを複数フレームのデータに分割したりすることを含むことができる。なお、例えば、車外通信バス60と転送先の車内通信バスとが同一の通信プロトコルを用いている場合には、受信したデータの変換を行わず、そのまま送信用のデータとすればよい。
(ステップS306):制御部53は、車内通信部52、または、車外通信部51を制御して、送信用のデータを、転送先の車内通信バス、または、車外通信バスに送信させる。その後、ステップS303に進む。
(ステップS307):制御部53は、ステップS303で受信したデータを、車内通信バス10、20と車外通信バス60のそれぞれの通信プロトコルに応じて、形式変換しそれぞれ送信用のデータとする。データの変換の内容は、上述のステップS305と同様である。また、受信データが転送先のバスと同一の通信プロトコルを用いている場合には、その転送先については受信したデータの変換を行わず、そのまま送信用のデータとすればよい。
(ステップS308):制御部53は、車内通信部52と車外通信部51とを制御して、送信用のデータを、それぞれの転送先の車内通信バスと車外通信バスに送信させる。本ステップによって全ての車内通信バス10、20と車外通信バスを転送先として、データを送信するので、いずれかの車内通信バスに接続されているデータの宛先である車載機器に転送することができる。ステップS307、S308が実行されるのは、例えば、ステップS304においてデータの宛先の車載機器が接続された車内通信バスが特定できない場合である。このような車載機器は、並行的にプログラミング可能と判定されることはない。そのため、このようなデータは、上述のステップS253において送信されたデータであるので、本ステップ実行時に、複数の車載機器が並行的にプログラミング実行中であることはない。そのため、全ての車内通信バス10、20にデータを送信しても、他の車載機器のプログラミングに影響を与えることはない。その後、ステップS303に進む。
ステップS303~S308の処理は、中継装置50がプログラミングモードである間、繰り返される。プログラミングモードは、車外通信部51が、外部装置100からプログラミングモードの終了要求を受信した場合に、制御部53が終了させる。あるいは、プログラミングモードは、外部装置100からデータを一定時間受信しない場合に、制御部53が終了させてもよい。
<効果>
上述したように、本実施形態に係る中継装置50は、車外通信バス60から受信したデータを受信した順に転送先の車内通信バスに送信する。これにより、車載機器ごとにデータがすべて揃うまで記憶する場合に比べて、一時記憶用の記憶領域を小さくすることができコストを低減することができる。また、車載機器ごとにデータをすべて受信してから、車載機器に送信する場合に比べて、所要時間を短縮することができる。また、本実施形態に係る外部装置100は、複数の車載機器宛てのデータを並行的に中継装置50に送信することができるので、中継装置50は、複数の車載機器のプログラミングを並行的に行い、車外通信バス60のデータ通信速度を、各車内通信バス10、20のデータ通信速度より速くすることができ、所要時間をより短縮することができる。
また、中継装置50は、外部装置100から受信したデータに付加されたIDに基づいて転送先の車内通信バスを特定できない場合でも、全ての車内通信バスに転送するので、宛先の車載機器にデータを転送することができる。そのため、いずれの車内通信バスに接続されているか不明な車載機器があっても、その車載機器に対するプログラミングが可能である。
(第2実施形態)
<構成>
本実施形態に係るネットワークシステム1の構成は、第1実施形態と同様であるので説明を省略する。以降、第1実施形態との差異を中心に説明する。
<シーケンス>
第1実施形態においては、プログラミングモードにおいて、並行的に複数の車載機器のプログラミングを行い、その後、単一の車載機器のプログラミングを行う。これに対し、本実施形態においては、動作状態として並行プログラミングモードと単一プログラミングモードとを設け、並行プログラミングモードにおいて、並行的に複数の車載機器のプログラミングを行い、その後、単一プログラミングモードに遷移し、単一の車載機器のプログラミングを行う。単一プログラミングモードにおいては、外部装置100が、対象の車載機器が接続された車内通信バスと同じプロトコルでデータを送信するので、中継装置50によるデータの形式変換の省略を可能にする。図5に、本処理のシーケンス図を示す。図5には、第1実施形態から変更がある箇所を太枠で示す。
本実施形態においては、ステップS103において並行的に複数の車載機器のプログラミングを行ったあと、ステップS103’において、外部装置100と中継装置50とは、車載機器のプログラミングを単一的に実行することが可能な動作状態である単一プログラミングモードに遷移する。
ステップS104において、外部装置100は、プログラミング対象の車載機器が接続された車内通信バスのプロトコルと同一のプロトコルを用いて、データを生成して送信する。図示する例では、外部装置100は、第2車内通信バス20のプロトコルを用いる。中継装置50は、車外通信バス60から受信したデータを、そのまま、各車内通信バス10、20に送信する。このように単一プログラミングモードにおいては、外部装置100が、車外通信バス60を用いて送信するデータの形式を、プログラミング対象である1つの車載機器が接続された車内通信バスのプロトコルに対応させるので、中継装置50がプロトコルに応じてデータの形式変換を行う必要をなくし中継装置50の処理負荷を低減することができる。図示する例では、各車内通信バス10、20に送信されたデータは、第2車内通信バス20に接続されたプログラミング対象の車載機器によって受信される。
ステップS105において、外部装置100と中継装置50とは、プログラミング対象の車載機器のすべてのプログラミングが終了すると、単一プログラミングモードを終了する。
<外部装置の処理>
上述のシーケンスにおける、外部装置100の処理を以下に説明する。図6に、本処理のフローチャートを示す。図6には、第1実施形態から変更がある箇所を太枠で示す。
ステップS211において、並行プログラミング可能な車載機器がない場合、ステップS214に進む。ステップS214において、制御部102は、通信部101を制御して、中継装置50と通信を行い、単一プログラミングモードへの遷移を要求し、外部装置100も単一プログラミングモードに遷移する。
ステップS253において、制御部102は、ステップS252で選択した車載機器が接続されている車内通信バスのプロトコルを特定し、通信部101に、特定したプロトコルでデータを生成して送信させる。制御部102は、例えば、予め与えられた、各車載機器とその車載機器が接続されている車内通信バスのプロトコルとを対応付けた情報に基づいて、この処理を行う。
ステップS254において、制御部102は、通信部101を制御して、中継装置50と通信を行い、単一プログラミングモードの終了を要求し、外部装置100も単一プログラミングモードを終了する。
<中継装置の処理>
上述のシーケンスにおける、中継装置50の処理を以下に説明する。図7に、本処理のフローチャートを示す。図7に示していないが、第1実施形態からステップS304、S307、S308が削除されている。他の変更、追加した事項は、図7に太枠で示す。
本実施形態においては、並行プログラミングモードであるステップS303において受信したデータは、すべて転送先の車内通信バス、または、車外通信バスが特定でき、特定された車内通信バス、または、車外通信バスに送信されるデータである。そのため、ステップS304、S307、S308の処理が省略される。ステップS303、S305、S306のループは、中継装置50が並行プログラミングモードである間、繰り返されるが、車外通信部51が、外部装置100から単一プログラミングモードへの遷移要求を受信した場合に、制御部53が終了させる。
ステップS309において、制御部53は、外部装置100からの単一プログラミングモードへの遷移要求に応じて単一プログラミングモードに遷移する。
ステップS310において、制御部53は、車外通信部51がデータを受信すると、車内通信部52および車外通信部51を制御して、受信したデータをそのまま、全ての車内通信バス10、20と車外通信バスに送信させる。なお、受信したデータに付加されたID等に基づいて転送先の車内通信バスが特定できる場合は、特定した車内通信バスにのみデータを送信するようにしてもよい。
ステップS310の処理は、中継装置50が単一プログラミングモードである間、繰り返される。単一プログラミングモードは、車外通信部51が、外部装置100から単一プログラミングモードの終了要求を受信した場合に、制御部53が終了させる。あるいは、単一プログラミングモードは、外部装置100からデータを一定時間受信しない場合に、制御部53が終了させてもよい。
<効果>
本実施形態に係る中継装置50においても、第1実施形態と同様にコスト低減およびプログラミング処理の所要時間短縮を図ることができる。また、本実施形態においては、単一プログラミングモードにおいては、上述したように、中継装置50において、プロトコルに応じたデータの形式変換を行う必要がないので、処理負荷を低減し、処理時間をより短縮することができる。
(第3実施形態)
<構成>
本実施形態に係るネットワークシステム1の構成は、第1実施形態と同様であるので説明を省略する。以降、第1実施形態との差異を中心に説明する。本実施形態は、第1実施形態にステップS102’を追加したものであるが、第2実施形態に適用してもよい。
<シーケンス>
第3実施形態においては、プログラミングモードにおいて、プログラミングを行う前に、外部装置100が、プログラミング対象の車載機器が接続されている車内通信バスを表す情報を、中継装置50から取得する。中継装置50もまた、この情報を、実際に各車載機器との通信に基づいて生成する。これにより、各車載機器が接続されている車内通信バスが当初は不明であっても、正確に特定して好適に並行プログラミングを行うことができる。図8に、本処理のシーケンス図を示す。図8には、第1実施形態から変更がある箇所を太枠で示す。
本実施形態においては、ステップS102においてプログラミングモードに遷移したあと、ステップS102’において、プログラミング対象の車載機器がそれぞれ接続されている車内通信バスを特定する処理を行う。外部装置100、中継装置50は、特定結果に基づいて、ステップS103、S104の処理を行う。
<外部装置の処理>
上述のシーケンスにおける、外部装置100の処理を以下に説明する。図9に、本処理のフローチャートを示す。図7には、第1実施形態から変更がある箇所を太枠で示す。本実施形態では、ステップS202のあとステップS202’の接続バス特定処理が実行される。図10に、ステップS202’のフローチャートを示す。以下、図10を参照して、接続バス特定処理を説明する。
(ステップS261):外部装置100の制御部102は。プログラミング対象の車載機器のうち未選択のものを1つ選択する。
(ステップS262):制御部102は、通信部101に、選択した車載機器宛てに接続確認要求を表すデータを送信させる。データには、宛先の車載機器を特定できるID(後述の要求通信ID)が付加される。
(ステップS263):通信部101は、中継装置50から、ステップS262で送信したデータのIDと、そのIDが特定する車載機器が接続されている車内通信バスとを表す情報を受信する。
(ステップS264):通信部101は、ステップS262で送信したデータの宛先の車載機器から、そのデータの応答として送信されたデータを、中継装置50から受信する。
(ステップS265):制御部102は、ステップS263で受信した情報に基づいて、以下の表1に例示するようなテーブルを更新する。テーブルにおいて、要求通信IDとは、外部装置100から車載機器宛てに送信するデータに付加されるIDであり、応答通信IDとは、車載機器から外部装置100宛てに送信されるデータに付加されるIDである。相異なる車載機器に同じIDが対応することはない。また、いずれの車載機器についても、要求通信IDと応答通信IDのいずれかが特定できれば、他方も特定できるようにIDの生成規則が定められている。表1に示す例では、要求通信IDに8を加算すると応答通信IDとなる。テーブルには、車載機器ごとに、これらのIDとそのIDが特定する車載機器が接続されている車内通信バスとが対応づけられて記録される。本ステップでは、ステップS261で選択した車載機器が接続されている車内通信バスがあらたに記録される。
Figure 0007230760000001
以上のステップS261~S265の処理を、プログラミング対象の車載機器の全てについて実行する。これにより、表1に示すようなテーブルが完成し、上述のステップS211、S212、S221、S222、S252の処理は、このテーブルに基づいて、行うことができる。なお、テーブルは、プログラミングモードの終了時に破棄し、プログラミングモードに遷移するごとに新規に作成することで、他の車両に対応することができる。
<中継装置の処理>
上述のシーケンスにおける、中継装置50の処理を以下に説明する。図11に、本処理のフローチャートを示す。図11には、第1実施形態から変更がある箇所を太枠で示す。
本実施形態においては、中継装置50は、各車載機器11、12、21、22から受信する応答データに基づいて、車載機器が接続されている車内通信バスを特定する。
本実施形態の特徴である、接続バス特定処理に沿って処理を説明する。
接続バス特定処理においては、ステップS303で、中継装置50は、まず、外部装置100から、上述のステップS262において送信された接続確認要求を表すデータを受信する。この段階では、制御部53は、ステップS303’-1で、新規に接続先を知得したとは判定せず、ステップS304に進む。
中継装置50においても、当初は、要求通信IDに基づいて、その要求通信IDに対応する車載機器が接続されている車内通信バスが不明であるので、ステップS304において、接続確認要求を表すデータは、特定の車内通信バスに送信するデータではないと判定され、ステップS307、S308の処理が実行され、全ての車内通信バスおよび車外通信バスに送信される。
接続確認要求を表すデータは、いずれかの車内通信バスに接続された宛先の車載機器に受信されると、車載機器は、外部装置100宛ての応答データを中継装置50に送信する。この際、車載機器は、応答データに応答通信IDを付加する。
次に、ステップS303で、中継装置50は、応答データを受信する。
制御部53は、応答データを受信することにより、応答データに含まれる応答通信IDと、応答データを受信した車内通信バスとの対応付けが得られるので、ステップS303’-1において、応答通信IDによって特定できる車載機器が、その車内通信バスに接続されていることを新規に知得したと判定し、ステップS303’-2に進む。
中継装置50も、上述の表1のようなテーブルを保持しており、ステップS303’-2において、制御部53は、このテーブルを更新する。
制御部53は、ステップS303’-3において、応答データに含まれる応答通信IDから求めた要求通信IDと、応答データを受信した車内通信バスとを表す情報を含む接続先バス情報のデータを車外通信バスのプロトコルに応じて生成し、車外通信部51に、外部装置100宛てに送信させる。
制御部53は、ステップS304~S308の処理によって、応答データを、車外通信部51に、外部装置100宛てに送信させる。なお、ステップS303において車内通信バス経由で受信したデータは、ステップS303’-1において新規に接続先の車内通信バスを知得したと判定されたか否かにかかわらず、ステップS304~S308の処理によって、受信したデータの転送先のバスが特定できた場合には、特定された転送先のバスを介して、宛先の機器(すなわち、外部装置100あるいは特定の車載機器)に、受信したデータが送信され、特定できなかった場合には、全ての車内通信バスと車外通信バスとを介して、車載機器および外部装置100に、受信したデータが送信される。これにより、各車載機器11、12、21、22から外部装置100宛てに送信されるデータは、応答データも応答データ以外のデータも全て中継装置50によって、データの転送先のバスへ転送されるので、必要に応じて、各車載機器から各車載機器や、外部装置100への通信を行うことができる。
上述の処理が繰り返されテーブルの更新が終了すると、接続バス特定処理は終了となり、その後、外部装置100から送信されるデータは、ステップS304で、テーブルを用いた判定を経て、ステップS305、S306の処理が行われることとなる。テーブルは、プログラミングモードの終了時に破棄し、プログラミングモードに遷移するごとに、新規に作成することで、ネットワークシステム1の車載機器の接続態様の変更に対応することができる。
<効果>
本実施形態に係る中継装置50においても、第1実施形態と同様にコスト低減およびプログラミング処理の所要時間短縮を図ることができる。また、本実施形態においては、各車載機器が接続されている車内通信バスが不明であっても、正確に特定して好適に並行プログラミングを行うことができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、各実施形態の特徴を適宜変形、組み合わせて実施してもよい。例えば、第2実施形態の単一プログラミングモードの特徴と第3実施形態の接続バス特定処理の特徴とを組み合わせてもよい。
本発明は、中継装置、外部装置だけでなく、中継装置を含むネットワークシステム、外部装置とネットワークシステムとを含むシステム、中継装置や外部装置が備えるコンピュータが実行する方法、プログラムおよびこれを記憶したコンピュータ読み取り可能な非一時的記憶媒体、ネットワークシステムを備えた車両等として捉えることが可能である。本発明は、車両に搭載されるネットワークシステム以外のネットワークシステムにも適用できる。
本発明は、車両等に搭載されるネットワークシステムに有用である。
1 ネットワークシステム
10 第1車内通信バス
11、12、21、22 車載機器
20 第2車内通信バス
50 中継装置
51 車外通信部
52 車内通信部
53 制御部
60 車外通信バス
61 コネクタ
100 外部装置
101 通信部
102 制御部

Claims (9)

  1. 車外通信バス、および、それぞれ1つ以上の車載機器が接続可能な複数の車内通信バスに接続された中継装置であって、
    外部装置と、前記車外通信バスを介して通信する車外通信部と、
    各前記車内通信バスに接続された前記車載機器と、前記車内通信バスを介して通信する車内通信部と、
    前記車外通信部および前記車内通信部の制御を行う制御部とを備え、
    前記車外通信部は、前記外部装置から、1つの前記車載機器のプログラムを、新規に書き込むための情報、または、更新するための情報を、所定単位で分割されたデータの列として順次受信し、または、複数の前記車載機器のプログラムを、それぞれ新規に書き込むための情報、または、それぞれ更新するための情報を、それぞれ所定単位で分割され時分割多重化されたデータの列として、順次受信し、
    前記制御部は
    記車外通信部による前記データの受信順に、前記データの転送先の車内通信バスを特定するとともに、前記転送先の車内通信バスに対応したプロトコルに応じて前記データを変換し、変換した順に、変換後の前記データを前記転送先の車内通信バスに順次送信するよう、前記車内通信部を制御し、
    前記データの転送先の車内通信バスを特定できない場合、各前記車内通信バスにそれぞれ対応したプロトコルに応じて前記データを変換し、変換後の各前記データを各前記車内通信バスに送信する、中継装置。
  2. 前記制御部は、前記車外通信部が前記データを受信する場合の前記データの通信速度を、前記車内通信部が各前記車内通信バスに前記データを送信する場合の前記データの通信速度より速くすることが可能な、請求項1に記載の中継装置。
  3. 前記制御部は、前記車外通信部が、前記外部装置から、前記車載機器が接続されている前記車内通信バスを特定する情報の要求を受信すると、前記車載機器が接続されている前記車内通信バスを特定し、特定結果を含む情報を前記外部装置に送信するよう、前記車外通信部を制御する、請求項1または2に記載の中継装置。
  4. 車外通信バス、および、それぞれ1つ以上の車載機器が接続されている複数の車内通信バスに接続される中継装置に、前記車載機器のプログラムを、新規に書き込むための情報、または、更新するための情報を、前記車外通信バスを介して送信する外部装置であって、
    前記中継装置と通信する通信部と、
    前記通信部の制御を行う制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記車載機器のプログラムを新規に書き込むための情報、または、更新するための情報を、所定単位で分割したデータの列として、前記中継装置宛てに順次送信するよう、前記通信部を制御するデータ送信処理を、互いに異なる前記車内通信バスに接続された複数の前記車載機器について並列実行することにより、複数の前記データの列を時分割多重化して送信する第1送信制御と、
    前記データ送信処理を、1つの前記車載機器について実行する、第2送信制御とを実行可能であり、
    ログラムの新規書き込み対象または更新対象の前記車載機器ごとに前記第1送信制御および前記第2送信制御のいずれを行うかを、予め定めた情報の通りに決定する、外部装置。
  5. 車外通信バス、および、それぞれ1つ以上の車載機器が接続されている複数の車内通信バスに接続される中継装置に、前記車載機器のプログラムを、新規に書き込むための情報、または、更新するための情報を、前記車外通信バスを介して送信する外部装置であって、
    前記中継装置と通信する通信部と、
    前記通信部の制御を行う制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記車載機器のプログラムを新規に書き込むための情報、または、更新するための情報を、所定単位で分割したデータの列として、前記中継装置宛てに順次送信するよう、前記通信部を制御するデータ送信処理を、互いに異なる前記車内通信バスに接続された複数の前記車載機器について並列実行することにより、複数の前記データの列を時分割多重化して送信する第1送信制御と、
    前記データ送信処理を、1つの前記車載機器について実行する、第2送信制御とを実行可能であり、
    ログラムの新規書き込み対象または更新対象の前記車載機器ごとに前記第1送信制御および前記第2送信制御のいずれを行うかを、各前記車載機器が接続されている前記車内通信バスを特定する情報に基づいて決定する、外部装置。
  6. 前記制御部は、前記通信部に、前記車載機器の接続されている前記車内通信バスを特定する情報の要求を前記中継装置に送信させ、前記中継装置から、前記車内通信バスを特定する情報を受信させる、請求項に記載の外部装置。
  7. 前記制御部は、前記第2送信制御の実行時は、前記通信部に、所定数の前記データを前記中継装置宛てに送信させるごとに、前記通信部が、前記中継装置から応答を受信するまで、前記データの送信を中断する、請求項4~6のいずれかに記載の外部装置。
  8. 前記制御部は、前記第2送信制御の実行時は、前記第1送信制御の実行時に比べて、前記通信部による前記データの通信速度を遅くする、請求項4~6のいずれかに記載の外部装置。
  9. 前記制御部は、前記第1送信制御が可能である場合、前記第1送信制御を前記第2送信制御より優先的に実行する、請求項4~8のいずれかに記載の外部装置。
JP2019179780A 2019-09-30 2019-09-30 中継装置および外部装置 Active JP7230760B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019179780A JP7230760B2 (ja) 2019-09-30 2019-09-30 中継装置および外部装置
CN202010982676.0A CN112583691B (zh) 2019-09-30 2020-09-17 中继装置及外部装置
US17/023,873 US11340888B2 (en) 2019-09-30 2020-09-17 Relay device and external device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019179780A JP7230760B2 (ja) 2019-09-30 2019-09-30 中継装置および外部装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021056804A JP2021056804A (ja) 2021-04-08
JP7230760B2 true JP7230760B2 (ja) 2023-03-01

Family

ID=75119570

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019179780A Active JP7230760B2 (ja) 2019-09-30 2019-09-30 中継装置および外部装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11340888B2 (ja)
JP (1) JP7230760B2 (ja)
CN (1) CN112583691B (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11765723B2 (en) * 2019-10-11 2023-09-19 Qualcomm Incorporated Scheduling via wireless communication relay
US11531600B2 (en) 2020-04-29 2022-12-20 Memverge, Inc. Persistent memory image capture
CN113194441A (zh) * 2021-04-30 2021-07-30 江苏徐工工程机械研究院有限公司 一种工程机械车辆通信系统、方法及远程升级方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010271891A (ja) 2009-05-21 2010-12-02 Fujitsu Ten Ltd ゲートウェイ装置、及びデータ送信方法
JP2016071527A (ja) 2014-09-29 2016-05-09 株式会社オートネットワーク技術研究所 通信システム、車載装置、通信装置、及びコンピュータプログラム
JP2017114316A (ja) 2015-12-24 2017-06-29 トヨタ自動車株式会社 データ書換方法
JP2017175208A (ja) 2016-03-18 2017-09-28 トヨタ自動車株式会社 ネットワークシステム
JP2019164809A (ja) 2019-04-25 2019-09-26 株式会社東芝 車載ゲートウェイ装置を用いた移動体のソフトウェア更新システム

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014154920A (ja) * 2013-02-05 2014-08-25 Denso Corp 車載用中継装置
JP2014195143A (ja) * 2013-03-28 2014-10-09 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 車載中継装置及び通信システム
GB2513913A (en) * 2013-05-10 2014-11-12 Vetco Gray Controls Ltd A method of reducing downtime of production controls during upgrades
JP6675271B2 (ja) * 2015-09-14 2020-04-01 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America ゲートウェイ装置、車載ネットワークシステム及びファームウェア更新方法
JP6361671B2 (ja) 2016-03-02 2018-07-25 住友電気工業株式会社 プログラム更新システム、プログラム更新方法、中継装置及びコンピュータプログラム
JP2017174111A (ja) * 2016-03-23 2017-09-28 株式会社東芝 車載ゲートウェイ装置、蓄積制御方法およびプログラム
JP6380461B2 (ja) 2016-06-02 2018-08-29 住友電気工業株式会社 中継装置、プログラム更新システム、およびプログラム更新方法
US11146401B2 (en) * 2016-08-10 2021-10-12 Ford Global Technologies, Llc Software authentication before software update
JP2019009639A (ja) * 2017-06-26 2019-01-17 株式会社オートネットワーク技術研究所 車載通信システム、車載中継装置及び中継プログラム
WO2019168907A1 (en) * 2018-02-27 2019-09-06 Excelfore Corporation Broker-based bus protocol and multi-client architecture
JP6562134B2 (ja) 2018-07-31 2019-08-21 住友電気工業株式会社 中継装置、プログラム更新システム、およびプログラム更新方法
JP6562133B2 (ja) 2018-07-31 2019-08-21 住友電気工業株式会社 中継装置、プログラム更新システム、およびプログラム更新方法
JP7367359B2 (ja) * 2018-08-10 2023-10-24 株式会社デンソー 車両用電子制御システム、ファイルの転送制御方法、ファイルの転送制御プログラム及び装置
WO2020032196A1 (ja) * 2018-08-10 2020-02-13 株式会社デンソー 車両情報通信システム
JP6962301B2 (ja) * 2018-09-25 2021-11-05 株式会社オートネットワーク技術研究所 中継装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010271891A (ja) 2009-05-21 2010-12-02 Fujitsu Ten Ltd ゲートウェイ装置、及びデータ送信方法
JP2016071527A (ja) 2014-09-29 2016-05-09 株式会社オートネットワーク技術研究所 通信システム、車載装置、通信装置、及びコンピュータプログラム
JP2017114316A (ja) 2015-12-24 2017-06-29 トヨタ自動車株式会社 データ書換方法
JP2017175208A (ja) 2016-03-18 2017-09-28 トヨタ自動車株式会社 ネットワークシステム
JP2019164809A (ja) 2019-04-25 2019-09-26 株式会社東芝 車載ゲートウェイ装置を用いた移動体のソフトウェア更新システム

Also Published As

Publication number Publication date
CN112583691A (zh) 2021-03-30
CN112583691B (zh) 2022-10-28
US11340888B2 (en) 2022-05-24
US20210096841A1 (en) 2021-04-01
JP2021056804A (ja) 2021-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7230760B2 (ja) 中継装置および外部装置
CN109219800B (zh) 中继装置、程序更新系统以及程序更新方法
CN112020456B (zh) 车载更新装置、更新处理方法及更新处理程序
JP6562134B2 (ja) 中継装置、プログラム更新システム、およびプログラム更新方法
WO2019202965A1 (ja) 車載更新装置、車載更新システム、更新処理方法及び更新処理プログラム
WO1996000469A1 (en) Method for distributing program code to intelligent nodes in a wireless mesh data communication network
US20220415097A1 (en) Vehicle-mounted relay apparatus, program, and reply method
CN115336233B (zh) 车载中继装置、信息处理方法及程序
CN112567696B (zh) 车载通信装置及车载系统
JP2024107431A (ja) 制御装置、方法、プログラム、及び車両
JP2010021806A (ja) 中継装置、通信システム及び通信方法
JP3445183B2 (ja) データ中継装置および多重通信システム
CN116827854A (zh) 一种基于冗余信息反馈的车载通信系统及方法
JP7157214B1 (ja) 車載制御装置、車載システム、情報処理方法、及びプログラム
JP6631676B2 (ja) 車載更新装置、更新システム及び更新処理プログラム
JP5998689B2 (ja) 車載制御システム
JP2020065110A (ja) 通信装置
WO2021214966A1 (ja) 通信装置、通信システム、通信方法、およびプログラム
WO2023119720A1 (ja) 転送装置
JP2024110619A (ja) 車両用のデータ中継装置、及びデータ中継方法
JP7052631B2 (ja) 車載通信装置、通信プログラム及びメッセージ送信方法
WO2020031835A1 (ja) 車載通信システム、車載中継装置、通信プログラム及び通信方法
JP2024126378A (ja) ソフトウェア更新システム
JP2006268387A (ja) ゲートウェイ装置の初期化処理方法及びゲートウェイ装置搭載プログラム
JP2014171131A (ja) 共用優先idを用いた通信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211020

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220823

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220908

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230130

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7230760

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151