JP7230340B2 - 配線基板および配線基板の製造方法 - Google Patents

配線基板および配線基板の製造方法 Download PDF

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本開示は、配線基板および配線基板の製造方法に関する。
集積回路を含む半導体素子や、RF(Radio Frequency)素子などを含む高周波素子を垂直に積層した三次元実装技術が広く用いられている。また、各素子のさらなる高速応答を実現させるため、配線の微細化の開発が進められている。
一方で、配線の微細化に伴い、隣り合う配線同士が接近することとなる。このため、配線間の寄生容量が増加する。この結果、信号の遅延が生じてしまう。このような問題を解決する技術として、特許文献1乃至3および非特許文献1に開示されているように低誘電率の絶縁体が用いられている。
特開平7-193125号公報 特開平9-116004号公報 特開平10-335449号公報
Annu.Rev.Chem.Biomol.Eng.2011.2:379-401
一方で、上記技術(特に特許文献1に記載された技術)を用いた場合、犠牲層を除去する必要がある。この場合、低誘電率の絶縁体上に犠牲層を除去するための開口部を設けなければない。また、開口部を設けない場合、絶縁層を透過させる必要があり、絶縁耐性が十分に保持されない恐れがある。これは、素子の信頼性を低下させる要因となる場合がある。
このような課題に鑑み、本開示の実施形態における目的は、高速応答が可能であり、高い信頼性を有する配線基板を提供することにある。
本開示の一実施形態によると、基板と、基板上の第1配線と、第1配線と離間して配置された第2配線と、第1配線と第2配線との間に配置され、空隙を含む絶縁構造体と、第1配線、第2配線および絶縁構造体上の絶縁層と、を有し、第1配線および第2配線の少なくともいずれかの幅は、0.1μm以上2μm以下であり、絶縁構造体の幅は、0.1μm以上2μm以下であり、絶縁構造体のアスペクト比は、0.5以上10以下である、配線基板が提供される。
上記配線基板において、絶縁構造体は、気体で充填されてもよい。
上記配線基板において、第1配線および第2配線の側面は、垂直形状または逆テーパー形状を有してもよい。
上記配線基板において、絶縁層は、第1配線および第2配線が配置される側に突出部を有してもよい。
上記配線基板において、突出部は、第1配線および第2配線の少なくともいずれかの側面と接してもよい。
上記配線基板において、絶縁層は酸素または窒素を含む珪化物であってもよい。
上記配線基板において、第1配線および第2配線と、絶縁層との間に拡散防止層をさらに含んでもよい。
上記配線基板において、拡散防止層は、第1配線および第2配線の上面および側面を覆ってもよい。
上記配線基板において、拡散防止層と、絶縁層との間に第2拡散防止層をさらに含んでもよい。
本開示の一実施形態によると、基板を準備し、基板上に第1配線および第1配線と離間した第2配線を形成し、第1配線と第2配線との間に空間を有した状態で、第1配線および第2配線上に絶縁層を形成する、配線基板の製造方法が提供される。
上記配線基板の製造方法において、第1配線および第2配線はめっき法により形成されてもよい。
上記配線基板の製造方法において、第1配線および第2配線と絶縁層との間に拡散防止層を形成してもよい。
上記配線基板の製造方法において、絶縁層は、第2基板の第1面に設けられた剥離層の上に設けられ、拡散防止層と、絶縁層とを接合し、第2基板の第2面側から光を照射して、剥離層を介して第2基板から絶縁層を剥離し、絶縁層を形成してもよい。
上記配線基板の製造方法において、接合する前に、拡散防止層の表面および絶縁層の表面にプラズマ処理を行ってもよい。
本開示の一実施形態によると、高速応答が可能であり、高い信頼性を有する配線基板を提供することができる。
本開示の一実施形態に係る配線基板を説明する上面図および断面図である。 本開示の一実施形態に係る配線基板の一部を説明する断面図である。 本開示の一実施形態に係る配線基板の製造方法を説明する断面図である。 本開示の一実施形態に係る配線基板の製造方法を説明する断面図である。 本開示の一実施形態に係る配線基板の製造方法を説明する断面図である。 本開示の一実施形態に係る配線基板の製造方法を説明する断面図である。 本開示の一実施形態に係る配線基板の製造方法を説明する断面図である。 本開示の一実施形態に係る配線基板の製造方法を説明する断面図である。 本開示の一実施形態に係る配線基板の製造方法を説明する断面図である。 本開示の一実施形態に係る配線基板の製造方法を説明する断面図である。 本開示の一実施形態に係る配線基板の断面SEM写真である。 本開示の一実施形態に係る配線基板の一部を説明する断面図である。 本開示の一実施形態に係る配線基板の一部を説明する断面図である。 本開示の一実施形態に係る配線基板の一部を説明する断面図である。 本開示の一実施形態に係る配線基板の断面SEM写真である。 本開示の一実施形態に係る配線基板を説明する断面図である。 本開示の一実施形態に係る配線基板の製造方法を説明する断面図である。 本開示の一実施形態に係る配線基板の製造方法を説明する断面図である。 本開示の一実施形態に係る配線基板の製造方法を説明する断面図である。 本開示の一実施形態に係る配線基板の製造方法を説明する断面図である。 本開示の一実施形態に係る配線基板の製造方法を説明する断面図である。 本開示の一実施形態に係る配線基板を含んだ半導体装置を説明する断面図である。 本開示の一実施形態に係る半導体装置を含む電気機器を説明する斜視図である。 本開示の一実施形態に係る配線基板の一部を説明する断面図である。 本開示の一実施形態に係る配線基板の一部を説明する断面図である。 従来の配線基板の製造方法を説明する断面図である。 従来の配線基板の製造方法を説明する断面図である。
以下、本開示の各実施形態に係る配線基板等について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下に示す各実施形態は本開示の実施形態の一例であって、本開示はこれらの実施形態に限定して解釈されるものではない。なお、本実施形態で参照する図面において、同一部分または同様な機能を有する部分には同一の符号または類似の符号(数字の後に-A1、-A2等を付しただけの符号)を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。また、図面の寸法比率は説明の都合上実際の比率とは異なったり、構成の一部が図面から省略されたりする場合がある。
<第1実施形態>
(1-1.配線基板の構成)
図1(A)に配線基板100の上面図および図1(B)に配線基板100のA1-A2間の断面図を示す。図1(A)および図1(B)に示すように、配線基板100は、基板110、絶縁層120、配線130、絶縁構造体140、絶縁層150および配線160を含む。
基板110には、高抵抗な材料が用いられる。例えば、基板110には、無アルカリガラス基板が用いられる。なお、基板110は、石英ガラス基板に限定されず、石英ガラス基板、ソーダガラス基板、ホウ珪酸ガラス基板などのガラス基板の他、サファイア基板、シリコン基板、炭化シリコン基板、アルミナ(Al23)基板、窒化アルミニウム(AlN)基板、ジルコニア(ZrO2)基板、アクリルまたはポリカーボネートなどを含む樹脂基板、またはこれらの基板が積層されたものが用いられてもよい。基板110の板厚は、特に限定されないが、100μm以上700μm以下の範囲で適宜設定すればよい。例えば、基板110の板厚を400μmとすることができる。また、基板110は、配線、貫通電極、トランジスタなどを含んでもよい。
絶縁層120は、基板110上に設けられる。例えば、絶縁層120には、酸化シリコン膜、窒化シリコン膜、酸化窒化シリコン膜、炭化窒化シリコン膜、酸化炭化シリコン膜、酸化フッ化シリコン膜などの無機絶縁材料が用いられる。なお、絶縁層120には、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂などの有機絶縁材料が用いられてもよい。また、絶縁層120は、基板110に含まれてもよい。
配線130は、絶縁層120上に複数設けられる。配線130のうち配線130-1(第1配線という場合がある)は、配線130-2(第2配線という場合がある)と離間して配置される。また、配線130-2は、配線130-3と離間して配置される。配線130-1、配線130-2および配線130-3を分けて説明する必要がない場合には、配線130として説明する。配線130には、低抵抗の材料が用いられる。例えば、配線130には、銅(Cu)が用いられる。なお、配線130は、銅(Cu)に限定されず、アルミニウム(Al)、アルミニウム銅(AlCu)、アルミニウムネオジム(AlNd)、金(Au)、銀(Ag)、ニッケル(Ni)または錫(Sn)が用いられてもよい。
絶縁構造体140は、複数設けられた配線130の間に配置される。具体的には、絶縁構造体140は、配線130-1と配線130-2との間に配置される。絶縁構造体140は、比誘電率が1.5以下、好ましくは約1.0であることが望ましい。絶縁構造体140は、空隙を含む。具体的には、絶縁構造体140には、低誘電率材料である気体が充填されていてもよい。例えば、絶縁構造体140には、空気が充填されていてもよい。なお、絶縁構造体140は、空気に限定されず、酸素、窒素のほか、アルゴン、ヘリウムなどの希ガスが用いられてもよいし、真空でもよい。
上記において、配線130の幅は、0.1μm以上2μm以下であることが好ましい。また、配線130-1と配線130-2との間の領域(つまり絶縁構造体140)の幅は、0.1μm以上2μm以下であることが好ましい。また、配線130の厚さは、0.1μm以上2μm以下であることが好ましい。さらに、絶縁構造体140のアスペクト比は、0.5以上10以下であることが好ましい。
絶縁層150は、配線130および絶縁構造体140上に設けられる。絶縁層150には、無機絶縁材料が用いられる。例えば、絶縁層120には、酸素または窒素を含むシリコン膜が用いられる。具体的には、絶縁層120として酸化シリコン膜、窒化シリコン膜、酸化窒化シリコン膜、炭化窒化シリコン膜、酸化炭化シリコン膜、酸化フッ化シリコン膜などが用いられる。なお、絶縁層150中には気泡(ポアともいう)を含んでもよい。また、絶縁層150の膜厚は、0.05μm以上50μmであることが好ましい。
配線160は、絶縁層150上に設けられる。配線160は、絶縁層150に設けられた開口部150Aを介して配線130と電気的に接続されている。配線160には、配線130と同じ材料が用いられてもよい。
図2に配線基板100の一部を拡大した部分100Aの断面図を示す。図2に示すように、配線130-1の側面130-1Sおよび配線130-2の側面130-2Sは、垂直形状(図2(A))または逆テーパー形状(図2(B))を有することが望ましい。
(1-2.配線基板の製造方法)
次に、図1に示した配線基板100の製造方法を図3乃至図10を用いて説明する。
図3に示すように、第1面110-1、および第1面110-1に対向する第2面110-2を有する基板110を準備する。例えば、基板110には、無アルカリガラス基板またはシリコン基板が用いられる。なお、基板110は、単一の材料で形成される必要はなく、トランジスタ、配線、絶縁層を含んでもよい。また、基板110は、貫通電極を含んでもよい。このとき、貫通電極は基板110の第2面110-2側に配置された配線と適宜接続されてもよい。
次に、図4に示すように、基板110の第1面110-1上に絶縁層120を形成する
。絶縁層120は、化学気相堆積(CVD)法、スパッタリング法、印刷法、または塗布法を用いて形成される。絶縁層120には、プラズマCVD法により形成された酸化シリコン、窒化シリコン等の無機膜を用いてもよい。または、絶縁層120には、ポリイミド樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ベンゾシクロブテン(BCB)樹脂などの有機樹脂が用いられてもよい。または、絶縁層120には、有機樹脂の他、シリカを含む有機無機ハイブリッド樹脂を用いてもよい。例えば、絶縁層120には、プラズマCVD法により形成された酸化シリコン膜を用いてもよい。なお、絶縁層120は、基板110に含まれてもよい。
次に、図5に示す絶縁層120上に配線130を形成する。なお、配線130のうち配線130-1、配線130-2および配線130-3は、それぞれ離間して形成される。配線130は、めっき法、スパッタリング法、CVD法、塗布法、印刷法により形成される。配線130には、低抵抗の材料が用いられる。例えば、配線130には、銅(Cu)が用いられる。なお、配線130は、銅(Cu)に限定されず、アルミニウム(Al)、アルミニウム銅(AlCu)、アルミニウムネオジム(AlNd)、金(Au)、銀(Ag)、ニッケル(Ni)または錫(Sn)が用いられてもよい。
例えば、配線130を形成するとき、以下の方法が用いられる。まず、図6に示すように、絶縁層120上にスパッタリング法を用いて銅(Cu)の薄膜131を形成する。
次に、図7に示すように、薄膜131上にレジスト膜を形成した後、フォトリソグラフィ法によりレジストパターン135を形成する。このとき、レジストパターン135の幅は、0.1μm以上2μm以下であることが望ましい。また、レジストパターン135の厚さは、0.1μm以上2μm以下であることが好ましい。
次に、図8に示すように、電解めっき法により配線130を形成する。次に、レジストパターン135およびレジストパターン135下の薄膜131を除去する。以上により、配線130が形成される。上記方法は、セミアディティブ法と呼ばれる。なお、配線130は、セミアディティブ法に限定されず、ダマシン法により形成されてもよい。配線130は、セミアディティブ法およびダマシン法を含むめっき法を用いる場合、レジストパターン135の形状を合わせて形成される。このとき、レジストパターン135の側面は、垂直または順テーパー形状を有するため、配線130の側面は、垂直形状または逆テーパー形状を有することができる。配線130が上記形状を有することにより、その後の絶縁層150を形成しやすくなる。
次に、図9に示すように、配線130-1と配線130-2との間、および配線130-2と配線130-3との間に絶縁構造体140となる空間139を有した状態で、配線130-1および配線130-2上に絶縁層150を形成する。絶縁層150は、CVD法により形成されることが望ましい。具体的には、テトラエトキシシラン(TEOS)および酸素(O2)を用いたプラズマCVD法により形成される。このとき、TEOSのガス流量が20sccm以上400sccm以下、O2のガス流量はTEOSの約10倍~50倍のガス流量であることが好ましい。具体的には、O2のガス流量400sccm以上2000sccm以下であることが好ましい。また、絶縁層150の形成温度は、150℃以上400℃以下であることが好ましい。また、絶縁層150形成時の圧力は、30Pa以上150Pa以下であることが好ましい。また、RFパワー(電力)が基板側に印加され、このときの電力は300W以上2000W以下であることが好ましい。上記方法を用いることにより、ガスが空間139に滞留しやすくなる。したがって、空間139を保持したまま、絶縁層150を形成することができる。また、このとき、絶縁層150の形成と同時に絶縁構造体140が形成される。
なお、上記において、酸素に限定されず、一酸化二窒素(N2O)、オゾン(O3)などの酸化性ガスを用いてもよい。また、TEOSに限定されず、シラン(SiH4)を用いてもよい。また、絶縁層150を形成する場合、プラズマCVD法に限定されず、オゾン反応CVD法、熱CVD法により形成してもよい。
次に、図10に示すように、絶縁層150に開口部150Aを形成した後、配線130および絶縁層150上に配線160を形成する。配線160は、配線130と同様の材料および方法により形成される。以上の方法により、配線基板100が製造される。
図11は、上記方法を用いて製造した配線基板100の断面SEM写真である。図11に示すように、配線基板100は配線130-1と配線130-2との間に空気で構成された絶縁構造体140を有している。
ここで、従来の配線基板の製造方法と比較しながら説明する。図26および図27は、従来の配線基板の製造方法を示す断面図である。なお、説明の関係上、本実施形態と同様の符号を用いる場合がある。
従来の配線基板の製造方法の場合、図26(A)に示すように、絶縁層120上および複数の配線330の間に犠牲層345が形成される。犠牲層345には、熱処理により気化する材料、または薬液により除去可能な材料が含まれる。犠牲層345は、図26(B)に示すように配線330が露出するまで犠牲層345を除去する必要がある。
また、従来の配線基板の製造方法の場合、図27(A)に示すように、犠牲層345および配線330上に絶縁層350が形成されることとなる。この場合、図27(B)に示すように、犠牲層345を除去するためには、絶縁層350に開口部350Aの他に開口部351Aを設ける必要がある。または、開口部351Aを設けない場合、絶縁層350を密度の低い膜(例えば多孔質とする)とする必要がある。このため、従来の配線基板の製造方法では、製造工程が長くなってしまう、または絶縁耐性を十分に得ることができない場合がある。
しかしながら、本実施形態を用いることにより、犠牲層を用いる必要がないため、低い比誘電率の絶縁構造体を形成するための製造工程が簡略化される。また、絶縁層を多孔質化する必要がなく、緻密な絶縁層を用いることができ、絶縁耐性を高めることができる。つまり、本実施形態を用いることにより、高速応答が可能であり、高い信頼性を有する配線基板を提供することができる。
<第2実施形態>
(2-1.配線基板の構成)
次に、構造の異なる配線基板について説明する。なお、第1実施形態において示した構造、材料および方法については、その説明を援用する。
図12乃至図14は、配線基板100-1、配線基板100-2および配線基板100-3の一部を拡大した断面図を示す。図12に示すように、配線基板100-1において、絶縁層150は配線130-1および配線130-2が配置される側に突出部151を有する。突出部151の側面151Sは、図12(A)に示すように側面が直線状でもよいし、図12(B)に示すように凸状でもよいし、図12(C)に示すように凹状でもよい。また、突出部151は、配線130-1の側面130-1Sと接してもよい。
また、図13(A)、図13(B)、および図13(C)に示すように、配線基板100-2において、突出部151は、配線130-1の側面130-1Sおよび配線130
-2の側面130-2Sと接するように設けられてもよい。
また、図14に示すように、配線基板100-3において、配線130-1の側面130-1Sおよび配線130-2の側面130-2Sのいずれかが、逆テーパー形状を有した状態で突出部151を有してもよい。
図15は、実際に製造した配線基板100-1の断面図である。図15に示すように、配線基板100-1は、配線130-1および配線130-2の間に空気で構成された絶縁構造体140を有するとともに、絶縁層150が突出部151を有する。絶縁層150は、配線130-2の側面130-2Sと接している。
本実施形態を用いることにより、配線130と絶縁層150との密着性を高めることができる。これにより、高速応答が可能であり、高い信頼性を有する配線基板を提供することができる。
<第3実施形態>
(3-1.配線基板の構成)
次に、構造の異なる配線基板について説明する。なお、第1実施形態および第2実施形態において示した構造、材料および方法については、その説明を援用する。
図16は、配線基板100-4の断面図である。配線基板100-4は、基板110、絶縁層120、配線130、絶縁構造体140、絶縁層150および配線160に加えて、拡散防止層170および絶縁層180を含む。
拡散防止層170は、配線130(例えば配線130-1および配線130-2)と、絶縁層150との間に配置される。また、拡散防止層170は、図16に示すように、配線130の上面および側面を覆ってもよい。
拡散防止層170は、金属の拡散を防止する機能を有する。例えば、拡散防止層170には、窒化シリコン(SiNx)膜、炭化シリコン(SiC)、または窒化炭化シリコン(SiCN)などが用いられる。
(3-2.配線基板の製造方法)
次に、配線基板100-4の製造方法を図17乃至図21に示す。
まず、図17に示すように、基板110の第1面110-1側に絶縁層120および配線130を形成した後、絶縁層120および配線130上に拡散防止層170を形成する。拡散防止層170は、プラズマCVD法、熱CVD法、スパッタリング法、または蒸着法により形成される。拡散防止層170には、窒化シリコン(SiNx)の他、チタン、タンタル、窒化チタン(TiNx)、窒化タンタル(TaNx)などが用いられてもよい。例えば、拡散防止層170にはプラズマCVD法に形成された窒化シリコン膜が用いられる。
また、図17に示すように、絶縁層150は、基板110と異なる基板200に設けられてもよい。このとき、基板200と絶縁層150との間(つまり、基板200の第1面200-1側)に絶縁層180および剥離層190が設けられる。絶縁層180には、ポリイミドなどの有機樹脂が用いられる。剥離層190には、ポリマーを含む有機樹脂材料が用いられる。なお、絶縁層180がポリイミドの場合、絶縁層180を剥離層として用いてもよい。
次に、図18に示すように、絶縁層150の表面および拡散防止層170の表面にプラズマ処理210を行う。例えば、プラズマ処理として、アルゴン(Ar)ガスを用いたプラズマ処理を行ってもよい。プラズマ処理を行うことにより、絶縁層150および拡散防止層170の表面を改質し、活性化させることができる。なお、絶縁層150および拡散防止層170のいずれか一方にプラズマ処理を行ってもよい。また、アルゴン(Ar)以外にN2Oなどのガスを用いてプラズマ処理を行ってもよい。
次に、図19に示すように、絶縁層150と拡散防止層170とを接合させる。このとき、常温接合を行ってもよいし、加熱接合を行ってもよいし、真空下で接合を行ってよい。接合界面に存在するSi、O、H、Nなどが結合に寄与し、接合が行われる。
次に、図20に示すように、基板200の第2面200-2側からレーザー光220を照射する。レーザー光220の波長は限定されないが、絶縁層180にポリイミドなどの有機樹脂材料が用いられた場合、紫外領域の308nmの波長の光に対して吸収が最大となり、350nm以上の波長の光は吸収しない。
例えば、308nmの波長のレーザー光が剥離層190および絶縁層180であるポリイミド膜に照射されると、吸収された光のエネルギーによって、剥離層190および絶縁層180の一部が蒸発(昇華)する。これにより、図21に示すように、基板200から剥離層190を介して絶縁層150および絶縁層180が剥離される。以上により、配線130と、絶縁層150との間に拡散防止層170が形成されるともに、配線130の空間には絶縁構造体140を形成することができる。さらに、配線160を形成することにより、配線基板100-4が製造される。
本実施形態を用いることにより、金属の拡散を防止できるため、さらに高い信頼性を有し、高速応答が可能な配線基板を提供することができる。
<第4実施形態>
本実施形態では、第1実施形態で説明した配線基板100を含んだ半導体装置について説明する。
図22は、半導体装置500の断面図である。図22に示すように、半導体装置500は、回路素子600と、トランジスタを含むチップ化された半導体素子670と、インターポーザ700と、パッケージ基板800とを有する。半導体素子670は、中央演算処理装置(CPU:Central Processing Unit)としての機能、または記憶装置としての機能を有する。回路素子600は、ノイズ消去用途または信号フィルタなどに用いられる。インターポーザ700は、パッケージ基板800と、半導体素子670および回路素子600とを中継する機能を有する。回路素子600、半導体素子670およびインターポーザ700には、配線基板100が設けられてもよい。回路素子600および半導体素子670と、インターポーザ700とは、金バンプ690などを用いて電気的に接続される。また、回路素子600と、半導体素子670との間はモールド樹脂によって封止されていてもよい。また、インターポーザ700と、パッケージ基板800とは、錫、銀などを含むはんだバンプ750などを用いて接続される。また、インターポーザ700と、パッケージ基板800との間隙には、アンダーフィル樹脂が充填されることにより封止されてもよい。
<第5実施形態>
本実施形態では、第4実施形態において説明した半導体装置500を電気機器に適用した例について説明する。
図23は、電気機器を説明する図である。上述した半導体装置500は、例えば、携帯端末(携帯電話、スマートフォンおよびノート型パーソナルコンピュータ、ゲーム機器等)、情報処理装置(デスクトップ型パーソナルコンピュータ、サーバ、カーナビゲーション等)、家庭用電気機器(電子レンジ、エアコン、洗濯機、冷蔵庫)、自動車等、様々な電気機器に搭載される。図23(A)はスマートフォン4000である。図23(B)は携帯用ゲーム機5000である。図23(C)は、ノート型パーソナルコンピュータ6000である。
これらの電気機器において、回路素子600、半導体素子670を含んだ半導体装置500は、ノイズフィルタ、信号フィルタの他、アプリケーションプログラムを実行して各種機能を実現するCPU等で構成される制御部などの機能を有することができる。
<変形例>
本開示の第3実施形態では、拡散防止層170が配線130の上面および側面を覆う例を述べたが、これに限定されない。図24に配線基板100-5の断面図、図25に配線基板100-6の断面図を示す。図24に示すように、配線基板100-5は、基板110、絶縁層120、配線130、絶縁構造体140、絶縁層150および配線160の他に、拡散防止層171を有する。拡散防止層171には、拡散防止層170と同様の材料が用いられる。拡散防止層171は、配線130と絶縁層150との間に配置され、絶縁層150に重畳して配置されてもよい。また、図25に示すように、配線基板100-6は、配線基板100-4は、基板110、絶縁層120、配線130、絶縁構造体140、絶縁層150および配線160の他に、拡散防止層170および拡散防止層171(第2拡散防止層ともいう)を含む。拡散防止層171は、拡散防止層170と絶縁層との間に配置されてもよい。これにより、さらに金属の拡散防止効果が高まる。したがって、高速応答が可能であり、高い信頼性を有する配線基板を提供することができる。
本開示の第3実施形態では、レーザー光を照射して剥離する例を示したが、これに限定されない。例えば、物理的に剥離してもよいし、薬液処理などにより剥離してもよい。
100・・・配線基板、110・・・基板、120・・・絶縁層、130・・・配線、131・・・薄膜、135・・・レジストパターン、139・・・空間、140・・・絶縁構造体、150・・・絶縁層、160・・・配線、170・・・拡散防止層、171・・・拡散防止層、180・・・絶縁層、190・・・剥離層、200・・・基板、210・・・プラズマ、220・・・レーザー光、330・・・配線、345・・・犠牲層、350・・・絶縁層、500・・・半導体装置、600・・・回路素子、670・・・半導体素子、690・・・金バンプ、700・・・インターポーザ、750・・・バンプ、800・・・パッケージ基板、4000・・・スマートフォン、5000・・・携帯用ゲーム機、6000・・・ノート型パーソナルコンピュータ

Claims (12)

  1. 基板と、
    前記基板上の第1配線と、
    前記第1配線と離間して配置された第2配線と、
    前記第1配線と前記第2配線との間に配置され、空隙を含む絶縁構造体と、
    前記第1配線、前記第2配線および前記絶縁構造体上の絶縁層と、を有し、
    前記第1配線および前記第2配線の少なくともいずれかの幅は、0.1μm以上2μm以下であり、
    前記絶縁構造体の幅は、0.1μm以上2μm以下であり、
    前記絶縁構造体のアスペクト比は、0.5以上10以下であり、
    前記第1配線及び前記第2配線は、銅を含み、
    前記絶縁層は、前記第1配線および前記第2配線が配置される側に突出部を有し、
    前記突出部は、前記第1配線および前記第2配線の少なくともいずれかの側面と接し、
    前記突出部の側面は、凸状に設けられ、
    前記絶縁層の厚さは、前記第1配線及び前記第2配線の厚さよりも小さく、
    前記第1配線および前記第2配線は、逆テーパー形状を有する、
    配線基板。
  2. 前記基板上に平坦部を有する第2絶縁層を含み、
    前記第1配線、前記第2配線および前記絶縁構造体は、前記第2絶縁層の前記平坦部に設けられる、
    請求項1に記載の配線基板。
  3. 前記絶縁構造体は、気体で充填されている、
    請求項1または2に記載の配線基板。
  4. 前記絶縁層は、酸素または窒素を含む珪化物である、
    請求項1乃至のいずれか一に記載の配線基板。
  5. 前記第1配線および前記第2配線と、前記絶縁層との間に拡散防止層をさらに含む、
    請求項1乃至のいずれか一に記載の配線基板。
  6. 前記拡散防止層は、前記第1配線および前記第2配線の上面および側面を覆う、
    請求項に記載の配線基板。
  7. 前記拡散防止層と、前記絶縁層との間に第2拡散防止層をさらに含む、
    請求項またはに記載の配線基板。
  8. 基板を準備し、
    前記基板上に第1配線および前記第1配線と離間した第2配線をめっき法により形成し、
    前記第1配線と前記第2配線との間に空間を有した状態で、前記第1配線および前記第2配線上に絶縁層を形成することを含み、
    前記絶縁層は、前記第1配線および前記第2配線が配置される側に突出部を有し、
    前記突出部は、前記第1配線および前記第2配線の少なくともいずれかの側面と接し、
    前記突出部の側面は、凸状に設けられ、
    前記絶縁層の厚さは、前記第1配線及び前記第2配線の厚さよりも小さく、
    前記第1配線および前記第2配線は、逆テーパー形状を有する、
    配線基板の製造方法。
  9. 前記基板上に平坦部を有するように第2絶縁層を形成し、
    前記第1配線および前記第2配線は、前記第2絶縁層の前記平坦部に形成される、
    請求項に記載の配線基板の製造方法。
  10. 前記第1配線および前記第2配線と前記絶縁層との間に拡散防止層を形成する、
    請求項またはに記載の配線基板の製造方法。
  11. 前記絶縁層は、第2基板の第1面に設けられた剥離層の上に設けられ、
    前記拡散防止層と、前記絶縁層とを接合し、
    前記第2基板の第2面側から光を照射して、前記剥離層を介して前記第2基板から前記絶縁層を剥離し、前記絶縁層を形成する、
    請求項10に記載の配線基板の製造方法。
  12. 前記接合する前に、前記拡散防止層の表面および前記絶縁層の表面にプラズマ処理を行う、
    請求項11に記載の配線基板の製造方法。
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