JP7230053B2 - Lrrk2阻害剤としてのピロロ(ピラゾロ)ピリミジン誘導体 - Google Patents

Lrrk2阻害剤としてのピロロ(ピラゾロ)ピリミジン誘導体 Download PDF

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Description

本発明は、LRRK2(ロイシンリッチリピートキナーゼ2)阻害剤としての効能を有するピロロ(ピラゾロ)ピリミジン誘導体および変性脳疾患を予防するまたは治療するためのそれを含む医薬組成物に関する。
LRRK2(ロイシンリッチリピートキナーゼ2)は、ロイシンリッチリピートキナーゼファミリーのメンバーである。これは、種間で高度に保存された2,527アミノ酸の配列からなる。LRRK2は、GTPヒドロラーゼ(GTPアーゼ)およびセリン-トレオニンキナーゼ活性を同時に持つ二重機能を有する。
LRRK2は、パーキンソン病の病因に関連する、大脳皮質、黒質、線条体、海馬、小脳のドーパミンニューロンにおいて高度に発現されることが報告されている。死後研究では、LRRK2の発現が、レビー小体と呼ばれる異常なタンパク質凝集体において観察されており、これは、パーキンソン病患者において特異的なドーパミンニューロンをもたらす。
加えて、キナーゼ活性の増大を伴うLRRK2突然変異(機能獲得変異体)は、遅発性常染色体優性パーキンソン病の発生と密接に関連していることが確認されている。故に、LRRK2の過剰活性は、パーキンソン病の開始および進行において重要な役割を有することが公知である。
特に、正常LRRK2がニューロンにおいて過剰発現されている場合、これは、アポトーシス誘導につながる。LRRK2由来細胞におけるこれらの生理的変化は、パーキンソン病患者における神経細胞死プロセスからの細胞のものと酷似していることが確認される。LRRK2の異常活性は、パーキンソン病の開始および進行と高い臨床的関係を有する。LRRK2活性の変調は、パーキンソン病における最も重要な病理学的証拠である神経細胞アポトーシスおよび神経細胞の炎症応答の両方を制御するために有益となるであろうことが期待される。
一方で、パーキンソン病のための薬物で現在治療されている患者の40%は、運動変動を経験している。さらに、運動変動を経験する患者の比率は、ある特定の期間(例えば、発症して4から6年)後、薬物耐性の発生により、1年当たり10%増大する。
したがって、経口投与ができ、許容される安全性プロファイルを提供する新規小分子薬物を開発する必要がある。
故に、研究の結果として、本発明者らは、LRRK2を選択的に阻害するための新規ピロロ(ピラゾロ)ピリミジン誘導体を開発し合成した。該誘導体はLRRK2に対して優れた阻害活性を有することが確認され、それにより、本発明は完成した。
したがって、本発明の目的は、LRRK2の活性に対する阻害効果に優れた新規化合物を提供することである。
本発明の別の目的は、変性脳疾患を予防するまたは治療するための医薬組成物であって、化合物を有効成分として含む、医薬組成物を提供することである。
本発明の一態様は、下記の式1によって表される化合物ならびに薬学的に許容されるその塩、水和物、溶媒和物、プロドラッグおよび異性体からなる群から選択される化合物:
Figure 0007230053000001

を提供する。
上記の式中、
Xは、CHまたはNであり、
は、水素、ハロゲン、あるいは非置換であるかまたは1個もしくは複数のハロゲンで置換されているC1~4アルキルまたはC1~4アルコキシであり、
は、非置換であるかまたは1個もしくは複数のハロゲンで置換されている、C1~6アルキル、C1~3アルコキシC1~6アルキル、C3~6シクロアルキルC1~6アルキル、C1~6アルコキシ、C3~6シクロアルキル、4員~7員ヘテロシクロアルキルまたはC6~10アリールであり、
ここで、4員~7員ヘテロシクロアルキルは、C1~4アルキル、非置換であるかまたは1個もしくは複数のハロゲンで置換されているC1~4アルキルカルボニル、C3~6シクロアルキルカルボニル、非置換であるかもしくはC1~4アルキルで置換されている4員~7員ヘテロシクロアルキルカルボニル、C1~4アルキルスルホニル、C3~6シクロアルキルスルホニル、またはオキセタニルで置換されていてよく、
ヘテロシクロアルキルは、N、OおよびSから選択される少なくとも1個の原子を含有し、
は、水素、ハロゲン、またはC1~4アルキルであり、
は、非置換であるかまたは1個もしくは複数のハロゲンで置換されているC1~6アルキルまたはC3~6シクロアルキルであり、
は、ハロゲン、あるいは非置換であるかまたは1個もしくは複数のハロゲンで置換されているC1~4アルキルである。
本発明の別の態様は、変性脳疾患を予防するまたは治療するための医薬組成物であって、化合物を有効成分として含む、医薬組成物を提供する。
本発明の有利な効果
本発明に従うピロロ(ピラゾロ)ピリミジン誘導体は、LRRK2に対する選択的阻害活性において優れており、パーキンソン病を含む変性脳疾患を予防するまたは治療するための薬物として有用である。
本発明を実施するための最善の形態
以下、実施形態を参照して、本発明について詳細に説明する。実施形態は、以下で開示されるものに限定されない。むしろ、発明の要旨が変更されない限り、実施形態は種々の形態に改変され得る。
本明細書において、ある一部分が成分「を含む」と称される場合、これは、別段の指示がない限り、他の成分を除外するよりもむしろ該成分がさらに含まれ得ることを意味する。
本明細書において、ハロゲンの例は、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素を含む。
一実施形態は、下記の式1によって表される化合物からなる群から選択される化合物、ならびに薬学的に許容されるその塩、水和物、溶媒和物、プロドラッグおよび異性体を提供する。
Figure 0007230053000002
上記の式中、
Xは、CHまたはNであり、
は、水素、ハロゲン、あるいは非置換であるかまたは1個もしくは複数のハロゲンで置換されているC1~4アルキルまたはC1~4アルコキシであり、
は、非置換であるかまたは1個もしくは複数のハロゲンで置換されている、C1~6アルキル、C1~3アルコキシC1~6アルキル、C3~6シクロアルキルC1~6アルキル、C1~6アルコキシ、C3~6シクロアルキル、4員~7員ヘテロシクロアルキルまたはC6~10アリールであり、
ここで、4員~7員ヘテロシクロアルキルは、C1~4アルキル、非置換であるかまたは1個もしくは複数のハロゲンで置換されているC1~4アルキルカルボニル、C3~6シクロアルキルカルボニル、非置換であるかもしくはC1~4アルキルで置換されている4員~7員ヘテロシクロアルキルカルボニル、C1~4アルキルスルホニル、C3~6シクロアルキルスルホニル、またはオキセタニルで置換されていてよく、
ヘテロシクロアルキルは、N、OおよびSから選択される少なくとも1個の原子を含有し、
は、水素、ハロゲン、またはC1~4アルキルであり、
は、非置換であるかまたは1個もしくは複数のハロゲンで置換されているC1~6アルキルまたはC3~6シクロアルキルであり、
は、ハロゲン、あるいは非置換であるかまたは1個もしくは複数のハロゲンで置換されているC1~4アルキルである。
ある実施形態によれば、Rは、水素、ハロゲン、トリフルオロC1~4アルキル、C1~4アルキルまたはC1~4アルコキシである。
ある実施形態によれば、Rは、トリフルオロC1~4アルキル、C1~4アルキルまたはC3~6シクロアルキルである。
ある実施形態によれば、Rは、ハロゲン、トリフルオロC1~4アルキルまたはC1~4アルキルである。
ある実施形態によれば、Rは、FまたはClで置換されている、C1~4アルキル、C1~3アルコキシC1~4アルキル、C3~6シクロアルキルC1~4アルキル、C1~4アルコキシ、C3~6シクロアルキル、4員~7員ヘテロシクロアルキルまたはC6~10アリールであり、ここで、4員~7員ヘテロシクロアルキルは、C1~4アルキル、トリフルオロC1~4アルキルカルボニル、C1~4アルキルカルボニル、C3~6シクロアルキルカルボニル、非置換であるかもしくはC1~4アルキルで置換されている4員~7員ヘテロシクロアルキルカルボニル、C1~4アルキルスルホニル、C3~6シクロアルキルスルホニル、またはオキセタニルで置換されており、ヘテロシクロアルキルは、NおよびOから選択される少なくとも1個の原子を含有する。
ある実施形態によれば、Rは、下記の置換基から選択されてよい。
Figure 0007230053000003
上記の置換基中、
Figure 0007230053000004

は、結合される部位を指す。
ある実施形態によれば、式1によって表される化合物は、下記の化合物からなる群から選択されてよい。
1) N-(5-クロロ-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-7-メチル-5-(トリフルオロメチル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
2) 5-クロロ-N-(1-イソプロピル-3-メトキシ-1H-ピラゾール-4-イル)-7-メチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
3) 5-クロロ-N-(3-クロロ-1-イソプロピル-1H-ピラゾール-4-イル)-7-メチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
4) 5-クロロ-7-メチル-N-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
5) 5-クロロ-N-(5-クロロ-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-7-メチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
6) 5-クロロ-N-(5-クロロ-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
7) 5-クロロ-N-(3-クロロ-1-イソプロピル-1H-ピラゾール-4-イル)-7-イソプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
8) 5-クロロ-N-(3-クロロ-1-イソプロピル-1H-ピラゾール-4-イル)-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
9) 5-クロロ-N-(1-イソプロピル-3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-メチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
10) 5-クロロ-N-(1-(2-メトキシエチル)-3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-メチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
11) N-(1-ブチル-3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-5-クロロ-7-メチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
12) 5-クロロ-N-(3-クロロ-1-(2-メトキシエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
13) 5-クロロ-N-(3-クロロ-1-(シクロプロピルメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
14) 5-クロロ-N-(3-クロロ-1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-4-イル)-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
15) 5-クロロ-N-(3-クロロ-1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-4-イル)-7-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
16) 5-クロロ-N-(5-クロロ-1-(オキセタン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
17) 5-クロロ-N-(3-クロロ-1-(1-メチルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
18) 5-クロロ-N-(3-クロロ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
19) 5-クロロ-N-(3-クロロ-1-(2,6-ジメチルテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
20) 5-クロロ-N-(3-クロロ-1-(1-エチルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
21) 5-クロロ-N-(3-クロロ-1-(4-フルオロフェニル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
22) 5-クロロ-N-(5-クロロ-1-(4-クロロフェニル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
23) 1-(4-(5-クロロ-4-(5-クロロ-7-メチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イルアミノ)-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)エタノン、
24) (4-(3-クロロ-4-(5-クロロ-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イルアミノ)-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)(シクロプロピル)メタノン、
25) 5-クロロ-N-(3-クロロ-1-(1-(メチルスルホニル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
26) 1-(4-(3-クロロ-4-(5-クロロ-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イルアミノ)-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)-2-メチルプロパン-1-オン、
27) 5-クロロ-N-(5-クロロ-1-(1-(オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-メチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
28) 5-クロロ-N-(5-クロロ-1-(1-(オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
29) 5-クロロ-N-(5-クロロ-1-(1-(オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
30) 5-クロロ-N-(3-クロロ-1-(1-(メチルスルホニル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
31) (4-(3-クロロ-4-(5-クロロ-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イルアミノ)-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)(モルホリノ)メタノン、
32) (4-(3-クロロ-4-(5-クロロ-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イルアミノ)-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)(4-メチルピペラジン-1-イル)メタノン、
33) 1-(4-(3-クロロ-4-(5-クロロ-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イルアミノ)-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)-2,2-ジメチルプロパン-1-オン、
34) 5-クロロ-N-(3,5-ジメチル-1-(1-(メチルスルホニル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
35) 5-クロロ-N-(3-クロロ-1-(1-(シクロプロピルスルホニル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
36) (R)-5-クロロ-N-(3-クロロ-1-(1-(メチルスルホニル)ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
37) (S)-5-クロロ-N-(3-クロロ-1-(1-(メチルスルホニル)ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
38) (R)-(3-(3-クロロ-4-(5-クロロ-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イルアミノ)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)(シクロペンチル)メタノン、
39) (S)-(3-(3-クロロ-4-(5-クロロ-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イルアミノ)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)(シクロペンチル)メタノン、
40) 5-クロロ-N-(3-クロロ-1-(1-(メチルスルホニル)アゼチジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
41) (3-(3-クロロ-4-(5-クロロ-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イルアミノ)-1H-ピラゾール-1-イル)アゼチジン-1-イル)(シクロプロピル)メタノン、
42) 5-クロロ-N-(3-クロロ-1-(1-(メチルスルホニル)アゼパン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
43) (4-(3-クロロ-4-(5-クロロ-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イルアミノ)-1H-ピラゾール-1-イル)アゼパン-1-イル)(シクロプロピル)メタノン、
44) 3-クロロ-N-(3-クロロ-1-(4-フルオロフェニル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-エチル-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-アミン、
45) 3-クロロ-N-(5-クロロ-1-(1-(オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-エチル-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-アミン、
46) 3-クロロ-N-(3-クロロ-1-(1-(メチルスルホニル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-シクロプロピル-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-アミン、
47) 3-クロロ-N-(3-クロロ-1-(1-(シクロプロピルスルホニル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-エチル-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-アミン、
48) 1-(4-(3-クロロ-4-(3-クロロ-1-エチル-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-イルアミノ)-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)-2,2,2-トリフルオロエタノン、
49) 3-クロロ-N-(3-クロロ-1-(1-(メチルスルホニル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-アミン、
50) 3-クロロ-N-(5-クロロ-1-(1-(オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-アミン、
51) 3-クロロ-N-(3-クロロ-1-(1-(メチルスルホニル)アゼパン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-エチル-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-アミン、
52) (4-(3-クロロ-4-(3-クロロ-1-エチル-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-イルアミノ)-1H-ピラゾール-1-イル)アゼパン-1-イル)(シクロプロピル)メタノン、
53) 1-(4-(3-クロロ-4-(3-クロロ-1-エチル-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-イルアミノ)-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)-2,2-ジメチルプロパン-1-オン、
54) (4-(3-クロロ-4-(3-クロロ-1-エチル-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-イルアミノ)-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)(モルホリノ)メタノン、
55) 3-クロロ-N-(3-クロロ-1-(1-(メチルスルホニル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-エチル-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-アミン、
56) (4-(3-クロロ-4-(3-クロロ-1-エチル-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-イルアミノ)-5-メチル-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)(シクロプロピル)メタノン、
57) (4-(3-クロロ-4-(3-クロロ-1-エチル-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-イルアミノ)-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)(シクロプロピル)メタノン、
58) 1-(4-(3-クロロ-4-(3-クロロ-1-エチル-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-イルアミノ)-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)エタノン、
59) 3-クロロ-N-(3-クロロ-1-(1-(エチルスルホニル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-エチル-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-アミン、
60) (3-(3-クロロ-4-(3-クロロ-1-エチル-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-イルアミノ)-1H-ピラゾール-1-イル)アゼチジン-1-イル)(シクロプロピル)メタノン、
61) 3-クロロ-N-(5-クロロ-1-(1-(オキセタン-3-イル)アゼチジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-エチル-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-アミン、
62) 3-クロロ-N-(5-クロロ-1-(1-(メチルスルホニル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-エチル-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-アミン.
ある実施形態によれば、式1によって表される化合物の置換基に従うLRRK2阻害率(IC50)は、以下の表1に示す通りである(++++:0超から10nM、+++:10nM超から100nM、++:100nM超から1,000nM、+:1,000nM超から10,000nM)。
Figure 0007230053000005
Figure 0007230053000006
Figure 0007230053000007
Figure 0007230053000008
Figure 0007230053000009
Figure 0007230053000010
Figure 0007230053000011
ある実施形態によれば、式1によって表される化合物の薬学的に許容される塩の例は、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、アミン塩、酸付加塩、含水塩等を含む。これらは、非毒性かつ水溶性であってよい。例えば、これらは、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩および硝酸塩等の無機酸塩;ならびに、酢酸塩、ギ酸塩、乳酸塩、酒石酸塩、タンニン酸塩、コハク酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、安息香酸塩、クエン酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩、イセチオン酸塩、グロクロン酸塩、グルコン酸塩および脂肪酸塩等の有機酸塩であってよい。
ある実施形態によれば、薬学的に許容される塩は、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硫酸塩、硝酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩およびトルエンスルホン酸塩からなる群から選択される1つまたは複数であってよい。
ある実施形態に従う式1によって表される化合物の水和物および溶媒和物は、当分野において周知の方法によって調製され得る。具体的には、これらは、1から5分子の水およびアルコール系溶媒(とりわけ、エタノール等)がそれぞれ結合しており、かつ好ましくは非毒性かつ水溶性である、水和物および溶媒和物であってよい。
ある実施形態に従う式1によって表される化合物のプロドラッグは、投与されると、式1によって表される化合物にインビボで変換することができる化学誘導体である。これは、当分野において周知の方法によって調製され得る。
ある実施形態に従う式1によって表される化合物の異性体は、光学異性体(例えば、エナンチオマー、ジアステレオマー、およびそれらの混合物)、ならびに立体配座異性体および位置異性体を含む。
ある実施形態に従う式1aの化合物(式中、Xは、CHである)は、以下の反応スキーム1に示す方法によって調製され得る。
Figure 0007230053000012
反応スキーム1において、RからRは、上記の式1で定義された通りである。
具体的には、式1aの化合物は、(1)式2の化合物を式3の化合物と有機溶媒中で反応させて、式4の化合物を調製するステップと、(2)式4の化合物を式5の化合物と有機溶媒中で反応させて、式6の化合物を調製するステップと、(3)式6の化合物を式7の化合物と有機溶媒中で反応させて、式1aの化合物を調製するステップとを含む、プロセスによって調製され得る。
有機溶媒は、アセトン、1,4-ジオキサン、メチルエチルケトン、N,N-ジメチルホルムアミド、N-メチルピロリドンおよび酢酸エチルからなる群から選択される少なくとも1つであってよいが、これらに限定されない。
ステップ(1)において、例えば、式2の化合物をN-クロロスクシンイミド(NCS)と、N,N-ジメチルホルムアミド溶媒中、室温で1から2時間にわたって反応させて、式4の化合物を調製してよい。
ステップ(2)において、例えば、式4の化合物を水酸化カリウムおよび式5の化合物と、N,N-ジメチルホルムアミド溶媒中、室温で2時間にわたって反応させて、式6の化合物を調製してよい。
あるいは、上記のステップ(1)および(2)とは異なり、式2の化合物をヨウ素および水酸化カリウムと、N,N-ジメチルホルムアミド溶媒中、0℃から室温で反応させた後に、ヨードメタンをそれに添加し、続いて、フルオロスルホニルジフルオロ酢酸メチル(MFSDA)と、100から130℃で4時間にわたって反応させて、2-クロロ-7-メチル-5-(トリフルオロメチル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジンを調製する。
ステップ(3)において、例えば、式6の化合物および式7の化合物をエタノール溶媒に溶解した後、塩酸をそれに添加し、これを80℃で12時間にわたって反応させて、式1aの化合物を調製する。
あるいは、酢酸パラジウム(II)(0.1から0.5当量)、キサントホス(0.5から1.0当量)、炭酸カリウム(2から3当量)、化合物6および7を、1,4-ジオキサン等の有機溶媒中、80から110℃で10から12時間にわたって反応させて、式1aの化合物を調製する。
ある実施形態に従う式1bの化合物(式中、Xは、Nである)は、以下の反応スキーム2に示す通りの方法によって調製され得る。
Figure 0007230053000013
反応スキーム2において、RからRは、上記の式1で定義された通りである。
具体的には、式1bの化合物は、(A)式8の化合物をNおよびアセトニトリル(ACN)と反応させて、式9の化合物を調製するステップと、(B)式9の化合物をKOHと反応させて、式10の化合物を調製するステップと、(C)式10の化合物を塩化ホスホリル(POCl)と反応させて、式11の化合物を調製するステップと、(D)式11の化合物を式5の化合物と有機溶媒中で反応させて、式12の化合物を調製するステップと、(E)式12の化合物をm-クロロペルオキシ安息香酸(mCPBA)と有機溶媒中で反応させて、式13の化合物を調製するステップと、(F)式13の化合物をp-トルエンスルホン酸および式7の化合物と有機溶媒中で反応させて、式1bの化合物を調製するステップとを含む、プロセスによって調製され得る。
有機溶媒は、アセトン、ジクロロメタン、1,4-ジオキサン、メチルエチルケトン、N,N-ジメチルホルムアミド、N-メチルピロリドンおよび酢酸エチルからなる群から選択される少なくとも1つであってよいが、これらに限定されない。
ステップ(A)において、例えば、式8の化合物をNおよびアセトニトリル(ACN)と、室温で1から2時間にわたって反応させて、式9の化合物を調製してよい。
ステップ(B)において、例えば、式9の化合物を10%KOHと、90から110℃で2から3時間にわたって反応させて、式10の化合物を調製してよい。
ステップ(C)において、例えば、式10の化合物を塩化ホスホリル(POCl)と90から110℃で反応させて、式11の化合物を調製してよい。
ステップ(D)において、例えば、式11の化合物を式5の化合物と、N,N-ジメチルホルムアミド溶媒中、0℃から室温で2時間にわたって反応させて、式12の化合物を調製してよい。
ステップ(E)において、例えば、式12の化合物をm-クロロペルオキシ安息香酸(mCPBA)と、ジクロロメタンまたはN,N-ジメチルホルムアミド溶媒中、室温で4時間にわたって反応させて、式13の化合物を調製してよい。
ステップ(F)において、例えば、式13の化合物をp-トルエンスルホン酸および式7の化合物と、N-メチルピロリドン溶媒中、100から120℃で6時間にわたって反応させて、式1bの化合物を調製してよい。
式10および11の化合物の合成については、文献を参照した(Hauser,Martin.ら、J.Org,Chem.1960、25、1570~1573;J.Org.Chem.1961、26、451~455;およびLiu,Jing.ら、ACS Comb.Sci.2011、13、414~420)。
ある実施形態に従う式1によって表される化合物ならびに薬学的に許容されるその塩、水和物、溶媒和物、プロドラッグおよび異性体は、LRRK2に対する高い阻害活性および他のキナーゼに対する優れた選択性を有する。故に、式1によって表される化合物ならびに薬学的に許容されるその塩、水和物、溶媒和物、プロドラッグおよび異性体は、LRRK2活性の阻害を必要とする変性脳疾患を予防するまたは治療するための薬物として有用である。
一実施形態は、変性脳疾患を予防するまたは治療するための医薬組成物であって、化合物を有効成分として含む、医薬組成物を提供する。
ある実施形態によれば、変性脳疾患は、パーキンソン病であってよい。
ある実施形態によれば、医薬組成物は、LRRK2(ロイシンリッチリピートキナーゼ2)に対して選択的な阻害活性を有する。
ある実施形態によれば、医薬組成物は、1つまたは複数の薬学的に許容される添加物を含んでよい。例えば、ステアリン酸マグネシウム、ラウリル硫酸ナトリウムおよびタルク等の滑沢剤;ラクトース、クエン酸ナトリウム、炭酸カルシウムおよびリン酸二カルシウム等の賦形剤;デンプン、アルギン酸および特定の複合ケイ酸塩等の崩壊剤;ならびに種々の担体が、錠剤の調製に使用されてよい。加えて、担体の種類は、有効成分の溶解度、化学的特性および投与モードに応じて変動し得る。
医薬組成物は、1つまたは複数の薬学的に許容される添加物を使用する従来の方法に従って調製され得る。添加物は、特に、希釈剤、滅菌水性媒体、および種々の非毒性有機溶媒を含んでよい。必要ならば、甘味料、香料、着色剤または安定剤をさらに含んでよい。
医薬組成物は、製薬分野における従来の製剤化方法に従って、錠剤、丸剤、顆粒剤、カプセル剤、散剤、水性液剤もしくは懸濁剤、注射液剤、エリキシル剤またはシロップ剤等の種々の剤形で製剤化され得る。
カプセル剤を調製するためには、ラクトースおよび高分子量ポリエチレングリコールを使用することが有利である。水性懸濁剤が使用される場合、これらは、乳化剤または懸濁を容易にする作用剤を含有してよい。スクロース、エタノール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセロール、クロロホルム、またはそれらの混合物等の希釈剤を使用してもよい。
そのため、医薬組成物は、必要に応じて非経口的にまたは経口的に投与されてよい。医薬組成物は、単回または複数回用量で1日に1回投与されてよい。非経口用量範囲は、体重1kg当たり0.5mgから5mg、好ましくは体重1kg当たり1mgから4mgであり、経口用量範囲は、体重1kg当たり5mgから50mg、好ましくは体重1kg当たり10mgから40mg/kgである。患者への投薬量は、体重、年齢、性別、健康状態、食生活、投与時間、投与方法、排泄率および疾患の重症度に応じて各患者ごとに変動し得る。
ある実施形態によれば、変性脳疾患を予防するまたは治療するための医薬の調製のための、化合物の使用が提供される。
ある実施形態によれば、変性脳疾患を治療する方法であって、化合物を患者に投与するステップを含む、方法が提供される。
発明の形態
以下、下記の例を参照して、本発明について詳細に説明する。しかしながら、これらの例は、具体的な実施形態を用いて本発明を例証するために提供される。本発明の範囲をその中に説明されているものに限定することは意図されない。
調製例1:中間体1(2,5-ジクロロ-7-メチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン)の合成
Figure 0007230053000014

2,5-ジクロロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(2.16g、11.48mmol)をN,N-ジメチルホルムアミド溶媒(20ml)に添加し、これを0℃に冷却した。NaH(0.68g、17.23mmol)をゆっくりとそれに添加し、続いて、それを0℃で30分間にわたって撹拌した。ヨードメタン(1.59ml、17.23mmol)をゆっくりとそれに滴下添加し、続いて、温度を室温まで上昇させ、それを2時間にわたって撹拌した。水(50ml)を添加して、固体を沈殿させた。これを、減圧下、水で濾過し、n-ヘプタンで洗浄して、2.20g(収率:94%)の目的化合物をベージュ色の固体として得た。
MS (ESI) m/z 201.9, 204.1 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.95 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 3.77 (s, 3H).
調製例2:中間体2(2,5-ジクロロ-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン)の合成
Figure 0007230053000015

2,5-ジクロロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(3.31g、17.60mmol)をN,N-ジメチルホルムアミド溶媒(33ml)に添加し、これを0℃に冷却した。NaH(1.15g、26.40mmol)をゆっくりとそれに添加し、続いて、それを0℃で30分間にわたって撹拌した。ヨードメタン(1.69ml、21.12mmol)をゆっくりとそれに滴下添加し、続いて、温度を室温まで上昇させ、それを2時間にわたって撹拌した。水(80ml)を添加して、固体を沈殿させた。これを、減圧下、水で濾過して、3.15g(収率:82%)の目的化合物を得た。
MS (ESI) m/z 216.0, 217.8 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 8.92 (s, 1H), 7.96 (s, 1H), 4.21 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 1.38 (t, J = 7.2 Hz, 3H).
調製例3:中間体3(2,5-ジクロロ-7-(2,2,2-トリフルオロエチル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン)の合成
Figure 0007230053000016

2,5-ジクロロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(900mg、4.79mmol)、炭酸セシウム(CsCO、1.9g、5.7mmol)および1,1,1-トリフルオロ-2-ヨードエタン(9.58mmol、0.94ml)を、N,N-ジメチルホルムアミド溶媒(50ml)に添加し、これを、100℃で12時間にわたって撹拌した。これを水およびジクロロメタン(DCM)で抽出し、これを減圧し、カラムクロマトグラフィー(EA:Hep=1:1)に供して、1.0gの目的化合物を得た(収率:77%)。
MS (ESI) m/z 269.8 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.89 (s, 1H), 7.279 (s, 1H), 4.84 (q, J = 8.4 Hz, 2H).
調製例4:中間体4(2,5-ジクロロ-7-イソプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン)の合成
Figure 0007230053000017

2,5-ジクロロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(1.0g、5.31mmol)をN,N-ジメチルホルムアミド溶媒(10ml)に添加し、これを0℃に冷却した。NaH(0.32g、7.97mmol)をゆっくりとそれに添加し、続いて、それを0℃で30分間にわたって撹拌した。2-ヨードプロパン(0.79ml、7.97mmol)をゆっくりとそれに滴下添加し、続いて、温度を室温まで上昇させ、それを2時間にわたって撹拌した。水(30ml)を室温で添加して、固体を沈殿させた。これを、減圧下、水で濾過して、1.05gの目的化合物を得た(収率:85%)。
MS (ESI) m/z 230.0, 232.0 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.85 (s, 1H), 7.82 (s, 1H), 5.09 (p, J = 6.9 Hz, 1H), 1.57 (s, 3H), 1.55 (s, 3H).
調製例5:中間体5(2,5-ジクロロ-7-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン)の合成
Figure 0007230053000018

2,5-ジクロロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン(0.2g、1.06mmol)をN,N-ジメチルホルムアミド溶媒(10ml)に添加し、これを0℃に冷却した。NaH(69.6mg、1.59mmol)をゆっくりとそれに添加し、続いて、それを0℃で30分間にわたって撹拌した。シクロプロパンカルボニルクロリド(0.11ml、1.27mmol)をゆっくりとそれに滴下添加し、続いて、温度を室温まで上昇させ、それを2時間にわたって撹拌した。水(30ml)を室温で添加して、固体を沈殿させた。これを、減圧下、水で濾過して、0.23gの目的化合物を得た(収率:87%)。
MS (ESI) m/z 255.9, 258.1 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.90 (s, 1H), 7.98 (s, 1H), 3.85-3.79 (m, 1H), 1.43-1.40 (m, 2H), 1.33-1.30 (m, 2H).
調製例6:中間体6(2-クロロ-7-メチル-5-(トリフルオロメチル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン)の合成
Figure 0007230053000019

ステップ1:2-クロロ-5-ヨード-7H-ピロール[2,3-d]ピリミジンの合成
2-クロロ-7H-ピロール[2,3-d]ピリミジン(1.0g、6.51mmol)をN,N-ジメチルホルムアミド溶媒(10ml)に溶解し、これを0℃に冷却した。水酸化カリウム(1.37g、24.41mmol)およびヨウ素(3.3g、13.02mmol)をゆっくりとそれに添加し、続いて、温度を室温まで徐々に上昇させた。これを2時間にわたって撹拌した後、水(80ml)をそれに添加して、反応を終了させ、固体が沈殿した。これを、減圧下、水で濾過し、酢酸エチル(EtOAc)で洗浄して、1.68gの目的化合物を黄色の固体として得た(収率:89%)。
MS (ESI) m/z 279.8, 281.8 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.37 (s, 1H), 7.64 (s, 1H).
ステップ2:2-クロロ-5-ヨード-7-メチル-7H-ピロール[2,3-d]ピリミジンの合成
2-クロロ-5-ヨード-7H-ピロール[2,3-d]ピリミジン(1g、3.57mmol)をN,N-ジメチルホルムアミド溶媒(5ml)に溶解し、これを0℃に冷却した。NaH(0.21g、5.36mmol)をゆっくりとそれに添加し、続いて、それを0℃で30分間にわたって撹拌した。ヨードメタン(0.49ml、5.36mmol)をゆっくりとそれに滴下添加し、続いて、温度を室温まで上昇させ、それを2時間にわたって撹拌した。水(10ml)を添加して、固体を沈殿させた。これを、減圧下、水で濾過し、n-ヘプタンで洗浄して、0.60gの目的化合物をベージュ色の固体として得た(収率:57%)。
MS (ESI) m/z 236.1 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.60 (s, 1H), 7.29 (s, 1H), 3.88 (s, 3H).
ステップ3:中間体6の合成
2-クロロ-5-ヨード-7-メチル-7H-ピロール[2,3-d]ピリミジン(0.5g、1.70mmol)をN,N-ジメチルホルムアミド溶媒(10ml)に溶解した。2,2-ジフルオロ-2-(フルオロスルホニル)酢酸メチル(0.53ml、4.25mmol)およびCu(I)I(0.32g、1.70mmol)をそれに添加し、これを130℃で2時間にわたって撹拌した。温度を室温まで低下させ、酢酸エチル(50ml)をそれに添加し、水(30ml)をそれに添加して、反応を終了させた。これをセライトで濾過し、酢酸エチルおよび水で抽出し、ブラインで洗浄した。有機層をMgSOで脱水させ、減圧下で濾過し、濃縮した。これをカラムクロマトグラフィーに供して、0.12gの目的化合物を得た(収率:31%)。
MS (ESI) m/z 235.9, 238.0 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.96 (s, 1H), 7.57 (s, 1H), 3.90 (s, 3H).
調製例7:中間体7(3-クロロ-1-メチル-6-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン)の合成
Figure 0007230053000020

ステップ1:4-ヒドラジニル-2-(メチルチオ)ピリミジン-5-カルボン酸エチルの合成
エタノール(5.5ml)を4-クロロ-2-(メチルチオ)ピリミジン-5-カルボン酸エチル(1.3g、5.58mmol)に添加し、これを0℃に冷却した。エタノール(5.5ml)中で希釈したメチルヒドラジン(0.58ml、11.17mmol)をゆっくりとそれに添加し、これを室温で2時間にわたって撹拌した。水(30ml)をそれに添加して、反応を終了させ、白色固体が沈殿した。これを減圧下で濾過して、0.86gの目的化合物を得た(収率:64%)。
MS (ESI) m/z 243.3 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.33 (s, 1H), 4.33 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 4.17 (s, 2H), 3.40 (s, 3H), 2.53 (s, 3H), 1.37 (t, J = 7.2 Hz, 3H).
ステップ2:6-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-3(2H)-オンの合成
4-ヒドラジニル-2-(メチルチオ)ピリミジン-5-カルボン酸エチル(0.86g、3.54mmol)を10%KOH(9.0ml)に添加し、これを100℃で15分間にわたって還流させた。温度を室温まで低下させた後、中和のために25%酢酸水溶液(8ml)をそれに添加し、それにより、黄色固体を沈殿させた。これを、減圧下、水で濾過して、0.58gの目的化合物を得た(収率:84%)。
MS (ESI) m/z 197.0 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 11.59 (s, 1H), 8.86 (s, 1H), 3.72 (s, 3H), 2.56 (s, 3H).
ステップ3:中間体7の合成
吸引フラスコに、6-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-3(2H)-オン(0.58g、2.95mmol)を投入し、POCl(2.34ml、25.12mmol)をそれに添加し、これを140℃で5時間にわたって撹拌した。温度を室温まで低下させた後、中和のために水酸化アンモニウム(20ml)を0℃でゆっくりとそれに添加し、それにより、ベージュ色の固体を沈殿させた。これを、減圧下、水で濾過し、エタノールおよび水(1:1)の溶液で洗浄して、0.50gの目的化合物を得た(収率:79%)。
MS (ESI) m/z 214.9, 216.9 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.87 (s, 1H), 4.02 (s, 2H), 2.66 (s, 3H).
調製例8:中間体8(3-クロロ-1-エチル-6-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン)の合成
Figure 0007230053000021

3-クロロ-6-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン(12.7g、63.29mmol)をN,N-ジメチルホルムアミド溶媒(63ml)に溶解し、これを0℃に冷却した。NaH(3.31g、75.95mmol)をゆっくりとそれに添加し、続いて、それを0℃で30分間にわたって撹拌した。ヨードメタン(6.10ml、75.95mmol)をゆっくりとそれに添加し、続いて、温度を室温まで上昇させ、それを2時間にわたって撹拌した。反応が終了した後、水(100ml)を添加して、褐色固体を沈殿させた。これを濾過し、減圧下で乾燥させて、12.26gの目的化合物を得た(収率:84%)。
MS (ESI) m/z 228.70 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.86 (s, 1H), 4.44 (q, J = 7.2Hz, 2H), 2.65 (s, 3H), 1.53 (t, J = 7.2 Hz, 3H).
調製例9:中間体9(3-クロロ-6-(メチルチオ)-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン)の合成
Figure 0007230053000022

3-クロロ-6-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン(70mg、0.49mmol)をN,N-ジメチルホルムアミド溶媒(63ml)に溶解した。炭酸セシウム(243mg、0.74mmol)および2,2,2-トリフルオロエチルメタンスルホネート(70.0ml、0.59mmol)をそれに添加し、これを80℃で5時間にわたって撹拌した。温度を室温まで低下させ、これを水および酢酸エチルで抽出した。有機層をMgSOで脱水させ、減圧下で濾過し、濃縮した。これをカラムクロマトグラフィーに供して、48.3mgの目的化合物を得た(収率:48%)。
MS (ESI) m/z 282.8, 285.0 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, アセトン-d6) δ9.09 (s, 1H), 5.27 (q, J = 8.7 Hz, 2H), 2.66 (s, 3H).
調製例10:中間体10(3-クロロ-1-シクロプロピル-6-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン)の合成
Figure 0007230053000023

吸引フラスコに、3-クロロ-6-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン(0.2g、0.99mmol)、シクロボロン酸(0.17g、1.99mmol)、2,2’-ビピリジン(0.15g、0.99mmol)およびNaCO(0.21g、1.99mmol)を投入した。ジクロロエタン(10ml)をそれに添加し、窒素(N)を10分間にわたってバブリングさせた。Cu(OAc)(0.18g、0.99mmol)をそれに添加し、Nを1分間にわたってバブリングさせ、これを60℃で18時間にわたって撹拌した。温度を室温まで低下させ、これを酢酸エチルで濾過し、次いで、濃縮した。これを酢酸エチルおよび1N塩酸水溶液で抽出し、MgSOで脱水させ、減圧下で濾過し、濃縮した。これをカラムクロマトグラフィーに供して、0.16gの目的化合物を得た(収率:67%)。
MS (ESI) m/z 241.1, 243.2 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.84 (s, 1H), 3.82-3.75 (m, 1H), 2.67 (s, 3H), 1.36-1.33 (m, 2H), 1.18-1.14 (m, 2H).
調製例11:中間体11(1-イソプロピル-3-メトキシ-1H-ピラゾール-4-アミン)の合成
Figure 0007230053000024

ステップ1:1-ニトロ-1H-ピラゾールの合成
HNO(18ml)を無水酢酸(42ml)に0℃でゆっくりと添加して、硝酸アセチルを調製した。別のフラスコに、1H-ピラゾール(10g)を投入し、酢酸(28ml)をそれに添加した。硝酸アセチルをピラゾール化合物に0℃でゆっくりと添加し、続いて、それを1時間にわたって撹拌し、水を添加して、固体を沈殿させた。これを、減圧下、水で濾過して、16.0gの目的化合物を得た(収率:97%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.79 (t, J = 3.3 Hz, 1H), 7.88 (d, J = 0.6 Hz, 1H).
ステップ2:3-ニトロ-1H-ピラゾールの合成
1-ニトロ-1H-ピラゾール(10g)をベンゾニトリル(70ml)に溶解し、これを180℃で4時間にわたって還流させた。温度を室温まで低下させて、固体を沈殿させた。ヘプタン(250ml)をそれに添加し、これを10分間にわたって撹拌し、続いて、減圧下で濾過して、8.9gの目的化合物を得た(収率:89%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 12.80 (br s, 1H), 7.87 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.04 (t, J = 1.2 Hz, 1H).
ステップ3:3,4-ジニトロ-1H-ピラゾールの合成
3-ニトロ-1H-ピラゾール(2.5g、22.11mmol)をHSO(7.6ml、143.71mmol)に溶解し、これを0℃に冷却した。発煙硝酸(発煙HNO、1.03ml、24.32mmol)をゆっくりとそれに添加し、続いて、それを80℃で4時間にわたって撹拌した。温度を0℃まで低下させ、これをNaHCOで中和した。これを酢酸エチルで抽出し、MgSOで脱水させ、減圧下で濾過し、濃縮した。これをカラムクロマトグラフィーに供して、0.80gの目的化合物を得た(収率:22%)。
MS (ESI) m/z 159.1 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 9.12 (s, 1H).
ステップ4:1-イソプロピル-3,4-ジニトロ-1H-ピラゾールの合成
3,4-ジニトロ-1H-ピラゾール(0.8g、5.06mmol)をジメチルホルムアミド(DMF、10ml)に溶解し、これを0℃に冷却した。NaH(0.30g、7.59mmol)をゆっくりとそれに添加し、続いて、それを30分間にわたって撹拌した。2-ヨードプロパン(0.75ml、7.59mmol)をそれに滴下添加し、続いて、それを室温で1時間にわたって撹拌した。水をそれに添加して、反応を終了させ、これを酢酸エチルで抽出した。これをMgSOで脱水させ、減圧下で濾過し、濃縮した。これをカラムクロマトグラフィーに供して、0.31gの目的化合物を得た(収率:30%)。
MS (ESI) m/z 201.0 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.19 (s, 1H), 4.58 (q, J = 6.9 Hz, 1H), 1.64 (s, 3H), 1.61 (s, 3H).
ステップ5:1-イソプロピル-3-メトキシ-4-ニトロ-1H-ピラゾールの合成
1-イソプロピル-3,4-ジニトロ-1H-ピラゾール(0.31g、1.54mmol)をMeOHに溶解し、NaOMe(0.78g、3.09mmol)をそれに添加した。これを6時間にわたって還流させた後、温度を室温まで低下させ、これを水および酢酸エチルで抽出した。これをMgSOで脱水させ、減圧下で濾過し、濃縮した。これをカラムクロマトグラフィーに供して、0.26gの目的化合物を得た(収率:92%)。
MS (ESI) m/z 186.0 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.03 (s, 1H), 4.32 (p, J = 6.6 Hz, 1H), 4.06 (s, 3H), 1.53 (s, 3H), 1.51 (s, 3H).
ステップ6:中間体11の合成
1-イソプロピル-3-メトキシ-4-ニトロ-1H-ピラゾール(0.26g、1.40mmol)をMeOHに溶解し、10wt%Pd/C(37.75mg、0.03mmol)をゆっくりとそれに添加した。これをH条件下で14時間にわたって撹拌した。これをセライトで濾過し、濃縮し、カラムクロマトグラフィーに供して、0.16gの目的化合物を得た(収率:75%)。
MS (ESI) m/z 201.0 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 6.95 (s, 1H), 4.20 (q, J = 6.6 Hz, 1H), 3.93 (s, 3H), 1.41 (s, 3H), 1.39 (s, 3H).
調製例12:中間体12(4-ニトロ-3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール)の合成
Figure 0007230053000025

3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール(2g、14.69mmol)およびHSO(9.36g、95.53mmol)を添加し、これを氷浴中で撹拌した。HNO(1.01g、16.16mmol)をそれに添加し、続いて、それを80℃で4時間にわたって撹拌した。反応が終了したら、氷をそれに添加し、続いて、それを撹拌した。得られた固体化合物を最初に濾過し、濾液を酢酸エチルで再度抽出し、MgSOで脱水させ、減圧して、2.60gの白色固体化合物を得た(収率:97%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.46 (s, 1H).
調製例13:中間体13(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-アミン)の合成
Figure 0007230053000026

ステップ1:テトラヒドロ-2H-ピラン-4-オールの合成
ジヒドロ-2H-ピラン-4(3H)-オン(1g、9.98mmol)をテトラヒドロフラン(THF、10ml)に添加し、これを氷浴中で10分間にわたって撹拌した。LiAlH(THF中2M、10ml)をそれに滴下添加し、続いて、それを3時間にわたって撹拌した。反応が終了したら、これを2N NaOHに浸した。NHClをそれに添加し、これを撹拌し、次いで、濾過した。溶液を減圧下でエバポレーションにかけ、イソプロピルエーテル(IPE)をそれに添加し、これを撹拌し、次いで、濾過した。濾液を再度減圧して、0.18gの目的化合物を得た(収率:18%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 3.54-3.47 (m, 4H), 1.25-1.20 (m, 5H).
ステップ2:テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルメタンスルホネートの合成
テトラヒドロ-2H-ピラン-4-オール(0.18g、1.82mmol)およびDCM(15ml)を添加し、これを氷浴中で10分間にわたって撹拌した。メタンスルホニルクロリド(0.31g、2.73mmol)およびトリエチルアミン(TEA、0.27g、2.73mmol)をそれに添加し、これを7時間にわたって撹拌した。反応が終了したら、これを抽出し、MgSOで脱水させ、減圧して、0.20gの目的化合物を得た(収率:62%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 4.97-4.88 (m, 1H), 4.00-3.93 (m, 2H), 3.61-3.53 (m, 2H), 3.06 (s, 3H), 2.11-2.03 (m, 2H), 1.96-1.84 (m, 2H).
ステップ3:4-ニトロ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾールの合成
4-ニトロ-3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール(0.1g、0.55mmol、中間体12)、DMF(13ml)およびCsCO(0.27g、0.82mmol)を添加し、30分間にわたって撹拌した。テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルメタンスルホネート(0.13g、0.82mmol)をそれに添加し、これを2時間にわたって還流させた。反応が終了したら、溶液を減圧下でエバポレーションにかけ、これを酢酸エチルで抽出した。これをMgSOで脱水させた後、溶液を減圧下でエバポレーションにかけ、これをカラムクロマトグラフィー(MC:MeOH=10:1)に供して、0.045gの目的化合物を得た(収率:31%)。
ステップ4:中間体13の合成
4-ニトロ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール(0.045g、0.17mmol)およびTHF:MeOH(7ml、10:1v/v)を添加し、これを氷浴中で10分間にわたって撹拌した。Ni(OAc)・4HO(0.0042g、0.016mmol)およびNaBH(0.025g、0.67mmol)をそれに添加し、これを30分間にわたって撹拌した。反応が終了したら、これを濾過し、溶液を減圧下でエバポレーションにかけた。これをカラムクロマトグラフィー(MC:MeOH=10:1)に供して、0.039gの目的化合物を得た(収率:98%)。
MS (ESI) m/z 236.0 [M+H]+
調製例14:中間体14(1-イソプロピル-3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-アミン)の合成
Figure 0007230053000027

ステップ1:1-イソプロピル-4-ニトロ-3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾールの合成
4-ニトロ-3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール(0.10g、0.58mmol、中間体12)およびDMF(15ml)を添加し、氷浴中で10分間にわたって撹拌した。NaH(0.038g、0.87mmol)をそれに添加し、続いて、それを30分間にわたって撹拌した。2-ヨードプロパン(0.13g、0.76mmol)をそれに添加し、続いて、それを3時間にわたって還流させた。反応が終了したら、溶液を減圧下でエバポレーションにかけ、これを酢酸エチルで抽出した。これをMgSOで脱水させた後、溶液を減圧し、これをカラムクロマトグラフィー(Hep:EA=1:1)に供して、0.09gの目的化合物を得た(収率:69%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.28 (s, 1H), 4.64-4.55 (m, 1H), 1.59 (s, 6H).
ステップ2:中間体14の合成
テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルメタンスルホネートの代わりに1-イソプロピル-4-ニトロ-3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾールを使用したことを除き、調製例13のステップ3および4と同じ手順を行って、0.09gの目的化合物を得た(収率:69%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 7.06 (s, 1H), 4.49-4.38 (m, 1H), 3.19 (bs, 2H), 1.49 (s, 3H), 1.47 (s, 3H).
調製例15:中間体15(1-(2-メトキシエチル)-3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-アミン)の合成
Figure 0007230053000028

2-ヨードプロパンの代わりに1-ブロモ-2-メトキシエタンを使用したことを除き、調製例14と同じ手順を行って、0.14gの目的化合物を得た(収率:72%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 7.14 (s, 1H), 4.22-4.19 (t, 2H, J=10.2Hz), 3.73-3.71 (t, 2H, J=10.2Hz), 3.36 (s, 3H), 3.19 (bs, 2H).
調製例16:中間体16(1-ブチル-3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-アミン)の合成
Figure 0007230053000029

2-ヨードプロパンの代わりに1-ブロモブタンを使用したことを除き、調製例14と同じ手順を行って、0.17gの目的化合物を得た(収率:93%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 7.01 (s, 1H), 4.06-4.01 (t, 2H, J=14.7Hz), 3.19 (s, 2H), 1.87-1.77 (m, 2H), 1.40-1.28 (m, 2H), 0.97-0.93 (t, 3H, J=14.7Hz).
調製例17:中間体17(5-クロロ-1-メチル-1H-ピラゾール-4-アミン)の合成
Figure 0007230053000030

ステップ1:1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾールの合成
4-ニトロピラゾール(1.0g、8.84mmol)をDMF(10ml)に溶解した。KCO(3.6g、26.5mmol)をそれに添加し、続いて、それを30分間にわたって撹拌した。次いで、MeI(1.65ml、13.26mmol)をそれに添加した。一晩後、これをKCOで濾過し、溶媒を濃縮した。これをジクロロメタン(DCM)および水で抽出し、MgSOで脱水させ、次いで、濃縮して、0.82gの目的化合物を得た(収率:73%)。
MS (ESI) m/z 128.1 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 8.84 (s, 1H), 8.23 (s, 1H), 3.91 (s, 3H).
ステップ2:5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾールの合成
THF(20ml)を1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(1.0g、7.86ミリモル)に添加した。温度を-78℃まで低下させた後、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(LiHMDS、THF中1M、15.6ml)をそれに滴下添加した。30分間にわたって撹拌した後、ヘキサクロロエタン(2.79g、11.8mmol)をそれに添加した。これを室温で1時間にわたって撹拌した後、NaCl(10ml)をそれに添加して、反応を終了させた。次いで、これを酢酸エチルで抽出し、MgSOで脱水させ、濃縮して、1.1gの目的化合物を得た(収率:87%)。
MS (ESI) m/z 162.2 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 8.14 (s, 3H), 3.91 (s, 3H).
ステップ3:中間体17の合成
THF(50ml)を5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(1.1g、6.83mmol)に添加した。次いで、Ni(OAc).4HO(169mg、0.68mmol)をそれに添加した。氷浴を使用して温度を0から4℃まで低下させた後、NaBH(590mg、13.6mmol)を2回に分けてそれに添加した。これを30分間にわたって撹拌し、TLCで確認した後、NHCl水溶液をそれに添加して、反応を終了させ、続いて、酢酸エチルで抽出した。これをMgSOで脱水させた後、4M HClをジオキサンに溶解した溶液(3.4ml、13.6mmol)をそれに添加した。これを30分間にわたって撹拌し、濃縮した後、再結晶のためにアセトンを添加して、160mgの目的化合物を得た(収率:18%)。
MS (ESI) m/z 132.0, 134.2 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 10.48 (brs, 2H), 7.68 (s, 1H), 3.81 (s, 3H).
調製例18:中間体18(5-クロロ-1-(オキセタン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-アミン)の合成
Figure 0007230053000031

ステップ1:4-ニトロ-1-(オキセタン-3-イル)-1H-ピラゾールの合成
4-ニトロ-1H-ピラゾール(0.66g、5.88mmol)およびオキセタン-3-イルメタンスルホネート(0.94g、6.17mmol)をDMFに溶解した。CsCO(3.80g、11.67mmol)をそれに添加し、続いて、それを90℃で18時間にわたって撹拌した。温度を室温まで低下させ、次いで、水で反応を終了させた。これをアセテートで抽出し、次いで、MgSOで脱水させた。これを減圧下で濾過し、濃縮し、カラムクロマトグラフィーに供して、0.83gの目的化合物を得た(収率:84%)。
MS (ESI) m/z 170.0 [M+H]+
ステップ2:5-クロロ-4-ニトロ-1-(オキセタン-3-イル)-1H-ピラゾールの合成
THF(10ml)を4-ニトロ-1-(オキセタン-3-イル)-1H-ピラゾール(0.83g、4.90mmol)に添加した。温度を-78℃まで低下させた後、LiHMDS(THF中1M、9.81ml)をそれに滴下添加した。30分間にわたって撹拌した後、THF(5ml)に溶解したヘキサクロロエタン(1.39g、5.88mmol)をそれに添加した。-78℃で1時間にわたって撹拌した後、NaCl水溶液(10ml)をそれに添加して、反応を終了させ、続いて、酢酸エチルで抽出した。これをMgSOで脱水させ、濃縮し、次いで、カラムクロマトグラフィーに供して、0.42gの目的化合物を得た(収率:43%)。
MS (ESI) m/z 204.1 [M+H]+
ステップ3:中間体18の合成
EtOH(20ml)および水(2ml)を5-クロロ-4-ニトロ-1-(オキセタン-3-イル)-1H-ピラゾール(0.42g、2.06mmol)に添加した。Fe(0.34g、6.18mmol)およびNHCl(0.33g、6.18mmol)をそれに添加し、続いて、それを90℃で3時間にわたって還流させた。温度を室温まで低下させた後、これを濾過し、減圧下で濃縮した。酢酸エチルをそれに添加し、これを3分間にわたって超音波処理に供した。不溶性物質が濾過除去された後、これを濃縮して、0.34gの目的化合物を得た(収率:95%)。
MS (ESI) m/z 173.9, 176.1 [M+H]+
調製例19:中間体19(5-クロロ-1-(4-クロロフェニル)-1H-ピラゾール-4-アミン)の合成
Figure 0007230053000032

ステップ1:1-(4-クロロフェニル)-4-ニトロ-1H-ピラゾールの合成
4-ニトロ-1H-ピラゾール(1g、8.84mmol)、4-クロロベンゼンボロン酸(2.76g、17.68mmol)およびCu(OAc)(2.40g、13.26mmol)を、DCM(40ml)に添加した。ピリジン(2.85ml、35.37mmol)をそれに添加し、続いて、それを室温で20時間にわたって撹拌した。反応が終了したら、これを濾過し、DCMおよび水で抽出した。有機層をMgSOで脱水させ、濾過した。これを減圧下で濃縮し、カラムクロマトグラフィーに供して、0.88gの目的化合物を得た(収率:44%)。
ステップ2:5-クロロ-1-(4-クロロフェニル)-4-ニトロ-1H-ピラゾールの合成
THF(6ml)を1-(4-クロロフェニル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール(0.64g、2.86mmol)に添加した。温度を-78℃まで低下させた後、LiHMDS(THF中1M、5.7ml)をそれに滴下添加した。30分間にわたって撹拌した後、THF(3ml)に溶解したヘキサクロロエタン(0.81g、3.43mmol)をそれに添加した。-78℃で1時間にわたって撹拌した後、NaCl水溶液(10ml)をそれに添加して、反応を終了させた。これを酢酸エチルで抽出し、MgSOで脱水させ、濃縮した。これをカラムクロマトグラフィーに供して、0.20gの目的化合物を得た(収率:27%)。
MS (ESI) m/z 258.2, 260.0 [M+H]+
ステップ3:中間体19の合成
EtOH(15ml)および水(1.5ml)を5-クロロ-1-(4-クロロフェニル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール(0.20g、0.77mmol)に添加した。Fe(0.12g、2.32mmol)およびNHCl(0.12g、2.32mmol)をそれに添加し、続いて、それを90℃で3時間にわたって還流させた。温度を室温まで低下させた後、これを濾過し、減圧下で濃縮した。酢酸エチルをそれに添加し、これを3分間にわたって超音波処理に供した。不溶性物質が濾過除去された後、これを濃縮して、0.17gの目的化合物を得た(収率:99%)。
MS (ESI) m/z 228.0, 230.1 [M+H]+
調製例20:中間体20(tert-ブチル4-(メチルスルホニルオキシ)ピペリジン-1-カルボキシレート)の合成
Figure 0007230053000033

Tert-ブチル-4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシレート(20.0g、99.42mmol)をDCM(200ml)に溶解した。メタンスルホニルクロリド(10ml、1.3当量)をそれに添加し、続いて、それを撹拌した。トリエチルアミン(41.6ml、3.0当量)をそれに添加し、続いて、それを1時間にわたって撹拌した。反応が終了したら、これをブラインおよびDCMで3回抽出し、MgSOで脱水させ、減圧下で濃縮して、27.7gの固体化合物を象牙色で得た(収率:99%)。
MS (ESI) m/z 280.1 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 4.95-4.54 (m, 1H), 3.74-3.70 (m, 2H), 3.35-3.28 (m, 2H), 3.05 (s, 3H), 1.96-1.84 (m, 4H), 1.48 (s, 9H).
調製例21:中間体21(tert-ブチル3-(メチルスルホニルオキシ)アゼチジン-1-カルボキシレート)の合成
Figure 0007230053000034

ステップ1:tert-ブチル-3-ヒドロキシアゼチジン-1-カルボキシレートの合成
アゼチジン-3-オール塩酸塩(3.0g、27.38mmol)をHO(6ml)に溶解した。HO(6ml)に溶解したKCO(3.78g、1.0当量)をそれに添加した。THF(27ml)に溶解した二炭酸ジ-tert-ブチル(5.98g、1.0当量)をそれに滴下添加し、続いて、それを4時間にわたって撹拌した。反応が終了したら、抽出のために酢酸エチルを3回それに添加し、これを脱水させ、濃縮して、4.7gの目的化合物を黄色で得た(収率:99%)。
MS (ESI) m/z 174.2 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 4.59-4.56 (m, 1H), 4.54-4.11 (m, 2H), 3.82-3.77 (m, 2H), 3.16 (s, 1H), 1.43 (s, 9H).
ステップ2:中間体21の合成
Tert-ブチル-3-ヒドロキシアゼチジン-1-カルボキシレート(4.7g、27.13mmol)をDCM(50ml)に溶解した。メタンスルホニルクロリド(2.7ml、1.3当量)をそれに添加し、続いて、それを撹拌した。トリエチルアミン(11.3mL、3.0当量)をそれに添加し、続いて、それを1時間にわたって撹拌した。反応が終了したら、これをブラインおよびDCMで3回抽出し、MgSOで脱水させ、濃縮して、6.8gの目的化合物を褐色で得た(収率:99%)。
MS (ESI) m/z 252.1 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 5.24-5.17 (m, 1H), 4.31-4.25 (m, 2H), 4.13-4.08 (m, 2H), 3.07 (s, 3H), 1.45 (s, 9H).
調製例22:中間体22(tert-ブチル4-(メチルスルホニルオキシ)アゼパン-1-カルボキシレート)の合成
Figure 0007230053000035

tert-ブチル-4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシレートの代わりにtert-ブチル-4-ヒドロキシアゼパン-1-カルボキシレート(2.0g、9.29mmol)を使用したことを除き、調製例20と同じ手順を行って、2.7gの目的化合物を得た(収率:99%)。
MS (ESI) m/z 294.0 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 4.91 (s, 1H), 3.45-3.38 (m, 1H), 3.02 (s, 3H), 2.08-2.04 (m, 5H), 1.73-1.64 (m, 1H), 1.47 (s, 9H).
調製例23:中間体23((R)-tert-ブチル3-(メチルスルホニルオキシ)ピロリジン-1-カルボキシレート)の合成
Figure 0007230053000036

tert-ブチル-4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに(R)-tert-ブチル-3-ヒドロキシピロリジン-1-カルボキシレート(10.0g、53.41mmol)を使用したことを除き、調製例20と同じ手順を行って、14.4gの目的化合物を得た(収率:99%)。
MS (ESI) m/z 266.1 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 5.28-5.26 (m, 1H), 3.68-3.50 (m, 4H), 3.05 (s, 3H), 2.27-2.16 (m, 2H), 1.47 (s, 9H).
調製例24:中間体24((S)-tert-ブチル3-(メチルスルホニルオキシ)ピロリジン-1-カルボキシレート)の合成
Figure 0007230053000037

tert-ブチル-4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシレートの代わりに(S)-tert-ブチル-3-ヒドロキシピロリジン-1-カルボキシレート(10.0g、53.41mmol)を使用したことを除き、調製例20と同じ手順を行って、14.0gの目的化合物を得た(収率:98.8%)。
MS (ESI) m/z 266.1 [M+H]+
調製例25:中間体25(4-(5-クロロ-4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン塩酸塩)の合成
Figure 0007230053000038

ステップ1:tert-ブチル-4-(4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-カルボキシレートの合成
4-ニトロ-1H-ピラゾール(4.71g、41.66mmol)をDMF(42ml)に溶解した。NaH(2.7g、1.5当量)をそれに添加し、続いて、それを0℃で30分間にわたって撹拌した。Tert-ブチル4-(メチルスルホニルオキシ)ピペリジン-1-カルボキシレート(12.8g、1.1当量、中間体20)をそれに添加し、続いて、温度を150℃まで上昇させ、それを12時間にわたって撹拌した。反応が終了したら、これをHOおよびDCMで3回抽出し、MgSOで脱水させ、濃縮した。これをカラムクロマトグラフィー(MeOH:MC=1:40)に供して、10.2gの目的化合物を黄色で得た(収率:83%)。
MS (ESI) m/z 297.2 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.17 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 4.34-4.26 (m, 3H), 2.20-2.16 (m, 3H), 1.98-1.89 (m, 2H), 1.49 (s, 9H).
ステップ2:tert-ブチル-4-(5-クロロ-4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-カルボキシレートの合成
Tert-ブチル-4-(4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート(800mg、2.70mmol)をTHF(9.0ml)に溶解した。温度を-78℃まで低下させた後、LiHMDS(THF中1M、5.4mL、2.0当量)をそれに添加し、続いて、それを30分間にわたって撹拌した。THF(8.0ml)に溶解したClCCCl(765mg、1.2当量)をそれに添加し、続いて、それを1時間にわたって撹拌した。水をそれに添加して、反応を終了させた。抽出のために酢酸エチルを3回それに添加し、これをMgSOで脱水させ、濃縮して、500mgの目的化合物を褐色で得た(収率:56%)。
MS (ESI) m/z 331.1 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.19 (s, 1H), 7.28 (s, 1H), 4.54-4046 (m, 1H), 4.32 (d, J = 12.3 Hz, 2H), 2.91 (t, J = 12.6 Hz, 2H), 2.20-2.07 (m, 2H), 1.94 (d, J = 12.3 Hz, 2H), 1.49 (s, 9H).
ステップ3:中間体25の合成
Tert-ブチル-4-(5-クロロ-4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート(500mg、1.51mmol)をDCM(5ml)に溶解した。HCl(ジオキサン中4M、1.13ml、3.0当量)をそれに添加し、続いて、それを12時間にわたって撹拌した。反応が終了したら、これを濾過して、120mgの目的化合物を白色で得た(収率:34%)。
MS (ESI) m/z 230.7 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.19 (s, 1H), 4.49-4.41 (m, 1H), 3.29 (d, J = 12.9 Hz, 2H), 2.79 (t, J = 10.8 Hz, 2H), 2.17-2.03 (m, 2H), 1.94 (d, J = 11.7 Hz, 2H).
調製例26:中間体26(1-(4-(4-アミノ-5-クロロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)エタノン)の合成
Figure 0007230053000039

ステップ1:1-(4-(5-クロロ-4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)エタノンの合成
4-(5-クロロ-4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン塩酸塩(120mg、0.52mmol、中間体25)をTHF(1.0ml)に添加した。KCO(108mg、1.5当量)をそれに添加し、塩化アセチル(0.04ml、1.1当量)をそれに滴下添加し、続いて、それを12時間にわたって撹拌した。反応が終了したら、これを水およびDCMで抽出し、濃縮して、110mgの目的化合物を白色で得た(収率:78%)。
MS (ESI) m/z 273.1 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.19 (s, 1H), 4.82-4.78 (m, 1H), 4.63-4.53 (m, 1H), 4.07-4.01 (m, 1H), 3.44-3.27 (m, 2H), 2.83-2.75 (m, 1H), 2.16 (s, 3H), 2.06 (s, 3H).
ステップ2:中間体26の合成
1-(4-(5-クロロ-4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)エタノン(110mg、0.403mmol)をEtOH(5ml)および水(0.5ml)に溶解した。NHCl(64mg、3.0当量)およびFe(67mg、3.0当量)をそれに添加し、続いて、それを90℃で12時間にわたって撹拌した。反応が終了したら、Feを除去し、これを濃縮した。これを水および酢酸エチルで抽出し、脱水させ、濃縮して、90mgの目的化合物を赤色で得た(収率:92%)。
MS (ESI) m/z 243.1 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz. CDCl3) δ 7.23 (s, 1H), 4.75-4.70 (m, 1H), 4.37-4.32 (m, 1H), 4.00-3.95 (m, 1H), 3.43-2.73 (m, 4H), 2.13 (s, 3H), 2.05-1.98 (m, 2H).
調製例27:中間体27(5-クロロ-1-(1-(メチルスルホニル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-アミン)の合成
Figure 0007230053000040

塩化アセチルの代わりにメタンスルホニルクロリドを使用したことを除き、調製例26と同じ手順を行って、0.23gの目的化合物を得た(収率:73%)。
MS (ESI) m/z 278.7, 280.4 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 7.21 (s, 1H) 4.13-4.05 (m, 1H), 3.90 (s, 2H), 3.65-3.59 (m,2H), 2.92 (s, 3H), 2.90-2.83 (m, 2H), 2.02-1.88 (m, 2H), 1.88-1.82 (m, 2H).
調製例28:中間体28(4-(4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン塩酸塩)の合成
Figure 0007230053000041

ステップ1:tert-ブチル-4-(4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-カルボキシレートの合成
4-ニトロ-1H-ピラゾール(4.71g、41.66mmol)をDMF(42ml)に溶解した。NaH(2.7g、1.5当量)をそれに添加し、続いて、それを0℃で30分間にわたって撹拌した。Tert-ブチル4-(メチルスルホニルオキシ)ピペリジン-1-カルボキシレート(12.8g、1.1当量、中間体20)をそれに添加し、続いて、温度を150℃まで上昇させ、それを12時間にわたって撹拌した。反応が終了したら、これをHOおよびDCMで3回抽出した。これをMgSOで脱水させ、濃縮し、カラムクロマトグラフィー(MeOH:MC=1:40)に供して、10.2gの目的化合物を黄色で得た(収率:83%)。
MS (ESI) m/z 297.2 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.17 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 4.34-4.26 (m, 3H), 2.20-2.16 (m, 3H), 1.98-1.89 (m, 2H), 1.49 (s, 9H).
ステップ2:中間体28の合成
Tert-ブチル-4-(4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート(10.2g、34.42mmol)をDCM(68ml)に溶解した。HCl(ジオキサン中4M、25.8ml、3.0当量)をそれに添加し、続いて、それを12時間にわたって撹拌した。反応が終了したら、これを濾過して、6.0gの目的化合物を白色で得た(収率:75%)。
MS (ESI) m/z 197.2 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz. MeOD) : δ 8.67 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 4.70-4.61 (m, 1H), 3.58 (d, J = 13.2 Hz, 2H), 3.27-3.18 (m, 2H), 2.41-2.32 (m, 4H).
調製例29:中間体29(5-クロロ-1-(1-(オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-アミン)の合成
Figure 0007230053000042

ステップ1:4-(4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)-1-(オキセタン-3-イル)ピペリジンの合成
4-(4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン塩酸塩(0.40g、1.74mmol、中間体28)、ジクロロエタン(DCE、15ml)、ジイソプロピルエチルアミン(DIPEA、0.44g、3.48mmol)およびオキセタン-3-オン(0.31g、4.35mmol)を添加し、15分間にわたって撹拌した。NaBH(OAc)(1.10g、5.22mmol)およびAcOH(0.12g、2.08mmol)をそれに添加し、続いて、それを2時間にわたって撹拌した。反応が終了したら、これをNaHCOに浸し、次いで、DCMで抽出した。これを脱水させた後、溶液を減圧下でエバポレーションにかけて、0.42gの目的化合物を得た(収率:96%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.19 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 4.72-4.62 (m, 4H), 4.19-4.17 (d, 1H, J=4.5Hz), 3.60-3.52 (m, 1H), 2.92-2.90 (d, 2H, J=5.4Hz), 2.231 (s, 2H), 2.11-2.05 (m, 4H).
ステップ2:4-(5-クロロ-4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)-1-(オキセタン-3-イル)ピペリジンの合成
4-(4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)-1-(オキセタン-3-イル)ピペリジン(0.32g、1.26mmol)をTHF(15ml)に添加し、続いて、それを-78℃で撹拌した。LiHMDS(THF中1M、2.53ml、2.53mmol)をそれに添加し、続いて、それを30分間にわたって撹拌した。THF(3ml)に溶解したヘキサクロロエタン(0.36g、1.52mmol)をそれに滴下添加し、続いて、それを30分間にわたって撹拌した。反応が終了したら、これをNHClに浸し、次いで、酢酸エチルで抽出した。これをMgSOで脱水させ、減圧して、0.26gの目的化合物を得た(収率:72%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.20 (s, 1H), 4.72-4.62 (m, 4H), 4.42-4.31 (m, 1H), 3.61-3.52 (m, 1H), 2.95-2.91 (m, 2H), 2.38-2.25 (m, 2H), 2.09-1.96 (m, 4H).
ステップ3:中間体29の合成
1-(4-(5-クロロ-4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)エタノンの代わりに4-(5-クロロ-4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)-1-(オキセタン-3-イル)ピペリジンを使用したことを除き、調製例26のステップ2と同じ手順を行って、1.0gの目的化合物を得た(収率:86%)。
MS (ESI) m/z 257.3, 259.1 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 7.24 (s, 1H), 4.70-4.62 (m, 4H), 4.19-4.09 (m, 1H), 3.59-3.51 (m, 1H), 2.90 (s, 4H), 2.28-2.16 (m, 2H), 2.05-1.92 (m, 4H).
調製例30:中間体30(1-(アゼチジン-3-イル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール塩酸塩)の合成
Figure 0007230053000043

ステップ1:tert-ブチル-3-(4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)アゼチジン-1-カルボキシレートの合成
4-ニトロ-1H-ピラゾール(2.9g、25.77mmol)をDMF(30ml)に溶解した。CsCO(17.6g、2.0当量)およびtert-ブチル-3-(メチルスルホニルオキシ)アゼチジン-1-カルボキシレート(6.8g、1.05当量、中間体21)をそれに添加し、続いて、それを90℃で12時間にわたって撹拌した。水をそれに添加して、反応を終了させた。これを酢酸エチルで3回抽出し、MgSOで脱水させ、濃縮した。これをカラムクロマトグラフィー(MeOH:MC=1:40)に供して、6.45gの目的化合物を黄色で得た(収率:93%)。
MS (ESI) m/z : 268.9 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.30 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 5.09-5.03 (m, 1H), 4.44-4.29 (m, 4H), 1.46 (s, 9H).
ステップ2:中間体30の合成
Tert-ブチル-3-(4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)アゼチジン-1-カルボキシレート(6.45g、24.05mmol)をDCM(50ml)に溶解した。HCl(ジオキサン中4M、20ml、3.0当量)をそれに添加し、続いて、それを12時間にわたって撹拌した。反応が終了したら、これを濾過して、4.5gの目的化合物を白色で得た(収率:91%)。
MS (ESI) m/z 429.9 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, MeOD) δ 8.68 (s, 1H), 8.32 (s, 1H), 5.54-5.50 (m, 1H), 4.62-4.55 (m, 4H).
調製例31:中間体31(5-クロロ-1-(1-(オキセタン-3-イル)アゼチジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-アミン)の合成
Figure 0007230053000044

ステップ1:4-ニトロ-1-(1-(オキセタン-3-イル)アゼチジン-3-イル)-1H-ピラゾールの合成
1-(アゼチジン-3-イル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール塩酸塩(1.0g、4.89mmol、中間体30)をDCE(20ml)に添加した。DIPEA(1.7ml、2.0当量)およびオキセタン-3-オン(881mg、2.5当量)をそれに添加し、続いて、それを室温で15分間にわたって撹拌した。NaBH(OAc)(3.1g、3.0当量)およびAcOH(0.336ml、1.2当量)をそれに添加し、続いて、それを室温で1.5時間にわたって撹拌した。反応が終了したら、これをNaHCOおよびDCMで抽出し、濃縮した。次いで、これをカラムクロマトグラフィー(MeOH:MC=1:40)に供して、540mgの目的化合物を黄色で得た(収率:49%)。
MS (ESI) m/z 225.2 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.36 (s, 1H), 8.12 (s, 1H), 5.02-4.98 (m, 1H), 4.78-4.57 (m, 4H), 3.93-3.68 (m, 5H).
ステップ2:5-クロロ-4-ニトロ-1-(1-(オキセタン-3-イル)アゼチジン-3-イル)-1H-ピラゾールの合成
4-(4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)-1-(オキセタン-3-イル)ピペリジンの代わりに4-ニトロ-1-(1-(オキセタン-3-イル)アゼチジン-3-イル)-1H-ピラゾールを使用したことを除き、調製例29のステップ2と同じ手順を行って、0.43gの目的化合物を得た(収率:69%)。
MS (ESI) m/z 259.2 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.25 (s, 1H), 5.28-5.19 (m, 1H), 4.79-4.74 (m, 2H), 4.64-4.60 (m, 2H), 3.79-3.76 (m, 5H).
ステップ3:中間体31の合成
1-(4-(5-クロロ-4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)エタノンの代わりに5-クロロ-4-ニトロ-1-(1-(オキセタン-3-イル)アゼチジン-3-イル)-1H-ピラゾールを使用したことを除き、調製例26のステップ2と同じ手順を行って、0.1gの目的化合物を得た(収率:26%)。
MS (ESI) m/z 229.2 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 7.30 (s, 1H), 5.08-5.03 (m, 1H), 4.77-4.73 (m, 2H), 4.64-4.60 (m, 2H), 3.96-3.69 (m, 5H).
調製例32:中間体32(3,5-ジメチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール)の合成
Figure 0007230053000045

3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾールの代わりに3,5-ジメチル-1H-ピラゾールを使用したことを除き、調製例12と同じ手順を行って、7.0gの目的化合物を得た(収率:96%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 11.01 (bs, 1H), 2.62 (s, 6H).
調製例33:中間体33(3-クロロ-5-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール)の合成
Figure 0007230053000046

ステップ1:5-メチル-1H-ピラゾール-3(2H)-オンの合成
3-オキソブタン酸エチル(28.59g、219.73mmol)をEtOH(50ml)に添加し、続いて、それを氷浴中で10分間にわたって撹拌した。ヒドラジン水和物(10g、199.76mmol)をそれに添加し、続いて、それを一晩還流させた。反応が終了したら、これを減圧下でエバポレーションにかけた。酢酸エチルをそれに添加し、続いて、それを撹拌および濾過して、14.68gの目的化合物を白色で得た(収率:75%)。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 5.21 (s, 1H), 2.08 (s, 3H)
ステップ2:3-クロロ-5-メチル-1H-ピラゾールの合成
高圧反応器に、5-メチル-1H-ピラゾール-3(2H)-オン(14g、101.93mmol)およびPOCl(42.20g、275.22mmol)を投入し、続いて、それを160℃で一晩還流させた。反応が終了したら、これをエバポレーションにかけ、NaHCOおよび5N NaOHで中和した。これをDCMで抽出し、MgSOで脱水させ、減圧下でエバポレーションにかけた。これをカラムクロマトグラフィー(Hep:EA=2:1)に供して、2.90gの目的化合物を得た(収率:17%)。
MS (ESI) m/z 117.0 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 11.58 (bs, 1H), 6.01 (s, 1H), 2.37 (s, 3H).
ステップ3:中間体33の合成
3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾールの代わりに3-クロロ-5-メチル-1H-ピラゾールを使用したことを除き、調製例12と同じ手順を行って、3.68gの目的化合物を得た(収率:91%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 2.72 (s, 3H).
調製例34:中間体34(3-クロロ-1-イソプロピル-1H-ピラゾール-4-アミン)の合成
Figure 0007230053000047

ステップ1:1-イソプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾールの合成
4-ニトロ-1H-ピラゾール(0.30g、2.65mmol)およびDMF(30ml)を添加し、氷浴中で10分間にわたって撹拌した。NaH(0.17g、3.97mmol)をそれに添加し、続いて、それを30分間にわたって撹拌した。次いで、2-ヨードプロパン(0.58g、3.44mmol)をそれに添加し、続いて、それを3時間にわたって還流させた。反応が終了したら、これを減圧下でエバポレーションにかけ、酢酸エチルで抽出した。これをMgSOで脱水させ、減圧下でエバポレーションにかけた。これをカラムクロマトグラフィー(Hep:EA=1:1)に供して、0.26gの目的化合物を液相で得た(収率:65%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.17 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 4.58-4.49 (m, 1H), 1.56 (s, 6H).
ステップ2:中間体34の合成
4-ニトロ-3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール(0.26g、1.72mmol)、EtOH(20ml)およびHCl(1.43ml、17.20mmol)を添加し、N下で撹拌した。Pd/Al(0.026g)をそれに添加した後、トリエチルシラン(1.20g、10.35mmol)をそれに滴下添加し、続いて、それを一晩反応させた。反応が終了したら、これをセライト-545で濾過した。これを酢酸エチルで抽出し、減圧下でエバポレーションにかけて、0.17gの目的化合物を得た(収率:50%)。
MS (ESI) m/z 160.2 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 7.59 (s, 1H), 4.67-4.58 (m, 1H), 1.38 (s, 3H), 1.36 (s, 3H).
調製例35:中間体35(3-クロロ-1-シクロプロピルメチル-1H-ピラゾール-4-アミン)の合成
Figure 0007230053000048

2-ヨードプロパンの代わりに(ブロモメチル)シクロプロパンを使用したことを除き、調製例34と同じ手順を行って、0.66gの目的化合物を得た(収率:88%)。
MS (ESI) m/z 171.9, 174 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 7.78 (s, 1H), 3.99 (s, 2H), 1.27-1.23 (m, 1H), 0.62-0.60 (m, 2H), 0.41 (s, 2H).
調製例36:中間体36(3-クロロ-1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-4-アミン)の合成
Figure 0007230053000049

ステップ1:1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾールの合成
吸引フラスコに、4-ニトロ-1H-ピラゾール(0.5g、4.42mmol)、シクロプロピルボロン酸(0.75g、8.84mmol)、2,2’-ビピリジン(0.69g、4.42mmol)およびNaCO(0.93g、8.84mmol)を投入した。ジクロロエタン(22ml)をそれに添加し、窒素(N)を10分間にわたってバブリングさせた。Cu(OAc)(0.80g、4.42mmol)をそれに添加し、Nを1分間にわたってバブリングさせ、続いて、それを70℃で18時間にわたって撹拌した。温度を室温まで低下させ、これを酢酸エチルで濾過し、次いで、濃縮した。これを酢酸エチルおよび1N塩酸水溶液で抽出し、MgSOで脱水させ、減圧下で濾過し、濃縮して、0.67gの目的化合物を得た(収率:45%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.20 (s, 1H), 3.69 (p, J = 1.8 Hz, 1H), 1.27-1.16 (m, 4H).
ステップ2:中間体36の合成
4-ニトロ-3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾールの代わりに1-シクロプロピル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(0.3g、1.95mmol)を使用したことを除き、調製例34のステップ2と同じ手順を行って、0.14gの目的化合物を得た(収率:47%)。
MS (ESI) m/z 158.0, 160.2 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 7.16 (s, 1H), 4.37 (p, J = 3.9 Hz, 1H), 2.89 (s, 2H), 1.18-1.14 (m, 2H), 1.07-1.04 (m, 2H).
調製例37:中間体37(3-クロロ-1-(1-メチルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-アミン)の合成
Figure 0007230053000050

ステップ1:1-メチル-4-(4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジンの合成
4-(4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン塩酸塩(0.4g、1.71mmol)をDMF(5ml)に溶解し、温度を0℃まで低下させた。NaH(0.30g、6.87mmol)をゆっくりとそれに添加し、続いて、それを30分間にわたって撹拌した。ヨードメタン(0.16ml、2.57mmol)をそれに滴下添加し、続いて、それを室温で1時間にわたって撹拌した。水をそれに添加して、反応を終了させ、これを酢酸エチルで抽出した。これをMgSOで脱水させ、減圧下で濾過し、濃縮した。これをカラムクロマトグラフィーに供して、0.16gの目的化合物を得た(収率:45%)。
MS (ESI) m/z 211.1 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, アセトン-d6) δ8.64 (s, 1H), 8.12 (s, 1H), 4.26 (p J = 7.2 Hz, 1H), 2.95-2.91 (m, 2H), 2.25 (s, 3H), 2.12-2.05 (m, 6H).
ステップ2:中間体37の合成
4-ニトロ-3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾールの代わりに1-メチル-4-(4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン(0.16g、0.76mmol)を使用したことを除き、調製例34のステップ2と同じ手順を行って、0.18gの目的化合物を得た(収率:95%)。
MS (ESI) m/z 215.0, 217.0 [M+H]+
調製例38:中間体38(3-クロロ-1-(1-エチルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-アミン)の合成
Figure 0007230053000051

ヨードメタンの代わりにヨードエタンを使用したことを除き、調製例37と同じ手順を行って、0.05gの目的化合物を得た(収率:21%)。
MS (ESI) m/z 229.1 [M+H]+
調製例39:中間体39(3-クロロ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-アミン)の合成
Figure 0007230053000052

ステップ1:4-ニトロ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-1H-ピラゾールの合成
4-ニトロ-1H-ピラゾール(0.08g、0.76mmol)、DMF(10ml)およびCsCO(0.37g、1.14mmol)を添加し、30分間にわたって撹拌した。テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルメタンスルホネート(0.20g、1.314mmol)をそれに添加し、続いて、それを2時間にわたって還流させた。反応が終了したら、これを減圧下でエバポレーションにかけ、酢酸エチルで抽出した。これをMgSOで脱水させ、減圧下でエバポレーションにかけた。これをカラムクロマトグラフィー(MC:MeOH=10:1)に供して、0.085gの目的化合物を得た(収率:57%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.19 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 4.44-4.34 (m, 1H), 4.18-4.13 (m, 2H), 3.61-3.52 (m, 2H), 2.20-2.01 (m, 4H).
ステップ2:中間体39の合成
4-ニトロ-3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾールの代わりに4-ニトロ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-1H-ピラゾールを使用したことを除き、調製例34のステップ2と同じ手順を行って、0.04gの目的化合物を得た(収率:99%)。
MS (ESI) m/z 202.0 [M+H]+
調製例40:中間体40(3-クロロ-1-(2,6-ジメチルテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-アミン)の合成
Figure 0007230053000053

テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルメタンスルホネートの代わりに2,6-ジメチルテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルメタンスルホネートを使用したことを除き、調製例39と同じ手順を行って、0.09gの目的化合物を得た(収率:71%)。
MS (ESI) m/z 230.1 [M+H]+
調製例41:中間体41(3-クロロ-1-(4-フルオロフェニル)-1H-ピラゾール-4-アミン)の合成
Figure 0007230053000054

ステップ1:1-(4-フルオロフェニル)-4-ニトロ-1H-ピラゾールの合成
4-ニトロ-1H-ピラゾール(1g、8.84mmol)、4-フルオロフェニルボロン酸(2.47g、17.68mmol)およびCu(OAc)(2.41g、13.27mmol)を、DCM(40ml)に添加した。ピリジン(2.85ml、35.37mmol)をそれに添加し、続いて、それを室温で20時間にわたって撹拌した。反応が終了したら、これを濾過し、DCMおよび水で抽出した。有機層をMgSOで脱水させ、濾過し、減圧下で濃縮した。これをカラムクロマトグラフィーに供して、0.82gの目的化合物を得た(収率:45%)。
MS (ESI) m/z 208.0 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 9.62 (s, 1H), 8.55 (s, 1H), 8.01-7.98 (m, 2H), 7.45-7.41 (m, 2H).
ステップ2:中間体41の合成
4-ニトロ-3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾールの代わりに1-(4-フルオロフェニル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール(0.82g、3.95mmol)を使用したことを除き、調製例34のステップ2と同じ手順を行って、0.23gの目的化合物を得た(収率:27%)。
MS (ESI) m/z 212.2, 214.1 [M+H]+
調製例42:中間体42((4-(4-アミノ-3-クロロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)(シクロプロピル)メタノン)の合成
Figure 0007230053000055

ステップ1:シクロプロピル(4-(4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)メタノンの合成
4-(4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン塩酸塩(0.25g、1.07mmol、中間体28)をDCMに溶解した。トリエチルアミン(0.37ml、2.68mmol)をそれに添加し、温度を0℃まで低下させた。シクロプロパンカルボニルクロリド(0.11ml、1.28mmol)をゆっくりとそれに滴下添加し、続いて、それを室温で2時間にわたって撹拌した。水をそれに添加して、反応を終了させ、これを酢酸エチルで抽出した。有機層をMgSOで脱水させ、減圧下で濾過し、濃縮した。これをカラムクロマトグラフィーに供して、0.28gの目的化合物を得た(収率:99%)。
MS (ESI) m/z 265.1 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, アセトン-d6) δ8.69 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 4.65 (m, 3H), 3.37 (s, 1H), 2.78-2.75 (m, 2H), 2.27-2.25 (m, 2H), 2.02-1.97 (m, 2H), 0.84-0.82 (m, 2H), 0.81-0.78 (m, 2H).
ステップ2:中間体42の合成
4-ニトロ-3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾールの代わりにシクロプロピル(4-(4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)メタノン(0.28g、1.07mmol)を使用したことを除き、調製例34のステップ2と同じ手順を行って、0.10gの目的化合物を得た(収率:34%)。
MS (ESI) m/z 269.1, 271.0 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, アセトン-d6) δ7.14 (s, 1H), 4.58-4.42 (m, 3H), 3.63 (s, 2H), 3.37 (m, 1H), 2.02-1.97 (m, 6H), 0.83-0.82 (m, 2H), 0.75-0.70 (m, 2H).
調製例43:中間体43(1-(4-(4-アミノ-3-クロロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)-2-メチルプロパン-1-オン)の合成
Figure 0007230053000056

シクロプロパンカルボニルクロリドの代わりにイソブチリルクロリドを使用したことを除き、調製例42と同じ手順を行って、0.35gの目的化合物を得た(収率:100%)。
MS (ESI) m/z 271.1, 273.1 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 7.24 (s, 1H), 4.79-4.76 (d, 1H, J=11.4Hz), 4.41-4.31 (m, 1H), 4.13-4.09 (d, 1H, J=12.6Hz), 3.25-3.17 (t, 1H, J=24.6Hz), 2.97-2.70 (m, 5H), 2.19-1.99 (m, 4H). 1.17-1.15 (d, 7H, J=6Hz).
調製例44:中間体44(1-(4-(4-アミノ-3-クロロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)-2,2-ジメチルプロパン-1-オン)の合成
Figure 0007230053000057

シクロプロパンカルボニルクロリドの代わりにピバロイルクロリドを使用したことを除き、調製例42と同じ手順を行って、0.15gの目的化合物を得た(収率:22%)。
MS (ESI) m/z 285.1, 287.0 [M+H]+
調製例45:中間体45((4-(4-アミノ-3-クロロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)(モルホリノ)メタノン)の合成
Figure 0007230053000058

シクロプロパンカルボニルクロリドの代わりに4-モルホリンカルボニルクロリドを使用したことを除き、調製例42と同じ手順を行って、0.12gの目的化合物を得た(収率:48%)。
MS (ESI) m/z 314.1, 316.0 [M+H]+
調製例46:中間体46((4-(4-アミノ-3-クロロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)(4-メチルピペラジン-1-イル)メタノン)の合成
Figure 0007230053000059

シクロプロパンカルボニルクロリドの代わりに4-メチル-1-ピペラジンカルボニルクロリド塩酸塩を使用したことを除き、調製例42と同じ手順を行って、0.35gの目的化合物を得た(収率:95%)。
MS (ESI) m/z 327.1, 329.0 [M+H]+
調製例47:中間体47(3-クロロ-1-(1-(メチルスルホニル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-アミン)の合成
Figure 0007230053000060

シクロプロパンカルボニルクロリドの代わりにメタンスルホニルクロリドを使用したことを除き、調製例42と同じ手順を行って、5.4gの目的化合物を得た(収率:53%)。
MS (ESI) m/z 278.9 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 7.24 (s, 1H), 4.31-4.24 (m, 1H), 3.95-3.89 (m, 2H), 3.02-2.92 (m, 2H), 2.86 (s, 3H), 2.31-2.18 (m, 2H), 2.08-2.02 (m, 2H).
調製例48:中間体48(3-クロロ-1-(1-(エチルスルホニル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-アミン)の合成
Figure 0007230053000061

シクロプロパンカルボニルクロリドの代わりにエタンスルホニルクロリドを使用したことを除き、調製例42と同じ手順を行って、0.58gの目的化合物を得た(収率:46%)。
MS (ESI) m/z 293.2, 295.1 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 7.11 (s, 1H), 4.29 (p, J = 6.9 Hz, 1H), 4.00 (s, 2H), 3.72-3.66 (m, 2H), 3.08 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 1.94-1.86 (m, 4H), 1.22 (t, J = 7.2 Hz, 3H).
調製例49:中間体49(3-クロロ-1-(1-(シクロプロピルスルホニル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-アミン)の合成
Figure 0007230053000062

シクロプロパンカルボニルクロリドの代わりにシクロプロピルスルホニルクロリドを使用したことを除き、調製例42と同じ手順を行って、0.56gの目的化合物を得た(収率:46%)。
MS (ESI) m/z 305.1, 307.1 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 7.24 (s, 1H), 4.33-4.23 (m, 1H), 3.98-3.94 (m, 2H), 3.11-3.06 (m, 2H), 2.92 (s, 2H), 2.35-2.18 (m, 3H), 2.09-1.98 (m, 2H), 1.24-1.18 (m, 2H), 1.06-0.98 (m, 2H).
調製例50:中間体50(1-(4-(4-アミノ-3-クロロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)2,2,2-トリフルオロエタノン)の合成
Figure 0007230053000063

ステップ1:2,2,2-トリフルオロ-1-(4-(4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)エタノンの合成
4-(5-クロロ-4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン塩酸塩(500mg、2.15mmol)をDCM(5ml)に添加した。TEA(0.66ml、2.2当量)および2,2,2-トリフルオロ酢酸無水物(0.45ml、1.5当量)をそれに添加し、続いて、それを室温で12時間にわたって撹拌した。反応が終了したら、これを水およびDCMで抽出し、濃縮して、680mgの目的化合物を白色で得た(収率:98%)。
1H NMR (300 MHz. CDCl3) δ 8.21 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 4.70-4.64 (m, 1H), 4.52-4.43 (m, 1H), 4.21-4.17 (m, 1H), 3.42-3.32 (m, 1H), 3.11-3.03 (m, 1H), 2.34-2.30 (m, 2H), 2.16-2.07 (m, 2H).
ステップ2:中間体50の合成
4-ニトロ-3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾールの代わりに2,2,2-トリフルオロ-1-(4-(4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)エタノン(680mg、2.33mmol)を使用したことを除き、調製例34のステップ2と同じ手順を行って、200mgの目的化合物を得た(収率:29%)。
MS (ESI) m/z : 297.1 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz. CDCl3) δ 7.24 (s, 1H), 4.61-4.57 (m, 1H), 4.48-4.40 (m, 1H), 4.19-4.15 (m, 1H), 3.40-3.30 (m, 1H), 3.13-3.04 (m, 1H), 2.93 (s, 2H), 2.22-2.06 (m, 4H).
調製例51:中間体51(3-クロロ-1-(1-(メチルスルホニル)アゼチジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-アミン)の合成
Figure 0007230053000064

ステップ1:1-(1-(メチルスルホニル)アゼチジン-3-イル)-4-ニトロ-1H-ピラゾールの合成
1-(アゼチジン-3-イル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール塩酸塩(500mg、2.44mmol、中間体30)をDCM(12ml)に添加した。TEA(1.4ml、3.0当量)およびメタンスルホニルクロリド(0.266ml、1.2当量)をそれに滴下添加し、続いて、それを室温で1時間にわたって撹拌した。反応が終了したら、これを水およびDCMで抽出し、濃縮して、500mgの目的化合物を黄色で得た(収率:83%)。
MS (ESI) m/z 247.1 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.31 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 5.16-5.12 (m, 1H), 4.48-4.41 (m, 4H), 3.03 (s, 3H).
ステップ2:中間体51の合成
4-ニトロ-3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾールの代わりに21-(1-(メチルスルホニル)アゼチジン-3-イル)-4-ニトロ-1H-ピラゾール(500mg、2.03mmol)を使用したことを除き、調製例34のステップ2と同じ手順を行って、240mgの目的化合物を得た(収率:47%)。
MS (ESI) m/z 250.1 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 7.33 (s, 1H), 5.16-5.11 (m, 1H), 4.46-4.30 (m, 4H), 3.02 (s, 3H).
調製例52:中間体52((3-(4-アミノ-3-クロロ-1H-ピラゾール-1-イル)アゼチジン-1-イル)(シクロプロピル)メタノン)の合成
Figure 0007230053000065

メタンスルホニルクロリドの代わりにシクロプロパンカルボニルクロリドを使用したことを除き、調製例51と同じ手順を行って、0.21gの目的化合物を得た(収率:41%)。
MS (ESI) m/z : 241.2 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 7.31 (s, 1H), 4.78-4.66 (m, 4H), 3.21-3.06 (m, 1H), 1.00-0.76 (m, 4H).
調製例53:中間体53(4-(4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)アゼパン塩酸塩)の合成
Figure 0007230053000066

ステップ1:tert-ブチル-4-(4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)アゼパン-1-カルボキシレートの合成
4-ニトロ-1H-ピラゾール(0.946g、8.37mmol)をDMF(9ml)に溶解した。NaH(0.548g、1.5当量)をそれに添加し、続いて、それを0℃で30分間にわたって撹拌した。Tert-ブチル4-(メチルスルホニルオキシ)アゼパン-1-カルボキシレート(2.7g、1.1当量)をそれに添加し、続いて、温度を150℃まで上昇させ、それを12時間にわたって撹拌した。反応が終了したら、これをHOおよびDCMで3回抽出した。これをMgSOで脱水させ、濃縮し、次いで、カラムクロマトグラフィー(MeOH:MC=1:40)に供して、2.2gの目的化合物を黄色で得た(収率:85%)。
MS (ESI) m/z 311.3 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.15 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 4.33-4.26 (m, 1H), 3.78-3.33 (m, 4H), 2.29-1.72 (m, 6H), 1.49 (s, 9H).
ステップ2:中間体53の合成
Tert-ブチル-4-(4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)アゼパン-1-カルボキシレート(2.2g、7.09mmol)をDCM(14ml)に溶解した。HCl(ジオキサン中4M、5.32ml、3.0当量)をそれに添加し、続いて、それを12時間にわたって撹拌した。反応が終了したら、これを濾過して、1.4gの目的化合物を白色で得た(収率:80%)。
MS (ESI) m/z 211.2 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, MeOD) δ 11.05 (s, 1H), 10.56 (s, 1H), 7.13-7.08 (m, 1H), 5.77-5.71 (m, 5H), 4.88-4.35 (m, 6H).
調製例54:中間体54((R)-4-ニトロ-1-(ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール塩酸塩)の合成
Figure 0007230053000067

tert-ブチル-4-(メチルスルホニルオキシ)アゼパン-1-カルボキシレートの代わりに(R)-tert-ブチル-3-ヒドロキシピロリジン-1-カルボキシレートを使用したことを除き、調製例53と同じ手順を行って、3.5gの目的化合物を得た(収率:90%)。
MS (ESI) m/z 183.3 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, MeOD) δ 8.73 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 5.39-5.32 (m, 1H), 3.80-3.53 (m, 4H), 2.69-2.47 (m, 2H).
調製例55:中間体55((S)-4-ニトロ-1-(ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール塩酸塩)の合成
Figure 0007230053000068

tert-ブチル-4-(メチルスルホニルオキシ)アゼパン-1-カルボキシレートの代わりに(S)-tert-ブチル-3-ヒドロキシピロリジン-1-カルボキシレートを使用したことを除き、調製例53と同じ手順を行って、3.0gの目的化合物を得た(収率:77.4%)。
MS (ESI) m/z 183.3 [M+H]+
調製例56:中間体56(3-クロロ-1-(1-(メチルスルホニル)アゼパン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-アミン)の合成
Figure 0007230053000069

4-ニトロ-1H-ピラゾールおよびtert-ブチル-4-(メチルスルホニルオキシ)アゼパン-1-カルボキシレートの代わりに3-クロロ-4-ニトロ-1H-ピラゾールおよびtert-ブチル-4-(メチルスルホニル)アゼパン-1-カルボキシレートを使用したことを除き、調製例53と同じ手順を行って、0.05gの目的化合物を得た(収率:11%)。
MS (ESI) m/z 292.9 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 7.28 (s, 1H), 4.48-4.44 (m, 1H), 3.70-3.50 (m, 3H), 3.26-3.18 (m, 1H), 2.86 (s, 3H), 3.31-1.99 (m, 6H).
調製例57:中間体57((4-(4-アミノ-3-クロロ-1H-ピラゾール-1-イル)アゼパン-1-イル)(シクロプロピル)メタノン)の合成
Figure 0007230053000070

4-ニトロ-1H-ピラゾールおよびtert-ブチル-4-(メチルスルホニルオキシ)アゼパン-1-カルボキシレートの代わりに3-クロロ-4-ニトロ-1H-ピラゾールおよびtert-ブチル-4-(シクロプロパンカルボニル)アゼパン-1-カルボキシレートを使用したことを除き、調製例53と同じ手順を行って、0.22gの目的化合物を得た(収率:53%)。
MS (ESI) m/z 282.9 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 7.21 (s, 1H), 4.38-4.26 (m, 1H), 3.92-3.56 (m, 4H), 2.92 (s, 2H), 2.20-1.70 (m, 7H), 1.08-0.76 (m, 4H).
調製例58:中間体58((R)-3-クロロ-1-(1-(メチルスルホニル)ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-アミン)の合成
Figure 0007230053000071

テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルメタンスルホネートの代わりに(R)-1-(メチルスルホニル)ピロリジン-3-イルメタンスルホネートを使用したことを除き、調製例39と同じ手順を行って、0.22gの目的化合物を得た(収率:36%)。
MS (ESI) m/z 264.9 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, MeOD) δ 7.25 (s, 1H), 5.11-5.07 (m, 1H), 4.82-3.50 (m, 4H), 2.90 (s, 3H), 2.45-2.35 (m, 2H).
調製例59:中間体59((S)-3-クロロ-1-(1-(メチルスルホニル)ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-アミン)の合成
Figure 0007230053000072

テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルメタンスルホネートの代わりに(S)-1-(メチルスルホニル)ピロリジン-3-イルメタンスルホネートを使用したことを除き、調製例39と同じ手順を行って、0.2gの目的化合物を得た(収率:32.8%)。
MS (ESI) m/z 264.9 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ 7.25 (s, 1H), 5.11-5.07 (m, 1H), 3.81-3.52 (m, 4H), 2.90(s, 3H), 2.39-2.36 (m, 2H).
調製例60:中間体60((R)-(3-(4-アミノ-3-クロロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)(シクロペンチル)メタノン)の合成
Figure 0007230053000073

テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルメタンスルホネートの代わりに(R)-1-(シクロペンタンカルボニル)ピロリジン-3-イルメタンスルホネートを使用したことを除き、調製例39と同じ手順を行って、0.28gの目的化合物を得た(収率:46%)。
MS (ESI) m/z 283.0 [M+H]+
調製例61:中間体61((S)-(3-(4-アミノ-3-クロロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)(シクロペンチル)メタノン)の合成
Figure 0007230053000074

テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルメタンスルホネートの代わりに(S)-1-(シクロペンタンカルボニル)ピロリジン-3-イルメタンスルホネートを使用したことを除き、調製例39と同じ手順を行って、0.27gの目的化合物を得た(収率:44.2%)。
MS (ESI) m/z 283.0 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CD3OD) δ 7.23 (s, 1H), 5.14-5.09 (m, 1H), 3.85-3.53 (m, 4H), 3.02-2.92 (m, 1H), 2.90(s, 3H), 2.45-2.31 (m, 2H), 1.92-1.61 (m, 8H).
調製例62:中間体62((4-(4-アミノ-3-クロロ-5-メチル-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)(シクロプロピル)メタノン)の合成
Figure 0007230053000075

ステップ1:tert-ブチル4-(3-クロロ-5-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-カルボキシレートの合成
3-クロロ-5-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(1.84g、11.44mmol、中間体33)をDMF(15ml)に溶解し、これを氷浴中で10分間にわたって撹拌した。NaH(0.99g、22.89mmol)をそれに添加し、続いて、それを30分間にわたって撹拌した。Tert-ブチル4-(メチルスルホニルオキシ)ピペリジン-1-カルボキシレート(4.79g、17.16mmol)をそれに添加し、続いて、それを室温で12時間にわたって撹拌した。反応が終了したら、溶液を減圧下でエバポレーションにかけ、これを酢酸エチルで抽出した。これをMgSOで脱水させ、減圧下でエバポレーションにかけた。濾液をイソプロピルエーテルで再結晶させて、1.2gの目的化合物を得た(収率:30%)。
ステップ2:4-(3-クロロ-5-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジンの合成
Tert-ブチル4-(3-クロロ-5-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート(0.90g、2.61mmol)をDCM(ジクロロメタン、30ml)に添加した。TFA(トリフルオロ酢酸、2.97g、26.10mmol)をそれに添加し、続いて、それを還流条件下で12時間にわたって撹拌した。反応が終了したら、溶液を減圧下でエバポレーションにかけた。イソプロピルエーテルを残留物に添加し、これを撹拌して、0.92gの目的化合物を得た(収率:98%)。
ステップ3:(4-(3-クロロ-5-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)(シクロプロピル)メタノン)の合成
4-(3-クロロ-5-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン(0.50g、1.39mmol)をDCM(30ml)に添加した。TEA(0.42g、4.18mmol)およびシクロプロパンカルボニルクロリド(0.21g、2.09mmol)をそれに添加し、続いて、それを室温で1時間にわたって撹拌した。反応が終了したら、抽出のために水を添加し、これをMgSOで脱水させた。溶液を減圧下でエバポレーションにかけ、これをカラムクロマトグラフィー(DCM:MeOH=10:1)に供して、0.2gの目的化合物を得た(収率:46%)。
ステップ4:中間体62の合成
(4-(3-クロロ-5-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)(シクロプロピル)メタノン)(0.2g、0.63mmol)をエタノールおよび水(20ml、3:1v/v)に添加した。NHCl(0.034g、0.63mmol)およびFe(0.35g、6.39mmol)をそれに添加し、続いて、70℃で1時間にわたって撹拌した。反応が終了したら、これを濾過し、溶液を減圧下でエバポレーションにかけた。濾液を酢酸エチルで再度抽出し、MgSOで脱水させ、溶液を減圧下でエバポレーションにかけて、0.14gの目的化合物を液相で得た(収率:90%)。
MS (ESI) m/z 283.1, 285.0 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 4.73-4.60 (m, 1H, 4.48-4.41 (m, 1H), 4.17-4.08 (m, 1H), 3.24 (s, 1H), 2.68 (s, 2H), 2.23 (s, 3H), 1.93-1.84 (m, 2H), 1.81-1.73 (m, 1H), 1.00 (s, 2H), 0.80-0.76 (m, 2H).
調製例63:中間体63(3,5-ジメチル-1-(1-(メチルスルホニル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-アミン)の合成
Figure 0007230053000076

ステップ1:tert-ブチル-4-(3,5-ジメチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-カルボキシレートの合成
3,5-ジメチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール(0.46g、3.25mmol)をDMF(4ml)に溶解した。Tert-ブチル4-(メチルスルホニルオキシ)ピペリジン-1-カルボキシレート(1g、3.57mmol)およびCsCO(2.12g、6.52mmol)をそれに添加し、続いて、それを80℃で15時間にわたって撹拌した。反応が終了したら、これを酢酸エチルで抽出し、MgSOで脱水させた。溶液を減圧下でエバポレーションにかけた後、酢酸エチル/ヘプタン(1:3)を残留物に添加して、0.48gの目的化合物を得た(収率:46%)。
MS (ESI) m/z 325.2 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 4.38-4.25 (m, 2H), 4.22-4.11 (m, 1H), 2.93-2.83 (m, 2H), 2.67 (s, 3H), 2.52 (s, 3H), 2.24-2.12 (m, 2H), 1.86-1.81 (m, 2H), 1.49 (s, 9H).
ステップ2:4-(3,5-ジメチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン塩酸の合成
調製例25のステップ3と同じ手順を行って、0.39gの目的化合物を得た(収率:99%)。
MS (ESI) m/z 225.1 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.83 (br s, 2H), 4.68-4.59 (m, 1H), 3.44-3.37 (m, 2H), 3.10-3.00 (m, 2H), 2.62 (s, 3H), 2.41 (s, 3H), 2.27-2.12 (m, 2H), 2.02-1.98 (m, 2H).
ステップ3:4-(3,5-ジメチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)-1-(メチルスルホニル)ピペリジンの合成
シクロプロパンカルボニルクロリドの代わりにメタンスルホニルクロリドを使用したことを除き、調製例42のステップ1と同じ手順を行って、0.39gの目的化合物を得た(収率:97%)。
MS (ESI) m/z 302.35 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 4.21-4.14 (m, 1H), 4.01-3.96 (m, 2H), 3.00-2.91 (m, 2H), 2.88 (s, 3H), 2.66 (s, 3H), 2.51 (s, 3H), 2.39-2.30 (m, 4H), 2.02-1.97 (m, 2H).
ステップ4:中間体63の合成
5-クロロ-1-メチル-4-ニトロ-1H-ピラゾールの代わりに4-(3,5-ジメチル-4-ニトロ-1H-ピラゾール-1-イル)-1-(メチルスルホニル)ピペリジンを使用したことを除き、調製例17のステップ3と同じ手順を行って、0.21gの目的化合物を得た(収率:67%)。
MS (ESI) m/z 273.1 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 4.05-3.89 (m, 3H), 2.96-2.91 (m, 2H), 2.86 (s, 3H), 2.30-2.24 (m, 2H), 2.17 (s, 6H), 1.99-1.94 (m, 2H).
調製例64:中間体64(3-クロロ-1-(2-メトキシエチル)-1H-ピラゾール-4-アミン)の合成
Figure 0007230053000077

2-ヨードプロパンの代わりに2-ブロモメチルメチルエーテルを使用したことを除き、調製例34と同じ手順を行って、0.46gの目的化合物を得た(収率:59%)。
MS (ESI) m/z 176.2, 178.1 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 7.25 (s, 1H), 4.23 (t, J = 5.7 Hz, 2H), 3.74 (t, J = 5.7 Hz, 2H), 3.35 (s, 3H), 2.85 (s, 2H).
調製例65:中間体65(1-(4-(4-アミノ-3-クロロ-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)エタノン)の合成
Figure 0007230053000078

ヨードメタンの代わりに塩化アセチルを使用したことを除き、調製例37と同じ手順を行って、0.22gの目的化合物を得た(収率:29%)。
MS (ESI) m/z 243.2, 245.1 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 7.24 (s, 1H), 4.77-4.74 (m, 1H), 4.39-4.30 (m, 1H), 4.01-3.97 (m, 1H), 3.28-3.19 (m, 1H), 2.92 (br s, 2H), 2.81-2.72 (m, 1H), 2.14 (s, 3H), 2.02-1.95 (m, 4H).
実施例1:化合物1の調製
Figure 0007230053000079

中間体6(2-クロロ-7-メチル-5-(トリフルオロメチル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、45mg、0.29mmol)および中間体17(5-クロロ-1-メチル-1H-ピラゾール-4-アミン塩酸塩、68.7mg、0.29mmol)を、EtOH(1ml)に溶解した。それに、一滴の濃HClを添加した。これを3時間にわたって還流させ、室温まで冷却して、固体を沈殿させた。これをエーテルで濾過して、7.9mgの目的化合物を得た(収率:18%)。
MS (ESI) m/z 331.0, 332.9 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.98 (br s, 1H), 8.71 (s, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 3.82 (s, 3H), 3.68 (s, 3H).
実施例2:化合物2の調製
Figure 0007230053000080

方法1:
中間体1(2,5-ジクロロ-7-メチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、65mg、0.32mmol)および中間体11(1-イソプロピル-3-メトキシ-1H-ピラゾール-4-アミン、50mg、0.32ミリモル)を、n-BuOH(1ml)に添加した。トリフルオロ酢酸(TFA、24.6ul、0.32mmol)をそれに添加し、これを120℃で20時間にわたって還流させた。温度を室温まで低下させ、これをNaHCOで中和し、DCMで抽出した。これをMgSOで脱水させ、減圧下で濾過し、濃縮した。これをカラムクロマトグラフィーに供して、46.1mgの目的化合物を得た(収率:44%)。
MS (ESI) m/z 321.0, 323.1 [M+H]+;
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ 8.60 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 6.82 (s, 1H), 6.79 (s, 1H), 4.33 (p, J = 6.6 Hz, 1H), 3.98 (s, 3H), 3.71 (s, 3H), 1.51 (s, 3H), 1.48 (s, 3H).
方法2:
Pd(OAc)(11.11mg、0.049mmol)およびキサントホス(34.3mg、0.059mmol)をジオキサン(2ml)に溶解し、続いて、それを室温で30分間にわたって撹拌した。中間体11(1-イソプロピル-3-メトキシ-1H-ピラゾール-4-アミン、76.8mg、0.49mmol)をそれに添加し、これを、100℃に予熱した油浴中で5分間にわたって撹拌した。次いで、温度を室温まで低下させた。中間体1(2,5-ジクロロ-7-メチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン、100mg、0.49mmol)およびCsCO(0.45g、1.38mmol)をそれに添加し、これを100℃で5時間にわたって撹拌した。次いで、温度を室温まで低下させた。HOをそれに添加して、反応を終了させた。これを濾過し、次いで、DCMおよびHOで抽出した。これをMgSOで脱水させ、減圧下で濾過し、濃縮した。これをカラムクロマトグラフィーに供して、12.7mgの目的化合物を得た(収率:8%)。
実施例3から43:化合物3から43の調製
化合物3から43は、各中間体の種類を以下の表2に示す通りに変更したことを除き、実施例1および2のものと同様の手順および方法によって調製した。各化合物の物理化学的特性を以下の表3に示す。
Figure 0007230053000081
Figure 0007230053000082
Figure 0007230053000083
Figure 0007230053000084
Figure 0007230053000085
Figure 0007230053000086
Figure 0007230053000087
Figure 0007230053000088
Figure 0007230053000089
Figure 0007230053000090
Figure 0007230053000091
Figure 0007230053000092
実施例44:化合物44の調製
Figure 0007230053000093

方法1:
中間体8(3-クロロ-1-エチル-6-(メチルチオ)-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン、82.4mg、0.34mmol)をDMF(1ml)に溶解した。mCPBA(156.5mg、0.90mmol)をそれに添加し、続いて、それを室温で1時間にわたって撹拌した。中間体41(3-クロロ-1-(4-フルオロフェニル)-1H-ピラゾール-4-アミン、76.2mg、0.34mmol)をそれに添加し、これを120℃で16時間にわたって撹拌した。次いで、温度を室温まで低下させた。反応が終了したら、これを飽和NaHCOおよび酢酸エチルで抽出し、MgSOで脱水させ、濾過し、減圧下で濃縮した。これをカラムクロマトグラフィー(MC:MeOH=40:1)に供して、21mgの目的化合物を得た(収率:13%)。
MS (ESI) m/z 392.0, 394.0 [M+H]+
方法2:
吸引フラスコに、中間体8(3-クロロ-1-エチル-6-(メチルスルホニル)-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン、82.4mg、0.34mmol)、中間体41(3-クロロ-1-(4-フルオロフェニル)-1H-ピラゾール-4-アミン、104.5mg、0.49mmol)およびp-トルエンスルホン酸(PTSA、72.2mg、0.38mmol)を投入した。NMP(1ml)をそれに添加し、続いて、それを110℃で16時間にわたって撹拌した。温度を室温まで低下させ、これを飽和NaHCOで中和して、褐色固体を沈殿させた。濾過によって得られた固体を、酢酸エチルを用いるカラムクロマトグラフィーに供して、76.7mgの目的化合物を得た(収率:51%)。
実施例45から62:化合物45から62の調製
化合物45から62は、各中間体の種類を以下の表4に示す通りに変更したことを除き、実施例44のものと同様の手順および方法によって調製した。各化合物の物理化学的特性を以下の表5に示す。
Figure 0007230053000094
Figure 0007230053000095
Figure 0007230053000096
Figure 0007230053000097
Figure 0007230053000098
Figure 0007230053000099
Figure 0007230053000100
評価例:LRRK2に対する阻害効果
LRRK2(ロイシンリッチリピートキナーゼ2)に対する化合物1から62のインビトロでの阻害効果を測定した。結果の分析において、インビトロ活性の定量的比較のためにIC50値を算出した。
試験方法
化合物を100%DMSOに10mMで溶解した後、これを、生化学的LRRK2アッセイ緩衝液(50mM HEPES(4-(2-ヒドロキシエチル)-1-ピペラジンエタンスルホン酸)pH7.5、10mM MgCl、1mM EGTA(1,2-ビス(o-アミノフェノキシ)エタン-N,N,N’,N’-四酢酸)、2mM DTT(ジチオトレイトール)および0.01%Tween-20(Aldrich))を使用して、1μMから10μMの範囲に連続希釈した。精製されたLRRK2(CARNA BIOSCIENCES)を、6μlの連続希釈化合物を含有する黒色U底96ウェルマイクロタイタープレートに添加し、続いて、室温で30分間にわたってインキュベーションした。キナーゼ反応のために、ATPおよび基質溶液特異的尿素-ポリペプチド(Ulight(商標)-ポリTK、PerkinElimer)を添加した。反応を室温で1時間にわたって行い、EDTAを含有する検出溶液(商標名:LANCE)で検出した。ユーロピウム標識抗体(LRRK2特異的PT66)を含有するLANCE検出溶液を添加し、続いて、室温で50分間にわたってインキュベーションして、キナーゼ実験を終了させた。リン酸化された基質を、665nm発光測定によって検出した。キナーゼ阻害剤の非存在を参照して、プリズムプログラム(Prism(商標)ソフトウェア)を使用する非線形回帰分析によってIC50値を算出した。結果を以下の表6に示す。
比較アッセイとして、LRRK2阻害剤の参照化合物であることが公知である化合物LRR2-IN-1も、阻害活性を試験した。
Figure 0007230053000101
上記の表6に示す通り、本発明の化合物は、LRRK2に対して、一桁nMのIC50値で阻害活性を有しており、LRRK2-IN-1のものよりも秀でていた。具体的には、選択性を評価するために、6つのチロシンキナーゼパネル試験を、化合物25、28、30、31、32、33、35、42、43、46、47、51、52、55、57、58および59に対して行った。結果として、これらはLRRK2に対する高い阻害活性を選択的に示し、LRRK2阻害活性に対する選択性が優れていることを指し示していた。

Claims (12)

  1. 下記の式1によって表される化合物ならびに薬学的に許容されるその塩、水和物、溶媒
    物および異性体からなる群から選択される化合物:
    Figure 0007230053000102
    [上記の式中、
    Xは、CHまたはNであり、
    は、水素、ハロゲン、あるいは非置換であるかまたは1個もしくは複数のハロゲンで置換されているC1~4アルキルまたはC1~4アルコキシであり、
    は、非置換であるかまたは1個もしくは複数のハロゲンで置換されている、C1~6アルキル、C1~3アルコキシC1~6アルキル、C3~6シクロアルキルC1~6アルキル、C1~6アルコキシ、C3~6シクロアルキル、4員~7員ヘテロシクロアルキルまたはC6~10アリールであり、
    ここで、前記4員~7員ヘテロシクロアルキルは、C1~4アルキル、非置換であるかまたは1個もしくは複数のハロゲンで置換されているC1~4アルキルカルボニル、C3~6シクロアルキルカルボニル、非置換であるかもしくはC1~4アルキルで置換されている4員~7員ヘテロシクロアルキルカルボニル、C1~4アルキルスルホニル、C3~6シクロアルキルスルホニル、またはオキセタニルで置換されていてよく、前記ヘテロシクロアルキルは、N、OおよびSから選択される少なくとも1個の原子を含有し、
    は、水素、ハロゲン、またはC1~4アルキルであり、
    は、非置換であるかまたは1個もしくは複数のハロゲンで置換されているC1~6アルキルまたはC3~6シクロアルキルであり、
    は、ハロゲン、あるいは非置換であるかまたは1個もしくは複数のハロゲンで置換されているC1~4アルキルである]。
  2. が、水素、ハロゲン、トリフルオロC1~4アルキル、C1~4アルキルまたはC1~4アルコキシである、請求項1に記載の化合物。
  3. が、トリフルオロC1~4アルキル、C1~4アルキルまたはC3~6シクロアルキルである、請求項1に記載の化合物。
  4. が、ハロゲン、トリフルオロC1~4アルキルまたはC1~4アルキルである、請求項1に記載の化合物。
  5. が、FまたはClで置換されている、C1~4アルキル、C1~3アルコキシC1~4アルキル、C3~6シクロアルキルC1~4アルキル、C1~4アルコキシ、C3~6シクロアルキル、4員~7員ヘテロシクロアルキルまたはC6~10アリールであり、ここで、前記4員~7員ヘテロシクロアルキルは、C1~4アルキル、トリフルオロC1~4アルキルカルボニル、C1~4アルキルカルボニル、C3~6シクロアルキルカルボニル、非置換であるかもしくはC1~4アルキルで置換されている4員~7員ヘテロシクロアルキルカルボニル、C1~4アルキルスルホニル、C3~6シクロアルキルスルホニル、またはオキセタニルで置換されていてよく、
    前記ヘテロシクロアルキルが、NおよびOから選択される少なくとも1個の原子を含有する、
    請求項1に記載の化合物。
  6. が、下記の置換基:
    Figure 0007230053000103
    から選択され、上記の置換基中、
    Figure 0007230053000104
    は結合する部位を指す、請求項5に記載の化合物。
  7. 式1によって表される化合物が、下記の化合物:
    1) N-(5-クロロ-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-7-メチル-5-(トリフルオロメチル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
    2) 5-クロロ-N-(1-イソプロピル-3-メトキシ-1H-ピラゾール-4-イル)-7-メチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
    3) 5-クロロ-N-(3-クロロ-1-イソプロピル-1H-ピラゾール-4-イル)-7-メチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
    4) 5-クロロ-7-メチル-N-(1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
    5) 5-クロロ-N-(5-クロロ-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-7-メチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
    6) 5-クロロ-N-(5-クロロ-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
    7) 5-クロロ-N-(3-クロロ-1-イソプロピル-1H-ピラゾール-4-イル)-7-イソプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
    8) 5-クロロ-N-(3-クロロ-1-イソプロピル-1H-ピラゾール-4-イル)-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
    9) 5-クロロ-N-(1-イソプロピル-3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-メチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
    10) 5-クロロ-N-(1-(2-メトキシエチル)-3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-メチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
    11) N-(1-ブチル-3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-5-クロロ-7-メチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
    12) 5-クロロ-N-(3-クロロ-1-(2-メトキシエチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
    13) 5-クロロ-N-(3-クロロ-1-(シクロプロピルメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
    14) 5-クロロ-N-(3-クロロ-1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-4-イル)-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
    15) 5-クロロ-N-(3-クロロ-1-シクロプロピル-1H-ピラゾール-4-イル)-7-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
    16) 5-クロロ-N-(5-クロロ-1-(オキセタン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
    17) 5-クロロ-N-(3-クロロ-1-(1-メチルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
    18) 5-クロロ-N-(3-クロロ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
    19) 5-クロロ-N-(3-クロロ-1-(2,6-ジメチルテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
    20) 5-クロロ-N-(3-クロロ-1-(1-エチルピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
    21) 5-クロロ-N-(3-クロロ-1-(4-フルオロフェニル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
    22) 5-クロロ-N-(5-クロロ-1-(4-クロロフェニル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
    23) 1-(4-(5-クロロ-4-(5-クロロ-7-メチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イルアミノ)-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)エタノン、
    24) (4-(3-クロロ-4-(5-クロロ-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イルアミノ)-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)(シクロプロピル)メタノン、
    25) 5-クロロ-N-(3-クロロ-1-(1-(メチルスルホニル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
    26) 1-(4-(3-クロロ-4-(5-クロロ-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イルアミノ)-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)-2-メチルプロパン-1-オン、
    27) 5-クロロ-N-(5-クロロ-1-(1-(オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-メチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
    28) 5-クロロ-N-(5-クロロ-1-(1-(オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
    29) 5-クロロ-N-(5-クロロ-1-(1-(オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
    30) 5-クロロ-N-(3-クロロ-1-(1-(メチルスルホニル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-シクロプロピル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
    31) (4-(3-クロロ-4-(5-クロロ-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イルアミノ)-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)(モルホリノ)メタノン、
    32) (4-(3-クロロ-4-(5-クロロ-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イルアミノ)-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)(4-メチルピペラジン-1-イル)メタノン、
    33) 1-(4-(3-クロロ-4-(5-クロロ-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イルアミノ)-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)-2,2-ジメチルプロパン-1-オン、
    34) 5-クロロ-N-(3,5-ジメチル-1-(1-(メチルスルホニル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
    35) 5-クロロ-N-(3-クロロ-1-(1-(シクロプロピルスルホニル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
    36) (R)-5-クロロ-N-(3-クロロ-1-(1-(メチルスルホニル)ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
    37) (S)-5-クロロ-N-(3-クロロ-1-(1-(メチルスルホニル)ピロリジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
    38) (R)-(3-(3-クロロ-4-(5-クロロ-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イルアミノ)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)(シクロペンチル)メタノン、
    39) (S)-(3-(3-クロロ-4-(5-クロロ-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イルアミノ)-1H-ピラゾール-1-イル)ピロリジン-1-イル)(シクロペンチル)メタノン、
    40) 5-クロロ-N-(3-クロロ-1-(1-(メチルスルホニル)アゼチジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
    41) (3-(3-クロロ-4-(5-クロロ-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イルアミノ)-1H-ピラゾール-1-イル)アゼチジン-1-イル)(シクロプロピル)メタノン、
    42) 5-クロロ-N-(3-クロロ-1-(1-(メチルスルホニル)アゼパン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-アミン、
    43) (4-(3-クロロ-4-(5-クロロ-7-エチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-2-イルアミノ)-1H-ピラゾール-1-イル)アゼパン-1-イル)(シクロプロピル)メタノン、
    44) 3-クロロ-N-(3-クロロ-1-(4-フルオロフェニル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-エチル-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-アミン、
    45) 3-クロロ-N-(5-クロロ-1-(1-(オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-エチル-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-アミン、
    46) 3-クロロ-N-(3-クロロ-1-(1-(メチルスルホニル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-シクロプロピル-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-アミン、
    47) 3-クロロ-N-(3-クロロ-1-(1-(シクロプロピルスルホニル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-エチル-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-アミン、
    48) 1-(4-(3-クロロ-4-(3-クロロ-1-エチル-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-イルアミノ)-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)-2,2,2-トリフルオロエタノン、
    49) 3-クロロ-N-(3-クロロ-1-(1-(メチルスルホニル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-アミン、
    50) 3-クロロ-N-(5-クロロ-1-(1-(オキセタン-3-イル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-アミン、
    51) 3-クロロ-N-(3-クロロ-1-(1-(メチルスルホニル)アゼパン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-エチル-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-アミン、
    52) (4-(3-クロロ-4-(3-クロロ-1-エチル-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-イルアミノ)-1H-ピラゾール-1-イル)アゼパン-1-イル)(シクロプロピル)メタノン、
    53) 1-(4-(3-クロロ-4-(3-クロロ-1-エチル-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-イルアミノ)-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)-2,2-ジメチルプロパン-1-オン、
    54) (4-(3-クロロ-4-(3-クロロ-1-エチル-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-イルアミノ)-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)(モルホリノ)メタノン、
    55) 3-クロロ-N-(3-クロロ-1-(1-(メチルスルホニル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-エチル-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-アミン、
    56) (4-(3-クロロ-4-(3-クロロ-1-エチル-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-イルアミノ)-5-メチル-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)(シクロプロピル)メタノン、
    57) (4-(3-クロロ-4-(3-クロロ-1-エチル-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-イルアミノ)-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)(シクロプロピル)メタノン、
    58) 1-(4-(3-クロロ-4-(3-クロロ-1-エチル-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-イルアミノ)-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-イル)エタノン、
    59) 3-クロロ-N-(3-クロロ-1-(1-(エチルスルホニル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-エチル-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-アミン、
    60) (3-(3-クロロ-4-(3-クロロ-1-エチル-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-イルアミノ)-1H-ピラゾール-1-イル)アゼチジン-1-イル)(シクロプロピル)メタノン、
    61) 3-クロロ-N-(5-クロロ-1-(1-(オキセタン-3-イル)アゼチジン-3-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-エチル-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-アミン、
    62) 3-クロロ-N-(5-クロロ-1-(1-(メチルスルホニル)ピペリジン-4-イル)-1H-ピラゾール-4-イル)-1-エチル-1H-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジン-6-アミンからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
  8. 前記薬学的に許容される塩が、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硫酸塩、硝酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩およびトルエンスルホン酸塩からなる群から選択される1つまたは複数である、請求項1に記載の化合物。
  9. 変性脳疾患を予防するまたは治療するための医薬組成物であって、請求項1から8のいずれか一項に記載の化合物を有効成分として含む、医薬組成物。
  10. 前記変性脳疾患が、パーキンソン病である、請求項9に記載の医薬組成物。
  11. LRRK2(ロイシンリッチリピートキナーゼ2)に対して選択的な阻害活性を有する、請求項9に記載の医薬組成物。
  12. 変性脳疾患を予防するまたは治療するための医薬の調製のための、請求項1から8のいずれか一項に記載の化合物の使用。
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