JP7229396B2 - 除湿器、除湿器の取り付け方法および除湿器の製造方法 - Google Patents

除湿器、除湿器の取り付け方法および除湿器の製造方法 Download PDF

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Description

本願は、除湿器、除湿器の取り付け方法および除湿器の製造方法に関するものである。
水の電気分解反応を利用した除湿器は、固体高分子電解質膜、電極を積層させた構造のものが用いられており、電極に外部電源を経由して電圧を印加することで除湿器として機能する。
水の電気分解反応を利用した従来の除湿器において、外部電源によって陽極と陰極に電圧を印加すると、除湿空間に含まれる水分が陽極において電気分解され、発生した水素イオンが陽極から固体高分子電解質膜を通って陰極に移動し、陰極において加湿空間に含まれる酸素を消費して水を発生する。
陽極が面する除湿空間と陰極が面する加湿空間において気体の出入りがないように除湿器を設置すると、陽極が面する除湿空間の水分が減少し陰極が面する加湿空間の水分が増加し、陽極が面する除湿空間の除湿を行うことができる(例えば、特許文献1参照)。
特許第4198529号公報
従来の除湿器では、除湿空間にシロキサンガス、塩酸ガス、硝酸ガス、硫黄酸化物ガス、窒素酸化物ガス、オキシムガス、ジエチルアミンガスなど(以降、これらのガスを汚染ガスと記す)が存在した場合、これらの汚染ガスが陽極の表面に付着して電気分解反応が起きにくくなり、除湿能力が低下するという課題があった。
本願は、上述の課題を解決するためになされたもので、除湿空間に汚染ガスが発生したときの除湿能力の低下を抑える除湿器、除湿器の取り付け方法および除湿器の製造方法を提供することを目的とする。
本願に開示される除湿器は、陰極側触媒層が塗布された陰極多孔質電極、固体高分子電解質膜、陽極多孔質電極が積層され、陽極多孔質電極の表面に陽極側触媒層が塗布されて形成された除湿膜と、除湿膜の陰極側表面に対向して開口する開口部を有し、陰極多孔質電極に電気的に接続された陰極側給電体と、除湿膜の陽極側表面に対向して開口する開口部を有し、陽極多孔質電極に電気的に接続された陽極側給電体と、陽極側給電体の開口部を覆い、水分を透過するとともに汚染ガスの透過を阻止する被毒防止膜とを備え、被毒防止膜は、tetrafluoroethyleneとperfluoro[2-(fluorosulfonylethoxy)propylvinyl ether]の共重合体、セロファン膜、酢酸セルロースおよびポリウレタンのいずれかによって構成されている。
本願に開示される除湿器は、陽極側給電体の開口部を覆い、水分を透過するとともに汚染ガスの透過を阻止する被毒防止膜を備え、被毒防止膜は、tetrafluoroethyleneとperfluoro[2-(fluorosulfonylethoxy)propylvinyl ether]の共重合体、セロファン膜、酢酸セルロースおよびポリウレタンのいずれかによって構成されているので、汚染ガスによる陽極側触媒層の触媒能力低下を抑えることができる。そのため、除湿空間に汚染ガスが発生したときにも、除湿器の除湿能力の低下を抑えることができる。




実施の形態1による除湿器の断面図である。 実施の形態1による除湿器の動作を比較例と対比して説明するための断面図である。 実施の形態1による除湿器の製造方法を説明するための図である。 実施の形態2による除湿器の断面図である。 実施の形態3による除湿器の断面図である。 実施の形態4による除湿器の断面図である。 実施の形態5による除湿器の断面図である。 実施の形態5による除湿器の製造方法を説明するための図である。 実施の形態6による除湿器の断面図である。 実施の形態7による除湿器の断面図である。 実施の形態8による除湿器の断面図である。 実施の形態8による除湿器の更なる一例の断面図である。 実施の形態8による除湿器の更なる一例の断面図である。 性能比較試験に用いた比較例の除湿器の断面図である。 性能比較試験の試験環境を示す図である。 性能比較試験に使用した除湿器の仕様を示す図である。 性能比較試験の結果を示す図である。 実施の形態9による除湿器の取り付け方法を示す断面図である。 実施の形態10による除湿器の取り付け方法を示す断面図である。 実施の形態11による除湿器の断面図である。 実施の形態12による除湿器の断面図である。 実施の形態12による除湿器の構造を説明するための斜視図である。 実施の形態13による除湿器の断面図である。
以下、本願を実施するための実施の形態に係る除湿器について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一符号は同一もしくは相当部分を示している。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による除湿器の構成を示す断面図である。除湿膜50は、陰極側触媒層2が塗布された陰極多孔質電極1と固体高分子電解質膜3と陽極多孔質電極4とが積層され、陽極多孔質電極4の表面に陽極側触媒層5が塗布されて形成されたものである。
陰極側給電体6は陰極多孔質電極1と電気的に接続されており、陽極側給電体7は陽極多孔質電極4と電気的に接続されている。外部電源8を導線9によって陽極側給電体7と陰極側給電体6とに電気的に接続することにより、陽極多孔質電極4と陰極多孔質電極1とに電圧が印加され、陽極側触媒層5において(式1)の反応、陰極側触媒層2において(式2)の反応が起こる。
2HO → O + 4H + 4e ・・・(式1)
+ 4H + 4e → 2HO ・・・(式2)
これらの(式1)および(式2)の反応により、除湿空間300の水分500が減少し、加湿空間400の水分が増加することにより、除湿空間300の除湿を行うことができる。なお、本明細書においては、空間の水分は該空間内の空気中の水分を指す。ただし、除湿空間300の水分500については、除湿器の陽極側に結露した水を含めてもよい。
除湿器100は、被毒防止膜10と陽極側給電体7と除湿膜50および陰極側給電体6の外周が陽極側枠11および陰極側枠12で挟み込まれ、陽極側枠11と陰極側枠12とがねじ13によって固定されたものである。被毒防止膜10は、陽極側触媒層5と除湿空間300とを隔てる位置に配置される。
陽極側給電体7および陽極側枠11は、除湿膜50の陽極側表面に対向して開口する開口部を有している。被毒防止膜10は、陽極側給電体7の開口部を覆っている。そのため、除湿空間300の気体は、陽極側枠11の開口部を通り、被毒防止膜10を透過し、陽極側給電体7の開口部を通って、除湿膜50の陽極側表面と接する。
陰極側給電体6および陰極側枠12は、除湿膜50の陰極側表面に対向して開口する開口部を有している。加湿空間400の気体は、陰極側枠12の開口部および陰極側給電体6の開口部を通り、除湿膜50の陰極側表面と接している。
次に、実施の形態1による除湿器100の詳細について説明する。除湿空間300には、水分500と汚染ガス600が存在する。被毒防止膜10は、除湿空間300から陽極側触媒層5に対して水分500を透過し汚染ガス600の透過を阻止するものである。
陽極多孔質電極4は、チタンなどの金属メッシュに対して白金などの貴金属めっきを施したものを用い、(式1)の反応が起こる領域である陽極側触媒層5から外部電源8へ電子を伝達するものである。陽極多孔質電極4に施す貴金属めっきは、陽極多孔質電極4の近傍で発生する酸素により陽極多孔質電極4が酸化してしまうことを防ぐ。陽極多孔質電極4はメッシュ状の多孔質形状になっており、これにより、被毒防止膜10を通った除湿空間300の水分500が固体高分子電解質膜3に接することができ、さらに、陽極多孔質電極4の周囲に陽極側触媒層5の触媒を担持することができる。陽極側触媒層5は、(式1)の反応を活性化させ、さらに、水の分解によって発生した酸素原子が結合しオゾンになることを抑制する。
固体高分子電解質膜3は、(式1)の反応で発生した水素イオンを陰極多孔質電極1へ透過させる。陰極多孔質電極1は、炭素繊維を積層しシート状に成型したカーボンシートであり、外部電源8からの電子を(式2)の反応が起こる領域である陰極側触媒層2へ伝達する。陰極多孔質電極1は多孔質形状になっており、これにより、固体高分子電解質膜3からの水分500を加湿空間400に排出することができ、さらに、陰極多孔質電極1の周囲に陰極側触媒層2の触媒を担持することができる。陰極側触媒層2は、(式2)の反応を活性化させ、さらに、水素イオンが水素分子になることを抑制する。
監視カメラの内部あるいはショーケースの内部などを除湿するときは、監視カメラの内部の空間あるいはショーケースの内部の空間が除湿空間300となり、監視カメラの外部の空間あるいはショーケースの外部の空間が加湿空間400となる。よって、被毒防止膜10が監視カメラの内部の空間あるいはショーケースの内部の空間に接するように、さらに、除湿膜50の陰極側が監視カメラの外部の空間あるいはショーケースの外部の空間に接するように、除湿器100を設置する。
次に、汚染ガス600による除湿能力の劣化と実施の形態1による除湿器100の効果について説明する。従来の除湿器を使用し続けると、触媒同士が凝集し触媒の表面積が小さくなり、徐々に除湿能力が低下する。除湿能力の低下速度は、除湿器の種類、暴露条件に依存するが、常温運転において除湿能力が初期性能の半分になるまでの一般的な期間は、5年程度である。さらに、除湿能力の低下速度は、設置環境によって大きく変化する。製品の保証範囲外の高温、低温の環境下、あるいは、製品の保証外の高濃度のガスが充満する環境下において除湿器を使用した場合、数か月程度で除湿能力が急低下することがある。調査の結果、構造物の防水性あるいは気密性を保持するために使用されるシーリング材から発生する汚染ガスが触媒に吸着することにより、除湿器の除湿能力が急激に低下することが分かった。
図2は、実施の形態1による除湿器の動作を比較例と対比して説明するための断面図である。図2の(b)に示される実施の形態1による除湿器は、図1に示される実施の形態1による除湿器100を簡略的に示したものであり、被毒防止膜10、陽極側触媒層5、陽極多孔質電極4および固体高分子電解質膜3のみを示している。図2の(a)に示される比較例は、実施の形態1による除湿器から被毒防止膜10を取り除いたものである。除湿空間300には、水分500と汚染ガス600が存在する。
比較例では、陽極側触媒層5の表面に汚染ガス600が吸着し、汚染ガス吸着領域14が形成される。汚染ガス吸着領域14が形成された領域では、陽極側触媒層5と水分500が直接に接することができないため、(式1)の反応が起こらない。汚染ガス吸着領域14が多く形成されると、(式1)の反応が起こらない領域が大きくなり、最後には陽極側触媒層5において(式1)の反応が全く起こらなくなる。
一方、本願に開示される除湿器は、被毒防止膜10を備えているため、除湿空間300の水分500は被毒防止膜10を通って陽極側触媒層5に届き、(式1)の反応が起こる。しかしながら、除湿空間300の汚染ガス600は、被毒防止膜10を通ることができないため陽極側触媒層5に届かず、汚染ガス吸着領域14は形成されない。そのため、本願に開示される除湿器では、汚染ガス600による除湿能力の低下を抑えることができる。
本願に開示される除湿器などの電気分解型除湿器は、監視カメラ、精密機器、展示ケース等に用いられるものであり、監視カメラの結露防止、精密機器内の湿度上昇の抑制、展示ケース内の展示物の劣化防止等を目的として使用される。このような用途で電気分解型除湿器を使用する場合、除湿空間は閉じられた空間であることが多く、除湿空間における気体の入れ替わりはほとんどない。そのため、電気分解型除湿器では、時間当たりの除湿性能よりも、長期間にわたって除湿性能が低下しないことが重要となる。本願に開示される除湿器は、除湿空間300から陽極側触媒層5に対して水分500を透過し汚染ガス600の透過を阻止する被毒防止膜10を備えているので、汚染ガス600による除湿能力の低下を抑えることができ、電気分解型除湿器としての寿命が長くなる。
次に、本実施の形態1による除湿器におけるそれぞれの構成要素の材料について説明する。以下に一例を示すが、同様の性能を発揮するものであれば別の材料でも構わない。
被毒防止膜10は、疎水性テフロン(登録商標)骨格とスルホン酸基を持つパーフルオロ側鎖から構成されるパーフルオロカーボン材料で、tetrafluoroethyleneとperfluoro[2-(fluorosulfonylethoxy)propylvinyl ether]の共重合体であるナフィオン(登録商標)を用いるが、除湿空間300から陽極側触媒層5に対して水分500を透過し汚染ガス600の透過を阻止するものであれば他の材料でも構わない。例えば、膜状のセロファン膜、NEXAR(登録商標)、酢酸セルロース、ポリウレタンなどを使用しても構わない。被毒防止膜10は、ナフィオンを用いる場合の厚さは40~200μm、セロファンを用いる場合の厚さは20~100μmとする。また、これらを組み合わせて使用しても、複数枚重ねて使用してもよい。
陽極側給電体7と陽極多孔質電極4は、めっき膜を施したチタン材を使用する。陽極側触媒層5は、白金粒子とナフィオン液と水との混合物を陽極多孔質電極4に塗布することにより構成する。固体高分子電解質膜3は、ナフィオン膜または水素イオン電導性を有する電解質膜を用いる。陰極多孔質電極1は、カーボンシートを用いる。陰極側触媒層2は、白金を担持したカーボン粉末触媒、または、陽極側触媒層5と同様の触媒を使用する。陰極側給電体6、陽極側枠11および陰極側枠12は、チタン材もしくはステンレス材を使用する。ねじ13は、除湿膜50を挟み込む陽極側枠11と陰極側枠12との間で通電することを防ぐために、金属製のねじに絶縁チューブをつけたものまたは樹脂製のねじを使用する。
次に、本実施の形態1による除湿器の製造方法について説明する。最初に、陰極多孔質電極1の表面に陰極側触媒層2を塗布する。次に、陰極側触媒層2を塗布した陰極多孔質電極1、固体高分子電解質膜3および陽極多孔質電極4を積層して加圧することで、これらを一体化する。さらに、陽極多孔質電極4の表面に陽極側触媒層5を塗布し、除湿膜50を作成する。
その後、図3に示すように、被毒防止膜10、陽極側給電体7、除湿膜50および陰極側給電体6の外周を、陽極側枠11と陰極側枠12とで挟み込み、陽極側枠11と陰極側枠12とをねじ13によってねじ留めすることにより、除湿器100を製造する。
以上のように、本実施の形態1による除湿器の製造方法は、被毒防止膜10、陽極側給電体7、除湿膜50および陰極側給電体6の外周を、陽極側枠11と陰極側枠12とで挟み込み、陽極側枠11と陰極側枠12とをねじ13によってねじ留めすることによって除湿器100を製造したので、除湿器100の汚染ガス600による除湿能力の低下を抑えることができる。
実施の形態2.
図4は、実施の形態2による除湿器の構成を示す断面図である。図4における除湿器110は、陽極側枠11aの開口部が陽極側枠11の開口部に比べて大きく、陰極側枠12aの開口部が陰極側枠12の開口部に比べて大きいことが、実施の形態1による除湿器100と異なっている。
被毒防止膜10の水分透過性の低下速度は、被毒防止膜10が除湿空間300と接触する領域の大きさに依存し、この領域が大きいほど水分透過性の低下速度が遅くなる。実施の形態2による除湿器110では、被毒防止膜10が除湿空間300と接触する領域の大きさ、すなわち、陽極側枠11aの開口部の大きさが実施の形態1による陽極側枠11の開口部より大きいため、実施の形態1による除湿器100に比べて被毒防止膜10の水分透過性の低下速度を遅くすることができる。
実施の形態3.
図5は、実施の形態3よる除湿器の構成を示す断面図である。図5における除湿器120は、開口部を設けた陽極側パッキン材15を被毒防止膜10と陽極側枠11との間に設置し、開口部を設けた陰極側パッキン材16を陰極側給電体6と陰極側枠12との間に設置していることが、実施の形態1による除湿器100と異なっている。
陽極側パッキン材15および陰極側パッキン材16は、除湿器120の気密性を高めるものであり、除湿空間300と加湿空間400との気体の出入りを無くすものである。なお、実施の形態3による除湿器120においては、ねじの材料として導電性のある金属を使用してもよい。
以上のように、本実施の形態3による除湿器120は、被毒防止膜10と陽極側給電体7と除湿膜50と陰極側給電体6とをパッキン材を介して陽極側枠11および陰極側枠12で挟み込んだので、除湿空間300と加湿空間400との気体の出入りが無くなる。その結果、加湿空間400から除湿空間300への水分500の移動がなくなり、除湿空間300の湿度をより効果的に下げることができる。
実施の形態4.
図6は、実施の形態4よる除湿器の構成を示す断面図である。図6おける除湿器130は、開口部を設けた陽極側パッキン材15aを被毒防止膜10と陽極側枠11aとの間に設置し、開口部を設けた陰極側パッキン材16aを陰極側給電体6と陰極側枠12aとの間に設置していることが、実施の形態2による除湿器110と異なっている
陽極側パッキン材15aおよび陰極側パッキン材16aは、除湿器130の気密性を高めるものであり、除湿空間300と加湿空間400との気体の出入りを無くすものである。なお、実施の形態4による除湿器130においては、ねじの材料として導電性のある金属を使用してもよい。
以上のように、本実施の形態4による除湿器130は、被毒防止膜10と陽極側給電体7と除湿膜50と陰極側給電体6とをパッキン材を介して陽極側枠11aおよび陰極側枠12aで挟み込んだので、除湿空間300と加湿空間400との気体の出入りが無くなる。その結果、実施の形態2による除湿器110の効果に加えて、加湿空間400から除湿空間300への水分500の移動がなくなり、除湿空間300の湿度をより効果的に下げることができる。
実施の形態5.
図7は、実施の形態5による除湿器の構成を示す断面図である。実施の形態1による除湿器100は、被毒防止膜10、陽極側給電体7、除湿膜50および陰極側給電体6の外周が陽極側枠11と陰極側枠12とで挟み込まれ、ねじ13によってねじ留めされていた。一方、実施の形態5による除湿器140は、被毒防止膜10の外周が被毒防止膜側枠17と陽極側枠11とに挟み込まれ、被毒防止膜固定ねじ18によってねじ留めされ、陽極側給電体7、除湿膜50および陰極側給電体6の外周が陽極側枠11と陰極側枠12とで挟み込まれ、ねじ13によってねじ留めされている。
陽極側触媒層5の劣化に比べれば軽微であるが、被毒防止膜10も汚染ガスの吸着により劣化し、水分500の透過性が低下する。実施の形態5による除湿器140では、被毒防止膜固定ねじ18を外すことにより、被毒防止膜10のみを外すことができ、被毒防止膜10を容易に交換できる。被毒防止膜10を交換することにより、被毒防止膜10の水分透過性低下による除湿器140の除湿性能低下を回復することができる。
実施の形態1による除湿器100では、陽極側枠11、被毒防止膜10、陽極側給電体7、除湿膜50、陰極側給電体6および陰極側枠12を重ね、陽極側枠11と陰極側枠12とがねじ13によってねじ留めされていたため、被毒防止膜10を交換するためにはねじ13を外す必要があった。この場合、被毒防止膜10を交換したときに、陽極側給電体7、除湿膜50および陰極側給電体6の位置がずれたり接触圧が変化したりすることがあり、除湿器としての性能が劣化する恐れがある。
実施の形態5による除湿器140では、被毒防止膜10は、陽極側給電体7、除湿膜50および陰極側給電体6とは独立して取り付けられている。よって、被毒防止膜固定ねじ18をはずすことにより、他の構成要素に影響を与えることなく被毒防止膜10を交換することができる。
次に、本実施の形態5による除湿器140の製造方法について説明する。図8の(a)に示すように、最初に、被毒防止膜10の外周を被毒防止膜側枠17と陽極側枠11とで挟み込み、被毒防止膜側枠17と陽極側枠11とを被毒防止膜固定ねじ18によってねじ留めして被毒防止膜モジュール19とする。
その後、実施の形態1と同じ方法で除湿膜50を作成し、図8の(b)に示すように、陽極側給電体7、除湿膜50、陰極側給電体6の外周を被毒防止膜モジュール19における陽極側枠11および陰極側枠12で挟み込み、被毒防止膜モジュール19における陽極側枠11と陰極側枠12をねじ13によってねじ留めして除湿器140を作成する。
以上のように、本実施の形態5による除湿器140の製造方法は、開口部を設けた被毒防止膜側枠17、被毒防止膜10および開口部を設けた陽極側枠11を重ね、被毒防止膜側枠17と陽極側枠11とをねじ留めして被毒防止膜モジュール19としたので、被毒防止膜固定ねじ18をはずすことにより他の構成要素に影響を与えることなく被毒防止膜10を交換することができ、被毒防止膜10の水分透過性低下による除湿器140の除湿性能低下を回復することができる。
実施の形態6.
図9は、実施の形態6による除湿器の構成を示す断面図である。図9に示す除湿器150と図7に示す実施の形態5の除湿器140を比較すると、図9に示す除湿器150は、陽極側枠11aの開口部が陽極側枠11の開口部に比べて大きく、陰極側枠12aの開口部が陰極側枠12の開口部に比べて大きく、被毒防止膜側枠17aの開口部が被毒防止膜側枠17の開口部に比べて大きいことが、図7に示す実施の形態5の除湿器140と異なっている。
被毒防止膜10の水分透過性は、被毒防止膜10において水分500が透過する領域の大きさ依存し、この領域が大きいほど水分透過性が高い。図1に示される実施の形態1による除湿器100では、被毒防止膜10において水分500が透過する領域の大きさは、陽極側給電体7の開口部の大きさ、すなわち、陽極側触媒層5が空間と接する領域の大きさと同じであった。しかしながら、実施の形態6による除湿器150では、被毒防止膜10において水分500が透過する領域の大きさは、陽極側給電体7の開口部の大きさに依存せず、陽極側枠11aおよび被毒防止膜側枠17aの開口部の大きさに依存している。よって、図9に示すように、陽極側枠11aおよび被毒防止膜側枠17aの開口部を陽極側給電体7の開口部よりも大きくすることにより、実施の形態1による除湿器100に比べて被毒防止膜10の水分透過性を高くすることができる。
実施の形態7.
図10は、実施の形態7による除湿器の構成を示す断面図である。図10に示す除湿器160と図9に示す実施の形態6による除湿器150を比べると、図10に示す除湿器160は、被毒防止膜10bが被毒防止膜10よりも大きく、陽極側枠11bの開口部が陽極側枠11aの開口部に比べてさらに大きく、陰極側枠12bの開口部が陰極側枠12aの開口部に比べてさらに大きく、被毒防止膜側枠17bの開口部が被毒防止膜側枠17aの開口部に比べてさらに大きいことが、図9に示す実施の形態6による除湿器150と異なっている。開口部の外周部において陽極側枠11bと陽極側給電体7とが接していれば、陽極側枠11bの開口部は陽極側触媒層5の外側まで広がっていてもかまわない。
このように、被毒防止膜10bを大きくし、陽極側枠11bの開口部を大きくし、被毒防止膜側枠17bの開口部を大きくすることにより、被毒防止膜10bにおいて水分500が透過する領域がさらに大きくなり、水分透過性の低下を更に抑制することができる。
実施の形態8.
図11は、実施の形態8による除湿器の構成を示す断面図である。図11に示す除湿器170と図7に示す実施の形態5による除湿器140を比べると、図11に示す除湿器170は、開口部を設けた陽極側パッキン材15を陽極側給電体7と陽極側枠11との間に設置し、開口部を設けた陰極側パッキン材16を陰極側給電体6と陰極側枠12との間に設置し、開口部を設けた被毒防止膜側パッキン材20を陽極側枠11と被毒防止膜10との間および被毒防止膜10と被毒防止膜側枠17との間に設置していることが、実施の形態5による除湿器140と異なっている。なお、汚染除去空間700は、陽極側触媒層5と被毒防止膜10とに囲まれた空間である。
陽極側パッキン材15と陰極側パッキン材16と被毒防止膜側パッキン材20とは、除湿器170の気密性を高めるものである。詳しくは、被毒防止膜側パッキン材20は、除湿空間300と汚染除去空間700との汚染ガス600の出入りを無くすものである。陽極側パッキン材15と陰極側パッキン材16とは、汚染除去空間700と加湿空間400との気体の出入りを無くすものである。なお、実施の形態8による除湿器170においては、ねじ13および被毒防止膜固定ねじ18の材料として導電性のある金属を使用してもよい。
以上のように、本実施の形態8による除湿器170は、開口部を設けた被毒防止膜側パッキン材20を陽極側枠11と被毒防止膜10との間および被毒防止膜10と被毒防止膜側枠17との間に設置したので、除湿空間300と汚染除去空間700との汚染ガスの出入りが無くなり、被毒防止膜10によって汚染ガス600をより効果的に除去することができる。さらに、開口部を設けた陽極側パッキン材15を陽極側給電体7と陽極側枠11との間に設置し、開口部を設けた陰極側パッキン材16を陰極側給電体6と陰極側枠12との間に設置したので、汚染除去空間700と加湿空間400との気体の出入りが無くなり、加湿空間400から汚染除去空間700への水分500の移動がなくなり、除湿空間300の湿度をより効果的に下げることができる。
図12は、実施の形態8による除湿器の更なる一例である。図12に示す除湿器180は、図9に示す実施の形態6による除湿器150に、陽極側パッキン材15aと陰極側パッキン材16aと被毒防止膜側パッキン材20aとを加えたものである。図12に示す除湿器180は、図9に示す除湿器150の効果である被毒防止膜10の水分透過性の低下をより抑制できることに加えて、被毒防止膜10によって汚染ガス600をより効果的に除去することができ、除湿空間300の湿度をより効果的に下げることができる。
図13は、実施の形態8による除湿器の更なる一例である。図13に示す除湿器190は、図10に示す実施の形態7による除湿器160に、陰極側パッキン材16bと陽極側パッキン材15bと被毒防止膜側パッキン材20bとを加えたものである。図13に示す除湿器190は、図10に示す除湿器160の効果である被毒防止膜10bの水分透過性の低下をさらに抑制できることに加えて、被毒防止膜10bによって汚染ガス600をより効果的に除去することができ、除湿空間300の湿度をより効果的に下げることができる。
実施の形態9.
図18は、実施の形態9による除湿器の取り付け方法を示す断面図である。図18に示す除湿器の取り付け方法においては、実施の形態1による除湿器100の陰極側が、容器側パッキン材41aを介して湿度調整用容器40の内側に取り付けられている様子を示している。湿度調整用容器40は、除湿空間300と加湿空間400とを隔てるものであり、図18では、湿度調整用容器40の内側の空間が除湿空間300、湿度調整用容器40の外側の空間が加湿空間400となっている。湿度調整用容器40は除湿器100を取り付けるための開口部を有しており、容器側パッキン材41aも同様に開口部を有している。
図18における除湿器100は、湿度調整用容器40の開口部の位置と容器側パッキン材41aの開口部の位置と陰極側枠12の開口部の位置と陰極側給電体6の開口部の位置とを合わせて、除湿器100の陰極側の最も外側にある陰極側枠12と湿度調整用容器40とで容器側パッキン材41aを挟みこんで、除湿器100の陰極側を湿度調整用容器40に取り付けている。湿度調整用容器40の開口部と容器側パッキン材41aの開口部と陰極側枠12の開口部と陰極側給電体6の開口部とは、除湿膜50の陰極側表面から放出される水分が加湿空間400に放出される位置にあればよく、それぞれの開口部の大きさは異なっていてもよい。陰極側枠12を備えていない除湿器の場合は、除湿器の陰極側の最も外側にあるものと湿度調整用容器40とで容器側パッキン材41aを挟みこんで、除湿器100の陰極側を湿度調整用容器40に取り付ける。なお、図18においては除湿器100を湿度調整用容器40に取り付けるとしたが、取り付ける除湿器は本願に開示される除湿器であればどのようなものでも構わない。
実施の形態9による除湿器の取り付け方法では、除湿器100が湿度調整用容器40の内側に収納されるため、湿度調整用容器40の外側に追加のスペースを必要としない。また、湿度調整用容器40を部屋として実現した場合は、部屋の内側のみの作業で除湿器100を取り付けることができる。
以上のように、除湿器100を除湿空間300と加湿空間400とを隔て開口部を有した湿度調整用容器40に開口部を有した容器側パッキン材41aを介して取り付ける除湿器の取り付け方法であって、湿度調整用容器40の開口部の位置と容器側パッキン材41aの開口部の位置と陰極側給電体6の開口部の位置とを合わせて、除湿器100と湿度調整用容器40とで容器側パッキン材41aを挟み、除湿器100の陰極側を湿度調整用容器40の内側に取り付ける取り付け方法で除湿器100を取り付けるので、除湿器100が湿度調整用容器40の内側に収納され、湿度調整用容器40の外側に追加のスペースを必要としない。
実施の形態10.
図19は、実施の形態10による除湿器の取り付け方法を示す断面図である。図19に示す除湿器の取り付け方法においては、実施の形態1による除湿器100の陽極側が、容器側パッキン材41bを介して湿度調整用容器40の外側に取り付けられている様子を示している。湿度調整用容器40は、除湿空間300と加湿空間400とを隔てるものであり、図19では、湿度調整用容器40の内側の空間が除湿空間300、湿度調整用容器40の外側の空間が加湿空間400となっている。湿度調整用容器40は除湿器100を取り付けるための開口部を有しており、容器側パッキン材41bも同様に開口部を有している。
図19における除湿器100は、湿度調整用容器40の開口部の位置と容器側パッキン材41bの開口部の位置と陽極側給電体7の開口部の位置とを合わせて、除湿器100の陽極側の最も外側にある陽極側枠11と湿度調整用容器40とで容器側パッキン材41bを挟みこんで、除湿器100の陽極側を湿度調整用容器40に取り付けている。湿度調整用容器40の開口部と容器側パッキン材41bの開口部と陽極側枠11の開口部と陽極側給電体7の開口部とは、除湿空間300の水分が除湿膜50の陽極側表面に届く位置にあればよく、それぞれの開口部の大きさは異なっていてもよい。陽極側枠11を備えていない除湿器の場合は、除湿器の陽極側の最も外側にあるものと湿度調整用容器40とで容器側パッキン材41bを挟みこんで、除湿器100の陽極側を湿度調整用容器40に取り付ける。なお、図19においては除湿器100を湿度調整用容器40に取り付けるとしたが、取り付ける除湿器は本願に開示される除湿器であればどのようなものでも構わない。
実施の形態10による除湿器の取り付け方法では、除湿器100が湿度調整用容器40の外側に取り付けられるため、湿度調整用容器40の内側に追加のスペースを必要とせず、湿度調整用容器40の内側のすべての空間を別の用途に使用することができる。また、湿度調整用容器40を部屋として実現した場合は、部屋の外側のみの作業で除湿器100を取り付けることができる。
図19に示す除湿器の取り付け方法では、除湿器100が湿度調整用容器40の外側である加湿空間400に設置されており、除湿器100において湿度調整用容器40の内側である除湿空間300に直接に接しているのは被毒防止膜10の一部と陽極側枠11の一部のみである。さらに、被毒防止膜10と陽極側給電体7とが重なっている部分の外側の端部、すなわち、被毒防止膜10と陽極側給電体7とが重なっている部分のねじ13に近い方の端部は、加湿空間400に接しているが除湿空間300には接していない。加湿空間400に汚染ガス600が無い場合は、被毒防止膜10と陽極側給電体7とが重なっている部分から汚染ガス600が侵入して陽極側触媒層5が汚染されることが無い。
以上のように、除湿器100を除湿空間300と加湿空間400とを隔て開口部を有した湿度調整用容器40に開口部を有した容器側パッキン材41bを介して取り付ける除湿器の取り付け方法であって、湿度調整用容器40の開口部の位置と容器側パッキン材41bの開口部の位置と陽極側給電体7の開口部の位置とを合わせて、除湿器100と湿度調整用容器40とで容器側パッキン材41bを挟み、除湿器100の陽極側を湿度調整用容器40の外側に取り付ける取り付け方法で除湿器100を取り付けるので、湿度調整用容器40の内側に追加のスペースを必要とせず、湿度調整用容器40の内側のすべての空間を別の用途に使用することができる。さらに、加湿空間400に汚染ガス600が無い場合は、被毒防止膜10と陽極側給電体7とが重なっている部分から汚染ガス600が侵入して陽極側触媒層5が汚染されることが無い。
なお、図18および図19においては、湿度調整用容器40の内側の空間が除湿空間300となっているとして説明したが、図18および図19において除湿器100を上下逆に取り付けて、湿度調整用容器40の内側の空間を加湿空間400としてもよい。この場合は、湿度調整用容器40の外側の空間を除湿し、湿度調整用容器40の内側の空間を加湿することとなる。
実施の形態11.
図20は、実施の形態11よる除湿器210の構成を示す断面図である。実施の形態11よる除湿器210を湿度調整用容器40に取り付けるときは、図18に示したように湿度調整用容器40の内側に取り付けても、図19に示したように湿度調整用容器40の外側に取り付けてもよいが、図20においては図18のように除湿器210が湿度調整用容器40の内側に取り付けられたときの様子を示している。図20における除湿器210は、開口部を設けた陽極給電体側パッキン材42を被毒防止膜10と陽極側給電体7との間に設置していることが、実施の形態1による除湿器100と異なっている。なお、汚染除去空間700は、陽極側触媒層5と被毒防止膜10とに囲まれた空間である。
陽極給電体側パッキン材42は、被毒防止膜10と陽極側給電体7との間の気密性を高めるものであり、被毒防止膜10と陽極側給電体7とが重なっている部分における除湿空間300と汚染除去空間700との気体の出入りを無くすものである。なお、実施の形態11による除湿器210においては、ねじ13の材料として導電性のある金属を使用してもよい。
実施の形態11よる除湿器210を湿度調整用容器40の内側に取り付けた場合、陽極給電体側パッキン材42が被毒防止膜10と陽極側給電体7とが重なっている部分の気密性を高めているので、除湿空間300から陽極側給電体7と被毒防止膜10とが重なっている部分を通って汚染除去空間700に侵入した汚染ガス600によって陽極側触媒層5が汚染されることが無い。実施の形態11よる除湿器210を湿度調整用容器40の外側に取り付けた場合であっても、加湿空間400に汚染ガス600が発生したときに、陽極側給電体7と被毒防止膜10とが重なっている部分を通って侵入した汚染ガス600によって陽極側触媒層5が汚染されることが無い。
以上のように、本実施の形態11による除湿器210は、開口部を有した陽極給電体側パッキン材42をさらに備え、陽極給電体側パッキン材42の開口部の位置が陽極側給電体7の開口部の位置に合わせられた状態で、陽極給電体側パッキン材42が被毒防止膜10と陽極側給電体7とに挟み込まれているので、陽極側給電体7と被毒防止膜10とが重なっている部分を通って侵入した汚染ガス600によって陽極側触媒層5が汚染されることが無い。
実施の形態12.
図21は、実施の形態12よる除湿器220の構成を示す断面図である。実施の形態12よる除湿器220を湿度調整用容器40に取り付けるときは、図18に示したように湿度調整用容器40の内側に取り付けても、図19に示したように湿度調整用容器40の外側に取り付けてもよいが、図21においては図18のように除湿器220が湿度調整用容器40の内側に取り付けられたときの様子を示している。図21における除湿器220は、開口部を有した陽極枠側パッキン材43を被毒防止膜10と陽極側枠11cとの間に設置し、陽極側枠11cが突起部44を有しており、開口部を有した枠間パッキン材45を陽極側枠11cの突起部44と陰極側枠12との間に設置していることが、実施の形態1による除湿器100と異なっている。なお、汚染除去空間700は、陽極側触媒層5と被毒防止膜10とに囲まれた空間である。
枠間パッキン材45は、突起部44を有した陽極側枠11cと陰極側枠12との間の気密性を高めるものであり、陽極側枠11cおよび陰極側枠12で囲まれた空間と除湿空間300との気体の出入りをなくするものである。陽極枠側パッキン材43は、陽極側枠11cと被毒防止膜10とが重なっている部分の気密性を高めるものである。なお、実施の形態12による除湿器220においては、ねじ13の材料として導電性のある金属を使用してもよい。
実施の形態12よる除湿器220は、突起部44を有した陽極側枠11cと陰極側枠12とが枠間パッキン材45によって密閉された構造となっているため、除湿空間300から陽極側給電体7と被毒防止膜10とが重なっている部分を通って汚染除去空間700に侵入した汚染ガス600によって陽極側触媒層5が汚染されることが無い。図22は、実施の形態12による除湿器220の構造を説明するための斜視図である。図22に示すように、突起部44は陽極側枠11cの周囲全体を覆うように突き出している。枠間パッキン材45は、突起部44の先端部分の全体を覆うものであり、すなわち、陽極側枠11cおよび陰極側枠12の周囲全体を覆うものである。陽極側枠11cの突起部44を、枠間パッキン材45を介して陰極側枠12と密着させることで、突起部44を有する陽極側枠11cおよび陰極側枠12で囲まれた空間と除湿空間300との気体の出入りをなくし、汚染ガス600が汚染除去空間700に侵入することを防ぐことができる。
実施の形態12よる除湿器220を湿度調整用容器40の内側に取り付けた場合、陽極枠側パッキン材43および枠間パッキン材45が除湿器220の気密性を高めているので、除湿空間300から陽極側給電体7と被毒防止膜10とが重なっている部分を通って汚染除去空間700に侵入した汚染ガス600によって陽極側触媒層5が汚染されることが無い。実施の形態12よる除湿器220を湿度調整用容器40の外側に取り付けた場合であっても、加湿空間400に汚染ガス600が発生したときに、陽極側給電体7と被毒防止膜10とが重なっている部分を通って侵入した汚染ガス600によって陽極側触媒層5が汚染されることが無い。
なお、図21および図22では、陽極側枠11cが突起部44を有した形状となっているが、陰極側枠が突起部を有したものとして、枠間パッキン材が突起部を有した陰極側枠と陽極側枠とに挟み込まれた構造としてもよい。陽極側枠と陰極側枠とが密着することにより、汚染ガス600が汚染除去空間700に侵入することを防ぐことができる形状であれば、陽極側枠および陰極側枠の形状はどのようなものでもよい。
また、枠間パッキン材45は、被毒防止膜10、陽極側給電体7、除湿膜50および陰極側給電体6を取り囲む形状であって、陽極側枠11cと陰極側枠12とに挟み込まれているものであればよい。
以上のように、本実施の形態12による除湿器220は、開口部を有した陽極枠側パッキン材43と、開口部を有した枠間パッキン材45とをさらに備え、陽極枠側パッキン材43の開口部の位置が陽極側給電体7の開口部の位置に合わせられた状態で、陽極枠側パッキン材43が被毒防止膜10と陽極側枠11cとに挟み込まれており、枠間パッキン材45は、被毒防止膜10、陽極側給電体7、除湿膜50および陰極側給電体6を取り囲む形状であり、陽極側枠11cと陰極側枠12とに挟み込まれているので、陽極側給電体7と被毒防止膜10とが重なっている部分を通って侵入した汚染ガス600によって陽極側触媒層5が汚染されることが無い。
実施の形態13.
図23は、実施の形態13よる除湿器230の構成を示す断面図である。実施の形態13よる除湿器230を湿度調整用容器40に取り付けるときは、図18に示したように湿度調整用容器40の内側に取り付けても、図19に示したように湿度調整用容器40の外側に取り付けてもよいが、図23においては図18のように除湿器230が湿度調整用容器40の内側に取り付けられたときの様子を示している。図23における除湿器230は、開口部を設けた陽極枠側パッキン材43aを被毒防止膜10と陽極側枠11dとの間に設置し、陽極側枠11dが突起部44を有しており、開口部を有した枠間パッキン材45を陽極側枠11dの突起部44と陰極側枠12との間に設置していることが、図7に示した実施の形態5による除湿器140と異なっている。なお、汚染除去空間700は、陽極側触媒層5と被毒防止膜10とに囲まれた空間である。
突起部44を有した陽極側枠11d、陰極側枠12および枠間パッキン材45については、実施の形態12における突起部44を有した陽極側枠11c、陰極側枠12および枠間パッキン材45と同様のものであり、同様の効果を有するものである。陽極枠側パッキン材43aは、陽極側枠11dと被毒防止膜10とが重なっている部分の気密性を高めるものである。
実施の形態13よる除湿器230を湿度調整用容器40の内側に取り付けた場合、陽極枠側パッキン材43aおよび枠間パッキン材45が除湿器230の気密性を高めているので、除湿空間300から陽極側枠11dと被毒防止膜10とが重なっている部分および陽極側枠11dと陽極側給電体7とが重なっている部分を通って汚染除去空間700に侵入した汚染ガス600によって陽極側触媒層5が汚染されることが無い。実施の形態13よる除湿器230を湿度調整用容器40の外側に取り付けた場合であっても、加湿空間400に汚染ガス600が発生したときに、陽極側枠11dと被毒防止膜10とが重なっている部分および陽極側枠11dと陽極側給電体7とが重なっている部分を通って侵入した汚染ガス600によって陽極側触媒層5が汚染されることが無い。
以上のように、本実施の形態13による除湿器230は、被毒防止膜10の外周は被毒防止膜側枠17および陽極側枠11dで挟み込まれ、陽極側給電体7と除湿膜50および陰極側給電体6の外周は陽極側枠11dおよび陰極側枠12で挟み込まれている除湿器230であって、開口部を有した陽極枠側パッキン材43aと、開口部を有した枠間パッキン材45とをさらに備え、陽極枠側パッキン材43aの開口部の位置が陽極側給電体7の開口部の位置に合わせられた状態で、陽極枠側パッキン材43aが被毒防止膜10と陽極側枠11dとに挟み込まれており、枠間パッキン材45は、被毒防止膜10、陽極側給電体7、除湿膜50および陰極側給電体6を取り囲む形状であり、陽極側枠11dと陰極側枠12とに挟み込まれているので、陽極側給電体7と被毒防止膜10とが重なっている部分を通って侵入した汚染ガス600によって陽極側触媒層5が汚染されることが無い。
以下に、本願に開示される除湿器の性能比較試験の結果を示す。図14は、性能比較試験に用いた比較例の除湿器の断面図であり、図14に示す除湿器200を図5に示す除湿器120と比較すると、被毒防止膜10が無いこと以外は同じ構成である。
図15は、性能比較試験の試験環境を示す図である。この試験環境において、図5に示す実施の形態3による除湿器120と、図13に示す実施の形態8による除湿器190と、図14示す比較例の除湿器200との性能比較試験を実施した。
性能比較試験に使用した除湿器の仕様を、図16に示す。陽極側触媒層5の露出面積、すなわち、図5に示す除湿器120と図13に示す除湿器190と図14に示す除湿器200とにおける陽極側給電体7の開口部の面積は、すべて25mm×50mm=1250mmとした。
図5に示す除湿器120において被毒防止膜10が除湿空間300と接する面積は、陽極側給電体7の開口部の面積と同じであり、25mm×50mm=1250mmである。
図13に示す除湿器190において被毒防止膜10bが除湿空間300と接する面積は、陽極側触媒層5の露出面積に対して面積比で約1.6倍の35mm×60mm=2100mmとした。
図15に示す試験環境において、除湿器200、除湿器120および除湿器190は、除湿空間300が試験箱30の内側となるように、すなわち、陽極側触媒層5が試験箱30の内側となるように、試験箱30に設置される。除湿器200、除湿器120および除湿器190は、図19に示すように試験箱30の外側に取り付けた。試験箱30の中には、汚染ガス600を発生させるためのシリコーンシーリング材を入れたシリコーンシーリング材用容器31と試験箱30の内部を加湿するための水200ミリリットルを入れた水用容器32を設置し、外気と試験箱30の内部の気体とが出入りしないように密閉した。試験箱30は、容量は8リットルである。なお、試験箱30の内部の湿度を高い値に保つために、水用容器32の水がなくなったときは水を補充し試験箱30を再び密閉した。試験箱30の内外の環境は特に制御せず、屋外暴露試験とした。
以上により試験箱30の内部に湿度が高く汚染ガス600が充満した環境を構築し、この環境の下で除湿器200と除湿器120と除湿器190との30日間の連続運転を行い、連続運転前と連続運転後の除湿能力を測定した。なお、実施の形態3による除湿器120については、連続運転前と連続運転後において、被毒防止膜10を取り外した時の除湿能力も測定した。さらに、実施の形態8による除湿器190についても同様に、連続運転前と連続運転後において、被毒防止膜10bを取り外したときの除湿能力も測定した。
性能比較試験の結果を、図17に示す。No.2-2とNo.3-2の結果より、被毒防止膜10を備えた除湿器120および被毒防止膜10bを備えた除湿器190においては、被毒防止膜10または被毒防止膜10bを除いた除湿膜50の除湿能力が低下していないことがわかる。これは、被毒防止膜10または被毒防止膜10bによって汚染ガス600による陽極側触媒層5の劣化が抑えられていたことを示している。
No.2-1とNo.3-1は、比較例の除湿器200であるNo.1と比べて除湿能力の値は小さいが、能力低下率(=(「連続運転前の除湿能力」-「連続運転後の除湿能力」)/「連続運転前の除湿能力」)は小さく、No.1の1/2以下である。これは、本願開示の除湿器においては除湿能力の低下が抑えられることを示している。さらに、水分500が透過する領域を大きくした被毒防止膜10bを備えるNo.3-2の除湿器190は、No.2-2の除湿器120よりも能力低下率が低い。これは、水分500が透過する領域の面積が広い被毒防止膜10bを備えることにより、除湿能力の低下がさらに抑えられることを示している。
本願は、様々な例示的な実施の形態が記載されているが、1つまたは複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、および機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
したがって、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1 陰極多孔質電極、2 陰極側触媒層、3 固体高分子電解質膜、4 陽極多孔質電極、5 陽極側触媒層、6 陰極側給電体、7 陽極側給電体、8 外部電源、9 導線、10、10b 被毒防止膜、11、11a、11b、11c、11d 陽極側枠、12、12a、12b 陰極側枠、13 ねじ、14 汚染ガス吸着領域、15、15a、15b 陽極側パッキン材、16、16a、16b 陰極側パッキン材、17、17a、17b 被毒防止膜側枠、18 被毒防止膜固定ねじ、19 被毒防止膜モジュール、20、20a、20b 被毒防止膜側パッキン材、30 試験箱、31 シリコーンシーリング材用容器、32 水用容器、40 湿度調整用容器、41a、41b 容器側パッキン材、42 陽極給電体側パッキン材、43、43a 陽極枠側パッキン材、44 突起部、45 枠間パッキン材、50 除湿膜、100、110、120、130、140、150、160、170、180、190、200、210、220、230 除湿器、300 除湿空間、400 加湿空間、500 水分、600 汚染ガス、700 汚染除去空間。

Claims (11)

  1. 陰極側触媒層が塗布された陰極多孔質電極、固体高分子電解質膜、陽極多孔質電極が積層され、前記陽極多孔質電極の表面に陽極側触媒層が塗布されて形成された除湿膜と、
    前記除湿膜の陰極側表面に対向して開口する開口部を有し、前記陰極多孔質電極に電気的に接続された陰極側給電体と、
    前記除湿膜の陽極側表面に対向して開口する開口部を有し、前記陽極多孔質電極に電気的に接続された陽極側給電体と、
    前記陽極側給電体の開口部を覆い、水分を透過するとともに汚染ガスの透過を阻止する被毒防止膜とを備え
    前記被毒防止膜は、tetrafluoroethyleneとperfluoro[2-(fluorosulfonylethoxy)propylvinyl ether]の共重合体、セロファン膜、酢酸セルロースおよびポリウレタンのいずれかによって構成されたことを特徴とする除湿器。
  2. 前記被毒防止膜と前記陽極側給電体と前記除湿膜および前記陰極側給電体の外周を挟み込む陽極側枠および陰極側枠を備えたことを特徴とする請求項1に記載の除湿器。
  3. 前記被毒防止膜と前記陽極側給電体と前記除湿膜および前記陰極側給電体はパッキン材を介して前記陽極側枠および前記陰極側枠で挟み込まれていることを特徴とする請求項2に記載の除湿器。
  4. 前記被毒防止膜の外周は被毒防止膜側枠および陽極側枠で挟み込まれ、前記陽極側給電体と前記除湿膜および前記陰極側給電体の外周は前記陽極側枠および陰極側枠で挟み込まれていることを特徴とする請求項1に記載の除湿器。
  5. 前記被毒防止膜は水分を透過する領域の大きさが前記陽極側給電体の開口部よりも大きいことを特徴とする請求項4に記載の除湿器。
  6. 前記被毒防止膜はパッキン材を介して被毒防止膜側枠および前記陽極側枠で挟み込まれ、前記陽極側給電体と前記除湿膜および前記陰極側給電体はパッキン材を介して前記陽極側枠および前記陰極側枠で挟み込まれていることを特徴とする請求項4または5に記載の除湿器。
  7. 開口部を有した陽極給電体側パッキン材をさらに備え、
    前記陽極給電体側パッキン材の開口部の位置が前記陽極側給電体の開口部の位置に合わせられた状態で、前記陽極給電体側パッキン材が前記被毒防止膜と前記陽極側給電体とに挟み込まれていることを特徴とする請求項1に記載の除湿器。
  8. 開口部を有した陽極枠側パッキン材と、
    開口部を有した枠間パッキン材とをさらに備え、
    前記陽極枠側パッキン材の開口部の位置が前記陽極側給電体の開口部の位置に合わせられた状態で、前記陽極枠側パッキン材が前記被毒防止膜と前記陽極側枠とに挟み込まれており、
    前記枠間パッキン材は、前記被毒防止膜、前記陽極側給電体、前記除湿膜および前記陰極側給電体を取り囲む形状であり、前記陽極側枠と前記陰極側枠とに挟み込まれていることを特徴とする請求項2または4に記載の除湿器。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の除湿器を除湿空間と加湿空間とを隔て開口部を有した湿度調整用容器に開口部を有した容器側パッキン材を介して取り付ける除湿器の取り付け方法であって、
    前記湿度調整用容器の開口部の位置と前記容器側パッキン材の開口部の位置と前記陰極側給電体の開口部の位置とを合わせて、前記除湿器と前記湿度調整用容器とで前記容器側パッキン材を挟み、前記除湿器の陰極側を前記湿度調整用容器の内側に取り付けることを特徴とする除湿器の取り付け方法。
  10. 請求項1から8のいずれか1項に記載の除湿器を除湿空間と加湿空間とを隔て開口部を有した湿度調整用容器に開口部を有した容器側パッキン材を介して取り付ける除湿器の取り付け方法であって、
    前記湿度調整用容器の開口部の位置と前記容器側パッキン材の開口部の位置と前記陽極側給電体の開口部の位置とを合わせて、前記除湿器と前記湿度調整用容器とで前記容器側パッキン材を挟み、前記除湿器の陽極側を前記湿度調整用容器の外側に取り付けることを特徴とする除湿器の取り付け方法。
  11. 陰極多孔質電極の表面に陰極側触媒層を塗布し、前記陰極側触媒層を塗布した前記陰極多孔質電極と固体高分子電解質膜および陽極多孔質電極を積層し、前記陽極多孔質電極の表面に陽極側触媒層を塗布して除湿膜を形成する工程と、
    前記除湿膜の陰極側表面に対向して開口する開口部を設けた陰極側給電体を前記陰極多孔質電極に電気的に接続する工程と、
    前記除湿膜の陽極側表面に対向して開口する開口部を設けた陽極側給電体を前記陽極多孔質電極に電気的に接続する工程と、
    水分を透過するとともに汚染ガスの透過を阻止する被毒防止膜を前記陽極側給電体の開口部を覆うように設ける工程からなり、
    前記被毒防止膜は、tetrafluoroethyleneとperfluoro[2-(fluorosulfonylethoxy)propylvinyl ether]の共重合体、セロファン膜、酢酸セルロースおよびポリウレタンのいずれかによって構成されたことを特徴とする除湿器の製造方法
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