JP7227961B2 - ゼオライトボックスを有するリフロー炉、及びゼオライトボックスを用いてガスを回収する方法 - Google Patents

ゼオライトボックスを有するリフロー炉、及びゼオライトボックスを用いてガスを回収する方法 Download PDF

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Description

本願は、リフローはんだ付けの技術分野に属し、より詳細には、リフロー炉及びガス回収方法に関する。
電子製品の表面実装は、一般的に、リフローはんだ付け技術を用いて達成される。リフローはんだ付け技術は、リフロー炉の炉床(reflow oven hearth)内の作動ガスが十分な高温になるまで加熱された後、構成要素が搭載されたプリント回路基板(PCB)にこの作動ガスが吹き付けられ、構成要素に用いられるはんだは、融解した後PCBに接合されるようになっていることを意味する。窒素又は他の不活性ガスが作動ガスとして用いられるリフロー炉の場合、PCBがリフロー炉の炉床に入れられるか又は除去されるとき、周囲雰囲気が炉床へ不可避的に入りこみ、従って炉床内の窒素が或る特定の量の酸素と混合する。リフローはんだ付けの質を保証するために、リフロー炉の炉床内の窒素に対する酸素の比を或る特定の値、例えば、8/10000未満に制御する必要がある。従って、酸素の比を維持するために多量の窒素を供給し続ける必要があり、結果として費用が過度に高くなる。
この理由のために、従来技術のリフロー炉において、リフロー炉の炉床に接続されたセパレーターが備えられ、ガスがリフロー炉の炉床から出た後、フラックスがセパレーターによってガスから除去され、その後ガスが回収されるように炉床に戻るようになっている。酸素含有量検出センサーがセパレーターの出力端と炉床との間に取り付けられ、フラックスが除去されたガス内の酸素含有量の結果がこの酸素含有量検出センサーによって得られ、炉床に供給される窒素の量はその結果に従って制御することができ、リフロー炉の炉床内の窒素含有量に対する酸素含有量の比は、予め設定された範囲内に維持することができるようになっている。
長期間の試験及び観察の後、従来技術のリフロー炉が用いられたとき、はんだ付けされた製品の品質が不安定になることがあり、これはなぜならば、リフロー炉の炉床内のガスの比が予め設定した範囲内に安定して維持されないためであることが、本出願人によって判明した。検出後、従来技術のセパレーターの分離プロセスを用いてフラックスをガスから完全に除去することが非常に困難であること、及び、微量のフラックスがセンサーの検出端で凝縮する傾向があり、結果としてセンサーが長時間動作する場合、不正確な読み値、又は更にセンサー故障をもたらすということが、本出願人によって判明した。従って窒素の比は効果的に制御することができない。
フィルターデバイスが、単に、セパレーターの下流側に加えられる場合、フィルタリング輸送管内のガスの流れ抵抗が増し、結果として他の問題がもたらされる。
上述した問題を解決するために、本願の少なくとも1つの目的は、リフロー炉の炉床内のガスの比が安定し、セパレーターを通る残留したフラックス内の成分が改善され、従ってセンサーが保護されるような、リフロー炉を提供することである。
上述した目的を達成するために、本願の第1の態様はリフロー炉を提供する。該リフロー炉は、リフロー炉の炉床を備える。上記リフロー炉の炉床は、ガス出口及びガス入口を備える。該リフロー炉は、セパレーターであって、セパレーター入口及びセパレーター出口を備え、上記セパレーター入口は、上記リフロー炉の炉床の上記ガス出口に接続され、上記リフロー炉の炉床内のガスが上記セパレーター内に流れることができるようになっている、セパレーターと、ゼオライトボックスであって、ゼオライトボックス入口及びゼオライトボックス出口を備え、上記ゼオライトボックス入口は、上記セパレーター出口に接続され、上記ゼオライトボックス出口は、上記リフロー炉の炉床の上記ガス入口に接続され、上記セパレーターを通って流れるガスが上記ゼオライトボックスに入っていくことができ、上記ゼオライトボックスを通って流れるガスが上記ゼオライトボックス出口から流れて上記リフロー炉の炉床に戻ることができるようになっている、ゼオライトボックスとを備える。
上述した第1の態様によれば、上記リフロー炉は、上記ゼオライトボックス出口及び上記リフロー炉の炉床の上記ガス入口の間のガス輸送管に設けられるセンサーを更に備える。
上述した第1の態様によれば、窒素入口は上記リフロー炉の炉床に備えられ、上記リフロー炉は、上記窒素入口に接続され、供給する窒素の量を調節するために使用される、窒素調節弁と、上記センサーから検出信号を受信して、上記センサーの検出信号に従って上記窒素調節弁を制御する、制御デバイス120とを更に備える。
上述した第1の態様によれば、上記ゼオライトボックスは、チャンバー及び開口を備えるボックス本体と、上記開口を通して上記チャンバーに取り外し可能に取り付けられる内部ネットケージであって、ガス開口は、少なくとも2つの側壁に備えられ、上記内部ネットケージは、複数のゼオライトを収容するために用いられ、上記ガス開口は、上記複数のゼオライトを遮断することができるようなサイズを有する、内部ネットケージと、上記開口を封止するボックスカバーとを備える。
上述した第1の態様によれば、上記ゼオライトは、上記複数のゼオライトの間にクリアランスが存在するような多角形の形状である。
上述した第1の態様によれば、上記複数のゼオライトの平均粒子サイズは、2cm以上である。
上述した第1の態様によれば、上記内部ネットケージの上記少なくとも2つの側壁は、多孔プレートである。
本願の第2の態様は、リフロー炉のガス回収方法を提供する。該リフロー炉のリフロー炉の炉床は、ガス出口及びガス入口を備える。上記ガス回収方法は、リフロー炉の炉床のガス出口から出るガスがセパレーター、ひいてはゼオライトボックスを通って流れることを可能にするステップであって、フラックスがガスから除去されるようになっているステップと、ガス内の酸素濃度を検出するように、ガスがセンサーを通って流れることを可能にするステップと、最後に、ガスがリフロー炉の炉床のガス入口から流れてリフロー炉の炉床に戻ることを可能にし、センサーによって検出された酸素濃度に従って、上記リフロー炉の炉床に供給される窒素の量を制御するステップとを含む。
上述した第2の態様によれば、上記ゼオライトボックスを通って流れるガスの圧力は、1kPa~2kPaである。
上述した第2の態様によれば、上記ゼオライトボックスを通って流れるガスの流束は15m3/hよりも高くなる。
本願におけるリフロー炉によって、セパレーターから流れ出るガスがゼオライトボックスに流れることが可能になり、フラックスのほとんどは、セパレーター内においてガスから除去され、残留したフラックスはゼオライトボックスを通って更に除去され、従って、ゼオライトボックス出口に接続されたセンサーは保護される。本願におけるゼオライトボックス内は複数のゼオライトで満たされる。細い空洞及び輸送管が各ゼオライトで満たされるので、ゼオライトは、フラックスのほとんどがセパレーターによって除去されたガスから、残留した含有量の少ないフラックス成分を除去することに対して顕著な効果を有する。更に、多角形のゼオライトは、或る特定の容積を有し、ゼオライトボックスにおいて支持されクリアランスを形成し、従ってゼオライトボックスにおいてガスの流れに対する抵抗はほとんどもたらされない。ゼオライトボックスのチャンバーは、内部ネットケージを有する。内部ネットケージは、ゼオライトを含んだり遮断したりするだけでなく、ゼオライトの取り替えを容易にすることができる。更に、炉床に供給される窒素の量は、酸素含有量検出センサーの検出結果に従って制御され、炉床内のガスの比は安定するようになっている。
本願におけるリフロー炉の構成要素の接続を示すブロック図である。 本願におけるゼオライトボックスを備えるリフロー炉の部分構造を示す図である。 図2のリフロー炉の部分分解図であり、ゼオライトボックスのより詳細な構成要素構造を示す図である。 図2のリフロー炉の上面図であり、ゼオライトボックスのより詳細な外部設置構造を示す図である。 図4の矢視線A-Aに沿う断面図であり、ゼオライトボックスのより詳細な内部設置構造を示す図である。 本願の1つの実施形態における内部ネットケージの側壁の構造を示す図である。 本願の別の実施形態における内部ネットケージの側壁の構造を示す図である。
以下、本明細書の一部をなす図面を参照することによって、本願の種々の特定の実施態様の形態を記載する。「正面」、「背面」、「上」、「下」、「左」及び「右」等の方向を示す用語が、本願の種々の例示的な構造部品及び構成要素を描写するために用いられているが、これらの用語は、単に説明の便宜のために用いられているものであり、図面における例示的な方向に基づいて決定されていることが理解されるべきである。本願に開示されている実施形態は、様々な方向に従って配置することができるので、方向を示すこれらの用語は、限定ではなく単に例示として用いられる。可能な場合、本願において用いられている同一又は類似の参照符号は、同一の構成要素を示す。
リフロー炉におけるPCBのためにリフローはんだ付けを行うと、高温環境は、フラックスをガスへと蒸発させて、それが他のガスと混合する。フラックス成分を含むガスがリフロー炉の炉床上のガス出口から流れ出て、フラックス成分はセパレーターによって除去され、その後、ガスがリフロー炉の炉床上のガス入口から流れてリフロー炉の炉床に戻り、ガスの回収を達成する。上記他のガスは、リフロー炉内の空気、又は特定の不活性ガス、又は不活性ガスの混合物である可能性がある。本願におけるリフロー炉内の上記他のガスは、或る特定の比における窒素及び酸素の混合物を指している。
ガスの流れは、リフロー炉内のファン(図示せず)によって生成される負圧の使用により実現される。従来技術のリフロー炉では、一般的に、ファンは既にリフロー炉内に存在していた。ガスが循環を果たすのに役立つほど十分に負圧が大きくない場合、更なるファン又は電気モーターを用いてガスの流れのためにパワーを増やすことができる。
図1は、本願におけるリフロー炉100の構成要素の接続についてのブロック図である。図1に示すように、本願におけるリフロー炉は、リフロー炉の炉床101、セパレーター105、ゼオライトボックス107及びセンサー106を備える。ガス出口102及びガス入口103はリフロー炉の炉床101に備えられる。
ガス出口102を、ガス導管を用いてセパレーター105のセパレーター入口110に接続することによって、フラックスを含むガスは、ガス出口102からセパレーター105に流れることができ、フラックスのほとんどはセパレーター105によって除去することができる。セパレーター105は、セパレーター出口111を更に有する。セパレーター出口111を、ガス導管を用いてゼオライトボックス107のゼオライトボックス入口112に接続することによって、セパレーター105を通って流れるガスは、ゼオライトボックス107に流れ、その後、ゼオライトボックス107のゼオライトボックス出口113から流れ出る。ガス内の残留したフラックスはゼオライトボックス107によって除去される。センサー106は、ゼオライトボックス出口113とリフロー炉の炉床のガス入口103との間のガス導管に備えられる。このようにして、フラックスが完全に除去されたガスがゼオライトボックス出口113から流れ出た後、ガス内の酸素濃度が、初めに、センサー106によって検出され、検出信号が得られる。その後、ガスは、ガス入口103を介してリフロー炉の炉床101に運ばれる。上記ガス導管は、別のタイプのダクト又は同様の輸送管に同等に置き換えることができる。
更に図1に示すように、リフロー炉100は、窒素調節輸送管115、窒素調節弁116及び制御デバイス120を更に備える。窒素調節輸送管115の一方の端部がリフロー炉の炉床101上の窒素入口131に接続されるとともに他方の端部が窒素源117に接続された状態で、窒素調節輸送管115を用いて、窒素をリフロー炉の炉床101に供給する。窒素調節弁116は窒素調節輸送管115に位置し、制御デバイス120は、リフロー炉の炉床101に供給される窒素の量を制御するように窒素調節弁116を制御する。制御デバイス120は、センサー106から酸素濃度を示す検出信号を受信して、検出信号に従って、リフロー炉の炉床101内の酸素に対する窒素の予め設定された比が確実に維持されるように、適切な量の窒素をリフロー炉の炉床101に供給する必要があるか否かを判断する。
本願におけるリフロー炉100の加工プロセスは、以下の通りである。リフロー炉内ではんだ付けを開始した後、生成されたフラックスの蒸気は窒素及び酸素と混合され、フラックス成分を含むガスが形成される。ガスはガス出口102から流れ出て、フラックスのほとんどは、セパレーター105における分離プロセスを用いて除去される。残ったフラックスは、ゼオライトボックス107におけるフローイングフィルタリングプロセスを用いて更に除去され、最後に、ガス入口103を介してリフロー炉の炉床101にガスが戻り、リフロー炉内のはんだ付けに引き続き加わる。更に、ガスがガス入口103に戻る前、ガス内の酸素濃度は、初めに、センサー106に検出される。制御デバイス120は、窒素源117からリフロー炉の炉床101に供給される窒素の量を制御するために、検出結果に従って窒素調節弁116を調節して、リフロー炉の炉床101内の酸素に対する窒素の比を維持して、はんだ付け中のはんだ付け効果を保証する。
上述したセパレーター105において異なる分離プロセス、例えばフラックス凝縮又はフラックス分解を用いてフラックスを除去することができ、本願の効果は影響されない。1つの例では、本願におけるセパレーター105においてフラックス分解を用いてフラックスを除去し、従って、分離後にセパレーター105から流れ出たガスが含むのは、含有量が少ないフラックスのみである。1つの例では、分離後にセパレーター105から流れ出たガス内の残留したフラックスの含有量は、10%であり、フィルタリング後にゼオライトボックス107から流れ出たガス内で検出することができる残留したフラックスは、ごくわずかにあるか又は全くない。
図2は、本願におけるゼオライトボックス107の特定の構造を示している。図2に示すように、ゼオライトボックス107のゼオライトボックス入口112(図5に示す)は、ガス導管を用いてセパレーター出口111(この図では示されず、図1を参照)に接続するように用いられ、ゼオライトボックス107のゼオライトボックス出口113(図5に示す)は、センサー106に接続される。ゼオライトボックス107は、ボックス本体221、ボックスカバー225及びボックス本体221に収容される内部ネットケージ323(図3に示す)を備える。
ゼオライトボックス107のより詳細な内部構造を示すために、図3は、図2のゼオライトボックス107の部分分解図を示している。図3に示すように、ボックス本体221は、内部ネットケージ323を収容するのに用いられるチャンバー322を有する。内部ネットケージ323は、(図5に示すように)ゼオライト538を含むことができる。ゼオライトボックス107内のゼオライト538を取り替える必要があるとき、内部ネットケージ323を除去することによって好都合に取り替えを行うことができる。上記内部ネットケージ323の特定の構造は、本明細書において以下で詳細に記載する。ボックス本体221は一方の側部に開口329を有しており、内部ネットケージ323を、開口329を通して組み付けるか、又は除去することができるようになっている。ボックスカバー225は開口329を封止するように用いられる。より良い封止効果を実現するために、シーリングガスケット327は、ボックス本体221とボックスカバー225との間に備えられる。
図4は、図2のリフロー炉の上面図であり、ゼオライトボックスのより詳細な外部設置構造を示すために用いられる。図5は、図4のA-A方向における切り欠き図であり、ゼオライトボックスのより詳細な内部設置構造を示すため、かつゼオライトボックス107のゼオライトボックス入口112及びゼオライトボックス出口113をより明確に示すために用いられる。図4、5に示すように、スリーブ537は、それぞれゼオライトボックス入口112及びゼオライトボックス出口113に備えられる。スリーブ537によって、ゼオライトボックス入口112及びゼオライトボックス出口113を、ガス導管内に被覆することができ(sleeved)、留め具(clasp)又は締め具(clamp)を用いて被覆された位置を締結することができる。上述した設定を通して、セパレーター出口111からゼオライトボックス107に、かつゼオライトボックス107からセンサー106に流れるとき、ガスをより緊密に封止することができる。
図5に示すように、本願における上記ゼオライト538は多角形の形状の粒子とすることができ、多角形の形状の複数の粒子ゼオライト538が積み重ねられると、クリアランス536が粒子間で形成され、ガスが流れることができる。ガスがゼオライトボックス107を通って流れるとき、受ける抵抗を小さくすることができるように、クリアランス536はできるだけ大きくするべきである。例えば、ゼオライト538の平均粒子サイズは、約2cmであり、そのようなサイズのゼオライト538は、ゼオライトボックス107を通って流れるガスの圧力が1kPa~2kPaに達するとともに流束が15m3/h達するように、内部ネットケージ323と協働することができる。本願の実施形態では、ガスの流れの圧力が1kPa~2kPaであり、流束が15m3/hよりも高い場合、ガスの循環中に更なるファン又は電気モーターは必要とされず、ガスの循環は、リフロー炉内のファン(図示せず)によってもたらされる負圧を用いて実現することができる。同時に、細い空洞及び輸送管はゼオライト538の粒子で満たされ、ゼオライトは、セパレーター105を流れ出てフラックスの含有量が少ないガスの浄化に対して顕著な効果を有する。
更に図5に示すように、内部ネットケージ323はゼオライト538で満たされる。ガスが内部ネットケージ323を通って流れて、積み重なるゼオライト538に入っていくようにするために、一連のガス開口が、ゼオライトボックス入口112の方向及びゼオライトボックス出口113の方向において内部ネットケージ323の少なくとも2つの側壁324.1及び324.2に備えられ、ガスが側壁324.1及び324.2を通って流れることができるようになっている。しかしながら、上記ガス開口は、ガスは通って流れることができるが、ゼオライト538は通さないようなサイズであるべきである。このようにして、ゼオライト538は、内部ネットケージ323内に保持することができる。
図6A、6Bは、側壁324.1及び324.2の2つの実施形態を示している。図6Aに示すように、側壁324.1及び324.2は、多孔プレートであり、そのプレートはガス開口628.1を有する。図6Bに示すように、側壁324.1及び324.2は格子板であり、その格子板は、ガス開口628.2を有する。
上述のように、上記ガス開口628.1又は628.2によって、ガスは通すがゼオライト528は通さないようにすることができる。従って、上記ガス開口628.1又は628.2のサイズは、ゼオライトのサイズに従って決定されるべきである。より詳細には、内部ネットケージ323の側壁324.1及び324.2は、内部ネットケージ323によってもたらされる流れるガスに対する抵抗を最小限にするよう、できるだけ大きいガス開口628.1又は628.2を有するべきであり、同時に、ゼオライト538がガス開口628.1又は628.2から漏出する可能性がないように、ガス開口628.1又は628.2が過度に大きくならないようにするべきである。ガス開口は、ガスが流れる方向における側壁324.1及び324.2のみに備えることができる。しかしながら、ガス開口は、ゼオライトが通ることを妨げることができるようなサイズである限り、内部ネットケージ323の4つの側壁に設けることもできる。
本願では、セパレーター105において分解プロセスが用いられ、ほとんどのフラックスを除去した後、残留したフラックスはゼオライトボックス107におけるフローイングフィルタリングプロセスを用いて除去される。これは、残留したフラックスをリフロー炉内の空気、又は特定の不活性ガス、又は不活性ガスの混合物(例えば、窒素及び酸素)から除去する、最適化された解決策及び構造である。
窒素が作動ガスとして用いられるリフロー炉が本願で例示されているが、実際には、この例示は、他の不活性ガスが作動ガスとして用いられるリフロー炉にもあてはまる。
本願は、図に示されている特定の実施態様の形態を参照することによって記載されているが、本願におけるリフロー炉は、本願の趣旨、範囲、及び背景から逸脱することなく多くの変形形態を有することができることが理解されるべきである。当業者であれば、本願に開示される実施形態における構造的詳細に対する種々の変更が、全て本願及び特許請求の範囲の趣旨及び範囲内に入るということも理解するべきである。
100 リフロー炉
101 炉床
102 ガス出口
103 ガス入口
105 セパレーター
106 センサー
107 ゼオライトボックス
110 セパレーター入口
111 セパレーター出口
112 ゼオライトボックス入口
113 ゼオライトボックス出口
115 窒素調節輸送管
116 窒素調節弁
117 窒素源
120 制御デバイス
131 窒素入口
221 ボックス本体
225 ボックスカバー
322 チャンバー
323 内部ネットケージ
327 シーリングガスケット
329 開口
528 ゼオライト
536 クリアランス
537 スリーブ
538 ゼオライト

Claims (6)

  1. リフロー炉において、
    ス出口(102)およびガス入口(103)を有したリフロー炉の炉床(101)と
    セパレーター入口(110)及びセパレーター出口(111)を備えるセパレーター(105)であって、前記セパレーター入口(110)は、前記リフロー炉の炉床(101)の前記ガス出口(102)に接続されており、リフロー炉の炉床(101)内のガスが前記セパレーター(105)内に流入可能になっているセパレーター(105)と、
    ゼオライトボックス入口(112)及びゼオライトボックス出口(113)を備えるゼオライトボックス(107)であって、前記ゼオライトボックス入口(112)は前記セパレーター出口(111)に接続され、前記ゼオライトボックス出口(113)は前記リフロー炉の炉床(101)の前記ガス入口(103)に接続されており、前記セパレーター(105)を通って流れる前記ガスが前記ゼオライトボックス(107)内に流入し、前記ゼオライトボックス(107)を通って流れる前記ガスが、前記ゼオライトボックス出口(113)から流出して前記リフロー炉の炉床(101)に帰還可能になっているゼオライトボックス(107)とを更に具備し、
    前記ゼオライトボックス(107)が、
    チャンバー(322)及び開口(329)を有するボックス本体(221)と、
    前記開口(329)を通して前記チャンバー(322)に取り外し可能に取り付けられ、複数のゼオライト(538)を収容するための内部ネットケージ(323)と、
    前記開口(329)を封止するボックスカバー(225)とを具備し、
    前記内部ネットケージ(323)の少なくとも2つの側壁(324.1及び324.2)にガス開口(628.1及び628.2)が設けられており、該ガス開口(628.1及び628.2)は、前記複数のゼオライト(528)を遮断することができるようなサイズを有しているリフロー炉。
  2. 前記リフロー炉は、
    前記ゼオライトボックス出口(113)と前記リフロー炉の炉床(101)の前記ガス入口(103)との間のガス輸送管に設けられるセンサー(106)を更に具備する請求項1に記載のリフロー炉。
  3. 窒素入口(131)が前記リフロー炉の炉床(101)に備えられており、
    該リフロー炉は、更に
    前記窒素入口131に接続され、供給する窒素の量を調節するために使用される窒素調節弁(116)と、
    前記センサー(106)から検出信号を受信して、前記センサー(106)の前記検出信号に従って前記窒素調節弁(116)を制御する制御デバイス(120)とを具備する請求項2に記載のリフロー炉。
  4. 前記ゼオライト(538)が、前記複数のゼオライト(538)の間にクリアランス(536)が存在するような多角形の形状である請求項に記載のリフロー炉。
  5. 前記複数のゼオライト(538)の平均粒子サイズが2cm以上である請求項に記載のリフロー炉。
  6. 前記内部ネットケージ(323)の前記少なくとも2つの側壁(324.1及び324.2)が多孔プレートである請求項に記載のリフロー炉。
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