JP7226253B2 - 台車 - Google Patents
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Description
さらに、台車本体部の荷台上に荷物を載せる際、台車本体部を停止状態に保持でき、安全を確保できる。なお、可動柵の高さ寸法を大きくして台車本体部を移動させる際は、移動ロック機構のロック動作を解除できる。
以下、図1~図10に基づいて、本発明の実施形態1に係る台車10について説明する。本実施形態に係る台車10は、手押し式の台車である。ここで、図中に示す前後左右、及び上下は、前記台車10の前後左右、及び上下に対応している。
台車10は、図1、図2に示すように、荷台22を備える台車本体部20と、前記台車本体部20の後端縁に立設された手押し用のハンドル14とを備えている。台車本体部20は、略長方形の板状台車であり、図3に示すように、台車本体部20の下面の前部左右と後部左右とにそれぞれ前輪23fと後輪23bとが設けられている。そして、前輪23fが前後方向に沿うように位置決めされて台車本体部20の下面に固定されており、後輪23bが水平方向に角度変更自在な状態で台車本体部20の下面に固定されている。これにより、台車10を進退させる際に手押し用のハンドル14に対して左右方向に力を加えることで、台車10の向きを調整できる。
可動柵30は、図1、図2に示すように、高さ寸法を変えられるように構成された柵である。可動柵30は、上端位置に設けられた手摺状の枠部34と、荷台22の左右に設けられた第1リンク31と第2リンク32とから構成されている。枠部34は、台車本体部20の荷台22を前側と左右両側の三方から囲むコ字形に形成されている。左右の第1リンク31と第2リンク32とは、枠部34を上昇、あるいは下降させるためのリンク機構であり、柵の左側部分と右側部分とを構成している。第1リンク31と第2リンク32とは、互いの中央部が交差している。そして、第1リンク31と第2リンク32との交差部30xが上下方向に相対回動可能な状態で互いに連結されている。
高さ可変機構40は、可動柵30の高さ寸法を変える機構である。高さ可変機構40は、上記したように、台車本体部20の左右の支持架台25に上下回動可能な状態で連結された左右の高さ可変リンク43を備えている。また、高さ可変機構40は、図1、図3に示すように、左右の高さ可変リンク43の後端部43bをつなぐ第1連結バー45、第2連結バー46と、左右の高さ可変リンク43の中央部43m(図4参照)をつなぐ第3連結バー47、第4連結バー48とを備えている。第3連結バー47は、図4、図5に示すように、左右の高さ可変リンク43と可動柵30の左右の第1リンク31の下端部31dとの回動中心となる軸体であり、台車本体部20の左右の支持架台25に水平な状態で挿通されている。
移動ロック機構60は、図2、図3に示すように、左右の高さ可変リンク43の前端部43fが下限位置(後端部43bが上限位置)まで戻されて、可動柵30の高さ寸法が最小となったときに、台車本体部20の移動を禁止する。また、移動ロック機構60は、左右の高さ可変リンク43の前端部43fが押し上げられて、可動柵30の高さ寸法が大きくなると、台車本体部20の移動ロックを解除する。移動ロック機構60は、図4、図5に示すように、第4連結バー48に相対回転不能な状態で固定された固定具63と、固定具63に連結された押し上げピン66とを備えている。
下限ロック機構50は、左右の高さ可変リンク43の後端部43bが下限位置まで押し下げられたときに、左右の高さ可変リンク43の後端部43bに設けられた第2連結バー46をロックする機構である。下限ロック機構50は、図6~図8に示すように、箱状に形成されたハウジング52と、第2連結バー46と係合可能なフック部55と、第2連結バー46とフック部55とを係合状態に保持し、さらに前記係合状態(ロック状態)を解除可能なロックレバー57とを備えている。
先ず、図1に示すように、可動柵30の高さ寸法が最大の状態で台車10(台車本体部20)の荷台22に荷物を載せる場合について説明する。この状態では、図10の模式図に示すように、台車本体部20に設けられた左右の高さ可変リンク43の後端部43bは下限位置にあって第2連結バー46が下限ロック機構50のフック部55と係合している。また、移動ロック機構60の押し上げピン66が第4連結バー48と共に上限位置にあって、その押し上げピン66の接地具66wが床面から離れている。即ち、移動ロック機構60は、ロック状態が解除された状態にある。
本実施形態における第1リンク31と第2リンク32とが本発明のリンク機構に相当する。また、台車本体部20の前輪23fと後輪23bとが本発明の台車本体部の車輪に相当する。また、高さ可変リンク43の前端部43f、及び第3連結バー47(回動中心)より前側が本発明の高さ可変リンクの一端側に相当し、高さ可変リンク43の後端部43bが本発明の高さ可変リンクの他端側に相当する。
本実施形態に係る台車10によると、可動柵30は、下端位置が台車本体部20の周縁に連結されて、高さ寸法を変えられるように構成されている。このため、高さ可変機構40により可動柵30の高さ寸法を最小にすることで、台車本体部20の荷台22上に荷物を載せ易くなる。また、高さ可変機構40により可動柵30の高さ寸法を最大にすることで、台車本体部20の移動時に荷台22上の荷物の落下を防止できる。また、高さ可変機構40は、可動柵30の高さ寸法を最小にする際、移動ロック機構をロック動作させる。このため、台車本体部20の荷台22上に荷物を載せる際、台車本体部20を停止状態に保持でき、安全を確保できる。
ここで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、枠部34と左右の第1リンク31、第2リンク32とから構成された可動柵30を台車本体部20の端縁に設ける例を示した。しかし、可動柵30を高さ方向に複数段重ねる構成でも可能である。即ち、下段の可動柵30の左右の第1リンク31、第2リンク32の下端部を台車本体部20の端縁に連結し、下段の可動柵30の枠部34に上段の可動柵30の左右の第1リンク31、第2リンク32の下端部を連結する構成でも可能である。これにより、台車10の柵の高さ寸法をさらに大きくすることが可能になる。また、本実施形態では、高さ可変機構40の高さ可変リンク43に連動する移動ロック機構60を備える台車10を例示したが、移動ロック機構60の代わりに車輪に回転ロックを設ける構成でも可能である。また、本実施形態では、手押し式の台車10を例示したが、駆動源を利用して走行する台車に本発明を適用することも可能である。
20・・・・台車本体部
22・・・・荷台
23f・・・前輪(車輪)
23b・・・後輪(車輪)
30・・・・可動柵(柵)
31・・・・第1リンク(リンク機構)
32・・・・第2リンク(リンク機構)
34・・・・枠部
40・・・・高さ可変機構
43・・・・高さ可変リンク
43b・・・後端部(他端側)
43f・・・前端部(一端側)
50・・・・下限ロック機構
60・・・・移動ロック機構
66・・・・押し上げピン
Claims (5)
- 荷物を載せる荷台を備える台車本体部と、前記台車本体部の周縁に設けられた柵とを備える台車であって、
前記柵は、下端位置が前記台車本体部の周縁に連結されて、高さ寸法を変えられるように構成された可動柵であり、
前記台車本体部には、前記可動柵の高さ寸法を変える高さ可変機構が設けられており、
前記高さ可変機構は、前記可動柵の高さ寸法を最小にする際、前記台車本体部の移動を禁止する移動ロック機構をロック動作させ、前記可動柵の高さ寸法を最小の状態から大きくするときに、前記移動ロック機構のロック動作を解除する構成であり、
前記高さ可変機構は、中央部が前記台車本体部に上下回動可能な状態で連結された高さ可変リンクを備えており、
前記高さ可変リンクは、回動中心に対する一端側が前記可動柵と前記移動ロック機構とに連結されており、
前記高さ可変リンクの回動中心に対する他端側が上限位置から押し下げられることで、一端側が上昇して前記可動柵の高さ寸法を最小の状態から大きくし、さらに前記移動ロック機構のロック動作を解除する台車。 - 請求項1に記載の台車であって、
前記可動柵は、その可動柵の上端位置に設けられた手摺状の枠部と、前記枠部と前記台車本体部の端縁とをつなぐリンク機構とを備えており、
前記リンク機構は、交差した状態で相対回動可能に連結された第1リンクと第2リンクとを備えており、前記第1リンクと第2リンクとの下端側が前記台車本体部の端縁に上下回動可能な状態で連結されており、前記第1リンクと第2リンクとの上端側が枠部に上下回動可能な状態で連結されている台車。 - 請求項1に記載の台車であって、
前記台車本体部には、前記高さ可変リンクの他端側が下限位置まで押し下げられたときに、前記高さ可変リンクの他端側を下限位置に保持する下限ロック機構が設けられている台車。 - 請求項1又は請求項3のいずれかに記載の台車であって、
前記移動ロック機構は、前記高さ可変リンクの回動中心に対する一端側に連結された押し上げピンを備えており、
前記押し上げピンは、前記高さ可変リンクの一端側が下限位置にあるときに床面に当接して起立し、前記台車本体部を押し上げてその台車本体部の車輪を床面から離すことで移動を禁止し、
また、押し上げピンは、前記高さ可変リンクの一端側が下限位置から上昇するときに床面から離れ、前記台車本体部を相対的に下降させることで、前記車輪を接地させてロック動作を解除する台車。 - 請求項2に記載の台車であって、
前記枠部とリンク機構とからなる複数段の可動柵を備えており、
第1の可動柵のリンク機構が前記台車本体部の端縁に連結されており、
第2の可動柵のリンク機構が前記第1の可動柵の枠部に連結されている台車。
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2019
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