JP7225676B2 - 電動オイルポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、電動オイルポンプに関する。
従来、ポンプ部と、ポンプ部を駆動するモータ部と、モータ部の駆動を制御するインバータとを備える電動オイルポンプが知られている。
例えば、特許文献1に記載の電動オイルポンプは、ポンプ部と、ポンプ部を駆動するモータ部としての電動機収容部と、インバータとしての制御部とを備える。電動機収容部は、ハウジング内に収容されるモータによってポンプ部を駆動する。制御部は、電子基板と、電子基板を収容するケースとを備える。電子基板は、インバータ回路を備える。
特開2016-151243号公報
特許文献1に記載の電動オイルポンプにおいて、作業者がケースに固定した電子基板におけるケース底面との対向面に対して作業を行うためには、電子基板をケースから取り外さなければならず、手間を要するという課題がある。
そこで、本発明の目的は、ケース等の電子基板を収容する部材から電子基板を取り外すことなく、電子基板における、前記部材の底面との対向面に対して作業を行うことができる電動オイルポンプを提供することである。
本願の例示的な第1発明は、ポンプ部と、前記ポンプ部を駆動するモータ部と、前記モータ部の駆動を制御するインバータとを備え、前記モータ部が、モータを収容するハウジングを備え、前記インバータが、電子基板を備える電動オイルポンプであって、前記インバータが、前記電子基板を収容し、且つ前記ハウジング内のモータを覆うカバー部を備え、前記カバー部が、前記カバー部内に収容される前記電子基板に対向する開口と、前記開口を塞ぐ閉塞部材とを底部に備える、電動オイルポンプである。
本願の例示的な第1発明によれば、電子基板を収容するカバー部から電子基板を取り外すことなく、電子基板におけるカバー部底面との対向面に対して作業を行うことができる。
実施形態に係る電動オイルポンプを部分的に破断して示す破断斜視図である。 同電動オイルポンプにおけるモータハウジング、及びポンプハウジングを除く部分を示す斜視図である。 同電動オイルポンプの外観を示す斜視図である。 インバータを取り外した状態の同電動オイルポンプを示す斜視図である。 同モータハウジング内に設けられる端子台の拡大斜視図である。 電子基板が組み付けられていない状態の同インバータを示す斜視図である。 電子基板が組み付けられた状態の同インバータを示す斜視図である。 同電子基板と、カバー部に設けられるリードとを示す断面図である。 同モータハウジングに同カバー部が取り付けられた状態の同電動オイルポンプを、カバー部側から示す平面図である。 同モータハウジングに取り付けられた同カバー部における第1開口の周囲部分を拡大して示す平面図である。 同モータハウジングに取り付けられた同カバー部の軸方向の端部を、同モータハウジングに設けられる一部の部品とともにカバー部の内側から示す斜視図である。 同モータハウジングに取り付けられた同カバー部の軸方向の端部をカバー部の外側から示す斜視図である。 同第1開口が塞がれた状態の同カバー部の軸方向の端部をカバー部の外側から示す斜視図である。 同カバー部の同第1開口、及び第2開口が塞がれた状態の電動オイルポンプを示す平面図である。 変形例に係る電動オイルポンプの端子台、及び電子基板を示す正面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る電動オイルポンプについて説明する。本実施形態では、自動車等の車両に搭載されるトランスミッションにオイルを供給する電動オイルポンプについて説明する。また、以下の図面においては、各構成をわかり易くするために、実際の構造と各構造における縮尺及び数等を異ならせる場合がある。
また、図面においては、適宜3次元直交座標系としてXYZ座標系を示す。XYZ座標系において、Z軸方向は、図1に示される中心軸Jの軸方向と平行な方向とする。中心軸Jは、後述するモータ部10のシャフト(モータ軸)13の中心軸線である。Y軸方向は、図1に示される電動オイルポンプの短手方向と平行な方向とする。X軸方向は、Y軸方向とZ軸方向との両方と直交する方向とする。
また、以下の説明においては、Z軸方向の正の側(+Z側)を「リア側」と記し、Z軸方向の負の側(-Z側)を「フロント側」と記す。なお、リア側及びフロント側とは、単に説明のために用いられる名称であって、実際の位置関係及び方向を限定しない。また、特に断りのない限り、中心軸Jに平行な方向(Z軸方向)を単に「軸方向」と記し、中心軸Jを中心とする径方向を単に「径方向」と記し、中心軸Jを中心とする周方向、すなわち、中心軸Jの軸周り(θ方向)を単に「周方向」と記す。
なお、本明細書において、軸方向に延びる、とは、厳密に軸方向(Z軸方向)に延びる場合に加えて、軸方向に対して、45°未満の範囲で傾いた方向に延びる場合も含む。また、本明細書において、径方向に延びる、とは、厳密に径方向、すなわち、軸方向(Z軸方向)に対して垂直な方向に延びる場合に加えて、径方向に対して、45°未満の範囲で傾いた方向に延びる場合も含む。
[実施形態]
<全体構成>
図1は、実施形態に係る電動オイルポンプを部分的に破断して示す斜視図である。実施形態に係る電動オイルポンプ1は、図1に示されるように、モータ部10と、ポンプ部40と、インバータ100とを備える。モータ部10は、軸方向に延びる中心軸Jに沿って配置されたシャフト13を備える。ポンプ部40は、モータ部10の軸方向一方側(リア側)に位置し、モータ部10によってシャフト13を介して駆動されてオイルを吐出する。インバータ100は、モータ部10よりも+X側に配置されて、モータ部10の駆動を制御する。
<モータ部10>
モータ部10は、図1に示されるように、シャフト13と、ロータ20と、ステータ22と、モータハウジング14と、コイル22bと、を備える。
モータ部10は、例えば、インナーロータ型のモータであり、ロータ20がシャフト13の外周面に固定され、ステータ22がロータ20の径方向外側に配置される。ロータ20は、シャフト13の軸方向他方側(フロント側)に固定される。ステータ22は、ロータ20と対向して配置される。
<ポンプ部40>
ポンプ部40は、図1に示されるように、ポンプロータ47と、ポンプハウジング51と、を備える。
(ポンプロータ47)
ポンプロータ47は、図1に示されるように、シャフト13のリア側に取り付けられる。ポンプロータ47は、インナーロータ47aと、アウターロータ47bと、を備える。インナーロータ47aは、シャフト13に固定される。アウターロータ47bは、インナーロータ47aの径方向外側を囲む。
インナーロータ47aは、円環状である。インナーロータ47aは、径方向外側面に歯を有する歯車である。インナーロータ47aは、シャフト13と共に軸周り(θ方向)に回転する。図1では、アウターロータ47bの破断面を示すために、アウターロータ47bの一部が示されていない。アウターロータ47bは、インナーロータ47aの径方向外側を囲む円環状である。アウターロータ47bは、径方向内側面に歯を有する歯車である。アウターロータ47bの径方向外側面は円形である。
インナーロータ47aの径方向外側面の歯車とアウターロータ47bの径方向内側面の歯車とは互いに噛み合い、シャフト13の回転に伴ってインナーロータ47aが回転することでアウターロータ47bが回転する。すなわち、シャフト13の回転によりポンプロータ47は回転する。モータ部10とポンプ部40とは同一の部材からなる回転軸としてのシャフト13を備える。これにより、電動オイルポンプ1が軸方向に大型化することを抑制できる。
また、インナーロータ47a及びアウターロータ47bが回転することで、インナーロータ47aとアウターロータ47bとの噛み合わせ部分の間の容積が変化する。容積が減少する領域が加圧領域となり、容積が増加する領域が負圧領域となる。
(ポンプカバー52)
ポンプハウジング51は、Z軸方向のリア側の端に開口を備える。この開口は、ポンプカバー52によって閉じられる。ポンプカバー52は、ボルト53によってポンプハウジング51に固定される。
(ハウジング)
モータ部10のモータハウジング14と、ポンプ部40のポンプハウジング51とは、単一の部材の部分である。モータハウジング14、及びポンプハウジング51は、金属(例えばアルミ)製の鋳造品からなる。
ポンプ部40のポンプロータ47を収容するロータ収容部と、モータ部10のモータハウジング14とは、単一の部材の部分であってもよいし、別体であってもよい。また、モータ部10のモータハウジング14と、ポンプ部40のポンプハウジング51とは、別体であってもよい。
実施形態に係る電動オイルポンプ1のように、モータハウジング14と、ポンプハウジング51とが単一の部材の部分である場合、モータハウジング14と、ポンプハウジング51とのZ軸方向における境界は次のように定義される。即ち、シャフト13をモータハウジング14内からポンプハウジング51のロータ収容部に向けて貫通させる貫通穴が設けられる壁のZ軸方向の中心が両ハウジングのZ軸方向の境界である。
<インバータ100>
インバータ100は、電子基板101を備える。電子基板101は、複数の電子部品101bと、複数の電子部品101bが実装される基板101aと、を備える。
図2は、電動オイルポンプ1におけるモータハウジング14、及びポンプハウジング51を除く部分を示す斜視図である。図1に示されるモータハウジング14の内部には、図2に示されるモータ11が収容される。モータ11のモータカバー12の中に、図1に示されるロータ20、ステータ22、シャフト13等が配置される。
インバータ100は、図2に示されるように、電源に繋がる外部コネクタに接続されるコネクタ102を備える。
図3は、電動オイルポンプ1の外観を示す斜視図である。電動オイルポンプ1のモータハウジング14における+Y軸方向の端部には、複数の冷却フィン60が設けられる。
モータハウジング14における-Y軸方向の端面(以下、側面という)には、第1取り付け面23、第2取り付け面25、第1ノックピン穴18、第1ボルト穴19、及び吸入口16が設けられる。第1取り付け面23、及び第2取り付け面25は、電動オイルポンプ1の取り付け対象である被取付体としてのトランスミッションに対する取り付け面である。吸入口16は、トランスミッションから送られてくるオイルをポンプ部40内に吸入する開口である。
第1取り付け面23には、第1ボルト穴19、及び第1ノックピン穴18が設けられる。第1ボルト穴19は、トランスミッションに設けられる雌ねじにねじ込まれるボルトを通す穴である。第1ノックピン穴18は、トランスミッションに設けられる位置決め用の第1ノックピンを嵌め込まれる穴である。
ポンプハウジング51における-Y軸方向の端面(以下、側面という)には、第3取り付け面58、第3ボルト穴57、第2ノックピン穴56、及び吐出口54が設けられる。吐出口54は、ポンプ部40内のオイルをトランスミッションに向けて吐出する開口である。
第2取り付け面25には、第2ボルト穴24が設けられる。第3取り付け面58には、第3ボルト穴57、及び第2ノックピン穴56が設けられる。第1ノックピン穴18に対してトランスミッションの第1ノックピンが嵌め込まれ、且つ第2ノックピン穴56に対してトランスミッションの第2ノックピンが嵌め込まれることで、電動オイルポンプ1がトランスミッションに対して位置決めされる。このように位置決めされた電動オイルポンプ1が、第1ボルト穴19、第2ボルト穴24、及び第3ボルト穴57のそれぞれに通されたボルトによってトランスミッションに固定される。
図4は、インバータ(100)を取り外した状態の電動オイルポンプ1を示す斜視図である。モータハウジング14内には、端子台29が配置される。モータハウジング14内に収容されるモータ11は、3本のケーブル28U,28V,28Wを備える。なお、符号の末尾に付されるU,V,Wは、U相用,V相用、W相用の部材であることを示す。以下、図面に記載のU,V,Wは、あくまでも例示的な記載であり、U相用,V相用,W相用の部材の位置を特定するものではない。
図5は、端子台29の拡大斜視図である。端子台29は、樹脂製のベース部材39と、3つの四角ナット30U,30V,30Wと、3つのハウジング側端子31U,31V,31Wとを備える。ベース部材39は、3つの四角柱状の凹部を備える。これら凹部に、四角ナット30U,30V,30Wが個別に収容される。四角ナット30U,30V,30Wの面には、円状の開口を備えるハウジング側端子31U,31V,31Wが重ねられる。四角ナット30U,30V,30Wの雌ねじ部と、ハウジング側端子31U,31V,31Wの円状の開口とが、連通する。ケーブル28U,28V,28Wの端部は、剥き出しの銅線になっており、ハウジング側端子31U,31V,31Wの脚部に加締められる。この加締めにより、モータ11のU相,V相,W相のコイルと、ハウジング側端子31U,31V,31Wとが電気接続される。
図6は、電子基板(101)が組み付けられていない状態のインバータ100を示す斜視図である。インバータ100は、樹脂製のカバー部103を備える。有底のカバー部103には、コネクタ102のリード104が、アース、U相、V相、W相用に4つ設けられる。カバー部103の底部103aには、第1開口103bと、第2開口103cとが設けられる。カバー部103は、図1に示されるように、モータハウジング14内に収容されるモータ11を覆う。
図7は、電子基板101が組み付けられた状態のインバータ100を示す斜視図である。電子基板101には、各種の電子部品101bと、3つの基板側端子105U,105V,105Wとが実装される。電子基板101は、ねじ止めによってカバー部103内に固定される。カバー部103に固定された状態の電子基板101の一方の面は、カバー部103の底部103aの面(底面)に対向する。カバー部103は、図7に示されるように、内部に電子基板101を収容する。
図8は、電子基板101と、リード104とを示す断面図である。電子基板101は、スルーホール101cを備える。図7に示されるように、電子基板101がカバー部103内に固定されるとき、図8に示されるように、リード104が電子基板101のスルーホール101cを貫通する。リード104は、スルーホール101cを貫通した状態で電子基板101に半田付けされる。この半田付けは、電子基板101の両面のうち、カバー部103の底部103aに対向していない面の側から行われる。以下、その面を「半田付け側面」という。
図9は、モータハウジング14にインバータ100のカバー部103が取り付けられた状態の電動オイルポンプ1を、カバー部103側から示す平面図である。インバータ100のカバー部103は、図9に示されるように、モータハウジング14にねじ止めされる。カバー部103の底部103aに設けられる第2開口103cは、電子基板101の両面のうち、カバー部103の底面との対向面に対向する。また、第2開口103cは、前述の対向面におけるリード104に対向する。
図10は、モータハウジング14に取り付けられたカバー部103における第1開口103bの周囲部分を拡大して示す平面図である。電子基板101には、3つの貫通穴101dが設けられる。カバー部103の底部103aに設けられた第1開口103bは、それら3つの貫通穴101dを通じて、電子基板101に実装された基板側端子105U,105V,105Wに対向する。
図10に示される基板側端子105U,105V,105Wは、図10において基板側端子105U,105V,105Wの裏に存在するハウジング側端子(31U,31V,31W)に重なっている状態である。また、ハウジング側端子(31U,31V,31W)は、図10において、ハウジング側端子(31U,31V,31W)の裏に存在する四角ナット(30U,30V,30W)に重なっている状態である。四角ナット(30U,30V,30W)の雌ねじと、ハウジング側端子(31U,31V,31W)の円状の開口と、基板側端子105U,105V,105Wの開口とは互いに連通する。
図11は、モータハウジング14に取り付けられたカバー部103の軸方向の端部を、モータハウジング14に設けられる一部の部品とともにカバー部103の内側から示す斜視図である。U相においては、ハウジング側端子31Uと基板側端子105Uとが、四角ナット30Uと、四角ナット30Uにねじ込まれた雄ねじ106Uの頭部との間に挟み込まれる。この挟み込みにより、ハウジング側端子31Uと基板側端子105Uとが電気接続される。V相,W相においても同様に、ハウジング側端子31V,31Wと、基板側端子105V,105Wとが電気接続される。
電子基板101に設けられる貫通穴101dは、雄ねじ106U,106V,106Wの頭部よりも大径である。このため、雄ねじ106U,106V,106Wの頭部は、貫通穴101dを貫通することが可能である。
図12は、モータハウジング14に取り付けられたカバー部103の軸方向の端部をカバー部103の外側から示す斜視図である。カバー部103の底部103aには、窪み部103dが設けられる。第1開口103bは、その窪み部103dに設けられる。窪み部103dには、後述の第1閉塞部材が入れ込まれる。
図13は、第1開口(103b)が塞がれた状態のカバー部の軸方向の端部をカバー部103の外側から示す斜視図である。窪み部(図12の103d)に入れ込まれた第1閉塞部材103eは、窪み部に溶着されて第1開口(103b)を塞ぐ。
図14は、カバー部103の二つの開口(103b、103c)が塞がれた状態の電動オイルポンプ1を示す平面図である。図6に示される第2開口103cは、図14に示されるように、第2閉塞部材103fによって塞がれる。第2閉塞部材103fは、第1閉塞部材103eと同様に、底部103aに設けられる窪み部に入れ込まれて溶着される。第1閉塞部材103e、及び第2閉塞部材103fのそれぞれは、カバー部103よりも光透過性の高い樹脂からなる。
図15は、変形例に係る電動オイルポンプ1の端子台29、及び電子基板101を示す正面図である。端子台29には、6つの凹レール部29aが設けられる。U相のハウジング側端子31Uは、短手方向の両端部のそれぞれを凹レール部29a内に入れた状態で、端子台29に対し、図15の紙面に直交する方向に差し込まれる。V相、W相のハウジング側端子31V,31Wも同様にして、端子台29に差し込まれる。差し込みによって端子台29に仮固定されたハウジング側端子31U,31V,31Wは、四角ナット30U,30V,30Wへの雄ねじ106U,106V,106Wのねじ込みにより、基板側端子105U,105V,105Wとともに端子台29に固定される。
<電動オイルポンプ1の作用効果>
(1)電動オイルポンプ1は、ポンプ部40と、ポンプ部40を駆動するモータ部10と、モータ部10の駆動を制御するインバータ100とを備える。モータ部10は、モータ11を収容するモータハウジング14を備える。インバータ100は、電子基板101と、電子基板101を収容し、且つモータハウジング14内のモータ11を覆うカバー部103とを備える。カバー部103は、カバー部103内に収容される電子基板101に対向する第1開口103b、及び第2開口103cと、第1開口103bを塞ぐ第1閉塞部材103eと、第2開口103cを塞ぐ第2閉塞部材103fとを底部103に備える。
かかる構成の電動オイルポンプ1によれば、インバータ100の電子基板101を収容する部材を、モータハウジング14内のモータ11を覆うカバー部103として兼用して、電動オイルポンプ1の小型化、及び低コスト化を図ることができる。また、前述の構成の電動オイルポンプ1において、作業者は、カバー部103の底部103aに設けられる第1開口103b、及び第2開口103cを通じて、カバー部103内に収容される電子基板101における底部103aとの対向面に対して作業を行うことができる。よって、作業者は、電子基板101をカバー部103aから取り外すことなく、電子基板101における、カバー部103の底面との対向面に対して作業を行うことができる。作業としては、電子基板101の状態の確認作業、電子基板101に対する部品固定作業、電子基板101に対するねじ締付作業等が挙げられる。
(2)電動オイルポンプ1においては、電子基板が、半田付け用のスルーホール101cを備える。カバー部103は、スルーホール101cに貫通するリード104を備える。リードは、スルーホール101cに半田付けされる。第2開口103cは、電子基板101の両面のうち、カバー部103の底部103aとの対向面におけるリード104に対向する。
かかる構成の電動オイルポンプ1によれば、作業者は、電子基板101をカバー部103から取り外すことなく、カバー部103の底部103aに設けられる第2開口103cを通じて、電子基板101の確認作業を行うことができる。この確認作業は、カバー部103内に収容される電子基板101の底部103aとの対向面における、スルーホール101cとリード104との半田付け状態を確認する作業である。
(3)電動オイルポンプ1においては、カバー部103が、電源受け入れ用のコネクタ102を備え、スルーホール101cに半田付けされるリード104が、コネクタ102のリード104である。かかる構成の電動オイルポンプ1によれば、作業者は、電子基板101をカバー部103から取り外すことなく、カバー部103の底部103aに設けられる第2開口103cを通じて、電子基板101の確認作業を行うことができる。この確認作業は、カバー部103内に収容される電子基板101の底部103aとの対向面(半田付け側面とは反対面)における、スルーホール101cと、コネクタ102のリード104との半田付け状態を確認する作業である。
(4)電動オイルポンプ1においては、モータハウジング14が、雌ねじとしての四角ナット30U,30V,30Wと、四角ナット30U,30V,30Wに対して電子基板101の厚み方向に重ね合わさるハウジング側端子31U,31V,31Wとを備える。電子基板101は、ハウジング側端子31U,31V,31Wに対して基板厚み方向に重ね合わさる基板側端子105U,105V,105Wを備える。また、電子基板101は、四角ナット30U,30V,30Wの雌ねじ部にねじ込まれる雄ねじ106U,106V,106Wの頭部よりも大径の貫通穴101dを3つ備える。3つの貫通穴101dは、互いに重なる四角ナット30U,30V,30W、ハウジング側端子31U,31V,31W、及び基板側端子105U,105V,105Wに対向する。カバー部103の底部103aに設けられる第1開口103bは、電子基板101に設けられる3つの貫通穴101dに対向する。かかる構成の電動オイルポンプ1によれば、作業者は、電子基板101をカバー部103から取り外すことなく、底部103aに設けられる第1開口103bと、カバー部103内に収容される電子基板101の貫通穴101dとを通じて、固定作業を行うことができる。この固定作業は、基板側端子105U,105V,105Wと、ハウジング側端子31U,31V,31Wとを、ねじ止めによって端子台29に固定する作業である。
(5)電動オイルポンプ1においては、ハウジング側端子、及び四角ナットのそれぞれが、モータハウジング14に3つ(31U,31V,31W、30U,30V,30W)設けられて3相電源のU相、V相、W相に個別に電気接続される。基板側端子は、電子基板101に3つ(105U,105V,105W)設けられてU相、V相、W相に個別に電気接続される。貫通穴101dは、電子基板101に3つ設けられて3つの基板側端子(105U,105V,105W)に個別に対向する。かかる構成の電動オイルポンプ1によれば、作業者は、U相、V相、W相について、電子基板101をカバー部103から取り外すことなく、底部103aに設けられる第1開口103bと、カバー部103内に収容される電子基板101の貫通穴101dとを通じて、固定作業を行うことができる。この固定作業は、基板側端子105U,105V,105Wと、ハウジング側端子31U,31V,31Wとを、ねじ止めによって端子台29に固定する作業である。
(6)電動オイルポンプ1においては、カバー部103、第1閉塞部材103e、及び第2閉塞部材103fのそれぞれが、樹脂からなり、第1閉塞部材103e、及び第2閉塞部材103fが、カバー部103の底部103aに溶着される。かかる構成においては、第1閉塞部材103e、及び第2閉塞部材103fがねじ止めによって底部103aに固定される構成に比べて、第1閉塞部材103eと底部103aとの間のシール性を高める。よって、電動オイルポンプ1によれば、第1閉塞部材103e、及び第2閉塞部材103fをねじ止めによって底部103aに固定する構成に比べて、電動オイルポンプ1の防水性、及び防オイル性を高めることができる。
なお、第1閉塞部材103e、及び第2閉塞部材103fが接着によって底部103aに固定される構成であってもよい。かかる構成においても、第1閉塞部材103e、及び第2閉塞部材103fをねじ止めによって底部103aに固定する構成に比べて、電動オイルポンプ1の防水性、及び防オイル性を高めることができる。
(7)電動オイルポンプ1においては、第1閉塞部材103e、及び第2閉塞部材103fのそれぞれが、底部103aよりも光透過性の高い樹脂からなり、底部103aに溶着される。かかる構成においては、底部103aの第1開口103bの周囲部分(窪み部)に重ね合わせた第1閉塞部材103eを介して底部103aの第1開口103bの周囲部分にレーザー照射することが可能である。このようなレーザー照射により、第1閉塞部材103eは、底部103aに溶着される。第2閉塞部材103fも同様のレーザー照射によって底部103aに溶着される。かかる溶着では、第1閉塞部材103eと底部103aとが、隙間なく且つ強固に溶着される。第2閉塞部材103fも同様に、隙間なく且つ強固に溶着される。よって、電動オイルポンプ1によれば、第1閉塞部材103e、及び第2閉塞部材103fを底部103aに接着する構成に比べて、電動オイルポンプ1の防水性、及び防オイル性を高めることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。これらの実施形態及びその変形は、発明の範囲及び要旨に含まれると同時に、特許請求の範囲に記載された発名とその均等の範囲に含まれる。
1:電動オイルポンプ
10:モータ部
11:モータ
12:モータカバー
13:シャフト(モータ軸)
14:モータハウジング
16:吸入口
18:第1ノックピン穴
19:第1ボルト穴
20:ロータ
22:ステータ
23:第1取り付け面
24:第2ボルト穴
25:第2取り付け面
28:吐出口
29:端子台
30U,30V,30W:四角ナット
31U,31V,31W:ハウジング側端子
39:ベース部材
40:ポンプ部
47:ポンプロータ
47a:インナーロータ
47b:アウターロータ
51:ポンプハウジング
52:ポンプカバー
53:ボルト
54:吐出口
56:第2ノックピン穴
57:第3ボルト穴
58:第3取り付け面
100:インバータ
101:電子基板
101a:基板
101b:電子部品
101c:スルーホール
101d:貫通穴
102:コネクタ
103:カバー部
103a:底部
103b:第1開口
103c:第2開口
103d:窪み部
103e:第1閉塞部材
103f:第2閉塞部材
104:リード
105U,105V,105W:基板側端子
106U,106V,106W:雄ねじ
J:中心軸

Claims (6)

  1. ポンプ部と、前記ポンプ部を駆動するモータ部と、前記モータ部の駆動を制御するインバータとを備え、
    前記モータ部が、モータを収容するハウジングを備え、
    前記インバータが、電子基板を備える電動オイルポンプであって、
    前記インバータが、前記電子基板を収容し、且つ前記ハウジング内のモータを覆うカバー部を備え、
    前記カバー部が、前記カバー部内に収容される前記電子基板に対向する開口と、前記開口を塞ぐ閉塞部材とを底部に備え、
    前記電子基板が、半田付け用のスルーホールを備え、
    前記カバー部が、前記スルーホールに貫通するリードを備え、
    前記リードが、前記スルーホールに半田付けされ、
    前記開口が、前記電子基板の両面のうち、前記底部との対向面における前記リードに対向する、電動オイルポンプ。
  2. 前記カバー部が、電源受け入れ用のコネクタを備え、
    前記リードが、前記コネクタのリードである、請求項に記載の電動オイルポンプ。
  3. ポンプ部と、前記ポンプ部を駆動するモータ部と、前記モータ部の駆動を制御するインバータとを備え、
    前記モータ部が、モータを収容するハウジングを備え、
    前記インバータが、電子基板を備える電動オイルポンプであって、
    前記インバータが、前記電子基板を収容し、且つ前記ハウジング内のモータを覆うカバー部を備え、
    前記カバー部が、前記カバー部内に収容される前記電子基板に対向する開口と、前記開口を塞ぐ閉塞部材とを底部に備え、
    前記ハウジングが、雌ねじと、前記雌ねじに対して前記電子基板の厚み方向に重ね合わさるハウジング側端子とを備え、
    前記電子基板が、前記ハウジング側端子に対して前記厚み方向に重ね合わさる基板側端子と、前記雌ねじにねじ込まれる雄ねじの頭部よりも大径の貫通穴とを備え、
    前記貫通穴が、互いに重なる前記雌ねじ、前記ハウジング側端子、及び前記基板側端子に対向し、
    前記開口が、前記貫通穴に対向する、電動オイルポンプ。
  4. 前記ハウジング側端子、及び前記雌ねじのそれぞれが、前記ハウジングに3つ設けられて3相電源のU相、V相、W相に個別に電気接続され、
    前記基板側端子が、前記電子基板に3つ設けられてU相、V相、W相に個別に電気接続され、
    前記貫通穴が、前記電子基板に3つ設けられて3つの前記基板側端子に個別に対向する、請求項に記載の電動オイルポンプ。
  5. 前記カバー部、及び前記閉塞部材のそれぞれが、樹脂からなり、
    前記閉塞部材が、前記カバー部の前記底部に接着又は溶着される、請求項1乃至の何れか一項に記載の電動オイルポンプ。
  6. 前記閉塞部材が、前記底部よりも光透過性の高い樹脂からなり、前記底部に溶着される、請求項に記載の電動オイルポンプ。
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