JP7224994B2 - 電気式脱イオン水製造装置および脱イオン水の製造方法 - Google Patents

電気式脱イオン水製造装置および脱イオン水の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、電気式脱イオン水製造装置に関する。
電気式脱イオン水製造装置(以下、「EDI装置」ということがある)は、電気泳動と電気透析を組み合わせた装置である。一般的なEDI装置の基本構成は次のとおりである。すなわち、EDI装置は、脱塩室と、脱塩室の両側に配置された一対の濃縮室と、一方の濃縮室の外側に配置された陽極(プラス極)室と、他方の濃縮室の外側に配置された陰極(マイナス極)室とを有する。脱塩室は、対向配置されたアニオン交換膜およびカチオン交換膜と、それら交換膜の間に充填されたイオン交換体(アニオン交換体又は/及びカチオン交換体)とを有する。被処理水が脱塩室に供給され、被処理水中に存在するアニオン成分及びカチオン成分が、それぞれアニオン交換膜およびカチオン交換膜を通って脱塩室から濃縮室に移動し、脱塩室から処理水すなわち脱イオン水が得られ、濃縮室から濃縮水が得られる。
EDI装置では、濃縮水に含まれる弱酸成分が、濃縮室と脱塩室とを仕切るカチオン交換膜を通過して処理水中に拡散し、処理水の純度を低下させる現象が発生することがある。これは、炭酸やシリカ(ケイ酸)、ホウ素(ホウ酸)に代表される弱酸成分が、pHなどの変化に応じて一部イオン化していない分子(中性分子)の形態をとるため、カチオン交換膜による選択透過性の影響を受けにくいことに起因している。例えば炭酸については、下式で示される平衡関係がある。炭酸の場合、上記イオン化していない分子(中性分子)の形態はCOならびにHCOであり、これらはカチオン交換膜を容易に通過し得る。
CO+HO ⇔ HCO ⇔ HCO +H ⇔ CO 2-+2H
ホウ素については、下式で示される平衡関係がある。
B(OH)+HO ⇔ B(OH) +H
ホウ素の場合、イオン化していない分子(中性分子)の形態はB(OH)である。
また、EDI装置において、水酸化マグネシウム等のスケールが生成することがある。スケールの生成を抑制する手法として、濃縮室内にアニオン交換体を充填する手法が特許文献1に記載されている。この文献には、濃縮室内にアニオン交換体を充填したEDI装置では弱酸成分による処理水の純度低下が顕著に現れることが開示され、この純度低下を抑制することのできるEDI装置が提案されている。
特許文献2に開示されるEDI装置においては、或る脱塩室又は濃縮室に存在するイオン交換体が、イオン交換樹脂ビーズ、又は、イオン交換繊維からなる少なくとも一つの不織布もしくは織布のいずれかから構成される。この文献には、脱塩室にイオン交換樹脂ビーズのみが配され、濃縮室に不織布(およびスペーサー)のみが配されるといった構成が開示されるにすぎない。
国際公開第2011/152226号 特表2007-516056号公報
EDI装置では、弱酸成分を被処理水から除去することが非常に重要である。
本発明の目的は、スケール生成抑制のために濃縮室内にアニオン交換体を配しつつも、弱酸成分がカチオン交換膜を通過して濃縮室から脱塩室に移動することを抑制し、弱酸成分を被処理水から除去することのできる、新たなEDI装置を提供することである。本発明の別の目的は、このようなEDI装置を用いた、新たな脱イオン水の製造方法を提供することである。
本発明の一態様によれば、
対向する陰極と陽極との間に少なくとも一つの脱塩処理部が設けられ、
前記脱塩処理部は、イオン交換体が充填された脱塩室と、該脱塩室の両隣に設けられる一対の濃縮室とを有し、前記一対の濃縮室のそれぞれにイオン交換体が充填され、
前記脱塩室は、前記一対の濃縮室のうちの前記陰極側の濃縮室にカチオン交換膜を介して
隣接するとともに、前記一対の濃縮室のうちの前記陽極側の濃縮室にアニオン交換膜を介して隣接し、
前記脱塩室に被処理水を通水して前記脱塩室から脱イオン水を得る電気式脱イオン水製造装置であって、
前記一対の濃縮室のうちの前記陰極側の濃縮室に充填されたイオン交換体は、アニオン交換樹脂を含むイオン交換樹脂と、カチオン交換繊維を含む不織布もしくは織布とを含み、
前記不織布もしくは織布が、その不織布もしくは織布が存在する濃縮室とその濃縮室に隣接する脱塩室とを隔てる前記カチオン交換膜の陰極側の面に接した状態で、設置されており、
前記脱塩室と、陽極側の濃縮室には、前記不織布もしくは織布を含まない
電気式脱イオン水製造装置が提供される。
本発明の別の態様によれば、
電気式脱イオン水製造装置の脱塩室に被処理水を通水して脱イオン水を製造する、脱イオン水の製造方法であって、
前記被処理水が、ホウ素、炭酸およびシリカからなる群から選ばれる少なくとも1種を含み、
前記電気式脱イオン水製造装置が、前記電気式脱イオン水製造装置であることを特徴とする、脱イオン水の製造方法が提供される。
本発明の一態様によれば、スケール生成抑制のために濃縮室内にアニオン交換体を配しつつも、弱酸成分がカチオン交換膜を通過して濃縮室から脱塩室に移動することを抑制し、弱酸成分を被処理水から除去することのできる、新たなEDI装置が提供される。また、本発明の別の態様によれば、このようなEDI装置を用いた、新たな脱イオン水の製造方法が提供される。
本発明のEDI装置の一形態の概略構成を示す模式断面図である。 本発明のEDI装置の別の形態の概略構成を示す模式断面図である。 本発明のEDI装置のさらに別の形態の概略構成を示す模式断面図である。 本発明のEDI装置のさらに別の形態の概略構成を示す模式断面図である。 実施例で用いたEDI装置の概略構成を示す模式断面図である。
イオン交換体として、例えばイオン交換樹脂およびイオン交換繊維がある。アニオン交換体としては例えばアニオン交換樹脂(AER)があり、カチオン交換体としては例えばカチオン交換樹脂(CER)がある。イオン交換樹脂とは、三次元的な網目構造を持った高分子母体に官能基(イオン交換基)を導入した合成樹脂のことであり、通常使用されるものは、粒子径が例えば0.1~1.0mm程度の球状の粒子である。イオン交換樹脂の高分子母体としては、スチレン-ジビニルベンゼンの共重合体(スチレン系)や、アクリル酸-ジビニルベンゼンの共重合体(アクリル系)などがある。
イオン交換樹脂は、官能基が酸性を示すカチオン交換樹脂と、塩基性を示すアニオン交換樹脂とに大別され、さらに、導入されるイオン交換基の種類によって、強酸性カチオン交換樹脂、弱酸性カチオン交換樹脂、強塩基性アニオン交換樹脂、弱塩基性アニオン交換樹脂などがある。強塩基性アニオン交換樹脂としては、例えば、第4級アンモニウム基を官能基(イオン交換基)として有するものがあり、弱塩基性アニオン交換樹脂としては、例えば、第1~第3級アミンを官能基として有するものがある。強酸性カチオン交換樹脂としては、例えば、スルホン酸基を官能基として有するものがあり、弱酸性カチオン交換樹脂としては、例えば、カルボキシル基を官能基として有するものがある。
本発明ではイオン交換繊維、特にはカチオン交換繊維を含む、不織布もしくは織布を用いる。カチオン交換繊維は基材としての繊維に官能基(イオン交換基)が導入された構造を有する。カチオン交換繊維として、例えば、スルホン酸基を官能基として有するものがある。また、カチオン交換繊維は、カチオンを吸着する特性を持つ(カチオン交換樹脂も同様)。当該不織布もしくは織布は、カチオン交換繊維以外に、非イオン交換繊維(官能基が導入されていない繊維)を含むことができる。カチオン交換繊維の基材および非イオン交換繊維の材料は、物理的強度の観点から、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリオレフィン、ポリアクリロニトリル系の樹脂が好ましい。非イオン交換繊維は、不織布もしくは織布の全体の強度(繊維間の接着性)を高める機能を有する。
以下、図面を参照しつつ本発明の形態について詳細に説明するが、本発明はこれによって限定されるものではない。
図1に、本発明に基づくEDI装置の基本的な態様を示す。EDI装置には、対向する陰極12と陽極11との間に、少なくとも1つの脱塩処理部が設けられる。この脱塩処理部は、脱塩室23と、脱塩室23の両隣に設けられる一対の濃縮室22及び24とを有し、またアニオン交換膜(AEM)32とカチオン交換膜(CEM)33も有する。脱塩室23に被処理水を通水して、脱塩室23から脱イオン水を得る。
脱塩室23は、一対の濃縮室22、24のうちの陰極側の濃縮室24にカチオン交換膜33を介して隣接するとともに、一対の濃縮室22、24のうちの陽極側の濃縮室22にアニオン交換膜32を介して隣接する。脱塩室23は、陽極11に向いた側に位置するアニオン交換膜32と陰極12に向いた側に位置するカチオン交換膜33とによって区画されている。
図1に示すEDI装置では、陽極11を備えた陽極室21と、陰極12を備えた陰極室25との間に、陽極室21側から順に、濃縮室22、脱塩室23及び濃縮室24が設けられている。陽極室21と濃縮室22はカチオン交換膜31を介して隣接し、濃縮室24と陰極室25はアニオン交換膜34を介して隣接している。
脱塩室23内には、被処理水に含まれるイオンを捕捉するために、イオン交換体(アニオン交換体および/またはカチオン交換体)が充填される。特に、被処理水に含まれる弱酸成分のアニオンを捕捉し、被処理水から除去するために、脱塩室23に、少なくともアニオン交換体が充填されていることが好ましい。図1に示した例では、脱塩室23内には、アニオン交換体とカチオン交換体とが混床(MB)となって充填されている。しかし、アニオン交換体のみが脱塩室23に充填されていてもよい。あるいは、一つ以上のアニオン交換体床(アニオン交換体からなる床)と、一つ以上のカチオン交換体床(カチオン交換体からなる床)とが、脱塩室23に設けられていてもよい。この場合は、脱塩室から最終的に排出される処理水中の弱酸成分濃度を低くするために、被処理水が最後に通過するイオン交換体がアニオン交換体となる順序で、アニオン交換体床とカチオン交換体床が脱塩室に充填されていることが好ましい。アニオン交換体としては例えばアニオン交換樹脂(AER)が使用され、カチオン交換体としては例えばカチオン交換樹脂(CER)が使用される。
一対の濃縮室22および24にはそれぞれ、イオン交換体が充填されている。濃縮室24内のイオン交換体は、イオン交換樹脂を含む。濃縮室24内のイオン交換体はまた、カチオン交換繊維を含む不織布もしくはカチオン交換繊維を含む織布を含む。濃縮室24内のイオン交換体が、当該不織布と当該織布とを含むこともできる。濃縮室24内のイオン交換体は、当該不織布および当該織布のうちの少なくとも一方と、イオン交換樹脂とからなることができる。
濃縮室22内のイオン交換体はイオン交換樹脂を含むことができ、場合によってはイオン交換樹脂からなっていてもよい。濃縮室22内のイオン交換体は、カチオン交換繊維を含む不織布もしくはカチオン交換繊維を含む織布を含まなくてよいが、含んでもよい。後者の場合、濃縮室22内のイオン交換体として、濃縮室24内のイオン交換体と同様の構成のものを使用することができる。
濃縮室24内のイオン交換樹脂は、スケール生成を抑制するために、アニオン交換樹脂(AER)を含む。同様に、濃縮室22内のイオン交換樹脂がアニオン交換樹脂(AER)を含むこともできる。濃縮室22内および濃縮室24内のイオン交換樹脂はそれぞれ、アニオン交換樹脂からなっていてもよく、あるいは、アニオン交換樹脂とカチオン交換樹脂(CER)とからなっていてもよい。濃縮室24内のイオン交換樹脂のうち、アニオン交換樹脂の割合は5割以上が好ましく、より好ましくは10割(全てアニオン交換樹脂)である。濃縮室22内のイオン交換樹脂のうちのアニオン交換樹脂の割合についても同様である。
図1に示した例では、濃縮室24に充填されたイオン交換体が、アニオン交換樹脂(AER)と、カチオン交換繊維を含む不織布40とによって構成される。濃縮室22に充填されたイオン交換体は、アニオン交換樹脂(AER)によって構成され、不織布および織布のいずれも含まない。
カチオン交換繊維を含む不織布および織布は、水透過性である。そのため、不織布もしくは織布の内部で弱酸成分が遊離した際に、その不織布もしくは織布が設けられた濃縮室から排出する濃縮水の中に、遊離した弱酸成分を排出することができる。つまり、不織布40の内部で遊離した弱酸成分は、不織布40内を流れる水によって濃縮室24から排出される。要するに、カチオン交換繊維を含む不織布および織布は、濃縮室24内のアニオン交換樹脂(AER)からカチオン交換膜33への弱酸成分の移動をブロックし、かつ弱酸成分を濃縮室24から排出するよう機能する。また、カチオン交換繊維を含む不織布および織布は導電性を有するので、EDI装置の運転電圧増加を抑えることができる。
カチオン交換繊維を含む不織布もしくは織布が、その不織布もしくは織布が存在する濃縮室内の水の通水方向に平行に設置されていることが好ましい。図1では、不織布40が、濃縮室24内の水の通水方向に並行に設置されている。これは、弱酸成分(負の電荷を持つ)が移動して、脱塩室23と濃縮室24を隔てるカチオン交換膜33に到達することを抑制するために効果的であり、したがって弱酸成分によって処理水の純度が低下することを抑制するために効果的である。
また、不織布もしくは織布が、カチオン交換膜(その不織布もしくは織布が存在する濃縮室と、その濃縮室に隣接する脱塩室とを隔てるカチオン交換膜)の陰極側の面に接した状態で、設置されていることが好ましい。特には、カチオン交換膜(その不織布もしくは織布が存在する濃縮室と、その濃縮室に隣接する脱塩室とを隔てるカチオン交換膜)の陰極側の面に、その濃縮室に含まれるイオン交換樹脂が接しないようにすることが好ましい。そのために、当該カチオン交換膜の陰極側の面と当該イオン交換樹脂との間に、不織布もしくは織布を設けることができる。図1では、不織布40が、カチオン交換膜33(濃縮室24と脱塩室23とを隔てる)の陰極側の面に接している。そして、カチオン交換膜33の陰極側の面と、濃縮室24内のアニオン交換樹脂(AER)とが接しないように、不織布40がこれらの間に設けられている。これは、弱酸成分(負の電荷を持つ)が移動して、脱塩室23と濃縮室24を隔てるカチオン交換膜33に到達することを抑制するために効果的であり、したがって弱酸成分によって処理水の純度が低下することを抑制するために効果的である。
好ましくは、不織布40(もしくは織布)が、カチオン交換膜33の陰極側面の全面に接して設けられる。ただしその限りではなく、不織布40(もしくは織布)が、カチオン交換膜33の陰極側面の一部に接するように設けられてもよい。この場合、脱塩室23の出口付近に隣接するカチオン交換膜33の陰極側(例えば、図1において濃縮室24内の下半分程度のみ)に配置することが好ましい。脱塩室23の出口付近にカチオン交換膜33を通って移動してきた弱酸成分が、処理水にリークすることを防止することが容易だからである。
不織布もしくは織布の目付けは、50g/mを超えることが好ましく、100g/m以上がより好ましい。イオン交換樹脂が不織布もしくは織布を貫通してカチオン交換膜に接触することを抑制し、イオン交換樹脂からカチオン交換膜への弱酸成分の移動を抑制することが容易だからである。水透過性の観点から、目付は2000g/m以下が好ましい。
不織布もしくは織布の厚みは0.1mm以上が好ましく、0.3mm以上がより好ましい。遊離した弱酸成分を不織布もしくは織布を通して排出することが容易だからである。また、厚みは、9.0mm以下が好ましく、0.6mm以下がより好ましい。これより厚くても、弱酸成分排出効果の増大はあまり期待できないからである。
また、不織布もしくは織布の導電性の観点から、不織布もしくは織布に占めるカチオン交換繊維の質量割合(以下、「混率」と呼ぶことがある)は25質量%以上が好ましく、60質量%以上がより好ましい。物理的強度の観点から、混率は80質量%以下が好ましい。
なお、このEDI装置では、カチオン交換体が陽極室21内に充填され、アニオン交換体が陰極室25内に充填されている。しかし、陽極室21及び陰極室25には、必ずしもイオン交換体を充填する必要はない。
本発明のEDI装置に、ホウ素、炭酸およびシリカからなる群から選ばれる少なくとも1種を含む被処理水を通水して、脱イオン水を製造することができる。これら成分の被処理水中の濃度は問わない。
以下に、図1に示したEDI装置による脱イオン水(処理水)の製造について説明する。陽極室21、濃縮室22、24及び陰極室25に供給水を通水し、陽極11と陰極12との間に直流電圧を印加した状態で、脱塩室23に被処理水を通水する。すると、被処理水中のイオン成分は脱塩室23内のイオン交換体に吸着され、脱イオン化(脱塩)処理が行われ、脱塩室23から処理水として脱イオン水が流出する。このとき脱塩室23では、印加電圧によって主に異種のイオン交換体(イオン交換膜であってもよい)同士の界面で水の解離反応が起こり、水素イオン及び水酸化物イオンが生成する。そしてその水素イオンと水酸化物イオンとによって、先に脱塩室23内のイオン交換体に吸着されていたイオン成分がイオン交換されてイオン交換体から遊離する。遊離したイオン成分のうちアニオンはアニオン交換膜32を介して陽極側の濃縮室22に移動し、この濃縮室22から濃縮水として排出され、カチオンは、カチオン交換膜33を介して陰極側の濃縮室24に移動し、この濃縮室24から濃縮水として排出される。結局、脱塩室23に供給された被処理水中のイオン成分は濃縮室22、24に移行して排出され、同時に、脱塩室23のイオン交換体が再生される。なお、陽極室21及び陰極室25からは電極水が排出される。
カチオン交換膜31、アニオン交換膜32、カチオン交換膜33およびアニオン交換膜34は、それぞれEDI装置や電気透析装置(ED)の分野で公知のものを使用することができる。
陽極11及び陰極12として、EDI装置の分野で公知のものを用いることができる。例えば、陰極にはステンレス、陽極には白金などの貴金属、もしくは貴金属めっき電極が用いられる。
また、例えば、陽極11及び陰極12、陽極室21、濃縮室22及び24、脱塩室23、陰極室25、カチオン交換膜31及び33、ならびにアニオン交換膜32および34を、適宜の枠体(不図示)に収容することができる。
供給水や被処理水としても、EDI装置の分野で公知のものを用いることができる。一般的には逆浸透(RO)膜の透過水が用いられ、RO膜で2段以上処理したものがより好ましい。加えて、脱炭酸塔や脱炭酸膜を用いて炭酸を除去することもある。さらに、近年においては、EDIにて処理した水を供給水や被処理水に用いる場合もある。供給水と被処理水が同じ水であってもよく、相異なる水であってもよい。
弱酸成分がカチオン交換膜33を通過する現象は、濃縮室24内の共存イオンによる影響が大きく(例えばホウ素のカチオン交換膜通過は、炭酸、シリカ等に影響される)、濃縮室24内の共存イオンの濃度が低いほど顕著に現れる。EDI装置を2段以上連続して通水する場合、後段のEDI装置の濃縮室24における共存イオン濃度は低いため、前段のEDI装置よりも後段のEDI装置のほうが、当該現象が顕著になりやすい。このような場合、本発明を、EDI処理水が濃縮室24に供給される後段のEDI装置に適用することが特に効果的である。また、本発明は、逆浸透膜透過水が濃縮室24に供給されるEDI装置に好適に適用できる。例えば、濃縮室24に供給される逆浸透膜透過水またはEDI処理水中のホウ素濃度が1μg/L以上の場合、本発明の効果が顕著に現れ、250μg/L以上の場合に更に顕著となる。
図1に示した装置では、陽極室21、濃縮室22及び24、ならびに陰極室25に、上方から供給水を導入し、下方から水(電極水もしくは濃縮水)を排出し、また、脱塩室23には、上方から被処理水を供給し、処理水を下方へ排出している。しかし、その限りではなく、水の流れ方向は適宜決めることができる。さらに、陽極室21に外部から水を供給するのではなく、陰極室25の出口水(電極水)を陽極室21に供給してもよいし、その逆としてもよい。
なお、濃縮室が電極室を兼ねている構成も本発明に含まれる。例えば、図1に示す濃縮室24に陰極を設けて陰極室25を省略してもよい。この場合であっても、脱塩室および一対の濃縮室から構成される脱塩処理部は、陰極と陽極の間に配置される。
以上、本発明に基づくEDI装置の基本的な構成を説明したが、本発明は種々の構成のEDI装置に広く適用できるものである。以下、本発明を適用できるEDI装置の構成例を説明する。
図2は、本発明に基づくEDI装置の別の形態を示している。EDI装置は、脱塩処理部を複数個有することができる。そのために、[濃縮室|アニオン交換膜(AEM)|脱塩室|カチオン交換膜(CEM)|濃縮室]からなる基本構成(すなわちセルセット)を陽極と陰極との間に複数個並置することができる。このとき、隣接するセルセット間で隣り合う濃縮室を共有することができる。図2に示したEDI装置は、図1に示した装置において、アニオン交換膜32、脱塩室23、カチオン交換膜33及び濃縮室24で1つのセルセットが構成されるものとして、このセルセットを陽極室21に最も近い濃縮室22と陰極室25との間にN(Nは1以上の整数)個配置したものである。
陽極室21にはカチオン交換樹脂(CER)が充填され、濃縮室22、24と陰極室25にはアニオン交換樹脂(AER)が充填される。脱塩室23にはアニオン交換樹脂とカチオン交換樹脂とが混床(MB)で充填されている。それぞれのセルセットにおいて、一対の濃縮室22および24のうちの陰極側の濃縮室24には、カチオン交換繊維を含む不織布40が配される。したがって、陽極室21に最も近い濃縮室22を除いて、全ての濃縮室にカチオン交換繊維を含む不織布40が配される。換言すれば、最も陽極11に近い脱塩室よりも陰極12側に存在する濃縮室には全て、不織布40が配される。もちろん、不織布40に替えて不織布を用いてもよい。
また、陽極室21に外部から水を供給するのではなく、陰極室25の出口水が陽極室21に供給されるようになっている。また、図1に示したものと異なって、陽極室21、濃縮室22および24、ならびに陰極室25では、水の流れが下方から上方に向かう。したがって、脱塩室23内の水の流れ方向は、その両側の濃縮室22,24内の水の流れ方向と向流になっている。
なお、カチオン交換膜33を通しての濃縮室24から脱塩室23への弱酸成分の拡散は、濃縮室24における弱酸成分の濃度にも影響され、その濃度が高いほど拡散する量も増加する。濃縮室24ではその入口から出口に向かうにつれ、濃縮倍率が上がり弱酸成分の濃度も高くなる。図2に示すように、濃縮室24の入口側を脱塩室23の出口側に隣接するように配置することで、脱塩室23の処理水出口に近い位置に濃縮室24からの拡散がより多く発生することを抑えることができる。よって、濃縮室24における水の流れ方向は、隣接する脱塩室23(図2に示す形態では脱塩室23、図3および4に示す形態では第2小脱塩室27)における水の流れ方向と向流になるようにすることが好ましい。
本発明に基づくEDI装置では、各脱塩室において陽極側のアニオン交換膜と陰極側のカチオン交換膜との間に中間イオン交換膜(IIEM)を設け、中間イオン交換膜によってその脱塩室を第1小脱塩室及び第2小脱塩室に区画することができる。そして、第1小脱塩室及び第2小脱塩室のうちの一方の小脱塩室に被処理水が供給されて、その小脱塩室から流出する水が他方の小脱塩室に流入するように、第1及び第2の小脱塩室を連通配置することができる。中間イオン交換膜としては、アニオン交換膜及びカチオン交換膜のいずれも使用できる。このとき、陽極側の小脱塩室を第1小脱塩室、陰極側の小脱塩室を第2小脱塩室とする。例えば、第1小脱塩室には少なくともアニオン交換体が充填され、第2小脱塩室には少なくともカチオン交換体が充填される。
図3は、このように脱塩室を中間イオン交換膜によって2つの小脱塩室に区画したEDI装置の例を示している。このEDI装置は、図2に示すEDI装置における各脱塩室23を中間イオン交換膜36によって、陽極11側の第1小脱塩室26と陰極12側の第2小脱塩室27とに区画した構成を有する。第1小脱塩室26は、アニオン交換膜32と中間イオン交換膜36との間に位置し、第2小脱塩室27は、カチオン交換膜33と中間イオン交換膜36との間に位置する。この例では、中間イオン交換膜36として、アニオン交換膜が使用されている。
陽極11側の第1小脱塩室26にはアニオン交換樹脂が充填され、陰極12側の第2小脱塩室27にはカチオン交換樹脂が充填されている。
被処理水はまず第2小脱塩室27に供給され、第2小脱塩室27からの出口水が、第2小脱塩室27での水の流れと並流になるように、第1小脱塩室26に供給され、第1小脱塩室26から脱イオン水が処理水として得られる。第1及び第2小脱塩室26,27での水の流れ(上方から下方に向かう)に対し、陽極室21、濃縮室22,24及び陰極室25での水の流れ(下方から上方に向かう)は向流となっている。
図4は、脱塩室を中間イオン交換膜によって2つの小脱塩室に区画したEDI装置の別の例を示している。このEDI装置は、図2に示したEDI装置における各脱塩室23を、アニオン交換膜32とカチオン交換膜33との間に位置する中間イオン交換膜36によって、陽極11側の第1小脱塩室26と陰極12側の第2小脱塩室27とに区画した構成を有する。第1小脱塩室26は、アニオン交換膜32と中間イオン交換膜36との間に位置し、第2小脱塩室27は、カチオン交換膜33と中間イオン交換膜36との間に位置する。この例でも、中間イオン交換膜36として、アニオン交換膜が使用されている。
第1小脱塩室26にはアニオン交換樹脂を充填する。第2小脱塩室27の入口側領域にカチオン交換樹脂を配置し、出口側領域にアニオン交換樹脂を配置する。つまり、第2小脱塩室27に、被処理水の通水方向に沿って、カチオン交換体床及びアニオン交換体床が、この順に設けられる。
第1小脱塩室26に被処理水が供給され、第1小脱塩室26から流出する水が第2小脱塩室27に流入するように、第1小脱塩室26及び第2小脱塩室27が連通している。第2小脱塩室27から脱イオン水が処理水として得られる。したがって、脱塩室23には、被処理水が最後に通過するイオン交換体がアニオン交換体となる順序で、アニオン交換体床とカチオン交換体床とが充填されている。
この装置では、第1小脱塩室26における水の流れと、第2小脱塩室27における水の流れとが、向流となっている。
脱塩室から最終的に排出される処理水の純度を高める観点から、脱塩室において、被処理水が最後に通過するイオン交換体がアニオン交換体となる順序で、カチオン交換体床とアニオン交換体床とを交互に用いることが好ましい。これは、図4に示した形態だけでなく、図3に示す形態についても言えることである。例えば、図4に示すような形態では、第2小脱塩室27内に設けられたイオン交換体床の積層体の最終段がアニオン交換体床であることが好ましい。
本発明によれば、濃縮室24内に、アニオン交換樹脂と、カチオン交換繊維を含む不織布もしくは織布との両方を設置することによって、スケール生成を抑制しつつ、濃縮室から脱塩室に移動する弱酸成分の量を低減することができ、弱酸を容易に除去できる。
〔実施例1〕
図5に示す構成を有するEDI装置を用い、弱酸成分としてホウ素を用い、カチオン交換膜33を通してのホウ素の透過量を評価した。この装置は、次の点を除いて、図1に示す装置と同様の構成を有していた。
・脱塩室23の陽極側に位置する濃縮室が、陽極11を有し、陽極室を兼ねる濃縮室51であった。この濃縮室51にはカチオン交換樹脂を充填した。
・濃縮室51と脱塩室23とを隔てる膜として、カチオン交換膜52を用いた。
・脱塩室23に、カチオン交換樹脂を充填した。ホウ素を捕捉しないカチオン交換樹脂を脱塩室23に充填することにより、脱塩室23からホウ素を排出しやすくなる。
・陰極室25の出口水を、濃縮室51に供給した。
・濃縮室24にホウ素含有水を供給し、脱塩室23および陰極室25にホウ素を含まない水を供給した。
脱塩室23の出口水中のホウ素濃度を測定した。ホウ素の透過量は、脱塩室23の出口水に含まれるホウ素の質量流量(ホウ素濃度×脱塩室出口水流量)を、カチオン交換膜33の有効膜面積で除した値である。
用いたEDI装置の仕様および試験条件を以下に示す。濃縮室51および脱塩室23に充填したカチオン交換樹脂(CER)は共通であり、濃縮室24および陰極室25に充填したアニオン交換樹脂(AER)は共通である。
・濃縮室51:寸法 縦50×横40×厚さ10mm、CER充填
・脱塩室23:寸法 縦50×横40×厚さ10mm、CER充填
・濃縮室24:寸法 縦50×横40×厚さ10mm、AER充填
・陰極室25:寸法 縦50×横40×厚さ10mm、AER充填
・CER:強酸性カチオン交換樹脂(粒径:0.5mm、母体:スチレン・ジビニルベンゼン共重合体)
・AER:強塩基性アニオン交換樹脂(粒径:0.5mm、母体:スチレン・ジビニルベンゼン共重合体)
・不織布40:表1に示す厚み、混率、目付けを有する、カチオン交換繊維を含む不織布(基材はポリプロピレン)
・ホウ素非含有水:超純水(比抵抗18.2MΩ・cm、ホウ素濃度20ng/L未満)
・ホウ素含有水:上記ホウ素非含有水にホウ素を250μg/Lで添加したもの
・各室から排出される水の流量:6L/h
・印加電流密度:1.0A/dm
〔実施例2~5〕
不織布40として、それぞれ表1に示す性状を有するカチオン交換繊維を含む不織布を用いたこと以外は実施例1と同様にして、ホウ素透過量を求めた。
〔比較例1〕
EDI装置に不織布40を設けなかったこと以外は実施例1と同様にして、ホウ素透過量を求めた。
各例で得られたホウ素透過量と、ホウ素透過量測定の際の陽極と陰極の間の電圧を、表1に示す。比較例1と比べて、実施例1~5においては、濃縮室から脱塩室に透過するホウ素量を減少させることができた。
Figure 0007224994000001
11 陽極
12 陰極
21 陽極室
22、24 濃縮室
23 脱塩室
25 陰極室
26 第1小脱塩室
27 第2小脱塩室
31、33、52 カチオン交換膜(CEM)
32、34 アニオン交換膜(AEM)
36 中間イオン交換膜(IIEM)
51 陽極室を兼ねる濃縮室

Claims (6)

  1. 対向する陰極と陽極との間に少なくとも一つの脱塩処理部が設けられ、
    前記脱塩処理部は、イオン交換体が充填された脱塩室と、該脱塩室の両隣に設けられる一対の濃縮室とを有し、前記一対の濃縮室のそれぞれにイオン交換体が充填され、
    前記脱塩室は、前記一対の濃縮室のうちの前記陰極側の濃縮室にカチオン交換膜を介して隣接するとともに、前記一対の濃縮室のうちの前記陽極側の濃縮室にアニオン交換膜を介して隣接し、
    前記脱塩室に被処理水を通水して前記脱塩室から脱イオン水を得る電気式脱イオン水製造装置であって、
    前記一対の濃縮室のうちの前記陰極側の濃縮室に充填されたイオン交換体は、アニオン交換樹脂を含むイオン交換樹脂と、カチオン交換繊維を含む不織布もしくは織布とを含み、
    前記不織布もしくは織布が、その不織布もしくは織布が存在する濃縮室とその濃縮室に隣接する脱塩室とを隔てる前記カチオン交換膜の陰極側の面に接した状態で、設置されており、
    前記脱塩室と、陽極側の濃縮室には、前記不織布もしくは織布を含まない
    電気式脱イオン水製造装置。
  2. 前記不織布もしくは織布が、その不織布もしくは織布が存在する濃縮室内の水の通水方向に平行に設置されている、請求項1に記載の電気式脱イオン水製造装置。
  3. 前記不織布もしくは織布の目付けが50g/mを超える、請求項1又は2に記載の電気式脱イオン水製造装置。
  4. 前記不織布もしくは織布の厚みが0.1mm以上である、請求項1~のいずれか一項に記載の電気式脱イオン水製造装置。
  5. 前記不織布もしくは織布に占めるカチオン交換繊維の割合が25質量%以上である、請求項1~のいずれか一項に記載の電気式脱イオン水製造装置。
  6. 電気式脱イオン水製造装置の脱塩室に被処理水を通水して脱イオン水を製造する、脱イオン水の製造方法であって、
    前記被処理水が、ホウ素、炭酸およびシリカからなる群から選ばれる少なくとも1種を含み、
    前記電気式脱イオン水製造装置が、請求項1~のいずれか一項に記載の電気式脱イオン水製造装置であることを特徴とする、脱イオン水の製造方法。
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