JP7224504B2 - 蓄熱給湯装置 - Google Patents
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Description
本開示は、蓄熱槽を備える蓄熱給湯装置に関する。
従来、蓄熱槽に蓄えられた熱を利用して給湯する蓄熱給湯装置が知られている。このような蓄熱給湯装置は、熱媒体が蓄熱槽と熱交換器とを循環して流れる利用側回路と、冷媒が流れるヒートポンプサイクル等の熱源側回路とにおいて、熱交換器によって熱交換が行われ、熱源側回路によって生成された熱が利用側回路に供給されるものである。特許文献1には、蓄熱槽が、高温側蓄熱材及び、高温側蓄熱材よりも融点が低く、高温側蓄熱材に対して利用側回路における下流側に設けられた低温側蓄熱材を有する蓄熱給湯装置が開示されている。特許文献1において、低温側蓄熱材が低温で融解していることで、蓄熱槽の下流側の温度は、低温側蓄熱材の融点付近で安定している。このため、蓄熱槽から流出する熱媒体の温度は、上昇することが抑制されている。特許文献1は、これにより、熱源側熱交換機での熱交換量を確保しようとするものである。
しかしながら、特許文献1に開示された蓄熱給湯装置は、熱媒体を加熱すること及び、熱媒体から吸熱することの両方を同時に行うことができない。即ち、蓄熱給湯装置の運転は、蓄熱又は給湯のいずれかに限定されている。したがって、特許文献1は、蓄熱槽に蓄えられている熱を使用しきってしまった場合、供給される湯が要求された温度に満たない湯切れに陥る虞がある。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたもので、蓄熱及び給湯を同時に行うことにより、湯切れが生じ難い蓄熱給湯装置を提供するものである。
本開示に係る蓄熱給湯装置は、熱媒体を加熱する熱源と、熱源によって加熱された熱媒体が循環する利用側回路と、を備え、利用側回路は、熱源と内部を流れる熱媒体との間で熱交換を行う受熱部と、内部を流れる熱媒体と周囲に充填された第1蓄熱材との間で熱交換を行う第1熱交換器が内部に設けられた第1蓄熱槽と、内部を流れる熱媒体と周囲に充填された第2蓄熱材との間で熱交換を行う第2熱交換器が内部に設けられた第2蓄熱槽と、を有する蓄熱槽と、受熱部と蓄熱槽とを接続する利用側配管と、を有し、第1熱交換器は、熱媒体が流入する第1入口部と、熱媒体が流出する第1出口部と、を有し、第2熱交換器は、第1出口部と接続し、熱媒体が流入する第2入口部と、熱媒体が流出する第2出口部と、を有し、利用側配管は、受熱部と、第1入口部とを接続する第1配管と、第2出口部と、受熱部とを接続する第2配管と、第1配管に接続され、第1配管に熱媒体を流入させる流入配管と、第2配管に接続され、第2配管から熱媒体を流出させる流出配管と、流入配管に設けられ、熱媒体の流れを制御する第1制御弁と、第2配管において流出配管が接続される箇所よりも受熱部側に設けられ、熱媒体の流れを制御する第2制御弁と、第1制御弁を介して流入配管に接続されると共に、第2入口部に接続される第1バイパス配管と、第1出口部に接続されると共に、第2制御弁を介して第2配管に接続される第2バイパス配管と、を有する。
本開示によれば、蓄熱給湯装置は、第1バイパス配管及び第2バイパス配管を有している。第1制御弁が第1制御弁よりも蓄熱槽側に延びる流入配管を閉止することで、第1バイパス配管を流れる熱媒体は、第1蓄熱槽をバイパスして流れる。また、第2制御弁が第2制御弁よりも蓄熱槽側に延びる第2配管を閉止することで、第2バイパス配管を流れる熱媒体は、第2蓄熱槽をバイパスして流れる。この際に、蓄熱給湯装置は、蓄熱及び給湯を同時に行うことが出来る。したがって、蓄熱給湯装置は、蓄熱槽全体として継続して蓄熱されるため、湯切れが生じ難い。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る蓄熱給湯装置1を示す回路図である。図1に示すように、蓄熱給湯装置1は、熱源2、利用側回路3及び制御部4を有している。
図1は、実施の形態1に係る蓄熱給湯装置1を示す回路図である。図1に示すように、蓄熱給湯装置1は、熱源2、利用側回路3及び制御部4を有している。
(熱源2)
熱源2は、熱媒体を加熱するものであり、冷媒回路5及び副回路6を有している。冷媒回路5は、冷媒配管15、圧縮機11、熱源側熱交換器12、膨張弁13及び蒸発器14を有する。冷媒回路5は、圧縮機11、熱源側熱交換器12、膨張弁13及び蒸発器14が冷媒配管15によって接続され、内部に冷媒が流れることでヒートポンプサイクルを構成している。副回路6は、副配管31及び副ポンプ32からなり、冷媒回路5から利用側回路3に熱を移動させる回路である。なお、熱源2は、ボイラー等であってもよい。
熱源2は、熱媒体を加熱するものであり、冷媒回路5及び副回路6を有している。冷媒回路5は、冷媒配管15、圧縮機11、熱源側熱交換器12、膨張弁13及び蒸発器14を有する。冷媒回路5は、圧縮機11、熱源側熱交換器12、膨張弁13及び蒸発器14が冷媒配管15によって接続され、内部に冷媒が流れることでヒートポンプサイクルを構成している。副回路6は、副配管31及び副ポンプ32からなり、冷媒回路5から利用側回路3に熱を移動させる回路である。なお、熱源2は、ボイラー等であってもよい。
(冷媒回路5)
冷媒配管15は、内部に冷媒が流れる管である。圧縮機11は、容量制御可能なインバータ圧縮機等で構成され、低温且つ低圧のガス冷媒を吸引及び圧縮し、高温且つ高圧のガス冷媒の状態にして吐出する。熱源側熱交換器12は、内部に設けられた冷媒回路管21と第1副回路管22との間で熱交換をする。冷媒回路管21は、冷媒配管15と接続される管である。第1副回路管22は、熱源側熱交換器12において、副配管31と接続される管である。熱源側熱交換器12は、例えば、プレート式熱交換器である。膨張弁13は、高圧の冷媒を減圧及び膨張させて低圧の二相冷媒にする。蒸発器14は、内部を流れる冷媒と外気とで熱交換を行い、冷媒を蒸発させる。蒸発器14は、例えば、プレートフィン式熱交換器である。
冷媒配管15は、内部に冷媒が流れる管である。圧縮機11は、容量制御可能なインバータ圧縮機等で構成され、低温且つ低圧のガス冷媒を吸引及び圧縮し、高温且つ高圧のガス冷媒の状態にして吐出する。熱源側熱交換器12は、内部に設けられた冷媒回路管21と第1副回路管22との間で熱交換をする。冷媒回路管21は、冷媒配管15と接続される管である。第1副回路管22は、熱源側熱交換器12において、副配管31と接続される管である。熱源側熱交換器12は、例えば、プレート式熱交換器である。膨張弁13は、高圧の冷媒を減圧及び膨張させて低圧の二相冷媒にする。蒸発器14は、内部を流れる冷媒と外気とで熱交換を行い、冷媒を蒸発させる。蒸発器14は、例えば、プレートフィン式熱交換器である。
(副回路6)
副配管31は、熱媒体が循環する管である。副ポンプ32は、副配管31に設けられ、副配管31を流れる熱媒体を送るポンプである。なお、副回路6は、副配管31が分岐し、熱源側熱交換器12で加熱された熱媒体を室内等に設けられた現地暖房回路(図示せず)に搬送するようにしてもよい。これにより、副回路6は、室内等に放熱することができる。
副配管31は、熱媒体が循環する管である。副ポンプ32は、副配管31に設けられ、副配管31を流れる熱媒体を送るポンプである。なお、副回路6は、副配管31が分岐し、熱源側熱交換器12で加熱された熱媒体を室内等に設けられた現地暖房回路(図示せず)に搬送するようにしてもよい。これにより、副回路6は、室内等に放熱することができる。
(利用側回路3)
利用側回路3は、利用側配管7、受熱部40、利用側ポンプ41、蓄熱槽42、第1温度検知部81及び第2温度検知部84を有する。利用側回路3は、受熱部40、利用側ポンプ41及び蓄熱槽42が利用側配管7によって接続されることで、内部に水等の熱媒体が循環し、温水等を提供する回路である。利用側配管7は、第1配管43、第2配管44、流入配管45、流出配管46、第1バイパス配管49及び第2バイパス配管50を有する。
利用側回路3は、利用側配管7、受熱部40、利用側ポンプ41、蓄熱槽42、第1温度検知部81及び第2温度検知部84を有する。利用側回路3は、受熱部40、利用側ポンプ41及び蓄熱槽42が利用側配管7によって接続されることで、内部に水等の熱媒体が循環し、温水等を提供する回路である。利用側配管7は、第1配管43、第2配管44、流入配管45、流出配管46、第1バイパス配管49及び第2バイパス配管50を有する。
(受熱部40、利用側ポンプ41)
受熱部40は、内部に設けられた利用側回路管61と第2副回路管62との間で熱交換をする。利用側回路管61は、受熱部40において、第1配管43と接続される管である。第2副回路管62は、受熱部40において、副配管31と接続される管である。利用側ポンプ41は、第1配管43に設けられ、第1配管43を流れる熱媒体を送るポンプである。
受熱部40は、内部に設けられた利用側回路管61と第2副回路管62との間で熱交換をする。利用側回路管61は、受熱部40において、第1配管43と接続される管である。第2副回路管62は、受熱部40において、副配管31と接続される管である。利用側ポンプ41は、第1配管43に設けられ、第1配管43を流れる熱媒体を送るポンプである。
(蓄熱槽42)
蓄熱槽42は、内部に熱を蓄えるものである。蓄熱槽42は、利用側回路3における上流側に位置する第1蓄熱槽71、利用側回路3における下流側に位置する第2蓄熱槽72及び界面部73を有している。
蓄熱槽42は、内部に熱を蓄えるものである。蓄熱槽42は、利用側回路3における上流側に位置する第1蓄熱槽71、利用側回路3における下流側に位置する第2蓄熱槽72及び界面部73を有している。
(第1蓄熱槽71)
第1蓄熱槽71は、蓄熱槽42における下部に設けられ、第1蓄熱材82及び第1熱交換器83を有している。なお、第1蓄熱槽71は、蓄熱槽42における下部に設けられなくてもよい。また、第1蓄熱槽71には、第1温度検知部81が設けられている。第1蓄熱材82は、第1蓄熱槽71の内部に充填された蓄熱材である。第1蓄熱材82は、例えば、水といった比熱が1以上且つ、融点が40℃~100℃の物質である。第1熱交換器83は、例えば、プレートフィン式熱交換器であり、内部に流れる熱媒体と第1熱交換器83の周囲の第1蓄熱材82との間で熱交換を行う。また、第1熱交換器83は、第1入口部94及び第1出口部95を有する。第1入口部94は、熱媒体が流入する開口が形成された部分である。第1出口部95は、熱媒体が流出する開口が形成された部分である。第1温度検知部81は、第1蓄熱槽71の内部の温度を検知するものである。
第1蓄熱槽71は、蓄熱槽42における下部に設けられ、第1蓄熱材82及び第1熱交換器83を有している。なお、第1蓄熱槽71は、蓄熱槽42における下部に設けられなくてもよい。また、第1蓄熱槽71には、第1温度検知部81が設けられている。第1蓄熱材82は、第1蓄熱槽71の内部に充填された蓄熱材である。第1蓄熱材82は、例えば、水といった比熱が1以上且つ、融点が40℃~100℃の物質である。第1熱交換器83は、例えば、プレートフィン式熱交換器であり、内部に流れる熱媒体と第1熱交換器83の周囲の第1蓄熱材82との間で熱交換を行う。また、第1熱交換器83は、第1入口部94及び第1出口部95を有する。第1入口部94は、熱媒体が流入する開口が形成された部分である。第1出口部95は、熱媒体が流出する開口が形成された部分である。第1温度検知部81は、第1蓄熱槽71の内部の温度を検知するものである。
(第2蓄熱槽72)
第2蓄熱槽72は、蓄熱槽42における上部に設けられ、第2蓄熱材85及び第2熱交換器86を有している。なお、第2蓄熱槽72は、蓄熱槽42における上部に設けられなくてもよい。また、第2蓄熱槽72には、第2温度検知部84が設けられている。第2蓄熱材85は、第2蓄熱槽72の内部に充填された蓄熱材である。第2蓄熱材85は、例えば、水といった比熱が1以上且つ、融点が40℃~100℃の物質である。第2熱交換器86は、例えば、プレートフィン式熱交換器であり、内部に流れる熱媒体と第2熱交換器86の周囲の第2蓄熱材85との間で熱交換を行う。また、第2熱交換器86は、第2入口部96及び第2出口部97を有する。第2入口部96は、熱媒体が流入する開口が形成された部分である。第2出口部97は、熱媒体が流出する開口が形成された部分である。また、第2入口部96は、第1熱交換器83の第1出口部95に接続されている。第2温度検知部84は、第2蓄熱槽72の内部の温度を検知するものである。
第2蓄熱槽72は、蓄熱槽42における上部に設けられ、第2蓄熱材85及び第2熱交換器86を有している。なお、第2蓄熱槽72は、蓄熱槽42における上部に設けられなくてもよい。また、第2蓄熱槽72には、第2温度検知部84が設けられている。第2蓄熱材85は、第2蓄熱槽72の内部に充填された蓄熱材である。第2蓄熱材85は、例えば、水といった比熱が1以上且つ、融点が40℃~100℃の物質である。第2熱交換器86は、例えば、プレートフィン式熱交換器であり、内部に流れる熱媒体と第2熱交換器86の周囲の第2蓄熱材85との間で熱交換を行う。また、第2熱交換器86は、第2入口部96及び第2出口部97を有する。第2入口部96は、熱媒体が流入する開口が形成された部分である。第2出口部97は、熱媒体が流出する開口が形成された部分である。また、第2入口部96は、第1熱交換器83の第1出口部95に接続されている。第2温度検知部84は、第2蓄熱槽72の内部の温度を検知するものである。
(界面部73)
界面部73は、蓄熱槽42の内部における中央に設けられており、第1蓄熱槽71と第2蓄熱槽72とを区画する板状の部材である。
界面部73は、蓄熱槽42の内部における中央に設けられており、第1蓄熱槽71と第2蓄熱槽72とを区画する板状の部材である。
(第1配管43、第2配管44、流入配管45、流出配管46)
第1配管43は、利用側回路管61と第1蓄熱槽71の第1入口部94とを接続する配管である。第2配管44は、第2蓄熱槽72の第2出口部97と利用側回路管61とを接続する配管である。また、第2配管44において流出配管46が接続される箇所よりも受熱部40側の箇所には、第2制御弁48が設けられている。流入配管45は、第1配管43に接続され、熱媒体を水源(図示せず)等から第1配管43に流入させる配管である。また、流入配管45には、第1制御弁47が設けられている。流出配管46は、第2配管44に接続され、熱媒体を第2配管44から蛇口(図示せず)等に流出させる配管である。また、流出配管46には、閉鎖弁87が設けられている。閉鎖弁87は、流出配管46に設けられ、流出配管46を流れる熱媒体の流量を制御する弁である。
第1配管43は、利用側回路管61と第1蓄熱槽71の第1入口部94とを接続する配管である。第2配管44は、第2蓄熱槽72の第2出口部97と利用側回路管61とを接続する配管である。また、第2配管44において流出配管46が接続される箇所よりも受熱部40側の箇所には、第2制御弁48が設けられている。流入配管45は、第1配管43に接続され、熱媒体を水源(図示せず)等から第1配管43に流入させる配管である。また、流入配管45には、第1制御弁47が設けられている。流出配管46は、第2配管44に接続され、熱媒体を第2配管44から蛇口(図示せず)等に流出させる配管である。また、流出配管46には、閉鎖弁87が設けられている。閉鎖弁87は、流出配管46に設けられ、流出配管46を流れる熱媒体の流量を制御する弁である。
(第1バイパス配管49、第2バイパス配管50)
第1バイパス配管49は、第1制御弁47を介して流入配管45に接続されると共に、第2入口部96に接続される配管である。第2バイパス配管50は、第1熱交換器83の第1出口部95に接続されると共に、第2制御弁48を介して第2配管44に接続される配管である。
第1バイパス配管49は、第1制御弁47を介して流入配管45に接続されると共に、第2入口部96に接続される配管である。第2バイパス配管50は、第1熱交換器83の第1出口部95に接続されると共に、第2制御弁48を介して第2配管44に接続される配管である。
(第1制御弁47、第2制御弁48)
第1制御弁47は、例えば、三方弁であり、流入配管45を流れる熱媒体の流れ方向を制御する弁である。第1制御弁47は、内部に設けられた弁の開閉状態を切り替えることにより、第1制御弁47の上流側の流入配管45を流れる熱媒体を第1バイパス配管49に流入させ、又は第1制御弁47の下流側の流入配管45に流入させる。なお、第1制御弁47は、三方弁ではなく、二方弁等を組み合わせて三方弁と同等の機能を実現させたものでもよい。第2制御弁48は、例えば、三方弁であり、第2配管44を流れる熱媒体の流れ方向を制御する弁である。第2制御弁48は、内部に設けられた弁の開閉状態を切り替えることにより、第2制御弁48の上流側の第2配管44を流れる熱媒体、又は第2バイパス配管50を流れる熱媒体を第2制御弁48の下流側の第2配管44に流入させる。また、第2制御弁48は、内部に設けられた弁の開閉状態を切り替えることにより、第2制御弁48の下流側の第2配管44への熱媒体の流入を停止させる。なお、第2制御弁48は、三方弁ではなく、二方弁等を組み合わせて三方弁と同等の機能を実現させたものでもよい。
第1制御弁47は、例えば、三方弁であり、流入配管45を流れる熱媒体の流れ方向を制御する弁である。第1制御弁47は、内部に設けられた弁の開閉状態を切り替えることにより、第1制御弁47の上流側の流入配管45を流れる熱媒体を第1バイパス配管49に流入させ、又は第1制御弁47の下流側の流入配管45に流入させる。なお、第1制御弁47は、三方弁ではなく、二方弁等を組み合わせて三方弁と同等の機能を実現させたものでもよい。第2制御弁48は、例えば、三方弁であり、第2配管44を流れる熱媒体の流れ方向を制御する弁である。第2制御弁48は、内部に設けられた弁の開閉状態を切り替えることにより、第2制御弁48の上流側の第2配管44を流れる熱媒体、又は第2バイパス配管50を流れる熱媒体を第2制御弁48の下流側の第2配管44に流入させる。また、第2制御弁48は、内部に設けられた弁の開閉状態を切り替えることにより、第2制御弁48の下流側の第2配管44への熱媒体の流入を停止させる。なお、第2制御弁48は、三方弁ではなく、二方弁等を組み合わせて三方弁と同等の機能を実現させたものでもよい。
(制御部4)
制御部4は、例えば、熱源2が格納された筐体(図示せず)に設けられている。制御部4は、専用のハードウェア又は記憶部に格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ又はプロセッサともいう)で構成される。制御部4が専用のハードウェアである場合、制御部4は、例えば、単一回路、複合回路、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又は、これらを組み合わせたものが該当する。制御部4が実現する各機能部のそれぞれを、個別のハードウェアで実現してもよいし、各機能部を一つのハードウェアで実現してもよい。
制御部4は、例えば、熱源2が格納された筐体(図示せず)に設けられている。制御部4は、専用のハードウェア又は記憶部に格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ又はプロセッサともいう)で構成される。制御部4が専用のハードウェアである場合、制御部4は、例えば、単一回路、複合回路、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又は、これらを組み合わせたものが該当する。制御部4が実現する各機能部のそれぞれを、個別のハードウェアで実現してもよいし、各機能部を一つのハードウェアで実現してもよい。
制御部4がCPUの場合、制御部4が実行する各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェア及びファームウェアはプログラムとして記述され、記憶部(図示せず)に格納される。CPUは、記憶部に格納されたプログラムを読み出して実行することにより、各機能を実現する。ここで、記憶部は、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、EEPROM等の不揮発性又は揮発性の半導体メモリである。なお、制御部4の機能の一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェア又はファームウェアで実現するようにしてもよい。
制御部4は、蓄熱運転、給湯運転及び蓄熱給湯同時運転の何れかを蓄熱給湯装置1の運転モードとして設定する。制御部4は、設定された運転モードに応じて、圧縮機11、副ポンプ32、利用側ポンプ41、第1制御弁47及び第2制御弁48等を制御する。
ここで、熱源2の運転動作について説明する。先ず、冷媒配管15の内部を流れる低温且つ低圧のガス冷媒は、圧縮機11に吸引及び圧縮され、高温且つ高圧のガス冷媒として吐出される。次に、圧縮機11から吐出された冷媒は、熱源側熱交換器12の冷媒回路管21に流入し、第1副回路管22を流れる熱媒体との間で熱交換されることで、凝縮する。凝縮した冷媒は、膨張弁13に流入し、減圧及び膨張されることで低圧の二相冷媒になる。そして、膨張弁13から流出し、低圧となった冷媒は、蒸発器14に流入し、外気とで熱交換を行うことで、蒸発する。
また、熱源側熱交換器12において、第1副回路管22を流れる熱媒体は、冷媒回路管21を流れる冷媒と熱交換され、加熱される。次に、副配管31を流れる加熱された熱媒体は、副ポンプ32によって送られ、受熱部40の第2副回路管62に流入する。第2副回路管62に流入した熱媒体は、利用側回路管61を流れる熱媒体と熱交換され、利用側回路管61を流れる熱媒体を加熱する。そして、第2副回路管62を流れ、熱交換された熱媒体は、第2副回路管62から流出し、副配管31を流れ、再び、熱源側熱交換器12に流入する。
(蓄熱運転)
更に、蓄熱給湯装置1の運転モードについて、説明する。先ず、蓄熱運転について、説明する。蓄熱運転は、第1蓄熱槽71及び第2蓄熱槽72の両方に蓄熱をする運転モードである。蓄熱運転は、第1温度検知部81又は第2温度検知部84が検知した温度が予め定められた閾値である蓄熱閾値よりも低い場合に設定される。蓄熱運転において、圧縮機11及び利用側ポンプ41は、稼働している。また、閉鎖弁87は、閉止されている。更に、第1制御弁47は、第1バイパス配管49を閉止し、第2制御弁48は、第2バイパス配管50を閉止している。
更に、蓄熱給湯装置1の運転モードについて、説明する。先ず、蓄熱運転について、説明する。蓄熱運転は、第1蓄熱槽71及び第2蓄熱槽72の両方に蓄熱をする運転モードである。蓄熱運転は、第1温度検知部81又は第2温度検知部84が検知した温度が予め定められた閾値である蓄熱閾値よりも低い場合に設定される。蓄熱運転において、圧縮機11及び利用側ポンプ41は、稼働している。また、閉鎖弁87は、閉止されている。更に、第1制御弁47は、第1バイパス配管49を閉止し、第2制御弁48は、第2バイパス配管50を閉止している。
蓄熱運転において、熱媒体は、次のように利用側回路3を循環する。先ず、熱媒体は、受熱部40の利用側回路管61で加熱され、第1配管43を通過する。第1配管43を通過した熱媒体は、第1蓄熱槽71に搬送され、第1熱交換器83において第1蓄熱材82と熱交換される。即ち、第1蓄熱槽71は、熱媒体が放出した熱を蓄える。次に、第1蓄熱槽71から流れ出した熱媒体は、第2蓄熱槽72に搬送され、第2熱交換器86において、第2蓄熱材85と熱交換される。即ち、第2蓄熱槽72は、熱媒体が放出した熱を蓄える。そして、第2蓄熱材85から流れ出した熱媒体は、第2配管44を通過し、再び、受熱部40の利用側回路管61を流れる。
(給湯運転)
次に、給湯運転について、説明する。給湯運転は、第1蓄熱槽71及び第2蓄熱槽72に蓄えられた熱を利用して加熱された熱媒体を利用者等に提供する運転モードである。給湯運転は、蓄熱給湯装置1に利用者等から給湯が指示された場合に設定される。また、給湯運転は、蓄熱給湯同時運転中において、第2温度検知部84が検知した温度が、予め定められた閾値である第2閾値よりも低い場合にも設定される。給湯運転において、圧縮機11及び利用側ポンプ41は、停止している。また、閉鎖弁87は、開放されている。更に、第1制御弁47は、第1バイパス配管49を閉止し、第2制御弁48は、第2制御弁48よりも受熱部40側に延びる第2配管44を閉止している。
次に、給湯運転について、説明する。給湯運転は、第1蓄熱槽71及び第2蓄熱槽72に蓄えられた熱を利用して加熱された熱媒体を利用者等に提供する運転モードである。給湯運転は、蓄熱給湯装置1に利用者等から給湯が指示された場合に設定される。また、給湯運転は、蓄熱給湯同時運転中において、第2温度検知部84が検知した温度が、予め定められた閾値である第2閾値よりも低い場合にも設定される。給湯運転において、圧縮機11及び利用側ポンプ41は、停止している。また、閉鎖弁87は、開放されている。更に、第1制御弁47は、第1バイパス配管49を閉止し、第2制御弁48は、第2制御弁48よりも受熱部40側に延びる第2配管44を閉止している。
給湯運転において、熱媒体は、次のように利用側回路3を流れる。先ず、閉鎖弁87の開放に伴い、流入配管45から低温の熱媒体が第1配管43に流入する。第1配管43を通過した熱媒体は、第1蓄熱槽71に搬送され、第1熱交換器83において第1蓄熱材82と熱交換される。即ち、熱媒体は、第1蓄熱槽71によって加熱される。次に、第1蓄熱槽71から流れ出した熱媒体は、第2蓄熱槽72に搬送され、第2熱交換器86において、第2蓄熱材85と熱交換される。即ち、熱媒体は、第2蓄熱槽72によって加熱される。そして、第2蓄熱材85から流れ出した熱媒体は、第2配管44を通過し、流出配管46から利用者等に提供される。
(蓄熱給湯同時運転)
最後に、蓄熱給湯同時運転について、説明する。蓄熱給湯同時運転とは、利用側回路3において、給湯及び蓄熱を同時に行う運転モードである。蓄熱給湯同時運転は、給湯運転中において、第1温度検知部81が検知した温度が、予め定められた閾値である第1閾値よりも低い場合に設定される。蓄熱給湯同時運転において、圧縮機11及び利用側ポンプ41は、稼働している。また、閉鎖弁87は、開放されている。更に、第1制御弁47は、第1制御弁47よりも蓄熱槽42側に延びる流入配管45を閉止し、第2制御弁48は、第2制御弁48よりも蓄熱槽42側に延びる第2配管44を閉止している。
最後に、蓄熱給湯同時運転について、説明する。蓄熱給湯同時運転とは、利用側回路3において、給湯及び蓄熱を同時に行う運転モードである。蓄熱給湯同時運転は、給湯運転中において、第1温度検知部81が検知した温度が、予め定められた閾値である第1閾値よりも低い場合に設定される。蓄熱給湯同時運転において、圧縮機11及び利用側ポンプ41は、稼働している。また、閉鎖弁87は、開放されている。更に、第1制御弁47は、第1制御弁47よりも蓄熱槽42側に延びる流入配管45を閉止し、第2制御弁48は、第2制御弁48よりも蓄熱槽42側に延びる第2配管44を閉止している。
蓄熱給湯同時運転において、熱媒体は、次のように利用側回路3を流れる。先ず、閉鎖弁87の開放に伴い、流入配管45から低温の熱媒体が第1バイパス配管49に流入する。第1バイパス配管49を通過した熱媒体は、第2蓄熱槽72に搬送され、第2熱交換器86において第2蓄熱材85と熱交換される。即ち、熱媒体は、第2蓄熱槽72によって加熱される。次に、第2蓄熱材85から流れ出した熱媒体は、第2配管44を通過し、流出配管46から利用者等に提供される。
また、熱媒体は、次のように利用側回路3を循環する。先ず、熱媒体は、受熱部40の利用側回路管61で加熱され、第1配管43を通過する。第1配管43を通過した熱媒体は、第1蓄熱槽71に搬送され、第1熱交換器83において第1蓄熱材82と熱交換される。即ち、第1蓄熱槽71は、熱媒体が放出した熱を蓄える。次に、第1蓄熱槽71から流れ出した熱媒体は、第2バイパス配管50を通過する。更に、第2バイパス配管50を通過した熱媒体は、第2配管44において、第2制御弁48よりも受熱部40側に延びる部分を通過し、再び、受熱部40の利用側回路管61を流れる。
図2は、実施の形態1に係る制御部4を示す機能ブロック図である。図2に示すように、制御部4は、第1温度検知手段91、第2温度検知手段92及び制御手段93を有している。第1温度検知手段91、第2温度検知手段92及び制御手段93は、アルゴリズムからなる。
(第1温度検知手段91、第2温度検知手段92)
第1温度検知手段91は、第1温度検知部81が検知した第1蓄熱槽71の内部の温度情報を受信する。第2温度検知手段92は、第2温度検知部84が検知した第2蓄熱槽72の内部の温度情報を受信する。
第1温度検知手段91は、第1温度検知部81が検知した第1蓄熱槽71の内部の温度情報を受信する。第2温度検知手段92は、第2温度検知部84が検知した第2蓄熱槽72の内部の温度情報を受信する。
(制御手段93)
制御手段93は、設定された運転モードに応じて、圧縮機11、副ポンプ32、利用側ポンプ41、第1制御弁47及び第2制御弁48等を制御する。
制御手段93は、設定された運転モードに応じて、圧縮機11、副ポンプ32、利用側ポンプ41、第1制御弁47及び第2制御弁48等を制御する。
(運転モードの決定)
図3は、実施の形態1に係る制御部4の動作を示すフローチャートである。ここで、蓄熱給湯装置1が運転モードを決定する手順について、図3を用いて説明する。先ず、蓄熱給湯装置1は、給湯指示がされているか否かを判定する(ステップS1)。給湯指示がされていない場合(ステップS1のNO)、制御手段93は、第1温度検知手段91が検知した温度又は第2温度検知手段92が検知した温度が蓄熱閾値よりも低いか否かを判定する(ステップS2)。第1温度検知手段91が検知した温度又は第2温度検知手段92が検知した温度が蓄熱閾値よりも低い場合(ステップS2のYES)、第1蓄熱槽71又は第2蓄熱槽72に蓄えられている熱量が少ないことが想定されるため、制御手段93は、蓄熱運転を行うように各機器を制御する(ステップS3)。第1温度検知手段91及び第2温度検知手段92が検知した温度が蓄熱閾値以上の場合(ステップS2のNO)、第1蓄熱槽71及び第2蓄熱槽72には十分な熱量が蓄えられていることが想定されるため、蓄熱給湯装置1は、蓄熱運転を行わない。
図3は、実施の形態1に係る制御部4の動作を示すフローチャートである。ここで、蓄熱給湯装置1が運転モードを決定する手順について、図3を用いて説明する。先ず、蓄熱給湯装置1は、給湯指示がされているか否かを判定する(ステップS1)。給湯指示がされていない場合(ステップS1のNO)、制御手段93は、第1温度検知手段91が検知した温度又は第2温度検知手段92が検知した温度が蓄熱閾値よりも低いか否かを判定する(ステップS2)。第1温度検知手段91が検知した温度又は第2温度検知手段92が検知した温度が蓄熱閾値よりも低い場合(ステップS2のYES)、第1蓄熱槽71又は第2蓄熱槽72に蓄えられている熱量が少ないことが想定されるため、制御手段93は、蓄熱運転を行うように各機器を制御する(ステップS3)。第1温度検知手段91及び第2温度検知手段92が検知した温度が蓄熱閾値以上の場合(ステップS2のNO)、第1蓄熱槽71及び第2蓄熱槽72には十分な熱量が蓄えられていることが想定されるため、蓄熱給湯装置1は、蓄熱運転を行わない。
給湯指示がされている場合(ステップS1のYES)、制御手段93は、給湯運転を行うように各器機を制御する(ステップS4)。続いて、制御手段93は、第1温度検知手段91が検知した温度が第1閾値よりも低いか否かを判定する(ステップS5)。第1温度検知手段91が検知した温度が第1閾値以上である場合(ステップS5のNO)、第1蓄熱槽71には十分な熱量が蓄えられていることが想定されるため、制御手段93は、給湯運転を維持する。第1温度検知手段91が検知した温度が第1閾値よりも低い場合(ステップS5のYES)、第1蓄熱槽71に蓄えられている熱量が少ないことが想定されるため、制御手段93は、蓄熱給湯同時運転を行うように各器機を制御する(ステップS6)。更に、制御手段93は、第2温度検知手段92が検知した温度が第2閾値よりも低いか否かを判定する(ステップS7)。第2温度検知手段92が検知した温度が第2閾値以上である場合(ステップS7のNO)、第2蓄熱槽72には十分な熱量が蓄えられていることが想定されるため、制御手段93は、蓄熱給湯同時運転を維持する。第2温度検知手段92が検知した温度が第2閾値よりも低い場合(ステップS7のYES)、第2蓄熱槽72に蓄えられている熱量が少ないことが想定されるため、制御手段93は、給湯運転を行うように各器機を制御する(ステップS4)。
本実施の形態1によれば、蓄熱給湯装置1は、第2バイパス配管50及び第2バイパス配管50を有している。このため、第2制御弁48が第2制御弁48よりも蓄熱槽42側に延びる流入配管45を閉止することで、第2バイパス配管50を流れる熱媒体は、第2蓄熱槽72をバイパスして流れる。また、第2制御弁48が第2制御弁48よりも蓄熱槽42側に延びる第2配管44を閉止することで、第2バイパス配管50を流れる熱媒体は、第2蓄熱槽72をバイパスして流れる。この際に、蓄熱給湯装置1は、蓄熱及び給湯を同時に行うことが出来る。したがって、蓄熱給湯装置1は、蓄熱槽42全体として継続して蓄熱されるため、湯切れが生じ難い。
本実施の形態1によれば、制御部4は、第1温度検知部81が第1閾値よりも低い温度を検知した場合、第1制御弁47に第1制御弁47よりも蓄熱槽42側に延びる流入配管45を閉止させる。また、制御部4は、第2制御弁48に第2制御弁48よりも蓄熱槽42側に延びる第2配管44を閉止させる。これにより、蓄熱給湯装置1は、給湯及び蓄熱を同時に行う。したがって、蓄熱給湯装置1は、蓄熱槽42全体として継続して蓄熱されるため、湯切れが生じ難い。
また、蓄熱給湯同時運転が行われている際の利用側回路3において、第1蓄熱槽71に蓄熱する熱媒体が流れる回路と、第2蓄熱槽72によって加熱される熱媒体が流れる回路とは、独立している。このため、例えば、第2蓄熱槽72によって加熱された熱媒体は、受熱部40に流入しない。即ち、受熱部40に流入する熱媒体は、低温である。したがって、蓄熱給湯装置1は、受熱部40における熱交換量を確保し、エネルギー効率を高めることができる。
本実施の形態1によれば、制御部4は、蓄熱給湯同時運転を行っている際に、第2温度検知部84が第2閾値よりも低い温度を検知した場合、第1制御弁47に第1バイパス配管49を閉止させる。また、制御部4は、第2制御弁48よりも受熱部40側に延びる第2配管44を閉止させる。このため、制御部4は、蓄熱給湯同時運転によって、第1蓄熱槽71に蓄えられた熱を利用して給湯運転を行う。したがって、蓄熱給湯装置1は、湯切れが更に生じ難い。
実施の形態2.
図4は、実施の形態2に係る蓄熱給湯装置201を示す回路図である。本実施の形態2は、第1蓄熱槽71と第2蓄熱槽72との間に形成された界面部273において、熱交換が行われる点で、実施の形態1と相違する。本実施の形態2では、実施の形態1と同一の部分は同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図4は、実施の形態2に係る蓄熱給湯装置201を示す回路図である。本実施の形態2は、第1蓄熱槽71と第2蓄熱槽72との間に形成された界面部273において、熱交換が行われる点で、実施の形態1と相違する。本実施の形態2では、実施の形態1と同一の部分は同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
(蓄熱槽242)
蓄熱槽242は、第1蓄熱槽71と第2蓄熱槽72との間に界面部273を有している。界面部273は、第1蓄熱材82と第2蓄熱材85との間で熱交換を行う。図4に示すように、界面部273が熱交換を行う点以外は、実施の形態1の界面部73と同等の構成である。蓄熱給湯装置201が蓄熱給湯同時運転を行っている際に、第2蓄熱材85は、第2蓄熱材85に蓄えられた熱が熱媒体に移動し、温度が低下している。この際に、第1蓄熱材82に蓄えられた熱が第2蓄熱材85に移動する。なお、界面部273の材質又は厚さ等は、第1蓄熱材82及び第2蓄熱材85に用いられる物質等を考慮して適宜選択される。
蓄熱槽242は、第1蓄熱槽71と第2蓄熱槽72との間に界面部273を有している。界面部273は、第1蓄熱材82と第2蓄熱材85との間で熱交換を行う。図4に示すように、界面部273が熱交換を行う点以外は、実施の形態1の界面部73と同等の構成である。蓄熱給湯装置201が蓄熱給湯同時運転を行っている際に、第2蓄熱材85は、第2蓄熱材85に蓄えられた熱が熱媒体に移動し、温度が低下している。この際に、第1蓄熱材82に蓄えられた熱が第2蓄熱材85に移動する。なお、界面部273の材質又は厚さ等は、第1蓄熱材82及び第2蓄熱材85に用いられる物質等を考慮して適宜選択される。
本実施の形態2によれば、第1蓄熱槽71と第2蓄熱槽72との間に形成された界面部273において、熱交換が行われる。このため、例えば、蓄熱給湯装置201が蓄熱給湯同時運転を行っている際に、第1蓄熱材82に蓄えられた熱が第2蓄熱材85に移動する。即ち、蓄熱給湯装置201が蓄熱及び給湯を同時に行っている際に第2蓄熱槽72に蓄えられた熱は、第1蓄熱槽71において熱媒体の加熱に直ちに用いられる。したがって、蓄熱給湯装置201は、蓄熱給湯同時運転を長く継続し、湯切れが更に生じ難い。
また、上述のように、蓄熱給湯装置201は、蓄熱給湯同時運転を長く継続する。このため、蓄熱給湯装置201は、圧縮機11の起動及び停止を繰り返す回数が減少する。したがって、蓄熱給湯装置201は、圧縮機11の起動に係る消費電力を低減させることができる。また、蓄熱給湯装置201は、圧縮機11の起動及び停止を繰り返すことによって冷媒回路5を構成する各機器が損傷することを抑制し、冷媒回路5を構成する各機器の製品寿命を改善することができる。
1 蓄熱給湯装置、2 熱源、3 利用側回路、4 制御部、5 冷媒回路、6 副回路、7 利用側配管、11 圧縮機、12 熱源側熱交換器、13 膨張弁、14 蒸発器、15 冷媒配管、21 冷媒回路管、22 第1副回路管、31 副配管、32 副ポンプ、40 受熱部、41 利用側ポンプ、42 蓄熱槽、43 第1配管、44 第2配管、45 流入配管、46 流出配管、47 第1制御弁、48 第2制御弁、49 第1バイパス配管、50 第2バイパス配管、61 利用側回路管、62 第2副回路管、71 第1蓄熱槽、72 第2蓄熱槽、73 界面部、81 第1温度検知部、82 第1蓄熱材、83 第1熱交換器、84 第2温度検知部、85 第2蓄熱材、86 第2熱交換器、87 閉鎖弁、91 第1温度検知手段、92 第2温度検知手段、93 制御手段、94 第1入口部、95 第1出口部、96 第2入口部、97 第2出口部、201 蓄熱給湯装置、242 蓄熱槽、273 界面部。
Claims (4)
- 熱媒体を加熱する熱源と、
前記熱源によって加熱された前記熱媒体が循環する利用側回路と、を備え、
前記利用側回路は、
前記熱源と内部を流れる前記熱媒体との間で熱交換を行う受熱部と、
内部を流れる前記熱媒体と周囲に充填された第1蓄熱材との間で熱交換を行う第1熱交換器が内部に設けられた第1蓄熱槽と、内部を流れる前記熱媒体と周囲に充填された第2蓄熱材との間で熱交換を行う第2熱交換器が内部に設けられた第2蓄熱槽と、を有する蓄熱槽と、
前記受熱部と前記蓄熱槽とを接続する利用側配管と、を有し、
前記第1熱交換器は、
前記熱媒体が流入する第1入口部と、前記熱媒体が流出する第1出口部と、を有し、
前記第2熱交換器は、
前記第1出口部と接続し、前記熱媒体が流入する第2入口部と、前記熱媒体が流出する第2出口部と、を有し、
前記利用側配管は、
前記受熱部と、前記第1入口部とを接続する第1配管と、
前記第2出口部と、前記受熱部とを接続する第2配管と、
前記第1配管に接続され、前記第1配管に前記熱媒体を流入させる流入配管と、
前記第2配管に接続され、前記第2配管から前記熱媒体を流出させる流出配管と、
前記流入配管に設けられ、前記熱媒体の流れを制御する第1制御弁と、
前記第2配管において前記流出配管が接続される箇所よりも前記受熱部側に設けられ、前記熱媒体の流れを制御する第2制御弁と、
前記第1制御弁を介して前記流入配管に接続されると共に、前記第2入口部に接続される第1バイパス配管と、
前記第1出口部に接続されると共に、前記第2制御弁を介して前記第2配管に接続される第2バイパス配管と、を有する
蓄熱給湯装置。 - 前記利用側回路の有する機器を制御する制御部と、
前記第1蓄熱槽の内部の温度を検知する第1温度検知部と、
前記第2蓄熱槽の内部の温度を検知する第2温度検知部と、を更に備え、
前記制御部は、
前記第1温度検知部が予め定められた第1閾値よりも低い温度を検知した場合、前記第1制御弁に前記第1制御弁よりも前記蓄熱槽側に延びる前記流入配管を閉止させると共に、前記第2制御弁に前記第2制御弁よりも前記蓄熱槽側に延びる前記第2配管を閉止させる
請求項1に記載の蓄熱給湯装置。 - 前記制御部は、
前記第2温度検知部が予め定められた第2閾値よりも低い温度を検知した場合、前記第1制御弁に前記第1バイパス配管を閉止させると共に、前記第2制御弁よりも前記受熱部側に延びる前記第2配管を閉止させる
請求項2に記載の蓄熱給湯装置。 - 前記蓄熱槽は、
前記第1蓄熱槽と前記第2蓄熱槽との間に、前記第1蓄熱材と前記第2蓄熱材との間で熱交換を行う界面部を有する
請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の蓄熱給湯装置。
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