JP7221808B2 - 制御装置、制御方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

制御装置、制御方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、制御装置、制御方法及びコンピュータプログラムに関する。
水処理における固液分離の方法の一つに「膜」と呼ばれる微細なフィルタを用いる方法がある。また、水中の汚濁物質を分解する方法の一つとして、活性汚泥を用いて汚濁物質を分解する活性汚泥法が知られている。そして、これらの膜による固液分離と、活性汚泥法とを組み合わせた水処理方法は、膜分離活性汚泥法(MBR:Membrane Bioreactor)と呼ばれる。膜は、その使用に伴い、被処理水に含まれる微細な固体が膜面や細孔中に付着していくことで徐々に閉塞していくこと、また活性汚泥濃度が高いほどその閉塞傾向が大きいことが知られている。活性汚泥は分解した汚濁物質の量に応じて増加する性質を有するため、MBRでは生物反応槽内に蓄積されていく活性汚泥を定期的に引き抜き、その濃度を適切に管理する必要がある。具体的には、被処理水中の活性汚泥量が過度に少なくなると汚濁物質の分解能力が低下し、過度に多くなると膜閉塞が促進される。そのため、被処理水中の活性汚泥量は、求められる分解能力を維持しつつ、膜閉塞を必要以上に促進することのないように管理される必要がある。
しかしながら、常に増殖する活性汚泥を引き抜く操作を、増殖量と引き抜き量との収支を適切に把握しながら間欠的に行うのは実際には容易ではない。また、引き抜き量が多すぎた場合には生物反応槽の状態を回復させることが難しくなることから引き抜きの判断が遅れ、必ずしも最適なタイミングで活性汚泥を引き抜くことができない場合もある。このような背景により、MBRにおいて被処理水の活性汚泥濃度を適切に管理する技術の確立が望まれている。
特開2013-188650号公報 特開2015-24368号公報 特開2008-155080号公報
本発明が解決しようとする課題は、膜による固液分離手段と活性汚泥による汚濁物質の分解手段とを備える水処理システムにおいて、生物反応槽の活性汚泥濃度をより適切に維持することができる制御装置、制御方法及びコンピュータプログラムを提供することである。
実施形態の制御装置は、膜による固液分離手段と活性汚泥法による汚濁物質の分解手段とを備える水処理システムに用いられる。制御装置は、循環部と、第1制御部と、を持つ。循環部は、前記膜による固液分離手段を備える好気槽又は膜槽の被処理水の一部を無酸素槽に返送することで、一部の被処理水を生物反応槽内で循環させる。第1制御部は、前記好気槽又は膜槽における被処理水のMLSS(Mixed Liquor Suspended Solids)濃度を指標として前記循環部による被処理水の循環量を調整する。
第1の実施形態における水処理システム100の構成の具体例を示す図。 第1の実施形態における制御装置3の機能構成の具体例を示すブロック図。 第1の実施形態の生物反応槽2におけるMLSS濃度の濃度勾配の変化を模式的に示す図。 第1の実施形態において制御装置3が硝化液の循環量を調整する処理の流れを示すフローチャート。 第2の実施形態における水処理システム100aの構成の具体例を示す図。 第2の実施形態における制御装置3aの機能構成の具体例を示すブロック図。 第2の実施形態において制御装置3aが硝化液の循環量及び活性汚泥の引き抜き量を調整する処理の流れを示すフローチャート。
以下、実施形態の制御装置、制御方法及びコンピュータプログラムを、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における水処理システム100の構成の具体例を示す図である。水処理システム100は、膜による固液分離手段と活性汚泥による汚濁物質の分解手段とを備え、膜分離活性汚泥法(MBR:Membrane Bioreactor)によって水処理を行うシステムであり、最初沈澱池1、生物反応槽2及び制御装置3を備える。より、具体的には、水処理システム100は、生物反応槽2内で被処理水の一部を循環させる循環式硝化脱窒法MBRを想定したシステムである。循環式硝化脱窒法MBRは、被処理水中の窒素やリンの除去を可能にする、いわゆる高度処理を実現する水処理システムの形態の一つである。
最初沈澱池1は、水処理システム100に送られてくる処理対象の水(以下「被処理水」という。)を貯える貯水池である。最初沈澱池1では、比較的大きな固形物が沈澱によって被処理水から分離され、その上澄み水が生物反応槽2に送られる。
生物反応槽2では、被処理水と活性汚泥とが混和され、活性汚泥中の微生物の働きにより、被処理水中の汚濁物質が分解される。汚濁物質が分解された被処理水は膜によって活性汚泥から分離され、処理済み水(以下「処理水」という。)として水処理システム100から放流される。
具体的には、生物反応槽2は、無酸素槽21、好気槽22、及び好気槽22内の被処理水に浸漬して設置される膜ユニット23を備える。
無酸素槽21は、最初沈澱池1から送られてくる被処理水を空気が供給されない状態で貯留する貯水槽である。無酸素槽21に送られた被処理水は、所定時間の滞留の後に好気槽22に送られる。一般に、無酸素槽21における被処理水の滞留時間は3時間程度に設計される。このため、無酸素槽21は、一般に3時間分の流入水量を貯留可能な容量であればよいとされる。
好気槽22は、無酸素槽21から送られてくる被処理水に空気を供給する貯水槽である。好気槽22に送られた被処理水は、所定時間の滞留の後に膜ユニット23に送られる。好気槽22の容量も、無酸素槽21と同様に、一般に3時間分の流入水量を貯留可能な容量であればよいとされる。
その一方で、好気槽22内の被処理水の一部は、硝化液循環ポンプ221(循環部及び汚泥引き抜き部の一例)によって無酸素槽21に戻される。以下、硝化液循環ポンプ221によって無酸素槽21に戻される被処理水を「硝化液」という。循環式硝化脱窒法MBRでは、被処理水中の窒素分を除去する目的で硝化液が返送される。返送される硝化液の流量は、硝化液循環ポンプ221の出力又は返送流路の途中に設けられた流量弁V1の開度を制御することによって調整される。
具体的には、好気槽22では、被処理水に空気が供給されることで活性汚泥中の硝化菌が活性化し、硝化菌の活性化により被処理水中の硝化反応が促進される。この硝化反応により、被処理水中のアンモニアが硝酸に酸化される。一方、無酸素槽21では、被処理水に空気が供給されないことで活性汚泥中の脱窒菌が活性化し、脱窒菌の活性化により被処理水中の脱窒反応が促進される。この脱窒反応により、硝酸が窒素ガスに還元され、大気中に放出される。このような硝化-脱窒反応において、硝化液は無酸素槽21に硝酸を供給する媒体の役割を担い、生物反応槽2内の硝化-脱窒反応を促進する。これにより、被処理水中の窒素分が除去される。
また、好気槽22には、槽内で増殖及び蓄積される活性汚泥を引き抜く余剰汚泥引き抜きポンプ222が設置される。好気槽22内の活性汚泥は、膜ユニット23における膜の目詰まりの要因となるため、その濃度が過度に高くならないよう、余剰汚泥引き抜きポンプ222によって引き抜かれ、図示しない外部工程(例えば汚泥廃棄工程など)に送られる。活性汚泥の引き抜き量は、余剰汚泥引き抜きポンプ222の出力又は外部工程への送水流路の途中に設けられた流量弁V2の開度を制御することによって調整される。
膜ユニット23は、好気槽22内の被処理水を濾過することにより、被処理水から処理水を分離して放流する装置である。膜ユニット23は、1つ以上の膜モジュール231を備え、各膜モジュール231に被処理水を供給する。膜ユニット23は、各膜モジュール231によって被処理水から分離された処理水を集水して放流する。
なお、膜モジュール231に用いられる膜は、被処理水から処理水を分離することができるものであればどのような種類の膜であってもよい。例えば、膜モジュール231は、精密濾過膜(MF膜)を用いたものであってもよいし、限外濾過膜(UF膜)を用いたものであってもよいし、ナノ濾過膜(NF膜)を用いたものであってもよいし、逆浸透膜(RO膜)を用いたものであってもよい。
また、膜ユニット23が複数の膜モジュール231を備える場合、各膜モジュール231の位置関係や接続関係などは特定の態様に限定されない。例えば、膜ユニット23は、1つ以上の膜モジュール231を、被処理水の流れに対して直列的に配置したものであってもよいし、並列的に配置したものであってもよい。また、膜ユニット23は、必ずしも好気槽22内に設置される必要はない。例えば、膜ユニットは、好気槽内の後段に設けられた膜処理専用の水槽(膜槽ともいう。)内に設置される場合もある。
制御装置3は、硝化液循環ポンプ221の動作を制御することにより、生物反応槽2における硝化液の循環量を調節する機能を有する。具体的には、制御装置3は、好気槽22におけるMLSS(Mixed Liquor Suspended Solids)濃度に基づいて、硝化液循環ポンプ221による硝化液の引き抜き量を制御する。ここで、MLSS濃度とは、試料(ここでは被処理水)中の浮遊物質(MLSS)の濃度であり、一般に生物反応槽2内の活性汚泥量の管理指標として用いられる値である。この制御のため、好気槽22にはMLSS濃度計223が設置される。
図2は、第1の実施形態における制御装置3の機能構成の具体例を示すブロック図である。制御装置3は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備え、プログラムを実行する。制御装置3は、プログラムの実行によって通信部31、記憶部32、測定データ取得部33及び第1制御部34を備える装置として機能する。なお、制御装置3の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。プログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
通信部31は、MLSS濃度計223、ORP計211、硝化液循環ポンプ221、余剰汚泥引き抜きポンプ222と通信する通信インタフェースである。通信部31は、有線通信インタフェースであってもよいし、無線通信インタフェースであってもよい。
記憶部32は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。記憶部32は、制御装置3の動作に必要な各種設定情報を記憶する。
測定データ取得部33は、通信部31を介してMLSS濃度計223及びORP計211の測定データを取得する。測定データ取得部33は、取得した各測定データを記憶部32に保存する。測定データ取得部33は、測定データの取得及び保存を繰り返し実行することにより、測定データを記憶部32に蓄積する。
第1制御部34は、硝化液循環ポンプ221の制御により、MLSS濃度の変化に応じて硝化液の循環量を調節する機能を有する。具体的には、第1制御部34は、MLSS濃度計223の測定データに基づいて好気槽22における被処理水のMLSS濃度の変化を観測し、その短期的変化の大きさに応じて硝化液の流量を決定する。第1制御部34は、決定した流量の硝化液を硝化液循環ポンプ221に吐出させる制御指示値を決定し、決定した制御指示値を通知する制御信号を通信部31を介して硝化液循環ポンプ221に出力する。
膜ユニット23は、好気槽22の下流側に配置されるため、膜の目詰まりには好気槽22の下流側のMLSS濃度が大きく影響する。そのため、好気槽22の下流側から戻される活性汚泥の量を増加させることで、膜ユニット23における膜の目詰まりの進行を遅らせることができる。
図3は、第1の実施形態の生物反応槽2におけるMLSS濃度の濃度勾配の変化を模式的に示す図である。図3に示すグラフの縦軸は生物反応槽2における被処理水のMLSS濃度を表し、横軸は生物反応槽2内の被処理水の位置を表す。横軸は、被処理水の流れ方向(図1における横方向)の位置を表す。ここで、直線L1は通常の流量で硝化液を循環させている場合における濃度勾配を示し、直線L2は硝化液の循環量を増大させた場合における濃度勾配を示す。なおここでは簡単のため、生物反応槽2におけるMLSS濃度の濃度勾配の変化を直線で示したが、実際には各位置でのDO(Dissolved Oxygen:溶存酸素)濃度や活性汚泥濃度の影響を受けて曲線となる場合もある。
一般に、循環式硝化脱窒法MBRでは、無酸素槽における分解反応(脱窒反応)に必要な酸素は、硝化液として好気槽から返送される被処理水中の硝酸イオン及び亜硝酸イオンの形で供給される。また、無酸素槽及び好気槽では、硝化液の循環による活性汚泥の移動に加え、分解反応(硝化反応及び脱窒反応)によって活性汚泥が生成される。これらのことから、循環式硝化脱窒法MBRでは、MLSS濃度の分布は原理的に生物反応槽内で一様にならず、例えば直線L1に示すような濃度勾配が存在することになる。直線L1が示すように、循環式硝化脱窒法MBRでは、一般に生物反応槽の上流部(具体的には無酸素槽の上流部)から下流部(具体的には好気槽の下流部)にかけてMLSS濃度が高くなる。
このような濃度勾配が生じる無酸素槽及び好気槽において、汚濁物質の分解処理が理想的に進んでいる場合、生物反応槽に流入した汚濁物質は槽内での滞留時間の間に分解される。例えば、無酸素槽及び好気槽における被処理水の滞留時間をそれぞれ3時間とした場合、流入した汚濁物質は各槽の滞留時間の合計である6時間をかけて分解されることになる。これはすなわち、生物反応槽に流入する汚濁物質の量が、流入時点から6時間もの間、槽内の活性汚泥量に影響を及ぼすことを意味する。
一方で、膜処理を安定的に運用するためには、膜の目詰まりの進行速度を一定に保つ必要がある。さらに、膜の目詰まりの進行速度は好気槽(又は膜槽)のMLSS濃度に左右されるため、膜処理を安定的に運用するためには好気槽内のMLSS濃度が過度に高くならないようにする必要がある。従来、槽内のMLSS濃度の管理は、槽内の活性汚泥を引き抜くことで行われているが、引き抜き過ぎた場合の状態回復が困難になることもあり、MLSS濃度の長期的な変化の傾向を見て行われることが多い。そのため、循環式硝化脱窒法MBRによる従来の水処理システムでは、MLSS濃度の短期的な変化が膜の目詰まりに与える影響を抑制することが困難であった。
このような背景やMLSS濃度の原理を踏まえ、第1の実施形態の制御装置3は、硝化液の循環量を増加させることで、生物反応槽2内のMLSS濃度の濃度勾配を低下させる。具体的には、制御装置3は、濃度が極大となる好気槽22の最下流部から、濃度が極小となる無酸素槽21の最上流部に硝化液を返送することにより、好気槽22の最下流部におけるMLSS濃度を低下させる。このような制御を行うことにより、制御装置3は、生物反応槽2におけるMLSS濃度の濃度勾配を、例えば直線L1の状態から直線L2の状態に小さくすることができる。
図4は、第1の実施形態において制御装置3が硝化液の循環量を調整する処理の流れを示すフローチャートである。まず、第1制御部34が、第1の判定タイミングが到来したか否かを判定する(ステップS101)。第1の判定タイミングは、MLSS濃度の変化量の大きさを判定するタイミングである。例えば、第1の判定タイミングの間隔は、MLSS濃度の短期的な変化(例えば過去1時間における変化)の大きさを観測可能な間隔に設定される。第1の判定タイミングの間隔は、水処理システム100において生じうるMLSS濃度の変化の大きさや変化の速度、検出すべき短期的変化の大きさ等に応じて設定されるとよい。
第1の判定タイミングが到来していない場合(ステップS101-NO)、第1制御部34は、第1の判定タイミングが到来するまでステップS101の判定処理を繰り返し実行する。一方、第1の判定タイミングが到来した場合(ステップS101-YES)、第1制御部34は、記憶部32に蓄積されているMLSS濃度の測定データに基づいて、過去の所定期間におけるMLSS濃度の変化量を取得し(ステップS102)、その変化量が所定の閾値に達したか否かを判定する(ステップS103)。ここで、MLSS濃度の変化量を取得する期間は、観測すべき短期的変化の大きさや変化の速度等に応じて設定されるとよい。例えば、この期間は、第1の判定タイミングの間隔と同じ期間に設定されてもよい。
MLSS濃度の変化量が閾値に達していない場合(ステップS103-NO)、第1制御部34は、処理をステップS101に戻し、次の第1の判定タイミングの到来を待機する。一方、MLSS濃度の変化量が閾値に達している場合(ステップS103-YES)、第1制御部34は、変化量の大きさに基づいて硝化液の循環量を決定する(ステップS104)。例えば、第1制御部34は、MLSS濃度の変化量と、硝化液流量の増分との対応関係に基づいて、硝化液の循環量を決定してもよい。この場合、前記対応関係を示す情報(以下「第1の対応情報」という。)は、予め記憶部32に記憶されているものとする。なお、MLSS濃度の変化量は、変化前又は変化後のMLSS濃度に対する変化量の割合(すなわち変化率)で表されてもよい。
ここで、硝化液の循環量を多くすると、生物反応槽2におけるDO濃度の濃度勾配もより均一化される方向に変化する。そして、硝化液の循環量を過度に多くしてしまうことは、無酸素槽21における脱窒反応に悪影響を及ぼす可能性がある。そのため、循環量の増加は、必要な窒素除去率を実現しうる最小限の増加量に留められることが望ましい。
そこで、第1制御部34は、MLSS濃度に加え、無酸素槽21のDO値(又はDO値に相関するpH)を考慮して硝化液の循環量を決定してもよい。ただし、この場合、無酸素槽21のDO値(又はpH)を測定するDO計(又はpH計)が必要になる。一方で、活性汚泥量の指標値であるORP(Oxidation-Reduction Potential:酸化還元電位)値もDO値に相関することが知られており、活性汚泥法をベースとする水処理システムには活性汚泥量の管理のためにORP計が備えられていることが多い。そのため、無酸素槽21にORP計211を備える水処理システム100では、第1制御部34は、MLSS濃度計223及びORP計211の測定データに基づいて硝化液の循環量を決定してもよい。
例えば、上記第1の対応情報が、MLSS濃度の変化量(又は変化率)と、その変化量に対して許容される硝化液流量の増分との対応関係を示す情報として生成されてもよい。
また、例えば、第1制御部34は、ORP値及びMLSS濃度の変化量(又は変化率)に基づいて適切な循環量を決定するモデル式を用いて硝化液の循環量を決定してもよい。
また、例えば、第1制御部34は、MLSS濃度の変化量(又は変化率)に基づいて決定された循環量を目標値として、ORP値が予め定めれらた許容範囲を逸脱しない範囲で徐々に循環量を増加させてもよい。
なお、第1制御部34が硝化液の循環量を制御する方法は、決定された循環量を目標値とする任意のフィードバック制御であってよい。例えば、硝化液の循環量は、PID制御(Proportional-Integral-Differential Controller)によって制御されてもよい。
第1制御部34は、このように決定した硝化液の循環量を実現するように硝化液循環ポンプ221を制御する(ステップS105)。
このように構成された第1の実施形態の制御装置3は、循環式硝化脱窒法MBRにおける硝化液の循環量を、好気槽22におけるMLSS濃度の短期的な変化の大きさに基づいて決定することにより、生物反応槽2のMLSS濃度をより適切に維持することができる。第1の実施形態の水処理システム100によれば、制御装置3が生物反応槽2のMLSS濃度が適正値に維持することで、処理水の水質を落とすことなく、かつ膜の目詰まり進行を抑制することが可能になる。さらに、膜の目詰まりの進行が抑制されることで、水処理システムの消費電力を削減することが可能になる。また、膜の目詰まりの進行が抑制されることで膜洗浄の頻度が低下するため、設備稼働率を向上させることができる。また、膜洗浄頻度の低下により、膜洗浄に係る人件費や薬品費を削減することができる。
なお、第1の実施形態では好気槽22のMLSS濃度に基づいて硝化液循環量を調節する構成を示したが、MLSS濃度計223が無酸素槽21に設けられている場合には、無酸素槽21のMLSS濃度に基づいて硝化液循環量が調節されてもよい。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態における水処理システム100aの構成の具体例を示す図である。水処理システム100aは、制御装置3に代えて制御装置3aを備える点で第1の実施形態の水処理システム100と異なる。その他の構成は、第1の実施形態と同様のため、同様の構成には図1と同じ符号を付すことにより説明を省略する。
図6は、第2の実施形態における制御装置3aの機能構成の具体例を示すブロック図である。制御装置3aは、第2制御部35をさらに備える点で第1の実施形態の制御装置3と異なる。その他の機能部は、第1の実施形態の制御装置3と同様のため、同様の機能部には図2と同じ符号を付すことにより説明を省略する。
第2制御部35は、余剰汚泥引き抜きポンプ222の制御により、MLSS濃度の変化に応じて好気槽22から引き抜く活性汚泥量を調節する機能を有する。具体的には、第2制御部35は、MLSS濃度計223の測定データに基づいて好気槽22における被処理水のMLSS濃度の変化を観測し、その長期的変化の大きさに応じて好気槽22から引き抜く活性汚泥量を決定する。第2制御部35は、決定した引き抜き量の活性汚泥を余剰汚泥引き抜きポンプ222に引き抜かせる制御指示値を決定し、決定した制御指示値を通知する制御信号を通信部31を介して余剰汚泥引き抜きポンプ222に出力する。
図7は、第2の実施形態において制御装置3aが硝化液の循環量及び活性汚泥の引き抜き量を調整する処理の流れを示すフローチャートである。まず、第2制御部35が、第2の判定タイミングが到来したか否かを判定する(ステップS201)。第2の判定タイミングは、MLSS濃度の変化量の大きさを判定するタイミングである点では第1の判定タイミングと同様であるが、第1の判定タイミングが短期的なMLSS濃度の変化を観測するタイミングであったのに対し、長期的なMLSS濃度の変化を観測するタイミングである点で第1の判定タイミングと異なる。そのため、第2の判定タイミングの間隔は、第1の判定タイミングの間隔よりも長い期間に設定される。
例えば、長期的なMLSS濃度の変化は、MLSS濃度の過去24時間における移動平均値と、予め定められたMLSS濃度の制御目標値との偏差として求めることができる。また、第2の判定タイミングの間隔は、第1の判定タイミングと同様に、水処理システム100aにおいて生じうるMLSS濃度の変化の大きさや変化の速度、検出すべき長期的変化の大きさ等に応じて設定されるとよい。
第2の判定タイミングが到来していない場合(ステップS201-NO)、第2制御部35は、第2の判定タイミングが到来するまでステップS201の判定処理を繰り返し実行する。一方、第2の判定タイミングが到来した場合(ステップS201-YES)、第2制御部35は、記憶部32に蓄積されているMLSS濃度の測定データに基づいて、過去の所定期間におけるMLSS濃度の変化量を取得し(ステップS202)、その変化量が所定の閾値に達したか否かを判定する(ステップS203)。ここで、MLSS濃度の変化量を取得する期間は、観測すべき長期的変化の大きさや変化の速度等に応じて設定されるとよい。例えば、この期間は、第2の判定タイミングの間隔と同じ期間に設定されてもよい。
MLSS濃度の変化量が閾値に達していない場合(ステップS203-NO)、第2制御部35は、処理をステップS201に戻し、次の第2の判定タイミングの到来を待機する。一方、MLSS濃度の変化量が閾値に達している場合(ステップS203-YES)、第2制御部35は、変化量の大きさに基づいて活性汚泥の引き抜き量を決定する(ステップS204)。例えば、第2制御部35は、MLSS濃度の変化量と、活性汚泥の引き抜き量との対応関係に基づいて、活性汚泥の引き抜き量を決定してもよい。この場合、前記対応関係を示す情報(以下「第2の対応情報」という。)は、予め記憶部32に記憶されているものとする。なお、MLSS濃度の変化量は、変化前又は変化後のMLSS濃度に対する変化量の割合(すなわち変化率)で表されてもよい。
ここで、被処理水中の活性汚泥量が過度に少なくなると汚濁物質の分解能力が低下し、過度に多くなると膜閉塞が促進される。また、引き抜き量が多すぎた場合には生物反応槽2の状態を回復させることが難しくなる。そのため、活性汚泥の引き抜き量は、求められる分解能力を維持しつつ、膜閉塞を必要以上に促進しない量に決定される必要がある。
例えば、上記第2の対応情報が、MLSS濃度の変化量(又は変化率)と、その変化量に対して許容される引き抜き量との対応関係を示す情報として生成されてもよい。なお、活性汚泥の引き抜きすぎることがないように、若干量少ない引き抜き量が設定されてもよい。
また、例えば、第2制御部35は、MLSS濃度の変化量(又は変化率)に基づいて適切な引き抜き量を決定するモデル式を用いて活性汚泥の引き抜き量を決定してもよい。
また、例えば、第2制御部35は、MLSS濃度の変化量(又は変化率)に基づいて決定された引き抜き量を全体の目標値として、複数回の引き抜きで目標値を達成するように各回の引き抜き量を決定してもよい。
第2制御部35は、このように決定した活性汚泥の引き抜き量を実現するように余剰汚泥引き抜きポンプ222を制御する(ステップS205)。
このように構成された第2の実施形態の制御装置3aは、循環式硝化脱窒法MBRにおける硝化液の循環量を、好気槽22におけるMLSS濃度の短期的な変化の大きさに基づいて決定するとともに、活性汚泥の引き抜き量を好気槽22におけるMLSS濃度の長期的な変化の大きさに基づいて決定することにより、膜による固液分離手段と活性汚泥による汚濁物質の分解手段とを備える水処理システムにおいて、生物反応槽内のMLSS濃度をより適切に維持することができる。
なお、第2の実施形態の水処理システム100aにおいて、制御装置3aは活性汚泥の引き抜き量の調整を、第1の実施形態で説明した硝化液循環量の調整と併せて行うように構成されてもよい。例えば、制御装置3aは、MLSS濃度の変化に対して、まず硝化液循環量の増減による濃度調整を行い、MLSS濃度の調整が硝化液循環量の増減では対応できなくなった場合に活性汚泥の引き抜き量を増減させるように構成されてもよい。この場合例えば、制御装置3aに硝化液循環量及び活性汚泥引き抜き量のそれぞれについて上限値、下限値及び標準値を設定しておき、MLSS濃度の調整が硝化液循環量の増減では対応できなくなった場合(例えば硝化液循環量が下限値から上限値までの範囲外となった場合)に活性汚泥引き抜き量を増減させるようにしてもよい。一方、MLSS濃度の調整のために増減させた硝化液循環量及び活性汚泥引き抜き量を標準値に戻す場合には、制御装置3aは、活性汚泥引き抜き量を先に標準値に戻した後、硝化液循環量を標準値に戻すように構成されてもよい。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、好気槽22(又は膜槽)における被処理水のMLSS(Mixed Liquor Suspended Solids)濃度を指標として硝化液循環ポンプ221による被処理水の循環量を調整する第1制御部34を持つことにより、膜による固液分離手段と活性汚泥による汚濁物質の分解手段とを備える水処理システムにおいて、生物反応槽の活性汚泥濃度をより適切に維持することができる制御装置、制御方法及びコンピュータプログラムを提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
100,100a…水処理システム、1…最初沈澱池、2…生物反応槽、21…無酸素槽、211…ORP(Oxidation-Reduction Potential)計、22…好気槽、221…硝化液循環ポンプ、222…余剰汚泥引き抜きポンプ、223…MLSS濃度計、23…膜ユニット、231…膜モジュール、3,3a…制御装置、31…通信部、32…記憶部、33…測定データ取得部、34…第1制御部、35…第2制御部、V1…流量弁、V2…流量弁

Claims (5)

  1. 膜による固液分離手段と活性汚泥法による汚濁物質の分解手段とを備える水処理システムに用いられる制御装置であって、
    前記膜による固液分離手段を備える好気槽又は膜槽の被処理水の一部を無酸素槽に返送することで、一部の被処理水を生物反応槽内で循環させる循環部と、
    前記好気槽又は膜槽における被処理水のMLSS(Mixed Liquor Suspended Solids)濃度を指標として前記循環部による被処理水の循環量を調整する制御部と、
    を備え
    前記循環部は、前記好気槽又は膜槽から被処理水を引き抜く第1ポンプと、前記好気槽又は膜槽から引き抜かれた被処理水の一部を前記無酸素槽に返送する第2ポンプとを含み、
    前記制御部は、前記好気槽又は膜槽における被処理水のMLSS濃度の数時間程度の短期的変化に応じて前記第2ポンプによる被処理水の前記無酸素槽への返送量を調整し、前記短期的変化に係る期間よりも長い期間での変化である前記MLSS濃度の長期的変化に応じて前記第1ポンプによる被処理水の引き抜き量を調整する、
    制御装置。
  2. 前記循環部は、前記好気槽又は膜槽の最下流部から、前記無酸素槽の最上流部に被処理水を返送する、
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 記制御部は、前記MLSS濃度の短期的変化に加え、前記無酸素槽のORP(Oxidation-Reduction Potential)値又はpHに基づいて前記返送量を調整する、
    請求項2に記載の制御装置。
  4. 膜による固液分離手段と活性汚泥法による汚濁物質の分解手段とを備える水処理システムにおける制御方法であって、
    前記膜による固液分離手段を備える好気槽又は膜槽の被処理水の一部を無酸素槽に返送することで、一部の被処理水を生物反応槽内で循環させる循環ステップと、
    前記好気槽又は膜槽における被処理水のMLSS(Mixed Liquor Suspended Solids)濃度を指標として前記循環ステップにおける被処理水の循環量を調整する制御ステップと、
    を有し、
    前記循環ステップは、第1ポンプにより前記好気槽又は膜槽から被処理水を引き抜くステップと、前記好気槽又は膜槽から引き抜かれた被処理水の一部を第2ポンプにより前記無酸素槽に返送するステップとを含み、
    前記制御ステップにおいて、前記好気槽又は膜槽における被処理水のMLSS濃度の数時間程度の短期的変化に応じて前記第2ポンプによる被処理水の前記無酸素槽への返送量を調整し、前記短期的変化に係る期間よりも長い期間での変化である前記MLSS濃度の長期的変化に応じて前記第1ポンプによる被処理水の引き抜き量を調整する、
    制御方法。
  5. 膜による固液分離手段と活性汚泥法による汚濁物質の分解手段とを備える水処理システムの制御に用いられるコンピュータに、
    前記膜による固液分離手段を備える好気槽又は膜槽の被処理水の一部を無酸素槽に返送することで、一部の被処理水を生物反応槽内で循環させる循環ステップと、
    前記好気槽又は膜槽における被処理水のMLSS(Mixed Liquor Suspended Solids)濃度を指標として前記循環ステップにおける被処理水の循環量を調整する制御ステップと、
    を実行させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記循環ステップは、第1ポンプにより前記好気槽又は膜槽から被処理水を引き抜くステップと、前記好気槽又は膜槽から引き抜かれた被処理水の一部を第2ポンプにより前記無酸素槽に返送するステップとを含み、
    前記制御ステップにおいて、前記好気槽又は膜槽における被処理水のMLSS濃度の数時間程度の短期的変化に応じて前記第2ポンプによる被処理水の前記無酸素槽への返送量を調整し、前記短期的変化に係る期間よりも長い期間での変化である前記MLSS濃度の長期的変化に応じて前記第1ポンプによる被処理水の引き抜き量を調整する、
    コンピュータプログラム。
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