JP7221560B1 - 加工部固定構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 シンプルな機械的固定構造を利用して、加工部をホーン本体部にダイレクトに固定する加工部固定構造を提供する。【解決手段】 音エネルギーに共振するホーン本体部9に加工部11を直接固定する。加工部11は、ホーン本体部9と保持部材13に挟持される。取付部15は、加工部11を貫通してホーン本体部9に保持部材13を取り付ける。取付部15は、例えば、ねじである。その頭部が、保持部材13の外側に存在する。そのねじ部が、保持部材13及び加工部11を貫通する。【選択図】 図1

Description

本発明は、加工部固定構造に関し、特に、音エネルギーに共振するホーン本体部に加工部を固定する加工部固定構造に関する。
ブレードを固定する場合に、はんだ付けなどを利用すると、残留応力がブレードにうねりを発生させる。そのため、機械的な固定方法を取り入れることにより、ブレードの精度を確保することができる(特許文献1参照)。なお、特許文献1の内容は、本願に組み込まれる。
特願2020-125474
しかしながら、音エネルギーに共振するホーンに対して、機械的な固定方法によりブレードなどの加工部を固定するには、高い精度の加工が必要であった。
よって、本発明は、シンプルな機械的固定構造を利用して、ブレードなどの加工部をホーン本体部にダイレクトに固定する加工部固定構造を提供することを目的とする。
本願発明の第1の側面は、音エネルギーに共振するホーン本体部に加工部を固定する加工部固定構造であって、前記加工部は、前記ホーン本体部と保持部材に挟持され、前記加工部を貫通して前記ホーン本体部に前記保持部材を取り付ける取付部を備える。
本願発明の第2の側面は、第1の側面の加工部固定構造であって、前記加工部は、前記ホーン本体部の外周上に固定され、前記ホーン本体部は、共振体が連結されて、支持部が前記共振体を支持して回転させることによって前記ホーン本体部が回転する。
本願発明の第3の側面は、第1又は第2の側面の加工部固定構造であって、前記取付部は、ねじであり、頭部が、前記保持部材の外側に存在して、ねじ部が、前記保持部材及び前記加工部を貫通する。
本願発明の各側面によれば、ブレードなどの加工部を貫通させてホーン本体部に固定することにより、シンプルな機械的固定構造によって加工部をホーン本体部にダイレクトに固定することができる。
本願発明の実施の形態に係るサウンドカッティング装置1の構成の一例を示すブロック図である。 図1のホーン本体部9、加工部11、保持部材13及び取付部15の具体的な一例を示す第1図である。 図1のホーン本体部9、加工部11、保持部材13及び取付部15の具体的な一例を示す第2図である。 図1のホーン本体部9、加工部11、保持部材13及び取付部15の具体的な他の一例を示す図である。 (a)図2及び図3の固定法と、(b)図4の固定法について説明するための図である。
以下、図面を参照して、本願発明の実施例について述べる。なお、本願発明の実施の形態は、以下の実施例に限定されるものではない。
図1は、本願発明の実施の形態に係るサウンドカッティング装置1の構成の一例を示すブロック図である。
サウンドカッティング装置1は、切断処理部3と、制御部7を備える。切断処理部3は、ホーン本体部9と、加工部11と、保持部材13と、取付部15と、第1共振体17と、第2共振体19と、第1支持部21と、第2支持部23と、第1音エネルギー付与部25と、第2音エネルギー付与部27と、液体供給部29を備える。
切断処理部3において、加工部11は、保持部材13及び取付部15を利用して、ホーン本体部9の外周上にダイレクトに固定されている。切断処理部3は、制御部7の制御のもと、液体供給部29が液体を供給しつつ、ホーン本体部9が湿式で高速回転しながらリニアガイド上を移動して対象物5を切断する。音波の特性を利用して、堅い材料から柔らかい材料まで、カット条件の異なる幅広い領域の素材に適する。特に複合材料のカットや、カットによるエッジの欠けが問題になるアプリケーションに効果的である。
加工部11は、ホーン本体部9と保持部材13に挟持される。取付部15は、ホーン本体部9に保持部材13を取り付ける。ここで、取付部15は、加工部11を貫通して、ホーン本体部9に保持部材13を取り付ける。取付部15は、加工部11を介して保持部材13をホーン本体部9に圧着させることによって、加工部11をホーン本体部9にダイレクトに固定する。
加工部11は、対象物のカットなどの加工するためのものである。加工部11は、例えばブレードであり、ダイヤモンドパウダーを電鋳処理で薄いドーナツ状に成型されたものである。加工部11は、ホーン本体部9の外周に配置される特殊なブレードであり、中心部で音波振動のモードが縦横変換され、カットパーツには基本的な縦振動のエネルギーが伝達される。最も硬度の高い刃物として理想的なブレードが、音波の加速度効果で、より広範囲な素材を、より切り横幅を狭く、より長寿命でカットする。
加工部11は、エネルギーが伝達される。そのため、例えばはんだ付けなどであれば、残留応力がブレードにうねりを発生させる。機械的な固定方法を取り入れることにより、ブレードの精度を確保することができる。
切断処理部3は、高剛性のDSSR(登録商標)(Dual Support System Rotation)の構造を採用している。ホーン本体部9の両端には、第1共振体17及び第2共振体19という2つのブースターが連結される。第1共振体17及び第2共振体19は、それぞれ、第1支持部21及び第2支持部23というロータリースピンドルが直接ホールドして回転する。第1音エネルギー付与部25及び第2音エネルギー付与部27が、それぞれ、第1共振体17及び第2共振体19に音エネルギーを与え、ホーン本体部9が共振する。DSSR構造のロータリースピンドルが、カット時の衝撃に耐えながら回転し、ロスなく音波振動をパーツに伝達してカットする。一般的なカットシステムは「回転力による引く作用」のみを利用するのに対し、サウンドカッティング装置1では、外周方向に音波振動のモードが働くため、回転による引く作用に加えて「音波で叩く作用」が発生する。「刃物で叩きながら引く」ということが、音波を取り入れることで実現できている。
従来、ブレードの摩擦を利用して対象物をカットすることが常識であった。例えば半導体分野においては、ブレードの摩耗を利用してSiウェハをカットしていた。しかしながら、生産量拡大と共に比例した設備拡張が必要となり、ブレードを消費するための生産プロセスとなっていた。
出願人は、音エネルギーの効果を利用して、いわば、カット中に構成刃先が発生しても、継続カット中に構成刃先が消滅するように、世界で初めての量産レベルにおいて構成刃先が消耗し成長しない切断技術を確立している。これにより、グラファイトに対してスリット加工を実現している。
これにより、例えば、難切削材であるグラファイトに対して、スリット加工を高速にカットして実現することができる。これは、大きなチッピングを防止し、切断ツールの目詰まりがなく、ブレードの耐摩耗性をアップすることができている。
また、同様に難切削材であるSiチップ、半導体ウェハ、SiC(炭化ケイ素)のフルカット、アルミ蒸着のクロスフルカット、回路基板・アルミナセラミックスAl23・LTCC(Low Temperature Co-fired Ceramics:低温同時焼成セラミックス)のカットなどを実現している。これは、大きなチッピングを防止し、ダメージが発生せず、歩留まり100%で、ブレードの耐摩耗性をアップすることができている。
図2及び図3は、図1のホーン本体部9、加工部11、保持部材13及び取付部15の具体的な一例を示す図である。
図2において、ホーン本体部35の連結部331及び332は、ブースターを連結するためものである。加工部37が固定される部分にねじ穴36が形成されている。加工部37及び保持部材39は、平板状で、外周は円形で、中央に円形の穴が形成されたドーナツ状である。加工部37及び保持部材39の側面には、それぞれ、ねじ穴36に対応する箇所に貫通孔38及び40が形成されている。ねじ41のねじ部は、対応するねじ穴36に貫通孔38及び40が重なった状態で挿入される。ねじ41のねじ部は、加工部37及び保持部材39を貫通して、対応するホーン本体部35のねじ穴36にねじ込まれることで、その頭部により保持部材39をホーン本体部35の側に力を加え、保持部材39及び加工部37をホーン本体部35に圧着させて、加工部37をホーン本体部35にダイレクトに固定する。
ホーン本体部35には、ねじ穴36と同様のねじ穴が複数存在し、加工部37及び保持部材39にもそれぞれに対応する位置に貫通孔が存在する。ホーン本体部35の各ねじ穴には、ねじ部が保持部材39及び加工部37を貫通して、ねじがねじ込まれる。
図3は、ねじ41が加工部37及び保持部材39をホーン本体部35に圧着させて、加工部37をホーン本体部35にダイレクトに固定した状態を示す。連結部331及び332には、2つのブースターが連結する。ブースターは、ロータリースピンドルが直接ホールドして回転する。
図4は、図1のホーン本体部9、加工部11、保持部材13及び取付部15の具体的な他の一例を示す図である。この例では、ねじはホーン本体部を貫通し、ナットにより固定されている。
図5は、(a)図2及び図3の固定法と、(b)図4の固定法について説明するための図である。これらは、ともに、ねじのねじ部は保持部材57の外側から挿入され、ねじの頭部は保持部材57の外側にある。そのため、ねじがねじ込まれることにより、ねじの頭部が、保持部材57に対して、ホーン本体部53の向きに力を加える。そして、ねじのねじ部は、加工部55を貫通して、その先端は加工部55を超えて、ホーン本体部53に至る。
図5(a)を参照して、図2及び図3の場合には、ホーン本体部53にねじ穴を形成することにより、ねじ61のねじ部63の先端は、ホーン本体部53を貫通していない。
図5(b)を参照して、図4の場合には、ねじ65のねじ部67は、ホーン本体部53を貫通している。ねじ65のねじ部67は、ホーン本体部53の外側でナット69を利用してねじ込まれている。
発明者らは、図5(a)及び(b)のいずれの場合にも、すでに説明したことと同様のカットを実現できることを確認した。
1 サウンドカッティング装置、3 切断処理部、5 対象物、7 制御部、9,35,53 ホーン本体部、11,37,55, 加工部、13,39,57 保持部材、15 取付部、17 第1共振体、19 第2共振体、21 第1支持部、23 第2支持部、25 第1音エネルギー付与部、27 第2音エネルギー付与部、29 液体供給部、331,332 連結部、36 ねじ穴、38,40 貫通孔、41,61,65 ねじ、63,67 ねじ部、69 ナット

Claims (4)

  1. 加工処理のために与えられる音エネルギーに共振するホーン本体部に加工部を固定する加工部固定構造であって、
    前記加工部は、前記ホーン本体部と保持部材に挟持され、
    前記加工部を貫通して前記ホーン本体部に前記保持部材を取り付ける取付部を備える加工部固定構造。
  2. 前記加工部は、前記ホーン本体部の外周上に固定され、
    前記ホーン本体部は、共振体が連結されて、
    支持部が前記共振体を支持して回転させることによって前記ホーン本体部が回転する、請求項1記載の加工部固定構造。
  3. 前記取付部は、ねじであり、
    頭部が、前記保持部材の外側に存在して、
    ねじ部が、前記保持部材及び前記加工部を貫通する、請求項1又は2に記載の加工部固定構造。
  4. 前記取付部は、前記ホーン本体部において共振体と連結するための連結部とは異なる位置において、前記加工部及び前記保持部材を取り付ける、請求項1から3のいずれかに記載の加工部固定構造。
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